JP5866635B2 - ストリーム処理装置、ストリーム処理方法およびストリーム処理プログラム - Google Patents

ストリーム処理装置、ストリーム処理方法およびストリーム処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ストリーム処理装置、ストリーム処理方法およびストリーム処理プログラムに関し、特に、受信したストリームを処理するためのストリーム処理装置、ストリーム処理方法およびストリーム処理プログラムに関する。
特許第4746725号公報(特許文献1)には、暗号化ストリームを復号する際の処理の負荷を軽減することが可能なコンテンツ受信装置を得るための技術が開示されている。すなわち、コンテンツ受信装置は、所定のローカルネットワークに接続されており、記録部に記録された暗号化ストリームを、鍵を用いて復号する第2の復号部と、第2の復号部によって復号されたストリームに基づいて、ローカルネットワークに適合する新たなストリームを作成する作成部と、作成部によって作成された新たなストリームを、ローカルネットワークを介して他の装置に向けて送信する送信部と、を備える。そして、作成部は、記録部に記録された暗号化ストリームに含まれるPMT(Program Map Table)に基づいて、ローカルネットワークに適合する新たなPMTを作成するテーブル処理部を有する。
特許第4746725号公報
特許文献1に記載の技術では、コンテンツ受信装置は、記録部に記録された暗号化ストリームを復号し、復号したストリームにおけるPMTに基づいて新たなPMTを作成しなければならない。これにより、コンテンツ受信装置は、復号したストリームからローカルネットワークに適合する新たなストリームを作成する。
しかしながら、コンテンツ受信装置が作成する新たなPMTは、暗号化ストリームに含まれるPMTの内容を書換えることにより作成されるので、上記新たなPMTのサイズおよび上記暗号化ストリームに含まれるPMTのサイズは異なる。これにより、上記暗号化ストリームのサイズおよび上記新たなストリームのサイズが異なることになる。たとえば、コンテンツ受信装置が、記録部に記録された暗号化ストリームのサイズを送信先の装置に予め通知していても、実際に送信する上記新たなストリームのサイズは、予め通知したサイズと異なってしまう。すなわち、コンテンツ受信装置は、ストリームのサイズを送信先の装置に正しく通知することができないという問題が発生する。
また、上記PMTの書換え処理は、処理負荷が大きい。このため、ローカルネットワークを介して他の装置に向けてストリームを送信する際の、コンテンツ受信装置における処理負荷が非常に大きいという問題が発生してしまう。これにより、たとえば、コンテンツ受信装置がストリームの送信の要求を受けてから、当該ストリームの送信を開始するまでの遅延時間が増大してしまう場合がある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームを処理する構成において、ストリームのサイズを正しく通知し、かつネットワーク経由でストリームを送信する際の処理負荷を小さくすることが可能なストリーム処理装置、ストリーム処理方法およびストリーム処理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わるストリーム処理装置は、1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを処理するためのストリーム処理装置であって、上記ストリームが暗号化されている場合に、上記ストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報に基づいて、上記ストリームから上記復号化情報を取得し、取得した上記復号化情報を用いて上記ストリーム全体を復号するためのストリーム復号処理部と、選択された番組の情報を、復号された上記ストリームから抽出し、抽出した上記番組の情報から上記位置指定情報を削除し、削除後の上記番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成するためのストリーム作成部と、上記送信用ストリームを暗号化し、暗号化した上記送信用ストリームを記憶部に記録するためのローカル暗号処理部とを備える。
このように、ストリームの受信時において送信用のストリームを作成する構成により、送信用のストリームを作成する処理を、受信時のみで済ますことができることから、ストリームの送信処理を簡素化することができる。これにより、たとえば、ストリーム処理装置がストリームの送信の要求を受けてから、当該ストリームの送信を開始するまでの遅延時間の増大を防ぐことができる。
また、たとえば、ストリーム処理装置が、異なるタイミングで、複数の他の装置へ送信用のストリームを送信する場合でも、各タイミングにおいて送信用のストリームを都度作成する必要がない。これにより、送信用のストリームの作成処理の負荷を大幅に軽減することができる。
また、記憶部に記録するストリームのサイズを、実際に送信するストリームのサイズと同じにすることができるため、正しいストリームのサイズを予め送信先の装置へ通知することができる。
(2)好ましくは、上記ストリーム作成部は、上記選択された番組の情報に含まれるPMTパケットにおいて、上記位置指定情報であるCA(Conditional Access)記述子を削除し、上記複製制限情報であるDTCP(Digital Transmission Content Protection)記述子を挿入することにより、所定のネットワーク経由での送信に対応した上記送信用ストリームを作成する。
このような構成により、DTCP−IPの規定に従った送信が可能な送信用のストリームを作成することができる。
(3)より好ましくは、上記PMTパケットの上記DTCP記述子は、ストリームの複製制限についての複数のモードのうちいずれかのモードを示し、上記ストリーム処理装置は、さらに、上記モード毎に、上記送信用ストリームの送信において必要な情報を含むマップファイルを作成するためのマップファイル作成部を備える。
このような構成により、送信時において、送信用のストリームにおけるPMTパケットを、たとえばLAN(Local Area Network)経由での送信における各種モードに応じて書換えることができる。これにより、送信用のストリームを、当該モードに対応させることができる。
(4)より好ましくは、上記マップファイル作成部は、上記送信用ストリームにおける上記PMTパケットの位置を示すバイトオフセット情報を、上記マップファイルに含める。
このような構成により、送信用のストリームにおけるPMTパケットの位置を特定することができる。
(5)より好ましくは、上記マップファイル作成部は、上記PMTパケットおける上記モードを指定するためのフィールドの位置を示すオフセット値を、上記マップファイルに含める。
このような構成により、PMTパケットの解析を行うことなく、当該PMTパケットにおいて、書換える必要がある送信のモードを指定するためのフィールドの位置を特定することができる。
(6)より好ましくは、上記マップファイル作成部は、上記送信用ストリームを受信する装置に、上記ストリームを記録させない上記モードを示す識別情報を、上記マップファイルに含める。
このような構成により、送信時において、送信用のストリームをたとえばLAN経由での配信処理に対応させることができる。
(7)より好ましくは、上記マップファイル作成部は、上記送信用ストリームを受信する装置に上記ストリームの記録はさせるが複製はさせない上記モードを示す識別情報を、上記マップファイルに含める。
このような構成により、送信時において、送信用のストリームをたとえばLAN経由での移動処理に対応させることができる。
(8)より好ましくは、上記マップファイル作成部は、上記PMTパケットの識別情報であるPID(Packet Identification)を、上記マップファイルに含める。
このような構成により、バイトオフセット情報を利用しなくても、送信用のストリームにおいて再送対象のPMTパケットを特定することができる。
(9)より好ましくは、上記PMTパケットは上記送信用ストリームの中で再送が可能であり、上記マップファイル作成部は、新たに更新されたPMTパケットを受信する毎に、上記送信用ストリームの送信において必要な情報を上記マップファイルに含める。
これにより、PMTパケットの再送毎に、PMTパケットを書換えるために必要な情報をマップファイルに記録しなくてもよいので、マップファイルに記録する処理の負荷を軽減することができる。
また、ストリーム処理装置は、送信用のストリームにおいて、新たに更新されたPMTパケットを、バイトオフセット情報を利用することにより特定でき、また、PIDを利用することにより再送対象のPMTパケットを特定することができる。従って、新たに更新されたPMTを受信する毎に、送信用ストリームの送信において必要な情報をマップファイルに含めることにより、送信用のストリームにおけるPMTパケット全てを、送信のモードに応じて書換えることができる。
(10)より好ましくは、上記ストリーム処理装置は、さらに、上記記憶部に記録された上記送信用ストリームを復号化するためのローカル復号処理部と、指示された上記モードに応じて、復号化された上記送信用ストリームに所定の処理を行って出力するか、または復号化された上記送信用ストリームを出力するためのモード別処理部と、上記モード別処理部から受けた上記送信用ストリームを上記所定のネットワーク経由で他の装置へ送信するための送信部とを備える。
このような構成により、配信処理または移動処理に対応したストリームを作成し、作成したストリームを他の装置へ配信または移動することができる。
また、たとえば、受信時において配信処理または移動処理に対応した送信用のストリームを作成していても、送信時において、それぞれ、移動処理または配信処理に対応したストリームに書換えることができる。
(11)また、この発明のある局面に係わるストリーム処理方法は、1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを処理するためのストリーム処理装置におけるストリーム処理方法であって、上記ストリームが暗号化されている場合に、上記ストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報に基づいて、上記ストリームから上記復号化情報を取得し、取得した上記復号化情報を用いて上記ストリーム全体を復号するステップと、選択された番組の情報を、復号された上記ストリームから抽出し、抽出した上記番組の情報から上記位置指定情報を削除し、削除後の上記番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成するステップと、上記送信用ストリームを暗号化し、暗号化した上記送信用ストリームを記録するステップとを含む。
このように、ストリームの受信時において送信用のストリームを作成する構成により、送信用のストリームを作成する処理を、受信時のみで済ますことができることから、ストリームの送信処理を簡素化することができる。これにより、たとえば、ストリーム処理装置がストリームの送信の要求を受けてから、当該ストリームの送信を開始するまでの遅延時間の増大を防ぐことができる。
また、たとえば、ストリーム処理装置が、異なるタイミングで、複数の他の装置へ送信用のストリームを送信する場合でも、各タイミングにおいて送信用のストリームを都度作成する必要がない。これにより、送信用のストリームの作成処理の負荷を大幅に軽減することができる。
また、記憶部に記録するストリームのサイズを、実際に送信するストリームのサイズと同じにすることができるため、正しいストリームのサイズを予め送信先の装置へ通知することができる。
(12)また、この発明のある局面に係わるストリーム処理プログラムは、1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを処理するためのストリーム処理装置において用いられるストリーム処理プログラムであって、コンピュータに、上記ストリームが暗号化されている場合に、上記ストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報に基づいて、上記ストリームから上記復号化情報を取得し、取得した上記復号化情報を用いて上記ストリーム全体を復号するステップと、選択された番組の情報を、復号された上記ストリームから抽出し、抽出した上記番組の情報から上記位置指定情報を削除し、削除後の上記番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成するステップと、上記送信用ストリームを暗号化し、暗号化した上記送信用ストリームを記録するステップとを実行させるためのプログラムである。
このように、ストリームの受信時において送信用のストリームを作成する構成により、送信用のストリームを作成する処理を、受信時のみで済ますことができることから、ストリームの送信処理を簡素化することができる。これにより、たとえば、ストリーム処理装置がストリームの送信の要求を受けてから、当該ストリームの送信を開始するまでの遅延時間の増大を防ぐことができる。
また、たとえば、ストリーム処理装置が、異なるタイミングで、複数の他の装置へ送信用のストリームを送信する場合でも、各タイミングにおいて送信用のストリームを都度作成する必要がない。これにより、送信用のストリームの作成処理の負荷を大幅に軽減することができる。
また、記憶部に記録するストリームのサイズを、実際に送信するストリームのサイズと同じにすることができるため、正しいストリームのサイズを予め送信先の装置へ通知することができる。
本発明によれば、番組の情報が複数のパケットに分割されたストリームを処理する構成において、ストリームのサイズを正しく通知し、かつネットワーク経由でストリームを送信する際の処理負荷を小さくすることが可能なストリーム処理装置、ストリーム処理方法およびストリーム処理プログラムを提供することである。
本発明の実施の形態に係るストリーム処理システムの構成を示す図である。 録画処理されるストリームの一例を示す図である。 送信処理されるストリームの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るマップファイルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るマップファイルの他の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置における録画処理の動作手順のシーケンスの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置おいて録画処理されるストリームの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置における配信処理または移動処理の動作手順のシーケンスの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置おいて配信処理または移動処理されるストリームの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[ストリーム処理システムの構成]
図1は、本発明の実施の形態に係るストリーム処理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、ストリーム処理システム10は、ストリーム処理装置20と、DLNA対応機器11とを備える。また、ストリーム処理装置20は、たとえばLAN12を介してDLNA対応機器11と接続される。
また、LAN12と接続されるDLNA対応機器は、1台に限定されることはない。2台以上のDLNA対応機器が、LAN12に接続されていても構わない。
ストリーム処理装置20は、具体的にはDMS(Digital Media Server)装置であり、1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを受信して処理する。たとえば、ストリーム処理装置10は、MPEG2―TS(Moving Picture Experts Group 2 Transport Stream)規格に従うストリームを受信して処理する。
より詳細には、ストリーム処理装置20は、たとえば受信したストリームを録画する。また、ストリーム処理装置20は、DTCP(Digital Transmission Content Protection)−IP(Internet Protocol)の規定に従って、録画したストリームまたは受信したストリームをDLNA対応機器11へ送信する。
DLNA対応機器11は、たとえばDLNAガイドラインに準拠した表示装置である。ストリーム処理装置20は、DTCP−IPの規定に従って、たとえば録画したストリームまたは受信したストリームを表示装置へ配信する。
ストリームの配信処理は、たとえばストリーム処理装置20から表示装置等のDLNA対応機器11へ送信したストリームが、当該DLNA対応機器11により記録されないように当該ストリームを送信することを示す。
また、DLNA対応機器11は、たとえばDLNAガイドラインに準拠したHDD(Hard Disk Drive)レコーダであってもよい。ストリーム処理装置20は、DTCP−IPの規定に従って、たとえば録画したストリームをHDDレコーダへ移動する。
ストリームの移動処理は、たとえばストリーム処理装置20からHDDレコーダ等のDLNA対応機器11へ送信したストリームが、当該DLNA対応機器11に記録できるように当該ストリームを送信することを示す。
ストリーム処理装置20は、ストリームをDLNA対応機器11へ配信または移動する際に、DLNA対応機器11とAKE(Authentication and Key Exchange)、すなわち相互認証および鍵交換を行う。そして、ストリーム処理装置20は、交換した鍵を用いて暗号化したストリームを、DLNA対応機器11へ配信または移動する。
DTCP−IPの規定では、LAN12経由でDLNA対応機器11へストリームを配信または移動する際に、当該ストリームをパーシャルTS化することを定めている。ストリームのパーシャルTS化は、具体的には以下の処理を行うことである。
すなわち、LAN12経由で配信または移動するストリームには、複数の番組を含めてはならない。従って、ストリーム処理装置20は、LAN12経由で配信または移動しようとするストリームにおいて複数の番組が含まれている場合、選択された番組のみが当該ストリームに含まれるようにしなければならない。
また、ストリーム処理装置20は、LAN12経由で配信または移動しようとするストリームに含まれるPMTにおいて、CA記述子を削除した上で、DTCP記述子を挿入しなければならない。PMT、CA記述子およびDTCP記述子の詳細については、後述する。
[録画処理および送信処理されるストリームの一例]
図2は、録画処理されるストリームの一例を示す図である。
図3は、送信処理されるストリームの一例を示す図である。
図2および図3を参照して、ビデオTS(Transport Stream)パケット、オーディオTSパケット、PAT(Program Association Table)パケット、PMTパケットおよびECM(Entitlement Control Message)パケットは、以下、それぞれ「V」、「A」、「PAT」、「PMT」および「ECM」で示される。また、新たに作成されたPATパケットおよびPMTパケットは、以下、それぞれ「NewPAT」および「NewPMT」で示される。
ストリームには複数のTSパケットが含まれ、各TSパケットは、識別子であるPIDを含む。そして、ストリームには、番組の映像を示すビデオTSパケットおよび番組の音声を示すオーディオTSパケットの他に、PSI(Program Specific Information)を示すTSパケット、およびECMパケットが含まれる。
このPSIには、PATおよびPMTが含まれる。PATは、ストリームに含まれる1または複数の番組すなわち現在放送中である1または複数の番組の識別子であるチャンネルID、および各放送チャンネルの情報を含むPMTのPID等のセクションデータを含む。また、PATパケットのPIDは、16進数表記における0x0000である。
PMTは、対応の番組の内容を含むビデオTSパケットおよびオーディオTSパケットのPID、番組の視聴を制御するためのCA記述子、およびストリームの複製を制限するためのDTCP記述子等のセクションデータを含む。CA記述子は、暗号化されたストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報である。具体的には、CA記述子には、CAPIDが含まれる。CAPIDは、上記復号化情報であるスクランブル鍵を含むECMパケットを特定するためのPIDである。
PATパケットおよびPMTパケットは、当該PATパケットおよび当該PMTパケットの内容が切替わるまで、たとえば100ミリ秒の周期で局側装置から繰り返し再送される。また、PATパケットおよびPMTパケットの内容が切替わった後は、切替わる以前の内容を含むPATパケットおよびPMTパケットが再送されることはない。
ECMパケットは、ストリームにおけるビデオTSパケットおよびオーディオTSパケットが暗号化されている場合、当該パケットを復号するためのスクランブル鍵を含む。また、ECMパケットも、暗号化されている。当該ECMパケットを復号するためには、たとえば装置に挿入されたICカードから読み出した鍵により所定のEMM(Entitlement Management Message)を示すTSパケットを復号し、復号したEMMからECMパケットを復号するためのワーク鍵を取得する。そして、取得したワーク鍵により、当該ECMパケットを復号することができる。
すなわち、ストリームにおける複数のTSパケットは、番組の映像または音声を示す再生対象パケットであるビデオTSパケットおよびオーディオTSパケットを含む。また、ストリームにおける複数のTSパケットは、番組に対応して作成され、対応の番組の再生対象パケットのPIDを含むPMTパケット、および1または複数のPMTパケットのPIDを含むPATパケットを含む。また、ストリームにおける複数のTSパケットは、暗号化されている場合がある。この場合、ECMパケットから取得したスクランブル鍵により、暗号化されたTSパケットを復号することができる。
[特許文献1の技術により処理されるストリームの一例]
まず、特許文献1の技術によるストリーム処理装置40において、受信処理および送信処理されるストリームを、比較例として説明する。ストリーム処理装置40は、以下の動作により受信したストリームを録画し、録画したストリームをDLNA対応機器へ送信する。
図2を参照して、ストリーム処理装置40は、たとえば図2の(A)に示す暗号化されたストリームAを受信する。また、PATパケットおよびPMTパケットは、暗号化されない場合がある。ストリーム処理装置40は、たとえば暗号化されたストリームAに複数の番組が含まれる場合は、選択された番組のみが含まれるように、ストリームAに基づいて、図2の(B)に示す暗号化されたストリームBを作成する。この際、ストリーム処理装置40は、選択された番組に対応した新しいPATを作成する。以下、上記新しいPATをNewPATと称する。また、ストリームBにおいて、選択された番組以外の番組に対応するPMTパケット、ビデオTSパケット、オーディオTSパケットおよびECMパケットは含まれない。
次に、ストリーム処理装置40は、ストリーム全体を復号化するために必要なスクランブル鍵を取得するために、まずストリームBにおいてPIDが0x0000であるPATパケットを特定し、特定したPATパケットのPATからPMTパケットのPIDを抽出する。そして、ストリーム処理装置40は、このPIDにより特定されるPMTパケットを特定し、特定したPMTパケットのPMTの解析を行う。以下、PMTの解析をPMT解析と称する。
次に、ストリーム処理装置40は、PMT解析を行うことによりPMTからCA記述子を抽出する。次に、ストリーム処理装置40は、抽出したCA記述子からCAPIDを読み出し、読み出したCAPIDに基づいてECMパケットを特定する。そして、ストリーム処理装置40は、特定したECMパケットに施されている暗号をEMMのワーク鍵により解除することにより、図2の(C)に示すストリームCを作成する。
次に、ストリーム処理装置40は、暗号が解除されたECMパケットからスクランブル鍵を取り出す。そして、ストリーム処理装置40は、スクランブル鍵を用いてストリームC全体でなく、たとえば映像データを含む一部のビデオTSパケットを復号する。
ストリーム処理装置40は、受信したストリームを録画する際には、ストリーム処理装置40独自のローカルワーク鍵によりECMパケットの部分のみを暗号化した、図2の(D)に示すストリームDを作成し、作成したストリームDをたとえばHDDへ録画する。
また、ストリーム処理装置40は、たとえば録画したストリームDをDCTP−IPの規定に従ってDLNA対応機器へ送信する際に、ストリームDにおけるPMTに含まれるCA記述子の削除処理、および上記PMTへのDTCP記述子の挿入処理を行う。
図3を参照して、ストリーム処理装置40は、まず、HDDからストリームDを読み出す。そして、ストリーム処理装置40は、たとえばECMパケットおよびPMTパケットの位置に関する情報を含む参照ファイルを参照し、読み出したストリームDにおけるECMパケットを特定する。次に、ストリーム処理装置40は、ストリーム処理装置40独自のローカルワーク鍵により、特定したECMパケットを復号する。これにより、ストリーム処理装置40は、図3の(E)に示すストリームEを作成する。
次に、ストリーム処理装置40は、復号したECMパケットからスクランブル鍵を取得し、取得したスクランブル鍵によりストリームE全体を復号し、図3の(F)に示すストリームFを作成する。
次に、ストリーム処理装置40は、作成したストリームFをパーシャルTS化する。具体的には、ストリーム処理装置40は、ストリームFのPMT解析を行い、CA記述子を削除した上で、DTCP記述子を挿入した新たなPMTパケットを作成する。以下、上記新たなPMTパケットをNewPMTパケットと称する。ストリーム処理装置40は、このNewPMTパケットを含む、図3の(G)に示すストリームGを作成する。
次に、ストリーム処理装置40は、たとえばストリームの送信先であるDLNA対応機器とのAKEにより交換した鍵により、ストリームG全体を暗号化し、図3の(H)に示すストリームHを作成する。
次に、ストリーム処理装置40は、LAN等のローカルネットワーク経由で作成したストリームHを上記DLNA対応機器へ送信する。
[特許文献1の技術による処理における問題点]
次に、特許文献1の技術によるストリーム処理装置40の受信処理および送信処理における問題点を、以下に説明する。
ストリーム処理装置40は、HDDに録画されているストリームを送信先のDLNA対応機器へ送信する際には、当該ストリームに基づいて新たに作成したストリームを送信する。この際、ストリーム処理装置40は、DTCP−IPの規定に従って、CA記述子を削除した上で、DTCP記述子を挿入した新たなPMTを、新たに作成したストリームに含める。これにより、HDDに録画されているストリームに含まれるPMTのサイズおよび新たなPMTのサイズは、異なる。このため、HDDに録画されているストリームのサイズおよび送信される新たに作成されたストリームのサイズが異なることになる。
従って、ストリーム処理装置40は、たとえばUPnP(Universal Plug and Play)を利用したCDS(Content Directory Service)により、自己のHDDに録画したストリームのサイズを予め送信先のDLNA対応機器へ通知していても、当該サイズおよび実際に送信するストリームのサイズが一致しなくなってしまう。すなわち、送信するストリームのサイズを正しく伝えられないという問題が発生する。
ストリーム処理装置40は、たとえば録画時にストリームを解析し、送信時のストリームのサイズを予想することにより、録画したストリームのサイズおよび送信するストリームのサイズの不一致を解消することもできるが、処理が複雑になってしまう。
また、PMT解析は、処理負荷が大きいので、PMT解析を行う回数は少ない方が好ましい。しかしながら、ストリーム処理装置40は、受信したストリームにおけるECMパケットを復号化する際に、PMT解析を行う。更に、ストリーム処理装置40は、録画されているストリームを送信する際に行うパーシャルTS化処理においても、PMT解析を行う。これにより、ストリーム処理装置40は、PMT解析を受信時および送信時の2回行う必要があるので、処理負荷が重いという問題がある。
また、ストリーム処理装置40は、ストリームを録画する際にはECMパケットのみローカル暗号化するので、ストリーム全体を復号するために必要なスクランブル鍵を取得するために必要な情報、すなわちCAPIDを含むCA記述子を保持しておかなければならない。このため、ストリーム処理装置40は、当該ストリーム全体の復号が完了するまでCA記述子を削除できない。これにより、ストリーム処理装置40は、少なくとも上記ストリームを受信してから録画するまで、パーシャルTS化を完了させることができない。
そこで、本発明の実施の形態におけるストリーム処理装置20は、以下に示すように、受信したストリーム全体を復号化し、復号化したストリームをパーシャルTS化した後、パーシャルTS化したストリームをHDDへ録画することにより上記問題を解決する。
[ストリーム処理装置の構成]
図4は、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置の構成を示す図である。
図5は、本発明の実施の形態に係るマップファイルの一例を示す図である。
図6は、本発明の実施の形態に係るマップファイルの他の一例を示す図である。
図4を参照して、ストリーム処理装置20は、受信部22と、ストリーム復号処理部23と、解析部(ストリーム作成部およびマップファイル作成部)24と、ローカル暗号処理部26と、ローカル復号処理部28と、PMT書換部(モード別処理部)29と、DTCP−IP暗号処理部30と、通信部31とを備える。なお、マップファイル保持部25またはコンテンツ記録部27は、ストリーム処理装置10の外部に設けられていてもよい。
受信部22は、たとえばチューナであり、アンテナ21を介して特定の局側装置により送信される無線信号を受信し、受信した無線信号における指定された周波数帯の無線信号を選択的に同調する。そして、受信部22は、同調した無線信号を増幅した後、当該無線信号をアナログ−デジタル変換することによりストリームを抽出する。
すなわち、受信部22は、所定の同調先に選局することにより、特定の局側装置により送信される選択された番組を含むストリームを抽出する。そして、受信部22は、抽出したストリームをストリーム復号処理部23へ出力する。
なお、局側装置は、たとえば光ファイバーを伝送路に用いたFTTH(Fiber To The Home)等の有線方式により、ストリームを送信するIPTV(Internet Protocol Television)に対応するサーバでもよい。また、受信部22は、たとえばストリーム処理装置20の外部から接続できるメモリに記憶されたストリームを受けて、受けたストリームをストリーム復号処理部23へ出力してもよい。
ストリーム復号処理部23は、受信部22からストリームを受けると、受けたストリームが暗号化されている場合、以下の処理を行う。すなわち、ストリーム復号処理部23は、受けたストリームのPATパケットを特定し、特定したPATパケットのPATに基づいて、PMTパケットを特定する。次に、ストリーム復号処理部23は、特定したPMTパケットから、CA記述子を抽出し、抽出したCA記述子に基づいてECMパケットを特定する。
次に、ストリーム復号処理部23は、特定したECMパケットに施されている暗号化をEMMのワーク鍵により解除し、ECMパケットからスクランブル鍵を取得する。ストリーム復号処理部23は、取得したスクランブル鍵を用いて当該ストリーム全体を復号し、復号したストリームを解析部24へ出力する。なお、ストリーム復号処理部23は、受信部22から受けたストリームが暗号化されていない場合、当該ストリームをそのまま解析部24へ出力してもよい。
解析部24は、全体が復号されたストリームをストリーム復号処理部24から受けると、DTCP−IPの規定に従って、たとえばLAN12等の所定のネットワーク経由での、IPを利用したストリームの配信処理または移動処理に備えるために、受けたストリームをパーシャルTS化する。具体的には、解析部24は、受けたストリームにおいて、たとえばユーザにより選択された番組の情報を抽出する。この際、解析部24は、必要に応じて当該番組の情報に含まれるビデオデータのトランスコード処理を行ってもよい。
そして、解析部24は、抽出した番組の情報において、たとえば100ミリ秒毎に受けるPMTパケットのセクションデータにおけるCA記述子を削除し、DTCP記述子を含めることにより送信用ストリームを作成する。
DTCP記述子は、ストリームの複製を制限するための複製制限情報である。具体的には、DTCP記述子は、たとえばストリームの配信または移動のモードを示す。また、DTCP記述子には、上記モードを指定するための識別情報であるDTCP_CCIおよびretention_move_modeが含まれる。
DTCP−IPの規定では、DTCP_CCIおよびretention_move_modeの値を、ストリームの配信処理または移動処理に応じて所定の値に設定することを定めている。なお、ストリーム処理装置20は、ストリームの移動処理を行う際に、所定回数まで自己にストリームを残したまま当該ストリームをDLNA対応機器11へ送信できる場合がある。
解析部24は、ストリームの配信処理または移動処理に対応できるように、DTCP記述子におけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeに用いるフィールドをブランクにしておく。このように、解析部24は、当該ストリームのパーシャルTS化を完了させることにより送信用ストリームを作成し、作成した送信用ストリームをローカル暗号処理部26へ出力する。なお、解析部24は、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに用いるフィールドをブランクにせずに、移動処理または配信処理に対応した値を上記フィールドに含めてもよい。移動処理または配信処理に対応した値については、後述する。
また、解析部24は、ストリームのパーシャルTS化を行う際に、繰り返し再送されるPMTパケットから、新しいPMTパケットへ切替わるタイミングで当該新しいPMTパケットを取得し、取得した新しいPMTパケットから以下の情報を取得する。
すなわち、解析部24は、新しいPMTパケットのPIDと、新しいPMTパケットの当該ストリームにおける位置であるバイトオフセット情報と、新しいPMTパケットのDTCP記述子におけるDTCP_CCIに用いる2ビットおよびretention_move_modeに用いる1ビットのフィールドのセクションデータにおける先頭からのオフセット値とを取得する。
そして、解析部24は、新しいPMTパケットへ切替わるタイミングにおいて、たとえば図5に示すマップファイルに以下の情報を書込む。すなわち、解析部24は、新しいPMTパケットのPIDと、新しいPMTパケットのバイトオフセット情報と、DTCP記述子におけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeのセクションデータの先頭からのオフセット値と、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値とを、上記マップファイルに書込む。
DTCP記述子におけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値は、DTCP−IPの規定により以下の値に設定するように定められている。すなわち、解析部24は、DTCP−IPの規定に従って、たとえば上記ストリームをDLNA対応機器11への配信処理に対応させる場合、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値として、それぞれ01(No-more-copies)および1(Non-Move-mode)をマップファイルに書込む。
また、解析部24は、DTCP−IPの規定に従って、たとえば上記ストリームをDLNA対応機器11への移動処理に対応させる場合、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値として、以下の値をマップファイルに書込む。すなわち、解析部24は、DTCP−IPによる送信に用いるPCP(Protected Content Packet)のヘッダにおけるE−EMI(Extended Encryption Mode Indicator)に用いる4ビットに、1世代のみコピー可(Copy One Generation)を示す暗号化モードであるモードB1である1010を設定して当該ストリームを移動する場合、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値として、それぞれ10(Copy-one-generation)および0(Move-mode)をマップファイルに書込む。
また、解析部24は、上記E−EMIの4ビットに、コンテンツ移動中(Move)を示す暗号化モードであるモードC1である0110を設定して当該ストリームを移動する場合、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値として、それぞれ01および1をマップファイルに書込む。
また、解析部24は、DTCP−IPの規定に従って、たとえば上記ストリームをDLNA対応機器11への配信処理および移動処理の両方に対応させる場合、図6に示すようにストリームの配信処理および移動処理に用いるための、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値をマップファイルに書込んでもよい。
更に、解析部24は、DTCP−IPの規定に従って、たとえば上記ストリームをDLNA対応機器11への配信および移動以外の動作にも拡張して対応させる場合、当該動作に用いるための、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに設定する値をマップファイルに書き加えてもよい。
次に、解析部24は、マップファイルに上記情報を書込んだ後、当該マップファイルをマップファイル保持部25に保存する。
ローカル暗号処理部26は、解析部24からパーシャルTS化したストリームを受けると、受けたストリームをローカル暗号化した後、コンテンツ記録部27において保存する。この際、ローカル暗号処理部26は、ストリーム処理装置20における独自鍵を用いて、上記ストリーム全体をローカル暗号化する。これは、ストリームを不正な複製から保護するために、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)が、ストリームを保存する際には、当該ストリームを暗号化して保存することを定めていることによる。
上記独自鍵は、具体的には、ストリーム処理装置20に基づく情報から作成された鍵であり、たとえば上記ストリームをコンテンツ記録部27へ保存する際に用いるファイルパスに基づいて、当該鍵が作成される。また、上記独自鍵は、ストリーム処理装置20が保持する所定の鍵でもよいし、他の装置から受けた鍵でもよい。ストリーム処理装置20は、独自鍵を用いることにより、ストリームに含まれる情報に基づくことなく、当該ストリームを暗号化することができる。
コンテンツ記録部27は、たとえばHDD等の記憶装置であり、ローカル暗号処理部26から受けたストリームを保存する。また、コンテンツ記録部27は、ローカル復号処理部28からストリームを要求されると、要求されたストリームをローカル復号処理部28へ出力する。なお、コンテンツ記録部27は、ストリーム処理装置20に内蔵されてもよいし、ストリーム処理装置20の外部に配置されてもよい。
マップファイル保持部25は、たとえばHDD等の記憶装置であり、解析部24から受けたマップファイルを保持する。また、マップファイル保持部25は、PMT書換部29からマップファイルを要求されると、要求されたマップファイルをPMT書換部29へ出力する。なお、マップファイル保持部25は、ストリーム処理装置20に内蔵されてもよいし、ストリーム処理装置20の外部に配置されてもよい。
ローカル復号処理部28は、たとえばユーザにより選択され、かつローカル暗号化されたストリームをコンテンツ記録部27から読み出す際に、ストリーム処理装置20における独自鍵を用いて上記ストリーム全体をローカル復号化する。そして、ローカル復号処理部28は、ローカル復号化したストリームをPMT書換部29へ出力する。
上記独自鍵は、具体的には、ストリーム処理装置20n基づく情報から作成された鍵であり、たとえばコンテンツ記録部27において保存された上記ストリームのファイルパスに基づいて、当該鍵が作成される。また、上記独自鍵は、ストリーム処理装置20が保持する所定の鍵でもよいし、他の装置から受けた鍵でもよい。
PMT書換部29は、ローカル復号処理部28からローカル復号したストリームを受けると、受けたストリームに対応するマップファイルをマップファイル保持部25から読み出す。そして、PMT書換部29は、指示されたモードに応じて、当該ストリームに所定の処理を行ってDTCP−IP暗号処理部30へ当該ストリームを出力するか、または当該ストリームをそのままDTCP−IP暗号処理部30へ出力する。
より詳細には、PMT書換部29は、読み出したマップファイルのバイトオフセット情報に基づいて、当該ストリームにおけるPMTパケットを特定する。そして、PMT書換部29は、マップファイルのオフセット値に基づいて、特定したPMTパケットに含まれるセクションデータにおけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドを特定する。そして、PMT書換部29は、ブランクとしておいたDTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドに、指示されたモードに対応した値である、たとえば図5に示すマップファイルに含まれる配信用の値を書込む。
ブランクとしておいたDTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドのサイズと、配信用の値のサイズは同じであるので、上記フィールドを書換えてもセクションデータのサイズは変わらない。すなわち、PMT書換部29が、マップファイルに基づいてDTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドを書換えても、ストリームのサイズは変わらない。
なお、PMT書換部29は、DTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドに指示されたモードに対応した値を書込む際に、図6に示すマップファイルに基づいて、状況に応じて配信用または移動用の値を書込んでもよい。すなわち、ストリームの配信処理および移動処理のどちらにも対応できる自由度がある。
また、PMT書換部29は、たとえばストリームのDLNA対応機器11への配信処理または移動処理を行う場合、DTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドにおいて、配信処理または移動処理に対応する値が予め書き込まれている場合、当該ストリームをそのままDTCP−IP暗号処理部30へ出力してもよい。
PMT書換部29は、再送対象のPMTパケットに対しては、マップファイルのPIDに基づいて、再送対象のPMTパケットを特定する。そして、PMT書換部29は、特定した再送対象のPMTパケットに対しても同様に、DTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドに配信処理または移動処理に対応する値を書込む。PMT書換部29は、PMTパケットが次の新しいPMTパケットに切替わるまで、再送対象のPMTパケットに対して上記処理を繰り返し行う。
次に、PMT書換部29は、PMTパケットにおけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeのフィールドに配信処理または移動処理に対応する値を書込んだストリームをDTCP−IP暗号処理部30へ出力する。
DTCP−IP暗号処理部30は、PMT書換部29からストリームを受けると、DTCP−IPの規定に従って、受けたストリームの配信先または移動先であるDLNA対応機器11とのAKEにより交換した鍵を用いて、当該ストリームを暗号化する。この際、DTCP−IP暗号処理部30は、PCPのヘッダにおけるE-EMIを暗号化モードに応じた値に設定する。そして、DTCP−IP暗号処理部30は、暗号化したストリームを通信部31へ出力する。
通信部31は、DTCP−IP暗号処理部30から受けたストリームをLAN12経由でDLNA対応機器11へ送信する。
[ストリーム処理装置の録画動作]
次に、ストリーム処理装置20が、受信したストリームに含まれる番組を録画する際に行う動作を詳細に説明する。
ストリーム処理装置20は、以下に示す各シーケンス図の各ステップを図示しないメモリから読み出して実行する。このプログラムは、外部からインストールすることができる。このインストールされるプログラムは、たとえば記録媒体に格納された状態で流通する。
図7は、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置における録画処理の動作手順のシーケンスの一例を示す図である。
図8は、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置おいて録画処理されるストリームの一例を示す図である。
図7および図8を参照して、まず、受信部12は、たとえばユーザにより選択された番組を録画するために、当該番組を含むストリームを受信する(ステップS102)。
次に、受信部12は、図8の(K)に示すストリームKを受信し、受信したストリームKをストリーム復号処理部23へ出力する(ステップS104)。たとえば、ストリームKにおけるPATパケットまたはPMTパケット以外のパケットに含まれる情報は、暗号化されている。
次に、ストリーム復号処理部23は、受信部12からストリームKを受けると、受けたストリームKのPATパケットからPMTパケットを特定し、特定したPMTパケットのPMT解析を行うことによりECMパケットを特定する。次に、ストリーム復号処理部23は、特定したECMパケットに施されている暗号処理をEMMのワーク鍵により解除し、図8の(L)に示すストリームLへ変換する。次に、ストリーム復号処理部23は、復号化したECMパケットからスクランブル鍵を取得し、取得したスクランブル鍵を用いてストリームL全体を復号することにより、図8の(M)に示すストリームMへ変換する(ステップS106)。
次に、ストリーム復号処理部23は、変換したストリームMを解析部24へ出力する(ステップS108)。
次に、解析部24は、ストリーム復号処理部23からストリームMを受けると、受けたストリームMをパーシャルTS化する。これにより、解析部24は、PATおよびPMTを書換えることにより、DTCP−IPの規定に従う配信処理または移動処理に対応するNewPATおよびNewPMTを含む、図8の(N)に示すストリームNを作成する(ステップS110)。
次に、解析部24は、パーシャルTS化したストリームNをローカル暗号処理部26へ出力する(ステップS112)。
また、解析部24は、再送でない新しいPMTパケットへ切替わるタイミング毎に、新しいPMTパケットのPIDと、上記PMTパケットのバイトオフセット情報と、DTCP記述子におけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeのセクションデータの先頭からのオフセット値と、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに書込む値とを、マップファイル保持部25へ出力する(ステップS114)。
次に、マップファイル保持部25は、解析部24から受けた、新しいPMTパケットのPIDと、上記PMTパケットのバイトオフセット情報と、DTCP記述子におけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeのセクションデータの先頭からのオフセット値と、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに書込む値とを、記憶装置における所定のマップファイルへ記録する(ステップS116)。
次に、ローカル暗号処理部26は、解析部24からパーシャルTS化したストリームNを受けると、受けたストリームN全体のローカル暗号化を行うことにより、図8の(O)に示すストリームOへ変換する(ステップS118)。
この際、ローカル暗号処理部26は、たとえばストリームOをコンテンツ記録部27へ保存する際に用いられるファイルパスに基づいてローカル暗号処理用の鍵を作成し、作成した鍵によりストリームN全体のローカル暗号化を行ってもよい。
次に、ローカル暗号処理部26は、作成したストリームOを上記ファイルパスで保存するために、ストリームOをコンテンツ記録部27へ出力する(ステップS120)。
次に、コンテンツ記録部27は、ローカル暗号処理部26から受けたストリームOを、上記ファイルパスで記憶装置に保存する(ステップS122)。
以上の動作により、マップファイルの作成を行いながら、パーシャルTS化したストリームの録画処理が行われる。
なお、上記のステップS110において、解析部24は、ストリームMから抽出したPMTに基づいてNewPMTを作成する際に、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに、配信処理または移動処理のどちらかに対応した値を書込んだNewPMTを含むストリームNを作成してもよい。
たとえば、解析部24は、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに、配信処理に対応した値を書込んだNewPMTを含むストリームNを作成する。
これにより、ストリーム処理装置20は、録画したストリームをLAN12経由でDLNA対応機器11へ配信する場合、当該ストリームのDTCP_CCIおよびretention_move_modeを書換えることなく、当該ストリームをDLNA対応機器11へ配信することができる。
また、解析部24は、図5に示すマップファイルに移動用の値を記録する。
これにより、ストリーム処理装置20は、録画したストリームをLAN12経由でDLNA対応機器11へ移動する場合、当該ストリームのDTCP_CCIおよびretention_move_modeをマップファイルに基づいて移動用の値に書換えることにより、当該ストリームをDLNA対応機器11へ移動することができる。
また、たとえば、解析部24は、DTCP_CCIおよびretention_move_modeに、移動処理に対応した値を書込んだNewPMTを含むストリームNを作成する。
これにより、ストリーム処理装置20は、録画したストリームをLAN12経由でDLNA対応機器11へ移動する場合、当該ストリームのDTCP_CCIおよびretention_move_modeを書換えることなく、当該ストリームをDLNA対応機器11へ移動することができる。
また、解析部24は、図5に示すマップファイルに配信用の値を記録する。
これにより、ストリーム処理装置20は、録画したストリームをLAN12経由でDLNA対応機器11へ配信する場合、当該ストリームのDTCP_CCIおよびretention_move_modeをマップファイルに基づいて配信用の値に書換えることにより、当該ストリームをDLNA対応機器11へ配信することができる。
すなわち、ストリーム処理装置20は、図6に示すマップファイルを用意することなく、録画したストリームをLAN12経由でDLNA対応機器11へ配信または送信することができる。
[ストリーム処理装置の配信動作または移動動作]
次に、ストリーム処理装置20が、録画したストリームを配信処理または移動処理する際に行う動作を詳細に説明する。
図9は、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置における配信処理または移動処理の動作手順のシーケンスの一例を示す図である。
図10は、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置おいて配信処理または移動処理されるストリームの一例を示す図である。
図8から図10を参照して、まず、ローカル復号処理部28は、ユーザにより指定された番組の配信処理または移動処理を行うために、当該番組を含む、図8の(O)に示すストリームOをコンテンツ記録部27から取得する(ステップS202)。
次に、ローカル復号処理部28は、コンテンツ記録部27から取得したストリームO全体のローカル復号処理を行い、図10の(P)に示すストリームPへ変換する(ステップS204)。
この際、ローカル復号処理部28は、たとえばコンテンツ記録部27から取得したストリームOのファイルパスに基づいてローカル復号処理用の鍵を作成し、作成した鍵によりストリームO全体のローカル復号処理を行ってもよい。
次に、ローカル復号処理部28は、ローカル復号処理したストリームPをPMT書換部29へ出力する(ステップS206)。
次に、PMT書換部29は、ストリームPをローカル復号処理部28から受けると、ストリームPに対応するマップファイルをマップファイル保持部25から読み出す(ステップS208)。
次に、PMT書換部29は、読み出したマップファイルに基づいて、ストリームPのNewPMTに含まれるDTCP記述子におけるDTCP_CCIおよびretention_move_modeに、指示されたモードに対応する値を書込む。これにより、PMT書換部29は、上記値を書込んだPMTであるNewPMT2を含む図10の(Q)に示すストリームQへ変換する。(ステップS210)。
次に、PMT書換部29は、変換したストリームQをDTCP−IP暗号処理部30へ出力する(ステップS212)。
次に、DTCP−IP暗号処理部30は、ストリームQをPMT書換部29から受けると、DTCP−IPの仕様に従って、受けたストリームQの暗号化処理を行うことにより、図10のRに示すストリームRへ変換する(ステップS214)。
この際、DTCP−IP暗号処理部30は、DLNA対応機器11とのAKEにより交換した鍵を用いて、ストリームQの暗号化処理を行う。
次に、DTCP−IP暗号処理部30は、変換したストリームRを通信部31へ出力する(ステップS216)。
次に、通信部31は、DTCP−IP暗号処理部30からストリームRを受けると、たとえばLAN12経由でストリームRをDLNA対応機器11へ送信する(ステップS218)。
以上の動作により、マップファイルに基づいて、指示されたモードに対応する値をPMTへ書き込んだストリームの、DLNA-IPの規定に従った配信処理または移動処理が行われる。
ところで、ストリーム処理装置40は、HDDに録画されているストリームを送信先のDLNA対応機器へ送信する際には、当該ストリームに基づいて新たに作成したストリームを送信する。この際、ストリーム処理装置40は、DTCP−IPの規定に従って、CA記述子を削除した上で、DTCP記述子を挿入した新たなPMTを、新たに作成したストリームに含める。これにより、HDDに録画されているストリームに含まれるPMTのサイズおよび新たなPMTのサイズは、異なる。このため、HDDに録画されているストリームのサイズおよび送信される新たに作成されたストリームのサイズが異なることになる。すなわち、ストリーム処理装置40は、自己のHDDに録画したストリームのサイズを予め送信先のDLNA対応機器へ通知していても、当該サイズおよび実際に送信するストリームのサイズが一致しなくなってしまうので、送信するストリームのサイズを正しく伝えることができない。
また、PMT解析は、処理負荷が大きいので、PMT解析を行う回数は少ない方が好ましい。しかしながら、ストリーム処理装置40は、受信したストリームにおけるECMパケットを復号化する際に、PMT解析を行う。更に、ストリーム処理装置40は、録画されているストリームを送信する際に行うパーシャルTS化処理においても、PMT解析を行う。これにより、ストリーム処理装置40は、PMT解析を受信時および送信時の2回行う必要があるので、処理負荷が重いという問題がある。
また、ストリーム処理装置40は、ストリームを録画する際にはECMパケットのみローカル暗号化するので、ストリーム全体を復号するために必要なスクランブル鍵を取得するために必要な情報、すなわちCAPIDを含むCA記述子を保持しておかなければならない。このため、ストリーム処理装置40は、当該ストリーム全体の復号が完了するまでCA記述子を削除できない。これにより、ストリーム処理装置40は、少なくとも上記ストリームを受信してから録画するまで、パーシャルTS化を完了させることができない。
これに対して、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、ストリーム復号処理部23は、ストリームが暗号化されている場合に、ストリームを復号するために必要なスクランブル鍵の位置を指定する位置指定情報におけるCAPIDに基づいて、ストリームからスクランブル鍵を取得し、取得したスクランブル鍵を用いてストリーム全体を復号する。解析部24は、選択された番組の情報を、復号されたストリームから抽出し、抽出した番組の情報から位置指定情報を削除し、削除後の番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成する。そして、ローカル暗号処理部2は、送信用ストリームを暗号化し、暗号化した送信用ストリームをコンテンツ記録部27に記録する。
このように、ストリームの受信時において送信用のストリームを作成する構成により、送信用のストリームを作成する処理を、受信時のみで済ますことができることから、ストリームの送信処理を簡素化することができる。これにより、たとえば、ストリーム処理装置20がストリームの送信の要求を受けてから、当該ストリームの送信を開始するまでの遅延時間の増大を防ぐことができる。
また、たとえば、ストリーム処理装置20が、異なるタイミングで、複数の他の装置へ送信用のストリームを送信する場合でも、各タイミングにおいて送信用のストリームを都度作成する必要がない。これにより、送信用のストリームの作成処理の負荷を大幅に軽減することができる。
また、記憶部に記録するストリームのサイズを、実際に送信するストリームのサイズと同じにすることができるため、正しいストリームのサイズを予めDLNA対応機器11へ通知することができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、選択された番組の情報に含まれるPMTパケットにおいて、位置指定情報であるCA記述子を削除し、複製制限情報であるDTCP記述子を挿入することにより、所定のネットワーク経由での送信に対応した送信用ストリームを作成する。
このような構成により、DTCP−IPの規定に従った送信が可能な送信用のストリームを作成することができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、PMTパケットのDTCP記述子は、ストリームの複製制限についての複数のモードのうちいずれかのモードを示す。そして、解析部24は、モード毎に、送信用ストリームの送信において必要な情報を含むマップファイルを作成する。
このような構成により、送信時において、送信用のストリームにおけるPMTパケットを、たとえばLAN12経由での送信における各種モードに応じて書換えることができる。これにより、送信用のストリームを、当該モードに対応させることができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、送信用ストリームにおけるPMTパケットの位置を示すバイトオフセット情報を、マップファイルに含める。
このような構成により、送信用のストリームにおけるPMTパケットの位置を特定することができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、PMTパケットおけるモードを指定するためのフィールドの位置を示すオフセット値を、マップファイルに含める。
このような構成により、PMTパケットの解析を行うことなく、当該PMTパケットにおいて、書換える必要がある送信のモードを指定するためのフィールドの位置を特定することができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、送信用ストリームを受信する装置に、ストリームを記録させないモードを示す識別情報を、マップファイルに含める。
このような構成により、送信時において、送信用のストリームをたとえばLAN12経由での配信処理に対応させることができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、送信用ストリームを受信する装置にストリームの記録はさせるが複製はさせないモードを示す識別情報を、マップファイルに含める。
このような構成により、送信時において、送信用のストリームをたとえばLAN12経由での移動処理に対応させることができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、PMTパケットの識別情報であるPIDを、マップファイルに含める。
このような構成により、バイトオフセット情報を利用しなくても、送信用のストリームにおいて、再送対象のPMTパケットを特定することができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、解析部24は、新たに更新されたPMTパケットを受信する毎に、送信用ストリームの送信において必要な情報をマップファイルに含める。
これにより、PMTパケットの再送毎に、PMTパケットを書換えるために必要な情報をマップファイルに記録しなくてもよいので、マップファイルに記録する処理の負荷を軽減することができる。
また、ストリーム処理装置20は、送信用のストリームにおいて、新たに更新されたPMTパケットを、バイトオフセット情報を利用することにより特定でき、また、PIDを利用することにより再送対象のPMTパケットを特定することができる。従って、新たに更新されたPMTを受信する毎に、送信用ストリームの送信において必要な情報をマップファイルに含めることにより、送信用のストリームにおけるPMTパケット全てを、送信のモードに応じて書換えることができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム処理装置では、ローカル復号処理部28は、コンテンツ記録部27に記録された送信用ストリームを復号化する。PMT書換部29は、指示されたモードに応じて、復号化された送信用ストリームに書換処理を行って出力するか、または復号化された送信用ストリームを出力する。そして、通信部31は、PMT書換部29から受けた送信用ストリームを所定のネットワーク経由で他の装置へ送信する。
このような構成により、配信処理または移動処理に対応したストリームを作成し、作成したストリームを他の装置へ配信または移動することができる。
また、たとえば、受信時において配信処理または移動処理に対応した送信用のストリームを作成していても、送信時において、それぞれ、移動処理または配信処理に対応したストリームに書換えることができる。
また、本発明の実施の形態に係るストリーム取得装置および再生処理装置は、MPEG2−TS規格に従うストリームの受信処理を行なう構成であるとしたが、これに限定するものではない。他の規格に従うストリームの受信処理を行なう構成であってもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ストリーム処理システム
11 DLNA対応機器
12 LAN
20 ストリーム処理装置
21 アンテナ
22 受信部
23 ストリーム復号処理部
24 解析部(ストリーム作成部およびマップファイル作成部)
25 マップファイル保持部
26 ローカル暗号処理部
27 コンテンツ記録部
28 ローカル復号処理部
29 PMT書換部(モード別処理部)
30 DTCP−IP暗号処理部
31 通信部

Claims (12)

  1. 1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを処理するためのストリーム処理装置であって、
    前記ストリームを受信するための受信部と、
    前記受信部によって受信された前記ストリームが暗号化されている場合に、前記ストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報に基づいて、前記ストリームから前記復号化情報を取得し、取得した前記復号化情報を用いて前記ストリーム全体を復号するためのストリーム復号処理部と、
    ユーザによって選択された番組の情報を、前記ストリーム復号処理部によって復号された前記ストリームから抽出し、抽出した前記番組の情報から前記位置指定情報を削除し、削除後の前記番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成するためのストリーム作成部と、
    前記ストリーム作成部によって作成された前記送信用ストリームを暗号化し、暗号化した前記送信用ストリームを、前記ストリーム処理装置の内部または外部における記憶部に記録するためのローカル暗号処理部と
    前記記憶部に記録された前記送信用ストリームを他の装置へ送信するための通信部とを備える、ストリーム処理装置。
  2. 前記ストリーム作成部は、前記選択された番組の情報に含まれるPMT(Program Map Table)パケットにおいて、前記位置指定情報であるCA(Conditional Access)記述子を削除し、前記複製制限情報であるDTCP(Digital Transmission Content Protection)記述子を挿入することにより、所定のネットワーク経由での送信に対応した前記送信用ストリームを作成する、請求項1に記載のストリーム処理装置。
    において。
  3. 前記PMTパケットの前記DTCP記述子は、ストリームの複製制限についての複数のモードのうちいずれかのモードを示し、
    前記ストリーム処理装置は、さらに、
    記送信用ストリームに前記モードを設定する際に用いる情報を含むマップファイルを前記モード毎に作成するためのマップファイル作成部を備える、請求項2に記載のストリーム処理装置。
  4. 前記マップファイル作成部は、前記送信用ストリームにおける前記PMTパケットの位置を示すバイトオフセット情報を、前記マップファイルに含める、請求項3に記載のストリーム処理装置。
  5. 前記マップファイル作成部は、前記PMTパケットおける前記モードを指定するためのフィールドの位置を示すオフセット値を、前記マップファイルに含める、請求項3または請求項4に記載のストリーム処理装置。
  6. 前記マップファイル作成部は、前記送信用ストリームを受信する装置に、前記ストリームを記録させない前記モードを示す識別情報を、前記マップファイルに含める、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のストリーム処理装置。
  7. 前記マップファイル作成部は、前記送信用ストリームを受信する装置に前記ストリームの記録はさせるが複製はさせない前記モードを示す識別情報を、前記マップファイルに含める、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のストリーム処理装置。
  8. 前記マップファイル作成部は、前記PMTパケットの識別情報であるPID(Packet Identification)を、前記マップファイルに含める、請求項3から請求項7のいずれか1項に記載のストリーム処理装置。
  9. 前記PMTパケットは前記送信用ストリームの中で再送が可能であり、前記マップファイル作成部は、新たに更新されたPMTパケットを前記受信部経由で受信する毎に、前記送信用ストリームに前記モードを設定する際に用いる情報を前記マップファイルに含める、請求項3から請求項8のいずれか1項に記載のストリーム処理装置。
  10. 前記ストリーム処理装置は、さらに、
    前記記憶部に記録された前記送信用ストリームを復号するためのローカル復号処理部と、
    復号された前記送信用ストリームに前記マップファイルを用いて前記モードを設定する処理を行って出力するか、または復号された前記送信用ストリームを出力するためのモード別処理部とを備え
    前記通信部は、前記モード別処理部から受けた前記送信用ストリームを前記所定のネットワーク経由で前記他の装置へ送信する、請求項3から請求項9のいずれか1項に記載のストリーム処理装置。
  11. 1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを受信して処理するためのストリーム処理装置におけるストリーム処理方法であって、
    受信した前記ストリームが暗号化されている場合に、前記ストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報に基づいて、前記ストリームから前記復号化情報を取得し、取得した前記復号化情報を用いて前記ストリーム全体を復号するステップと、
    ユーザによって選択された番組の情報を、復号た前記ストリームから抽出し、抽出した前記番組の情報から前記位置指定情報を削除し、削除後の前記番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成するステップと、
    作成した前記送信用ストリームを暗号化し、暗号化した前記送信用ストリームを、前記ストリーム処理装置の内部または外部における記憶部に記録するステップと
    前記記憶部に記録した前記送信用ストリームを他の装置へ送信するステップとを含む、ストリーム処理方法。
  12. 1または複数の番組の情報を複数のパケットに分割したストリームを受信して処理するためのストリーム処理装置において用いられるストリーム処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    受信した前記ストリームが暗号化されている場合に、前記ストリームを復号するために必要な復号化情報の位置を指定する位置指定情報に基づいて、前記ストリームから前記復号化情報を取得し、取得した前記復号化情報を用いて前記ストリーム全体を復号するステップと、
    ユーザによって選択された番組の情報を、復号た前記ストリームから抽出し、抽出した前記番組の情報から前記位置指定情報を削除し、削除後の前記番組の情報、およびストリームの複製を制限するための複製制限情報を含む送信用ストリームを作成するステップと、
    作成した前記送信用ストリームを暗号化し、暗号化した前記送信用ストリームを、前記ストリーム処理装置の内部または外部における記憶部に記録するステップと
    前記記憶部に記録した前記送信用ストリームを他の装置へ送信するステップとを実行させるための、ストリーム処理プログラム。
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