JP5866543B1 - 宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法 - Google Patents

宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】固定電話網に接続されて他の固定電話機と通話可能な既存の固定電話機の通信圏内に携帯電話端末があるか否かに応じて、宅内の電気機器のON/OFFを簡易且つ安価に切り替え、ユーザの利便性を向上する。【解決手段】監視システムでは、固定電話網に接続されて他固定電話機と通話可能な親機は、携帯電話端末が親機の無線通信圏内に位置する場合に電源供給装置の動作モードに設定し、携帯電話端末が親機の無線通信圏内に位置しない場合に電源供給装置の動作停止モードに設定する。電源供給装置は、宅内に配設された電気機器に接続され、親機により動作モードに設定された場合に電気機器への電源を供給し、親機により動作停止モードに設定された場合に電気機器への電源を供給しない。【選択図】図8

Description

本発明は、住宅内の状況を監視する宅内監視システム及び監視システムにおける監視方法に関する。
従来、住宅内を監視するための監視システムの一例として、遠隔地からも容易に遠隔監視し、映像及び音声の双方向通信によって監視対象を監視する監視カメラシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す監視システムは、所定の住宅敷地内(構内)の宅内分電盤に設置された監視サーバであるコントローラと、玄関門扉に設置されたインターフォン子機である第1カメラユニットと、ダイニングルームに設置された第2カメラユニットと、ベッドルームに設置された第3カメラユニットと、リビングルームに設置されたインターフォン親機である室内ユニットと、1つ以上の遠隔地にある携帯電話機とを含む構成である。例えば住人の外出時には、コントローラは、各カメラユニットが侵入者を検出する度に、侵入者を捕捉するように撮像及び収音した映像信号及び音声信号を切り替えて携帯電話機に転送する。
特開2007−323533号公報
しかし、上述した特許文献1の構成では、侵入者の動き及び音を捕捉するように各カメラユニットからの映像信号及び音声信号を適宜切り替えて携帯電話機に転送するので、コントローラの構成が複雑となり、費用のコストアップが避けられず、コントローラを含む監視システムの導入を安価に行うことが困難であった。また、特許文献1の構成では、携帯電話機に対する特別な操作が無くても宅内に配設された電気機器のON/OFFを制御することは考慮されていないので、ユーザの利便性に欠けるという課題もある。
本発明は、従来の問題を解決するために、固定電話網に接続されて他の固定電話機と接続する既存の固定電話機の通信圏内に携帯電話端末があるか否かに応じて、宅内の電気機器のON/OFFを簡易且つ安価に切り替え、ユーザの利便性を向上する宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法を提供することを目的とする。
本発明は、宅内に配設された電気機器にプラグ端子を介して接続され、前記電気機器への電源を供給する電源供給装置と、前記電源供給装置とDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続されて他固定電話機と接続し、かつ前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備え、前記電源供給装置は、前記電源供給装置の動作時間情報を保持し、前記動作時間情報を基に、前記電源供給装置の動作を切り替え、前記親機は、前記親機と無線ルータを介して接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末が前記無線ルータの無線通信圏内に移動した場合に前記電源供給装置を動作させるための第1切替信号を、前記DECTの通信方式を用いて前記電源供給装置に送信し、前記電源供給装置は、前記動作時間情報より前記親機から送信された前記第1切替信号を優先して前記電気機器への電源を供給する、宅内監視システムである。また、本発明は、宅内に配設された電気機器にプラグ端子を介して接続され、前記電気機器への電源を供給する電源供給装置と、前記電源供給装置とDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続されて他固定電話機と接続し、かつ前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備えた宅内監視システムにおける監視方法であって、前記電源供給装置は、前記電源供給装置の動作時間情報を保持し、前記動作時間情報を基に、前記電源供給装置の動作を切り替え、前記親機は、前記親機と無線ルータを介して接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末が前記無線ルータの無線通信圏内に移動した場合に前記電源供給装置を動作させるための第1切替信号を、前記DECTの通信方式を用いて前記電源供給装置に送信し、前記電源供給装置は、前記動作時間情報より前記親機から送信された前記第1切替信号を優先して前記電気機器への電源を供給する、宅内監視システムにおける監視方法である。
本発明によれば、固定電話網に接続されて他の固定電話機と通話可能な既存の固定電話機の通信圏内に携帯電話端末があるか否かに応じて、宅内の電気機器のON/OFFを簡易且つ安価に切り替えできるので、ユーザの利便性を向上することができる。
本実施形態の宅内監視システムのシステム構成の一例を示す図 親機の内部構成の一例を示すブロック図 コードレス子機の内部構成の一例を示すブロック図 カメラの内部構成の一例を示すブロック図 センサの内部構成の一例を示すブロック図 スマートフォンの内部構成の一例を示すブロック図 スマートプラグの内部構成の一例を示すブロック図 本実施形態の宅内監視システムにおけるスマートプラグのON/OFFを制御する動作手順の一例を説明するフローチャート 本実施形態の宅内監視システムにおいてスマートプラグのON/OFFのスケジュールの設定画面がスマートフォンに表示された様子の一例を示す図
以下、本発明に係る宅内監視システムを具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照しながら説明する。以下の本実施形態では、本発明に係る宅内監視システムの一例として、住宅のセキュリティ又は住宅の住人(以下、単に「ユーザ」という)の生活や住宅監視の利便性を向上するために用いられる宅内監視システムを例示して説明する。なお、本発明は、宅内監視システムに限定されず、宅内監視システムを構成する各装置又は各装置における方法、プログラムとして表現することも可能である。
本実施形態の宅内監視システムは、固定電話網に接続されて他固定電話機と通話可能な親機と、親機との間で無線ルータを用いて無線通信可能であり、携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末と、宅内に配設された電気機器に接続され、電気機器への電源を供給する電源供給装置と、を備え、親機は、携帯電話端末が親機の無線通信圏内に位置する場合に電源供給装置の動作モードに設定し、携帯電話端末が親機の無線通信圏内に位置しない場合に電源供給装置の動作停止モードに設定し、電源供給装置は、親機により動作モードに設定された場合に電気機器への電源を供給し、親機により動作停止モードに設定された場合に電気機器への電源を供給しない。
図1は、本実施形態の宅内監視システム5のシステム構成の一例を示す図である。宅内監視システム5は、主に宅内8に設置されており、親機10と、2台のコードレス子機(以下、単に「子機」ともいう)20A,20Bと、複数台のカメラ(屋内カメラ30A,監視カメラ30B,…)と、各種センサ(具体的には、人感センサ40A,40B,煙センサ40C,開閉センサ40D,…)と、スマートフォン50と、無線ルータ60と、複数台のスマートプラグ(スマートプラグ80,…)とを含む構成である。図1では図示が省略されているが、個々のスマートプラグ80には、宅内に配設された電気機器(例えばエアーコンディショナ、照明器具等)が電気的に接続されている。なお、この宅内監視システム5の構成は一例であり、種々の態様に変更可能である。
宅内監視システム5におけるゲートウェアとしての機能を有する親機10は、宅内監視システム5の全体の動作を制御する制御装置であり、例えばDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)の通信方式を用いて、子機、カメラ、センサ、スマートプラグ等と通信可能に接続される。また、親機10は、無線LANを用いた無線ルータ60を介してインターネット65に接続される。また、親機10は、有線で固定電話網85に接続され、固定電話機800と通話可能である。また、親機10は、差込口10aに挿入された子機20Aを充電する機能を有する。
子機20A,20Bは、DECTの通信方式を用いて親機10と接続され、親機10と通話可能である。以下、特に2台の子機20A,20Bを区別する必要が無い場合には、子機20と総称する。
各種センサ40(具体的には、人感センサ40A,40B,煙センサ40C,開閉センサ40D,…)は、DECTの通信方式を用いて親機10と接続される。ここでは、センサとして、窓の開閉を検出する開閉センサ40D、煙を感知する煙センサ40C、及び赤外線によって人を感知する人感センサ40A,40Bが用いられる。以下、特にこれらのセンサの種類を区別する必要が無い場合には、センサ40と総称する。また、後述するように、カメラ30に内蔵された赤外線センサ313(図4参照)も、人感センサとして用いられる。
複数台のカメラ(例えば屋内カメラ30A,監視カメラ30B,…)は、通話機能を有し、DECTの無線通信方式を用いて親機10と接続される。ここでは、カメラとして、屋外を撮像する監視カメラ30B、及び宅内8を撮像する屋内カメラ30Aが用いられる。以下、特にカメラの種類を区別する必要が無い場合、カメラ30と総称する。
スマートフォン50は、無線LANを用いた無線ルータ60を介して親機10と接続され、また、3G(第3世代)、HSPA(High Speed Packet Access)若しくはLTE(Long Term Evolution)等の通信方式を用いた携帯電話網75を介して携帯電話機70や他のスマートフォン等と接続される。
スマートプラグ80は、DECTを用いた無線通信機能を有し、DECTの無線通信方式を用いて親機10と接続される。スマートプラグ80は、宅内8に配設された電気機器(例えばエアーコンディショナ、照明器具、カメラ30、センサ40)に電気的に接続され、動作モードである間では個々のスマートプラグ80に接続された電気機器に対して電源を供給し、動作停止モードである間では個々のスマートプラグ80に接続された電気機器に対して電源を供給しない。
図2は、親機10の内部構成の一例を示すブロック図である。親機10は、制御部109と、記憶部103と、操作部105と、表示部106とを含む構成である。親機10は、各種の入力操作を受け付け、表示部106に画像等の情報を表示する。制御部109は、呼制御部110及び音声ストリーム処理部112を内蔵し、通話の呼制御や音声データの処理等を行う。
また、親機10は、画像メモリ制御部115と、画像メモリ116とを有し、カメラ30で撮像された画像データ等を画像メモリ116に記憶する。
また、親機10は、無線LAN制御部121と、無線LAN通信I/F部122とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介してスマートフォン50、カメラ30等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、親機10は、DECTプロトコル制御部108と、DECT無線I/F部107とを有し、DECTの無線方式を用いて、子機20、センサ40及びカメラ30と無線接続を行う。
また、親機10は、音声バス117と、音声入出力制御部104と、スピーカ129と、マイク128とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。
また、親機10は、固定電話回線I/F部101を有し、固定電話網85に接続された外部の固定電話機800(図1参照)と通話可能である。
また、親機10は、子機/携帯端末充電部126を有し、差込口10aに挿入された子機20若しくはスマートフォン50を充電する。
また、親機10は、留守番電話制御部125を有し、例えばマイク128に入力された音声信号を入力して所定の音声信号処理を施し、留守番電話メッセージを記憶し、留守番電話メッセージの録音及び再生を制御する。
また、親機10は、USB通信I/F部127を有し、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースを有する機器やメモリ等とデータを送受信する。
また、親機10は、各種センサ40と複数のカメラ30とのペアをそれぞれ関連付けて記憶部103に登録する。例えば、人感センサ40Bと監視カメラ30Bとは、屋外の近接した場所に設置されているので、関連付けて登録される。また、監視カメラ30Bは、後述するように、人感センサである赤外線センサ313(図4参照)を一体として内蔵するので、この赤外線センサ313とも関連付けて登録される。また、人感センサ40Aと、煙センサ40Cと、開閉センサ40Dとは、いずれも宅内8に設置されているので、宅内に配設された複数の屋内カメラ30Aのいずれかとそれぞれ関連付けて登録される。
図3は、(コードレス)子機20の内部構成の一例を示すブロック図である。子機20は、制御部247と、記憶部242と、操作部244と、表示部245とを含む構成である。子機20は、各種の入力操作を受け付け、表示部245に画像等の情報を表示する。
また、子機20は、DECTプロトコル制御部249と、DECT無線I/F部248とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10、センサ40及びカメラ30と無線接続を行う。
また、子機20は、音声バス255と、音声入出力制御部243と、スピーカ252と、マイク251とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。
また、子機20は、2次電池250を有し、コードレス子機として使用する場合には、2次電池250から供給された電力を子機20の各部において供給して動作する。
図4は、カメラ30の内部構成の一例を示すブロック図である。カメラ30の一例としての屋内カメラ30A及び監視カメラ30Bは、いずれもほぼ同じ構成を有する。カメラ30は、制御部309と、記憶部303と、操作部305とを含む構成である。カメラ30は、撮像に関する動作を行うとともに、入力操作を受け付ける。なお、本実施形態ではカメラ30は、屋内カメラ30Aや監視カメラ30Bの他に、例えば宅内8のベビーベッド又はその周囲を監視するために配設されたベビーモニタカメラ(不図示)でもよい。
また、カメラ30は、DECTプロトコル制御部317と、DECT無線I/F部318とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10と無線接続を行う。
また、カメラ30は、無線LAN制御部321と、無線LAN通信I/F部322とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介して、親機10若しくはスマートフォン50等との間で画像データ及び音声データを送受信する。
また、カメラ30は、音声バス307と、音声入出力制御部304と、スピーカ329と、マイク328とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。例えば、カメラ30は、マイク328において収音した音声データを親機10に送信し、親機10から転送された選択音声データ(後述参照)を含む音声データをスピーカ329から出力する。
また、カメラ30は、撮像部312と、画像メモリ制御部316と、画像メモリ315とを有し、撮像部312で撮像された画像データを画像メモリ315に記憶する。撮像部312は、周知の撮像機構を有し、例えばレンズ及び撮像素子(CCD(Charge Coupled Device)若しくはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ)を少なくとも有する。
また、カメラ30は、人感センサとして、PIR(Passive Infra Red)センサである赤外線センサ313を一体に内蔵する。赤外線センサ313は、人が発する熱(赤外線)の変化を検出して人の存在を感知する。カメラ30は、商用交流を電源とする電源部314を有する。但し、カメラ30が上述したベビーモニタカメラである場合には、赤外線センサ313は設けられない。
図5は、センサ40の内部構成の一例を示すブロック図である。センサ40は、制御部447と、記憶部442と、表示ランプ445とを含む構成である。センサ40は、対象(例えば侵入者。以下同様。)を検出した場合に、表示ランプ445を点灯する等、所定の検出動作を行う。
また、センサ40は、DECTプロトコル制御部449と、DECT無線I/F部448とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10と無線接続を行い、対象を検出すると、センサ検出情報を親機10に送信する。
センサ部453は、センサ40の種類によって異なる。例えば、人感センサ40A,40Bの場合、センサ部453は、赤外線の変化によって人を感知するPIRセンサである。玄関若しくは窓等の開閉を検出する開閉センサ40Dの場合、センサ部453は、開閉によってON/OFFに切り替わるリードスイッチである。煙センサ40Cの場合、センサ部453は、発光した光が煙によって遮光されることで煙を感知する発光・受光部である。充電池450は、充電可能な電池であり、各部に電力を供給する。また、センサ部453は、周囲の温度を検出可能な温度センサでもよい。
図6は、スマートフォン50の内部構成の一例を示すブロック図である。携帯電話端末としてのスマートフォン50は、制御部506と、記憶部504と、表示/操作部(例えばタッチパネル)503とを含む構成である。スマートフォン50は、各種の入力操作を受け付け、表示/操作部503に画像や後述するスケジュール設定画面(図9参照)等の情報を表示する。制御部506は、後述するように、カメラ30の機能を設定可能な監視機能制御部514を内蔵する。タッチパネルにより構成される表示/操作部503は、表示部及び操作部が一体化された表示入力部であり、画面に画像やアイコン等の情報を表示するとともに、スマートフォン50を所持するユーザによる画面へのタップ操作(又はタッチ操作)を受け付ける。
また、スマートフォン50は、3Gプロトコル制御部502と、3G無線I/F部501とを有し、3G(第3世代)の無線通信方式を用いて、携帯電話網75に接続された携帯電話機70や他のスマートフォンと無線接続を行う。なお、スマートフォン50は、3G以外の無線通信方式(例えばHSPAやLTE)に対応したプロトコル制御部及び無線I/F部を有してもよい。
また、スマートフォン50は、音声バス515と、音声入出力制御部505と、スピーカ513と、マイク512とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。例えば、スマートフォン50は、マイク512において収音したユーザの音声データを親機10に送信し、カメラ30が収音した通話相手の音声データの転送を親機10から受け、親機10から転送された音声データをスピーカ329から出力する。
また、スマートフォン50は、無線LAN制御部507と、無線LAN通信I/F部508とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介して、親機10若しくはカメラ30等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、スマートフォン50は、USB通信I/F部511を有し、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースを有する機器やメモリ等とデータを送受信する。
図7は、スマートプラグの内部構成の一例を示すブロック図である。スマートプラグ80は、制御部847、記憶部842、及び表示ランプを備えた表示部845を有する。記憶部842には、スマートプラグ80が親機10との間でDECTを用いた無線通信を行うことで設定又は変更が可能なON/OFF条件に関するスケジュール設定情報が登録される。
また、スマートプラグ80は、DECTプロトコル制御部849、及びDECT無線I/F部848を有し、DECTの無線通信方式を用いて親機10と無線通信による接続を行い、この無線通信による接続を介して送信される信号(後述する親機10からの切替信号)に従って、個々のスマートプラグ80に接続される各電気機器(例えばエアーコンディショナ、照明器具、カメラ30、センサ40)へ商用交流電源の供給又は遮断を切り替える。
また、スマートプラグ80は、スイッチ部850を有する。スイッチ部850は、例えば宅内8の配電盤(不図示)から接続された宅内8の各種の位置(例えばダイニングルーム、リビングルーム、ベッドルーム等の位置)に表出されたコンセント端子(不図示)に接続されるプラグ端子851と電気機器に接続されるコンセント端子852との間で、電源としての電力の供給線の接続又は遮断を行う。スイッチ部850は、例えばソレノイドコイル853によって駆動され、ソレノイドコイル853に交流電源からの駆動電流を流すことによってスイッチ部850を閉結し、プラグ端子851とコンセント端子852との間を導通させる。また、スイッチ部854は、制御部847の制御によってソレノイドコイル853に流す駆動電流をON/OFFさせる。
プラグ端子851とスイッチ部850との間には電流検出素子855が設けられ、プラグ端子851とコンセント端子852の間で電流が流れると、電流検出素子855が検知し、検知信号を制御部847へ送る。制御部847は、例えば操作部841からの入力操作があると、電流検出素子855からの検知信号を受けた場合に電気機器への電力を供給している量(電力供給量)を表示部845に表示する。
制御部847は、親機10からスマートプラグ80の動作モードの指示信号がDECT無線I/F部848において受信された場合には、プラグ端子851とコンセント端子852との間を導通させるための切替信号をスイッチ部854に出力する。これにより、プラグ端子851とコンセント端子852との間が導通する。一方、制御部847は、親機10からスマートプラグ80の動作停止モードの指示信号がDECT無線I/F部848において受信された場合には、プラグ端子851とコンセント端子852との間を非導通させるための切替信号をスイッチ部854に出力する。これにより、プラグ端子851とコンセント端子852との間が非導通となる。
また、制御部847は、記憶部842に記憶されているスケジュール設定情報を参照し、スケジュール設定情報に含まれる動作モードの時間(例えば図9参照)になると、プラグ端子851とコンセント端子852との間を導通させるための切替信号をスイッチ部854に出力する。これにより、プラグ端子851とコンセント端子852との間が導通する。なお、動作モードの時間中では、親機10から送信された動作停止モードの指示信号がDECT無線I/F部848において受信されない限り、プラグ端子851とコンセント端子852との間の導通状態は維持される。
一方、制御部847は、記憶部842に記憶されているスケジュール設定情報を参照し、スケジュール設定情報に含まれる動作停止モードの時間(例えば図9参照)になると、プラグ端子851とコンセント端子852との間を非導通させるための切替信号をスイッチ部854に出力する。これにより、プラグ端子851とコンセント端子852との間が非導通となる。なお、動作停止モードの時間中では、親機10から送信された動作モードの指示信号がDECT無線I/F部848において受信されない限り、プラグ端子851とコンセント端子852との間の非導通状態は維持される。
次に、本実施形態の宅内監視システム5におけるスマートプラグ80のON/OFFの制御に関する動作手順について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態の宅内監視システム5におけるスマートプラグ80のON/OFFを制御する動作手順の一例を説明するフローチャートである。
図8において、親機10は、スマートプラグ80との間ではDECTの無線通信を確立しており、スマートプラグ80との間で所定の信号の送受信を経て、現在のスマートプラグ80のON(動作モード)/OFF(動作停止モード)の設定状態を判断する(S11)。
スマートプラグ80が動作モードである場合には(S11、ON)、親機10は、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内にいると判断する。スマートフォン50が親機10の無線通信圏内にいる場合とは、例えばユーザが宅内8にいる場合(在宅中)が該当するように、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内(つまり、無線ルータ60の通信圏内)に存在する場合を示す。ここで、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内から外れた位置に移動した場合には(S12、YES)、親機10は、スマートフォン50が親機10の無線通信圏外に移動したこと(例えばユーザが宅内8から外出して住宅から所定距離以上離れたこと)を認知し、スマートプラグ80に対し、動作停止モード(OFF)に移行する旨の切替信号を送信する(S13)。
これにより、スマートプラグ80は、親機10からの切替信号に応じて、スマートプラグ80のスイッチ部850を非導通状態に切り替え、プラグ端子851とコンセント端子852との間を非導通させる。言い換えると、スマートプラグ80は、スマートプラグ80のコンセント端子852側に接続された電気機器(例えばエアーコンディショナ、照明器具、カメラ30、センサ40)への電源の供給を停止する(S14、電源OFF)。
一方、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内から外れた位置に移動しない場合には(S12、NO)、親機10は、スマートプラグ80に対し、動作モード(ON)を継続する旨の信号を送信する。この場合には、宅内監視システム5の動作は、ステップS11に戻る。
また、スマートプラグ80が動作停止モードである場合には(S11、OFF)、親機10は、スマートフォン50が親機10の無線通信圏外にいると判断する。スマートフォン50が親機10の無線通信圏外にいる場合とは、例えばユーザが宅内8から所定距離以上離れた位置に居る場合(外出中)が該当するように、スマートフォン50が親機10の無線通信圏外(つまり、無線ルータ60の通信圏外)に存在する場合を示す。ここで、スマートフォン50が親機10の無線通信圏外から無線通信圏内の位置に移動した場合には(S15、YES)、親機10は、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内に移動したこと(例えばユーザが宅内8から外出先から宅内8に帰宅したこと)を認知し、スマートプラグ80に対し、動作モード(ON)に移行する旨の切替信号を送信する(S16)。
これにより、スマートプラグ80は、親機10からの切替信号に応じて、スマートプラグ80のスイッチ部850を導通状態に切り替え、プラグ端子851とコンセント端子852との間を導通させる。言い換えると、スマートプラグ80は、スマートプラグ80のコンセント端子852側に接続された電気機器(例えばエアーコンディショナ、照明器具、カメラ30、センサ40)への電源の供給を開始する(S17、電源ON)。
一方、スマートフォン50が親機10の無線通信圏外から無線通信圏内の位置に移動しない場合には(S15、NO)、親機10は、スマートプラグ80に対し、動作停止モード(OFF)を継続する旨の信号を送信する。この場合には、宅内監視システム5の動作は、ステップS11に戻る。
なお、図8においてステップS13,S14では、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内から無線通信圏外に移動した場合には、スマートプラグ80が動作停止モードに移行するように親機10により制御されるが、反対に、スマートプラグ80が動作モードに移行するように親機10により制御されてもよい。
同様に、図8においてステップS16,S17では、スマートフォン50が親機10の無線通信圏外から無線通信圏内に移動した場合には、スマートプラグ80が動作モードに移行するように親機10により制御されるが、反対に、スマートプラグ80が動作停止モードに移行するように親機10により制御されてもよい。
なお、スマートプラグ80に動作モード(ON)や動作停止モード(OFF)の時間が規定されたスケジュール設定情報が予め設定されている場合がある(図9参照)。図9は、本実施形態の宅内監視システム5においてスマートプラグ80のON/OFFのスケジュールの設定画面がスマートフォン50に表示された様子の一例を示す図である。
例えば、月曜日から金曜日の平日では、スマートプラグ80は、午前0時から午前6時、及び午後10時(22時)から午前0時(24時)までは動作モードが規定され、午前6時から午後10時(22時)までは動作停止モードが規定されている。
また、土曜日では、スマートプラグ80は、午前0時から午前8時、及び午後2時(14時)から午前0時(24時)までは動作モードが規定され、午前8時から午後2時(14時)までは動作停止モードが規定されている。更に、日曜日では、スマートプラグ80は、終日動作停止モードが規定されている。
この場合、親機10は、図9に示すスケジュール設定画面に示されたスケジュール設定情報と現在時刻とを比較し、例えばスマートプラグ80を動作モードに切り替えると判断し、かつ、動作モードに切り替えるタイミングがスマートプラグ80自体の動作モードの時間内である場合に、スマートプラグ80を動作モードに切り替えるための切替信号をスマートプラグ80に送信してもよい。また、現在時刻がスマートプラグ80の動作停止モードの時間であった場合でも、スマートプラグ80は、親機10から送信された切替信号を優先して動作モードに切り替えてもよい。即ち、スマートプラグ80は、自身のスケジュール設定情報よりも親機10からの切替信号を優先してもよい。
同様に、親機10は、図9に示すスケジュール設定画面に示されたスケジュール設定情報と現在時刻とを比較し、例えばスマートプラグ80を動作停止モードに切り替えると判断し、かつ、動作停止モードに切り替えるタイミングがスマートプラグ80自体の動作停止モードの時間内である場合に、スマートプラグ80を動作停止モードに切り替えるための切替信号をスマートプラグ80に送信してもよい。また、現在時刻がスマートプラグ80の動作モードの時間であった場合でも、スマートプラグ80は、親機10から送信された切替信号を優先して動作停止モードに切り替えてもよい。即ち、スマートプラグ80は、自身のスケジュール設定情報よりも親機10からの切替信号を優先してもよい。
なお、図9に示すスケジュール設定画面に示されたスケジュール設定情報は、ユーザのスマートフォン50の表示/操作部503に対する所定の入力操作により、適宜変更可能である。変更のための入力操作の途中で操作誤りがあった場合には、例えばアイコンIC1を1度タップすれば、1つ前の操作の入力状態に戻る。またスケジュール設定情報の変更操作が終了した場合には、例えばアイコンIC2を1度タップすれば、所定のホーム画面(不図示)に戻る。
以上により、本実施形態の宅内監視システム5では、親機10は、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内に位置する場合(言い換えると、ユーザの住宅内が親機10の無線通信圏内に含まれる場合において、ユーザが住宅内にいる場合又はユーザが住宅内に近い位置にいる場合)にはスマートプラグ80の動作モードに設定する。一方、親機10は、スマートフォン50が親機10の無線通信圏内に位置しない場合(言い換えると、ユーザの住宅内が親機10の無線通信圏内に含まれる場合において、ユーザが住宅内にいない場合)にはスマートプラグ80の動作停止モードに設定する。スマートプラグ80は、親機10により動作モードに設定された場合にはスマートプラグ80自身に接続された電気機器(例えばエアーコンディショナ、照明器具)への電源を供給し、親機10により動作停止モードに設定された場合には電気機器への電源を供給しない。
これにより、宅内監視システム5は、固定電話網85に接続されて他の固定電話機800と通話可能な既存の固定電話機である親機10の無線通信圏内にスマートフォン50があるか否かに応じて、住宅内のスマートプラグ80に接続された電気機器への電源のON/OFFを簡易且つ安価に切り替えできるので、スマートフォン50に対する特別の入力操作を行わせることなく、ユーザの利便性を向上できる。例えば、ユーザ(居住者)が携行するスマートフォン50が親機10の無線通信圏内(無線通信可能領域)に移動したときに、スマートプラグ80がON(ターンオン)されるので、帰宅時に居住者がわざわざ電灯等のスイッチをオンさせることがない、使い勝手の良いシステムを提供できる。特に侵入者等が居住区に存在する場合に、いきなり電灯等がオンするので侵入者等を警戒させることができ、家のセキュリティに貢献することができる。
また、本実施形態の宅内監視システム5では、スマートフォン50は、表示/操作部503に対するユーザの所定の操作(第1操作)に応じて、スマートプラグ80の動作モード及び動作停止モードのスケジュール設定確認を親機10に要求する。親機10は、スマートプラグ80の動作モード及び動作停止モードに関する情報を記憶部103において記憶し、スマートフォン50からのスケジュール設定確認の要求に応じて、スマートプラグ80の動作モード及び動作停止モードに関する情報を用いてスケジュール設定画面を生成してスマートフォン50に転送する。スマートフォン50は、親機10から転送されたスケジュール設定画面を表示/操作部503に表示する。
これにより、宅内監視システム5は、ユーザの簡単な入力操作により、現在のスマートプラグ80の動作モード及び動作停止モードのスケジュール設定画面をスマートフォン50の表示/操作部503上でユーザに対して容易に閲覧確認させることができるので、ユーザの住宅内の監視に対する利便性を向上できる。
また、本実施形態の宅内監視システム5では、スマートフォン50は、表示/操作部503に表示されたスケジュール設定画面に対するスマートプラグ80の動作モード又は動作停止モードの時間変更操作に応じて、変更後のスマートプラグ80の動作モード又は動作停止モードの時間に関する情報を親機10に送信する。親機10は、スマートフォン50から送信された変更後のスマートプラグ80の動作モード又は動作停止モードの時間に関する情報に応じて、記憶部103に記憶されたスマートプラグ80の動作モード及び動作停止モードに関する情報を更新する。
これにより、宅内監視システム5は、ユーザの簡単な入力操作により、スマートプラグ80の動作モード及び動作停止モードのスケジュールを容易に変更できるので、ユーザの嗜好に合わせて、スマートプラグ80に接続された電気機器のON/OFFの時間を任意に設定でき、ユーザの住宅内の生活に関する利便性を向上できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、携帯電話端末がカメラから転送された画像データを表示し、固定電話網に接続されて他の固定電話機と接続する既存の固定電話機を用いて、携帯電話端末とカメラとのデータの入出力を、ユーザの利便性を損なうことなく安価に実現する宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法として有用である。
5 宅内監視システム
8 宅内
10 親機
10a 差込口
20、20A、20B (コードレス)子機
30、30A、30B カメラ
40 センサ
40A、40B 人感センサ
40C 煙センサ
50 スマートフォン
60 無線ルータ
65 インターネット
70 携帯電話機
75 携帯電話網
85 固定電話網
101 固定電話回線I/F部
103、242、303、442、504、842 記憶部
104、243、304、505 音声入出力制御部
105、244、305、841 操作部
106、245、845 表示部
107、248、448、848 DECT無線I/F部
108、249、449、849 DECTプロトコル制御部
109、247、309、447、506、847 制御部
110 呼制御部
112 音声ストリーム処理部
115 画像メモリ制御部
116 画像メモリ
117、255、307、515 音声バス
121、321、507 無線LAN制御部
122、322、508 無線LAN通信I/F部
126 子機/携帯端末充電部
127 USB通信I/F部
128、251、328、512 マイク
129、252、329、513 スピーカ
250、550 2次電池
312 撮像部
313 赤外線センサ
315 画像メモリ
316 画像メモリ制御部
445 表示ランプ
450 充電池
453 センサ部
501 3G無線I/F部
502 3Gプロトコル制御部
503 表示/操作部
511 USB通信I/F部
514 監視機能制御部
800 固定電話機
851 プラグ端子
852 コンセント端子
853 ソレノイドコイル
850、854 スイッチ部
855 電流検出素子

Claims (4)

  1. 宅内に配設された電気機器にプラグ端子を介して接続され、前記電気機器への電源を供給する電源供給装置と、
    前記電源供給装置とDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続されて他固定電話機と接続し、かつ前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備え、
    前記電源供給装置は、前記電源供給装置の動作時間情報を保持し、前記動作時間情報を基に、前記電源供給装置の動作を切り替え、
    前記親機は、前記親機と無線ルータを介して接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末が前記無線ルータの無線通信圏内に移動した場合に前記電源供給装置を動作させるための第1切替信号を、前記DECTの通信方式を用いて前記電源供給装置に送信し、
    前記電源供給装置は、前記動作時間情報より前記親機から送信された前記第1切替信号を優先して前記電気機器への電源を供給する
    宅内監視システム。
  2. 請求項1に記載の宅内監視システムであって、
    前記親機は、前記携帯電話端末が前記無線ルータの無線通信圏外に移動した場合に前記電源供給装置の動作を停止させるための第2切替信号を、前記DECTの通信方式を用いて前記電源供給装置に送信し、
    前記電源供給装置は、前記動作時間情報より前記親機から送信された前記第2切替信号を優先して前記電気機器への電源の供給を停止する、
    宅内監視システム。
  3. 請求項1に記載の宅内監視システムであって、
    前記動作時間情報は、前記携帯電話端末の操作により、任意に変更可能である、
    宅内監視システム。
  4. 宅内に配設された電気機器にプラグ端子を介して接続され、前記電気機器への電源を供給する電源供給装置と、
    前記電源供給装置とDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続されて他固定電話機と接続し、かつ前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備えた宅内監視システムにおける監視方法であって、
    前記電源供給装置は、前記電源供給装置の動作時間情報を保持し、前記動作時間情報を基に、前記電源供給装置の動作を切り替え、
    前記親機は、前記親機と無線ルータを介して接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末が前記無線ルータの無線通信圏内に移動した場合に前記電源供給装置を動作させるための第1切替信号を、前記DECTの通信方式を用いて前記電源供給装置に送信し、
    前記電源供給装置は、前記動作時間情報より前記親機から送信された前記第1切替信号を優先して前記電気機器への電源を供給する
    宅内監視システムにおける監視方法。
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