JP5896365B2 - バット - Google Patents

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本発明は、野球やソフトボールの練習において使用するノック用のバットに関する。
野球やソフトボールの練習において、指導者がバットでボールを打ち、選手がそのボールを捕球するノックが一般に行われている。ノックは一日で数百本行われる場合もあり、通常の木製バットを用いると、摩耗が激しく、頻繁に交換しなければならなくなるので、費用がかさんでしまう。そこで従来、木製バットの打球部に、ポリカーボネートなどの樹脂からなる筒体を外挿したノック用バットが用いられている。より詳しくは、図5に示すように、木製のバット本体101の打球部を小径に形成して、そこにポリカーボネートからなる筒体103を外挿してあり、さらにバット本体101の先端面に略円柱形の突起102を形成して、中心に穴を開けたヘッド部104を嵌め込んだものである。バット本体101とヘッド部104と筒体103は、接着剤により接合される。このようなノック用バットによれば、打撃時の衝撃が樹脂製の筒体に吸収されるので、バットの耐久性能が向上し、使用寿命を延ばすことができる。
しかしながら、このような従来のノック用バットによれば、打撃時の衝撃により接着剤がはがれて、バット本体101に対して筒体103が空回りしてしまう場合があった。また、突起102の根元に応力が集中する形状なので、衝撃により突起102が折れてしまう場合もあった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、木製のバット本体に樹脂製の筒体を外挿するものであって、より衝撃に対して強固なバットを提供することを目的とする。
本発明のうち請求項1の発明は、木製のバット本体、ヘッド部および芯棒と、樹脂製の筒体を備え、バット本体の先端にヘッド部を接合してあり、バット本体の先端側端部とヘッド部の基端側端部からなる打球部に、それぞれ直径を小さくした本体小径部およびヘッド小径部を形成してあり、本体小径部の外周面に、軸方向に沿った本体係合溝を形成してあり、バット本体の打球部に、先端側から中心軸に沿って本体挿入穴を形成してあり、ヘッド小径部の外周面に、軸方向に沿ったヘッド係合溝を形成してあり、ヘッド部に、中心軸に沿ってヘッド挿入穴を形成してあり、筒体の内周面に、軸方向に沿った係合突条を形成してあり、バット本体の本体小径部およびヘッド部のヘッド小径部に筒体を外挿してあって、係合突条が本体係合溝およびヘッド係合溝に係合しており、本体挿入穴およびヘッド挿入穴に芯棒を挿入してあることを特徴とする。
本発明のうち請求項2の発明は、芯棒が、バット本体よりも硬度が高い木材からなることを特徴とする。
本発明のうち請求項3の発明は、筒体の外周面の全周に、軸方向に延びる直線状の凹凸部を形成してあることを特徴とする。
本発明のうち請求項1の発明によれば、打球部に樹脂製の筒体を外挿してあり、打撃時の衝撃が筒体に吸収されるので、耐久性能が高く、筒体の内周面の係合突条がバット本体の本体係合溝に係合しているので、バット本体に対して筒体が空回りすることがない。また、芯棒がバット本体の先端側から打球部まで延びているので、折れにくく、衝撃に対して強固である。
本発明のうち請求項2の発明によれば、芯棒が硬度の高い木材からなるので、より折れにくい。
本発明のうち請求項3の発明によれば、バットの打球部に凹凸部が形成されるので、打球にスピンがかかりやすくなり、より飛距離を伸ばすことができる。
(a)は本発明のバットの打球部の断面図であり、(b)はA1−A1線断面図、(c)はA2−A2線断面図である。 バットの全体図である。 筒体の拡大図である。 (a)〜(d)はバットの製造手順を示す説明図である。 従来のノック用バットの打球部の断面図である。
本発明のバットの具体的な構成について、各図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、このバットは、朴材からなるバット本体1およびヘッド部4と、メープル材からなる芯棒2と、ポリカーボネートからなる筒体3を備える。図2に示すように、全体としては通常のバットと同様の外形をなしており、バット本体1の先端にヘッド部4を接合してあって、バット本体1の先端部分(ヘッド部4の一部も含む)が、最も太い打球部B、中間部分が、基端側に向けて直径が小さくなるテーパ部T、基端部分が、最も細いグリップ部Gとなっている。
そして、バット本体1(ヘッド部4の一部も含む)の打球部Bに、筒体3を外挿してある。より詳しくは、図1(a)に示すように、バット本体1の先端側(図1中の上側)端部と、ヘッド部4の基端側(図1中の下側)端部に、それぞれ筒体3の肉厚分だけ直径を小さくした本体小径部13およびヘッド小径部43を形成してあり、この本体小径部13とヘッド小径部43、すなわち打球部Bに、筒体3を外挿してある。筒体3の外径と、その先端側の部位(ヘッド部4)および基端側の部位(バット本体1)の直径は同じであり、継目において段差はない。一方、筒体3の内径は、本体小径部13およびヘッド小径部43の外径よりわずかに小さくしてあり、これを圧入することで、外周方向に応力が生じて部材同士が密接する。そして、図1(c)に示すように、本体小径部13の外周面には、軸方向に沿った一本の断面V字形の本体係合溝11を形成してある。また、図1(b)に示すように、ヘッド小径部43の外周面には、軸方向に沿った一本の断面V字形のヘッド係合溝41を形成してある。本体係合溝11とヘッド係合溝41は断面形状が同じであり、互いに連通するように、バット本体1に対するヘッド部4の取付角度を調整してある。さらに、筒体3の内周面には、軸方向に沿った一本の係合突条31を形成してあり、係合突条31が本体係合溝11およびヘッド係合溝41に係合している。係合突条31は、断面三角形で、本体係合溝11およびヘッド係合溝41に丁度嵌まる形状となっている。なお、本実施形態においては、筒体3の外径が56mm、内径が49mmで、筒体3の肉厚は3.5mmであり、係合突条31は、幅が2mm、高さが1.5mmとなっている。
また、バット本体1の打球部Bには、中心軸に沿って断面円形の本体挿入穴12を形成してある。本体挿入穴12は、バット本体1の先端から、打球部Bの全長を通過して、テーパ部Tの先端側部分まで到達している。さらに、ヘッド部4には、中心軸に沿って断面円形のヘッド挿入穴42を形成してある。本体挿入穴12とヘッド挿入穴42は断面形状が同じであり、互いに連通している。そして、本体挿入穴12およびヘッド挿入穴42に、先端側から芯棒2を挿入してある。芯棒2は、断面円形で、その外径は本体挿入穴12およびヘッド挿入穴42の内径よりもわずかに大きくしてあり、これを圧入することで、外周方向に応力が生じて部材同士が密接する。なお、芯棒2の素材であるメープル材は、バット本体1およびヘッド部4の素材である朴材よりも硬度が高い木材である。
また、図3に示すように、筒体3の外周面には、軸方向に延びる直線状の凹凸部32を形成してある。凹凸部32は、軸方向に延びる微細な溝を円周方向に無数に並べて形成したものであって、凹凸部32の高さ(溝の深さ)は0.5mm程度のものである。筒体3の素材であるポリカーボネートは透明であるが、表面の凹凸部32により、スモークがかかったように見える。
次に、図4に基づき、このバットの製造手順を説明する。まず、朴材を加工してバット本体1およびヘッド部4を製作し、メープル材を加工して芯棒2を製作する。また、ポリカーボネートを金型により成型して筒体3を製作する。次に、バット本体1の本体小径部13に接着剤を塗布して、本体小径部13に筒体3を先端側から外挿する((a)〜(b))。この際、筒体3の係合突条31が、本体小径部13の本体係合溝11に係合するように、筒体3の取付角度を調整する。また、筒体3の内径よりも本体小径部13の外径を大きく形成してあるので、本体小径部13に絞りをかけて外径を小さく圧縮した上で、筒体3を圧縮機により圧入する。なお、筒体3の軸方向長さは本体小径部13の軸方向長さよりも長く、筒体3が先端側に突出した状態となる。次に、ヘッド部4のヘッド小径部43に接着剤を塗布して、筒体3の突出部分にヘッド小径部43を先端側から挿入する((b)〜(c))。この際、筒体3の係合突条31が、ヘッド小径部43のヘッド係合溝41に係合するように、ヘッド部4の取付角度を調整する(本体係合溝11とヘッド係合溝41を連通させる)。また、筒体3の内径よりもヘッド小径部43の外径を大きく形成してあるので(本体小径部13の外径とヘッド小径部43の外径が同じである)、ヘッド部4を圧縮機により圧入する。本体小径部13の軸方向長さとヘッド小径部43の軸方向長さの合計が、筒体3の軸方向長さに等しく、バット本体1とヘッド部4の端面同士が当接し、バット本体1の本体挿入穴12とヘッド部4のヘッド挿入穴42が連通し、筒体3の外周面と、バット本体1およびヘッド部4との継目には段差がない状態となる。次に、本体挿入穴12およびヘッド挿入穴42に接着剤を流し込んで、芯棒2を先端側から挿入する((c)〜(d))。この際、本体挿入穴12およびヘッド挿入穴42の内径よりも芯棒2の外径を大きく形成してあるので、芯棒2を圧縮機により圧入する。なお、芯棒2の軸方向長さは本体挿入穴12の軸方向長さとヘッド挿入穴42の軸方向長さの合計よりも短く、本体挿入穴12の底部分は余分な接着剤がたまる糊代空間14となる。そして、このように形成したバットの全体の外周面を軸方向に沿って研磨することで、筒体3の外周面に凹凸部32が形成される。なお、図3に示すように、筒体3の両端面の内周側縁部を面取り加工して傾斜面33を形成してあるので、本体小径部13およびヘッド小径部43を挿入しやすくなっている。
このように構成した本発明のバットによれば、打球部Bにポリカーボネート製の筒体3を外挿してあり、打撃時の衝撃が筒体3に吸収されるので、耐久性能が高く、筒体3の内周面の係合突条31がバット本体1の本体係合溝11に係合しているので、バット本体1に対して筒体3が空回りすることがない。また、芯棒2がバット本体1の先端側から打球部Bまで延びており、さらに芯棒2がメープル材からなるものであって、朴材からなるバット本体1およびヘッド部4よりも硬度が高いので、折れにくく、衝撃に対して強固である。さらに、打球部B(筒体3)に凹凸部32を形成してあるので、打球にスピンがかかりやすくなり、より飛距離を伸ばすことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、バット本体、ヘッド部および芯棒には、素材として種々の木材を用いることができるが、特に芯棒には、メープル材やアッシュ材などの硬度の高い木材を用いることが望ましい。また、筒体にも、素材として種々の樹脂を用いることができる。さらに、筒体に設ける係合突起と、バット本体およびヘッド部に設ける本体係合溝およびヘッド係合溝は、それぞれ複数本設けてもよいし、断面形状は相互に係合するものであればどのようなものであってもよい。
1 バット本体
2 芯棒
3 筒体
11 本体係合溝
12 本体挿入穴
31 係合突条
32 凹凸部
B 打球部

Claims (3)

  1. 木製のバット本体、ヘッド部および芯棒と、樹脂製の筒体を備え、
    バット本体の先端にヘッド部を接合してあり、
    バット本体の先端側端部とヘッド部の基端側端部からなる打球部に、それぞれ直径を小さくした本体小径部およびヘッド小径部を形成してあり、本体小径部の外周面に、軸方向に沿った本体係合溝を形成してあり、バット本体の打球部に、先端側から中心軸に沿って本体挿入穴を形成してあり、ヘッド小径部の外周面に、軸方向に沿ったヘッド係合溝を形成してあり、ヘッド部に、中心軸に沿ってヘッド挿入穴を形成してあり、筒体の内周面に、軸方向に沿った係合突条を形成してあり、
    バット本体の本体小径部およびヘッド部のヘッド小径部に筒体を外挿してあって、係合突条が本体係合溝およびヘッド係合溝に係合しており、本体挿入穴およびヘッド挿入穴に芯棒を挿入してあることを特徴とするバット。
  2. 芯棒が、バット本体よりも硬度が高い木材からなることを特徴とする請求項1記載のバット。
  3. 筒体の外周面の全周に、軸方向に延びる直線状の凹凸部を形成してあることを特徴とする請求項1または2記載のバット。
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