JP5895982B2 - 接触部材、像保持体、画像形成装置 - Google Patents

接触部材、像保持体、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、接触部材、像保持体、画像形成装置に関する。
特許文献1には、感光体ドラムの振動を抑制するため、感光体ドラム(筒体)の内側に摺動することなく固定されるC字状の制振部材(接触部材)が記載されている。
特開2012−098539号公報
従来、C字状の接触部材が外周面によって筒体の内側面を押圧することで、接触部材が筒体の内部に支持されるようになっている。
しかし、接触部材の外周面によって筒体の内側面を押圧する押圧力は、接触部材の周方向においてばらつくため、筒体が変形してしまう。
本発明の課題は、筒体の内側面を押圧する押圧力が、周方向においてばらつくのを抑制することである。
請求項1に係る接触部材は、回転する筒体の内側面に接触して押圧し、筒体の内部に支持され、前記筒体に支持された状態で、前記筒体の軸方向から見て、前記内側面に沿うと共に、両端部が対向した円弧状とされ、前記両端部間の周方向の中点を起点として左右に22.5〜45度の位置から前記両端部に亘る範囲に、他の領域に比して厚さが薄く、前記内側面に接触する薄肉領域が夫々形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る接触部材は、請求項1に記載の接触部材において、前記軸方向から見て、前記薄肉領域の厚さは、前記両端部で最も薄く、前記両端部から周方向の中央側の端部に向かって徐々に厚くなり、中央側の前記端部で前記他の領域の厚さと同様の厚さとなっていることを特徴とする。
請求項3に係る接触部材は、請求項1又は2に記載の接触部材において、内側を向いた内周面の周方向の中央側に、前記他の領域に比して厚さが薄くされた他の薄肉領域が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る像保持体は、回転し、表面が帯電され、帯電した表面に画像が形成される筒体と、前記筒体の内部に接触して支持されている請求項1〜3の何れか1項に記載の接触部材と、を備えることを特徴とする。
請求項5に係る画像形成装置は、請求項4に記載の像保持体と、直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧が印加され、前記像保持体の表面を帯電する帯電部材と、帯電した前記像保持体の表面に画像を形成する画像形成部材と、を備えることを特徴とする。
請求項1の接触部材によれば、C字状の接触部材の周方向の両端側に、薄肉領域が形成されていない場合と比して、筒体の内側面を押圧する押圧力が、周方向においてばらつくのを抑制することができる。
請求項2の接触部材によれば、周方向の中央側の端部で厚さが急激に変化している場合と比して、筒体の変形が一部に集中するのを抑制することができる。
請求項3の接触部材によれば、内周面の周方向の中央側に、薄肉領域が形成されていない場合と比して、C字状の接触部材を筒体の内部に支持させることにより生じる筒体の変形を抑制することができる。
請求項4の像保持体によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の接触部材を備えていない場合と比して、筒体の表面に生じる帯電ムラを抑制することができる。
請求項5の画像形成装置によれば、請求項4に記載の像保持体を備えていない場合と比して、筒体の表面に形成された画像に濃度ムラが発生するのを抑制することができる。
(A)(B)本発明の第1実施形態に係る接触部材を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る接触部材を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る接触部材の半径と、雰囲気温度との関係をグラフで示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る像保持体等を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に対する比較形態に係る接触部材を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に対する比較形態に係る接触部材を内部に支持した筒体の変形を示した図面である。 本発明の第1実施形態に対する比較形態に係る接触部材を内部に支持した筒体の変形(真円度)と、色差との関係をグラフで示した図面である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係る接触部材を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第3実施形態に係る接触部材を示した断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る接触部材、像保持体、画像形成装置の一例を図1〜図9に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図6に示されるように、本実施形態に係る画像形成装置10は、記録媒体としてのシート部材Pが収容される収容部14と、収容部14に収容されたシート部材Pを搬送経路28に沿って搬送する搬送部16と、収容部14から搬送部16によって搬送されるシート部材Pに画像形成を行う画像形成部20と、読取原稿Gを読み取る原稿読取部22と、を備えている。そして、画像形成装置10の内部に、上下方向(矢印H方向)の下方から上方へ向けて、収容部14、搬送部16、画像形成部20、及び原稿読取部22がこの順で配置されている。さらに、画像形成装置10は、シート部材Pを手差しで供給する手差給紙部26を備えている。
〔画像形成部〕
図5に示されるように、画像形成部20は、円柱状の像保持体56と、像保持体56の表面を帯電する帯電ロール58(帯電部材の一例)と、画像データに基づいて帯電した像保持体56の表面に露光光を照射して静電潜像を形成する露光装置60(画像形成部材の一例:図6参照)と、この静電潜像を現像してトナー画像として可視化する現像装置62(画像形成部材の一例)とを備えている。
さらに、画像形成部20は、搬送経路28に沿って搬送されるシート部材Pに像保持体56の表面に形成されたトナー画像を転写する転写ロール64と、シート部材P上のトナー画像を加熱・加圧してシート部材Pに定着させる定着装置66(図6参照)と、を備えている。
また、図6に示されるように、露光装置60の斜め上方には、現像装置62と図示せぬ供給管で接続されたトナーカートリッジ72が配置されている。このトナーカートリッジ72には、供給管を介して現像装置62へ供給されるトナーが収納されている。
この構成において、収容部14から搬送部16によって搬送経路28に送り出されたシート部材Pは、像保持体56と転写ロール64とで構成される転写位置Tへ搬送され、像保持体56と転写ロール64との間を挟持搬送される。これにより、像保持体56に形成されたトナー画像がシート部材Pに転写される。さらに、定着装置66が、シート部材P上に転写されたトナー画像をシート部材Pに定着し、トナー画像が定着されたシート部材Pは、装置本体から外部に排出されるようになっている。
(要部構成)
次に、像保持体56、及び帯電ロール58等について説明する。
〔帯電ロール〕
帯電ロール58は、図4に示されるように、装置奥行方向に延び、金属材料(例えば、ステンレス)で形成された軸部58Aと、内部に軸部58Aが貫通する円筒状で、ゴム材料で形成されたロール部58Bと、を備えている。
さらに、軸部58Aの両端側の部分は、ロール部58Bから外部に露出しており、一対の軸受部材102に回転可能に支持されている。また、夫々の軸受部材102を像保持体56側に向けて付勢する付勢部材104が、軸部58Aを挟んで像保持体56の反対側に配置されている。
この構成より、帯電ロール58のロール部58Bが像保持体56に押し付けられ、像保持体56が回転すると、帯電ロール58が従動して回転する。そして、図示せぬ電源から直流電圧に交流電圧(1kHz〜2kHz)を重畳した重畳電圧が軸部58Aに印加されることで、電流が帯電ロール58から像保持体56へ流れ、像保持体56の表面が帯電するようになっている。
〔像保持体〕
像保持体56は、図4に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状の筒体108と、装置奥行方向(筒体108の軸方向と同様の方向)の一端側(図中上側)で筒体108の開口を閉止するように筒体108に固定される伝達部材110とを備えている。さらに、像保持体56は、装置奥行方向の他端側(図中下側)で筒体108の開口を閉止するように筒体108に固定される支持部材112を備えている。また、像保持体56は、筒体108の内部に配置され、筒体108が振動するのを抑制する接触部材116を備えている。
筒体108は、金属材料であるアルミニウムによって円筒状に形成された基材の外周面に感光層を形成したものである。一例として、筒体108の厚さは、0.8〔mm〕とされ、筒体108の外径は、23〔mm〕とされ、筒体108の装置奥行方向の長さは、250〔mm〕とされている。また、アルミニウムの線膨張係数は、23×10−6/Kとされている。
伝達部材110は、樹脂材料で円盤形状に形成され、筒体108の内部に一部が嵌め込まれることで筒体108の一端側の部分に固定されている。さらに、伝達部材110には、筒体108の軸中心F上に円柱状の貫通孔110Aが形成されている。また、伝達部材110において装置奥行方向の外側を向いた外側面には、貫通孔110Aを挟むように複数の凹部110Bが形成されている。
そして、伝達部材110(像保持体56)に伝達される回転力を発生するモータ122のモータ軸部122Bが、伝達部材110の貫通孔110Aを貫通している。また、モータ軸部122Bに取り付けられたブラケット128の先端部128Aが、屈曲して伝達部材110の凹部110Bに挿入されている。
一方、支持部材112は、樹脂材料で円盤形状に形成され、筒体108の内部に一部が嵌め込まれることで筒体108の他端側の部分に固定されている。さらに、支持部材112には、筒体108の軸中心F上に円柱状の貫通孔112Aが形成されている。
そして、支持部材112(像保持体56)を回転可能に支持する軸部材130の軸部130Aが貫通孔112Aを貫通し、支持部材112が軸部130Aに対して所謂滑り軸受として機能している。
この構成において、モータ122が発生する回転力が、ブラケット128を介して伝達部材110(像保持体56)に伝達され、像保持体56が軸中心F周りに回転するようになっている。
[接触部材]
次に、筒体108の内部に支持される接触部材116について説明する。
接触部材116は、図4に示されるように、筒体108の内部に嵌め込まれて筒体108の装置奥行方向の中央側で支持されている。そして、図1(B)に示されるように、接触部材116の円弧状の外周面118が筒体108の内側面108Aに接触して内側面108Aを押圧することで、接触部材116が筒体108に支持されている。
具体的には、接触部材116は、樹脂材料であるABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン)を用いて形成されている。そして、接触部材116が筒体108の内部に支持された状態で、装置奥行方向から見て、接触部材116は、筒体108の内側面108Aに沿って、両端部が対向したC字状(円弧状)とされている。そして、対向した両端部の間は、周方向において離間した離間空間116Aとされている。また、接触部材116は、図2に示されるように、装置奥行方向に延びている。一例として、接触部材116の一般部(後述する他の領域)の厚さは、4〔mm〕とされ、接触部材116の装置奥行方向の長さは、100〔mm〕とされている。そして、ABS樹脂の線膨張係数は、74×10−6/Kとされ、アルミニウムの線膨張係数と比して大きい値となっている。
さらに、図1(B)に示されるように、接触部材116が筒体108の内部に支持された状態で、筒体108の軸中心Fを挟んで離間空間116Aの反対側における接触部材116の外周面118には、装置奥行方向に延びる溝部116Bが形成されている。
また、図1(A)に示されるように、接触部材116が筒体108の内部に支持されていない状態(自由状態)で、装置奥行方向から見て、接触部材116は、離間空間116Aと溝部116Bとを通る軸線Cに対して、左右対称に形成されている。具体的には、接触部材116は、図中右側の円弧状の円弧部分116Cと図中左側の円孔状の円弧部分116Dとが、溝部116Bで連結されることで形成されている。
また、接触部材116の内周面116Fにおいて接触部材116の周方向の両端側には、周方向において他の領域に比して厚さが薄くされた薄肉領域140(薄肉領域の一例)が夫々形成されている。
他の領域とは、装置奥行方向から見て周方向において厚さが同様とされ、かつ、接触部材116が筒体108の内部に支持された状態で、軸中心Fに対する中心角が150〔度〕以上を占める領域である。本第1実施形態では、図1(A)に示す範囲D、及び範囲Eが他の領域に該当する。つまり、範囲Dの中心角(図1(B)のθ3)と範囲Eの中心角との和が、150〔度〕以上とされている。
そして、薄肉領域140の厚さは、領域内で同様とされ、一例として、他の領域の厚さの40%以上80%以下とされている。
また、図1(B)に示されるように、接触部材116が筒体108の内部に支持された状態で、接触部材116の一端部において内側面108Aと接触する点を点G1とし、接触部材116の他端部において内側面108Aと接触する点を点G2とする。軸中心Fと点G1とを結ぶ線分FG1と、軸中心Fと点G2とを結ぶ線分FG2との成す角度θ1は、一例として、2度以上15度以下とされている。
また、装置奥行方向から見て内側面108Aにおける点G1と点G2との中点を点G3とし、軸中心Fと点G3とを結ぶ線分FG3とする。そして、線分FG3を、軸中心Fを中心に左右に22.5度傾けた線分を線分FHとし、線分FG3を、軸中心Fを中心に左右に45度傾けた線分を線分FJとする。そうすると、接触部材116の両端部とは反対側の薄肉領域140の端部140Aは、夫々線分FHと線分FJとの間に位置している。さらに、一対の薄肉領域140の端部140Aは、対称に位置している。
一方、装置奥行方向から見て、自由状態の接触部材116の円弧部分116C、116Dの外周面118の半径をR1とし、装置奥行方向から見て、筒体108の内側面108Aの半径をR2(図1(B)参照)とする。そうすると、半径R1は、半径R2と比して、同等又は大きくなっている。
図3には、半径R1、R2の値(縦軸)と雰囲気温度(横軸)との関係がグラフで示され、グラフ中には、半径R1が破線で示され、半径R2が実線で示されている。前述したように、接触部材116に用いられているABS樹脂の線膨張係数は、74×10−6/Kとされ、筒体108に用いられているアルミニウムの線膨張係数は、23×10−6/Kとされている。このため、温度がグラフ中のP1〔°C〕から上昇する程、半径R1は、半径R2に比して大きくなる。
前述したように、接触部材116は、円弧状の外周面118で筒体108の内側面108Aに接触して内側面108Aを押圧することで、接触部材116が筒体108に支持されている。つまり、接触部材116が撓んだ状態で、筒体108の内部に配置され、接触部材116の外周面118が筒体108の内側面108Aに接触して内側面108Aを押圧するようになっている。このためには、半径R1が、半径R2と同等、又は半径R2より大きい必要があり、図3に示すグラフのP1〔°C〕が、像保持体56の使用想定温度の下限値である。
一方、自由状態での接触部材116(図1(A)参照)の離間空間116Aにおける接触部材116の両端部の離間距離K1は、接触部材116が筒体108の内部に支持された状態での離間距離K2(図1(B)参照)と比して、長くなっている。
この構成において、接触部材116を筒体108の内部に配置する際には、接触部材116が把持され、離間距離K1が短くなるように溝部116Bが変形する。そして、接触部材116が撓み、この撓んだ状態で、接触部材116が筒体108の内部に挿入される。さらに、接触部材116を把持する把持力が解放され、また、接触部材116が筒体108の内部に押し込まれる。これにより、接触部材116の外周面118が筒体108の内面108Aに接触して接触部材116が筒体108に支持され、接触部材116が筒体108の内部に配置されるようになっている。
以上の構成により、像保持体56の表面を帯電する場合は、帯電ロール58の軸部58Aに、電源から直流電圧に交流電圧(1kHz〜2kHz)を重畳した重畳電圧が印加される(図4参照)。重畳電圧を形成する交流電圧により、帯電ロール58と像保持体56との間には交番電界が発生する。これにより、像保持体56と帯電ロール58との間には、周期的(2kHz〜4kHz)な静電吸引力が生じる。このため、筒体108の断面が円形状と長円形状とに周期的に変化(振動)しようとする。しかし、筒体108の内部には、外周面118が筒体108の内面108Aに接触した接触部材116が支持されている。このため、筒体108の断面が周期的に変化しようとしても、筒体108の振動が抑制されるようになっている。
このように、接触部材116によって筒体108の振動を抑制することはできるが、筒体108の内部に接触部材116を支持させることで筒体108が変形してしまうことが考えられる。
そこで、先ず、本第1実施形態に対する比較形態に係る接触部材200について説明する。
接触部材200は、図7(A)(B)に示されるように、薄肉領域140が形成されていない以外は、接触部材116と同様の形状である。そして、図7(B)に示されるように、接触部材200の円弧状の外周面208が筒体108の内側面108Aに接触して内側面108Aを押圧することで、接触部材200が筒体108の内部に支持されている。
ここで、接触部材200の外周面208によって筒体108の内側面108Aを押圧する押圧力は、接触部材200の周方向においてばらつく。具体的は、接触部材200が撓んでいる状態で筒体108の内部に支持されているため、装置奥行方向から見て、接触部材200の両端側(自由端側)の押圧力が、接触部材200の両端側以外の領域に比して大きくなる。なお、接触部材200の両端側の押圧力により内側面108Aには、反力が生じる。この反力により、接触部材200の周方向の中央側で内側面108Aを押圧する押圧力も大きくなる。
特に、雰囲気温度が高くなれば、雰囲気温度が低い場合と比して、半径R1が半径R2に比して大きくなるため、前述した押圧力の差が大きくなる。
内側面108Aが接触部材200の外周面208で押圧されることで変形した筒体108の断面が、図8に誇張して示されている。図8の上下方向は、図7(B)の上下方向と同様の方向とされている。このように、図7、図8共に、図中上下方向は、線分FG3が延びる方向とされている。
そして、図8の破線L1が、像保持体56の使用想定温度の下限値で接触部材200が筒体108の内部に支持された場合の筒体108の変形を示し、図8の実線L2が、装置内中の雰囲気温度が高くなった場合の筒体108の変形を示している。また、図8の二点鎖線L3が、参考として変形前の筒体108の外形状(円形状)を示している。
前述したように、接触部材200の周方向において両端側の押圧力が、両端側以外の領域の押圧力に比して大きくなる また、雰囲気温度が高くなれば、低い場合と比して、半径R1が半径R2と比して大きくなる。このため、像保持体56の使用想定温度の下限値での筒体108(図中破線L1)は、変形前の筒体108(図中二点鎖線L3)に比して、図中上下方向に延びている。さらに、装置内中の雰囲気温度が高くなった場合の筒体108(図中実線L2)は、像保持体56の使用想定温度の下限値での筒体108(図中破線L1)に比して、図中上下方向に延びている。
このように、筒体108において接触部材200が支持された部分については、長円状に変形するため、筒体108の真円度(JIS B 0621)が大きくなる。図9には、筒体108の真円度(横軸)と、この筒体108を備えた像保持体56を用いてシート部材Pに形成されたハーフトーン画像の色差〔ΔE〕(JIS Z8722:縦軸)との関係がグラフで示されている。なお、色差が大きいほど、濃度ムラの程度が悪化してしまう。
このグラフから、筒体108の真円度が大きくなると色差が大きくなり、濃度ムラが発生していることが分かる。
ここで、前述したように、本第1実施形態の接触部材116の周方向の両端側には、周方向において他の領域に比して厚さが薄くされた薄肉領域140が夫々形成されている。このため、接触部材116の周方向における両端側の押圧力と他の領域の押圧力との差は、比較形態に係る接触部材200の周方向における両端側の押圧力と、両端側以外の領域以外の領域の押圧力との差と比して、小さくなる。
これにより、筒体108の内側面108Aを押圧する押圧力が、周方向においてばらつくのが抑制される。
また、押圧力が、周方向においてばらつくのが抑制されることで、筒体108の変形が、比較形態に係る接触部材200が筒体108の内部に支持される場合と比して抑制される。
また、筒体108の変形が抑制されることで、筒体108の変形に起因する出力画像の濃度ムラの発生が抑制される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る接触部材、像保持体、画像形成装置の一例について図10(A)(B)に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態に係る接触部材150の内周面150Fにおいて、接触部材150の周方向の両端側には、他の領域に比して厚さが薄くされた薄肉領域160(薄肉領域の一例)が夫々形成されている。
薄肉領域160の厚さは、装置奥行方向から見て、接触部材150の両端部で最も薄く、溝部116Bに向かって徐々に厚くなり、他の領域の厚さと同様の厚さとなっている。つまり、装置奥行方向からみて、薄肉領域160の厚さは徐変している。
薄肉領域160において最も厚さが薄くされた部分の厚さは、一例として、他の領域の厚さの50%以下とされている。さらに、接触部材150が筒体108に支持された状態で、薄肉領域160の端部160A(溝部116B側の端部)は、図10(B)に示されるように、線分FHと線分FJとの間に位置している。
このように、薄肉領域160の厚さを徐変させることで、周方向の中央側の端部で厚さが急激に変化している場合と比して、薄肉領域160における内側面108Aに対する押圧力が徐々に変化する。
また、内側面108Aに対する押圧力が徐々に変化することで、徐々に変化していない場合と比して、筒体108の変形が一部に集中するのが抑制される。
なお、他の作用については、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る接触部材、像保持体、画像形成装置の一例について、図11(A)(B)に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第3実施形態に係る接触部材170の内周面170Cにおける周方向の中央側には、図11(A)(B)に示されるように、他の領域(図中範囲S、範囲T)と比して厚さが薄くされた薄肉領域180(他の薄肉領域の一例)が形成されている。
そして、薄肉領域180の厚さは、領域内で同様とされ、一例として、他の領域の厚さの40%以上80%以下とされている。
また、装置奥行方向から見て内側面108Aにおいて点G3に対して反対側の点を点G4とし、軸中心Fと点G4とを結ぶ線分FG4とする。そして、線分FG4を、軸中心Fを中心に左右に22.5度傾けた線分を線分FKとし、線分FG4を、軸中心Fを中心に左右に45度傾けた線分を線分FLとする。そうすると、薄肉領域180の端部180Aは、線分FKと線分FLとの間に位置している。
このように、薄肉領域180が形成されることで、薄肉領域140で内側面108Aを押圧し、内側面108Aに生じた反力により、接触部材170の周方向の中央側で内側面108Aを押圧する押圧力が、小さくなる。これにより、筒体108の変形が抑制される。
なお、他の作用については、第1実施形態と同様である。
また、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、筒体108は、金属材料であるアルミニウムによって形成されたが、他の金属材料によって形成されてもよい。
また、上記実施形態では、接触部材116、150、170は、樹脂材料であるABS樹脂によって形成されたが、他の樹脂材料によって形成されてもよい。
また、上記実施形態では、接触部材116、150、170は、筒体108の内部に1個配置されたが、複数個配置されてもよい。
また、上記実施形態では、接触部材116、150、170の外周面と、筒体108の内側面108Aとが周方向全域において接触していたが、接触部材の外周面から複数の突出部が形成され、この突出部が筒体の内側面と接していてもよい。この場合には、突出部は、薄肉領域と、他の領域との形成される必要がある。
また、上記第1、第2実施形態では、接触部材116、150の内周面116F、150Fに薄肉領域140、160が形成されたが、接触部材116、150の外周面に薄肉領域が形成されてもよい。
また、上記第3実施形態では、第1実施形態の接触部材116に対して薄肉領域180を形成させたが、第2実施形態の接触部材150に対して薄肉領域180を形成させてもよい。
10 画像形成装置
56 像保持体
58 帯電ロール(帯電部材の一例)
60 露光装置(画像形成部材の一例)
62 現像装置(画像形成部材の一例)
108 筒体
108A 内側面
116 接触部材
140 薄肉領域(薄肉領域の一例)
150 接触部材
160 薄肉領域(薄肉領域の一例)
160A 端部
170 接触部材
180 薄肉領域(他の薄肉領域の一例)

Claims (5)

  1. 回転する筒体の内側面に接触して押圧し、筒体の内部に支持され、前記筒体に支持された状態で、前記筒体の軸方向から見て、前記内側面に沿うと共に、両端部が対向した円弧状とされ、前記両端部間の周方向の中点を起点として左右に22.5〜45度の位置から前記両端部に亘る範囲に、他の領域に比して厚さが薄く、前記内側面に接触する薄肉領域が夫々形成されている接触部材。
  2. 前記軸方向から見て、前記薄肉領域の厚さは、前記両端部で最も薄く、前記両端部から周方向の中央側の端部に向かって徐々に厚くなり、中央側の前記端部で前記他の領域の厚さと同様の厚さとなっている請求項1に記載の接触部材。
  3. 内側を向いた内周面の周方向の中央側に、前記他の領域に比して厚さが薄くされた他の薄肉領域が形成されている請求項1又は2に記載の接触部材。
  4. 回転し、表面が帯電され、帯電した表面に画像が形成される筒体と、
    前記筒体の内部に接触して支持されている請求項1〜3の何れか1項に記載の接触部材と、
    を備える像保持体。
  5. 請求項4に記載の像保持体と、
    直流電圧に交流電圧を重畳した重畳電圧が印加され、前記像保持体の表面を帯電する帯電部材と、
    帯電した前記像保持体の表面に画像を形成する画像形成部材と、
    を備える画像形成装置。
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