JP5878752B2 - 無線端末および無線通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線端末および無線通信システムに関する。
従来から、通信品質に基づいて、MCSレベルを選択する無線通信システムが知られている。
たとえば、特許文献1(国際公開第2008/108227号パンフレット)には、ユーザ装置と上りリンクの共有チャネルを用いて通信を行う基地局装置は、ユーザ装置と基地局装置との間のパスロスを算出する算出手段と、パスロスに基づいて、共有チャネルのMCSレベルを選択するMCS選択手段を備えることが記載されている。
国際公開第2008/108227号パンフレット
MCSレベルが高いと、伝送されるデータレートは高くなるが、通信エラーが発生する頻度が多くなるが、従来の無線通信システムでは、実行するアプリケーションの種類に係りなく、MCSレベルが選択されていた。
しかしながら、アプリケーションによって、通信エラーが発生した場合の提供するサービスの弊害の程度が異なる。
たとえば、WebアプリケーションによりWebページを表示する場合、速くページが表示されることが求められる。もし、Webページ表示中に通信エラーが生じると欠落したデータの再取得のためにページ表示の遅れが生じる場合がある。しかしながら、Webアプリケーションではデータの再取得が可能である。そのため、MCSレベルを上げることによって通信エラーが増加したとしてもサービスの弊害は少ない。逆に、Webアプリケーションでは、通信エラーが生じても欠落データの再取得は可能であることから通信品質が良いときに、MCSレベルを上げないと、伝送レートが遅くなり、サービスに弊害が生じる場合がある。
一方、音声通信では通信中に音声が断絶されないことが求められる。もし、音声通信を実行中に、通信エラーが生じると、一定時間音声が断絶する場合がある。よって、MCSレベルを上がることで通信エラーが増加すると、サービスへの弊害がある。
それゆえに、本発明の目的は、実行するアプリケーションの種類に応じて、良好なサービスを提供することができる無線端末および無線通信システムを提供することである。
本発明の無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションと測定したダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、設定部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の通信品質に対応して設定されるMCSレベルが低くなるように設定する。
本発明の無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションに基づいて、ダウンリンク信号の通信品質を補正する補正部と、補正されたダウンリンク信号の通信品質を無線基地局へ通知する通知部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、補正部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の測定された通信品質に対して補正後の通信品質がより低い値となるように補正する。
本発明の無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションに基づいて、ダウンリンク信号の通信品質を補正する補正部と、補正されたダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、補正部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の測定された通信品質に対して補正後の通信品質がより低い値となるように補正する。
本発明の無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションに基づいて、ダウンリンク信号の最新のn個の通信品質のサンプルの移動平均を計算する平均化部と、移動平均の値に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、実行するアプリケーションが第1種類のときのnの値をN1、実行するアプリケーションが第2種類であって、MCSレベルを下げるときのnの値をN2、MCSレベルを上げときのnの値をN3としたときに、N2<N1<N3である。
本発明の無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションと測定したダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号の通信レベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号の通信レベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、設定部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の通信品質に対応して設定される通信レベルが低くなるように設定する。
好ましくは、第1種類のアプリケーションは、Webアプリケーションであり、第2種類のアプリケーションは、音声および/または動画に関連するアプリケーションである。
本発明は、無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムであって、無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションと測定したダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、無線基地局は、無線端末からダウンリンク信号のMCSレベルの通知を受けるレベル取得部と、取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を符号化する符号化部と、取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を変調する変調部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、設定部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の通信品質に対応して設定されるMCSレベルが低くなるように設定する。
本発明は、無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムであって、無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションに基づいて、ダウンリンク信号の通信品質を補正する補正部と、補正されたダウンリンク信号の通信品質を無線基地局へ通知する通知部とを備え、無線基地局は、無線端末からダウンリンク信号の通信品質の通知を受けるレベル取得部と、通知されたダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を符号化する符号化部と、設定したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を変調する変調部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、補正部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の測定された通信品質に対して補正後の通信品質がより低い値となるように補正する。
本発明は、無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムであって、無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションに基づいて、ダウンリンク信号の通信品質を補正する補正部と、補正されたダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、無線基地局は、無線端末からダウンリンク信号のMCSレベルの通知を受けるレベル取得部と、取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を符号化する符号化部と、取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を変調する変調部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、補正部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の測定された通信品質に対して補正後の通信品質がより低い値となるように補正する。
本発明は、無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムであって、無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションに基づいて、ダウンリンク信号の最新のn個の通信品質のサンプルの移動平均を計算する平均化部と、移動平均の値に応じて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、無線基地局は、無線端末からダウンリンク信号のMCSレベルの通知を受けるレベル取得部と、取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を符号化する符号化部と、取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を変調する変調部とを備え、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、実行するアプリケーションが第1種類のときのnの値をN1、実行するアプリケーションが第2種類であって、MCSレベルを下げるときのnの値をN2、MCSレベルを上げときのnの値をN3としたときに、N2<N1<N3である。
本発明は、無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムであって、無線端末は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、実行するアプリケーションと測定したダウンリンク信号の通信品質に応じて、ダウンリンク信号の通信レベルを設定する設定部と、設定されたダウンリンク信号の通信レベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、無線基地局は、無線端末からダウンリンク信号の通信レベルの通知を受けるレベル取得部と、取得した通信レベルに基づいて、ダウンリンク信号を符号化する符号化部と、取得した通信レベルに基づいて、ダウンリンク信号を変調する変調部と、取得した通信レベルに基づいて、ダウンリンク信号を空間多重化または時空間符号化し、実行するアプリケーションは、第1種類と第2種類とを含み、設定部は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の通信品質に対応して設定されるMCSレベルが低くなるように設定する。
好ましくは、第1種類のアプリケーションは、Webアプリケーションであり、第2種類のアプリケーションは、音声および/または動画に関連するアプリケーションである。
本発明によれば、実行するアプリケーションの種類に応じて、良好なサービスを提供することができる。
第1の実施形態の無線通信システムの構成を表わす図である。 第1の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。 ダウンリンク信号のMCSレベルを説明するための図である。 第1の実施形態の第1テーブルの例を表わす図である。 第1の実施形態の第2テーブルの例を表わす図である。 第1の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 第2の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。 第2の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 第3の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。 第3の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。 (a)は、第1種類のアプリケーション実行時におけるCINRの変化の例を説明するための図である。(b)は、第1種類のアプリケーション実行時におけるMCSレベルの変化の例を説明するための図である。 (a)は、第2種類のアプリケーション実行時におけるCINRの変化の例を説明するための図である。(b)は、第2種類のアプリケーション実行時におけるMCSレベルの変化の例を説明するための図である。 第4の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。 ダウンリンク信号の通信レベルを説明するための図である。 第4の実施形態の第1テーブルの例を表わす図である。 第4の実施形態の第2テーブルの例を表わす図である。 第4の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の無線通信システムの構成を表わす図である。
図1を参照して、この無線通信システムは、無線基地局2と、m個の無線端末3−1〜3−mとを備える。無線基地局2は、m個の無線端末3−1〜3−mとのうちの複数個と同時に通信が可能である。
以下、無線端末3−1〜3−mのうちのいずれかを表わすときには、無線端末3と記すことにする。
図2は、第1の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。
図2を参照して、この無線端末102は、第1のアンテナ110と、第2のアンテナ111と、送信部113と、受信部112と、MAC(Media Access Control)層処理部114と、アプリケーション実行部150と、第1の結合/分配器182と、第2の結合/分配器183とを備える。
第1の結合/分配器182は、たとえばサーキュレータで構成され、送信部113からの信号を第1のアンテナ110へ出力し、第1のアンテナ110からの信号を受信部112へ出力する。
第2の結合/分配器183は、たとえばサーキュレータで構成され、送信部113からの信号を第2のアンテナ111へ出力し、第2のアンテナ111からの信号を受信部112へ出力する。
送信部113は、マルチアンテナ送信信号処理部124と、サブキャリア配置部123と、IFFT部(Inverse First Fourier Transform)122と、CP(Cyclic Prefix)付加部121と、RF(Radio Frequency)部120とを備える。
サブキャリア配置部123は、たとえばPUSC(Partial Usage of Subchannels)に基づいて、サブキャリアを配置する。
マルチアンテナ送信信号処理部124は、サブキャリア配置部123から出力されるアップリンク信号をアダプティブアレイ送信処理する。
IFFT部122は、マルチアンテナ送信信号処理部124から出力される複数のサブキャリア信号(周波数領域の信号)をIFFTによって、時間領域の信号(OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボル)に変換する。
CP付加部121は、OFDMAシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMAシンボルの先頭に付加する。
RF部120は、無線周波数帯にアップコンバートするアップコンバータ、アップコンバートされた信号を増幅する電力増幅回路、増幅された信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させて第1のアンテナ110および第2のアンテナ111へ出力するバンドパスフィルタなどを含む。
受信部112は、RF部115と、CP除去部116と、FFT部117と、サブキャリア配置部118と、マルチアンテナ受信信号処理部181とを備える。
RF部115は、第1のアンテナ110および第2のアンテナ111から出力される信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させるバンドパスフィルタ、RF信号を増幅する低雑音増幅回路、RF信号をダウンコンバートするダウンコータなどを含む。
CP除去部116は、RF部115から出力される信号からCPを除去する。
FFT部117は、CP除去部116から出力される時間領域の信号をFFTによって、周波数領域の信号に変換して、複数のサブキャリアに復調する。
サブキャリア配置部118は、たとえばPUSCに基づいて、FFT部117から出力される各サブキャリアを抽出する。
マルチアンテナ受信信号処理部181は、サブキャリア配置部18から出力される信号(後述の時空間符号化された信号)を時空間復号化する。
MAC層処理部114は、ユーザデータ送信管理部134と、符号化部133と、変調部132と、復調部125と、復号部126と、ユーザデータ受信管理部127と、制御部135とを備える。
ユーザデータ送信管理部134は、無線基地局2へ送信するユーザデータを管理する。
符号化部133は、無線基地局2へのアップリンク信号を符号化する。
変調部132は、符号化されたアップリンク信号を変調する。
復調部125は、無線基地局2からのダウンリンク信号を復調する。
復号部126は、復調されたダウンリンク信号を復号する。
ユーザデータ受信管理部27は、無線基地局2から受信したユーザデータを管理する。
制御部135は、通信品質測定部151と、MCS(Modulation and Coding Scheme)レベル設定部152と、テーブル記憶部153と、MCSレベル通知部154とを備える。
通信品質測定部151は、ダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(CINR)を通信品質として測定する。
テーブル記憶部153は、第1テーブルと、第2テーブルとを記憶する。
第1テーブルは、第1種類のアプリケーションが実行されているときに使用されるテーブルである。第1テーブルは、ダウンリンク信号のCINRと、ダウンリンク信号のMCSレベルとの対応を定める。第2テーブルは、第2種類のアプリケーションが実行されているときに使用されるテーブルである。第2テーブルは、ダウンリンク信号のCINRと、ダウンリンク信号のMCSレベルとの対応を定める。
ここで、第1種類のアプリケーションは、たとえばWebページを表示するためのWebアプリケーションを含み、第2種類のアプリケーションは、たとえばIP電話やテレビ電話などの音声および/または動画に関連するリアルタイムに通信を行うアプリケーションを含む。
図3は、ダウンリンク信号のMCSレベルを説明するための図である。
図3に示すように、MCSレベルは「1」〜「8」の8つのレベルを有する。各MCSレベルには、変調方式と、符号化レートが定められる。たとえば、MCSレベルが「1」は、変調方式が「QPSK」であり、符号化レートが「1/2」であることを表わす。MCSレベルが高いほど、伝送データレートが大きくなる。MCSレベルの値が増加する場合に、本明細書では、MCSレベルの値が増加する場合に、「MCSレベルが増加(アップ)」したと記載し、MCSレベルの値が減少する場合に、「MCSレベルが減少(ダウン)」したと記載する。
図4は、第1テーブルの例を表わす図である。図5は、第2テーブルの例を表わす図である。
第2テーブルは、第1テーブルよりも、レベルを1段階下げたテーブルである。すなわち、測定したCINRがa3以上かつa4未満の場合には、第1テーブルを用いると、MCSレベルが「4」に設定されるのに対して、第2テーブルを用いると、MCSレベルが「3」に設定される。
MCSレベル設定部152は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の通信品質に対応して設定されるMCSレベルが低くなるように設定する。
具体的には、MCSレベル設定部152は、実行するアプリケーションが第1種類の場合には、第1テーブルを選択し、第1テーブルに従って、測定したダウンリンク信号のCINRに対応するダウンリンク信号のMCSレベルを設定する。たとえば、測定したCINRがa3以上かつa4未満の場合には、MCSレベル設定部152は、MCSレベルを「4」に設定する。
また、MCSレベル設定部152は、実行するアプリケーションが第2種類の場合には、第2テーブルを選択して、第2テーブルに従って、測定したダウンリンク信号のCINRに対応するダウンリンク信号のMCSを設定する。たとえば、測定したCINRがa3以上かつa4未満の場合には、MCSレベル設定部152は、MCSレベルを「3」に設定する。
MCSレベル通知部154は、設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを通知する信号を出力する。
アプリケーション実行部150は、第1種類のアプリケーションまたは第2種類のアプリケーションを実行する。
図6は、第1の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図6を参照して、この無線基地局2は、第1のアンテナ10と、第2のアンテナ11と、送信部13と、受信部12と、MAC層処理部14と、第1の結合/分配器82と、第2の結合/分配器83とを備える。
第1の結合/分配器82は、たとえばサーキュレータで構成され、送信部13からの信号を第1のアンテナ10へ出力し、第1のアンテナ10からの信号を受信部12へ出力する。
第2の結合/分配器83は、たとえばサーキュレータで構成され、送信部13からの信号を第2のアンテナ11へ出力し、第2のアンテナ11からの信号を受信部12へ出力する。
送信部13は、マルチアンテナ送信信号処理部24と、サブキャリア配置部23と、IFFT部(Inverse First Fourier Transform)22と、CP(Cyclic Prefix)付加部21と、RF(Radio Frequency)部20とを備える。
サブキャリア配置部23は、たとえばPUSC(Partial Usage of Subchannels)に基づいて、サブキャリアを配置する。
マルチアンテナ送信信号処理部24は、WiMAXフォーラムで規定されるMATRIX−AのMIMO方式に対応し、1つのデータストリームを時空間符号化(たとえばアラムーチ符号化)する。
IFFT部22は、マルチアンテナ送信信号処理部24から出力される複数のサブキャリア信号(周波数領域の信号)をIFFTによって、時間領域の信号(OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)シンボル)に変換する。
CP付加部21は、OFDMAシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMAシンボルの先頭に付加する。
RF部20は、無線周波数帯にアップコンバートするアップコンバータ、アップコンバートされた信号を増幅する電力増幅回路、増幅された信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させて第1のアンテナ10および第2のアンテナ11へ出力するバンドパスフィルタなどを含む。
受信部12は、RF部15と、CP除去部16と、FFT部17と、サブキャリア配置部18と、マルチアンテナ受信信号処理部81とを備える。
RF部15は、第1のアンテナ10および第2のアンテナ11から出力される信号のうち所望帯域の信号成分のみを通過させるバンドパスフィルタ、RF信号を増幅する低雑音増幅回路、RF信号をダウンコンバートするダウンコータなどを含む。
CP除去部16は、RF部15から出力される信号からCPを除去する。
FFT部17は、CP除去部16から出力される時間領域の信号をFFTによって、周波数領域の信号に変換して、複数のサブキャリアに復調する。
サブキャリア配置部18は、たとえばPUSCに基づいて、FFT部17から出力される各サブキャリアを抽出する。
マルチアンテナ受信信号処理部81は、サブキャリア配置部18から出力される信号をアダプティブアレイ受信処理する。
MAC層処理部14は、ユーザデータ送信管理部34と、符号化部33と、変調部32と、復調部25と、復号部26と、ユーザデータ受信管理部27と、制御部35とを備える。
ユーザデータ送信管理部34は、無線端末3へ送信するユーザデータを管理する。
符号化部33は、MCS切替部38から指示されるMCSの符号化レートに従って、ダウンリンク信号を符号化する。
変調部32は、MCS切替部38から指示されるMCSの変調方式に従って、符号化されたダウンリンク信号を変調する。
復調部25は、無線端末3からのアップリンク信号を復調する。
復号部26は、復調されたアップリンク信号を復号する。
ユーザデータ受信管理部27は、無線端末3から受信したユーザデータを管理する。
制御部35は、MCSレベル取得部36と、MCS切替部38とを備える。
MCSレベル取得部36は、無線端末3から送信されるMCSレベルを通知する信号を取得する。
MCS切替部38は、通知されたMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替える。
以上のように、本実施の形態の無線通信システムによれば、実行するアプリケーションの種類に応じて、通信品質に対応するMCSレベルを変えることによって、良好なサービスを提供することができる。
[第1の実施形態の変形例]
第1の実施形態では、無線端末が、測定したCINRと実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定して、設定したダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知した。そして、無線基地局は、通知されたMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替えた。
これに対して、本変形例では、無線端末の通知部は、測定したCINRを無線基地局へ通知する。無線基地局の取得部は、通知されたCINRを取得し、設定部は、取得したCINRと実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する。無線基地局の切替部は、設定したMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替える。
[第2の実施形態]
図7は、第2の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。
図7の無線端末202が、図2の第1の実施形態の無線端末102と相違する点は、制御部235である。制御部235は、通信品質測定部151と、通信品質補正部199と、通信品質通知部155とを備える。
通信品質測定部151は、ダウンリンク信号のCINRを測定する。
通信品質補正部199は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の測定された通信品質に対して補正後の通信品質がより低い値となるように補正する。これによって、第2種類のアプリケーションの実行時には、第1種類のアプリケーションの実行時よりも、無線基地局側で設定されるMCSレベルを低くすることができる。
具体的には、通信品質補正部199は、実行するアプリケーションが第2種類の場合に、測定したダウンリンク信号のCINRの値からオフセット値α[dB]を減算して、ダウンリンク信号のCINRを補正する。
通信品質通知部155は、補正されたダウンリンク信号のCINRを通知する信号を出力する。
図8は、第2の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図8の無線基地局302が、図6の第1の実施形態の無線基地局2と相違する点は、制御部335である。
制御部335は、通信品質取得部159と、MCSレベル設定部192と、テーブル記憶部193と、MCS切替部38とを備える。
通信品質取得部159は、無線端末3から送信されるダウンリンク信号のCINRを通知する信号を取得する。
テーブル記憶部193は、アプリケーション共通テーブルを記憶する。
アプリケーション共通テーブルは、実行されているアプリケーションの種類に係りなく、使用されるテーブルである。アプリケーション共通テーブルは、ダウンリンク信号のCINRと、ダウンリンク信号のMCSレベルとの対応を定める。アプリケーション共通テーブルとして、たとえば第1の実施形態で説明した第1テーブルを用いることとしてもよい。
MCSレベル設定部192は、アプリケーション共通テーブルに従って、通知されたダウンリンク信号のCINRに対応するダウンリンク信号のMCSレベルを設定する。
MCS切替部38は、設定されたMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMIMO通信方式とMCSとを切替える。
以上のように、本実施の形態の無線通信システムによれば、実行するアプリケーションの種類に応じて、通信品質を補正することによって、良好なサービスを提供することができる。
[第2の実施形態の変形例]
第2の実施形態では、無線端末が、実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号のCINRを補正して、ダウンリンク信号のCINRを無線基地局へ通知した。そして、無線基地局は、通知されたダウンリンク信号のCINRに基づいて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定し、設定したMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替えた。
これに対して、本変形例では、無線端末の補正部が、実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号のCINRを補正し、設定部が、ダウンリンク信号のCINRに基づいて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定し、通知部が、設定したMCSレベルを無線基地局へ通知する。そして、無線基地局の取得部が、通知されたMCSレベルを取得し、無線基地局の切替部は、取得したMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替える。
[第3の実施形態]
図9は、第3の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。
図9の無線端末402が、図2の第1の実施形態の無線端末102と相違する点は、制御部435である。
制御部435は、通信品質測定部151と、通信品質平均化部455と、通信品質通知部456とを備える。
通信品質測定部151は、ダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(CINR)を通信品質として測定する。
通信品質平均化部455は、実行するアプリケーションが第1種類の場合に、最新のN1回の測定したCINRの移動平均を計算する。
通信品質平均化部455は、実行するアプリケーションが第2種類の場合に、最新のN2回の測定したCINRの移動平均と、最新のN3回の測定したCINRの移動平均を計算する。ただし、N2<N1<N3である。たとえば、N1=100、N2=10、N3=200とする。
通信品質通知部456は、実行するアプリケーションが第1種類のときには、最新のN1回の測定したCINRの移動平均値を通知する信号を出力する。通信品質通知部456は、実行するアプリケーションが第2種類のときには、最新のN2回の測定したCINRの移動平均値、および最新のN3回の測定したCINRの移動平均値を通知する信号を出力する。
図10は、第3の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図10の無線基地局502が、図6の第1の実施形態の無線基地局2と相違する点は、制御部535である。
制御部535は、通信品質取得部559と、MCSレベル設定部552と、テーブル記憶部193と、MCS切替部38とを備える。
通信品質取得部559は、無線端末3から送信されるダウンリンク信号のCINRを通知する信号を取得する。通信品質取得部559は、無線端末3で実行するアプリケーションが第1種類のときには、最新のN1回の測定したCINRの移動平均値を通知する信号を取得し、無線端末3で実行するアプリケーションが第2種類のときには、最新のN2回の測定したCINRの移動平均値、および最新のN3回の測定したCINRの移動平均値を通知する信号を取得する。
テーブル記憶部193は、アプリケーション共通テーブルを記憶する。
アプリケーション共通テーブルは、実行されているアプリケーションの種類に係りなく、使用されるテーブルである。このテーブルは、ダウンリンク信号のCINRと、ダウンリンク信号のMCSレベルとの対応を定める。アプリケーション共通テーブルとして、たとえば第1の実施形態で説明した第1テーブルを用いることとしてもよい。
MCSレベル設定部552は、実行しているアプリケーションが第1種類のときには、アプリケーション共通テーブルに従って、通知された最新のN1回の測定したCINRの移動平均値に対応するダウンリンク信号のMCSレベルを設定する。
MCSレベル設定部552は、実行しているアプリケーションが第2種類のときには、アプリケーション共通テーブルに従って、MCSレベルを下げるときには、最新のN2回のCINRの移動平均値に対応するダウンリンク信号のMCSレベルを特定する。
MCSレベル設定部552は、実行しているアプリケーションが第2種類のときには、アプリケーション共通テーブルに従って、MCSレベルを上げるときには、最新のN3回のCINRの移動平均値に対応するダウンリンク信号のMCSレベルを特定する。
MCS切替部38は、設定されたMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMIMO通信方式とMCS(変調方式および符号化レート)とを切替える。
以上のようなN2<N1<N3によるMCSレベルの変化について説明する。
図11(a)は、第1種類のアプリケーション実行時におけるCINRの変化の例を説明するための図である。図11(b)は、第1種類のアプリケーション実行時におけるMCSレベルの変化の例を説明するための図である。
図11(b)の(1)に示すように、CINRの劣化に応答してMCSがレベルダウンする。
図12(a)は、第2種類のアプリケーション実行時におけるCINRの変化の例を説明するための図である。図12(b)は、第2種類のアプリケーション実行時におけるMCSレベルの変化の例を説明するための図である。
図12(b)の(2)及び(3)に示すように、第2種類のアプリケーション実行時には、第1種類のアプリケーション実行時よりもCINRの劣化に敏感に応答してMCSがレベルダウンする。一方、CINRの改善時には、第2種類のアプリケーション実行時には、第1種類のアプリケーション実行時よりも慎重に応答してMCSがレベルアップする。
以上のように、本実施の形態の無線通信システムによれば、実行するアプリケーションの種類に応じて、通信品質の移動平均する期間を変えることによって、良好なサービスを提供することができる。
[第3の実施形態の変形例]
第3の実施形態では、無線端末が、実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号のCINRの移動平均値を算出して、ダウンリンク信号のCINRの移動平均値を無線基地局へ通知した。そして、無線基地局は、通知されたダウンリンク信号のCINRの移動平均値に基づいて、ダウンリンク信号のMCSレベルを設定し、設定したMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替えた。
本変形例では、第3の実施形態と同様に、無線端末の通信品質平均化部が、通信品質平均化部455は、実行するアプリケーションが第1種類の場合に、最新のN1回の測定したCINRの移動平均を計算し、実行するアプリケーションが第2種類の場合に、最新のN2回の測定したCINRの移動平均と、最新のN3回の測定したCINRの移動平均を計算する。ただし、N2<N1<N3である。
無線端末のMCSレベル設定部が、実行しているアプリケーションが第1種類のときには、アプリケーション共通テーブルに従って、通知された最新のN1回の測定したCINRの移動平均値に対応するダウンリンク信号のMCSレベルを設定する。無線端末のMCSレベル設定部は、実行しているアプリケーションが第2種類のときには、アプリケーション共通テーブルに従って、MCSレベルを下げるときには、最新のN2回のCINRの移動平均値に対応するダウンリンク信号のMCSレベルを特定する。無線端末のMCSレベル設定部は、実行しているアプリケーションが第2種類のときには、アプリケーション共通テーブルに従って、MCSレベルを上げるときには、最新のN3回のCINRの移動平均値に対応するダウンリンク信号のMCSレベルを特定する。
通知部が、設定したMCSレベルを無線基地局へ通知する。
無線基地局の取得部が、通知されたMCSレベルを取得し、無線基地局の切替部が、取得したMCSレベルに従って、ダウンリンク信号のMCSを切替える。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、ダウンリンク信号のCINRに応じて、ダウンリンク信号のMCSに加えて、ダウンリンク信号のMIMO方式も切替えるようにしているシステムにおいて、実行しているアプリケーションの種類に応じて、MCSおよびMIMO方式の切替条件と異なるようにする。
図13は、第4の実施形態の無線端末の構成を表わす図である。
図13の無線端末が、図2の第1の実施形態の無線端末と相違する点は、制御部735である。
マルチアンテナ受信信号処理部782は、サブキャリア配置部18から出力される信号(後述の時空間符号化された信号または空間多重化された信号)を時空間復号化または空間多重分離する。
制御部735は、通信品質測定部151と、通信レベル設定部152と、テーブル記憶部753と、通信レベル通知部754とを備える。
通信品質測定部151は、ダウンリンク信号の搬送波電力対干渉雑音電力比(CINR)を通信品質として測定する。
テーブル記憶部753は、第1テーブルと、第2テーブルとを記憶する。
第1テーブルは、第1種類のアプリケーションが実行されているときに使用されるテーブルである。第1テーブルは、ダウンリンク信号のCINRと、ダウンリンク信号の通信レベルとの対応を定める。
第2テーブルは、第2種類のアプリケーションが実行されているときに使用されるテーブルである。第2テーブルは、ダウンリンク信号のCINRと、ダウンリンク信号の通信レベルとの対応を定める。
図14は、ダウンリンク信号の通信レベルを説明するための図である。
図14に示すように、通信レベルは「1」〜「12」の8つのレベルを有する。各通信レベルには、MIMO方式と、変調方式と、符号化レートが定められる。たとえば、通信レベルが「1」は、MIMO方式がMATRIX−Aであり、変調方式が「QPSK」であり、符号化レートが「1/2」であることを表わす。通信レベルが高いほど、伝送データレートが大きくなる。本明細書では、通信レベルの値が増加する場合に、「通信レベルが増加(アップ)」したと記載し、通信レベルの値が減少する場合に、「通信レベルが減少(ダウン)」したと記載する。
図15は、第1テーブルの例を表わす図である。図16は、第2テーブルの例を表わす図である。
第2テーブルは、第1テーブルよりも、レベルを1段階下げたテーブルである。すなわち、測定したCINRがb3以上かつb4未満の場合には、第1テーブルを用いると、通信レベルが「4」に設定されるのに対して、第2テーブルを用いると、通信レベルが「3」に設定される。
通信レベル設定部752は、実行するアプリケーションが第2種類のときは、実行するアプリケーションが第1種類のときよりも、略同一の通信品質に対応して設定される通信レベルが低くなるように設定する。
通信レベル設定部752は、実行するアプリケーションが第1種類の場合には、第1テーブルを選択し、第1テーブルに従って、測定したダウンリンク信号のCINRに対応するダウンリンク信号のMCSレベルを設定する。たとえば、測定したCINRがb3以上かつb4未満の場合には、通信レベル設定部752は、通信レベルを「4」に設定する。
また、通信レベル設定部752は、実行するアプリケーションが第2種類の場合には、第2テーブルを選択して、第2テーブルに従って、測定したダウンリンク信号のCINRに対応するダウンリンク信号のMCSを設定する。たとえば、測定したCINRがb3以上かつb4未満の場合には、通信レベル設定部752は、通信レベルを「3」に設定する。
通信レベル通知部754は、設定されたダウンリンク信号の通信レベルを通知する信号を出力する。
図17は、第4の実施形態の無線基地局の構成を表わす図である。
図17の無線基地局602が、図6の第1の実施形態の無線基地局2と相違する点は、マルチアンテナ送信信号処理部624と、制御部635である。
マルチアンテナ送信信号処理部624は、設定されたMIMO方式がMATRIX−Aの場合に、1つのデータストリームを時空間符号化(たとえばアラムーチ符号化)し、設定されたMIMO方式がMATRIX−Bの場合に、複数のデータストリームを空間多重化する。
制御部635は、通信レベル取得部636と、切替部638とを備える。
通信レベル取得部636は、無線端末3から送信される通信レベルを通知する信号を取得する。
切替部638は、通知された通信レベルに従って、ダウンリンク信号のMIMO通信方式とMCSとを切替える。
以上のように、本実施の形態の無線通信システムによれば、実行するアプリケーションの種類に応じて、通信品質に対応する通信レベルを変えることによって、良好なサービスを提供することができる。
[第4の実施形態の変形例]
第4の実施形態では、無線端末が、測定したCINRと実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号の通信レベルを設定して、設定したダウンリンク信号の通信レベルを無線基地局へ通知した。そして、無線基地局は、通知された通信レベルに従って、ダウンリンク信号のMCSおよびMIMO方式を切替えた。
これに対して、本変形例では、無線端末の通知部は、測定したCINRを無線基地局へ通知する。無線基地局の取得部は、通知されたCINRを取得し、設定部は、取得したCINRと実行するアプリケーションの種類に基づいて、ダウンリンク信号の通信レベルを設定する。無線基地局の切替部は、設定した通信レベルに従って、ダウンリンク信号のMCSおよびMIMO方式を切替える。
(変形例)
(1) 通信品質
本実施の形態では、通信品質としてCINRを用いたが、PER(Packet Error Rate)を用いることとしてもよい。また、通信方式によっては通信品質測定にRSRQ(Reference Signal Received Quality)を用い、通信品質レポートとしてMCSレベル自体をレポートしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 無線通信システム、2,302,502,602 無線基地局、3,3−1〜3−m,102,202,402,702 無線端末、10,11,110,111 アンテナ、12,112 送信部、13,113 受信部、14,114 MAC層処理部、15,20,115,120 RF部、16,116 CP除去部、17,117 FFT部、18,23,118,123 サブキャリア配置部、21,121 CP付加部、22,122 IFFT部、24,124,624 マルチアンテナ送信信号処理部、25,125 復調部、26,126 復号部、27,127 ユーザデータ受信管理部、32,132 変調部、33,133 符号化部、34,134 ユーザデータ送信管理部、35,135,235,335,435,635,735 制御部、36 MCSレベル取得部、38 MCSレベル切替部、150 アプリケーション実行部、151 通信品質測定部、152,192,552 MCSレベル設定部、153,193,753 テーブル記憶部、154 MCSレベル通知部、155,456 通信品質通知部、159,559 通信品質取得部、199 通信品質補正部、455 通信品質平均化部、81,181,782 マルチアンテナ受信信号処理部、82,182 第1の結合/分配器、83,183 第2の結合/分配器、636 通信レベル取得部、638 切替部、752 通信レベル設定部、754 通信レベル通知部。

Claims (4)

  1. アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
    ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、
    前記実行するアプリケーションが第1種類の場合には、前記ダウンリンク信号の最新のN1個の通信品質のサンプルの移動平均値を計算し、前記実行するアプリケーションが第2種類の場合には、前記ダウンリンク信号の最新のN2個の通信品質のサンプルの移動平均値および前記ダウンリンク信号の最新のN3個の通信品質のサンプルの移動平均値を計算する平均化部と、
    前記ダウンリンク信号の通信品質と、前記ダウンリンク信号のMCSレベルとの対応を定めたテーブルを記憶する記憶部と、
    前記ダウンリンク信号のMCSレベルを設定可能な設定部と、
    前記設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、
    前記設定部は、前記実行するアプリケーションが第1種類の場合には、前記テーブルにおいて前記最新のN1個の通信品質のサンプルの移動平均値に対応し、現在のMCSレベルと異なるMCSレベルを設定可能であり、
    前記設定部は、前記実行するアプリケーションが第2種類の場合には、前記テーブルにおいて前記最新のN2個の通信品質のサンプルの移動平均値に対応し、現在のMCSレベルよりも低いMCSレベル、又は前記テーブルにおいて前記最新のN3個の通信品質のサンプルの移動平均値に対応し、現在のMCSレベルよりも高いMCSレベルを設定可能であるただし、N2<N1<N3である、無線端末。
  2. 前記第1種類のアプリケーションは、Webアプリケーションであり、
    前記第2種類のアプリケーションは、音声および/または動画に関連するアプリケーションである、請求項1に記載の無線端末。
  3. 無線端末と無線基地局とを含む無線通信システムであって、
    前記無線端末は、
    アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
    ダウンリンク信号の通信品質を測定する測定部と、
    前記実行するアプリケーションが第1種類のときには、前記ダウンリンク信号の最新のN1個の通信品質のサンプルの移動平均値を計算し、前記実行するアプリケーションが第2種類のときには、前記ダウンリンク信号の最新のN2個の通信品質のサンプルの移動平均値および前記ダウンリンク信号の最新のN3個の通信品質のサンプルの移動平均値を計算する平均化部と、
    前記ダウンリンク信号の通信品質と、前記ダウンリンク信号のMCSレベルとの対応を定めたテーブルを記憶する記憶部と、
    前記ダウンリンク信号のMCSレベルを設定する設定部と、
    前記設定されたダウンリンク信号のMCSレベルを無線基地局へ通知する通知部とを備え、
    前記設定部は、前記実行するアプリケーションが第1種類の場合には、前記テーブルにおいて前記最新のN1個の通信品質のサンプルの移動平均値に対応し、現在のMCSレベルと異なるMCSレベルを設定可能であり、
    前記設定部は、前記実行するアプリケーションが第2種類の場合には、前記テーブルにおいて前記最新のN2個の通信品質のサンプルの移動平均値に対応し、現在のMCSレベルよりも低いMCSレベル、又は前記テーブルにおいて前記最新のN3個の通信品質のサンプルの移動平均値に対応し、現在のMCSレベルよりも高いMCSレベルを設定可能であり
    前記無線基地局は、
    前記無線端末からダウンリンク信号のMCSレベルの通知を受けるレベル取得部と、
    前記取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を符号化する符号化部と、
    前記取得したMCSレベルに基づいて、ダウンリンク信号を変調する変調部とを備え、
    ただし、N2<N1<N3である、無線通信システム。
  4. 前記第1種類のアプリケーションは、Webアプリケーションであり、
    前記第2種類のアプリケーションは、音声および/または動画に関連するアプリケーションである、請求項3に記載の無線通信システム。
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