JP5868339B2 - 波長板装填光導波路 - Google Patents

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本発明は、光通信の分野の光導波路に関し、特に石英光導波路、ポリマー光導波路の偏波制御、位相制御、偏光分離機能など機能性を付与するための偏波制御機能を備えた波長板装填形の光導波路に関するものである。
光通信分野において、石英ガラス系光導波路、ポリマー系光導波路は、光の合分波、スイッチ、分岐などの機能を持つため、広く用いられている。特に石英ガラス系光導波路は信頼性が高い。しかしそれ単独では、光を導波させるのみで、能動的な機能が限られてくる。このため、ガラスと相性のよい樹脂を充填することによって機能性を出すことが多い。
下記の光導波路に樹脂を充填することによって機能性を出した例を示し、その欠点を記す。
(1)偏波制御のために、ポリイミド波長板を挿入する。
光学異方性を持ったフィルムは、波長板として下記のように光導波路で用いられる。
<1> 光導波路は、偏波依存性があるため、これを解消するために、図1に示すように、導波路1−1の中央部に溝1−2を作製し、ポリイミド延伸フィルムである1/2波長板1−3を挿入して偏波無依存化を図っている(特許文献1参照)。このポリイミド波長板の屈折率差Δnは約0.05であり、通信波長帯である1.5μmの光においては、厚さ約15μmとすることにより、1/2波長板としての役割を果たす。通常溝幅は20μm程度であり、上記の波長板より5μm広く、この間に接着剤で固定する必要がある。この接着剤は導波路と波長板を信頼性よく固定する必要があり、またロスを小さくする必要がある。挿入損失は約0.5dBと大きいことが問題である。さらに高Δ(Δは「差」を表す)の光導波路においては、コア径が小さくなるため、波長板の挿入損失は大きくなり、Δ=2.5%の石英導波路においては、挿入損失は2dBと大きくなる。
<2> 図3に示すように、導波路型Y分岐カプラとマルチモードカプラに0°方向と、90°方向の1/4波長板を挿入して、温度無依存で波長帯域の広い偏光ビームスプリッタを形成している(非特許文献1参照)。
図3において、3−1は入力用光導波路であり、3−2は分岐カプラであり、3−3はダイシングによって掘った溝であり、3−4は1/4波長板(90度)であり、3−5は1/4波長板(0度)であり、3−6は2×2マルチモードカプラである。3−4の1/4波長板(90度)はTM波を90度進め、3−5の1/4波長板(0度)はTE波を90度進める。Y分岐によって分けられた2つの光の位相を+と−に90゜シフトさせて2×2MMIに入れることにより片方にはTE偏波のみ、もう片方にはTM偏波のみが出力される。この構成では、温度依存性と波長依存性が小さい。しかし溝をダイシングによって形成するため、最低でも20μmの幅があり、ロスが0.5dBと大きいという欠点がある。さらに高Δの光導波路においては、コア径が小さくなるため、波長板の挿入損失は大きくなり、Δ=2.5%の石英導波路においては、挿入損失は2dBと大きくなる。
(2)温度無依存化のために、導波路を横断するように掘った溝に樹脂を充填する
アサーマルAWGでは、AWGの導波路を横断するように複数の細い溝を設け、その中にシリコーン樹脂を充填することで温度無依存化を図っている。複数の細い溝にすることにより、トータルの溝幅は同じでも、ロスは大幅に低減できることが知られている。
波長板も複数の溝に挿入することが望まれているが、現状では薄い波長板フィルムを1本の溝に挿入して接着剤で固定する方法が取られている。
一方ディスプレイの分野では、近年、重合性液晶という配向可能硬化性樹脂が開発されて、液晶ディスプレイの視覚依存性や色補償を補償する位相差フィルムとして用いられている。また重合性液晶でパターン化した位相差フィルムを実現できるため、液晶メガネを必要としない3Dテレビも実現されている。
重合性液晶は、通常の液晶のように電圧を印加してもその配向方向は変化しないが、配向膜上に塗布するとその配向方向に従って配向し、主に紫外線を照射するとその配向を保ったまま重合して高分子化するという特徴を持つ。従って配向後硬化させた重合性液晶は大きな屈折率異方性を持つ。
従来の位相差フィルムはフィルムを延伸して異方性を持たせ、それを液晶ディスプレイに張り付けていたが、本重合性液晶を用いると基板に直接塗ることによって位相差膜を実現できるため、作業性が非常に上がるという利点がある。
以下に、重合性液晶を解説する。光重合性液晶は、モノマー状態で通常の液晶配向手段(ラビングした配向膜あるいはUV照射した光配向膜)の上に塗布することで容易に配向でき,配向状態のまま,その液晶骨格の分子配列をUV照射などして固定化してフィルム化することができる。重合性液晶は、「UVキュアラブル液晶」「photopolymerizable liquid crystal」「Reactive Mesogens」商品名キラコールPLC(アデカ社)、商品名Licrivue(メルク社)と呼ばれている。 (特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)
その他「重合性液晶」は各種の構造があるが、本発明における「重合性液晶」は、上記の「重合性液晶」の定義の重合性液晶とする。
通常の側鎖型高分子液晶と違って重合したポリマーが液晶相を示さず,熱的に安定な硬化物となる。これらの光重合性液晶を用いて,液晶骨格がホモジニアス配向、スーパーツイストネマチック(STN)配向、あるいはパターン配向を形成している位相差フィルムや場所によりリターデーションが異なる位相差フィルムなどが実用化されている。特に液晶ディスプレイの位相差補償フィルムとしては、従来延伸フィルムが用いられてきたが、さらに薄く、簡易に塗布できる重合性液晶位相差フィルムが実用化されているし、3Dテレビ用に、パターン化した位相差フィルムも実用化されている。
特許第3501235号公報 特許第3632220号公報 特許第3677632号公報 特許第3842102号公報
Yusuke Nasu, Takayuki Mizuno, Ryoichi Kasahara, Takashi Saida, "Temperature Insensitive and Ultra Wideband Silica-based Dual Polarization Optical Hybrid for Coherent Receiver with Highly Symmetrical Interferometer Design," Tu.3.LeSaleve.4, 37th European Conference and Exhibition on Optical communication 2011 (September 18-22, 2011, Geneva, Switzerland).
(1)従来は、波長板は無機結晶の波長板や延伸させたポリイミド波長板を用いてきた。これらの波長板は15μm程度の厚さであるが、挿入する溝は20μm程度必要であり、ロスは0.5dB程度と大きかった。さらに光導波路を小型化するために、導波路ガラスのΔを大きくするとコアの径が小さくなり、溝損失が数dBと大きくなるという欠点があった。(2)またポリイミド波長板を挿入するには、溝をダイシングで形成し、その中に挿入して透明接着剤で固定する必要があった。(3)アサーマルAWGの溝のように複数の細い溝に分轄することにより、溝でのロスを低減し、充填して波長板、位相差板、偏光子として使用できることが望まれていた。(4)ダイシングで溝を形成し、フィルムを装填するため、複数の導波路において、各導波路ごとにそれぞれ異なる波長板を挿入するのは、ダイシング溝はダイシングブレードの径の制約から、数mm以上の長さが必用であり、導波路間隔が狭いので、非常に難しかった。(5)従来の1/2波長版は、PLCの回路の対称となる場所にダイシングで5mmほどの長さの溝を掘って、数mm角のポリイミド波長板を挿入していた。複雑な集積回路を搭載したPLCでは、対称点は一箇所でないため、5mmの長さのダイシング溝を各所に掘ると、他の導波路も切断してしまうことになり、回路構成に制約があった。RIE(反応性イオンエッチング)で溝を波長板挿入用に溝を掘ってもよいが、挿入のためには数100μm掘る必要があり、時間と労力を要した。例えば、図2に示すような回路では、3ヶ所に波長板を挿入するが、隣接導波路があり、この導波路をダイシングで切断しないように、溝を掘らなくてはいけない。ダイシングブレードは5cmφの円形であり、隣接導波路を切断しないように溝を掘ることは困難であった。
本発明では、重合性液晶をフィルム化して波長板とするのではなく、光導波路のコアを横断するように設けた1つあるいは複数の溝に、液晶用配向膜を塗り、直線偏波の紫外線照射による配向処理を行い、さらにその溝の中に紫外線硬化性の液晶を充填あるいは塗布して、紫外線を照射して硬化して、溝内に波長板、旋光子、フィルタを直接形成することを特徴とする。
通常配向処理をするためには、ラビングを行う必要があるが、狭い溝壁面を均一にラビングする方法はない。そこで光配向膜を塗布して、直線偏光を照射することによって、溝壁面を配向処理できることを我々は見出した。(実施例1の写真、図4)
またRIE(反応性イオンエッチング)により任意の場所に溝を掘り、必要に応じて、水平配向膜、垂直配向膜をリフトオフによってパターンで形成したり、光配向膜を用い、光のマスクあるいは光を吸収する液体を用いて、所望の箇所に所望の配向方向を実現できた。硬化した重合性液晶は、フィルムのように屈折率異方性を持つため、波長板、結晶板と同じ効果を持ち、種々の光導波路の偏波制御、フィルタ、偏光子などの機能を持たせることができる。溝の幅は数μm〜数10μm、溝の深さはコアの下30μm〜100μm程度でよく、長さも100μm〜数100μmでよい。
また硬化した重合性液晶と導波路上面は段差が小さいため、ヒーター電極をその上に形成でき、重合性液晶の屈折率異方性Δnを温度で容易に制御できるようになり、偏波を制御することができる。
重合性液晶は、対向する壁面の配向膜の配向方向を直交させることにより、ツイストネマチック配向とすると、90゜の旋光子として用いることができる。
さらに充填する液晶を、カイラル剤を添加したカイラルネマチック(コレステリック)液晶とし、カイラル剤の添加量を調整することにより、カイラルピッチを制御して、ある特定の波長のみを反射するフィルタとすることができ、導波路内に、ロスの少ない波長選択型のフィルタを作製することができる。
本発明は、光導波路のコアを切断するように設けた1個以上の微細な溝に配向処理して重合した液晶を充填した構造を持ち、これにより(1)溝幅を狭くしたり、分轄することができるためロスの小さな充填形の波長板を形成でき、(2)ダイシング以外にRIEなどのエッチング技術で任意の場所に形成できるため、光導波路の設計の自由度が上がり、
(3)Δnの大きな光導波路でも、ロスの小さな波長板を形成でき、
(4)液晶の配向を平行配向以外にツイストネマチックにすることにより、旋光子を実現でき、
(5)カイラル剤を添加することにより、波長フィルタを実現でき、
(6)さらにその上に微細なヒーター電極を形成することにより、光導波路型の偏波制御装置を実現できる
という利点がある。
従来の、石英系光導波路に波長板を挿入して偏波無依存化したことを示す図である。 従来の、集積された導波路回路に波長板を3枚挿入した例である。 導波路型偏光ビームスプリッタの構造を示す模式図である。 光配向させた溝内重合性液晶の偏光顕微鏡写真である。 本発明に係る、重合性液晶を用いた1/2波長の作製工程を示す模式図である。 本発明に係る、重合性液晶を用いた1/4波長板の作製工程および導波路型偏光ビームスプリッタを示す模式図である。 本発明に係る、ツイストネマチック液晶を充填した光導波路を示す模式図である。 本発明に係る、カイラルネマチック液晶充填光導波路を示す模式図である。 図8の光導波路における、カイラル剤添加の重合性液晶量の反射の波長依存性を示すグラフである。 重合性液晶のΔnの温度依存性を示すグラフである。 重合性液晶を用いた導波路型偏波コントローラの作製工程および構造を示す模式図である。
[実施例1:微細1/2波長板充填、光導波路の偏波無依存化]
石英系光導波路は、TE,TM偏波で位相差が生じるため、偏波依存性がある。これを解消するために、光導波路の対称中心部に20μm程度の溝を掘り、Δnが約0.05の光学異方性を持つ15μm厚のポリイミドフィルムを挿入して、偏波無依存化を図っている。トータルのロスは0.5dBと大きい。さらに屈折率差が大きな高Δ(例えばΔ=2.5%)の石英系導波路は、コアの大きさが3μm程度しかなく、溝に放射した光の放射角が大きくなるため、波長板を挿入した際のロスは2dB程度と非常に大きくなる。
重合性液晶は溝に直接充填して紫外線や熱により硬化することができ、Δnは0.15〜0.25と大きく、溝幅を数μmまで細くでき、ロスを大幅に小さくすることができる。さらに溝を1本でなく、複数の溝に分轄して1本の溝幅を狭くすることにより、さらにロスを小さくできる。RIEによって溝を細く形成できるし、任意の場所に複数の溝を形成できる。
先ず溝に充填した重合性液晶が配向することを確認するため、予備実験を行った。石英ガラス上あるいはSi基板上の石英導波路を横断するように幅20μmの溝をダイシングによって形成し、光配向膜をスピナーによって溝壁面へ塗布し、deepUVを照射して、光配向膜を溝に対して0度、20度に配向させた。光配向膜を溝に対して0度に配向させた基板を基板1、20度に配向させた基板を基板5とする。この溝に重合性液晶を充填して紫外線を照射して重合性液晶の配向を固定した。光配向膜および重合性液晶の配向を固定したUV光はレンズで絞らず全体に照射した。偏光顕微鏡写真を図4に示す。このとき、重合性液晶を充填した基板の光路上に、基板を挟むように2つの偏光子を配置して2つの偏光子を90度直行させクロスニコルとし、溝を導波路の光の進行方向から見ている。クロスニコルにしたとき、2つの偏光子で挟んだ基板によって偏光状態が変化するときにのみ、光が通過して視野が明るくなる。2つの偏光子の、光の進行方向に対して基板より手前にある偏光子の偏光方向はy軸と平行とし後ろにある偏光子の偏光方向はx軸と平行とした。図4(a)は基板1をクロスニコル軸に対して傾けた場合、(b)は基板1をクロスニコル軸と一致させた場合、(c)は基板5をクロスニコル軸に対して、20度よりも大きく傾けた場合、(d)は基板5をクロスニコル軸に対して20度傾け、クロスニコル軸と重合性液晶の配向方向を一致させた場合である。重合性液晶の配向方向がクロスニコルの軸と一致すると暗くなり、45゜になると明るくなるため、クロスニコルとしたときの基板を通過する光の明るさによって、重合性液晶がクロスニコル軸と一致する方向に配向しているかどうかが分かる。図4より、重合性液晶が光配向膜によって良好に配向していることがわかる。
図5に重合性液晶を充填した1/2波長板の作製工程を示す。図5(a)は5.4μmの溝をRIEによって形成したことを示す図、(c)は光配向膜を塗布したことを示す図、(e)は光配向膜へ45度方向の直線偏波UV光を照射し、その後キュアしたことを示す図、(g)は重合性液晶を充填し、乾燥させ、UV光を照射し、その後キュアしたことを示す図であり、図5(b)(d)(f)(h)は図5(a)(c)(e)(g)それぞれの溝部分の断面を拡大した模式図である。図5(i)は、ロスを少なくするために、溝幅を狭くして複数本にした例である。反応性イオンエッチング(RIE)により導波路のコア5−1を切断するように、幅5.4μmの溝5−2を形成する(図5(a)、(b))。RIEによってエッチングした溝壁面はダイシングによって形成した壁面よりも平坦であり、配向処理が非常にやりやすい。5.4μm×Δn=0.74μm(Δn=0.137)であり、ほぼ1/2波長となり、1/2波長板として動作する。但しアニール温度、UVキュアを強くすることにより、Δnは小さくなる傾向にあり、1/2波長になる条件を最適化する必要がある。
該重合性液晶は、壁面に対して平行配向したホモジニアス液晶であり、重合性液晶の屈折率異方性をΔn、溝幅をL、導波路を通過する光の波長をλ、紫外線照射エネルギーをEとした時、ΔnはEと共に減少するため(Δn(E)と書ける)、Δn(E)×L=λ/2あるいはλ/4となるように、該紫外線エネルギーEを最適化する必要がある。
溝の形成方法は、RIEに限らず、ダイシングソーを用いても良い。次に液晶用光配向膜5−3を塗布する(図5(c)、(d))。日産化学光配向膜RN−2413(0421)を回転数3000rpm×20secの条件でスピナー塗布する。配向膜は薄く導波路面上および溝壁面に形成される。その後230℃、30分アニールする。 壁面に形成される配向膜の膜厚は数10nmであった。その後超高圧水銀灯の波長250〜300nmの光5−4をグランテーラプリズムにより直線偏光として照射する(図5(e)、(f))。配向方向は直線偏波の方向に対して垂直になる。ここでは1/2波長板を45°の方向に形成するため、基板に対して直線偏波が45°配向が傾くように、紫外線を照射した。照射エネルギーは1.0〜1.8J/cm2である。その後純水超音波洗浄1分行い、250℃、30分配向を固定化するために、ポストベークを行った。この場合、UV光は全体に照射してもよいし、1mmφ程度のバンドルファイバを用いて局所的に照射してもよい。
メルクの光重合性液晶Licrivue RMS03−013C(Δn=0.137)5−5を溝に充填する(図5(g)、(h))。液晶は溝端面に付けることにより、毛細管現象により、溝に入っていく。この液晶は溶媒を含んでいるため、溶媒が揮発しても溝に液晶が残るように、溝の上に盛り上がるように液晶を充填する。55±5℃、1分乾燥して溶媒を飛ばす。残った液晶は光配向膜により、配向する。UV照射5−6で波長365nmの光を, 20±5nW/cm2、60秒照射する。この時重合性液晶が加熱しないように、IRフィルタを付けることが望ましい。この照射により液晶は重合して高分子となる。
微小部分にUVの直線偏波を照射するには、バンドルファイバガイドが有効である。1mmφ〜10mmφの直径で紫外線をガイドできるバンドルファイバが市販されている。導波路に適用するには1mmφ程度の物でよく、紫外線ランプの光を偏光子を通して直線偏波として、レンズで集光してバンドルファイバの端面から入れて出射端から直接導波路溝に照射する。この際バンドルファイバの先に集光レンズを付けて、さらにUV光を絞って照射することも有効である。通常のバンドルファイバでも1m程度の短い距離であれば、偏波は保存される。バンドルファイバを捻ることなく、入力端から偏波を入射すれば、出力は偏波を保持したままで出射される。偏波を完全に保持したいのであれば、偏波保持ファイバをバンドルファイバ化した物を用いることが望ましい。
液晶は(1)溝幅が狭くなるほど配向がし易くなり、(2)溝の端面20μm程度は境界領域となり、配向が乱れる。従って溝幅Lを20μm以下にすれば均一に配向し、溝の長さは(コアの幅+2×20μm)、深さはコアの下面より20μm以上とすれば、光が通過する部分の液晶の配向は均一になる。例えばコアが10μm角、クラッド厚さ20μmの導波路の場合、溝幅20μm以下、溝長さ50μm、深さ50μm以上とすればよい。
この導波路にPandaファイバを用いて、TE偏波を入射したところ、出射はTM偏波であった。溝でのロスは0.1dBであった。
通常15μm厚のポリイミド波長板、20μmの溝に挿入すると、Δ=0.7%程度の導波路では、挿入損失は0.5dB程度である。しかし導波路の小型化のために、Δは大きくなる傾向にあり、Δ=2.5%ではその挿入損失は2〜3dBとなる。挿入損失を下げるために、コア幅を広げたり、逆に狭くしたりしてロスの低減を図って1.5dB程度まで低減している。ロスを少なくするために、溝幅を狭くして複数本にした例を図5(i)に示す。
図3に示す従来の導波路型偏光ビームスプリッタも同様に作製することができる。その製作工程を図6に示す。図6(a)は図3であり、(b)は2.7μm幅の溝をRIEによって形成したことを示し、(d)は光配向膜を塗布したことを示し、(f)は光配向膜へ90度偏波UV光をマスクを用いて片方のみ照射しキュアしたことを示し、(h)は光配向膜へ0度偏波UV光をマスクを用いて残りの片方のみ照射しキュアしたことを示し、(j)は重合性液晶を充填し、乾燥させ、UV照射しキュアしたことを示し、(l)は光配向膜へ90度偏波UV光を光ファイバを用いて照射したことを示し、(m)は光配向膜へ0度偏波UV光を光ファイバを用いて照射したことを示し、(n)は重合性液晶を充填し、乾燥させ、UV照射しキュアしたことを示し、(p)はバンドルファイバで局所的にUV直線偏波を照射したことを示している。図6(c)(e)(g)(i)(k)(o)は、図6(b)(d)(f)(h)(j)(n)それぞれの溝部分の断面を拡大した模式図である。図6に示すように、溝幅を2.7μmにし、2つの導波路の光配向膜に照射するUV光の偏波を0°、90°とする。ここで6−1は図3の偏光ビームスプリッタの導波路部分を抜き出したものであり、6−2はRIEによって形成した溝であり、6−3、6−4は偏光ビームスプリッタを形成するカプラの2本の導波路であり、6−5は液晶用光配向膜であり、6−6は250〜300nmの直線偏光したDeepUV光であり、6−7は片方の導波路に光を当てないための光遮断用マスクであり、6−8は重合性液晶であり、6−9は重合性液晶を硬化するための360nmを中心とするUV光であり、6−10は直線偏波のUV光を導波路に入力するためのファイバである。溝幅が2.7μmと狭いために、ロスが小さくなるというメリットがある。さらに溝を分轄してロスを小さくできる。ダイシングでなく、RIEによってアサーマル溝と同様に細く形成できる。
ここでは2箇所の溝の配向方向を変えるため、マスクを用いてUV光をカットしたが、2本の導波路にそれぞれ異なった直線偏波のUV光を入射させてもよい。6−10の光ファイバを導波路にバッドジョイントして直線偏波のUV光を照射すると溝の壁面の配向膜はこの方向に配向する。この場合配向する箇所は導波路光が通過する部分のみとなるが、波長板としての機能は十分果たすことができる。
あるいは微小部分にUVの直線偏波を照射するには、バンドルファイバガイドが有効である(図6(p))。1mmφ〜10mmφの直径で紫外線をガイドできるバンドルファイバが市販されている。導波路に適用するには1mmφ程度の物で良く、紫外線ランプの光を偏光子を通して直線偏 波として、レンズで集光してバンドルファイバ6−11の端面から入れて出射端から直接導波路溝に照射する。この際バンドルファイバの先に集光レンズを付けてさらにUV光を絞って照射することも有効である。
通常のバンドルファイバでも1m程度の短い距離であれば、偏波は保存される。バンドルファイバを捻ることなく、入力端から偏波を入射すれば、出力は偏波を保持したままで出射される。偏波を完全に保持したいのであれば、偏波保持ファイバをバンドルファイバ化した物を用いることが望ましい。
[実施例2:ツイストネマチック液晶、スーパーツイストネマチック液晶]
図7に波長板でなく、旋光子(90゜偏波を回転する素子)を挿入する例を示す。図7(a)は紫外線吸収液体を溝に充填して、光配向膜へ90度方向の直線偏波UV光を照射後、キュアしたことを示す図であり、壁面の片方のみ光配向をさせており、(c)は光配向膜へ0度方向の直線偏波UV光を照射後、キュアしたことを示す図であり、図7(a)同様、壁面の片方のみ光配向をさせており、(e)は重合性液晶を充填し、乾燥させ、UV照射後キュアしたことを示す図ならびに液晶分子の配向の様子を示す図である。図7(b)(d)(f)は、図7(a)(c)(e)それぞれの溝部分の断面を拡大した模式図である。 溝7−1を形成し、光配向膜7−2を塗布するまでの工程は、図5と同じであるが、溝の対向する面の配向方向を直交するようにする。このため、紫外線7−3を照射する際、溝に紫外線を吸収する液体7−4を充填する。これには黒い色素を混入した水溶性インク、油性インク、ペンキなど、その他薄くても紫外線をカットするものであればよい。あるいは光を完全に散乱する白い溶液(例えば修正液など)を用いてもよい。7−3は90度方向の直線偏波UV光であり、7−5は0度方向の直線偏波UV光である。UV照射した後、溶液に浸けてこの液体を洗い流す。この後、平行配向用の重合性液晶7−6を充填する。これにはメルクの光重合性液晶Licrivue RMS03−013C(Δn=0.137)がよい。UV硬化させると、図7(e)の液晶分子の配向の様子を示す図のように、液晶分子7−7はツイストネマチック配向し、TE→TM偏波、TM→TE偏波へ変換できる。導波路上の任意の箇所にRIEにより幅数μm、深さ数10μm、横手方向長さ数100μm溝を形成できるため、任意の箇所に旋光子を設置できるという利点がある。
本実施例は、ツイストネマチック液晶、スーパーツイストネマチック液晶のいずれの場合にも適用できる。
[実施例3:カイラルネマチック液晶形フィルタ]
図8に波長板でなく、カイラルネマチック形のフィルタを挿入する例を示す。図8(a)は溝9−1形成後、光配向膜9−2を塗布したことを示す図、(c)は光配向膜へ90度方向の直線偏波UV光9−3を照射後、キュアしたことを示す図、(e)はカイラル剤を添加した重合性液晶9−4を重点後、乾燥させ、UV照射9−5した後、キュアしたことを示す図、図8(b)(d)(f)は図8(a)(c)(e)それぞれの溝部分の断面を拡大した模式図である。図8(g)は入射スペクトルであり、(h)はカイラルネマチック液晶のピッチPを示し、(i)は出射スペクトルである。カイラルネマチック液晶はネマチック液晶にカイラル剤を添加することによって、液晶が周期を持った螺旋状に配向し、グレーティングを形成する。そのピッチPは、カイラル剤の濃度DとP∝1/Dの関係にあり、カイラル剤の添加とともに、ピッチが短くなる。フィルタとしての透過スペクトルのピーク波長λはP=m×λ(mは整数)という関係にある。そこで透過波長が1.55μmになるように、Pを調整した。メルクのLicrivue RMS03−013C(Δn=0.137)にメルクのカイラル剤を1〜5wt%程度添加して、ピッチPを測定した。カイラル剤の添加量を振って反射スペクトルを測定した。カイラル剤の添加量と反射−波長依存性を図9に示す。カイラル剤を3wt%程度添加すると、反射の中心波長が1.55μmになる。
図8に示すように、波長板形成と同様の工程で、溝形成→配向膜形成→カイラル添加剤含有重合性液晶充填→UV硬化により、導波路上に波長選択形のフィルタを実現できた。
導波路上の任意の箇所にRIEにより幅数μm×深さ数10μm×横手方向長さ数100μm溝を形成できるため、任意の箇所にフィルタを設置できるという利点がある。
[実施例4:導波路型偏波コントローラ]
溝の中に局所的に重合性液晶を充填して配向・重合させて、その上に局所的なヒーターを付けることにより、重合性液晶部のΔnを可変して、偏波コントローラを作ることが可能である。ポリイミド波長板でも同様に導波路型偏波コントローラを実現できるが、ポリイミドフィルム自体が大きく、局所的に加熱できない。溝に充填してその上に局所電極を形成することにより、局所加熱ができ、低消費電力の偏波コントローラが実現できる。
通常の重合性液晶の複屈折率ne,no(ne:extraordinary(異常光)、no:ordinary(常光))は温度と共に減少し、さらにΔn=ne−noもまた温度と共に減少する。図10にDICの重合性液晶のΔnの温度依存性を示す。室温から80℃〜100℃まで上げるとΔnは約10%減少する。全溝幅Lを広くして、Δn×Lの量がλ/2以上可変できるようにすると、0゜、45゜、0゜の方向に配向させた3枚の可変位相差板を作製すれば、完全偏波制御が可能となる。即ち溝幅Lを7.5μmとすると、Δn×Lは0.75μm変化することになり、波長1.5μmでは、π位相が変化することになる。
溝はRIEで形成するため、幅7.5μm×深さ50μm×横手方向長さ数100μm角に形成するのは簡単であり、その上にヒーター電極を同サイズで形成すると、非常に微小な部分のみを加熱することができ、温度を室温から100℃に上げるのに、非常に小さな電力で済み、また応答速度も数msと早い。
図11に導波路型偏波コントローラの作製工程および完成構造を示す。先ず(a)RIEにより導波路11−1を切断するように3箇所に、幅7.5μm×深さ50μm×横手方向長さ数100μm溝11−2を掘る。(b)光配向膜(図示せず)を塗布し 直線偏波の紫外線を照射することにより、0゜、45゜、0゜方向に配向させる。(c)重合性液晶11−3を充填し、UV硬化させる。(d)ヒーター電極11−4を形成する。
(d)が導波路型偏波コントローラの最終構造となる。ヒータ電極に流す電流を調整し、室温から100℃までコントロールすることにより、0゜、45゜、0゜に配向した重合性液晶の温度を調整して、それぞれのΔnを調整することにより、任意の偏波を任意の偏波に変換する完全偏波制御が可能となる。熱光学効果による偏波制御素子のため応答速度は1ms程度である。
1−1 導波路
1−2 溝
1−3 1/2波長板
3−1 入力用光導波路
3−2 Y分岐カプラ
3−3 溝
3−4 1/4波長板(90度)
3−5 1/4波長板(0度)
3−6 2×2MMI
5−1 コア
5−2 溝
5−3 液晶用光配向膜
5−4 UV光
5−5 光重合性液晶
5−6 UV照射
6−1 偏光ビームスプリッタの導波路部分
6−2 溝
6−3、6−4 導波路
6−5 液晶用光配向膜
6−6 直線偏光したDeepUV光
6−7 光遮断用マスク
6−8 重合性液晶
6−9 UV光
6−10 ファイバ
6−11 バンドルファイバ
7−1 溝
7−2 光配向膜
7−3 90度方向の直線偏波UV光
7−4 紫外線を吸収する液体
7−5 0度方向の直線偏波UV光
7−6 重合性液晶
7−7 液晶分子
9−1 溝
9−2 光配向膜
9−3 90度方向の直線偏波UV光
9−4 カイラル剤を添加した重合性液晶
9−5 UV照射
11−1 導波路
11−2 溝
11−3 重合性液晶
11−4 ヒーター電極

Claims (10)

  1. 光導波路のコアを切断するように設けた1個以上の溝と、
    前記1個以上の溝の前記コアが露出した対向する壁面に、配向処理した液晶用配向膜と、
    前記液晶用配向膜に挟まれて充填され、配向方向が前記液晶用配向膜の配向方向にしたがって固定された、重合性液晶と
    を有することを特徴とする光導波路。
  2. 請求項1記載の光導波路において、前記液晶用配向膜は紫外線の直線偏波によって配向する配向膜であことを特徴とする光導波路。
  3. 請求項1または2記載の光導波路において、前記重合性液晶は、前記壁面に対して平行配向したホモジニアス液晶であり、前記重合性液晶の屈折率異方性をΔn、溝幅をL、溝数をnとし、前記光導波路を通過する光の波長をλとし、Δn×L×n=λ/2あるいはλ/4となるように、前記溝幅L決められていることを特徴とする光導波路。
  4. 請求項1または2記載の光導波路において、前記重合性液晶の配向が、ツイストネマチック配向あるいはスーパーツイストネマチック配向とされていることを特徴とする光導波路。
  5. 請求項1乃至のいずれか記載の光導波路において、前記重合性液晶の上にヒーター電極を備え、配向した前記重合性液晶の屈折率異方性を温度で制御することを特徴とする光導波路。
  6. 請求項1記載の光導波路において、充填された前記重合性液晶がネマチック液晶にカイラル剤を添加したカイラルネマチック液晶であることを特徴とする光導波路。
  7. 光導波路のコアを切断するように連続して設けられた第1、第2、および第3の溝と、
    前記第1、および前記第3の溝の前記コアが露出した対向する壁面には0度方向に配向させられた液晶用配向膜と、
    前記第2の溝の前記コアが露出した対向する壁面には45度方向に配向させられた液晶用配向膜と、
    前記0度方向に配向させられた液晶用配向膜および前記45度方向に配向させられた液晶用配向膜に挟まれて充填され、配向方向が、前記液晶用配向膜の配向方向にしたがって固定された重合性液晶と
    前記重合性液晶の上にヒーター電極と、
    備え、配向した前記重合性液晶の屈折率異方性を温度で制御することを特徴とする偏波コントローラ。
  8. 請求項1記載の光導波路の製造方法であって、前記液晶用配向膜は紫外線の直線偏波によって配向する配向膜であり、照射する前記紫外線の前記直線偏波の方向を調整することにより、充填した前記重合性液晶の配向方向を制御して、紫外線硬化したことを特徴とする光導波路の製造方法。
  9. 請求項1記載の光導波路の製造方法であって、前記溝の形成方法が、反応性イオンエッチングであることを特徴とする光導波路の製造方法。
  10. 請求項4記載の光導波路の製造方法であって、前記液晶用配向膜に紫外線を照射して配向させる際、前記溝に紫外線吸収剤あるいは遮蔽剤を充填して、前記溝の対向する前記壁面で異なる角度の紫外線直線偏波を照射することにより、前記重合性液晶の配向を、ツイストネマチック配向あるいはスーパーツイストネマチック配向とすることを特徴とする光導波路の製造方法。
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