JP5735550B2 - 端末及びアクセスポイント、その通信方法、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

端末及びアクセスポイント、その通信方法、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

下記の実施形態は、マルチユーザの電力節減のための、端末及びアクセスポイント、その通信方法、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
最近、スマートフォンのような移動端末の性能の急速な発展に伴い、1つの端末によって電話通話だけでなく、動画、音楽ファイル再生、DMB視聴、デジタルカメラ、ブルートゥース(登録商標)、無線インターネット接続などを含む多様な機能を同時に実行できるようになった。また、移動通信網、ブルートゥース(登録商標)、無線インターネットなどのデータ送信速度の急速な増加に伴って端末の電力消費も増加し、端末が高容量のバッテリを採用する場合が増えている。従って、端末の消費電力を節減できる通信方法が求められている。
従って、本発明の目的は、端末の消費電力を節減できる端末及びアクセスポイント、その通信方法、並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
そのために、本発明の一側面によれば、送信するべきデータストリームが存在しない場合、送信機会(Transmission Opportunity、以下、TXOPという)デュレーション中に該当端末の動作状態をスリープ状態で維持することによって電力を節減できる。
また、本発明の一側面によれば、端末が予め設定された条件を満たす場合に、該当端末の動作状態をアウェイク状態からスリープ状態に変更することによって電力消耗を減少できる。
さらに、本発明の一側面によれば、端末がパワーセービングモードで動作するか否かを選択できる。
上記の課題を解決するためになされた本発明の一実施形態に係る端末の通信方法は、アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおける端末の通信方法において、アクセスポイントがデータストリームを含む少なくとも1つのフレームを複数の端末に送信するTXOPデュレーション中に、端末のパワー管理モードをパワーセービングモードに設定するステップ、前記アクセスポイントから情報を受信するステップ、及び前記アクセスポイントから受信された前記情報に基づいて少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かを判断することにより、前記パワーセービングモードでの前記端末の動作状態を決定するステップを含む。
前記アクセスポイントにパワー管理モードに関する情報を送信するステップをさらに含んでもよい。
また、前記アクセスポイントから送信される前記少なくとも1つのフレームそれぞれに含まれたイネーブリングビット(enabling bit)を利用し、前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かに基づいて前記端末の動作状態を変更するかに対する適用可否を選択するステップを含んでもよい。
前記設定するステップに先立ち、前記アクセスポイントに前記パワー管理モードを前記パワーセービングモードに設定したフレームを送信することによって前記パワーセービングモードで動作するように試みるステップ、及び前記アクセスポイントから前記パワーセービングモードに設定したフレームに応答したアック(ACK)を受信するステップをさらに含み、前記パワー管理モードを前記パワーセービングモードに設定するステップは、前記アクセスポイントからアックが受信されるか否かに基づき、前記TXOPデュレーション中のパワー管理モードを前記パワーセービングモードに設定するステップであってもよい。
前記アクセスポイントから前記TXOPデュレーションに関する情報を含む送信機会設定フレーム(TXOP setting frame)を受信するステップ、前記送信機会設定フレームに基づき、前記端末が前記TXOPデュレーション中にデータストリームを受信する端末であるか否かを判断するステップ、及び前記判断結果に応じて前記送信機会設定フレームに対する応答フレームを送信するステップをさらに含んでもよい。
前記端末の動作状態は、アウェイク(Awake)状態又はスリープ(Sleep、又は、ドーズ(Doze))状態のうち何れか1つを含み、前記端末の動作状態を決定するステップは、前記アクセスポイントから受信された情報に基づいて前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるかを判断するステップ、及び前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされることに応答し、前記端末の動作状態を前記アウェイク状態から前記スリープ状態に変更するステップを含んでもよい。
前記予め設定された条件は、第1条件、第2条件、及び第3条件を含み、前記グループのIDが、前記端末が前記グループのメンバーでないことを示せば前記第1条件が満たされ、前記グループのIDが、前記端末が前記グループのメンバーであることを示すが、前記端末に対応するデータストリームが前記TXOP中に前記アクセスポイントから送信されなければ前記第2条件が満たされ、前記端末が、前記TXOP中に前記端末に送信されるデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を受信すれば、前記第3条件が満たされてもよい。
前記指示子によって前記データストリームの受信を終了するか、又は、前記アクセスポイントに前記データストリームに対するブロックアック(Block ACK)を送信した後に、前記TXOPデュレーションの残りの時間に前記端末の動作状態をスリープ状態で維持するステップをさらに含んでもよい。
上記の課題を解決するためになされた本発明の一実施形態によれば、アクセスポイントの通信方法は、アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおける前記アクセスポイントの通信方法において、チャネルに対するTXOPを取得したアクセスポイントが、複数の端末にTXOPデュレーションに関する情報を送信するステップ、前記TXOPデュレーション中に、パワー管理モードを前記パワーセービングモードに設定した少なくとも1つの端末に応答し、パワーセービングモードで前記少なくとも1つの端末の動作状態を決定するのに使用される前記少なくとも1つの端末のための情報を送信するステップ、及び前記パワーセービングモードで前記端末それぞれの動作状態に基づき、前記TXOPデュレーション中に前記端末に前記データストリームを送信するステップを含む。
前記端末に前記アクセスポイントが前記パワーセービングモードを支援することができるか関する情報、又は前記パワーセービングモードのためのアクセスポイントの支援能力(support capability)に関する情報を送信するステップをさらに含んでもよい。
前記TXOPデュレーションに関する情報を送信するステップは、前記端末に前記TXOPデュレーションに関する情報を含むTXOP設定フレームを送信するステップであり、前記TXOP設定フレームは、前記パワー管理モードが前記パワーセービングモードに設定された端末及び前記パワー管理モードが前記パワーセービングモードに設定されなかった端末すべてが復号化できるように生成されてもよい。
前記パワーセービングモードで動作しようとする端末から前記パワー管理モードが前記パワーセービングモードに設定されたフレームを受信するステップ、及び前記端末に前記パワーセービングモードに設定されたフレームに応答するアックを送信するステップをさらに含んでもよい。
前記端末との間のサービス品質及びチャネル条件を含む情報に基づいて前記端末に対するグループを形成するステップ、及び前記グループのメンバーに関する情報を知らせるステップを含んでもよい。
特定端末が前記パワーセービングモードに進入することを知らせる場合、前記特定端末の知らせに応答して前記端末及び前記特定端末を再グルーピングするステップをさらに含んでもよい。
特定端末が前記パワーセービングモードのスリープ状態に進入すれば、前記グループから前記特定端末を他の端末に交換するステップ、及び前記交換によって更新されたグループのメンバーに関する情報を知らせるステップを含んでもよい。
前記端末それぞれの動作状態は、アウェイク状態又はスリープ状態のうち何れか1つを含み、前記データストリームを同時に送信するステップは、前記TXOPデュレーション中に前記端末のうちで前記アウェイク状態を有する端末に前記データストリームを同時に送信し、前記TXOPデュレーションの残りの時間に前記スリープ状態を有する端末に、前記送信するデータストリームをバッファリング(buffering)するステップであってもよい。
前記スリープ状態にあった端末の動作状態が前記アウェイク状態に変化すれば、前記端末に前記バッファリングされたデータストリームを送信するステップを含んでもよい。
前記パワーセービングモードでの動作状態を決定するのに使用される前記端末のための情報は、前記端末それぞれを含むグループのID、前記TXOPデュレーション中に前記端末それぞれに対応するデータストリームが前記アクセスポイントから送信されるか否かを示す情報、及び前記TXOP中に前記端末それぞれに送信されるデータストリームがさらに存在するか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含んでもよい。
前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータストリームがさらに存在するか否かを示す指示子を生成するステップをさらに含んでもよい。
前記指示子を生成するステップは、前記端末に送信されるパケットのプリアンブル又は前記端末に送信されるMACフレームのヘッダを利用し、前記端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を生成するステップであってもよい。
上記の課題を解決するためになされた本発明の一実施形態によれば、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、アクセスポイントがチャネルに対して取得したTXOPにおいて、複数の端末に、前記TXOPデュレーションと関連する情報を送信するステップ、少なくとも1つの端末に応答して前記TXOPデュレーション中のパワー管理モードを前記パワーセービングモードに設定し、前記パワーセービングモードで前記少なくとも1つの端末の動作状態を決定するのに使用される少なくとも1つの端末のための情報を送信するステップ、及び前記パワーセービングモードで前記端末それぞれの動作状態に基づいて前記TXOPデュレーション中に前記端末にデータストリームを送信するステップを含む方法をコンピュータで実現できるようにするプログラム命令を含む。
上記の課題を解決するためになされた本発明の一実施形態によれば、端末は、アクセスポイントのTXOP中に前記アクセスポイントから少なくとも1つのデータフレームを受信する受信部、前記アクセスポイントから受信したデータフレームに含まれたデータに基づいて複数の条件のうち何れか1つが満たされるか否かを決定する制御部、及び前記端末のパワーモードを調節するパワー管理部を含み、前記制御部が前記複数の条件のうち何れか1つが満たされると判断すれば、前記パワー管理部は、前記TXOPデュレーション中の前記端末のパワーモードをパワーセービングモードに調節する。
第1条件は、前記データフレームのグループIDが、前記TXOP中に前記端末が前記グループのメンバーでないことを示せば満たされる。
第2条件は、前記データフレームのグループIDが、前記端末が前記グループのメンバーであることを示し、前記TXOP中に前記データフレームのVHT−SIG(very high throughput signal、超高速処理量信号)フィールドに含まれたNuts(Number of space time sreams)ビットが前記TXOP中に前記端末に送信されるべきデータがないことを示せば満たされる。
第3条件は、前記データフレームのグループIDが、前記該当端末が前記グループのメンバーであることを示し、前記TXOP中に前記データフレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsビットが前記TXOP中に前記端末に送信されるデータがあることを示し、前記データフレームあるいは他のデータフレームのMACヘッダに含まれたMDB(more data bit、モアデータビット)が前記TXOP中に前記端末に対するデータ送信が完了したことを示せば満たされる。
上記の課題を解決するためになされた本発明の一実施形態によれば、アクセスポイントは、アクセスポイントによって取得された送信機会(TXOP)に端末が含まれるか否かを決定する制御部、及び前記制御部が、前記端末が前記TXOPの一部に含まれなかったと決定することに応答し、複数の条件のうち何れか1つを満たす端末にデータを送信する送信部を含む。
前記制御部が、前記端末が前記TXOP中に前記アクセスポイントが送信することができるグループの端末に含まれないと決定すれば、前記送信部は、前記端末に前記端末が前記TXOP中に前記グループのメンバーでないことを示すグループIDフィールドを含むデータフレームを送信してもよい。
前記制御部が、前記端末が前記アクセスポイントが前記TXOP中に送信することができる端末のグループに含まれ、前記アクセスポイントは前記TXOP中に前記端末に送信されるデータを有さないと決定すれば、前記送信部は、前記TXOP中に前記端末に送信されるデータがないことを示すために、前記端末に前記フレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsビットを含むデータフレームを送信してもよい。
前記制御部が、前記TXOP中に前記端末に送信することができるグループの端末に前記端末が含まれ、前記アクセスポイントが前記TXOP中に前記端末に送信するデータを有すると決定すれば、前記送信部は、前記端末に、前記端末に対するデータ送信が完了したことを示すために設定されたMACヘッダのMDBを含むデータフレームを送信してもよい。
上記の課題を解決するためになされた本発明の一実施形態によれば、端末は、端末のパワー管理モードを示すために、VHT制御フレームの能力/支援要素の少なくとも1つのビットを設定する制御部、及びアクセスポイントに、前記端末のパワー管理モードを示す前記VHT制御フレームを含むデータフレームを送信する送信部を含む。
前記パワー管理モードは、前記端末が継続して寝ているパワーセービングモード、前記端末が継続して起きているノン−パワーセービングモード(non−TXOP PS mode)、及び前記端末がアウェイク状態から前記端末が寝ているドーズ状態に転換するパワーセービングモード(TXOP PS mode)を含み、前記能力/支援要素の少なくとも1つのビットは、前記端末が前記パワーセービングモード、前記パワーセービングモード(TXOP PS mode)、又はノン−パワーセービングモード(non−TXOP PS mode)にあるか否かを示すために設定されてもよい。
本発明の一実施形態によれば、パワーセービングモードで動作する端末に送信するデータストリームが存在しない場合、TXOPデュレーション中に該当端末の動作状態をスリープ状態で維持できるので、端末の電力を節減できる。
また、本発明の一実施形態によれば、パワーセービングモードで動作する端末が予め設定された条件を満たす場合に、該当端末の動作状態をアウェイク状態からスリープ状態に変更できるので、端末の電力消耗を減少できる。
本発明の一実施形態によれば、アクティブモードで動作する端末のうち、パワーセービングモードで動作しようとする端末が該当モードに設定されたフレームを送信するようにできるので、端末がパワーセービングモードでの動作可否を選択できる。
本発明の一実施形態に係る、TXOPパワーセービングモードでの端末の動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る端末の通信方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るアクセスポイントの通信方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るIEEE 802.11プリアンブルのVHT−SIG−Aフィールド構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るTXOPデュレーション中におけるパワーセービングモードによる各端末の動作と、これに伴い変更されるグループIDを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るパワーセービングのための予め設定された条件を満たす場合のパワーセービング比率を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る端末の通信方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るアクセスポイントの通信方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る端末がパワー管理モードをパワーセービングモードに設定する場合を説明するための図である。 図9のTXOPデュレーション中に実行されるフレーム送受信過程を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る、送信機会設定フレーム(TXOP setting frame)及びTXOPデュレーションを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係るアクセスポイントのパワーセービング支援能力(support capability)を示すために、アクセスポイントによって使用されるVHT能力要素(capabilities element)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る端末が制御フィールド(control field)を利用してアクセスポイントにパワー管理モードに関して知らせるために端末によって使用されるMACヘッダのVHT制御フィルドを示す図である。 本発明の一実施形態に係るアクセスポイントが、端末がパワーセービングモードで動作することを許諾するのに利用されるVHT−SIG−Aフレームを示す図である。 一実施形態に係る端末を示す図である。 一実施形態に係るアクセスポイントを示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。しかし、本発明がこれらの実施形態によって制限乃至限定されることはない。また、各図面に提示された同一の参照符号は、同一の部材を示す。以下において、端末は、SU−MIMO(Single User−Multiple Input Multiple Output)端末、又はMU−MIMO(Multi User− Multiple Input Multiple Output)端末の何れかである。
図1は、本発明の一実施形態に係る、送信機会(Transmission Opportunity、以下、TXOPという)パワーセービングモードでの端末の動作を説明するための図である。
アクセスポイント(Access Point、AP)からデータを受信する1つ又はそれ以上の端末(STA、例えば、受信装置、又はステーション)は、自身に送信されるパケット(又はフレーム)を受信するために、自身の動作モードをアクティブモード(Active Mode)に維持する。それだけでなく、端末は、自身に送信されるパケットがあるか否かを判断する場合、又は他の端末に送信されるパケットに対するオーバーヒアリング(Overhearing)を実行する場合にもアクティブモードに留まる。
従って、端末のうちで当該端末に対応するデータの送信が無い場合、又はデータの送信が終了した場合には、当該端末の動作モード(又は、パワー管理モード)を調節することによって受信待機時間及び受信待機電力を節減できる。
例えば、端末は、時間及びパワーを節減するために、アウェイク(awake)状態からスリープ(sleep)(又は、ドーズ(doze)ともいう)状態に転換される。
図1を参照すれば、端末のパワー管理モード(Power Management Mode、PM Mode)は、アクティブモード(Active Mode)110とパワーセービングモード(PS Mode)120に分けられる。
アクティブモード110で、端末は、端末が起きている(awake)に留まるノン−TXOPパワーセービングモード(non−TXOP PS mode)130、及び端末がアウェイク状態150とドーズ状態160との間で転換(スイッチ)されるTXOPパワーセービングモード(TXOP PS mode)140の2つのパワー管理モードに進入できる。
アクティブモード110は、端末がアクセスポイントとデータを送/受信するために継続して動作中にある状態である。この反面、パワーセービングモード120は、当該端末がまったく動作を行っていないか、又は、端末が全体電力消費量を減らす状態(例えば、IDLE状態)である。パワーセービングモード120にある端末は、例えば、MACヘッダの制御フィールドのうちの一部ビットを利用して、アクセスポイントに自身の動作状態に関する情報を送信できる場合がある。
アクティブモード110で動作する端末は、さらに、Non(ノン)−TXOPパワーセービングモード130で動作する場合とTXOPパワーセービングモード140で動作する場合に分けられる。
ノン−TXOPパワーセービングモード130で動作する端末は、電力節減のための別途の動作を行わずに継続してアウェイク状態(Awake State)を維持する。従って、自身に送信されるパケットの受信を待つ受信待機時間中に継続して電力を消耗する。
TXOPパワーセービングモード140で動作する端末は、予め設定された条件を満たすか否かに応じ、動作状態を、アウェイク状態(Awake State)150、及びスリープ状態(Sleep State)(又はドーズ状態(Doze State))160の何れかに変更する。
予め設定された条件としては、例えば、3種類の条件(第1条件、第2条件、及び第3条件)がある。
もし、何れか1つの条件が満たされれば、端末は、アクセスポイントのTXOP残余期間中にアウェイク状態150からドーズ状態160に転換される。
第1条件は、グループのIDが、当該端末がグループのメンバーでないことを示す場合に満たされる。
第2条件は、グループのIDが、当該端末がグループのメンバーであることを示すが、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション(duration)中にアクセスポイントから送信されない場合に満たされる。ここで、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されない場合とは、当該端末に対応するフレームのVHT−SIG(Very High Throughput SIGnal、超高速処理量信号)フィールドに含まれた「Number of space time streams」(Nstsと略す)が「0」である場合が該当する。
他の実施形態によれば、第3条件は、グループのグループID(group ID)が、端末がグループのメンバーであり、端末がTXOP中にデータストリームを受信することを示すが、端末がTXOPの残りの期間に端末に送信される追加のデータストリームがないことを示す指示子を受信した場合に、満たされる。即ち、端末は、端末に対する送信が完了したことを示す指示子を受信した場合に満たされる。
ここで、端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないを示す指示子は、端末がアクセスポイントから受信するフレームのMACヘッダに含まれたMDB(More Data Bit、モアデータビット)である。
例えば、MACヘッダのMDBは、TXOP中に端末に送信するべきデータストリームがもう無いことを示すために「0」に設定される。
即ち、フレームのMACヘッダに含まれたMDBが「0」である場合は、当該端末に対応するデータストリームの送信が完了したことを意味する。
上述した条件を満たす端末は、アウェイク状態150からスリープ状態(又はドーズ状態)160に動作状態を変更することによってTXOPデュレーションの残りの時間に受信待機電力を節減できる。TXOPデュレーションは、チャネルに対する送信機会(Transmission Opportunity、TXOP)を取得したアクセスポイントが端末を含むグループにデータストリームを同時に送信する時間区間である。
端末は、例えば、MACヘッダのVHT制御フィールド(control field)を利用してアクセスポイントに自身のパワー管理モードに関する情報を知らせる。即ち、端末は、Non−TXOPパワーセービングモード130とTXOPパワーセービングモード140のうち、自身のパワー管理モードがどちらであるかをアクセスポイントに知らせる。端末が自身のパワー管理モードをアクセスポイントに知らせる方法については、図13を参照しながら後述する。
例えば、端末は、MACヘッダのVHT制御フィールドを利用してアクセスポイントに端末のパワー管理モードを知らせる。
例えば、パワー管理モードは、パワーセービングモード120、Non−TXOPパワーセービングモード130、及びTXOPパワーセービングモード(TXOP PS mode)140の何れかである。
端末は、自身がどのパワーセービングモードにあるかを示すために、例えば、VHT制御フィールドの少なくとも1つのビットを使用する。
整理すれば、TXOPパワーセービングモード140で動作する端末は、予め設定された条件に応じてTXOP中に動作状態を変更することにより、受信待機電力及び端末の消費電力を節減する。
以下で使用される「パワーセービングモード」は、TXOPパワーセービングモード140を意味する。
図2は、本発明の一実施形態に係る端末の通信方法を示すフローチャートである。アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおける端末の通信方法は、次のとおりである。
端末は、アクセスポイントに、当該端末がパワーセービングモードを支援するための能力があるか否かに関する情報を知らせる(210)。
当該端末がパワーセービングモードを支援するための能力があるか否かをアクセスポイントに知らせるために、端末は、例えば、アクセスポイント(Access Point、AP)とのアソシエーション(Association)を実行する際に送信するアソシエーション要求フレームの能力/支援要素(capability/support element)の1ビットを利用する。この能力/支援要素の1ビットに関する実施形態は、後で表1を参照しながら詳察する。
また、端末は、アクセスポイントから受信する送信機会設定フレーム(TXOP setting frame)からTXOPデュレーションに関する情報を把握する。送信機会設定フレームについても、後述して説明する。
端末は、TXOPデュレーションでのパワー管理モードをパワーセービングモードに設定する(220)。端末は、TXOPデュレーションに入る前に自身のパワー管理モードを決定するが、ここで、パワー管理モードは、図1で説明したパワー管理モード(Power Management Mode、PM Mode)の何れかに該当する。
TXOPデュレーションとは、各チャネルを通じてアクセスポイントが端末を含むグループにデータストリームを含む少なくとも1つのフレームを送信する時間区間である。TXOPデュレーションは、ネットワーク割当ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)デュレーションと同じ意味で利用される。
端末は、アクセスポイントから受信された情報に基づいて予め設定された条件が満たされるか否かを判断することにより、パワーセービングモード(例えば、ドーズ(doze)状態(即ち、スリープ(sleep)状態)での端末の動作状態を決定する。
パワーセービングモードでの端末の動作状態は、アウェイク(Awake)状態又はスリープ(Sleep)状態のうちの何れか1つである。
アクセスポイントから受信された情報は、端末がパワーセービングモードでの動作状態を決定するのに使用される情報である。アクセスポイントから受信された情報は、例えば、端末がアクセスポイントからデータを受信するグループのメンバーであるか否かを示すグループのID、TXOPデュレーション中に端末に対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されるか否かを示す情報、及びTXOP中に端末に送信されるデータストリームがさらに存在するか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含む。
TXOPデュレーション中に端末に対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されるか否かは、例えば、VHT−SIG−Aフィールドに含まれたNstsフィールドを通じて確認する。端末は、当該端末に送信するデータストリームがアクセスポイントに係留(pending)中であるか否かをNstsフィールドを通じて確認できる。
例えば、Nstsフィールドが「0」に設定されれば、TXOPデュレーション中に当該端末に対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されないことを意味する。
他の実施形態によれば、逆に、Nstsフィールドは、TXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されなければならない前記端末に対応するデータストリームがあることを示すために「0」に設定される。
その場合、Nstsフィールドが「0」以外の値に設定されれば、TXOPデュレーション中に端末に対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されることを意味する。
端末に対応するデータストリームがさらに存在するか否かは、例えば、制御フィールドのMDBを通じて把握してもよい。MDB値が「0」である場合、当該端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないことを意味する。一方、MDB値が「1」である場合、当該端末に対応するデータストリームがさらに存在することを意味する。
実施形態により、逆に、MDB値は、TXOP中に端末に送信されるべき少なくとも1つのデータストリームが無いことを示すために「1」に設定されてもよい。
端末は、アクセスポイントからTXOPデュレーションに関する情報を受信する(230)。
端末は、例えば、アクセスポイントから受信されたRTS(Request_To_Send、送信要求)フレームのデュレーションフィールドをチェックすることによってTXOPデュレーションに関する情報を把握する。従って、この場合、端末がTXOPデュレーションに関する情報を受信するためには、TXOPデュレーションの開始に先立ってRTS/CTS(Clear_To_Send、)フレームが送信されなければならない。
端末は、TXOPデュレーションを知るために、RTS/CTSフレーム、Self CTSフレーム、及びデュレーションフィールドなどを利用できる。
RTS/CTSフレームのデュレーションフィールドは、TXOP時間区間を示す。
Self CTSフレームは、特に、ダウンリンクMU−MIMOの場合に利用され、アクセスポイントは、グループの各端末へのデータフレームの送信に先立ってSelf CTSフレームを送信する。Self CTSフレームにおいて、デュレーションビットはTXOP時間区間を示す。
デュレーション値は、例えば、プリアンブルのVHT−SIGフィールドのビットによって示す。
端末は、アクセスポイントから受信された情報に基づいて予め設定された条件が満たされるかを判断する(240)。
予め設定された条件が満たされれば、端末は、自身の動作状態をTXOPデュレーション中にアウェイク(Awake)状態からスリープ(Sleep)状態に変更する(250)。端末は動作状態をスリープ状態に変更した後、TXOPデュレーションの残りの時間をスリープ状態を維持することによって受信待機電力及びデータ受信のための電力消耗を節減できる。
もし、予め設定された条件が満たされなければ、端末は、TXOPデュレーション中に自身の動作状態を継続してアウェイク状態で維持する(260)。
ここで、予め設定された条件は、例えば、第1条件、第2条件、及び第3条件のいずれか1つである。
第1条件は、グループのIDが、当該端末がグループのメンバーでないことを示す場合に満たされる。例えば、当該端末が端末4であり、グループAのIDが端末1、端末3、及び端末5を含むと仮定しよう。ここで、当該端末は、グループAのIDに含まれていないためグループAのメンバーではなく、第1条件を満たす。
第2条件は、グループのIDが、当該端末がグループのメンバーであることを示すが、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されない場合に満たされる。ここで、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されない場合は、上述したように、例えば、VHT−SIG−A(超高速処理信号A)のNstsフィールドの値が「0」であるか否かによって把握される。
また、第3条件は、グループのグループIDが、当該端末がTXOP中にデータストリームを受信するグループのメンバーであることを示すが、当該端末が、TXOPデュレーション中に当該端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を受信する場合に満たされる。前記実施形態において、指示子とは例えば、MACヘッダのMDBである。
図3は、本発明の一実施形態に係るアクセスポイントの通信方法を示すフローチャートである。アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおいて、アクセスポイントの通信方法は次のとおりである。
アクセスポイントは、TXOPデュレーション中に端末にフレームを送信し、当該フレームをバッファリング(buffering)しなければならない。従って、アクセスポイントは、端末とのアソシエーション後に端末の現在の動作状態に関する情報を受信することによって自身の動作を決定する。
アクセスポイントは端末に対して、アクセスポイントがパワーセービングモードを支援できるか否かに関する情報、及びパワーセービングモードのためのアクセスポイントの支援能力に関する情報を送信する(310)。
アクセスポイントは、例えば、ビーコンフレーム(Beacon Frame)又はプローブレスポンスフレーム(Probe Response Frame)の情報要素(information element)、又は、能力要素(capability element)を使用し、上述したパワーセービングモードを支援できるか否か及びアクセスポイントの支援能力を知らせる。
ここで、パワーセービングモードを支援できるか否かとは、アクセスポイントがパワーセービングモードで動作する端末とアソシエーションを実行できるか否かを意味する。
アクセスポイントがパワーセービングモードのためのアクセスポイントの支援能力を示す方法については、図12を参照しながら後述する。アクセスポイントは、端末にTXOPデュレーションに関する情報を送信する(320)。TXOPデュレーションとは、チャネルに対する送信機会(TXOP)を取得したアクセスポイントが端末を含むグループにデータストリームを含む少なくとも1つのフレームを送信する時間区間である。
端末は、TXOPデュレーションの残りの時間にスリープ状態に入る前に、TXOPデュレーションに関する情報を知らなければならないため、アクセスポイントは当該情報を端末に送信する。
また、端末は、TXOPデュレーションの残りの時間に端末それぞれに対応するデータストリーム、即ち、端末それぞれに送信されなければならないデータストリームがさらに存在するか否かに関する情報を知らなければならない。従って、アクセスポイントは、後述する、動作状態を決定するのに使用される情報を通じて当該情報(TXOPデュレーションの残りの時間に端末それぞれに対応するデータストリームがさらに存在するか否かに関する情報)を各端末に提供する。
アクセスポイントは、TXOPデュレーションで複数の端末のうちの少なくとも1つの端末がパワー管理モードをパワーセービングモードに設定した場合、当該端末それぞれがパワーセービングモードでの動作状態を決定するのに使用される情報を送信する(330)。パワーセービングモードでの動作状態は、アウェイク(Awake)状態又はスリープ(Sleep)状態のうちの何れか1つである。
当該端末それぞれがパワーセービングモードでの動作状態を決定するのに使用される情報は、端末それぞれを含むグループのID、TXOPデュレーション中に端末それぞれに対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されるか否かを示す情報、及び端末それぞれに対応するデータストリームがさらに存在するか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含む。
TXOPデュレーション中に端末それぞれに対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されるか否かは、上述したように、VHT−SIG−Aフィールドに含まれたNstsフィールドを通じて確認できる。
また、端末に対応するデータストリームがさらに存在するか否かは、上述したように、VHT制御フィールドのMDBを通じて把握できる。
アクセスポイントは、端末の動作状態に基づき、TXOPデュレーション中に端末にデータストリームを同時に送信する(340)。
340で、アクセスポイントは、TXOPデュレーション中に端末のうちのアウェイク状態を有する端末にデータストリームを同時に送信する。また、アクセスポイントは、TXOPデュレーションの残りの時間に複数の端末のうちのスリープ状態にある端末に送信するべきデータストリームが発生した場合、送信するデータストリームをバッファリングする。
一実施形態において、TXOPデュレーションは、端末がドーズ状態に進入した後に中断される。従って、アクセスポイントは、TXOPデュレーションが終了するか、あるいは端末によって当該端末がデータを受信する準備がなされたことがアクセスポイントに知らされるまで、端末のためのデータをバッファリングする。
ここで、「同時に」送信されるという意味は、空間的(spatial)に同時に送信される、又は多重ユーザによるMIMOを利用することを意味し、複数の端末それぞれに対応するデータストリームの送信が必ずしも同時に始まって同時に終わることを意味するものではない。
より具体的に、アクセスポイントは、予め設定された条件が満たされる端末がTXOPデュレーションの残りの時間に動作状態をスリープ状態で維持できるように、当該端末に対応するデータストリームを送信しない。
ここで、端末が予め設定された条件を満たすか否かは、上述した動作状態を決定するのに使用される情報に基づいて判断する。
予め設定された条件は、例えば、上述の第1条件、第2条件、及び第3条件を含むが、上記図1、2、3での当該部分に対する説明を参照することにする。
また、アクセスポイントは、スリープ状態にあった端末の動作状態がアウェイク状態に変化し、端末がアクセスポイントにパワーセーブ−ポール(Power Save−Poll)メッセージを送信すれば、端末にバッファリングされたデータストリームを送信してもよい。ここで、アクセスポイントは、TXOPデュレーションが終了すれば、当該端末がアウェイク状態に変化することを自動的に知ることができる。
また、他の実施形態によれば、端末は、アクセスポイントに端末がアウェイクモードにあることを知らせるために、アクセスポイントにパワーセーブ−ポール(poll)メッセージを送信する。
パワーセーブ−ポールメッセージは、スリープ状態にあった端末が、自身の動作状態がウェイクアップ状態に変化したことをアクセスポイントに知らせるために送信するメッセージである。
マルチユーザ−多重入力多重出力(Multi−User Multiple Input Multiple Output、MU−MIMO)802.11ネットワークで、アクセスポイントは、同時にデータが送信されなければならない端末を1つ又は複数のグループに編成する。アクセスポイントは、例えば、サービス品質要求(QoS Requirement)やチャネル条件(Channel condition)などの任意の判断基準(criteria)に基づいて端末を1つ又は複数のグループに構成できる。また、アクセスポイントは、グループのメンバーに関する情報を端末に知らせる。
ここで、「同時に」送信されるという意味は、空間的(spatial)で同時に送信される、又は多重ユーザによるMIMOを利用することを意味し、複数の端末それぞれに対応するストリームの送信が必ずしも同時に始まって同時に終わることを意味するものではない。
アクセスポイントは、例えば、管理フレーム(Management Frame)を利用してグループのメンバーに関する情報を端末に知らせてもよい。ここで、グループIDは、対応するセル内の端末の集合で構成される。
アクセスポイントは、TXOPデュレーション中ではなく、TXOP送信とは独立的に、即ち、TXOPデュレーションの合間にデータフレームを送信(することによって)、グループのIDを割り当てる。
アクセスポイントは、特定端末がパワーセービングモードのスリープ状態に進入すれば、グループから特定端末を、送信される必要があるデータに対応する他の端末に交換する。その後、アクセスポイントは、上述した交換によって更新されたグループのメンバー(ここでは、他の端末)に関する情報をパワーセービングモードで動作するすべての端末に知らせる。
アクセスポイントは、特定端末がパワーセービングモードに進入することを知らせる場合、特定端末の知らせに応答して複数の端末を特定端末を含めて再グルーピング(regrouping)する。
上述した再グルーピングは、特に、端末が少なくとも1つのTXOPデュレーション中にパワーセービングモードで動作する場合に有効に使用される。
再グルーピングは、アクセスポイントが、送信される必要があるデータがこれ以上ない端末のために、Nstsフィールドが「0」に設定されたパケット(又はフレーム)を送信するよりは、他の端末にデータを送信することを可能にする。
また、アクセスポイントは、TXOPデュレーションが中断(truncate)された場合、TXOPデュレーションの残りの時間に対応する、パワーセービングモードに進入した端末のためのフレームをバッファリングする。
下記の表1は、本実施形態に係るパワーセービングのために制御フィールド(control field)と情報要素(information element)に使用されるビットを示したものである。
Figure 0005735550
表1で、パワーセービングモードは、図1を参照しながら説明したTXOPパワーセービングモード(Power Saving Mode)を示す。表1に示す「0」及び「1」のような値は一例に過ぎず、他の値も同じ知らせ(通告、notifications)のために使用されるものと理解されよう。例えば、「0」ではなく「1」が、アクセスポイントがパワーセービングモードを支援しないことを示すために使用できる。
図4は、本発明の一実施形態に係るIEEE 802.11プリアンブルのVHT−SIG−Aフィールド構成を示す図である。VHT−SIG−Aフィールドの構成は、次のとおりである。
デュレーションフィールド410は12ビットで構成されており、例えば、TXOPデュレーション区間の長さ(時間)などのTXOPデュレーションに関する情報を含む。
グループID(Grp ID)フィールド430は14個のビットで構成されており、例えば、グループID(Grp ID)ビット431、Nstsフィールド433、435、及びRsvdビット437を含む。
グループID(Grp ID)ビット431は3又は4ビットで構成され、端末にそれぞれの端末が属するグループのグループIDを知らせる。
Nstsフィールド433、435は9ビットで構成され、それぞれの端末に送信するべきデータストリームがアクセスポイントに係留(pending)中であるか否かを確認できるようにする。
Nstsフィールドのうちの下位3ビットで構成されるNstsフィールド433は、当該フレームがグループにメンバーとして含まれた各端末に複数の「space time stream」を送信しているかを知らせる。任意の端末kがMU−MIMOパケット(又はフレーム)の受信者でなければ、端末kに対してNsts_k=「0」とする。
例えば、グループIDが1であり、当該グループに端末A、B、C、Dが含まれると仮定する。ここで、Nsts=(0、2、3、1)であれば、当該フレームは端末Aに0個、端末Bに2個、端末Cに3個、端末Dに1個の「space time stream」を送信することを意味する。整理すれば、Nsts=(0、2、3、1)は、グループIDが1であるグループのメンバーである端末B、C、Dに当該フレームが送信されることを示す。
Nstsフィールドのうちの上位6ビットで構成されるNstsフィールド435は、グループIDが「0」である場合には再使用(reuse)できる。例えば、Nstsフィールド435は、パワーセービング(モード)のために利用される。Nstsフィールド435がパワーセービングモードのために利用される一例については、図14を参照しながら後述する。
Rsvdビット437は1ビットであってもよい。もし、アクセスポイントによってRsvdビット437が「1」であり、Nstsフィールド433、435の値が「0」であれば、特定グループにある任意の端末のためのデータフレームにデータがないこと、即ち、「ノーデータ(no data)」を意味する。これは、TXOPデュレーションの残りの時間に端末のためにもうこれ以上のデータがないこと(「no more data」)を意味する。
CRC(Cyclic Redundancy Check)フィールド450は8ビットで構成され、当該フレームのデータに対する信頼性を検証するためのエラー検出のために利用される。
テール(Tail)フィールド470は6ビットで構成され、フレームの最後に追加される。
図5は、本発明の一実施形態に係る、TXOPデュレーション中におけるパワーセービングモードによる各端末の動作と、これに伴い変更されるグループIDを説明するための図である。
図5で、パワー管理モードが「1」(例えば、図1のTXOPパワーセービングモード(TXOP PS mode)140)である端末(STA)はSTA1(501)、STA2(502)、STA3(503)、及びSTA4(504)であり、パワー管理モードが「0」(例えば、図1のノン−TXOPパワーセービングモード(non−TXOP PS mode)130)である端末は、STA5(505)及びSTA6(506)であると仮定する。表1を参照しながら詳察したとおり、パワー管理モードが「1」であれば当該端末がパワーセービングモードで動作する端末であることを示し、「0」であればパワーセービングモードでないモードで動作する端末であることを示す。
また、TXOPデュレーション中にアクセスポイント(AP)500から端末に送信される各フレームにおいて、グループのID及び各グループのメンバーの端末は下記の表2のとおりとする。表2において、配置(Position)は、各端末が当該グループの何番目の位置に該当するのかに関する情報を示す。
Figure 0005735550
Frame1(510)は、グループID(GID)(511)が1であり、配置1にあるSTA1(501)及び配置2にあるSTA2(502)に対するデータ513、515をそれぞれ含む。また、Frame1(510)のNsts=(1、1)であるので、Frame1(510)のグループID(511)に含まれた2つの端末それぞれに対して送信するデータがあることを意味する。
STA1(501)及びSTA2(502)はそれぞれ当該フレーム(ここでは、Frame1(510))のデータを受信し、当該フレームに対する応答としてブロックアック(Block Ack、BA)591、592を送信する。ここで、STA1(501)に対するデータフィールド513のモアビット(More Bit)=「0」であり、STA1(501)はパワーセービングモードで動作する端末であるので、ブロックアックの送信後にスリープ状態に入ってもよい。一方、STA2(502)に対するデータフィールド515のモアビット=「1」であるので、アウェイク状態を維持しなければならない。ここで、モアビットは上述したMDB(More Data Bit)に該当し、モアビットに係る端末の動作に対しては該当部分の説明を参照する。
Frame2(530)は、グループID(GID)531が2であり、配置1にあるSTA2(502)及び配置2にあるSTA3(503)に対するデータ535、533をそれぞれ有する。また、Frame2(530)のNsts=(1、1)であるので、Frame2(530)のグループIDに含まれた2つの端末それぞれに対して送信するデータがあることを意味する。
STA3(503)及びSTA2(502)はそれぞれ当該フレーム(ここでは、Frame2(530))のデータを受信し、当該フレームに対する応答としてブロックアック(Block Ack、BA)593、595を送信する。ここで、STA3(503)に対するデータフィールド533のモアビット=「0」であり、STA3(503)はパワーセービングモードで動作する端末であるので、ブロックアックの送信後にスリープ状態に入ってもよい。一方、STA2(502)に対するデータフィールド535のモアビット=「1」であるので、STA2(502)は依然としてアウェイク状態を維持しなければならない。
このとき、TXOPデュレーション中にフレームをまったく受信することができない端末(ここでは、STA4(504)、STA5(505)、及びSTA6(506))は、当該フレームが自身に受信されたか否かを把握するために、各フレームの送信の間の時間区間に「on」状態となる。
Frame3(550)は、グループID(GID)551が3であり、配置1に含まれたSTA2(502)に対するデータ553を含んでいる。また、Frame3(550)のNsts=(1、0)であるので、Frame3(550)のグループIDに含まれた1つの端末に対して送信するデータがあることを意味し、また、グループID(GID)551から他の端末に送信するべきデータが無いことを意味する。
STA2(502)は、データフィールド553のモアビット=「0」であるため、該当データを受信した後、AP501にブロックアック(BA)594を送信した後、残りのTXOP期間にスリープ状態に入る。
STA4(504)は、グループID3の配置2に位置しているが、Frame3(550)のNsts=(1、0)であるので、自身に送信されるデータがないことが分かる。例えば、第2条件が満たされ、STA4(504)は残りのTXOP期間にスリープモードに入ってもよい。
従って、STA4(504)は、Frame3(550)のプリアンブルを受信した後にスリープ状態に入ってもよい。
Frame4(570)は、グループID(GID)571が4であり、配置1にあるSTA5(505)及び配置2にあるSTA6(506)に対するデータ575、573をそれぞれ有する。また、Frame4(570)のNsts=(1、1)であるので、Frame4(570)のグループIDに含まれた2つの端末それぞれに対して送信するデータがあることを意味する。
STA5(505)及びSTA6(506)はそれぞれ当該フレーム(ここでは、Frame4(570))のデータを受信し、当該フレームに対する応答としてブロックアック(Block Ack、BA)596、597を送信する。ここで、STA6(506)に対するデータフィールド533のモアビット=「0」であるが、STA6(506)はパワーセービングモードで動作する端末ではないので、ブロックアックの送信後にも依然としてアウェイク状態にある。
図6は、本発明の一実施形態に係るパワーセービングのための予め設定された条件を満たす場合のパワーセービング比率を説明するための図である。
図6において、MU−BAは、各MU−BAフェーズ(phase)ごとに複数の端末からのBA(ブロックアック)及びSIFS(Short Inter−frame Space、フレーム間小スペース)を含む。また、ブロックアック(BA)の終わりと次のフレームの開始の間には、1つのextra SIFSが挿入されている。
Figure 0005735550
ここで、Nは3.008msで可能な単一サイズを有するフレームの個数である。
Frameはフレームデュレーションであり、例えば、0.5ms、1ms、1.5msのいずれかの値を有する。TBAはアップリンクフェーズのMU−BAデュレーション(Duration of uplink MU−BA phase)であり、TBAは例えば、4×(28μs+SIFS)+1×SIFSと表わされる。
Figure 0005735550
ここで、TTXOPはTXOPデュレーションであり、「*」は乗算記号である。
下記の数式3は、上述した条件3が満たされる場合のパワーセービング比率(PSTXOP (1))を示す。図6の実施形態において、CASE1の場合、条件3が満たされる。)
Figure 0005735550
ここで、TOFF1は、端末がパワーセービングモードにある端末のためのデュレーションである。また、nは「0」からNまでの値を有してもよく、端末に送信されなければならないフレームの個数を示す。
下記の数式4は、上述した第1条件及び第2条件が満たされる場合のパワーセービング比率(PSTXOP (2))を示す。第1条件及び第2条件は、図6のCASE2で満たされる。
即ち、数式4は、グループIDが、当該端末がグループのメンバーではないことを示す場合か、又は、グループのIDが、当該端末がグループのメンバーであることを示すが、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されない場合のパワーセービング比率を示す。
ここで、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されない場合とは、当該端末に対応するフレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsフィールドが「0」である場合が該当する。
Figure 0005735550
ここで、TVHT−SIG−Aは、VHT−SIG−Aのデコード所要時間(Time to decode)で、例えば、28μsである。
図7は、本発明の一実施形態に係る端末の通信方法を示すフローチャートである。
端末は、図1で説明したパワー管理モード中にアクティブモードで動作する端末のうち何れか1つの端末であり、TXOPデュレーションで端末に対応するストリームはアクセスポイントから同時に送信される。
端末は、自身がパワーセービングモードで動作しようとするかについて判断する(710)。端末は、自身がパワーセービングモードで動作しようとする場合、アクセスポイントにパワー管理モードをパワーセービングモードに設定したフレームを送信する(720)。
パワー管理モードをパワーセービングモードに設定することにより、端末は、アクセスポイントに端末がパワーセービングモードで動作しようとするということを示す。
パワー管理モードをパワーセービングモードに設定する方法としては、アクセスポイントに送信するフレームでパワーセービングモードの使用可否を示すフィールド(field)又はビット(bit)を設定する。アソシエーション要求フレームの能力/支援フィールドを「1」の値に設定することを一例として挙げる。
端末は、パワーセービングモードで動作しない場合(例えば、図1のNon−TXOPパワーセービングモード130で動作しようとする場合)、動作状態をアウェイク状態で維持する(780)。
端末は、アクセスポイントからパワーセービングモードに設定したフレームに応答したアック(ACK)を受信したか否かを判断する(730)。
もし、730でアクセスポイントからアックを受信できなければ、端末は動作状態をアウェイク状態で維持する(780)。端末は、アクセスポイントからアックを受信できない場合、パワーセービングモードで動作してはならない。
730で、アクセスポイントからアックを受信した端末は、TXOPデュレーションでのパワー管理モードをパワーセービングモードに設定してもよい(740)。
端末はアクセスポイントから、TXOPデュレーションに関する情報を含む送信機会設定フレーム(TXOP setting frame)を受信する(750)。
ここで、送信機会設定フレームは、パワー管理モードをパワーセービングモードに設定した端末及びパワー管理モードをパワーセービングモードに設定しなかった端末の双方が復号化可能なように生成される。
端末が送信機会設定フレームを受信する時期は、必ずしも上述した順序によって制限されるものではなく、アクセスポイントとの通信を行う過程において変更され得る。
ここで、端末は、アクセスポイントから受信した送信機会設定フレームに基づいて自身(ここでは、端末)が当該データストリームを受信する端末であるか否かを判断する。また、端末は、判断結果に応じてアクセスポイントに送信機会設定フレームに対する応答フレームを送信する。
端末は、アクセスポイントから送信される情報に基づいて予め設定された条件が満たされるか否かを判断する(760)。端末は、予め設定された条件が満たされるか否かを判断することによって自身の動作状態を決定する。
アクセスポイントから送信される情報は、当該端末を含むグループのグループID(GID)、当該端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されるか否かを示す情報、及び端末に対応するデータストリームがさらに存在するか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含む。
予め設定された条件は、例えば、第1条件、第2条件、及び第3条件を含み、当該端末が属するセル内の端末の集合で構成されたグループのどのグループIDにも含まれていなかった場合、第1条件が満たされる。端末が何れかのグループのグループIDには含まれているが、端末に対応するデータストリームがTXOPデュレーション中にアクセスポイントから送信されない場合、第2条件が満たされる。さらに、TXOPデュレーション中に端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を受信した場合、第3条件が満たされる。
端末は、アクセスポイントから送信される各フレームに含まれたイネーブリングビット(enabling bit)を利用し、上述した予め設定された条件のうちの第1条件及び第2条件によって端末の動作状態を変更するかに対する適用可否を選択する。
760で、端末は、アクセスポイントから送信される情報に基づいて予め設定された条件が満たされれば、端末の動作状態をアウェイク(Awake)状態からスリープ(Sleep)状態に変更できる(770)。端末は、TXOPデュレーションの残りの時間にスリープ状態を維持することにより、受信待機電力及びデータ受信のための電力消耗を低減できる。
もし、760で予め設定された条件が満たされなければ、端末は、TXOPデュレーション中の動作状態をアウェイク状態で維持する(780)。
図8は、本発明の一実施形態に係るアクセスポイントの通信方法を示すフローチャートである。
アクセスポイントは、パワー管理モードとしてアクティブモードを有する端末のうち、パワーセービングモードで動作しようとする端末からパワー管理モードがパワーセービングモードに設定されたフレームを受信する(810)。
アクセスポイントは、端末にパワーセービングモードに設定されたフレームに応答するアック(ACK)を送信する(820)。
アクセスポイントは、チャネルに対する送信機会(Transmission Opportunity、TXOP)を取得する(830)。
アクセスポイントは、パワー管理モードとしてアクティブモードを有する端末に対応するデータストリームを維持する(840)。
アクセスポイントは、端末に、端末それぞれの動作状態を決定するのに使用されるべき情報を送信する(850)。
端末それぞれの動作状態を決定するのに使用される情報は、端末それぞれを含むグループのグループID、TXOPデュレーション中に端末それぞれに対応するデータストリームがアクセスポイントから送信されるか否かを示す情報、及び端末それぞれに対応するデータストリームがさらに存在するか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含む。
アクセスポイントは、TXOPデュレーションで端末のうちの少なくとも1つにデータストリームを同時に送信する(860)。例えば、複数の端末がアウェイクモードにあれば、アクセスポイントは同時にデータストリームを複数の端末に送信する。
例えば、「同時に」送信するという意味は、空間的(spatial)に同時に送信する、又は多重ユーザによるMIMO(MU−MIMO)を利用することを意味し、少なくとも1つの端末それぞれに対応するデータストリームの送信が必ずしも同時に始まって同時に終わることを意味するものではない。
TXOPデュレーションは、チャネルに対する送信機会に対応する時間区間であり、チャネルに対する送信機会(Transmission Opportunity、TXOP)を取得したアクセスポイントが端末を含むグループにデータストリームを含む少なくとも1つのフレームを送信する時間区間である。例えば、TXOPデュレーションは、アクセスポイントが各チャネルにデータを送信しなければならない時間量を示す。
アクセスポイントは、動作状態を決定するのに使用される情報に基づいて予め設定された条件を満たす端末がTXOPデュレーションの残りの時間に動作状態をスリープ状態で維持するように、端末に対応するデータストリームを送信しない場合もある。
このとき、端末の動作状態を決定するのに利用される情報及びデータストリームは、同じフレーム内に含まれ得る。
グループIDを有するグループは、端末が属するセル内の端末の集合で構成される。
アクセスポイントは、端末が上述した第1条件及び第2条件によって動作状態を変更するかに対する適用可否を選択できるように、イネーブリングビット(enabling bit)が含まれたフレームを送信する。
アクセスポイントは、TXOPデュレーション中に端末に対応するデータストリームがさらに存在するか否かを示す指示子を生成する。
即ち、アクセスポイントは、端末に送信されるパケットのプリアンブル又は端末に送信されるMACフレームのヘッダを利用し、端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を生成する(870)。上述した指示子は、例えば、MDBである。
アクセスポイントは、TXOPデュレーションの残りの時間にスリープ状態にある端末に送信するデータストリームが発生した場合、送信するデータストリームをバッファリング(buffering)する(880)。例えば、TXOPは、予想外の多様な理由によって中断することがある。また、端末は、依然として中断しているTXOPの残りの期間にスリープ状態にあることがある。従って、アクセスポイントは、端末に送信されなければならないデータをバッファリングしなければならない。
図9は、本発明の一実施形態に係る端末がパワー管理モードをパワーセービングモード(TXOP PS mode)に設定する場合を説明するための図である。
以下、STAは例えば、端末あるいはステーション(station)であり、APはアクセスポイント(Access Point)である。
パワーセービングモードで動作しようとするSTA1(903)は、AP1(901)にパワーセービングモード(TXOP PS mode)を「1」に設定したフレーム911を送信する。ここで、パワーセービングモードを「1」に設定することは、当該STAが自身のパワー管理モードをパワーセービングモードで動作するように望むことを示すことを意味する。STAが自身のパワー管理モードをパワーセービングモードに設定するには、例えば、アソシエーション要求フレームの能力/支援フィールドを利用してもよい。STA1(903)は、AP1(901)から当該フレーム(ここでは、フレーム911)に応答したアック(Ack)913を受信する。
STA1(903)は、アック(Ack)913受信後からパワーセービングモードで動作する。
STA2(905)も同様に、パワーセービングモードが「1」に設定されたフレームをAP1(901)に送信し、AP1(901)からアック(Ack)917を受信した後にパワーセービングモードで動作する。
STA1(903)及びSTA2(905)は、パワーセービングモード設定(TXOP PS mode setting)区間910で、AP1(901)と上述した動作を行ってパワーセービングモードで動作することを設定する。
この後、AP1(901)とSTA903、905は、TXOPデュレーション設定区間930で、RTS(Request To Send)フレーム931とCTS(Clear To Send)フレーム933を活用してTXOPデュレーション950を設定する。
TXOPデュレーション設定区間930は、後述するTXOP設定区間であってもよい。
RTSフレーム931とCTSフレーム933は、隠れ端末問題(hidden node problem)として知られたフレーム衝突を防ぐために使用され得る。データ送信を所望するノード(ここでは、AP1(901))がRTSフレーム931を送信することによってプロセスが始まる。送/受信中である他の信号がなく、送信が可能な無線環境の場合、目的地ノード(ここでは、STA1(903))は、この信号に対してCTSフレーム933を送って応答する。RTSフレーム931でも、CTSフレーム933を受信した他のすべてのノードは、定められた時間中のデータ送信を制限することによって隠れ端末問題を解決できる。送信が制限される時間はそれぞれ、RTSフレーム931とCTSフレーム933内に含まれる。
図10は、図9のTXOP中に行われるフレーム送受信過程を説明するための図である。図10の実施形態において、第2条件は考慮されない。
図10において、何れか1つのセル又はBSS(Basic Service Set)内には、AP1(1001)と6個のSTA1003、1005、1007、1009、1011、及び1013があり、各STAは下記の表3のとおりであると仮定する。
Figure 0005735550
表3のように、6個のSTAのうちのSTA1(1003)、STA2(1005)、及びSTA3(1007)は、図1で説明されたパワーセービングモード(TXOP PS mode)140にある端末である。
AP1(1001)には、STA1(1003)、STA2(1005)、STA4(1009)、STA5(1011)、及びSTA6(1013)に送信するデータがある。
フレーム1(1020)は、プリアンブル1021に含まれたグループID(Grp ID)にすべてのSTA(STA1〜STA6)を含む。従って、フレーム1(1020)を受信した後、何れのSTAに対しても第1条件は満たされない。
フレーム1(1020)は、STA1(1003)とSTA4(1009)に送信されるデータ1023、1025を含んでおり、STA1(1003)のMDB値は「0」に設定されている。
STA1(1003)のMDB値が「0」に設定されたことは、フレーム1(1020)以後にAP1(1001)からSTA1(1003)に追加で送信されるデータがないことを示す。従って、STA1(1003)に対して第3条件は満たされる。従って、STA1(1003)は、AP1(1001)からBlock Ack(BA)1090を送信した後、TXOPデュレーションの最後までパワーセービングモードで動作することによって待機電力の消耗を低減できる。
パワーセービング状態の一実施形態としては、スリープ状態(又は、ドーズ状態)が挙げられる。
STA1(1003)は、MDBによって当該データストリームの受信を終了した後、又は当該データストリームに対するブロックアック(Block ACK)を送信した後に、TXOPデュレーションの残りの時間にSTA1(1003)の動作状態をスリープ状態で維持してもよい。
フレーム2(1040)は、プリアンブル1041に含まれたグループIDにSTA2(1005)、STA3(1007)、STA4(1009)を含み、STA2(1005)とSTA4(1009)に送信されるデータ1043、1045を含む。
パワーセービングモード(TXOP PS mode)にあるSTA3(1007)の場合、AP1(1001)から受信するデータはないが、グループIDに含まれているのでスリープ状態に入ることはできない。即ち、図10の実施形態において、STAは第2条件を考慮せず、第1条件及び第3条件だけを考慮してもよい。
フレーム2(1040)でSTA2(1005)のMDB値が「1」であるので、STA2(1005)は依然としてアウェイク(awake)状態に留まる。
フレーム2(1040)でSTA4(1009)のMDB値は「0」であるが、STA4(1009)はノン−パワーセービングモード(non−TXOP PS mode)にあり、パワーセービングモードを利用しないSTAである。従って、STA4(1009)は、AP1(1001)にフレーム1(1020)とフレーム2(1040)に応答するBA1093、1094を送信した後にもパワーセービングをせず、継続してアウェイク状態に留まる。
フレーム3(1060)は、プリアンブル1061に含まれたグループIDにSTA2(1005)とSTA5(1011)のIDを含み、STA2(1005)とSTA5(1011)に送信されるデータ1063、1065を含む。
パワーセービングモードで動作中であるSTA3(1007)は、フレーム4(1080)のグループIDに含まれていないので、STA3(1007)に対して第1条件が満たされる。従って、STA3(1007)は、TXOPの残りの期間にパワーセービングモードに進入できる。
図10の実施形態において、パワーセービングモードで動作するということは、スリープ状態に留まることを意味する。
フレーム3(1060)でSTA2(1005)のMDB値が「0」であるので、STA2(1005)は、データを受信した後、TXOPデュレーションの残りの期間にスリープ状態のようなパワーセービング状態に進入してもよい。
フレーム4(1080)は、プリアンブル1081に含まれたグループIDにSTA5(1011)とSTA6(1013)のIDを含み、STA5(1011)とSTA6(1013)に送信されるデータ1023、1025を含む。
STA5(1011)及びSTA6(1013)はフレーム4(1080)を受信し、AP1(1001)にBA1096、1097を送信する。
AP1(1001)は、送信するフレームのグループIDに何れのSTAのIDでも含めてもよい。しかし、スリープ状態にあるSTAは当該フレームを受信することはできない。従って、AP1(1001)は、当該STAがスリープ状態にある間に送信されるデータをバッファリングしなければならない。
図11は、本発明の一実施形態に係る送信機会設定フレーム(TXOP setting frame)及びTXOPデュレーションを説明するための図である。
図11を参照すれば、AP(アクセスポイント)1(1101)は、送信機会設定期間(TXOP setting period)1110に送信機会設定フレーム1120を送信するが、例えば、AP1(1101)は、チャネルに対する送信機会に対応する時間区間、即ち、TXOPデュレーション1130を設定する。
送信機会設定フレーム1120は、送信機会に対応する時間区間、即ち、TXOPデュレーション1130を設定するための情報を含む。送信機会設定フレーム1120は、セルあるいはBSS内のすべてのSTA(例えば、パワー管理モードをスリープ状態のようなパワーセービングモードに設定した端末、及びパワー管理モードをアウェイク状態のようなパワーセービングモードに設定していない端末)が分かる形態で送信される。
即ち、例えば、送信機会設定フレーム1120には多重ユーザプリコーディング(pre−coding)などの方式などは適用せず、すべてのSTAがスリープ状態にあるとしても、セル内のすべてのSTAが当該フレームを復号化できるように生成される。
送信機会設定フレーム1120は、パワーセービングモードに対する適用可否又は当該TXOPデュレーション1130にフレームの送信対象となるターゲット(Target)受信グループの情報を含む。ここで、ターゲット(Target)受信グループの情報は、同じグループのIDを有する特定グループ及びその特定グループに属するSTAに関する情報である。
送信機会設定フレーム1120がターゲット受信グループの情報を含む場合、当該受信グループに含まれていないSTAは、送信機会設定フレーム1120後からTXOPデュレーション1130の最後までスリープ状態を維持できる。
ターゲット受信グループに属する1つあるいは1つ以上のSTAは、送信機会設定フレーム1120に対して応答フレーム(Response frame)1160を送信する。応答フレーム1160は、送信機会設定フレーム1120に含まれた内容の一部あるいは全体を含む。
これにより、送信機会設定フレーム1120を受信できない隠れノード(hidden node)も、TXOP設定(setting)ができる。1つ以上のSTAが応答フレーム1160を送信する場合、予め定義された順序と方法によって送信してもよく、そうでない場合に当該情報は送信機会設定フレーム1120に含まれる。
送信機会設定期間(TXOP setting period)1110は、チャネルに対する送信機会(Transmission Opportunity)に対応する時間区間(例えば、TXOPデュレーション1130)を設定するために利用される。
TXOPデュレーション1130を設定するための送信機会設定期間1110に、AP1(1101)は、セル内のSTA1103、1105、1107、1109に送信機会設定フレーム(TXOP setting frame)1120を送信する。
送信機会設定フレーム1120は、端末がTXOPデュレーション1130中に当該データストリームを受信するか、又はパワーセービング(Power Saving)モードで動作するために使われる。
送信機会設定フレーム1120は、プリアンブル(Preamble)1121、L−SIG(従来様式の信号用、Legacy SIGnal)フィールド1123、及びTXOPデュレーション1130を設定するためのTXOP設定情報(TXOP setting)1125を含む。
STA1103、1105、1107、1109は各々、TXOP設定情報1125を利用してチャネルに対する送信機会に対応する時間区間を設定する。
AP1(1101)からデータを受信するSTA1103、1105、1107は、TXOPデュレーション1130中に無線チャネルにアクセスしてAP1(1101)からパケット又はフレームを受信する。
しかし、データを受信しないSTA4(1109)は、TXOPデュレーション1130中に無線チャネルにアクセスしなくてもよい。
TXOP設定情報1125は、STA1103、1105、1107、1109のうち、AP1(1101)からデータを受信するSTAのグループに関する情報を含む。
STA1103、1105、1107、1109は、TXOP設定情報1125を利用してTXOPデュレーション1130を設定する。TXOPデュレーション1130中に、AP1(1101)とSTA1103、1105、1107、1109は、図10で説明したのと同じような方法によってデータを送受信する。
AP1(1101)からデータを受信するSTA1(1103)は、TXOP設定情報1125に対する応答フレーム1160をAP1(1101)に送信する。TXOP設定情報1125に対する応答フレーム1160は、複数のAPのカバレッジが重なる場合でも、STA1103、1105、1107、1109の混線を防ぐことができる。
図12は、本発明の一実施形態に係る、アクセスポイントのパワーセービング支援能力(support capability)を示すために、アクセスポイントによって使用されるVHT能力要素(capabilities element)を示す図である。
端末も、また、端末のパワーセービング支援能力を表現するために、VHT能力要素を使用するべきである。例えば、VHT能力要素(capability information element)は、IEEE 802.11標準に基づいてアソシエーション要求フレーム又はアソシエーション応答フレームに含まれる。
図12を参照すれば、アクセスポイントは、VHT能力要素のVHT能力情報(capabilities Info.)フィールドを利用してパワーセービングモードのためのアクセスポイントの支援能力を示す。
MU_TXOP_PS(多重ユーザTXOPパワーセービング)1210が「0」に設定されれば、当該アクセスポイントは、端末に対するパワーセービング支援能力を有しないことを示す。一方、MU_TXOP_PS(1210)が「1」に設定されれば、当該アクセスポイントは、端末に対するパワーセービング支援能力を有することを示す。
図13は、本発明の一実施形態に係る端末がアクセスポイントに端末のパワー管理モードを知らせるために端末によって使用されるMACヘッダのVHT制御フィルドを示す図である。
図1によって詳述したように、端末は、Non−TXOPパワーセービングモード130とTXOPパワーセービングモード140のうち何れか1つのアクティブモード(active mode)によるパワー管理モードで動作する。従って、端末は、VHT制御フィールドのB29ビットを利用してアクセスポイントに自身のパワー管理モードを知らせることができる。端末は、また、パワーセービングモード120で動作してもよい。従って、端末は、アクセスポイントに端末がパワーセービングモード120にあることを知らせるために、VHT制御フィールドの少なくとも1つのビットを使用できる。
VHT制御フィールドのB29ビットが「0」である場合、端末は自身のパワー管理モードがNon−TXOPパワーセービングモードであることを示し、「1」である場合、端末は自身のパワー管理モードがTXOPパワーセービングモードであることを示す。
図14は、本発明の一実施形態に係るアクセスポイントが、端末がパワーセービングモードで動作することを許諾するのに利用されるVHT−SIG−Aフレームを示す図である。
アクセスポイントは、ダウンリンクマルチユーザTXOPデュレーションの開始時点において、端末それぞれがパワー管理モードで動作することを許諾するか否かを知らせる。
例えば、アクセスポイントがVHT−SIG−Aフィールドの一ビット(B22)を「0」に設定すれば、当該端末がパワーセービングモードで動作することを許諾しないことを示す。一方、アクセスポイントがVHT−SIG−Aフィールドの一ビット(B22)を「1」に設定すれば、当該端末がパワーセービングモードで動作することを許諾したことを示す。
図15は、一実施形態に係る端末を示す。
図15を参照すれば、端末1500は、受信部1510、制御部1520及びパワー管理部1530、及び送信部1540を含む。
受信部1510は、アクセスポイントの送信機会(TXOP)中にアクセスポイントから少なくとも1つのデータフレームを受信する。例えば、受信部1510は、アクセスポイントによって取得されたTXOP中にアクセスポイントから少なくとも1つのデータフレームを受信する。
制御部1520は、アクセスポイントから受信したデータフレームに含まれたデータに基づき、複数の条件のうち何れか1つが満たされるか否かを決定する。例えば、前記複数の条件は、本明細書の図1〜図14を参照しながら記述された第1条件、第2条件、及び第3条件を含む。
第1条件は、端末1500がTXOP中にアクセスポイントによってサービングされるグループに属する端末の一つでなければ満たされる。
例えば、データフレームのグループIDは、当該端末1500がTXOP中にグループのメンバーでないことを示す。
多様な局面において、第1条件は満たされないこともある。例えば、もし、データフレームのグループIDが、当該端末1500がグループのメンバーであることを示す場合、第1条件は満たされないが、端末1500がTXOP中にデータストリームを受信しなければ、第2条件は満たされる。
例えば、アクセスポイントから受信したデータフレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsビットは、端末1500にTXOP中にデータが送信されないことを示してもよい。
多様な側面において、第1条件及び第2条件は満たされないこともある。
例えば、データフレームのグループIDが、端末1500がグループのメンバーであることを示す場合も有り、データフレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsビットが、端末1500に対してTXOP中にデータが送信されることを示す場合もある。
しかし、第3条件は、もし端末1500がTXOP中にデータストリームの受信を完了し、アクセスポイントで端末1500のためのデータフレームがこれ以上なければ、満たされる。
例えば、前記データフレーム又は他のデータフレームのMACヘッダに含まれたMDBは、TXOP中にアクセスポイントから端末1500へのデータ送信が完了したことを示す場合がある。
パワー管理部1530は、端末のパワーモードを調節する。
例えば、もし制御部1520が複数の条件のうち何れか1つが満たされると判断すれば、パワー管理部1530がTXOPデュレーション中に端末のパワーモードをパワーセービングモードに調節する。
例えば、パワーセービングモードは、TXOPデュレーション中にスリープモード(sleep mode)(又は、ドーズ状態(doze state))に切り替えられる。
制御部1520は、アクセスポイントに対して自身(端末)がパワーセービングモードで動作できることを示す。例えば、制御部1520は、端末1500のパワー管理モードを示すために、VHT制御フレーム(VHT control frame)の能力/支援要素の少なくとも1つのビットを設定する。
例えば、図1を参照すれば、VHT制御フレームは、端末1500が継続してアウェイクに残っているノン−TXOPパワーセービング(PS)モード(130)、端末がアウェイク状態から端末が寝ているドーズ状態に転換するTXOPパワーセービング(PS)モード(140)、端末が継続して寝ているパワーセービングモード120で動作できるかを示すのに使用されてもよい。
送信部1540は、アクセスポイントに、端末のパワー管理モードを示すVHT制御フレームを含むデータフレームを送信してもよい。
他の実施形態によれば、端末1500は、アクセスポイントに端末1500がパワーセービングモード、ノン−TXOP PSモード、又はTXOP PSモードで動作しているか否かを知らせる。
例えば、制御部1520は、パワーセービングモード、ノン− TXOP PSモード、又は、TXOP PSモードに該当する端末のパワー管理モードを示すために、MACヘッダのVHT制御フィールドの少なくとも1つのビットを設定する。
図16は、一実施形態に係るアクセスポイントを示す。
図16を参照すれば、アクセスポイント1600は、制御部1610及び送信部1620を含む。
制御部1610は、アクセスポイントによって取得された送信機会(TXOP)に或る端末が含まれるか否かを決定する。
もし、制御部1610が、当該端末がTXOPに含まれると決定すれば、制御部1610は当該端末がTXOPのどの部分にあたるかを決定する。
例えば、制御部1610は、当該端末が、アクセスポイント1600がTXOP中に送信する端末のグループに含まれないものと決定する。
その場合、アクセスポイント1600は、当該端末に対して、アクセスポイント1600がTXOP中にデータを送信できる端末のグループに含まれていないことを知らせる。
例えば、制御部1610は、データフレームのグループIDフィールドを設定し、グループIDフィールドが、当該端末がTXOP中にグループのメンバーでないことを示す。
送信部1620は、TXOP中に当該端末がグループのメンバーでないことを示すグループIDフィールドを含むデータフレームを端末に送信する。
他の実施形態によれば、制御部1610は、或る端末がTXOP中に送信できる端末のグループに含まれるが、アクセスポイント1600がTXOP中に当該端末に送信するデータを有さないと決定すれば、アクセスポイント1600は、当該端末に対して、アクセスポイント1600がTXOP中に当該端末に送信するデータストリームを有さないことを知らせる。
例えば、制御部1610は、当該端末がTXOP中に送信されないことを示すために、フレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsビットを設定する。
送信部1620は当該端末に、TXOP中に当該端末にデータが送信されないことを示すために、フレームのVHT−SIGフィールドに含まれたNstsビットを含むデータフレームを送信する。
他の実施形態によれば、もし制御部1610が、或る端末がTXOP中に送信できる端末のグループに含まれるが、アクセスポイント1600がTXOP中に当該端末に送信するデータを有さないと決定すれば、アクセスポイント1600は、当該端末に対して、アクセスポイント1600が各TXOP中に当該端末に対するデータストリームの送信を完了したことを知らせる。
例えば、制御部1610は、当該端末に対するデータ送信が完了したことを示すために、MACヘッダのMDBを設定する。
送信部1620は端末に、当該端末に対するデータ送信が完了したことを示すために設定されたMACヘッダのMDBを含むデータフレームを送信する。
図1〜図14を参照しながら記述された実施形態は全て、図15及び図16を参照しながら記述された端末1500及びアクセスポイント1600に適用できる。従って、これ以上の説明は省略する。
上述した方法は、多様なコンピュータ手段によって実行が可能なプログラム命令形態で実現され、コンピュータで読み取り可能な媒体に記録される。前記コンピュータで読み取り可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合わせて含む。前記媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計されて構成されるか、又は、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものである。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、及び磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto−optical media)、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタープリタなどを使用してコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成されてもよく、その逆も同様である。
上述したように、本発明は限定された実施形態と図面によって説明されたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明が属する分野において通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。
従って、本発明の範囲は上述の実施形態に限定されてはならず、添付する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められなければならない。
110 アクティブモード(Active Mode)
120 パワーセービングモード(PS Mode)
130 Non−TXOPパワーセービングモード
140 TXOPパワーセービングモード
150 アウェイク状態(Awake State)
160 スリープ状態(Sleep State)(又は、ドーズ状態(Doze State))
1500 端末
1510 受信部
1520 制御部
1530 パワー管理部
1540 送信部
1600 アクセスポイント
1610 制御部
1620 送信部

Claims (31)

  1. アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおける端末の通信方法であって、
    アクセスポイントがデータストリームを含む少なくとも1つのフレームを複数の端末に送信するTXOP(送信機会(Transmission Opportunity、以下、TXOPという)デュレーション中に端末のパワー管理モードをTXOPパワーセービングモードに設定するステップ
    前記アクセスポイントから情報を受信するステップと、
    前記アクセスポイントから受信された前記情報に基づき、少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かを判断することによって前記TXOPパワーセービングモードにおける前記端末の動作状態を決定するステップ、を有し、
    前記端末の動作状態は、アウェイク(Awake)状態及びスリープ(Sleep、又はドーズ(Doze))状態をことを特徴とする端末の通信方法。
  2. 前記アクセスポイントにパワー管理モードに関する情報を送信するステップ更に含ことを特徴とする請求項1に記載の端末の通信方法。
  3. 前記アクセスポイントから送信され前記少なくとも1つのフレームそれぞれに含まれイネーブリングビット(enabling bit)を利用し、前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かに基づいて前記端末の動作状態変更対する適用可否を選択するステップ、を含ことを特徴とする請求項1に記載の端末の通信方法。
  4. 前記TXOPパワーセービングモードに設定するステップに先立ち、前記アクセスポイントに前記パワー管理モードを前記TXOPパワーセービングモードに設定したフレームを送信することによって前記TXOPパワーセービングモードで動作するように試みるステップと、
    前記アクセスポイントから前記TXOPパワーセービングモードに設定したフレームに応答したアック(ACK)を受信するステップ、を更に含み、
    前記パワー管理モードを前記TXOPパワーセービングモードに設定するステップは、
    前記アクセスポイントからアックが受信されるか否かに基づき、前記TXOPデュレーション中のパワー管理モードを前記TXOPパワーセービングモードに設定するステップであことを特徴とする請求項1に記載の端末の通信方法。
  5. 前記アクセスポイントから前記TXOPデュレーションに関する情報を含むTXOP設定フレーム(TXOP setting frame)を受信するステップ
    前記TXOP設定フレームに基づき、前記端末が前記TXOPデュレーション中にデータストリームを受信する端末であるか否かを判断するステップと、
    前記判断結果に応じて前記TXOP設定フレームに対する応答フレームを送信するステップ、を更に含ことを特徴とする請求項4に記載の端末の通信方法。
  6. 前記端末の動作状態を決定するステップは、
    前記アクセスポイントから受信された情報に基づいて前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かを判断するステップと、
    前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされると応答し、前記端末の動作状態を前記アウェイク状態から前記スリープ状態に変更するステップ、を含ことを特徴とする請求項1に記載の端末の通信方法。
  7. 前記予め設定された条件は、第1条件、第2条件、及び第3条件を含み、
    前記フレームに含まれるグループIDが、前記端末がグループのメンバーでないことを示した場合、前記第1条件が満たされ、
    前記フレームに含まれるグループIDが、前記端末グループのメンバーであることを示すが、前記端末に対応するデータストリームが前記TXOPデュレーション中に前記アクセスポイントから送信されない場合、前記第2条件が満たされ、
    前記端末が、前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を受信した場合、前記第3条件が満たされことを特徴とする請求項1に記載の端末の通信方法。
  8. 前記指示子によって前記データストリームの受信を終了する前記アクセスポイントに前記データストリームに対するブロックアック(Block ACK)を送信した後に、前記TXOPデュレーション中の残りの時間に前記端末の動作状態をスリープ状態維持するステップを更に含ことを特徴とする請求項7に記載の端末の通信方法。
  9. アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおけるアクセスポイントの通信方法であって、
    チャネルに対するTXOPを取得したアクセスポイントが、複数の端末にTXOPデュレーションに関する情報を送信するステップ
    前記TXOPデュレーション中パワー管理モードをTXOPパワーセービングモードに設定した少なくとも1つの端末に応答し、前記TXOPパワーセービングモードにおける前記少なくとも1つの端末の動作状態を決定するために使用される少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かを判断するための情報を送信するステップと、
    前記TXOPパワーセービングモードにおける前記端末それぞれの動作状態に基づき、前記TXOPデュレーション中に前記端末データストリームを送信するステップ、を有し、
    前記端末の動作状態は、アウェイク(Awake)状態及びスリープ(Sleep、又はドーズ(Doze))状態をことを特徴とするアクセスポイントの通信方法。
  10. 前記アクセスポイントが前記TXOPパワーセービングモードを支援してもよいか否かに関する情報、又は前記TXOPパワーセービングモードのためのアクセスポイントの支援能力に関する情報を前記端末に送信するステップ更に含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  11. 前記TXOPデュレーションに関する情報を送信するステップは、
    前記TXOPデュレーションに関する情報を含むTXOP設定フレームを前記端末に送信するステップであり、
    前記TXOP設定フレームは、
    前記パワー管理モードが前記TXOPパワーセービングモードに設定された端末及び前記パワー管理モードが前記TXOPパワーセービングモードに設定されなかった端末全てが復号化できるように生成されことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  12. 前記TXOPパワーセービングモードで動作しようとする端末から前記パワー管理モードが前記TXOPパワーセービングモードに設定されたフレームを受信するステップと、
    前記TXOPパワーセービングモードに設定されたフレームに応答するアックを前記端末に送信するステップ、を更に含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  13. 前記端末との間のサービス品質及びチャネル条件を含む情報に基づいて前記端末に対するグループを形成するステップと、
    前記グループのメンバーに関する情報を知らせるステップ、を含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  14. 特定端末が前記TXOPパワーセービングモードに進入することを知らせる場合、前記特定端末の知らせに応答して前記端末及び前記特定端末を再グルーピングするステップ更に含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  15. 特定端末が前記TXOPパワーセービングモードのスリープ状態に進入した場合、前記グループから前記特定端末を他の端末に変更するステップと、
    前記特定端末の変更によって更新されたグループのメンバーに関する情報を知らせるステップ、を含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  16. 前記データストリームを送信するステップは、
    前記TXOPデュレーション中に前記端末のうち前記アウェイク状態を有する端末に前記データストリームを同時に送信し、前記TXOPデュレーションの残りの時間に前記スリープ状態を有する端末送信するデータストリームをバッファリング(buffering)するステップであことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  17. 前記スリープ状態にあ端末の動作状態が前記アウェイク状態に変更された場合当該端末に前記バッファリングされたデータストリームを送信するステップことを特徴とする請求項16に記載のアクセスポイントの通信方法。
  18. 前記TXOPパワーセービングモードにおける端末の動作状態を決定するために使用される前記少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かを判断するための情報は、
    前記端末それぞれを含むグループID、前記TXOPデュレーション中に前記端末それぞれに対応するデータストリームが前記アクセスポイントから送信されるか否かを示す情報、及び前記TXOPデュレーション中に前記端末それぞれに送信されるデータストリームが更に存在するか否かを示す情報のうち少なくとも1つを含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  19. 前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータストリームが更に存在するか否かを示す指示子を生成するステップ更に含ことを特徴とする請求項9に記載のアクセスポイントの通信方法。
  20. 前記指示子を生成するステップは、
    前記端末に送信されるパケットのプリアンブル又は前記端末に送信されるMACフレームのヘッダを利用し前記端末に対応するデータストリームがこれ以上存在しないことを示す指示子を生成するステップであことを特徴とする請求項19に記載のアクセスポイントの通信方法。
  21. チャネルに対するTXOPを取得したアクセスポイントが、複数の端末TXOPデュレーションに関する情報を送信するステップ
    前記TXOPデュレーション中パワー管理モードをTXOPパワーセービングモードに設定した少なくとも1つの端末に応答し、前記TXOPパワーセービングモードにおける前記少なくとも1つの端末の動作状態を決定するために使用される少なくとも1つの予め設定された条件が満たされるか否かを判断するための情報を送信するステップと、
    前記TXOPパワーセービングモードにおける前記端末それぞれの動作状態に基づき、前記TXOPデュレーション中に前記端末にデータストリームを送信するステップ、を有し、
    前記端末の動作状態は、アウェイク(Awake)状態及びスリープ(Sleep、又はドーズ(Doze))状態を含むアクセスポイントの通信方法をコンピュータ行させためのプログラム命令を含ことを特徴とするコンピュー読み取り可能な記録媒体。
  22. アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおける端末であって、
    アクセスポイントのTXOPデュレーション中に前記アクセスポイントから少なくとも1つのデータフレームを受信する受信部
    前記アクセスポイントから受信したデータフレームに含まれる情報に基づいて予め設定された複数の条件のうち何れか1つが満たされるか否かを決定する制御部と、
    前記端末のパワー管理モードを調節するパワー管理部、を備え
    前記制御部が前記複数の条件のうち何れか1つが満たされると判断した場合、前記パワー管理部は、前記TXOPデュレーション中に前記端末のパワー管理モードをアウェイク(Awake)状態及びスリープ(Sleep、又はドーズ(Doze))状態を含むTXOPパワーセービングモードに調節すことを特徴とする端末。
  23. 前記データフレームのグループIDが、前記TXOPデュレーション中に前記端末がグループのメンバーでないことを示した場合、前記複数の条件のうちの第1条件が満たされことを特徴とする請求項22に記載の端末。
  24. 前記データフレームのグループIDが、前記端末がグループのメンバーであることを示し、前記TXOPデュレーション中に前記データフレームのVHT−SIG(very high throughput signal、超高速処理量信号)フィールドに含まれNsts(Number of space time streams)ビットが前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータがないことを示した場合、前記複数の条件のうちの第2条件が満たされことを特徴とする請求項22に記載の端末。
  25. 前記データフレームのグループIDが、前記端末がグループのメンバーであることを示し、前記TXOPデュレーション中に前記データフレームのVHT−SIGフィールドに含まれNstsビットが前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータがあることを示し、前記データフレームは他のデータフレームのMACヘッダに含まれMDB(more data bit、モアデータビット)前記TXOPデュレーション中に前記端末に対するデータ送信が完了したことを示した場合、前記複数の条件のうちの第3条件が満たされことを特徴とする請求項22に記載の端末。
  26. アクセスポイント及び複数の端末を含む無線ネットワークにおけるアクセスポイントであって、
    アクセスポイントによって取得されたTXOPに端末が含まれるか否かを決定する制御部と、
    前記制御部前記TXOPの一部に前記端末が含まれなかった決定した場合前記端末にTXOPデュレーションに関する情報を送信し、前記TXOPデュレーション中にパワー管理モードをTXOPパワーセービングモードに設定した前記端末に応答し、前記TXOPパワーセービングモードにおける端末の動作状態を決定するために使用される予め設定された複数の条件のうち何れか1つを満たすか否かを判断するための情報を送信し、端末の動作状態に基づき前記端末にデータを送信する送信部、を備え、
    前記端末の動作状態は、アウェイク(Awake)状態及びスリープ(Sleep、又はドーズ(Doze))状態をことを特徴とするアクセスポイント。
  27. 前記端末が前記TXOPデュレーション中に前記アクセスポイントが送信することができるグループの端末に含まれないを前記制御部が決定した場合
    前記送信部は前記端末が前記TXOPデュレーション中に前記グループのメンバーでないことを示すグループIDフィールドを含むデータフレームを前記端末に送信すことを特徴とする請求項26に記載のアクセスポイント。
  28. 前記アクセスポイントが前記TXOPデュレーション中に送信することができる端末のグループに前記端末が含まれ、且つ前記アクセスポイント前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータを有さない前記制御部が決定した場合
    前記送信部は、前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信されるデータがないことを示すために前記フレームのVHT−SIGフィールドに含まれNstsビットを含むデータフレームを前記端末に送信すことを特徴とする請求項26に記載のアクセスポイント。
  29. 前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信することができるグループ前記端末が含まれ、前記アクセスポイントが前記TXOPデュレーション中に前記端末に送信するデータを有するを前記制御部が決定した場合
    前記送信部は前記端末に対するデータ送信が完了したことを示すために設定されたMACヘッダのMDBを含むデータフレームを前記端末に送信すことを特徴とする請求項26に記載のアクセスポイント。
  30. 前記制御部は、前記端末のパワー管理モードを示すためVHT制御フレームの能力/支援要素のうちの少なくとも1つのビットを設定し、
    前記送信部は、前記端末のパワー管理モードを示す前記VHT制御フレームを含むデータフレームをアクセスポイントに送信すことを特徴とする請求項22に記載の端末。
  31. 前記パワー管理モードは、
    前記TXOPデュレーション中、前記端末が継続してスリープ状態であTXOPパワーセービングモード、前記端末が継続してアウェイク状態であるノン−TXOPパワーセービングモード(non−TXOP PS mode)、及び前記端末がアウェイク状態からスリープ状態に転換するTXOPパワーセービングモード(TXOP PS mode)を含み、
    前記VHT制御フレームの能力/支援要素のうちの少なくとも1つのビットは、前記TXOPデュレーション中、前記端末が前記継続してスリープ状態であるTXOPパワーセービングモード、前記アウェイク状態からスリープ状態に転換するTXOPパワーセービングモード(TXOP PS mode)、又は前記継続してアウェイク状態であるノン−TXOPパワーセービングモード(non−TXOP PS mode)にあるか否かを示すために設定されことを特徴とする請求項30に記載の端末。
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