JP5892548B2 - 描画プログラム、描画装置、および描画方法 - Google Patents

描画プログラム、描画装置、および描画方法 Download PDF

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Description

本発明は、描画プログラム、描画装置、および描画方法に関する。
人間や動物の心臓は血液を拍出する臓器であり、心臓の機能を再現する数値解析が従来から行われている。心臓の数値解析では、心筋の任意領域が時刻変化する心筋梗塞のシミュレーションが行われている。このような心筋の任意領域の変化を観察する場合、心筋の任意領域の抽出技術が利用可能である(たとえば、下記非特許文献1を参照。)。
Kitware,Inc.著 vtkMarchingContourFilter Class Reference.pdf 2010年9月27日発行 [URL]www.vtk.org/doc/release/5.6/html/a01103.html [検索日]2012年3月12日
しかしながら、上述した従来技術では、任意領域内の要素が持つ仕事率や仕事力などの物理値の上限および下限の許容範囲を心筋梗塞の領域として、ユーザが指定することになる。心筋梗塞の領域を特定する物理値の許容範囲は、患者や患者の状態により異なるため、心筋梗塞の許容範囲を指定するのは困難である。このような問題は、心臓に限らず他の臓器についても同様であり、心筋梗塞以外の他の疾患についても同様である。
本発明は、臓器における疾患部位の特定の容易化を図ることを目的とする。
本発明の一側面によれば、シミュレーション対象の位置毎に物理値をそれぞれ有する要素の集合であるシミュレーションモデルにおいて指定された領域の描画対象である描画対象要素群が有する物理値の範囲を検出し、前記描画対象要素群に含まれる各描画対象要素に隣接する要素の集合である隣接要素群を前記シミュレーションモデルから特定し、特定された前記隣接要素群に含まれる各隣接要素の物理値が前記範囲に含まれるかを判断し、物理値が前記範囲に含まれると判断された隣接要素を前記描画対象要素群に追加させ、隣接要素が追加された描画対象要素群に応じて、前記シミュレーションモデルを描画する描画プログラム、描画装置、および描画方法が提案される。
本発明の一側面によれば、臓器における疾患部位の特定の容易化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる描画装置による心臓モデルの描画例を示す説明図である。 図2は、実施の形態にかかる描画装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態にかかる描画装置の機能的構成例を示すブロック図である。 図4は、描画対象要素群のデータ構造例を示す説明図である。 図5は、図4に示したテトラ要素tiを示す説明図である。 図6は、ヒストグラムの一例を示す説明図である。 図7は、隣接要素群のデータ構造例を示す説明図である。 図8は、追加要素群のデータ構造例を示す説明図である。 図9は、実施の形態にかかる描画装置による描画処理手順例を示すフローチャートである。 図10は、図9の拡張処理(ステップS907)の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる描画プログラム、描画装置、および描画方法の実施の形態を詳細に説明する。なお、本実施の形態では、臓器の一例として人間の心臓の3次元モデルを用いて説明するが、心臓以外の人間や動物の他の臓器の3次元モデルでも実現可能である。
<心臓モデルの描画例>
図1は、実施の形態にかかる描画装置による心臓モデルの描画例を示す説明図である。図1において、(A)は心臓の3次元モデルを示す。心臓の3次元モデルを、以下、「心臓モデル」と称す。心臓モデル100は、たとえば、テトラ要素と呼ばれる四面体の要素(非構造格子データ)の集合であり、各テトラ要素は、当該テトラ要素の配置位置に応じた物理値を持つ。物理値は、テトラ要素に対応する心筋の挙動を示す値であり、たとえば、仕事力[KPa]や、仕事[J/ml]、仕事率[J/s・ml]が物理値に採用される。
描画装置は、ユーザによるマウス等のポインティングデバイスの操作により、心臓モデル100においてある領域を指定する。指定された領域を「指定領域」と称す。具体的には、たとえば、描画装置は、ユーザの操作により指定された矩形領域を心臓モデル100の表面に写像することにより、当該矩形領域に対応する心臓モデル100の表面を指定領域Aに設定する。
(B)は、(A)で指定された指定領域Aの拡大図である。指定領域Aはテトラ要素群を含む。指定領域A内のテトラ要素群を描画対象要素群Uと称す。(B)において、三角形の図形はテトラ要素を示す。テトラ要素は四面体であるが、ここでは便宜的に三角形とする。描画装置は、指定領域Aを、太矢印で示したテトラ要素の隣接方向に拡大していく。
この場合、(B)の初期の描画対象要素群Uにおける物理値の上限と下限との間の許容範囲に物理値をもつ隣接要素が、描画対象要素群Uに含まれる。また、当該許容範囲外の隣接要素であっても、後述する一定条件下で描画対象要素群Uに含まれる。(C)は、拡大後の描画対象要素群Uである。拡張後の描画対象要素群Uが、観測したい心筋梗塞等の病態を表示した領域となる。
(D)は、(C)の拡張後の描画対象要素群Uを特徴づけて心臓モデル100を描画した描画例である。このように、(A)において、指定領域Aを指定するだけで、患者や患者の状態により変化する心筋梗塞等の病態の領域を容易に特定することができる。
<描画装置のハードウェア構成例>
図2は、実施の形態にかかる描画装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2において、描画装置は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、磁気ディスクドライブ204と、磁気ディスク205と、光ディスクドライブ206と、光ディスク207と、ディスプレイ208と、I/F(Interface)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部はバス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、描画装置の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。磁気ディスクドライブ204は、CPU201の制御にしたがって磁気ディスク205に対するデータのリード/ライトを制御する。磁気ディスク205は、磁気ディスクドライブ204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
光ディスクドライブ206は、CPU201の制御にしたがって光ディスク207に対するデータのリード/ライトを制御する。光ディスク207は、光ディスクドライブ206を介して書き込まれたデータを記憶したり、光ディスクドライブ206を介して記憶されたデータをコンピュータに読み取らせたりする。
ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
インターフェース(以下、「I/F」と略する。)209は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク214に接続され、このネットワーク214を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク214と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や許容範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、描画装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR(Optical Character Reader)機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。なお、光ディスクドライブ206、光ディスク207、ディスプレイ208、キーボード210、マウス211、スキャナ212、およびプリンタ213の少なくともいずれか1つは、なくてもよい。
<描画装置の機能的構成例>
図3は、実施の形態にかかる描画装置の機能的構成例を示すブロック図である。描画装置300は、検出部301と、特定部302と、判断部303と、追加部304と、描画部305と、を有する。検出部301、特定部302、判断部303、追加部304、および描画部305は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、磁気ディスク205、光ディスク207などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU201に実行させることにより、または、I/F209により、それらの機能を実現する。
検出部301は、シミュレーション対象の位置毎に物理値をそれぞれ有する要素の集合であるシミュレーションモデルにおいて指定された領域の描画対象である描画対象要素群Uが有する物理値の範囲を検出する。具体的には、検出部301は、各々臓器での位置に応じた物理値を有する要素の集合である臓器モデルにおける指定領域A内の描画対象要素群Uにおける物理値の許容範囲を検出する。臓器モデルにおける指定領域A内の描画対象要素群Uのデータ構造は、たとえば、心臓モデル100を構成するテトラ要素群のデータ構造の一部である。
図4は、描画対象要素群Uのデータ構造例を示す説明図である。描画対象要素群Uのデータ構造400は、ID項目と、第1頂点項目〜第4頂点項目と、重心項目と、物理値項目と、を有し、テトラ要素ごとに、各項目の値を有するデータ構造である。
ID項目には、指定領域A内のテトラ要素のID:i(1≦i≦n)が格納される。IDとは、テトラ要素を一意に識別する識別情報である。ID:iのテトラ要素を、テトラ要素tiとする。第1頂点項目〜第4頂点項目には、テトラ要素tiの第1頂点v1(ti)〜第4頂点v4(ti)の頂点座標値が格納される。便宜上、座標値についても、v1(ti)〜v4(ti)と表記する。第1頂点v1(ti)〜第4頂点v4(ti)とは、四面体であるテトラ要素の各頂点である。
重心項目には、テトラ要素tiの重心g(ti)となる重心座標値が格納される。便宜上、座標値についても、g(ti)と表記する。物理値項目には、テトラ要素tiに割り当てられた物理値e(ti)が格納される。上述したように、物理値は、テトラ要素に対応する心筋の挙動を示す値であり、たとえば、仕事力[KPa]や、仕事[J/ml]、仕事率[J/s・ml]が採用される。
図5は、図4に示したテトラ要素tiを示す説明図である。テトラ要素tiの形状は第1頂点v1(ti)〜第4頂点v4(ti)を有する四面体である。また、重心g(ti)には、物理値e(ti)が割り当てられる。
図3に戻る。検出部301は、具体的には、図1の(A)に示したように、指定領域A内の描画対象要素群Uの各テトラ要素が持つ物理値を抽出する。たとえば、検出部301は、描画対象要素群Uの各テトラ要素が持つ物理値のヒストグラムを作成し、物理値の上限と下限を検出する。
図6は、ヒストグラムの一例を示す説明図である。検出部301は、たとえば、ヒストグラム600において、上限HLから下限LLまでの許容範囲601を検出する。ここで、上限HLとは、物理値の最大値であり、下限LLとは、物理値の最小値である。また、上限HLについては、要素数が所定数以上となる物理値の最大値としてもよい。同様に、下限LLについても、要素数が所定数以上となる物理値の最小値としてもよい。また、あらかじめ設定された許容値により許容範囲601を拡大してもよい。たとえば、許容範囲601が[LL,HL]の場合、許容値α(>0)を考慮すると、許容範囲601が[LL−α,HL+α]となる。
図3に戻る。特定部302は、描画対象要素群Uに含まれる各描画対象要素に隣接する要素の集合である隣接要素群を前記シミュレーションモデルから特定する。具体的には、特定部302は、描画対象要素群Uの各要素に隣接する要素の集合である隣接要素群を臓器モデルから特定する。たとえば、特定部302は、隣接要素群を心臓モデル100から特定する。隣接要素とは、隣接元のテトラ要素に隣接するテトラ要素であり、たとえば、隣接元のテトラ要素の面、辺、頂点のいずれかに接触するテトラ要素である。特定された隣接要素群は、図7に示すデータ構造で、記憶装置に保持される。
図7は、隣接要素群のデータ構造例を示す説明図である。隣接要素群のデータ構造700は、描画対象要素群Uのデータ構造400を構成する項目群に、選択項目が追加されたデータ構造である。描画対象要素群Uのデータ構造400を構成する項目群と同一項目については説明を省略する。
選択項目には、その隣接要素が選択済みか未選択かを示す選択フラグが格納される。ここでは、例として、「1」が選択済み、「0」が未選択とする。図7では、すべて「0」であるため、まだ1つの隣接要素も選択されていない初期状態を示している。
図3に戻る。判断部303は、特定された隣接要素群に含まれる各隣接要素の物理値が前記範囲に含まれるかを判断する。具体的には、判断部303は、特定部302によって特定された隣接要素群の各要素の物理値が許容範囲601内であるか否かを判断する。具体的には、たとえば、判断部303は、図7の隣接要素群のデータ構造700から1レコードずつ隣接要素を選択する。選択された隣接要素の選択フラグは、「0」から「1」に遷移する。そして、判断部303は、選択された隣接要素の物理値が、検出部301で検出された許容範囲601内の値か否かを判断する。
追加部304は、物理値が前記範囲に含まれると判断された隣接要素を描画対象要素群Uに追加する。具体的には、追加部304は、判断部303によって許容範囲601内と判断された要素を描画対象要素群Uに追加する。たとえば、追加部304は、物理値が許容範囲601内と判断された隣接要素を、追加要素として、追加要素群のデータ構造に追加する。
図8は、追加要素群のデータ構造例を示す説明図である。追加要素群のデータ構造800は、描画対象要素群Uのデータ構造400を構成する項目群と同一項目であるため、説明を省略する。追加要素wkは、隣接要素群のうち物理値が許容範囲601内であるテトラ要素である。
図3に戻る。追加部304は、隣接要素群のうち許容範囲601外と判断された要素群の要素が、描画対象要素群Uおよび隣接要素群の中の複数の要素に接する場合、描画対象要素群Uに追加する。具体的には、たとえば、追加部304は、物理値が許容範囲601外の隣接要素であっても、追加後の描画対象要素群Uの中の複数のテトラ要素に囲まれている場合は、物理値が許容範囲601内にあるとみなして、追加要素として、追加要素群のデータ構造800に追加する。
心臓モデル100を生成するミュレーションでは、テトラ要素の細分化により、物理値が許容範囲601外のテトラ要素が、物理値が許容範囲601内のテトラ要素群の中に離散的に存在する場合がある。一方、ユーザが観測したい心筋梗塞などの疾患部位は連続的である。したがって、描画対象要素群Uの連続性を担保するため、物理値が許容範囲601外の隣接要素であっても、描画対象要素群U(追加されたものも含む)の複数のテトラ要素に接する場合は、追加要素とする。
ここで、複数のテトラ要素との接触については、たとえば、面どうしが接触する場合、辺どうしが接触する場合、頂点どうしが接触する場合がある。どの接触をもって複数のテトラ要素との接触と規定するかは、設定により決まる。なお、面、辺、頂点のうち、面が最も接触部位が多く、頂点が最も接触部位が少ない。したがって、複数のテトラ要素との接触については、いずれのテトラ要素とも面のみ接触する場合に、複数のテトラ要素との接触としてもよい。また、いずれのテトラ要素とも面または辺で接触する場合に、複数のテトラ要素との接触としてもよい。また、面、辺または頂点のいずれかで接触する場合に、複数のテトラ要素との接触としてもよい。
また、追加部304は、許容範囲601外と判断された要素群の要素が、複数の要素のうち少なくともいずれか一つの要素から所定距離以内に存在する場合、描画対象要素群Uに追加する。具体的には、追加部304は、許容範囲601外と判断された要素群のテトラ要素と、接触する複数の描画対象要素のうち少なくともいずれか一つのテトラ要素との重心間距離が所定距離以内である場合、許容範囲601外と判断された要素群のテトラ要素を描画対象要素群Uに追加する。換言すれば追加部304は、複数のテトラ要素から所定距離離れている場合は、追加要素にはしない。このように、所定距離による制限を規定しておくことにより、描画対象要素群Uの過剰な拡大を抑制することができ、指定領域Aの自動特定の精度向上を図ることができる。
なお、ここでは、許容範囲601外と判断された要素群の要素が、複数の要素のうち少なくともいずれか一つの要素から所定距離以内に存在する場合を条件とするため、複数の要素のいずれに対しても所定距離以内に存在する場合に制限してもよい。
描画部305は、隣接要素が追加された描画対象要素群Uに応じて、シミュレーションモデルを描画する。具体的には、描画部305は、追加部304によって追加された追加後の描画対象要素群Uに基づいて、臓器モデルを描画する。たとえば、描画部305は、描画対象要素群Uを描画する。これにより、ユーザは、疾患部位がどのような3次元形状であるかを確認することができる。また、描画部305は、心臓モデル100を描画し、心臓モデル100のうち描画対象要素群Uを強調表示するように描画してもよい。これにより、ユーザは、心臓モデル100のうちどの程度の領域が疾患部位であるかを確認することができる。また、描画部305は、心臓モデル100のうち描画対象要素群U以外の残余の要素群を描画してもよい。これにより、ユーザは、疾患部位を除いた心臓モデル100や、疾患部位の境界を確認することができる。
また、描画部305は、追加要素群がなくなった場合、追加後の描画対象要素群Uに基づいて、臓器モデルを描画することとしてもよい。これにより、指定領域Aの自動拡大を停止することができる。一方、追加要素群が存在する場合は、描画部305は、まだ描画しない。この場合、上述した特定部302は、追加分のテトラ要素群の各要素に隣接する隣接要素群を特定することになる。具体的には、特定部302は、あらたに特定された隣接要素群を隣接要素群のデータ構造に追加する。この場合、選択フラグは「0」に設定される。したがって、判断部303および追加部304は、新たに特定された隣接要素群について判断処理および追加処理を実行することになる。したがって、指定領域Aの自動拡大をおこなうことができる。
<描画処理手順>
図9は、実施の形態にかかる描画装置300による描画処理手順例を示すフローチャートである。まず、描画装置300は、心臓モデル100に対してユーザ操作により領域の指定を受け付け(ステップS901)、指定領域A上の描画対象要素群Uを検出する(ステップS902)。つぎに、描画装置300は、描画対象要素群Uの物理値についてヒストグラム600を生成し(ステップS903)、物理値の許容範囲601を検出する(ステップS904)。
そして、描画装置300は、描画対象要素群Uの各要素の隣接要素群を特定し(ステップS905)、隣接要素群に未選択要素があるか否かを判断する(ステップS906)。未選択要素がある場合(ステップS906:Yes)、拡張処理を実行して(ステップS907)、ステップS906に戻る。拡張処理(ステップS907)の詳細については図10で後述する。これにより、未選択要素ごとに拡張処理(ステップS907)が実行されることになる。
また、ステップS906において、未選択要素がない場合(ステップS906:No)、描画装置300は、新規追加分の追加要素群があるか否かを判断する(ステップS908)。新規追加分の追加要素群がある場合(ステップS908:Yes)、描画装置300は、新規追加分の追加要素群の各要素に隣接する隣接要素群を特定し(ステップS909)、ステップS906に戻る。これにより、描画装置300は、新規追加分の追加要素群が得られなくなるまで、隣接要素群が特定されるため、描画対象要素群Uを拡張することができる。
また、ステップS908において、新規追加分の追加要素群がない場合(ステップS908:No)、描画装置300は、描画部305により描画処理を実行する(ステップS910)。これにより、図1の(D)に示したように心臓モデル100の疾患部位を表示することができる。
図10は、図9の拡張処理(ステップS907)の詳細な処理手順例を示すフローチャートである。描画装置300は、隣接要素群から未選択要素を1つ選択する(ステップS1001)。すなわち、描画装置300は、選択フラグが「0」のテトラ要素を選択する。選択された隣接要素を「選択隣接要素」と称す。この選択により選択フラグが「0」から「1」に遷移する。描画装置300は、選択隣接要素の物理値が許容範囲601内か否かを判断する(ステップS1002)。許容範囲601内である場合(ステップS1002:Yes)、描画装置300は、選択隣接要素を、追加要素群のデータ構造に追加し(ステップS1003)、ステップS906に移行する。これにより、選択隣接要素が描画対象要素群Uに加わるため、描画対象要素群Uを拡張することができる。
一方、ステップS1002において、選択隣接要素の物理値が許容範囲601外である場合(ステップS1002:No)、描画装置300は、選択隣接要素が複数の描画対象要素に接触するか否かを判断する(ステップS1004)。接触する場合(ステップS1004:Yes)、描画装置300は、選択隣接要素と接触先の複数の指定領域Aの少なくともいずれか一方のテトラ要素との距離が所定距離d以内であるか否かを判断する(ステップS1005)。
所定距離d以内である場合(ステップS1005:Yes)、ステップS1003に移行して、描画装置300は、選択隣接要素を追加要素群のデータ構造に追加する(ステップS1003)。これにより、物理値が許容範囲601外であっても疾患部位の連続性を担保することができる。
また、ステップS1005において、所定距離d以内でない場合(ステップS1005:No)、描画装置300は、選択隣接要素を追加要素群のデータ構造に追加せず、ステップS906に移行する。所定距離d以内という条件があるため、描画対象要素群Uの過剰な拡張を抑制することができる。
また、ステップS1004において、選択隣接要素が複数の描画対象要素に接触しない場合(ステップS1004:No)、描画装置300は、選択隣接要素を追加要素群のデータ構造に追加せず、ステップS906に移行する。これにより、拡張処理(ステップS907)を終了する。
このように、本実施の形態によれば、疾患部位の特定の容易化を図ることができるという効果を奏する。具体的には、ユーザは患者や患者の状態ごとに疾患部位を特定する必要がなく、観測したい箇所を指定領域Aとして指定するだけで、疾患部位にふさわしい描画対象要素を自動的に拡張することができる。
また、選択隣接要素の物理値が許容範囲601外である場合であっても、所定の条件下で許容範囲601内のテトラ要素とみなすことができるため、疾患部位の連続性を担保することができる。また、この場合、描画対象要素と所定距離以内でない場合は許容範囲601内のテトラ要素とみなさないため、描画装置300は、描画対象要素群Uの過剰な拡張を抑制することができる。したがって、描画装置300は、指定領域Aの特定精度の向上を図ることができる。
また、描画対象要素への追加分のテトラ要素がなくなれば、拡張処理が終了する。このため、ユーザは最初に指定領域Aを指定するだけで、どのくらいの領域までが疾患部位であるか、といった判断をおこなうことなく、最終的に拡張された描画対象要素群Uを疾患部位として得ることができる。したがって、疾患部位特定の利便性の向上を図ることができる。
100 心臓モデル
300 描画装置
301 検出部
302 特定部
303 判断部
304 追加部
305 描画部
400,700,800 データ構造
600 ヒストグラム
601 許容範囲
U 描画対象要素群

Claims (8)

  1. シミュレーションの結果を描画する描画プログラムにおいて、
    コンピュータに、
    シミュレーション対象の位置毎に物理値をそれぞれ有する要素の集合であるシミュレーションモデルにおいて指定された領域の描画対象である描画対象要素群が有する物理値の範囲を検出させ、
    前記描画対象要素群に含まれる各描画対象要素に隣接する要素の集合である隣接要素群を前記シミュレーションモデルから特定させ、
    特定された前記隣接要素群に含まれる各隣接要素の物理値が前記範囲に含まれるかを判断させ、
    物理値が前記範囲に含まれると判断された隣接要素を前記描画対象要素群に追加させ、
    隣接要素が追加された描画対象要素群に応じて、前記シミュレーションモデルを描画させることを特徴とする描画プログラム。
  2. 前記隣接要素群の特定では、
    前記描画対象要素群への追加分の要素群の各要素に隣接する要素の集合を前記隣接要素群としてあらたに前記シミュレーションモデルから特定することを特徴とする請求項1に記載の描画プログラム。
  3. 前記隣接要素の前記描画対象要素群への追加では、
    前記隣接要素群のうち前記範囲外と判断された要素群の要素が、前記描画対象要素群の中の複数の要素に接する場合、前記描画対象要素群に追加することを特徴とする請求項2に記載の描画プログラム。
  4. 前記隣接要素の前記描画対象要素群への追加では、
    前記範囲外と判断された要素群の要素が、前記複数の要素のうち少なくともいずれか一つの要素から所定距離以内に存在する場合、前記描画対象要素群に追加することを特徴とする請求項3に記載の描画プログラム。
  5. 前記シミュレーションモデルの描画では、
    前記追加分の要素群がなくなった場合、前記追加後の描画対象要素群に基づいて、臓器モデルを描画することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の描画プログラム。
  6. 前記シミュレーションモデルの描画では、
    前記追加後の描画対象要素群と前記シミュレーションモデルのうち前記追加後の描画対象要素群を除く残余の要素群とのうち、少なくともいずれか一方の要素群を描画することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の描画プログラム。
  7. シミュレーションの結果を描画する描画方法において、
    コンピュータが、
    シミュレーション対象の位置毎に物理値をそれぞれ有する要素の集合であるシミュレーションモデルにおいて指定された領域の描画対象である描画対象要素群が有する物理値の範囲を検出し、
    前記描画対象要素群に含まれる各描画対象要素に隣接する要素の集合である隣接要素群を前記シミュレーションモデルから特定し、
    特定された前記隣接要素群に含まれる各隣接要素の物理値が前記範囲に含まれるかを判断し、
    物理値が前記範囲に含まれると判断された隣接要素を前記描画対象要素群に追加し、
    隣接要素が追加された描画対象要素群に応じて、前記シミュレーションモデルを描画することを特徴とする描画方法
  8. シミュレーションの結果を描画する描画装置において、
    シミュレーション対象の位置毎に物理値をそれぞれ有する要素の集合であるシミュレーションモデルにおいて指定された領域の描画対象である描画対象要素群が有する物理値の範囲を検出する検出部と、
    前記描画対象要素群に含まれる各描画対象要素に隣接する要素の集合である隣接要素群を前記シミュレーションモデルから特定する特定部と、
    特定された前記隣接要素群に含まれる各隣接要素の物理値が前記範囲に含まれるかを判断する判断部と、
    物理値が前記範囲に含まれると判断された隣接要素を前記描画対象要素群に追加する追加部と、
    隣接要素が追加された描画対象要素群に応じて、前記シミュレーションモデルを描画する描画部と、
    を有することを特徴とする描画装置。
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