JP5895542B2 - 生体情報測定機器 - Google Patents

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Description

この発明は、患者の生体に関する情報を測定する生体情報測定機器に関する。
近年、医療機関では患者の容態や治療過程を記録するカルテの電子化が進んでいる。ところが、血圧,体温およびSpO2(動脈血酸素飽和度)等の患者の生体情報測定(所謂スポットチェック)の際には、通常1日に2〜3回看護師が生体情報を測定してメモをとり、その後電子カルテに手作業で入力・転記している。そのため、看護師の入力作業の業務負担が重く、データの転記ミスや入力間違いや入力漏れが発生するという問題がある。
そこで、計測された体温のデータを、液晶表示器のドットを一定の点滅速度で点滅させることによって、シリアルデータとして無線転送する電子体温計が提案されている(特開2000‐283855号公報(特許文献1))。
上記従来の電子体温計においては、検温済の電子体温計を箱形の読み取り装置の上面に複数設けられた体温計挿入口の1つに温度センサを含む先端を上にして挿入する。そうすると、上記電子体温計と体温計挿入穴の側面とが近接して、上記側面の発光部から出射されて電子体温計における液晶表示器のドットで反射された光を上記側面の受光部で検出することによって、上記ドットの点滅が検出される。こうして読み取られた温度データは、インターフェースユニットによってパソコン等に送信される。
特開2000‐283855号公報
しかしながら、上記従来の電子体温計には、以下のような問題がある。すなわち、上記電子体温計を上記読み取り装置の体温計挿入口に挿入した状態で持ち運ぶ際には、電子体温計の上記先端部が体温計挿入口から外側に突出しているため、損傷を受けやすいという問題がある。さらに、上記電子体温計は体温計挿入口に挿入されているだけで、何ら固定されてはいない。そのため上記読み取り装置が斜めになった場合には、上記体温計挿入口から電子体温計が簡単に抜け落ちるという問題もある。
また、上記体温計挿入穴の側面の発光部から出射されて電子体温計における液晶表示器のドットで反射された光を上記側面の受光部で検出するために、上記電子体温計と体温計挿入穴の側面とが近接している。したがって、機能の向上や性能向上等によって電子体温計の太さに変化が生じた場合には、上記読み取り装置の形状も変更する必要が生ずるために、簡単に対応できないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、体温計を確実に保持して保護できる生体情報測定機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の生体情報測定機器は、
上面に嵌合凹部を有する本体と、
生体情報としての体温を検出する細長いセンサー部と、上記センサー部よりも太く、使用者の指で摘まれるべき頭部と、長手方向に関して太さが変化して上記センサー部と上記頭部とに連なる遷移部とを含む体温計と、
弾性材料から成ると共に、上記本体の上記嵌合凹部に嵌合する形状を有して、少なくとも上記体温計が収容される収容部が設けられたトレイと
を備え、
上記トレイの上記収容部は、上記体温計の上記頭部,上記遷移部および上記センサー部に実質的に対応した形状を有し、上記頭部に対応する領域における上記長手方向に垂直な方向の寸法は、上記頭部の寸法と同じかあるいは小さく、
上記トレイにおける上記体温計の収容部の箇所の肉厚は、上記体温計の収容部以外の箇所の肉厚よりも厚くなっている
ことを特徴としている。
ここで、上記「生体情報」とは、血圧,体温およびSpO2(動脈血酸素飽和度)等の患者の生体に関する情報を広く指す。さらに、以下で述べる「病院」とは、医院および保健センター等の名称を問わず、医療に関する診断や治療を行う医療機関を広く指す。また、以下で述べる「医療従事者」とは、看護士,医師およびME(Medical Engineer)等を広く指す。また、以下で述べる「ネットワーク」とは、有線あるいは無線を問わず、ローカルエリアネットワーク(LAN)やワイドエリアネットワーク(WAN)やインターネット等のネットワークを広く指す。
上記構成によれば、本体の嵌合凹部に嵌合されるトレイにおける体温計が収容される収容部は、上記体温計の上記頭部,上記遷移部および上記センサー部に実質的に対応した形状を有しており、上記頭部に対応する領域における長手方向に垂直な方向の寸法は、上記頭部の寸法と同じかあるいは小さくなっている。したがって、上記収容部における上記領域は上記体温計の上記頭部に対して摩擦力および保持力を作用させることができ、上記体温計を上記収容部内に確実に保持することができる。
そのために、医療従事者が本生体情報測定機器を持ち運びながら各患者を巡回して生体情報測定を行う巡回モード時に、上記本生体情報測定機器が斜めになっても、上記収容部から上記体温計が簡単に抜け落ちることを防止できる。さらに、上記体温計における上記センサー部を含む全体が上記収容部内に完全に収容されているので、上記センサー部が損傷を受けることを防止できる。
また、例えば、機能向上や性能向上等によって上記体温計の太さや幅を全体的にあるいは部分的にやや大きくする必要が生じた場合には、上記収容部の深さや幅を上記体温計の形状に合わせてやや大きくすることによって対処することができる。したがって、上記本体自体の形状を何ら変えることなく、上記トレイのみの形状変更で上記体温計の寸法変更に対応することができる。
また、1実施の形態の生体情報測定機器では、
上記トレイの上記収容部における上記センサー部に対応する領域では、収容された上記体温計の上記センサー部との間に隙間が形成される。
上記体温計の上記センサー部は、検温時には人体における口中や脇の下に挿入されるため、唾液や汗等の体液が付着する。この実施の形態によれば、上記収容部における上記センサー部の周囲に隙間を設けている。したがって、上記収容部に上記体温計を収納した際に、上記センサー部に付着した体液を上記隙間から容易に蒸発させて、上記センサー部を速やかに乾燥させることができる。
また、1実施の形態の生体情報測定機器では、
上記収容部における上記頭部に対応する領域の開口縁には、上記長手方向に垂直な方向に突出して、上記収容された体温計の上記頭部を保持するための突起が設けられている。
この実施の形態によれば、上記収容部における上記領域の開口縁に設けられている突起の弾性力に抗して、上記体温計の頭部を上記収容部の上記領域に圧入することによって、上記突起により上記体温計を上記収容部内に確実に保持することができる。
また、1実施の形態の生体情報測定機器では、
上記収容部における上記頭部に対応する領域の開口縁には、上記長手方向の中央部に、収容された上記体温計との間に指を挿入するための窪みが形成されている。
この実施の形態によれば、上記トレイの上記収容部における上記領域の開口縁には、収容された上記体温計との間に指を挿入するための窪みが形成されている。したがって、上記窪みに指を挿入することによって、上記突起で上記体温計が保持されていても容易に上記トレイから取り出すことができる。すなわち、上記体温計の上記収容部からの抜け落ち防止機能と取り出し機能との両立を図ることができる。
また、1実施の形態の生体情報測定機器では、
上記収容部における上記頭部に対応する領域に設けられた上記突起は、上記長手方向に関して上記窪みの両側に設けられている。
この実施の形態によれば、上記体温計を着脱する際に上記体温計のうちで指で摘まれる部分(上記頭部の上記窪みに対応する部分)の両側に、上記体温計を保持する上記突起が設けられている。したがって、上記体温計を着脱する際に、上記指で摘まれる部分の両側で上記突起から受ける摩擦力がバランスする。したがって、上記体温計が上記指で摘まれる部分の周りに回転することがなく、上記体温計の着脱を容易に行うことが可能になる。
また、1実施の形態の生体情報測定機器では、
上記トレイには、上記収容部とは異なる他の収容部が設けられている。
この実施の形態によれば、上記トレイには、上記収容部とは異なる他の収容部が設けられているので、上記体温計に加えて、例えばパルスオキシメータ等も収容することが可能になる。したがって、生体情報測定機器としての機能性を高めることができる。
以上より明らかなように、この発明の生体情報測定機器は、本体の嵌合凹部に嵌合されるトレイにおける体温計が収容される収容部を、上記体温計の上記頭部,上記遷移部および上記センサー部に実質的に対応した形状になし、上記頭部に対応する領域における長手方向に垂直な方向の寸法を、上記頭部の寸法と同じかあるいは小さくしている。したがって、弾性材料から成る上記トレイの上記収容部における上記領域は上記体温計の上記頭部に対して摩擦力および保持力を作用させることができ、上記体温計を上記収容部内に確実に保持することができる。
そのために、医療従事者が本生体情報測定機器を持ち運びながら各患者を巡回して生体情報測定を行う巡回モード時に、上記本生体情報測定機器が斜めになっても、上記収容部から上記体温計が簡単に抜け落ちることを防止できる。さらに、上記体温計における上記センサー部を含む全体が上記収容部内に完全に収容されているので、上記センサー部が損傷を受けることを防止できる。
また、例えば、機能向上や性能向上等によって上記体温計の太さや幅を全体的にあるいは部分的にやや大きくする必要が生じた場合には、上記収容部の深さや幅を上記体温計の形状に合わせてやや大きくすることによって対処することができる。したがって、上記本体自体の形状を何ら変えることなく、上記トレイのみの形状変更で上記体温計の寸法変更に対応することができる。



この発明の生体情報測定機器における外観を示す斜視図である。 図1に示す生体情報測定機器における本体の表示面と操作面とを略同じ角度で見た図である。 図2におけるトレイの斜視図である。 図2におけるA‐A'矢視断面図である。 図2におけるB‐B'矢視断面図である。 図2におけるC‐C'矢視断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の生体情報測定機器における外観を示す斜視図である。生体情報測定機器1は、本体2の前部に、斜めに立設して表示部3が設けられた表示面4と、この表示面4の下辺から表示面4に対して鈍角の角度で滑らかに延在する操作面5とが設けられている。
上記操作面5には、測定/停止ボタン6と、メニュー/確定ボタン7と、設定操作キー8と、トレイ9とが設けられている。また、表示面4の表示部3には、患者の氏名,医療従事者の氏名,最高血圧,最低血圧,脈拍,体温およびSpO2値等が切り替え表示される。
上記本体2の右側部には、電源コネクタ10と、USB(Universal Serial Bus)コネクタ11と、LAN(Local Area Network)コネクタ12とが設けられている。また、本体2の左側部には、NIBP(非観血式;Non Invasive Blood Pressure)コネクタ13が設けられている。さらに、本体2の内部には、血圧計,体温計およびパルスオキシメータで測定された生体情報を取り込むためのRFID(Radio Frequency IDenditification)センサー14が内蔵されている。
上記測定/停止ボタン6は電源スイッチであり、電源が切れているときに押されると、電源オンとなって血圧測定が開始される。そして、血圧測定中に押されると、電源オフとなって血圧測定が停止する。
上記メニュー/確定ボタン7は、本生体情報測定機器1の各種メニューを表示部3に表示させると共に、表示部3に表示された各測定値を確定する際に用いられる。
上記設定操作キー8は、4位置のシーソースイッチであり、上キー,下キー,左キー,右キー(図中▲印で示す)を含んでいる。これらの4つのキーは、表示部3の画面を切り替えたり、各種設定を入力したりするために操作される。
上記トレイ9は、本体2の操作面5に着脱可能に収納され、専用の電子体温計(本実施の形態ではオムロン電子体温計MC‐1600‐HP)を収容するための第1収容部15と、専用のパルスオキシメータ(本実施の形態では、オムロンパルスオキシメータHPO‐1600‐FP)を収容するための第2収容部16とが設けられている。
上記NIBPコネクタ13には、患者の血圧を測定する際に、上記血圧計を構成する血圧測定用のカフ(図示せず)につながるチューブ・エアホース(図示せず)が接続される。また、電源コネクタ10には、本体2に内蔵されたバッテリ(図示せず)を充電する際に、AC(交流)アダプタが接続される。また、USBコネクタ11には、バーコードリーダ(図示せず)等が接続される。また、LANコネクタ12には、本生体情報測定機器1を上記LANやWAN(ワイドエリアネットワーク)やインターネット等のネットワークが接続される。
上記構成を有する生体情報測定機器1は、巡回モードと固定モードとの2つのモードで使用される。看護師等の医療従事者が、設定操作キー8とメニュー/確定ボタン7とを操作して巡回モードを選択した場合には、医療従事者が生体情報測定機器1を持ち運びながら各患者を巡回して生体情報測定を行う業務形態に適応した動作を行う。一方、固定モードを選択した場合には、入院している各患者毎に生体情報測定機器1を固定して配置しておき、患者自らが生体情報測定機器1を操作して生体情報測定を行う業務形態に適応した動作を行う。
図2は、上記生体情報測定機器1における本体2の前部に設けられた表示面4と操作面5とを、斜め上方正面から略同じ角度で見た図である。また、図3は、トレイ9の斜視図である。また、図4は図2におけるA‐A'矢視断面図であり、図5はB‐B'矢視断面図であり、図6はC‐C'矢視断面図である。
以下、図2〜図6に従って、特に本願の特徴であるトレイ9周りを中心に説明を行う。
図2に示すように、上記本体2の操作面5にはトレイ9が着脱可能に収納されている。その場合、図4〜図6から分かるように、本体2の操作面5には、トレイ9の底面の形状と同じ形状に窪んで成型された上面パネル17が設置されている。したがって、トレイ9を上面パネル17の上記窪み内に装着することによって、トレイ9は上面パネル17の上記窪みに嵌合される。すなわち、上面パネル17の上記窪みで、特許請求の範囲における上記嵌合凹部を構成しているのである。
上記トレイ9は、ゴムやエラストマー(本実施の形態では熱硬化性シリコンゴム)等の弾性材料(硬度は50Hs〜70Hsが最適)で構成されており、上面パネル17の上記窪みに嵌合されることによって、上記巡回モード時に、上面パネル17との摩擦で簡単に本体2から抜け出さないようになっている。尚且つ洗浄時には容易に取り出すことができる。また、病院等で使用されるため、耐薬品性を有して消毒可能であることが重要である。
上記トレイ9には、上述したように、電子体温計18を収容するための第1収容部15と、上記パルスオキシメータ(図示せず)を収容するための第2収容部16とが設けられている。さらに、図3において、第2収容部16の右方に、本体2の操作面5に設けられた測定/停止ボタン6が挿通される第1穴部19と、設定操作キー8が挿通される第2穴部20とが形成されている。ここで、後に詳述するように電子体温計18および上記パルスオキシメータで測定された生体情報をRFIDセンサー14に取り込む際に測定/停止ボタン6,メニュー/確定ボタン7および設定操作キー8が操作されないように、トレイ9の上面は、測定/停止ボタン6,メニュー/確定ボタン7および設定操作キー8の各上面よりも高く位置している。
上記電子体温計18は、図2に示すように、一般的に、人間が指でつまむ頭部18aはつまみ易いように幅が広く(太く)なっている。また、体温を検出するセンサー部18cは人体に密着するように幅が狭く(細長く)なっている。また、頭部18aとセンサー部18cとの間の遷移部18bは、頭部18aからセンサー部18cに向かって太さが滑らかに変化している。
そして、上記トレイ9の第1収容部15は、電子体温計18の頭部18a,遷移部18bおよびセンサー部18cに実質的に対応した形状を有している。さらに、図2および図3に示すように、第1収容部15における電子体温計18の頭部18aに対応する第1領域15aの長手方向に垂直な方向(C‐C'の二点鎖線が延びる方向)の寸法は、電子体温計18の頭部18aの寸法より僅かに大きく設定されている。これに対し、第1収容部15における電子体温計18のセンサー部18cに対応する第2領域15bの長手方向に垂直な方向(A‐A'の二点鎖線が延びる方向)の寸法は、電子体温計18のセンサー部18cの寸法より大きく設定されており、図4から分かるように、電子体温計18の周囲には大きな隙間Gが設けられている。
上記電子体温計18のセンサー部18cは、検温時には口中や脇の下に挿入されるために、唾液や汗等の体液が付着する。そこで、センサー部18cの周囲に大きな隙間Gを設けて、第1収容部15に電子体温計18を収納した際に、センサー部18cに付着した体液が隙間Gから容易に蒸発してセンサー部18cが速やかに乾燥できるようにするのである。
さらに、上記第1収容部15の第1領域15aの開口縁両側には、上記長手方向に垂直な方向へトレイ9の上面に沿って突出して、収容された電子体温計18の頭部18aを保持するための4個の突起21が設けられている。この突起21はトレイ9と同一の弾性材料で形成されており、上記長手方向に垂直な方向に互いに対向している突起21間の間隔は、収容される電子体温計18の対応する箇所の幅より僅かに狭く設定されている。そして、トレイ9および突起21の弾性力に抗して、電子体温計18の頭部18aを第1収容部15の第1領域15aに圧入することによって、突起21によって電子体温計18を第1収容部15内に確実に保持するのである。
したがって、上記巡回モード時に、医療従事者が本生体情報測定機器1を持ち運ぶに際して、生体情報測定機器1が斜めになっても、第1収容部15から電子体温計18が簡単に抜け落ちることを防止できる。さらに、電子体温計18におけるセンサー部18cの全体が第1収容部15内に完全に収容されているため、損傷を受け難いようになっている。
尚、本実施の形態においては、上記第1収容部15における上記第1領域15aの開口縁に、収容される電子体温計18の対応する箇所の幅より僅かに狭い間隔で互いに対向する突起21を設けて、電子体温計18を保持するようにしている。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、第1収容部15における第1領域15aの長手方向に垂直な方向(C‐C'の二点鎖線が延びる方向)の寸法を電子体温計18の対応する箇所の寸法と同じに設定して、第1収容部15の第1領域15aと電子体温計18の頭部18aとの摩擦力によって、電子体温計18を第1収容部15内に保持するようにしても構わない。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記第1収容部15内に電子体温計18を保持している。そのため、そのままではトレイ9から電子体温計18を取り出し難い。そこで、第1収容部15の第1領域15aにおける開口縁両側の上記長手方向の中央部に、収容されている電子体温計18との間に指を挿入可能な窪み22が形成されている。したがって、電子体温計18を取り出す際に、窪み22に指を挿入して電子体温計18を容易に摘むことができ、電子体温計18の第1収容部15からの抜け落ち防止機能と取り出し機能との両立を図ることができる。
さらに、上記第1領域15aの開口縁に設けられる4個の突起21は、2つの窪み22における上記長手方向に関して両側に設けるようにしている。このように、電子体温計18を着脱する際に電子体温計18のうちで指で摘まれる部分(頭部18aの窪み22に対応する部分)の両側には、電子体温計18を保持する突起21が設けられている。したがって、電子体温計18を着脱する際に、上記指で摘まれる部分の両側で突起21から受ける摩擦力がバランスする。したがって、電子体温計18が上記指で摘まれる部分の周りに回転することがなく、電子体温計18の着脱を容易に行うことが可能になる。
また、図4〜図6に示すように、上記トレイ9における電子体温計18を収容するための第1収容部15の周囲の肉厚t1,t2,t3を、第1収容部15の周囲以外の箇所の肉厚t0よりも厚くしている。こうすることにより、例えば、機能の向上や性能の向上等によって電子体温計18の太さや幅を全体的にあるいは部分的にやや大きくする必要が生じた場合には、第1収容部15の深さや幅を電子体温計18の形状に合わせてやや大きくすることによって対処することができる。したがって、本体2自体の形状を何ら変えることなく、トレイ9のみの形状変更で電子体温計18の寸法変更に対応可能になるのである。
さらに、上記第1収容部15と同様に、第2収容部16における開口縁一側の上記長手方向の中央部に、指を挿入可能な窪み23が形成されている。したがって、上記パルスオキシメータの第2収容部16からの取り出し機能の向上を図ることができる。
以上のごとく、上記構成を有する生体情報測定機器1は、本体2の前部に、斜めに立設して表示部3が設けられた表示面4と、この表示面4の下辺から表示面4に対して鈍角の角度で滑らかに延在する操作面5とが設けられている。そして、操作面5には、電子体温計18を収容するための第1収容部15と上記パルスオキシメータを収容するための第2収容部16とが設けられたトレイ9が着脱可能に収納される。
その場合、上記本体2の操作面5にはトレイ9の底面の形状と同じ形状に成型された上面パネル17が設置されており、トレイ9はゴムやエラストマー等の弾性材料で構成されているので、トレイ9を上面パネル17の上記窪みに嵌合させることによって、上記巡回モード時に上面パネル17との摩擦で簡単に本体2から抜けだすことがなく、且つ洗浄時には容易に取り出すことができる。
また、上記トレイ9には、上述したように、電子体温計18を収容するための第1収容部15と、上記パルスオキシメータ(図示せず)を収容するための第2収容部16とが設けられている。そして、第1収容部15は、電子体温計18の頭部18a,遷移部18bおよびセンサー部18cに実質的に対応した形状を有している。さらに、生体情報測定機器1には蓋等がなく、第1収容部15は前方に緩やかに傾斜した操作面5に設けられている。
したがって、上記電子体温計18は常に丸見えの状態であり、特に上記固定モードの際に、電子体温計18は「いつもそこに在る」という感じを患者に与えることができ、検温時間になると患者が電子体温計18をすっと取り出して検温を行うことに何ら抵抗感を与えないようになっている。また、第1収容部15に電子体温計18が収容されていないときは、そのことが一目瞭然であり、電子体温計18を他の個所に置き忘れていることが患者自身や医療従事者に直ぐ分かる。そのために、電子体温計18が失われることを防止することができる。
これに対して、上記特許文献1に開示された従来の電子体温計では、電子体温計を箱形の読み取り装置の上面に設けられた体温計挿入口に挿入する縦形収納である。そのため、収納されている体温計は読み取り装置の中に隠れて見えない。したがって、患者は、検温時間になっても検温を忘れたり、読み取り装置から体温計を取り出して検温を行うことが億劫になったりする場合が生ずる。
また、図5および図6に示すように、上記本体2の操作面5における測定/停止ボタン6および設定操作キー8付近の上面パネル17の内部に、RFIDセンサー14を設けている。そして、検温を行った電子体温計18を上面パネル17の測定/停止ボタン6および設定操作キー8付近にかざすことによって、電子体温計18で測定された生体情報をRFIDセンサー14に取り込むことができる。その際に、上面パネル17の上面は、測定/停止ボタン6,メニュー/確定ボタン7および設定操作キー8の各上面よりも高く配置されている。そのために、電子体温計18をかざす際に、測定/停止ボタン6,メニュー/確定ボタン7あるいは設定操作キー8に触れて操作されることを防止することができるのである。
さらに、上記トレイ9の第1収容部15における第1領域15aの開口縁には、トレイ9の上面に沿って突出する4個の突起21を設けて、収容された電子体温計18の頭部18aを保持するようにしている。この突起21は、形状が多少異なる電子体温計でも装着できるように設置個所を4箇所にし、電子体温計18との摩擦を少なくするために上記長手方向の長さを狭くしている。しかしながら、突起21の個数は4個に限定されるものではなく、電子体温計18の形状に応じて適宜変更しても一向に差し支えない。
尚、本実施の形態においては、上記トレイ9には、電子体温計18を収容するための第1収容部15と、上記パルスオキシメータ(図示せず)を収容するための第2収容部16とを設けられているが、他の生体情報測定計を収容するための収容部を設けてもよい。あるいは、第1収容部15のみを設けてもよい。
また、本実施の形態においては、上記トレイ9に第1穴部19と第2穴部20とを形成し、第1穴部19に測定/停止ボタン6を挿通し第2穴部20に設定操作キー8を挿通するようにしている。しかしながら、測定/停止ボタン6,メニュー/確定ボタン7および設定操作キー8を上記トレイ9の外に配置して、RFIDセンサー14の上部には何も設けずに電子体温計18および上記パルスオキシメータをかざす位置を明示する意匠のみを施しても構わない。しかしながら、測定/停止ボタン6,メニュー/確定ボタン7および設定操作キー8をトレイ9内に配置した方が本生体情報測定機器のコンパクト化を図れることは言うまでもない。
1…生体情報測定機器
2…本体
3…表示部
4…表示面
5…操作面
6…測定/停止ボタン
7…メニュー/確定ボタン
8…設定操作キー
9…トレイ
14…RFIDセンサー
15…第1収容部
15a…第1領域
15b…第2領域
16…第2収容部
17…上面パネル
18…電子体温計
18a…電子体温計の頭部
18b…電子体温計の遷移部
18c…電子体温計のセンサー部
19…第1穴部
20…第2穴部
21…突起
22,23…窪み
G…隙間
t1,t2,t3…肉厚

Claims (6)

  1. 上面に嵌合凹部を有する本体と、
    生体情報としての体温を検出する細長いセンサー部と、上記センサー部よりも太く、使用者の指で摘まれるべき頭部と、長手方向に関して太さが変化して上記センサー部と上記頭部とに連なる遷移部とを含む体温計と、
    弾性材料から成ると共に、上記本体の上記嵌合凹部に嵌合する形状を有して、少なくとも上記体温計が収容される収容部が設けられたトレイと
    を備え、
    上記トレイの上記収容部は、上記体温計の上記頭部,上記遷移部および上記センサー部に実質的に対応した形状を有し、上記頭部に対応する領域における上記長手方向に垂直な方向の寸法は、上記頭部の寸法と同じかあるいは小さく、
    上記トレイにおける上記体温計の収容部の箇所の肉厚は、上記体温計の収容部以外の箇所の肉厚よりも厚くなっている
    ことを特徴とする生体情報測定機器。
  2. 請求項1に記載の生体情報測定機器において、
    上記トレイの上記収容部における上記センサー部に対応する領域では、収容された上記体温計の上記センサー部との間に隙間が形成される
    ことを特徴とする生体情報測定機器。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の生体情報測定機器において、
    上記収容部における上記頭部に対応する領域の開口縁には、上記長手方向に垂直な方向に突出して、上記収容された体温計の上記頭部を保持するための突起が設けられている
    ことを特徴とする生体情報測定機器。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一つに記載の生体情報測定機器において、
    上記収容部における上記頭部に対応する領域の開口縁には、上記長手方向の中央部に、収容された上記体温計との間に指を挿入するための窪みが形成されている
    ことを特徴とする生体情報測定機器。
  5. 請求項4に記載の生体情報測定機器において、
    上記収容部における上記頭部に対応する領域に設けられた上記突起は、上記長手方向に関して上記窪みの両側に設けられている
    ことを特徴とする生体情報測定機器。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の生体情報測定機器において、
    上記トレイには、上記収容部とは異なる他の収容部が設けられている
    ことを特徴とする生体情報測定機器。
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