JP5875371B2 - 基地局、基地局の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Description
また、複数の端末装置間で相関が少なくなるように、各端末装置からのCQI(Channel Quality Indication)を利用して、同時にデータ送信する端末装置の組み合わせを適切に選択する(ユーザスケジュール技術)必要もある。次世代の無線LANの規格であるIEEE802.11acでは、MU−MIMOのダウンリンクにおいて、同時にデータを送信する端末装置の組み合わせをあらかじめグループ化し、そのグループに対してデータを送信する方法が提案されている。
本願発明は、上述の課題を鑑みてなされた発明であり、省電力モードの端末を含むMU−MIMOシステムにおいて、システム全体の伝送効率を向上させることを目的とする。
実施例1の通信システムの全体構成図は、図1となる。図1において、基地局100、端末装置101、端末装置102、端末装置103、端末装置104は、無線ネットワークを形成している。基地局100は、構築したネットワークを管理および制御し、端末装置101〜端末装置104と通信を行う。端末装置101〜端末装置104は、ネットワークを構築した基地局100と接続し、基地局100と通信を行う。なお、端末装置101〜104は、アクティブ状態と比べて消費電力が低減されるIEEE802.11で規定されている省電力モードに移行することができる。本実施形態における基地局100の構成図は図2になる。基地局100はCPU200、メモリ201、省電力モード検知部202、グループ形成部203、無線部204、パケット送信部205、パケット受信部206、通信制御部207からなる。CPU(Central Processing Unit)200は、メモリ201に格納された制御プログラムに基づいて、基地局100全体を制御する。省電力モード検知部202は、構築したネットワークに接続している端末装置の省電力モードへの移行を検出する。また、省電力モード検知部202は、構築したネットワークに接続している端末装置の省電力モードからアクティブ状態の移行を検出する(省電力モードの解除検知)。グループ形成部203は、複数のデータストリームを空間多重し、複数の端末装置を宛先とする信号を送信する端末装置のグループを形成する。グループ形成部203は、端末装置から収集したCQI(Channel Quality Indication)情報を利用し、複数の端末装置をグループ化する。ここで、CQI情報とは無線端末装置が測定した受信品質を示す制御情報である。グループ形成部203は、各端末装置から受信したCQI情報により互いに相関が少なくなるような端末装置の組み合わせを送信対象とするグループとして形成する。無線部204は、複数のアンテナを有し、パケット送信部205で生成された無線パケットを空中に送信する。無線部204は、複数のアンテナを用いて、同一の周波数帯域で同時に複数のデータストリームを空間多重し、異なる複数の端末装置に無線送信する(MU−MIMO)ことができる。また、無線部204は、端末装置が送信した電波を受信し、パケット受信部206に送る。パケット送信部205は、無線部204を介して送信するデータを所定のパケットとして生成する。パケット受信部206は、無線部204が受信した電波を用いて所定のパケットを生成する。通信制御部207は、データを送信する際に必要な演算や制御を行う。
101〜104 端末装置
200 CPU
201 メモリ
202 省電力モード検知部
203 グループ形成部
204 無線部
205 パケット送信部
206 パケット受信部
207 通信制御部
Claims (11)
- 複数の通信装置が属するグループにデータを送信する基地局であって、
複数のアンテナを用いて、前記グループに属する前記複数の通信装置の夫々に対応するデータを空間多重して、当該グループに対して無線送信する送信手段と、
前記基地局に接続する第1通信装置が省電力モードに対応しているか判定する判定手段と、
前記送信手段によるデータの送信対象となる複数の通信装置が属するグループを形成する形成手段であって、前記第1通信装置が省電力モードに対応していることを前記判定手段により判定した場合、前記第1通信装置が省電力モードではない場合に使用する、前記第1通信装置を含む第1グループと、前記第1通信装置が省電力モードである場合に使用する、前記第1通信装置を含まない第2グループとを形成する形成手段と、
を有することを特徴とする基地局。 - 前記第1通信装置が省電力モードへ移行したことを検知する検知手段とを更に有し、
前記送信手段は、前記検知手段により前記第1通信装置が省電力モードに移行したことを検知した場合、前記形成手段により形成された前記第1グループに対しての送信を行わないことを特徴とする請求項1に記載の基地局。 - 前記第1通信装置が省電力モードへ移行したことを前記検知手段により検知した場合、前記送信手段は、当該検知の前に前記形成手段により形成された前記第2グループに対しての送信を行うことを特徴とする請求項2に記載の基地局。
- 前記送信手段は、Multi User Multiple−Input Multiple−Outputによりデータを送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基地局。
- 前記送信手段は、送信対象のデータの宛先である装置が属するグループが形成されていない場合、Single User Multiple−Input Multiple−OutputまたはSingle−Input Single−Outputによりデータを送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記判定手段は、前記基地局に前記第1通信装置が新たに接続する場合に、当該第1通信装置が省電力モードに対応しているか判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記形成手段は、前記第1通信装置が省電力モードに対応していることを前記判定手段により判定されない場合、前記第1グループを形成し、前記第2グループを形成しないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記形成手段は、前記第1グループを、前記基地局と、前記基地局に接続する通信装置との伝搬環境に基づいて形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の基地局。
- 前記形成手段は、前記判定手段による判定結果に応じて、省電力モードに対応していない装置のみが属する前記第2グループを形成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の基地局。
- 複数の通信装置が属するグループにデータを送信する基地局の制御方法であって、
複数のアンテナを用いて、前記グループに属する前記複数の通信装置の夫々に対応するデータを空間多重して、当該グループに対して無線送信する送信工程と、
前記基地局に接続する第1通信装置が省電力モードに対応しているか判定する判定工程と、
前記送信工程におけるデータの送信対象となる複数の通信装置が属するグループを形成する形成工程であって、前記第1通信装置が省電力モードに対応していることを前記判定工程において判定した場合、前記第1通信装置が省電力モードではない場合に使用する、前記通信装置を含む第1グループと、前記通信装置が省電力モードである場合に使用する、前記第1通信装置を含まない第2グループとを形成する形成工程と、
を有することを特徴とする基地局の制御方法。 - 請求項10に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2012000683A JP5875371B2 (ja) | 2012-01-05 | 2012-01-05 | 基地局、基地局の制御方法およびプログラム |
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JP2012000683A JP5875371B2 (ja) | 2012-01-05 | 2012-01-05 | 基地局、基地局の制御方法およびプログラム |
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