JP5874531B2 - 携帯通信端末 - Google Patents

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本発明は、機器と連携して又は単体でサービスを提供可能な連携アプリケーションを所定のプロトコルの接続状態及び非接続状態の何れかによりフォアグラウンド又はバックグラウンドを実行領域として実行可能な制御手段を備えた携帯通信端末に関する。
従来より、例えば音声を出力する等のアプリケーションをフォアグラウンド又はバックグラウンドを実行領域として実行可能な端末が供されている。フォアグラウンドとは、ユーザが視認可能な状態で情報処理が進行するいわゆる表の面であり、バックグラウンドとは、ユーザが視認不可能な状態で情報処理が進行するいわゆる裏の面である。一般的に、フォアグラウンドで実行可能なアプリケーションは1つであり、バックグラウンドで実行可能なアプリケーションは複数である。
複数のアプリケーションをフォアグラウンド又はバックグラウンドを実行領域として同時に(並列に)実行可能な端末では、アプリケーションをフォアグラウンドで実行中に、別のアプリケーションをフォアグラウンドで起動する要求が発生すると、そのフォアグラウンドで実行中にあるアプリケーションをバックグラウンドに移行して実行する。そして、端末は、起動する要求が発生した別のアプリケーションをフォアグラウンドで実行する(例えば特許文献1参照)。
特開2011−147019号公報
さて、近年、ユーザが携帯可能な例えばスマートフォンと称される携帯通信端末と、車両に搭載されている車両用機器とが連携して各種のサービスを提供する車両用通信システムが供されている。車両用機器と連携可能な携帯通信端末は、車両用機器と連携して又は単体でサービスを提供可能な連携アプリケーションを、所定のプロファイルの接続状態及び非接続状態の何れかにより実行する。即ち、携帯通信端末は、例えばサーバから通信網を介して受信したインターネットラジオの音声を出力する連携アプリケーションを実行する場合に、音データの転送を規定するA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)及びデータ通信を規定するSPP(Serial Port Profile)の接続状態では、インターネットラジオの音声をA2DPにより車両用機器に転送(ストリーミング再生)し、再生コマンドや停止コマンド等の各種コマンドをSPPにより車両用機器に出力する。インターネットラジオの音声の出力制御を携帯通信端末にて行いつつ、インターネットラジオの音声を車両用機器から出力させることが可能となる。一方、携帯通信端末は、A2DP及びSPPの非接続状態では、インターネットラジオの音声を自機から出力させることが可能となる。
ところで、携帯通信端末は複数の連携アプリケーションを同時に実行可能である一方、車両用機器はメモリの制約等により複数の連携アプリケーションを同時に実行不可能である。又、複数の連携アプリケーションは同一のプロファイルを共存不可能である。そのため、従来の携帯通信端末は、連携アプリケーションをフォアグラウンドで実行中に別の連携アプリケーションをフォアグラウンドで起動する要求が発生すると、フォアグラウンドで実行中にある連携アプリケーションをバックグラウンドに移行し、起動する要求が発生した別の連携アプリケーションの実行を阻害しないように、そのバックグラウンドに移行した連携アプリケーションの実行を停止し、連携アプリケーションで使用していた所定のプロトコルを切断するようになっていた。
しかしながら、バックグラウンドに移行した連携アプリケーションの実行を一律的に停止してしまうと、携帯通信端末が連携アプリケーションを所定のプロトコルの非接続状態で実行していた場合でも、その連携アプリケーションの実行を停止することになる。携帯通信端末において、例えばインターネットラジオの音声を出力する連携アプリケーションをA2DP及びSPPの非接続状態で実行しており、インターネットラジオの音声を自機から出力しているときに、例えば車両用機器に対する操作入力を行う別の連携アプリケーションを起動すると、車両用機器に対する操作入力が可能となるが、インターネットラジオの音声の自機からの出力を停止することなる。即ち、連携アプリケーションをA2DP及びSPPの非接続状態で実行しているにも拘らず、別の連携アプリケーションの実行を阻害しないように、連携アプリケーションの実行を停止することになる。ユーザにとっては、連携アプリケーションをバックグラウンドに移行したが故にインターネットラジオの音声を携帯通信端末から聴けなくなり、従来の携帯通信端末は、このような点で利便性に問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フォアグラウンドで実行中にある連携アプリケーションをバックグラウンドに移行した場合に、ユーザにとって不利益な現象が発生することなく利便性を高めることができる携帯通信端末を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、制御手段は、機器と連携して又は単体でサービスを提供可能な連携アプリケーションとして自端末の音声出力部から音声を出力するアプリケーションを所定のプロトコルの接続状態及び非接続状態の何れかによりフォアグラウンド又はバックグラウンドを実行領域として実行である。ここで、制御手段は、連携アプリケーションをフォアグラウンドで実行中に、別の連携アプリケーションをフォアグラウンドで起動する要求が発生し、フォアグラウンドで実行中にある連携アプリケーションをバックグラウンドに移行すると、連携アプリケーションを所定のプロトコルの接続状態及び非接続状態の何れにより実行中であるかを判定し、非接続状態により実行中であると判定すると、連携アプリケーションの実行をバックグラウンドで継続する。
即ち、バックグラウンドに移行した連携アプリケーションを所定のプロトコルの非接続状態により実行中であれば、その連携アプリケーション実行を停止することなく継続するようにしたので、ユーザにとって不利益な現象が発生することなく利便性を高めることができる。例えばインターネットラジオの音声を出力する連携アプリケーションをA2DP及びSPPの非接続状態で実行しており、インターネットラジオの音声を自機から出力しているときに、その連携アプリケーションをバックグラウンドに移行した場合でも、インターネットラジオの音声の自機からの出力を継続することで、インターネットラジオの音声を聴き続けることができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 フローチャート 状態遷移を示す図 図3相当図 図3相当図
以下、本発明を、車両に搭載されている車両用機器とBluetooth(登録商標、以下、単にBTと称する)通信可能な携帯通信端末に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、車両用通信システム1は、ユーザが携帯可能な携帯通信端末2と、車両に搭載されている車両用機器3(機器に相当)とを有して構成される。本実施形態では、携帯通信端末2として、近年、高性能化が進む所謂スマートフォン(Smart Phone)を想定している。携帯通信端末2は、例えばコンテンツプロバイダが管理するサーバ4や中間サーバ5と通信網(図示せず)を通じて接続することで、サーバ4から配信されるコンテンツを直接取得したり中間サーバ5を通じて取得したりする。通信網は、携帯電話基地局や基地局制御装置等の周知の公衆回線網を使用する携帯電話通信サービスを提供する設備を含む。
サーバ4は、POI(Point Of Interface)検索サービス、ニュース配信サービス、SNS(Social Networking Service)サービス、音楽ストリーミング配信サービス、インターネットラジオ配信サービス等を実現する各種のコンテンツを保持している。サーバ4は、携帯通信端末2から配信要求を受付けると、その受付けた配信要求により特定されるコンテンツを、通信網を通じて携帯通信端末2に配信する。中間サーバ5は、サーバ4から配信されるコンテンツのデータ形式を、車両用機器3が当該コンテンツを利用可能なデータ形式に変換する機能を有する。即ち、例えば音楽ストリーミングデータ等のデータ形式を変換する必要がないコンテンツは、サーバ4から携帯通信端末2に直接配信される。一方、例えばPOIデータやニュースデータ等のデータ形式を変換する必要があるコンテンツは、サーバ4から中間サーバ5を通じて携帯通信端末2に配信される。
携帯通信端末2は、制御部6(制御手段に相当)と、電話通信部7と、BT通信部8と、記憶部9と、表示部10と、操作部11と、音声入力部12と、音声出力部13とを有する。制御部6は、CPU、RAM、ROM及びI/Oバス等を有する周知のマイクロコンピュータから構成されている。制御部6は、ROM等に記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、データ通信処理やデータ管理処理等の携帯通信端末2の動作全般を制御する。
電話通信部7は、サーバ4や中間サーバ5との間で通信網を通じて電話通信を行う。BT通信部8は、後述する車両用機器3のBT通信部15との間で近距離無線通信回線としてのBT通信回線を接続可能であり、BT通信回線の接続状態でBT通信を行う。BT通信部8は、BTの通信規格で規定されている複数のプロファイルを同時接続(所謂マルチプロファイル接続)可能に構成されている。これら複数のプロファイルは、機能毎に定義されたプロトコルを意味している。この場合、プロファイルとしては、仮想シリアルポート化したデータ通信を規定するSPP(Serial Port Profile)、ハンズフリー通話を規定するHFP(Hands Free Profile)、電話帳データの転送を規定するPBAP(Phone Book Access Profile)、同じく電話帳データの転送を規定するOPP(Object Push Profile)、音データの転送を規定するA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)、音データの制御に係る制御データの転送を規定するAVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)、インターネットへのダイヤルアップ接続を規定するDUN(Dial-up Networking Profile)、電子メールデータの転送を規定するMAP(Message Access Profile)等が規定されている。
記憶部9は、各種データや各種アプリケーションを記憶する記憶領域を有している。この場合、アプリケーションには、携帯通信端末2が単体でサービスを提供可能な端末側アプリケーション(単体アプリケーションに相当)と、携帯通信端末2と車両用機器3とが連携してサービスを提供可能な連携アプリケーションとを含む。アプリケーションとは、その機能を実現するために制御部6が実行するコンピュータプログラムを意味する。尚、記憶部9は、例えばメモリカード等の携帯通信端末3から取外し可能な記憶媒体から構成されていても良い。
制御部6は、記憶部9に記憶されているアプリケーションを起動して実行することで、そのアプリケーションに対するユーザからの操作入力を操作部11にて受付けたり、そのアプリケーションによる画像を表示部9に表示させたり音声を音声出力部13から出力させたりする。
表示部10は、例えば液晶表示器や有機EL表示器等から構成され、制御部6から入力する表示指令信号に基づいて各種情報を表示する。操作部11は、表示部10の表示画面上に形成されるタッチスイッチである所謂タッチパネルや、表示部10の周囲や近傍に機械的に設けられているスイッチ等を含む各種の操作キーから構成される。操作部11は、ユーザが操作キーを操作したことに応じて操作検出信号を制御部6に出力する。制御部6は、操作部11から入力する操作検出信号を解析してユーザによる操作内容を特定する。又、制御部6は、BT通信部8と後述する車両用機器3のBT通信部15との間でBT通信可能な状態では、その特定した操作内容をBT通信により車両用機器3に通知する。
音声入力部12は、携帯通信端末2が単体の電話機として動作しているとき、即ち、単体の通話状態にある(後述するハンズフリー通話状態でない)ときには、ユーザが発した音声を送話音声として入力する。送話音声は、電話通信部7から通信網を通じて通話相手に送信される。音声出力部13は、携帯通信端末2が単体の電話機として動作しているとき、即ち、単体の通話状態にあるときには、通話相手から通信網を通じて電話通信部7に受信された音声を受話音声として出力する。
上記した構成において、制御部6は、アプリケーションを実行する実行領域として、フォアグラウンド6aとバックグラウンド6bとを有しており、複数のアプリケーションをフォアグラウンド6a又はバックグラウンド6bで同時に(並列に)実行可能である。フォアグラウンド6aとは、ユーザが視認可能な状態で情報処理が進行するいわゆる表の面である。バックグラウンド6bとは、ユーザが視認不可能な状態で情報処理が進行するいわゆる裏の面である。フォアグラウンド6aで実行可能なアプリケーションは1つであり、バックグラウンド6bで実行可能なアプリケーションは複数である。
この場合、制御部6は、フォアグラウンド6aで実行するアプリケーションについて、そのアプリケーションに対するユーザからの操作入力を操作部11にて受付けたり、そのアプリケーションによる画像を表示部9に表示させたり音声を音声出力部13から出力させたりする。又、制御部6は、フォアグラウンド6aで実行するアプリケーションを切換えるユーザからの操作入力を操作部11にて受付けると、その時点までフォアグラウンド6aで実行していたアプリケーションをバックグラウンド6bに移行して実行する。
車両用機器3は、制御部14と、BT通信部15と、記憶部16と、表示部17と、操作部18と、音声入力部19と、音声出力部20と、信号入力部21と、車両LAN通信部22とを有する。制御部14は、CPU、RAM、ROM及びI/Oバス等を有する周知のマイクロコンピュータから構成されている。制御部14は、ROM等に記憶されているコンピュータプログラムを実行することで、データ通信処理やデータ管理処理等の車両用機器3の動作全般を制御する。
BT通信部15は、携帯通信端末2のBT通信部8との間で近距離無線通信回線としてのBT通信回線を接続可能であり、BT通信回線の接続状態でBT通信を行う。BT通信部15も、BTの通信規格で規定されている複数のプロファイルを同時接続可能に構成されている。
記憶部16は、各種データや各種アプリケーションを記憶する記憶領域を有している。この場合、アプリケーションには、車両用機器3が単体でサービスを提供可能な車両側アプリケーションと、携帯通信端末2と車両用機器3とが連携してサービスを提供可能な連携アプリケーションとを含む。即ち、制御部14は、記憶部16に記憶されているアプリケーションを起動して実行することで、そのアプリケーションに対するユーザからの操作入力を操作部18にて受付けたり、そのアプリケーションによる画像を表示部17に表示させたり音声を音声出力部20から出力させたりする。
表示部17は、例えば液晶表示器や有機EL表示器等から構成され、制御部14から入力する表示指令信号に基づいて各種情報を表示する。操作部18は、表示部17の表示画面上に形成されるタッチスイッチである所謂タッチパネルや、表示部17の周囲や近傍に機械的に設けられているスイッチ等を含む各種の操作キーから構成される。操作部18は、ユーザが操作キーを操作したことに応じて操作検出信号を制御部14に出力する。制御部14は、操作部18から入力する操作検出信号を解析してユーザによる操作内容を特定する。又、制御部14は、BT通信部15と上記した携帯通信端末2のBT通信部8との間でBT通信可能な状態では、その特定した操作内容をBT通信により携帯通信端末2に通知する。
音声入力部19は、携帯通信端末2及び車両用機器3がハンズフリー通話状態にあるときには、ユーザが発した音声を送話音声として入力する。送話音声は、BT通信部15から携帯通信端末2のBT通信部8に転送され、電話通信部7から通信網を通じて通話相手に送信される。音声出力部20は、携帯通信端末2及び車両用機器3がハンズフリー通話状態にあるときには、通話相手から通信網を通じて電話通信部7に受信され、携帯通信端末2のBT通信部8からBT通信部15に転送された音声を受話音声として出力する。
信号入力部21は、車両に搭載されているACC(アクセサリ)スイッチ(図示せず)に接続しており、ACCスイッチからACC信号を入力すると、ACC信号を制御部14に出力する。制御部14は、信号入力部21から入力するACC信号のオンオフに基づいて電源回路(図示せず)のオンオフを制御する。即ち、制御部14は、ACC信号がオフからオンに変化したタイミングで電源回路をオンし、車両用機器3を起動し、ACC信号がオンからオフに変化したタイミングで電源回路をオフし、車両用機器3を停止する。
車両LAN通信部22は、車両に搭載されている車両LAN23に接続されており、車両に搭載されている各種ECU(Electronic Control Unit)24や各種センサ25との間で車両LAN23を通じたデータ通信を行う。
制御部14も、上記した携帯通信端末2の制御部6と同様に、アプリケーションを実行する実行領域として、フォアグラウンド14aとバックグラウンド14bとを有しており、複数のアプリケーションをフォアグラウンド14a又はバックグラウンド14bで同時に(並列に)実行可能である。この場合、制御部14は、フォアグラウンド14aで実行するアプリケーションについて、そのアプリケーションに対するユーザからの操作入力を操作部18にて受付けたり、そのアプリケーションによる画像を表示部17に表示させたり音声を音声出力部20から出力させたりする。又、制御部14は、フォアグラウンド14aで実行するアプリケーションを切換えるユーザからの操作入力を操作部18にて受付けると、その時点までフォアグラウンド14aで実行していたアプリケーションをバックグラウンド14bに移行して実行する。
このように構成されてなる車両用通信システム1では、携帯通信端末2と車両用機器3とがBT通信可能に接続している状態、即ち、BT通信接続を確立している状態では、携帯通信端末2及び車両用機器3は、それぞれ単体で動作可能である。一方、携帯通信端末2と車両用機器3とがBT通信可能に接続している状態、即ち、BT通信接続を確立して所定のプロファイルを接続している状態では、携帯通信端末2及び車両用機器3は、それぞれ単体で動作可能であることに加え、相互に連携しても動作可能である。
具体的には、携帯通信端末2は、連携アプリケーションとして例えばサーバ4から通信網を通じて受信したインターネットラジオの音声を出力するアプリケーションを実行可能であり、車両用機器3との間でA2DP及びSPPを接続している状態では、そのインターネットラジオの音声をA2DPにより車両用機器3に転送(ストリーミング再生)し、再生コマンドや停止コマンド等の各種コマンドをSPPにより車両用機器3に出力する。インターネットラジオの音声の出力制御を携帯通信端末2にて行いつつ、インターネットラジオの音声を車両用機器3の音声出力部20から出力させることが可能となる。一方、携帯通信端末2は、A2DP及びSPPを接続していない状態では、インターネットラジオの音声を自機の音声出力部13から出力させることが可能となる。
次に、上記した構成の作用について、図2乃至図5も参照して説明する。携帯通信端末2において、制御部6は、本発明に関連して、連携アプリケーションを実行中には当該連携アプリケーションの実行領域を監視する実行領域監視処理を定期的に実行する。
制御部6は、実行領域監視処理を開始すると、その実行領域の監視対象である連携アプリケーションの実行領域がフォアグラウンド6aであるか否かを判定する(ステップS1)。ここで、制御部6は、その実行領域の監視対象である連携アプリケーションの実行領域がフォアグラウンド6aであると判定すると(ステップS1:YES)、実行領域監視処理を終了してリターンする。
一方、制御部6は、その実行領域の監視対象である連携アプリケーションをフォアグラウンド6aで実行中に、例えば別の連携アプリケーションを起動するユーザからの操作入力を操作部11にて受付けたことで、その実行領域の監視対象である連携アプリケーションの実行領域がフォアグラウンド6aからバックグラウンド6bに移行したと判定すると(ステップS1:NO)、そのフォアグラウンド6aからバックグラウンド6bに移行した連携アプリケーションが車両用機器3と連携していたか否か、即ち、その連携アプリケーションで使用するプロファイルを接続していたか否かを判定する(ステップS2)。
制御部6は、その連携アプリケーションで使用するプロファイルを接続しておらず、その連携アプリケーションが車両用機器3と連携していなかったと判定すると(ステップS2:NO)、その連携アプリケーションによるサービスの提供を継続し(ステップS3)、実行領域監視処理を終了してリターンする。
一方、制御部6は、その連携アプリケーションで使用するプロファイルを接続しており、その連携アプリケーションが車両用機器3と連携していたと判定すると(ステップS2:YES)、その連携アプリケーションによるサービスの提供を停止し(ステップS4)、車両用機器3との連携を解除し、即ち、その接続中のプロファイルを切断し(ステップS5)、実行領域監視処理を終了してリターンする。
具体的に説明すると、携帯通信端末2は、図3に示すように、インターネットラジオの音声を出力する連携アプリケーションを連携アプリケーションAとしてフォアグラウンド6aで実行中にあり、A2DP及びSPPを車両用機器3との間で接続していない状態では、インターネットラジオの音声を自機の音声出力部13から出力する。携帯通信端末2は、この状態から、連携アプリケーションAとは異なる例えば車両用機器3に対する操作入力を行う連携アプリケーションBをフォアグラウンド6aで起動する要求が発生すると、フォアグラウンド6aで実行していた連携アプリケーションAをバックグラウンド6bに移行して実行する。
このとき、携帯通信端末2は、A2DP及びSPPを車両用機器3との間で接続していないので、バックグラウンド6bに移行した連携アプリケーションAによるサービスの提供を継続し、インターネットラジオの音声の自機からの出力を継続する。即ち、携帯通信端末2は、従来では、図4に示すように、フォアグラウンド6aで実行していた連携アプリケーションAをバックグラウンド6bに移行して実行すると、A2DP及びSPPを車両用機器3との間で接続していたか否かを判定することなく(A2DP及びSPPの接続状態に拘らず)、連携アプリケーションAによるサービスの提供を停止し、インターネットラジオの音声の自機からの出力を停止していた。
これに対し、本実施形態では、上記したように、A2DP及びSPPを車両用機器3との間で接続しているか否かを判定し、A2DP及びSPPを車両用機器3との間で接続していないと判定すると、連携アプリケーションAによるサービスの提供を停止することなく継続することで、インターネットラジオの音声の自機からの出力を継続する。又、携帯通信端末2は、連携アプリケーションBで使用するSPPを車両用機器3との間で接続することで、車両用機器3と連携するサービスを提供することができ、車両用機器3に対する操作入力を携帯通信端末2にて行えるようになる。
一方、携帯通信端末2は、図5に示すように、サーバ4から受信したインターネットラジオの音声を出力する連携アプリケーションを連携アプリケーションAとしてフォアグラウンド6aで実行中にあり、A2DP及びSPPを車両用機器3との間で接続している状態では、バックグラウンド6bに移行した連携アプリケーションAによるサービスの提供を停止し、インターネットラジオの音声の自機からの出力を停止し、車両用機器3との間で接続していた連携アプリケーションAで使用していたSPPを切断する。そして、携帯通信端末2は、連携アプリケーションBで使用するSPPを車両用機器3との間で接続する(SPPの接続先を連携アプリケーションAから連携アプリケーションBに切換える)ことで、連携アプリケーションBによるサービスを提供することができ、車両用機器3に対する操作入力を携帯通信端末2にて行えるようになる。
尚、この場合、携帯通信端末2は、連携アプリケーションAで使用していたSPP(所定のプロトコルに相当)を切断するが、連携アプリケーションAを再起動する要求が発生する場合に備え、連携アプリケーションAで使用していたA2DPの接続を継続しても良い。即ち、SPPを切断するだけでなく、A2DPをも切断してしまうと、次に連携アプリケーションAを再起動する要求が発生した場合に、SPPを再接続するだけでなく、A2DPをも再接続する必要があり、再接続するプロファイルの数が増え、連携アプリケーションAによるサービスを開始するまでに時間がかかるが、A2DPの接続を継続しておくことで、このような問題を未然に回避することが可能となる。
以上に説明したように本実施形態によれば、携帯通信端末2において、車両用機器3と連携して又は単体でサービスを提供可能な連携アプリケーションAをフォアグラウンド6aで実行中に、例えばSPPの接続を条件とする連携アプリケーションBをフォアグラウンド6aで起動する要求が発生したことで、連携アプリケーションAをバックグラウンド6bに移行すると、その連携アプリケーションAをSPPの接続状態及び非接続状態の何れにより実行中であるかを判定し、非接続状態により実行中であると判定すると、連携アプリケーションAの実行を停止することなくバックグラウンド6bで継続するようにした。
これにより、フォアグラウンド6aで実行していた連携アプリケーションAをバックグラウンド6bで継続して実行することができ、ユーザにとって不利益な現象が発生することなく利便性を高めることができる。即ち、例えばインターネットラジオの音声を出力する連携アプリケーションAをバックグラウンド6bに移行しても、その連携アプリケーションAをSPPの非接続状態により実行中であれば、インターネットラジオの音声の携帯通信端末2からの出力を継続することができる。
又、携帯通信端末2において、連携アプリケーションAをSPPの接続状態により実行中であれば、連携アプリケーションAの実行を停止し、SPPの接続先を連携アプリケーションAから連携アプリケーションBに切換えるようにした。これにより、連携アプリケーションAと連携アプリケーションBとがSPPを共存不可能(接続先が1つの連携アプリケーションに限られる)であっても、SPPの接続先を連携アプリケーションAから連携アプリケーションBに切換えることで、連携アプリケーションBの実行を阻害することなく、連携アプリケーションBをフォアグラウンド6aで適切に実行することができる。例えば連携アプリケーションBが車両用機器3に対する操作入力を行う連携アプリケーションであれば、インターネットラジオの音声の携帯通信端末2からの出力を停止することで、車両用機器3に対する操作入力を携帯通信端末2にて行えるようになる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
連携アプリケーションは、インターネットラジオの音声を出力するアプリケーションに限らず、例えば携帯通信端末2に登録されている楽曲の音声を出力するアプリケーション等、どのようなアプリケーションであっても良い。その場合、A2DPやAVRCPを接続中であるか否かを判定することで、車両用機器3と連携していたか否かを判定しても良い。即ち、携帯通信端末2に登録されている楽曲の音声を出力するアプリケーションをバックグラウンド6bに移行した場合に、そのアプリケーションをA2DP及びAVRCPの非接続状態により実行中であれば、携帯通信端末2に登録されている楽曲の音声の携帯通信端末2からの出力を継続することができる。
連携アプリケーションの実行領域をフォアグラウンド6aからバックグラウンド6bに移行する契機は、例えば携帯通信端末2のタイマ機能により別の連携アプリケーションがフォアグラウンド6aで起動することであっても良いし、例えばメール機能を提供する等の端末側アプリケーションがフォアグラウンド6aで起動することであっても良い。又、別の連携アプリケーションや端末側アプリケーションが起動することに限らず、フォアグラウンド6aで実行中にある連携アプリケーションが自発的にバックグラウンド6bに移行した場合に、上記した実行領域監視処理を行うようにしても良い。
携帯通信端末2と連携してサービスを提供可能な機器は、車両に搭載されている車両用機器3に限らず、例えば宅内に設置されるような機器であっても良く、即ち、車両に搭載されない機器であっても良い。
図面中、2は携帯通信端末、3は車両用機器(機器)、6は制御部(制御手段)、6aはフォアグラウンド、6bはバックグラウンドである。

Claims (4)

  1. 機器(3)と連携して又は単体でサービスを提供可能な連携アプリケーションとして自端末の音声出力部(13)から音声を出力するアプリケーションを所定のプロトコルの接続状態及び非接続状態の何れかによりフォアグラウンド(6a)又はバックグラウンド(6b)を実行領域として実行可能な制御手段(6)を備えた携帯通信端末において、
    前記制御手段(6)は、前記連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で実行中に、別の連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で起動する要求が発生し、フォアグラウンド(6a)で実行中にある前記連携アプリケーションをバックグラウンド(6b)に移行した場合に、前記連携アプリケーションを所定のプロトコルの接続状態及び非接続状態の何れにより実行中であるかを判定し、非接続状態により実行中であると判定した場合には、前記連携アプリケーションの実行をバックグラウンド(6b)で継続することを特徴とする携帯通信端末。
  2. 請求項1に記載した携帯通信端末において、
    前記制御手段は、単体のみでサービスを提供可能な単体アプリケーションをもフォアグラウンド(6a)又はバックグラウンド(6b)を実行領域として実行可能であり、前記連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で実行中に、前記単体アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で起動する要求が発生した場合に、フォアグラウンド(6a)で実行中にある前記連携アプリケーションをバックグラウンド(6b)に移行することを特徴とする携帯通信端末。
  3. 請求項1に記載した携帯通信端末において、
    前記制御手段(6)は、前記連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で実行中に、別の連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で起動する要求が発生し、フォアグラウンド(6a)で実行中にある前記連携アプリケーションをバックグラウンド(6b)に移行した場合に、前記連携アプリケーションを所定のプロトコルの接続状態及び非接続状態の何れにより実行中であるかを判定し、非接続状態により実行中であると判定した場合には、前記連携アプリケーションの実行をバックグラウンド(6b)で継続し、更に前記別の連携アプリケーションで使用する所定のプロトコルを前記機器(3)との間で接続することを特徴とする携帯通信端末。
  4. 請求項1又は3に記載した携帯通信端末において、
    前記制御手段(6)は、前記連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で実行中に、前記別の連携アプリケーションをフォアグラウンド(6a)で起動する要求が発生し、バックグラウンド(6b)に移行した前記連携アプリケーションを所定のプロトコルの接続状態により実行中であると判定した場合には、前記連携アプリケーションの実行を停止し、前記機器(3)との間で接続している所定のプロトコルを切断し、起動する要求が発生した前記別の連携アプリケーションで使用する所定のプロトコルを前記機器(3)との間で接続し、所定のプロトコルの接続先を前記連携アプリケーションから前記別の連携アプリケーションに切換えることを特徴とする携帯通信端末。
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