JP5870354B2 - ラックの片側空間閉塞装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データセンター等において列状に配置されたラックの冷却効率を高めるために用いられるラックの片側空間閉塞装置に関するものである。
データセンター等においては、サーバやその付属機器を搭載した多数のラックを列状に配置し、対向するラック列間の床面に設けられた冷気供給口からラック前面側に冷却空気を供給し、ラックの内部を通過させてラック背面側から排熱空気を排気する冷却システムが採用されている。この冷却システムにおいては、冷却効率を高めるために、互いのラック列の冷却空気を取り込む前面側を対向して配置した上、冷却空気と排熱空気とが混ざらないようにラックの通路間を閉塞するような区画を形成することがある。そこで、例えば特許文献1に示されるように、対向するラック列間の通路の上部に遮蔽板を架け渡すことにより、通路内の空間を閉塞し、その上方空間と区画して空気の流動を規制している。
このようにラック列間の通路に冷却空気と排熱空気とを区画するような閉塞空間を形成すれば、多数のラックを効率よく冷却することができ、またこの通路を利用して保守点検作業も行い易いという利点がある。
ところが、実際には前述のようにラック前面側が対向して配置されるとは限らない。対向するラック列が存在しない端部のラック列の場合や、対向するラック列の長さが異なる場合、ラック列の前面側が互いに対向して配置されていない場合には、特許文献1のようにラック列間の通路に閉塞空間を形成することができない。そこで、対向するラックの有無に関わりなくラックの片側の空間を閉塞できる構造が求められているのであるが、通路の幅や床面の冷気供給口の配置に合わせた位置調整が可能でなければならない。また、ラックの片側の閉塞空間より冷却空気が流出しないようにする必要がある。しかしこれらの要求を満足できるものはこれまで提案されていない。
特許第3835615号公報
従って本発明の目的は、対向するラック列の有無や配置状況に関わらず、その片側に閉塞空間を形成することができ、しかも床面の冷気供給口の配置や通路幅に対応させて位置調整が可能であり、位置調整の際にラックの片側の閉塞空間より冷却空気が流出することを防ぐことが可能なラックの片側空間閉塞装置を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、ラック列の片側に閉塞空間を形成するために、各ラックの天井面と床面との間に設けられるラックの片側空間閉塞装置であって、一端がラックの天井面に支持され、ラックの扉の開閉に支障のない位置まで水平に延びる天井パネルと、この天井パネルの他端に角度調整可能に連結された正面パネルと、正面パネルの下端に設けられた閉塞部材とからなり、この正面パネルの下端と床面との距離を調整可能とすることにより、閉塞部材が床面から離れないようにして冷却空気の漏れを防止したことを特徴とするものである。
また、天井パネルと正面パネルとは、一方のパネルに固定され2つの長穴を備えた第1の板部と、他方のパネルに固定され前記2つの長穴に対応する固定穴を備えた第2の板部と、双方の穴に挿通するボルトとにより構成される角度調整機構により角度調整可能に連結されることが好ましい。
なお、正面パネルの下端に、正面パネルに対してスライド可能な閉塞部材を設けた構造とすることが好ましい。
本発明のラックの片側空間閉塞装置は、ラックの扉の開閉に支障のない位置まで水平に延びる天井パネルと、この天井パネルの他端に角度調整可能に連結された正面パネルと、正面パネルの下端に設けられた閉塞部材とからなるものであり、これらのパネルによってラックの片側空間を閉塞し、冷却効率を高めることができる。また正面パネルは角度調節可能であるから、その下端を床面の冷気供給口に対応させて調整することができ、この正面パネルの下端と床面との距離を調整可能とすることにより、閉塞部材が床面から離れないようにし、ラックの片側の閉塞空間より冷却空気の漏れを防止することができる。
また請求項2のように天井パネルと正面パネルとは、一方のパネルに固定され2つの長穴を備えた第1の板部と、他方のパネルに固定され長穴に対応する2つの固定穴を備えた第2の板部と、双方の穴に挿通するボルトとにより構成される角度調整機構により角度調整可能に連結としておけば、床面の冷却空気の供給口に対応させて正面パネルの下端位置を容易に変更できる。
さらに請求項3のように正面パネルの下端にスライド可能な閉塞部材を設けた構造としておけば、正面パネルの傾斜角度を変えた場合にも常に正面パネルの下端を床面に密着させることができ、冷却空気の漏れを防止することができる。
本発明の実施形態を示す斜視図である。 天井パネルとラック間の保持構造を示す斜視図である。 正面パネルの円弧状板を示す斜視図である。 天井パネルの三角板を示す斜視図である。 正面パネルの下端部を示す斜視図である。 正面パネルの下端部を裏側から示す斜視図である。 スライド部材を示す斜視図である。 正面パネルを垂直にした状態を示す側面図である。 正面パネルを傾斜させた状態を示す側面図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。
図1はラック1の正面側に閉塞空間を形成した状態を示す斜視図である。図面では単一のラック1のみを示しているが、実際にはラック1は左右方向に密接配置されてラック列を構成し、以下に説明するラックの片側空間閉塞装置も左右方向に密接配置されて左右方向に連続する閉塞空間を形成するものである。また2は通路の床面であり、床下から供給される冷却空気の供給口が配設されている(不図示)。
本発明のラックの片側空間閉塞装置は、水平な天井パネル3と、正面パネル4とからなる。天井パネル3はポリカーボネート樹脂等の透明板をアルミニウム等の金属枠5で囲って形成されたもので、透明としたのは内部が暗くなることを防止するためである。図2に示すように、ラック1の天井面6には断面が逆U字状の固定金具7が取付けられており、金属枠5の一端をこの固定金具7に載せたうえ、金属枠5と固定金具7とをゴム板等からなる制震部材8を介して固定してある。この制震部材8は地震波に対するラック1と片側空間閉塞装置との変位量の違いを吸収するための部材である。このようにして天井パネル3の一端がラック1の天井面6に支持される。この実施形態では天井パネル3を制震部材8を介してラック1の天井面6に固定したのであるが、ラック1の天井面にスライド可能に支持させることも可能である。
天井パネル3の他端には、正面パネル4が角度調整可能なヒンジによって連結されている。正面パネル4も天井パネル3と同様にポリカーボネート樹脂等の透明板をアルミニウム等の金属枠9で囲って形成されたものである。図3に示すように正面パネル4の上側コーナー部には第1の板部として2つの長穴10、11を備えた円弧状板12が固定されている。また天井パネル3の他端部のコーナー部には、第2の板部として前記長穴に対応する2つの固定穴17、18を備えた三角板13が固定されている。図4に示すようにこれらの円弧状板12と三角板13とを重ね合わせて双方の穴に挿通させたボルト14、15により止める。この角度調整機構により、天井パネル3に対する正面パネル4の角度を長穴10、11の範囲で調整しその角度を保持することができる。なお平板13の端部は屈曲させ、正面パネル4の内側に当接させて角度規制部16とすることが好ましい。このように正面パネル4の角度を可変としたのは、床面2の冷却空気の供給口に対応させて正面パネル4の下端位置を変更できるようにするためである。
図5〜図7に示すように、正面パネル4の下端にはスライド可能な閉塞部材20が設けられている。この閉塞部材20は硬質ゴム板からなる遮蔽部材21と、この遮蔽部材21を正面パネル4の下端にスライド可能に取付けるスライド部材22とからなる。スライド部材22は図7に示されるように正面パネル4の金属枠9の裏側の縦溝23にナットをスライド自在に挿入しボルト24により固定されるもので、ボルト24を緩めることにより金属枠9に対して上下方向にスライド可能である。閉塞部材20はスライド部材に固定されている。なお、スライド部材22の下端部にキャスター25を取付けることができる。
このように構成された本発明のラックの片側空間閉塞装置は、図8に示すように正面パネル4を垂直にして使用することもでき、図9に示すように正面パネル4を傾斜させて使用することもできる。これにより通路の幅や床面2の冷却空気の供給口の位置に自由に対応させることができる。傾斜角度の調整は、ボルト14、15によって行うことができ、正面パネル4を傾斜させ、スライド部材22を先端側にスライドさせて閉塞部材20が床面2から離れないようにし、冷却空気の漏れを防止する。
これによりラック列の片側に閉塞空間を形成することができるので、対向するラック列が存在しないような場合にも、冷却空気と排熱空気とが混ざることがなくなり、冷却効率を高めることが可能となる。また天井パネル3はラック1の天井面6の上方に充分な長さを有して水平に保持されているので、ラック1の扉を開閉するなどの保守点検作業をおこなう際の障害となることはない。
また、ラックの前面側が互いに対向して配置されていない場合、すなわち一方のラックの前面側と他方のラックの背面側が対向して配置されている場合には、一方のラックの正面パネル4に角度をつけることで、対向するラックの背面側からの排熱空気を排出するための空間を確保することができる上、排熱空気を上方に導くためのガイドとしても機能するものである。
なお、上記の実施形態では正面パネル4の下端に閉塞部材20をスライド可能に取付けたが、正面パネル4の全体をスライド構造として伸縮させることもできる。同様に閉塞部材20の全体をスライド構造として伸縮可能としてもよい。
1 ラック
2 床面
3 天井パネル
4 正面パネル
5 金属枠
6 天井面
7 固定金具
8 制震部材
9 金属枠
10 長穴
11 長穴
12 円弧状板
13 三角板
14 ボルト
15 ボルト
16 角度規制部
17 固定穴
18 固定穴
20 閉塞部材
21 遮蔽部材
22 スライド部材
23 縦溝
24 ボルト
25 キャスター

Claims (3)

  1. ラック列の片側に閉塞空間を形成するために、各ラックの天井面と床面との間に設けられるラックの片側空間閉塞装置であって、一端がラックの天井面に支持され、ラックの扉の開閉に支障のない位置まで水平に延びる天井パネルと、この天井パネルの他端に角度調整可能に連結された正面パネルと、正面パネルの下端に設けられた閉塞部材とからなり、この正面パネルの下端と床面との距離を調整可能とすることにより、閉塞部材が床面から離れないようにして冷却空気の漏れを防止したことを特徴とするラックの片側空間閉塞装置。
  2. 天井パネルと正面パネルとは、一方のパネルに固定され2つの長穴を備えた第1の板部と、他方のパネルに固定され前記2つの長穴に対応する固定穴を備えた第2の板部と、双方の穴に挿通するボルトとにより構成される角度調整機構により角度調整可能に連結されることを特徴とする請求項1記載のラックの片側空間閉塞装置。
  3. 正面パネルの下端に、正面パネルに対してスライド可能な閉塞部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のラックの片側空間閉塞装置。
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