JP5868740B2 - Air conditioning control device and air conditioning control method - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、空調制御装置及び空調制御方法に関する。 Embodiments described herein relate generally to an air conditioning control device and an air conditioning control method.
従来、空調制御装置では、制御対象の室内で発生する熱により加熱された空気を冷却するとともに、外気を導入することによりCO2等の望ましくない気体の室内濃度を低減する空調制御を行っている。係る空調制御のうち、前者は加熱された空気を冷却するためのエネルギーを要し、後者は外気を適当な温度に冷却(夏季)或いは加熱(冬季)するためのエネルギーを要する。このうち、後者の外気処理に要するエネルギーは主に外気の導入量に比例するため、この外気導入量を抑えることでエネルギーの削減を図る技術が従来提案されている。例えば、制御対象の室内のCO2濃度に応じて、外気処理を行う装置を停止させたり、外気導入を行うファンの回転数を変化させたりする技術が提案されている。
Conventionally, in an air conditioning control device, air heated by heat generated in a room to be controlled is cooled, and air conditioning control is performed to reduce the indoor concentration of an undesirable gas such as
ところで、外気処理に要するエネルギーは外気導入量だけでなく、外気の状態の影響を受けることが分かっている。しかしながら、上記従来の技術では、外気の状態についは何ら考慮されておらず、外気の状態が変化する所定の時間における外気処理に要するエネルギーを効率的に削減することができない可能性があった。 By the way, it is known that the energy required for the outside air treatment is affected not only by the amount of outside air introduced but also by the state of the outside air. However, the above conventional art, no consideration is attached to the outside air condition, there may not be able to reduce the energy required for outside air processing in outside air state is to that Jo Tokoro change time efficiently It was.
実施の形態の空調制御装置は、ファンの回転数に応じた風量の外気を外気コイルに取り込み、温度又は湿度の調整をさせると共に、外気を空調制御対象の室内に送風する給気ファンを有する空調システムを制御する空調制御装置において、外気導入量最適化手段と、外気導入量制御手段とを備える。外気導入量最適化手段は、将来の所定時間における、外気のエンタルピー及び二酸化炭素濃度の予測値と、室内の二酸化炭素発生量及び給気ファンが室内に供給する給気のエンタルピーの予測値に基づき、当該所定時間における室内の空調処理に要する外気処理エネルギーが最小で、且つ室内の二酸化炭素濃度が所定値以下となる外気を算出する。外気導入量制御手段は、室内に送風される風量が、外気導入量最適化手段で算出された風量となるように、給気用ファンの回転数を制御する。 An air conditioning control device according to an embodiment includes an air supply fan that takes in outside air having an air volume according to the number of rotations of a fan into an outside air coil, adjusts temperature or humidity, and blows outside air into a room to be air- conditioned. in the air conditioning control device for controlling a system, comprising an outer air introduction amount optimizing means, and outside air introducing amount control means. Outer air introduction amount optimization means, in a predetermined future time, the predicted value of the outside air enthalpy and carbon dioxide concentration, the indoor emission amount of carbon dioxide and the air supply fan is the predicted value of the enthalpy of the supplied air supply into the room based, at ambient processing energy required for room air-conditioning process in the predetermined time is minimized, and the carbon dioxide concentration in the room to calculate the external air to be less than a predetermined value. Outside air introduction amount control means, the air flow that is blown into the room is a such so that the air volume calculated by the outside air introduction amount optimization means, for controlling the rotational speed of the supply air fan.
以下に添付図面を参照して、この発明に係る空調制御装置及び空調制御方法の実施形態を詳細に説明する。 Embodiments of an air conditioning control device and an air conditioning control method according to the present invention will be described below in detail with reference to the accompanying drawings.
図1は、本実施形態に係る空調制御装置の構成例を示す図である。同図に示すように、空調制御装置1は、外気の空調処理を行う外気処理部10と、空調制御対象の室内となる居室2からの還気の空調処理を行う還気処理部20と、給気ユニット30とを備える。
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of an air conditioning control device according to the present embodiment. As shown in the figure, the air
外気処理部10は、CO2濃度センサ11と、給気用ファン12と、外気用コイル14と、風量センサ15と、外気導入量制御部16と、外気導入量最適化部17と、外気CO2濃度センサ13とを有する。
The outside
CO2濃度センサ11は、居室2内から取り込まれた排気或いは還気のCO2濃度を計測する。
The
給気用ファン12は、外気用コイル14と併せて設置されるとともにインバータにより制御され、後述する外気導入量制御部16の制御により設定された回転数で運転することにより、この回転数に応じた量の外気を外気用コイル14に取り込ませるとともに、外気用コイル14で調整された外気を設定された回転数に応じた風速で給気ユニット30に送風する。ここで、外気用コイル14で調整された外気は、ダクト40を通じて給気ユニット30に送風される。
The
外気CO2濃度センサ13は、給気用ファン12が運転されることにより取り込まれる外気のCO2濃度を計測する。
The outside air
外気用コイル14は、給気用ファン12が運転されることにより取り込まれる外気の温度及び湿度のうち、少なくとも一つを冷水或いは温水を用いて調整する。
The
風量センサ15は、給気用ファン12によって送風された外気の風量(m3/h)を計測する。なお、風量の代わりに風速を計測し、後述する外気導入量制御部16にて風量に換算する形態としてもよく、この場合、外気導入量制御部16から外気導入量最適化部17に風量が通知されるものとする。
The
外気導入量制御部16は、給気用ファン12の回転数の設定値を制御することで、外気導入量を制御する。ここで、外気導入量制御部16は、以下に説明する二つの制御方法(第1の制御方法及び第2の制御方法)のうち、何れか一方の制御方法を用いて外気導入量を制御する。
The outside air introduction
第1の制御方法として、外気導入量制御部16は、風量センサ15で計測される風量が、後述する外気導入量最適化部17で算出される外気導入量設定と略同等となるよう、給気用ファン12の回転数の設定値を制御する。この場合、給気用ファン12の回転数の設定値の制御には、風量センサ15で計測される風量と外気導入量設定との偏差に基づくPID制御等を用いることができる。
As a first control method, the outside air introduction
第2の制御方法として、外気導入量制御部16は、CO2濃度センサ11で計測される排気或いは還気のCO2濃度が、後述する外気導入量最適化部17で算出されるCO2濃度設定と略同等となるように、給気用ファン12の回転数の設定値を制御する。この場合、給気用ファン12の回転数の設定値の制御には、CO2濃度センサ11で計測されるCO2濃度と、外気導入量最適化部17で算出されるCO2濃度設定との偏差に基づくPID制御等を用いることができる。
As a second control method, the outside air introduction
なお、図1に示すように、居室2内に当該居室2のCO2濃度を計測する室内CO2濃度センサ31が複数個設けられる構成の場合には、CO2濃度センサ11の代わりに、室内CO2濃度センサ31で計測されるCO2濃度を用いて、給気用ファン12の回転数の設定値を制御する形態としてもよい。この場合、室内CO2濃度センサ31の各々で計測されるCO2濃度の少なくとも一つ、或いは重み付き平均値等を、排気あるいは還気のCO2濃度として用いることができる。
As shown in FIG. 1, when a plurality of indoor
以下、図2及び図3を参照して、外気導入量制御部16の構成について説明する。ここで、図2は、上述した第1の制御方法を採用する場合での、外気導入量制御部16の構成例を模式的に示す図である。同図に示すように、外気導入量制御部16は、減算器161、162と、フィルタ部163、164と、PID制御器165、166と、加算器167と、フィルタ部168とを備えている。
Hereinafter, the configuration of the outside air introduction
減算器161は、後述する外気導入量最適化部17で算出される外気導入量設定から、風量センサ15で計測される外気の風量(外気風量)を減算し、その減算結果を入力値としてフィルタ部163に出力する。フィルタ部163は、減算器161からの入力値をそのまま出力値としてPID制御器165に出力する。
The
PID制御器165は、フィルタ部163の出力値に基づき、給気用ファン12の回転数の設定値を導出する。ここで、PID制御器165は、予め定められたゲイン等に基づき、フィルタ部163の出力値が大きいほど回転数が上昇するよう演算を行うものとする。なお、第1の制御方法の場合には、減算器161の減算結果がそのままPID制御器165に入力されるため、フィルタ部163を設けずに、減算器161とPID制御器165とを直接繋ぐ形態としてもよい。
The
一方、減算器162では、予め設定された居室2内のCO2濃度の上限値(居室内CO2濃度上限値)から、CO2濃度センサ11(或いは室内CO2濃度センサ31)で計測される居室2内のCO2濃度(居室内CO2濃度)を減算し、その減算結果を入力値としてフィルタ部164に出力する。フィルタ部164は、減算器162からの入力値が負、つまり居室内CO2濃度がCO2濃度上限値を上回る場合、その入力値をそのまま出力値としてPID制御器166に出力する。また、フィルタ部164は、減算器162からの入力値が正(0も含む)、つまり居室内CO2濃度がCO2濃度上限値以下の場合、出力値0としてPID制御器166に出力する。
On the other hand, in the
PID制御器166では、フィルタ部164からの入力値に基づき、給気用ファン12の回転数の設定値を導出する。ここで、PID制御器166は、予め定められたゲイン等に基づき、フィルタ部163の出力値が小さいほど回転数が上昇するよう演算を行うものとする。
The
加算器167は、PID制御器165及びPID制御器166での演算結果(回転数の設定値)を加算し、その加算結果を後段のフィルタ部168に出力する。
The
フィルタ部168は、加算器167の加算結果が、予め定められた給気用ファン12の回転数の上限値(Fmax)を超える場合、この上限値を回転数の設定値として給気用ファン12に出力する。また、フィルタ部168は、加算器167の加算結果が、予め定められた給気用ファン12の回転数の下限値(Fmin)未満の場合、この下限値を回転数の設定値として給気用ファン12に出力する。また、フィルタ部168は、加算器167の加算結果が、給気用ファン12の回転数の下限値(Fmin)以上で且つ上限値(Fmax)以下となる場合、この加算結果を回転数の設定値として給気用ファン12に出力する。
When the addition result of the
このように、第1の制御方法を採用する場合には、外気導入量については通常のPID制御ループとし、CO2濃度についてはビル管理法或いは管理者が定めたCO2濃度の上限値を超える場合にPID制御ループが動作する構成とする。これにより、CO2濃度センサ11で計測される排気或いは還気のCO2濃度を、CO2濃度の上限値を超えないよう制御できるとともに、後述する外気導入量最適化部17で算出されるCO2濃度設定と略同等となるよう制御することができる。
As described above, when the first control method is adopted, the outside air introduction amount is a normal PID control loop, and the CO2 concentration exceeds the upper limit value of the CO2 concentration determined by the building management method or the administrator. The PID control loop operates. As a result, the CO2 concentration of the exhaust gas or the return air measured by the
また、図3は、上述した第2の制御方法を採用する場合での、外気導入量制御部16の構成例を模式的に示す図である。なお、この構成では、図2で説明した構成と外部入力値及びフィルタ設定が異なるが、図2の構成との対比関係を考慮し、同一の構成要素(符号)を用いて説明する。
FIG. 3 is a diagram schematically illustrating a configuration example of the outside air introduction
減算器161は、後述する外気導入量最適化部17で算出される外気導入量設定から、風量センサ15で計測される外気の風量(外気風量)を減算し、その減算結果を入力値としてフィルタ部163に出力する。フィルタ部163は、減算器161からの入力値によらず、常に出力値0としてPID制御器165に出力する。
The
PID制御器165は、フィルタ部163の出力値に基づき、給気用ファン12の回転数を算出する。ここで、PID制御器165は、PID制御器165は、給気用ファン12の回転数として“0”或いは予め定められた定数を算出するものとする。そのため、第2の制御方法を採用する場合には、図3の構成から、減算器161、フィルタ部163及びPID制御器165を取り除く形態としてもよい。
The
一方、減算器162では、後述する外気導入量最適化部17で算出されるCO2濃度設定から、CO2濃度センサ11(或いは室内CO2濃度センサ31)で計測される居室2内のCO2濃度(居室内CO2濃度)を減算し、その減算結果を入力値としてフィルタ部164に出力する。フィルタ部164は、減算器162からの入力値をそのまま出力値としてPID制御器166に出力する。
On the other hand, in the
PID制御器166は、フィルタ部164の出力値に基づき、給気用ファン12の回転数を算出する。ここで、PID制御器166は、予め定められた設定値に基づき、フィルタ部164の出力値が大きいほど回転数が上昇するよう算出を行うものとする。なお、第2の制御方法の場合には、フィルタ部164を設けずに、減算器162の減算結果を入力値として、PID制御器166に直接出力する形態としてもよい。また、加算器167及びフィルタ部168の動作は、第1の制御方法での動作と同様である。
The
このように、第2の制御方法を採用する場合には、CO2濃度については通常のPID制御ループとし、外気導入量に関するPID制御ループは動作しない構成とする。これにより、CO2濃度センサ11で計測される排気或いは還気のCO2濃度を、CO2濃度の上限値を超えないよう制御できるとともに、後述する外気導入量最適化部17で算出されるCO2濃度設定と略同等となるよう制御することができる。
As described above, when the second control method is adopted, the CO2 concentration is set to a normal PID control loop, and the PID control loop related to the outside air introduction amount is not operated. As a result, the CO2 concentration of the exhaust gas or the return air measured by the
なお、第1の制御方法及び第2の制御方法の何れを採用するかは、特に問わないものとするが、例えば、居室2の環境に応じて定めることが好ましい。また、外気導入量制御部16において、フィルタ部163、フィルタ部164のフィルタ係数等を切り替えることで、両制御方法を切り替え可能に構成する形態としてもよい。
It should be noted that which of the first control method and the second control method is adopted is not particularly limited, but is preferably determined according to the environment of the
図1に戻り、外気導入量最適化部17は、マイコンやPC(Personal Computer)等のコンピュータであって、外気導入量の制御に係る外気導入量設定やCO2濃度設定を算出する。以下、外気導入量最適化部17の構成について説明する。
Returning to FIG. 1, the outside air introduction
図4は、外気導入量最適化部17の構成例を模式的に示す図である。同図に示すように、外気導入量最適化部17は、記憶部1711、表示部1712、外気情報取得部1713、居室内情報取得部1714、比エンタルピー予測部1715、外気CO2濃度予測部1716、居室内CO2発生量予測部1717、居室内CO2発生量算出部1718、ピークシフト時間設定入力部1719、外気処理エネルギー最適化部1720、最適外気導入量出力部1721、最適CO2濃度設定出力部1722及び誤差修正部1723を備える。
FIG. 4 is a diagram schematically illustrating a configuration example of the outside air introduction
また、外気導入量最適化部17は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のコンピュータ構成の他、キーボード等の入力デバイス、気象予測等を提供する外部装置と通信するための通信デバイス等を備えるものとする(何れも図示せず)。
The outside air introduction
なお、上述した外気情報取得部1713、居室内情報取得部1714、比エンタルピー予測部1715、外気CO2濃度予測部1716、居室内CO2発生量予測部1717、居室内CO2発生量算出部1718、ピークシフト時間設定入力部1719、外気処理エネルギー最適化部1720、最適外気導入量出力部1721、最適CO2濃度設定出力部1722及び誤差修正部1723の何れか又は全てを、プロセッサとプログラムとの協働により実現させるソフトウェア構成としてもよいし、専用のプロセッサ等で実現させるハードウェア構成としてもよい。
It should be noted that the outdoor air
記憶部1711は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Disk)等の記憶装置を有し、外気導入量最適化部17が動作するための各種プログラムや設定情報を記憶している。また、記憶部1711は、CO2濃度センサ11や外気CO2濃度センサ13等の外部から入力される各種計測値の他、これら計測値から外気導入量最適化部17の各部或いは他の装置で導出される各種データ(例えば、外気の比エンタルピー、給気の比エンタルピー、外気のCO2濃度、居室2内のCO2発生量等)を履歴情報として蓄積する。
The
表示部1712は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスを有し、図示しないプロセッサの制御に従い、各種の情報(例えば、図7、図8に示すグラフ)やユーザインタフェース(GUI)等を表示する。
The
外気情報取得部1713は、風量センサ15で計測される外気の風量(外気風量)、外気CO2濃度センサ13で計測される外気のCO2濃度(外気CO2濃度)を取得する。居室内情報取得部1714は、CO2濃度センサ11(或いは室内CO2濃度センサ31)で計測される居室2内のCO2濃度(居室内CO2濃度)を取得する。
The outside air
比エンタルピー予測部1715は、外気導入量を最適化する時間帯(以下、最適化対象時間という)における、外気の比エンタルピー及び居室2内への給気の比エンタルピーを予測する。ここで、最適化対象時間とは、後述する外気処理エネルギー最適化部1720の機能を有効化する時間帯であって、図示しない入力デバイス等を介して、任意の時間帯を設定することが可能であるとする。なお、外気処理エネルギー最適化部1720では、自己の機能を無効化する最適化対象時間以外の時間帯(後述するピークシフト時間は含まず)では、CO2濃度設定として居室内CO2濃度の上限値を外気導入量制御部16に出力することで、居室内CO2濃度上限値に基づく通常の外気導入量制御を行うものとする。
The specific
また、外気の比エンタルピー及び給気の比エンタルピーの予測方法は、特に問わないものとする。例えば、記憶部1711に履歴情報として記憶された過去の外気の比エンタルピー、給気の比エンタルピーに基づき、最適化対象時間での比エンタルピーを予測する形態としてもよい。また、気象予測から得られる将来の所定時間分の外気温度・湿度等を用いて、下記式(4)等により最適化対象時間での比エンタルピーを予測(算出)する形態としてもよい。
Moreover, the prediction method of the specific enthalpy of outside air and the specific enthalpy of supply air is not particularly limited. For example, the specific enthalpy at the optimization target time may be predicted based on the past specific enthalpy of outside air and the specific enthalpy of supply air stored as history information in the
外気CO2濃度予測部1716は、最適化対象時間における、外気のCO2濃度(外気CO2濃度)を予測する。ここで、外気CO2濃度の予測方法は、特に問わないものとする。例えば、記憶部1711に履歴情報として記憶された過去の外気CO2濃度に基づき、最適化対象時間での外気CO2濃度を予測する形態としてもよい。また、気象予測から得られる将来の所定時間分の外気温度・湿度等を用いて、最適化対象時間での外気CO2濃度を予測(算出)する形態としてもよい。
The outside air CO2
また、図5に示すように、外気CO2濃度の変化量が1日を通じて所定の範囲内に収まるような場合、その平均値や代表値等の固定値を、最適化対象時間での外気CO2濃度の予測値とする形態としてもよい。ここで、図5は、外気CO2濃度の時間経過の一例を示す図であり、4地点での計測結果L11〜L14を示している。同図において、縦軸は外気CO2濃度(ppm)を表し、横軸は時間経過(1〜24時)を表している。ここで、計測結果L11〜L14は、1日を通じて370〜420ppmの範囲で推移していることが分かる。このような場合、この範囲の平均となる390ppmや代表値としての400ppm等を、最適化対象時間での外気CO2濃度の予測値としてもよい。 Further, as shown in FIG. 5, when the amount of change in the outside air CO2 concentration falls within a predetermined range throughout the day, a fixed value such as an average value or a representative value is used as the outside air CO2 concentration at the optimization target time. It is good also as a form made into this predicted value. Here, FIG. 5 is a figure which shows an example of the time passage of external air CO2 density | concentration, and has shown the measurement results L11-L14 in four places. In the figure, the vertical axis represents the outside air CO2 concentration (ppm), and the horizontal axis represents the passage of time (1-24 o'clock). Here, it can be seen that the measurement results L11 to L14 change in the range of 370 to 420 ppm throughout the day. In such a case, 390 ppm that is the average of this range, 400 ppm as a representative value, or the like may be used as the predicted value of the outside air CO2 concentration in the optimization target time.
図4に戻り、居室内CO2発生量予測部1717は、最適化対象時間における、居室2内のCO2発生量(居室内CO2発生量)を予測する。ここで、居室内CO2発生量の予測方法は、特に問わないものとする。例えば、記憶部1711に履歴情報として記憶された過去の居室内CO2発生量に基づき、最適化対象時間での居室内CO2発生量を予測する形態としてもよい。また、気象予測から得られる将来の所定時間分の外気温度・湿度等を用いて、最適化対象時間での居室内CO2発生量を予測(算出)する形態としてもよい。
Returning to FIG. 4, the CO2 generation
居室内CO2発生量算出部1718は、外気情報取得部1713及び居室内情報取得部1714で取得された外気CO2濃度と居室内CO2濃度とに基づき、下記式(1)を用いることで、現在の居室内CO2発生量C(mL/h)を算出する。ここで、x1は、居室内情報取得部1714により取得される居室内CO2濃度(ppm=mL/m3)であり、x2は、外気情報取得部1713により取得される外気CO2濃度(ppm=mL/m3)である。また、Foaは、現在の外気導入量(m3/h)であり、外気情報取得部1713により取得される風量センサの計測値(風量)に相当する。
The indoor CO2 generation
ピークシフト時間設定入力部1719は、外気処理部10での外気処理に要するエネルギーを、最適化対象時間よりも低下させたい時間帯(以下、ピークシフト時間という)を設定するための機能部である。例えば、ピークシフト時間設定入力部1719は、図示しない入力デバイス及び表示部1712に表示されたピークシフト時間の入力を促すGUIと協働し、入力されたピークシフト時間(例えば、10時〜11時)を設定情報として記憶部1711等に保持する。
The peak shift time setting
外気処理エネルギー最適化部1720は、RTC(Real Time Clock)等の計時部(図示せず)で計時される時刻に基づき、最適化対象時間及びピークシフト時間の間、比エンタルピー予測部1715、外気CO2濃度予測部1716、居室内CO2発生量予測部1717で予測された各予測値等を用いて、最適化対象時間及びピークシフト時間における外気導入量設定或いは室内CO2濃度設定を導出する。
The outside air processing
具体的に、外気処理エネルギー最適化部1720は、下記式(2)を、最適化変数となるFoa[k]に関する線形計画問題として算出する。
Specifically, the outside air processing
上記式(2)において、k(1〜n:但しnは整数)は最適化対象時間の時間範囲に対応した添え字である。Q[k]は、最適化対象時間[k]における、外気処理エネルギー(kw)であり、w[k]は、最適化対象時間[k]における重み係数である。なお、w[k]のデフォルト値は“1”であり、ピークシフト時間設定入力部1719で設定されたピークシフト時間の時、w[k]を1より大きな所定値とされる。
In the above formula (2), k (1 to n: n is an integer) is a subscript corresponding to the time range of the optimization target time. Q [k] is the outside air processing energy (kw) in the optimization target time [k], and w [k] is a weighting coefficient in the optimization target time [k]. The default value of w [k] is “1”, and w [k] is set to a predetermined value larger than 1 at the peak shift time set by the peak shift time setting
また、上記式(2)において、x1[k]は、最適化対象時間[k]における、居室内CO2濃度(ppm=mL/m3)であり、x1_sv[k]は、最適化対象時間[k]における、居室内CO2濃度の上限値(ppm=mL/m3)である。なお、x1_sv[k]は、最適化対象時間[k]によらず固定値としてもよい。また、Foa[k]は、最適化対象時間[k]における、外気導入量(m3/h)である。 In the above formula (2), x1 [k] is the indoor CO2 concentration (ppm = mL / m 3 ) in the optimization target time [k], and x1_sv [k] is the optimization target time [ k] is the upper limit value (ppm = mL / m 3 ) of the CO2 concentration in the room. Note that x1_sv [k] may be a fixed value regardless of the optimization target time [k]. Foa [k] is the outside air introduction amount (m 3 / h) in the optimization target time [k].
上記式(2)のうち、外気処理エネルギーQ[k]は、比エンタルピー予測部1715で予測された外気の比エンタルピー及び給気の比エンタルピーを用いて、下記式(3)により導出される。なお、h1[k]は、最適化対象時間[k]における、給気の比エンタルピー(kW/m3)、h2[k]は、最適化対象時間[k]における、外気の比エンタルピー(kW/m3)である。また、tは、最適化対象時間の時間単位(例えば、h:hour)である。
Of the above formula (2), the outside air processing energy Q [k] is derived by the following formula (3) using the specific enthalpy of the outside air and the specific enthalpy of the supply air predicted by the specific
上記式(3)において、給気の比エンタルピーh1[k]と、外気の比エンタルピーh2[k]との算出に係る、比エンタルピーhの計算式は、下記式(4)で与えられる。 In the above formula (3), the formula for calculating the specific enthalpy h relating to the calculation of the specific enthalpy h1 [k] of the supply air and the specific enthalpy h2 [k] of the outside air is given by the following formula (4).
なお、上記式(4)において、Caは、空気の比重(kg/m3)であり、Cpaは、空気の定圧比熱(kJ/(kg・K))であり、Cpwは、水蒸気の定圧比熱(kJ/(kg・K))である。また、r0は0°のときの水の蒸発熱(kJ/kg)であり、Tは外気或いは給気の空気温度(℃)、Xは外気或いは給気の絶対湿度(kg/kgDA)である。 In the above formula (4), Ca is the specific gravity of air (kg / m 3 ), Cpa is the constant pressure specific heat of air (kJ / (kg · K)), and Cpw is the constant pressure specific heat of water vapor. (KJ / (kg · K)). R0 is the heat of evaporation of water at 0 ° (kJ / kg), T is the air temperature of the outside air or supply air (° C.), and X is the absolute humidity of the outside air or supply air (kg / kgDA). .
また、上記式(2)において、室内CO2濃度x1[k]は、最適化対象時間の開始時点の室内CO2濃度x0を用いて、下記式(5)により帰納的に計算する。ここで、下記式(5)は、最適化変数Foa[k]に関する非線形の式となっているが、新たな最適化変数として“1÷(Foa[k]×t+V1)を導入することにより、x[k]に関する線形計画問題として算出することができる。 In the above equation (2), the indoor CO2 concentration x1 [k] is calculated recursively by the following equation (5) using the indoor CO2 concentration x0 at the start of the optimization target time. Here, the following expression (5) is a nonlinear expression related to the optimization variable Foa [k], but by introducing “1 ÷ (Foa [k] × t + V1) as a new optimization variable, It can be calculated as a linear programming problem for x [k].
上記式(5)において、x1[k+1]は、最適化対象時間[k+1]における、室内CO2濃度(ppm=mL/m3)、C[k]は、居室内CO2発生量予測部1717で予測された、最適化対象時間[k]における、居室内CO2発生量(mL/h)である。また、V1は、居室2の容積(m3)、X2[k]は、外気CO2濃度予測部1716で予測された、最適化対象時間[k]における、外気CO2濃度(ppm=mL/m3)である。
In the above equation (5), x1 [k + 1] is predicted by the indoor CO2 generation
なお、外気処理エネルギー最適化部1720は、最適化対象時間及びピークシフト時間以外の間、外気導入量Foa[k]の導出を停止するとともに、室内CO2濃度x1[k]の代わりに、室内CO2濃度の上限値の出力を行うものとする。
The outside air processing
ここで、上記各式により導出される外気導入量Foa[k]、外気導入量Foa[k]は、最適化対象時間(ピークシフト時間)において、外気処理エネルギーを最小化するための条件となる。そのため、この条件に応じた風量で給気用ファン12のファンを回転させることで、最適化対象時間における外気処理エネルギーを最小化することができる。
Here, the outside air introduction amount Foa [k] and the outside air introduction amount Foa [k] derived from the above equations are conditions for minimizing the outside air processing energy in the optimization target time (peak shift time). . Therefore, by rotating the fan of the
最適外気導入量出力部1721は、上記式(2)に基づき外気処理エネルギー最適化部1720により導出された外気導入量Foa[k]を、外気導入量設定として外気導入量制御部16に出力する。また、最適CO2濃度設定出力部1722は、上記式(5)に基づき外気処理エネルギー最適化部1720により導出された外気導入量Foa[k]を、室内CO2濃度設定として外気導入量制御部16に出力する。
The optimum outside air introduction
ここで、最適外気導入量出力部1721及び最適CO2濃度設定出力部1722は、RTC等の計時部(図示せず)で計時される時刻に基づき、この時刻に対応する外気導入量設定或いは室内CO2濃度設定を、外気導入量制御部16に出力する。なお、上述したように、外気導入量制御部16には、外気導入量Foa[k]及び室内CO2濃度設定の何れか一方が出力されればよいため、最適外気導入量出力部1721及び最適CO2濃度設定出力部1722の何れか一方のみが動作する排他構成としてもよい。
Here, the optimum outside air introduction
誤差修正部1723は、最適化対象時間及びピークシフト時間の間、居室内CO2発生量算出部1718が算出した現在の居室内CO2発生量と、この現在時刻について居室内CO2発生量予測部1717が予測した居室内CO2発生量とを比較し、両値の差が所定の閾値以内か否かを判定する。誤差修正部1723は、両値の差が閾値を超えると判定した場合、居室内CO2発生量予測部1717を動作させることで予測値を新たに算出させ、この新たな予測値を用いて外気処理エネルギー最適化部1720を動作させる。
The
誤差判定の対象は居室内CO2発生量予測部1717の予測値に限らず、比エンタルピー予測部1715や、外気CO2濃度予測部1716の予測値についても同様に処理することができる。例えば、外気CO2濃度予測部1716の予測値と、外気CO2濃度センサ13の実測値との差が、所定の閾値を超えた場合には、外気CO2濃度予測部1716に新たな予測値を算出させる形態としてもよい。また、比エンタルピー予測部1715の予測値となる外気の比エンタルピー及び給気の比エンタルピーの何れか一方又は両方で、対応する実測値との差が所定の閾値を超えた場合には、その差(誤差)の生じた予測値を、比エンタルピー予測部1715に新たに算出させる形態としてもよい。
The target of the error determination is not limited to the predicted value of the indoor CO2 generation
なお、比較の対象となる現在の外気の比エンタルピー及び給気の比エンタルピーは、誤差修正部1723が、上記式(4)等を用いて、現在の外気及び居室2内の空気の状態から算出するものとする。また、一の予測値について実測値との差が所定の閾値を超えた場合、比エンタルピー予測部1715、外気CO2濃度予測部1716及び居室内CO2発生量予測部1717の全てで、予測値の再算出を行わせる形態としてもよい。
Note that the current enthalpy of the outside air and the specific enthalpy of the supply air to be compared are calculated by the
以下、図6を参照し、上述した外気導入量最適化部17の動作について説明する。ここで、図6は、外気導入量最適化部17が実行する外気導入量最適化処理の一例を示すフローチャートである。
Hereinafter, the operation of the outside air introduction
まず、ピークシフト時間設定入力部1719では、図示しない入力デバイス等を介して、ピークシフト時間の入力を受け付ける(ステップS11)。なお、ピークシフト時間の入力が行われない場合、ピークシフト時間を無設定とすることで、ステップS12に移行するものとする。
First, the peak shift time setting
比エンタルピー予測部1715、外気CO2濃度予測部1716及び居室内CO2発生量予測部1717は、最適化対象時間における予測値(外気・給気の比エンタルピー、外気CO2濃度及び居室内CO2発生量)を各々算出する(ステップS12)。
The specific
続いて、外気処理エネルギー最適化部1720は、ステップS12で算出された各予測値を用いて、外気処理エネルギーを最小化する外気導入量或いは室内CO2濃度を算出する(ステップS13)。ここで、外気処理エネルギー最適化部1720は、図示しない計時部で計時される時刻に基づき、現在時刻がステップS11で入力されたピークシフト時間に該当するか否かを判定する(ステップS14)。
Subsequently, the outside air processing
ここで、ピークシフト時間外と判定した場合(ステップS14;No)、外気処理エネルギー最適化部1720は、上記式(2)のw[k]を“1”に設定し(ステップS15)、ステップS17に移行する。また、ピークシフト時間内と判定した場合(ステップS14;Yes)、外気処理エネルギー最適化部1720は、上記式(2)のw[k]を“1”より大きな所定値に設定し(ステップS16)、ステップS17に移行する。
Here, when it is determined that the peak shift time is outside (step S14; No), the outside air processing
続いて、最適外気導入量出力部1721及び最適CO2濃度設定出力部1722は、図示しない計時部で計時される時刻に基づき、この時刻に応じた外気導入量Foa[k]或いは室内CO2濃度設定を、外気導入量制御部16に出力する(ステップS17)。
Subsequently, the optimum outside air introduction
次いで、誤差修正部1723は、最適化に用いた予測値と、現在の計測値とを比較し、その誤差が所定の閾値以内か否かを判定する(ステップS18)。ここで、誤差が閾値を超えると判定した場合(ステップS18;No)、外気処理エネルギー最適化部1720は、ステップS12に再び戻ることで予測値を新たに算出させる。
Next, the
ステップS18において、誤差が閾値以内と判定した場合(ステップS18;Yes)、外気処理エネルギー最適化部1720は、図示しない計時部で計時される時刻に基づき、最適化対象時間が終了したか否かを判定する(ステップS19)。ここで、最適化対象時間中と判定した場合には(ステップS19;No)、ステップS14に再び戻る。また、ステップS19において、最適化対象時間が終了したと判定した場合(ステップS19;Yes)、外気処理エネルギー最適化部1720は、居室内CO2濃度の上限値に基づき外気導入量を制御するモードに変更し(ステップS20)、処理を終了する。
If it is determined in step S18 that the error is within the threshold value (step S18; Yes), the outside air processing
以下、図7及び図8を参照して、上記外気導入量最適化処理による処理結果の一例について説明する。 Hereinafter, with reference to FIG. 7 and FIG. 8, an example of a processing result by the outside air introduction amount optimization processing will be described.
図7は、上記外気導入量最適化処理による外気導入量の時間推移の一例を示す図である。また、図8は、上記外気導入量最適化処理による居室内CO2濃度の時間推移の一例を示す図であり、図7の各時間と対応している。 FIG. 7 is a diagram illustrating an example of a temporal transition of the outside air introduction amount by the outside air introduction amount optimization process. Moreover, FIG. 8 is a figure which shows an example of the time transition of the indoor CO2 density | concentration by the said outside air introduction amount optimization process, and respond | corresponds with each time of FIG.
図7において、縦軸は外気導入量(m3/h)を表しており、横軸は時刻(1時〜24時)を表している。また、図8において、縦軸は居室内CO2濃度(ppm)を表しており、横軸は時刻(1時〜24時)を表している。なお、図7及び図8では、最適化対象時間は1時〜24時となっている。また、居室内CO2濃度の上限値は1000(ppm)となっている。 In FIG. 7, the vertical axis represents the outside air introduction amount (m 3 / h), and the horizontal axis represents time (1 o'clock to 24 o'clock). In FIG. 8, the vertical axis represents the CO2 concentration (ppm) in the room, and the horizontal axis represents the time (1 o'clock to 24:00). 7 and 8, the optimization target time is 1 o'clock to 24 o'clock. In addition, the upper limit value of the CO2 concentration in the living room is 1000 (ppm).
図7において、外気導入量L21は、ピークシフト時間が設定されていない場合(以下、通常最適化時という)での外気導入量を表している。また、外気導入量L22は、ピークシフト時間として10時〜11時が設定された場合での外気導入量を表している。また、図8において、居室内CO2濃度L31は、ピークシフト時間が設定されていない場合での外気導入量を表している。また、居室内CO2濃度L32は、ピークシフト時間として10時〜11時が設定された場合での外気導入量を表している。 In FIG. 7, the outside air introduction amount L21 represents the outside air introduction amount when the peak shift time is not set (hereinafter referred to as normal optimization). Further, the outside air introduction amount L22 represents the outside air introduction amount when 10 o'clock to 11 o'clock is set as the peak shift time. In FIG. 8, the indoor CO2 concentration L31 represents the amount of outside air introduced when the peak shift time is not set. The living room CO2 concentration L32 represents the amount of outside air introduced when 10:00 to 11:00 is set as the peak shift time.
ここで、外気導入量L21と、外気導入量L22とを比較すると、外気導入量L21では、外気導入量のピークが11時辺りに存在するのに対し、外気導入量L22では、外気ピークシフト時間に先立つ7時辺りより急峻に立ち上がり、9時辺りでピークを迎える。また、居室2の居室内CO2濃度を参照すると、外気導入量L22に対応する居室内CO2濃度L32では、外気導入量のピークを早めに迎えるため、外気導入量L21に対応する居室内CO2濃度L31よりもなだらかに変化する。そして、居室内CO2濃度L31及び居室内CO2濃度L32の何れにおいても、上限値1000ppmを超過することなく推移していく。
Here, when the outside air introduction amount L21 and the outside air introduction amount L22 are compared, the outside air introduction amount L21 has a peak of the outside air introduction amount around 11:00, whereas the outside air introduction amount L22 has the outside air peak shift time. It rises steeply from around 7 o'clock prior to 9:00 and reaches its peak at around 9 o'clock. In addition, referring to the indoor CO2 concentration of the
このように、上記の外気導入量最適化処理を実行することで、最適化対象時間において外気処理に要するエネルギーを最小化(最適化)することができる。また、ピークシフト時間設定入力部1719で設定されたピークシフト時間において、このピークシフト時間におけるエネルギーのピークを他の時間帯に効率的に移行させることできる。
As described above, by executing the above-described outside air introduction amount optimization processing, the energy required for the outside air processing in the optimization target time can be minimized (optimized). Further, in the peak shift time set by the peak shift time setting
図1に戻り、還気処理部20は、外気処理部10と同様にファンとコイルを有し(何れも図示せず)、ファンが運転することにより取り込まれる還気の温度及び湿度の少なくとも一つを、冷水或いは温水を用いて調整する。また、還気処理部20は、調整した還気を、ダクト40を通じて給気ユニット30に送風する。なお、還気処理部20は、ファンとコイルをパッケージ化して居室2内に配置する構成としてもよく、この場合、還気処理部20は、居室2内の空気を直接取り込み、ダクト40を介さずに居室2内に給気を送風する。
Returning to FIG. 1, the return
給気ユニット30では、外気処理部10から送風された外気と、還気処理部20から送風された還気とが混合された空気がダクト40を介して取り込まれ、取り込まれた空気が居室2内に給気される。
In the
以上のように、本実施形態の空調制御装置1によれば、最適化対象時間における外気の状態の影響を予測し、この予測値に基づき算出した外気処理に要するエネルギーを最小化(最適化)する条件(外気導入量設定、居室内CO2濃度設定)の応じた回転数で給気用ファン12を動作させることできる。これにより、最適化対象時間において外気処理に要するエネルギーを最小化(最適化)することができるため、最適化対象時間を通した積算値の観点において、外気処理に要するエネルギーを効率的に削減することができる。また、最適化対象時間内のピークシフト時間において、当該ピークシフト時間でのエネルギーのピークを、他の時間帯に効率的に移行させることができるため、ピーク時間帯におけるエネルギーを低減するピークシフトを実現できる。
As described above, according to the air
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。また、上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, the said embodiment was shown as an example and is not intending limiting the range of invention. The above embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, changes, additions, and the like can be made without departing from the scope of the invention. Moreover, the said embodiment and its deformation | transformation are included in the range of the invention, the summary, and the invention described in the claim, and its equal range.
例えば、上記実施形態では、外気処理部10と還気処理部20とを個別の構成としたが、これに限らず、図9に示すように、一体化した構成としてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the outside
ここで、図9は、空調制御装置1の他の構成例を示す図である。図9に示す構成では、外気処理部10及び還気処理部20に代えて、外気・還気処理部50を備えている。なお、図1と同様の構成要素について、同一の符号を付与し説明を省略する。
Here, FIG. 9 is a diagram illustrating another configuration example of the air
外気・還気処理部50において、外気・還気混合部18は、外気と還気との混合比率を調整するダンパ等の機構を備え(図示せず)、ダンパの開度に基づいて、外気と還気とを混合する。外気・還気混合部18で混合された空気は、外気用コイル14にて温度及び湿度の少なくとも一方が冷水或いは温水で調整され、給気用ファン12にて給気ユニット30に送風される。また、この構成において、外気導入量制御部16は、風量センサ15で計測された外気風量が、外気導入量最適化部17で算出された外気導入量設定と等しくなるように、外気・還気混合部18のダンパ開度を制御する。なお、外気導入量制御部16は、CO2濃度センサ11で計測された排気或いは還気のCO2濃度が、外気導入量最適化部17で算出されるCO2濃度設定と等しくなるよう、外気・還気混合部18のダンパ開度を制御する形態としてもよい。
In the outside air / return
また、上記実施形態では、外気導入量最適化部17を、居室2に併設される外気処理部10が備える構成を説明したが、これに限らず、例えば図10に示すように、外気処理部10の外部に存在する外部装置が備える構成としてもよい。
Moreover, although the said embodiment demonstrated the structure with which the external air introduction | transduction
ここで、図10は、ビル管理システム3の構成を模式的に示す図である。ビル管理システム3では、ビル内の各居室2を空調制御の対象としており、居室2毎に空調制御装置1Aが設置されている。ここで、空調制御装置1Aは、外気導入量最適化部17を取り除いたものであり、当該空調制御装置1Aの外気導入量制御部16は、中央監視装置60から入力される外気導入量設定或いは室内CO2濃度設定に基づき、給気用ファン12の回転数の設定値を制御する(何れも図示せず)。
Here, FIG. 10 is a diagram schematically showing the configuration of the
中央監視装置60は、ビル管理システム3内の外気処理部10Aを管理するサーバ装置等であって、LAN(Local Area Network)等のネットワークN1を介して、各空調制御装置1A(外気処理部10)と通信可能に接続されている。ここで、中央監視装置60は、外気導入量最適化部17を備え、各空調制御装置1Aで計測される外気及び居室2内の空気の状態値に基づいて、外気導入量設定或いは室内CO2濃度設定を個別に算出し、ネットワークN1を介して、対応する空調制御装置1Aの外気導入量制御部16に入力する。これにより、各居室2の空調制御を上記実施形態と同様に行うことができるため、一の外気導入量最適化部17により、各居室2を集中管理することができる。
The
なお、図10の構成の場合、空調制御装置1Aの各々が備える外気CO2濃度センサ13を、ビル全体で一つ設けることで、センサコストを低減させることができる。また、外気導入量最適化部17を中央監視装置60に設けるのではなく、中央監視装置60とインターネット等のネットワークN2を介して接続される外部サーバ70に設ける形態としてもよい。この場合、外部サーバ70では、外気導入量最適化部17の機能をサービス(例えばWebサービス等)として中央監視装置60に提供する形態としてもよい。
In the case of the configuration of FIG. 10, the sensor cost can be reduced by providing one outside air
また、上記実施形態の外気処理部10(外気導入量最適化部17)で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。 In addition, the program executed by the outside air processing unit 10 (outside air introduction amount optimization unit 17) of the above embodiment is provided by being incorporated in advance in a storage medium (ROM or storage unit) included in each device. Not limited to this, files in installable or executable formats are recorded on a computer-readable recording medium such as a CD-ROM, flexible disk (FD), CD-R, DVD (Digital Versatile Disk), etc. You may comprise. Furthermore, the storage medium is not limited to a medium independent of a computer or an embedded system, but also includes a storage medium in which a program transmitted via a LAN, the Internet, or the like is downloaded and stored or temporarily stored.
また、上記実施形態の外気処理部10(外気導入量最適化部17)で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。 In addition, the program executed by the outside air processing unit 10 (outside air introduction amount optimization unit 17) of the above embodiment is stored on a computer connected to a network such as the Internet, and is provided by being downloaded via the network. You may comprise, and you may comprise so that it may provide or distribute via networks, such as the internet.
1、1A 空調制御装置
2 居室
3 ビル管理システム
10 外気処理部
11 CO2濃度センサ
12 給気用ファン
13 外気CO2濃度センサ
14 外気用コイル
15 風量センサ
16 外気導入量制御部
161、162 減算器
163、164、168 フィルタ部
165、166 PID制御器
167 加算器
17 外気導入量最適化部
1711 記憶部
1712 表示部
1713 外気情報取得部
1714 居室内情報取得部
1715 比エンタルピー予測部
1716 外気CO2濃度予測部
1717 居室内CO2発生量予測部
1718 居室内CO2発生量算出部
1719 ピークシフト時間設定入力部
1720 外気処理エネルギー最適化部
1721 最適外気導入量出力部
1722 最適CO2濃度設定出力部
1723 誤差修正部
18 外気・還気混合部
20 還気処理部
30 給気ユニット
31 室内CO2濃度センサ
40 ダクト
50 外気・還気処理部
60 中央監視装置
70 外部サーバ
N1、N2 ネットワーク
DESCRIPTION OF
Claims (9)
将来の所定時間における、前記外気のエンタルピー及び二酸化炭素濃度の予測値と、前記室内の二酸化炭素発生量及び前記給気ファンが前記室内に供給する給気のエンタルピーの予測値に基づき、当該所定時間における前記室内の空調処理に要する外気処理エネルギーが最小で、且つ前記室内の二酸化炭素濃度が所定値以下となる前記外気の風量を算出する外気導入量最適化手段と、
前記室内に送風される風量が、前記外気導入量最適化手段で算出された風量となるように、前記給気用ファンの回転数を制御する外気導入量制御手段と、
を備える空調制御装置。 In an air- conditioning control apparatus for controlling an air- conditioning system having an air supply fan that takes in outside air having an air volume corresponding to the number of rotations of the fan into an outside air coil and adjusts temperature or humidity and blows the outside air into a room to be air- conditioned. ,
At a given time come to Masaru, the predicted value of the enthalpy and the carbon dioxide concentration of the ambient air, the indoor emission amount of carbon dioxide and the air supply fan is based on the predicted value of the enthalpy of the air supply to be supplied to the chamber, the predetermined An outside air introduction amount optimizing means for calculating an air volume of the outside air in which the outside air processing energy required for the indoor air conditioning process in time is minimum and the indoor carbon dioxide concentration is a predetermined value or less ;
Volume of air blown into the chamber, the so that such a the calculated air volume in the outside air introduction amount optimizing means, and the outside air introducing amount control means for controlling the rotational speed of the air supply fan,
An air conditioning control device.
前記所定時間における前記外気のエンタルピーと二酸化炭素濃度とを予測する第1予測手段と、
前記所定時間における前記室内での二酸化炭素発生量と前記給気ファンが前記室内に供給する給気のエンタルピーとを予測する第2予測手段と、
前記第1予測手段及び前記第2予測手段の予測値に基づき、前記外気の風量を算出する外気処理エネルギー最適化手段と、
を備える請求項1に記載の空調制御装置。 The outside air introduction amount optimization means includes:
First prediction means for predicting the enthalpy and carbon dioxide concentration of the outside air at the predetermined time ;
Second prediction means for predicting the amount of carbon dioxide generated in the room during the predetermined time and the enthalpy of supply air supplied to the room by the supply fan ;
The outside air processing energy optimization means the first on the basis of the prediction value of the prediction means and said second prediction means, for calculating the air amount before Kigaiki,
The air conditioning control device according to claim 1.
前記外気導入量制御手段は、前記外気処理エネルギー最適化手段により算出された、前記外気の前記室内への導入量または当該導入量で前記給気用ファンを運転したときの前記室内の二酸化炭素濃度に従って、前記給気用ファンの回転数を制御する請求項2に記載の空調制御装置。 The outside air processing energy optimization means calculates the amount of outside air introduced into the room as the condition relating to the air volume of the outside air or the carbon dioxide concentration in the room when the air supply fan is operated with the amount of air introduced. And
The outside air introduction amount control means is an introduction amount of the outside air into the room calculated by the outside air processing energy optimization means or a carbon dioxide concentration in the room when the supply air fan is operated with the introduction amount. The air conditioning control device according to claim 2 , wherein the rotation speed of the air supply fan is controlled according to the above .
前記外気処理エネルギー最適化手段は、前記所定時間のうち、前記ピークシフト時間における前記外気処理エネルギーのピークを、当該ピークシフト時間以外の他の時間帯にシフトさせる請求項2または3に記載の空調制御装置。 The outside air introduction amount optimizing means further includes a setting input means for accepting designation of a specific time zone that is a peak shift time of the predetermined time ,
The air conditioning according to claim 2 or 3 , wherein the outside air processing energy optimization means shifts the peak of the outside air processing energy during the peak shift time in the predetermined time to a time zone other than the peak shift time. Control device.
前記外気導入量制御手段は、前記室内状態センサで計測される前記室内の空気の状態が所定の規定値を超える場合、前記給気用ファンの回転数が増加するよう制御する請求項2に記載の空調制御装置。 An indoor condition sensor for measuring the indoor air condition;
The outside air introduction amount control means, when said chamber condition sensor in said chamber being measured air in the state exceeds a predetermined specified value, according to claim 2 in which the rotational speed of the air supply fan is controlled so as to increase Air conditioning control device.
前記誤差修正手段は、前記外気状態センサで計測される外気の状態と、当該計測時における前記第1予測手段の予測値が示す前記外気の状態との差が所定の閾値を超えた場合に、前記第1予測手段による予測を実行させる、
請求項6に記載の空調制御装置。 An outside air state sensor for measuring the outside air state before the adjustment;
When the difference between the outside air state measured by the outside air state sensor and the outside air state indicated by the predicted value of the first prediction unit at the time of measurement exceeds a predetermined threshold, the error correcting unit Causing prediction by the first prediction means to be executed;
The air conditioning control device according to claim 6 .
将来の所定時間における、前記外気のエンタルピー及び二酸化炭素濃度の予測値と、前記室内の二酸化炭素発生量及び前記給気ファンが前記室内に供給する給気のエンタルピーの予測値とに基づき、当該所定時間における前記室内の空調処理に要する外気処理エネルギーが最小で、且つ前記室内の二酸化炭素濃度が所定値以下となる前記外気の風量を算出し、
前記室内に送風される風量が、前記外気導入量最適化手段で算出された風量となるように、前記給気用ファンの回転数を制御する、
ことを含む空調制御方法。 An air conditioning control method for an air conditioning system having an air supply fan that takes in outside air having an air volume according to the number of rotations of a fan into an outside air coil, adjusts temperature or humidity, and blows the outside air into a room subject to air conditioning control. ,
At a given time come to Masaru, the predicted value of the enthalpy and the carbon dioxide concentration of the ambient air, the indoor emission amount of carbon dioxide and the air supply fan is based on the predicted value of the enthalpy of the air supply to be supplied to the chamber, the Calculating the air volume of the outside air in which the outside air processing energy required for the indoor air conditioning processing in a predetermined time is minimum and the carbon dioxide concentration in the room is equal to or less than a predetermined value ;
Air volume blown before Symbol chamber, the calculated air volume as a so that in the outside air introduction amount optimization means, for controlling the rotational speed of the air supply fan,
An air conditioning control method.
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