JP5877238B2 - 基地局装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、端末とデータを送受信する基地局装置及び通信方法に関する。
移動通信の国際的な標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、第4世代の移動通信システムとしてLTE−Advanced(Long Term Evolution−Advanced、LTE−A)の標準化が開始された。LTE−Aでは、非特許文献1のように、カバレッジの拡大やキャパシティの向上を目的として、中継局(Relay Node)を用いて無線信号を中継するRelay技術が検討されている。
ここで、図20を参照し、Relay技術について説明する。図20は、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図である。図20において、eNBは基地局、RNは中継局、UEは無線通信端末をそれぞれ示す。また、UE1はeNBに接続する無線通信端末、UE2はRNに接続する無線通信端末をそれぞれ示す。
LTE−Aでは、RNもeNBと同様に、個別のセルIDを持つことが検討されており、これにより、UEからみると、RNもeNBと同様に、1つのセルとみなすことができる。eNBは有線通信でネットワークに接続し、一方、RNは無線通信でeNBと接続している。RNとeNBとを接続する通信回線は、バックホール(backhaul)回線と呼ばれている。これに対して、eNB又はRNとUEとを接続する通信回線は、アクセス(access)回線と呼ばれている。
下り回線では、例えば、図20に示すように、RNは、バックホール回線においてeNBからの信号を受信(図中、矢印A)して、RNのアクセス回線においてUE2に対して信号を送信(図中、矢印B)する。バックホール回線とアクセス回線とを同一の周波数帯域の中に収容する場合、RNが送受信を同時に行うと回り込みによる干渉が発生する。そのため、RNは送受信を同時に行うことができない。したがって、LTE−Aでは、バックホール回線とRNのアクセス回線とを、時間領域(サブフレーム単位)で分割して割当てるRelay方式が検討されている。
図21を参照し、上述したRelay方式について説明する。図21は、Relay方式における下り回線のサブフレーム構成を示す図である。図中の記号[n、n+1、・・・]はサブフレーム番号を示し、図中のボックスは下り回線のサブフレームを示している。また、eNBの送信サブフレーム(図中、網掛け部)、UE1の受信サブフレーム(図中、空白部)、RNの送信サブフレーム(図中、右斜線部)、UE2の受信サブレーム(図中、左斜線部)を示している。
図21の矢印(太線)で示すように、eNBから、全てのサブフレーム[n、n+1、・・・、n+6]において信号が送信されている。また、図21の矢印(太線)又は矢印(破線)で示すように、UE1では全てのサブフレームにおいて受信することができる。一方で、図21の矢印(破線)又は矢印(細線)で示すように、RNでは、サブフレーム番号[n+2、n+6]を除いたサブフレームにおいて信号が送信されている。また、図21の矢印(細線)で示すように、UE2では、サブフレーム番号[n+2、n+6]を除いたサブフレームにおいて信号を受信することができる。そして、RNは、サブフレーム番号[n+2、n+6]のサブフレームにおいて、eNBからの信号を受信する。つまり、RNでは、サブフレーム番号[n+2、n+6]のサブフレームがバックホール回線となり、それ以外のサブフレームがRNのアクセス回線となる。
しかしながら、RNがバックホールとなるサブフレーム[n+2、n+6]において、RNがeNBから信号を送信しないと、RNの存在をしらないLTEの無線通信端末において、RNの品質を測定するメジャメント動作が機能しなくなるという問題が発生する。上記問題を解決する方法として、LTE−Aでは、LTEにおいて規定されているMBSFN(Multicast/Broadcast over Single Frequency Network)サブフレームを用いることが検討されている。
MBSFNサブフレームは、将来的にMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)サービスを実現するために用意されているサブフレームである。MBSFNサブフレームでは、先頭2シンボルでセル固有の制御情報を送信し、3シンボル目以降の領域でMBMS用の信号を送信する仕様になっている。そのため、LTEの無線通信端末は、MBSFNサブフレームでは、先頭2シンボルを使ってメジャメントを行うことができる。
MBSFNサブフレームは、RNセルにおいて擬似的に用いることができる。つまり、RNセルにおいて、MBSFNサブフレームの先頭2シンボルでは、RNセル固有の制御情報を送信し、3シンボル目以降の領域では、MBMS用のデータを送信しないで、eNBからの信号を受信する。このため、RNセルにおいて、MBSFNサブフレームをバックホール回線の受信サブフレームとして用いることができる。以下、上述したように、RNセルにおいて擬似的に用いたMBSFNサブフレームを、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」と呼ぶ。
ここで、図21におけるRNのサブフレーム[n+2、n+6]では、RNから信号が送信されないので、UE1にとっては、RNからの干渉がなくなり、SIR(信号対干渉電力比)が改善する。eNBは、SIRが改善するUEを、サブフレーム[n+2、n+6]において積極的に割当てて、UEにおけるユーザスループットが向上し、これによりセル全体のスループットが向上する。そこで、セル全体のスループットを向上させるために、eNBは、UEにおける回線品質を知る必要がある。
しかしながら、LTEのCQI測定では、eNB配下のUE1は、CQIを測定するリソースにおいてRNからの干渉があると、RNからの干渉がない場合のCQIを精度良く測定できない。
ここで、CQI(Channel Quality Indicator)とは、受信側から見た受信回線の品質のことである。受信側から送信側にCQIをフィードバックして、送信側がフィードバックされたCQIに応じて、受信側に送信する信号の変調方式と符号化率を選択する。
本発明の目的は、隣接セルの干渉がない状態の、自セルの回線品質を精度良く測定できる基地局装置及び通信方法を提供することである。
本発明は、第1セル及び第2セルがデータの送信を行うサブフレームと前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームとを含む複数のサブフレームのうち、前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームを含む、CQIを測定するためのサブフレームを示す情報を、端末に送信する送信部と、前記情報が示すサブフレームに対して前記端末が測定したCQIを受信する受信部と、を備えた基地局装置を提供する。
また、本発明は、第1セル及び第2セルがデータの送信を行うサブフレームと前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームとを含む複数のサブフレームのうち、前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームを含む、CQIを測定するためのサブフレームを示す情報を、端末に送信し、前記情報が示すサブフレームに対して前記端末が測定したCQIを受信する、通信方法を提供する。
また、本発明は、第1セル及び第2セルがデータの送信を行うサブフレームと前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームとを含む複数のサブフレームのうち、前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームを含む、CQIを測定するためのサブフレームを示す情報を、端末に送信する処理と、前記情報が示すサブフレームに対して前記端末が測定したCQIを受信する処理と、を制御する集積回路を提供する。
本発明に係る基地局装置及び通信方法によれば、隣接セルの干渉がない状態の、自セルの回線品質を精度良く測定できる。
本発明の実施の形態における、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図 本実施の形態において、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を示す図 本実施の形態において、eNB配下のUEがCQI測定するサブフレームを示す図 本実施の形態における、下り回線サブフレームの一例を示す図 本実施の形態における、下り回線のサブフレームの他の例を示す図 本実施の形態に係る無線通信端末300Aの構成を示すブロック図 本実施の形態に係る基地局100の構成を示すブロック図 本実施の形態に係る無線通信端末300AにおけるCQI測定の処理フロー図 本実施の形態の変形例1における、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図 変形例1における、下り回線のサブフレームを示す図 変形例1における、無線通信端末600の構成を示すブロック図 変形例1における、基地局400の構成を示すブロック図 変形例1における、無線通信端末600のCQI測定の処理フローを示す図 変形例2における、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図 変形例2における、下り回線のサブフレームのシンボルの一例を示す図 変形例2における、下り回線のサブフレームのシンボルの他の例を示す図 変形例2における、無線通信端末900の構成を示すブロック図 変形例2における、基地局700の構成を示すブロック図 変形例2における、無線通信端末900のCQI測定の処理フローを示す図 Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図 Relay方式における下り回線のサブフレーム構成を示す図
図1は、本発明の実施の形態における、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図である。本実施の形態では、図1において、eNBは基地局100、RNは中継局200、UE1は無線通信端末300A、UE2は無線通信端末300Bをそれぞれ示す。無線通信端末300A(UE1)は、基地局100に接続する無線通信端末であり、無線通信端末300B(UE2)は、中継局200(RN)に接続する無線通信端末とする。無線通信端末300A(UE1)が、基地局100の配下の無線通信端末(UE)である。 また、中継局200(RN)は、基地局100に接続する中継局とする。
ここで、中継局200(RN)は、LTE−Aで検討されている個別のセルIDを持つものとする。そのため、無線通信端末300Aに隣接する中継局200(RN)は、無線通信端末300Aから見ると、隣接セルとみなすことができる。
以下、説明のため、基地局100をeNB、中継局200をRN、無線通信端末300A(UE1)をUE1、無線通信端末300BをUE2と記載する。
また、以下、本実施の形態では、図1に示すように無線信号を中継する場合について説明する。つまり、RNは、バックホール回線においてeNBからの信号を受信(図中、矢印C)して、RNのアクセス回線においてUE2に対して信号を送信(図中、矢印D)する。バックホール回線とアクセス回線とを同一の周波数帯域の中に収容し、バックホール回線とRNのアクセス回線を時間領域(サブフレーム単位)で分割して割当てるRelay方式とする。
図2〜図4を参照して、本発明の実施の形態において、eNB配下のUE1が、RNからの干渉がない場合のeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定するための方法について、説明する。具体的には、eNB配下のUE1が、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、所定の領域の信号を使って、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。
ここで、本実施の形態において、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」とは、RNセルにおいて、MBSFNサブフレームの先頭2シンボルではRNセル固有の制御情報を送信し、3シンボル目以降の領域では、MBMS用のデータを送信しないで、eNBからの信号を受信する、MBSFNサブフレームの事をいう。
まず、eNB配下のUE1では、RNからの信号の有無により、eNBから送信される信号に対する干渉量が変化する。このため、RNから信号が送信されていない領域において、eNBから送信される信号の受信SIRが改善することになる。「RNがバックホールとしてMBSFNサブフレーム」を用いる場合、サブフレームの観点とシンボルの観点とから、RNから信号が送信されない領域を特定することができる。
まず、サブフレームの観点から、eNB配下のUE1が、「RNがバックホールとしてMBSFNサブフレーム」で、RNから信号が送信されない領域を特定できる理由を説明する。
「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を用いると、干渉量はサブフレーム単位で変化する。LTEでは、MBSFNサブフレームは、決められた位置に割当てられており、セルごとに個別に設定することができる。このMBSFNサブフレームの割当位置は、システム情報としてSIB2(System Information Block2)において、eNBもしくはRNからUEに対して通知されており、ユーザ割当のように瞬時的に変更されるものではなく、比較的長い周期で変更されるものである。このため、RNがバックホールとしてMBSFNサブフレームを用いる場合であっても、MBSFNサブフレームの位置はセル(RN)ごとに個別に設定される。つまり、eNB配下のUE1であっても、隣接するRNのバックホールとして用いられるMBSFNサブフレームが分かれば、そのサブフレームがRNからの干渉が少ないサブフレームであることを特定できる。
次に、図2を参照して、シンボルの観点から、eNB配下のUE1が、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」で、RNから信号が送信されない領域を特定できる理由を説明する。図2は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を示す図である。
図2に示すように、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」では、RNは、先頭2シンボルにおいてセル固有の制御情報などの信号を送信し、3シンボル目以降において、送信から受信に切り替えて、eNBからの信号を受信する。
eNB配下のUE1からみると、図2に示すMBSFNサブフレームでは、先頭2シンボルは干渉としてみえるが、3シンボル目以降の領域では干渉がなくなる。つまり、先頭2シンボルの領域と3シンボル目以降の領域との間で、干渉量が変化している。そこで、eNB配下のUE1であっても、隣接するRNについて、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」が分かれば、そのMBSFNサブフレームにおいて、RNからの干渉が少ないシンボルを特定することができる。
また、LTEでは、隣接するセル間は同期していないことを前提としていたため、隣接セル間ではサブフレームのタイミングがずれている場合があった。このため、たとえ隣接セルで送信していないサブフレームがあったとしても、自セルのサブフレームに対しては、干渉がある部分と、干渉がない部分として見えていた。また、隣接セルの信号のシンボル位置を特定するには、隣接セルに対してサブフレーム同期を取る必要があった。しかしながら、eNBとそのeNBに接続するRNの間では、eNBから送信されるバックホールのサブフレームと「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」とが同期している必要がある。そのため、eNBとそのeNBに接続するRNの間では、eNBから送信されるバックホールのサブフレームと「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」とが、少なくともサブフレーム単位で同期する必要がある。
したがって、eNBに接続しているUE1は、eNBに接続するRNが隣接セルであっても、伝搬遅延時間程度の遅延時間は存在するが、サブフレーム単位ではほぼ同期しているといえる。これにより、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となる、eNBのサブフレームでは、サブフレーム全体にわたってRNはバックホールとして用いるMBSFNサブフレームとなる。
上述した2つの観点から、本実施の形態では、eNBが、自配下のUE1に「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を通知し、eNB配下のUE1は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、3シンボル目以降の領域の信号を使って、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。
まず、eNBは、自配下のUE1に、eNBに接続しているRNにおいて、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を通知する。通知方法としては、システム情報(System Information Block)や上位レイヤーの制御情報などを用いて通知する方法がある。
次に、図3を参照して、eNB配下のUE1がeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定するサブフレームを説明する。図3は、本発明において、eNB配下のUE1がeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定するサブフレームを示す図である。
図3に示すように、eNB配下のUE1では、図3で示すサブフレーム内の先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域を用いて、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定するCQI測定モードを設ける。そして、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレームにおいて、eNB配下のUE1は、図3を参照して説明したCQI測定モードで、eNBからUEへの回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。
そして、図4に示すように、本実施の形態における下り回線サブフレームのうち、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であるサブフレーム[n+2、n+6]において、eNB配下のUE1は、上述したCQI測定モードでeNBからUEへの回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。
図1〜図4を参照して説明したように、本実施の形態では、eNBが、自配下のUE1に「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を通知し、eNB配下のUE1は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、3シンボル目以降の領域の信号を使って、eNBからUEへの回線(自セルの回線)に関するCQIを測定すると、RNからの干渉がない場合のCQIを精度良く測定できる。
次に、図6を参照して、eNB配下のUE1である無線通信端末300Aの構成を説明する。図6は、本実施の形態に係る無線通信端末300Aの構成を示すブロック図である。図6に示す無線通信端末300Aは、アンテナ301と、スイッチ(SW)303と、受信RF部305と、受信処理部307と、CQI測定用信号抽出部309と、制御情報取得部317と、CQI測定制御部319と、RN情報取得部311と、信号抽出制御部313と、サブフレーム抽出部315と、シンボル抽出部321と、CQI測定部323と、CQIメモリ部325と、フィードバック情報生成部327と、送信処理部329と、送信RF部331と、から構成されている。
受信RF部305は、アンテナ301で受信した信号に対して、通信帯域以外の信号を除去するためにフィルタ処理を行い、IF周波数帯もしくはベースバンド帯に周波数変換を行い、受信処理部307に出力する。
受信処理部307は、受信RF部305から出力された信号に対して受信処理を行う。受信処理部307は、受信信号に多重されているデータと、参照信号と、制御情報と、RNに関する情報とを分離し、それぞれを出力する。具体的には、受信処理部307は、ADコンバータ等でアナログ信号をデジタル信号に変換し、復調処理、復号処理などを行う。
CQI測定用信号抽出部309は、受信処理部307において分離された受信信号内のCQI測定に用いる信号を抽出して、サブフレーム抽出部315に出力する。CQI測定に用いる信号としては、例えば、所望信号成分を測定する場合には参照信号がある。また、CQI測定に用いる信号として、例えば、干渉成分を測定する場合にはデータ信号がある。
制御情報取得部317は、受信処理部307において分離された制御情報の中から、無線通信端末300Aに対する制御情報を取得して、無線通信端末300Aに対するCQI測定に関する制御情報をCQI測定制御部319に出力する。
CQI測定制御部319は、制御情報取得部317から出力される、無線通信端末300Aに対するCQI測定に関する制御情報に基づいて、CQI測定方法を制御するように、信号抽出制御部313に指示を出力する。CQI測定制御部319が制御するCQI測定方法は、図3及び図4を参照して説明した、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」に用いるCQI測定方法と、通常のCQI測定方法とである。CQI測定制御部319は、制御情報取得部317から出力されたCQI測定に関する制御情報に基づいて、どちらのCQI測定方法を行うかを判断して、その判定結果を信号抽出制御部313に指示する。
RN情報取得部311は、受信処理部307において分離された、RNに関する情報を取得して、信号抽出制御部313に出力する。RNに関する情報としては、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置がある。ここで、RNに関する情報は、eNBに接続しているRNに関する情報である。
信号抽出制御部313は、CQI測定制御部319の指示に基づいて、RN情報取得部311から出力されるRNに関する情報を使って、サブフレーム抽出部315とシンボル抽出部321とに指示を出力する。CQI測定制御部319から、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI測定方法で、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定するように指示された場合、信号抽出制御部313は、RN情報取得部311から出力される「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を抽出するように、サブフレーム抽出部315に指示を行い、さらに、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域を抽出するようにシンボル抽出部321に指示を行う。また、CQI測定制御部319から通常のCQI測定方法を行うように指示された場合、信号抽出制御部313は、全てのサブフレームを出力するようにサブフレーム抽出部315に指示を行い、全シンボルの領域を抽出するようにシンボル抽出部321に指示を行う。
サブフレーム抽出部315は、信号抽出制御部313の指示に基づいて、CQI測定用信号抽出部309で抽出したCQI測定に用いる信号を、サブフレーム単位で抽出して、シンボル抽出部321に出力する。
なお、サブフレーム抽出部315は、CQI測定用信号抽出部309で抽出したCQI測定に用いる信号をバッファリングする機能を備えても良い。また、サブフレーム抽出部315は、信号抽出制御部313の指示に基づいて、バッファリングした信号から、サブフレーム単位で信号を抽出して出力しても良い。
シンボル抽出部321は、信号抽出制御部313の指示に基づいて、サブフレーム抽出部315で抽出したサブフレーム単位のCQI測定に用いる信号を、シンボル領域で抽出して、CQI測定部323に出力する。
CQI測定部323は、シンボル抽出部321で抽出されたCQI測定に用いる信号を用いて、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIの測定を行い、測定したCQIをCQIメモリ部325に出力する。例えば、所望信号成分を測定する場合、CQI測定部323は、受信信号の参照信号を使ってチャネル推定を行い、そのチャネル推定結果から所望信号成分の受信電力を測定する方法がある。また、干渉成分を測定する場合、CQI測定部323は、データ領域を用いて、受信電力を測定して、所望データの受信電力を引くことで、干渉成分の受信電力を測定する方法がある。後者の場合、所望データの受信電力は、前述した所望信号成分の受信電力から求めるといった方法がある。
CQIメモリ部325は、CQI測定部323で測定したCQIを記憶し、フィードバック情報生成部327に出力する。
フィードバック情報生成部327は、CQIメモリ部325で記憶したCQIを用いて、基地局100にフィードバックする情報を生成して、送信処理部329に出力する。
送信処理部329は、フィードバック情報生成部327で生成したフィードバック情報を、基地局100にフィードバックできるように送信処理を行い、送信RF部331に出力する。送信処理には、例えば、送信データやフィードバック情報などの信号の多重や、符号化処理、変調処理などがある。
送信RF部331は、送信処理部329で送信処理された送信信号に対して、RF周波数への周波数変換、電力増幅、送信フィルタ処理を行い、アンテナ301に出力する。
次に、図7を参照して、基地局100の構成を説明する。図7は、本実施の形態に係る基地局100の構成を示すブロック図である。図7に示す基地局100は、CQI測定方法指示部113と、制御情報生成部111と、信号多重部109と、送信処理部107と、送信RF部105と、受信RF部123と、受信処理部121と、CQI情報抽出部119と、CQIメモリ部117と、スケジューリング部115と、から構成されている。また、信号多重部109に入力されるとして、参照信号と、送信データと、RN情報とがある。参照信号は、送受信間で既知の信号により構成されていて、信号多重部109に入力される。参照信号は、例えば、受信側の復調用のチャネル推定や、CQI測定などに用いられる。送信データは、各無線通信端末300A、300Bに対する送信データであり、信号多重部109に入力される。RN情報は、基地局100に接続している中継局(RN)に関する情報であり、信号多重部109に入力される。
CQI測定方法指示部113は、無線通信端末300Aにおいて用いるCQI測定を制御する指示を、制御情報生成部111に出力する。
なお、CQI測定方法指示部113は、無線通信端末300Aが備えていても良い。無線通信端末300AがCQI測定方法指示部113を備えている場合、無線通信端末300Aが「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であるかどうかを判断し、CQI測定方法を制御するようにしても良い。また、無線通信端末300Aが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」におけるCQI測定と通常のサブフレームにおけるCQI測定を、常に両方行い、その結果を報告する場合には、CQI測定方法指示部113がなくても良い。
制御情報生成部111は、CQI測定方法指示部113から出力されるCQI測定を制御する指示を含んだ、無線通信端末300Aに関する制御情報を生成して、信号多重部109に出力する。
信号多重部109は、入力された参照信号、各無線通信端末に対する送信データ、RN情報、制御情報を多重して、送信処理部107に出力する。信号多重部109は、後述するスケジューリング部115から出力されるスケジューリング情報に基づいて、各無線通信端末300A、300Bに対する送信データを配置して、ユーザ多重を行い、他の信号と多重する。
送信処理部107は、信号多重部109で多重化された信号に対して送信処理を行い、送信RF部105に出力する。送信処理には、例えば、符号化処理、変調処理などがある。
送信RF部105は、送信処理部107で送信処理された送信信号に対して、RF周波数への周波数変換、電力増幅、送信フィルタ処理を行い、アンテナ101に出力する。
受信RF部123は、アンテナで受信した信号に対して、通信帯域以外の信号を除去するためにフィルタ処理を行い、IF周波数帯もしくはベースバンド帯に周波数変換を行い、受信処理部121に出力する。
受信処理部121は、受信RF部123から出力された信号に対して受信処理を行い、受信データ、制御情報などの分離を行う。具体的には、受信処理部121は、ADコンバータ等でアナログ信号をデジタル信号に変換し、復調処理、復号処理などを行う。
CQI情報抽出部119は、受信処理部121で分離した制御情報の中から、CQI情報を抽出し、CQIメモリ部117に出力する。
CQIメモリ部117は、CQI情報抽出部119で抽出したCQI情報を記憶し、スケジューリング部115に出力する。
スケジューリング部115は、CQIメモリ部117で記憶したCQI情報を使って、スケジューリングを行い、スケジューリング情報を信号多重部109に出力する。スケジューリングでは、スケジューリング部115は、CQI情報を使って、送信サブフレーム、送信周波数(リソースブロック)を決定する。
次に、図8を参照して、本実施の形態に係る無線通信端末300AにおけるCQI測定の処理フローを説明する。図8は、無線通信端末300AにおけるCQI測定の処理フロー示す図である。
ステップ(ST001)では、アンテナ301でeNBからの信号を受信して、受信RF部305及び受信処理部307で受信処理を行う。
ステップ(ST002)では、CQI測定用信号抽出部309が、ステップ(ST001)において受信処理した信号から、CQI測定に用いる信号を抽出する。
ステップ(ST003)では、制御情報取得部317が、ステップ(ST001)において受信処理した信号から、eNB配下のUE1に対する制御情報を取得する。
ステップ(ST004)では、RN情報取得部311が、ステップ(ST001)において受信処理した信号から、RNに関する情報を取得する。
ステップ(ST005)では、CQI測定制御部319が、ステップ(ST003)において取得した制御情報により、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI測定モードか、通常のCQI測定モードのどちらのモードでCQIを測定するかを選択する。
<「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI測定モードの場合>
ステップ(ST006−1)では、信号抽出制御部313が、ステップ(ST004)において取得したRNに関する情報から、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレームを、サブフレーム抽出部315とシンボル抽出部321に指示する。
ステップ(ST007−1)では、サブフレーム抽出部315が、ステップ(ST006−1)において信号抽出制御部313から指示された、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレームにおいて、ステップ(ST002)において抽出したCQI測定に用いる信号から、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレームを抽出する。
ステップ(ST008−1)では、シンボル抽出部321は、ステップ(ST006−1)において信号抽出制御部313から通知された、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレームにおいて、ステップ(ST007−1)において抽出したサブフレームの信号から、先頭2シンボルを除いた領域の信号を抽出する。
<通常のCQI測定モードの場合>
ステップ(ST006−2)では、信号抽出制御部313は、全てのサブフレームにおいて信号を抽出するように、サブフレーム抽出部315とシンボル抽出部321に指示する。
ステップ(ST007−2)では、サブフレーム抽出部315は、ステップ(ST006−2)において信号抽出制御部313から指示されたように、ステップ(ST002)において抽出したCQI測定に用いる信号の全サブフレームを抽出する。
ステップ(ST008−2)では、シンボル抽出部321は、ステップ(ST006−2)において信号抽出制御部313から指示されたように、ステップ(ST007−2)で抽出した全サブフレームの信号において全シンボル領域の信号を抽出する。
ステップ(ST009)では、CQI測定部323は、ステップ(ST008−1)もしくは(ST008−2)において抽出した信号を用いてCQI測定を行う。
ステップ(ST010)では、CQIメモリ部325が、(ST009)で測定したCQIを記憶する。
ステップ(ST011)では、フィードバック情報生成部327が、ステップ(ST010)で記憶したCQIからフィードバック情報を生成する。
ステップ(ST012)では、送信処理部329及び送信RF部331は、ステップ(ST011)で生成したフィードバック情報に対して送信処理を行い、eNBに送信する。
なお、本実施の形態では、eNB配下のUE1は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレームにおいて、先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域を使ってCQIを測定するが、このサブフレームに限らなくても良い。例えば、全てのサブフレームにおいて、本実施の形態のように、eNB配下のUE1は、先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域を使って、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定しても良い。これにより、RNがバックホールとして用いていないサブフレームでは、先頭2シンボル分をCQI測定に使えなくなるので、CQI精度の若干の低下はあるが、一方で、eNBは、隣接するRNのバックホールとして用いるMBSFNサブフレームに関する情報などを通知しなくてよいので、シグナリングのオーバヘッドを減らすことができる。
なお、本実施の形態では、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、eNBのサブフレームでは、参照信号の送信電力を増大させても良い。本実施の形態のeNB配下のUE1のCQI測定モードでは、先頭2シンボルをCQI測定に使うことができないので、その分の電力を増大させることで、CQI測定精度を保つことができる。この場合、eNBはどれだけ送信電力を増大したかをeNB配下のUE1に通知する。また、3シンボル目以降のデータ領域の一部に、CQI測定用に参照信号を挿入しても良い。先頭2シンボルをCQI測定に使うことができないので、その分の参照信号を挿入することで、CQI測定精度を保つことができる。この場合、eNBは、CQI測定用に参照信号を挿入したことをeNB配下のUE1に通知する。
なお、本実施の形態では、Periodic CQIの場合において、CQIをフィードバックするサブフレームより4つ前のサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」でない場合、4サブフレームより前で一番近い、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、eNB配下のUE1は、上述したCQI測定モードでCQIを測定しても良い。
図5を参照して、所定数のサブフレームより前で一番近い、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、eNB配下のUE1がeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する例ついて説明する。図5は、Periodic CQIの場合において、本実施の形態における下り回線の他の例を示す図である。
図5に示すように、サブフレーム[n+8]の上り回線で報告するPeriodic CQIは、その4サブフレーム前である、サブフレーム[n+4]の下り回線において測定したCQIを測定する。しかし、このサブフレーム[n+4]では、RNは通常のサブフレームであるので、本実施例のCQI測定モードでCQIを測定できない。そこで、サブフレーム[n+4]より前で、サブフレーム[n+4]に一番近い、「RNのバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となるサブフレーム[n+2]において、eNB配下のUE1が、上述した本実施例のCQI測定モードでeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定して、サブフレーム[n+8]の上り回線でeNBに報告するようにしても良い。
なお、本実施の形態では、Aperiodic CQIの場合において、eNBから通知された、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において、eNBからCQIを測定するようにeNB配下のUE1が指示された場合、eNB配下のUE1が、本実施例のCQI測定モードで、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定しても良い。例えば、同様に図5を用いて説明すると、次のようになる。
eNBが、eNB配下のUE1に「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を通知していれば、eNB配下のUE1は、「RNのバックホールとして用いているMBSFNサブフレーム」となるサブフレームの位置が分かる。したがって、例えば、図5に示すサブフレーム[n+2]において、eNB配下のUE1がeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定するように指示された場合、eNB配下のUE1は、本実施例のCQI測定モードでeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定しても良い。
なお、本実施の形態では、Aperiodic CQIの場合において、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI測定モードで測定するように、eNBが、eNB配下のUE1にPDCCHの中で指示しても良い。具体的には、PDCCHのformat0において、「RNのバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI requestを追加する。これにより、eNBが、隣接するRNの「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」に関する情報を、eNB配下のUE1に通知しなくても、eNB配下のUE1は、本実施例のCQI測定モードでeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定することができる。
なお、本実施の形態では、eNB配下のUE1は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」において測定したeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを、複数回測定を行い、それを平均化することも可能である。具体的には、信号成分を測定する範囲を、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」に限定し、干渉成分を測定する範囲を、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」に限定する。これにより、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIの測定精度を改善することができる。
なお、本実施の形態では、eNBとそのeNBに接続するRNについて説明したが、複数のeNBにおいて、一方のeNBから信号を送信していないサブフレームがある場合に適用しても良い。
なお、本実施の形態では、自セルの回線品質として、eNBからUEへの回線のCQIについて説明したが、これに限らなくても良い。例えば、ハンドオーバーを行う際に測定する自セルの回線品質を用いてもよい。
(変形例1)
次に、図9から図13を参照して、本実施の形態の変形例1について説明する。上述した本実施の形態では、eNBに接続するRNが1個の場合を例にとって説明したが、本実施の形態の変形例1では、1つのeNBに複数のRNが接続する場合について説明する。
1つのeNBに複数のRNが接続する場合、各RNにおいてバックホールとして用いるMBSFNサブフレームの位置が異なる場合がある。これは、各RNにおけるバックホールの容量は、RNごとに異なることから、バックホールとして用いるMBSFNサブフレーム数が同一でないことに起因する。また、複数のRNのバックホールを同じサブフレームにすると、トラフィックが集中してしまい、各RNに対して十分なリソースを割当てることができなくなっていまい、効率が低下してしまう可能性があるので、RNにおいてバックホールとして用いるMBSFNサブフレームの位置が異なっている。
上述のように、「各RNにおいてバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置が異なると、eNB配下のUEの位置により、各RNからの干渉量が異なるので、サブフレームごとに干渉量が変化する。つまり、eNB配下のUEの位置が、RNから近ければ、そのRNから受ける干渉は強く、RNから遠ければ、そのRNから受ける干渉は弱い。したがって、eNB配下のUEは、より干渉が弱いサブフレームにおいて信号を送信してもらうほうが良い。
図9は、本実施の形態の変形例1における、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図である。変形例1では、図9において、eNBは基地局400、RN1は中継局500A、RN2は中継局500B、UE1は無線通信端末600をそれぞれ示す。無線通信端末600(UE1)は、基地局400に接続する無線通信端末、言い換えると、基地局400配下の無線通信端末である。変形例1では、同じ基地局に接続する中継局が2つ存在する。
ここで、無線通信端末600と、中継局500A(RN1)と中継局500B(RN2)の位置関係は、中継局500B(RN2)の方が、中継局500A(RN1)よりも、無線通信端末600(UE1)に近い位置にいるとする。
さらに、本実施の形態の変形例1の無線通信システムでは、バックホール回線とアクセス回線とを同一の周波数帯域の中に収容し、バックホール回線とRNのアクセス回線を時間領域(サブフレーム単位)で分割して割当てるRelay方式とする。以下、説明のため、基地局400をeNB、中継局500AをRN1、中継局500BをRN2、基地局400配下の無線通信端末600をUE1、と記載する。
ここで、中継局500A(RN1)及び中継局500B(RN2)は、LTE−Aで検討されている個別のセルIDを持つものとする。そのため無線通信端末600に隣接する中継局500A(RN1)及び中継局500Bは、無線通信端末600から見ると、隣接セルとみなすことができる。
図10を参照して、図9に示す無線通信システムにおける、下り回線のサブフレームについて説明する。図10は、変形例1における、下り回線のサブフレームを示す図である。なお、図10において、RN1では「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置は、サブフレーム[n+2、n+6]である。一方、RN2では、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置は、サブフレーム[n+4]である。
図10に示すように、UE1は、サブフレーム[n、n+1、n+3、n+5]では、矢印(破線)で示すように、RN1とRN2との両方の干渉を受けている。しかし、サブフレーム[n+2、n+6]とサブフレーム[n+4]では、UE1は、それぞれRN2からの干渉とRN1からの干渉を受けているが、2つのRN1、RN2からの干渉量が異なる。つまり、RN1がRN2よりもUE1から遠くに位置しているので、RN1からUE1が受ける干渉量は、RN2からUE1が受ける干渉量よりも弱い。そのため、UE1がRN1、RN2から受ける干渉量を比較すると、UE1がRN2から干渉を受けるサブフレーム[n+2、n+6]より、UE1がRN1から干渉を受けるサブフレーム[n+4]のほうが、UE1がRNから受ける干渉量が弱い。
上述したUE1が受ける各RNからの干渉量を考慮し、本実施の形態の変形例1では、eNB配下のUE1に対して、eNB配下の全てのRNにおけるバックホールとして用いるMBSFNサブフレームの位置を通知して、eNB配下のUE1は、干渉が少ないサブフレームを検出して、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとともにそのサブフレーム位置をeNBにフィードバックする。以下、UEが受ける各RNからの干渉量を考慮した変形例1の具体的な方法について説明する。
まず、eNBは、自配下のUE1に対して、eNBに接続している全てのRNにおいて、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を通知する。通知方法としては、システム情報(System Information Block)や上位レイヤーの制御情報などを用いて通知する方法がある。
次に、eNB配下のUE1は、eNBから通知されたサブフレームにおいて、本実施の形態同様、図3を参照して説明したCQI測定モードで、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。そして、UE1は、その通知されたサブフレームの中で、CQIが高いサブフレームを検出して、そのCQIとサブフレーム位置をeNBにフィードバックする。例えば、図9、図10で想定した環境について説明すると、UE1は、サブフレーム[n+2、n+4、n+6]において、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI測定を行い、その中で、干渉量が小さいサブフレーム[n+4]を検出し、サブフレーム[n+4]におけるCQIとサブフレーム番号をフィードバックする。
上述のように、本実施の形態の変形例1では、eNBは、eNB配下のUE1に対して、eNB配下の全てのRNにおいて、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を通知して、eNB配下のUE1は、干渉が少ないサブフレームを検出して、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとともにそのサブフレーム位置をeNBにフィードバックする。そのため、本実施の形態の変形例1では、eNB配下のUE1において、RNからの干渉がより少ないサブフレームにおいて、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定することができる。
図11を参照して、UE1である無線通信端末600の構成について説明する。図11は、変形例1における、無線通信端末600の構成を示すブロック図である。図11に示す無線通信端末600が、図6に示す無線通信端末300Aと異なる点は、高品質サブフレーム検出部601及びフィードバック情報生成部603を備える点である。この点以外は実施の形態と同様であり、図11において、図6と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。また、共通する構成要素について、その説明を、省略する。
高品質サブフレーム検出部601は、CQIメモリ部325に記憶されているCQIの中から、品質が最も高いCQIを検出する。そして、高品質サブフレーム検出部601は、RN情報取得部311で取得した、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置の情報を用いて、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」用のCQI測定を行い、高品質CQIとなるサブフレーム位置を検出して、その検出結果(サブフレーム番号及びサブフレームにおけるeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQI)をフィードバック情報生成部603に出力する。
フィードバック情報生成部603は、高品質サブフレーム検出部601で検出したサブフレーム情報(サブフレーム番号)と、CQIメモリ部325で記憶されているそのサブフレームにおけるeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIから、フィードバック情報を生成して、送信処理部329に出力する。
次に、図12を参照して、eNBである基地局400の構成を説明する。図12は、変形例1における、基地局400の構成を示すブロック図である。図12に示す基地局400が、図7に示す基地局100と異なる点は、CQIメモリ部117に代わってCQI・サブフレームメモリ部401を備える点である。この点以外は実施の形態と同様であり、図12において、図7と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。また、共通する構成要素について、その説明を省略する。
CQI・サブフレームメモリ部401は、CQI情報抽出部119において抽出した、UE1からフィードバックされたサブフレーム情報とそのサブフレームにおけるeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとを記憶し、スケジューリング部115に出力する。
次に、図13を参照して、変形例1における、無線通信端末600(UE1)のCQI測定の処理フローを説明する。図13は、変形例1における、無線通信端末600のCQI測定の処理フローを示す図である。図13に示す無線通信端末600のCQI測定の処理フローが、図8に示す無線通信端末300AにおけるCQI測定の処理フローと異なる点は、ステップ(ST010)とステップ(ST011)との間に、新たにステップ(ST013)の処理が追加された点である。この点以外は実施の形態と同様であり、図13において、図8と共通するステップには同じ参照符号が付されている。また、共通するステップについて、その説明を省略する。
ステップ(ST013)では、高品質サブフレーム検出部601が、ステップ(ST010)で記憶したCQIにおいて、高い品質となるサブフレームを検出する。そして、(ST011)では、フィードバック情報生成部603が、ステップ(ST010)で記憶したCQIと、(ST013)において検出したサブフレーム情報から、フィードバック情報を生成する。
なお、本実施の形態の変形例1では、eNBは、接続している全てのRNにおいて、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を、自配下のUE1に通知したが、これに限定しなくても良い。例えば、eNBは、各RNの番号と、RN毎のバックホールとして用いるMBSFNサブフレームの位置をRNの番号とを関連付けて、eNB配下のUE1に通知する。そして、UE1は、CQIが最大となるサブフレームを検出して、そのサブフレームがどのRNのバックホールとして用いるMBSFNサブフレームかを検出することで、そのサブフレーム位置もしくはRN番号と測定したCQIをeNBにフィードバックする。
上述のように、eNBが、RN毎に「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置を、自配下のUE1通知することで、同一のRNのバックホールとして用いるMBSFNサブフレームで測定したCQIを平均化することで、CQIの測定精度を改善できる。
(変形例2)
次に、図14から図19を参照して、本実施の形態の変形例2について説明する。
実施の形態及び変形例1では、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の位置をeNBからUE1に通知して、UE1はその通知された情報に基づいてCQI測定モードを切り替えた。しかし、本実施の形態の変形例2では、UE1自身が、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」のサブフレームかどうかを判定する。
図14は、変形例2における、Relay技術を用いて無線信号を中継する無線通信システムを示す図である。変形例2では、図14において、eNBは基地局700、RNは中継局800、UE1は無線通信端末900A、UE2は無線通信端末900Bをそれぞれ示す。無線通信端末900A(UE1)は、基地局700に接続する無線通信端末であり、無線通信端末900B(UE2)は、中継局800(RN)に接続する無線通信端末とする。無線通信端末900A(UE1)が、基地局700の配下の無線通信端末(UE1)である。
以下、説明のため、基地局700をeNB、中継局800をRN、無線通信端末900A(UE1)をUE1と記載する。また、以下、変形例2では、図1に示すように無線信号を中継する場合について説明する。つまり、RNは、バックホール回線においてeNBからの信号を受信(図中、矢印E)して、RNのアクセス回線においてUE2に対して信号を送信(図中、矢印F)する。バックホール回線とアクセス回線とを同一の周波数帯域の中に収容し、バックホール回線とRNのアクセス回線を時間領域(サブフレーム単位)で分割して割当てるRelay方式とする。
ここで、中継局800(RN)は、LTE−Aで検討されている個別のセルIDを持つものとする。そのため、無線通信端末900A(UE1)に隣接する中継局800(RN)は、無線通信端末900Aから見ると、隣接セルとみなすことができる。
図15及び図16を参照して、UE1自身が、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」のサブフレームかどうかを判定する方法について、説明する。図15は、変形例2における下り回線のサブフレームのシンボルの一例を示し、図16は、変形例2における下り回線のサブフレームのシンボルの他の例を示す。
図15に示すように、全てのシンボルにおいてRNから信号が送信されている。このため、このサブフレームのどのシンボルを使って、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIの測定を行ってもCQIは近い値を示す。つまり、全シンボルの領域を使って測定したeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIと、3シンボル目以降のシンボルを使って測定したeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIは近い値となる。
一方、図16に示すように、3シンボル目(シンボル#2)以降のシンボルにおいて、RNからeNBへ信号が送信されていない。このため、図16に示すサブフレームでは、先頭2シンボルを含んで、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIの測定を行う場合と、3シンボル目以降のシンボルを使ってeNBのCQI測定を行う場合では、UE1がRNから受ける干渉量が異なる。つまり、図16に示すサブフレームの中で、3シンボル目以降のシンボルを使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIの方が、図16に示すサブフレームの中で、先頭2シンボル及び3シンボル目以降のシンボルを使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIよりも、高い回線品質を示す値となる。つまり、全シンボルの領域を使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIと、3シンボル目以降のシンボルを使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIでは、後者のほうが高い回線品質を示す値となる。
そこで、全シンボルの領域を使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIと、3シンボル目以降のシンボルを使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとを比較することで、そのサブフレームが通常のサブフレームであるか、又は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であるかを、UE1自身が判定することができる。また、先頭2シンボルだけを使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIと、3シンボル目以降のシンボルだけを使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとを比較することでも、同様に、そのサブフレームが通常のサブフレームであるか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であるかをUE1自身が判定することができる。
上述のように、本実施の形態の変形例2では、UE1は、先頭2シンボルを用いて測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIと、3シンボル目以降のシンボルを用いて測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとを比較して、RNのサブフレームが、通常サブフレームか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を判断し、UE1は、それぞれに適したeNBのCQI測定を行い、eNBにフィードバックする。
以下、UE1自身が、RNのサブフレームが、通常サブフレームか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を判定する具体的方法について、説明する。
まず、UE1は、全シンボル領域を使ってeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定し、次に3シンボル目以降の領域を使ってeNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。以下、説明のため、全シンボル領域を使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIをCQI_allと示し、3シンボル目以降の領域を使って測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを、CQI_partと示す。
なお、本明細書において、“CQI”の後に続く下線_は、下線_の後に続く文字または単語(例えば、allやpart)が、下線_の直前にある“CQI”の下付文字であることを示す。
次に、UE1は、CQI_allとCQI_partとを比較して、RNのサブフレームが通常サブフレームか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」かを、判定する。例えば、UE1は、CQI_allとCQI_partとの差の絶対値(以下、CQIの差という)対して、ある閾値Thを予め設定しておき、CQIの差と閾値Thとを比較して、RNのサブフレームが通常サブフレームか、又はRNのサブフレームが「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」かを、判定することができる。
つまり、CQIの差が閾値Th未満であれば、UE1は、CQI_allとCQI_partに差がないと判断し、UE1は、RNのサブフレームが通常のサブフレームであると判定する。一方、CQIの差が閾値Th以上であれば、UE1は、CQI_allとCQI_partに差があると判断して、UE1は、RNのサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であると判定する。
上述したCQIの差と閾値Thとで表現される判断条件は、CQI_all 、CQI_part、Thを用いて次式(1)及び式(2)で表される。
Figure 0005877238
Figure 0005877238
つまり、CQI_all 、CQI_part、閾値Thが式(1)を満たしていれば、UE1は、RNのサブフレームが通常のサブフレームであると判定する。一方、CQI_all 、CQI_part、閾値Thが式(2)を満たしていれば、UE1は、RNのサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であると判定する。
そして、式(1)及び式(2)を用いて判断したRNのサブフレームに応じて、例えば、以下のようにUE1はCQI測定方法を選択する。
UE1が、RNのサブフレームが通常のサブフレームと判断した場合、サブフレーム内のシンボルでは同じ品質となるので、数多くのシンボルを用いて平均化することでCQI測定精度を向上できる。したがって、UE1は、サブフレームの全ての領域を使うCQI測定モードを選択して、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。一方、UE1が、RNのサブフレームが「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」と判断した場合、UE1は、変形例1と同様に、先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域を使うCQI測定モードを選択して、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。
そして、UE1は、測定したCQIとあわせて、どちらの測定モードで測定したかをeNBに、フィードバック情報としてフィードバックする。
また、先頭2シンボルだけを使って測定したCQIと、3シンボル目以降のシンボルだけを使って測定したCQIを比較する場合には、例えば、次のような解決方法がある。
CQI測定に下り参照信号を使う場合、まず、UE1において、先頭2シンボルを用いるCQI測定として、シンボル#0に挿入されている参照信号を用い、また、3シンボル目以降のシンボルを用いるCQI測定としては、シンボル#7に挿入されている参照信号を用いて、CQI測定を行う。そのCQI測定結果を、CQI_sym0 、CQI_sym7とそれぞれ示す。
次に、これらCQI_sym0 、CQI_sym7を比較して、RNのサブフレームが通常サブフレームか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」かを、判定する。例えば、CQI_sym0と、CQI_sym7との差の絶対値(以下、CQI_symの差という)に対して、ある閾値Th_symをあらかじめ設定しておき、UE1は、CQI_symの差と閾値Th_symとを比較することで、RNのサブフレームが通常サブフレームか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」かを、判定することができる。
つまり、CQI_symの差が閾値Th_sym未満であれば、UE1は、CQI_sym0と、CQI_sym7とに差がないのでサブフレーム内のどのシンボルでも同じ品質であると判断し、UE1は、RNのサブフレームが通常のサブフレームであると判定する。一方、CQI_symの差が閾値Th_sym以上であれば、UE1は、CQI_sym0と、CQI_sym7とに差があるので、先頭2シンボルと3シンボル目以降のシンボルでは品質に差があると判断して、UE1は、RNのサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であると判定する。
上述したCQI_symの差と閾値Th_symとで表現される判断条件は、CQI_sym0 、CQI_sym7、Th_symを用いて次式(3)及び式(4)で表される。
Figure 0005877238
Figure 0005877238
つまり、CQI_sym0 、CQI_sym7、Th_symが式(3)を満たしていれば、UE1は、RNのサブフレームが通常のサブフレームであると判定する。一方、CQI_sym0 、CQI_sym7、Th_symが式(4)を満たしていれば、UE1は、RNのサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であると判定する。
そして、UE1において判断したRNのサブフレームに応じて、CQI測定方法を選択する。RNのサブフレームが通常のサブフレームの場合、サブフレーム内のシンボルでは同じ品質となるので、数多くのシンボルを用いて平均化することでCQI測定精度を向上できることから、UE1は、サブフレームの全ての領域を使うCQI測定モードを選択して、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。一方、RNのサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」の場合、変形例1と同様、UE1は、先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域を使うCQI測定モードを選択して、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを測定する。UE1は、測定したCQIとあわせて、どちらの測定モードで測定したかをフィードバック情報として、eNBにフィードバックする。
上述のように、本実施の形態の変形例2では、UE1は、先頭2シンボルを用いて測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIと、3シンボル目以降のシンボルを用いて測定した、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIとを比較する。そして、その比較結果に基づき、UE1は、RNのサブフレームが通常サブフレームであるか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であるかを判定する。さらに、その判定結果に基づき、UE1は、それぞれに適したeNBのCQI測定を行い、測定したCQIとあわせて、どちらの測定モードで測定したかをフィードバック情報として、eNBにフィードバックする。そのため、eNB配下のUE1において、RNからの干渉がない場合の、eNBからUE1への回線(自セルの回線)に関するCQIを精度良く測定できる。また、eNBからUE1に、RNに関する情報を通知する必要がなくなり、本実施の形態と比べて、変形例2では、下り回線のシグナリングのオーバヘッドを、より削減できるといった効果を奏する。
次に、図17を参照して、変形例2における、無線通信端末900の構成について説明する。図17は、変形例2における、無線通信端末900の構成を示すブロック図である。図17に示す無線通信端末900は、アンテナ301と、スイッチ(SW)303と、受信RF部305と、受信処理部307と、CQI測定用信号抽出部309と、シンボル抽出部901と、CQI測定部903Aと、CQI測定部903Bと、サブフレーム判定部905と、CQIメモリ部907と、フィードバック情報生成部909と、送信処理部329と、送信RF部331と、から構成されている。
ここで、図17に示す無線通信端末900が、図6に示す無線通信端末300Aと異なる点は、シンボル抽出部901と、CQI測定部903Aと、CQI測定部903Bと、サブフレーム判定部905と、CQIメモリ部907と、フィードバック情報生成部909とである。こられの点以外は実施の形態と同様であり、図17において、図6と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。また、共通する構成要素について、その説明を省略する。
シンボル抽出部901は、CQI測定用信号抽出部309から抽出されたCQI測定に用いる信号から、先頭2シンボルを除いた3シンボル目以降の領域の信号を抽出して、CQI測定部903Aに出力する。
CQI測定部903Aは、シンボル抽出部901で抽出した3シンボル目以降の領域のCQI測定に用いる信号を入力して、実施の形態と同じ「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」となる場合のCQI測定を行い、測定したCQIをサブフレーム判定部905に出力する。
CQI測定部903Bは、CQI測定に用いる信号を入力して、全てのシンボルを用いてCQI測定を行い、測定したCQIをサブフレーム判定部905に出力する。
サブフレーム判定部905は、CQI測定部903AとCQI測定部903Bとで測定したCQIを比較して、RNのサブフレームが通常のサブフレームであるか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であるかを、判定する。そして、その判定結果とともにCQIをCQIメモリ部907に出力する。
ここで、サブフレーム判定部905が、RNのサブフレームが通常のサブフレームと判定した場合、CQI測定部903BからのCQI測定結果をCQIメモリ部907に出力する。一方、サブフレーム判定部905が、RNのサブフレームが、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」であると判定した場合、CQI測定部903AからのCQI測定結果をCQIメモリ部907に出力する。
CQIメモリ部907は、サブフレーム判定部905から入力される、CQIの値と、RNのサブフレームの判定結果とを記憶し、フィードバック情報生成部909に出力する。
フィードバック情報生成部909は、CQIメモリ部907で記憶したCQIとRNのサブフレームの判定結果を用いて、基地局700にフィードバックするフィードバック情報を生成して、送信処理部329に出力する。
次に、図18を参照して、基地局700の構成を説明する。図18は、変形例2における、基地局700の構成を示すブロック図である。ここで、図18に示す基地局700が、図7に示す基地局100と異なる点は、CQI情報抽出部119とCQIメモリ部117に代わって、CQI情報・判定結果抽出部701とCQI・判定結果メモリ部703がある点と、RN情報とCQI測定方法指示部113がない点である。これらの点以外は実施の形態と同様であり、図18において、図7と共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。また、共通する構成要素について、その説明を、省略する。
CQI情報・判定結果抽出部701は、受信処理部121で分離した制御情報の中から、無線通信端末900からフィードバックされたサブフレーム情報とそのサブフレームにおけるCQIを抽出し、CQI・判定結果メモリ部703に出力する。
CQI・判定結果メモリ部703は、無線通信端末900からフィードバックされたサブフレーム情報とそのサブフレームにおけるCQIを記憶し、スケジューリング部115に出力する。
次に、図19を参照して、変形例2における、無線通信端末900(UE1)のCQI測定の処理フローを説明する。図19は、変形例2における、無線通信端末900のCQI測定の処理フローを示す図である。
ステップ(ST101)では、アンテナ301でeNBからの信号を受信して、受信RF部305及び受信処理部307で受信処理を行う。
ステップ(ST102)では、CQI測定用信号抽出部309が、ステップ(ST101)において受信処理した信号から、CQI測定に用いる信号を抽出する。
ステップ(ST103)では、シンボル抽出部901が、ステップ(ST102)で抽出したCQI測定に用いる信号において、先頭2シンボルを除いた領域のシンボルを抽出する。
ステップ(ST104−1)では、CQI測定部903Aが、ステップ(ST103)で抽出した信号を用いて、CQI測定を行う。CQI測定部903AのCQI測定結果をCQI1とする。
ステップ(ST104−2)では、CQI測定部903Bが、ステップ(ST102)で抽出したCQI測定に用いる信号において、全シンボル領域の信号を使って、CQI測定を行う。CQI測定部903BのCQI測定結果をCQI2とする。
ステップ(ST105)では、サブフレーム判定部905が、ステップ(ST104−1)とステップ(ST104−2)とで測定したCQIの測定結果であるCQI1とCQI2とを比較して、RNのサブフレームが、通常のサブフレームであるか、又は、「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」かを、判定する。なお、判定方法は、例えば、式(1)及び式(2)を用いて判定する方法や、式(3)及び式(4)を用いて判定する方法などがある。
ステップ(ST106−1)では、CQIメモリ部907は、ステップ(ST105)において、RNのサブフレームが「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」と判定した場合、その判定結果とCQI1とを記憶する。
ステップ(ST106−2)では、CQIメモリ部907は、ステップ(ST105)において、RNのサブフレームが通常サブフレームと判定した場合、その判定結果とCQI2とを記憶する。
ステップ(ST107)では、フィードバック情報生成部909は、ステップ(ST106−1)又はステップ(ST106−2)で記憶したサブフレーム判定結果とCQIの値からフィードバック情報を生成する。
ステップ(ST108)では、送信処理部329及び送信RF部331は、ステップ(ST107)で生成したフィードバック情報に対して送信処理を行い、eNBに送信する。
上述のように、本実施の形態の変形例2では、UE1は、先頭2シンボルを用いて測定したeNBのCQIと、3シンボル目以降のシンボルを用いて測定したeNBのCQIとを比較して、RNのサブフレームが、通常サブフレームか、又は「RNがバックホールとして用いるMBSFNサブフレーム」を判断し、UE1は、それぞれに適したeNBのCQI測定を行い、eNBにフィードバックする。
そのため、eNB配下のUE1において、RNからの干渉がない場合のCQIを精度良く測定できる。また、eNBからUE1に、RNに関する情報を通知する必要がなくなるので、本実施の形態と比べて、下り回線のシグナリングのオーバヘッドを削減できるといった効果もある。
なお、上記実施の形態ではアンテナとして説明したが、アンテナポートでも同様に適用できる。アンテナポート(antenna port)とは、1本または複数の物理アンテナから構成される、論理的なアンテナを指す。すなわち、アンテナポートは必ずしも1本の物理アンテナを指すとは限らず、複数のアンテナから構成されるアレイアンテナ等を指すことがある。例えばLTEにおいては、アンテナポートが何本の物理アンテナから構成されるかは規定されず、基地局が異なるReference signalを送信できる最小単位として規定されている。また、アンテナポートはPrecoding vectorの重み付けを乗算する最小単位として規定されることもある。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2009年5月15日出願の日本特許出願(特願2009−119104)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明に係る基地局装置及び通信方法は、隣接セルの干渉がない状態の、自セルの回線品質を精度良く測定できるという効果を有し、端末とデータを送受信する基地局装置等として有用である。
100、400、700 基地局
105 送信RF部
107 送信処理部
109 信号多重部
111 制御情報生成部
113 CQI測定方法指示部
115 スケジューリング部
117 CQIメモリ部
119 CQI情報抽出部
121 受信処理部
123 受信RF部
200、500A、500B、800 中継局
300A、300B、600、900A、900B 無線通信端末
301 アンテナ
303 スイッチ(SW)
305 受信RF部
307 受信処理部
309 CQI測定用信号抽出部
311 RN情報取得部
313 信号抽出制御部
315 サブフレーム抽出部
317 制御情報取得部
319 CQI測定制御部
321 シンボル抽出部
323 CQI測定部
325 CQIメモリ部
327 フィードバック情報生成部
329 送信処理部
331 送信RF部
401 CQI・サブフレームメモリ部
601 高品質サブフレーム検出部
603 フィードバック情報生成部
701 CQI情報・判定結果抽出部
703 CQI・判定結果メモリ部
901 シンボル抽出部
903A CQI測定部
903B CQI測定部
905 サブフレーム判定部
907 CQIメモリ部
909 フィードバック情報生成部

Claims (17)

  1. 第1セル及び第2セルがデータの送信を行うサブフレームと前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームとを含む複数のサブフレームのうち、前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームを含む、CQIを測定するためのサブフレームを示す情報を、端末に送信する送信部と、
    前記情報が示すサブフレームに対して前記端末が測定したCQIを受信する受信部と、
    を備えた基地局装置。
  2. 前記第2セルは、隣接セルである、
    請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記第2セルは、干渉を与えるセルである、
    請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 前記情報が示すサブフレームは、MBSFNサブフレームを含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の基地局装置。
  5. 前記情報が示すサブフレームは、セルに依存して異なる、
    請求項1から4のいずれかに記載の基地局装置。
  6. 前記受信部は、前記端末が、前記情報に基づいて、前記第2セルからの干渉がないサブフレームに対して測定した前記CQIを受信する、
    請求項1から5のいずれかに記載の基地局装置。
  7. 前記送信部は、一サブフレーム内の3シンボル目以降に配置された信号を送信し、
    前記受信部は、前記端末が一サブフレーム内の3シンボル目以降に配置された前記信号を用いて測定した、前記CQIを受信する、
    請求項1から6のいずれかに記載の基地局装置。
  8. 前記送信部は、一サブフレーム内の7シンボル目に配置された信号を送信し、
    前記受信部は、前記端末が一サブフレーム内の7シンボル目に配置された前記信号を用いて測定した、前記CQIを受信する、
    請求項1から7のいずれかに記載の基地局装置。
  9. 第1セル及び第2セルがデータの送信を行うサブフレームと前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームとを含む複数のサブフレームのうち、前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームを含む、CQIを測定するためのサブフレームを示す情報を、端末に送信し、
    前記情報が示すサブフレームに対して前記端末が測定したCQIを受信する、
    通信方法。
  10. 前記第2セルは、隣接セルである、
    請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記第2セルは、干渉を与えるセルである、
    請求項9又は10に記載の通信方法。
  12. 前記情報が示すサブフレームは、MBSFNサブフレームを含む、
    請求項9から11のいずれかに記載の通信方法。
  13. 前記情報が示すサブフレームは、セルに依存して異なる、
    請求項9から12のいずれかに記載の通信方法。
  14. 前記端末が、前記情報に基づいて、前記第2セルからの干渉がないサブフレームに対して測定した前記CQIを受信する、
    請求項9から13のいずれかに記載の通信方法。
  15. 一サブフレーム内の3シンボル目以降に配置された信号を送信し、
    前記端末が一サブフレーム内の3シンボル目以降に配置された前記信号を用いて測定した、前記CQIを受信する、
    請求項9から14のいずれかに記載の通信方法。
  16. 一サブフレーム内の7シンボル目に配置された信号を送信し、
    前記端末が一サブフレーム内の7シンボル目に配置された前記信号を用いて測定した、前記CQIを受信する、
    請求項9から15のいずれかに記載の通信方法。
  17. 第1セル及び第2セルがデータの送信を行うサブフレームと前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームとを含む複数のサブフレームのうち、前記第2セルがデータの送信を行わないサブフレームを含む、CQIを測定するためのサブフレームを示す情報を、端末に送信する処理と、
    前記情報が示すサブフレームに対して前記端末が測定したCQIを受信する処理と、
    を制御する集積回路。
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