JP5890536B2 - 角度分散を補償する装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系の少なくとも1対の音響光学偏向器によって偏向した電磁ビームの角度分散を補償するように適応した補償装置及び方法に関し、各偏向ビームの角度分散は、音響光学偏向器の偏向音響周波数によって得られる偏向角に依存する。
ランダムアクセスによる3次元(3D)レーザ走査技術は、例えば生物構造を撮像したり、細胞表面の受容体の蛍光マーカーをマッピングしたりする生体試料への測定(走査、撮像、検知、励起など)を実施する際、あるいはアンケージング/光刺激、FRET(蛍光共鳴エネルギー移動)、FLIM(蛍光寿命イメージング)などの測定を実施する際に非常に重要である。
一般に使用されている3Dレーザ走査型顕微鏡は、共焦点顕微鏡か多光子(2光子)顕微鏡のいずれかである。共焦点顕微鏡の技術では、顕微鏡対物レンズの焦平面以外の任意の平面から反射した光を排除するために、検出器の前にピンホールが配置されている。したがって、試料(例えば生体試料)中の異なる深さにある平面で結像することが可能である。
2光子レーザ走査型顕微鏡では、低エネルギーのレーザ光を使用し、量子イベントで蛍光を励起して蛍光光子を放出させ、その後この蛍光光子を検出器で検出するために、2つの光子が必要である。2つの光子をほぼ同時に吸収する確率は極めて低く、それには高束の励起光子が必要であるため、2光子の励起は事実上、レーザ光線の焦点のみで起こり、この場合のビーム強度は2光子の閾値を超えている。光子数は、モード同期でも増加し、光子を高強度で到達させる励起レーザは、試料で跳ね返る。一般的には、フェムト秒パルスレーザを使用して2光子の励起に必要な光子束を提供するとともに、平均的なレーザ光線強度を十分低く維持して試料が熱で劣化するのを回避する。
上記技術のうちのいずれかを適用する場合は通常、例えばステッピングモータで試料台を動かして3D走査を実行するが、これは、水中に沈んだ試料室を使用する場合や、微小電極を備えた生体試料に電気による記録を実施する場合は実施するのが困難である。試料台の動きは緩慢な工程であり、分オーダーのイメージング速度になるか、あるいは測定点の数が極めて少なく(キロピクセル)になって低解像度になる可能性がある。したがって、生体試料を分析する場合、試料を動かす代わりにレーザ光線の焦点を動かすことが好ましいことが多い。これは、レーザ光線を偏向させて焦平面(XY平面)の様々な点を走査し、例えば圧電アクチュエータを介して対物レンズを光軸(Z軸)に沿って移動させて、焦平面の深さを変化させることによって達成できる。XY走査は通常、ガルバノスキャナに装着されている偏向ミラーのような機械光学式偏向手段を介して、所与の焦平面(XY平面)内でレーザ光線を偏向することによって達成される。
機械走査用構成部品(すなわち走査ミラー及び顕微鏡対物レンズ)の慣性には、達成可能な走査速度に対してある程度の限界がある。なぜなら、走査用構成部品は、3D走査を実施するために物理的に移動させる必要があるからである。
従来の機械光学による解決策に取って代わるものとして、高速の音響光学偏向器(AOD)が提案されてきた。
非特許文献1は、逆に伝搬する音響波が位相にロックされている2つのAODで作製されて、ビームが側面方向に動くことなく純粋に焦平面をz軸に沿ってシフトすることを達成する音響光学レンズを提供した。音響光学レンズの焦点を変化させることは、音響光学装置を用いて音響周波数の掃引速度を変化させることで達成される。
特許文献1では、上記の原理は、3D走査を実現するために利用されている。ビームの焦点は、4つの音響光学偏向器を使用することで菱形のような体積の空間内を移動することができ、2つの音響光学偏向器は両方の側面方向(x及びy)に対するものである。側面の走査は、同じ側面方向に回折する2つのAODの音響周波数に差がある結果であり、深さ方向の集束(すなわちz軸に沿った焦点のシフト)は、同じAOD内の音響周波数の掃引速度を変化させることで達成される。そのため、焦点をx−z平面及びy−z平面でほぼ独立して調整でき、この場合のzは装置の光軸と一致する長手方向である。xとyとの偏向ユニットにおいて音響周波数の掃引速度が完全に一致しない場合、これは強力な非点収差にもなる。
しかしながら、空間的かつ時間的に分散するなど、先行技術によるAODの3D走査技術にかかわる様々な問題があり、とりわけ多光子走査技術と組み合わせて使用される際にみられる。
先行技術によるAOD系は、AOD間で様々な分散補償部材を適用して、または特許文献2で考察されているようにAODの対を特別に配置して、多かれ少なかれある程度まで空間的な分散をなくしている。それにもかかわらず、先行技術による光学的配置は、AODの角度分散を十分な程度にまで低減することはできなかった。これは主に、その光学的配置の空間が均一ではないからである。
角度分散を伴う光ビームをコリメートする公知の方法が、図1に示したようにプリズム10を光路に配置することである。入射ビーム12bは、様々な波長成分を含み、そのうちの最長の波長成分λlong、中間の波長成分λcenter、及び最短の波長成分λshortを示している。図示した光学的配置では、入射ビーム12bは、元のビーム12aが第1のプリズム10aにブリュースター角αBrewsterで入射し、第1のプリズム10aを通過することで生じる。第1のプリズム10aは、元のビーム12aの様々な波長成分を分離し、これによって角度分散が生じる。第2のプリズム10bは、第1のプリズム10aと同じプリズム開口角αを有する。角度分散のある第2のビーム12bが第2のプリズム10bを通過した後、様々な波長成分λlong、λcenter及びλshortはコリメートされる。すなわち第3の屈折ビーム12cの波長成分λlong、λcenter及びλshortは、互いに平行だが波長に依存する位置で伝搬する。したがって、非特許文献2で、多光子イメージング向けに使用される音響光学偏向器の分散補償の分析で示唆したように、1対のAODによって生じた角度分散を補償するのにプリズムを使用することができる。しかしながら実際には、角度分散は適用された音響周波数に依存するため、単一のプリズムでは全周波数で角度分散を補償するのに十分ではない。
米国特許第7,227,127号 国際特許第2010/076579号
Kaplanら、「Acousto−optic lens with very fast focus scanning」,OPTICSLETTERS/Vol.26,No.14/July15,(2001) Shaoqun Zengら、J.Biomed.Opt.12,024015(Mar09,2007);doi:10.1117/1.2714061
先行技術によるレーザ走査型顕微鏡と、偏向した光ビームに角度分散を起こす音響光学偏向器を備えている一般的な任意の光学系とに係る問題を克服することが、本発明の目的である。
特に、偏向した光ビームの偏向角が波長に依存するのを軽減する角度分散の補償装置を提供することが、本発明の目的である。
本発明者らは、2つの面を有する補償器であって、入射角と開口角とが変化して適合するプリズムのように共に機能する補償器を提供することで、電磁ビームの角度分散が光学系の光軸からの距離に依存する光学系において、角度分散を補償するプリズムの特性を利用できることを確認した。本発明者らは、音響光学偏向器(AOD)を使用して走査レーザ光線を偏向させるレーザ走査型顕微鏡において、第1のレンズ群を使用して、このような補償器の一方の面に相当する焦平面に偏向ビームを集束させることができ、角度分散の異なるビームは、空間的に分離し、適切な形状にした補償器によって各ビームに対して独立して角度分散を補償することも確認した。
上記の目的は、請求項1に記載の補償装置及び請求項5に記載の方法によって達成される。
また、本発明の実施形態の利点は、付属の従属請求項に定義している。
光ビームの様々な波長成分を分離してコリメートするための2つのプリズムの光学的配置を示す概略説明図 AODと対物レンズとの間に配置された本発明による補償装置の概略説明図 図2の部分Aの拡大図 図2の補償装置の補償部材の概略説明図 異なる音響周波数でAODによって生じた偏向角の波長依存を示すグラフ 単一の偏向器を使用して所与のx−zまたはy−z平面にビームを偏向させた際の、角度分散(dθ/dλ)の偏向角(θ)に対する依存度を計算したグラフ 2つの連続する偏向器を使用して所与のx−zまたはy−z平面にビームを偏向させた際の、角度分散(dθdef/dλ)の偏向角(θdef)に対する依存度を示すグラフ
本発明の詳細は、添付の図面及び例示的な実施形態から明らかになる。
図2は、本発明による補償装置20を示し、本補償装置は、1対の連続するAOD13、14のうちの第2のAOD14と、レーザ走査型顕微鏡(図示せず)などの光学系の対物レンズ16との間に配置されている。光学系は、特許文献2で考察されているような2つの連続するAOD13、14の間に様々な光学素子を備えていてよいほか、通常、第2の1対のAODを備えている。その結果、第1のAODの対は電磁ビーム18を第1の側面方向xに偏向させる役割を果たし、第2のAODの対はビーム18を第1の側面方向xに垂直な第2の側面方向yに偏向させる役割を果たす。簡易化のため、1対の連続するAOD13及び14のみを描き、以下これについて考察するが、ビームの偏向は、第2のAODの対に対応する横断方向でも同じように計算できる。
補償装置20は、第1のレンズ群22及び第2のレンズ群24を備え、両レンズ群は、互いに間隔を開けてAOD14の下流に、対物レンズ16の光軸に相当する共通光軸Zに沿って配置される。図2では、第1のレンズ群22及び第2のレンズ群24を簡易化のために単一のレンズとして示しているが、レンズ群22及び24は両方とも、2つ以上のレンズを備えて色消しダブレットまたは色収差を補正したトリプレットを形成してもよい。
第1のレンズ群22と第2のレンズ群24との間には補償部材26が配置されており、補償部材26の第1の面26aは実質的に第1のレンズ群22の焦平面FPにあり、補償部材26の第2の面26bは第2のレンズ群24に対向する。
例として、2つの偏向ビーム18及び18’を図2に描いている。第1のビーム18は、偏向音響周波数f、fを適用した結果、AODの対13、14によって光軸Zに対して角度θdefで偏向する。図示した第2のビーム18’の偏向角θdef’は、2つの連続するAOD13及び14に音響周波数f’及びf’をそれぞれ印加することで得られる。
第1のレンズ群22は、第1のビーム18を、実質的に第1のレンズ群22の焦平面FP内の、光軸Z(及び第1のレンズ群22の焦点F)から第1の距離rのところにある第1の点Pに集束する。第2のビーム18’は、実質的に光軸Zから第2の距離r’のところにある第1のレンズ群22の焦平面FPにある第2の点P’に集束する。光軸Zからの距離r、r’は、第2のAOD14から出射するビーム18、18’の偏向角θdef、θdef’に依存する。したがって、ビーム18、18’は、このビームの別々の偏向角θdef及びθdef’に従って空間的に離れている。以下で明らかにするように、偏向角θdef、θdef’が異なる結果、角度分散が異なり、よってビーム18、18’も異なる角度分散で空間的に広がり、これによって集束したビーム18、18’の角度分散は、光軸Zからの距離r、r’に応じて変化する。そのため、第1のレンズ群22は、角度分散の異なるビーム18、18’を効果的に空間的に分離する役割を果たす。
前述したように、補償部材26の第1の面26aは、実質的に第1のレンズ群22の焦平面FP内にあるため、ビーム18、18’は事実上、補償部材26の第1の面26a上に集束される。実際の焦点P、P’と第1の面26aとの間のずれは、偏向角θdef、θdef’が大きくなるにつれて大きくなることは明らかだが、このずれがあったとしても、その後の視野は、本発明による補償装置20を用いると著しく改善される可能性があり、これについては以下の考察から明らかになる。
角度分散の異なる(かつ偏向角がθdef、θdef’である)ビーム18、18’は事実上、補償部材26の第1の面26aの異なる点P、P’上に集束されるため、所与の局所的な表面領域に集束したビーム18、18’の角度分散を補償するためにプリズムとして局所的に作用するように補償部材26を設計することが可能である。焦点Pを図3に示したように拡大すると、入射ビーム18の様々な波長成分18a、18b、18c(すなわちスペクトル成分であり、そのうちの3つのみを描いている)が異なる点Pa、Pb、Pcに集束していることがわかり、これらの点は補償部材26の第1の面26a上にあるように描かれているが、上記の考察から、わずかなずれが存在することは明らかである。したがって、共通光軸zに対する回転角度がβである局所的プリズムとして共に機能する公称半径R及びR(図4を参照)を有するとともに、空間的に離れている偏向したビーム18、18’の角度分散を補償するために光軸Zからの距離に応じて変化するプリズム開口角α(図1を参照)を有するように、補償部材26の第1の面26a及び第2の面26bを設計することが可能である。
第2のレンズ群24は、補償部材26から出射する各偏向ビーム18、18’の様々な波長成分18a、18b、18cを実質的に平行にするように配置される。第1のレンズ群22、補償部材26及び第2のレンズ群24で構成される補償装置は、角倍率Mを有するように設計されるため、異なる音響周波数f、f及びf’、f’でそれぞれ偏向したビーム18、18’の偏向角θdef、θdef’をM*θdef、M*θdef’に変え、これによって角度変化を維持する。第2のレンズ群24は、対物レンズ16の入射瞳(図示せず)で像を形成する。系の倍率は、対物レンズの背面開口像と同じサイズの音響光学偏向器の開口像を形成するように工作される。
以下の説明部では、補償装置20を設計するため、特に補償部材26の2つの面26a、26bを計算するための計算方法を提供する。
第1の音響光学偏向器13の偏向角θは、等方性相互作用のBragg式及び異方性相互作用のDixon式によって調節される。
Braggの関係[式(1)]は、偏向角のsineが光学波長に線形的に依存していることを表している。
Figure 0005890536
式中、λは音響光学結晶中の光学波長であり、θは入射して回折した光学波によって閉じた角度であり、fは音響周波数であり、vは材料中の音響速度である。角度分散は、光学波長λに対する偏向角θの導関数である。
Figure 0005890536
異方性の場合、Dixon式は、偏向角θが入射光ビーム(図示せず)及び結晶軸に対する音響波の伝搬方向に依存していることを示し、入射光ビームの波動ベクトルと[100]の結晶軸との間の角度をγで表し、音響波ベクトル及び[1−10]の軸によって閉じられた角度をαで表している。
Figure 0005890536
式(3)は、音響的に回転した構成(α≠0)である場合で、かつ相互作用平面が、[001]及び[110](または[1−10])の結晶軸で決定された平面と一致する際に有効である。
この場合の角度分散も、波長λに対する(3)の関数の導関数である。第1のAOD13の外部で異なる音響周波数fで偏向角θが波長に依存する様子を図5に示している。波長λへの依存は線形に近く、角度分散を表す傾斜dθ/dλは、音響周波数fの増加、及び図6に示した偏向角θの増大に伴って明らかに大きくなる。
前述したように、最先端の音響光学系では、(光学系の光軸Zに対して垂直な)所与の方向への偏向は、2つの連続するAOD13、14を用いて実現されて、焦点を制御できるレンズ効果も生じる。この配置では、両方のAOD13、14によって偏向したビーム18、18’の角度分散を補償することもできる。材質及び相互作用の構成がほぼ同じである2つのAOD13、14を使用する場合、角度分散は、所与の偏向方向で完全になくなる。この方向は、偏向ビーム18、18’を標的まで導く後続のレンズ(事実上は対物レンズ16)に対する光軸Zと一致するように都合よく選択する。角度分散は、この軸zと平行ではない偏向方向で部分的になくなるだけである。このほか、残りの分散は、偏向角θdef、θdef’が軸zからそれると増大する。
この設定で使用できる構成は基本的に2つある。この対の第2のAOD14は、入射及び出射の偏光が第1のAOD13と同じになるように設定される。この場合、光の偏光は、2つのAOD13、14の間の半波長板で90°回転して、第2のAOD14へ正しく入射する偏光にならなければならない。このほか、集束中に点を同じ場所に維持する基準を満たすため、第2のAOD14内の音響波の方向は、第1のAOD内のものとは逆でなければならない。
第2のAOD14内では、入射ビーム18、18’はすでに分散しているため、入射角は波長に依存するとともに、第1のAOD13の音響周波数fにも依存する−γ12(λ、f)。第2のAOD14に第1のAOD13と同じ構成を用いる場合は、新たな入射角で式(4)を使用できる。
Figure 0005890536
新たな入射角は、基準とみなす所与の音響周波数fで第1のAOD13の結晶で偏向したビームに対する第2のAOD14の向きを表す固定角度δを追加することで、式(5)から計算できる。基準となる周波数は、通常は音響帯域の中心周波数である。
Figure 0005890536
第2の構成では、第2のAOD14は、第1のAOD13のように入射と出射が90°回転した偏光で動作する。したがって、第1のAOD13の出射偏光は回転してはいけない(半波長板は省略してよい)。このほか、音響波の方向は、第2のAOD14でも第1のAOD13と同じはずで、回転しないはずである。第2のAOD14以降の偏向角θは、式(6)を解くことで計算できる。
角度θは、4次方程式の累乗根のうちの1つとして、分析に基づいて表すこともできるが、複雑である。そのため、以下の式(6)のように式を数字で解くことを提案する。
Figure 0005890536
あるいは、異なる入射偏光及び音響光学セルの回転を利用する2つの設定の動作は類似しており、ほぼ同じ物理的な像を用いて説明できる。
光学系が顕微鏡であれば、偏向角θは、光学的な一連のつながりによって標的上にある焦点の位置に変わる。この一連のつながりの最後の要素は顕微鏡対物レンズ16である。都合よいように、位置座標は原点からx、y及びzの距離にあると定義する。この原点は、対物レンズ16の光軸Zが主な焦平面と交差する点である。この光軸Zと一致する偏向ビームの方向を選択する必要がある。
第2のAOD14も同じく、通常は動作している音響帯域の中央である中央の音響周波数を有する。どちらの設定変形例においても、2つの連続するAOD13、14では、特定の音響周波数f及びfを選択することができ、このようにして2回偏向したビーム18、18’が第2のAOD14以降の角度分散を含まないようになる。なぜなら、第2のAOD14は、第1のAOD13によって生じた分散を正確になくしてしまうからである。これは、周波数fとfとが概ね等しいときに起こる。
角度分散のないビームは、第2のAOD14に続く光学系の光軸Zと一致するように都合よく設定される。
第1及び第2のAOD13、14それぞれにおいて、他方の音響周波数f及びfで回折したビーム18、18’の角度分散は、ゼロではなく、周波数の差に依存する。
Figure 0005890536
正式には、光軸zは、式(7)の右側がゼロになる場合に見つけることができる。δ=0であり、AOD13、14が同じであれば、これはf=fのときに起こる。周波数差f−fが増大し、両方の角度がθであれば、角度分散は式(6)の予測に従って増大する。
第2のAOD14の外側で目に見える偏向角θdef、θdef’は、その波長依存の屈折率を用いて計算でき、屈折率は、2つの事例では偏光状態が異なるためにやや異なる。
Figure 0005890536
式中、λ、fc1、fc2はそれぞれ、中央の光学波長及び音響周波数であり、これらがAOD13、14以降の光軸Zを決定する。
プリズム10に基づく角度分散の補償方法を一般化することによって、上記の空間的に変化する角度分散を補償する最適化した補償装置20を設計することができる。この補償装置20は、球面レンズと非球面レンズとからなり、以下の基準を満たしている。
・AODの対の第2のAOD14の像を所与の平面で形成する。異なる音響周波数で偏向したビーム18、18’は、この平面で互いに重なるが、この平面では各々が異なる伝搬角度M*θdef、M*θdef’を有する。この平面は、顕微鏡系における顕微鏡対物レンズ16の入射瞳と一致するのが理想である。
・各偏向ビーム18の様々な波長成分18a、18b、18cは、補償装置20の最後のレンズ群24以降にできる限り平行になるが、異なる音響周波数f、f及びf’、f’で偏向したビーム18、18’の角度変化は維持される。
上記で考察したとおり、補償装置20は、3つの主要部分を備えている。すなわち、偏向ビーム18、18’を第1のレンズ群22の焦平面FPで集束させる第1のレンズ群22、偏向ビーム18、18’の角度分散を補償する補償部材26、及びスペクトル成分18a、18b、18cを平行にして対物レンズ16の入射瞳で像を形成する第3のレンズ群24である。
補償部材26は、第1の面26aの半径がRで、第2の面26bの半径がRであるガラス片として製造できる。
先に説明したように、第1のレンズ群22は、偏向ビーム18、18’を焦平面FPで集束させ、この焦平面で偏向ビーム18、18’は空間的に分離し、各偏向ビーム18内の波長成分18a、18b、18cも分離するが、倍率が少なくとも約1オーダー下がり、通常は倍率が1〜2オーダー下がる。焦点距離がfocである第1のレンズ群22は偏向角θdef、θdef’を、焦平面FP内の光軸Zから測定した空間距離r、r’に変える。
Figure 0005890536
角度分散がスペクトル成分18a、18b、18cの空間的な広がりになるのを、以下のように記載できる。
Figure 0005890536
スペクトル成分18a、18b、18cの角度を伴う分離は、光軸Zからの距離rが長くなるにつれて大きくなる。周波数成分と関連性があってよい主な角度は、r(λ)/fοcである。
角度分散を効果的に補償するためには、プリズム10が最も見込みのある解決策である。プリズム10が補償できる角度分散の量は、入射角α及びプリズム開口角αを適切に選択することで、所与の分散値に適合させることができる。プリズム以降の出射角度は、次式で求められる。
Figure 0005890536
波長に依存する入射角αは、プリズム10の傾斜角β(すなわち光軸Zと入射角との間の角度)と、波長に依存する伝搬角度θdef
Figure 0005890536
と、リズム10の全偏向角:
Figure 0005890536
とから算出できる。
プリズム以降の角度分散をゼロにする要件を、以下のように表すことができる。
Figure 0005890536
光軸Zからの距離rが長くなるにつれて大きくなる角度分散を補償するためには、傾斜角βとプリズム開口角αとが両方変化する必要がある。つまり、2つの関数β(r)及びα(r)を計算できる。
これらの関係から、傾斜角(または入射角)と開口角とを変化させて適合させつつプリズムのように共に機能する、第1の面26aの公称半径R及び第2の面26bの公称半径Rを計算できる。
第1の手順では、これらの面26a、26bを、上記に定義した光軸周りに完全対称である球面であると仮定し、第1の面26aの半径Rを以下のように表すことができ、
Figure 0005890536
第2の面26bの半径Rを以下のように表すことができる。
Figure 0005890536
ただし、最適な面26a、26bは球面ではなく、式(15)及び(16)で求められる主要半径である非球面及び円錐面として表してもよい。
Figure 0005890536
(図4に示した)円錐パラメータ及び非球パラメータは、適切な最適化によって算出される。半径R、Rの値及び光軸Zでの最小ガラス厚dも、Zemaxの最適化アルゴリズムを用いる最適化で算出される。2つの価値ある関数を連続的に使用するが、1つには対物レンズ16より前の角度分散及び開口が含まれ、2つ目は、試料平面(対物レンズ16の焦平面)内の最小点のサイズを標的にしている。この2つを反復すると、材料が所与のもので、補償装置20のその他の光学パラメータ、すなわちレンズ間の距離及び焦点距離が所与のものである場合に、面26a、26bが最適になる。補償部材26は、分散性の高い任意のガラス、例えばSF10、SF11などで作製してよい。各々の材料に対して、分離の最適化が必要である。
この設定の第2のレンズ群24は通常、単一のレンズを備え、このレンズによって偏向ビーム18、18’が対物レンズ16の背面開口で結像し、各々の偏向角M*θdef、M*θdef’で対物レンズの開口が埋まる。このレンズの焦点距離及び位置も最適化される。例えば焦点距離が210mmであるOlympus社の走査レンズをこの場所に使用することができ、その場合、補償装置20は、Olympus社の対物レンズLumPlan20xと組み合わせて使用する。上記の式から明らかなように、補償部材26のカスタム仕様の面26a、26bのパラメータは、角度補償装置20の第2のレンズ群24用に事前に選択した多様な市販のレンズ向けに最適化できる。最適化及び分析は、角度のある所与の解像度範囲内で最高の視野にするために、各々の組み合わせに対して実施しなければならない。
本発明による補償装置20の代わりに単純な伸縮式のレンズ系を用いる従来の設定と比較したとき、本発明による補償装置20を用いると700μmの側方視野を得られるのに対し、従来の伸縮式レンズ系を用いると、集束点のサイズ及びこの領域のエッジでの分散が同じ状態で420μmの側方視野しか得られないことがわかった。
第2の対のAODを用いてビーム18、18’を、第1の対のAOD13、14が起こす偏向方向(x)に垂直な横方向(y)に偏向させる場合は、xに垂直な方向つまりy方向にある補償部材26の面26a、26bを計算するのに同じ式を使用できることは明らかである。
図2及び3に描いた配置と同様の配置を使用して、単一の偏向器13または14がもたらす角度分散を補償することができる。偏向器13、14(図6及び図7)を1つ備えている配置と2つ備えている配置との偏向角の依存度を比較した場合、いずれの場合でも依存度は線形になるが、以下の特定の差が生じることが明らかになる。
1.偏向器が1つの場合では、曲線が原点を通らないため、ゼロではない角度分散があらゆる偏向角でみられる。
2.偏向器が2つの場合、曲線の傾斜は偏向器が2つの場合の2倍である。
第1の差は、分散補償器20の配置が、図2の配置ほど軸Z周りで筒状に対称ではないが、それに応じて補償部材26を傾斜させてシフトさせ、x−z平面とy−z平面との両方にみられるゼロではない角度分散を補償しなければならないことを示唆している。2つの配置間にみられる第2の差は、偏向器が1つの場合では補償部材26の形状、特に曲率半径が、偏向器が2つの場合とは異なることを示唆している。傾斜角β及び曲率半径は、偏向器と偏向平面が2つある構成で詳細に示した上記の方法を用いて正確に計算できる。補償部材26の面26a、26bは、2つのレンズ群22及び24の共通軸で形成される軸に対して垂直ではなくなり、2つのレンズ群も対物レンズ16との共通軸を有するように配置する必要がある。
以上に記載した実施形態は、説明用の例を意図しているにすぎず、本発明を限定するものではない。請求項で明らかになる保護範囲を逸脱しないかぎり、当業者には様々な修正が可能である。

Claims (11)

  1. 光学系の少なくとも1つの音響光学偏向器によって偏向した電磁ビームの角度分散を補償するように適応し、各偏向ビームの前記角度分散が前記音響光学偏向器の偏向音響周波数によって得られた偏向角に依存する補償装置であって、
    前記ビームを実質的に焦平面に集束させることで、偏向角及び角度分散の異なる前記偏向ビームを空間的に分離するための第1のレンズ群と、
    第1の面及び第2の面を有する補償部材であって、前記補償部材の前記第1の面が実質的に前記第1のレンズ群の前記焦平面にあるように配置され、前記補償部材の前記第1の面及び第2の面が公称半径R及びRを有し、該両半径が、傾斜角β及びプリズム開口角αが光軸からの距離に応じて変化するプリズムとして共に機能して、前記空間的に分離した偏向ビームの前記角度分散を補償する補償部材と、
    前記補償部材から出射する各偏向ビームの様々な波長成分を実質的に平行にするとともに、異なる音響周波数で偏向したビームの角度変化を維持するように配置された第2のレンズ群と、を備える
    ことを特徴とする補償装置。
  2. 前記補償部材は、少なくとも1対の音響光学偏向器によって偏向したビームの角度分散を補償するように適応される
    請求項1に記載の補償装置。
  3. 前記補償部材は、前記ビームを第1の横方向(x)に偏向させる第1の対の音響光学偏向器と、前記ビームを第2の横方向(y)に偏向させる第2の対の音響光学偏向器とによって偏向したビームの前記角度分散を補償するように適応される
    請求項2に記載の補償装置。
  4. 前記第1のレンズ群(22)は2枚のレンズからなり、前記第2のレンズ群(24)は単一のレンズからなる
    請求項1ないし3のいずれかに記載の補償装置。
  5. 光学系の少なくとも1つの音響光学偏向器によって偏向した電磁ビームの角度分散を補償する方法で、各偏向ビームの前記角度分散が偏向音響周波数によって得られた偏向角に依存する方法であって、
    第1のレンズ群を介して実質的に前記第1のレンズ群の焦平面に前記ビームを集束させることで、角度分散の異なる前記偏向ビームを空間的に分離することと、
    前記空間的に分離した偏向ビームの前記角度分散を、所与のビームの前記角度分散に応じて補償することと、
    各偏向ビームのスペクトル成分を実質的に平行にするとともに、異なる音響周波数で偏向した前記ビームの角度変化を維持すること、とを有し、
    前記空間的に分離した偏向ビームの前記角度分散を所与のビームの前記角度分散に応じて補償することは、第1の面及び第2の面を有する補償部材を設けることと、前記補償部材の前記第1の面が実質的に前記第1のレンズ群の前記焦平面にあるように配置されることと、前記補償部材の前記第1の面及び第2の面が公称半径R 及びR を有し、該両半径が、傾斜角β及びプリズム開口角α が光軸からの距離に応じて変化するプリズムとして共に機能して、前記空間的に分離した偏向ビームの前記角度分散を補償すること、とを有する
    を特徴とする方法。
  6. 前記ビームは、前記光学系の少なくとも1対の音響光学偏向器によって偏向する
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記ビームは、前記ビームを第1の横方向(x)に偏向させる第1の対の音響光学偏向器と、前記ビームを第2の横方向(y)に偏向させる第2の対の音響光学偏向器とによって偏向する
    請求項6に記載の方法。
  8. 請求項1に記載の補償装置を備え、少なくとも1つの音響光学偏向器を備える
    ことを特徴とする光学系。
  9. 前記光学系は、2つの連続する音響光学偏向器を備え、各音響光学偏向器の後ろに補償装置が配置される
    請求項8に記載の光学系。
  10. 前記光学系は、少なくとも1対の音響光学偏向器を備え、前記補償装置の前記補償部材は、少なくとも前記1対の音響光学偏向器によって偏向したビームの角度分散を補償するように適応される
    請求項9に記載の光学系。
  11. 前記光学系は、前記ビームを第1の横方向(x)に偏向させる少なくとも第1の対の音響光学偏向器と、前記ビームを第2の横方向(y)に偏向させる第2の対の音響光学偏向器とを備え、前記補償装置の前記補償部材は、前記第1及び第2の音響光学偏向器によって偏向したビームの前記角度分散を補償するように適応される
    請求項10に記載の光学系。
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