JP5869228B2 - 周辺装置、画像読取装置および情報処理システム - Google Patents

周辺装置、画像読取装置および情報処理システム Download PDF

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本発明は、イメージスキャナ、プリンタまたは複合機などの周辺装置、画像読取装置および情報処理システムに関する。
イメージスキャナ、プリンタまたは複合機などの周辺装置は広く普及している。周辺装置をコンピュータに接続して使用できるようにするためには、その周辺装置向けのデバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールしなければならない(特許文献1)。
一方で、セキュリティ意識の高まりから、デバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールすることが制限されているコンピュータが存在する。たとえば、管理者権限を有しているユーザはデバイスドライバをインストールできるが、一般ユーザはデバイスドライバやアプリケーションソフトウエアをインストールできないような、セキュリティ対策が一般には取られている。よって、周辺装置を手軽に利用できない不便な環境が増えている。
このような不便な環境を改善するために、デバイスドライバやソフトウエアをコンピュータにインストールすることなく、周辺装置を利用可能にする技術が提案されている(特許文献2)。
特開2004−334449号公報 特開2010−113702号公報
市場にはそれぞれ種類の異なる複数のオペレーティングシステムが普及している。一人のユーザが複数のオペレーティングシステムを使用することもある。このようなユーザは、一つの周辺装置を複数のオペレーティングシステムで使用することを望むであろう。このような状況でも、デバイスドライバやソフトウエアをコンピュータにインストールすることなく周辺装置をユーザが利用できれば便利であろう。
しかし、このデバイスドライバやアプリケーションソフトはオペレーティングシステムごとに実行ファイル形式が異なることが普通である。つまり、デバイスドライバやアプリケーションソフトは種類の異なるオペレーティングシステム間で互換性がない。よって、周辺装置が備える記憶装置に、複数のオペレーティングシステムのそれぞれごとに必要となるデバイスドライバ、ソフトウエアおよびデータを記憶しなければならない。
ところで、近年、周辺装置の多機能化に伴って、周辺装置を使用するためのデバイスドライバおよびソフトウエアのプログラムサイズや、プログラムが利用する各種データのデータサイズが増大している。一般に周辺装置が備える記憶装置の記憶容量は製造コストの観点からそれほど大きくはない。よって、近年、容量が増大しつつあるデバイスドライバ、ソフトウエアおよび各種データを、それぞれ種類の異なるオペレーティングシステムごとに、周辺装置に記憶させることは困難である。たとえば、オペレーティングシステムに依存しないデータファイルは、近年になってデータ量が増大傾向にあり、各々のオペレーティングシステムから共通に使用できるようにすれば、周辺装置の記憶容量を節約できるであろう。
そこで、本発明は、デバイスドライバやソフトウエアをインストールすることなく、かつ、複数のオペレーティングシステムから利用可能な周辺装置、画像読取装置および情報処理システムを、安価な構成で提供することを目的とする。
本発明によれば、情報処理装置からの指示情報にしたがって所定の処理を実行する周辺装置であって、
前記情報処理装置が実行するプログラムであって、前記周辺装置を制御する制御プログラムを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶している前記制御プログラムを前記情報処理装置に送信する送信手段と、
前記情報処理装置が前記周辺装置に接続された状態で前記情報処理装置が前記制御プログラムを実行することで前記制御プログラムにしたがって前記情報処理装置により前記記憶手段内の制御ファイルに書き込まれた指示情報にしたがって前記周辺装置の動作を制御する制御手段と
を備え、
前記周辺装置は、第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置と、前記第1オペレーティングシステムとは実行ファイルの互換性がない第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置とが択一的に接続される周辺装置であり、
前記記憶手段は、
前記第1オペレーティングシステムと前記第2オペレーティングシステムの双方がアクセス可能な第1パーティションと、
前記第1オペレーティングシステムがアクセスできず、前記第2オペレーティングシステムがアクセス可能な第2パーティションと
を備えるとともに、
前記制御プログラムとして、
前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第1パーティションに記憶された第1制御プログラムと、
前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第2パーティションに記憶された第2制御プログラムと、を記憶しているとともに、
前記第1オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置と前記第2オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置とが、共通に使用する共有データを前記第1パーティションに記憶し、
前記情報処理装置がマスストレージとして認識している前記周辺装置の前記記憶手段内の前記制御ファイルに対して前記指示情報として前記周辺装置の動作の設定情報及び動作開始コマンドが書き込まれたことを検出すると、前記制御ファイルにしたがって前記周辺装置の動作を開始し、該動作で得られた処理データを前記制御ファイルに書き込み、
前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第1制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記周辺装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用し、
前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第2制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記周辺装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用することを特徴とする周辺装置が提供される。
本発明によればデバイスドライバやソフトウエアなどの制御プログラムを周辺装置に記憶させておき、それを情報処理装置に渡すことで、制御プログラムを情報処理装置にインストールすることなく、周辺装置を利用できるようになる。さらに、複数のオペレーティングシステムのそれぞれごとに制御プログラムが用意されているため、周辺装置を異なるオペレーティングシステムから利用できるようになる。さらに、オペレーティングシステムに依存しないデータは共通のデータとして周辺装置に記憶させておくことで、記憶手段の記憶容量を節約できる。すなわち、複数のオペレーションシステムから利用可能な周辺装置、画像読取装置および情報処理システムを安価な構成で提供できる。
本発明の実施形態に係る、パーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのシステム構成図である。 パーソナルコンピュータとして例示するコンピュータとスキャナのハードウエアブロック図である。 スキャナ装置106内のROM127のパーティション構成およびROM内に記憶されているソフトウエア構成を示すブロック図である。 コンピュータ100からキャプチャアプリケーション210を利用してスキャナ装置106で画像読み取りを行うフローのフローチャートである。 FATディスクドライブ(スキャナ)をファイル管理ソフト(エクスプローラ)で開いた様子を示す図である。 HFS+ディスクドライブ(スキャナ)をファイル管理ソフト(ファインダー)で開いた様子を示す図である。 キャプチャアプリケーション210が起動したときに表示されるユーザインターフェースの一例を示した図である。 キャプチャアプリケーションMac211が起動したときに表示されるユーザインターフェースの一例を示した図である。 OCRデータの構成を示した図である。
図1は、本発明の実施形態に係るパーソナルコンピュータとして例示したコンピュータと画像読み取り装置としてのスキャナのシステム構成図である。
情報処理装置の一例であるコンピュータ100には、オペレーティングシステム101、ファイルシステム201、USBマスストレージドライバ202及びUSBインターフェースドライバ103がインストールされている。オペレーティングシステム101は、コンピュータ100の基本ソフトウエアである。ファイルシステム201は、ハードディスクドライブなどの記憶装置にファイルを格納するためのソフトウエアである。USBマスストレージドライバ202は、ハードディスクドライブ、CD−ROM、DVD−ROM、CD−R、DVD−R、USBメモリなどのマスストレージを制御するためのソフトウエアである。USBインターフェースドライバ103は、USBインターフェースに接続されたUSBデバイスを制御するためのソフトウエアである。なお、これらのソフトウエアはオペレーションシステムの一部であってもよい。
スキャナ装置106は、第1のオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置と、第1のオペレーティングシステムとは実行ファイルの互換性がない第2のオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置とが択一的に接続される周辺装置の一例である。以下の例では、第1のオペレーティングシステムがウインドウズ(登録商標)であり、第2のオペレーティングシステムがMac OS(登録商標)であるものと仮定して説明するが、この組み合わせ及び構成に本発明を限定する趣旨ではない。
情報処理装置からの指示情報にしたがって所定の処理を実行する周辺装置の一例であるスキャナ装置106には、2つのUSBディスクドライブインターフェース205Aおよび205B、及びUSBマスストレージクラスインターフェース206が備えられている。USBディスクドライブインターフェース205Aおよび205Bは、スキャナ装置106に備えられているメモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ、EEPROMなど)をディスクドライブとして使用するためのソフトウエアである。USBマスストレージクラスインターフェース206は、USBディスクドライブインターフェース205Aおよび206Bを介してメモリをUSBマスストレージとして使用するためのソフトウエアである。
なお、一般的なスキャナ装置は、これらのソフトウエアではなく、USBスキャナクラスインターフェースを備えている。そのため、パーソナルコンピュータは、キャプチャアプリケーションソフトウエアや専用のスキャナドライバを備える必要がある。本実施形態であれば、USBスキャナクラスインターフェースは必ずしも必要ではない。また、パーソナルコンピュータ側では、キャプチャアプリケーションソフトウエアや専用のスキャナドライバが必ずしも必要ではない。
図2は、パーソナルコンピュータとして例示するコンピュータとスキャナのハードウエアブロック図である。図2において、コンピュータ100は、CPU121、ROM123、RAM124、ハードディスクドライブ122、USBインターフェース104を備えている。USBインターフェース104は、USBケーブル105を介してスキャナ装置106と接続される。また、CPU121は、キーボード/マウス125とディスプレイ126とが接続されている。
コンピュータ100に電力が投入されると、CPU121は、ROM123からファームウエアを起動し、ハードディスクドライブ122からウインドウズ(登録商標)・オペレーティングシステムやMac OS(登録商標)などのオペレーティングシステム101を起動する。オペレーティングシステム101は、UNIX(登録商標)をベースとしたOSであってもよい。オペレーティングシステムなどの必要なソフトウエアは、RAM124にロードされる。
一方、スキャナ装置106は、CPU110、ROM127、RAM203、画像読み取り部112、USBコントローラ128、USBインターフェース107を備えている。スキャナ装置106に電力が投入されると、CPU110は、ファームウエアをROM127から起動する。または不図示の不揮発性メモリから起動してもよい。USBコントローラ128は、USBマスストレージクラスインターフェース206、USBディスクドライブインターフェース205Aおよび206Bをハードウエア側からサポートする制御回路である。
まず、コンピュータ100上のオペレーティングシステム101は、USBインターフェース104にUSBケーブル105を介して何らかの周辺デバイスが接続されると、周辺デバイスのインターフェースにアクセスし、周辺デバイスの種類を確定する。ここで、スキャナ装置106には、オペレーティングシステム101にマスストレージデバイスクラスとして認識される。マスストレージデバイスクラスデバイスを制御するためのUSBマスストレージドライバ202は、予めコンピュータに備えられており、新たにインストールする必要がないからである。それゆえ、本実施形態のスキャナ装置106は、USBマスストレージクラスインターフェース206を有している。
このように、ウインドウズ(登録商標)やMac OS(登録商標)といったオペレーティングシステム101は、標準で、マスストレージクラスのUSBデバイスをサポートしている。CPU121がマスストレージクラスのUSBデバイスにアクセスする際、オペレーティングシステム101がマスストレージクラスのUSBドライバ(USBマスストレージドライバ202)を含んでいるため、コンピュータ100への特別なデバイスドライバ等のインストールを必要としない。また、マスストレージクラスデバイスへの標準的なアクセスは、オペレーティングシステム101を使用して、管理者権限なしに実行可能である。
よって、コンピュータ100にスキャナ装置106が接続されると、CPU121は、予めインストールされているUSBマスストレージドライバ202を起動する。また、スキャナ装置106が、USBマスストレージクラスインターフェース206を有しているため、コンピュータ100にスキャナ装置106を接続すると、CPU121及びオペレーティングシステム101は、スキャナ装置106をマスストレージデバイスとして認識する。さらに、CPU121及びオペレーティングシステム101は、スキャナ装置106のROM127やRAM203を外部記憶装置としてアクセスする。
この認識処理についてさらに詳細に説明する。コンピュータ100にスキャナ装置106が接続された場合、オペレーティングシステム101(CPU121)は、USBインターフェース104にて何らかの周辺デバイスの接続を検知し、USBケーブル105を介して、スキャナ装置106のUSBインターフェース107にアクセスする。スキャナ装置106のCPU110は、USBインターフェース107にコンピュータ100からアクセスがあると、USBマスストレージクラスインターフェース206にアクセスさせる。オペレーティングシステム101は、スキャナ装置106のUSBマスストレージクラスインターフェース206にアクセスすることで、予めオペレーティングシステム101に含まれているUSBマスストレージドライバ202を利用して、USBインターフェースドライバ103とUSBインターフェース104からUSBケーブル105を介してスキャナ装置106にアクセス可能になる。
また、スキャナ装置106は、オペレーティングシステム101に、マスストレージクラスデバイスとして認識されている。そのため、コンピュータ100は、スキャナ装置106のUSBインターフェース107、USBマスストレージクラスインターフェース206、USBディスクドライブインターフェース205Aおよび205Bを介して、管理者権限の有無に依存しないアクセス方法でスキャナ装置106にアクセスできる。ただし、コンピュータ100は直接的に画像読み取り部112を制御することはできず、あくまで記憶装置としてスキャナ装置106にアクセスできるにすぎない。
また、スキャナ装置106には、スキャナ装置106を制御するための各種のファイルがROM127に保存されている。これらとしては、たとえば、キャプチャアプリケーションやライブラリファイルなどコンピュータ100が実行する制御プログラムや、ファームウエアなどスキャナ装置106が自ら実行する制御プログラムなどである。また、制御プログラムとともに利用される各種データもROM127に保存されている。このように、本実施形態では、キャプチャアプリケーションは、コンピュータ100のオペレーティングシステム101上で動作するプログラムであり、スキャナ装置106が実行するプログラムではない。
さらに、コンピュータ100は、ファイルシステム201に関連付けたファイルフォルダ内に、スキャナ装置106内に保存してある制御ファイルとキャプチャアプリケーションに対応するテーブルを形成する。コンピュータ100が認識できないファイルシステムの場合、対応するテーブルの形成はされない。たとえば、のウインドウズ(登録商標)系のオペレーティングシステムは、HFS系のファイルシステムや、UNIX(登録商標)系のファイルシステムを認識できない。よって、スキャナ装置106に、FATファイルシステムでフォーマットされたパーティションと、HFSファイルシステム(HFS+ファイルシステム)でフォーマットされたパーティションとが格納されていても、ウインドウズ(登録商標)系のオペレーティングシステムは、FATファイルシステムを認識し、HFS+ファイルシステムを認識できない。一方で、Mac OS(登録商標)やUNIX(登録商標)系のOSは、これらの両方のファイルシステムを認識できる。
図3は、スキャナ装置106内のROM127のパーティション構成およびROM内に記憶されているソフトウエア構成を示すブロック図である。本実施例では、ROM127には、少なくとも2つのパーティションが確保されている。すなわち、FATパーティション1001は、第1のオペレーティングシステムと第2のオペレーティングシステムの双方がアクセス可能な第1のパーティションの一例であり、FATファイルシステムでフォーマットされたパーティションである。HFS+パーティション1002は、第1のオペレーティングシステムがアクセスできず、第2のオペレーティングシステムがアクセス可能な第2のパーティションの一例であり、HFS+ファイルシステムでフォーマットされたパーティションである。
本実施形態では、CaptureAppilcation.exe210およびCaptureApplicationMac.app211は、ドライバプログラムを含み、コンピュータ100のCPU121で実行されて画像を読み取るための制御を行うキャプチャアプリケーションである。なお、この先の説明において、特に明示する必要のない場合、CaptureApplication.exe210およびCaptureApplicationMac.app211のことを、キャプチャアプリケーションと総称する。CaptureAppilcation.exe210は、第1のオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する第1制御プログラムの一例である。CaptureApplicationMac.app211は、第2のオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する第2制御プログラムの一例である。
Control.dat204およびControlMac.dat214は、スキャナ装置106を制御するために、キャプチャアプリケーション210を実行しているコンピュータ100からの制御コマンドなどが書き込まれる制御ファイルである。コンピュータ100は、スキャナ装置106をマスストレージとして認識しているため、制御ファイルに制御コマンドを書き込むことで、スキャナ装置106を間接的に制御する。なお、この先の説明において、特に明示する必要のない場合、Control.dat204およびControlMac.dat214を制御ファイルと総称する。
CaptureApplication.Exe210およびControl.dat204は、ウインドウズ(登録商標)上で動作するようにプログラムされたファイルである。CaptureApplicationMac.app211およびControlMac.dat214は、Mac OS(登録商標)上で動作するようにプログラムされたファイルである。
CommonData.dat220は、第1のオペレーティングシステムを搭載している情報処理装置と第2のオペレーティングシステムを搭載している情報処理装置とが共通に使用するデータの一例である。CommonData.dat220は、キャプチャアプリケーションが備える機能であるOCR(光学文字認識)にて使用されるOCRデータ(文字データ)である。
ここで、OCRデータが各々のオペレーティングシステムに依存しないことを説明する。一般的に、OCRでは、スキャナ装置106が取得した画像と、OCRデータとを比較し、比較した結果、画像とOCRデータの差異が小さいかどうかで、文字を認識する。つまり、複数のOCRデータのうち、スキャナ装置106が取得した画像に対して最も差異が小さなOCRデータが選択される。このように、OCRデータは、スキャナ装置106が取得した画像と比較するための画像データ群で構成されている。OCRデータは認識すべき文字の数に比例して増大するため、さまざまな言語に対応すると、非常に膨大なサイズのデータになりやすい。
図9は、OCRにて使用されるOCRデータを表す図である。図9(a)に示すのは、画像データ群の一部のデータである。図9(b)は、文字「1」の画像の拡大図である。図9(a)および図9(b)に示すように、一般的にOCRデータを構成する画像群は、文字の高さ方向をx方向とし、x方向と直交する方向をy方向とした、画素データの配列として提供される。すなわち、OCRデータは、画素データの配列で構成されたバイナリデータである。バイナリデータは、オペレーティングシステムのプログラム規則に依存しない。そのため、バイナリデータは、各々のオペレーティングシステムに依存しない。
ここで問題となるのは、前述した、デバイスドライバやソフトウエアなどの多機能化による、プログラムサイズと、プログラムから利用されるデータのデータサイズの増大である。
たとえば、OCRデータは、画素データの配列として提供される。そのため、OCRデータには、OCRにて認識対象となる全ての文字および、認識対象とする全てのフォントの画素データを含む必要がある場合がある。たとえば、図9で示したOCRデータが、1画素1バイトで構成され、英語・日本語すべての文字の画像を認識対象として含むときのファイルサイズは、非常に大きくなる。このようなデータを格納するために必要な記憶容量の増大による、コストの増大が懸念されていることは前述の通りである。よって、OCRデータがオペレーティングシステムの種類に依存しないデータについては、複数のオペレーティングシステムによって共有および共用することが可能である。
図1に示したUSBディスクドライブインターフェース205Aは、FATファイルシステムでフォーマットされたFATパーティション1001に対応するように構成されている。一方、USBディスクドライブインターフェース205Bは、HFS+ファイルシステムでフォーマットされたHFS+パーティション1002に対応するように構成される。
図4は、コンピュータ100へスキャナ装置106を接続してから、スキャナ装置106で画像読み取りを行うまでのフローのフローチャートである。
ステップS301で、コンピュータ100のCPU121は、スキャナ装置106が接続されたか否かを判断する。ステップS302で、CPU121は、周辺デバイス(スキャナ装置106)のインターフェースに接続する。ステップS303で、CPU121は、周辺デバイスのインターフェースクラスの情報をスキャナ装置106から取得する。ステップS304で、CPU121は周辺デバイスのインターフェースクラスの情報から周辺装置の種類を認識する。上述したようにスキャナ装置106がUSBマスストレージクラスインターフェース206を有している。そのため、コンピュータ100にスキャナ装置106が接続されたとき、CPU121は、USBマスストレージデバイスが接続されたと認識する。また、スキャナ装置106は、USBマスストレージクラスインターフェース206のサブクラスとして、USBディスクドライブインターフェース205Aおよび205Bを有している。そのため、CPU121は、接続されたスキャナ装置106を2つの別々のディスクドライブとして認識する。
ステップS305で、オペレーティングシステム101は、スキャナ装置106内に保存してある各ファイルに対応するテーブルを、ファイルシステム201に関連付けたファイルフォルダ内に形成する。このことによりCPU121は、スキャナ装置106内に格納してある各ファイルを、ディスクドライブ上のファイルとして扱うことができるようになる。また、オペレーティングシステム101が、スキャナ装置106内に保存してある各ファイルに対応するテーブルを、ファイルシステム201に関連付けられなかった場合、そのディスクドライブは認識されず操作不可能となる。
図5は、USBディスクドライブインターフェース205Aに対応するディスクドライブをファイル管理ソフトで開いた様子を示す図である。スキャナ装置106が内蔵するメモリに確保されたFATパーティションは、フォルダ300に対応している。
フォルダ300はコンピュータ100に接続されたキーボード/マウス125を使用して開くことができる。前述したように、USBディスクドライブインターフェース205Aは、FATパーティション1001に対応している。そのため、フォルダ300には、CaptureApplication.exe210、Control.dat204およびCommonData.dat220が格納されている。また、FATパーティション1001はFATファイルシステムで構成されている。そのため、フォルダ300は、FATファイルシステムとしてコンピュータ100に認識される。
図6は、USBディスクドライブインターフェース205Bに対応するディスクドライブをファイル管理ソフトで開いた様子を示す図である。スキャナ装置106が内蔵するメモリに確保されたHFS+パーティションは、フォルダ310に対応している。
フォルダ310と同様、フォルダ310はコンピュータ100に接続されたキーボード/マウス125を使用して開くことができる。前述したように、USBディスクドライブインターフェース205Bは、HFS+パーティション1002に対応している。そのため、フォルダ310には、CaptureApplicationMac.app211とControlMac.dat214が格納されている。また、HFS+パーティション1002はHFS+ファイルシステムで構成されている。そのため、フォルダ310は、HFS+ファイルシステムとして、コンピュータ100によって認識される。
ここで、たとえば、オペレーティングシステム101がウインドウズ(登録商標)であった場合の動作を説明する。ウインドウズ(登録商標)は、FATファイルシステムに対応しているが、HFS+ファイルシステムに対応していない。そのため、ウインドウズ(登録商標)では、フォルダ300は認識されるが、フォルダ310は認識されない。CaptureApplication.exe210は、ウインドウズ(登録商標)で動作するようプログラムされているため、ウインドウズ(登録商標)上で実行可能な実行プログラムである。
一方で、たとえば、オペレーティングシステム101がMac OS(登録商標)であった場合の動作を説明する。Mac OS(登録商標)は、FATファイルシステムおよびHFS+ファイルシステムに対応している。そのため、Mac OS(登録商標)では、フォルダ300およびフォルダ310ともに認識可能である。CaptureApplicationMac.app211は、Mac OS(登録商標)で動作するようプログラムされているため、Mac OS(登録商標)上で実行可能な実行プログラムである。しかしながら、CaptureApplication.exe210は、ウインドウズ(登録商標)で動作するようプログラムされていため、Mac OS(登録商標)上で実行可能なプログラムではない。
ステップS306で、CPU121は、フォルダ300内のキャプチャアプリケーションを起動するための指示が入力されたか否かを判定する。この指示は、キーボード/マウス125からユーザによって入力される。キャプチャアプリケーションを起動するための指示が入力されると、ステップS307に進む。
ステップS307で、CPU121は、スキャナ装置106からキャプチャアプリケーションを読み出してメモリ(RAM124)にロードして起動する。スキャナ装置106のUSBインターフェース107、USBコントローラ128およびCPU110は、コンピュータ100からのリード命令にしたがって、キャプチャアプリケーションをコンピュータ100に送信する。このようにスキャナ装置106のUSBインターフェース107などは、記憶手段が記憶している制御プログラムを情報処理装置に送信する送信手段の一例である。CPU121は、起動したキャプチャアプリケーションにしたがってOCRデータCommonData.dat220をスキャナ装置106から読み出して使用する。たとえば、CaptureApplication.exe210がメモリにロードされて起動した場合、CaptureApplication.exe210は、同一フォルダにあるCommonData.dat220を読み込む。一方、CaptureApplicationMac.app211がメモリにロードされて起動した場合、CaptureApplicationMac.app211は、フォルダ300内のCommonData.dat220を読み込む。実際にはキャプチャアプリケーションが備えるOCR機能がアクティブになったときに、CPU121は、読み取った画像データとOCRデータとを比較して文字認識を実行する。そのため、OCRデータは必ずしもRAM124にロードされる必要はないが、RAM124にロードすると文字認識の処理効率が向上する。
前述したように、CommonData.dat220は、FATファイルシステムとして認識されたパーティションに作成されたフォルダ300内に存在するオペレーティングシステム非依存のファイルである。よって、CommonData.dat220は、たとえば、前述した2つのオペレーションシステムであるウインドウズ(登録商標)およびMac OS(登録商標)からの認識が可能である。
このように、複数のオペレーションシステムから共通で認識可能なファイルシステムでフォーマットされたパーティションにオペレーティングシステムの種類に依存しない共有データを配置することで、スキャナ装置106の記憶装置の記憶容量を節約できる。つまり、アプリケーションや設定ファイル等が記憶されるROM127等の記憶媒体の容量が小さくて済む構成となる。
ここで、本実施形態では、スキャナ装置106は、コンピュータ100が送信する指示情報に基づいて制御されるコンピュータ100からの指示情報は、コンピュータ100によるソフトウエアの実行により、スキャナ装置106の記憶手段に書き込まれる。そして、スキャナ装置106のCPU110は、記憶手段に書き込まれた指示情報に基づいてスキャナ装置106の動作を制御するようになっている。たとえば、本実施形態では、コンピュータ100は、ディスプレイ126と接続しており、各種ユーザインターフェースをディスプレイ126に表示する。すなわち、コンピュータ100は、実際には、キャプチャアプリケーションの実行により、図7または図8に示すようなユーザインターフェースを表示可能である。ユーザは、このユーザインターフェースによりスキャナ装置106の制御条件を適宜指定できるようになっている。
図7は、CaptureApplication.exe210が起動したときに表示されるユーザインターフェースの一例を示した図である。図8は、CatptureApplicationMac.app211が起動したときに表示されるユーザインターフェースの一例を示した図である。図7または図8に示すようなインターフェースが表示されると、ユーザインターフェースには「モード」「用紙サイズ」「解像度」「読取り面」「OCR」といった5項目が表示されている。OCRの設定項目からわかるように、CaptureApplication.exe210およびCatptureApplicationMac.app211は情報処理装置に文字認識処理を実行させる文字認識プログラムを含んでいる。ユーザは、上記5項目の設定に変更の必要が生じれば、キーボード/マウス125を操作し、各項目の設定を所望の設定に変更可能である。さらに、読み取った画像を保存するための画像ファイルのファイル名(本実施形態では、test1)もキーボード/マウス125を操作して入力される。最後に、スキャンボタン301がキーボード/マウス125を使用してクリックされる。
スキャンボタン301がキーボード/マウス125によりクリックされると、CPU121、キャプチャアプリケーションにしたがって、スキャン設定を受け付け、スキャナ装置106内の制御ファイルにスキャン設定(指示情報)を書き込む。さらに、ステップS308で、CPU121は、スキャン開始コマンドデータ(指示情報)も制御ファイルに書き込む。制御ファイルは、種類の異なる複数のオペレーティングシステムからアクセス可能かつリードライト可能な第3のパーティション(例:FATパーティション)に格納されている。なお、上述したFATパーティション1001がリードライト可能なパーティションであれば、そこに制御ファイルが書き込まれる。第3のパーティションやFATパーティション1001は、フラッシュメモリ(登録商標)などのRAM203や、ROM127のうちEEPROMなどのリードライト可能なメモリの部分に確保される。HFSパーティション1002もROM127のうちEEPROMなどのリードライト可能なメモリの部分に確保されてもよい。このようにRAM203やROM127は情報処理装置が実行するプログラムであって、周辺装置を制御する制御プログラムを記憶する記憶手段として機能する。
スキャナ装置106のCPU110は、制御ファイルを監視している。そして、CPU110は、スキャン設定およびスキャン開始コマンドデータが制御ファイルに書かれたことを検出すると、制御ファイルを読み込んで、制御ファイルに書かれているスキャン設定にしたがって画像読み取り部112を制御し、スキャンを開始する。スキャナ装置106はスキャンを開始すると、画像読み取り部112で読み取った画像データをCPU110は制御ファイルに書き込む。この制御ファイルは、スキャン設定を可能としている制御ファイルと同一であってもよいし、異なってもよい。このように、CPU110は、情報処理装置が周辺装置に接続された状態で当該情報処理装置が制御プログラムを実行することで制御プログラムにしたがって情報処理装置により記憶手段に書き込まれた指示情報にしたがって周辺装置の動作を制御する制御手段として機能する。また、CPU110は、情報処理装置が制御プログラムを実行することで制御プログラムにしたがって情報処理装置により記憶手段に書き込まれた読取制御コマンドを読み出し、読取制御コマンドにしたがって画像読取装置の画像読取動作を制御する制御手段として機能する。
ステップS309で、コンピュータ100のCPU121は、画像データが制御ファイルに書き込まれたか否かを監視する。画像データが制御ファイルに書き込まれたことを検出すると、ステップS310に進む。
ステップS310で、CPU121は、制御ファイルから画像データを読み出す。ステップS311で、CPU121は、指定された画像ファイル(本実施形態では、ファイル名「test1」)を作成し、ハードディスクドライブ122に記憶する。
本実施形態の周辺装置はプリンタや複合機等の画像形成機能を有する装置でもよい。CaptureApplication.exe等の制御ソフトウエアは、USBメモリとして認識されるRAM上のファイルの受け渡しで画像読取及び画像形成の少なくとも一方に関するコマンドの送出と、画像データのスキャナからの移動やプリンタ等への移動を可能とするドライバ機能を有するものであってもよい。またはドライバ機能を有するモジュール等の他のプログラムとリンクして、USBメモリとして認識されるRAM上のファイルの受け渡しを行うことによって、画像読取や画像形成に関するコマンドの送出と、画像データのスキャナからの移動やプリンタ等への移動を可能とするようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によればデバイスドライバやソフトウエアなどの制御プログラムを周辺装置に記憶させておき、それを情報処理装置に渡すことで、制御プログラムを情報処理装置にインストールすることなく、周辺装置を利用できるようになる。さらに、複数のオペレーティングシステムのそれぞれごとに対応する制御プログラムが用意されているため、周辺装置を異なるオペレーティングシステムから利用できるようになる。さらに、オペレーティングシステムに依存しないデータは共通のデータとして周辺装置に記憶させておくことで、記憶手段の記憶容量を節約できる。すなわち、複数のオペレーションシステムから利用可能な周辺装置を安価な構成で提供できる。
具体的には、本発明のスキャナ装置106が備える記憶装置は、第1のオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する第1制御プログラム(例:CaptureAppilcation.exe210)と、第2のオペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する第2制御プログラム(例:CaptureApplicationMac.app211)とを記憶しているとともに、第1のオペレーティングシステムを搭載している情報処理装置と第2のオペレーティングシステムを搭載している情報処理装置とが共通に使用するデータ(例:CommonData.dat220)を記憶している。よって、種類の異なる複数のオペレーティングのそれぞれごとにデータを記憶する必要がなくなるため、記憶容量を節約でき、安価に周辺装置を提供しやすくなる。
とりわけ、種類の異なる複数のオペレーティングシステムからアクセス可能な第1のパーティションには、第1のオペレーティングシステム向けの第1制御プログラムと、第1のオペレーティングシステムと第2のオペレーティングシステムとが共通に使用するデータとを記憶している。また、第2のパーティションは、第2のオペレーティングシステム向けの第2制御プログラムを記憶している。このように第1のパーティションに共用データを格納すれば、種類の異なる複数のオペレーティングシステムによってデータを共用しやすくなる。
また、共用データとしては、文字認識処理プログラムを実行した情報処理装置が文字認識に使用する文字データ(OCRデータ)など、比較的にサイズが大きくなるようなデータであれば、記憶容量の節約効果が大きい。
なお、上述した実施形態では、第1のオペレーティングシステムがウインドウズ(登録商標)であり、第2のオペレーティングシステムがMac OS(登録商標)であるものと仮定して説明したが、本発明はこのような組み合わせ及び構成に限定されず、種類の異なる複数のオペレーティングシステム(2種類以上を含む)の組み合わせに適宜対応することができる。また、オペレーティングシステムは、UNIX(登録商標)をベースとしたOSであってもよい。たとえば、ウインドウズ(登録商標)、Mac OS(登録商標)、UNIX(登録商標)に対応した各制御プログラムと、これら各OS(2つ又は3つ)の各組み合わせに応じて共通に使用するデータとを記憶させることもできる。

Claims (5)

  1. 情報処理装置からの指示情報にしたがって所定の処理を実行する周辺装置であって、
    前記情報処理装置が実行するプログラムであって、前記周辺装置を制御する制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶している前記制御プログラムを前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記情報処理装置が前記周辺装置に接続された状態で前記情報処理装置が前記制御プログラムを実行することで前記制御プログラムにしたがって前記情報処理装置により前記記憶手段内の制御ファイルに書き込まれた指示情報にしたがって前記周辺装置の動作を制御する制御手段と
    を備え、
    前記周辺装置は、第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置と、前記第1オペレーティングシステムとは実行ファイルの互換性がない第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置とが択一的に接続される周辺装置であり、
    前記記憶手段は、
    前記第1オペレーティングシステムと前記第2オペレーティングシステムの双方がアクセス可能な第1パーティションと、
    前記第1オペレーティングシステムがアクセスできず、前記第2オペレーティングシステムがアクセス可能な第2パーティションと
    を備えるとともに、
    前記制御プログラムとして、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第1パーティションに記憶された第1制御プログラムと、
    前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第2パーティションに記憶された第2制御プログラムと、を記憶しているとともに、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置と前記第2オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置とが、共通に使用する共有データを前記第1パーティションに記憶し、
    前記情報処理装置がマスストレージとして認識している前記周辺装置の前記記憶手段内の前記制御ファイルに対して前記指示情報として前記周辺装置の動作の設定情報及び動作開始コマンドが書き込まれたことを検出すると、前記制御ファイルにしたがって前記周辺装置の動作を開始し、該動作で得られた処理データを前記制御ファイルに書き込み、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第1制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記周辺装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用し、
    前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第2制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記周辺装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用することを特徴とする周辺装置。
  2. 前記第1パーティションはFATファイルシステムのパーティションであり、
    前記第2パーティションはHFSファイルシステムのパーティションであることを特徴とする請求項に記載の周辺装置。
  3. 情報処理装置からの指示情報にしたがって画像読み取り処理を実行する画像読取装置であって、
    前記情報処理装置が実行するプログラムであって、前記画像読取装置を制御する制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶している前記制御プログラムを前記情報処理装置に送信する送信手段と、
    前記情報処理装置が前記制御プログラムを実行することで前記制御プログラムにしたがって前記情報処理装置により前記記憶手段内の制御ファイルに書き込まれた読取制御コマンドを読み出し、前記読取制御コマンドにしたがって前記画像読取装置の画像読取動作を制御する制御手段と
    を備え、
    前記画像読取装置は、第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置と、前記第1オペレーティングシステムとは実行ファイルの互換性がない第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置とが択一的に接続される画像読取装置であり、
    前記記憶手段は、
    前記第1オペレーティングシステムと前記第2オペレーティングシステムの双方がアクセス可能な第1パーティションと、
    前記第1オペレーティングシステムがアクセスできず、前記第2オペレーティングシステムがアクセス可能な第2パーティションと
    を備えるとともに、
    前記制御プログラムとして、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第1パーティションに記憶された第1制御プログラムと、
    前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第2パーティションに記憶された第2制御プログラムと
    を記憶しているとともに、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置と前記第2オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置とが、共通に使用する共有データを前記第1パーティションに記憶し、
    前記情報処理装置がマスストレージとして認識している前記画像読取装置の前記記憶手段内の前記制御ファイルに対して前記指示情報として前記画像読取装置の動作の設定情報及び動作開始コマンドが書き込まれたことを検出すると、前記制御ファイルにしたがって前記画像読取装置の動作を開始し、該動作で得られた処理データを前記制御ファイルに書き込み、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第1制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記画像読取装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用し、
    前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第2制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記画像読取装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用することを特徴とする画像読取装置。
  4. 前記制御プログラムは前記情報処理装置に文字認識処理を実行させる文字認識プログラムを含み、
    前記第1オペレーティングシステムと前記第2オペレーティングシステムとが共通に使用する前記共有データは、前記文字認識プログラムを実行した情報処理装置が文字認識に使用する文字データであることを特徴とする請求項に記載の画像読取装置。
  5. 情報処理装置と、接続された前記情報処理装置からの指示情報にしたがって所定の処理を実行する周辺装置とを備えた情報処理システムであって、
    前記周辺装置は、
    前記情報処理装置が実行するプログラムであって、前記周辺装置を制御する制御プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置が前記周辺装置に接続された状態で前記制御プログラムを実行することで前記制御プログラムにしたがって前記情報処理装置により前記記憶手段内の制御ファイルに書き込まれた指示情報にしたがって前記周辺装置の動作を制御する制御手段と
    を備え、
    前記周辺装置は、第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置と、前記第1オペレーティングシステムとは実行ファイルの互換性がない第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置とが択一的に接続される周辺装置であり、
    前記記憶手段は、
    前記第1オペレーティングシステムと前記第2オペレーティングシステムの双方がアクセス可能な第1パーティションと、
    前記第1オペレーティングシステムがアクセスできず、前記第2オペレーティングシステムがアクセス可能な第2パーティションと
    を備えるとともに、
    前記制御プログラムとして、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第1パーティションに記憶された第1制御プログラムと、
    前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が実行する、前記第2パーティションに記憶された第2制御プログラムと
    を記憶しているとともに、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置と前記第2オペレーティングシステムを搭載している情報処理装置とが、共通に使用する共有データを前記第1パーティションに記憶し、
    前記情報処理装置がマスストレージとして認識している前記周辺装置の前記記憶手段内の前記制御ファイルに対して前記指示情報として前記周辺装置の動作の設定情報及び動作開始コマンドが書き込まれたことを検出すると、前記制御ファイルにしたがって前記周辺装置の動作を開始し、該動作で得られた処理データを前記制御ファイルに書き込み、
    前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第1制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第1オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記周辺装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用し、
    前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置において実行される前記第2制御プログラムにしたがって、前記処理データが前記制御ファイルに書き込まれたことを検出すると前記第2オペレーティングシステムを搭載した情報処理装置が前記周辺装置の前記記憶手段の前記第1パーティションから前記共有データを読み出して前記処理データに対して使用することを特徴とする情報処理システム。
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