JP5884977B2 - 不満抽出装置,不満抽出方法および不満抽出プログラム - Google Patents
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Description
○評価対象製品の改善に直接有用な不満の例:
「パソコン用音楽再生ソフトで再生できるのに、ポータブルオーディオに取り込むと再生できない。」
「G社製スマートフォンOSでフリック入力できるが、A社製スマートフォンOSではQWERTY入力できないのが残念。」
「B社製スマートフォン(型番03)の液晶画面は綺麗だが、A社製スマートフォン(型番4)は汚い。」
○評価対象製品の改善に直接有用な不満でない例とその理由:
「2日目に正常に充電できなくなり、赤いランプが点滅状態になった。」(理由:事実のみで、意見ではない。)
「使い物にならないスイング設定はとても残念。」(理由:どうなれば使い物になるかわからないので、製品開発にフィードバックできない。)
「画面の自動リフレッシュができるようになったらいいのになぁ。」(要望であり、実現可能か技術的課題の検討が必要である。)
〜構成〜
第1実施形態の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る不満抽出装置の機能ブロック図である。不満抽出装置は、文の集合を取得して格納する文集合取得部101と、改善する製品である評価対象を文字列として入力する評価対象入力部102と、評価対象に対応する比較対象を入力する比較対象入力部103と、比較対象に関する肯定評価を表す表現が含まれる文(第1文)を特定する肯定評価表現特定部104と、第1文、または、第1文の前後の文(第2文)から、評価対象および、肯定評価に対応する否定評価を表す表現を特定する否定評価表現特定部105と、肯定評価,評価対象および否定評価が含まれている第1文、または、肯定評価が含まれる第1文と評価対象および否定評価が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部106と、抽出された不満文を格納する不満記憶部107を備えている。
(a1)<B社製スマートフォン(型番03)>の場合、電子マネー機能を〔使うことができる〕が、A社製スマートフォン(型番4)では電子マネー機能を使うことができない。
(b1)<B社製スマートフォン(型番03)>のようにFM送信機能を〔利用できる〕のだが、A社製スマートフォン(型番4)ではFM送信機能を利用できない。
(c1)A社製スマートフォン(型番4)は汚いが、<B社製スマートフォン(型番03)>は画面が〔綺麗〕。
(d1)<C社製スマートフォン(型番X)>では音楽ファイルを〔再生できる〕。A社製スマートフォン(型番4)では再生できない。
(e1)<C社製スマートフォン(型番X)>のデザインは〔未来的〕である。一方、A社製スマートフォン(型番4)はシンプルです。
(f1)A社製スマートフォン(型番4)の操作性は〔良い〕のだが、<C社製スマートフォン(型番X)>の操作性は悪い。
(g1)A社製スマートフォン(型番4)って使えないよね。
(a1)B社製スマートフォン(型番03)の場合、電子マネー機能を使うことができるが、<A社製スマートフォン(型番4)>では電子マネー機能を〔使うことができない〕。
(b1)B社製スマートフォン(型番03)のようにFM送信機能を利用できるのだが、<A社製スマートフォン(型番4)>ではFM送信機能を〔利用できない〕。
(c1)<A社製スマートフォン(型番4)>は〔汚い〕が、B社製スマートフォン(型番03)は画面が綺麗。
(d1)C社製スマートフォン(型番X)では音楽ファイルを再生できる。<A社製スマートフォン(型番4)>では〔再生できない〕。
(e1)C社製スマートフォン(型番X)のデザインは未来的である。一方、<A社製スマートフォン(型番4)>はシンプルです。
図2は、不満抽出装置の処置内容を示すフローチャートである。フローチャートを用いて、不満抽出装置の動作を説明する。
本実施形態の不満抽出装置により、比較対象の肯定評価と評価対象の否定評価が対比表現で記載された不満文を抽出できる。このような不満文には、「使用者は、比較対象については基準を超えていると考えているが、評価対象については基準を超えていないと考えている」との絶対評価が黙示的に記載されている。
図3は、変形例に係る不満抽出装置の機能ブロック図であり、図4は、変形例に係る不満抽出装置の処置内容を示すフローチャートである。
図6は、別の変形例に係る不満抽出装置の機能ブロック図であり、図7は、別の変形例に係る不満抽出装置の処置内容を示すフローチャートである。
(a1)B社製スマートフォン(型番03)の場合、電子マネー機能を使うことができる≪が、≫A社製スマートフォン(型番4)では電子マネー機能を使うことができない。
(b1)B社製スマートフォン(型番03)のようにFM送信機能を利用できる≪のだが、≫A社製スマートフォン(型番4)ではFM送信機能を利用できない。
(c1)A社製スマートフォン(型番4)は汚い≪が、≫B社製スマートフォン(型番03)は画面が綺麗。
(d1)C社製スマートフォン(型番X)では音楽ファイルを再生できる。A社製スマートフォン(型番4)では再生できない。
〜構成〜
第2実施形態の構成について説明する。図8は、第2実施形態に係る不満抽出装置の機能ブロック図である。不満抽出装置は、文の集合を取得して格納する文集合取得部101と、改善する製品である評価対象を文字列として入力する評価対象入力部102と、評価対象に対応する比較対象を入力する比較対象入力部103と、比較対象のみに関する肯定評価を表す表現が含まれる文(第1文)を特定する肯定評価表現特定部104と、第1文に含まれる肯定評価の前後に逆接を表す表現があるか、または、第1文の前後の第2文に逆接を表す表現があるかを確認し、逆接表現を抽出する逆接表現抽出部114と、肯定評価,評価対象および逆接表現が含まれている第1文、または、肯定評価が含まれる第1文と評価対象および逆接表現が含まれている第2文とからなる連続する2文、または、肯定評価および逆接表現が含まれる第1文と評価対象が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部115と、抽出された不満文を格納する不満記憶部107を備えている。
(a2)<B社製スマートフォン(型番03)>の場合、電子マネー機能を〔使うことができる〕が、A社製スマートフォン(型番4)では電子マネー機能を使うことができない。
(b2)A社製スマートフォン(型番4)ではFM送信機能を利用できない。しかし、<B社製スマートフォン(型番03)>ではFM送信機能を〔利用できる〕。
(c2)<B社製スマートフォン(型番03)>は画面が〔綺麗〕。しかし、A社製スマートフォン(型番4)は汚い。
(d2)<C社製スマートフォン(型番X)>では音楽ファイルを〔再生できる〕けど・・・。
(e2)<C社製スマートフォン(型番X)>のデザインは〔未来的〕である。一方、A社製スマートフォン(型番4)はシンプルです。
(f2)<C社製スマートフォン(型番X)>もA社製スマートフォン(型番4)も画面が〔綺麗〕。でも、<B社製スマートフォン(型番03)>はダメ。
(a2)B社製スマートフォン(型番03)の場合、電子マネー機能を使うことができる≪が、≫A社製スマートフォン(型番4)では電子マネー機能を使うことができない。
(b2)A社製スマートフォン(型番4)ではFM送信機能を利用できない。≪しかし、≫B社製スマートフォン(型番03)ではFM送信機能を利用できる。
(c2)B社製スマートフォン(型番03)は画面が綺麗。≪しかし、≫A社製スマートフォン(型番4)は汚い。
(d2)C社製スマートフォン(型番X)では音楽ファイルを再生できる≪けど≫・・・。
(e2)C社製スマートフォン(型番X)のデザインは未来的である。一方、A社製スマートフォン(型番4)はシンプルです。
図9は、不満抽出装置の処置内容を示すフローチャートである。フローチャートを用いて、不満抽出装置の動作を説明する。
本実施形態の不満抽出装置は、比較対象の肯定評価と評価対象と逆接表現とが記載された不満文を抽出することにより、比較対象の肯定評価の前後に共起する評価対象の否定評価を推測する。すなわち、抽出された不満文は、比較対象の肯定評価と評価対象の否定評価が対比表現で記載されている可能性が高い。
〜構成〜
第3実施形態の構成について説明する。図10は、第3実施形態に係る不満抽出装置の機能ブロック図である。不満抽出装置は、改善する製品である評価対象に関する文の集合を取得して格納する文集合取得部116と、上位下位関係辞書111を参照して評価対象に対応する比較対象を特定する比較対象特定部110と、比較対象のみに関する肯定評価を表す表現が含まれる文(第1文)を特定する肯定評価表現特定部104と、第1文に含まれる肯定評価の前後に逆接を表す表現があるか、または、第1文の前後の第2文に逆接を表す表現があるかを確認し、逆接表現を抽出する逆接表現抽出部114と、肯定評価および逆接表現が含まれている第1文、または、肯定評価が含まれる第1文と逆接表現が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部117と、抽出された不満文を格納する不満記憶部107を備えている。
(a2)<B社製スマートフォン(型番03)>の場合、電子マネー機能を〔使うことができる〕が、A社製スマートフォン(型番4)では電子マネー機能を使うことができない。
(b2)A社製スマートフォン(型番4)ではFM送信機能を利用できない。しかし、<B社製スマートフォン(型番03)>ではFM送信機能を〔利用できる〕。
(c2)<B社製スマートフォン(型番03)>は画面が〔綺麗〕。しかし、A社製スマートフォン(型番4)は汚い。
(d2)<C社製スマートフォン(型番X)>では音楽ファイルを〔再生できる〕けど・・・。
(e2)<C社製スマートフォン(型番X)>のデザインは〔未来的〕である。一方、A社製スマートフォン(型番4)はシンプルです。
(f2)<C社製スマートフォン(型番X)>もA社製スマートフォン(型番4)も画面が〔綺麗〕。でも、<B社製スマートフォン(型番03)>はダメ。
(a2)B社製スマートフォン(型番03)の場合、電子マネー機能を使うことができる≪が、≫A社製スマートフォン(型番4)では電子マネー機能を使うことができない。
(b2)A社製スマートフォン(型番4)ではFM送信機能を利用できない。≪しかし、≫B社製スマートフォン(型番03)ではFM送信機能を利用できる。
(c2)B社製スマートフォン(型番03)は画面が綺麗。≪しかし、≫A社製スマートフォン(型番4)は汚い。
(d2)C社製スマートフォン(型番X)では音楽ファイルを再生できる≪けど≫・・・。
(e2)C社製スマートフォン(型番X)のデザインは未来的である。一方、A社製スマートフォン(型番4)はシンプルです。
図11は、不満抽出装置の処置内容を示すフローチャートである。フローチャートを用いて、不満抽出装置の動作を説明する。
第2実施形態の不満抽出装置は、(d2)において評価対象がないため、(d2)を抽出することができなかった。評価対象「A社製スマートフォン(型番4)」に関するブログやインターネット掲示板や口コミサイトなどでは、評価対象に関する話題であることが前提であり、評価対象が省略されていることも多い。
102 評価対象入力部
103 比較対象入力部
104 肯定評価表現特定部
105 否定評価表現特定部
106 不満文抽出部
107 不満記憶部
108 肯定評価表現辞書
109 否定評価表現辞書
110 比較対象特定部(第1変形例)
111 上位下位関係辞書(第1変形例)
112 逆接表現確認部(第2変形例)
113 逆接表現辞書(第2変形例)
114 逆接表現抽出部(第2実施形態)
115 不満文抽出部(第2実施形態)
116 文集合取得部(第3実施形態)
117 不満文抽出部(第3実施形態)
Claims (8)
- 文字列で表される評価対象を入力する評価対象入力部と、
文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象に関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する肯定評価表現特定部と、
前記第1文または前記第1文の前後の第2文から、前記評価対象および、前記比較対象に関する肯定評価に対応する否定評価を表す表現を特定する否定評価表現特定部と、
前記肯定評価,前記評価対象および前記否定評価が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記否定評価が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部と
を備えることを特徴とする不満抽出装置。 - 請求項1記載の不満抽出装置において、
前記第1文に含まれる肯定評価の前後に逆接を表す表現があるか、または、前記第2文に含まれる否定評価の前後に逆接を表す表現があるかを確認する逆接表現確認部
を更に備え、
前記不満文抽出部は、前記逆接表現確認部が逆接表現を確認したとき、前記肯定評価,前記評価対象および前記否定評価が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記否定評価が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する
ことを特徴とする不満抽出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の不満抽出装置において、
前記評価対象の上位語を特定し、該上位語の下位語を前記比較対象と特定する比較対象特定部
を更に備えることを特徴とする不満抽出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の不満抽出装置において、
文字列で表される前記比較対象を入力する比較対象入力部
を更に備えることを特徴とする不満抽出装置。 - 文字列で表される評価対象を入力する評価対象入力部と、
文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象のみに関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する肯定評価表現特定部と、
前記第1文に含まれる肯定評価の前後に逆接を表す表現があるか、または、前記第1文の前後の第2文に逆接を表す表現があるかを確認し、逆接表現を抽出する逆接表現抽出部と、
前記肯定評価,前記評価対象および前記逆接表現が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記逆接表現が含まれている第2文とからなる連続する2文、または、前記肯定評価および前記逆接表現が含まれる第1文と前記評価対象が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部と
を備えることを特徴とする不満抽出装置。 - 評価対象に関する文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象のみに関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する肯定評価表現特定部と、
前記第1文に含まれる肯定評価の前後に逆接を表す表現があるか、または、前記第1文の前後の第2文に逆接を表す表現があるかを確認し、逆接表現を抽出する逆接表現抽出部と、
前記肯定評価および前記逆接表現が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記逆接表現が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部と
を備えることを特徴とする不満抽出装置。 - 文字列で表される評価対象を入力する評価対象入力部と、
文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象に関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する肯定評価表現特定部と、
前記第1文または前記第1文の前後の第2文から、前記評価対象および、前記比較対象に関する肯定評価に対応する否定評価を表す表現を特定する否定評価表現特定部と、
前記肯定評価,前記評価対象および前記否定評価が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記否定評価が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出部と
を備える不満抽出装置を用いる不満抽出方法であって、
前記評価対象入力部が、文字列で表される評価対象を入力する、評価対象入力ステップと、
前記肯定評価表現特定部が、文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象に関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する、肯定評価表現特定部ステップと、
前記否定評価表現特定部が、前記第1文または前記第1文の前後の第2文から、前記評価対象および、前記比較対象に関する肯定評価に対応する否定評価を表す表現を特定する否定評価表現特定ステップと、
前記不満文抽出部が、前記肯定評価,前記評価対象および前記否定評価が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記否定評価が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出ステップと
を備えることを特徴とする不満抽出方法。 - 文字列で表される評価対象を入力する評価対象入力部と、
文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象に関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する肯定評価表現特定部と、
前記第1文または前記第1文の前後の第2文から、前記評価対象および、前記比較対象に関する肯定評価に対応する否定評価を表す表現を特定する否定評価表現特定部と、
前記肯定評価,前記評価対象および前記否定評価が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記否定評価が含まれている第2文とか
らなる連続する2文を抽出する不満文抽出部と
を備える不満抽出装置に情報処理を実行させる不満抽出プログラムであって、
前記評価対象入力部が、文字列で表される評価対象を入力する、評価対象入力処理と、
前記肯定評価表現特定部が、文の集合から前記評価対象とは異なる比較対象に関して、肯定評価を表す表現が含まれる第1文を特定する、肯定評価表現特定部処理と、
前記否定評価表現特定部が、前記第1文または前記第1文の前後の第2文から、前記評価対象および、前記比較対象に関する肯定評価に対応する否定評価を表す表現を特定する否定評価表現特定処理と、
前記不満文抽出部が、前記肯定評価,前記評価対象および前記否定評価が含まれている第1文、または、前記肯定評価が含まれる第1文と前記評価対象および前記否定評価が含まれている第2文とからなる連続する2文を抽出する不満文抽出処理と
を前記不満抽出装置に実行させることを特徴とする不満抽出プログラム。
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JP2012031300A JP5884977B2 (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 不満抽出装置,不満抽出方法および不満抽出プログラム |
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JP2012031300A JP5884977B2 (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 不満抽出装置,不満抽出方法および不満抽出プログラム |
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Family Applications (1)
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JP2012031300A Active JP5884977B2 (ja) | 2012-02-16 | 2012-02-16 | 不満抽出装置,不満抽出方法および不満抽出プログラム |
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