JP5889628B2 - 医用電子ファイリングシステム - Google Patents

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Description

本発明は、予めQRコード(登録商標:以下、単にQRコードという)を付与された医用文書を患者の診療情報として管理し、診断・症例検討・学会発表・地域連携等を支援するための医用電子ファイリングシステムに関するものである。
病院には診断書や看護要約書など、入力フォーマットや必要枚数が異なる医用文書が多数存在し、紙文書は保管場所の確保や、患者ごとに整理・管理するためには多くの労力を必要とする。
電子カルテを初めとする医用情報システムが全国に普及するに従い、紙や電子媒体で行われてきた医用文書の管理に対する要求は年々高度なものとなってきている。
手書きの診療情報を含む紙の文書の電子化・医用システムへの登録は、電子カルテ、フィルムレスを運用している施設においても、診療情報を含む医用情報を統合するために使用するだけではなく、研究、学会発表、研修医の指導、学生の教育などの医用分野で広く普及、活用されている。
医用分野のIT技術の進歩に伴い、多様な診療情報の二次活用、診療の質の向上や作業の効率化のため医用文書の効率的な登録・活用手段の高度化が要求されている。
一方、特許文献1には一次元バーコード又は二次元コードを用いて医用文書を1枚ずつ管理する手段や、特許文献2のように仕切り紙を用意し、複数枚の医用文書を1つの医用電子ファイルとしてファイリングする手段が記載されている。
特開2007−280205 特開2007−4342
病院やその他の医療施設内で使用される医用文書は「医用文書を発行・印刷する人」、「印刷された医用文書に手書きをする人」、「スキャナーに医用文書を読み込ませる人」のように様々な人の手に渡るものであり、病院やその他の医療施設内で使用される場所によっては医薬品などで医用文書に汚れが付く場合があることを考慮しなければならない。
また、上記のように医用文書を手に取る人が同じ病院やその他の医療施設内でも所属科もしくは部門が異なることにより違う人が医療文書を処理することが多いために、伝達ミスなどの情報の行き違いから医用文書のファイリング時と医用文書の内容をデータベースに登録する時に対象患者を間違えるなどの危険性があった。
特許文献1の発明は、手書きの紙カルテを電子化するにあたり、該当患者情報を紐付けすることで活用手段を提供しており、医師や医療補助スタッフの手間をかけずに、かつ誤動作を生じないように、フリーハンドで筆記された文書を登録できる電子カルテシステムを提供しているものである(特開2007−280205の明細書段落0006参照)。
しかし、特許文献1の発明は、病院内の医用文書が複数ページで構成されている場合が多いにも拘わらず、特許文献1の電子カルテシステムにおいては医用文書自体にページ情報による管理機能を全く有していないため、複数ページで構成されている医用文書に対しては全ページ数が何ページで構成されているのか、又その各ページ数それぞれが同一の医用文書を構成しているものであるのか否かが定かではなく、各ページはページ順に並べられているのかが全く判断できないという難点があった。
また、特許文献1の発明は、1次元バーコードを印刷した手書きの紙カルテを電子化する場合に、読み取りを行う人は紙カルテのバーコードが印刷されている部分を探し、バーコードリーダーを使用して印刷されている1次元バーコードの情報を取得しなければならないため、人の手が必要となり使用者に手間がかかるという難点がある。
特許文献2の発明は、大量のカルテ、検査結果記録、治療記録、看護記録、紹介状、紹介状返信等の各用紙を一括して電子化登録することを主眼とし、誤入力も防止でき、OCR装置のように読み取り精度に依存することもない医療用電子ファイリングシステムを提供せんとするものである(特開2007−4342の明細書段落0015参照)。
しかしながら、引用文献2の発明は、複数ページで構成されている医用文書の判断や、渡された医用文書の不足ページの有無の確認、ページの並び替えの機能を特許文献1と同様に備えておらず、医用文書を取り込む際に複数ページであることを医療用電子ファイリングシステムが判断するための仕切り紙という紙を新たに作成する必要があるため、引用文献2の発明も人の手が必要となり使用者に手間と負担がかかるという難点があった。
本発明は、病院やその他の医療施設内で発生しうる膨大な量の医用文書を電子化するにあたって、汚れに強く、余白に限らず任意の位置に印刷することができる二次元コードであるQRコードを採用したものである。また、本発明は複数ページで構成されている医用文書の総ページ数が確実に管理されるとともに順番の入れ替わっているページもページ順に並び替えができ、医用文書の不足ページの有無の確認も可能であり、かつ各ページ数それぞれが同一の医用文書を構成しているものであるのか否かの確認もでき、複数の人が介在している複数ページからなる同一の医用文書がページ順に従って全ページ数を揃えて管理できるために取り違い等による医療ミスやトラブルが未然に防止できる結果、同一医用文書としての信頼性が高まることとなる他、医用文書に付与されたQRコードの属性情報を元にシステムが自動で動作するため、ファイリングやデータベース登録時に発生しうる可能性のある医用ミスの削減や医用文書を扱う人の負担を軽減することができる医用電子ファイリングシステムを提供することにある。
本発明に係る医用電子ファイリングシステムは、患者を特定するための患者ID、その患者IDで特定された患者の診療情報が記載された医用文書を特定するためのオーダー番号、該医用文書の種類を表わす文書種別コード及び該医用文書の印刷発行日、該医用文書の全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号に関する情報並びにファイリングに必要とされる属性情報が含まれるQRコード(登録商標)を付与した医用文書を発行する医用文書発行装置と、前記QRコードが付与された医用文書を印刷するためのプリンターと、該QRコードが付与された医用文書を医用文書画像とするスキャナーと、該スキャナーで読み込んだ医用文書画像を文書種別コード毎に、全ページ数中の1ページから最終ページまでをページ順に並び変えるQRコード解析装置と、該QRコード解析装置で並び変えた医用文書画像を医用電子ファイルとして振り分け、保存、登録処理する医用電子ファイリング装置と、該医用電子ファイリング装置から登録される情報を管理する医用文書データベースを備え、かつ、QRコードに記録された属性情報から全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号をに、スキャナーで読み込まれた医用文書画像不足ページの有無の確認と全てのページが揃ってからページ番号順に自動で並び替えてファイリングをする手段を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の医用電子ファイリングシステムは、スキャナーで読み込んだQRコードが付与された属性情報に加えて、いつ誰がどこで、を、特定するスキャン情報を医用文書データベースに登録する手段及び読み込み管理可能な手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、病院やその他の医療施設内で発生しうる膨大な量の紙文書を電子化するにあたって、二次元コードであるQRコードに、患者を特定するための患者ID、その患者IDで特定された患者の診療情報が記載された医用文書を特定するためのオーダー番号、該医用文書の種類を表わす文書種別コード及び該医用文書の印刷発行日、該医用文書の全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号、またそれ以外にファイリングに必要とされる属性情報を含めることができるので、医用電子ファイルとしてファイリングする際に必要となる医用文書の種類毎に違う構成ページ数の確認と不足ページの確認やページ番号順に並び替える作業をシステムが自動で行うことができ、業務の負担を軽減することができる。
また、医用文書データベースへの登録も該QRコードに含まれる属性情報を元にシステムが自動でデータベースに登録を行うため、医用文書を印刷する人とスキャナーで医用文書を取り込む人の違いから起こる患者の登録を間違えるなどの医用ミスを削減することができる。
本発明により、手入力の必要性が無くなり、間違いを減らすことができる上、複数ページにまたがる医用文書も、より確実に、手軽に扱えるようになる。また、読み込むQRコードの印刷位置に制約はないため自由度の高い医用文書の様式に適用することができる。
医用電子ファイリングシステムの構成を示す説明図である。 医用文書発行装置の構成を示す説明図である。 QRコード解析装置の構成を示す説明図である。 医用電子ファイリング装置の構成を示す説明図である。 医用文書データベースの構成の一例を示す説明図である。 医用文書発行画面の一例を示す説明図である。 医用文書、医用文書画像と医用電子ファイルの関係図である。 医用文書発行フローシートを示す説明図である。 医用文書電子化のフローシートを示す説明図である。
本発明に係る医用電子ファイリングシステムは、図1に示すように、病院やその他の医療施設に構築されるシステムである。医用電子ファイリングシステムは、医用文書発行装置1、プリンター2、QRコード解析装置3、スキャナー4、医用電子ファイリング装置5、医用文書データベース6を備えている。医用電子ファイリングシステムを構成する各装置は、ネットワークを通じて通信が可能である。医用文書発行装置1、QRコード解析装置3及び医用電子ファイリング装置5は、一体としてもよい。プリンター2とスキャナー4は、プリンター機能とスキャナー機能を備えたデジタル複合機であってもよい。
図2は、医用文書発行装置1の構成を示す説明図である。
医用文書発行装置1は、文書種別選択部7、情報検索部8、医用文書入力部9、医用文書印刷部10で構成される。また、医用文書発行装置1は、プリンター2及び医用文書データベース6に接続する。
図6は、医用文書発行装置1の医用文書発行画面21のレイアウト例を示す。医用文書発行画面21は、医用文書種類選択部22、医用文書フォーマット編集部23、検索条件入力部24、検索指示部25、検索結果表示部26、医用文書表示領域部27、印刷指示部28で構成される。
医用文書種類選択部22は、図2で示す文書種別選択部7に対応している。
検索条件入力部24、検索指示部25、検索結果表示部26は、図2で示す情報検索部8に対応している。
医用文書表示領域27は図2に示す医用文書入力部9に対応している
印刷指示部28は図2に示す医用文書印刷部10に対応している。
図6に示す医用文書種類選択部22において、印刷したい医用文書の種類を選択する。医用文書種類選択部22で選択した医用文書の種類に対応した医用文書のフォーマットを、医用文書表示領域部27に表示する。本発明における医用文書のフォーマットとは、医用文書の種別毎に「どの様式の用紙を使い、どこに何の情報を表示するか」を定めた、まだ患者の氏名や検査日などが記入されていない医用文書の雛形を示す。
例えば、問診表において患者の氏名を表示する領域に患者の氏名を記述する欄に定めた場合、別の患者で使用する場合や医用文書発行装置2を使用する人が異なる場合でも同位置に患者の氏名が表示されるものであり、一度設定すると何度でも使用することができるものである。
図6に示す医用文書フォーマット編集部23を操作して、医用文書フォーマットの編集をすると図2の医用文書データベース6に登録されている医用文書のフォーマットの各患者情報の表示・非表示や表示位置の変更を行うことができる。
図6に示す検索条件入力部24では、指示した患者IDを含む患者に関する患者情報を検索条件として検索し、検索条件に一致する検索結果の患者IDを含む患者に関する患者情報を検索結果表示部26に表示する。
検索結果表示部26への検索結果の患者情報の表示と同時に、医用文書表示領域部27に表示している医用文書のフォーマット内の該当患者情報表示エリアにも検索結果の患者情報を表示する。
本発明における患者情報とは、患者ID、患者氏名、性別、生年月日を含む患者に関する情報を示す。
図6に示す検索条件入力部24の指示により検索結果表示部26の内容が更新された場合、医用文書として医用文書表示領域部27に表示された情報も自動で更新される。
図6に示す医用文書表示領域部27において、患者情報を表示した医用文書のフォーマット内の入力エリアで、担当医、検査日やコメントを入力することができる。入力は必須ではない。
図6に示す印刷指示部28の指示により、コメントなどが表示されている医用文書表示領域部27内のデータと、患者を特定するための患者ID、その患者IDで特定された患者の診療情報が記載された医用文書を特定するためのオーダー番号、該医用文書の種類を表わす文書種別コード及びその医用文書が作成された発行日、印刷したときに該医用文書が複数ページになるときは、該医用文書の全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号、その他ファイリングやデータベースに登録する必要がある場合に登録内容に関する属性情報がそれぞれ含まれるQRコードを付与した医用文書を、図2に示すプリンター2で印刷する。
以降、QRコードに含まれる各情報を単に属性情報とする。
ここでいう属性情報に含まれているオーダー番号、医用文書が作成された発行日、全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号は、図1の医用文書発行装置1が発行する。
本発明におけるオーダー番号とは、病院やその他の医療施設における部門間での検査を一意に特定するために用いられる番号や、特定の患者の診療情報が記載された医用文書を一意に特定する番号であり、同一の番号が発行されることはない。
図6に示す医用文書表示領域部27にデータが表示されている場合に、印刷指示部28の指示により、医用文書表示領域部27に表示された内容が図2のプリンター2で印刷される。
この時、医用文書表示領域部27に表示されているQRコードに含まれる属性情報は毎回作成される。
この作成されたQRコードが図2のプリンター2で印刷される場合に医用文書に付与される。
図3に示すスキャナー4は、図2の医用文書発行装置1から図2のプリンター2に印刷された医用文書を取り込む。スキャナー4が取り込む医用文書は手書きの医用文書であっても良い。
スキャナー4は取り込んだ医用文書を医用文書画像として図3に示す画像ファイル一時保存フォルダー11に出力される。
図3に示すQRコード解析装置3は図1のQRコード解析装置3の詳細である。
QRコード解析装置3は、QRコード解析部12、保留ファイル管理部13、サーバー送信部14で構成される。また、QRコード解析装置3は、医用電子ファイリング装置5に接続している。
図3に示すQRコード解析部12は、画像ファイル一時保存フォルダー11に出力された医用文書画像を読み込み、読み込んだ医用文書画像内のQRコードに記録された属性情報を、テキストデータとして読み取り、医用電子ファイリング装置5に送信する。
図3に示すQRコード解析部12におけるQRコードに記録された属性情報の読み取りにおいて、同一オーダー番号の属性情報を持つ医用文書画像が複数ページで構成されている場合は、全ページを検出するまで、保留ファイル管理部13で監視する。
図3に示す保留ファイル管理部13は、QRコードに記録された属性情報から、医用文書画像となる元の医用文書が同一オーダー番号を持ち、かつ該医用文書の全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号をみて、1ページで構成されている医用文書であるか、複数ページで構成されている医用文書であるかを判定する。
この時、複数ページで構成されている同一オーダー番号の医用文書は、医用文書の全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号から全ページを検出した後、スキャナー4で取り込まれた医用文書がページ番号順に並んでいるかを確認し、ページ番号順でなければ、医用文書をページ番号順に並び替えを行う。
図3に示す保留ファイル管理部13は、医用文書を特定するためのオーダー番号が同一である複数ページで構成されている医用文書に関して、異なるページが異なるタイミングでスキャナー4に取り込まれた場合であっても、全てのページを検出した後、ページ番号順に並び替えを行うことができる。
また、異なる種類の医用文書が混在している場合でも、ページ順に並び替えを行うことができる。
図3に示すサーバー送信部14は、1ページで構成されている医用文書画像、又はページ番号順に並び替えた複数ページで構成されている医用文書画像を1つの医用電子ファイルとしてファイリングして、医用電子ファイリング装置5に送信する。
図4に示すサーバー15は図1の医用電子ファイリング装置5の詳細を示す。
図1の医用電子ファイリング装置5はサーバーとして動作し、医用文書登録アプリケーション16、医用文書検索アプリケーション17、医用文書参照アプリケーション18と医用文書ファイル保存領域19で構成される。また、サーバー15は、QRコード解析装置3と医用文書データベース6に接続する。
図4に示す医用文書登録アプリケーション16は、QRコード解析装置3から受け取った医用電子ファイルの元になった医用文書の患者を特定するための患者ID、その患者IDで特定された患者の診療情報が記載された医用文書を特定するためのオーダー番号、医用文書の種類を表わす文書種別コードを含むテキストデータを元に医用電子ファイルの保存先を決定し、医用文書ファイル保存領域19に保存する。これに限らず、その他の情報を属性情報に加えてQRコードに含めることで医用文書の保存する構成を変更することができる。
図4に示す医用文書登録アプリケーション16は、QRコード解析装置3から受け取った属性情報を含むテキストデータを、医用文書検索アプリケーション17や医用文書参照アプリケーション18における検索処理で使用するために、医用文書データベース6に登録する。
これに限らず、その他の属性情報をQRコードに含むことで医用文書の検索のためのデータを医用文書データベース6に登録することができる。
図4に示す医用文書参照アプリケーション18は、医用文書検索アプリケーション17が検索した医用文書データベース6に登録された医用文書に関する文書種別、医用電子ファイルの印刷発行日、患者IDなどのデータを元に、医用文書ファイル保存領域19に保存された医用電子ファイルの内容を、閲覧、印刷する。
図5は医用文書データベース6に登録される項目の例を示す。
医用文書データベース6には、医用文書の種別を示す文書種別コードと文書種別コードに対応する医用文書のフォーマット(図示せず)及び患者ID、患者氏名、性別、生年月日を含む患者に関する情報が既に登録されているものとする。
また、文書情報として医用文書が登録された対象の患者ID、この医用文書を特定するためのオーダー番号、文書種別コード、文書種別コードに対応する文書種別名、医用文書の印刷発行日、全ページ数、担当医などの情報が登録される。
図7に、医用文書、医用文書画像及び医用電子ファイルの関係を示す。
医用文書発行装置1で作成された医用文書はプリンター2によって医用文書として紙で印刷される。この医用文書は種類によって1ページもしくは複数ページで構成される。
図7に示すプリンター2で印刷された医用文書は紙であるため、病院関係者もしくは患者が手書きを行うことができる。この手書きの内容は医用文書の種類によって様々であり、投薬の量や、同意するための署名や、診察前の問診表に関する内容等である。
図7に示すスキャナー4は医用文書を読み込み、電子化処理を行い、医用文書画像として画像ファイル一時保存フォルダー11に保存する。
図7に示す画像ファイル一時保存フォルダー11に保存された医用文書画像はQRコード解析装置3によって監視され、医用文書画像に付与されているQRコードを解析し、QRコードに含まれる属性情報をテキストデータとして取得する。QRコード解析装置3は医用文書のファイリングを行い、医用電子ファイリング装置5へ医用電子ファイルとテキストデータを送信する時、QRコードに含まれていない「いつ、どこで、誰がスキャナー4で読み込んだのか」を確定する情報をテキストデータに含め、送信する。このQRコードに含まれない情報を医用文書データベース6に登録しておくことで、監査や医療訴訟が起きた場合に使用することができる。
図7に示す医用電子ファイリング装置5は、QRコード解析装置3から送られてきたテキストデータを元に、例えば医用文書の種類毎、患者ID毎、医用文書の印刷発行日毎に振り分けて医用文書ファイル保存領域部19に医用電子ファイルを保存する。それと同時に医用文書データベース6に検索や閲覧をするために用いられるテキストデータを登録する。
次に医用文書発行装置1で医用文書が発行されるフローを図8の医用文書発行フローを元に説明する。また図6の医用文書発行画面21の例図を元に処理が行われる部分を示す。
医用文書を作成するために図6の医用文書種類選択部22で、作成する医用文書の種類を予め登録済みの医用文書の種類から選択する(F2参照)。この時、選択された医用文書のフォーマットのどの位置に何の情報が表示されるかが、図6の医用文書表示領域部27に表示される(F6参照)。
次に図6の検索条件入力部24に作成する医用文書の対象患者情報である、例えば患者IDを入力し(F1参照)、図6の検索指示部25で操作入力によって、図6の医用文書データベース6の検索が実行される(F3参照)。
図6の検索条件入力部24に入力されている条件に合う患者が図6の医用文書データベース6に存在する場合、検索した結果取得した患者情報が図6の検索結果表示部26に表示される(F4参照)。
上記で取得した患者情報を医用文書に表示する際に、検査日や担当医など患者情報に含まれない内容のコメントを入力することができ(F5参照)、入力されたコメントは図6の医用文書表示領域部27に表示される(F6参照)。図6の印刷指示部28で印刷の指示が入力された時、この医用文書表示領域部27に表示されている内容に、医用文書を電子化する時に使用する各属性情報を含むQRコードが付与された状態で印刷される(F7参照)。
次に図9を元に印刷された医用文書を電子化し、保存されるフローを説明する。また処理が行われる部分を図3及び図4を元に説明する。
紙として印刷された医用文書は病院関係者や患者によって医用文書の種類ごとに、例えば患者が手術に同意するための署名を手書きすることがある(F8参照)。手書きされた医用文書は図3のスキャナー4で読み取り医用文書画像とする(F9参照)。この医用文書画像は図3の画像ファイル一時保存フォルダー11に保存される(F10参照)。
図3の画像ファイル一時保存フォルダー11に保存された医用文書画像は図3のQRコード解析装置3により自動で医用文書画像に付与されているQRコードの解析を行い、属性情報をテキストデータとして抽出する(F11参照)。
図3のQRコード解析装置3が抽出したテキストデータのオーダー番号と全ページ数を元に登録される医用文書を特定し、複数ページで構成されているか否かを判定する(F12参照)。複数ページで構成されている医用文書の場合は、全てのページが揃うまで図3の保留ファイル管理部13に保留される(F13参照)。図3の保留ファイル管理部13に医用文書画像の全てのページが揃った時点でテキストデータの該当ページ番号を元にページ順に並び替えられ(F14参照)、1つの医用電子ファイルとしてファイリングされる(F15参照)。ファイリングされた医用電子ファイルとテキストデータは図3のサーバー送信部14から図4の医用文書登録アプリケーション16へ送信される。
医用文書が1ページで構成されていた場合は、1つの医用電子ファイルとしてファイリングされた後(F15参照)、図3の保留ファイル管理部13を経由せず直接図3のサーバー送信部14から図4の医用文書登録アプリケーション16へ医用電子ファイルとテキストデータが送信される。
図4の医用文書登録アプリケーション16は送られてきたテキストデータの、例えば医用文書の種類や患者IDを元に図4の医用文書ファイル保存領域19内の特定の場所へ医用電子ファイルを保存し、図4の医用文書データベース6に図5の医用文書データベース6の項目例20の内容を登録する(F16参照)。
以上のフローで登録された医用文書は図4の医用文書検索アプリケーション17で図4の医用文書データベース6へ検索を行う場合や図4の医用文書参照アプリケーション18で参照される場合に容易に医用文書を特定することが可能となる。
本発明は、医用分野における手書きの複数ページで構成される医用文書のファイリングを容易にするものであり、手術同意書、症例レポートなどを含み、遠隔地域連携医療における紹介状の作成など、医師の臨床における診断に使用されるだけではなく、手書きのレポートなど研究、学会発表、研修医の指導、学生の教育分野等でも普及、活用される。
1 医用文書発行装置
2 プリンター
3 QRコード解析装置
4 スキャナー
5 医用電子ファイリング装置
6 医用文書データベース
7 文書種別選択部
8 情報検索部
9 医用文書入力部
10 医用文書印刷部
11 画像ファイル一時保存フォルダー
12 QRコード解析部
13 保留ファイル管理部
14 サーバー送信部
15 サーバー
16 医用文書登録アプリケーション
17 医用文書検索アプリケーション
18 医用文書参照アプリケーション
19 医用文書ファイル保存領域
20 医用文書データベースの項目例
21 医用文書発行画面
22 医用文書種類選択部
23 医用文書フォーマット編集部
24 検索条件入力部
25 検索指示部
26 検索結果表示部
27 医用文書表示領域部
28 印刷指示部

Claims (2)

  1. 患者を特定するための患者ID、その患者IDで特定された患者の診療情報が記載された医用文書を特定するためのオーダー番号、該医用文書の種類を表わす文書種別コード及び該医用文書の印刷発行日、該医用文書の全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号に関する情報並びにファイリングに必要とされる属性情報が含まれるQRコード(登録商標)を付与した医用文書を発行する医用文書発行装置と、前記QRコードが付与された医用文書を印刷するためのプリンターと、該QRコードが付与された医用文書を医用文書画像とするスキャナーと、該スキャナーで読み込んだ医用文書画像を文書種別コード毎に、全ページ数中の1ページから最終ページまでをページ順に並び変えるQRコード解析装置と、該QRコード解析装置で並び変えた医用文書画像を医用電子ファイルとして振り分け、保存、登録処理する医用電子ファイリング装置と、該医用電子ファイリング装置から登録される情報を管理する医用文書データベースを備え、かつ、QRコードに記録された属性情報から全ページ数とその全ページ数中の該当ページ番号を元に、スキャナーで読み込まれた医用文書画像に不足ページの有無の確認と全てのページが揃ってからページ番号順に自動で並び替えてファイリングをする手段を備えたことを特徴とする医用電子ファイリングシステム。
  2. 請求項1記載の医用電子ファイリングシステムは、スキャナーで読み込んだQRコードが付与された属性情報に加えて、いつ誰がどこで、を特定するスキャン情報を医用文書データベースに登録する手段及び読み込み管理可能な手段を備えたことを特徴とする医用電子ファイリングシステム。
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