JP5867118B2 - 画像処理装置、および、コンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷画像の画質劣化を抑制するために実行される画像処理に関する。
レーザプリンタやインクジェットプリンタなどの印刷装置は、消耗材(トナー、インクなど)を用いて、多階調(例えば、256階調)の色を表現する。例えば、印刷装置は、ディザマトリクスを用いたハーフトーン処理を用いて、多階調で表現された画像データを、消耗材で形成されるドットの形成状態を表すドットデータ(例えば、二値データ)に変換する。
このようなハーフトーン処理では、ディザマトリクスの種類が印刷画質に影響を与えるので、複数種類のディザマトリクスを、印刷画像に応じて、使い分けることが行われている(例えば、特許文献1)。この技術では、ハーフトーン処理前の画像データが表す画像の周波数成分を分析して、高周波成分と低周波成分との比較結果に基づいて、用いるべきディザマトリクスを選択している。
特開2000−354164号公報
上記技術によれば、エッジや階調の再現性の観点から、文字画像などの高周波成分が多い画像に適したディザマトリクスと、風景写真画像などの低周波成分が多い画像に適したディザマトリクスと、を画像に応じて使い分けることができる。
しかしながら、上記技術では、モアレ(干渉縞)などの画質劣化の発生については、十分に考慮されているとは言えず、この種の画質劣化を抑制できない可能性があった。
本発明の主な利点は、用いるべきディザマトリクスを適切に選択して、モアレなどの画質劣化を抑制できる新たな技術を提供することである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置のための画像処理装置であって、
印刷対象の画像を表す対象画像データに対してディザマトリクスを用いて、印刷ドットの形成状態をそれぞれ表す第1のドットデータと第2のドットデータとを生成する第1の生成部であって、前記第1のドットデータは、第1のディザマトリクスを用いて生成され、前記第2のドットデータは、第2のディザマトリクスを用いて生成される、前記第1の生成部と、
生成した前記第1のドットデータを用いて、前記第1のドットデータが表す画像の周波数特性を示す第1の周波数データと、生成した前記第2のドットデータを用いて、前記第2のドットデータが表す画像の周波数特性を示す第2の周波数データと、を生成する第2の生成部と、
生成した前記第1の周波数データと前記第2の周波数データとを用いて、前記第1のディザマトリクスと前記第2のディザマトリクスの中から、前記対象画像データを用いて前記印刷データを生成するときに用いる使用ディザマトリクスを選択する選択部と、
を備える、画像処理装置。
上記構成によれば、対象画像データに対してディザマトリクスを用いてドットデータを生成する。そして、ドットデータを用いて、ドットデータが表す画像の周波数特性を得る。この周波数特性を用いて、使用ディザマトリクスを選択する。この結果、実際に印刷を行うことなく印刷結果の予測精度を向上して、モアレなどの周期的な模様が発生する画質劣化を抑制することができるディザマトリクスを、対象画像データに応じて適切に選択することができる。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、上記装置の機能を実現する方法、上記装置の機能を実現するコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
実施例における印刷システム1000の構成を示すブロック図である。 ディザマトリクスの一例を示す図である。 ディザマトリクス選択テーブル148の一例を示す図である。 印刷情報データベース144の一例を示す図である。 画像処理のフローチャートである。 スキャンデータ用ディザ決定処理のフローチャートである。 ウイナースペクトルについて説明する図である。 シミュレーション画像DGの一例である。 角度別スペクトルの一例を示すグラフである。 スキャンデータ用ディザ決定処理のフローチャートである。 領域特定処理について説明する図である。
A.実施例:
A−1.印刷システム1000の構成:
図1は、実施例における印刷システム1000の構成を示すブロック図である。印刷システム1000は、印刷に使用するディザマトリクスを選択する画像処理装置としてのサーバ100と、計算装置200と、複合機300とを備えている。計算装置200と複合機300とは、LAN500を介して、通信可能に接続されている。サーバ100は、LAN600に接続されている。LAN500とLAN600は、それぞれインターネット700に接続されており、計算装置200と複合機300は、サーバ100にアクセスすることができる。
サーバ100は、CPU110と、内部記憶装置(ROM、RAMなど)や外部記憶装置(ハードディスクドライブなど)などの記憶装置140と、ネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部150と、を備えている。記憶装置140には、画像処理プログラム142と、印刷情報データベース144と、ディザマトリクスを規定するディザマトリクスデータ146と、ディザマトリクス選択テーブル148とが格納されている。
CPU110は、画像処理プログラム142を実行することにより、画像処理部M10として機能する。画像処理部M10は、判定部M11と、特定部M12と、第1の生成部M13と、第2の生成部M14と、第3の生成部M15と、選択部M16と、記憶処理部M17と、第1の送信部M18と、第2の送信部M19と、を備えている。選択部M16は、比較部M161を備えている。画像処理部M10が実行する具体的な処理の内容については、後述する。
複合機300は、CPU310と、内部記憶装置や外部記憶装置などの記憶装置340と、ネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部350と、液晶パネルなどの表示部360と、各種のボタンや液晶パネルと重畳されたタッチパネルなどを含む操作部370と、印刷実行部380と、画像読取部390と、を備えている。
印刷実行部380は、印刷材(消耗材)として複数色(例えば、CMYKの4色)のトナーを用いて画像を形成するレーザープリンタとしての機能を実現する機構部である。すなわち、印刷実行部380は、レーザを用いて感光体を露光する露光工程と、露光によって感光体に形成された静電潜像にトナーを感光体に付着させる現像工程と、現像されたトナー像を感光体から印刷媒体に転写する転写工程と、転写されたトナー像を印刷媒体に定着させる定着工程と、を実現する。
画像読取部390は、対象物(原稿)からの透過光または反射光を、光電変換素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))によって受光して、対象物を表す画像データ(スキャンデータ)を生成する機能を実現する機構部である。
記憶装置340には、制御プログラム344が格納されており、CPU310は、制御プログラム344を実行することによって、装置制御部M30として機能する。装置制御部M30は、上述した印刷実行部380を制御して印刷を行い、画像読取部390を制御してスキャンデータの生成を行う。装置制御部M30は、ディザ要求部M31を備えている。
計算装置200は、例えば、パーソナルコンピュータである。計算装置200は、CPU210と、内部記憶装置や外部記憶装置などの記憶装置240と、ネットワークに接続するためのインタフェースを含む通信部250と、液晶ディスプレイなどの表示部260と、キーボードやマウスなどの操作部270とを備えている。
記憶装置240には、ディザマトリクスを規定するディザマトリクスデータ242と、ドライバプログラム244と、が格納されており、CPU310は、ドライバプログラム244を実行することによって、プリンタドライバM20として機能する。プリンタドライバM20は、例えば、印刷対象画像の画像データに対してハーフトーン処理を実行して得られるドットデータを含む印刷データを複合機300に送信して、複合機300に印刷対象画像を印刷させる。ドットデータは、トナー像を形成する印刷ドットの形成状態を表すデータである。本実施例におけるハーフトーン処理は、ディザマトリクスを用いて実行される。また、プリンタドライバM20は、ディザ要求部M21を備えている。
図2は、ディザマトリクスの一例を示す図である。図2に示すDx方向は、副走査方向を示し、Dy方向は主走査方向を示している。副走査方向は、印刷媒体の搬送方向の反対方向、すなわち、搬送されている印刷媒体から見て感光体(感光ドラム)が移動する方向である。主走査方向は、副走査方向と交差する方向である。図2のディザマトリクスMT1は、処理解像度の画素PX(図2)に対応する升PMを8行×8列に並べて構成されている。ディザマトリクスMT1は、4つのセルC1〜C4を含み、各セルは、それぞれ4行×4列の升PMを含んでいる。1つのセルは、1つの印刷ドットに対応している。各升PMには、閾値が規定されている。図2の各升PMの内部に示した番号は、各升PMに設定されている閾値が小さい順に付された番号である。この例では、64個の閾値は、入力される階調値の取り得る範囲(例えば、0〜255)の全体に略均等に分布するように設定されている。この結果、ディザマトリクスMT1は、8行×8列の範囲で、64階調を表現することができる。ここでは、64階調用のディザマトリクスを例示したが、他のディザマトリクスであっても良い。例えば、少なくとも256個の升(例えば、16行×16列)を有し、256階調を表現可能なディザマトリクスであっても良い。
ディザマトリクスを特徴付ける特性には、スクリーン角度(単位は、度)と、線数(単位は、Lpi(line per inch))と、成長タイプとを含む。スクリーン角度は、1つのセルから見た隣接するセルの配置位置によって定まる。線数は、図2に示すライン間隔によって定まる。成長タイプは、1つのセルを構成する複数の升における閾値の配置順によって定まり、本実施例では、ドット集中型と万線型の2種類が採用されている。
図3は、サーバ100の記憶装置140に格納されているディザマトリクス選択テーブル148(図1)の一例を示す図である。ディザマトリクス選択テーブル148は、ディザマトリクスデータ146として記憶装置140に格納されている複数のディザマトリクスの一覧表である。ディザマトリクス選択テーブル148は、CMYKの4色のトナーごとの一覧表TC、TM、TY、TKを含んでいる。本実施例では、各色のトナーごとに、8種類のディザマトリクスのディザマトリクスデータ146が準備されている(図2)。ディザマトリクス選択テーブル148には、各ディザマトリクスを特定する識別子としてのディザ番号と、スクリーン角度と、線数と、成長タイプとが記述されている。
図4は、印刷情報データベース144の一例を示す図である。印刷情報データベース144には、ディザマトリクスセット情報が画像の特性を表す画像特性データと対応付けて格納されている。ディザマトリクスマトリクスセットは、画像の形成に用いられる複数のトナー色(例えば、CMYKの4色)についてそれぞれ規定された複数のディザマトリクスの組合せである。ディザマトリクスセット情報は、ディザマトリクスセットを特定する情報であり、本実施例では、上述したディザ番号(図3)の組合せである。画像特性データは、例えば、画像の空間周波数特性を表す周波数特性情報(後述)と、画像の色分布特性を表す色分布特性情報(後述)とを含む。印刷情報データベース144は、周波数特性情報とディザマトリクスセットとが対応付けられた第1データ群144Aと、色分布特性情報とディザマトリクスセットとが対応付けられた第2データ群144Bと、を含む。
A−2:サーバ100(画像処理部M10)の画像処理:
図5は、サーバ100の画像処理部M10が実行する画像処理のフローチャートである。画像処理部M10は、計算装置200のディザ要求部M21(図1)または複合機300のディザ要求部M31(図1)からのディザ要求を受け付けたときに、画像処理を実行する。ディザ要求は、印刷に好適なディザマトリクスセットをサーバ100に対して要求するデータである。
ディザ要求部M21は、例えば、計算装置200の利用者から、記憶装置240に格納された画像データが表す画像の印刷を指示する印刷指示を受け付けた場合に、ディザ要求をサーバ100に対して送信する。この場合のディザ要求には、印刷対象の画像データと、ディザ要求が印刷指示に基づくことを示す指示特定情報と、が含められる。
ディザ要求部M31は、例えば、複合機300の利用者から、画像読取部390に設置された原稿を複写する複写指示を受け付けた場合に、ディザ要求をサーバ100に対して送信する。この場合のディザ要求には、画像読取部390を用いて原稿を読み取って生成した画像データ(スキャンデータ)と、ディザ要求が複写指示に基づくことを示す指示特定情報と、が含められる。
ディザ要求に含まれる画像データは、ディザマトリクスを用いたハーフトーン処理によってドットデータに変換される前の多階調画像データである。ドットデータは、トナー像を構成するドットの形成状態を表すデータである。多階調画像データは、ドットデータを構成する画素データの階調数(例えば、2階調)より、階調数が多いデータである。多階調画像データは、本実施例では、例えば、RGBの3つの階調値(例えば、256階調)を含む画素データで構成されたRGB画像データである。
ディザ要求を受信すると、ステップS100では、画像処理部M10は、ディザ要求とともに送信された画像データ(対象画像データとも呼ぶ。)を取得する。ステップS200では、画像処理部M10の判定部M11は、対象画像データがスキャンデータか否かを判定する。例えば、判定部M11は、ディザ要求に含まれる指示特定情報が複写指示に基づくことを示す場合には、対象画像データがスキャンデータであると判定する。判定部M11は、ディザ要求に含まれる指示特定情報が印刷指示に基づくことを示す場合には、対象画像データがスキャンデータではないと判定する。判定部M11は、ディザ要求に指示特定情報が含まれていない場合には、スキャンデータではないと判定しても良い。
対象画像データがスキャンデータであると判断された場合には(ステップS200:NO)、画像処理部M10は、スキャンデータ用ディザ決定処理を実行する(ステップS300)。対象画像データがスキャンデータでないと判断された場合には(ステップS200:YES)、画像処理部M10は、非スキャンデータ用ディザ決定処理を実行する(ステップS400)。スキャンデータ用ディザ決定処理および非スキャンデータ用ディザ決定処理(2つを含む概念を「ディザ決定処理」とも呼ぶ。)は、ともに、対象画像データが表す画像を印刷する際に、使用すべきディザマトリクスセット(使用ディザマトリクスセット)を決定する処理である(後述)。
使用ディザマトリクスセットが決定されると、ステップS500では、画像処理部M10は、ディザ要求に対する応答として、印刷データが要求されているか否かを判断する(ステップS500)。画像処理部M10は、例えば、ディザ要求に、印刷データを要求する情報が含まれている場合には、印刷データが要求されていると判断し、当該情報が含まれていない場合には、印刷データが要求されていないと判断しても良い。また、画像処理部M10は、ディザ要求に、ディザ要求の送信元を特定する送信元特定情報が含まれている場合には、送信元特定情報によって特定される送信元に応じて、印刷データが要求されているか否かを判断しても良い。送信元特定情報には、例えば、送信元である装置(本実施例では、計算装置200、または、複合機300)を特定する情報(例えば、装置の型番)、あるいは、ディザ要求の送信元であるプログラム(本実施例では、ドライバプログラム244、または、制御プログラム344)を特定する情報(例えば、バージョン情報)が含まれる。
印刷データが要求されていないと判断された場合には(ステップS500:NO)、画像処理部M10の第2の送信部M19は、決定された使用ディザマトリクスセットのデータ、本実施例では、4つの消耗材(CMYK)に、それぞれ対応する4つのディザマトリクスのデータを送信元である装置に対して送信し(ステップS600)、処理を終了する。これに代えて、第2の送信部M19は、使用ディザマトリクスセットを特定するデータ、例えば、使用ディザマトリクスセットを構成する4つのディザマトリクスのディザ番号の組合せを送信しても良い。
印刷データが要求されていると判断された場合には(ステップS500:YES)、画像処理部M10は、対象画像データと、決定された使用ディザマトリクスセットとを用いて、印刷対象画像の印刷データを生成する(ステップS700)。例えば、画像処理部M10は、対象画像データを、ルックアップテーブルを用いて、CMYKの階調値(256階調)を含む画素データで構成されたCMYK画像データに変換する。画像処理部M10は、CMYK画像データに対して、使用ディザマトリクスセットを適用したハーフトーン処理を実行して、ドットデータを生成する。画像処理部M10は、ドットデータを含む印刷データを作成する。
ステップS800では、画像処理部M10の第1の送信部M18は、生成された印刷データを、送信元である装置に対して送信し(ステップS600)、処理を終了する。
A−3:スキャンデータ用ディザ決定処理:
図6は、スキャンデータ用ディザ決定処理(図5:S300)のフローチャートである。ステップS300では、画像処理部M10の第3の生成部M15は、対象画像データ(スキャンデータ)が表す画像の周波数特性情報を生成する(ステップS305)。具体的には、第3の生成部M15は、対象画像データが表す画像の空間周波数特性を示すウイナースペクトルを算出する。
図7は、ウイナースペクトルについて説明する図である。図7において、多数の点(算出点)は、それぞれ1つのスペクトル値に対応している。算出点の中心Cからの距離は、周波数を表し、算出点と中心Cとを結ぶ直線の方向は、画像上の方向に対応する。算出点に対応するスペクトル値は、図7における当該算出点の位置で表される周波数と方向の周波数成分の大きさを表す値である。
第3の生成部M15は、対象画像データをグレースケールに変換し、変換後の対象対象画像データに対して、二次元のFFT(Fast Fourier Transform)を実行することによって、ウイナースペクトルを算出する。次に、第3の生成部M15は、ウイナースペクトルを用いて、算出対象の画像データが表す画像の周波数特性の特徴を示す特徴値を、周波数特性情報として取得する。例えば、第3の生成部M15は、閾値T1よりも大きいスペクトル値のうち、最も小さい(図7において中心Cに最も近い)周波数のスペクトル値である代表スペクトル値を特定する。第3の生成部M15は、代表スペクトル値で表される周波数成分の方向を特定する角度AGを、周波数特性情報として取得する。図7には、代表スペクトル値に対応する算出点TPと、角度AGとが例示されている。なお、周波数特性情報は、当該1つの角度AGに限らず、これに加えて閾値T1よりも大きいスペクトル値のうち、2番目や、3番目に小さい周波数のスペクトル値に対応する角度を含んでも良い。また、周波数特性情報には、代表スペクトル値の角度AGと、スペクトル値の組合せなど、スキャンデータが表す画像の周波数特性の特徴を表す様々な特徴量が採用され得る。
周波数特性情報が生成されると、ステップS310では、選択部M16は、生成された周波数特性情報と同一または類似する情報が、上述した印刷情報データベース144に格納されている第1データ群144A(図4)の周波数特性情報の中に有るか否かを判断する。選択部M16は、例えば、判断対象の2つの周波数特性情報の間の差分が、閾値T2値より小さい場合に、2つの周波数特性情報は、同一または類似していると判断する。
同一または類似すると判断された周波数特性情報が有る場合には(ステップS310:YES)、選択部M16は、第1データ群144Aにおいて当該周波数特性情報に対応する付けられた使用ディザマトリクスセットを、対象画像データの使用ディザマトリクスセットとして選択し(ステップS315)、スキャンデータ用ディザ決定処理を終了する。
同一または類似すると判断された周波数特性情報がない場合には(ステップS310:NO)、画像処理部M10は、候補ディザマトリクスセットを設定する(ステップS320)。候補ディザマトリクスセットは、ディザマトリクス選択テーブル148の各トナー色の一覧表TC、TM、TY、TK)の中から1つずつ選択されたディザマトリクスの組合せである。本実施例では、各トナー色について8つずつのディザマトリクスが記述されているので、候補ディザマトリクスセットとして設定可能なディザマトリクスセットは、4096(8の4乗)種類である。
ステップS325では、画像処理部M10の第1の生成部M13は、設定された候補ディザマトリクスセットを用いたハーフトーン処理を対象画像データに対して実行して、ドットデータを生成する。
ステップS330では、画像処理部M10の第2の生成部M14は、生成されたドットデータを用いて印刷を行った場合に印刷媒体に現れる印刷画像のシミュレーション画像を表すシミュレーションデータを作成する。図8は、シミュレーションデータによって表されるシミュレーション画像DGの一例である。シミュレーション画像DGは、処理解像度の画素(ディザマトリクスの1つの升PM(図2)に対応する画素)の大きさと比較して非常に小さな擬似トナードット(例えば、面積比で1/100〜1/10000)によって構成される(図8)。例えば、擬似トナードットは、各色のトナーに対応する4種類が用いられる。例えば、第2の生成部M14は、標準的な印刷条件下において印刷を行った場合におけるパラメータを設定する。第2の生成部M14は、設定されたパラメータを用いて、擬似トナードットの配置量および配置位置を計算することによって、シミュレーションデータを作成する。シミュレーションパラメータは、例えば、トナーの特性に関するパラメータや、トナーの定着の程度、トナーの飛散の程度、異なる色のトナー間の干渉の程度などを表すパラメータなどを含む。また、シミュレーションパラメータは、ステップS325において生成されたドットデータに応じて、印刷画像上の位置によって異なるパラメータ、例えば、位置ごとのトナーの配置されやすさなどを含む。シミュレーションによって、ドットデータで表される理想的なトナー像とは異なり、より実際の印刷結果に近似したトナー像を表す画像データ(シミュレーションデータ)が生成される。
シミュレーションデータが作成されると、ステップS335では、第2の生成部M14は、シミュレーションデータが表す画像の周波数データ、本実施例では、ウィナースペクトルを算出する。第2の生成部M14は、図7を参照して説明した対象画像データに対する処理を、シミュレーションデータに対して適用すれば良い。
ステップS340では、第2の生成部M14は、ウィナースペクトルを角度AG(図7)ごとに積分して、角度AGに対するスペクトル(角度別スペクトル)を算出する。第2の生成部M14は、特定周波数より小さい周波数である低周波数成分について角度別スペクトルを算出する。特定周波数は、例えば、人間の視覚特性では、認識出来ない程度の高周波数を除外するように設定される。
角度別スペクトルが算出されると、ステップS345では、画像処理部M10は、全ての候補ディザマトリクスセットについて、角度別スペクトルを算出したか否かを判断する。本実施例では、設定可能なディザマトリクスセットは、4096(8の4乗)種類である。
全ての候補ディザマトリクスセットについて、角度別スペクトルが算出されていない場合には(ステップS345:NO)、画像処理部M10は、ステップS320に戻って、未設定の候補ディザマトリクスセットを設定して、上述したステップS325〜S340の処理を繰り返す。全ての候補ディザマトリクスセットについて、角度別スペクトルが算出されている場合には(ステップS345:YES)、画像処理部M10の選択部M16は、算出された角度別スペクトルを比較して、使用ディザマトリクスセット選択する(ステップS350)。
図9は、角度別スペクトルの一例を示すグラフである。図9(A)〜(C)の3つの角度別スペクトルPSA、PSB、PSCは、それぞれ、異なる候補ディザマトリクスセットを同じ対象画像データに対して適用した場合における、角度別スペクトルを表している。選択部M16の比較部M161は、まず、比較対象の角度別スペクトルのピークの数を比較する。比較部M161は、閾値T3よりスペクトル値(強度)が大きいピークの数が最も少ない角度別スペクトルを特定する。例えば、図9に示す3つの角度別スペクトルPSの比較を例に説明する。この場合には、第1の角度別スペクトルPSAのピーク数は3(ピークP1〜P3)であり、第2の角度別スペクトルPSBのピーク数は2(ピークP4、P5)であり、第3の角度別スペクトルPSCのピーク数は2(ピークP6、P7)であるので、第2および第3の角度別スペクトルPSB、PSCが、特定される。
特定された角度別スペクトルが1つである場合には、選択部M16は、当該角度別スペクトルに対応する候補ディザマトリクスセットを使用ディザマトリクスセットに選択する。特定された角度別スペクトルが2以上である場合には、選択部M16の比較部M161は、当該2以上の特定された角度別スペクトルのピークの大きさを比較する。比較部M161は、例えば、比較対象の各角度別スペクトルのピークのうち、最大のピークのスペクトル値を比較し、最大のピークのスペクトル値が最も小さい角度別スペクトルを特定する。図9に示す例では、第2の角度別スペクトルPSBの最大強度を有するピークP5と、第3の角度別スペクトルPSCの最大強度を有するピークP6とを比較すると、ピークP6の方が小さいので、第3の角度別スペクトルPSCが特定される。
この段階で、特定された角度別スペクトルが1つである場合には、選択部M16は、当該角度別スペクトルに対応する候補ディザマトリクスセットを使用ディザマトリクスセットに選択する。また、特定された角度別スペクトルが2以上である場合には、選択部M16の比較部M161は、さらに、2番目に大きいピークのスペクトル値を比較する、あるいは、ランダムに選択することによって、当該2以上の特定された角度別スペクトルの中から、1つの角度別スペクトルを特定する。そして、選択部M16は、1つに特定された当該角度別スペクトルに対応する候補ディザマトリクスセットを使用ディザマトリクスセットに選択する。
使用ディザマトリクスセットが選択されると、ステップS355では、画像処理部M10の記憶処理部M17は、ステップS305にて生成された周波数特性情報と、ステップS350にて選択された使用ディザマトリクスセットとを対応付けて、印刷情報データベース144に記憶して、スキャンデータ用ディザ決定処理を終了する。
A−4:非スキャンデータ用ディザ決定処理:
図10は、スキャンデータ用ディザ決定処理(図5:S400)のフローチャートである。ステップS402では、画像処理部M10の特定部M12は、領域特定処理を実行する。領域特定処理は、対象画像データが表す画像において、文字画像を表す文字領域と、文字画像以外の画像を表す非文字領域とを特定する処理である。非文字領域は、例えば、写真画像を表す領域、CGなどの描画画像を表す領域を含む。
図11は、領域特定処理について説明する図である。図11(A)は対象画像データが表す画像GDの一例を示す。この例では、写真画像を表す非文字領域A1と、文字領域A2とが特定されている。
具体的には、特定部M12は、対象画像データが表す画像において、オブジェクト領域を特定する。オブジェクト領域を特定する具体的な方法は、例えば、画像を複数の領域に分割して、分割された複数の領域のうちの、エッジ量が基準値以上であり、かつ、互いに隣接する複数の領域を1つのオブジェクト領域とする方法など、様々な公知の方法を適用することができる。
次に、特定部M12は、特定された各オブジェクト領域の画像が文字画像であるか非文字画像であるかを判定する。文字画像であるか非文字画像であるかを判定する方法は、判定対象の領域内の色分布(ヒストグラム)を表す色分布データを生成し、領域の色分布の特徴を用いて判定する方法など、様々な公知の方法を適用することができる。
図11(B)、(C)は、画像GDにおいて非文字領域A1のヒストグラムと、文字領域A2のヒストグラムをそれぞれ表す。図11(B)、(C)のヒストグラムは、横軸に輝度値Y(256階調)を取り、各輝度値を有する画素の数を縦軸にプロットして得られる。輝度値Yは、RGB画素データ(R、G、B)を用いて、例えば、輝度値Y=((0.298912×R)+(0.586611×G)+(0.114478×B))という式で算出される。図11(B)、(C)から解るように、文字領域A2の色数(取り得る輝度値の種類の数)は、非文字領域A1の色数と比較して少ない、と言う特徴がある。文字領域A2には、下地に対応する輝度値が高い色(例えば、白)と、文字に対応する輝度値の低い色(例えば、黒)の画素が占める割合が極めて高いという特徴があるためである。このような特徴を有するか否かを所定の判定基準値を用いて判断することによって、特定部M12は、各オブジェクト領域の画像が文字画像か文字領域であるか否かを判定することができる。
ステップS404では、画像処理部M10は、特定された画像領域の1つを、処理対象の領域に設定する。ステップS406では、画像処理部M10の第3の生成部M15は、色分布特性情報を生成する。ここで、色分布特性情報は、例えば、上述した輝度値の色分布データ(ヒストグラムを表すデータ)であっても良く、RGB各色の色分布データであっても良く、また、これらの色分布データを用いて算出される色分布の特徴を表す特徴量であっても良い。特徴量は、例えば、上述した色数、分布幅(色の分布範囲の広さ)、代表色(例えば、ヒストグラムのピークを形成する色)、および、これらの組合せなどが用いられ得る。これらの色分布特性情報は、上述した領域特定処理にて、既に生成されている場合には、当該生成済みの情報がそのまま用いられても良い。
ステップS410では、選択部M16は、色分布特性情報と同一または類似する情報が、上述した印刷情報データベース144に格納されている第2データ群144B(図4)の色分布特性情報の中に有るか否かを判断する。選択部M16は、例えば、判断対象の2つの色分布特性情報の間の差分が、閾値T4より小さい場合に、2つの色分布特性情報は、同一または類似していると判断する。
同一または類似すると判断された色分布特性情報が有る場合には(ステップS410:YES)、選択部M16は、第2データ群144Bにおいて当該色分布特性情報に対応する付けられた使用ディザマトリクスセットを、処理対象の画像領域の使用ディザマトリクスセットとして選択し(ステップS415)、ステップS460に処理を進める。
同一または類似すると判断された色分布特性情報がない場合には(ステップS410:NO)、処理対象の画像領域を表す部分画像データに候補ディザマトリクスセットを1つずつ適用し、適用画像の画質を評価して使用ディザマトリクスを選択する一連の処理(ステップS420〜S450)を実行する。この一連の処理は、スキャンデータ用ディザ決定処理(図6)において実行されるステップS320〜S350までの処理と、ドットデータを生成する際に、候補ディザマトリクスセットを用いたハーフトーン処理の対象となるデータが、図6のS325では対象画像データ(スキャンデータ)であるが、図10のS425では処理対象の画像領域の画像データである点を除いて、同様であるので、説明を省略する。
使用ディザマトリクスセットが選択されると、ステップS455では、画像処理部M10の記憶処理部M17は、ステップS406にて生成された色分布特性情報と、ステップS450にて選択された使用ディザマトリクスセットとを対応付けて、印刷情報データベース144に記憶する。
ステップS460では、画像処理部M10は、ステップS402において特定された全ての画像領域に適用される使用ディザマトリクスセットを選択したか否かを判断する。全ての画像領域について、使用ディザマトリクスセットが選択されていない場合には(ステップS460:NO)、画像処理部M10は、ステップS404に戻って、未設定の画像領域を設定して、上述したステップS406〜S455の処理を繰り返す。全ての画像領域について、使用ディザマトリクスセットが選択されている場合には(ステップS460:YES)、画像処理部M10は、非スキャンデータ用ディザ決定処理を終了する。
画質低下をもたらす現象として知られるモアレは、印刷結果(印刷画像)に含まれる複数の空間周波数成分が、干渉することによって意図しない周期性を持つ領域が、印刷画像に現れる現象である。モアレをもたらす空間周波数成分は、ハーフトーン処理前の対象画像データが表す画像に含まれている第1種の成分や、ハーフトーン処理によってドットデータが表す画像にもたらされる第2種の成分が含まれる。第1種の成分は、対象画像によって異なる成分であり、第2種の成分は、主としてディザマトリクスの特性(スクリーン角度、線数、ドット成長タイプなど)に起因する成分である。このために、印刷結果にもたらされるモアレの程度は、実際に印刷を行ってみなければ、予測は困難であった。一方で、標準的なディザマトリクスセット(例えば、複合機300のデフォルトのディザマトリクスセット)を用いてモアレが発生した場合に、モアレ対応ディザマトリクスセットを同じ対象画像データに適用すると、モアレが解消または低減できることが知られている。モアレ対応ディザマトリクスセットは、標準的なディザマトリクスセットを構成する全部または一部のディザマトリクスを、特性が異なる別のディザマトリクスに変更したものである。しかしながら、印刷前に、どのようなディザマトリクスセットを適用することが好ましいかを判断することは困難であった。
上記実施例によれば、第1の生成部M13は、対象画像データに対して、複数の候補ディザマトリクスセットをそれぞれ適用して複数のドットデータを生成する。そして、第2の生成部M14は、各ドットデータを用いて、各ドットデータが表す画像の周波数データを生成する。選択部M16は、この周波数データを用いて、複数の候補ディザマトリクスセットの中から、使用ディザマトリクスセットを選択する。この結果、実際に印刷を行うことなく印刷結果の予測精度を向上して、モアレなどの周期的な模様が発生する画質劣化を抑制することができるディザマトリクスを、対象画像データに応じて適切に選択することができる。
さらには、ドットデータを実際に印刷する際に、ドットの広がり具合や定着具合などが理想的な状態とはならないので、ドットデータが表す画像の周波数成分(スペクトルの角度や強度)と、実際の印刷結果の周波数成分とは異なることも多い。上記実施例では、ドットデータを用いたシミュレーションを行い、シミュレーション画像の周波数データを用いて、モアレの程度の評価を行っている。この結果、実際に印刷を行うことなく、モアレの程度の評価精度を向上して、より好ましい使用ディザマトリクスセットを選択することができる。
さらに、選択部M16の比較部M161は、角度別スペクトルの数およびピークの高さを比較し、選択部M16は、これらのが小さい方の角度別スペクトルに対応する候補ディザマトリクスセットを使用ディザマトリクスセットに選択している。この結果、モアレ、バンディングなどの周期性不具合の程度を適切に評価できる。したがって、モアレなどを抑制することができる使用ディザマトリクスを、スペクトルの比較結果を用いて、適切に選択することができる。
さらに、第3の生成部M15は、ドットデータを生成する前に、対象画像データの画像特性データ(具体的には、周波数特性情報、色分布特性情報のうちの少なくとも一方)を生成する。そして、対象画像データの使用ディザマトリクスセットを選択すると、画像特性データと、当該使用ディザマトリクスとを対応付けて印刷情報データベース144に記憶している。そして、選択部M16は、処理対象の対象画像データの画像特性データと、印刷情報データベース144に記憶されている画像特性データと、が同一または類似している場合には、記憶済みの画像特性データと対応付けられた使用ディザマトリクスを、現在処理中の対象画像データの使用ディザマトリクスとして選択する。この結果、使用ディザマトリクスを選択するための処理負荷(計算時間や、サーバ100のリソース)を低減することができ、また、サーバ100の利用者の利便性を向上することができる。
なお、判定部M11は、対象画像データがスキャンデータであるか否かを判定する。第3の生成部M15は、スキャンデータである場合には、周波数特性情報を生成し、スキャンデータでない場合には、色分布特性情報を生成する。スキャン対象の原稿は、印刷物である場合が多い。印刷物には、印刷時に適用されたディザマトリクスの特性などに起因する周波数成分が画像全体に含まれていることが多い。この結果、スキャンデータには、当該周波数成分が、第1種成分として含まれていることが多い。このために、スキャンデータを印刷する際には、このような第1種成分と、第2種成分との干渉によってモアレが発生しやすい。一方、スキャンデータでない場合(例えば、描画プログラムや、文書作成プログラムによって生成された画像データ)には、上述したスキャンデータ特有の周波数成分は含まれておらず、画像の具体的内容(写真であるか文字であるかなど)を反映する色分布特性情報に、対象画像データの特徴が現れる。以上からわかるように、上記構成によれば、対象画像データの種類に応じた適切な画像特性データを用いて、印刷情報データベース144から適切な使用ディザマトリクスを選択することができる。
さらに、判定部M11は、対象画像データの印刷が複写指示に基づく場合には、対象画像データはスキャンデータであると判断する。この結果、容易かつ的確に対象画像データがスキャンデータであるか否かを判定することができる。
特定部M12は、文字領域と、非文字領域と、を特定して、文字領域に適用される使用ディザマトリクスセットと、非文字領域に適用される使用ディザマトリクスセットとを選択している。したがって、対象画像データに含まれる領域の種類に応じて、領域ごとに適切な使用ディザマトリクスセットを選択することができる。
また、第1の送信部M18は、外部機器に対して、使用ディザマトリクスセットと対象画像データを用いて生成された印刷データを送信する。この結果、外部機器は、送信された印刷データを用いて、モアレなどの画質劣化が抑制された好適な画像を印刷することができる。また、第2の送信部M19は、外部機器に対して、選択された使用ディザマトリクスセットのデータ、および、使用ディザマトリクスを特定する情報のうちの少なくとも一方を送信する。この結果、外部機器は、選択された使用ディザマトリクスセットと対象画像データとを用いて、モアレなどの画質劣化が抑制された好適な画像を印刷できる。
また、画像処理部M10は、外部機器からの要求や、外部機器の種類などに応じて、第1の送信部M18と第2の送信部M19を切り換えることができる。この結果、外部機器のニーズに応じて、適切な情報を提供することができ、例えば、外部機器の利用者の利便性を向上することができる。
B.変形例:
(1)サーバ100に備えられる画像処理部M10の機能の全部または一部、および、印刷情報データベース144、画像処理プログラム142、ディザマトリクス選択テーブル148などの情報は、計算装置200や複合機300、あるいは、他のサーバに備えれられても良い。例えば、計算装置200や複合機300が画像処理部M10の機能を全て備え、単体で像処理部M10の機能を実現する画像処理装置として構成され得る。また、第1の生成部M13の機能は、計算装置200や複合機300に備え、他の機能は、サーバ100が備えても良い。この場合は、例えば、計算装置200は、プリンタドライバM20が利用可能なディザマトリクスを適宜に組み合わせて複数の候補ディザマトリクスセットを構築できる。そして、計算装置200は、複数の候補ディザマトリクスセットを対象印刷データにそれぞれ適用して複数のドットデータを生成し、当該ドットデータをサーバ100に対して送信する。サーバ100は、これらのドットデータを受信して、上述した角度別スペクトルなどの周波数データを生成して各ドットデータを評価して、評価結果(例えば、最もモアレが発生していないドットデータを特定する情報)を計算装置200に対して、送信する。さらに、第1の生成部M13と第2の生成部M14との機能を計算装置200や複合機300が備えても良い。この場合には、例えば、計算装置200は、候補ディザマトリクスセットごとに周波数データを作成して、サーバ100に送信する。サーバ100は、これらの周波数データ(角度別スペクトル)を用いて、使用ディザマトリクスセットを選択して、使用ディザマトリクスまたはこれらを特定する情報をサーバ100に対して送信しても良い。また、印刷情報データベース144やディザマトリクス選択テーブル148は、例えば、サーバ100と通信可能な他のサーバ(例えば、ストレージサーバ)の記憶装置に記憶されても良い。また、以上の説明から解るように、サーバ100と計算装置200と複合機300と他の計算機のうち、上記実施例で説明した画像処理部M10の機能の少なくとも一部を備える1つまたは2以上の機器の全体が、画像処理部M10として機能する画像処理装置を構成し得る。
(2)計算装置200や複合機300が、第3の生成部M15を備える場合には、対象画像データをサーバ100に送信する前に、対象画像データの画像特性データを生成し、その画像特性データをサーバ100に送信しても良い。サーバ100は、その画像特性データに同一または類似する画像特性データが、印刷情報データベース144に格納されている場合には、対応する使用ディザマトリクスセット、または、これを特定する情報を、計算装置200または複合機300に対して送信する。一方で、当該画像特性データが、印刷情報データベース144に格納されていない場合には、サーバ100は、その旨を計算装置200または複合機300に通知する。当該通知を受けた計算装置200または複合機300は、この段階で、対象画像データをサーバ100に送信すれば良い。
(3)ディザ要求の送信元と、この要求に対する応答(例えば、使用ディザマトリクスセットのデータ)の受信先は、同じでなくても良い。例えば、計算装置200がディザ要求をサーバ100に対して送信し、サーバ100はディザ要求に対する応答としての印刷データを複合機300に対して送信しても良い。この場合には、例えば、複合機300は、定期的に、サーバ100に対して、受信すべき印刷データが有るか否かの問い合わせ(ポーリング)を行う。そして、複合機300は、問い合わせに対する応答として、計算装置200を送信元とするディザ要求に対する応答としての印刷データを受信する。
(4)判定部M11は、指示特定情報を用いることなく、対象画像データがスキャンデータであるか否かを判定して良い。例えば、判定部M11は、対象画像に対応付けられた属性情報、例えば、対象画像データがPDFファイル形式である場合には、PDFファイルの属性情報領域に記述された情報に基づいて、当該判定を行っても良い。この場合には、例えば、属性情報は、スキャンデータであることを直接的に示す情報であっても良い。
(5)ステップS330およびステップS430において設定される候補ディザマトリクスセットは、利用可能なディザマトリクスの全ての組合せの全てである必要はなく、これらの組合せの中から予め選択された一部の候補ディザマトリクスセットであっても良い。例えば、候補ディザマトリクスセットは、テスト画像を用いたモアレの抑制効果の評価結果などによって、予め有効なディザマトリクスの組合せに絞られていても良い。
(6)第2の生成部M14は、ステップS430およびステップS330において実行されるシミュレーションデータの生成を省略して、ステップS425およびステップS325で生成されたドットデータが表す画像の周波数データを算出しても良い。この場合には、計算時間を短縮することができる。
(7)上記実施例における、ディザ決定処理では、角度別スペクトルの比較によって、使用ディザマトリクスセットを選択しているが、これに限られない。例えば、許容可能なモアレの程度に対応する判定閾値を設定し、角度別スペクトルの最大値が判定閾値を下回る場合には、その時点で、当該角度別スペクトルに対応する候補ディザマトリクスセットを使用ディザマトリクスセットに選択しても良い。この場合には、ディザ決定処理の計算時間を短縮して、利用者の利便性を向上することができる。また、角度別スペクトルに代えて、周波数ごとに図7に示すスペクトル値を積分した周波数別スペクトルを用いても良い。
(8)上記実施例における非スキャンデータ用ディザ決定処理(図10)では、非文字領域と文字領域とを特定して、非文字領域と文字領域とのそれぞれに適用される使用ディザマトリクスセットを選択している。同じようにスキャンデータ用ディザ決定処理(図6)においても、非文字領域と文字領域とを特定して、非文字領域と文字領域とのそれぞれに適用される使用ディザマトリクスセットを選択しても良い。また、ディザ決定処理において、非文字領域と文字領域のうちの少なくとも一方に適用される使用ディザマトリクスセットを選択しても良い。例えば、文字領域と比較して、周期性画質低下が目立ちやすい描画画像、写真画像については、使用ディザマトリクスセットを選択し、文字領域については、使用ディザマトリクスセットを選択しなくても良い。逆に、非文字領域よりも、周期性画質低下が目立ちやすい文字領域がある場合には、文字領域に適用される使用ディザマトリクスセットのみを選択しても良い。
(9)上記実施例のサーバ100(画像処理部M10)は、上述した非スキャンデータ用ディザ決定処理(図10)と、スキャンデータ用ディザ決定処理(図6)とのうち、一方のみを実行可能であっても良い。この場合には、スキャンデータと他の対象画像データを判定することなく、いずれか一方の決定処理を用いて、使用ディザマトリクスセットを選択しても良い。また、サーバ100は、第1の送信部M18および第2の送信部M19のうちの一方のみを備えていても良く、ディザ要求に対する応答として、印刷データおよび使用ディザマトリクスセットおよび使用ディザマトリクスセットを特定する情報のうちのいずれか1つを送信可能であれば良い。
(10)上記実施例の複合機300は、スキャナ機能を備えない印刷装置であっても良く、また、レーザー式の印刷装置に限らず、インクジェット式の印刷装置であっても良く、また、カラー印刷を実行可能な印刷装置に限らず、モノクロの印刷装置であっても良い。一般的に言えば、印刷画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置であれば良い。上記実施例の画像処理では、このような印刷装置の種類(カラープリンタや、モノクロプリンタ)や、対象印刷データの種類(カラーデータやモノクロデータ)に応じて、必要な使用ディザマトリクスが選択されることが好ましく、複数の使用ディザマトリクスを含む使用ディザマトリクスセットに限らず、1つの使用ディザマトリクスのみが選択されても良い。
(11)サーバ100は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のコンピュータから構成されるサーバ(いわゆるクラウドサーバ)が含まれる。
(12)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部あるいは全部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
(13)上記実施例および変形例において、画像処理部M10の機能を実現する画像処理プログラム142や、プリンタドライバM20の機能を実現するドライバプログラム244は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された形で提供され得る。「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、メモリーカードやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスクドライブ等のコンピュータに接続されている外部記憶装置も含んでいる。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100...サーバ、110...CPU、140...記憶装置、142...画像処理プログラム、144...印刷情報データベース、144A...第1データ群、144B...第2データ群、146...ディザマトリクスデータ、148...ディザマトリクス選択テーブル、150...通信部、200...計算装置、210...CPU、240...記憶装置、244...ドライバプログラム、250...通信部、270...操作部、300...複合機、310...CPU、340...記憶装置、344...制御プログラム、350...通信部、360...表示部、370...操作部、380...印刷実行部、390...画像読取部、700...インターネット、1000...印刷システム、M10...画像処理部、M11...判定部、M12...特定部、M13...第1の生成部、M14...第2の生成部、M15...第3の生成部、M16...選択部、M161...比較部、M17...記憶処理部、M18...第1の送信部、M19...第2の送信部、M20...プリンタドライバ、M30...装置制御部、M21、M31...ディザ要求部、

Claims (9)

  1. 画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置のための画像処理装置であって、
    印刷対象の画像を表す対象画像データに対してディザマトリクスを用いて、印刷ドットの形成状態をそれぞれ表す第1のドットデータと第2のドットデータとを生成する第1の生成部であって、前記第1のドットデータは、第1のディザマトリクスを用いて生成され、前記第2のドットデータは、第2のディザマトリクスを用いて生成される、前記第1の生成部と、
    生成した前記第1のドットデータを用いて、前記第1のドットデータが表す画像の周波数成分の分布を示す第1の周波数スペクトルを生成し、生成した前記第2のドットデータを用いて、前記第2のドットデータが表す画像の周波数成分の分布を示す第2の周波数スペクトルを生成する第2の生成部と、
    前記第1の周波数スペクトルと前記第2の周波数スペクトルとを比較する比較部と、
    記第1のディザマトリクスと前記第2のディザマトリクスの中から、前記対象画像データを用いて前記印刷データを生成するときに用いる使用ディザマトリクスを選択する選択部であって、前記第1の周波数スペクトルと前記第2の周波数スペクトルとのうち、ピークの数および前記ピークの高さの少なくとも一方が小さい周波数スペクトルに対応するディザマトリクスを、前記使用ディザマトリクスとして選択する、前記選択部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置のための画像処理装置であって、
    印刷対象の画像を表す対象画像データに対してディザマトリクスを用いて、印刷ドットの形成状態をそれぞれ表す第1のドットデータと第2のドットデータとを生成する第1の生成部であって、前記第1のドットデータは、第1のディザマトリクスを用いて生成され、前記第2のドットデータは、第2のディザマトリクスを用いて生成される、前記第1の生成部と、
    生成した前記第1のドットデータを用いて、前記第1のドットデータが表す画像の周波数成分の分布を示す第1の周波数スペクトルを生成し、生成した前記第2のドットデータを用いて、前記第2のドットデータが表す画像の周波数成分の分布を示す第2の周波数スペクトルを生成する第2の生成部と、
    前記第1の周波数スペクトルと前記第2の周波数スペクトルとの少なくとも一方の最大値と、判定閾値と、を比較する比較部と、
    記第1のディザマトリクスと前記第2のディザマトリクスの中から、前記判定閾値を下回る最大値を有する周波数スペクトルに対応するディザマトリクスを、前記対象画像データを用いて前記印刷データを生成するときに用いる使用ディザマトリクスとして選択する選択部と、
    を備える、画像処理装置。
  3. 画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置のための画像処理装置であって、
    印刷対象の画像を表す対象画像データに対してディザマトリクスを用いて、印刷ドットの形成状態をそれぞれ表す第1のドットデータと第2のドットデータとを生成する第1の生成部であって、前記第1のドットデータは、第1のディザマトリクスを用いて生成され、前記第2のドットデータは、第2のディザマトリクスを用いて生成される、前記第1の生成部と、
    生成した前記第1のドットデータを用いて、前記第1のドットデータが表す画像の周波数特性を示す第1の周波数データを生成し、生成した前記第2のドットデータを用いて、前記第2のドットデータが表す画像の周波数特性を示す第2の周波数データを生成する第2の生成部と、
    生成した前記第1の周波数データと前記第2の周波数データとを用いて、前記第1のディザマトリクスと前記第2のディザマトリクスの中から、前記対象画像データを用いて前記印刷データを生成するときに用いる使用ディザマトリクスを選択する選択部と、
    前記第1のドットデータと前記第2のドットデータとを生成する前に、前記対象画像データが表す画像の周波数特性および色分布特性のうちの少なくとも一方を示す画像特性データを生成する第3の生成部と、
    前記画像特性データと、前記選択部によって選択された前記使用ディザマトリクスとを対応付けて記憶装置に記憶する記憶処理部と、
    を備え
    前記選択部は、処理対象の前記対象画像データの前記画像特性データと、前記記憶装置に記憶されている別の前記対象画像データの前記画像特性データと、が同一または類似している場合には、前記記憶装置に記憶されている別の前記対象画像データの前記画像特性データと対応付けられた前記使用ディザマトリクスを、処理対象の前記対象画像データの前記使用ディザマトリクスとして選択する、画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記対象画像データが、光学的に原稿を読み取る画像読取装置によって生成されたか否かを判定する判定部を備え、
    前記第3の生成部は、前記対象画像データが画像読取装置によって生成されたと判定された場合には、前記周波数特性を示す前記画像特性データを生成し、前記対象画像データが画像読取装置によって生成されたと判定されなかった場合には、前記色分布特性を示す前記画像特性データを生成する、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記判定部は、前記対象画像データの印刷が複写指示に基づく場合には、前記対象画像データは、画像読取装置によって生成されたと判定する、画像処理装置。
  6. 画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置のための画像処理装置であって、
    印刷対象の画像を表す対象画像データに対してディザマトリクスを用いて、印刷ドットの形成状態をそれぞれ表す第1のドットデータと第2のドットデータとを生成する第1の生成部であって、前記第1のドットデータは、第1のディザマトリクスを用いて生成され、前記第2のドットデータは、第2のディザマトリクスを用いて生成される、前記第1の生成部と、
    前記対象画像データが表す画像において、文字画像を表す文字領域と、文字画像以外の画像を表す非文字領域と、を特定する特定部と、
    生成した前記第1のドットデータを用いて、前記第1のドットデータが表す画像の周波数特性を示す第1の周波数データを生成し、生成した前記第2のドットデータを用いて、前記第2のドットデータが表す画像の周波数特性を示す第2の周波数データを生成する第2の生成部であって、前記文字領域と前記非文字領域とのうちの少なくとも一方について、前記第1の周波数データと前記第2の周波数データとを生成する、前記第2の生成部と、
    生成した前記第1の周波数データと前記第2の周波数データとを用いて、前記第1のディザマトリクスと前記第2のディザマトリクスの中から、前記対象画像データを用いて前記印刷データを生成するときに用いる使用ディザマトリクスを選択する選択部であって、前記文字領域に適用される前記使用ディザマトリクスと、前記非文字領域に適用される前記使用ディザマトリクスと、のうちの少なくとも一方を選択する、前記選択部と、
    を備える、画像処理装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    外部機器に対して印刷データを送信する第1の送信部であって、前記印刷データは、選択された前記使用ディザマトリクスと、前記対象画像データと、を用いて生成される、前記第1の送信部を備える、画像処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    外部機器に対して、選択された前記使用ディザマトリクス、および、選択された前記使用ディザマトリクスを特定する情報のうちの少なくとも一方を送信する第2の送信部を備える、画像処理装置。
  9. 画像データとディザマトリクスとを用いて生成された印刷データを用いて印刷を実行する印刷装置のためのコンピュータプログラムであって、
    印刷対象の画像を表す対象画像データに対してディザマトリクスを用いて、印刷ドットの形成状態をそれぞれ表す第1のドットデータと第2のドットデータとを生成する第1の生成機能であって、前記第1のドットデータは、第1のディザマトリクスを用いて生成され、前記第2のドットデータは、第2のディザマトリクスを用いて生成される、前記第1の生成機能と、
    生成した前記第1のドットデータを用いて、前記第1のドットデータが表す画像の周波数成分の分布を示す第1の周波数スペクトルを生成し、生成した前記第2のドットデータを用いて、前記第2のドットデータが表す画像の周波数成分の分布を示す第2の周波数スペクトルを生成する第2の生成機能と、
    前記第1の周波数スペクトルと前記第2の周波数スペクトルとを比較する比較機能と、
    記第1のディザマトリクスと前記第2のディザマトリクスの中から、前記対象画像データを用いて前記印刷データを生成するときに用いる使用ディザマトリクスを選択する選択機能であって、前記第1の周波数スペクトルと前記第2の周波数スペクトルとのうち、ピークの数および前記ピークの高さの少なくとも一方が小さい周波数スペクトルに対応するディザマトリクスを、前記使用ディザマトリクスとして選択する、前記選択機能と、
    をコンピュータに実現させる、コンピュータプログラム。
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