JP5880687B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、データを処理するデータ処理装置およびデータ処理方法に関する。
複数のプログラムを実行してデータ処理する処理装置では、プログラムの実行順序をテーブルの設定を用いて行っていた。例えば、各プログラムのアドレスをアドレステーブルに記憶しておき、プロセッサがアドレステーブルに記憶されたアドレスを読み込み、該当するアドレスにジャンプするものがある(例えば、下記特許文献1参照。)。また、アドレステーブルに処理の実行順序を設定するものがある(例えば、下記特許文献2参照。)。
特開昭60−246441号公報 特開昭53−18932号公報
しかしながら、従来技術では、プログラムの実行が正常に終了したときと、プログラムの実行途中で停止したときに、次に行う処理を簡単に変更することができなかった。例えば、実行しているあるプログラムが途中でエラーとなったときに、次の処理として、このプログラムに対応したエラー処理に切り替えて実行開始することができなかった。特に、複数のプログラムを順次切り替えて処理する場合、各プログラムにそれぞれ対応したエラー処理が必要となるが、プログラムの正常終了を前提としたプログラムの切り替えしか行えなかった。このため、プログラムの実行途中でエラーが生じたとき、実行していたプログラムに対応し、次に行うべきエラー処理のプログラムに切り替えることができなかった。
より具体的には、安定した電源を得ることができない処理装置の場合、プログラム実行中における電力の喪失によってプログラムの実行が途中で停止することが考えられる。このような事態に対応するためには、電源供給の再開時にプロセッサが初期状態から起動しても前回処理で生じたエラーに対応したエラー処理を実行する必要があるが、これが行えなかった。
一つの側面では、本発明は、プログラムの処理が正常終了か否かに応じて、次に行う処理を簡単に変更できることを目的とする。
一つの案では、複数のデータ処理プログラムと、当該データ処理プログラムのエラー時に対応したエラー処理プログラムを格納する格納部と、前記データ処理プログラムの実行開始前に、当該データ処理プログラムに対応する前記エラー処理プログラムの情報をメモリに記録し、前記データ処理プログラム終了後に、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録し、次回のプログラム処理の開始時に、前記メモリに記録された情報に対応する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替え、前記データ処理プログラムが正常終了したか否かに応じて、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録し、前記データ処理プログラムが正常終了しなかった場合、前記エラー処理プログラムを実行し、前記データ処理プログラムのエラー時に対応したエラー処理を行うプロセッサと、を備えるデータ処理装置を要件とする。
一つの実施形態によれば、プログラムの処理が正常終了か否かに応じて、次に行う処理を簡単に変更できる。
図1は、実施の形態1にかかるデータ処理装置を含むデータ処理システムの構成例を示す図である。 図2は、センサーチップの内部構成例を示すブロック図である。 図3は、親機の内部構成例を示すブロック図である。 図4は、センサーチップが検出し処理する複数のデータを示すタイムチャートである。 図5は、センサーチップのROMに格納されるプログラム配置の例を示す図表である。 図6は、親機が行うセンサーチップの起動の処理内容を示すフローチャートである。 図7は、センサーチップが行う処理読み出しプログラムの処理内容を示すフローチャートである。 図8は、センサーチップが行うセンサー起動プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 図9は、センサーチップが行うデータ処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 図10は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。 図11は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の他の例を示すフローチャートである。 図12は、親機が行うエラー時の処理内容の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態2にかかるセンサーチップのROMに格納されるプログラム配置の例を示す図表である。 図14は、アドレステーブルの内容を示す図表である。 図15は、センサーチップが行う処理読み出しプログラムの処理内容を示すフローチャートである。 図16は、センサーチップが行うセンサー起動プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 図17は、センサーチップが行うデータ処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。 図18は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。 図19は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の他の例を示すフローチャートである。
(実施の形態1)
(データ処理システムの構成)
以下に添付図面を参照して、開示技術の好適な実施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態1にかかるデータ処理装置を含むデータ処理システムの構成例を示す図である。図1に示すデータ処理システム100は、所定の設置領域内に配置された複数のセンサーチップ(データ処理装置)101と、設置領域内の複数のセンサーチップ101のセンサー出力を無線等により受信し、情報を集約する親機102と、親機102が集約した情報をインターネット等のネットワーク103を介して受信するサーバーや利用者端末等の外部装置104とを含む。センサーチップ101は、設置箇所における所定の変位量を検出し、親機102に検出した情報を無線通信により送信する。
親機102は、設置領域に設けられた複数のセンサーチップ101から得られた情報を集約し、外部装置104としてのサーバーや利用者端末に対する情報のアップロードや、設置箇所においてセンサーチップ101が検出したデータの通知等を行う。
(センサーチップの構成)
図2は、センサーチップの内部構成例を示すブロック図である。データ処理装置であるセンサーチップ101は、例えば、圧電素子や光電素子のような圧力や光の検出に基づいて電力を生成するセンサー201を含む。また、親機102と無線通信するためのアンテナ202および無線通信回路(RF)203と、センサー201と、無線通信回路203からの電気信号をデジタルデータに変換するためのインターフェース(I/O)回路204を含む。また、センサー201からのデータを処理するためのマイクロプロセッサ(MCU)205と、MCU205における処理の一時データを格納するためのRAM206と、MCU205が実行する処理プログラム等を格納するための格納部(ROM)207と、電力供給が途絶えたとき等においてもデータを保持可能な不揮発メモリ208と、これらI/O回路204〜不揮発メモリ208を接続するバス209と、センサーチップ101の各部に駆動電源を供給する電源回路210等を含む。
センサー201は、図2に示す例では、性質の異なる複数の変位量(データ)を測定する複数のセンサーを含む。例えば、センサー1(201a)は圧力を測定し、センサー2(201b)は温度を測定する。電源回路210は、これらセンサー201により生成された電力や、アンテナ202で受信した親機102からの無線通信の電波を起電力とした電力の生成に基づいて、センサーチップ101に設けられた各部を動作させる。すなわち、センサーチップ101は、二次電池や外部電源等が不要であり、動作に必要な電力を自身の内部で生成する。
(親機の構成)
図3は、親機の内部構成例を示すブロック図である。親機102は、バッテリーや外部電源に基づき動作する。親機102は、センサーチップ101のプロセッサ(MCU)205よりも高性能なプロセッサ(CPU)301と、大容量のROM302およびRAM303と、インターフェース(I/O)回路304と、これらCPU301〜I/O回路304とを接続するバス305とを含む。また、I/O回路304には、親機102と無線通信するためのアンテナ306および無線通信回路(RF)307と、ネットワークI/F308が接続されている。これにより、親機102は、ネットワークI/F308を介して、TCP/IPのプロトコル処理等により、インターネット等のネットワーク網を介して利用者端末やサーバー等の外部装置104と通信を行う。
(センサーチップの時系列なデータ処理について)
図4は、センサーチップが検出し処理する複数のデータを示すタイムチャートである。横軸は時間である。センサーチップ101は、複数のセンサー201a,201bにより、もしくは一つのセンサー201により性質の異なる複数の変位量を検出する。一つのセンサー201の場合、複数の変位量を検出する複数の検出素子を備え、単一の端子から異なる複数の変位量を出力する。
図4に示すように、センサー1(201a)はデータD1を検出し、センサー2(201b)は、データD2を検出する。そして、この実施の形態1では、センサー1(201a),センサー2(201b)が交互にデータを検出し、出力する。これにより、I/O回路304には、一つあるいは複数のセンサー201により検出された性質の異なる複数のデータD1,D2が時系列に切り替わって交互に入力される。信号の切り替わり順番は、あらかじめ決められている。MCU205では、あらかじめ定められたセンサー(検出されるデータ)の順番に従って、センサー別に対応するデータ処理プログラムを複数の中から切り替えて実行する。
また、図4に示すように、センサー1(201a)およびセンサー2(201b)による電力の供給は、これらセンサー1(201a)およびセンサー2(201b)から電気信号が入力されている期間(図中、電力供給期間T1,T2)である。このため、センサー201の信号が切り替わる間(図中、電力供給無し期間T0)は、起電力を生成する元となる電気信号がなく、センサーチップ101の各部に電力供給できない期間が生じることになる。
(プロセッサが実行するプログラムについて)
センサーチップ101は、電力供給が途絶えると、RAM206と、MCU205内のレジスタの情報は全て失われる。そして、再度電力が供給されたときに、MCU205内のレジスタは初期化され、MCU205はROM207の0番地からプログラムを読み出して実行を開始する。
そして、この実施の形態では、MCU205は、データ処理プログラム開始前に、これから実行開始するデータ処理プログラムに対応するエラー処理プログラムの開始アドレスを不揮発メモリ208に記録しておき、電力供給が途絶えたときのエラー処理を実行可能にする。また、MCU205は、データ処理プログラムを実行完了できたときには、次回のデータ処理プログラムの開始アドレスを不揮発メモリ208に更新して記録する。この際、エラー処理プログラムの開始アドレスは消去され、次回に実行するデータ処理プログラムの開始アドレスに書き換えられる。
図5は、センサーチップのROMに格納されるプログラム配置の例を示す図表である。図5に示すように、センサーチップ101のROM207には、0番地に処理呼び出しプログラム501を配置する。MCU205は、電源供給時に処理呼び出しプログラム501を実行し、この処理呼び出しプログラム501は、不揮発メモリ208からデータ、すなわち実行するプログラムのアドレスを読み出す。ROM207の以降の番地には、実行する各プログラムとして、センサー起動プログラム502、データ処理プログラム503と、エラー処理プログラム504等が配置されている。
データ処理プログラム503は、センサー1(201a)が検出するデータ処理用のデータ処理プログラム1(503a)と、センサー2(201b)が検出するデータ処理用のデータ処理プログラム2(503b)とを含む。エラー処理プログラム504は、センサー1(201a)のデータ処理プログラム1(503a)のエラー用のエラー処理プログラム1(504a)と、センサー2(201b)のデータ処理プログラム2(503b)のエラー用のエラー処理プログラム2(504b)とを含む。
MCU205は、処理開始時に、処理呼び出しプログラム501の実行により、不揮発メモリ208に記録されたアドレスを読み込み、読み込んだアドレスにジャンプする。これにより、正常時および電力供給が途絶えたエラー時のいずれにおいても、前回、不揮発メモリ208に記録しておいたプログラム(データ処理プログラム503あるいはエラー処理プログラム504)を実行するだけで(すなわち分岐判断を行わなくとも)、適切な処理を行えるようになる。
MCU205は、前回のデータ処理プログラム503が最後まで実行されていれば、前回の処理終了時に不揮発メモリ208に記録したデータ処理プログラム503を実行する。一方、センサー201からの起電力が不十分だったり、センサー201から想定外のデータが出力されたりした場合等には、MCU205は、実行したデータ処理プログラム503が終了する前に動作に必要な電力が尽きて、データ処理プログラム503の処理を最後まで行えなくなる。
このような場合、MCU205は、次回のデータ処理プログラム503の処理開始時に、不揮発メモリ208に記録されている開始アドレスのエラー処理プログラム504を実行することとなる。これにより、MCU205による判断処理を行わなくとも、入力データの切り替えに伴う処理プログラム(データ処理プログラム503あるいはエラー処理プログラム504)の切り替え、および処理結果に応じてエラー処理を行うか否かの切り替えを実現できるようになる。そして、MCU205における正常時とエラー時の分岐判断を不要にできるため、MCU205の処理負担を減らしてプログラム起動を高速化でき、ROM207の容量も削減できるようになる。
(親機が行うセンサーチップの起動処理について)
図6は、親機が行うセンサーチップの起動の処理内容を示すフローチャートである。図1に示したように、設置領域にセンサーチップ101を設置し、親機102についても設置が完了したとする。この後、利用者は、ネットワーク103を介して親機102にシステムの動作開始を指示する。親機102のCPU301は、この動作開始の指示をネットワークI/F308を介して受信する(ステップS601)。これにより、CPU301は、無線通信回路307およびアンテナ306を介して無線電波によりセンサーチップ101に対して起動信号を出力し(ステップS602)、センサーチップ101の起動を終了する。詳細は図示しないが、設置領域に設置された複数のセンサーチップ101に対して同様の起動処理を行う。
(センサーチップのプロセッサが行う処理の詳細)
次に、センサーチップ101のMCU205が行う処理の詳細について説明する。上述したように、MCU205は、電源が投入されると、0番地に配置された処理呼び出しプログラム501を実行する(図5参照)。
(処理呼び出しプログラムの処理)
図7は、センサーチップが行う処理読み出しプログラムの処理内容を示すフローチャートである。MCU205が実行する処理呼び出しプログラム501は、はじめに、不揮発メモリ208に記録されたデータを読み込み(ステップS701)、読み込んだデータの値が示すアドレスへジャンプし(ステップS702)、処理を終了する。
センサーチップ101のセンサー201は、初期状態では動作を停止しており、不揮発メモリ208には、初期状態ではセンサー201を起動するためのセンサー起動プログラム502の先頭アドレスが記録されている。そして、設置領域にセンサーチップ101が設置された後、親機102は、センサーチップ101に対して起動のための無線電波を発信する(図6参照)。センサーチップ101は、アンテナ202と無線通信回路203により親機102から電波を受信すると、この電波を起電力としてMCU205が起動し、MCU205は、処理呼び出しプログラム501によりセンサー起動プログラム502を実行する。
(センサー起動プログラムの処理)
図8は、センサーチップが行うセンサー起動プログラムの処理内容を示すフローチャートである。MCU205が実行するセンサー起動プログラム502は、はじめに、不揮発メモリ208にデータ処理プログラム503の開始アドレスを記録し(ステップS801)、センサー201を起動させ(ステップS802)、アイドル状態となる。上述したように、センサー201が複数の場合、あらかじめ定められた順番により、例えば、センサー1(201a)、センサー2(201b)の順で交互に検出信号を出力し始める。センサー201の起動後はMCU205を停止状態に変更する。
上述したように、センサー201がデータを出力する順番はあらかじめ決まっているため、センサー201の起動後に最初にどのセンサー201が検出したデータを出力するかもあらかじめ知ることができる。このため、センサー起動プログラム502は、最初にデータを出力するセンサー201のデータに対応するデータ処理プログラム503の開始アドレスを不揮発メモリ208に記録する。これにより、MCU205の停止後にセンサー201がデータを出力すると、その起電力によりMCU205が起動し、ROM207の0番地の処理呼び出しプログラム501は、不揮発メモリ208に記録したデータ処理プログラム503を実行する。
(データ処理プログラムの処理)
図9は、センサーチップが行うデータ処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。2つのセンサー1,2(201a,201b)のデータ処理を行う例を用いて説明する。MCU205が実行するデータ処理プログラム1(503a)は、はじめに、センサー1(201a)のデータ処理に対応するエラー処理プログラム1(504a)の開始アドレスを不揮発メモリ208に記録する(ステップS901)。この後、MCU205は、センサー201が検出したデータを受け取ってデータ処理プログラム1(503a)によりデータを処理する(ステップS902)。次に、MCU205は、センサー2(201b)から出力されるデータに対応するデータ処理プログラム2(503b)の開始アドレスを不揮発メモリ208に記録し(ステップS903)、アイドル状態(MCU205を停止状態)に変更する。
データ処理プログラム503が行う処理の内容としては、例えば、検出した値をあらかじめ指定した規定値と比較し、検出した値が規定値を超えているかを判断したり、データの波形が決められたパターンを示しているか等を解析する。データ処理プログラム503は、これらのデータ処理の結果を無線通信により親機102に通知する。
MCU205によりセンサー1(201a)のデータ処理プログラム1(503a)を実行した後、このデータ処理プログラム1(503a)が最後まで実行されずに途中で起電力が尽きたとする。この場合、MCU205は、次のセンサー2(201b)からのデータ入力のときに、処理呼び出しプログラム501によりエラー処理プログラム1(504a)を実行することになる。
(エラー処理プログラムの処理)
エラー処理プログラム504が行う処理の内容は、センサー201の種類、親機102によるデータ収集の目的等によって異なる。図10および図11を用いてエラー処理の例を説明する。
図10は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。図10に示すエラー処理では、MCU205は、センサーチップ101においてエラーが発生したことを親機102に通知する(ステップS1001)。その後、MCU205は、エラー発生した処理のセンサー1(201a)の次のセンサー2(201b)のデータに対応するデータ処理プログラム2(503b)の開始アドレスを不揮発メモリ208に記録し(ステップS1002)、アイドル状態となる。上記のエラー処理プログラムでは、センサーチップ101の動作を継続させるようにする。
図11は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の他の例を示すフローチャートである。図11に示すエラー処理では、MCU205は、はじめに、不揮発メモリ208にセンサー起動プログラム502の開始アドレスを記録してから(ステップS1101)、親機102にエラー発生を通知する(ステップS1102)。この通知後に、MCU205は、センサー1(201a)を停止させて(ステップS1103)、センサーチップ101を初期状態に戻し、アイドル状態となる。上記のように、センサーチップ101を初期状態に戻した場合、センサーチップ101は、親機102から再度、起動電波を受け取ることにより、初期状態から動作を開始することができるようになる。
(親機が行うエラー時の処理例)
図12は、親機が行うエラー時の処理内容の一例を示すフローチャートである。センサーチップ101がエラーを発生したとき、センサーチップ101は、エラー情報を親機102に無線電波により送信する。親機102のCPU301は、エラー情報を受信すると(ステップS1201)、エラー情報を解析する(ステップS1202)。このエラー情報の解析では、例えば、エラーを起こしたセンサーチップ101の種別やエラーの種別を解析する。このほか、エラー情報受信時における初回起動からの経過時間や発生頻度などを解析する。
そして、CPU301は、センサーチップ101のエラー発生を利用者の外部装置104に通知するか判断する(ステップS1203)。利用者への通知が不要であれば(ステップS1203:No)、ステップS1205に移行する。利用者への通知が必要な設定であれば(ステップS1203:Yes)、外部装置104には、解析結果である、エラーを起こしたセンサーチップ101の種別やエラーの種別、エラー情報受信時における初回起動からの経過時間や発生頻度等を通知する(ステップS1204)。
この後、CPU301は、解析結果に基づき、センサーチップ101の再起動が必要であるかを判断する(ステップS1205)。センサーチップ101の再起動が不要であれば(ステップS1205:No)、エラー処理を終了する。センサーチップ101の再起動が必要であれば(ステップS1205:Yes)、親機102のCPU301は、センサーチップ101に対して起動信号の出力を行い(ステップS1206)、処理を終了する。センサーチップ101は、親機102から起動信号を受けることにより初期状態となり、初期状態から動作を開始できるようになる。
以上説明した実施の形態1によれば、センサーチップ101は、プログラム実行毎に、以降の処理プログラムの開始アドレスを不揮発メモリ208に記録する。不揮発メモリ208には、データ処理プログラム503の実行開始時にエラー処理プログラム504の開始アドレスが記録され、データ処理プログラム503の実行後に次のデータ処理プログラム503の開始アドレスが記録される。これにより、データ処理プログラム503の処理が最後まで行えないエラーが生じた場合には、次回にエラー処理プログラム504を起動させることができ、発生したエラーに対応するエラー処理を行えるようになる。
また、データ処理プログラム503の正常終了時には、次のデータ処理プログラム503を指定して実行開始させることができ、一つのデータ処理プログラム503の処理が正常終了できたか否かに応じて次のデータ処理プログラム503への変更を簡単に行えるようになる。プロセッサ(MCU)205は、処理プログラムの実行開始時に、不揮発メモリ208に記録された開始アドレスを読み出し、この開始アドレスに対応する処理プログラムを実行する。したがって、この実施の形態1によれば、処理が正常終了したときと、途中終了したときの処理の切り替えの判断を簡単に行うことができるようになる。特に、プロセッサ205による処理プログラムの実行が正常かエラーであるかの分岐判断の処理を不要にできる。
また、センサーチップ101は、センサー201による検出時の起電力によって動作するため、起電力の変動によってプログラム途中で電力が尽きることが想定される。このため、処理プログラムの実行開始時に、次の処理プログラムの開始アドレスを不揮発メモリ208に記録するようにしている。これにより、センサーチップ101自体の起電力が絶たれ、再度の電源供給によりプロセッサ205が初期化される場合であっても、次回に処理開始させる処理プログラムを明確に指定できるようになる。そして、処理プログラムの処理が正常終了したときと途中終了したときの処理の切り替えの判断を簡素化できる。
さらに、一つのセンサーチップ101に設けたセンサー201が性質の異なる複数の検出を行い、複数の検出に対応した複数のデータ処理プログラム503を実行する場合においても、次に必要な処理のプログラムへの変更を簡単な処理で実行でき、また、処理プログラムの途中終了に対応できるようになる。
また、実施の形態1において説明した例では、2つのセンサー201a,201bにより性質の異なる2つのデータを検出し、対応して2つのデータ処理プログラム503a,503bが交互に実行される構成としたが、検出するデータは2つに限らず、3つ以上の性質の異なるデータであってもよい。これら3つ以上のデータに対応した数のデータ処理プログラム503を順次実行させる構成にも同様に適用できる。例えば、3つのセンサー201は、センサー1→センサー2→センサー3→センサー1→センサー2→センサー3…、の順番で順次データ出力し、この順番に対応して3つのデータ処理プログラム503が順次実行される構成とすることもできる。そして、実施の形態1によれば、これら複数のデータ処理プログラム503を簡単な処理で順次実行していくことができ、さらに各データ処理プログラム503に対応するエラー処理にも対応できるようになる。
そして、実施の形態1では、分岐命令を用いずに処理の切り替えを行うことができるため、プロセッサ(MCU)205における処理の切り替えの判断を高速に行うことができる。また、分岐命令の処理が不要な分、プロセッサ(MCU)205の回路規模を小型化できるようになる。
そして、実施の形態1によれば、外部電源を不要とし、センサーの検出およびアンテナの受信に基づき起電力を生成するセンサーチップ等のデータ処理装置であっても、プログラム実行中の電力の喪失に対応でき、実行していたデータ処理プログラム503に対応するエラー処理プログラム504を次回に起動できるようになる。これにより、電源を安定供給できない構造のデータ処理装置であっても、エラー時に対応したエラー処理を実行できるようになる。これにより、データ処理装置(センサーチップ)101を含むデータ処理システム100全体がエラー発生に対応できるようになり、親機102側でも正常時とエラー時に適した処理を明確に切り分けて実行できるようになる。上記説明では、エラーが起電力低下に基づき生じるものとしたが、このほか、センサー201が想定外のデータを受け取ることによりエラーとなる場合もあり、このような場合にも同様に必要なエラー処理を実行できる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、センサー201のデータ出力順番が決まっており、出力順番の1周期の中で一つのセンサー201が一度だけデータを出力し、また、一つのデータ処理プログラム503に対して次に実行するデータ処理プログラム503を一意としている。実施の形態2では、例として、出力順番の1周期の中でセンサー1→センサー1→センサー2の順番でセンサー1(201a)が2回続けてデータ出力した後に、センサー2(201b)が1回データ出力することに対応する。仮に、実施の形態1における説明に基づき、センサーが続けて2回データ出力する構成に対応しようとすると、センサー1の同一周期中での1回目のデータ出力のときと2回目のデータ出力のときでデータ処理プログラム503を別々に用意する必要があり効率が悪くなる。実施の形態2は、このような、同一周期でデータ処理プログラム503を連続して実行することに対応したものである。
実施の形態2において、全体システム、センサーチップ、親機の構成は、いずれも実施の形態1と同様の構成を用いることができる。
図13は、実施の形態2にかかるセンサーチップのROMに格納されるプログラム配置の例を示す図表である。ROM207上には、実施の形態1同様に、0番地に処理呼び出しプログラム501を配置する。MCU205は、電源供給時に処理呼び出しプログラム501を実行する。この処理呼び出しプログラム501は、不揮発メモリ208からデータ、すなわち実行するプログラムのアドレスを読み出す。ROM207の以降の番地には、実行する各プログラムとして、センサー起動プログラム502、データ処理プログラム503と、エラー処理プログラム504等が配置されている。そして、実施の形態2では、ROM207に、さらにアドレステーブル1305を配置する。このアドレステーブル1305は、処理読み出しプログラム501の実行時に読み出される。
図14は、アドレステーブルの内容を示す図表である。アドレステーブル1305には、データ処理プログラム503とエラー処理プログラム504の開始アドレスが2次元配列状に記録されている。図14に示すように、アドレステーブル1305には、テーブルID別に複数の処理IDが記録されており、MCU205は、このテーブルIDと処理IDにより特定されるエントリを参照することにより、所定のプログラムの開始アドレスを取得することができる。
MCU205は、処理順に処理IDのインデックスを1ずつ増加して読み出す。−1が初期状態を示し、0がデータ出力順の1周期中の1番目、1が2番目、2が3番目に読み出される。図14に示す例では、1周期で3回のデータ出力に対応した3つのデータ処理プログラム1〜3の開始アドレスが記録されている例であり、1周期でのデータ出力回数が多いときには、このデータ出力回数に応じて処理ID数の設定を増やせばよい。
テーブルID0は正常時に読み出され、テーブルID1はエラー時に読み出される。処理IDを処理順に説明すると、初期状態のとき処理IDが−1であり、この処理IDが−1のテーブルID0には、センサー起動プログラム502の開始アドレス1401が記録され、この初期状態ではエラーは発生しないため、処理IDが−1のテーブルID1は空となっている。
次の処理IDが0のテーブルID0には、データ処理プログラム1の開始アドレス1402が記録され、テーブルID1には、データ処理プログラム1のエラー時に対応するエラー処理プログラム1の開始アドレス1412が記録される。次の処理IDが1のテーブルID0には、再び行うデータ処理プログラム1の開始アドレス1403が記録され、テーブルID1には、エラー処理プログラム2(ここでは2回目に実行されるデータ処理プログラム1のエラー時に対応するエラー処理プログラムとして、エラー処理プログラム1ではなくエラー処理プログラム2を設定)の開始アドレス1413が記録される。次の処理IDが2のテーブルID0には、データ処理プログラム2の開始アドレス1404が記録され、テーブルID1には、データ処理プログラム2のエラー時に対応するエラー処理プログラム3の開始アドレス1414が記録される。
また、不揮発メモリ208には、処理IDとテーブルIDのデータが更新して記録されるようになっている。初期状態では、不揮発メモリ208の処理IDの値は−1、テーブルIDの値は0が記録される。
(処理呼び出しプログラムの処理)
図15は、センサーチップが行う処理読み出しプログラムの処理内容を示すフローチャートである。センサーチップ101に電源が投入されると、MCU205は、ROM207の0番地に格納された呼び出しプログラム501を実行する。処理呼び出しプログラム501は、まず不揮発メモリ208に記録されているテーブルIDと処理IDを読み込む(ステップS1501)。次に、MCU205は、これら読み込んだテーブルIDと処理IDに対応する処理プログラムの開始アドレスをROM207上のアドレステーブル1305から取得する(ステップS1502)。
次に、MCU205は、不揮発メモリ208のテーブルIDにエラー時の値”1”を記録しておく(ステップS1503)。このテーブルID=1としておくのは、実施の形態1において説明したように処理プログラム実行中のエラー発生時の対策のために行っておく。
次に、MCU205は、次回の処理IDを計算する(ステップS1504)。次回の処理IDは、現在の処理IDに1を足して、これを1周期中の処理数で割った余りを計算することで求める。そして、MCU205は、求めた次回の処理IDを不揮発メモリ208に記録する(ステップS1505)。MCU205は、不揮発メモリ208への記録が終了すると、アドレステーブル1305から読み出したプログラムの開始アドレスにジャンプし(ステップS1506)、読み込んだ開始アドレスのプログラムを実行する。以降、MCU205は、ステップS1501以下の処理を継続する。
具体的に処理IDの実行順を説明する。初期状態では、図14に示すように、処理IDは”−1”であるため、センサーチップ101は、親機102からの起動電波を受けると、MCU205が処理呼び出しプログラム501を実行し、処理呼び出しプログラム501は、センサー起動プログラム502を実行する。このとき、処理IDは、”0”に更新される。
(センサー起動プログラムの処理)
図16は、センサーチップが行うセンサー起動プログラムの処理内容を示すフローチャートである。センサー起動プログラム502は、はじめに、センサー201を動作開始させ(ステップS1601)、この後、不揮発メモリ208のテーブルIDに”0”を記録し(ステップS1602)、MCU205を停止状態に変更させる(ステップS1603)、アイドル状態となる。
(データ処理プログラムの処理)
センサー201が動作を開始して、センサー201からの電力によりMCU205が起動すると、今度は不揮発メモリ208のテーブルIDが”0”であり、処理IDも”0”が記録されているため、アドレステーブル1305の対応する箇所(テーブルID=0,処理ID=0)に記録されているデータ処理プログラム1(図14の1402)が実行される。
図17は、センサーチップが行うデータ処理プログラムの処理内容を示すフローチャートである。データ処理プログラム503では、MCU205は、センサー201からデータを受け取ってデータ処理を行う(ステップS1701)。この後、MCU205は、不揮発メモリ208のテーブルIDに”0”を記録し(ステップS1702)、MCU205を停止させる。処理IDは、処理呼び出しプログラム501により、データ処理プログラム503の実行毎に順次0→1→2と更新されていき、余りを計算することにより、処理IDが1周期の処理数に達すると0に戻ることを繰り返していく。図14に示す例では、データ処理プログラム503は、データ処理プログラム1(503a)→データ処理プログラム1(503a)→データ処理プログラム2(503b)の順を有して実行されていく。
テーブルIDは、データ処理プログラム503が最後まで実行されたら”0”が設定される。一方、データ処理プログラム503の実行途中で電力が尽きた場合は、処理呼び出しプログラム501で設定した”1”の値が残ったままとなる。そして、次回のMCU205起動時に、処理IDに対応するエラー処理プログラム504が実行される。例えば、図14の例では、データ処理プログラム1(503a)の実行途中で電力が尽きた場合には、次回の起動時にMCU205は、このデータ処理プログラム1(503a)に対応するエラー処理プログラム1(504a)を実行する。
(エラー処理プログラムの処理)
図18は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の一例を示すフローチャートである。エラー処理プログラム504では、例えば、MCU205は、親機102にエラー発生を通知し(ステップS1801)、その後、不揮発メモリ208のテーブルIDに”0”を記録し(ステップS1802)、エラー発生したセンサー201のセンサーチップ101の動作を継続させる。
図19は、センサーチップが行うエラー処理プログラムの処理内容の他の例を示すフローチャートである。図19に示すエラー処理では、MCU205は、不揮発メモリ208のテーブルIDに”0”を記録し、処理IDに”−1”を記録してテーブルIDと処理IDを初期状態に戻す(ステップS1901)。その後、MCU205は、親機102にエラー発生を通知し(ステップS1902)、センサー201の動作を停止させる(ステップS1903)。このように、センサーチップ101を初期状態に戻した場合、センサーチップ101は、親機102から再度、起動電波を受け取ることにより、初期状態から動作を開始することができるようになる。
また、親機102側で行うエラー時の処理については、実施の形態1(図12)において説明したように、センサーチップ101からエラー情報を受信すると、エラー情報を解析し、センサーチップ101のエラー発生を利用者の外部装置104に通知する。そして、解析結果に基づき、センサーチップ101の再起動が必要であるかを判断し、センサーチップ101の再起動が不要であればエラー処理を終了する。センサーチップ101の再起動が必要であれば、センサーチップ101に対して起動信号の出力を行う。センサーチップ101は、親機102から起動信号を受けることにより初期状態となり、初期状態から動作を開始できるようになる。
この実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果を有し、電源を安定供給できない構造のデータ処理装置であっても、エラー時に対応したエラー処理を実行できるようになる。加えて、実施の形態2では、アドレステーブルの設定により、1周期中に同一のセンサーが複数回データを出力する場合に、同一のデータ処理プログラムを参照する設定を行うこともできるようになる。また、データ処理プログラム毎に対応するエラー処理プログラムを対応付けて設定できるようになる。これにより、1周期中に同一のセンサーが複数回データを出力する場合に、同一の内容のデータ処理プログラムをROM207上にそれぞれ用意しておく必要がなく、ROM207等のプログラム配置の容量を削減でき、かつ、効率よくプログラムを切り替えを行えるようになる。
上述した本実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)複数のデータ処理プログラムと、当該データ処理プログラムのエラー時に対応したエラー処理プログラムを格納する格納部と、
前記データ処理プログラムの実行開始前に、当該データ処理プログラムに対応する前記エラー処理プログラムの情報をメモリに記録し、
前記データ処理プログラム終了後に、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録し、
次回のプログラム処理の開始時に、前記メモリに記録された情報に対応する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替えるプロセッサと、
を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
(付記2)前記メモリは、不揮発メモリであることを特徴とする付記1に記載のデータ処理装置。
(付記3)異なる複数の変位量を検出する一つまたは複数のセンサーを備え、
前記プロセッサは、前記センサーの出力順序があらかじめ定められ、時系列に異なって入力される複数の変位量のデータに対応する前記データ処理プログラムに切り替えて実行処理することを特徴とする付記1に記載のデータ処理装置。
(付記4)前記プロセッサは、前記メモリに、前記データ処理プログラムあるいは前記エラー処理プログラムの開始アドレスを記録し、
次回処理の開始時に、前記メモリに記録された開始アドレスを読み込み、前記格納部の当該開始アドレスにジャンプして該当する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替えて実行することを特徴とする付記1に記載のデータ処理装置。
(付記5)前記プロセッサは、前記エラー処理プログラムの実行時に、外部装置に対し、通信部を介した通信によりエラー発生を通知することを特徴とする付記1に記載のデータ処理装置。
(付記6)前記プロセッサは、前記エラー処理プログラムの実行時に、状態を初期化して動作を停止させることを特徴とする付記1に記載のデータ処理装置。
(付記7)前記センサーによる変位量検出時の起電力に基づく電力を生成する電源部を備え、当該電源部により生成した電力に基づき動作することを特徴とする付記3に記載のデータ処理装置。
(付記8)前記電源部は、前記通信部による前記外部装置との通信時の起電力に基づく電力を生成することを特徴とする付記7に記載のデータ処理装置。
(付記9)前記格納部は、さらに、前記データ処理プログラムと、当該データ処理プログラムに対応する前記エラー処理プログラムの開始アドレスとを2次元配列し、処理順を設定したアドレステーブルを含み、
前記アドレステーブルには、異なる処理順のエントリに、同一または異なる前記データ処理プログラムの開始アドレスを格納自在であり、
前記プロセッサは、前記アドレステーブルの処理順について前回と次回とが同一の開始アドレスの場合、前記データ処理プログラムを前記格納部から読み出して連続実行可能としたことを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載のデータ処理装置。
(付記10)前記アドレステーブルには、複数の前記データ処理プログラムの実行順を一つの周期分だけ設定しておき、
前記プロセッサは、前記一つの周期の最終のデータ処理プログラム終了後に初期の処理として設定された前記データ処理プログラムの開始アドレスに戻り読み込む処理を行うことにより、複数の周期にわたり継続して前記データ処理プログラムを実行することを特徴とする付記9に記載のデータ処理装置。
(付記11)プロセッサにより、データ処理プログラムの実行開始前に、当該データ処理プログラムに対応するエラー処理プログラムの情報をメモリに記録する第1工程と、
前記プロセッサにより、前記データ処理プログラム終了後に、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録する第2工程と、
前記プロセッサによる次回のプログラム処理の開始時に、前記メモリに記録された情報に対応する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替える第3工程と、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
(付記12)前記プロセッサは、前記メモリとして不揮発メモリに対し前記記録および更新記録を実行することを特徴とする付記11に記載のデータ処理方法。
100 データ処理システム
101 センサーチップ(データ処理装置)
102 親機
103 ネットワーク
104 外部装置
201(201a,201b) センサー
202 アンテナ
203 無線通信回路
204 I/O回路
205 プロセッサ(MCU)
206 RAM
207 ROM
208 不揮発メモリ
209 バス
210 電源回路
301 プロセッサ(CPU)
306 アンテナ
307 無線通信回路
501 処理呼び出しプログラム
502 センサー起動プログラム
503 データ処理プログラム
504 エラー処理プログラム
1305 アドレステーブル

Claims (11)

  1. 複数のデータ処理プログラムと、当該データ処理プログラムのエラー時に対応したエラー処理プログラムを格納する格納部と、
    前記データ処理プログラムの実行開始前に、当該データ処理プログラムに対応する前記エラー処理プログラムの情報をメモリに記録し、
    前記データ処理プログラム終了後に、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録し、
    次回のプログラム処理の開始時に、前記メモリに記録された情報に対応する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替え
    前記データ処理プログラムが正常終了したか否かに応じて、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録し、
    前記データ処理プログラムが正常終了しなかった場合、前記エラー処理プログラムを実行し、前記データ処理プログラムのエラー時に対応したエラー処理を行うプロセッサと、
    を備えたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記メモリは、不揮発メモリであることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 異なる複数の変位量を検出する一つまたは複数のセンサーを備え、
    前記プロセッサは、前記センサーの出力順序があらかじめ定められ、時系列に異なって入力される複数の変位量のデータに対応する前記データ処理プログラムに切り替えて実行処理することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記メモリに、前記データ処理プログラムあるいは前記エラー処理プログラムの開始アドレスを記録し、
    次回処理の開始時に、前記メモリに記録された開始アドレスを読み込み、前記格納部の当該開始アドレスにジャンプして該当する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替えて実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記エラー処理プログラムの実行時に、外部装置に対し、通信部を介した通信によりエラー発生を通知することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  6. 前記プロセッサは、前記エラー処理プログラムの実行時に、状態を初期化して動作を停止させることを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  7. 前記センサーによる変位量検出時の起電力に基づく電力を生成する電源部を備え、当該電源部により生成した電力に基づき動作することを特徴とする請求項3に記載のデータ処理装置。
  8. 前記電源部は、通信部による外部装置との通信時の起電力に基づく電力を生成することを特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 前記格納部は、さらに、前記データ処理プログラムと、当該データ処理プログラムに対応する前記エラー処理プログラムの開始アドレスとを2次元配列し、処理順を設定したアドレステーブルを含み、
    前記アドレステーブルには、異なる処理順のエントリに、同一または異なる前記データ処理プログラムの開始アドレスを格納自在であり、
    前記プロセッサは、前記アドレステーブルの処理順について前回と次回とが同一の開始アドレスの場合、前記データ処理プログラムを前記格納部から読み出して連続実行可能としたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のデータ処理装置。
  10. 前記アドレステーブルには、複数の前記データ処理プログラムの実行順を一つの周期分だけ設定しておき、
    前記プロセッサは、前記一つの周期の最終のデータ処理プログラム終了後に初期の処理として設定された前記データ処理プログラムの開始アドレスに戻り読み込む処理を行うことにより、複数の周期にわたり継続して前記データ処理プログラムを実行することを特徴とする請求項9に記載のデータ処理装置。
  11. プロセッサにより、データ処理プログラムの実行開始前に、当該データ処理プログラムに対応するエラー処理プログラムの情報をメモリに記録する第1工程と、
    前記プロセッサにより、前記データ処理プログラム終了後に、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録する第2工程と、
    前記プロセッサによる次回のプログラム処理の開始時に、前記メモリに記録された情報に対応する前記データ処理プログラムまたは前記エラー処理プログラムに切り替える第3工程と、を含み、
    前記第3工程では、前記データ処理プログラムが正常終了したか否かに応じて、次回実行予定の他のデータ処理プログラムの情報を前記メモリに更新記録し、前記データ処理プログラムが正常終了しなかった場合、前記エラー処理プログラムを実行し、前記データ処理プログラムのエラー時に対応したエラー処理を行うことを特徴とするデータ処理方法。
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