JP5876181B1 - 電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置、電子メール送信システム及びプログラム - Google Patents

電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置、電子メール送信システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子メールの問題箇所への注意喚起において、直感的に問題箇所を把握させ、当該問題個所の確認を促す。【解決手段】メールクライアントは、宛先アドレスを含む電子メールを電子メール誤送信判定装置へ送信し、電子メール誤送信判定装置から電子メールの誤送信の可能性を示す判定結果を受信する通信部と、通信部により受信された判定結果が誤送信の可能性が高いことを示す場合に、宛先アドレスを連続的又は間欠的に変化させて表示する表示部と、を備えている。【選択図】図13

Description

本発明は、電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置、電子メール送信システム及びプログラムに関する。
従来、宛先に指定されたメールアドレス(宛先アドレス)と、電子メール本文中の記載事項に矛盾があった場合に、当該宛先アドレス及び当該記載事項を要確認事項として抽出し、当該要確認事項を含む確認画面を生成、表示することで、ユーザに当該要確認事項の確認を促す技術が開示されている(特許文献1参照)。
上記の確認画面は、電子メールの添付ファイル、電子メールの宛先(To/Cc)、電子メール本文のそれぞれに関して、タブの選択によって切り替え可能なそれぞれ独立した確認ページを有している。そして、各確認ページの要確認事項に対しては、警告アイコンが付与され表示される。
例えば、宛先アドレスと、電子メール本文中の宛名記述との間に矛盾があった場合、上述した宛先(To/Cc)の確認ページには、警告アイコンと共に、当該宛先アドレスと、電子メール本文において当該宛名が記述された箇所が部分的に表示され、ユーザへの確認が促される。
また、電子メールの宛先が自ドメイン以外もしくは所定のドメインの場合に、宛先アドレス確認画面において、宛先に指定されたメールアドレスの色分け表示を行い、ユーザに注意を喚起する技術が製品化されている(非特許文献1参照)。
特開2015−1854号公報 "MailBarrier[メールバリア] 機能一覧"の"誤送信防止機能"、富士通アドバンストエンジニアリング株式会社、[online]、[平成27年5月15日検索]、インターネット〈URL:http://www.fujitsu.com/jp/group/fae/solutions/business-technology/security/barrier/mailbarrier/tab/index.html〉
特許文献1の技術は、上述のように、電子メールの添付ファイル、電子メールの宛先(To/Cc)、電子メール本文のそれぞれについて、タブの選択により切り替え可能な独立した確認画面を有している。このため、ユーザは、それぞれのタブを選択しなければ問題個所を確認できず、直感的にメール文書全体の問題箇所を一度に把握できない問題があった。
また、非特許文献1の技術は、電子メールの宛先アドレスを色分けして、ユーザに注意喚起を図るだけである。このため、宛先アドレスの色分けの仕方によっては、当該宛先アドレスの色分けの識別が困難なユーザも存在することから、ユニバーサルデザインの点からみて適切でない問題があった。
さらに、ユーザが、色分けされた宛先アドレスの各色の意味を事前に十分に理解していない場合、宛先アドレスの色分けを単なる“お化粧”と捉えて見過ごす可能性がある。このため、宛先アドレスの単なる色分けは、十分な注意喚起にならない問題があった。
本発明は、このような実情を鑑みて提案されたものであり、電子メールの問題箇所への注意喚起において、直感的に問題箇所を把握させ、当該問題個所の確認を促すことができる電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置、電子メール送信システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置は、宛先アドレスを含む電子メールを電子メール誤送信判定装置へ送信する送信手段と、前記電子メール誤送信判定装置から前記電子メールの誤送信の可能性を示す判定結果であって、前記電子メールの内容に関する特徴情報と、前記宛先アドレスに過去に送信された電子メールの内容に関する特徴情報と、前記宛先アドレスに類似する送信先候補に過去に送信された電子メールの内容に関する特徴情報と、に基づく前記判定結果を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記判定結果が誤送信の可能性が高いことを示す場合に、前記宛先アドレスを連続的又は間欠的に変化させて表示する表示手段と、を備えている。
あるいは、本発明に係る電子メール送信システムは、送信対象の電子メールの内容に関する特徴情報を生成する特徴情報生成手段と、送信済の電子メールの内容に関する特徴情報と当該電子メールの送信先とを対応付けて蓄積する蓄積手段と、前記送信対象の電子メールの送信先に類似する送信先候補を送信済みの電子メールの送信先の中から選択する送信先候補選択手段と、前記蓄積手段に蓄積された送信先毎に、当該送信先に対応付けられて前記蓄積手段に蓄積されている前記特徴情報と、前記送信先とは異なる他の送信先に対応づけられて前記蓄積手段に蓄積されている前記特徴情報と、に基づいて、電子メールに含まれる単語の数を次元数とする単語空間において、前記送信先に対応付けられた特徴情報の単語空間領域と、前記他の送信先に対応付けられた特徴情報の単語空間領域と、を分離するものであって、任意の電子メールの内容に関する特徴情報が、前記送信先に対応付けられた特徴情報の単語空間領域に属するかの判定基準となる類似度モデルを生成する類似度モデル生成手段と、前記特徴情報生成手段により生成された前記送信対象の電子メールの内容に関する特徴情報と、前記類似度モデル生成手段により生成された前記送信対象の電子メールの送信先に関する前記類似度モデルと、前記類似度モデル生成手段により生成された前記送信先候補に関する前記類似度モデルと、に基づいて、前記送信対象の電子メールの送信先及び送信先候補の各信頼度を算出する信頼度算出手段と、を有する電子メール誤送信判定装置と、上記の電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置と、を備えている。
本発明に係る電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置、電子メール送信システム及びプログラムは、電子メールの問題箇所への注意喚起において、直感的に問題箇所を把握させ、当該問題個所の確認を促すことを可能とする。
電子メール送信システムの概略構成を示す図である。 メールクライアントの構成を示す図である。 メールクライアントのメール送信処理ルーチンを示すフローチャートである。 メール誤送信判定装置の構成を示すブロック図である。 メール本文特徴ベクトル生成ルーチンを示すフローチャートである。 名詞辞書を示す図である。 メール本文特徴ベクトルを示す図である。 メール本文類似度モデル生成ルーチンを示すフローチャートである。 所定の宛先アドレスに関するメール本文類似度モデルの一例を示す図である。 誤送信判定処理ルーチンを示すフローチャートである。 メール本文類似度モデルを用いた信頼度の算出方法を説明するための図である。 注意喚起表示ルーチンを実行するフローチャートである。 注意喚起表示を模式的に示す図である。 頻度表を示す図である。 BCC判定ルーチンを示すフローチャートである。 頻度表更新ルーチンを示すフローチャートである。 プルダウンメニューが表示された時の状態を示す図である。 注意喚起表示ルーチンを実行するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、電子メール送信システム1の概略構成を示す図である。
電子メール送信システム1は、メール文書の作成及び送信処理を行うメールクライアント10と、メールクライアント10により作成された電子メールの誤送信の可能性を判定するメール誤送信判定装置30と、メールクライアント10から送信されるメール文書を宛先アドレスへ送信するメールサーバ50と、を備えている。
図2は、メールクライアント10の構成を示す図である。
メールクライアント10は、ユーザの操作が行われる操作部11と、表示部12と、外部との間でデータの通信処理を行う通信部13と、各部の動作制御を行う制御部14と、を備えている。
操作部11は、ユーザの操作に応じた情報、例えば、入力メール文書、送信指示、選択指示等の情報を出力する。
表示部12は、操作部11からの情報、通信部13が外部から受信した情報、制御部14からの制御情報等を表示する。例えば、表示部12は、入力メール文書、候補宛先アドレス、その他ユーザの判断を仰ぐために必要な情報を表示する。
通信部13は、制御部14の制御に基づいて、メール誤送信判定装置30又はメールサーバ50との間で通信する。通信部13は、例えば、メールサーバ50に認証データを送信し、メールサーバ50から認証された旨の認証データを受信する。通信部13は、メール誤送信判定装置30に送信予定のメール文書を送信し、メール誤送信判定装置30からメール誤送信の可能性を示す判定結果などを受信する。さらに、通信部13は、メール誤送信の可能性が小さい場合には、メール文書をメールサーバ50へ送信する。
以上のように構成されたメールクライアント10は、次の手順に従って、メール文書をメールサーバ50へ送信する。
図3は、メールクライアント10のメール送信処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS1では、メールクライアント10は、メールサーバ50へ認証データを送信し、メールサーバ50から認証された旨の認証データを受信すると、ステップS2に進む。
ステップS2では、メールクライアント10は、メール誤送信判定装置30に送信予定のメール文書を送信して、ステップS3へ進む。
ステップS3では、メールクライアント10は、メール誤送信判定装置30から誤送信の可能性を示す判定結果を受信するまで待機し、判定結果を受信すると、ステップS4へ進む。
なお、メール誤送信判定装置30は、メールクライアント10に対して、誤送信の可能性が大きい旨の判定結果を送信する場合は、併せて、宛先アドレスに代わる1つ以上の候補宛先アドレスも送信する。なお、メール誤送信判定装置30は、その判定結果の検証をメールクライアント10に促すべく、宛先アドレス及び候補宛先アドレスの各々についての信頼度を併せて送信してもよい。
ステップS4では、メールクライアント10は、判定結果を分析して誤送信の可能性が大きいか否かを判定し、肯定判定の場合(誤送信の可能性が大きい場合)はステップS5に進む、否定判定の場合はステップS6へ進む。
ステップS5では、メールクライアント10は、誤送信の可能性について注意喚起をするための表示処理を行う。メールクライアント10は、具体的には、後述する注意喚起表示ルーチンを実行して、本ルーチンを終了する。
ステップS6では、メールクライアント10は、誤送信の可能性が小さいので、メールサーバ50へメール文書を送信して、本ルーチンを終了する。そして、メールサーバ50は、メールクライアント10から送信されたメール文書を、所定のプロトコルに従って、宛先アドレスに送信する。
図4は、メール誤送信判定装置30の構成を示すブロック図である。
メール誤送信判定装置30は、メールクライアント10から送信されたメール文書を解析するメール文書解析部31と、送信されたメール文書の宛先アドレスを記憶する記憶部であるアドレス帳32と、アドレス帳32に記憶されたアドレスから宛先アドレスに代わる候補宛先アドレスを選択する候補宛先アドレス選択部33と、名詞を記憶する記憶部である名詞辞書34と、メール文書の特徴ベクトルを生成するメール本文特徴ベクトル生成部35と、を備えている。
なお、ユーザは、アドレス帳32に記憶させるアドレスを選択することもできる。つまり、アドレス帳32に記憶されたアドレスは、送信済みのメール文書のすべての宛先アドレスであってもよいし、当該すべての宛先アドレスのうちのユーザによって選択されたものであってもよい。
メール誤送信判定装置30は、さらに、メール本文特徴ベクトルを蓄積するメール本文特徴ベクトル蓄積部36と、メール本文類似度モデルを生成するメール本文類似度モデル生成部37と、メール本文類似度モデルを蓄積するメール本文類似度モデル蓄積部38と、信頼度を算出する信頼度算出部39と、宛先アドレスの妥当性を判定する宛先アドレス妥当性判定部40と、を備えている。
図5は、メール本文特徴ベクトル生成ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS11では、メール文書解析部31は、メール文書からメール本文を抽出して、さらに、メール文書から宛先アドレスを抽出して、ステップS12に進む。なお、抽出された宛先アドレスがアドレス帳32に記憶されていない場合、当該宛先アドレスがアドレス帳32に書き込まれる。
ただし、宛先アドレスが所定の特徴を持つ、例えば宛先アドレスが送信者のドメインと同じドメインを持つなどの場合、当該宛先アドレスはアドレス帳32に書き込まれない場合もある。つまり、例えば送信者のドメインと異なるドメインに送信される電子メールのみを誤送信の判定対象にする、などとしてもよい。
ステップS12では、メール文書解析部31は、メール本文について形態素解析を行い、名詞辞書を用いて、メール本文に含まれるすべての名詞を抽出する。ここで抽出される名詞は、例えば、サ変接続名詞、一般名詞、固有名詞などが好適である。サ変接続名詞、一般名詞及び固有名詞の各々の出現頻度は、メール本文の内容に依存して大きく異なるからである。また、メール文書解析部31は、名詞以外の品詞であっても、メール本文の内容を特徴付ける単語であれば、その単語を抽出してもよい。
ステップS13では、メール文書解析部31は、抽出したすべての名詞の中から、最初の名詞を選択して、ステップS14に進む。
ステップS14では、メール文書解析部31は、選択中の名詞が名詞辞書34に登録済みであるか否かを判定し、登録済みでない場合はステップS15に進み、登録済みである場合はステップS16に進む。
図6は、名詞辞書34を示す図である。名詞辞書34には、名詞、及び当該名詞に1対1に対応付けられたインデックスである対応インデックスが登録されている。対応インデックスは、名詞を特定するための値であり、本実施形態では、当該名詞が登録された順番(0から始まる連番)とする。
なお、対応インデックスは、名詞辞書34の名詞を一意に特定することができる値であれば、登録された順番に限らず、例えばUUID(Universally Unique IDentifier)、あるいは当該名詞のハッシュ値(文字列を入力としたハッシュ関数により導出された数値)などでもよい。UUIDあるいは当該ハッシュ値を用いた場合、当該対応インデックスは大域的一意となる。この結果、複数の名詞辞書34をまとめて一つの名詞辞書34にしたり、一つの名詞辞書34を複数のメールクライアントユーザで共有したりすることが可能になる。
ステップS15では、メール文書解析部31は、選択中の名詞が名詞辞書34に登録されていないので、当該名詞について新たな対応インデックスを生成し、当該名詞と,当該名詞に対応づけて生成された対応インデックスとをペアにした上で名詞辞書34に登録して、ステップS16へ進む。
ステップS16では、メール文書解析部31は、選択中の名詞の対応インデックスを名詞辞書34から抽出して、ステップS17へ進む。
ステップS17では、メール文書解析部31は、抽出した対応インデックスの出現頻度カウンタをインクリメントして、ステップS18へ進む。したがって、メール本文から1つの名詞が抽出される毎に、当該名詞(対応インデックス)の出現頻度カウンタが1つ増加する。
ステップS18では、メール文書解析部31は、ステップS12で抽出されたすべての名詞のうち未選択の名詞があるかを判定し、未選択の名詞がある場合はステップS19へ進み、未選択の名詞がない場合はステップS20へ進む。
ステップS19では、メール文書解析部31は、未選択の名詞の中から次の名詞を選択して、ステップS14へ戻る。そして、ステップS12で抽出されたすべての名詞について、対応インデックスの出現頻度カウンタがインクリメントされるまで、ステップS14からステップS19までの処理が繰り返される。
ステップS20では、メール文書解析部31は、メール本文に含まれるすべての名詞についての対応インデックス及び出現頻度カウンタのペアをメール本文特徴ベクトル生成部35へ出力する。メール本文特徴ベクトル生成部35は、メール文書解析部31から出力された対応インデックス及び出現頻度カウンタを所定の順に配列することで、メール本文特徴ベクトルを生成する。
図7は、メール本文特徴ベクトルを示す図である。メール本文特徴ベクトルは、同図に示すように、対応インデックス及び出現頻度カウンタのペアが所定の順に配列されたものである。メール本文特徴ベクトル生成部35により生成されたメール本文特徴ベクトルは、宛先アドレスに対応付けられて、メール本文特徴ベクトル蓄積部36に蓄積される。
このように、メール誤送信判定装置30に送信されたすべてのメール文書のメール本文特徴ベクトルは、メール本文特徴ベクトル蓄積部36に逐次蓄積される。そして、本ルーチンが終了する。
なお、メール本文特徴ベクトル蓄積部36は、送信済みのすべてのメール文書のメール本文特徴ベクトルを蓄積し続けるのではなく、現時点から所定期間前までに送信されたメール本文特徴ベクトルのみを蓄積してもよい。つまり、メール本文特徴ベクトル蓄積部36は、現時点から所定期間前よりも古いメール本文特徴ベクトルを消去してもよい。
また、メール本文特徴ベクトル蓄積部36は、送信済みのすべてのメール文書ではなく、アドレス帳32の各アドレスを宛先アドレスとしたメール文書のメール本文特徴ベクトルのみを蓄積してもよい。
図8は、メール本文類似度モデル生成ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、一定時間毎、例えば24時間毎にバッチ処理される。
ステップS21では、メール本文類似度モデル生成部37は、アドレス帳32から最初のアドレスを選択して、ステップS22へ進む。最初のアドレスとは、例えば、アドレス帳32に最初に登録された宛先アドレスが該当するが、これに限定されるものではなく、アドレス帳32に登録された任意のアドレスでよい。
ただし、アドレス帳32から選択されるアドレスは、登録済みのすべてのアドレスではなく、更新すべきメール本文類似度モデルに関するアドレスに限定してもよい。更新すべきメール本文類似度モデルとは、メール本文類似度モデルに関するアドレス宛てに新たに電子メールが送信されたにもかかわらず、そのことが反映されていない当該アドレスに関するメール本文類似度モデルが該当する。
ステップS22では、メール本文類似度モデル生成部37は、メール本文特徴ベクトル蓄積部36から、選択中のアドレスを宛先アドレスとしたすべてのメール本文特徴ベクトルを抽出して、ステップS23へ進む。
ステップS23では、メール本文類似度モデル生成部37は、メール本文特徴ベクトル蓄積部36から、選択中のアドレス以外のアドレスを宛先アドレスとしたメール本文特徴ベクトルをランダムに抽出して、ステップS24に進む。なお、本ステップで抽出されるメール本文特徴ベクトルの数は、ステップS22で抽出されるメール本文特徴ベクトルの数と同じである。
ステップS23において、選択中のアドレス以外のアドレスを宛先アドレスとしたメール本文特徴ベクトルが「ランダム」に抽出されるのは、当該メール本文特徴ベクトル群が、選択中のアドレス以外のアドレスを宛先アドレスとしたすべてのメール本文特徴ベクトルのグループとしての特徴(ばらつきの傾向)を保持するためである。また、当該メール本文特徴ベクトルが、ステップS22と「同じ」数だけ抽出されるのは、メール本文類似度モデルに対して、選択中のアドレスを宛先アドレスとしたメール本文特徴ベクトル群からの寄与と、選択中のアドレス以外のアドレスを宛先アドレスとしたメール本文特徴ベクトル群からの寄与と、を同等にするためである。
つまり、ステップS23において、メール本文特徴ベクトルが「ランダム」に、かつ、ステップS22と「同じ」数だけ抽出されるのは、メール誤送信判定を高精度に行うことを可能とするメール本文類似度モデルを生成するためである。ただし、ステップS23において、メール本文特徴ベクトルが「ランダム」に、かつ、ステップS22と「同じ」数だけ抽出されるのは必須ではない。つまり、このような条件を満たさなくても、メール誤送信判定に必要なメール本文類似度モデルは生成可能である。
ステップS24では、メール本文類似度モデル生成部37は、ステップS22及びS23で抽出されたメール本文特徴ベクトル群を用いて、選択中のアドレスに関するメール本文類似度モデルを生成する。メール本文類似度モデルは、例えばSVM(Support Vector Machine)を用いて生成される。
SVMでは、すべての電子メールのメール本文で使用されるすべての名詞の数を次元数とする単語空間を仮定した場合、1通の電子メールのメール本文から抽出されたメール本文特徴ベクトルは、当該単語空間内の1つのデータ点として表される。当該単語空間内において、ステップS22で抽出された、あるアドレスを宛先アドレスとしたすべてのメール本文特徴ベクトル群が表すデータ点と、ステップS23で抽出された、それ以外のアドレスを宛先アドレスとしたメール本文特徴ベクトル群が表すデータ点と、を分離する最適な超平面が生成できれば、当該超平面によって、当該単語空間内における任意のデータ点を分類することが可能になる。
そこで、メール本文類似度モデル生成部37は、当該超平面として、SVMを用いて、メール本文類似度モデルを生成する。そして、メール本文類似度モデル生成部37は、当該メール本文類似度モデルをメール本文類似度モデル蓄積部38に蓄積して、ステップS25に進む。
ステップS25では、メール本文類似度モデル生成部37は、アドレス帳32に登録されたアドレスの中で選択対象となるアドレスのうち未選択のアドレスがあるか否かを判定し、未選択のアドレスがある場合はステップS26に進み、未選択のアドレスがない場合は本ルーチンを終了する。
ステップS26では、メール本文類似度モデル生成部37は、未選択のアドレスを選択して、ステップS22に戻る。そして、ステップS22からステップS26までの処理を繰り返すことにより、メール本文類似度モデル生成部37は、アドレス帳32に登録されたアドレスの中で選択対象となるすべてのアドレスに関するメール本文類似度モデルを生成して、メール本文類似度モデル蓄積部38に蓄積する。これにより、メール本文類似度モデル蓄積部38には、アドレス帳32に登録されているすべてのアドレスに関する最新のメール本文類似度モデルが蓄積される。
図9は、所定のアドレス(A宛アドレス)に関するメール本文類似度モデルの一例を示す図である。ここでは、メール本文に含まれる名詞が「XYZ社」と「斉藤」だけの2次元単語空間とする。メール本文類似度モデルは、図9の破線として表現される。図9において、白丸印は、A宛アドレスを宛先アドレスとした送信済みメール本文のメール本文特徴ベクトル群が表すデータ点である。また黒丸印は、A宛アドレス以外のアドレスを宛先アドレスとした送信済みメール本文のメール本文特徴ベクトル群が表すデータ点である。そしてA宛アドレスに関するメール本文類似度モデルは、当該2次元単語空間内において、白丸印が存在する領域と黒丸印が存在する領域を最も高い蓋然性でもって分離する超平面(この場合は直線)として表現される。
図10は、誤送信判定処理ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS31では、信頼度算出部39は、送信予定メールの宛先アドレスに対する信頼度を算出する。具体的には、信頼度算出部39は、メール本文特徴ベクトル生成部35で生成された宛先アドレスのメール本文特徴ベクトルと、メール本文類似度モデル蓄積部38に蓄積された当該宛先アドレスに関するメール本文類似度モデルと、に基づいて、宛先アドレスの信頼度を算出する。
図11は、メール本文類似度モデルを用いた信頼度の算出方法を説明するための図である。白及び黒の三角印は、送信予定の二つのメール文書のメール本文特徴ベクトルである。信頼度は、メール本文類似度モデル(破線)から信頼度の算出対象としたメール本文特徴ベクトル(例えば各々の三角印)までの距離に相当する。つまり、その距離が長ければ長いほど、当該メール本文特徴ベクトルがその領域に属する信頼性は高くなる。
図11において、白三角印は、白丸印の領域内の奥にあり、メール本文類似度モデルからの距離が長い。黒三角印は、黒丸印の領域内にあるが、メール本文類似度モデルの近くに存在し、メール本文類似度モデルからの距離が短い。よって、白三角印に対応するメール本文特徴ベクトルをもつメール本文はA宛アドレスを宛先アドレスとした送信メールと推定でき、その信頼性は高い。一方、黒三角印に対応するメール本文特徴ベクトルをもつメール本文はA宛アドレスを宛先アドレスとした送信メールでないと推定できるが、その信頼性は低い。
ステップS32では、候補宛先アドレス選択部33は、アドレス帳32に登録されているすべてのアドレスの中から、メール文書解析部31で抽出された宛先アドレスに代わる1つ以上の候補宛先アドレスを選択する。候補宛先アドレス選択部33は、例えば、レーベンシュタイン法又はn−gram法などを用いて、アドレス帳32のアドレスから、当該宛先アドレスに似た字面のアドレスである候補宛先アドレスを選択する。
候補宛先アドレス選択部33は、例えばn−gram法を用いて、宛先アドレスのドメインを除いたローカル部(ユーザ名)と、アドレス帳に登録された各アドレスのローカル部とを対比し、アドレス帳32のアドレス毎に、それが宛先アドレスに類似する指標であるところのアドレス類似度(0〜100%)を演算する。そして候補宛先アドレス選択部33は、アドレス帳32のアドレス毎に求められたアドレス類似度のうち、閾値(例えば50%)以上のアドレス類似度となるアドレスを、候補宛先アドレスとして選択する。
なお、候補宛先アドレス選択部33は、メールアドレスのローカル部に限らず、メールアドレスのコメント部を含めて、宛先アドレスとアドレス帳32の各アドレスとを対比させてもよい。
例えば、“新宿 太郎”<shinjuku.tarou@example.co.jp>の場合、コメント部は“新宿 太郎”である。候補宛先アドレス選択部33は、アドレス帳32に含まれるアドレスのローカル部だけでなく、そのコメント部を使用すれば、宛先アドレスに対して、より類似度の高い候補宛先アドレスを選択することができる。
そして、信頼度算出部39は、候補宛先アドレス選択部33で選択された1つ以上の候補宛先アドレスの中から、任意の候補宛先アドレスを選択して、ステップS33に進む。
ステップS33では、信頼度算出部39は、選択中の候補宛先アドレスに対する信頼度を算出する。具体的には、信頼度算出部39は、最初に、メール本文類似度モデル蓄積部38から、選択中の候補宛先アドレスに関するメール本文類似度モデルを読み出す。信頼度算出部39は、次に、メール本文特徴ベクトル生成部35で生成された送信予定メールのメール本文特徴ベクトルと、読み出された選択中の候補宛先アドレスに関するメール本文類似度モデルと、に基づいて、選択中の候補宛先アドレスの信頼度を算出して、ステップS34に進む。
ステップS34では、宛先アドレス妥当性判定部40は、選択中の「候補宛先アドレスに対する信頼度」が「宛先アドレスに対する信頼度」よりも大きいか否かを判定し、肯定判定の場合はステップS35に進み、否定判定の場合はステップS36へ進む。なお、宛先アドレス妥当性判定部40は、否定判定の場合であっても、宛先アドレスに対する信頼度が所定の閾値より低い場合には、ステップS35に進んでもよい。
ステップS35では、宛先アドレス妥当性判定部40は、送信予定のメール文書について誤送信の可能性があると判定し、選択中の候補宛先アドレスをメールクライアント10に提示すべき候補宛先アドレスに設定して、ステップS36に進む。なお、宛先アドレス妥当性判定部40は、ステップS34で否定判定の場合であり、かつ、宛先アドレスに対する信頼度が所定の閾値より低い場合には、当該候補宛先アドレスの設定を行ってもよい。
ステップS36では、宛先アドレス妥当性判定部40は、未選択の候補宛先アドレスがあるかを判定し、未選択の候補宛先アドレスがある場合はステップS37に進み、未選択の候補宛先アドレスがない場合はステップS38へ進む。
ステップS37では、宛先アドレス妥当性判定部40は、未選択の候補宛先アドレスを選択して、ステップS33に戻る。そして、ステップS33からステップS37までが繰り返し実行されることにより、「宛先アドレスに対する信頼度」と、「候補宛先アドレスに対する信頼度」と、のすべての組み合わせがそれぞれ比較されて、ステップS38に進む。
ステップS38では、宛先アドレス妥当性判定部40は、判定結果をメールクライアント10へ送信する。具体的には、宛先アドレス妥当性判定部40は、「宛先アドレスに対する信頼度」がすべての「候補宛先アドレスに対する信頼度」よりも高かった場合は、誤送信の可能性が低い旨の判定結果をメールクライアント10に送信する。また、宛先アドレス妥当性判定部40は、複数の候補宛先アドレスが存在する場合には、複数の候補宛先アドレスと共に、各々の信頼度に応じた候補宛先アドレスの優先順位をメールクライアント10に送信する。
なお、宛先アドレス妥当性判定部40は、宛先アドレス及び候補宛先アドレスの各々についての信頼度そのものを併せてメールクライアント10に送信してもよい。
この結果、メールクライアント10は、メール誤送信判定装置30にメール文書を送信すると、誤送信か否かの可能性を示した判定結果を受信する。
また、メールクライアント10は、誤送信の可能性が高い判定結果と共に、当初の宛先アドレスに代わる候補宛先アドレスをメール誤送信判定装置30から受信することができる。さらに、メールクライアント10は、複数の候補宛先アドレスがある場合には、候補宛先アドレスの優先順位を受信できる。
そして、メールクライアント10は、誤送信の可能性が低い場合には、送信対象のメール文書をメールサーバ50へ送信し(図3のステップS6)、誤送信の可能性が高い場合には、注意喚起表示を行う(図3のステップS5)。
図12は、図3のステップS5に示す注意喚起表示を行うための注意喚起表示ルーチンを実行するフローチャートである。メールクライアント10の制御部14は、次のステップS41以降の処理を実行する。
ステップS41では、制御部14は、メールサーバ50へのメール文書の送信を一時的に保留する。そして、制御部14は、表示部12に、宛先アドレス及びメール文書を表示すると共に、宛先アドレスへの注意喚起表示を行って、ステップS42へ進む。
図13は、注意喚起表示を模式的に示す図である。指定した宛先アドレスの誤りの可能性が高い場合に、宛先アドレスがハイライト表示されると共に振動表示され、ユーザへの注意喚起が促されている。なお、振動の代わりに、点滅、フォント(種、色、大きさ)の連続的又は間欠的な変更などを用いてもよい。
更に図13では、添付ファイルが存在する場合や、メール本文中に所定のキーワードが含まれる場合にも、添付ファイルのファイル名及び所定のキーワードがハイライト表示されると共に振動表示される。ここで所定のキーワードは、すべての宛先アドレスへのメール文書を対象にして登録されたものでもよいし、ある特定の宛先アドレスへのメール文書を対象に登録されたものでもよい。
振動表示における振動量は、その注意喚起の度合いに応じて変化してもよい。例えば、宛先アドレスの振動量は、当該宛先アドレスへの送信が誤送信である可能性が高いほど、大きくなってもよい。つまり、宛先アドレスの振動量は、図11に示すように、当該宛先アドレスとは異なる宛先アドレスの領域にメール本文特徴ベクトルが存在する場合において、メール本文類似度モデルからの距離である信頼度の絶対値が大きくなるに従って、大きくなってもよい。
更に、宛先アドレスの振動量は、その信頼度が所定の範囲である場合(例えば、当該宛先アドレスとは異なる宛先アドレスの領域にメール本文特徴ベクトルが存在するものの、メール本文類似度モデルからの距離である信頼度の絶対値が十分には大きくない場合)に、宛先アドレスが電子メールの送信元にとって初めての送信先であること、宛先アドレスが電子メールの送信元のドメインとは異なるドメインを有すること、宛先アドレスが特定のドメインを有すること、宛先アドレスが電子メールのBCC欄に記載すべきものであること、の少なくとも1つに該当する場合に、その該当数に応じて、大きくなってもよい。さらには、振動表示以外により注意喚起を高めるような表示方法を用いてもよい。これらの条件に該当するか否かについては、制御部14が、宛先アドレス及び過去の電子メールの送信情報に基づいて判定する。
ここで、宛先アドレスが電子メールのBCC欄に記載すべきものであるか否かの判定方法について、図14乃至図16を用いて説明する。
図14は、頻度表を示す図である。頻度表とは、宛先アドレスがTO欄、CC欄のいずれに記載されたかを問わず、過去に電子メールを同時送信したことがある宛先アドレスのペアと、その送信回数(頻度数)と、当該ペアへ最後に同時送信した日時(最終更新日時)と、をまとめて示すものである。ここでの頻度表は、送信元を問わず、宛先アドレスのペア、頻度数、最終更新日時をまとめたものであるが、送信元毎に、宛先アドレスのペア、頻度数、最終更新日時をまとめたものであってもよい。
例えば、過去のある時刻に送信した電子メールに設定された宛先アドレス(TO欄、CC欄のいずれでも可)が“aaa@aaa.com”、“bbb@bbb.com”、“ccc@ccc.com”である場合、次のように3組の宛先アドレスのペア(“アドレス1”;“アドレス2”)が抽出される。
“アドレス1” ;“アドレス2”
“aaa@aaa.com”;“bbb@bbb.com”
“aaa@aaa.com”;“ccc@ccc.com”
“bbb@bbb.com”;“ccc@ccc.com”
頻度表には、上記の3組の宛先アドレスのペアを含む、過去に同時送信されたすべての宛先アドレスのペアが項目として設けられている。そして、それぞれのペアの項目には、過去のすべての電子メールの同時送信が考慮された頻度数及び最終更新日時が記述されている。
図15は、宛先アドレスがBCC欄に記載すべきものであるかを判定するためのBCC判定ルーチンを示すフローチャートである。
ステップS101では、制御部14は、送信予定の電子メールのTO欄及びCC欄より、すべての宛先アドレスを抽出して、ステップS102へ進む。
ステップS102では、制御部14は、最初の宛先アドレスのペアを選択して、ステップS103へ進む。例えば、ステップS101で3つの宛先アドレスが抽出された場合、3組の宛先アドレスのペアが存在する。この場合、3組の宛先アドレスのペアの中から最初の1組のペアが選択される。
ステップS103では、制御部14は、ステップS102で選択された当該ペアの頻度数が所定値以上であるか否かを判定し、肯定判定のときはステップS104へ進み、否定判定のときはステップS105へ進む。ここでは、頻度数が所定値以上であるペアは、深いつながりがある宛先アドレス同士であるとみなされる。
ステップS104では、制御部14は、当該ペアは深いつながりがあると考えられるので、当該ペアをマークして、ステップS105へ進む。
ステップS105では、制御部14は、すべてのペアを選択したか否かを判定し、肯定判定のときはステップS107へ進み、否定判定のときはステップS106へ進む。例えば、送信予定の電子メールのTO欄及びCC欄に合わせて4つの宛先アドレスがあって、6組の宛先アドレスのペアが存在する場合、6組すべての宛先アドレスのペアが選択されたか否かが判定される。
ステップS106では、制御部14は、次の宛先アドレスのペアを選択して、ステップS103へ戻る。ステップS103からステップS106までの処理が繰り返し実行され、すべての宛先アドレスのペアについてマークするか否かが判定されると、ステップS107へ進む。
ステップS107では、制御部14は、マークされたペアを用いて、送信予定の電子メールのすべての宛先アドレスについてグループ化を行う。最初に、制御部14は、マークされたそれぞれのペアを1つのグループとみなす。次に、制御部14は、2つのグループを対比して、共通する宛先アドレスがある場合には、当該2つのグループを1つのグループにする。なお、共通する宛先アドレスがない場合には、当該2つのグループは、それぞれ別々のグループのままである。制御部14は、すべてのグループ同士を対比して、共通する宛先アドレスがなくなるまで、グループ化を行う。
さらに、制御部14は、ステップS104において、他のいずれの宛先アドレスとのペアにおいてもマークされなかった宛先アドレスの各々を、1つのグループとする。そして、ステップS108へ進む。
なお、各々の宛先アドレスをノード、二つの宛先アドレス間の関連付けをエッジ、頻度数をエッジの重み付けとすれば、ステップS102からステップS107までの処理は、所定の重み付け以上のエッジで結ばれるノードの集合体(クラスタ)を作るという汎用的な問題と同じである。すなわち、関連性の高い宛先アドレスのグループを作ることができれば、ステップS102からステップS107までの処理は、これに限定されるものではない。
ステップS108では、制御部14は、全てのグループ数をカウントして、BCC送信すべきかを判定するためのBCC判定値を演算する。ここで、BCC判定値は、当該グループ数を、すべての宛先アドレスの数(ステップS101で抽出された数)で除した値である。
ステップS109では、制御部14は、BCC判定値が所定値より大きいか否かを判定し、肯定判定のときはステップS110へ進み、否定判定のときはステップS111へ進む。この所定値は、ゼロ以上1未満の数であり、ステップS101で抽出された宛先アドレス相互間において、深いつながりが存在する度合いを判定するための閾値である。
つまり、BCC判定値がこの所定値より大きい場合は、深いつながりを持った宛先アドレスで作られるグループの数が、元の宛先アドレスの総数に近いこと、換言すれば、個々の宛先アドレス相互間において深いつながりがあまり存在しないこと示す。
一般に、BCC送信は、互いに相互関係のない多くの宛先アドレスに同時送信する場合に実施される。したがって、BCC判定値がこの所定値より大きい場合は、当該電子メールをBCCにて送信すべきと考えられる。他方、BCC判定値がこの所定値以下である場合は、宛先アドレス相互間で深いつながりが十分に存在することから、電子メールはBCCで送信しなくてもよいと考えられる。
ステップS110では、制御部14は、電子メールをBCC送信すべきと判定して、電子メールをBCC送信すべきである旨を表示部12に表示させて、ステップS111へ進む。
ステップS111では、制御部14は、頻度表を更新して、本ルーチンを終了する。本ステップでは、詳しくは次の頻度表更新ルーチンが実行される。
図16は、頻度表更新ルーチンを示すフローチャートである。なお、頻度表の更新は、必ずしもステップS111のタイミングで行われる必要はなく、一日のうちの所定の時刻で行われてもよい。
ステップS121では、制御部14は、送信予定の電子メールのTO欄及びCC欄より、すべての宛先アドレスを抽出して、ステップS122へ進む。
ステップS122では、制御部14は、最初の宛先アドレスのペアを選択して、ステップS123へ進む。
ステップS123では、制御部14は、ステップS122で選択された当該ペアが頻度表にあるか否かを判定し、肯定判定のときはステップS124へ進み、否定判定のときはステップS127へ進む。
ステップS124では、制御部14は、当該ペアの頻度数をインクリメント(1増加)して、ステップS125へ進む。
ステップS125では、制御部14は、すべてのペアを選択したかを判定し、肯定判定のときはステップS128へ進み、否定判定のときはステップS126へ進む。
ステップS126では、制御部14は、次のペアを選択して、ステップS123へ戻る。
ステップS127では、制御部14は、当該ペアを頻度表に登録して、当該ペアの頻度数1を設定して、ステップS125へ進む。
例えば、過去のある時刻に送信した電子メールの宛先アドレス(TO欄、CC欄のいずれでも可)が“aaa@aaa.com”、“bbb@bbb.com”、“ccc@ccc.com”である場合、次の3組の宛先アドレスのペアが抽出される。
“アドレス1” ;“アドレス2”
“aaa@aaa.com”;“bbb@bbb.com”
“aaa@aaa.com”;“ccc@ccc.com”
“bbb@bbb.com”;“ccc@ccc.com”
この場合、先頭の項目(“aaa@aaa.com”;“bbb@bbb.com”)は頻度表にないので新たに頻度表に登録され、当該ペアの頻度数が1に設定されている。他方、残りの項目は、既に頻度表にあることから、当該ペアのそれぞれの頻度数が1増加(インクリメント)し、その結果、それぞれの頻度数が5及び2に設定されている。
ステップS128では、制御部14は、頻度表から所定時間経過した項目を削除して、本ルーチンを終了する。ここでは、制御部14は、例えば頻度表の各ペアについて最終更新日時が現時点から所定時間以上前であるか否かを判定し、所定のペアがこの条件に該当する場合に、上記所定のペアを頻度表から削除する。制御部14は、このように頻度表を常に更新することにより、電子メールをBCC送信するか否かの判定精度を維持している。
ここでは、図15及び図16に示す処理をメールクライアント10の制御部14が実行した事例を示したが、メール誤送信判定装置30などサーバ側が実行してもよい。
再び図12に戻って、ステップS42では、制御部14は、表示部12に表示された送信ボタン(図13右上部参照)が押された(クリックされた)か否かを判定し、肯定判定の場合はステップS43へ進み、否定判定の場合はステップS44へ進む。
ステップS43では、制御部14は、メール文書をメールサーバ50へ送信して、本ルーチンを終了する。ここでは、ユーザが宛先アドレスを確認した上で強制送信を指示したと考えられるので、メール文書がメールサーバ50へ強制的に送信される。
ステップS44では、制御部14は、表示部12に表示されたキャンセルボタン(図13右上部参照)が押された(クリックされた)か否かを判定し、肯定判定の場合はステップS45へ進み、否定判定の場合はステップS46へ進む。
ステップS45では、制御部14は、メール文書を破棄(消去)して、本ルーチンを終了する。
ステップS46では、制御部14は、候補宛先アドレスがあるか(メール誤送信判定装置30から送信されたか)を判定し、肯定判定の場合はステップS47へ進み、否定判定の場合はステップS50へ進む。
ステップS47では、制御部14は、表示画面上の宛先アドレスの位置にカーソルがあてられるなど所定の操作がされたことを検出すると、プルダウンメニューを表示させて、ステップS48へ進む。
図17は、宛先アドレス及び候補宛先アドレスが含まれたプルダウンメニューが表示された時の状態を示す図である。プロダウンメニューは、ユーザに宛先アドレス又は候補宛先アドレスの選択を促すものである。そのため、プルダウンメニューには、最上部に宛先アドレスが表示され、続いて、候補宛先アドレスがその信頼度の高い順に上部から表示されている。
ステップS48では、制御部14は、プルダウンメニューの宛先アドレス又はいずれかの候補宛先アドレスがユーザによって選択されたかを判定し、宛先アドレス又はいずれかの候補宛先アドレスが選択されたと判定すると、ステップS49へ進む。
ステップS49では、制御部14は、新たな送信先として、ステップS48で選択されたアドレス(宛先アドレス又は候補宛先アドレス)を設定して、ステップS42へ戻る。この結果、プルダウンメニューから選択されたアドレスが新たな宛先アドレスとなり、再びステップS42以降の処理が実行される。
ステップS50では、制御部14は、送信先が最初の宛先アドレスのままであるかを判定し、肯定判定の場合はステップS41へ戻り、否定判定の場合はステップS42へ戻る。そして、再び、ステップS41又はステップS42以降の処理が実行される。
以上のように、メールクライアント10は、電子メールの送信を保留する際に、宛先アドレスを振動表示することによって、ユーザに宛先アドレスへ注意を喚起させることができる。さらに、メールクライアント10は、現在の宛先アドレスに代わる候補宛先アドレスをユーザに提示することができる。
また、メールクライアント10は、複数の候補宛先アドレスがある場合には、優先順位の高い候補宛先アドレスから(例えば、優先順位のより高い候補宛先アドレスをプルダウンメニューの上位にして)、ユーザに提示することもできる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で設計変更されたものにも適用可能である。
例えば、図1では、メール誤送信判定装置30は、メールクライアント10又はメールサーバ50と独立して構成されているが、メールクライアント10又はメールサーバ50に組み込まれた構成でもよい。
上述した実施形態では、図4に示すメール誤送信判定装置30に送信されたすべてのメール文書から宛先アドレスが抽出され、抽出されたすべての宛先アドレスがアドレス帳32に登録されている。しかし、この例に限らず、メール誤送信の判定結果を経て送信された電子メールの宛先アドレスのみが、アドレス帳32に登録されてもよい。
また、図4に示すメール文書解析部31は、メール本文のみについて形態素解析を行ったが、電子メールに含まれているテキスト情報であれば、メールヘッダ、その他の情報を含めて形態素解析してもよい。
メール本文類似度モデルは、SVMに限定されるものではなく、メール本文が特定の宛先アドレスに関するものであることの確からしさを統計的に示すものであれば、特に限定されるものではない。メール本文類似度モデルは、例えば、ナイーブベイズ、決定木(CART)、最大エントロピー(ME)モデルなどを用いてもよい。
本実施形態のメール本文類似度モデルは、メール誤送信判定装置30に送信されたすべてのメール文書のメール本文特徴ベクトルに基づいて、最初から、逐次更新されたものである。但し、メール本文類似度モデルは、過去の所定時点に生成されたものをベースにして、例えば、本日分のメール文書のメール本文特徴ベクトルとの差分を反映したものでもよい。
また、図4に示した宛先アドレス妥当性判定部40は、メール誤送信判定装置30ではなく、メールクライアント10内にあってもよい。
この場合、図2に示したメールクライアント10の制御部14は、上述したような宛先アドレス妥当性判定部40の機能を有することとなり、メール誤送信判定装置30から送信された各信頼度を用いて、図10に示したステップS34〜S37の処理を繰り返し実行する。このように、メールクライアント10が、メール誤送信か否かの最終判断を行ってもよい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係るメール誤送信判定装置30は、候補宛先アドレスを生成することなく、送信対象の電子メールについて誤送信であるかを判定する。この場合、図10に示す誤送信判定処理ルーチンにおいて、ステップS32の候補宛先アドレスの選択処理、ステップS33、S36及びS37が省略される。また、ステップS34では、第1の実施形態と異なり、次の処理が実行される。
ステップS34では、宛先アドレス妥当性判定部40は、「宛先アドレスに対する信頼度」が所定の閾値よりも大きいか否かを判定し、肯定判定の場合は誤送信の可能性が低いと判定し、否定判定の場合は誤送信の可能性が高いと判定し、この判定結果をメールクライアント10へ送信する。
メールクライアント10は、メール誤送信判定装置30による判定結果を用いて、電子メールの誤送信の可能性が低い場合には当該電子メールを送信し、電子メールの誤送信の可能性が高い場合には当該電子メールの送信を一時的に保留して、注意喚起表示することができる。
図18は、第2実施形態において注意喚起表示を行うための注意喚起表示ルーチンを実行するためのフローチャートである。本ルーチンのステップS51〜S55は、図12に示した注意喚起表示ルーチンのステップS41〜S45に対応している。但し、ステップS54では、制御部14は、表示部12に表示されたキャンセルボタンが押された(クリックされた)か否かを判定し、肯定判定の場合はステップS55へ進み、否定判定の場合はステップS51へ戻る。
ここで、メールクライアント10は、メール誤送信判定装置30から送信された信頼度をそのままユーザに提示することで、メール送信の最終判断をユーザに仰ぐようにしてもよい。
なお、上述したメールクライアント10、メール誤送信判定装置30及びメールサーバ50は、ハードウェア構成に限らず、上述した処理を実行させるためのプログラムがインストールされた汎用コンピュータであってもよい。
また、第2実施形態においても、図4に示した宛先アドレス妥当性判定部40は、メール誤送信判定装置30ではなく、メールクライアント10内にあってもよい。
この場合、図2に示したメールクライアント10の制御部14は、上述したような宛先アドレス妥当性判定部40の機能を有することとなり、メール誤送信判定装置30から送信された信頼度を用いて、先述した第2実施形態でのステップS34の処理を実行する。このように、メールクライアント10が、メール誤送信か否かの最終判断を行ってもよい。
10 メールクライアント
30 メール誤送信判定装置
31 メール文書解析部
32 アドレス帳
33 候補宛先アドレス選択部
34 名詞辞書
35 メール本文特徴ベクトル生成部
36 メール本文特徴ベクトル蓄積部
37 メール本文類似度モデル生成部
38 メール本文類似度モデル蓄積部
39 信頼度算出部
40 宛先アドレス妥当性判定部
50 メールサーバ

Claims (7)

  1. 宛先アドレスを含む電子メールを電子メール誤送信判定装置へ送信する送信手段と、
    前記電子メール誤送信判定装置から前記電子メールの誤送信の可能性を示す判定結果であって、前記電子メールの内容に関する特徴情報と、前記宛先アドレスに過去に送信された電子メールの内容に関する特徴情報と、前記宛先アドレスに類似する送信先候補に過去に送信された電子メールの内容に関する特徴情報と、に基づく前記判定結果を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記判定結果が誤送信の可能性が高いことを示す場合に、前記宛先アドレスを連続的又は間欠的に変化させて表示する表示手段と、
    を備えた電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置。
  2. 前記受信手段は、前記電子メール誤送信判定装置から、前記電子メールに対する前記宛先アドレスの信頼性を示す信頼度を更に受信し、
    前記表示手段は、前記受信された信頼度に応じた変化量にて変化させる
    請求項1に記載の電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置。
  3. 前記表示手段は、前記受信された信頼度が所定の範囲である場合に、前記宛先アドレスが前記電子メールの送信元にとって初めての送信先であること、前記宛先アドレスが前記電子メールの送信元のドメインとは異なるドメインを有すること、前記宛先アドレスが特定のドメインを有すること、前記宛先アドレスが前記電子メールのBCC欄に記載すべきものであること、の少なくとも1つに該当する場合に、その該当数に応じて、前記宛先アドレスの表示態様を変化させる
    請求項2に記載の電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置。
  4. 前記表示手段は、前記電子メールに添付されたファイルのファイル名、及び前記電子メールの本文中に出現する単語であって予め登録された単語の少なくとも一方の表示態様を変化させる
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置。
  5. 送信対象の電子メールの内容に関する特徴情報を生成する特徴情報生成手段と、送信済の電子メールの内容に関する特徴情報と当該電子メールの送信先とを対応付けて蓄積する蓄積手段と、前記送信対象の電子メールの送信先に類似する送信先候補を送信済みの電子メールの送信先の中から選択する送信先候補選択手段と、前記蓄積手段に蓄積された送信先毎に、当該送信先に対応付けられて前記蓄積手段に蓄積されている前記特徴情報と、前記送信先とは異なる他の送信先に対応づけられて前記蓄積手段に蓄積されている前記特徴情報と、に基づいて、電子メールに含まれる単語の数を次元数とする単語空間において、前記送信先に対応付けられた特徴情報の単語空間領域と、前記他の送信先に対応付けられた特徴情報の単語空間領域と、を分離するものであって、任意の電子メールの内容に関する特徴情報が、前記送信先に対応付けられた特徴情報の単語空間領域に属するかの判定基準となる類似度モデルを生成する類似度モデル生成手段と、前記特徴情報生成手段により生成された前記送信対象の電子メールの内容に関する特徴情報と、前記類似度モデル生成手段により生成された前記送信対象の電子メールの送信先に関する前記類似度モデルと、前記類似度モデル生成手段により生成された前記送信先候補に関する前記類似度モデルと、に基づいて、前記送信対象の電子メールの送信先及び送信先候補の各信頼度を算出する信頼度算出手段と、を有する電子メール誤送信判定装置と、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置と、
    を備えた電子メール送信システム。
  6. コンピュータを請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子メールの誤送信防止用の注意喚起装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  7. コンピュータを請求項5に記載の電子メール送信システムの各手段として機能させるためのプログラム。
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