JP2016100889A - 宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法 - Google Patents

宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法 Download PDF

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広佳 波多江
山西 幸治
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幸治 山西
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Kanji Tsuji
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Abstract

【課題】固定電話網に接続されて他の固定電話機と通話可能な既存の固定電話機を用いて、ユーザが宅内に設けられたセンサの設置場所を知らなくても携帯電話端末に通知することで、宅内の状況の高精度な監視を安価に実現する。【解決手段】宅内監視システムは、所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサと、センサと通信可能であり、固定電話網に接続されて他固定電話機と通話可能な親機と、表示入力部を有し、親機との間で無線ルータを用いて無線通信可能であり、携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末と、を備える。親機は、センサが所定のイベントを検出すると、センサに関する情報を携帯電話端末に転送し、携帯電話端末は、親機から転送された所定のイベントを検出したセンサに関する情報を表示入力部に表示する。【選択図】図12

Description

本発明は、住宅内の状況を監視する宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法に関する。
従来、住宅内を監視するための監視システムの一例として、遠隔地からも容易に遠隔監視し、映像及び音声の双方向通信によって監視対象を監視する監視カメラシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す監視システムは、所定の住宅敷地内(構内)の宅内分電盤に設置された監視サーバであるコントローラと、玄関門扉に設置されたインターフォン子機である第1カメラユニットと、ダイニングルームに設置された第2カメラユニットと、ベッドルームに設置された第3カメラユニットと、リビングルームに設置されたインターフォン親機である室内ユニットと、1つ以上の遠隔地にある携帯電話機とを含む構成である。例えば住人の外出時には、コントローラは、各カメラユニットが侵入者を検出する度に、侵入者を捕捉するように撮像及び収音した映像信号及び音声信号を切り替えて携帯電話機に転送する。
特開2007−323533号公報
しかし、上述した特許文献1の構成では、侵入者の動き及び音を捕捉するように各カメラユニットからの映像信号及び音声信号を適宜切り替えて携帯電話機に転送するので、コントローラの構成が複雑となり、費用のコストアップが避けられず、コントローラを含む監視システムの導入を安価に行うことが困難であった。また、特許文献1の構成では、センサを用いた侵入者の検出については考慮されていないので、例えば宅内に設置されたカメラユニットで撮像が困難な場所にセンサが設けられている宅内の状況を高精度に監視することが困難であるという課題もある。
本発明は、従来の問題を解決するために、固定電話網に接続されて他の固定電話機と通話可能な既存の固定電話機を用いて、ユーザが宅内に設けられたセンサの設置場所を知らなくても携帯電話端末に通知することで、宅内の状況の高精度な監視を安価に実現する宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法を提供することを目的とする。
本発明は、所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサと、前記少なくとも1つのセンサとDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続された他固定電話機と接続し、前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備えた宅内監視システムであって、前記センサは、所定のイベントを検出すると、前記DECTの通信方式を用いて前記親機に所定のイベントが検出されたことを通知し、前記親機は、前記センサからの通知を受けると、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を、前記親機と接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末に転送し、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を前記携帯電話端末に表示させる、宅内監視システムである。
また、本発明は、所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサと、前記少なくとも1つのセンサとDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続された他固定電話機と接続し、前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備えた宅内監視システムにおける監視方法であって、前記センサは、所定のイベントを検出すると、前記DECTの通信方式を用いて前記親機に所定のイベントが検出されたことを通知し、前記親機は、前記センサからの通知を受けると、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を、前記親機と接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末に転送し、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を前記携帯電話端末に表示させる、宅内監視システムにおける監視方法である。
本発明によれば、固定電話網に接続されて他の固定電話機と通話可能な既存の固定電話機を用いて、ユーザが宅内に設けられたセンサの設置場所を知らなくても携帯電話端末に通知することで、宅内の状況の高精度な監視を安価に実現できる。
本実施形態の宅内監視システムのシステム構成の一例を示す図 親機の内部構成の一例を示すブロック図 コードレス子機の内部構成の一例を示すブロック図 カメラの内部構成の一例を示すブロック図 センサの内部構成の一例を示すブロック図 スマートフォンの内部構成の一例を示すブロック図 本実施形態の宅内監視システムにおいて親機がベビーモニタカメラの録画中の画像をスマートフォンに転送して表示させる動作手順の一例を説明するシーケンス図 (A)宅内監視システムのクライアントアプリケーションがインストールされたスマートフォンに表示されたホーム画面の一例を示す図、(B)(A)に示すホーム画面の設定(Settings)の詳細画面の一例を示す図、(C)(B)に示すデバイスプロファイル(Device Profiles)の詳細画面の一例を示す図 (A)宅内監視システムのクライアントアプリケーションがインストールされたスマートフォンに表示されたホーム画面の一例を示す図、(B)(A)に示すホーム画面の設定(Settings)の詳細画面の一例を示す図 (A)ベビーモニタカメラの録画中にスマートフォンに表示されたライブモニタ画面の一例を示す図、(B)(A)に示すライブモニタに割込み表示されたアラート通知情報の第1例を示す図、(C)(A)に示すライブモニタに割込み表示されたアラート通知情報の第2例を示す図 アラート通知先リストの一例を示す図 本実施形態の宅内監視システムにおいて親機を介してスマートフォンにアラート通知情報を割込み表示させる動作手順の一例を説明するシーケンス図
以下、本発明に係る宅内監視システムを具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)について、図面を参照しながら説明する。以下の本実施形態では、本発明に係る宅内監視システムの一例として、ホームセキュリティに用いられる宅内監視システムを例示して説明する。なお、本発明は、宅内監視システムに限定されず、宅内監視システムを構成する各装置又は各装置における方法、プログラムとして表現することも可能である。
本実施形態の宅内監視システムは、所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサ(例えば後述する人感センサ40A,40B,煙センサ40C,開閉センサ40D)と、少なくとも1つのセンサと通信可能であり、固定電話網に接続されて他固定電話機と通話可能な親機と、表示入力部を有し、親機との間で無線ルータを用いて無線通信可能であり、携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末と、を備える。親機は、センサが所定のイベントを検出すると、所定のイベントを検出したセンサに関する情報を携帯電話端末に転送する。携帯電話端末は、親機から転送された所定のイベントを検出したセンサに関する情報を表示入力部に表示する。
図1は、本実施形態の宅内監視システム5のシステム構成の一例を示す図である。宅内監視システム5は、主に宅内8に設置されており、親機10と、2台のコードレス子機(以下、単に「子機」ともいう)20A,20Bと、複数台のカメラ(屋内カメラ30A,監視カメラ30B,ベビーモニタカメラ30C,…)と、各種センサ(具体的には、人感センサ40A,40B,煙センサ40C,開閉センサ40D,…)と、スマートフォン50と、無線ルータ60とを含む構成である。なお、この宅内監視システム5の構成は一例であり、種々の態様に変更可能である。
宅内監視システム5におけるゲートウェイとしての機能を有する親機10は、宅内監視システム5の全体の動作を制御する制御装置であり、例えばDECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)の通信方式を用いて、子機、カメラ、センサ等と通信可能に接続される。また、親機10は、無線LANを用いた無線ルータ60を介してインターネット65に接続される。また、親機10は、有線で固定電話網85に接続され、例えばスマートフォン50を所持するユーザ(以下、単に「ユーザ」という)が予め転送先として指定した固定電話機80との間で通話可能である。また、親機10は、差込口10aに挿入された子機20Aを充電する機能を有する。
子機20A,20Bは、DECTの通信方式を用いて親機10と接続され、親機10と通話可能である。以下、特に2台の子機20A,20Bを区別する必要が無い場合には、子機20と総称する。
各種センサ40(具体的には、人感センサ40A,40B,煙センサ40C,開閉センサ40D,…)は、DECTの通信方式を用いて親機10と接続される。ここでは、センサとして、窓の開閉を検出する開閉センサ40D、煙を感知する煙センサ40C、及び赤外線によって人を感知する人感センサ40A,40Bが用いられる。以下、特にこれらのセンサの種類を区別する必要が無い場合には、センサ40と総称する。また、後述するように、カメラ30に内蔵された赤外線センサ313(図4参照)も、人感センサとして用いられる。
複数台のカメラ(例えば屋内カメラ30A,監視カメラ30B,ベビーモニタカメラ30C,…)は、通話機能を有し、DECTの通信方式を用いて親機10と接続される。ここでは、カメラとして、屋外を撮像する監視カメラ30B、宅内8を撮像する屋内カメラ30A、及び乳幼児の睡眠場所(例えばベビーベッド(不図示)若しくはその周囲)を撮像するベビーモニタカメラ30Cが用いられる。以下、特にカメラの種類を区別する必要が無い場合、カメラ30と総称する。
スマートフォン50は、無線LANを用いた無線ルータ60を介して親機10と接続され、更に、3G(第3世代)、HSPA(High Speed Packet Access)若しくはLTE(Long Term Evolution)等の通信方式を用いた携帯電話網75を介して携帯電話機70や他のスマートフォン等と接続される。
図2は、親機10の内部構成の一例を示すブロック図である。親機10は、制御部109と、記憶部103と、操作部105と、表示部106とを含む構成である。親機10は、各種の入力操作を受け付け、表示部106に画像等の情報を表示する。制御部109は、呼制御部110及び音声ストリーム処理部112を内蔵し、通話の呼制御や音声データの処理等を行う。
また、親機10は、画像メモリ制御部115と、画像メモリ116とを有し、カメラ30で撮像された画像データ等を画像メモリ116に記憶する。
また、親機10は、無線LAN制御部121と、無線LAN通信I/F部122とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介してスマートフォン50、カメラ30等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、親機10は、DECTプロトコル制御部108と、DECT無線I/F部107とを有し、DECTの無線方式を用いて、子機20、センサ40及びカメラ30と無線接続を行う。
また、親機10は、音声バス117と、音声入出力制御部104と、スピーカ129と、マイク128とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。
また、親機10は、固定電話回線I/F部101を有し、固定電話網85に接続された外部の固定電話機80(図1参照)と通話可能である。固定電話機80は、例えば親機10に着信があった時に宅内8に人が不在であった場合に、親機10への入電が転送される転送先として予めユーザにより指定されているとする。
また、親機10は、子機/携帯端末充電部126を有し、差込口10aに挿入された子機20若しくはスマートフォン50を充電する。
また、親機10は、USB通信I/F部127を有し、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースを有する機器やメモリ等とデータを送受信する。
また、親機10は、各種センサ40と複数のカメラ30とのペアをそれぞれ関連付けて記憶部103に登録する。例えば、人感センサ40Bと監視カメラ30Bとは、屋外の近接した場所に設置されているので、関連付けて登録される。また、監視カメラ30Bは、後述するように、人感センサである赤外線センサ313(図4参照)を一体として内蔵するので、この赤外線センサ313とも関連付けて登録される。また、人感センサ40Aと、煙センサ40Cと、開閉センサ40Dとは、いずれも宅内8に設置されているので、屋内カメラ30A又はベビーモニタカメラ30Cのいずれかとそれぞれ関連付けて登録される。
また、親機10は、いずれかのセンサ40と1つ以上のアラート通知情報(後述参照)の通知先装置(例えばコードレス子機20,固定電話機80)とが対応付けられた通知先リストの一例としてのアラーム通知先リスト(図11参照)を記憶部103において記憶している。図11は、アラート通知先リストの一例を示す図である。図11では、センサ40の名称とセンサ40の識別情報(ID)とセンサ40の設置場所とアラート通知情報の通知先装置とがセンサ40毎に対応付けて示されている。なお、説明を簡単にするために、センサ40のIDと各センサに使用する符号とは同一のものを使用している。
例えば、識別番号(ID)が「40A1」である人感センサ40A1は、玄関に設置され、スマートフォン50、コードレス子機20及び固定電話機80がアラート通知情報(後述参照)の通知先装置として登録されている。つまり、人感センサ40A1が所定のイベント(例えば人物を感知(検出)したこと)を検出した場合には、親機10を介して、スマートフォン50、コードレス子機20及び固定電話機80に対し、アラート通知情報が通知される。
例えば、識別番号(ID)が「40A2」である人感センサ40A2は、居間に設置され、スマートフォン50及びコードレス子機20がアラート通知情報(後述参照)の通知先装置として登録されている。つまり、人感センサ40A2が所定のイベント(例えば人物を感知(検出)したこと)を検出した場合には、親機10を介して、スマートフォン50及びコードレス子機20に対し、アラート通知情報が通知される。
例えば、識別番号(ID)が「40A3」である人感センサ40A3は、寝室に設置され、スマートフォン50がアラート通知情報(後述参照)の通知先装置として登録されている。つまり、人感センサ40A3が所定のイベント(例えば人物を感知(検出)したこと)を検出した場合には、親機10を介して、スマートフォン50に対し、アラート通知情報が通知される。
図3は、(コードレス)子機20の内部構成の一例を示すブロック図である。子機20は、制御部247と、記憶部242と、操作部244と、表示部245とを含む構成である。子機20は、各種の入力操作を受け付け、表示部245に画像等の情報を表示する。また、子機20は、親機10からアラート通知情報の通知を受けた場合には、アラート通知情報を表示部245に表示する。
また、子機20は、DECTプロトコル制御部249と、DECT無線I/F部248とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10、センサ40及びカメラ30と無線接続を行う。
また、子機20は、音声バス255と、音声入出力制御部243と、スピーカ252と、マイク251とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。また、子機20は、いずれかのセンサ40において所定のイベントが検出された旨の通知音声(イベント検出通知音声)の音声データを親機10から受信した場合には、所定回数(例えば3回)ほど、イベント検出通知の音声データをスピーカ252から出力する。所定回数は子機20において予め規定されてもよいし、親機10からイベント検出通知音声の音声データの中で指示された回数でもよい。
また、子機20は、2次電池250を有し、コードレス子機として使用する場合には、2次電池250から供給された電力を子機20の各部において供給して動作する。
図4は、カメラ30の内部構成の一例を示すブロック図である。カメラ30の一例としての屋内カメラ30A、監視カメラ30B及びベビーモニタカメラ30Cは、いずれもほぼ同じ構成を有する。カメラ30は、制御部309と、記憶部303と、操作部305とを含む構成である。カメラ30は、撮像に関する動作を行うとともに、ユーザの入力操作を受け付ける。
また、カメラ30は、DECTプロトコル制御部317と、DECT無線I/F部318とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10と無線接続を行う。
また、カメラ30は、無線LAN制御部321と、無線LAN通信I/F部322とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介して、親機10若しくはスマートフォン50等との間で画像データ及び音声データを送受信する。
また、カメラ30は、音声バス307と、音声入出力制御部304と、スピーカ329と、マイク328とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。例えば、カメラ30は、マイク328において収音した音声データを親機10に送信し、親機10から転送された音声データ(例えばスマートフォン50を所持するユーザの通話音声)を含む音声データをスピーカ329から出力する。
また、カメラ30は、撮像部312と、画像メモリ制御部316と、画像メモリ315とを有し、撮像部312で撮像された画像データを画像メモリ315に記憶する。撮像部312は、周知の撮像機構を有し、例えばレンズ及び撮像素子(CCD(Charge Coupled Device)若しくはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ)を少なくとも有する。
また、カメラ30は、人感センサとして、PIR(Passive Infra Red)センサである赤外線センサ313を一体に内蔵する。赤外線センサ313は、人が発する熱(赤外線)の変化を検出して人の存在を感知する。カメラ30は、商用交流を電源とする電源部314を有する。但し、図1に示すベビーモニタカメラ30Cには、図4に示す赤外線センサ313は設けられていない。
図5は、センサ40の内部構成の一例を示すブロック図である。センサ40は、制御部447と、記憶部442と、表示ランプ445とを含む構成である。センサ40は、所定のイベント(例えば侵入者等の人物を検出すること。特にイベントの説明として他の内容が説明されない限り、以下同様とする。)を検出した場合に、表示ランプ445を点灯する等、所定の検出動作を行う。
また、センサ40は、DECTプロトコル制御部449と、DECT無線I/F部448とを有し、DECTの無線方式を用いて親機10と無線接続を行い、所定のイベントを検出すると、イベントを検出した旨の通知(イベント検出通知)を親機10に送信する。
センサ部453は、センサ40の種類によって異なる。例えば人感センサ40A1,40A1,40A3,40Bの場合、センサ部453は、赤外線の変化によって人を感知するPIRセンサである。玄関若しくは窓等の開閉を検出する開閉センサ40Dの場合、センサ部453は、開閉によってオン/オフに切り替わるリードスイッチである。煙センサ40Cの場合、センサ部453は、発光した光が煙によって遮光されることで煙を感知する発光・受光部である。充電池450は、充電可能な電池であり、各部に電力を供給する。また、センサ部453は、周囲の温度を検出可能な温度センサでもよい。
図6は、スマートフォン50の内部構成の一例を示すブロック図である。携帯電話端末としてのスマートフォン50は、制御部506と、記憶部504と、表示/操作部(例えばタッチパネル)503とを含む構成である。スマートフォン50は、各種の入力操作を受け付け、表示/操作部503に画像やアラート通知情報(例えば図10(B)又は図10(C)参照)等の情報を表示する。制御部506は、後述するように、カメラ30の機能を設定可能な監視機能制御部514を内蔵する。
タッチパネルにより構成される表示/操作部503は、表示部及び操作部が一体化された表示入力部であり、画面に画像やアイコン等の情報を表示するとともに、ユーザによる画面へのタップ操作(又はタッチ操作)を受け付ける。
また、スマートフォン50は、本実施形態の宅内監視システム5に対応したクライアントアプリケーションがインストールされており、このクライアントアプリケーションのプログラム及びデータが記憶部504において記憶されている。ユーザの入力操作により、スマートフォン50は、クライアントアプリケーションを記憶部504から読み出して起動する。
また、スマートフォン50は、3Gプロトコル制御部502と、3G無線I/F部501とを有し、3G(第3世代)の無線通信方式を用いて、携帯電話網75に接続された携帯電話機70や他のスマートフォンと無線接続を行う。なお、スマートフォン50は、3G以外の無線通信方式(例えばHSPAやLTE)に対応したプロトコル制御部及び無線I/F部を有してもよい。
また、スマートフォン50は、音声バス515と、音声入出力制御部505と、スピーカ513と、マイク512とを有し、外部に対して音声の入出力を行う。例えば、スマートフォン50は、マイク512において収音したユーザの音声データを親機10に送信し、カメラ30(例えばベビーモニタカメラ30C)が収音した通話相手の音声データの転送を親機10から受け、親機10から転送された音声データをスピーカ329から出力する。これにより、本実施形態の宅内監視システム5では、親機10を介して、スマートフォン50とカメラ30(例えばベビーモニタカメラ30C)との間で双方向通信が可能となる。
また、スマートフォン50は、無線LAN制御部507と、無線LAN通信I/F部508とを有し、無線LANで接続された無線ルータ60を介して、親機10若しくはカメラ30等と画像データ及び音声データを送受信する。
また、スマートフォン50は、USB通信I/F部511を有し、USB(Universal Serial Bus)規格のインタフェースを有する機器やメモリ等とデータを送受信する。
次に、本実施形態の宅内監視システム5の動作の一例について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態の宅内監視システム5において親機10がベビーモニタカメラ30Cの録画中の画像をスマートフォン50に転送して表示させる動作手順の一例を説明するシーケンス図である。なお、図7では、説明を簡単にするために、カメラ30の一例としてベビーモニタカメラ30Cを用いているが、他のカメラ30でもよい。
また、図7の説明の前提として、スマートフォン50には本実施形態の宅内監視システム5に対応したホームセキュリティ用のクライアントアプリケーションが起動しているとする。
図7において、親機10は、所定のトリガ動作の検出情報(例えばスマートフォン50を操作するユーザが宅内監視システム5に対応したホームセキュリティ用のクライアントアプリケーションの起動操作に関する情報)を取得すると(S1)、無線LANを用いてスマートフォン50との間で無線通信の接続を行い(S2)、スマートフォン50との間の無線通信の接続が完了すると、スマートフォン50に所定のトリガ動作の検出情報(上述参照)を転送する(S3)。
スマートフォン50は、ユーザにより、画像/音声データの転送要求の指示操作を受け付けると(S4)、画像/音声データの転送要求の指示操作の情報を送信する(S5)。親機10は、スマートフォン50からの指示操作の情報を受信すると、ベビーモニタカメラ30Cに対し、画像/音声データの転送を要求する(S6)。なお、親機10は、スマートフォン50に所定のトリガ動作の検出情報(上述参照)を転送すると同時に、ベビーモニタカメラ30Cに対し、画像/音声データの転送を要求してもよい(S6)。
ベビーモニタカメラ30Cは、親機10からの画像/音声データの転送要求を受信すると、無線LANを用いて親機10との間で無線通信の接続を行い、撮像部312で撮像した画像データ及びマイク328で収音した音声データを取得して親機10に転送する(S7)。親機10は、ベビーモニタカメラ30Cから転送された画像データ及び音声データをスマートフォン50に転送する(S8)。スマートフォン50は、親機10から転送された画像データを表示/操作部503に表示し、更に、親機10から転送された音声データをスピーカ513から出力する。これにより、スマートフォン50は、図10(A)に示すライブモニタ画面を表示できる(S9)。
次に、スマートフォン50に表示される各種画面の例について、図8(A)、図8(B)、図8(C)、図9(A)、図9(B)、図10(A)、図10(B)及び図10(C)を参照して説明する。なお、図8(A)に示すホーム画面と図9(A)に示すホーム画面とは同一であるため、重複した説明は省略する。
先ず、スマートフォン50において起動したクライアントアプリケーションのホーム画面について、図8(A)を参照して説明する。図8(A)は、宅内監視システム5のクライアントアプリケーションがインストールされたスマートフォン50に表示されたホーム画面の一例を示す図である。
図8(A)に示すホーム画面では、スマートフォン50の表示/操作部503に、カメラ(Camera)、センサ(Sensor)、スマートプラグ(Plug)、スマートフォン(Phone)、宅内制御(Smart Control)、及び設定(Settings)を示すアイコンがそれぞれ表示されている。ユーザが指FGで設定(Settings)を示すアイコンをタップ操作すると、スマートフォン50は、図8(B)に示す設定(Settings)の詳細画面を表示/操作部503に表示する。図8(B)は、図8(A)に示すホーム画面の設定(Settings)の詳細画面の一例を示す図である。図8(B)に示す設定(Settings)の詳細画面では、複数の項目に関する設定メニューが表示されている。
例えばユーザが指FGで設定メニューのうちデバイスプロファイル(Device Profiles)の設定メニューをタップ操作すると、スマートフォン50は、図8(C)に示すデバイスプロファイル(Device Profiles)の詳細画面を表示/操作部503に表示する。なお、指FGによりタップ操作された設定メニューであるデバイスプロファイル(Device Profiles)には、タップ操作されたことを示す枠FR1が瞬時的に表示される。図8(C)は、図8(B)に示すデバイスプロファイル(Device Profiles)の詳細画面の一例を示す図である。ここでは説明を簡単にするために、デバイスとしてセンサ40が指定された場合に、図8(C)に示す画面が表示されたとする。
図8(C)に示すデバイスプロファイル(Device Profiles)の詳細画面では、デバイス(つまりセンサ40)の設置場所(Location)の入力受付領域と、センサ40の名称(Name)の入力受付領域と、センサ40が「窓の開閉センサ」であるのか「ドアの開閉センサ」であるかの選択指示領域とが表示されている。図8(C)では、センサ40の設置場所の入力受付領域に何も入力されていない場合には「Not
Assigned」と表示され、センサ40のタイプとして「窓の開閉センサ」である旨の選択がなされた場合にはセンサ40の名称(Name)の入力受付領域には「Window 1」と仮の名称が表示される。なお、センサ40の設置場所(Location)や名称(Name)は、ユーザの指FGによる入力操作により、適宜変更可能である。
例えばセンサ40の設置場所(Location)及び名称(Name)に適切な設置場所及び名称が入力され、センサ40のタイプとして「Window(窓)」又は「Door(玄関)」のいずれかが選択されてOKボタンがタップされた場合には、スマートフォン50は、ユーザの指FGによる操作により、デバイス(センサ40)のプロファイルを設定完了する。このようなデバイスのプロファイルは、本実施形態の宅内監視システム5の動作(図12参照)の前に予め設定されていることが好ましい。
次に、アラート通知情報の通知先装置の設定に関して、図9(A)及び図9(B)を参照して説明する。図9(A)は、宅内監視システム5のクライアントアプリケーションがインストールされたスマートフォン50に表示されたホーム画面の一例を示す図である。図9(B)は、図9(A)に示すホーム画面の設定(Settings)の詳細画面の一例を示す図である。
例えばユーザが指FGで設定メニューのうち通知先装置の設定(Notification Settings)の設定メニューをタップ操作すると(図9(B)参照)、スマートフォン50は、センサ40毎にアラート通知情報の通知先装置を設定するための設定画面(不図示)を表示/操作部503に表示する。なお、指FGによりタップ操作された設定メニューである通知先装置の設定(Notification Settings)には、タップ操作されたことを示す枠FR2が瞬時的に表示される。この設定画面を用いた設定によって、センサ40毎に、アラート情報の通知先となる通知先装置が設定される(図11参照)。
次に、カメラ30(例えばベビーモニタカメラ30C)が撮像したリアルタイムな画像データがスマートフォン50において表示されたライブモニタ画面について、図10(A)を参照して説明する。図10(A)は、ベビーモニタカメラ30Cの録画中にスマートフォン50に表示されたライブモニタ画面の一例を示す図である。
図10(A)に示すスマートフォン50の表示/操作部503には、ベビーモニタカメラ30Cが録画(撮像)しているリアルタイムな画像(映像でも可)MV1が表示され、撮像主体となるカメラ30の名称(例えばベビーモニタカメラ30C)NM1も表示されている。また、スマートフォン50の表示/操作部503には、撮像主体となるカメラ30とペアを構成するセンサ40により検出された温度に関する情報も表示されてもよい。また、スマートフォン50の表示/操作部503には、photoアイコンIC1とVideoアイコンIC2とVoiceアイコンIC3とLullabyアイコンIC4とが選択可能に表示されている。
photoアイコンIC1、VideoアイコンIC2、VoiceアイコンIC3、LullabyアイコンIC4は、それぞれ静止画(photo)、動画(Video)、音声(通話音声等のVoice)、音源(Lullaby)に応じた各種設定を行えるように予め配置されたメニューアイコンである。例えばphotoアイコンIC1は、カメラ30の録画開始を指示し、カメラ30により録画された画像の機能を設定する際に使用されるアイコンである。VideoアイコンIC2は、カメラ30の録画開始を指示し、カメラ30により録画された映像の機能を設定する際に使用されるアイコンである。VoiceアイコンIC3は、カメラ30との間の双方向の通話開始を指示し、カメラ30との間の双方向通話の機能を設定する際に使用されるアイコンである。
また例えばカメラ30(例えばベビーモニタカメラ30C)においてララバイ音源の音声データが出力(再生)されていない場合に、LullabyアイコンIC4がタップ操作された時、スマートフォン50は、ララバイ音源選択画面(不図示)を表示/操作部503に表示し、ユーザのいずれかのララバイ音源の選択操作を受け付ける。
次に、図10(A)に示すライブモニタに割込み表示されたアラート通知情報の具体例について、図10(B)及び図10(C)を参照して説明する。図10(B)は、図10(A)に示すライブモニタに割込み表示されたアラート通知情報の第1例を示す図である。図10(C)は、図10(A)に示すライブモニタに割込み表示されたアラート通知情報の第2例を示す図である。
図10(B)では、アラート通知情報として、図8(C)においてタイプが「Window(窓)」に選択されたセンサ40が所定のイベント(例えば窓が開閉すること)を検出した場合に、スマートフォン50の表示/操作部503に表示された例が示されている。図10(B)に示すアラート通知情報の画面例では、該当するセンサ40(つまり、タイプが「Window(窓)」に選択されたセンサ)であることが視覚的にユーザに認知可能なセンサアイコンIC5aと、図10(B)に示すアラート通知情報の表示を停止するためのストップアイコンIC6aとが表示されている。またセンサアイコンIC5aの上部には、該当するセンサ40の設置場所(Location)及び名称(Name)がテキストとして表示されている。ストップアイコンIC6aがタップ操作された場合には、スマートフォン50は、図10(B)に示すアラート通知情報を割込み表示する直前に表示されていたライブモニタ(図10(A)参照)を表示/操作部503に表示する。
なお、センサアイコンIC5aに対してユーザの指FGによるタップ操作がなされた場合には、スマートフォン50は、センサアイコンIC5aに対応するセンサ40とペアを構成するように対応付けられたカメラ30(例えば屋内カメラ30A)が撮像した画像データ及び収音した音声データの転送を親機10に要求する(図12参照)。
同様に、図10(C)では、アラート通知情報として、図8(C)においてタイプが「Door(玄関)」に選択されたセンサ40が所定のイベント(例えば玄関が開閉すること)を検出した場合に、スマートフォン50の表示/操作部503に表示された例が示されている。図10(C)に示すアラート通知情報の画面例では、該当するセンサ40(つまり、タイプが「Door(玄関)」に選択されたセンサ)であることが視覚的にユーザに認知可能なセンサアイコンIC5bと、図10(C)に示すアラート通知情報の表示を停止するためのストップアイコンIC6bとが表示されている。またセンサアイコンIC5aの上部には、該当するセンサ40の設置場所(Location)及び名称(Name)がテキストとして表示されている。ストップアイコンIC6bがタップ操作された場合には、スマートフォン50は、図10(C)に示すアラート通知情報を割込み表示する直前に表示されていたライブモニタ(図10(A)参照)を表示/操作部503に表示する。
なお、センサアイコンIC5bに対してユーザの指FGによるタップ操作がなされた場合には、スマートフォン50は、センサアイコンIC5bに対応するセンサ40とペアを構成するように対応付けられたカメラ30(例えば監視カメラ30B)が撮像した画像データ及び収音した音声データの転送を親機10に要求する(図12参照)。
次に、本実施形態の宅内監視システム5においてアラート通知先リストの設定、及びセンサ40が所定のイベントを検出した場合のアラート通知情報の割込み表示について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態の宅内監視システム5において親機10を介してスマートフォン50にアラート通知情報を割込み表示させる動作手順の一例を説明するシーケンス図である。なお、図12の説明の前提として、屋内カメラ30Aは、屋内カメラ30Aの撮像範囲を撮像し、更に、撮像範囲の音声を収音している(S0)。
また、図12では、宅内8に複数のセンサ40の一例として、玄関に設置された人感センサ40A1、居間に設置された人感センサ40A2、及び寝室に設置された人感センサ40A3を用いて説明する。
図12において、図10(A)に示すライブモニタ画面がスマートフォン50の表示/操作部503に表示されている状態で(S9)、ユーザがアラート通知情報の通知先装置の設定を指示するための操作(例えば図9(B)に示す「Notification Settings」の設定メニューのタップ操作)を行うと、スマートフォン50は、アラート情報の通知先装置の設定画面(不図示)を表示/操作部503に表示する。ユーザがスマートフォン50に表示された設定画面に対し、センサ40毎にアラート通知情報の通知先装置の設定情報を入力すると(S11)、スマートフォン50は、アラート通知情報の通知先装置の設定情報を親機10に送信する(S12)。
親機10は、スマートフォン50から送信されたアラート通知情報の通知先装置の設定情報を受信すると、センサ40毎の図11に示すアラート通知先リストを生成する(S13)。
ここで、居間に設置された人感センサ40A2が所定のイベント(例えば侵入者等の人物がいること)を検出すると(S14)、人感センサ40A2は、DECTによりイベント検出通知を親機10に送信する(S15)。
親機10は、人感センサ40A2からイベント検出通知を受信すると、人感センサ40A2においてイベント検出があった旨をユーザに知らせるためのアラート通知情報を生成する(S16)。更に、親機10は、ステップS13において生成したアラート通知先リスト(図11参照)を基に、人感センサ40A2に対応する通知先装置(つまり、スマートフォン50、コードレス子機20)のうちスマートフォン50に対し、ステップS16において生成したアラート通知情報を転送する(S17)。
スマートフォン50は、親機10から転送されたアラート通知情報を表示/操作部503に割込み表示する(S18)。つまり、ステップS9においていずれかのカメラ30から親機10を介して転送された画像データがライブモニタとして表示/操作部503に表示されていたが、アラート通知情報(図10(B)又は図10(C)参照)がいずれかのカメラ30からの画像データよりも優先的に表示される。これにより、ユーザは、いずれかのセンサ40が所定のイベントを検出した旨を、スマートフォン50の表示/操作部503において簡易に確認できる。
更に、親機10は、ステップS16の後、公知技術であるTTS(Text To Speech)処理を行うことで、ステップS16において生成したアラート通知情報が示す内容のテキスト(例えば「居間の人感センサが感知しました」)に対応する通知音声(アラート通知音声)を生成する(S19)。親機10は、ステップS13において生成したアラート通知先リスト(図11参照)を基に、人感センサ40A2に対応する通知先装置(つまり、スマートフォン50、コードレス子機20)のうちコードレス子機20に対し、ステップS19において生成したアラート通知音声を所定回数(例えば3回)ほど転送する(S20)。また、親機10は、ステップS20の後、アラート通知音声の転送の終了を示すベル鳴動の指示をコードレス子機20に転送する(S22)。
コードレス子機20は、親機10から所定回数ほど転送されたアラート通知音声をスピーカ252から出力し(S21)、ステップS21の後、ステップS22により親機10から転送されたベル鳴動の指示に応じて、所定のベル音をスピーカ252から出力する(S23)。
また、スマートフォン50の表示/操作部503に表示されたアラート通知情報がユーザの指FGによりタップ操作されると(S24)、スマートフォン50は、アラート通知情報がタップ操作された旨の操作情報を親機10に転送する(S25)。
親機10は、スマートフォン50からの操作情報を受信すると、アラート通知情報により示されるセンサ40(つまり、図12では居間に設置された人感センサ40A2)とペアを構成するように対応付けられたカメラ30(例えば屋内カメラ30A)に対し、画像データ及び音声データの転送要求を送信する(S26)。屋内カメラ30Aは、親機10からの転送要求に応じて、マイク328で収音した音声データ及び撮像部312で得た画像データを親機10に転送する(S27)。親機10は、屋内カメラ30Aから転送された画像データ及び音声データをスマートフォン50に転送する(S28)。スマートフォン50は、親機10から転送された画像データ及び音声データを受信すると、画像データを表示/操作部503に表示し、音声データをスピーカ513から出力する(S29)。
以上により、本実施形態の宅内監視システム5では、所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサ40(例えば人感センサ40A,40B,煙センサ40C,開閉センサ40D)が所定のイベント(例えば人物検出、煙検出、窓の開閉検出)を検出すると、少なくとも1つのセンサ40と通信可能な親機10は、所定のイベントを検出したセンサ40に関する情報(例えばアラート通知情報)をスマートフォン50に転送する。スマートフォン50は、親機10から転送された所定のイベントを検出したセンサ40に関する情報(例えばアラート通知情報)を表示/操作部503に表示する。
これにより、宅内監視システム5は、固定電話網85に接続されて他の固定電話機80と通話可能な既存の固定電話機である親機10を用いて、スマートフォン50を所持するユーザが宅内8に設けられたセンサ40の設置場所を知らなくてもスマートフォン50に通知することで、宅内8の状況の高精度な監視を安価に実現できる。つまり、複数のセンサ40を有する宅内のセキュリティシステムにおいて、ユーザ(例えば居住者)はどのセンサ40が感知(検出)したかを迅速に把握できる。これにより、ユーザは、例えば感知したセンサ40の設置場所に即座に移動し、現場の確認等の適切な処置を行うことができ、又は感知したセンサ40の設置場所に近付かないようにすることもできる。この場合、ユーザは、宅内8の侵入者から与えられる危険等を回避できる。
また、本実施形態の宅内監視システム5では、親機10と通話可能な1つ以上の通知先装置(例えばコードレス子機20、固定電話機80)が更に設けられ、親機10は、センサ40と1つ以上の通知先装置とが対応付けられたアラート通知先リストを記憶部103において記憶し、所定のイベントの検出を示すイベント検出通知音声(アラート通知音声)を所定回数、センサ40に対応する1つ以上の通知先装置に転送する。通知先装置であるコードレス子機20や固定電話機80は、所定回数に亘って親機10から転送されたイベント検出通知音声(アラート通知音声)を出力する。
これにより、ユーザは、宅内8にいたとしてもスマートフォン50を所持していない場合に、ユーザの近くに配置されたコードレス子機20においてどのセンサ40が感知したかを迅速に把握でき、又は宅内8にスマートフォン50を置いたままで外出した場合でも、ユーザが予め転送先として指定した固定電話機80においてどのセンサ40が感知したかを迅速に把握できる。
また、本実施形態の宅内監視システム5では、撮像部を有する少なくとも1つのカメラ30(例えば屋内カメラ30A,監視カメラ30B,ベビーモニタカメラ30C)が更に設けられ、カメラ30は、撮像部312で得た画像データを親機10に送信し、親機10は、スマートフォン50の表示/操作部503に対する操作(つまり、画像データの転送要求の操作)に応じて、カメラ30から送信された画像データをスマートフォン50に転送し、スマートフォン50は、親機10から転送された画像データを表示/操作部503に表示する。また、親機10は、センサ40が所定のイベントを検出すると、所定のイベントを検出したセンサ40に関する情報の割込み表示指示をスマートフォン50に転送し、スマートフォン50は、親機10から転送された割込み表示指示に応じて、所定のイベントを検出したセンサ40に関する情報を優先して表示/操作部503に表示する。
これにより、宅内監視システム5は、カメラ30により撮像された画像データをスマートフォン50において閲覧している間に宅内8のいずれかのセンサ40が感知した場合には、画像データよりも優先して、宅内8で感知したセンサ40に関する情報を含むアラート通知情報をスマートフォン50に表示できる。従って、ユーザは、宅内8で感知したセンサ40に関する情報を、直前にスマートフォン50で表示されていた画像データよりも優先して宅内8に起きた何かしらのイベントの発生を早急に把握できる。
また、本実施形態の宅内監視システム5では、親機10は、表示/操作部503に表示されたセンサ40に関する情報(アラート通知情報)に対する操作(つまり、アラート通知情報のセンサ40のセンサアイコンIC5a又はセンサアイコンIC5bのタップ操作)に応じて、その操作の対象となるセンサ40に対応付けられたいずれかのカメラ30(例えば屋内カメラ30A)に、画像データの転送を要求し、カメラ30(例えば屋内カメラ30A)は、親機10からの画像データの転送要求に応じて、撮像部312で得た画像データを親機10に送信し、親機10は、カメラ30から送信された画像データをスマートフォン50に転送する。スマートフォン50は、所定のイベントを検出したセンサ40に関する情報を変更して、親機10から転送された画像データを表示/操作部503に表示する。
これにより、宅内監視システム5は、ユーザが宅内8にいてもいなくても宅内8で感知したセンサ40に関する情報に対してスマートフォン50に簡易な入力操作を行うことで、宅内8で感知したセンサ40に対応付けられたカメラ30(例えば屋内カメラ30A)が撮像した画像データに切り替えてスマートフォン50に表示するので、ユーザに宅内8の状況を迅速に確認させることができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、図12では、居間に設置された人感センサ40A2が所定のイベントを検出した例を説明したが、例えば玄関に設置された人感センサ40A1が所定のイベントを検出した場合には、親機10は、コードレス子機20だけでなく転送先の電話機としての固定電話機80に対しても、アラート通知音声を所定回数(例えば3回)ほど転送して固定電話機80にアラート通知音声を出力させてもよい。
本発明は、固定電話網に接続されて他の固定電話機と通話可能な既存の固定電話機を用いて、ユーザが宅内に設けられたセンサの設置場所を知らなくても携帯電話端末に通知することで、宅内の状況の高精度な監視を安価に実現する宅内監視システム及び宅内監視システムにおける監視方法として有用である。
5 宅内監視システム
8 宅内
10 親機
10a 差込口
20、20A、20B (コードレス)子機
30 カメラ
30A 屋内カメラ
30B 監視カメラ
30C ベビーモニタカメラ
40 センサ
40A、40B 人感センサ
40C 煙センサ
50 スマートフォン
60 無線ルータ
65 インターネット
70 携帯電話機
75 携帯電話網
80 固定電話機
85 固定電話網
101 固定電話回線I/F部
103、242、303、442、504 記憶部
104、243、304、505 音声入出力制御部
105、244、305 操作部
106、245 表示部
107、248、448 DECT無線I/F部
108、249、449 DECTプロトコル制御部
109、247、309、447、506 制御部
110 呼制御部
112 音声ストリーム処理部
115 画像メモリ制御部
116 画像メモリ
117、255、307、515 音声バス
121、321、507 無線LAN制御部
122、322、508 無線LAN通信I/F部
126 子機/携帯端末充電部
127 USB通信I/F部
128、251、328、512 マイク
129、252、329、513 スピーカ
250、550 2次電池
312 撮像部
313 赤外線センサ
315 画像メモリ
316 画像メモリ制御部
445 表示ランプ
450 充電池
453 センサ部
501 3G無線I/F部
502 3Gプロトコル制御部
503 表示/操作部
511 USB通信I/F部
514 監視機能制御部

Claims (5)

  1. 所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサと、
    前記少なくとも1つのセンサとDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続された他固定電話機と接続し、前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備えた宅内監視システムであって、
    前記センサは、所定のイベントを検出すると、前記DECTの通信方式を用いて前記親機に所定のイベントが検出されたことを通知し、
    前記親機は、前記センサからの通知を受けると、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を、前記親機と接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末に転送し、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を前記携帯電話端末に表示させる、
    宅内監視システム。
  2. 請求項1に記載の宅内監視システムであって、
    前記親機と通話可能な1つ以上の通知先装置、を更に備え、
    前記親機は、前記センサと前記1つ以上の通知先装置とが対応付けられた通知先リストを記憶する記憶部を有し、前記所定のイベントの検出を示すイベント検出通知音声を所定回数、前記センサに対応する前記1つ以上の通知先装置に転送し、
    前記通知先装置は、前記所定回数に亘って前記親機から転送された前記イベント検出通知音声を出力する、
    宅内監視システム。
  3. 請求項2に記載の宅内監視システムであって、
    前記通知先装置は前記コ−ドレス子機である、
    宅内監視システム。
  4. 請求項1に記載の宅内監視システムであって、
    撮像部を有する少なくとも1つの監視カメラ、を更に備え、
    前記監視カメラは、前記DECTの通信方式により前記撮像部で得た画像データを前記親機に送信し、
    前記親機は、前記携帯電話端末に対する第1操作に応じた信号を受信することで、前記監視カメラから送信された前記画像データを前記携帯電話端末に表示させるために、前記携帯電話端末に転送し、
    前記親機は、前記センサが前記所定のイベントを検出すると、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報の割込み表示指示を前記携帯電話端末に転送し、前記携帯電話端末に、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を優先して表示させる、
    宅内監視システム。
  5. 所定のイベントを検出する少なくとも1つのセンサと、
    前記少なくとも1つのセンサとDECTの通信方式を用いて無線接続し、固定電話網に接続された他固定電話機と接続し、前記DECTの通信方式を用いてコードレス子機と接続する親機と、を備えた宅内監視システムにおける監視方法であって、
    前記センサは、所定のイベントを検出すると、前記DECTの通信方式を用いて前記親機に所定のイベントが検出されたことを通知し、
    前記親機は、前記センサからの通知を受けると、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を、前記親機と接続するとともに携帯電話網を介して他携帯電話機と接続する携帯電話端末に転送し、前記所定のイベントを検出した前記センサに関する情報を前記携帯電話端末に表示させる、
    宅内監視システムにおける監視方法。
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