JP5892501B1 - 相関ノイズを除去する拡張視野反復再構成法 - Google Patents

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Abstract

3次元再構成画像を向上させるためのコンピュータを用いた方法及びシステムは、無相関ノイズを取り除くためのCOMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)を使用することに加え、相関ノイズを除去するための拡張視野反復再構成法(EFIRT)を利用することを含み、EFIRTは、一連の連続する再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行い、前記一連の連続する再構成像からROIを抽出して平均化することで利用される。

Description

本発明は、拡張視野反復再構成法(Extended Field Iterative Reconstruction Technique:EFIRT)を3次元(3D)構造再構成像に利用することによって相関ノイズを除去する、コンピュータ実行方法及びシステムに関する。
昨今、トモグラフィー再構成は、医療用途及び生体用途において構造決定に広く使用される技術になった。タンパク質や核酸といった高分子は重要な生体高分子であり、その構造内に重要な機能情報を保有している。また、タンパク質を含むほとんどの生体高分子はフレキシブルであり、他の分子と相互作用する高度な能力がある。このように、構造決定は、特に、分子間の相互作用を理解するのに重要な役割を果たしており、医薬開発に極めて重要である。
X線結晶構造解析法、核磁気共鳴(Nuclear Magnetic Resonance:NMR)又は単粒子クライオ電子顕微鏡といった、多くの標準的な3次元構造決定法は平均化に基づいているが、平均化は高分子構造のコンフォメーション(立体配座)やフレキシビリティ(適応性)についての情報のほとんどを失わせる可能性がある。この問題を解消するために、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)が導入されている。Cryo−ETはクライオ試料のTEM(Transmission Electron Microscope:透過型電子顕微鏡)画像を異なる傾斜角で撮り、異なる画像の位置合わせと逆投影を通して3次元断層写真を再構成することを伴う。Cryo−ETは、液体窒素温度への急速凍結により分子のネイティブ構造を保存し、必ずしも平均化を伴うとは限らない。結果として、フレキシブルなマルチドメインタンパク質をネイティブ状態で徹底的に研究することが可能になる。
高分子のCryo−ET3次元再構成像はいくつものタイプのノイズに直面する。ノイズのタイプの1つは試料ノイズであり、これは主にデータ記録中の試料の再配置のせいか、電子線による試料損傷に起因する劣化のせいである。このタイプのノイズは十分な低線量を使用することで普通は最小限に抑えられる。しかしながら、低線量は、低照度によってもたらされる無相関のショットノイズを増加させる。また、相関ノイズはTEM検出器の不完全さによって出現する可能性がある。その理由は、通常、ゲインリファレンス(gain reference)像は個々の検出素子からの応答を等しくするように生成されるが、ゲインリファレンス像の誤差は試料というよりむしろ検出器の領域と相関するノイズを生じさせる可能性があるからである。
拘束最大エントロピー断層撮影法(Constrained maximum entropy tomography:COMET)といった、規則化されたリファインメント用の手順を使用すると、Cryo−ET再構成像の無相関のショットノイズのほとんどを著しく減らすことができる。医療用途では高線量を使用してもよいので、一般的にショットノイズはかなりの程度まで回避される。しかしながら、この種のノイズは検出器面にわたる感度ばらつきと関係するので、検出器測定(detector measurement)から発する相関ノイズは扱いづらい。均質なシグナル応答を確保するために、実務では感度ムラ補正がよく使用されるが、感度ムラ補正の質はばらつくため、結果として生じるベースラインはばらつく。ベースライン周りのばらつきは、ポジション相関ノイズになる。ポジション相関ノイズは、2次元再構成像又は3次元再構成像において、検出器面に直交する方向の長さに依存する位置、または、多くの投影像にとっては、傾いていないビーム方向においてバックグラウンドを増加させる。
上記に鑑み、3次元(3D)の再構成画像を向上させるべく相関ノイズを除去する改良技術が必要とされる。
従って、本発明は関連技術の制限及び不都合に起因する上述した1以上の課題及びその他の課題を実質的に除去するスキームを対象にする。
本発明は、3次元再構成像における相関ノイズを除去するコンピュータ実行システム及び方法を提供することを目的とする。
本発明の目的に従って、且つ、これらの利点及びその他の利点を達成するために、具現化しかつ広く記載されているように、1つの態様では、本発明は、拡張視野反復再構成法(EFIRT)を3次元(3D)再構成像に利用することによって相関ノイズを除去するコンピュータ実行方法を提供し、前記方法は、一連の連続する再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行う処理、及び、前記一連の連続する再構成像からROIを抽出して平均化する処理、を含むことを特徴としている。
ある点では、本発明は、上記特徴を含むコンピュータ実行方法を提供し、前記一連の再構成は、電子線照射野の方向のzの値を増加させることで連続する各再構成像のボリュームを増加させることによって行われることを特徴としている。
別の点では、本発明は、上記特徴を含むコンピュータ実行方法を提供し、COMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)で前記3次元再構成像の無相関ノイズを除去することをさらに含むことを特徴としている。
また別の点では、本発明は、上記特徴を含むコンピュータ実行方法を提供し、3次元再構成は、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)アプリケーションによって実行されることを特徴としている。
ある点では、本発明は、サンプルの3次元(3D)再構成像を向上させる装置を提供し、前記装置は、COMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)で前記3次元再構成像の無相関ノイズを除去する処理、及び、拡張視野反復再構成法(EFIRT)手順を利用することによって前記3次元再構成像の相関ノイズを除去する処理、を含む命令を実行するようにプログラムされている。
別の点では、本発明は、上記特徴を含む装置を提供し、前記EFIRT手順は、一連の連続する再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行う処理、及び、前記一連の連続する再構成像からROIを抽出して平均化する処理、を含むことを特徴としている。
本発明の追加の又は個々の特徴と利点は、以下の記載において説明され、一部はその記載から明らかであり、あるいは、本発明の実施により習得することができる。本発明の目的と他の利点は添付図面だけでなくその明細書及び特許請求の範囲において特に指摘される構成によって実現され、達成されることになる。
上述の一般的な説明及び後述の詳細な説明は、いずれも具体例であって例示を目的としており、特許請求されている本発明の範囲の詳しい説明を提供することが意図されていることを理解すべきである。
図1は、本発明の実施形態に係る構造再構成像への拡張視野反復再構成法(EFIRT)の利用の仕方を説明する図である。 図2は、本発明の実施形態に係る構造再構成像へのEFIRTの利用の仕方について別の説明を提供する図である。 図3は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した一例を説明している。 図4は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した一例を説明している。 図5は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した一例を説明している。 図6は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した一例を説明している。 図7は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した一例を説明している。 図8は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した別の一例を説明している。 図9は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した別の一例を説明している。 図10は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した別の一例を説明している。 図11は、本発明の実施形態に係る無相関ノイズ及び相関ノイズを除去することによって3次元再構成の性能を改良するアルゴリズムを説明している。 図12は、本発明の実施形態に係る図11のアルゴリズムを実行するコンピュータ又はデータプロセッサを説明する図である。
本発明は、構造再構成のデータ処理を改良する、より具体的には、実施形態によっては、3次元再構成において検出器の不完全さに起因する相関ノイズを除去するコンピュータ実行方法及びシステムを提供する。
本発明の実施形態において、システムの主たる態様は以下のとおりである。
[例1]
3次元再構成画像を向上させるアルゴリズムは、まず、COMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)でショットノイズや無相関ノイズを除去し、さらに、EFIRT手順を利用することによって、検出器からの相関ノイズを含む、残留ノイズを取り除くことを含んでいる。とりわけ、このようなアルゴリズムを、データ処理ソフトウェア、又は、そのデータ処理ソフトウェアをインストールしたデータプロセッサ若しくはコンピュータで実行することができる。また、このようなアルゴリズムを、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)及び他の3次元再構成手順/装置を含むが、これらに限定されないさまざまな用途に利用可能である。実施形態によっては、相関ノイズを除去するEFIRT利用前のショットノイズ又は無相関ノイズの除去は、COMETを含むが、これに限定されないさまざまな手法で達成可能なことに留意すべきである。実施形態によっては、所定のデータセットが有意なショットノイズを含んでいないこともあるから、相関ノイズを除去するEFIRT実行前にショットノイズを除去することは不要である。言い換えれば、相関ノイズを除去するEFIRTを実行することは、無相関ノイズの除去とは独立した手順とすることができる。
[例2]
検出器による相関ノイズをEFIRTによって除去するアルゴリズムは、関心領域(Region of interest:ROI)より大きな拡張視野に一連の再構成を行い、続けて、一連の再構成像からROIを抽出して平均化することを含んでいる。実施形態によっては、一連の再構成を行う際、連続する各再構成像のボリュームはz(電子線照射野の方向)を増加させることによって増加する。ROIを抽出して平均化している間、ほとんどの相関ノイズは切り出されるか消去される。
通常、Cryo−ET再構成像におけるショットノイズは、拘束最大エントロピー断層撮影法(COMET)といった、規則化されたリファインメント用の手順を使用してかなり減らすことができる。本来、COMETはSNRを増加させることによってCryo−ETのコントラストと解像度を高める反復アルゴリズムであるが、ノイズのほとんどを除去することにより3次元再構成像の忠実度を向上させることができる。COMETは、簡単に言えば、以下の3つのステップで動作する。
[ステップ1]
既存の再構成像のエントロピーを増加させる(理論的には最大化する)ために、3次元再構成像の密度を反復処理の中で修正する。再構成された正規化密度が
Figure 0005892501
で与えられ、
Figure 0005892501
が密度の事前確率分布又は推定確率分布である場合、最大化すべきエントロピー関数は以下の方程式で与えられる。
Figure 0005892501
[ステップ2]
傾斜方向の再構成像(すなわち、先の反復処理による再構成像)から仮想的な投影像を算出し、「適合度」指標を評価する。この指標を評価する良い方法は、統計的リデュースドカイ二乗(statistical reduced chi-square)関数を使用することである。原則として、適合はリデュースドカイ二乗値が1.0で良くなる。
Figure 0005892501
がi番目の視界/傾斜の算出密度であり、
Figure 0005892501
が観察部分の算出密度であると仮定すると、カイ二乗関数を以下の方程式で与えることができる。
Figure 0005892501
目標は、できるだけ1.0に近づけるようにカイ二乗適合パラメータ
Figure 0005892501
を反復して減らすことである。
[ステップ3]
エントロピーの最大化とカイ二乗関数の最小化との最適なバランスを決定し、次の反復処理前に再構成像を更新するために使用する。
COMETはほとんどのショットノイズを再構成像から除去するが、(通常は検出器からの)相関ノイズはまだ存在する。EFIRTは、一般的に関心領域(ROI)より大きな拡張視野に何回もの再構成を行い、これらの再構成像からROIを平均化することによって相関ノイズを除去する技術である。視野を拡張することは特定の再構成像のノイズを希釈するので、拡張視野は基本的にほとんどのノイズにとっての「ゴミ」箱になる。ROIの外側にある再構成像の余分な領域により、より広い領域にノイズを拡散させることができる。これはROIのノイズをより減らすことにつながる。平均化によって、ノイズが減る一方でROI内の真のシグナルへの希釈効果が補償される。
図1を参照して、構造再構成におけるEFIRTの実行を説明する。図1のz軸を縦軸、すなわち、電子線照射野の方向と見なし、3次元再構成が要求されるzのサイズを仮にZとする。Z<Z<Z<・・・<Zになるようにzの値を数個に増やす再構成が行われ、「n」個の3次元再構成像になる。図1に示すように、連続する各再構成像はz方向にボリュームが増加している。
再構成像全てにおいて共通の領域である、z=ZのROIを各再構成像から抽出し、効果的な再構成像となるように平均化する。z=Zである1つの3次元再構成像をRZ(n)で表し、z=ZのROIを抽出した後の同じ再構成像をRZ0(n)で表すと仮定すると、EFIRTを以下の方程式で表すことができる。
Figure 0005892501
図2は、いくつもの2次元投影像からの3次元再構成像を明示している。図2は、3次元再構成像の相関ノイズを除去するEFIRT手順を使用する別の説明を提供している。図2に見るように、3次元構造を構成する要素は、リジッドな構造を形成するのに十分なほど限定的にできるように、2次元投影像の全てに存在する必要がある。しかしながら、図2に示すように、全ての2次元投影像にノイズが表現されているわけではなく、結果として、限定的でない構造が形成され得る。zを増加させることによって同じ再構成が拡張視野になされると、相関ノイズがより大きなボリュームに分布することによりその存在がROI中で減少する一方、リジッドな構造が残るはずである。
ROIの内側にある正味重量はシグナルの密度とノイズの密度の双方からのものである。図2に示すように、Msはシグナルの重量を表しており、Mnはノイズの重量である。ρnoise(1)が最初の再構成像にあるノイズ関連の密度であり、Nが再構成像の総数であり、kがzを増加させることにより各再構成像においてボリュームが増加する割合であると仮定すると、平均化した最終的な再構成像の総合ノイズ密度ρnet noiseは以下の方程式によって与えられる。
Figure 0005892501
この方程式に基づけば、第1項はNが分母にあるので減少する。第2項は発散級数である調和級数を有するが、2つの項k及びNが分母にもあり、これらの積は調和級数より常に大きくなるので、全体的な値は減少することになる。このように、EFIRTを3次元構成像に使用することによってノイズの全体的な密度は減少する。
図3から図7は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した一例を説明している。この例では、低線量Cryo−ETのチルトシリーズからのタンパク質受容体試料、具体的にはグルココルチコイド受容体(Glucocorticoid Receptor:GR)の再構成像にEFIRTが利用されている。50格子点ずつ増加するzで寸法250×250×250から寸法250×250×750まで10回の再構成が行われた。全ての再構成像から共通の領域250×250×250が切り出されて、平均が算出された。
図3は、初期の再構成像とEFIRTで平均化した最終的な再構成像のボリュームレンダリングを示している。図3に見るように、EFIRTを用いない3次元再構成像と比べると、EFIRTを用いたこのGRサンプルの3次元再構成像ではノイズが減少し、高画質になったことを表している。
EFIRTの効果をさらに視覚化するために、図4はオリジナルの再構成像とEFIRTで平均化した再構成像の両方の薄切切片、及びこれらの差分像を示している。明らかに、EFIRTを利用して平均化した再構成像では、オリジナルの再構成像と比べると、ノイズが減少し、シグナルが強化されてSNRが高くなっている。差分像は除去されたノイズの量を示している。
EFIRTの効果を図5でさらに説明する。図5はオリジナルの再構成像とEFIRTで平均化した再構成像のヒストグラム、及びこれらの比較と差分を表している。平均化のヒストグラムでは、オリジナルのヒストグラムに比べると値が低くなっており、それゆえ、左方向にシフトし、かつピークが高くなっていることが明らかである。平均化のヒストグラムとオリジナルのヒストグラムにおいて、初めの値の直線は、全ての負の値を正の値に変換するCOMETの結果である。この場合も先と同様に、差分のヒストグラムは除去されたノイズの量を示している。
3次元再構成像のためのEFIRT手順を実行する際、zの値が増加するにつれて、連続する各再構成像のボリュームも増加し、ROIの持つ情報量は減少する。結果として、平均化した再構成像の平均二乗偏差(RMS)と平均値は連続する各再構成像に対して小さくなるはずである。これは2つのグラフを示す図6で明示されている。つまり、一方のグラフはzの値に対して減少するRMSの値を示しており、他方のグラフはzのサイズに対して減少する平均値を示している。
図7は、オリジナルの再構成像と平均化した再構成像の累積密度関数(Cumulative Density Functions:CDF)を示している。図7に見るように、平均化した再構成像のCDF、すなわち、1つめの曲線は、オリジナルの再構成像のCDF、すなわち、2つめの曲線より速く上昇する。これは平均化した再構成像においてノイズが低下したことも示している。
図8から図10は、本発明の実施形態に係る3次元再構成像にEFIRTを使用した別の一例を説明している。この例では、EFIRTが非生体サンプルに対してテストされている。非生体サンプルは、通常、撮像中の電子露光に起因する劣化を起こさない。355×355×255から始めて50格子点ずつzを増やしながら355×355×605まで、8回の再構成がSiOナノ粒子の電子顕微鏡写真上で行われた。全ての再構成像から共通の領域355×355×255が切り出されて平均化された。
図8は、EFIRTを利用する前と後の非生体サンプルの3次元再構成像を示している。図8に見るように、EFIRTを利用した再構成像はオリジナルの再構成像より高画質を示している。EFIRTの効果は、この例でより一層明らかになっている。なぜならば、生体サンプルを使用した前の例とは違い、TEM撮像中において急速に劣化していないからである。
EFIRTの効果はさらに図9で視覚化されている。図9では、SiOシングルナノ粒子の3次元再構成像の薄切切片が示されている。オリジナルの再構成像と比べると、EFIRTを利用して平均化した再構成像では、情報が多くなっておりSNRが高くなったことを示している。
さらに、図10はオリジナルの再構成像と平均化した再構成像のヒストグラム、及びこれらの比較と差分を示している。比較のヒストグラムで示されるように、平均化のヒストグラムでは、オリジナルのヒストグラムより値が低くなっており、左方向にシフトし、かつピークが高くなっていることが明らかである。この場合も先と同様に、差分のヒストグラムは除去されたノイズの量を示している。
図11は、本発明の実施形態に係る無相関ノイズ及び相関ノイズを除去することによって3次元再構成画像を向上させるアルゴリズムを示している。簡潔に言えば、図11のアルゴリズムは2つのステップ、つまり、ショットノイズ又は無相関ノイズをCOMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)で除去するステップS1101と、EFIRT手順を3次元再構成像に利用することによって相関ノイズを除去するステップS1102と、を含んでいる。実施形態によっては、上述したように、EFIRTは、ステップS1102で、一連の再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行い、続けて、その一連の再構成像からROIを抽出して平均化することで利用される。一連の再構成が行われる際に、連続する各再構成像のボリュームがz(電子線照射野の方向)を増加させることによって増加する。
実施形態によっては、相関ノイズを除去するEFIRT利用前のショットノイズ又は無相関ノイズの除去は、COMETを含むが、これに限定されないさまざまな手法で達成可能なことに留意すべきである。実施形態によっては、所定のデータセットが有意なショットノイズを含んでいないこともあるから、相関ノイズを除去するEFIRT実行前にショットノイズを除去することは不要である。言い換えれば、相関ノイズを除去するEFIRTを実行することは、無相関ノイズの除去とは独立した手順であってもよい。また、このようなアルゴリズムを、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)及び他の3次元再構成手順/装置を含むが、これらに限定されないさまざまな用途に利用可能なことを理解すべきである。
とりわけ、図11のアルゴリズムは、データ処理ソフトウェア、又は、そのデータ処理ソフトウェアをインストールしたデータプロセッサ若しくはコンピュータで実行することができる。図12は、本発明の実施形態に係る図11のアルゴリズムを実行するコンピュータ又はデータプロセッサを示す簡易図である。コンピュータ1200は説明のためだけにあり、そこに含まれる多くのコンピュータコンポーネントは以下の段落に示されておらず、又、記述されてもいないことに留意すべきである。
図12に示すように、コンピュータ1200は、メモリ1210、メモリ1210にアクセス可能なプロセッサ1220、及びプロセッサ1220と接続された1以上のI/Oインタフェース又は他の周辺インタフェース1230を含んでいる。典型的な外部装置又は周辺装置は、ディスプレイ1240、キーボード1260、カメラ1280、一体型又は別体型のプリンタ又はスキャナ1250、USBやディスクといった記憶装置1270、及びマイク又はスピーカ1290を含んでいる。メモリ1210は、各周辺装置を起動したり、各周辺装置と通信したりするソフトウェアプログラムやドライバを含んでいる。構成によっては、これらのコンポーネントがコンピュータ内の1以上の通信バス(不図示)を通じて接続されている。コンピュータは、相互に接続され、異なるコンポーネント間の通信を制御する電気回路を含んでいてもよい。
メモリ1210は、例えばDRAM、SRAM、DDR RAMといった高速のランダムアクセスメモリ装置、及び/又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリ装置を含んでいる。そして、メモリ1210は、フラッシュメモリといった不揮発性メモリ装置、磁気ディスク記憶装置、及び/又はその他の不揮発性ソリッドステート記憶装置を含んでいる。メモリ1210、又はこれに代わるメモリ1210内の不揮発性メモリ装置は、一時的でないコンピュータ読取可能記憶媒体を含んでいる。メモリ1210は、プロセッサ1220とは別に示されているが、メモリ1210の全部又は一部がプロセッサ1220に組み込まれていてもよい。実施形態によっては、メモリ1210は、以下のプログラム、モジュール及びデータ構造、又はこれらのサブセット、つまり、さまざまな基本的なシステムサービスを扱ったり、ハードウェアに依存するタスクを行ったりする手順を含むオペレーティングシステム1212、アプリケーション1214を含んでいる。アプリケーション1214は、3次元再構成アプリケーション1214a、その他の装置から受け付けたデータを処理したり、その他の装置に送信されるべきデータを処理したりするのに対応するAPI1214b、セキュリティアプリケーション1214c、及びその他のアプリケーションを含んでいる。実施形態によっては、メモリ1210の一時的でないコンピュータ読取可能記憶媒体は、ここで述べたようなオペレーションの全部又は一部を行う命令を含んでいる。プロセッサ1220は、メモリ1210に記憶された命令、プログラム、アプリケーション、及びモジュールにアクセスしたり、これらを実行したりするように構成されている。
本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく本発明に対して様々な修正及び変形を行えることは当業者には自明である。すなわち、本発明は添付の特許請求の範囲とその均等物の範囲内で生じるさまざまな修正及び変形を包含することが意図されている。特に、上述したいずれか2以上の実施形態及びその修正のいずれかの一部又は全体が結合されて本発明の範囲内でみなされることは明示的に熟慮される。
1200 コンピュータ又はデータプロセッサ
1210 メモリ
1220 プロセッサ
1230 I/Oインタフェース又は他の周辺インタフェース
1240 ディスプレイ
1250 プリンタ/スキャナ
1260 キーボード
1270 記憶装置
1280 カメラ
1290 マイク/スピーカ

Claims (20)

  1. 拡張視野反復再構成法(EFIRT)を3次元(3D)再構成像に利用することによって相関ノイズを除去するコンピュータ実行方法であって、
    前記方法は、
    一連の連続する再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行う処理、及び、
    前記一連の連続する再構成像からROIを抽出して平均化する処理、を含む方法。
  2. 一連の再構成は、連続する各再構成像のボリュームを増加させることによって行われる、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  3. 連続する各再構成像のボリュームは、電子線照射野の方向のzの値を増加させることによって増加する、請求項2に記載のコンピュータ実行方法。
  4. COMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)で前記3次元再構成像の無相関ノイズを除去することをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  5. 3次元再構成は、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)アプリケーションによって実行される、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  6. 3次元再構成は、生体サンプル又は非生体サンプルに利用される、請求項1に記載のコンピュータ実行方法。
  7. 拡張視野反復再構成法(EFIRT)を3次元(3D)再構成像に利用することによって相関ノイズを除去するシステムであって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサにアクセス可能なメモリを含み、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された実行可能命令を実行するようにプログラムされており、前記実行可能命令は、実行中、前記プロセッサに、
    一連の連続する再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行わせ、
    前記一連の連続する再構成像からROIを抽出して平均化させる、システム。
  8. 前記実行可能命令は、実行中、前記プロセッサに、連続する各再構成像のボリュームを増加させることによって一連の再構成を行わせる、請求項に記載のシステム。
  9. 連続する各再構成像のボリュームは、電子線照射野の方向のzの値を増加させることによって増加する、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記実行可能命令は、実行中、前記プロセッサに、COMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)で前記3次元再構成像の無相関ノイズをさらに除去させる、請求項7に記載のシステム。
  11. 3次元再構成は、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)アプリケーションによって実行される、請求項7に記載のシステム。
  12. 3次元再構成は、生体サンプル又は非生体サンプルに利用される、請求項7に記載のシステム。
  13. サンプルの3次元(3D)再構成像を向上させる装置であって、
    前記装置は、
    COMET(拘束最大エントロピー断層撮影法)で前記3次元再構成像の無相関ノイズを除去する処理、及び、
    拡張視野反復再構成法(EFIRT)手順を利用することによって前記3次元再構成像の相関ノイズを除去する処理、
    を含む命令を実行するようにプログラムされている、装置。
  14. 前記EFIRT手順は、
    一連の連続する再構成を関心領域(ROI)より大きな拡張視野に行う処理、及び、
    前記一連の連続する再構成像からROIを抽出して平均化する処理、を含む請求項13に記載の装置。
  15. 一連の再構成は、連続する各再構成像のボリュームを増加させることによって行われる、請求項14に記載の装置。
  16. 連続する各再構成像のボリュームは、電子線照射野の方向のzの値を増加させることによって増加する、請求項15に記載の装置。
  17. 3次元再構成は、クライオ電子トモグラフィー(Cryo−ET)アプリケーションによって実行される、請求項13に記載の装置。
  18. サンプルは、生体サンプル及び非生体サンプルを含む、請求項13に記載の装置。
  19. データ処理するための実行可能命令でプログラムされたコンピュータ又はデータプロセッサを含む、請求項13に記載の装置。
  20. 異なるサンプルの構造再構成を行うためにプログラムされたソウトウェアをさらに含む、請求項19に記載の装置。
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