JP5895792B2 - 作業補助システムおよびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、作業者の頭部に装着される表示装置に作業の指示を表示する作業補助システムおよびプログラムに関する。
従来、使用者の頭部に装着され、外界の風景に重ねて画像を表示するヘッドマウントディスプレイが知られている。例えば、特許文献1に記載の頭部装着型ディスプレイは、光信号受信部を備える。光信号受信部は、対象物ごとに配置された光信号送信部から対象物に関する情報を受信することができる。頭部装着型ディスプレイは、受信した情報に基づく画像を対象物の外界像にオーバーラップさせて表示する。
特開平7−67056号公報
しかしながら、特許文献1では、作業者の顔面が対象物に対向したときに所望の情報を受信できるように、少なくとも光信号受信部および光信号送信部の一方の指向性が調整されている。このため、作業者が指向性の範囲外から対象物を見た場合、光信号受信部は対象物に関する情報を受信することができない。作業者が作業を行う作業対象物を対象物とし、作業対象物に対して行う作業の情報を得る場合、作業者は、指向性の範囲内に移動しなければ作業の情報を得ることができず、作業の情報が得にくいという問題があった。また、作業対象物や、作業対象物に対する作業範囲を認識するのも容易でなかった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、作業対象物に対する作業者の方位に応じた作業情報に基づく画像を表示装置に表示することができる作業補助システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の実施態様によれば、作業者の頭部に装着可能に構成され、画像を表示可能な表示装置と、前記作業者の視野に合わせて撮影方向および画角が設定された撮影装置と、前記撮影装置が撮影した撮影画像から、作業対象である作業対象物における所定の部位の画像である所定画像を、前記作業対象物に対する前記作業者の方位を特定する特定情報として取得する第一取得手段と、前記特定情報に基づいて、前記作業対象物に対する前記作業者の現在の方位を決定する決定手段と、前記作業対象物に対して行う作業の対象部位が複数あって、それぞれの対象部位を示す画像を、当該対象部位に対する前記作業者の方位を示す方位情報とともに含む作業情報を取得する第二取得手段と、前記作業対象物に対する方位が前記作業者の現在の方位と一致する前記作業情報に基づく画像を前記表示装置に表示して前記対象部位を示す表示手段と、を備えた作業補助システムが提供される。
本実施態様では、作業者の方位に合わせた作業情報に基づく画像を表示して作業対象物の対象部位を示すことができる。対象部位を示す画像も作業者の方位に応じた画像となるので、作業中に作業者が移動しても、対象部位を容易に把握することができる。また、作業者の方位を撮影画像に基づき決定することができるので、加速度センサや方位センサ(地磁気センサ)などの位置情報を取得するためのセンサを必要としない。
HMD1の外観を示す斜視図である。 HMD1の電気的構成を示すブロック図である。 作業補助プログラムを示すフローチャートである。 車両410を正面から撮影した撮影画像400の例を示す図である。 正面から見た場合における車両の相似体460を仮想画面450に仮想的に表示した作業用画像の例を示す図である。 正面から見た車両410の実像に重ねて相似体460が表示される様子を示す図である。 車両410を左斜め前方から撮影した撮影画像500の例を示す図である。 左斜め前方から見た場合における車両の相似体460を仮想画面450に仮想的に表示した作業用画像の例を示す図である。 左斜め前方から見た車両410の実像に重ねて相似体460が表示される様子を示す図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図示された装置の構成等は、その形態のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
本発明に係る作業補助システムは、ヘッドマウントディスプレイ1(以下、「HMD1」という。図1参照)と、HMD1に作業に関する情報を送信するパーソナルコンピュータ300(以下、「PC300」という。図2参照)とから構成されるシステムである。HMD1は、作業者の眼の前方に配置されるハーフミラー8(後述)を透過する外界の風景に重ねて画像を表示する。HMD1は公知の無線通信を用いてPC300に接続し、PC300との間で画像データを含む各種データの送受信を行う。以下の説明において、図1の上方、下方、右斜め下方、左斜め上方、右斜め上方および左斜め下方が、それぞれ、HMD1の上方、下方、前方、後方、右方および左方である。
図1に示すように、HMD1は、投影装置100および制御装置200を備える。投影装置100は専用の装着具である眼鏡91に装着して使用される。投影装置100は、作業者が日常的に使用する眼鏡、ヘルメット、ヘッドホンなど、他の装着具に取り付けられてもよい。投影装置100は、作業者の眼に画像光を照射する。投影装置100はハーネス150を介して制御装置200と着脱可能に接続する。制御装置200は、例えば作業者の腰ベルト等に装着して使用される。制御装置200は、投影装置100を制御する。
投影装置100の構成について説明する。投影装置100は筐体2を備える。筐体2の内部には、図示しないが、例えば画像表示部36(図2参照)と接眼光学系とが含まれる。画像表示部36は、制御装置200からハーネス150を介して送信される映像信号に基づいて画像を表示する。画像表示部36は、例えば、液晶素子等の空間変調素子および光源である。画像表示部36は、二次元光スキャナおよび光源からなる網膜走査型表示部や、有機EL(Organic Electro-luminescence)素子等であってもよい。接眼光学系は、画像表示部36に表示された画像を示す画像光を、作業者の眼に導くために集光する。接眼光学系から射出された画像光は、筐体2の左側に設けられたハーフミラー8によって少なくとも一部(例えば半分)が反射され、作業者の左の眼球(図示略)に入射する。ハーフミラー8は外界の実像からの光の少なくとも一部を透過するので、作業者は、自己の視野において実像(外界の風景)に重畳して画像を視認できる。
眼鏡91は、投影装置100を作業者の頭部に保持するための構成である。投影装置100は、支持部96によって、眼鏡91に取り付けられる。支持部96は作業者側から見て眼鏡91の上面左端側(図1における上面右端)に設けられる。支持部96には調整棒98が、左右方向にスライド可能な状態で組み付けられる。調整棒98は上下方向に延び、上端に三角形状の突起部97を有する。調整棒98は、支持部96の上面側に突起部97を露出させた状態で、支持部96から下方へ向けて突出する。筐体2は眼鏡91と向き合う部分(背面側)に取付部49を有する。取付部49は調整棒98に取り付けられる。筐体2は、調整棒98に沿って上下方向に位置移動可能である。また、突起部97を左右にスライドすることで、筐体2は調整棒98ごと支持部96に対して左右方向に位置移動可能である。作業者は、眼球の位置に合わせた位置にハーフミラー8を配置することができる。
眼鏡91は、フレーム94の左右方向略中央に、カメラ39を備える。カメラ39は、作業者の視野前方の外界の風景の画像を撮像する。カメラ39の撮影方向および画角は、予め、作業者の視野に合わせて設定されている。より詳細には、カメラ39の撮影方向および画角は、カメラ39による外界の風景の撮影範囲が、ハーフミラー8を透過する実像に重ねることのできる画像表示部36からの画像光の表示範囲とほぼ一致するように設定されている。また、眼鏡91は、フレーム94の右端側に、骨伝導イヤホンおよびマイクを内蔵するヘッドセット35を備える。なお、眼鏡91自体の形状は通常の眼鏡に類似のため、詳細な説明は省略する。
制御装置200の構成について説明する。制御装置200は、例えば略直方体状のシステムボックスである。制御装置200は電源ランプ52を内蔵する電源スイッチ51を含む操作部50を備える。作業者は、電源スイッチ51を操作し、HMD1の電源をオンまたはオフにすることができる。また、作業者は、投影装置100における各種設定や、使用時における各種操作等を、操作部50を介して行うことが可能である。制御装置200は、無線通信を介してPC300と接続し、各種データの送受信を行うことが可能である。制御装置200は有線通信のインターフェイスを備え、通信ケーブルを用いてネットワーク250に接続してもよいし、あるいは直接PC300に接続してもよい。なお、後述するPC300は、パーソナルコンピュータであるが、スマートフォンやネットワーク対応型ストレージなど、その他の機器であってもよい。
図2を参照し、HMD1の電気的構成について説明する。投影装置100は、投影装置100全体の制御を司るCPU21を備える。CPU21は、プログラムROM23、RAM25、画像表示部36、インターフェイス12、接続コントローラ37と電気的に接続する。また、CPU21は、インターフェイス12を介してカメラ39およびヘッドセット35と電気的に接続する。プログラムROM23は、CPU21が実行する各種プログラム等を記憶する。各種プログラムは、投影装置100の出荷時にプログラムROM23に記憶される。なおCPU21は、後述する制御装置200のフラッシュROM47に記憶されたプログラムも実行することができる。RAM25は、各種データを一時的に記憶する。
画像表示部36は前述の通り、映像信号に基づいて画像を表示する。以下、画像表示部36に表示させる画像を「表示画像」という。インターフェイス12はカメラ39およびヘッドセット35に接続し、信号の入出力を制御する。接続コントローラ37は、ハーネス150を介して制御装置200の接続コントローラ48に接続し、有線通信を行う。カメラ39は、静止画像または動画像(以下、「撮影画像」という。)を撮影する。ヘッドセット35は骨電動イヤホンおよびマイクを備える。なお、投影装置100または制御装置200がスピーカおよびマイクを内蔵してもよい。
制御装置200の電気的構成について説明する。制御装置200は、制御装置200全体の制御を司るCPU41を備える。CPU41は、プログラムROM43、RAM45、フラッシュROM47、接続コントローラ48、ビデオRAM57、画像処理部59、インターフェイス55、および無線通信部53と電気的に接続する。プログラムROM43は、CPU41が実行する各種プログラム等を記憶する。各種プログラムは、制御装置200の出荷時にプログラムROM43に記憶される。なおCPU41は、フラッシュROM47に記憶されたプログラムも実行することができる。
RAM45は、各種データを一時的に記憶する。フラッシュROM47は、制御装置200の出荷後にインストールされた各種プログラムや、後述する作業補助プログラムにおいて使用する各種データ(後述するサンプル画像、作業対象物を特定するためのデータベース等)を記憶する。また、フラッシュROM47は、後述するPC300から作業情報(後述)を取得した場合に、その作業情報を記憶する。接続コントローラ48は、ハーネス150を介して投影装置100の接続コントローラ37に接続し、有線通信を行う。無線通信部53は、ネットワーク250のアクセスポイント(図示略)へ無線で接続し、ネットワーク250に接続する他の機器と通信を行う。無線通信部53はネットワーク250を介さずに、直接PC300と無線による接続を行ってもよい。インターフェイス55は電源スイッチ51および電源ランプ52を含む操作部50に接続し、作業者による操作の入力信号やランプの点灯信号等の入出力を行う。画像処理部59は、投影装置100の画像表示部36に表示させる表示画像を形成する処理を行う。ビデオRAM57は、画像処理部59が形成した表示画像を画像表示部36に表示するための映像信号を生成するため、表示画像を仮想的に表示した仮想画面を記憶領域内に形成する。
PC300は、CPU、ROM、RAM等を搭載した公知のパーソナルコンピュータである。本実施形態において、PC300は、作業対象物に対して行う作業の手順に関する手順情報(後述)を、複数の作業対象物について保持し、データベースとしてハードディスクドライブ(HDD)350に蓄積(記憶)する。PC300は、制御装置200のCPU41からの要求に応じ、ネットワーク250を介して作業情報を提供するサーバとして機能する。また、図示しないが、PC300はネットワーク250に接続するための通信部を有する。
図3〜図9を参照し、HMD1の制御装置200のCPU41が実行する作業補助プログラムの各処理について説明する。まず、作業補助プログラムの実行に伴いCPU41が行う各種処理の内容について説明する。後述する作業補助プログラムの実行に伴う処理において、CPU41は、カメラ39で撮影した撮影画像の解析を行う。CPU41は、撮影画像を解析し、撮影画像に写る作業対象物において特徴量を有する部位の画像である「特徴画像」の検出を行う。
「特徴量を有する部位」とは、例えば、作業対象物が車両の場合、エンブレムや車名のロゴマーク、テールランプなど他の車両とは異なる固有の形状を有する部位、全体の形状、特徴的な塗装などである。すなわち、対象となる車両の撮影画像を解析した場合に、当該車両の車種や、撮影画像に写る当該車両の側面がどの側面であるか、などを特定することができる部位である。以下、特徴量を有する部位を「特徴部位」とよぶ。予め作業対象物にマーカー等の目印を設け、特徴部位としてもよい。
画像解析の詳細については公知であるため説明を省略するが、例えば、輪郭線の検出、特徴部位のサンプル画像とのマッチング、配色パターンの検出など、公知の様々な方法を用いて特徴部位を検出することが可能である。本実施形態では、CPU41は、サンプル画像とのマッチングにより、撮影画像において特徴部位の画像である特徴画像の検出を行うものとする。「サンプル画像」は、作業対象物の特徴部位として検出する対象となる部位を予め撮影もしくは描画した画像である。サンプル画像は、作業対象物の特徴部位を確認できる側面に対して直交する向きに作業対象物から所定距離離れた位置で、当該特徴部位を見た場合に得られる画像である。サンプル画像は作業対象物の種類ごとに複数用意され、予めフラッシュROM47に記憶されている。また、各作業対象物と、各作業対象物が有する特徴部位との対応付けがなされたテーブル(以下、「対象物特定テーブル」という。)も作成され、予めフラッシュROM47に記憶されている。
CPU41は、サンプル画像の回転、拡大縮小、変形等を行いつつ、撮影画像内でサンプル画像に類似する部位を検索する。CPU41は、類似する部位すなわち特徴部位が見つかると、当該特徴部位の画像である特徴画像を、方位を示す特徴情報としてRAM45に記憶する。「特徴情報」とは、特徴画像が撮影画像内において表す情報であり、例えば、撮影画像内における特徴画像の位置(座標)、サンプル画像に対する特徴画像の回転角度、拡大・縮小率、変形率などである。また、特徴情報は、検索された特徴画像と検索元のサンプル画像との対応付けの情報も含む。
また、CPU41は、作業補助プログラムの処理において、撮影画像に写る作業対象物の特定を行う。その際にCPU41は、上記の対象物特定テーブルを参照する。対象物特定テーブルには、さらに、基準となる複数の向き(例えば六面(平面、底面、正面、背面および左右側面))から作業対象物を見た場合に、各面において確認することができる特徴部位の位置関係や大きさ、向きなどの情報が、各作業対象物に対応付けられている。上記したように、特徴情報は、撮影画像内における特徴画像の位置(座標)、サンプル画像に対する特徴画像の回転角度、拡大・縮小率、変形率などを含む。したがってCPU41は、撮影画像内における特徴画像の位置に基づいて、検出した特徴画像に写る特徴部位を確認することができる作業対象物の側面を特定することができる。さらにCPU41は、サンプル画像に対する特徴画像の回転角度、拡大縮小率、変形率などに基づいて、特定した作業対象物の側面に対し、どの向きから当該側面に向き合う状態であるかを特定することができる。よってCPU41は、撮影画像が作業対象物に対してどの向き(方位)から撮影されたかを特定することができる。
また、CPU41は、作業補助プログラムの処理において、特定した作業対象物に対応する作業情報を取得する。「作業情報」は、作業対象物に複数ある対象部位のそれぞれを、作業対象物の形状と相似な形状を有する物体(以下、作業対象物の「相似体」ともいう。)において示すことのできる画像を描画可能な情報である。具体的に、作業情報は、例えばCAD(Computer Aided Design)に基づく形式のデータである。CAD形式のデータを用いることによって、CPU41は、作業情報に基づいて、作業対象物の対象部位を相似体において示す画像を容易に描画することができる。また、作業情報は、対象部位に対する作業者の方位を示す方位情報を含む。ゆえに、作業情報は、方位情報に基づき、作業者が作業対象物の対象部位に向き合った状態における相似体の画像を描画することができる。
なお、作業情報は、作業対象物の有する複数の対象部位について、それぞれを示す画像を、予め撮影あるいは予め描画し、それらの画像(対象部位を示す画像も含む)を一まとめにした画像集合体の情報として作成してもよい。この場合の画像の撮影方位あるいは描画方位は、方位情報として、各対象部位の画像を示す作業情報に含められる。また、作業情報には、作業対象物に対する作業の対象部位についての情報(対象部位の総数や、1つの対象部位を示す画像に他の対象部位も含まれる場合、その画像において対象とする対象部位を示す情報など)が含まれている。
また、CPU41は、作業補助プログラムの処理において、作業対象物と作業者との間の距離の検出を行う。サンプル画像は、上記の通り、作業対象物から所定距離離れた位置で特徴部位を捉えた画像である。すなわち、特徴画像における特徴部位の大きさが、サンプル画像における特徴部位の大きさよりも小さければ、CPU41は、作業者が作業対象物に対して所定距離よりも離れた位置にいると判断することができる。同様に、特徴画像における特徴部位の大きさが、サンプル画像における特徴部位の大きさよりも大きければ、CPU41は、作業者が作業対象物に対して所定距離よりも近い位置にいると判断することができる。より具体的に、CPU41は、サンプル画像における特徴部位の大きさを基準に、特徴画像における特徴部位の大きさの拡大縮小率を求めることで、作業者と作業対象物との間の距離を求めることが可能である。なお、作業対象物の一つの側面における特徴部位が複数ある場合、特徴部位同士の配置位置の関係を予め求めておく。CPU41は、撮影画像の解析によって求められた特徴部位の配置位置の関係と比較し、例えば特徴部位相互の距離の拡大縮小率を求めることによっても、作業者と作業対象物との間の距離を求めることが可能である。
作業補助プログラムの実行に伴いCPU41が行う各種処理の動作について説明する。作業者がHMD1の電源スイッチ51をオンに操作すると、CPU41は、図3に示す、プログラムROM43に記憶された作業補助プログラムを実行する。作業補助プログラムの実行開始時の初期設定において、CPU41はRAM45に記憶するフラグやデータを初期化し、無線通信部53を稼働させ、ネットワーク250に無線通信で接続する(S9)。CPU41は予めネットワーク250において公開されるPC300との接続を試みて、予め設定されているIDおよびパスワードでログイン可能であるか確認する。
投影装置100のカメラ39は外界の風景を常時撮影しており、CPU21は撮影画像をRAM25に上書きしながら記憶する。CPU41はCPU21に指示信号を出力し、最新の撮影画像をRAM25から取得して、RAM45に記憶する(S11)。CPU41は、取得した撮影画像において、上記のようにサンプル画像とのマッチングを行い、特徴部位を検索して特徴画像を検出する(S13)。CPU41は、検出した特徴画像を、方位を示す特徴情報としてRAM45に記憶する。
特徴画像を検出したら、CPU41は、撮影画像と特徴情報に基づいて、撮影画像に写る作業対象物を特定する(S15)。CPU41は、特徴画像として検出した特徴部位を有する作業対象物をフラッシュROM47に記憶する対象物特定テーブルから検索する。CPU41は、撮影画像に写る作業対象物を特定したら、特定結果をRAM45に記憶する。
CPU41は、撮影画像と特徴情報に基づいて、撮影画像に写る作業対象物に対し、現在、どの方位から作業者が向いているかを決定する(S17)。CPU41は、S17で、作業者が作業対象物に正面から向き合う場合を方位の基準とし、作業者が撮影画像を撮影したときにおける作業対象物に対する作業者の方位(現在の方位)を決定する。
CPU41は、ネットワーク250を介してPC300に接続し、S15で特定した作業対象物に応じた作業情報を要求し、当該作業情報をPC300から取得してフラッシュROM47に記憶する(S19)。また、CPU41は、作業情報に含まれる対象部位についての情報を、RAM45に記憶する。フラッシュROM47に対象部位についての情報がすでに記憶されている場合、すなわちS19の処理の初回実行時でない場合、CPU41は対象部位についての情報を上書きしない。S15で作業対象物を特定したことによって、CPU41は、作業対象物に応じた作業情報を取得することができる。よって作業者が予め作業対象物に応じた作業情報を用意する手間を省くことができる。
CPU41は、取得した作業情報に基づき表示可能な複数の画像のうち、S17で決定した作業者の現在の方位に対応する画像を検索する(S21)。作業情報に基づく画像に、作業者の現在の方位に対応する画像が含まれない場合、CPU41は、撮影画像内に対象部位はないと判断し(S21:NO)、S29に進む。CPU41は、作業者の現在の方位から見た作業対象物には対象部位がない(見えない)旨のメッセージを作業者に伝えるための処理を行う。CPU41は、画像処理部59において、投影装置100の画像表示部36に表示するメッセージを示す表示画像を形成する。画像処理部59で形成した表示画像はビデオRAM57に仮想画面として形成され、CPU41は仮想画面に基づく映像信号を生成し、投影装置100に映像信号を出力する。投影装置100の画像表示部36は映像信号に基づく表示画像を表示する(S29)。作業者は、ハーフミラー8を介して眼球に入射される表示画像に示されるメッセージを視認する。
CPU41はS41に進み、RAM45に記憶する対象部位の総数が1以上であれば、作業対象物に、まだ完了していない作業があると判断し(S41:YES)、S11に戻る。CPU41はS11〜S17の処理を行い、最新の撮影画像を解析し、撮影画像に写る作業対象物を特定し、作業者の現在の方位を決定する。新たに特定した作業対象物が前回特定した作業対象物と同じ場合、CPU41は、S19において、同一の作業情報がすでにフラッシュROM47に記憶されているので上書きしない。
ここで、作業者が作業中に作業対象物に対する位置を移動したことにより、作業情報に基づく画像に、作業者の現在の方位に対応する画像が含まれるようになったとする。図4に、車両410にバンパーを取り付ける作業を行う場合に、車両410の正面からカメラ39で車両410を撮影した撮影画像400の例を示す。撮影画像400にはバンパーの取り付け部位420が対象部位として写る。図3に示すように、S21において、CPU41は、撮影画像内に対象部位があると判断し(S21:YES)、S23に進む。CPU41は、撮影画像を解析し、例えば作業対象物の輪郭線の検出などを行うことで、撮影画像内における作業対象物の位置(座標)を特定する(S23)。CPU41は、撮影画像と特徴情報に基づいて、作業対象物と作業者との間の相対的な距離を検出する(S25)。上記したように、CPU41は、サンプル画像における特徴部位の大きさを基準に、特徴画像における特徴部位の大きさの拡大縮小率を、作業対象物と作業者との間の相対的な距離として求める。
CPU41は、画像処理部59において、作業者の現在の方位に合わせた作業情報に基づく作業対象物の相似体の画像を作業用画像として形成する。CPU41は、作業用画像に対してS25で求めた距離(拡大縮小率)を適用し、作業用画像の大きさを撮影画像に写る作業対象物の大きさに調整する。さらにCPU41は、大きさを調整した作業用画像を、S23で特定した撮影画像内における作業対象物の位置に対応する表示画面内の位置に配置して、ビデオRAM57に仮想画面を形成する。図5に、作業情報として取得したCAD形式のデータに基づき、車両410(図4参照)を正面から見た場合においてワイヤーフレームで表した相似体460を、ビデオRAM57(図2参照)の仮想画面450に仮想的に表示した作業用画像の例を示す。作業用画像には、相似体460の対象部位に、バンパー470が描画され、相似体460に重ねて表示される。
図3に示すように、CPU41は、形成した仮想画面に基づく映像信号を投影装置100に出力し、画像表示部36に作業用画像を表示させる(S27)。作業者は、ハーフミラー8を透過して視認する作業対象物の実像に、位置および大きさが調整された作業対象物の相似体の画像を重ねた状態で視認することができる。図6に、画像表示部36に表示された相似体460が、ハーフミラー8を透過する車両410の実像に重ねて表示される様子を示す。車両410の実像には対象部位(バンパーの取り付け部位420,図4参照)にバンパー470の画像が重ねて表示される。作業者は、対象部位を確認し、作業を行うことができる。なお、対象部位を示す画像は、対象部位に対する作業が完了した形態を示す画像である。すなわち、CPU41は、単にバンパー470の画像を表示するのではなく、バンパーの取り付け部位420にバンパー470を組み付けた状態を示す画像を車両410の実像に重ねて表示する。作業用画像を距離に応じて拡大縮小することで、作業者は、作業対象物の実像と同じ大きさの作業用画像を見ながら作業を行うことができ、完成状態をイメージしやすく、作業を効率よく行うことができる。また、撮影画像内における作業対象物の位置に合わせて作業用画像を表示することで、作業者は、作業対象物の実像に重ねて作業用画像を見ることができ、完成状態をイメージしやすく、作業を効率よく行うことができる。
図3に示すように、CPU41は、作業者が作業中に作業対象物に対する位置を移動し、作業対象物に対する現在の方位が変更されたか否か、上記のS11〜S17と同様の処理を行うことによって、確認する(S31)。図7に、新たに撮影された撮影画像500に写る車両410の例を示す。作業者が移動したことにより、撮影画像500における車両410は、車両410の左斜め前方から撮影された状態で写る。車両410におけるバンパーの取り付け部位420は撮影画像500にも写っているが、正面から見た場合(図4参照)とは異なり、左側面側の部位430も撮影画像500に写る。
図3に示すように、作業者の位置に変更があった場合(S31:YES)、CPU41は、作業対象物に対する作業者の現在の方位と、作業者の位置の変更前における方位との差分を求め、作業対象物に対する作業者の移動角度を算出する(S33)。CPU41は、求めた移動角度分、方位をずらし、作業情報に基づく作業対象物の相似体の作業用画像を形成する。図8に、作業情報に基づき、車両410を左斜め前方から見た場合においてワイヤーフレームで表した相似体480を仮想画面450に仮想的に表示した作業用画像の例を示す。作業用画像には、相似体460の対象部位に、左斜め前方から見た場合のバンパー470が描画され、相似体460に重ねて表示される。
図3に示すように、CPU41は、上記S27と同様に、画像表示部36に作業用画像を表示させ(S35)、S31に戻る。図9に画像表示部36に表示された相似体460が、ハーフミラー8を透過する車両410の実像に重ねて表示される様子を示す。作業者が左斜め前方から見た車両410の実像に、左斜め前方から見たバンパー470の画像が重ねて表示される。作業者は、対象部位を確認し、作業を行うことができる。
図3に示すように、S31において、作業者の位置に変更がなければ(S31:NO)、CPU41は、対象部位に対する作業が完了したか否かについて確認する(S37)。具体的には、CPU41は、S31の判断の際に撮影された撮影画像において、対象部位の画像に対する画像解析を行う。画像解析は、前述の特徴部位の検出と同様に、対象部位の完成形の画像とのマッチングにより行う。CPU41は、対象部位に対する作業が完了してないと判断した場合(S37:NO)、S31に戻る。
S37において、対象部位に対する作業が完了したと判断した場合(S37:YES)、CPU41は、対象部位に対する作業が完了した旨のメッセージを作業者に伝えるための処理を行う。CPU41は、画像処理部59において、投影装置100の画像表示部36に表示するメッセージを示す表示画像を形成する。CPU41は、メッセージの表示画像に基づく映像信号を投影装置100に出力し、画像表示部36にメッセージの表示画像を表示させる。さらにCPU41は、対象部位の画像を点滅表示する映像信号を出力し、画像表示部36に点滅した対象部位の画像を表示させる(S39)。CPU41は、RAM45に記憶する対象部位の情報のうち、S37で作業が完了したと判断した対象部位について作業完了を表すフラグを記憶し、対象部位の総数を1減らす。CPU41が作業完了のメッセージを表示することによって、現在の対象部位における作業が完了したことを知ることができ、直ちに次の対象部位に対する作業に移ることができるので、効率よく作業を行うことができる。また、対象部位の画像を点滅表示させて作業完了を報知することによって、作業者は、現在の対象部位における作業が完了したことを、より確実に認知することができ、直ちに次の対象部位に対する作業に移り、さらに効率よく作業を行うことができる。また、対象部位における作業が完了していないうちは、対象部位に、作業が完了した状態の相似体が表示されるので、完成状態を見ながら作業を行うことができる。
CPU41はS41に進み、対象部位の総数が1以上であればS11に戻る。CPU41は、S41で、総数が0であった場合、作業対象物に対して行う作業が全て完了したと判断し(S41:NO)、作業補助プログラムを終了する。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることが可能である。S13における画像解析は、制御装置200のCPU41が行ったが、CPU41は、ネットワーク250を介して撮影画像をPC300に送信し、PC300のCPUが撮影画像の解析を行い、解析結果をCPU41に送信してもよい。作業用画像は作業対象物の相似体の画像に対象部位を示す画像を重ねて描画したものであるが、画像表示部36で表示する際には、作業対象物の相似体の画像は透明化し、対象部位を示す画像のみを作業対象物の実像に重ねて表示してもよい。
また、作業対象物の相似体の画像も含めて対象部位を示す画像を表示する場合、S23で特定した作業対象物の位置を避けた表示画面内の位置に、作業用画像を表示してもよい。言い換えると、作業用画像を作業対象物の実像に重ねずに表示してもよい。作業情報が、作業対象物を撮影または描画した画像の画像集合体である場合は、特に、作業対象物の位置を避けた表示画面内の位置に、作業用画像を表示することが望ましい。作業対象物に重ねずに作業情報に基づく対象部位を示す画像を表示すれば、表示画面内において画像がはっきりと表示されるので、作業者が対象部位を視認しやすい。本実施形態では作業用画像を作業対象物の実像に重ねて表示する点を説明したが、さらに、作業の手順を示すテキストや画像(静止画および動画を含む)などを、作業用画像とともに表示してもよい。
S37において、CPU41は作業完了の判断を対象部位の完成形の画像とのマッチングにより行ったが、作業者による操作部50の操作に基づき作業完了と判断してもよい。または、タイマーを設定し、対象部位における作業が予め設定した時間を経過したら、CPU41は作業が完了したと判断してもよい。あるいは、撮影画像を解析し、作業に用いる道具が予め決められた場所に置かれたことを検出したら、CPU41は作業が完了したと判断してもよい。
CPU41は、PC300のHDD350に蓄積した作業情報をネットワーク250経由で取得したが、作業情報をフラッシュROM47に記憶してもよい。
なお、本実施の形態においては、画像表示部36が本発明の「表示装置」に相当する。カメラ39が「撮影装置」に相当する。S13において撮影画像を解析して特徴画像を検出し、特徴情報を取得するCPU41が「第一取得手段」に相当する。S15において撮影画像の解析によって取得した特徴情報に基づいて、作業対象物を特定するCPU41が「識別手段」に相当する。S17において撮影画像の解析によって取得した特徴情報に基づいて、作業対象物に対する作業者の現在の方位を決定するCPU41が「決定手段」に相当する。S19において作業用画像を取得するCPU41が「第二取得手段」に相当する。S27において作業用画像を表示するCPU41が「表示手段」に相当する。S37において対象部位に対する作業が完了したか否かを判定するCPU41が「判定手段」に相当する。S25において作業対象物と作業者との間の距離を検出するCPU41が「判断手段」に相当する。S15において作業対象物を特定するCPU41が「識別手段」に相当する。ハーフミラー8が「表示部」に相当する。S23において撮影画像内における作業対象物の位置を特定するCPU41が「特定手段」に相当する。特徴部位が「所定の部位」に相当する。特徴画像が「所定画像」に相当する。特徴情報が「特定情報」に相当する。
1 ヘッドマウントディスプレイ
8 ハーフミラー
36 画像表示部
39 カメラ

Claims (10)

  1. 作業者の頭部に装着可能に構成され、画像を表示可能な表示装置と、
    前記作業者の視野に合わせて撮影方向および画角が設定された撮影装置と、
    前記撮影装置が撮影した撮影画像から、作業対象である作業対象物における所定の部位の画像である所定画像を、前記作業対象物に対する前記作業者の方位を特定する特定情報として取得する第一取得手段と、
    前記特定情報に基づいて、前記作業対象物に対する前記作業者の現在の方位を決定する決定手段と、
    前記作業対象物に対して行う作業の対象部位が複数あって、それぞれの対象部位を示す画像を、当該対象部位に対する前記作業者の方位を示す方位情報とともに含む作業情報を取得する第二取得手段と、
    前記作業対象物に対する方位が前記作業者の現在の方位と一致する前記作業情報に基づく画像を前記表示装置に表示して前記対象部位を示す表示手段と、
    を備えたことを特徴とする作業補助システム。
  2. 前記作業情報は、前記作業対象物の形状と相似な形状を有する画像を描画可能な情報であることを特徴とする請求項1に記載の作業補助システム。
  3. 前記対象部位に対する作業が完了した状態の前記作業対象物に相似な物体を描画した前記作業情報に基づく画像と、前記撮影画像とを比較して、前記作業対象物の前記対象部位に対する作業が完了したか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記判定手段の判定結果を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項2に記載の作業補助システム。
  4. 前記表示手段は、
    前記判定手段が前記対象部位に対する作業が完了したと判定した場合、前記表示装置に、前記作業情報に基づく画像を点滅表示し、
    前記判定手段が前記対象部位に対する作業が完了していないと判定した場合、前記表示装置に、前記対象部位に対する作業が完了した状態の前記作業対象物に相似な物体を描画した前記作業情報に基づく画像を表示することを特徴とする請求項3に記載の作業補助システム。
  5. 前記判定手段が前記対象部位に対する作業が完了していないと判定した後、前記作業者の現在の方位に変化がない状態で、さらに前記判定手段が前記対象部位に対する作業が完了したと判定した場合、前記表示手段は、前記表示装置に、前記対象部位に対する作業が完了した状態の前記作業対象物に相似な物体を描画した前記作業情報に基づく画像を表示するとともに、作業完了を報知するメッセージを表示することを特徴とする請求項3または4に記載の作業補助システム。
  6. 前記撮影画像と前記特定情報とに基づいて、前記作業者と前記作業対象物との距離を判断する判断手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記判断手段が判断した前記作業者と前記作業対象物との距離に応じて、前記表示装置に、前記作業情報に基づく前記作業対象物に相似な物体の画像を拡大縮小して表示することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の作業補助システム。
  7. 前記撮影画像と前記特定情報とに基づいて、前記作業対象物を識別する識別手段をさらに備え、
    前記取得手段は、前記識別手段が識別した前記作業対象物と相似な物体の画像を描画可能な前記作業情報を取得することを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の作業補助システム。
  8. 前記表示装置において画像が表示される表示部は、画像を形成する画像形成素子から照射される画像光の少なくとも一部を反射して前記作業者の眼に入射するとともに、外界の実像からの光の少なくとも一部を透過して、前記作業者の視野において画像を実像に重畳させて認識させることが可能な表示部であり、
    前記撮影画像と前記特定情報とに基づいて、前記表示部において前記作業対象物の実像が表示される位置を特定する特定手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記表示部において、前記特定手段が特定した前記作業対象物の位置に応じた位置に、前記作業情報に基づく画像を表示することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の作業補助システム。
  9. 前記表示手段は、前記表示部において、前記特定手段が特定した前記作業対象物の位置に重ね、前記作業情報に基づく画像を表示することを特徴とする請求項8に記載の作業補助システム。
  10. 作業者の視野に合わせて撮影方向および画角が設定された撮影装置で作業対象物を撮影した撮影画像に基づき、前記作業者の頭部に装着可能に構成された表示装置に画像を表示して、前記作業者が前記作業対象物に対して作業を行う場合に前記作業者を補助する作業補助装置として機能させるためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記撮影装置が撮影した撮影画像から、作業対象である作業対象物における所定の部位の画像である所定画像が、前記作業対象物に対する前記作業者の方位を特定する特定情報として取得される第一取得ステップと、
    前記撮影画像と前記特定情報とに基づいて、前記作業対象物に対する前記作業者の現在の方位が決定される決定ステップと、
    前記作業対象物に対して行う作業の対象部位が複数あって、それぞれの対象部位を示す画像を、当該対象部位に対する前記作業者の方位を示す方位情報とともに含む作業情報が取得される第二取得ステップと、
    前記作業対象物に対する方位が前記作業者の現在の方位と一致する前記作業情報に基づく画像が前記表示装置に表示されて前記対象部位が示される表示ステップと、
    を実行させるプログラム。
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