JP5892712B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents

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本発明は、排ガス浄化用触媒に関する。
従来、自動車等の排ガスを処理する排ガス浄化用触媒としては、アルミナなどの無機酸化物からなる耐熱性担体に貴金属を担持させた三元触媒が広く使用されている。この三元触媒では、貴金属は、窒素酸化物(NOx)の還元反応並びに一酸化炭素(CO)及び炭化水素(HC)の酸化反応を促進する役割を担っている。また、耐熱性担体は、貴金属の比表面積を増大させると共に、反応による発熱を消散させて貴金属のシンタリングを抑制する役割を担っている。
しかしながら、貴金属の需要量は年々増加傾向にあり、且つ高価であるため、その使用量を低減するための技術や、代替材料の開発が求められている。
貴金属の使用を必須としない排ガス浄化用触媒の一例は、特許文献1に記載されている。この文献には、スピネル型構造を有する複合酸化物に、Co、Ni、Fe、Cuから選ばれる遷移金属を特定の割合で担持させ、CeO2を添加してなる触媒材料が記載されている。ここで、スピネル型構造を有する複合酸化物は、NiおよびGaを主たる金属元素として含有している。
特開平9−141102号公報
本発明は、貴金属なしでも高いNOx浄化能を達成可能な排ガス浄化用触媒を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によると、セリウムを含んだ担体と、前記担体に担持されたニッケル及び鉄とを含み、前記担体には、前記ニッケル及び前記鉄のみが担持され、前記鉄は、前記担体と固溶体を形成しておらず、前記鉄の量は、前記ニッケルの量と前記鉄の量と前記セリウムが全てセリアであると仮定した場合の前記セリアの量との合計量に対して10乃至30質量%であり、前記ニッケルの量は、前記ニッケルの量と前記鉄の量と前記セリウムが全てセリアであると仮定した場合の前記セリアの量との合計量に対して1乃至7質量%の範囲内にある排ガス浄化用触媒が提供される。
本発明によると、貴金属なしでも高いNOx浄化能を達成可能な排ガス浄化用触媒を得ることができる。
本発明の一態様に係る排ガス浄化用触媒を概略的に示す斜視図。 図1に示す排ガス浄化用触媒の一部を拡大して示す断面図。 製造例に係る触媒のXRD測定の結果を示す図。 製造例に係る触媒のXRD測定結果の一部を拡大して示す図。 製造例に係る触媒のXRD測定結果の一部を拡大して示す図。 製造例に係る触媒の格子定数を示すグラフ。 製造例に係る触媒のXRD測定の結果を示す図。 製造例に係る触媒及びFe23のラマンスペクトルを示す図。 Feの添加量とNOx50%浄化温度との関係を示すグラフ。 製造例に係る触媒のOSC測定結果を示すグラフ。
以下、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、一実施形態に係る排ガス浄化用触媒を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示す排ガス浄化用触媒の一部を拡大して示す断面図である。
図1及び図2に示す排ガス浄化用触媒1は、モノリス触媒である。この排ガス浄化用触媒1は、例えば、コージェライトなどのセラミックス、炭化ケイ素又は金属からなる基材2を含んでいる。基材2には、1つ又は複数の貫通孔が設けられている。ここでは、一例として、基材2は、略円筒形のモノリスハニカム基材であるとする。
基材2の隔壁上、即ち基材2に設けられた貫通孔の壁面上には、触媒層3が形成されている。基材2と触媒層3との間には、他の層が介在していてもよい。
触媒層3は、セリウムを含んだ担体と、この担体に担持されたニッケル及び鉄とを含んでいる。担体は、例えば、セリア又はセリウムを含んだ複合酸化物の形態でセリウムを含んでいる。典型的には、担体はセリアである。このような担体は、酸素吸蔵放出能を有している。
セリウムを含んだ複合酸化物は、セリウム以外の金属元素として、例えばチタン、アルミニウム及び亜鉛の少なくとも1つを含んでいてもよい。但し、この複合酸化物は、鉄を含んでいないことが好ましい。
セリウムを含んだ複合酸化物は、貴金属元素を含有していてもよいが、典型的には貴金属フリーである。この複合酸化物が貴金属元素を含有する場合、NOx浄化能に限らず、他の排ガス浄化能をも容易に向上させることができる。貴金属元素は、例えば、白金、パラジウム及びロジウムの少なくとも1つである。
セリウムを含んだ複合酸化物は、単一組成の複合酸化物であってもよく、複数の複合酸化物からなる混合物であってもよい。
担体に占めるセリアの割合は、担体が含んでいるセリウムが全てセリアの形態で含まれていると見なした場合、30乃至90質量%であることが好ましい。この割合が30乃至90質量%である場合、そうでない場合と比較してNOx浄化能により優れる。
担体に担持されたニッケルの少なくとも一部は、典型的には、担体と固溶体を形成している。好ましくは、ニッケルの少なくとも一部は、担体中のセリウムと固溶体を形成している。ニッケルの他の一部は、担体の表面に担持されている。
ニッケルが担体と固溶体を形成している場合、NOx浄化能が高い。この理由は定かではないが、本発明者らは以下のように考えている。
ニッケルが担体と固溶体を形成している場合、固溶体を形成していない場合と比較して、酸素吸蔵放出能(OSC)が高い。それ故、ニッケルが担体と固溶体を形成している場合、そうでない場合と比較して、還元雰囲気においてより多くの量の酸素が担体から放出される。そして、NOx還元反応の中間体であると考えられるナイトレート(NO3 -)が生成される際には、NOxの近傍に酸素が多く存在していることが有利である。つまり、OSCの高い担体から放出される酸素により、このナイトレートが生成しやすくなる。これにより、NOx還元反応が進行しやすくなり、NOx浄化能が向上する。
ニッケルの量と、鉄の量と、担体が含むセリウムが全てセリアであると仮定した場合のセリアの量との合計量に対するニッケルの量は、好ましくは1乃至7質量%の範囲内にあり、より好ましくは4乃至6質量%の範囲内にある。このニッケルの量が過度に少ないと、酸化力が低下するため、活性が落ちる傾向がある。このニッケルの量が過度に多いと、NiがCe−NiOとして固溶できない部分が多くなり、活性が落ちる傾向がある。
担体に担持された鉄は、典型的には、その少なくとも一部が酸化鉄の形態で担体の表面に担持されている。鉄は、担体と固溶体を形成していないことが好ましい。
担体の表面に担持された鉄が酸化鉄の形態で存在していると、NOx浄化能が向上する。この理由は定かではないが、本発明者らは以下のように考えている。
約200〜500℃の温度域では、水蒸気改質反応を生じる。例えば、プロピレンと水とが反応し、二酸化炭素及び水素が生成する。ここで生成した水素は、担体の表面に担持された酸化鉄を還元し、酸化数を低下させる。酸化鉄が還元されることにより、酸化鉄に配位不飽和サイトが生じるため、NOx浄化反応が進行しやすくなる。
ニッケルの量と、鉄の量と、担体が含むセリウムが全てセリアであると仮定した場合のセリアの量との合計量に対する鉄の量は、好ましくは10乃至30質量%の範囲内にある。この割合が十分に高い場合、担持された鉄の少なくとも一部が、酸化鉄の形態で担体の表面に存在しやすくなる。
また、この割合が小さすぎるか又は大きすぎる場合、低温域(例えば400℃以下)でのNOx転換率に優れないため、十分なNOx浄化能を達成できない可能性がある。
次に、この排ガス浄化用触媒1の製造方法を説明する。
この排ガス浄化用触媒は、セリウムを含んだ酸化物に、ニッケルと鉄とを逐次含浸により坦持させるか、又は、ニッケルと鉄とを共含浸により同時に担持させることによって得られる。即ち、逐次含浸法によっても共含浸法によっても上記触媒を得ることができる。逐次含浸法の場合、ニッケルと鉄とをこの順で担持させるのが好ましい。
その後、得られた粉末状の触媒を脱イオン水に分散させ、スラリーを調製する。このスラリーをハニカム基材2にコートし、触媒層3を形成する。次いで、触媒層3を乾燥、焼成し、排ガス浄化用触媒1を得る。
なお、鉄と比較してニッケルの方が、セリウムを含んだ酸化物により固溶し易い。それ故、共含浸法によっても、セリウムを含んだ酸化物にはニッケルが優先的に固溶する。
このように製造された排ガス浄化用触媒1は、典型的にはその担体の少なくとも一部とニッケルの少なくとも一部とが固溶体を形成しており、且つ、担体に担持された鉄の少なくとも一部が、酸化鉄の形態で担体の表面に担持されている。これらの構成を備えた触媒は、NOx浄化能が非常に優れている。
この理由は、これらの構成の各々により奏する効果、即ち上述した、ニッケルが担体と固溶体を形成していることによる効果と、担体の表面に酸化鉄が担持されていることによる効果との双方を奏するためである。
以上、排ガス浄化用触媒がモノリス触媒である場合を説明したが、排ガス浄化用触媒は、他の形態、例えばペレット触媒であってもよい。
<例1:触媒C1の製造>
本例では、図1及び図2に示す排ガス浄化用触媒1を、以下の方法で製造した。
ビーカーに蒸留水50ml、Ni(NO32(キシダ化学(株))0.20g、Fe(NO33(キシダ化学(株))0.73gを加え水溶液とした。次に、粉末のCeO2(第一稀元素化学工業(株))0.86gを加え、30分間攪拌した。得られた試料を、エバポレータを用いて、60℃で30分間に亘り蒸発乾固させた。この試料を80℃の乾燥機に入れ、12時間乾燥させた。更に、この試料を焼成るつぼに入れ、空気流通下において500℃で3時間焼成し、粉末状の触媒を得た。
続いて、この触媒100質量部を脱イオン水150質量部に分散させ、スラリーを調製した。このスラリーの全量を、コージェライトからなるモノリスハニカム基材2にコートした。このモノリスハニカム基材2は、250℃で1時間乾燥させ、続いて500℃で1時間焼成した。これによりモノリスハニカム基材2上に、触媒層3を形成した。ここで製造した排ガス浄化用触媒1を触媒C1と呼ぶ。
<例2〜26:触媒C2〜26の製造>
下記表1及び表2に示す組成となるように製造したことを除いて、触媒C1について説明したのと同様の方法により触媒C2〜C26を製造した。表1及び表2で示している組成の数値は、質量部を示している。
また、表1及び表2では各触媒の調製法も示している。ここで、触媒C6及び触媒C7に係る逐次含浸法において、矢印の始点側の金属元素は、それが始めに担体に担持されたことを示しており、矢印の終点側の金属元素は、それが2番目に担体に担持されたことを示している。
Figure 0005892712
Figure 0005892712
<X線回折(XRD)>
粉末状の触媒C6、C7及びC11乃至C13について、MiniFlexII/AP(Rigaku製)を用いて粉末X線回折法による測定を行った。これにより得られた回折パターンを図3に示す。図3中、横軸は回折角、縦軸は回折強度を示している。
図3を参照すると、それぞれの触媒でCeO2に由来するピークが3つ観測されている。図4には、図3に示した触媒C6、C11及びC12の回折パターンのうち、回折角が28.5°付近のピークを拡大し、重ね合わせた結果を示している。図5には、図3に示した触媒C7、C11及びC13の回折パターンのうち、回折角が28.5°付近のピークを拡大し、重ね合わせた結果を示している。図4及び図5において、触媒C11が極大を示した回折角度を、縦軸と平行に引かれた破線により示している。
図4を参照すると、Niのみを坦持させた触媒C12のピークが、触媒C11のピークと比較して、より高角度側にシフトしていることがわかる。また、図5を参照すると、Feのみを坦持させた触媒C13のピークが触媒C11のピークと比較して、より高角度側にシフトしていることがわかる。
更に、図4及び図5から、触媒C13のピークシフト量は、触媒C12のピークシフト量と比較してより大きいことがわかる。これは以下の理由によるものと考えられる。
触媒C12では、Ni2+がCeO2に固溶している。また、触媒C13では、Fe3+がCeO2に固溶している。そして、Fe3+はNi2+よりもイオン半径が小さい。それ故、触媒C11からのピークシフト量は、触媒C13の方が触媒C12より大きい。
これを踏まえ、触媒C6及び触媒C7を検討する。NiとFeとをこの順に坦持させた触媒C6のピークは、触媒C12のピークとほぼ同じ位置に検出されている。また、FeとNiとをこの順に担持させた触媒C7のピークは、触媒C12のピークとほぼ同じ位置に検出されている。つまり、触媒C6の回折パターンは、CeO2に対するFeの固溶を示しておらず、触媒C7の回折パターンは、CeO2に対するNiの固溶を示していない。
図6には、触媒C11乃至C13、C6及びC7のそれぞれについて、XRDにより担体の結晶の(111)面に由来するピークを測定することによって求めた格子定数をグラフで示している。
図6から、触媒C7及び触媒C13は、触媒C6及び触媒C12と比較してより格子定数が小さくなっていることがわかる。これは、上述したように、触媒C6及び触媒C12ではCeO2にNi2+が固溶しており、触媒C7及び触媒C13ではCeO2にFe3+が固溶しているためであると考えられる。
<触媒活性評価>
触媒C1乃至C26のそれぞれについて、常圧固定床流通式反応装置(反応管;内径4mm、外径6mm、長さ120mm パイレックス(登録商標)製 U字管、電気炉;アサヒ理科製作所製ARF−60KC)を使用して化学量論条件の評価ガス(NO=1000ppm、C36=1000ppm、CO=4000ppm、O2=6000ppm、H2O=10%、Ar balance)流通下で触媒活性評価を行った。各試料17.5mgに評価ガスを流通させ、昇温することにより評価した。総流量は60cc/minとした。常温から50℃刻みで昇温し、それぞれの温度でガス濃度が定常となった時点において、触媒活性を評価した。
触媒C1〜C26について、NO浄化率が30%となった温度をNO浄化温度T30(℃)とし、組成と併せて下記表3及び表4に示す。
Figure 0005892712
Figure 0005892712
<Fe添加効果の検討>
図7には、図3で示した触媒C11乃至C13に加え、触媒C1、C3及びC9のXRDで得られた回折パターンを示している。図8には、触媒C1及びFe23について、ラマン分光法により得られたラマンスペクトルを示している。
図7中の枠VIIに示しているように、触媒C3に係るXRDの回折パターンは、Fe23の存在を示している。また、図8に示しているように、触媒C1に係るラマンスペクトルは、Fe23の存在を示している。即ち、触媒C1及びC3に係る担体の表面には、Fe23が担持されていることが示された。
なお、これら触媒C1及びC3について上記XRD測定を行ったところ、これらの触媒では、CeO2に対してNiが固溶していることが確認された。
図9は、ニッケルの量と、鉄の量と、担体が含むセリウムが全てセリアであると仮定した場合のセリアの量との合計量に対するニッケルの量が4重量%であり、この合計量に対する鉄の量がそれぞれ異なる触媒として、触媒C12、C8、C9、C1、C2及びC3についてのNO浄化温度T50(℃)を示したグラフである。なお、NO浄化温度T50とは、NO浄化率が50%となった温度である。
図9から明らかなように、上記合計量に対する鉄の量が10〜30重量%の場合、0〜4重量%の場合と比較して低温域でのNOx浄化能が優れていた。
<OSC測定>
触媒C1、C12及びC13について熱重量(TG)測定を行い、この結果からOSCを算出した。TG測定では、装置は島津製作所 TG−DTA、DT−60/60Hを使用し、測定セルとしては白金セルを使用した。
図10に、触媒C1、C12及びC13のOSC測定結果を示す。担体にNiとFeとを共含浸法により担持させた触媒C1は、Niのみを坦持させた触媒C12及びFeのみを坦持させた触媒C13と比較して、OSCにより優れていた。
この結果から、CeO2にNiのみを坦持させた担体よりも、CeO2にNiとFeとを坦持させた担体の方がOSCに優れることが示された。
更なる利益及び変形は、当業者には容易である。それゆえ、本発明は、そのより広い側面において、ここに記載された特定の記載や代表的な態様に限定されるべきではない。従って、添付の請求の範囲及びその等価物によって規定される本発明の包括的概念の真意又は範囲から逸脱しない範囲内で、様々な変形が可能である。
以下に、当初の特許請求の範囲に記載していた発明を付記する。
[1]
セリウムを含んだ担体と、前記担体に担持されたニッケル及び鉄とを含み、
前記鉄の量は、前記ニッケルの量と前記鉄の量と前記セリウムが全てセリアであると仮定した場合の前記セリアの量との合計量に対して10乃至30質量%である排ガス浄化用触媒。
[2]
前記ニッケルの少なくとも一部は、前記セリウムの少なくとも一部と固溶体を形成している[1]に記載の排ガス浄化用触媒。
[3]
前記鉄は、少なくとも一部が前記担体の表面に酸化鉄の形態で担持されている[1]又は[2]に記載の排ガス浄化用触媒。
[4]
セリウムを含んだ担体に、ニッケルと鉄とをこの順に担持させるか、又は、ニッケルと鉄とを同時に担持させることと、
前記ニッケル及び前記鉄を担持させた前記担体を焼成することと
を含んだ方法により製造される[1]乃至[3]の何れか1に記載の排ガス浄化用触媒。
[5]
セリウムを含んだ担体と、前記担体に担持されたニッケルと、少なくとも一部が前記担体の表面に酸化鉄の形態で担持された鉄とを含む排ガス浄化用触媒。
[6]
前記ニッケルの少なくとも一部は、前記セリウムの少なくとも一部と固溶体を形成している[5]に記載の排ガス浄化用触媒。
[7]
セリウムを含んだ担体に、ニッケルと鉄とをこの順に担持させるか、又は、ニッケルと鉄とを同時に担持させることと、
前記ニッケル及び前記鉄を担持させた前記担体を焼成することと
を含んだ方法により製造される排ガス浄化用触媒。
[8]
貴金属フリーである[1]乃至[7]の何れか1に記載の排ガス浄化用触媒。
[9]
前記担体に占めるセリアの割合は30乃至90質量%の範囲内にある[1]乃至[8]の何れか1に記載の排ガス浄化用触媒。
[10]
前記ニッケルの量は、前記ニッケルの量と前記鉄の量と前記セリウムが全てセリアであると仮定した場合の前記セリアの量との合計量に対して1乃至7質量%の範囲内にある[1]乃至[9]の何れか1に記載の排ガス浄化用触媒。
1…排ガス浄化用触媒、2…基材、3…触媒層。

Claims (5)

  1. セリウムを含んだ担体と、前記担体に担持されたニッケル及び鉄とを含み、
    前記担体には、前記ニッケル及び前記鉄のみが担持され、
    前記鉄は、前記担体と固溶体を形成しておらず、
    前記鉄の量は、前記ニッケルの量と前記鉄の量と前記セリウムが全てセリアであると仮定した場合の前記セリアの量との合計量に対して10乃至30質量%であり、
    前記ニッケルの量は、前記ニッケルの量と前記鉄の量と前記セリウムが全てセリアであると仮定した場合の前記セリアの量との合計量に対して1乃至7質量%の範囲内にある排ガス浄化用触媒。
  2. 前記ニッケルの少なくとも一部は、前記セリウムの少なくとも一部と固溶体を形成している請求項1に記載の排ガス浄化用触媒。
  3. 前記鉄は、少なくとも一部が前記担体の表面に酸化鉄の形態で担持されている請求項1又は2に記載の排ガス浄化用触媒。
  4. 貴金属を含まない請求項1乃至の何れか1項に記載の排ガス浄化用触媒。
  5. 前記担体に占めるセリアの割合は30乃至90質量%の範囲内にある請求項1乃至の何れか1項に記載の排ガス浄化用触媒。
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