JP5889301B2 - 相互キャパシタンス方式タッチパッドにおける軸のスワップを通じたノイズ感受性の減少 - Google Patents

相互キャパシタンス方式タッチパッドにおける軸のスワップを通じたノイズ感受性の減少 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本明細書では、仮特許出願である出願番号61/368,494を有するドケット番号4835.CIRQ.PR内に含まれる全ての発明主題について優先権を主張し、参照によりこれを組み込むものとする。
本発明は、全般的に、タッチパッドおよびタッチスクリーンを含むタッチ感知式デバイスに関するものである。より詳細には、本発明は、センサにおいてX電極およびY電極の交軸グリッドを用いる相互キャパシタンス方式のタッチ感知式デバイスのノイズを減少させる方法についてである。
従来技術
キャパシタンス方式の感受性タッチパッドにはいくつか設計事項がある。本発明で作用させるために修正することができる既存のタッチパッドの設計事項の1つは、CIRQUE(登録商標)社によって製造されるタッチパッドである。したがって、任意のキャパシタンス方式の感知タッチパッドを、本発明で機能させるためにいかなる修正をすることができるかについてより良く理解するために、基礎技術を調べることが有用である。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッドは相互キャパシタンス方式の感知式デバイスであり、その一例を図1のブロック図に示す。このタッチパッド10では、X(12)電極およびY(14)電極のグリッドが、同一平面に配列されているが、交差(crosswise)、すなわち相互に交軸(traverse)しており、感知電極16を用いてタッチパッドのタッチ感知領域18を規定している。通例、タッチパッド10は、スペース上に制約があるときには、ほぼ16×12本の電極または8×6本の電極の矩形グリッドとなる。これらX(12)およびY(14)(すなわち行および列)の電極16で交差するのは、単一の感知電極16である。すべての位置測定は、この感知電極16によって行われる。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッド10は、感知ライン16上の電荷の不均衡を測定する。ポインティング・オブジェクトがタッチパッド10上にない、または近接してもいないときは、タッチパッド回路20はバランスした状態であり、この感知ライン16への電荷不均衡は存在していない。ポインティング・オブジェクトが、タッチ表面(タッチパッド10の感知領域18)に接近するかまたはタッチするとき、容量結合のために、当該ポインティング・オブジェクトが不均衡を生成する場合には、キャパシタンスの変化が電極12,14に生じる。測定されるものは、電極12,14上のキャパシタンスの絶対値ではなく、キャパシタンスの変化量である。タッチパッド10は、感知ライン16上に射出されなければならない電荷量を測定することによって、キャパシタンスの変化を判定し、感知ライン上の電荷量のバランスを復旧(reestablish)するかまたは回復(regain)する。
上記システムは、以下のように、タッチパッド10上の指の位置または近接位置を決定するために利用される。この実施例では、これから行電極12について説明し、列電極14についても同様に繰り返す。行及び列の電極測定から取得される値は、タッチパッド10上またはタッチパッドの近隣のポインティング・オブジェクトの中心位置である交差点を決定する。
第1のステップにおいて、第1のセットの行電極12はPN発生器22からの第1の信号で駆動され、異なるものだが隣接する第2のセットの行電極はPN発生器からの第2の信号で駆動される。タッチパッド回路20は、相互キャパシタンス方式の測定デバイス26を用いて、感知ライン16から値を取得する。その値は、どの行電極がポインティング・オブジェクトに最も近いかについて示す。しかしながら、あるマイクロコントローラ28の管理下にあるタッチパッド回路20では、どちら側の行電極にポインティング・オブジェクトが位置しているかについて未だ決定することができず、さらに、このタッチパッド回路20では、ポインティング・オブジェクトが電極からどれくらい離れて位置しているかですら決定することができない。即ち、このシステムでは、駆動されることになる電極12の組を1つの電極によってシフトしている。言いかえれば、一方の組の側の電極が追加される一方で、その組の反対側の電極はもはや駆動されない。新しい組は、次いで、PN発生器22によって駆動され、感知ライン16において第2の測定が行われる。
これらの2つの測定値からは、ポインティング・オブジェクトがどちらの側の行電極に位置しているかについて、また、どれくらい離れているかについて、決定することが可能である。ポインティング・オブジェクト位置の決定は、次いで、測定した2つの信号の大きさ(magnitude)を比較する数式を用いて実行される。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッドの感知性または解像性は、行および列電極の電極が示す(imply)16×12のグリッドよりもずっと大きい。解像性は通例、1インチにつき960カウントかこれよりも大きいオーダーとなる。正確な解像性は、本発明に対して、成分の感知性、同一行および列の電極12,14間の間隔、ならびに、材料とは異なるその他の要因によって決定される。
上記のプロセスは、Y即ち列電極14についてPN発生器24を用いて繰り返される。
先に説明したCIRQUE(登録商標)社のタッチパッドは、X電極12およびY電極14のグリッド、ならびに別個であり単一の感知電極16を用いるものであるが、この感知電極は、実際のところは多重送信によりX電極12およびY電極14とすることができる。いずれの設計事項でも、本発明を機能させることが可能である。
なお、タッチパッドおよびタッチスクリーンは、本明細書において使用されるタッチ感知性デバイスとして定義されるものと理解すべきである。したがって、如何なるタッチ感知性デバイスもが、以下にタッチパッドと称されることになる。しかし、任意のタイプのタッチ入力技術を用いた任意のタイプのタッチ感知性デバイスを含むものとみなすべきであり、相互キャパシタンス方式の技術、タッチパッド、またはタッチスクリーンに限定すべきものとみなすべきではない。
初期のCIRQUE(登録商標)社の相互キャパシタンス方式のタッチパッド技術以前でさえ、オブジェクトの存在や位置を示す信号を受け取るために専用の感知ラインを用いていない。数ある中でもとりわけ米国特許第5,305,017号および米国特許第5,565,658号に記載されたこの初期技術においては、(X電極のような)1セットの電極は駆動電極であり、Y電極が感知電極である。X軸およびY軸の電極(以下、X電極およびY電極と称する)の機能は、必要に応じて逆転する。つまり、1セットの測定では、X電極は駆動電極として、およびY電極は感知電極として機能することができる。加えて、別のる1セットの測定では、この役割が逆になり、X電極は感知電極として、およびY電極は駆動電極として機能する。
したがって、先行技術を改良して、相互キャパシタンス方式のタッチパッドのノイズを低減させるシステムおよび方法を提供することになる。このタッチパッドは、専用の感知電極を用いていないものの、タッチパッド回路において駆動機能および信号受信機能の間をスイッチできるX電極およびY電極のみを用いている。
第一の実施形態においては、本発明は、交軸電極が有するX軸およびY軸のグリッドにおける相互キャパシタンスを用いたタッチパネルにおけるノイズを低減するためのシステムおよび方法である。この交軸電極は、1つの軸では刺激電極即ち駆動電極として機能し、また、異なる軸では入力電極すなわち感知電極として機能する。ここでは、タッチパッドの動作に影響を与えることができる重大なノイズが存在し、また、このノイズの効果を、1グループの感知電極を同時にサンプリングすることによって最小化させることがのぞましい。感知電極を同時にサンプリングすることによって、各感知電極へのノイズのレベルは、類似のものとすべきであり、つまり、測定した感知信号から取り去ることができる。したがって、タッチパパッドにおいて感知されるオブジェクト(1または複数)の位置をより正確に決定する。
本発明のこれらにおける、および他における、目的、特徴、利点、ならび代替の態様は、当業者が添付の図面と併せて以下の詳細な説明を考慮することにより明らかになるであろう。
図1は、従来技術において発見され、本発明で使用するのに適用可能なタッチパッドの第1実施形態の動作についてのブロック図である。 図2は、刺激活および感知入力の両方に対し、一度に1つの軸のみではあるが、X電極およびY電極に結合されることを示すブロック図である。 図3は、一方の軸では駆動電極を、他方の軸では感知電極を有する相互キャパシタンス方式センサを示している。
これより図面を参照する。本発明の様々な構成要件には符号が付されており、本発明について、当業者が発明を製造および使用するのを可能とするために説明することになる。以下の説明は本発明の原則を例示のみするものであり、特許請求の範囲を狭く考察すべきでないことを理解すべきである。
本発明は、交軸電極(traverse electrode)のXおよびYグリッドの相互キャパシタンスを使用するタッチパッドに適用される。ここでは、刺激、即ち駆動電極が1つの軸上にあり、また、入力、即ち感知電極が他方の軸上にある。指に対して、または、指に比較されるシステムにおいて、重大なノイズが存在するときは、全てのまたはかなりの数の感知チャネル(感知電極)を同時にサンプリングすることによって、このノイズの効果を最小化するのが望ましい。仮に感知電極が同時にサンプリングされる場合には、感知電極のそれぞれにおけるノイズのレベルは、同程度のものでなければならず、それ故、測定された信号から差し引くことができる。これにより、タッチパッド上のオブジェクト(1または複数)について決定された位置の精度が改良される。
図2は、本発明の基本的な特徴に関するブロック図を供する。第1の実施形態において、タッチパッド・グリッド30は、信号を発生させるために刺激ソース32に結合される。この信号は、タッチパッド・グリッド上の駆動電極を刺激するのに用いる。図示のように、駆動電極は行、即ちX電極34とすることができ、または、これらは列、即ちY電極36とすることもできる。
タッチパッド・グリッド30はまた、アナログ・デジタル変換器(ADC)38に結合するものとして示されている。ADC38は、入力として信号をタッチパッド・グリッド30から受け取る。図示のように、感知電極30は、行、即ちX電極34とすることができ、または、列、即ちY電極36とすることができる。
注意すべき重要なことは、X軸またはY軸の一方の軸のみが、駆動電極として一度に機能することができるということである。同様に、他方の軸電極が、従って、感知電極として機能しなければならない。本発明において重要なことは、これら役割が必要に応じて切り替えることができるということである。つまり、X電極34が駆動電極として機能するときには、Y電極36は感知電極として機能している。
タッチパネルの技術分野における当業者にとって、X電極34およびY電極36が機能上切り替え可能であることが知られている。しかしながら、指の位置が単一セットの測定値を用いて決定することになるというのが一般的である。言いかえれば、指のXY位置が単一セットの測定値を使用して決定されことになるということが一般的である。例えば、刺激電極がX電極34であり、駆動電極がY電極36であるときに、感知電極からの測定値が、駆動電極からの刺激を用いて、XY座標の両軸における指の位置を決定するために用いることができる。同様に、単一セットの測定値は、刺激電極がY電極36であり、駆動電極がX電極34であるような状況から得る(come from)ことができよう。
本発明は、指の位置を決定するために2つのセットの測定を行うのを要求し、これによりタッチパッドのノイズ感受性を減少させることができる。具体的には、指の位置は、一度には1つの軸においてのみ決定される。この位置は、刺激電極として機能しているどの軸からでも決定される。つまり、仮にX電極が駆動電極として機能している場合には、位置情報は、Y軸のみにおいて決定される。何故ならば、Y電極が刺激電極として機能しているからである。次のステップでは、X電極34およびY電極36の機能を切り替えて、X軸における指の位置を決定する。何故ならば、X電極は、今度は刺激電極として機能しているからである。
第1の実施形態では、本発明は、このように交軸配置により整列されたX軸およびY軸の電極において共平面グリッドを提供して、タッチパッド・グリッド30を形成する。タッチパッド回路は、タッチパッド・グリッド30を刺激してそこから信号を受け取り、そして、その情報から、タッチパッド・グリッド30と接触している指の位置を決定するのに必要な全ての回路を含んでいる。
ADC38は、他のタッチパッド回路に結合される。そのタッチパッド回路は、測定情報を取得し、指の位置を決定する。なお、この第1実施形態のタッチパッドが相互キャパシタンス方式の感知式デバイスであり、指がタッチパッドと接触するときに、駆動電極および感知電極の間の相互キャパシタンスの減少を検出するものであると理解すべきである。相互キャパシタンスの能力は、また、本発明が、タッチパッド上の複数の指の位置を同時に検出および追跡することを可能にすることも意味している。
タッチパッド回路は、駆動電極として機能させるためにX軸またはY軸の一方の電極を選択し、そして、感知電極として駆動させるために他方の電極を選択する。次いで、少なくとも1つの駆動電極を適切な信号で刺激する。駆動電極は、一度に1つずつ刺激することができ、または、全て同時に刺激することができるまでの任意の組み合わせとすることができる。
重要なことは、感知電極の1つ以上が同時に測定できるということである。このことは、ノイズを感知電極から差し引くために、ノイズが、測定されている感知電極の全てに存在するとみなされるということから重要である。つまり、感知電極の全てを同時に測定することができ、そして、ノイズをその信号から除去することができる。しかしながら、あらゆる感知電極に結合されるADC38を有することは、タッチパッド回路をより高価なものとする。それ故、タッチパッドの全体コストを削減するための有効な方法は、限定した数のADC38を使用することである。例えば、CIRQUE(登録商標)社のタッチパッドでは、典型的な構成だと4つのADC38を使用している。
指は、通例、一度に4つ以上の感知電極には影響を及ぼさない。それ故、本実施形態において、4つのADC38を、指の位置を決定する手法に使用している。なお、より多い、またはより少ない数のADC38を使用することができ、なおも本発明の範囲内とすることができるのが理解されよう。しかし、この4つという限定は、例示にすぎず、特許請求の範囲において制限因子とならないことを考慮すべきである。
本発明は、どの感知電極が指の存在から影響を受けているかについて決定することができ、また、指の位置を計算するためにそれら感知電極に結合可能なADC38を使用することができる。どの感知電極が影響を受けているかを決定する方法は、本発明では限定的ではない。
感知電極が認識された後、当業者にとって知られた様々な計算を用いて指の位置が決定される。重要なのは、それら計算が、存在するものであると想定され、それ故全ての感知電極に対して測定されるノイズについて除去することができるということである。これらの一実施例が、加重和を用いた方法であり、これを本明細書において実証することにする。
このステップにおいて必須なのは、指の位置が、感知電極として機能している軸において決定のみされるということである。位置が決定された後は、X電極およびY電極の機能はスワップされる。この実施例では、Y電極34が、感知電極としてかつて機能しており、指の位置はそれ故Y軸において決定されたということが想定されるであろう。
本方法は、次いで、以前のとおり進行し、新しい感知電極のうちどれが指の影響を今後受けるかについて決定する。影響を受ける電極を発見した後、ADC38によって測定が新しい感知電極から行われ、指の位置がX軸において今度は決定される。
指の位置を決定するために本第1実施形態で提示する第1の方法は、加重和による計算である。この方法は、単純かつ正確であり、測定値からノイズを排除することが可能な態様について例示するものである。
以下の変数が、本明細書において定義される。
S = 感知電極からの信号
Ax = 指および所与の感知電極に共通する領域
N = 指(またはシステム)からのノイズ
Kx = 感知電極に対する指の影響、対(vs)、相互キャパシタンスの変更に対する指の影響についての百分率偏差
Mx = 所与のADCについての測定値
Ma = Aa(S + KaN)
Mb = Ab(S + KbN)
Mc = Ac(S + KcN)
Md = Ad(S + KdN)
Wx = Mx * 電極番号(number)、加重された総和
Px = 電極番号
Wa = Ma * Pn
Wb = Mb * Pn+1
Wc = Mc * Pn+2
= Md * Pn+
4つのADC38をどのように用いることができるかという一実施例として図3を供しており、加重和方法を用いてタッチパッド上の指40の位置を決定する。4つのX電極(電極6から9)34および4つのY電極(電極1から4)36のみが、X電極およびY電極より大きな数からなるより大きなタッチパッドから示される。この実施例では、Pn=6は、
Wa = Ma * 6
Wb = Mb * 7
Wc = Mc * 8
Wd = Md * 9
を与える。
単一軸における指の位置計算式としては次のものが与えられる。
Figure 0005889301
値に代えて、数式1は、次に示すように拡張される。
Figure 0005889301
指からのノイズが、相互キャパシタンスに対する指の影響と同一の割合で感知電極に結合すると想定される場合(Kx=Kx+1)には、数式3に示すようにSおよびNの因数を外へ出すことが可能となる。
Figure 0005889301
数式3では、因数(S + KxN)を外に出すことによって、縮小する(reduce)ことができ、ここでは、ノイズおよび信号強度が完全に相殺される。このことは、位置がノイズおよび信号強度から独立することを意味する。
しかしながら、実用的なシステムでは、KxとKx+1とは等しくはない。指から感知電極へと結合する量は、共通の領域に基づいており、相互キャパシタンスでの指の領域効果とはわずかに相違する。感知パターンは最適化することができ、感知電極に対する駆動電極の指の影響との間にある類似性を最大化する。
この方法は、感知軸におけるノイズを減少させるために上手く作用するが、しかし、駆動軸の決定位置としてはノイズに影響されやすいままである。このような理由により、本発明では2つの測定を行っており、駆動電極の軸からではなく感知電極から取得されるこれら測定値のみを用いる。
また、駆動電極の軸における位置を決定するための共通の方法として、指が有する幅よりも少ない駆動電極を刺激するということも考察される。次のステップでは、感知電極軸において、刺激がシフトされて、信号強度に注目するという他の測定を次いで行うことになろう。このことは、システムまたは指におけるノイズがないときに素晴らしく作用する。しかしながら、ノイズが存在するときには、各測定値は、異なる量のノイズを有することができ、つまり、駆動電極の刺激パターンごとに全レベルにわたり感知電極を変化させる。仮に感知電極があらゆる測定値を変化させる場合は、駆動電極軸における位置を決定することは極めて困難であろう。
本発明は、駆動電極の軸を感知電極の軸と電気的にスワップして、第2軸において改良した位置データを供給するものである。具体的には、第1ケースにおいて感知電極であった電極が、第2ケースにおいては駆動電極となり、第1ケースにおいて駆動電極であった電極が第2ケースでは感知電極となる。このことは、非常に改良された、ノイズの影響を受けない指位置のレポートを行うという結果となる。
先に述べた構成は、本発明の原則を適用することについてのみ示されるものであることが理解されるべきである。当業者にとって、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく、多数の変更および代替の構成を考案することができる。添付した特許請求の範囲は、このような変更および配置をも包摂することを意図するものである。

Claims (12)

  1. タッチ感知式デバイスのノイズに対する感受性を減少させる方法であって、
    1)交軸配置により配列されたX軸およびY軸の電極を有する共平面グリッドを設けるステップと、
    2)X軸およびY軸の電極において前記グリッドに結合される相互キャパシタンス方式の感知式タッチパッド回路を設けるステップであって、前記タッチ感知式回路が、刺激信号を駆動電極に供給して前記感知電極から信号を受け取り、指が前記タッチ感知式デバイスに接触したときに前記駆動電極および前記感知電極の間の相互キャパティタンスの減少を検知する、ステップと、
    )前記X軸または前記Y軸のうち一方の軸の電極を前記駆動電極として機能させるために選択しまた、他方の軸電極を前記感知電極として機能させるために選択するステップと、
    )1つの駆動電極を適切な信号で一度に刺激し、前記感知電極の全てからの信号を同時にサンプリングするステップであって、これにより、同一のノイズにより影響を受けたデータを収集するステップと、
    5)指の位置を、前記感知電極として機能している軸のみにおいて決定するステップであって、前記位置が、前記感知電極における前記ノイズおよび前記信号の強度とは独立した方法を用いて決定されるステップと、
    6)前記駆動電極として機能している軸が今度は前記感知電極として、およびその逆として機能するように、前記X軸およびY軸の電極の機能をスワップするステップと、
    )前記指の位置を決定する前記ステップを、前記感知電極として今度は機能している前記軸において繰り返すステップであって、これにより、前記感知電極として機能しているときの前記X軸およびY軸のみから収集されたデータを用いて前記指の位置情報を決定する、ステップと、
    を含む、方法。
  2. 請求項1記載の方法において、前記感知電極からの信号をサンプリングする前記ステップが、さらに、前記指から影響を受けた感知電極のみからのデータを用いるステップを含み、前記感知電極が全て同一のノイズから影響を受けるように、前記データが前記影響を受けた感知電極から同時に収集される、方法。
  3. 請求項記載の方法において、さらに、
    1)どの感知電極が前記指から影響を受けたかを決定するステップと、
    2)前記指から影響を受けた前記感知電極のみに結合されたアナログ・デジタル変換器(ADC)からの測定値を用いるステップと、
    を含む、方法。
  4. 請求項1記載の方法において、前記指の位置を前記感知電極における前記ノイズおよび信号の強度とは独立した方法を用いて決定する前記ステップが、さらに、加重和計算を用いるステップを含む、方法。
  5. 請求項1記載の方法において、さらに、前記タッチ感知式回路によって検出される指ごとに、前記ステップ3)からステップ7)までを繰り返すステップを含む、方法。
  6. 請求項1記載の方法において、さらに、タッチパッドおよびタッチスクリーンからなる複数のタッチ感知式デバイスのから前記タッチ感知式デバイスを選択するステップを含む、方法。
  7. 相互キャパシティブ・タッチ感知式デバイス上の複数の指の存在を検知した際に前記タッチ感知式デバイスのノイズに対する感受性を減少させる方法であって、
    1)交軸配置により配列されたX軸およびY軸の電極の共平面グリッドを設けるステップと、
    2)X軸およびY軸の電極のグリッドに結合される相互キャパシタンス方式の感知式タッチパッド回路を設けるステップであって、前記タッチ感知式回路が、刺激信号を駆動電極に供給して感知電極から信号を受け取り、複数の指が前記タッチ感知式デバイスに接触したときに、前記駆動電極および前記感知電極の間の相互キャパシタンスの減少を検出する、ステップと、
    )X軸またはY軸の一方の軸の電極を前記駆動電極として機能させるために選択しまた、他方の軸の電極を前記感知電極として機能させるために選択するステップと、
    4)複数の指を用いてタッチ感知表面との接触を行うステップと、
    )1つの駆動電極を適切な信号で一度に刺激し、前記感知電極の全てからの信号を同時にサンプリングするステップであって、これにより、同一のノイズにより影響を受けたデータを収集するステップと、
    6)複数の指の各々の位置を、前記感知電極として機能している軸のみにおいて決定するステップであって、前記位置が、前記感知電極における前記ノイズおよび信号の強度とは独立した方法を用いて決定される、ステップと、
    )前記駆動電極として機能している軸が今度は前記感知電極として、およびその逆として機能するように、前記X軸およびY軸の電極の機能をスワップするステップと、
    8)前記複数の指の各々の位置を決定する前記ステップ6)を、前記感知電極として今度は機能している軸において繰り返すステップであって、これにより、前記感知電極として機能しているときの前記X軸および前記Y軸のみから収集されたデータを用いて、前記複数の指のそれぞれの位置情報を決定する、ステップと、
    を含む、方法。
  8. 請求項記載の方法において、前記感知電極からの信号をサンプリングする前記ステップが、さらに、前記複数の指から影響を受けた感知電極のみからのデータを用いるステップを含み、前記感知電極が全て同一のノイズから影響を受けるように、前記データが前記影響を受けた感知電極から同時に収集される、方法。
  9. 請求項記載の方法において、さらに、
    1)どの感知電極が複数の指から影響を受けたかを決定するステップと、
    2)前記複数の指から影響を受けた前記感知電極のみに結合されているアナログ・デジタル変換器(ADC)からの測定値を用いるステップと、
    を含む、方法。
  10. 請求項記載の方法において、前記複数の指の位置を前記感知電極における前記ノイズおよび信号の強度とは独立した方法を用いて決定する前記ステップが、さらに、加重和計算を用いるステップを含む、方法。
  11. 請求項記載の方法において、さらに、前記タッチ感知式回路によって検知される指ごとに前記ステップ3)からステップ)を繰り返すステップを含む、方法。
  12. 請求項記載の方法において、さらに、タッチパッドおよびタッチスクリーンからなる複数のタッチ感知式デバイスのから前記タッチ感知式デバイスを選択するステップを含む、方法。
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