JP5867596B2 - 立体物検出装置及び立体物検出方法 - Google Patents
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Description
本発明は、立体物検出装置及び立体物検出方法に関するものである。
本出願は、2012年4月16日に出願された日本国特許出願の特願2012―092912に基づく優先権を主張するものであり、文献の参照による組み込みが認められる指定国については、上記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の記載の一部とする。
本出願は、2012年4月16日に出願された日本国特許出願の特願2012―092912に基づく優先権を主張するものであり、文献の参照による組み込みが認められる指定国については、上記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の記載の一部とする。
車両側方を撮像するカメラを備え、カメラにより撮像された画像と予め記憶されたパターンとをマッチングすることにより、路外の植え込み等の立体物を検出する検出装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、並木道において見られるような、形状が保たれる幹と形状が変化する葉を備える樹木の影の画像は、周期性と不規則性を備えるため、画像の特徴を画一的に把握することが難しく、種々の立体物の像を含む撮像画像から樹木の影の像を識別することは難しいという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、周期性と不規則性を備える樹木の影を、自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両として誤検出することを防止して、隣接車線を走行する他車両を高い精度で検出することができる立体物検出装置を提供することである。
本発明は、撮像画像の差分波形情報又はエッジ情報に基づいて周期性を評価するための周期性評価値と不規則性を評価するための不規則性評価値とを算出し、算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、検出された立体物が自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断することにより、上記課題を解決する。
本発明によれば、撮像画像から算出された差分波形情報又はエッジ情報から算出した周期性評価値が所定値域内であり、同じく差分波形情報又はエッジ情報から算出した不規則性評価値が所定の閾値以上である場合に周期性と不規則性を備える樹木の影が画像情報に含まれていることを識別することができるので、車両の走行路に沿って存在する樹木の影を自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両として誤検出することを防止することができる。この結果、自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両を、高い精度で検出する立体物検出装置を提供することができる。
図1は、本発明の立体物検出装置1を適用した一実施の形態に係る車両の概略構成図であり、本例の立体物検出装置1は、自車両Vの運転者が運転中に注意を払うべき他車両、例えば、自車両Vが車線変更する際に接触の可能性がある他車両を障害物として検出する装置である。特に、本例の立体物検出装置1は自車両が走行する車線の隣の隣接車線(以下、単に隣接車線ともいう)を走行する他車両を検出する。また、本例の立体物検出装置1は、検出した他車両の移動距離、移動速度を算出することができる。このため、以下説明する一例は、立体物検出装置1を自車両Vに搭載し、自車両周囲において検出される立体物のうち、自車両Vが走行する車線の隣の隣接車線を走行する他車両を検出する例を示すこととする。同図に示すように、本例の立体物検出装置1は、カメラ10と、車速センサ20と、計算機30と、明るさセンサ50と、現在位置検出装置60とを備える。
カメラ10は、図1に示すように自車両Vの後方における高さhの箇所において、光軸が水平から下向きに角度θとなるように自車両Vに取り付けられている。カメラ10は、この位置から自車両Vの周囲環境のうちの所定領域を撮像する。本実施形態において自車両Vの後方の立体物を検出するために設けられるカメラ1は一つであるが、他の用途のため、例えば車両周囲の画像を取得するための他のカメラを設けることもできる。車速センサ20は、自車両Vの走行速度を検出するものであって、例えば車輪に回転数を検知する車輪速センサで検出した車輪速から車速度を算出する。計算機30は、車両後方の立体物を検出するとともに、本例ではその立体物について移動距離及び移動速度を算出する。明るさセンサ50は、自車両Vの周囲の明るさを検出する。明るさセンサ50は、照度計により構成してもよいし、カメラ10の画像情報から明るさ情報を取得可能な構成にしてもよい。また、直接、明るさを検出せずに、地点と日没時刻とを対応づけた暦情報を参照し、現在位置と時刻とに基づいて自車両Vの周囲の現在の明るさを検出することもできる。現在位置検出装置60は、GPSを備える自車両Vのナビゲーション装置やGPSが内蔵された携帯型のナビゲーション装置から位置情報を取得することもできる。
図2は、図1の自車両Vの走行状態を示す平面図である。同図に示すように、カメラ10は、所定の画角aで車両後方側を撮像する。このとき、カメラ10の画角aは、自車両Vが走行する車線に加えて、その左右の車線についても撮像可能な画角に設定されている。撮像可能な領域には、自車両Vの後方であり、自車両Vの走行車線の左右隣の隣接車線上の検出対象領域A1,A2を含む。
図3は、図1の計算機30の詳細を示すブロック図である。なお、図3においては、接続関係を明確とするためにカメラ10、車速センサ20、明るさセンサ50と、現在位置検出装置60についても図示する。
図3に示すように、計算機30は、視点変換部31と、位置合わせ部32と、立体物検出部33と、検出領域設定部34と、スミア検出部40とを備える。本実施形態の計算部30は、差分波形情報を利用した立体物の検出ブロックに関する構成である。本実施形態の計算部30は、エッジ情報を利用した立体物の検出ブロックに関する構成とすることもできる。この場合は、図3に示す構成のうち、位置合わせ部32と、立体物検出部33から構成されるブロック構成Aを、破線で囲んだ輝度差算出部35と、エッジ線検出部36と、立体物検出部37から構成されるブロック構成Bと置き換えて構成することができる。もちろん、ブロック構成A及びブロック構成Bの両方を備え、差分波形情報を利用した立体物の検出を行うとともに、エッジ情報を利用した立体物の検出も行うことができるようにすることができる。ブロック構成A及びブロック構成Bを備える場合には、例えば明るさなどの環境要因に応じてブロック構成A又はブロック構成Bのいずれかを動作させることができる。以下、各構成について説明する。
《差分波形情報による立体物の検出》
本実施形態の立体物検出装置1は、車両後方を撮像する単眼のカメラ1により得られた画像情報に基づいて車両後方の右側隣接車線の検出領域A1又は左側隣接車線の検出領域A2に存在する立体物を検出する。検出領域設定部34は、撮像された画像情報内であって、自車両Vの後方の右側及び左側のそれぞれに検出領域A1,A2を設定する。この検出領域A2,A2の位置は特に限定されず、また、処理条件に応じて適宜に設定することができる。
本実施形態の立体物検出装置1は、車両後方を撮像する単眼のカメラ1により得られた画像情報に基づいて車両後方の右側隣接車線の検出領域A1又は左側隣接車線の検出領域A2に存在する立体物を検出する。検出領域設定部34は、撮像された画像情報内であって、自車両Vの後方の右側及び左側のそれぞれに検出領域A1,A2を設定する。この検出領域A2,A2の位置は特に限定されず、また、処理条件に応じて適宜に設定することができる。
次に、視点変換部について説明する。視点変換部31は、カメラ10による撮像にて得られた所定領域の撮像画像データを入力し、入力した撮像画像データを鳥瞰視される状態の鳥瞰視画像データに視点変換する。鳥瞰視される状態とは、上空から例えば鉛直下向きに見下ろす仮想カメラの視点から見た状態である。この視点変換は、例えば特開2008−219063号公報に記載されるようにして実行することができる。撮像画像データを鳥瞰視画像データに視点変換するのは、立体物に特有の鉛直エッジは鳥瞰視画像データへの視点変換により特定の定点を通る直線群に変換されるという原理に基づき、これを利用すれば平面物と立体物とを識別できるからである。なお、視点変換部31による画像変換処理の結果は、後述するエッジ情報による立体物の検出においても利用される。
位置合わせ部32は、視点変換部31の視点変換により得られた鳥瞰視画像データを順次入力し、入力した異なる時刻の鳥瞰視画像データの位置を合わせる。図4は、位置合わせ部32の処理の概要を説明するための図であり、(a)は自車両Vの移動状態を示す平面図、(b)は位置合わせの概要を示す画像である。
図4(a)に示すように、現時刻の自車両VがV1に位置し、一時刻前の自車両VがV2に位置していたとする。また、自車両Vの後側方向に他車両VXが位置して自車両Vと並走状態にあり、現時刻の他車両VXがV3に位置し、一時刻前の他車両VXがV4に位置していたとする。さらに、自車両Vは、一時刻で距離d移動したものとする。なお、一時刻前とは、現時刻から予め定められた時間(例えば1制御周期)だけ過去の時刻であってもよいし、任意の時間だけ過去の時刻であってもよい。
このような状態において、現時刻における鳥瞰視画像PBtは図4(b)に示すようになる。この鳥瞰視画像PBtでは、路面上に描かれる白線については矩形状となり、比較的正確に平面視された状態となるが、位置V3にある他車両VXの位置については倒れ込みが発生する。また、一時刻前における鳥瞰視画像PBt−1についても同様に、路面上に描かれる白線については矩形状となり、比較的正確に平面視された状態となるが、位置V4にある他車両VXについては倒れ込みが発生する。既述したとおり、立体物の鉛直エッジ(厳密な意味の鉛直エッジ以外にも路面から三次元空間に立ち上がったエッジを含む)は、鳥瞰視画像データへの視点変換処理によって倒れ込み方向に沿った直線群として現れるのに対し、路面上の平面画像は鉛直エッジを含まないので、視点変換してもそのような倒れ込みが生じないからである。
位置合わせ部32は、上記のような鳥瞰視画像PBt,PBt−1の位置合わせをデータ上で実行する。この際、位置合わせ部32は、一時刻前における鳥瞰視画像PBt−1をオフセットさせ、現時刻における鳥瞰視画像PBtと位置を一致させる。図4(b)の左側の画像と中央の画像は、移動距離d’だけオフセットした状態を示す。このオフセット量d’は、図4(a)に示した自車両Vの実際の移動距離dに対応する鳥瞰視画像データ上の移動量であり、車速センサ20からの信号と一時刻前から現時刻までの時間に基づいて決定される。
また、位置合わせ後において位置合わせ部32は、鳥瞰視画像PBt,PBt−1の差分をとり、差分画像PDtのデータを生成する。ここで、差分画像PDtの画素値は、鳥瞰視画像PBt,PBt−1の画素値の差を絶対値化したものでもよいし、照度環境の変化に対応するために当該絶対値が所定の閾値pを超えたときに「1」とし、超えないときに「0」としてもよい。図4(b)の右側の画像が、差分画像PDtである。
図3に戻り、立体物検出部33は、図4(b)に示す差分画像PDtのデータに基づいて立体物を検出する。この際、本例の立体物検出部33は、実空間上における立体物の移動距離についても算出する。立体物の検出及び移動距離の算出にあたり、立体物検出部33は、まず差分波形を生成する。なお、立体物の時間あたりの移動距離は、立体物の移動速度の算出に用いられる。そして、立体物の移動速度は、立体物が車両であるか否かの判断に用いることができる。
差分波形の生成にあたって本実施形態の立体物検出部33は、差分画像PDtにおいて検出領域を設定する。本例の立体物検出装置1は、自車両Vの運転手が注意を払う他車両であり、特に、自車両Vが車線変更する際に接触の可能性がある自車両Vが走行する車線の隣の車線を走行する他車両を検出対象物として検出する。このため、画像情報に基づいて立体物を検出する本例では、カメラ1により得られた画像のうち、自車両Vの右側及び左側に二つの検出領域を設定する。具体的に、本実施形態では、図2に示すように自車両Vの後方の左側及び右側に矩形状の検出領域A1,A2を設定する。この検出領域A1,A2において検出された他車両は、自車両Vが走行する車線の隣の隣接車線を走行する障害物として検出される。なお、このような検出領域A1,A2は、自車両Vに対する相対位置から設定してもよいし、白線の位置を基準に設定してもよい。白線の位置を基準に設定する場合に、移動距離検出装置1は、例えば既存の白線認識技術等を利用するとよい。
また、立体物検出部33は、設定した検出領域A1,A2の自車両V側における辺(走行方向に沿う辺)を接地線L1,L2(図2)として認識する。一般に接地線は立体物が地面に接触する線を意味するが、本実施形態では地面に接触する線でなく上記の如くに設定される。なおこの場合であっても、経験上、本実施形態に係る接地線と、本来の他車両VXの位置から求められる接地線との差は大きくなり過ぎず、実用上は問題が無い。
図5は、図3に示す立体物検出部33による差分波形の生成の様子を示す概略図である。図5に示すように、立体物検出部33は、位置合わせ部32で算出した差分画像PDt(図4(b)の右図)のうち検出領域A1,A2に相当する部分から、差分波形DWtを生成する。この際、立体物検出部33は、視点変換により立体物が倒れ込む方向に沿って、差分波形DWtを生成する。なお、図5に示す例では、便宜上検出領域A1のみを用いて説明するが、検出領域A2についても同様の手順で差分波形DWtを生成する。
具体的に説明すると、立体物検出部33は、差分画像DWtのデータ上において立体物が倒れ込む方向上の線Laを定義する。そして、立体物検出部33は、線La上において所定の差分を示す差分画素DPの数をカウントする。ここで、所定の差分を示す差分画素DPは、差分画像DWtの画素値が鳥瞰視画像PBt,PBt−1の画素値の差を絶対値化したものである場合は、所定の閾値を超える画素であり、差分画像DWtの画素値が「0」「1」で表現されている場合は、「1」を示す画素である。
立体物検出部33は、差分画素DPの数をカウントした後、線Laと接地線L1との交点CPを求める。そして、立体物検出部33は、交点CPとカウント数とを対応付け、交点CPの位置に基づいて横軸位置、すなわち図5右図の上下方向軸における位置を決定するとともに、カウント数から縦軸位置、すなわち図5右図の左右方向軸における位置を決定し、交点CPにおけるカウント数としてプロットする。
以下同様に、立体物検出部33は、立体物が倒れ込む方向上の線Lb,Lc…を定義して、差分画素DPの数をカウントし、各交点CPの位置に基づいて横軸位置を決定し、カウント数(差分画素DPの数)から縦軸位置を決定しプロットする。立体物検出部33は、上記を順次繰り返して度数分布化することで、図5右図に示すように差分波形DWtを生成する。
なお、図5左図に示すように、立体物が倒れ込む方向上の線Laと線Lbとは検出領域A1と重複する距離が異なっている。このため、検出領域A1が差分画素DPで満たされているとすると、線Lb上よりも線La上の方が差分画素DPの数が多くなる。このため、立体物検出部33は、差分画素DPのカウント数から縦軸位置を決定する場合に、立体物が倒れ込む方向上の線La,Lbと検出領域A1とが重複する距離に基づいて正規化する。具体例を挙げると、図5左図において線La上の差分画素DPは6つあり、線Lb上の差分画素DPは5つである。このため、図5においてカウント数から縦軸位置を決定するにあたり、立体物検出部33は、カウント数を重複距離で除算するなどして正規化する。これにより、差分波形DWtに示すように、立体物が倒れ込む方向上の線La,Lbに対応する差分波形DWtの値はほぼ同じとなっている。
差分波形DWtの生成後、立体物検出部33は一時刻前の差分波形DWt−1との対比により移動距離を算出する。すなわち、立体物検出部33は、差分波形DWt,DWt−1の時間変化から移動距離を算出する。
詳細に説明すると、立体物検出部33は、図6に示すように差分波形DWtを複数の小領域DWt1〜DWtn(nは2以上の任意の整数)に分割する。図6は、立体物検出部33によって分割される小領域DWt1〜DWtnを示す図である。小領域DWt1〜DWtnは、例えば図6に示すように、互いに重複するようにして分割される。例えば小領域DWt1と小領域DWt2とは重複し、小領域DWt2と小領域DWt3とは重複する。
次いで、立体物検出部33は、小領域DWt1〜DWtn毎にオフセット量(差分波形の横軸方向(図6の上下方向)の移動量)を求める。ここで、オフセット量は、一時刻前における差分波形DWt−1と現時刻における差分波形DWtとの差(横軸方向の距離)から求められる。この際、立体物検出部33は、小領域DWt1〜DWtn毎に、一時刻前における差分波形DWt−1を横軸方向に移動させた際に、現時刻における差分波形DWtとの誤差が最小となる位置(横軸方向の位置)を判定し、差分波形DWt−1の元の位置と誤差が最小となる位置との横軸方向の移動量をオフセット量として求める。そして、立体物検出部33は、小領域DWt1〜DWtn毎に求めたオフセット量をカウントしてヒストグラム化する。
図7は、立体物検出部33により得られるヒストグラムの一例を示す図である。図7に示すように、各小領域DWt1〜DWtnと一時刻前における差分波形DWt−1との誤差が最小となる移動量であるオフセット量には、多少のバラつきが生じる。このため、立体物検出部33は、バラつきを含んだオフセット量をヒストグラム化し、ヒストグラムから移動距離を算出する。この際、立体物検出部33は、ヒストグラムの極大値から立体物の移動距離を算出する。すなわち、図7に示す例において立体物検出部33は、ヒストグラムの極大値を示すオフセット量を移動距離τ*と算出する。なおこの移動距離τ*は、自車両Vに対する他車両VXの相対移動距離である。このため、立体物検出部33は、絶対移動距離を算出する場合には、得られた移動距離τ*と車速センサ20からの信号とに基づいて、絶対移動距離を算出することとなる。
なお、ヒストグラム化にあたり立体物検出部33は、複数の小領域DWt1〜DWtn毎に重み付けをし、小領域DWt1〜DWtn毎に求めたオフセット量を重みに応じてカウントしてヒストグラム化してもよい。図8は、立体物検出部33による重み付けを示す図である。
図8に示すように、小領域DWm(mは1以上n−1以下の整数)は平坦となっている。すなわち、小領域DWmは所定の差分を示す画素数のカウントの最大値と最小値との差が小さくなっている。立体物検出部33は、このような小領域DWmについて重みを小さくする。平坦な小領域DWmについては、特徴がなくオフセット量の算出にあたり誤差が大きくなる可能性が高いからである。
一方、小領域DWm+k(kはn−m以下の整数)は起伏に富んでいる。すなわち、小領域DWmは所定の差分を示す画素数のカウントの最大値と最小値との差が大きくなっている。立体物検出部33は、このような小領域DWmについて重みを大きくする。起伏に富む小領域DWm+kについては、特徴的でありオフセット量の算出を正確に行える可能性が高いからである。このように重み付けすることにより、移動距離の算出精度を向上することができる。
なお、移動距離の算出精度を向上するために上記実施形態では差分波形DWtを複数の小領域DWt1〜DWtnに分割したが、移動距離の算出精度がさほど要求されない場合は小領域DWt1〜DWtnに分割しなくてもよい。この場合に、立体物検出部33は、差分波形DWtと差分波形DWt−1との誤差が最小となるときの差分波形DWtのオフセット量から移動距離を算出することとなる。すなわち、一時刻前における差分波形DWt−1と現時刻における差分波形DWtとのオフセット量を求める方法は上記内容に限定されない。
図3に戻り、計算機30はスミア検出部40を備える。スミア検出部40は、カメラ10による撮像によって得られた撮像画像のデータからスミアの発生領域を検出する。なお、スミアはCCDイメージセンサ等に生じる白飛び現象であることから、こうしたスミアが生じないCMOSイメージセンサ等を用いたカメラ10を採用する場合にはスミア検出部40を省略してもよい。
図9は、スミア検出部40による処理及びそれによる差分波形DWtの算出処理を説明するための画像図である。まずスミア検出部40にスミアSが存在する撮像画像Pのデータが入力されたとする。このとき、スミア検出部40は、撮像画像PからスミアSを検出する。スミアSの検出方法は様々であるが、例えば一般的なCCD(Charge-Coupled Device)カメラの場合、光源から画像下方向にだけスミアSが発生する。このため、本実施形態では画像下側から画像上方に向かって所定値以上の輝度値を持ち、且つ、縦方向に連続した領域を検索し、これをスミアSの発生領域と特定する。
また、スミア検出部40は、スミアSの発生箇所について画素値を「1」とし、それ以外の箇所を「0」とするスミア画像SPのデータを生成する。生成後、スミア検出部40はスミア画像SPのデータを視点変換部31に送信する。また、スミア画像SPのデータを入力した視点変換部31は、このデータを鳥瞰視される状態に視点変換する。これにより、視点変換部31はスミア鳥瞰視画像SBtのデータを生成する。生成後、視点変換部31はスミア鳥瞰視画像SBtのデータを位置合わせ部33に送信する。また、視点変換部31は一時刻前のスミア鳥瞰視画像SBt−1のデータを位置合わせ部33に送信する。
位置合わせ部32は、スミア鳥瞰視画像SBt,SBt−1の位置合わせをデータ上で実行する。具体的な位置合わせについては、鳥瞰視画像PBt,PBt−1の位置合わせをデータ上で実行する場合と同様である。また、位置合わせ後、位置合わせ部32は、各スミア鳥瞰視画像SBt,SBt−1のスミアSの発生領域について論理和をとる。これにより、位置合わせ部32は、マスク画像MPのデータを生成する。生成後、位置合わせ部32は、マスク画像MPのデータを立体物検出部33に送信する。
立体物検出部33は、マスク画像MPのうちスミアSの発生領域に該当する箇所について、度数分布のカウント数をゼロとする。すなわち、図9に示すような差分波形DWtが生成されていた場合に、立体物検出部33は、スミアSによるカウント数SCをゼロとし、補正された差分波形DWt’を生成することとなる。
なお、本実施形態において立体物検出部33は、車両V(カメラ10)の移動速度を求め、求めた移動速度から静止物についてのオフセット量を求める。静止物のオフセット量を求めた後、立体物検出部33は、ヒストグラムの極大値のうち静止物に該当するオフセット量を無視したうえで、立体物の移動距離を算出する。
図10は、立体物検出部33により得られるヒストグラムの他例を示す図である。カメラ10の画角内に他車両VXの他に静止物が存在する場合に、得られるヒストグラムには2つの極大値τ1,τ2が現れる。この場合、2つの極大値τ1,τ2のうち、いずれか一方は静止物のオフセット量である。このため、立体物検出部33は、移動速度から静止物についてのオフセット量を求め、そのオフセット量に該当する極大値について無視し、残り一方の極大値を採用して立体物の移動距離を算出する。
なお、静止物に該当するオフセット量を無視したとしても、極大値が複数存在する場合、カメラ10の画角内に他車両VXが複数台存在すると想定される。しかし、検出領域A1,A2内に複数の他車両VXが存在することは極めて稀である。このため、立体物検出部33は、移動距離の算出を中止する。
次に差分波形情報による立体物検出手順を説明する。図11及び図12は、本実施形態の立体物検出手順を示すフローチャートである。図11に示すように、先ずステップS0において、計算機30は所定のルールに基づいて検出領域を設定する。この検出領域の設定手法については後に詳述する。そして、計算機30は、カメラ10による撮像画像Pのデータを入力し、スミア検出部40によりスミア画像SPを生成する(S1)。次いで、視点変換部31は、カメラ10からの撮像画像Pのデータから鳥瞰視画像PBtのデータを生成すると共に、スミア画像SPのデータからスミア鳥瞰視画像SBtのデータを生成する(S2)。
そして、位置合わせ部33は、鳥瞰視画像PBtのデータと、一時刻前の鳥瞰視画像PBt−1のデータとを位置合わせすると共に、スミア鳥瞰視画像SBtのデータと、一時刻前のスミア鳥瞰視画像SBt−1のデータとを位置合わせする(S3)。この位置合わせ後、位置合わせ部33は、差分画像PDtのデータを生成すると共に、マスク画像MPのデータを生成する(S4)。その後、立体物検出部33は、差分画像PDtのデータと、一時刻前の差分画像PDt−1のデータとから、差分波形DWtを生成する(S5)。差分波形DWtを生成後、立体物検出部33は、差分波形DWtのうち、スミアSの発生領域に該当するカウント数をゼロとし、スミアSによる影響を抑制する(S6)。
その後、立体物検出部33は、差分波形DWtのピークが第1閾値α以上であるか否かを判断する(S7)。ここで、差分波形DWtのピークが第1閾値α以上でない場合、すなわち差分が殆どない場合には、撮像画像P内には立体物が存在しないと考えられる。このため、差分波形DWtのピークが第1閾値α以上でないと判断した場合には(S7:NO)、立体物検出部33は、立体物が存在せず、障害物としての他車両が存在しないと判断する(図12:S16)。そして、図11及び図12に示す処理を終了する。
一方、差分波形DWtのピークが第1閾値α以上であると判断した場合には(S7:YES)、立体物検出部33は、立体物が存在すると判断し、差分波形DWtを複数の小領域DWt1〜DWtnに分割する(S8)。次いで、立体物検出部33は、小領域DWt1〜DWtn毎に重み付けを行う(S9)。その後、立体物検出部33は、小領域DWt1〜DWtn毎のオフセット量を算出し(S10)、重みを加味してヒストグラムを生成する(S11)。
そして、立体物検出部33は、ヒストグラムに基づいて自車両Vに対する立体物の移動距離である相対移動距離を算出する(S12)。次に、立体物検出部33は、相対移動距離から立体物の絶対移動速度を算出する(S13)。このとき、立体物検出部33は、相対移動距離を時間微分して相対移動速度を算出すると共に、車速センサ20で検出された自車速を加算して、絶対移動速度を算出する。
その後、立体物検出部33は、立体物の絶対移動速度が10km/h以上、且つ、立体物の自車両Vに対する相対移動速度が+60km/h以下であるか否かを判断する(S14)。双方を満たす場合には(S14:YES)、立体物検出部33は、立体物が他車両VXであると判断する(S15)。そして、図11及び図12に示す処理を終了する。一方、いずれか一方でも満たさない場合には(S14:NO)、立体物検出部33は、他車両が存在しないと判断する(S16)。そして、図11及び図12に示す処理を終了する。
なお、本実施形態では自車両Vの後側方を検出領域A1,A2とし、自車両Vが走行中に注意を払うべきである自車両の走行車線の隣を走行する隣接車線を走行する他車両VXを検出すること、特に、自車両Vが車線変更した場合に接触する可能性がある否かに重点を置いている。自車両Vが車線変更した場合に、自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両VXと接触する可能性がある否かを判断するためである。このため、ステップS14の処理が実行されている。すなわち、本実施形態にけるシステムを高速道路で作動させることを前提とすると、立体物の速度が10km/h未満である場合、たとえ他車両VXが存在したとしても、車線変更する際には自車両Vの遠く後方に位置するため問題となることが少ない。同様に、立体物の自車両Vに対する相対移動速度が+60km/hを超える場合(すなわち、立体物が自車両Vの速度よりも60km/hより大きな速度で移動している場合)、車線変更する際には自車両Vの前方に移動しているため問題となることが少ない。このため、ステップS14では車線変更の際に問題となる他車両VXを判断しているともいえる。
また、ステップS14において立体物の絶対移動速度が10km/h以上、且つ、立体物の自車両Vに対する相対移動速度が+60km/h以下であるかを判断することにより、以下の効果がある。例えば、カメラ10の取り付け誤差によっては、静止物の絶対移動速度を数km/hであると検出してしまう場合があり得る。よって、10km/h以上であるかを判断することにより、静止物を他車両VXであると判断してしまう可能性を低減することができる。また、ノイズによっては立体物の自車両Vに対する相対速度を+60km/hを超える速度に検出してしまうことがあり得る。よって、相対速度が+60km/h以下であるかを判断することにより、ノイズによる誤検出の可能性を低減できる。
さらに、ステップS14の処理に代えて、絶対移動速度がマイナスでないことや、0km/hでないことを判断してもよい。また、本実施形態では自車両Vが車線変更した場合に接触する可能性がある否かに重点を置いているため、ステップS15において他車両VXが検出された場合に、自車両の運転者に警告音を発したり、所定の表示装置により警告相当の表示を行ったりしてもよい。
このように、本例の差分波形情報による立体物の検出手順によれば、視点変換により立体物が倒れ込む方向に沿って、差分画像PDtのデータ上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化することで差分波形DWtを生成する。ここで、差分画像PDtのデータ上において所定の差分を示す画素とは、異なる時刻の画像において変化があった画素であり、言い換えれば立体物が存在した箇所であるといえる。このため、立体物が存在した箇所において、立体物が倒れ込む方向に沿って画素数をカウントして度数分布化することで差分波形DWtを生成することとなる。特に、立体物が倒れ込む方向に沿って画素数をカウントすることから、立体物に対して高さ方向の情報から差分波形DWtを生成することとなる。そして、高さ方向の情報を含む差分波形DWtの時間変化から立体物の移動距離を算出する。このため、単に1点の移動のみに着目するような場合と比較して、時間変化前の検出箇所と時間変化後の検出箇所とは高さ方向の情報を含んで特定されるため立体物において同じ箇所となり易く、同じ箇所の時間変化から移動距離を算出することとなり、移動距離の算出精度を向上させることができる。
また、差分波形DWtのうちスミアSの発生領域に該当する箇所について、度数分布のカウント数をゼロとする。これにより、差分波形DWtのうちスミアSによって生じる波形部位を除去することとなり、スミアSを立体物と誤認してしまう事態を防止することができる。
また、異なる時刻に生成された差分波形DWtの誤差が最小となるときの差分波形DWtのオフセット量から立体物の移動距離を算出する。このため、波形という1次元の情報のオフセット量から移動距離を算出することとなり、移動距離の算出にあたり計算コストを抑制することができる。
また、異なる時刻に生成された差分波形DWtを複数の小領域DWt1〜DWtnに分割する。このように複数の小領域DWt1〜DWtnに分割することによって、立体物のそれぞれの箇所を表わした波形を複数得ることとなる。また、小領域DWt1〜DWtn毎にそれぞれの波形の誤差が最小となるときのオフセット量を求め、小領域DWt1〜DWtn毎に求めたオフセット量をカウントしてヒストグラム化することにより、立体物の移動距離を算出する。このため、立体物のそれぞれの箇所毎にオフセット量を求めることとなり、複数のオフセット量から移動距離を求めることとなり、移動距離の算出精度を向上させることができる。
また、複数の小領域DWt1〜DWtn毎に重み付けをし、小領域DWt1〜DWtn毎に求めたオフセット量を重みに応じてカウントしてヒストグラム化する。このため、特徴的な領域については重みを大きくし、特徴的でない領域については重みを小さくすることにより、一層適切に移動距離を算出することができる。従って、移動距離の算出精度を一層向上させることができる。
また、差分波形DWtの各小領域DWt1〜DWtnについて、所定の差分を示す画素数のカウントの最大値と最小値との差が大きいほど、重みを大きくする。このため、最大値と最小値との差が大きい特徴的な起伏の領域ほど重みが大きくなり、起伏が小さい平坦な領域については重みが小さくなる。ここで、平坦な領域よりも起伏の大きい領域の方が形状的にオフセット量を正確に求めやすいため、最大値と最小値との差が大きい領域ほど重みを大きくすることにより、移動距離の算出精度を一層向上させることができる。
また、小領域DWt1〜DWtn毎に求めたオフセット量をカウントして得られたヒストグラムの極大値から、立体物の移動距離を算出する。このため、オフセット量にバラつきがあったとしても、その極大値から、より正確性の高い移動距離を算出することができる。
また、静止物についてのオフセット量を求め、このオフセット量を無視するため、静止物により立体物の移動距離の算出精度が低下してしまう事態を防止することができる。また、静止物に該当するオフセット量を無視したうえで、極大値が複数ある場合、立体物の移動距離の算出を中止する。このため、極大値が複数あるような誤った移動距離を算出してしまう事態を防止することができる。
なお上記実施形態において、自車両Vの車速を車速センサ20からの信号に基づいて判断しているが、これに限らず、異なる時刻の複数の画像から速度を推定するようにしてもよい。この場合、車速センサが不要となり、構成の簡素化を図ることができる。
また、上記実施形態においては撮像した現時刻の画像と一時刻前の画像とを鳥瞰図に変換し、変換した鳥瞰図の位置合わせを行ったうえで差分画像PDtを生成し、生成した差分画像PDtを倒れ込み方向(撮像した画像を鳥瞰図に変換した際の立体物の倒れ込み方向)に沿って評価して差分波形DWtを生成しているが、これに限定されない。例えば、一時刻前の画像のみを鳥瞰図に変換し、変換した鳥瞰図を位置合わせした後に再び撮像した画像相当に変換し、この画像と現時刻の画像とで差分画像を生成し、生成した差分画像を倒れ込み方向に相当する方向(すなわち、倒れ込み方向を撮像画像上の方向に変換した方向)に沿って評価することによって差分波形DWtを生成してもよい。すなわち、現時刻の画像と一時刻前の画像との位置合わせを行い、位置合わせを行った両画像の差分から差分画像PDtを生成し、差分画像PDtを鳥瞰図に変換した際の立体物の倒れ込み方向に沿って評価できれば、必ずしも明確に鳥瞰図を生成しなくともよい。
《エッジ情報による立体物の検出》
次に、図3に示すブロックAに代えて動作させることが可能である、輝度差算出部35、エッジ線検出部36及び立体物検出部37で構成されるエッジ情報を利用した立体物の検出ブロックBについて説明する。図13は、図3のカメラ10の撮像範囲等を示す図であり、図13(a)は平面図、図13(b)は、自車両Vから後側方における実空間上の斜視図を示す。図13(a)に示すように、カメラ10は所定の画角aとされ、この所定の画角aに含まれる自車両Vから後側方を撮像する。カメラ10の画角aは、図2に示す場合と同様に、カメラ10の撮像範囲に自車両Vが走行する車線に加えて、隣接する車線も含まれるように設定されている。
次に、図3に示すブロックAに代えて動作させることが可能である、輝度差算出部35、エッジ線検出部36及び立体物検出部37で構成されるエッジ情報を利用した立体物の検出ブロックBについて説明する。図13は、図3のカメラ10の撮像範囲等を示す図であり、図13(a)は平面図、図13(b)は、自車両Vから後側方における実空間上の斜視図を示す。図13(a)に示すように、カメラ10は所定の画角aとされ、この所定の画角aに含まれる自車両Vから後側方を撮像する。カメラ10の画角aは、図2に示す場合と同様に、カメラ10の撮像範囲に自車両Vが走行する車線に加えて、隣接する車線も含まれるように設定されている。
本例の検出領域A1,A2は、平面視(鳥瞰視された状態)において台形状とされ、これら検出領域A1,A2の位置、大きさ及び形状は、距離d1〜d4に基づいて決定される。なお、同図に示す例の検出領域A1,A2は台形状に限らず、図2に示すように鳥瞰視された状態で矩形など他の形状であってもよい。なお、本実施形態における検出領域設定部34も、先述した手法により検出領域A1,A2を設定することができる。
ここで、距離d1は、自車両Vから接地線L1,L2までの距離である。接地線L1,L2は、自車両Vが走行する車線に隣接する車線に存在する立体物が地面に接触する線を意味する。本実施形態においては、自車両Vの後側方において自車両Vの車線に隣接する左右の車線を走行する他車両VX等(2輪車等を含む)を検出することが目的である。このため、自車両Vから白線Wまでの距離d11及び白線Wから他車両VXが走行すると予測される位置までの距離d12から、他車両VXの接地線L1,L2となる位置である距離d1を略固定的に決定しておくことができる。
また、距離d1については、固定的に決定されている場合に限らず、可変としてもよい。この場合に、計算機30は、白線認識等の技術により自車両Vに対する白線Wの位置を認識し、認識した白線Wの位置に基づいて距離d11を決定する。これにより、距離d1は、決定された距離d11を用いて可変的に設定される。以下の本実施形態においては、他車両VXが走行する位置(白線Wからの距離d12)及び自車両Vが走行する位置(白線Wからの距離d11)は大凡決まっていることから、距離d1は固定的に決定されているものとする。
距離d2は、自車両Vの後端部から車両進行方向に伸びる距離である。この距離d2は、検出領域A1,A2が少なくともカメラ10の画角a内に収まるように決定されている。特に本実施形態において、距離d2は、画角aに区分される範囲に接するよう設定されている。距離d3は、検出領域A1,A2の車両進行方向における長さを示す距離である。この距離d3は、検出対象となる立体物の大きさに基づいて決定される。本実施形態においては、検出対象が他車両VX等であるため、距離d3は、他車両VXを含む長さに設定される。
距離d4は、図13(b)に示すように、実空間において他車両VX等のタイヤを含むように設定された高さを示す距離である。距離d4は、鳥瞰視画像においては図13(a)に示す長さとされる。なお、距離d4は、鳥瞰視画像において左右の隣接車線よりも更に隣接する車線(すなわち2車線隣りの車線)を含まない長さとすることもできる。自車両Vの車線から2車線隣の車線を含んでしまうと、自車両Vが走行している車線である自車線の左右の隣接車線に他車両VXが存在するのか、2車線隣りの車線に他車両VXが存在するのかについて、区別が付かなくなってしまうためである。
以上のように、距離d1〜距離d4が決定され、これにより検出領域A1,A2の位置、大きさ及び形状が決定される。具体的に説明すると、距離d1により、台形をなす検出領域A1,A2の上辺b1の位置が決定される。距離d2により、上辺b1の始点位置C1が決定される。距離d3により、上辺b1の終点位置C2が決定される。カメラ10から始点位置C1に向かって伸びる直線L3により、台形をなす検出領域A1,A2の側辺b2が決定される。同様に、カメラ10から終点位置C2に向かって伸びる直線L4により、台形をなす検出領域A1,A2の側辺b3が決定される。距離d4により、台形をなす検出領域A1,A2の下辺b4の位置が決定される。このように、各辺b1〜b4により囲まれる領域が検出領域A1,A2とされる。この検出領域A1,A2は、図13(b)に示すように、自車両Vから後側方における実空間上では真四角(長方形)となる。
図3に戻り、視点変換部31は、カメラ10による撮像にて得られた所定領域の撮像画像データを入力する。視点変換部31は、入力した撮像画像データに対して、鳥瞰視される状態の鳥瞰視画像データに視点変換処理を行う。鳥瞰視される状態とは、上空から例えば鉛直下向き(又は、やや斜め下向き)に見下ろす仮想カメラの視点から見た状態である。この視点変換処理は、例えば特開2008−219063号公報に記載された技術によって実現することができる。
輝度差算出部35は、鳥瞰視画像に含まれる立体物のエッジを検出するために、視点変換部31により視点変換された鳥瞰視画像データに対して、輝度差の算出を行う。輝度差算出部35は、実空間における鉛直方向に伸びる鉛直仮想線に沿った複数の位置ごとに、当該各位置の近傍の2つの画素間の輝度差を算出する。輝度差算出部35は、実空間における鉛直方向に伸びる鉛直仮想線を1本だけ設定する手法と、鉛直仮想線を2本設定する手法との何れかによって輝度差を算出することができる。
鉛直仮想線を2本設定する具体的な手法について説明する。輝度差算出部35は、視点変換された鳥瞰視画像に対して、実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当する第1鉛直仮想線と、第1鉛直仮想線と異なり実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当する第2鉛直仮想線とを設定する。輝度差算出部35は、第1鉛直仮想線上の点と第2鉛直仮想線上の点との輝度差を、第1鉛直仮想線及び第2鉛直仮想線に沿って連続的に求める。以下、この輝度差算出部35の動作について詳細に説明する。
輝度差算出部35は、図14(a)に示すように、実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当し、且つ、検出領域A1を通過する第1鉛直仮想線La(以下、注目線Laという)を設定する。また輝度差算出部35は、注目線Laと異なり、実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当し、且つ、検出領域A1を通過する第2鉛直仮想線Lr(以下、参照線Lrという)を設定する。ここで参照線Lrは、実空間における所定距離だけ注目線Laから離間する位置に設定される。なお、実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当する線とは、鳥瞰視画像においてはカメラ10の位置Psから放射状に広がる線となる。この放射状に広がる線は、鳥瞰視に変換した際に立体物が倒れ込む方向に沿う線である。
輝度差算出部35は、注目線La上に注目点Pa(第1鉛直仮想線上の点)を設定する。また輝度差算出部35は、参照線Lr上に参照点Pr(第2鉛直板想線上の点)を設定する。これら注目線La、注目点Pa、参照線Lr、参照点Prは、実空間上において図14(b)に示す関係となる。図14(b)から明らかなように、注目線La及び参照線Lrは、実空間上において鉛直方向に伸びた線であり、注目点Paと参照点Prとは、実空間上において略同じ高さに設定される点である。なお、注目点Paと参照点Prとは必ずしも厳密に同じ高さである必要はなく、注目点Paと参照点Prとが同じ高さとみなせる程度の誤差は許容される。
輝度差算出部35は、注目点Paと参照点Prとの輝度差を求める。仮に、注目点Paと参照点Prとの輝度差が大きいと、注目点Paと参照点Prとの間にエッジが存在すると考えられる。このため、図3に示したエッジ線検出部36は、注目点Paと参照点Prとの輝度差に基づいてエッジ線を検出する。
この点をより詳細に説明する。図15は、輝度差算出部35の詳細動作を示す図であり、図15(a)は鳥瞰視された状態の鳥瞰視画像を示し、図15(b)は、図15(a)に示した鳥瞰視画像の一部B1を拡大した図である。なお図15についても検出領域A1のみを図示して説明するが、検出領域A2についても同様の手順で輝度差を算出する。
カメラ10が撮像した撮像画像内に他車両VXが映っていた場合に、図15(a)に示すように、鳥瞰視画像内の検出領域A1に他車両VXが現れる。図15(b)に図15(a)中の領域B1の拡大図を示すように、鳥瞰視画像上において、他車両VXのタイヤのゴム部分上に注目線Laが設定されていたとする。この状態において、輝度差算出部35は、先ず参照線Lrを設定する。参照線Lrは、注目線Laから実空間上において所定の距離だけ離れた位置に、鉛直方向に沿って設定される。具体的には、本実施形態に係る立体物検出装置1において、参照線Lrは、注目線Laから実空間上において10cmだけ離れた位置に設定される。これにより、参照線Lrは、鳥瞰視画像上において、例えば他車両VXのタイヤのゴムから10cm相当だけ離れた他車両VXのタイヤのホイール上に設定される。
次に、輝度差算出部35は、注目線La上に複数の注目点Pa1〜PaNを設定する。図15(b)においては、説明の便宜上、6つの注目点Pa1〜Pa6(以下、任意の点を示す場合には単に注目点Paiという)を設定している。なお、注目線La上に設定する注目点Paの数は任意でよい。以下の説明では、N個の注目点Paが注目線La上に設定されたものとして説明する。
次に、輝度差算出部35は、実空間上において各注目点Pa1〜PaNと同じ高さとなるように各参照点Pr1〜PrNを設定する。そして、輝度差算出部35は、同じ高さ同士の注目点Paと参照点Prとの輝度差を算出する。これにより、輝度差算出部35は、実空間における鉛直方向に伸びる鉛直仮想線に沿った複数の位置(1〜N)ごとに、2つの画素の輝度差を算出する。輝度差算出部35は、例えば第1注目点Pa1とは、第1参照点Pr1との間で輝度差を算出し、第2注目点Pa2とは、第2参照点Pr2との間で輝度差を算出することとなる。これにより、輝度差算出部35は、注目線La及び参照線Lrに沿って、連続的に輝度差を求める。すなわち、輝度差算出部35は、第3〜第N注目点Pa3〜PaNと第3〜第N参照点Pr3〜PrNとの輝度差を順次求めていくこととなる。
輝度差算出部35は、検出領域A1内において注目線Laをずらしながら、上記の参照線Lrの設定、注目点Pa及び参照点Prの設定、輝度差の算出といった処理を繰り返し実行する。すなわち、輝度差算出部35は、注目線La及び参照線Lrのそれぞれを、実空間上において接地線L1の存在方向に同一距離だけ位置を変えながら上記の処理を繰り返し実行する。輝度差算出部35は、例えば、前回処理において参照線Lrとなっていた線を注目線Laに設定し、この注目線Laに対して参照線Lrを設定して、順次輝度差を求めていくことになる。
図3に戻り、エッジ線検出部36は、輝度差算出部35により算出された連続的な輝度差から、エッジ線を検出する。例えば、図15(b)に示す場合、第1注目点Pa1と第1参照点Pr1とは、同じタイヤ部分に位置するために、輝度差は、小さい。一方、第2〜第6注目点Pa2〜Pa6はタイヤのゴム部分に位置し、第2〜第6参照点Pr2〜Pr6はタイヤのホイール部分に位置する。したがって、第2〜第6注目点Pa2〜Pa6と第2〜第6参照点Pr2〜Pr6との輝度差は大きくなる。このため、エッジ線検出部36は、輝度差が大きい第2〜第6注目点Pa2〜Pa6と第2〜第6参照点Pr2〜Pr6との間にエッジ線が存在することを検出することができる。
具体的には、エッジ線検出部36は、エッジ線を検出するにあたり、先ず下記の数式1に従って、i番目の注目点Pai(座標(xi,yi))とi番目の参照点Pri(座標(xi’,yi’))との輝度差から、i番目の注目点Paiに属性付けを行う。
[数1]
I(xi,yi)>I(xi’,yi’)+tのとき
s(xi,yi)=1
I(xi,yi)<I(xi’,yi’)−tのとき
s(xi,yi)=−1
上記以外のとき
s(xi,yi)=0
[数1]
I(xi,yi)>I(xi’,yi’)+tのとき
s(xi,yi)=1
I(xi,yi)<I(xi’,yi’)−tのとき
s(xi,yi)=−1
上記以外のとき
s(xi,yi)=0
上記数式1において、tは閾値を示し、I(xi,yi)はi番目の注目点Paiの輝度値を示し、I(xi’,yi’)はi番目の参照点Priの輝度値を示す。上記数式1によれば、注目点Paiの輝度値が、参照点Priに閾値tを加えた輝度値よりも高い場合には、当該注目点Paiの属性s(xi,yi)は‘1’となる。一方、注目点Paiの輝度値が、参照点Priから閾値tを減じた輝度値よりも低い場合には、当該注目点Paiの属性s(xi,yi)は‘−1’となる。注目点Paiの輝度値と参照点Priの輝度値とがそれ以外の関係である場合には、注目点Paiの属性s(xi,yi)は‘0’となる。
次にエッジ線検出部36は、下記数式2に基づいて、注目線Laに沿った属性sの連続性c(xi,yi)から、注目線Laがエッジ線であるか否かを判定する。
[数2]
s(xi,yi)=s(xi+1,yi+1)のとき(且つ0=0を除く)、
c(xi,yi)=1
上記以外のとき、
c(xi,yi)=0
[数2]
s(xi,yi)=s(xi+1,yi+1)のとき(且つ0=0を除く)、
c(xi,yi)=1
上記以外のとき、
c(xi,yi)=0
注目点Paiの属性s(xi,yi)と隣接する注目点Pai+1の属性s(xi+1,yi+1)とが同じである場合には、連続性c(xi,yi)は‘1’となる。注目点Paiの属性s(xi,yi)と隣接する注目点Pai+1の属性s(xi+1,yi+1)とが同じではない場合には、連続性c(xi,yi)は‘0’となる。
次にエッジ線検出部36は、注目線La上の全ての注目点Paの連続性cについて総和を求める。エッジ線検出部36は、求めた連続性cの総和を注目点Paの数Nで割ることにより、連続性cを正規化する。エッジ線検出部36は、正規化した値が閾値θを超えた場合に、注目線Laをエッジ線と判断する。なお、閾値θは、予め実験等によって設定された値である。
すなわち、エッジ線検出部36は、下記数式3に基づいて注目線Laがエッジ線であるか否かを判断する。そして、エッジ線検出部36は、検出領域A1上に描かれた注目線Laの全てについてエッジ線であるか否かを判断する。
[数3]
Σc(xi,yi)/N>θ
[数3]
Σc(xi,yi)/N>θ
図3に戻り、立体物検出部37は、エッジ線検出部36により検出されたエッジ線の量に基づいて立体物を検出する。上述したように、本実施形態に係る立体物検出装置1は、実空間上において鉛直方向に伸びるエッジ線を検出する。鉛直方向に伸びるエッジ線が多く検出されるということは、検出領域A1,A2に立体物が存在する可能性が高いということである。このため、立体物検出部37は、エッジ線検出部36により検出されたエッジ線の量に基づいて立体物を検出する。さらに、立体物検出部37は、立体物を検出するに先立って、エッジ線検出部36により検出されたエッジ線が正しいものであるか否かを判定する。立体物検出部37は、エッジ線上の鳥瞰視画像のエッジ線に沿った輝度変化が所定の閾値よりも大きいか否かを判定する。エッジ線上の鳥瞰視画像の輝度変化が閾値よりも大きい場合には、当該エッジ線が誤判定により検出されたものと判断する。一方、エッジ線上の鳥瞰視画像の輝度変化が閾値よりも大きくない場合には、当該エッジ線が正しいものと判定する。なお、この閾値は、実験等により予め設定された値である。
図16は、エッジ線の輝度分布を示す図であり、図16(a)は検出領域A1に立体物としての他車両VXが存在した場合のエッジ線及び輝度分布を示し、図16(b)は検出領域A1に立体物が存在しない場合のエッジ線及び輝度分布を示す。
図16(a)に示すように、鳥瞰視画像において他車両VXのタイヤゴム部分に設定された注目線Laがエッジ線であると判断されていたとする。この場合、注目線La上の鳥瞰視画像の輝度変化はなだらかなものとなる。これは、カメラ10により撮像された画像が鳥瞰視画像に視点変換されたことにより、他車両VXのタイヤが鳥瞰視画像内で引き延ばされたことによる。一方、図16(b)に示すように、鳥瞰視画像において路面に描かれた「50」という白色文字部分に設定された注目線Laがエッジ線であると誤判定されていたとする。この場合、注目線La上の鳥瞰視画像の輝度変化は起伏の大きいものとなる。これは、エッジ線上に、白色文字における輝度が高い部分と、路面等の輝度が低い部分とが混在しているからである。
以上のような注目線La上の輝度分布の相違に基づいて、立体物検出部37は、エッジ線が誤判定により検出されたものか否かを判定する。立体物検出部37は、エッジ線に沿った輝度変化が所定の閾値よりも大きい場合には、当該エッジ線が誤判定により検出されたものであると判定する。そして、当該エッジ線は、立体物の検出には使用しない。これにより、路面上の「50」といった白色文字や路肩の雑草等がエッジ線として判定されてしまい、立体物の検出精度が低下することを抑制する。
具体的には、立体物検出部37は、下記数式4,5の何れかにより、エッジ線の輝度変化を算出する。このエッジ線の輝度変化は、実空間上における鉛直方向の評価値に相当する。下記数式4は、注目線La上のi番目の輝度値I(xi,yi)と、隣接するi+1番目の輝度値I(xi+1,yi+1)との差分の二乗の合計値によって輝度分布を評価する。下記数式5は、注目線La上のi番目の輝度値I(xi,yi)と、隣接するi+1番目の輝度値I(xi+1,yi+1)との差分の絶対値の合計値よって輝度分布を評価する。
[数4]
鉛直相当方向の評価値=Σ[{I(xi,yi)−I(xi+1,yi+1)}2]
[数5]
鉛直相当方向の評価値=Σ|I(xi,yi)−I(xi+1,yi+1)|
[数4]
鉛直相当方向の評価値=Σ[{I(xi,yi)−I(xi+1,yi+1)}2]
[数5]
鉛直相当方向の評価値=Σ|I(xi,yi)−I(xi+1,yi+1)|
なお、数式5に限らず、下記数式6のように、閾値t2を用いて隣接する輝度値の属性bを二値化して、当該二値化した属性bを全ての注目点Paについて総和してもよい。
[数6]
鉛直相当方向の評価値=Σb(xi,yi)
但し、|I(xi,yi)−I(xi+1,yi+1)|>t2のとき、
b(xi,yi)=1
上記以外のとき、
b(xi,yi)=0
[数6]
鉛直相当方向の評価値=Σb(xi,yi)
但し、|I(xi,yi)−I(xi+1,yi+1)|>t2のとき、
b(xi,yi)=1
上記以外のとき、
b(xi,yi)=0
注目点Paiの輝度値と参照点Priの輝度値との輝度差の絶対値が閾値t2よりも大きい場合、当該注目点Pa(xi,yi)の属性b(xi,yi)は‘1’となる。それ以外の関係である場合には、注目点Paiの属性b(xi,yi)は‘0’となる。この閾値t2は、注目線Laが同じ立体物上にないことを判定するために実験等によって予め設定されている。そして、立体物検出部37は、注目線La上の全注目点Paについての属性bを総和して、鉛直相当方向の評価値を求めて、エッジ線が正しいものかを判定する。
次に、本実施形態に係るエッジ情報を利用した立体物検出方法について説明する。図17及び図18は、本実施形態に係る立体物検出方法の詳細を示すフローチャートである。なお、図17及び図18においては、便宜上、検出領域A1を対象とする処理について説明するが、検出領域A2についても同様の処理が実行される。
図17に示すように、まず、先ずステップS20において、計算機30は所定のルールに基づいて検出領域を設定する。この検出領域の設定手法については後に詳述する。そして、ステップS21において、カメラ10は、画角a及び取付位置によって特定された所定領域を撮像する。次に視点変換部31は、ステップS22において、ステップS21にてカメラ10により撮像された撮像画像データを入力し、視点変換を行って鳥瞰視画像データを生成する。
次に輝度差算出部35は、ステップS23において、検出領域A1上に注目線Laを設定する。このとき、輝度差算出部35は、実空間上において鉛直方向に伸びる線に相当する線を注目線Laとして設定する。次に輝度差算出部35は、ステップS24において、検出領域A1上に参照線Lrを設定する。このとき、輝度差算出部35は、実空間上において鉛直方向に伸びる線分に該当し、且つ、注目線Laと実空間上において所定距離離れた線を参照線Lrとして設定する。
次に輝度差算出部35は、ステップS25において、注目線La上に複数の注目点Paを設定する。この際に、輝度差算出部35は、エッジ線検出部36によるエッジ検出時に問題とならない程度の数の注目点Paを設定する。また、輝度差算出部35は、ステップS26において、実空間上において注目点Paと参照点Prとが略同じ高さとなるように、参照点Prを設定する。これにより、注目点Paと参照点Prとが略水平方向に並ぶこととなり、実空間上において鉛直方向に伸びるエッジ線を検出しやすくなる。
次に輝度差算出部35は、ステップS27において、実空間上において同じ高さとなる注目点Paと参照点Prとの輝度差を算出する。次にエッジ線検出部36は、上記の数式1に従って、各注目点Paの属性sを算出する。次にエッジ線検出部36は、ステップS28において、上記の数式2に従って、各注目点Paの属性sの連続性cを算出する。次にエッジ線検出部36は、ステップS29において、上記数式3に従って、連続性cの総和を正規化した値が閾値θより大きいか否かを判定する。正規化した値が閾値θよりも大きいと判断した場合(S29:YES)、エッジ線検出部36は、ステップS30において、当該注目線Laをエッジ線として検出する。そして、処理はステップS31に移行する。正規化した値が閾値θより大きくないと判断した場合(S29:NO)、エッジ線検出部36は、当該注目線Laをエッジ線として検出せず、処理はステップS31に移行する。
ステップS31において、計算機30は、検出領域A1上に設定可能な注目線Laの全てについて上記のステップS23〜ステップS30の処理を実行したか否かを判断する。全ての注目線Laについて上記処理をしていないと判断した場合(S31:NO)、ステップS23に処理を戻して、新たに注目線Laを設定して、ステップS31までの処理を繰り返す。一方、全ての注目線Laについて上記処理をしたと判断した場合(S31:YES)、処理は図18のステップS32に移行する。
図18のステップS32において、立体物検出部37は、図17のステップS30において検出された各エッジ線について、当該エッジ線に沿った輝度変化を算出する。立体物検出部37は、上記数式4,5,6の何れかの式に従って、エッジ線の輝度変化を算出する。次に立体物検出部37は、ステップS33において、エッジ線のうち、輝度変化が所定の閾値よりも大きいエッジ線を除外する。すなわち、輝度変化の大きいエッジ線は正しいエッジ線ではないと判定し、エッジ線を立体物の検出には使用しない。これは、上述したように、検出領域A1に含まれる路面上の文字や路肩の雑草等がエッジ線として検出されてしまうことを抑制するためである。したがって、所定の閾値とは、予め実験等によって求められた、路面上の文字や路肩の雑草等によって発生する輝度変化に基づいて設定された値となる。
次に立体物検出部37は、ステップS34において、エッジ線の量が第2閾値β以上であるか否かを判断する。例えば、検出対象の立体物として四輪車を設定した場合、当該第2閾値βは、予め実験等によって検出領域A1内において出現した四輪車のエッジ線の数に基づいて設定される。エッジ線の量が第2閾値β以上であると判定した場合(S34:YES)、立体物検出部37は、ステップS35において、検出領域A1内に立体物が存在すると検出する。一方、エッジ線の量が第2閾値β以上ではないと判定した場合(S34:NO)、立体物検出部37は、検出領域A1内に立体物が存在しないと判断する。その後、図17及び図18に示す処理は終了する。検出された立体物は、自車両Vが走行する車線の隣の隣接車線を走行する他車両VXであると判断してもよいし、検出した立体物の自車両Vに対する相対速度を考慮して隣接車線を走行する他車両VXであるか否かを判断してもよい。
以上のように、本実施形態のエッジ情報を利用した立体物の検出方法によれば、検出領域A1,A2に存在する立体物を検出するために、鳥瞰視画像に対して実空間において鉛直方向に伸びる線分としての鉛直仮想線を設定する。そして、鉛直仮想線に沿った複数の位置ごとに、当該各位置の近傍の2つの画素の輝度差を算出し、当該輝度差の連続性に基づいて立体物の有無を判定することができる。
具体的には、鳥瞰視画像における検出領域A1,A2に対して、実空間において鉛直方向に伸びる線分に該当する注目線Laと、注目線Laとは異なる参照線Lrとを設定する。そして、注目線La上の注目点Paと参照線Lr上の参照点Prとの輝度差を注目線La及び参照線Laに沿って連続的に求める。このように、点同士の輝度差を連続的に求めることにより、注目線Laと参照線Lrとの輝度差を求める。注目線Laと参照線Lrとの輝度差が高い場合には、注目線Laの設定箇所に立体物のエッジがある可能性が高い。これによって、連続的な輝度差に基づいて立体物を検出することができる。特に、実空間において鉛直方向に伸びる鉛直仮想線同士との輝度比較を行うために、鳥瞰視画像に変換することによって立体物が路面からの高さに応じて引き伸ばされてしまっても、立体物の検出処理が影響されることはない。したがって、本例の方法によれば、立体物の検出精度を向上させることができる。
また、本例では、鉛直仮想線付近の略同じ高さの2つの点の輝度差を求める。具体的には、実空間上で略同じ高さとなる注目線La上の注目点Paと参照線Lr上の参照点Prとから輝度差を求めるので、鉛直方向に伸びるエッジが存在する場合における輝度差を明確に検出することができる。
更に、本例では、注目線La上の注目点Paと参照線Lr上の参照点Prとの輝度差に基づいて注目点Paに属性付けを行い、注目線Laに沿った属性の連続性cに基づいて当該注目線Laがエッジ線であるかを判断するので、輝度の高い領域と輝度の低い領域との境界をエッジ線として検出し、人間の自然な感覚に沿ったエッジ検出を行うことができる。この効果について詳細に説明する。図19は、エッジ線検出部36の処理を説明する画像例を示す図である。この画像例は、輝度の高い領域と輝度の低い領域とが繰り返される縞模様を示す第1縞模様101と、輝度の低い領域と輝度の高い領域とが繰り返される縞模様を示す第2縞模様102とが隣接した画像である。また、この画像例は、第1縞模様101の輝度が高い領域と第2縞模様102の輝度の低い領域とが隣接すると共に、第1縞模様101の輝度が低い領域と第2縞模様102の輝度が高い領域とが隣接している。この第1縞模様101と第2縞模様102との境界に位置する部位103は、人間の感覚によってはエッジとは知覚されない傾向にある。
これに対し、輝度の低い領域と輝度が高い領域とが隣接しているために、輝度差のみでエッジを検出すると、当該部位103はエッジとして認識されてしまう。しかし、エッジ線検出部36は、部位103における輝度差に加えて、当該輝度差の属性に連続性がある場合にのみ部位103をエッジ線として判定するので、エッジ線検出部36は、人間の感覚としてエッジ線として認識しない部位103をエッジ線として認識してしまう誤判定を抑制でき、人間の感覚に沿ったエッジ検出を行うことができる。
さらに、本例では、エッジ線検出部36により検出されたエッジ線の輝度変化が所定の閾値よりも大きい場合には、当該エッジ線が誤判定により検出されたものと判断する。カメラ10により取得された撮像画像を鳥瞰視画像に変換した場合、当該撮像画像に含まれる立体物は、引き伸ばされた状態で鳥瞰視画像に現れる傾向がある。例えば、上述したように他車両VXのタイヤが引き伸ばされた場合に、タイヤという1つの部位が引き伸ばされるため、引き伸ばされた方向における鳥瞰視画像の輝度変化は小さい傾向となる。これに対し、路面に描かれた文字等をエッジ線として誤判定した場合に、鳥瞰視画像には、文字部分といった輝度が高い領域と路面部分といった輝度が低い領域とが混合されて含まれる。この場合に、鳥瞰視画像において、引き伸ばされた方向の輝度変化は大きくなる傾向がある。したがって、本例のようにエッジ線に沿った鳥瞰視画像の輝度変化を判定することによって、誤判定により検出されたエッジ線を認識することができ、立体物の検出精度を高めることができる。
さらに、本例では、エッジ線検出部36により検出されたエッジ線の輝度変化が所定の閾値よりも大きい場合には、当該エッジ線が誤判定により検出されたものと判断する。カメラ10により取得された撮像画像を鳥瞰視画像に変換した場合、当該撮像画像に含まれる立体物は、引き伸ばされた状態で鳥瞰視画像に現れる傾向がある。例えば、上述したように他車両VXのタイヤが引き伸ばされた場合に、タイヤという1つの部位が引き伸ばされるため、引き伸ばされた方向における鳥瞰視画像の輝度変化は小さい傾向となる。これに対し、路面に描かれた文字等をエッジ線として誤判定した場合に、鳥瞰視画像には、文字部分といった輝度が高い領域と路面部分といった輝度が低い領域とが混合されて含まれる。この場合に、鳥瞰視画像において、引き伸ばされた方向の輝度変化は大きくなる傾向がある。したがって、本例のようにエッジ線に沿った鳥瞰視画像の輝度変化を判定することによって、誤判定により検出されたエッジ線を認識することができ、立体物の検出精度を高めることができる。立体物検出部33,37は、さらに乗員への報知や車両制御のため、検出結果を外部の車両コントローラへ送出することもできる。
《立体物の最終判断》
図3に戻り、本例の立体物検出装置1は、上述した2つの立体物検出部33(又は立体物検出部37)と、立体物判断部34と、静止物判断部38と、制御部39とを備える。立体物判断部34は、立体物検出部33(又は立体物検出部37)による検出結果に基づいて、検出された立体物が検出領域A1,A2に存在する他車両VXであるか否かを最終的に判断する。立体物検出部33(又は立体物検出部37)は、静止物判断部38の判断結果を反映させた立体物の検出を行う。静止物判断部38は、立体物検出部33(又は立体物検出部37)により検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であるか否かを判断する。
図3に戻り、本例の立体物検出装置1は、上述した2つの立体物検出部33(又は立体物検出部37)と、立体物判断部34と、静止物判断部38と、制御部39とを備える。立体物判断部34は、立体物検出部33(又は立体物検出部37)による検出結果に基づいて、検出された立体物が検出領域A1,A2に存在する他車両VXであるか否かを最終的に判断する。立体物検出部33(又は立体物検出部37)は、静止物判断部38の判断結果を反映させた立体物の検出を行う。静止物判断部38は、立体物検出部33(又は立体物検出部37)により検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であるか否かを判断する。
本実施形態の静止物判断部38は、樹木の影(以下、木陰ともいう)を検出する。自車両Vと太陽などの光源との間に樹木が存在すると、樹木の影が検出領域A1,A2に映り込む場合がある。樹木は、幹、太い枝、細い枝、長い枝、短い枝、葉など、複数の態様が異なる構成を有する。これらの各構成は、同じ環境下において異なる挙動を示す。例えば、同じ強さ(風速)の風に吹かれても、幹はほとんど動かず、その位置は不変であるが、太い枝や短い枝は多少搖動し、その位置も多少変動する。さらに、細い枝、長い枝、葉は大きく搖動し、その位置が大きく変化する。このように、樹木の形状の一部分は変化しないが他の一部分は変化し、これに応じて樹木の影も一部分の形状・位置は変化しないが他の部分の形状・位置が変化する。樹木の影の撮像画像を部分ごとに分析すると、幹の部分の影には周期的な特徴及び規則的な特徴が強く表れるが、葉の部分の影には周期的な特徴及び規則的な特徴は強く表れない。このため、樹木の影を一つの映像として分析すると、周期的な特徴においても、規則的な特徴においても際立った特徴を見出すことが難しい。つまり、樹木の影の特徴を、周期的な特徴に基づいて判断することは困難であり、また規則的な特徴に基づいて判断することも困難である。
以下、樹木の影の周期的な特徴(周期性)と規則的又は不規則的な特徴(不規則性)について、他の静止物と比較する。
図20に示すように、走行路の路肩に一定間隔で設けられたガードレールなどの構造物(静止物)は、その形状が一定であり、その撮像画像から抽出される特徴は周期的に表れるので、上述した樹木の影よりも周期性が高い。また、ガードレールのような人工的な構造物は、全体が不動であり、経時的に同じ形状を保つため、その撮像画像から抽出される特徴にはバラつきがないので、上述した樹木の影よりも不規則性が低い(規則性が高い)。
図21に示すように、草(静止物)は走行路の路肩に沿って生えており、その形状が不定であるため、その撮像画像から抽出される特徴は非周期的に表れるので、上述した樹木の影よりも周期性が低いといえる。また、草のような自然物は、全体が不定形であり、経時的に同じ形状を保つことは無いため、その撮像画像から抽出される特徴にバラつきが見られるので、上述した樹木の影よりも不規則性が高い(規則性が低い)といえる。これは、草は、樹木のように幹となるような剛性の高い部分が無く、風や雨などの外的環境に応じて形を変える傾向が高いからである。なお、路肩に積もった雪の画像情報も、草の画像情報と同じ特徴を示す傾向がある。
さらに、本実施形態の立体物検出装置1が最終的に検出する対象である他車両VXは、図22に示すように、自車両Vの走行車線の隣の隣接車線上を走行するが、他車両VXが検出領域A1,A2に存在するタイミングは制御することができず、撮像画像から周期的に特徴が抽出できるとは限らないため、上述した自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影よりも周期性が低いといえる。他方、他車両VXの基本的構造は共通し、経時的に同じ形状を保つため、その撮像画像から抽出される特徴にはバラつきがないので、上述した樹木の影よりも不規則性は低い(規則性が高い)といえる。
また、周期性評価地が低く、かつ不規則性も低い場合には、検出された立体物は他車両である可能性が高い。
また、周期性評価地が低く、かつ不規則性も低い場合には、検出された立体物は他車両である可能性が高い。
図23は、ガードレール等の構造物Q2、木陰Q1、草・雪Q3、及び他車両VXについての周期性評価値及び不規則性評価値の関係Hを示す図である。
図23に示すように、周期性に関し、ガードレール等の構造物Q2は路肩に規則的に配置されているため、所定の閾値(第2周期性評価閾値)以上の周期性評価値を示す傾向がある。また、各他車両VXの走行間隔は制御不能であるため、周期性評価値は所定の閾値(第1周期性評価閾値)未満を示す傾向がある。また、同図に示すように、不規則性に関し、ガードレール等の構造物Q2や他車両VXは、その形状が一定であるため、低い不規則性評価値を示す傾向がある。
撮像画像に含まれる種々の立体物の中から静止物を識別する手法として、ガードレールなどの構造物Q2などの周期性が高い点を利用する手法、草、雪Q3などの自然物の不規則性が高い点を利用する手法が発明者らによっても提案されているものの、上述したように、樹木の影(木陰)Q1は周期性が中程度であるとともに不規則性も中程度であるため、草、雪Q3と識別することが難しいという問題がある。
ところで、本実施形態の立体物検出装置1は他車両VXを検出することが目的であるから、ガードレールなどの構造物Q2、草、雪Q3と識別することなく、「他車両VX以外の静止物」として識別すればよいと考えることもできる。
しかしながら、自車両Vの走行に影響を与える「他車両VX」を高い精度で検出するためには、他車両VX以外の物体が移動体であるか静止物であるか、立体物であるか平面物であるか、さらには、他車両VX以外の物体が草・雪であるか木陰であるかによって、その検出対象の画像の特性に応じた画像処理、物体検出処理を設計することが必要である。たとえば、ガードレールQ2の形状は予測可能であるので、ガードレールQ2が映り込む画像領域を予測して画像処理にフィードバック処理をかけるといった処理や、草Q3の高さには上限があると考えられるので、草Q3であるという判断の確からしさを検証するといった物体の特性に応じた処理を行うことができる。このように、検出対象の検出精度を向上させるためには、検出対象から除外するべき物体(非検出対象物)を正確に識別することが求められている。
本実施形態の立体物検出装置1では、周期性と不規則性の二つの観点から他車両VX、ガードレールQ2、草・雪Q3、及び木陰Q1のそれぞれの特性を分析し、周期性及び不規則性に基づいて撮像画像に含まれる種々の物体の像から木陰Q1を正確に識別することができる。
静止物判断部38は、差分波形情報に基づく樹木の影を判断する処理、又はエッジ情報に基づく樹木の影を判断する処理を行うことができる。
まず、差分波形情報に基づいて樹木の影を判断する処理について説明する。静止物判断部38は、立体物検出部33により生成された差分波形情報に基づいて、この差分波形情報の周期性を評価するための周期性評価値を算出するとともに、差分波形情報に基づいて、この差分波形情報の不規則性を評価するための不規則性評価値を算出する。
差分波形情報に基づく周期性評価値の算出手法は特に限定されず、差分波形情報から抽出された特徴が所定周期で繰り返される程度に基づいて判断することができる。たとえば、差分波形情報から抽出されるピークの数が所定値以上であり、ピーク間のばらつきが所定値未満であり、かつ自車両Vの車速分に応じた差分波形情報のピーク部分の面積差分(ピークに対する面積差分の比)が小さいほど周期性が高いと判断することができる。
また、差分波形情報に基づく不規則性評価値の算出手法は特に限定されず、差分波形情報から抽出された特徴のばらつき程度に基づいて判断することができる。たとえば、差分波形情報から抽出されるピークの数が所定値未満であり、ピーク間のばらつきが所定値以上であり、かつ自車両Vの車速分に応じた差分波形情報のピーク部分の面積差分(ピークに対する面積差分の比)が大きいほど不規則性が高いと判断することができる。なお、差分波形情報に基づいて周期性及び不規則性を算出する具体的な手法は後に詳述する。
次に、エッジ情報に基づいて樹木の影を判断する処理について説明する。静止物判断部38は、立体物検出部37により生成されたエッジ情報に基づいて、このエッジ情報の周期性を評価するための周期性評価値を算出するとともに、エッジ情報に基づいて、このエッジ情報の不規則性を評価するための不規則性評価値を算出する。
エッジ情報に基づく周期性評価値の算出手法は特に限定されず、エッジ情報から抽出された特徴が所定周期で繰り返される程度に基づいて判断することができる。たとえば、エッジ情報から抽出されるピークの数が所定値以上であり、ピーク間のばらつきが所定値未満であり、かつ自車両Vの車速分に応じたエッジ情報のピーク部分のエッジ量の差分が小さいほど周期性が高いと判断することができる。なお、エッジ情報に基づいて周期性を算出する具体的な手法は後に詳述する。
また、エッジ情報に基づく不規則性評価値の算出手法は特に限定されず、エッジ情報から抽出された特徴のばらつき程度に基づいて判断することができる。たとえば、エッジ情報から抽出されるピークの数が所定値未満であり、ピーク間のばらつきが所定値以上であり、かつ自車両Vの車速分に応じたエッジ情報のピーク部分のエッジ量差分が大きいほど不規則性が高いと判断することができる。
なお、エッジ情報に基づいて周期性及び不規則性を算出する具体的な手法は後に詳述する。
なお、エッジ情報に基づいて周期性及び不規則性を算出する具体的な手法は後に詳述する。
そして、静止物判断部38は、算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、立体物検出部33により検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であると判断する。これにより、周期性及び不規則性が中程度である木陰Q3の像を識別することができる。なお、第1周期性評価閾値は第2周期性評価閾値よりも小さい値である。
なお、以下に説明する第1周期性評価閾値と第2周期性評価閾値は、差分波形情報に基づいて周期性を判断する場合と、エッジ情報に基づいて周期性を判断する場合とで異なる値を設定することができ、不規則性評価閾値は、差分波形情報に基づいて周期性を判断する場合と、エッジ情報に基づいて周期性を判断する場合とで異なる値を設定することができる。
特に限定されないが、第2周期性評価閾値は、ガードレールなどの構造物Q2について実験的に求められた周期性に基づいて設定することができる。周期性評価値が設定された第2周期性評価閾値以上である場合には、検出された立体物がガードレールなどの構造物Q2であると判断することができる。ガードレールなどの構造物Q2の周期性と木陰Q3の周期性とは比較的明確に識別できるので、第2周期性評価閾値をガードレールなどの構造物Q2の周期性に基づいて設定することにより、木陰Q3及び草・雪Q2をガードレールなどの構造物Q2と正確に識別することができる。
また、第1周期性評価閾値は、実験的に求められる他車両VXなどの移動体の周期性に基づいて設定することができる。つまり、周期性評価値が第1周期性評価閾値未満である場合には、検出された立体物が移動体、例えば他車両VXであると判断することができる。他車両VXの周期性と草・雪Q2の周期性とはいずれも低いものの、識別可能な差を見出すことができるので、第1周期性評価閾値を他車両VXの周期性に基づいて設定することにより、木陰Q3及び草・雪Q2を他車両VXから正確に識別することができる。
同様に、不規則性評価閾値は、実験的に求められる草・雪Q3の不規則性又は木陰Q1の不規則性に基づいて設定することができる。つまり、周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、不規則性評価値が不規則性評価値閾値以上である場合には、立体物検出部33により検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する草又は雪Q3であると判断することができ、不規則性評価値が不規則性評価閾値未満である場合には、立体物検出部33により検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する木陰Q1であると判断することができる。草・雪Q2と木陰Q1はいずれも不規則性を備え、これらを識別することは容易ではないが、本実施形態のように、周期性評価値に基づいて木陰Q1及び草・雪Q2を絞り込んでから、不規則性評価値に基づいて、木陰Q1又は草・雪Q2を識別することにより、木陰Q1を草・雪Q2から正確に識別することができる。
さらに、本実施形態の静止物判断部38は、明るさセンサ50により検出された明るさが所定値未満である場合には、第1周期性評価閾値を高い値に変更する。本実施形態の静止物判断部38は、明るさが所定値未満である、つまり暗い状況においては、草・雪Q3及び木陰Q1の周期性が検出し難くなるので、草・雪Q3及び木陰Q1を判断するための下限の閾値である第1周期性評価閾値を高い値に変更することができる。暗い状況においては、他車両VXの周期性も検出し難くなるので、安全のためにも、立体物を他車両VXであると判断し易くすることが好ましい。この結果、暗い状況においても、他車両VXを検出し損ねることなく、草・雪Q3及び木陰Q1を正確に判断することができる。
加えて、本実施形態の静止物判断部38は、各位置情報に当該位置が都市地域であるか郊外地域であるかの情報を対応づけた地図情報383を参照し、現在位置検出装置60により検出された現在位置が都市地域である場合には、第1周期性評価閾値を低い値に変更する。各位置が都市地域であるか郊外地域であるかは、道路沿いの構造物の多さなどに応じて、予め定義することができる。
一般に、都市地域の道路沿いにはビル、広告塔、看板、その他の構造物が設けられている場合が多く、これらの構造物の影が検出領域A1,A2に映り込むことがある。これらの構造物は配置間隔が一定ではないため周期性が低く、これらの構造物の影が道路沿いの樹木や草の影に重なると、その周期性を低下させる傾向がある。つまり、広告塔、看板、その他の構造物が多く存在する都市地域では、道路の検出領域A1,A2に映り込む木陰Q1又は草・雪Q3の周期性が低くなる傾向がある。このため、本実施形態の静止物判断部38は、現在位置が都市地域に属する場合には、草・雪Q3及び木陰Q1を判断するための下限の閾値である第1周期性評価閾値を低い値に変更することができる。この結果、都市部においても、草・雪Q3及び木陰Q1の周期性を正確に判断することができる。
本実施形態の静止物判断部38は、静止物判断部38は、周期性評価値が第1周期性評価閾値未満である場合に、検出された立体物を移動体であると判断する。同様に、静止物判断部38は、周期性評価値が第1周期性評価閾値未満であり、かつ不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、検出された立体物が移動体であると判断する。特に、静止物判断部38は、周期性評価値及び不規則性評価値のいずれもが低い場合には、移動体のうち、他車両である蓋然性が高いと判断する。
次に、立体物判断部34について説明する。本実施形態の立体物判断部34は、立体物検出部33、37において検出された立体物が検出領域A1,A2に存在する他車両VXであるか否かを最終的に判断する。具体的に、立体物判断部34は、立体物検出部33、37による立体物の検出結果が所定時間Tの間に渡って継続する場合には、立体物は検出領域A1,A2に存在する他車両VXであると判断する。特に限定されないが、立体物判断部34は、差分波形情報から抽出される差分波形のピークの数、ピーク値、移動速度などが所定値域であり、その状態が所定時間以上継続した場合には、立体物が検出領域A1,A2に存在する他車両VXであるか否かを最終的に判断してもよいし、エッジ情報から抽出されるエッジの連続性、総和の正規化した値、エッジ線の量などが所定値域であり、その状態が所定時間以上に渡って継続した場合には、立体物が検出領域A1,A2に存在する他車両VXであるか否かを最終的に判断してもよい。
本実施形態の立体物判断部34は、立体物検出部33,37により検出された立体物が所定時間以上に渡って継続して検出される場合には、この立体物を右側検出領域又は左側検出領域に存在する他車両VXであると判断する。
ちなみに、立体物判断部34が、検出された立体物は検出領域A1,A2に存在する他車両VXであると判断した場合には、乗員への報知などの処理が実行される。この立体物判断部34は、制御部38の制御命令に従い、検出された立体物が他車両VXであると判断することを抑制することができる。
続いて、制御部39について説明する。本実施形態の制御部39は、前回の処理において、撮像画像に木陰Q1の像が含まれており、検出領域A1,A2に樹木の影が映り込んでいることが静止物判断部38により判断された場合には、次回の処理において立体物検出部33,37、立体物判断部34、静止物判断部38、又は自身である制御部39の何れか一つ以上の各部において実行される制御命令を生成することができる。
本実施形態の制御命令は、検出される立体物が他車両VXであると判断されることが抑制されるように各部の動作を制御するための命令である。検出領域A1,A2に樹木の影が映り込んでいる場合に、検出された立体物は樹木の影である可能性が高いため、それを誤って他車両VXと判断することを防止するためである。本実施形態の計算機30はコンピュータであるため、立体物検出処理、立体物判断処理、静止物判断処理に対する制御命令は各処理のプログラムに予め組み込んでもよいし、実行時に送出してもよい。本実施形態の制御命令は、差分波形情報に基づいて立体物を検出する際の感度を低下させる命令、エッジ情報に基づいて立体物を検出する際の感度を低下させる命令であってもよい。また、立体物が他車両VXであると判断されることを抑制する場合には、制御命令は、検出された立体物を他車両として判断する処理を中止させたり、検出された立体物を他車両ではないと判断させたりする結果に対する命令であってもよい。
本実施形態の制御部39は、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、立体物が検出され、この検出された立体物が他車両VXであると判断されることを抑制する制御命令を立体物検出部33,37又は立体物判断部34に送出する。これにより、立体物検出部33,37は立体物を検出し難くなる。また、立体物判断部34は検出された立体物が検出領域Aに存在する他車両VXであると判断し難くなる。
また、制御部39は、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、立体物の検出処理を中止する内容の制御命令を生成して立体物検出部33,37に出力してもよいし、立体物の判断処理を中止する内容の制御命令又は検出された立体物が他車両ではないと判断する内容の制御命令を生成し、立体物判断部34に出力してもよい。これにより、上述と同様の作用効果を得ることができる。
以下、制御部39が出力する具体的な各制御命令について説明する。
制御部39は、前回の処理で、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、検出領域A1,A2に樹木の影が映り込んでおり、画像情報に基づく処理に誤りが発生する可能性が高いと判断する。このまま、通常と同じ手法で立体物を検出すると、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Qの像に基づいて検出された立体物を誤って他車両VXと判断する場合がある。このため、本実施形態の制御部39は、次回の処理においては、木陰Qの像に基づいて検出された立体物が誤って他車両VXと判断されることを抑制するために、差分波形情報を生成する際の画素値の差分に関する閾値を高く変更する。このように、検出領域A1,A2に木陰Q1が映り込んでいる場合には、判断の閾値を高く変更することにより、立体物の検出又は他車両VXであるとの判断が抑制されるので、木陰Q1に起因する誤検出することを防止することができる。
制御部39は、前回の処理で、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、検出領域A1,A2に樹木の影が映り込んでおり、画像情報に基づく処理に誤りが発生する可能性が高いと判断する。このまま、通常と同じ手法で立体物を検出すると、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Qの像に基づいて検出された立体物を誤って他車両VXと判断する場合がある。このため、本実施形態の制御部39は、次回の処理においては、木陰Qの像に基づいて検出された立体物が誤って他車両VXと判断されることを抑制するために、差分波形情報を生成する際の画素値の差分に関する閾値を高く変更する。このように、検出領域A1,A2に木陰Q1が映り込んでいる場合には、判断の閾値を高く変更することにより、立体物の検出又は他車両VXであるとの判断が抑制されるので、木陰Q1に起因する誤検出することを防止することができる。
まず、差分波形情報に基づいて立体物を検出する場合の制御命令について説明する。先述したように、立体物検出部33は、差分波形情報と第1閾値αとに基づいて立体物を検出する。そして、本実施形態の制御部39は、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、立体物が検出され難くなるように、第1閾値αを高くする制御命令を生成し、立体物検出部33に出力する。第1閾値αとは、図11のステップS7において、差分波形DWtのピークを判断するための第1閾値αである(図5参照)。また、制御部39は、差分波形情報における画素値の差分に関する閾値pを高く又は低くする制御命令を立体物検出部33に出力することができる。
また、本実施形態の制御部39は、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、鳥瞰視画像の差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化された値を低く出力する制御命令を立体物検出部33に出力することができる。鳥瞰視画像の差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化された値とは、図11のステップS5において生成される差分波形DWtの縦軸の値である。制御部39は、前回の処理で検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に基づいて他車両VXを誤検出する可能性が高いと判断する。このため、次回の処理においては検出領域A1,A2において立体物又は他車両VXが検出され難くなるように、差分波形DWtの度数分布化された値を低く変更して出力する。このように、検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合に、出力値を低くすることにより、自車両Vの走行車線の隣を走行する他車両VXの検出感度が調整されるため、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に起因する他車両VXの誤検出を防止することができる。
次に、エッジ情報に基づいて立体物を検出する場合の制御命令について説明する。先述した差分波形情報に基づく処理と同様に、制御部39は、前回の処理で検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に基づいて他車両VXを誤検出する可能性が高いと判断する。このため、本実施形態の制御部39は、検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、エッジ情報を検出する際に用いられる輝度に関する所定閾値を高くする制御命令を立体物検出部37に出力する。エッジ情報を検出する際に用いられる輝度に関する所定閾値とは、図17のステップS29における各注目点Paの属性の連続性cの総和を正規化した値を判断する閾値θ、又は図18のステップ34におけるエッジ線の量を評価する第2閾値βである。つまり、本実施形態の制御部39は、検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、立体物が検出され難くなるように、エッジ線を検出する際に用いられる閾値θ又はエッジ線の量を評価する第2閾値βを高くする制御命令を生成し、立体物検出部37へ出力する。このように、検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合に、判断の閾値を高く変更することにより、立体物の検出又は他車両VXであるとの判断がされることを抑制するので、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に起因する誤検出することを防止することができる。
また、本実施形態の制御部39は、静止物判断部38により検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、検出したエッジ情報の量を低く又は高く出力する制御命令を立体物検出部37に出力する。検出したエッジ情報の量とは、図17のステップS29における各注目点Paの属性の連続性cの総和を正規化した値、又は図18のステップ34におけるエッジ線の量である。制御部39は、前回の処理で検出された立体物は樹木の影である可能性が高いと判断された場合には、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に基づいて他車両VXを誤検出する可能性が高いと判断する。このため、次回の処理においては、立体物が検出され、その立体物が他車両VXであると判断されることが抑制されるように、各注目点Paの属性の連続性cの総和を正規化した値又はエッジ線の量を低く変更して出力する。
具体的に、検出された立体物は樹木の影である可能性が高い場合には、差分波形DWtの度数分布化された値を低く変更して出力する。このように、検出された立体物は樹木の影である可能性が高い場合には、出力値を低くすることにより、立体物の検出又は他車両VXであるとの判断が抑制されるように制御することができるので、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に起因する誤検出することを防止することができる。
本実施形態の制御部39は、静止物判断部38により検出された立体物が移動体であると判断された場合には、立体物判断部34がその立体物を他車両であると最終的に判断するようにする。つまり、制御部39は、静止物判断部38の「立体物は移動体である」との判断を受けて、上述の「立体物を他車両と判断することを抑制する」処理と反対の作用を奏する処理を行う。具体的に、制御部39は、差分波形情報を生成する際の画素値の差分に関する閾値を低く変更する、差分波形DWtの度数分布化された値を高く変更して出力する、エッジ情報を検出する際に用いられる輝度に関する所定閾値を低くする、又は検出したエッジ情報の量を高く出力するなど、立体物が他車両であると判断されやすくなるように制御する。
特に、静止物判断部38が、周期性評価値が第1周期性評価閾値未満であり、かつ不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満であるとして、検出された立体物が移動体であると判断した場合には、制御部39は、立体物判断部34に立体物検出部33,37が検出した立体物が他車両であると判断させる。
以下、図24に基づいて、本実施形態の立体物検出装置1の動作、特に、制御部39及び制御命令を取得した立体物判断部34、立体物検出部33,37の動作を説明する。図24に示す処理は、前回の立体物検出処理の後に、前回処理の結果を利用して行われる今回の立体物検出処理である。
まず、図24に示すステップS41において、静止物判断部38は、差分波形情報又はエッジ情報に基づいて周期性を判定する。具体的には周期性を判定するための周期性評価値を算出する。特に限定されないが、周期性評価値は、差分波形情報又はエッジ情報から抽出されるピークの数が所定値以上であり、ピーク間のばらつきが所定値未満であり、かつ自車両Vの車速分に応じた差分波形情報のピーク部分の面積差分(ピークに対する面積差分の比)又はエッジ情報のピーク部分のエッジ量の差分(ピークのエッジ量に対するエッジ差分の比)が小さいほど周期性が高いと判断することができる。周期性評価の具体的な手法については、後に詳述する。
続く、ステップS42において、静止物判断部38は、算出された周期性評価値が第2周期性評価閾値以上であるか否かを判断する。算出された周期性評価値は第2周期性評価閾値以上である場合にはステップS52へ進み、検出された立体物はガードレール等の構造物Q2であると判断する。算出された周期性評価値は第2周期性評価閾値未満である場合にはステップS43に進む。
ステップS43において、静止物判断部38は、算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値未満であるか否かを判断する。ここで第1周期性評価閾値は第2周期性評価閾値よりも低い値(周期性が低いと評価される値)である。算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値未満である場合にはステップS53へ進み、検出された立体物は他車両VXである可能性が高いと判断する。算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上、つまり、周期性評価値が第1周期性評価閾値以上であり、かつ第2周期性評価閾値未満である場合には、ステップS44へ進む。ここまでの処理により、木陰Q1及び草・雪Q3を周期性に基づいて絞り込むことができる。
次に、ステップS44において、静止物判断部38は、差分波形情報又はエッジ情報に基づいて不規則性を判定する。特に限定されないが、不規則性評価値は、差分波形情報又はエッジ情報から抽出された特徴のばらつき程度に基づいて判断することができる。たとえば、差分波形情報又はエッジ情報から抽出されるピークの数が所定値未満であり、ピーク間のばらつきが所定値以上であり、かつ自車両Vの車速分に応じる差分波形情報のピーク部分の面積差分(ピークに対する面積差分の比)又はエッジ情報のピーク部分のエッジ量の差分(ピークのエッジ量に対するエッジ差分の比)が大きいほど不規則性が高いと判断することができる。不規則性評価の具体的な手法については、後に詳述する。
ステップS45において、静止物判断部38は、算出された不規則性評価値が不規則性評価閾値未満であるか否かを判断する。算出された不規則性性評価値が不規則性評価閾値以上である場合にはステップS54へ進み、検出された立体物は草・雪Q2であると判断する。算出された不規則性評価値が不規則性評価閾値未満、つまり、周期性評価値が第1周期性評価閾値以上、第2周期性評価閾値未満であり、不規則性評価値が不規則性評価閾値未満である場合には、ステップS46へ進む。
ステップS46において、静止物判断部38は、検出された立体物が木陰Q1であると判定する。続くステップS47において、制御部39は、静止物判断部38により、前回の処理で検出された立体物が樹木の影(木陰Q1)であると判断された場合には、検出領域A1,A2に映り込んだ木陰Q1に基づいて他車両VXを誤検出する可能性が高いと判断し、次回の処理において立体物が検出され、その立体物が他車両VXであると判断されることが抑制されるように、立体物検出処理、立体物判断処理において用いられる閾値を高く設定するか、閾値と比較される出力値を低く出力する制御を行う。具体的には、立体物の検出が抑制されるように、差分波形情報を生成する際の画素値の差分に関する閾値p、差分波形情報から立体物を判断する際に用いる第1閾値α、エッジ情報を生成する際の閾値θ、エッジ情報から立体物を判断する際に用いる第2閾値βの何れか一つ以上を高く変更する旨の制御命令を立体物検出部33,37へ送出する。なお、制御部39は、閾値を上げる代わりに、閾値によって評価される出力値を低くする制御命令を生成し、立体物検出部33、37に出力してもよい。先述したように、第1閾値αは、図11のステップS7において、差分波形DWtのピークを判断するためのである。閾値θは、図17のステップS29における各注目点Paの属性の連続性cの総和を正規化した値を判断する閾値であり、第2閾値βは、図18のステップ34におけるエッジ線の量を評価する閾値である。
なお出力値を高くする場合には、制御部39は、鳥瞰視画像の差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化された値を高く出力する制御命令を立体物検出部33に出力する。鳥瞰視画像の差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化された値とは、図11のステップS5において生成される差分波形DWtの縦軸の値である。同様に、制御部39は、検出したエッジ情報の量を高く出力する制御命令を立体物検出部37に出力することができる。検出したエッジ情報の量とは、図17のステップS29における各注目点Paの属性の連続性cの総和を正規化した値、又は図18のステップ34におけるエッジ線の量である。制御部39は、前回の処理で光環境が急変すると判断された場合には、次回の処理においては立体物が検出されにくいように、各注目点Paの属性の連続性cの総和を正規化した値又はエッジ線の量を高く変更する制御命令を立体物検出部37に出力することができる。
各閾値又は各出力値を変化させたのち、ステップS48に進み、差分波形情報又はエッジ情報に基づいて立体物を検出し、さらにステップS49において、ステップS48において検出された立体物が他車両VXであるか否かを判断し、立体物が他車両VXである場合には、ステップS50において他車両が存在する旨の判断結果を出力し、立体物が他車両VXでない場合には、ステップS51において他車両は存在しない旨の判断結果を出力する。ステップS48及びステップS49における処理は、先に図11及び12において説明した差分波形情報に基づく他車両VXの検出処理、同じく図17及び図18において説明したエッジ情報に基づく他車両VXの検出処理と共通する。
他方、ステップS49において、立体物が非検出である場合には、ステップS55に進み、立体物の検出処理を中止してもよいし、ステップS51に進み、検出された立体物は他車両VXではなく、他車両VXは存在しないと判断してもよい。
最後に、周期性の評価手法と、不規則性の評価手法について説明する。なお、撮像画像から抽出された特徴点の周期性の評価手法、及び撮像画像から抽出された特徴点の不規則性の評価手法については、出願時に知られた手法を適宜に適用することができる。例えば、出願人が先に出願した、PCT/JP2012/053834において開示した周期性物体の検出手法を利用した被写体の周期性の評価手法や、特願2011-198007において開示した被写体の不規則性の検出手法を利用した不規則性の評価手法を適宜に適用することができる。
なお、以下においては、周期性又は不規則性の評価手法について、静止部判断部38を処理の主体として説明するが、静止物判断部38は、位置合わせ部32若しくは立体物検出部33、又は輝度差算出部35、エッジ線検出部36若しくは立体物検出部37に処理の一部を行わせて、その処理結果を取得し、最終的に周期性又は不規則性を判断することができる。
まず、差分波形情報に基づく周期性の評価手法の一例について説明する。本例において静止物判断部38は、立体物検出部33により検出された複数の立体物の移動量の候補を算出する。図25(a)は時刻tにおける差分画像PDtを示し、図25(b)は時刻t−1における差分画像PDt-1を示す。静止物判断部38は、図25(b)に示す差分画像PDtから、立体物の接地点(特徴点)を検出する。ここで、接地点とは、立体物と路面との接触点である。静止物判断部38は検出された立体物のうち、自車両Vのカメラ10に最も近い位置を接地点として検出する。
図25に示すように、静止物判断部38は、立体物O1について接地点P1を検出し、立体物O2について接地点P2を検出し、立体物O3について接地点P3を検出する。次いで、静止物判断部38は、図25(a)に示す時刻tにおける差分画像PDtに対して、幅Wの領域Tを設定する。この際、静止物判断部38は時刻t-1における差分画像PDt-1の接地点P1〜P3に対応する箇所に領域Tを設定する。
次に、静止物判断部38は、時刻tにおける差分画像PDtのデータから、立体物の接地点を検出する。この場合も検出された立体物のうち、自車両Vのカメラ10に最も近い位置を接地点として検出する。本例において、静止物判断部38は、立体物O4について接地点P4を検出し、立体物O5について接地点P5を検出し、立体物O6について接地点P6を検出する。本実施形態の位置合わせ部32、立体物検出部33及び静止物判断部38は鳥瞰視画像の所定領域の画像、データから複数の立体物の特徴点(接地点)を抽出する。
そして、静止物判断部38は、接地点同士を対応付ける。すなわち、接地点P1に対して接地点P4を対応付けると共に、接地点P1に対して接地点P5を対応付け、且つ、接地点P1に対して接地点P6を対応付ける。同様に、接地点P2、P3に対しでも接地点P4〜P6を対応付ける。
静止物判断部38は、対応付けられた接地点P1〜P6の距離(すなわち移動量候補)を算出する。そして、静止物判断部38は、算出した距離を移動量候補とする。静止物判断部38は、各立体物に対して複数の移動量候補を算出する。これにより、立体物の移動量を唯一に決定してしまい、同じような画像的特徴が周期的に出現する周期的静止物に対して誤った移動量を算出してしまう事態を抑制するようにしている。
なお、領域Tを設ける理由は、自車両Vのピッチングやョーイング等によって鳥瞰視画像PBt,PBt−1の位置合わせに誤差が生じても、接地点P1〜P6の対応付けを安定して行うためである。また、接地点P1〜P6の対応付けは、鳥瞰視画像Bt、PBt−1の接地点周りの輝度分布のマッチング処理により決定される。
静止物判断部38は、算出した移動量候補をカウントし、ヒストグラム(波形データ)を作成する。例えば、静止物判断部38は、接地点P1と接地点P4とび距離、接地点P2と接地点P5との距離、及び、接地点P3と接地点P6との距離が同じであれば、カウント値を「3」とする。このように、静止物判断部38は、移動量候補をカウントしてヒストグラムを作成し、検出領域内における各接地点の分布に対応した波形データを算出する。
静止物判断部38は、カメラ100の撮像間隔と、車速センサ20により検出された自車両Vの移動速度とに基づいて、周期的静止物の鳥瞰視上での移動範囲を算出する。静止物判断部38は、自車両Vの速度に対して所定範囲(例えば±10km/h)のマージンを持つ移動範囲を算出する。たとえば、カメラ10の撮像間隔が33msであり、1画素がカバーする車両進行方向の実距離が5cmの場合、1制御周期で1画素移動する立体物の速度は約5.5km・hとなる。車両運動により鳥瞰視画像PBt,PBt−1の精度が悪化することを考慮すると、この約5.5km/hを許容するため、±10km・hのマージンが必要となる。
静止物判断部38は、立体物検出部33により検出された複数の立体物の周期を評価し、各立体物が周期的静止物であるか否かを判断する。静止物判断部38は、作成したヒストグラムと、算出した移動範囲と、周期性評価値とに基づいて、立体物検出部33により検出された複数の立体物が周期的静止物であるか判断する。この周期的静止物としては、図23に示す周期性を備える他車両VX、草・雪Q3、木陰Q1、ガードレール等の構造物Q2を含む。
次に、フローチャートを参照して周期性の評価方法、つまり周期的静止物検出方法を説明する。図26は、位置合わせ部32及び立体物検出部33の処理を示すフローチャートである。位置合わせ部32は、視点変換部31により検出された異なる時刻の鳥瞰視画像PBt,PBt−1のデータを入力し、位置合わせを行う(S1)。次いで、立体物検出部33は、位置合わせされた鳥瞰視画像PBt,PBt−1のデータの差分をとる(S2)。その後、立体物検出部33は、所定値に基づいて二値化処理を実行して差分画像PDtのデータを生成する(S3)。
図27は、周期性を評価し、周期的静止物候補の検出処理及び周期性の判定処理を示すフローチャートであり、図28は生成されたヒストグラムの一例を示す図である。図28に示すように、算出された移動量候補が同じものをカウントする。図28に示す例では移動量m1,m2,m3,m4について複数検出されたため、これらのカウント値が高くなっている。
静止物判断部38は、ヒストグラムから最大値M(ピーク値;ピーク情報)を検出する(S11)。次いで、静止物判断部38は、ステップS12において検出した最大値Mに基づいて所定の閾値Th1を設定する(S12)。ここで、所定の閾値Th1は、最大値Mの70%に設定される。例えば、最大値Mのカウント値が「7」である場合、所定の閾値Th1は「4.9」に設定される。カウント値の最大値Mから所定の閾値Th1を求めるため、自車両Vと立体物の位置関係や日照条件などによりカウント値の大きさが変化してしまっても適切な閾値を設定することができる。なお、本実施形態では所定の閾値Th1は最大値Mの70%の値とするが、これに限られるものではない。
静止物判断部38は、所定の閾値Th1以上の極大値M1〜M3(ピーク値;ピーク情報)を検出する(S13)。ここで、最大値Mが例えば「7」である場合に、静止物判断部38は、「5」以上のカウント値を有する極大値M1〜M3を検出する。そして、静止物判断部38は、各極大値M、M1〜M3(最大値Mを含む)に対応する移動量候補に対応付けられた立体物(例えば、ある2つの接地点間の距離が各極大値M、M1〜M3のいずれかに一致する場合の当該接地点を有する2つの立体物)は、周期的静止物候補であると判定する。
静止物判断部38は、極大値M,M1〜M3(最大値Mを含む)の間隔(ピーク情報)を検出し、検出した間隔を投票する(S14)。すなわち、図28に示す例では間隔D1について投票数「2」となり、間隔D2について投票数「1」となる。
静止物判断部38は、周期性を判定(評価)する(S15)。このとき、静止物判断部38は、ステップS14における投票数が所定投票数以上であるか否かに基づいて周期性を評価する。なお、この投票数が周期性評価値の一態様であり、所定投票数が周期性評価閾値の一態様である。所定投票数は、上述したガードレール等の構造物Q2を識別する観点から設定される第2周期性評価閾値としての所定投票数と、他車両VXを識別する観点から設定される第1周期性評価閾値としての所定投票数とを含む。ここで、所定投票数は、鳥瞰視画像PBtから検出された立体物の検出数の半分とされる。よって、鳥敵画像PBtから検出された立体物の検出数が「4」である場合、所定投票数は「2」となる。なお、所定投票数は上記に限らず固定の値であっても構わない。
周期性があると判定された場合(S15:YES)には、静止物判断部38は、ステップS12における所定の閾値Th1を低下させる(S16)。また、所定の閾値TH1を低下させる期間は大凡1秒程度であり、周期性ありと判定される毎に所定の閾値Th1は再設定される。このように、カウント値の極大値M,M1〜M3の発生位置、すなわち間隔から周期性を判断し、周期性があると判断した場合に所定の閾値Th1を低下させるため、一度周期性が判断された場合には周期的静止物が判断され易くすることができる。一方、一度周期性が判断されるまでは所定の閾値Th1は低下させることがないので、位置合わせの誤差等に起因する立体物の誤検出を抑制することができる。
一方、周期性がないと判定された場合(S15:NO)には、所定の閾値Th1は低下させられることなく、処理はステップS17に移行する。
静止物判断部38は、移動量候補のカウント値の最大値Mに基づく所定の閾値Th1以上の極大値M,M1〜M3の発生位置(間隔)の投票数(ピーク情報)から周期性を判断する。このため、比較的値が小さい極大値(例えば図28の符号M4)を無視することができ、ノイズの影響を受け難く、一層精度良く周期性を判断することができる。
静止物判断部38は、ステップS17において、自車両Vのコントローラから取得した情報に基づいて、自車両Vに規定以上の横移動が検出されたか否かを判断する(S17)。ちなみに、自車両Vのコントローラは、ターンシグナルがオンであり、且つ、車速センサにより検出された車速から決定される規定以上の舵角が検出されたときに、規定以上の横移動が検出されたと判断する。
静止物判断部38は、規定以上の横移動が検出された場合(S17:YES)、ステップS16において低下させた閾値Th1を初期化する(S18)。これにより、車線変更後の環境に変化に応じて周期的静止物を検出することができる。一方、規定以上の横移動が検出されないと場合(S17:No)、所定の閾値Th1は初期化されることなく、終了する。
図29は、周期的静止物の判断処理を示すフローチャートである。静止物判断部38は、静止相当移動量を算出する(S21)。すなわち、静止物判断部38は、カメラ10の撮像間隔と、車速センサ20により検出された自車両Vの移動速度とに基づいて、周期的静止物の鳥瞰視上での移動範囲を算出する。この際、静止物判断部38は、自車両Vの速度に対して所定範囲のマージンを持つ移動範囲を算出する。
静止物判断部38は、ステップS21において検出された移動量の範囲内に極大値M,M1、M3(ヒストグラムのピーク)が存在するか否かを判断する(S22)。静止物判断部38は、極大値M,M1〜M3のいずれかが移動量の範囲内に存在すると判断した場合に(S22:YES)、周期的静止物が存在すると判断する(S23)。周期的静止物は、同じ間隔で並んでいることが多く、特定のカウント値が大きくなる傾向にある。また、周期的静止物は静止しているため、移動量候補のカウント値は移動体の速度等を考慮した移動範囲内に収まるはずである。よって、ステップS22において [YES]と判断された場合、複数の立体物が周期的静止物であるといえる。
ステップS22において、静止物判断部38は、上記移動量の範囲内に極大値M,M1〜M3のいずれも存在しないと判断した場合(S22:No)は、ステップS24において周期性の有無を判断する。周期性があると判定されなかった場合(S24:No)には、立体物を移動物であると判断する(S25)。他方、ステップS24において周期性があると判断された場合(S24:YES)には、所定の隣値Th1以上の極大値から非周期的極大値を検出する(S26)。非周期的極大値とは、例えば図28に示す極大値M3が相当する。この極大値M3は、隣接する極大値との間隔が他の極大値M,M1,M2と異なっている。このため、静止物判断部38は、この極大値M3を周期性の無い非周期的極大値と判定する。
そして、非周期的極大値を検出できなった場合(S26:No)は、周期性があり非周期的極大値が存在しないことから、静止物判断部38は、周期的静止物が存在すると判断する(S23)。
一方、非周期的極大値を検出できた場合(S26:YES)に、静止物判断部38は、周期的極大値M,M1、M2が前回値よりも低下しているか否か判断する(S27)。この処理において、静止物判断部38は、今回処理における周期的極大値M,M1,M2の平均値を算出すると共に、前回処理における周期的極大値の平均値についても算出する。静止物判断部38は、今回処理の平均値が前回処理の平均値よりも所定値以上低下しているか判断する。
周期的極大値M,M1,M2が前回値よりも低下していると判断した場合(S27:YES)、静止物判断部38は、自車両Vと周期的静止物との問に他車両等が進入したと判断し、移動物を検出する(S25)。
一方、周期的極大値M,M1,M2が前回値よりも低下していないと判断した場合(S27:No)、静止物判断部38は、自車両Vからみて周期的静止物の奥側に他車両VX等が進入したと判断し、周期的静止物を検出する(S23)。
図30は、図29に示すステップS27の詳細を示す図であり、(a)は周期的静止物の手前側に他車両V0が進入した場合を示し、(b)は(a)の場面におけるヒストグラムを示している。また、(c)は周期的静止物の奥側に他車両V0が進入した場合を示し、(d)は(c)の場面におけるヒストグラムを示している。なお、図30(b)及び(d)において破線は他車両進入前のヒストグラムを示し、実線は他車両進入後のヒストグラムを示している。
図30(a)に示すように、周期的静止物の手前側に他車両V0が進入したとする。このとき、他車両V0により周期的静止物の撮像が遮られることから、図30(b)に示すように、周期的極大値のカウント値は小さくなる傾向にある。特に、周期的静止物の手前側に他車両V0が進入する場合は、自車両Vが車線変更可能な位置に他車両V0が存在する可能性がある。このため、このような場合、静止物判断部38は、他車両V0(移動物)を検出する。
本実施形態に係る立体物検出装置1によれば、鳥瞰視画像の所定領域の画像、データから複数の立体物の接地点(特徴点)を抽出し、所定の検知領域内における接地点の分布に対応したヒストグラム(波形データ)を算出し、そのヒストグラムのピークの値、ピークの間隔の投票数等(ピーク情報)が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、複数の立体物が周期的静止物候補であるか否かを判断する。上記ヒストグラムのピークの値、ピークの間隔の投票数等(ピーク情報)を周期性評価値の一態様として適用し、上記所定の閾値を周期性評価閾値の一態様として適用することができる。本手法によれば、周期的静止物の有する周期性(繰り返し性)を波形データのピーク情報としてより明確に抽出することができ、撮像画像に含まれる立体物の中から周期的静止物候補をより容易に抽出できる。これにより、より精度良く周期的静止物を抽出することが可能になる。
次に、エッジ情報に基づく周期性の評価手法の一例について説明する。本例において静止物判断部38はエッジの分布を検出する。なお、静止物判断部38は、エッジの分布の検出をエッジ検出部36に行わせ、その結果を取得することができる。静止物判断部38は、鳥瞰視画像に含まれる周期的静止物のエッジ(特徴点)を検出するために、視点変換部31により視点変換された鳥瞰視画像データに対して輝度差の算出を行う。静止物判断部38は、実空間における鉛直方向に伸びる鉛直仮想線に沿った複数の位置ごとに当該各位置の近傍の2つの画素問の輝度差を算出する。具体的には、視点変換された鳥瞰視画像に対して実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当する第1鉛直仮想線と、実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当する第2鉛直仮想線とを設定する。静止物判断部38は、第1鉛直仮想線上の点と第2鉛直仮想線上の点との輝度差を第1鉛直仮想線に沿って連続的に求める。
静止物判断部38は、図31に示すように、実空間で接地線L1上の点から鉛直方向に伸びる線分に該当し、且つ、検出領域A1を通過する第1鉛直仮想線Kai(以下、注目線Laiという)を複数設定する。注目線Laiの本数は特に限定されない。以下の説明では、n本の注目線Lai(i=1〜n)が設定されたものとして説明する。
静止物判断部38は、複数の注目線Laiに各々対応し、実空間で接地線L1上の点から鉛直方向に伸びる線分に該当し、且つ、検出領域A1を通過する第2鉛直仮想線Lri(以下、参照線Lriという)を複数設定する。各参照線Lriは、実空間において対応する注目線Laiから所定距離(例えば、10c m)だけ離間する位置に設定される。なお、実空間で鉛直方向に伸びる線分に該当する線は、鳥瞰視画像においてはカメラ10の位置Psから放射状に広がる線となる。
静止物判断部38は、各注目線Lai上に注目点Pajを複数設定する。図31に示す例では注目点Pa1〜Pa8が設定されているが、注目点Pajの個数は特に限定されない。以下の説明では、k個の注目点Paj(j=1〜k)が設定されたものとして説明する。
静止物判断部38は、各参照線Lri上に、上記注目点Pajに各々対応する参照点Prjを複数設定する。互いに対応する注目点Pajと参照点Prjとは、実空間上において略同じ高さに設定される。なお、注目点Pajと参照点Prjとは必ずしも厳密に同じ高さである必要はなく、注目点Pajと参照点Prjとが同じ高さとみなせる程度の誤差は許容されることは勿論である。
静止物判断部38は、互いに対応する注目点Paiと参照点Prjとの聞の輝度差を、各注目線Laiに沿って連続的に求める。図31に示す例では、第 1注目点Pa1と第1参照点Pr1との間で輝度差を算出し、第2注目点Pa2と第2参照点Pr2との問で輝度差を算出する。そして同様にして、第3〜第8注目点Pa3〜Pa8と第3〜第8参照点Pr3〜Pr8との輝度差を順次求める。
静止物判断部38は、注目点Paiと参照点Prjとの輝度差が所定値以上である場合に、注目点Paiと参照点Prjとの間にエッジ要素が存在すると判定する。そして静止物判断部38は、当該エッジ要素が同じ注目線Laiに沿って何個存在するかをカウントする。静止物判断部38は、カウントしたエッジ要素の個数を、各注目線Laiの属性として記憶する。静止物判断部38は、エッジ要素の検出およびカウントの処理をすべての注目線Laiに対して実行する。なお、注目線Laiのうち検出領域A1と重複する部分の長さは、各注目線Laiの位置に応じて異なるものとなる。カウントしたエッジ要素の個数は、対応する注目線Laiの重複部分の長さで除算することで正規化してもよい。
図31に示す例では、検出領域A1に他車両V0が映っている。他車両V0のタイヤのゴム部分に注目線Laiが設定され、そこから10cm相当だけ離れたタイヤのホイール上に参照線Lriが設定されていると仮定する。このとき第1注目点Pa1と第1参照点Pr1とは、同じタイヤ部分に位置するために、それらの聞の輝度差は小さい。一方、第2〜第8注目点Pa2〜Pa8はタイヤのゴム部分に位置し、第2〜第8参照点Pr2〜Pr8はタイヤのホイール部分に位置するために、それらの聞の輝度差は大きくなる。第2〜8注目点Pa2〜Pa8と第2〜第8参照点Pr2〜Pr8との輝度差が所定値以上であれば、静止物判断部38は、第2〜第8注目点Pa2〜Pa8と第2〜第8参照点Pr2〜Pr8との間にエッジ要素が存在することを検出する。第2〜第8注目点Pa2〜Pa8は注目線Laiに沿って7個存在しているので、エッジ要素を7回検出し、エッジ要素のカウント値は「7」となる。
静止物判断部38は、各注目線Laiに対して得られたエッジ要素のカウント値をグラフ化し、エッジ分布の波形(波形データ)を得る。具体的には、静止物判断部38は、エッジ要素のカウント値を縦軸とし、実空間における注目線Laiの接地線L1上の位置を横軸とした平面上に、エッジ要素のカウント値をプロットする。注目線La1〜Lanが実空間において接地線L1上に等間隔で設定されている場合には、各注目線Laiに対して得られたエッジ要素のカウント値を、注目線Lai〜Lanの順に並べるだけで、エッジ分布の波形を得ることができる。図31に示した例では、他車両V0のタイヤのゴム部分に設定された注目線Laiが鳥瞰視画像上において接地線L1と交差する位置において、エッジ要素のカウント値が「7」となっている。
このように静止物判断部38は、実空間において鉛直方向に伸びる複数の鉛直仮想線ごとに、当該鉛直仮想線に沿って存在するエッジ要素の個数を積算する。積算したエッジ要素の個数に基づいてエッジ分布波形(波形データ)を得る。
静止物判断部38は、エッジ分布波形のピークを検出する。ピークとは、エッジ分布波形上においてエッジ要素のカウント値が増加から減少に転じる点である。静止物判断部38は、エッジ分布波形に対して、例えば、ローパスフィル夕、移動平均フィルタ等によるノイズ除去処理を施した上で、ピーク検出を行う。ここで、所定の閾値以上の値を有するピークのみをピークとして検出するようにしてもよい。所定の閾値は、例えば、エッジ分布波形の最大値の60%の値に設定することができる。
静止物判断部38は、検出したピークのうち等間隔に並んだピークの個数をカウントする。具体的には、検出した各ピーク間の距離を算出し、算出したピーク間距離が所定範囲内にあるピークを抽出し、その個数をカウントする。
静止物判断部38は、カウントしたピークの個数(ピーク情報)が所定の閾値Th2以上であるか否かに基づいて、カウントされた各ピークに対応する物が周期的静止物候補に該当するか否かを判定する。具体的には、静止物判断部38は、カウントしたピークの個数が所定の閾値Th2以上であるとき、カウントされた各ピークに対応する物が周期的静止物候補であると判定する。閾値Th2は、例えば、パイロン、ガードレール脚部、電柱など、検出対象である周期的静止物の種類に応じて定まる値であり、実験等を通じて求めることができる。具体的には、閾値Th2は、例えば、3以上100以下の値に設定される。
静止物判断部38は、周期的静止物候補が所定時間継続して検出されたとき、当該周期的静止物候補が周期的静止物であると判定する。具体的には、ピークの個数が所定の閾値Th2以上である状態が所定時間継続して検出されたとき、検出した周期的静止物候補が周期的静止物である可能性が高いと判断する。そして、静止物判断部38は、カウントされた各ピークに対応する物体が周期的静止物であると判定する。本例では、エッジ分布波形においてカウントされるピークの個数が周期性評価値の一態様であり、閾値Th2が周期性評価閾値の一態様である。閾値Th2は、上述したガードレール等の構造物Q2を識別する観点から設定される第2周期性評価閾値としての閾値と、他車両VXを識別する観点から設定される第1周期性評価閾値としての閾値とを含む。「所定時間」は、検出対象である周期的静止物の種類に応じて定まる値であり、実験等を通じて求めることができる。固定値としてもよいし、カメラ10の撮像間隔や自車両Vの移動速度に応じて変動させてもよい。具体的に「所定時間」は、例えば、0.1〜5秒に設定される。
図32、図33は、周期的静止物の検出処理のフローチャートである。なお、図32,33においては、便宜上、検出領域A1を対象とする処理について説明するが、検出領域A2についても同様に処理を行うことができる。
図32に示すように、ステップS31において、得られた撮像画像データに基づいて視点変換処理を行い、鳥瞰視画像データを作成する。次に、ステップS32において、検出領域A1上にn本の注目線Laiを設定するとともに、n本の注目線Laiに各々対応するn本の参照線Lriを設定する(i=1〜n)。静止物判断部38は、実空間で接地線L1上の点から鉛直方向に伸びる注目線Laiを設定する。また、実空間で接地線L1上の点から鉛直方向に伸びる線分に該当し、且つ、実空間において対応する注目線Laiから所定距離だけ離間した参照線Lriを設定する。
静止物判断部38は、ステップS33において、各注目線Lai上にk個の注目点Pajを設定するとともに、各参照線Lri上に、注目点Pajに各々対応するk個の参照点Prjを設定する(j=l〜k)。互いに対応する注目点Pajと参照点Prjとは、実空間上において路同じ高さとなるように設定する。
静止物判断部38は、ステップS34において、互いに対応する注目点Pajと参照点Prjとの輝度差が所定値以上であるか否かを判定する。輝度差が所定値以上であると判定した場合は、判断対象となった注目点Pajと参照点Prjとの間にエッジ要素が存在すると判断し、ステップS35にて、第i番目の注目線Laiのカウント値(bincount(i))に「1」を代入する。ステップS34において、輝度差が所定値に満たないと判定した場合は、判断対象となった注目点Pajと参照点Prjとの間にはエッジ要素が存在しないと判断し、ステップS36へ処理を進める。
静止物判断部38は、ステップS36において、現在処理対象となっている注目線Lai上のすべての注目点Pajについて、ステップS34の処理を実行したか否かを判定する。すべての注目点Pajについて、ステップS34の処理を実行していないと判定した場合は、ステップS34に戻り、次の注目点Paj+1と参照点Prj+1との輝度差を求め、当該輝度差が所定値以上であるか否かを判定する。このようにして、静止物判断部38は、注目点Pajと参照点Prjとの関の輝度差を、注目線Laiに沿って順次連続的に求めて、求めた輝度差が所定値以上となった場合に、エッジ要素が存在すると判断する。
静止物判断部38は、ステップS35にて、第1番目の注目線Laiのカウント値(bincount(i))に「1」を代入したあと、ステップS37へ処理を進め、そこで、次の注目点Paj+1と参照点Prj+1との輝度差を求め、当該輝度差が所定値以上であるか否かを判定する。輝度差が所定値以上であると判定した場合は、静止物判断部38は、判断対象となった注目点Paj+1と参照点Prj+1との間にエッジ要素が存在すると判断し、ステップS38にて、第i番目の注目線laiのカウント値 (bincount(i))をカウントアップする。
静止物判断部38は、ステップS37において、輝度差が所定値に満たないと判定した場合は、判断対象となった注目点Paj+1と参照点Prj+1との間にはエッジ要素が存在しないと判断し、ステップS38をとばして、ステップS39に処理を進める。
静止物判断部38は、ステップS39において、現在処理対象となっている注目線Lai上のすべての注目点Pajについて、ステップS34またはステップS37の処理を実行したか否かを判定する。すべての注目点Pajについて、上記の処理を実行していないと判定した場合は、ステップS37に処理を戻し、次の注目点Paj+1と参照点Prj+1との輝度差を求め、当該輝度差が所定値以上であるか否かを判定する。ステップS39において、すべての注目点Pajについて上記の処理を実行したと判定した場合は、ステップS41に進む。静止物判断部38は、エッジ要素が同じ注目線Laiに沿って何個存在しているかをカウントし、カウントしたエッジ要素の偶数を、注目線Laiの属性 (bincount(i))として記憶する。
なお、ステップS36において、すべての注目点PajにステップS34の処理を実行したと判定した場合は、静止物判断部38は現在処理対象となっている注目線Lai上にはエッジ要素が存在しないと判断する。そして、静止物判断部38はステップS40にて、 bincount(i)に「0」を代入し、ステップS41に処理を進める。ステップS41において、n本の注目線Laiすべてについて、上記の処理を実行した場合は、ステップS42に処理を進め、上記の処理を実行していない場合には、ステップS34以降の処理を行う。
静止物判断部38は、ステップS42において、n本の注目線Laiの各々に対して得られたエッジ要素のカウント値 bincount(i)(i=1〜n)をグラフ化し、エッジ分布波形を得る。具体的には、エッジ要素のカウント値を縦軸とし、実空間における注目線Laiの接地線L1上の位置を横軸とした平面上に、エッジ要素のカウント値bincount(i)(i=1〜n)をプロットする。続くステップS43では、エッジ 分布波形のピークを検出する。ステップS44では、検出した各ピーク間の距離を算出する。ステップS45では、算出したピーク間距離が所定範囲内にあるピークを抽出し、その個数をカウントする。静止物判断部38は、エッジの検出処理をエッジ線検出部36、立体物検出部37にさせて、処理結果を取得してもよい。
ステップS46において、静止物判断部38は、ステップS46において、カウントしたピークの個数が所定の閾値Th2以上であるか否かを判定する。ピークの個数が所定の閾値Th2以上であると判定した場合に、静止物判断部38は、各ピークに対応する物が周期的静止物候補であると判定し、ステップS47に処理を進める。
ステップS47において、静止物判断部38は、ピークの個数が所定の閾値Th2以上である状態が所定回数以上連続して検出されたか否か判断する。ピークの個数が所定の閾値Th2以上である状態が所定回数以上連続して検出されたと判断した場合は、静止物判断部38は、カウントされた各ピークに対応する物が周期的静止物であると判断し、ステップS48にて、フラグf_shukiに「1」を代入する。一方、ステップS47において、ピークの個数が所定の閾値Th2以上である状態が所定回数以上連続して検出されていないと判断した場合は、静止物判断部38は、ステップS48をとばして、フラグf_shukiの値を維持する。
ステップS47において、ピークの個数が所定の閾値Th2未満であると判定した場合はステップS49に処理を進め、静止物判断部38は、ステップS49においてピークの個数が所定の閾値Th2未満である状態が所定回数以上連続して検出されたか否か判断する。本例では、ピークの個数が所定の閾値Th2未満である状態の検出回数を周期性評価値の一態様とし、所定回数を周期性評価閾値の一態様とすることもできる。所定回数は、上述したガードレール等の構造物Q2を識別する観点から設定される第2周期性評価閾値としての回数と、他車両VXを識別する観点から設定される第1周期性評価閾値としての閾値とを含ませることができる。先述した閾値Th2及び所定回数の両方を周期性評価閾値として設定することもできる。ピークの個数が所定の閾値Th2未満である状態が所定回数以上連続して検出されたと判断した場合は、静止物判断部38は、カウントされた各ピークに対応する物は周期的静止物ではないと判断し、ステップS50にて、フラグf_shukiに「0」を代入する。一方、ステップS49において、ピークの個数が所定の閾値Th2未満である状態が所定回数以上連続して検出されてなかった場合は、静止物判断部38は、ステップS50をとばして、フラグ f_shukiの値を維持する。
本実施形態に係る立体物検出装置1及び立体物検出方法によれば、鳥瞰視画像の所定領域の画像データから複数の立体物のエッジ(特徴点)を抽出し、所定領域内におけるエッジの分布に対応したエッジ分布波形(波形データ)を算出し、そのエッジ分布波形のピークの個数(ピーク情報)が所定の閾値以上であるか否かに基づいて、複数の立体物が周期的静止物候補であるか否かを判断する。このため、第1実施形態と同様に、周期的静止物の有する周期性(繰り返し性)を波形データのピーク情報としてより明確に抽出することができ、撮像画像に含まれる立体物の中から周期的静止物候補をより容易に抽出できる。これにより、より精度良く周期的静止物を抽出することが可能になる。
また、実空間において鉛直方向に伸びる複数の鉛直仮想線ごとに、鉛直仮想線に沿って存在するエッジ要素の個数を積算し、積算したエッジ要素の個数に基づいてエッジ分布波形を得ている。そして、エッジ分布波形のピークの個数が所定の閾値Th2以上であるとき、複数の立体物が周期的静止物候補であると判定する。このため、検知した複数の立体物が静止物であるか移動物であるかを判定しなくても、鉛直方向に延びるエッジが高密度に並んでいる場合を確実に検知して、周期的静止物である可能性がより高い周期的静止物候補をより容易に検出することができる。
次に、エッジ情報に基づく不規則性の判断手法の一例を説明する。
静止物判断部38は視点変換部331により視点変換された検出領域A1,A2の鳥瞰視画像データから、予め定められた人工的立体物の条件を満たさず不規則に並ぶ不規則エッジ点を検出するものである。ここで、予め定められた人工的立体物の条件とは、検出領域A1,A2の鳥瞰視画像データ上において、略直線的に所定密度以上でエッジ点が並んでいることである。なお不規則性の判断処理において、静止物判断部38は、エッジ情報の処理を、エッジ線検出部36、立体物検出部37に実行させ、その処理結果を取得することができる。
静止物判断部38は視点変換部331により視点変換された検出領域A1,A2の鳥瞰視画像データから、予め定められた人工的立体物の条件を満たさず不規則に並ぶ不規則エッジ点を検出するものである。ここで、予め定められた人工的立体物の条件とは、検出領域A1,A2の鳥瞰視画像データ上において、略直線的に所定密度以上でエッジ点が並んでいることである。なお不規則性の判断処理において、静止物判断部38は、エッジ情報の処理を、エッジ線検出部36、立体物検出部37に実行させ、その処理結果を取得することができる。
図34は、検出領域A1の鳥瞰視画像データ上におけるエッジ点を示す図である。図34に示すように、検出領域A1の鳥瞰視画像データ上には複数のエッジ点Pが存在する。このうち、領域R1,R2内に位置するエッジ点Pについては、略直線的に所定密度以上で並んでおり、予め定められた人工的立体物の条件を満たしている。しかし、領域R1,R2外に位置するエッジ点Pについては、略直線的に所定密度以上で並んでおらず、予め定められた人工的立体物の条件を満たしていない。静止物判断部38は、上記複数のエッジ点Pのうち領域R1,R2外に位置するエッジ点Pを、不規則エッジ点P1として検出する。
静止物判断部38は、検出領域A1,A2の鳥瞰視画像データからエッジ点Pを検出する。このエッジ点検出処理は、例えぱ鳥瞰視画像データにラプラシアンフィルタをかけて2値化処理を行うことにより、エッジ点Pを検出する。
静止物判断部38は、検出されたエッジ点Pのうち、予め定められた人工的立体物の条件を満たす規則的に並んだ規則的エッジ点P2を検出する。静止物判断部38は、検出領域A1,A2の鳥瞰視画像データにおいて、カメラ10から放射方向に所定密度以上でエッジ点Pが並んでいることを条件として、規則的エッジ点P2を検出する。一例を挙げると、静止物判断部38は、カメラ10から放射方向に伸びる直線を定義し、この直線から所定画素(例えば10画素)以内に収まる領域を決定する。静止物判断部38は、この領域内のエッジ点Pを略直線的に並ぶものと判断し、領域内のエッジ点Pが互いに所定距離(所定画素)以内に位置しているか否かを判断することで、所定密度以上で並んでいるか否かを判断する。
エッジ点Pと規則的エッジ点P2が検出されると、静止物判断部38は、検出されたエッジ点Pの数から規則的エッジ点P2の数を減算した数を、不規則エッジ点P1の数として検出する。静止物判断部38は、検出領域A1,A2内に草及び泥や士をまだらに含む雪の少なくとも一方が存在するか否かを判断するものである。判断にあたり、静止物判断部38は、検出された不規則エッジ点P1の数を参照する。
図35は、検出領域A1の鳥瞰視画像データにおけるエッジ点Pを示す図であり、(a)は車両(タイヤ部分)のエッジ点Pを示し、(b)は草のエッジ点Pを示し、(C)は雪のエッジ点Pを示している。まず、車両(タイヤ)は人工物である。このため、エッジ点Pは規則的に並び易い傾向にある。よって、図35(a)に示すように、車両については不規則エッジ点P1の数が少なくなり、規則的エッジ点P2が多くなる傾向にある。一方、草や雪は人工的立体物でないことから、図35(b)及び35(c)に示すように、略直線的に所定密度で並ぶエッジ点P (すなわち規則的エッジ点P2)が少なく、不規則エッジ点P1の数が多くなる。静止物判断部38は、不規則エッジ点P1の数と所定の閾値とを比較することで、草や雪を判断することができる。ここで、不規則エッジ点P1の値は不規則性評価値の一態様であり、比較される所定の閾値は不規則性評価閾値の一態様である。所定の閾値は、上述した木陰Q1と草・雪Q3を識別する観点から設定される不規則性評価閾値としての閾値を少なくとも含む。
静止物判断部38は、エッジ点Pの数又は規則的エッジ点P2の数に対する、不規則エッジ点P1の数の比率に基づいて、草や雪を検出することが望ましい。エッジ点Pの数は、画像撮像時における光環境の影響を受けて増減する場合がある。このため、静止物判断部38は、単に不規則エッジ点P1の数と所定の閾値とを比較するよりも、上記比率と所定の閾値とを比較する方が光環境の影響を受け難く草や雪を正確に判断することができる。ここで、エッジ点Pの数又は規則的エッジ点P2の数に対する、不規則エッジ点P1の数の比率は不規則性評価値の一態様であり、比較される比率に関する所定の閾値は不規則性評価閾値の一態様である。所定の閾値は、上述した木陰Q1と草・雪Q3を識別する観点から設定される不規則性評価閾値としての閾値を少なくとも含む。
次に、本実施形態に係る不規則性の評価方法、具体定期には不規則性の高い草・雪検出方法について説明する。図36は、本実施形態に係る雪・草壁検出方法を示すフローチャートである。図36に示すように、まず静止物判断部38は視点変換部31の視点変換により得られた鳥瞰視画像データにラプラシアンフィルタを掛ける(S1)。これにより、エッジ点Pに相当する画素の画素値は大きくなり、その他の画素については画素値が小さくなる。
その後、静止物判断部38は、ラプラシアンフィルタを掛けた画像に対して、 2値化処理を施し(S2)、エッジ点Pを明確にする。そして、静止物判断部38は、エッジ点Pの数Nをカウントする(S3)。静止物判断部38は、ステップS4,S5の処理において、カメラ10から放射方向に、所定密度以上でエッジ点Pが並んでいることを人工的立体物の条件として規則的エッジ点P2を検出し、規則的エッジ点P2の数Mをカウントする。すなわち、静止物判断部38は、まず鉛直エッジを検出し(S4)、鉛直エッジ周辺(例えば鉛直エッジから10画素以内)のエッジ点Pの数Mをカウントする(S5)。
次に、静止物判断部38は、ステップS3においてカウントし、算出したエッジ点Pの数NからステップS5において算出した規則的エッジ点P2の数Mを減じることで、不規則エッジ点P1の数Lを算出する(S6)。静止物判断部38は、比率を算出する(S7)。このとき、静止物判断部38は、エッジ点Pの数N又は規則的エッジ点P2の数Mに対する不規則エッジ点P1の数Lの比率を、L/N又はL/Mなる式から算出する。なお、この比率は、L/N又はL/Mを含んでいれば、他の数が加減算されてもよいし乗除算されてもよい。
次に、静止物判断部38は、ステップS7にて算出された比率が所定の閾値以上であるか否かを判断する(S8)。比率が所定の閧値以上であると判断した場合(S8:YES)、不規則エッジ点P1の数が多いことから検出領域A1,A2内に草や雪が存在する可能性が高い。よって、静止物判断部38は、検出領域A1,A2内に草又は雪が存在すると判断する(S9)。制御部39は、立体物検出部37、立体物判断部34に対して立体物が検出され又は判断されることを抑制する旨の制御命令を送信する(S10)。これにより、立体物検出部37、立体物判断部34は、検出領域A1,A2内に草又は雪に由来する像が存在すると認識し、草又は雪を他車両VXとして誤検出しないようにすることができる。
静止物判断部38は、一方、比率が所定の閾値値以上でないと判断した場合(S8:No)、検出領域A1、A2内に草又は雪の像が存在しないと判断する。
本実施形態に係る不規則性の判断に基づく草・雪の検出手法によれば、予め定められた人工的立体物の条件を満たさず不規則に並ぶ不規則エッジ点P1を検出すると共に、不規則エッジ点P1の数Lに基づいて草及び雪が存在するかを判断する。ここで、検出領域A1、A2内に車両などの人工物が入っている場合、人工物であるがゆえにエッジ点Pは規則的に並びやすい傾向にある。これに対して、草及び雪の場合、人工物でないためエッジ点Pは不規則に並び易くなる。よって、不規則エッジ点P1の数Lから、前者と後者とを区別づけることができる。従って、草や雪の判断精度を向上させることができる。
また、検出領域A1、A2内の画像データからエッジ点Pを検出すると共に、予め定められた人工的立体物の条件を満たす規則的に並んだ規則的エッジ点P2を検出し、前者から後者を減算する。このため、全体のエッジ点Pを把握したうえで規則的なエッジ点P2を減じることで、不規則に並ぶ不規則エッジ点P1を検出することができる。
また、エッジ点Pの数N又は規則的エッジ点P2の数Mと、不規則エッジ点P1の数Lとの比率に基づいて、検出領域A1、A2内に草及び雪の少なくとも一方が存在するかを判断する。このため、光環境の相違によりエッジ点Pが多く検出されたり少なく検出されたりするような場合であっても、エッジ点Pの数N又は規則的エッジ点P2の数Mと、不規則エッジ点P1の数Lとは、それぞれ同様に多く検出されたり少なく検出されたりすることとなる。よって、比率自体は光環境に影響され難いといえる。従って、光環境の変化によっても影響を受け難く草や雪を検出することができる。
また、検出領域A1,A2の画像データを鳥瞰視した状態で略直線的に所定密度以上でエッジ点が並んでいることを条件として、規則的エッジ点P1を抽出する。このため、人工物などのように直線成分が多いものについては、規則的エッジ点P1が検出され易くなり、草や雪については規則的エッジ点P1が検出され難くなる。よって、一層正確に草や雪を検出することができる。
また、検出領域A1,A2の画像データを鳥瞰視した状態で、カメラ10から放射方向に、所定密度以上でエッジ点Pが並んでいることを条件として、規則的エッジ点P2を検出する。このため、実空間上において鉛直方向に伸びる成分を規則的エッジ点P2として検出することとなり、立体物である車両がもつ鉛直方向のエッジ点Pを捉えることができるため、車両と草や雪との相違を明確とすることができる。
上述したエッジの不規則性は、本発明の差分画像情報の特徴として把握することができる。つまり、差分画像情報を生成する際に、位置合わせされた鳥瞰視画像の差分画像上において、鳥瞰視画像を視点変換した際に立体物が倒れ込む方向に沿って、差分画像上において所定の差分を示す画素の画素数をカウントして度数分布化するが、この差分画像上で所定の差分を示す画素を本不規則性処理におけるエッジとして扱い、この画素の度数分布に基づいて上記手法を適用して不規則性を判断することができる。
以上のとおり構成され、動作する本発明の本実施形態に係る立体物検出装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態の立体物検出装置1によれば、撮像画像の差分波形情報又はエッジ情報に基づいて周期性を評価するための周期性評価値と不規則性を評価するための不規則性評価値とを算出し、周期性評価値が所定値域内であり、不規則性評価値が所定の閾値以上である場合に周期性と不規則性を備える樹木の影が画像情報に含まれていることを識別することができるので、車両の走行路に沿って存在する樹木の影を自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両として誤検出することを防止することができる。この結果、自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両VXを、高い精度で検出する立体物検出装置を提供することができる。
差分波形情報に基づく処理であっても、エッジ情報に基づく処理であっても同様の作用及び効果を奏する。
(1)本実施形態の立体物検出装置1によれば、撮像画像の差分波形情報又はエッジ情報に基づいて周期性を評価するための周期性評価値と不規則性を評価するための不規則性評価値とを算出し、周期性評価値が所定値域内であり、不規則性評価値が所定の閾値以上である場合に周期性と不規則性を備える樹木の影が画像情報に含まれていることを識別することができるので、車両の走行路に沿って存在する樹木の影を自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両として誤検出することを防止することができる。この結果、自車両の走行車線の隣の隣接車線を走行する他車両VXを、高い精度で検出する立体物検出装置を提供することができる。
差分波形情報に基づく処理であっても、エッジ情報に基づく処理であっても同様の作用及び効果を奏する。
(2)本実施形態の立体物検出装置1によれば、周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、不規則性評価値が不規則性評価値閾値以上である場合には、立体物検出部33により検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する草又は雪Q3であると判断することができる。草・雪Q2と木陰Q1はいずれも不規則性を備え、これらを識別することは容易ではないが、本実施形態のように、周期性評価値に基づいて木陰Q1及び草・雪Q2を絞り込んでから、不規則性評価値に基づいて、木陰Q1又は草・雪Q2を識別することにより、木陰Q1を草・雪Q2から正確に識別することができる。
(3)本実施形態の立体物検出装置1によれば、周期性評価値が設定された第2周期性評価閾値以上である場合には、検出された立体物がガードレールなどの構造物Q2であると判断することができる。ガードレールなどの構造物Q2の周期性と木陰Q3の周期性とは比較的明確に識別できるので、第2周期性評価閾値をガードレールなどの構造物Q2の周期性に基づいて設定することにより、木陰Q3及び草・雪Q2をガードレールなどの構造物Q2と正確に識別することができる。この結果、木陰Q1を正確に識別することができる。
(4)本実施形態の立体物検出装置1によれば、周期性評価値が第1周期性評価閾値未満である場合には、検出された立体物が移動体、例えば他車両VXであると判断することができる。他車両VXの周期性と草・雪Q2の周期性とはいずれも低いものの、識別可能な差を見出すことができるので、第1周期性評価閾値を他車両VXの周期性に基づいて設定することにより、木陰Q3及び草・雪Q2を他車両VXから正確に識別することができる。この結果、木陰Q1を正確に識別することができる。
(5)本実施形態の立体物検出装置1によれば、物体の周期性が検出し難い暗い状況においては、草・雪Q3及び木陰Q1を判断するための下限の閾値である第1周期性評価閾値を高い値に変更するので、立体物を他車両VXであると判断し易くすることができる。この結果、暗い状況においても、他車両VXを検出し損ねることなく、木陰Q1を正確に判断することができる。暗い状況においては、他車両VXの周期性も検出し難くなるので、立体物を他車両VXであると判断し易くすることは、安全確保の観点からも好ましい。
(6)本実施形態の立体物検出装置1によれば、現在位置が都市地域に属する場合には、草・雪Q3及び木陰Q1を判断するための下限の閾値である第1周期性評価閾値を低い値に変更するので、広告塔、看板、その他の構造物が多く存在し、道路の検出領域A1,A2に映り込む木陰Q1又は草・雪Q3の周期性が低くなる傾向がある都市部においても、木陰Q1の周期性を正確に判断することができる。
(7)前回の処理において検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、第1閾値αを高く変更することにより、自車両Vの走行車線の隣を走行する他車両VXが検出されにくいように検出感度を調整できるため、木陰Q1の像を隣の車線を走行する他車両VXとして誤検出することを防止することができる。
(8)前回の処理において検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、差分波形情報を生成する際の出力値を低くすることにより、自車両Vの走行車線の隣を走行する他車両VXが検出されにくいように検出感度を調整できるため、木陰Q1の像を隣の車線を走行する他車両VXとして誤検出することを防止することができる。
(9)前回の処理において検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、エッジ情報を生成する際の判断の閾値を高く変更することにより、自車両Vの走行車線の隣を走行する他車両VXが検出されにくいように検出感度を調整できるため、木陰Q1の像を隣の車線を走行する他車両VXとして誤検出することを防止することができる。
(10)前回の処理において検出された立体物が自車両Vの走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、エッジ情報を生成する際の出力値を低くすることにより、自車両Vの走行車線の隣を走行する他車両VXが検出されにくいように検出感度を調整できるため、木陰Q1の像を隣の車線を走行する他車両VXとして誤検出することを防止することができる。
(11)なお、本実施形態に立体物の検出方法においても同様の作用及び同様の効果を得ることができる。差分波形情報に基づく処理であっても、エッジ情報に基づく処理であっても同様の作用及び効果を奏する。
上記カメラ10は本発明に係る撮像手段に相当し、上記視点変換部31は本発明に係る画像変換手段に相当し、上記位置合わせ部32及び立体物検出部33は本発明に係る立体物検出手段に相当し、上記輝度差算出部35,エッジ線検出部36及び立体物検出部37は本発明に係る立体物検出手段に相当し、上記立体物判断部34は立体物判断手段に相当し、上記静止物判断部38は静止物判断手段に相当し、制御部39は制御手段に相当し、上記車速センサ20は車速センサに相当し、上記明るさセンサ50は、明るさ検出手段に相当し、上記現在位置検出装置60は、現在位置検出手段に相当する。
1…立体物検出装置
10…カメラ
20…車速センサ
30…計算機
31…視点変換部
32…位置合わせ部
33,37…立体物検出部
34…立体物判断部
35…輝度差算出部
36…エッジ検出部
38…静止物判断部
40…スミア検出部
50…明るさセンサ
60…現在位置センサ
A1,A2…検出領域
CP…交点
DP…差分画素
DWt,DWt’…差分波形
DWt1〜DWm,DWm+k〜DWtn…小領域
L1,L2…接地線
La,Lb…立体物が倒れ込む方向上の線
P…撮像画像
PBt…鳥瞰視画像
PDt…差分画像
MP…マスク画像
S…スミア
SP…スミア画像
SBt…スミア鳥瞰視画像
V…自車両
VX…他車両
10…カメラ
20…車速センサ
30…計算機
31…視点変換部
32…位置合わせ部
33,37…立体物検出部
34…立体物判断部
35…輝度差算出部
36…エッジ検出部
38…静止物判断部
40…スミア検出部
50…明るさセンサ
60…現在位置センサ
A1,A2…検出領域
CP…交点
DP…差分画素
DWt,DWt’…差分波形
DWt1〜DWm,DWm+k〜DWtn…小領域
L1,L2…接地線
La,Lb…立体物が倒れ込む方向上の線
P…撮像画像
PBt…鳥瞰視画像
PDt…差分画像
MP…マスク画像
S…スミア
SP…スミア画像
SBt…スミア鳥瞰視画像
V…自車両
VX…他車両
Claims (13)
- 車両に搭載され、車両後方を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像を鳥瞰視画像に視点変換する画像変換手段と、
前記画像変換手段により得られた異なる時刻の鳥瞰視画像の位置を鳥瞰視上で位置合わせし、当該位置合わせされた鳥瞰視画像の差分画像上において、前記鳥瞰視画像を視点変換した際に立体物が倒れ込む方向に沿って、前記差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化することで差分波形情報を生成し、当該差分波形情報に基づいて、前記車両後方の右側及び左側のそれぞれに設定された検出領域に存在する立体物を検出する立体物検出手段と、を備え、
前記差分波形情報に基づいて、当該差分波形情報の周期性を評価するための周期性評価値を算出するとともに、前記差分波形情報に基づいて、当該差分波形情報の不規則性を評価するための不規則性評価値を算出し、前記算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、前記算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、前記立体物検出手段により検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断する静止物判断手段と、
前記立体物検出手段により検出された立体物が前記検出領域に存在する他車両であるか否かを判断する立体物判断手段と、
前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記立体物判断手段により前記検出された立体物が他車両であると判断されることを抑制する制御手段と、を備えることを特徴とする立体物検出装置。 - 車両に搭載され、車両後方を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像を鳥瞰視画像に視点変換する画像変換手段と、
前記画像変換手段により得られた鳥瞰視画像において、鳥瞰視画像に視点変換した際に立体物が倒れ込む方向に沿って、互いに隣接する画像領域の輝度差が所定閾値以上であるエッジ情報を検出し、当該エッジ情報に基づいて前記車両後方の右側及び左側のそれぞれに設定された検出領域に存在する立体物を検出する立体物検出手段と、を備え、
前記エッジ情報に基づいて、当該エッジ情報の周期性を評価するための周期性評価値を算出するとともに、前記エッジ情報に基づいて、当該エッジ情報の不規則性を評価するための不規則性評価値を算出し、前記算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、前記算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、前記立体物検出手段により検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断する静止物判断手段と、
前記立体物検出手段により検出された立体物が前記検出領域に存在する他車両であるか否かを判断する立体物判断手段と、
前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記立体物判断手段により前記検出された立体物が他車両であると判断されることを抑制する制御手段と、を備えることを特徴とする立体物検出装置。 - 前記静止物判断手段は、前記算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値未満である場合には、前記立体物検出手段により検出された立体物が移動体であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の立体物検出装置。
- 前記車両周囲の明るさを検出する明るさ検出手段をさらに備え、
前記静止物判断手段は、明るさ検出手段により検出された明るさが所定値未満である場合には、第1周期性評価閾値を高い値に変更することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の立体物検出装置。 - 前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段をさらに備え、
前記静止物判断手段は、各位置情報に当該位置が都市地域であるか郊外地域であるかの情報を対応づけた地図情報を参照し、現在位置検出手段により検出された現在位置が都市地域に含まれる場合には、第1周期性評価閾値を低い値に変更することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の立体物検出装置。 - 前記制御手段は、前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記立体物の判断処理を中止する内容の制御命令又は前記検出された立体物が他車両ではないと判断する内容の制御命令を生成し、前記立体物判断手段に出力することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の立体物検出装置。
- 前記立体物検出手段は、前記差分波形情報と第1閾値αとに基づいて立体物を検出し、
前記制御手段は、前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記第1閾値αを前記立体物が検出され難いように高く変更する制御命令を前記立体物検出手段に出力することを特徴とする請求項1に従属する請求項3〜6の何れか一項に記載の立体物検出装置。 - 前記制御手段は、前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記鳥瞰視画像の差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化された値を低くする制御命令を生成し、当該制御命令を前記立体物検出手段に出力することを特徴とする請求項7に記載の立体物検出装置。
- 前記立体物検出手段は、前記エッジ情報と第2閾値βとに基づいて立体物を検出し、
前記制御手段は、前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記第2閾値βを前記立体物が検出され難いように高く変更する制御命令を前記立体物検出手段に出力することを特徴とする請求項2に従属する請求項3〜6の何れか一項に記載の立体物検出装置。 - 前記制御手段は、前記静止物判断手段により前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記検出したエッジ情報の量を低く出力する制御命令を前記立体物検出手段に出力することを特徴とする請求項9に記載の立体物検出装置。
- 前記静止物判断手段は、前記算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値未満であり、かつ前記算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、前記立体物検出手段により検出された立体物が移動体であると判断し、
前記制御手段は、前記静止物判断手段により前記検出された立体物が移動体であると判断された場合には、前記立体物判断手段により前記検出された立体物が他車両であると判断させることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の立体物検出装置。 - 車両に搭載されたカメラにより撮像された車両後方の画像情報を鳥瞰視画像に視点変換するステップと、
前記支店変換された異なる時刻の鳥瞰視画像の位置を鳥瞰視上で位置合わせし、当該位置合わせされた鳥瞰視画像の差分画像上において、前記鳥瞰視画像を視点変換した際に立体物が倒れ込む方向に沿って、前記差分画像上において所定の差分を示す画素数をカウントして度数分布化することで差分波形情報を生成し、当該差分波形情報に基づいて、前記車両後方の右側及び左側のそれぞれに設定された検出領域に存在する立体物を検出するステップと、
前記検出された立体物が前記検出領域に存在する他車両であるか否かを判断するステップと、
前記差分波形情報に基づいて、当該差分波形情報の周期性を評価するための周期性評価値を算出するとともに、前記差分波形情報に基づいて、当該差分波形情報の不規則性を評価するための不規則性評価値を算出し、前記算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、前記算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、前記立体物検出手段により検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断するステップと、
前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記検出された立体物が他車両であると判断されることを抑制するステップと、を備えることを特徴とする立体物検出方法。 - 車両に搭載されたカメラにより撮像された車両後方の画像情報を鳥瞰視画像に視点変換するステップと、
前記得られた鳥瞰視画像において、鳥瞰視画像に視点変換した際に立体物が倒れ込む方向に沿って、互いに隣接する画像領域の輝度差が所定閾値以上であるエッジ情報を検出し、当該エッジ情報に基づいて前記車両後方の右側及び左側のそれぞれに設定された検出領域に存在する立体物を検出するステップと、
前記検出された立体物が前記検出領域に存在する他車両であるか否かを判断するステップと、
前記エッジ情報に基づいて、当該エッジ情報の周期性を評価するための周期性評価値を算出するとともに、前記エッジ情報に基づいて、当該エッジ情報の不規則性を評価するための不規則性評価値を算出し、前記算出された周期性評価値が第1周期性評価閾値以上かつ第2周期性評価閾値未満であり、前記算出された不規則性評価値が所定の不規則性評価閾値未満である場合には、前記立体物検出手段により検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断するステップと、
前記検出された立体物が前記自車両の走行路に沿って存在する樹木の影であると判断された場合には、前記検出された立体物が他車両であると判断されることを抑制するステップと、を有することを特徴とする立体物検出方法。
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