JP5861322B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池を備える画像形成装置において、二次電源による二次電池の使用時間を長期化する技術に関する。
従来から、二次電池を備える画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1)。従来技術では、画像形成装置は、装置の主電源から電力が出力されている出力状態において、二次電池に電力を蓄えておき、装置の主電源から電力が出力されない非出力状態において、当該状態の装置を制御するサブ制御部及びリアルタイムクロック(以下、RTC)に二次電池から電力が供給される。これによって、画像形成装置は、当該装置を制御するメイン制御部や、画像形成部へ電力が供給されない非出力状態であっても、例えば、印字ヘッドをホームポジションに移動させたり、印字ヘッドにキャップをする等、装置保全のための必要なバックアップ動作を行うことができ、また年月日や時刻を管理するRTCが停止してしまうことを抑制することができる。
特開2002−51482号公報
画像形成装置の非出力状態では、様々な理由で出力状態に切り替えることが必要となることがある。例えば、非出力状態が比較的長期間に亘って維持され、二次電池から出力される出力電圧が規定電圧以下に低下した場合には、装置の主電源を非出力状態から出力状態に切り替え、二次電池に電力を再び蓄える必要がある。また、画像形成装置では、予め定められた定刻に画像形成が設定されている場合や、画像形成装置がインクジェットプリンタである場合、インクが乾燥して画像形成ができなくなることを防ぐために、一定時間毎に装置の主電源を非出力状態から出力状態に切り替え、インクの乾燥を防ぐ所定の動作を行うことがある。
画像形成装置は、二次電池の劣化度合いや装置が非出力状態になるタイミングによっては、装置が非出力状態になってから二次電池の出力電圧が規定電圧以下に到達するまでの時間が、一定時間毎に装置の主電源を非出力状態から出力状態に切り替える時間よりも短くなることが起こる。すると、非出力状態において、一定時間を計測するRTC等の動作が必要がないにもかかわらず、非出力状態において、RTC等の計測部で一定時間を計測することとなり、無駄に二次電池が消費されるという問題が生じていた。
本明細書では、二次電池を備える画像形成装置において、二次電池の使用時間を長期化する技術に関する。
本明細書によって開示される画像形成装置は、印字部と、印字部を制御するメイン制御回路と、入力される制御信号に応じて、商用電源から供給される電力を前記印字部と前記メイン制御回路とに出力する出力状態、又は、前記電力を前記印字部と前記メイン制御回路とに出力しない非出力状態となる電源部と、二次電池を有し、前記電源部から出力される電力によって前記二次電池を充電する充電回路と、前記二次電池の出力電圧が規定電圧以下に低下したかを検出した場合、検出信号を出力する電圧検出回路と、前記二次電池から供給される電力によって作動し、生成したクロック信号に基づいて時間を計時し、前記クロック信号を出力可能であるリアルタイムクロックと、前記リアルタイムクロックから入力されるクロック信号に基づいて時間を計測する計測部を有し、前記二次電池から供給される電力によって作動し、かつ、前記電源部に対して前記出力状態、又は、前記非出力状態とする制御信号が出力可能であって、前記計測部による前記非出力状態とする制御信号したときから規定時刻までの第1所定時間を計測した第1の場合、又は、前記電源部が前記非出力状態である時に前記電圧検出回路から前記検出信号が入力された第2の場合、前記電源部に対して前記出力状態とする制御信号を出力するサブ制御回路と、を備え、前記第1所定時間より長い時間である第2所定時間が予め設定され、前記メイン制御回路は、前記電源部を前記出力状態から前記非出力状態に切り替える際に、前記第2所定時間が前記第1所定時間より長い場合は、前記計測部を動作するように指示し、前記第2所定時間が前記第1所定時間より短い場合は、前記計測部を停止を指示し、その後、前記電源部を前記出力状態から前記非出力状態に切り替える際の時間である停止切替時刻を前記リアルタイムクロックから取得すると共に、前記サブ制御回路に対して前記非出力状態とする制御信号を出力するように指示し、前記電源部が前記非出力状態から前記出力状態に切り替わった際の時間である出力切替時刻を前記リアルタイムクロックから取得し、前記停止切替時刻から前記出力切替時刻を差し引いた時間を、前記第2所定時間に再設定する
また、上記の画像形成装置では、更に、オン状態とオフ状態とに切り替わる電源スイッチ、を備え、前記メイン制御回路と前記サブ制御回路とには、それぞれ前記電源スイッチからのオン状態、又は、オフ状態を示す信号が入力可能であって、前記メイン制御回路は、前記電源スイッチのオフ状態を示す信号の入力によって、前記電源部を前記出力状態から前記非出力状態に切り替えることとし、前記サブ制御回路は、前記電源スイッチのオン状態を示す信号が入力された第3の場合、前記電源部に対して前記出力状態とする制御信号を出力する、構成としても良い。
本明細書によって開示される画像形成装置では、電源部を非出力から出力状態へ切り替える複数の条件を有しており、各条件には非出力状態になった時から出力状態へ切り替えるまでの所定時間が決定される。そして、この画像形成装置では、第2所定時間が第1所定時間より短い場合に、第1所定時間の経過により電源部が非出力状態から出力状態へ切り替わることがないことから、第1所定時間の計測を停止する。そのため、非出力状態において第1所定時間の計測により計測部で消費される電力を抑制することができ、二次電池の使用時間を長期化することができる。
プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図 オフ状態遷移時の処理を示すフローチャート オン状態遷移時の処理を示すフローチャート 使用初期の動作制御を示すタイムチャート 使用末期の動作制御を示すタイムチャート
<実施形態>
本実施形態を、図1ないし図5を用いて説明する。
1.プリンタの電気的構成
図1は、プリンタ10の概略的な電気的構成を示すブロック図である。プリンタ10は、商用電源であるAC100V電源(以下、電源)から供給される電力に基づいて、シートに画像を形成する装置である。なお、プリンタ10は、レーザプリンタあるいはインクジェットプリンタであってもよい。また、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及び読み取り機能(スキャナ機能)等を備えた複合機であってもよい。
プリンタ10は、電源部12と、電圧変換回路14と、充電回路16と、電圧検出回路22と、リアルタイムクロック(以下、RTC)24と、操作部26と、ASIC(特定用途向け集積回路)30と、印字部40と、を含む。ASIC30は、メイン制御回路34とサブ制御回路38と、を備える。RTC24は、クロック部の一例であり、印字部40は、画像形成部の一例である。
電源部12は、ユーザによってAC100V電源に接続され、当該電源からAC100Vで供給される電力をDC6Vに変換し、電圧変換回路14等に出力する。電圧変換回路14は、電源部12から供給されるDC6Vの電力を、ASIC30等で使用されるDC3.3Vの電力に変換し、メイン制御回路34や充電回路16、印字部40等に出力する。
充電回路16は、二次電池18を有しており、電圧変換回路14から供給される電力を二次電池18に充電する。また、充電回路16は、二次電池18に充電された電力を、サブ制御回路38やRTC24等に出力する。電圧検出回路22は、充電回路16の出力電圧Vを検出しており、出力電圧Vが規定電圧VK以下に低下したか否かを検出し、その結果である検出信号X1をサブ制御回路38に出力する。RTC24は、充電回路16から供給される電力によって発振し、サブ制御回路38から入力される制御信号X2に基づいて、サブ制御回路38にクロック信号CLを出力する。また、RTC24は、当該クロック信号CLを用いて時間情報TMを計時しており、当該時間情報TMをメイン制御回路34に出力する。
操作部26は、プリンタ10のオン/オフ状態を切り替えるための電源スイッチ28を有しており、電源スイッチ28は、プリンタ10をオン状態とするための第1状態と、プリンタ10をオフ状態とするための第2状態が、ユーザによって切り替えられる。電源スイッチ28は、操作キーの一例である。操作部26は、メイン制御回路34とサブ制御回路38に接続されており、ユーザによって第2状態から第1状態に切り替えられた場合、これらの回路にオン状態への遷移指示Yを出力する。また、ユーザによって第1状態から第2状態に切り替えられた場合、これらの回路にオフ状態への遷移指示Yを出力する。
メイン制御回路34は、電圧変換回路14から供給される電力によって駆動するとともに、CPU32を有している。CPU32は、印字部40を制御する。印字部40は、電圧変換回路14から供給される電力によって駆動し、CPU32から入力される印字指示及び印字データに基づいてシートに画像を形成する。CPU32は、操作部26から入力される遷移指示Yに基づいて、サブ制御回路38を制御し、プリンタ10をオン状態からオフ状態へと切り替える。CPU32は、RTC24から入力される時間情報TMに基づいて、装置の時間を管理する。
サブ制御回路38は、充電回路16から供給される電力によって駆動するとともに、状態検出回路36を有している。状態検出回路36は、計測部42として機能しており、RTC24から入力されるクロック信号CLを用いて後述する第1所定時間UT1を計測する。また、状態検出回路36は、レジスタ44として機能しており、操作部26から入力される遷移指示Yや電圧検出回路22から入力される検出信号X1を記憶している。状態検出回路36は、遷移指示Yにより操作部26の電源スイッチ28の状態を検出し、ユーザにより操作部26が操作されたことを検出する。また、レジスタ44として機能する状態検出回路36は、計測部42として機能する状態検出回路36の計測結果を記憶している。レジスタ44は、操作検出部の一例である。
状態検出回路36は、電源部12を制御し、電源部12が電力を出力する出力状態と電力を出力しない非出力状態を切り替える制御信号X3を電源部12に出力する。状態検出回路36は、CPU32からオフ状態への制御命令を受け取ると、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替える制御信号X3を電源部12に出力する。これにより、電源部12が非出力状態に切り替わると、プリンタ10がオン状態からオフ状態に切り替わる。
また、状態検出回路36は、以下の(1)〜(3)の場合に、電源部12を非出力状態から出力状態に切り替える制御信号X3を電源部12に出力する。これにより、電源部12が出力状態に切り替わると、プリンタ10がオフ状態からオン状態に切り替わる。
(1)電源部12が出力状態から非出力状態になった時から再度電源部12を出力状態に切り替える規定時刻DTまでの時間である第1所定時間UT1が経過した場合。
(2)電源部12が非出力状態である時に、検出信号X1により二次電池18の出力電圧Vが規定電圧VK以下の電圧に到達したことを検出した場合。
(3)電源部12が非出力状態である時に、遷移指示Yにより電源スイッチ28の状態が第2状態から第1状態に切り替わったことを検出した場合。
また、状態検出回路36は、RTC24を制御し、RTC24が状態検出回路36にクロック信号CLを出力させる状態とクロック信号CLの出力を停止させる状態とを切り替える制御信号X2をRTC24に出力する。状態検出回路36は、通常、クロック信号CLを出力させる状態を示すHigh状態の制御信号X2をRTC24に出力する。そして、後述するように、計測部42を動作させる必要がない所定の場合に、計測部42としての機能を停止し、クロック信号CLの出力を停止させる状態を示すLow状態に制御信号X2を切り替える。これにより、RTC24は、サブ制御回路38へのクロック信号CLの出力を停止し、RTC24における電力消費を抑える。
電源部12は、制御信号X3により出力状態となっている場合に、DC6Vの電圧を出力する。また、電源部12は、制御信号X3により非出力状態となっている場合に、電力の出力を停止する。その結果、電源部12における電力消費を抑えられる。
2.プリンタの動作制御
図2ないし図5を参照して、ASIC30によるプリンタ10の動作制御を説明する。図2は、プリンタ10のオン状態からオフ状態への遷移時において、CPU32が実行するオフ状態遷移制御を示し、図3は、プリンタ10のオフ状態からオン状態への遷移時において、CPU32が実行するオン状態遷移制御を示す。以下の動作制御では、状態検出回路36が、上述の(1)、(2)の場合に、電源部12を非出力状態から出力状態に切り替わる動作制御について説明する。
2−1.使用初期の動作制御
図4は、プリンタ10の使用初期における動作制御を示すタイムチャートである。ここで、「使用初期」とは、プリンタ10の使用開始からの経過時間が比較的短く、二次電池の劣化度合いが低いことを意味している。そのため、上述した規定時刻DTが一日に1つ、すなわち24時間毎に設定されている場合、電源部12の出力状態において充電された二次電池18の出力電圧Vが非出力状態において規定電圧VK以下の電圧に到達するまでの第2所定時間UT2が、上述した第1所定時間UT1よりも長くなる。状態検出回路36には、初期条件として第2所定時間UT2が72時間として設定されている。
このタイムチャートにおいて、ST1は、電源部12からの電力の出力状態を示しており、High状態が出力状態を示し、Low状態が非出力状態を示す。電源部12の出力状態において、電圧変換回路14を介してCPU32に電力が供給され、CPU32が起動状態となり、プリンタ10がオン状態となる。また、充電回路16に電力が供給され、二次電池18に電力が充電される。一方、電源部12の非出力状態において、CPU32に電力が供給されず、CPU32が停止状態となり、プリンタ10がオフ状態となる。また、充電回路16にも電力が供給されず、二次電池18に充電された電力が放電される。
また、ST2は、充電回路16の出力電圧Vを示しており、HighがDC 3.3Vを示し、LowがDC 0Vを示す。また、ST3は、状態検出回路36の状態を示しており、ST1と同期している。つまり、電源部12の出力状態において、状態検出回路36はCPU32からの指示を受け付けるコマンド待状態となり、電源部12の非出力状態において、状態検出回路36はプリンタ10の再起動を待機する再起動待状態となる。
また、ST4は、状態検出回路36の計測部42の状態を示している。計測部42は、状態検出回路36の再起動待状態において、RTC24から入力されるクロック信号CLを用いて第1所定時間UT1を計測する動作状態と、計測部42としての機能を停止する停止状態(図5参照)のいずれか一方の状態となる。図4には、上記状態STとともに各種信号X、CLの状態をあわせて示す。
(オフ状態遷移制御)
図2に示すように、CPU32は、ユーザによって電源スイッチ28が第2状態から第1状態に切り替えられる(S2)と、当該第1状態に切り替えられた時点から規定時刻DTまでの第1所定時間UT1を算出する(S4)。そして、CPU32は、算出した第1所定時間UT1を状態検出回路36に予め設定された第2所定時間UT2と比較する(S6)。
図4に示すように、使用開始からの経過時間が比較的短いプリンタ10では、第1所定時間UT1が第2所定時間UT2以上となる(S6:NO)。そのため、電源部12の非出力状態において、検出信号X1が、二次電池18の出力電圧Vが規定電圧VKよりも高い電圧であることを示すHigh状態から、規定電圧VK以下の電圧であることを示すLow状態に切り替わることが無い。
この場合、CPU32は、状態検出回路36の計測部42を動作状態とし(S8)、制御信号X2をHigh状態に維持する(S10)。その後、CPU32は、サブ制御回路38に、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替えるように制御命令を出力するとともに、その制御命令を出力した停止切替時刻TZを計時する(S12)。サブ制御回路38は、上記制御命令を受け取ると、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替える制御信号X3を電源部12に出力し、これによりプリンタ10がオフ状態に切り替わり、状態検出回路36が再起動待状態に切り替わる(S14)。
(オン状態遷移制御)
プリンタ10のオフ状態において、状態検出回路36は、計測部42が動作状態となっており、RTC24から入力されるクロック信号CLを用いて第1所定時間UT1を計測する。そして、図4に示すように、計測部42が第1所定時間UT1を計測すると、電源部12を非出力状態から出力状態に切り替える制御信号X3を電源部12に出力し、これによりプリンタ10がオン状態に切り替わり、状態検出回路36がコマンド待状態に切り替わる(S22)。
図3に示すように、プリンタ10のオン状態への切り替わりに伴ってCPU32が起動状態となると、起動状態となった出力切替時刻SZを計時する(S24)。次に、CPU32は、状態検出回路36のレジスタ44を監視し、上述の(1)、(2)のいずれが原因で起動状態となったかを確認する(S26)。CPU32は、レジスタ44が検出信号X1がLow状態に切り替わったことを記憶しておらず、計測部42として機能する状態検出回路36が第1所定時間UT1を計測したことを記憶している場合、上述の(1)の原因で起動状態となったことを確認する(S26:NO)。CPU32は、状態検出回路36に設定されている第2所定時間UT2をそのままに維持し、処理を終了する。
2−2.使用末期の動作制御
次に、図5を用いて、プリンタ10の使用末期における動作制御を説明する。ここで、「使用末期」とは、プリンタ10の使用開始からの経過時間が比較的長いことを意味している。そのため、上述した規定時刻DTが一日に1つ設定されている場合、二次電池18の経年劣化により第2所定時間UT2が第1所定時間UT1と同程度まで短縮されている。この結果、電源部12が出力状態から非出力状態になったタイミングによっては、第1所定時間UT1と第2所定時間UT2との大小関係が変化する。
(オフ状態遷移制御)
図2に示すように、CPU32は、ユーザによって電源スイッチ28が第2状態から第1状態に切り替えられる(S2)と、第1所定時間UT1を算出し(S4)、算出した第1所定時間UT1を予め設定された第2所定時間UT2と比較する(S6)。
図5に示すように、第2所定時間UT2が第1所定時間UT1よりも短い場合(S6:YES)、CPU32は、状態検出回路36の計測部42を停止状態とする(S16)。また、CPU32は、上記の場合に制御信号X2をLow状態に切り替え(S18)、RTC24から状態検出回路36へのクロック信号CLの出力を停止させる。その後、CPU32は、サブ制御回路38に、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替えるように制御命令を出力するとともに、その制御命令を出力した停止切替時刻TZを計時する(S12)。サブ制御回路38は、上記制御命令を受け取ると、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替える制御信号X3を電源部12に出力し、これによりプリンタ10がオフ状態に切り替わり、状態検出回路36が再起動待状態に切り替わる(S14)。
(オン状態遷移制御)
プリンタ10のオフ状態において、状態検出回路36は、計測部42が停止状態となっており、状態検出回路36における電力消費が抑えられている。また、RTC24は、サブ制御回路38へのクロック信号CLの出力が停止されており、RTC24における電力消費が抑えられている。
状態検出回路36は、図5に示すように、第2所定時間UT2の経過により、電圧検出回路22から入力される検出信号X1がHigh状態からLow状態に切り替わると、電源部12を非出力状態から出力状態に切り替える制御信号X3を電源部12に出力し、これによりプリンタ10がオン状態に切り替わり、状態検出回路36がコマンド待状態に切り替わる。また、状態検出回路36は、上記の場合に制御信号X2をHigh状態に切り替え、RTC24から状態検出回路36へクロック信号CLを出力させる(S22)。
図3に示すように、プリンタ10のオン状態への切り替わりに伴ってCPU32が起動状態となると、起動状態となった出力切替時刻SZを計時する(S24)。次に、CPU32は、状態検出回路36のレジスタ44を監視し、上述の(1)、(2)のいずれが原因で起動状態となったかを確認する(S26)。CPU32は、レジスタ44が検出信号X1がLow状態に切り替わったことを記憶しており、計測部42として機能する状態検出回路36が第1所定時間UT1を計測したことを記憶していない場合、上述の(2)の原因で起動状態となったことを確認する(S26:YES)。
この場合に、CPU32は、当該オン状態遷移制御において計時された出力切替時刻SZから、当該オン状態遷移制御の直前に実行されたオフ状態遷移制御において計時された停止切替時刻TZの差分時間を新たな第2所定時間UT2’として状態検出回路36に再設定し(S28)、処理を終了する。
以後、CPU32は上記の動作を繰り返し、図5に示すように、第1所定時間UT1’が第2所定時間UT2’よりも短い場合(S6:NO)、使用末期の動作制御において説明した処理を実行し、逆に、第1所定時間UT1’’が第2所定時間UT2’’よりも短い場合(S6:NO)、使用初期の動作制御において説明した処理を実行する。つまり、第1所定時間と第2所定時間との関係により、これらの処理を切り替えて実行する。
3.本実施形態の効果
(1)本実施形態のプリンタ10では、電源部12を非出力状態から出力状態へ切り替える上述の(1)〜(3)の条件を有しており、そのうち(1)、(2)には非出力状態になった時から出力状態へ切り替えるまでの所定時間が設定される。そして、CPU32は、第2所定時間UT2が第1所定時間UT1より短い場合に、第1所定時間UT1の経過により電源部12が非出力状態から出力状態へ切り替わることがないことから、非出力状態において状態検出回路36が計測部42として機能することを停止する。そのため、非出力状態において第1所定時間UT1の計測により計測部42で消費される電力を抑制することができ、二次電池18の使用時間を長期化することができる。
(2)本実施形態のプリンタ10では、CPU32は、第2所定時間UT2が第1所定時間UT1より短い場合に、更に、非出力状態においてRTC24が状態検出回路36にクロック信号CLを出力することを停止させる。そのため、非出力状態においてクロック信号CLの出力によりRTC24で消費される電力を抑制することができ、二次電池18の使用時間を長期化することができる。
(3)本実施形態のプリンタ10では、上述の(3)の条件においても電源部12を非出力状態から出力状態へ切り替えることができ、このプリンタ10を使用するユーザは、任意の場合に、プリンタ10の電源部12を非出力状態から出力状態へ切り替え、プリンタ10をオン状態とすることができる。
(4)本実施形態のプリンタ10では、上述の(2)の条件により電源部12を非出力状態から出力状態へ切り替えた場合、すなわち、第2所定時間UT2が第1所定時間UT1より短い場合に、メイン制御回路34のCPU32によって計測された出力切替時刻SZと停止切替時刻TZとの差分時間を第2所定時間UT2として設定し直す。そのため、二次電池18の劣化等の状態を反映した第2所定時間UT2を設定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、第2所定時間UT2が第1所定時間UT1より短い場合に、電源部12から電力が出力されない場合、状態検出回路36が計測部42としての機能を停止することと、RTC24が状態検出回路36にクロック信号CLの出力を停止することを共に行う例を用いて説明を行ったが、一方のみを行ってもよい。これらの少なくとも一方を行うことで、非出力状態における電力消費を抑えることができ、二次電池18の使用時間を長期化することができる。
(2)上記実施形態では、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替える場合として、ユーザによって電源スイッチ28が第2状態から第1状態に切り替えられる場合を用いて説明を行ったが、これだけではない。例えば、電源部12を非出力状態に切り替える規定時刻DT’が決定されている場合には、その規定時刻DT’となった場合に、電源部12を出力状態から非出力状態に切り替えても良い。
(3)上記実施形態では、装置として、印字部40を有し、プリンタ機能を有するプリンタ10を用いて説明を行ったが、本発明はこれに限られない。例えば、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等の1つの機能を有する装置でもよければ、これらの機能の複数をあわせ持つ複合機であっても良い。
(4)上記実施形態では、プリンタ10が1つのASIC30を有し、ASIC30がCPU32を有するメイン制御回路34と状態検出回路36を備えるサブ制御回路38を備える例を用いて示したが、本発明はこれに限られない。例えば、お互いに異なる制御ユニットにメイン制御回路34とサブ制御回路38が構成されても良い。
(5)上記実施形態では、状態検出回路36が電源部12に制御信号X3を出力し、電源部12の状態を切り替える例を用いて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、状態検出回路36は電圧変換回路14に制御信号を出力し、電圧変換回路14の状態を切り替えてもよい。また、電源部と電圧変換回路は、一体として形成されていても良い。
10:プリンタ、12:電源部、14:電圧変換回路、16:充電回路、18:二次電池、22:電圧検出回路、24:RTC、26:操作部、28:電源スイッチ、30:ASIC、32:CPU、34:メイン制御回路、36:状態検出回路、38:サブ制御回路、40:印字部、42:計測部、44:レジスタ、UT1:第一所定時間、UT2:第2所定時間、DT:規定時刻、SZ:出力切替時刻、TZ:停止切替時刻、VK:規定電圧

Claims (2)

  1. 印字部と、
    印字部を制御するメイン制御回路と、
    入力される制御信号に応じて、商用電源から供給される電力を前記印字部と前記メイン制御回路とに出力する出力状態、又は、前記電力を前記印字部と前記メイン制御回路とに出力しない非出力状態となる電源部と、
    二次電池を有し、前記電源部から出力される電力によって前記二次電池を充電する充電回路と、
    前記二次電池の出力電圧が規定電圧以下に低下したかを検出した場合、検出信号を出力する電圧検出回路と、
    前記二次電池から供給される電力によって作動し、生成したクロック信号に基づいて時間を計時し、前記クロック信号を出力可能であるリアルタイムクロックと、
    前記リアルタイムクロックから入力されるクロック信号に基づいて時間を計測する計測部を有し、前記二次電池から供給される電力によって作動し、かつ、前記電源部に対して前記出力状態、又は、前記非出力状態とする制御信号が出力可能であって、前記計測部による前記非出力状態とする制御信号したときから規定時刻までの第1所定時間を計測した第1の場合、又は、前記電源部が前記非出力状態である時に前記電圧検出回路から前記検出信号が入力された第2の場合、前記電源部に対して前記出力状態とする制御信号を出力するサブ制御回路と、
    を備え、
    前記第1所定時間より長い時間である第2所定時間が予め設定され、
    前記メイン制御回路は、
    前記電源部を前記出力状態から前記非出力状態に切り替える際に、前記第2所定時間が前記第1所定時間より長い場合は、前記計測部を動作するように指示し、前記第2所定時間が前記第1所定時間より短い場合は、前記計測部を停止を指示し、
    その後、前記電源部を前記出力状態から前記非出力状態に切り替える際の時間である停止切替時刻を前記リアルタイムクロックから取得すると共に、前記サブ制御回路に対して前記非出力状態とする制御信号を出力するように指示し、
    前記電源部が前記非出力状態から前記出力状態に切り替わった際の時間である出力切替時刻を前記リアルタイムクロックから取得し、前記停止切替時刻から前記出力切替時刻を差し引いた時間を、前記第2所定時間に再設定する、
    画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    更に、
    オン状態とオフ状態とに切り替わる電源スイッチ、
    を備え、
    前記メイン制御回路と前記サブ制御回路とには、それぞれ前記電源スイッチからのオン状態、又は、オフ状態を示す信号が入力可能であって、
    前記メイン制御回路は、前記電源スイッチのオフ状態を示す信号の入力によって、前記電源部を前記出力状態から前記非出力状態に切り替えることとし、
    前記サブ制御回路は、前記電源スイッチのオン状態を示す信号が入力された第3の場合、前記電源部に対して前記出力状態とする制御信号を出力する、
    画像形成装置。
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