JP5859716B1 - 通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構 - Google Patents

通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構 Download PDF

Info

Publication number
JP5859716B1
JP5859716B1 JP2015547385A JP2015547385A JP5859716B1 JP 5859716 B1 JP5859716 B1 JP 5859716B1 JP 2015547385 A JP2015547385 A JP 2015547385A JP 2015547385 A JP2015547385 A JP 2015547385A JP 5859716 B1 JP5859716 B1 JP 5859716B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network
channel
local
reuse
neighboring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015547385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016509383A (ja
Inventor
ジュ、ハオ
カタール、スリニバス
ヨンゲ・ザ・サード、ローレンス・ダブリュ.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Application granted granted Critical
Publication of JP5859716B1 publication Critical patent/JP5859716B1/ja
Publication of JP2016509383A publication Critical patent/JP2016509383A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • H04B3/542Systems for transmission via power distribution lines the information being in digital form
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/006Quality of the received signal, e.g. BER, SNR, water filling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/14Spectrum sharing arrangements between different networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2203/00Indexing scheme relating to line transmission systems
    • H04B2203/54Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
    • H04B2203/5462Systems for power line communications
    • H04B2203/5495Systems for power line communications having measurements and testing channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W74/00Wireless channel access
    • H04W74/08Non-scheduled access, e.g. ALOHA
    • H04W74/0808Non-scheduled access, e.g. ALOHA using carrier sensing, e.g. carrier sense multiple access [CSMA]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(機能対応デバイスを備える)ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワークが、適応チャネル再利用機能に対応していないレガシーデバイスを備えているときに、チャネル再利用に対応した機能対応デバイスは、隣接ネットワークと通信チャネルを再利用するかまたは共用するか決定する動作を実行し得る。機能対応デバイスは、ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワーク内の各レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することができ、チャネルの性能の測定値を、対応する性能閾値と比較し得る。すべてのレガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能閾値に適合している場合、ローカルネットワークと隣接ネットワークとは、チャネルを再利用し得る。少なくとも1台のレガシーデバイスのチャネルの性能の測定値が、対応する性能閾値に適合していない場合、ローカルネットワークと隣接ネットワークとは、チャネルを共用し得る。

Description

関連出願
[0001]この出願は2012年12月13日に出願された米国特許出願第13/713,672号の優先権の利益を主張する。
[0002]発明の主題の実施形態は、一般に、通信ネットワークの分野に関し、より詳細には、通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構に関する。
[0003]多くのデータ通信システム(たとえば、衛星通信システム、ワイヤレス通信システム、電力線通信(PLC)システム、同軸ケーブル通信システム、電話線システムなど)において、データ通信媒体は、複数の通信デバイス間で共用可能である。共用通信媒体では、搬送波検知多重アクセス(CSMA)プロトコルが、共用通信媒体における通信デバイス間の干渉を最小化するために用いられ得る。CSMAプロトコルに従い、送信側の通信デバイスは、通信媒体を「検知」し、共用通信媒体上に他のトラフィックがないことを確認した後に、通信媒体に送信することができる。チャネルが目下占有されている場合、送信側の通信デバイスは、チャネルが利用可能となるまで、送信を延期することができる。
[0004]通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構の様々な実施形態が、開示される。ある実施形態では、方法は、ローカルネットワークの複数のネットワークデバイスのうちの第1のネットワークデバイスにて隣接ネットワークを識別することと、ここにおいて、ローカルネットワークと隣接ネットワークとは、各々、共通の通信チャネルを介して通信し、ここにおいて、第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプに属する、第1のネットワークデバイスにて、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することと、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えるかどうかを決定することと、ここにおいて、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用することを示している場合、通信チャネルを、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することと、第2のデバイスタイプに属する各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を、対応する性能測定閾値と比較することに少なくとも部分的に基づいて、ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定することとを備える。
[0005]ある実施形態では、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を前記決定することは、第1のネットワークデバイスにて、第1のネットワークデバイスが通信チャネルを隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定することと、第1のネットワークデバイスにて、1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定を、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの一方内の対応する1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信することと、ここにおいて、1台または複数台のネットワークデバイスの各々は、第1のデバイスタイプに属する、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用するかどうかを示すネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために、第1のネットワークデバイスにより決定されたローカルチャネル再利用決定と、1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信された1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とを組み合わせることとを備える。
[0006]ある実施形態では、第1のネットワークデバイスが通信チャネルを隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を前記決定することは、ローカルネットワーク内のネットワークデバイスの各対間のネットワーク内減衰と、ローカルネットワーク内の第1のネットワークデバイスと隣接ネットワーク内のネットワークデバイスとの間のネットワーク間減衰との少なくとも一方に基づく。
[0007]ある実施形態では、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために、第1のネットワークデバイスにより決定されたローカルチャネル再利用決定と、1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信された1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とを前記組み合わせることは、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の第1のデバイスタイプの1台または複数台の対応するネットワークデバイスと関連付けられた1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定の各々が、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用することを示すかどうか決定することと、1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定のすべてが、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用することを示す場合、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用することを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することと、1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定の少なくとも1つが、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを共用することを示す場合、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で共用することを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することとを備える。
[0008]ある実施形態では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用することを示している場合、方法は、ローカルネットワーク内の1台または複数台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを識別することと、隣接ネットワークが、少なくとも1台の第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えるかどうかを決定することと、隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていないと決定することに応じて、隣接ネットワーク内の1台または複数台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを識別することと、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方内の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスの各々について、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージに基づき、データ伝送情報を決定することとを備え、チャネルの性能の測定値を前記決定することは、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたデータ伝送情報に少なくとも部分的に基づき、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することを備える。
[0009]ある実施形態では、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージに基づき、データ伝送情報を決定することは、ネットワークデバイスへと通信された開始デリミタ(SOF)に少なくとも部分的に基づき、データ伝送速度およびビットローディング推定値の1つまたは複数を決定することと、選択的確認応答(SACK)デリミタにてネットワークデバイスにより通信されたデータ伝送フィードバックに少なくとも部分的に基づき、パケットエラーレート、ビットエラーレート、および伝送成功レートの1つまたは複数を決定することとを備える。
[0010]ある実施形態では、ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを前記決定することは、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定することと、第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、隣接ネットワークと通信チャネルを再利用するためのネットワーク間チャネル再利用決定を維持すると決定することと、少なくとも第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、隣接ネットワークと通信チャネルを共用すると決定することとを備える。
[0011]ある実施形態では、隣接ネットワークと通信チャネルを共用すると前記決定することは、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスに対し、ローカルネットワークと隣接ネットワークとが、通信チャネルを共用すべきことを示すための通知を、送信することを備える。
[0012]ある実施形態では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えるかどうかを前記決定することは、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の第1のデバイスタイプのネットワークデバイスについての情報を要求する要求メッセージを、共通の通信チャネルにブロードキャストすることと、所定時間間隔中に、応答メッセージが受信されなかったと決定した場合、ローカルネットワークと隣接ネットワークとが、第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスを備えていないと、決定することと、所定時間間隔中に、1つまたは複数の応答メッセージが受信されたと決定した場合、受信された1つまたは複数の応答メッセージに少なくとも部分的に基づき、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の1台または複数台の第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを、識別することとを備える。
[0013]ある実施形態では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えるかどうかを前記決定することは、隣接ネットワーク内の第1のデバイスタイプのネットワークデバイスから、隣接ネットワーク内の1台または複数台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスの表示を受信することを備える。
[0014]ある実施形態では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えると決定した場合、方法は、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用するネットワーク間チャネル再利用決定をさらに評価するために、通信チャネルを再利用することが、1台または複数台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスの性能に影響を与えるかどうか決定することを備える。
[0015]ある実施形態では、ローカルネットワークと隣接ネットワークとが、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていないと決定した場合、方法は、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用する、ネットワーク間チャネル再利用決定に従って動作することを、決定することをさらに備える。
[0016]ある実施形態では、ローカルネットワークが、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、および隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、チャネルの性能の測定値を前記決定することは、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、第1の送信に対する応答メッセージが、隣接ネットワーク内で送信される時刻を決定することと、ローカルネットワークにおける第1のネットワークデバイスから第1のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのローカルネットワーク内の第2の送信を開始することと、ここにおいて、応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻以前に、ローカルネットワーク内の第2の送信が完了する、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出することと、検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも部分的に基づき、隣接ネットワーク内の少なくとも1台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える。
[0017]ある実施形態では、隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、チャネルの性能の測定値を前記決定することは、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスとデータ通信を交換することを、決定することと、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、ここにおいて、第1の送信が、所定数のデータパケットを備えるデータパケットバーストである、データパケットバーストの第1のデータパケットの送信が終了する時刻と、データパケットバーストの第2のデータパケットの送信が開始する時刻と、データパケットバーストに対する応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻とを、決定することと、第1のネットワークデバイスから、ローカルネットワーク内のデータ通信を、隣接ネットワーク内で第2のデータパケットの送信が開始する時刻に、開始することと、ここにおいて、ローカルネットワーク内のデータ通信は、データパケットバーストに対する応答メッセージが、隣接ネットワーク内で送信される時刻より以前に完了する、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出することと、検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも部分的に基づき、隣接ネットワーク内の少なくとも1台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える。
[0018]ある実施形態では、チャネルの性能の測定値を前記決定することは、チャネルの性能の測定値を前記決定するために割り振られた検査時間間隔を、チャネル再利用部分間隔とチャネル共用部分間隔とに分割することと、チャネル再利用部分間隔中に、ローカルネットワーク内の通信を交換するために、隣接ネットワークと、共通の通信チャネルを再利用することと、チャネル共用部分間隔中に、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージを検出するため、および、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定するために、隣接ネットワークと共通の通信チャネルを共用することとを備える。
[0019]ある実施形態では、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を前記決定することは、第1のネットワークデバイスにて、第1のネットワークデバイスが通信チャネルを隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定することと、第1のネットワークデバイスが、ローカルネットワークの調整デバイスであるかどうか決定することと、第1のネットワークデバイスが、ローカルネットワークの調整デバイスではないと決定された場合、第1のネットワークデバイスと関連付けられたローカルチャネル再利用決定を、ローカルネットワークの調整デバイスへ送信することと、第1のネットワークデバイスが、ローカルネットワークの調整デバイスではないと決定された場合、1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定を、ローカルネットワーク内の対応する1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信することと、ここにおいて、1台または複数台のネットワークデバイスの各々は、第1のデバイスタイプに属する、第1のネットワークデバイスと関連付けられたローカルチャネル再利用決定と、ローカルネットワーク内の1台または複数台の第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスから受信された1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とに、少なくとも部分的に基づき、ローカルネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定を、決定することと、ローカルネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定を、隣接ネットワークの調整デバイスへブロードキャストし、隣接ネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定を受信することと、ローカルネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定と、隣接ネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定とに、少なくとも部分的に基づき、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用するかどうかを示すネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することとをさらに備える。
[0020]ある実施形態では、チャネルの性能の測定値は、データ伝送速度、エラーレート、受信信号強度指標、および減衰レベルの1つまたは複数を備える。
[0021]ある実施形態では、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間でチャネルを再利用すると決定した場合、方法は、ローカルネットワーク内の第1のネットワークデバイスから、ローカルネットワーク内の第1のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の送信を検出することと、隣接ネットワーク内の送信を無視し、ローカルネットワーク内の第1のネットワークデバイスから第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することとをさらに備える。
[0022]ある実施形態では、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間でチャネルを再利用すると決定した場合、方法は、ローカルネットワーク内の第1のネットワークデバイスから、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の送信を検出することと、隣接ネットワーク内の送信に対する応答メッセージが送信される時刻を決定することと、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスと同期して、隣接ネットワークとの同期が外れるようにするために、第1のネットワークデバイスからのデータ送信を開始することとを備え、ここにおいて、第1のネットワークデバイスからのデータ送信は、応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻に開始する。
[0023]ある実施形態では、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間でチャネルを共用すると決定した場合、方法は、ローカルネットワーク内の第1のネットワークデバイスから、ローカルネットワーク内の第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の送信を検出することと、第1のネットワークデバイスからのデータ送信を、隣接ネットワーク内の送信の期間、延期することとをさらに備える。
[0024]ある実施形態では、通信デバイスは、プロセッサと、プロセッサと接続された通信ユニットとを備え、通信ユニットは、通信デバイスが属するローカルネットワークの隣接ネットワークを識別し、ここにおいて、ローカルネットワークと隣接ネットワークとは、各々、共通の通信チャネルを介して通信し、ここにおいて、通信デバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプに属する、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定し、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えるかどうかを決定し、ここにおいて、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスが、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用することを示している場合、通信チャネルを、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定し、第2のデバイスタイプに属する各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を、対応する性能測定閾値と比較することに少なくとも部分的に基づいて、ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定するように動作可能である。
[0025]ある実施形態では、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するように動作可能な通信ユニットは、通信デバイスが通信チャネルを隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定し、1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定を、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの一方内の対応する1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信し、ここにおいて、1台または複数台のネットワークデバイスの各々は、第1のデバイスタイプに属する、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用するかどうかを示すネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために、通信ユニットにより決定されたローカルチャネル再利用決定と、1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信された1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とを組み合わせるように、動作可能な通信ユニットを備える。
[0026]ある実施形態では、ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうか決定するように動作可能な通信ユニットは、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定し、第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、隣接ネットワークと通信チャネルを再利用するためのネットワーク間チャネル再利用決定を維持すると決定し、少なくとも第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、隣接ネットワークと通信チャネルを共用すると決定するように、動作可能な通信ユニットを備える。
[0027]ある実施形態では、ローカルネットワークが、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、および隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、チャネルの性能の測定値を決定するように動作可能な通信ユニットは、隣接ネットワーク内の第1の送信を検出し、第1の送信に対する応答メッセージが、隣接ネットワーク内で送信される時刻を決定し、ローカルネットワーク内の第1のデバイスタイプの宛先デバイスへのローカルネットワーク内の第2の送信を開始し、ここにおいて、応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻以前に、ローカルネットワーク内の第2の送信が完了し、隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出する、検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも部分的に基づき、隣接ネットワーク内の少なくとも1台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定するように動作可能な、通信ユニットをさらに備える。
[0028]ある実施形態では、隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、チャネルの性能の測定値を決定するように動作可能な通信ユニットは、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスとデータ通信を交換することを決定し、隣接ネットワーク内の第1の送信を検出し、ここにおいて、第1の送信が、所定数のデータパケットを備えるデータパケットバーストである、データパケットバーストの第1のデータパケットの送信が終了する時刻と、データパケットバーストの第2のデータパケットの送信が開始する時刻と、データパケットバーストに対する応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻とを決定し、ローカルネットワーク内のデータ通信を、隣接ネットワーク内で第2のデータパケットの送信が開始する時刻に開始し、ここにおいて、ローカルネットワーク内のデータ通信は、データパケットバーストに対する応答メッセージが、隣接ネットワーク内で送信される時刻より以前に完了する、隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出し、検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも部分的に基づき、隣接ネットワーク内の少なくとも1台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定するように動作可能な、通信ユニットをさらに備える。
[0029]ある実施形態では、チャネルの性能の測定値を決定するように動作可能な通信ユニットは、チャネルの性能の測定値を決定するために割り振られた検査時間間隔を、チャネル再利用部分間隔とチャネル共用部分間隔とに分割し、チャネル再利用部分間隔中に、ローカルネットワーク内の通信を交換するために、隣接ネットワークと、共通の通信チャネルを再利用し、チャネル共用部分間隔中に、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージを検出するため、および、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定するために、隣接ネットワークと共通の通信チャネルを共用するように動作可能な、通信ユニットをさらに備える。
[0030]ある実施形態では、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間でチャネルを再利用すると決定した場合、通信ユニットは、ローカルネットワーク内の通信デバイスから、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの宛先ネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定し、隣接ネットワーク内の送信を検出し、隣接ネットワーク内の送信に対する応答メッセージが送信される時刻を決定し、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの宛先ネットワークデバイスが、通信デバイスと同期して、隣接ネットワークとの同期が外れるようにするために、応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻に、データ送信を開始するようにさらに動作可能である。
[0031]ある実施形態では、1つまたは複数の機械可読記憶媒体に格納された命令は、1つまたは複数のプロセッサユニットにより実行されたときに、1つまたは複数のプロセッサユニットに動作を実行させ、動作は、ローカルネットワークの第1のネットワークデバイスにて隣接ネットワークを識別することと、ここにおいて、ローカルネットワークと隣接ネットワークとは、各々、共通の通信チャネルを介して通信し、ここにおいて、第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプに属する、通信チャネルを、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定することと、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えるかどうかを決定することと、ここにおいて、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用することを示している場合、通信チャネルを、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することと、第2のデバイスタイプに属する各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を、対応する性能測定閾値と比較することに少なくとも部分的に基づいて、ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定することとを備える。
[0032]ある実施形態では、ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定する前記動作は、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定することと、第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、隣接ネットワークと通信チャネルを再利用するためのネットワーク間チャネル再利用決定を維持すると決定することと、少なくとも第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、隣接ネットワークと通信チャネルを共用すると決定することとを備える。
[0033]ある実施形態では、ローカルネットワークが、第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、および隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、チャネルの性能の測定値を決定する前記動作は、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、第1の送信に対する応答メッセージが、隣接ネットワーク内で送信される時刻を決定することと、ローカルネットワークにおける第1のネットワークデバイスから、第1のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのローカルネットワーク内の第2の送信を開始することと、ここにおいて、応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻以前に、ローカルネットワーク内の第2の送信が完了する、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出することと、検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも部分的に基づき、隣接ネットワーク内の少なくとも1台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える。
[0034]ある実施形態では、隣接ネットワークが、第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、チャネルの性能の測定値を決定する前記動作は、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスとデータ通信を交換することを、決定することと、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、ここにおいて、第1の送信が、所定数のデータパケットを備えるデータパケットバーストである、データパケットバーストの第1のデータパケットの送信が終了する時刻と、データパケットバーストの第2のデータパケットの送信が開始する時刻と、データパケットバーストに対する応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻とを、決定することと、第1のネットワークデバイスから、ローカルネットワーク内のデータ通信を、隣接ネットワーク内で第2のデータパケットの送信が開始する時刻に、開始することと、ここにおいて、ローカルネットワーク内のデータ通信は、データパケットバーストに対する応答メッセージが、隣接ネットワーク内で送信される時刻より以前に完了する、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出することと、検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも部分的に基づき、隣接ネットワーク内の少なくとも1台の第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える。
[0035]ある実施形態では、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間でチャネルを再利用すると決定した場合、動作は、ローカルネットワーク内の第1のネットワークデバイスから、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、第1のネットワークデバイスにて、隣接ネットワーク内の送信を検出することと、隣接ネットワーク内の送信に対する応答メッセージが送信される時刻を決定することと、ローカルネットワーク内の第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスが、第1のネットワークデバイスと同期して、隣接ネットワークとの同期が外れるようにするために、第1のネットワークデバイスからのデータ送信を開始することとをさらに備え、ここにおいて、第1のネットワークデバイスからのデータ送信は、応答メッセージが隣接ネットワーク内で送信される時刻に開始する。
[0036]本実施形態は、添付の図面を参照することによって、より良く理解され得るものであり、様々な目的、特徴、および利点が、当業者に明らかとなり得る。
[0037]通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構を含む例示的概念図。 [0038]ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間のチャネル再利用を示す例示的タイミング図。 [0039]隣接ネットワークとチャネルを再利用するかどうか決定するための動作例を示すフローチャート。 [0040]図3に続き、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかどうか決定するための動作例を示す図。 [0041]図4に続き、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかどうか決定するための動作例を示す図。 [0042]整合チャネル再利用の一実施形態を示すタイミング図。 [0043]隣接ネットワークがパケットバーストを送信するように構成されている場合の整合チャネル再利用の別の実施形態例を示すタイミング図。 [0044]複数の隣接ネットワークと関連付けられたローカルネットワークを示す例示的概念図。 [0045]整合チャネル再利用のための複数の隣接ネットワーク間の調整を示す例示的タイミング図。 [0046]隣接ネットワークとのチャネル再利用のためのネットワーク内機能対応デバイスと同期したレガシーデバイスの動作を示すタイミング図。 [0047]階層チャネル再利用決定調整機構を含む例示的概念図。 [0048]適応チャネル再利用のための機構を含む電子デバイスの一実施形態のブロック図。
[0049]以下の説明は、本発明の主題の技術を実施する、例としてのシステム、方法、技術、命令シーケンス、およびコンピュータプログラム製品を含む。ただし、説明された実施形態は、これらの具体的詳細なしで実施され得ることを、理解されたい。たとえば、実施例は電力線通信(PLC)ネットワークでの適応チャネル再利用動作を示しているが、実施形態はそのように限定されるものではない。他の実施形態では、適応チャネル再利用動作は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、同軸ネットワーク、電話線ローカルエリアネットワークなどの他の適切な共用媒体通信ネットワークにおけるネットワークデバイスにより実施され得る。他の例では、周知の命令インスタンス、プロトコル、構造、および技術について、説明を難しくすることがないように、詳細には示していない。
[0050]共用データ通信媒体では、(受信側デバイスにて)干渉信号強度が低いために受信側デバイスでの信号対干渉雑音比(SINR:signal-to-interference-plus-noise ratio)が高い場合、送信側デバイスと干渉側デバイスの両方が、同一の通信チャネルにてデータを同時送信することができ、こうして通信チャネルを「再利用」することになる。従来のチャネル再利用技術は、チャネル再利用パターンを事前指定可能である。たとえば、従来のチャネル再利用技術によると、チャネル割振り機構は、空間的に区別されたデバイスが、同一のチャネルを同時に使用可能とするために、用いられ得る。しかしながら、このような従来のチャネル再利用技術は、集中チャネル調整機構を必要とすることがある。最適なチャネル割振りソリューションを決定するために集中チャネル調整機構を用いることは、電力線通信ネットワーク(たとえば、ホームネットワーク)においては非常に複雑となり得る。また、ネットワークの利用は極めて動的であるので、静的(または事前指定)チャネル割振りを実装すると、チャネルが充分に利用されないことから、スペクトル効率の低下という結果をもたらし得る。自己展開型通信ネットワーク(たとえば、WLAN、PLCネットワークなど)は、通例、通信媒体を共用するネットワークデバイス間の干渉を最小化するために、搬送波検知多重アクセス(CSMA:carrier sensing multiple access)技術を用いている。さらに、共用通信媒体は、複数の通信ネットワークをホスティングすることもある。たとえば、複数のPLCネットワークは、共通の電力線媒体を共用することがある。通信チャネルを、隣接する通信ネットワークと再利用するかまたは共用するか決定することの一環として、ローカル通信ネットワーク(たとえば、ローカル通信ネットワーク内のネットワークデバイス)は、チャネルの再利用が、ローカルおよび隣接の通信ネットワークにおけるすべてのネットワークデバイスについて、性能低下という結果にならないことを、保障することになる。しかしながら、ある実施形態では、ここで説明した適応チャネル再利用手順に対応してこの手順を実装するネットワークデバイス(「機能対応デバイス」)は、適応チャネル再利用に対応せずにこれを実装することがないネットワークデバイス(「レガシーデバイス」)と組み合わせて動作する必要があることもある。ローカル通信ネットワークおよび/または隣接する通信ネットワークが、1台または複数台のレガシーデバイスを備えている場合、ローカルおよび隣接の通信ネットワークにおけるすべての機能対応デバイスは、レガシーデバイスでの性能低下を防ぐために、適応チャネル再利用手順が強制的に無効化されるとともに従来のCSMA手順に従って動作するようになることがある。しかしながら、レガシーデバイスおよび機能対応デバイスに対する、このような保守的なソリューションは、ネットワーク資源の非効率的使用という結果になり得るとともに、通信媒体の性能に悪影響を与え得る。
[0051]ある実施形態では、レガシーデバイスが存在する場合における適応チャネル再利用のための機能が、(たとえば、機能対応デバイスにおいて)実装され得る。機能対応デバイスは、自身のローカルネットワークにおいて、および1つまたは複数の隣接ネットワークにおいて、レガシーデバイス(すなわち、チャネル再利用に非対応のネットワークデバイス)を識別することができる。機能対応デバイスは、識別された各レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定することができ、隣接ネットワークとのチャネルの再利用が、レガシーデバイスの性能に影響するかどうかを(チャネルの性能の測定値を分析することに基づき)決定することができる。隣接ネットワークとのチャネルの再利用が(ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワーク内の)いずれかのレガシーデバイスの性能に影響する場合、機能対応デバイスは、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークがチャネルを再利用すべきではなく、その代わりに、通信チャネルを共用すべきであると決定し得る。ただし、隣接ネットワークとのチャネルの再利用が(ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワーク内の)どのレガシーデバイスの性能にも影響しない場合、機能対応デバイスは、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークがチャネルを再利用すべきであると決定し得る。また、機能対応デバイスは、以下の図面にてさらに説明されるように、ローカルネットワーク内のレガシーデバイスが隣接ネットワークでの伝送と同期しないことを保障するための動作を実行することができる。レガシーデバイスの性能を考慮して、レガシーデバイスが隣接ネットワークと受動的に再利用することを可能とする、このような適応チャネル再利用機構は、チャネル再利用をより効率的にするとともに通信性能を向上させる結果となり得る。
[0052]図1は、通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構を含む例示的概念図である。図1は、2つの通信ネットワーク102および108を備えた共用通信媒体100を示す。通信ネットワーク102は、機能対応デバイス104と、レガシーデバイス106とを備える。一方、通信ネットワーク108は、機能対応デバイス110と、レガシーデバイス112とを備える。適応チャネル再利用動作については、機能対応デバイス104を参照して説明することになる。したがって、機能対応デバイス104が属する通信ネットワーク102は、ここでは「ローカルネットワーク」と称され、機能対応デバイス104は、「ローカル機能対応デバイス104」とも称される。ローカルネットワーク102に近接して、適応チャネル再利用動作が実行されることになる通信ネットワーク108は、「隣接ネットワーク」と称される。
[0053]ローカル機能対応デバイス104は、通信ユニット114(破線により図示)を備える。通信ユニット114は、チャネル再利用決定ユニット116を備える。また、ローカルネットワーク102内のレガシーデバイス106(「ローカルレガシーデバイス」)も、通信ユニット118(破線により図示)を備える。さらに、図1には図示しないが、隣接ネットワーク108内の機能対応デバイス110とレガシーデバイス112も、ローカル機能対応デバイス104とローカルレガシーデバイス106についてそれぞれ図示されるように、自身の通信ユニットを備え得る。ネットワークデバイス104、106、110および112は、各々、1つまたは複数の通信プロトコルまたはアクセス技術を実装するように構成された、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、携帯電話、スマート機器、ゲームコンソール、アクセスポイント、デスクトップコンピュータ、または他の適切な電子デバイスなどの電子デバイスであり得る。ある実施形態では、ネットワークデバイス104、106、110および112の通信ユニットは、各々、システムオンチップ(SoC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または各ネットワークデバイスでネットワーク通信を可能とするのに適切なその他の集積回路上に、実装され得る。ある実施形態では、各通信ユニットは、1個または複数個のプロセッサとメモリとを備え、各ネットワークデバイスの1枚または複数枚の回路基板上の1個または複数個の集積回路内に実装され得る。以下にさらに詳細に説明するように、ローカル機能対応デバイス104のチャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108についての情報を分析して、ローカルネットワーク102が隣接ネットワーク108と通信チャネルを共用すべきかまたは再利用すべきか、決定することができる。隣接ネットワーク108とのチャネルの再利用において、ローカルネットワーク102は、検出された送信であって隣接ネットワーク108と関連付けられたものを無視することができ、隣接ネットワーク108が現在送信中であるかどうかにかかわらず、自らの送信を開始することができる。隣接ネットワーク108とのチャネルの共用において、ローカルネットワーク102は、隣接ネットワーク108と調整可能であり(たとえば、CSMA手順を実行)、隣接ネットワーク108が現在送信中でない場合にのみ、送信を開始することができる。
[0054]ステージAでは、ローカル機能対応デバイス104(たとえば、チャネル再利用決定ユニット116)は、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108が少なくとも1台のレガシーデバイスを備えているかどうか決定する。ローカル機能対応デバイス104は、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内の他の機能対応デバイスを識別し、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とが少なくとも1台のレガシーデバイスを備えているかどうかを決定するために、様々な技術を用いることができる。一実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、ソフトウェア版の要求メッセージ(またはその他の適切なメッセージ)を、対象となるネットワークデバイスへ送信して、レスポンスメッセージを待機することができる。対象となるネットワークデバイスがレスポンスメッセージを送信しないか(たとえば、ソフトウェアバージョンの要求メッセージを却下/廃棄するか)、または予期せぬバージョン番号の表示があるレスポンスメッセージを送信する場合、ローカル機能対応デバイス104は、対象となるネットワークデバイスが、適応チャネル再利用動作に非対応のレガシーデバイスであると決定することができる。ローカル機能対応デバイス104が適切なバージョン番号表示のあるレスポンスメッセージを、対象となるネットワークデバイスから受信した場合、ローカル機能対応デバイス104は、対象となるネットワークデバイスが機能対応デバイスであると決定することができる。別の実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、通信チャネルにて交換されるメッセージをリスンすることができ、いずれかのネットワークデバイスが、適応チャネル再利用動作への対応を示す管理メッセージを送信したかどうか決定することができる。ローカル機能対応デバイス104が(適応チャネル再利用動作への対応を示す)管理メッセージを、所定時間間隔内に検出できない場合、ローカル機能対応デバイス104は、他のネットワークデバイスがレガシーデバイスであると決定することができる。別の実施形態では、ローカル機能対応デバイス104が、ローカルネットワーク102内のレガシーデバイスを検出した後、ローカル機能対応デバイス104は、他の機能対応デバイス(たとえば、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内)に対して、ローカルネットワーク108内のレガシーデバイス106について通知するために、1つまたは複数の管理メッセージ(たとえば、マルチネットワークブロードキャスト管理メッセージ)を送信することができる。同様に、ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108の機能対応デバイス110から、隣接ネットワーク108内のレガシーデバイス112を示す1つまたは複数の管理メッセージを、受信することができる。ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスを特定した後、ローカル機能対応デバイス104は、レガシーデバイスでのチャネル状態を推定して、チャネルを隣接ネットワークと再利用するかどうか決定するために、ステージB〜Cの動作を実行することができる。
[0055]ステージBでは、ローカル機能対応デバイス104(たとえば、チャネル再利用決定ユニット116)は、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内のレガシーデバイス106および112の情報について決定することができる。たとえば、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108内の伝送(たとえば、フレーム開始デリミタ、確認応答メッセージなど)を検出することができ、レガシーデバイス106および112についての情報を決定することができる。一実施形態では、隣接ネットワーク108内のレガシーデバイス112につき、チャネル再利用決定ユニット116は、受信信号強度を決定し、隣接ネットワーク108内の送信側デバイスについての情報を識別し、隣接ネットワーク108内の受信側デバイスについての情報を識別し、伝送データ速度、伝送フィードバック(たとえば、ビットエラーレートなど)、および隣接ネットワーク108と関連付けられた他の適切な性能の測定値。ある実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116(または図示せぬ性能評価ユニット)は、受信信号強度を決定するために様々な技術を利用することができる。一例では、ローカル機能対応デバイス104は、受信信号を制御し、受信信号を増幅することによって後続のデジタル処理構成要素での量子化ノイズを最小化するために、自動利得制御(AGC)ユニット(図示せず)を備え得る。ローカル機能対応デバイス104のAGCユニットは、(隣接ネットワーク108にて送信された)信号を受信するために、適切なAGC設定(「AGCゲイン」)を決定することができる。ローカル機能対応デバイス104は、AGCゲインに基づいて、受信信号強度を推定することができる。通例、高いAGCゲインは弱い受信信号強度を示し、逆もまた成り立つ。別の例では、ローカル機能対応デバイス104は、プリアンブルの信号エネルギーに基づいて受信信号の信号強度を推測するために、他の適切な技術を用いることができる。
[0056]隣接ネットワーク内の送信側デバイスの識別情報、およびそのネットワーク識別情報は、少なくとも部分的には受信信号内の情報に基づいて、抽出可能である。一例では、送信側デバイスの識別情報は、受信信号のフレーム開始(SOF)デリミタ内の送信元端末装置識別子(STEI:source terminal equipment identifier)フィールドから、決定可能である。ネットワーク識別情報は、SOFデリミタ内のショートネットワーク識別子(SNID:short network identifier)フィールドから、決定可能である。ある実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、受信信号強度をテーブルに記録することができ、送信側デバイスの識別情報および/またはネットワーク識別情報により、そのレコードをインデックスすることができる。なお、ある実施形態では、デリミタは、送信側デバイスの識別情報および/またはネットワーク識別情報を備えていないことがある。本実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、現在受信中の物理レイヤコンバージェンス手順(PLCP:physical layer convergence procedure)プロトコルデータユニット(PPDU:protocol data unit)伝送について測定された信号強度を、廃棄し得る。一方、本実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、少なくとも部分的にはMACプロトコルセマンティクスに基づいて、必要な識別情報を推測することができる。たとえば、ローカル機能対応デバイス104が確認応答フレームのデリミタ(たとえば、選択的確認応答(SACK)フレーム)を受信し、SACKフレームが送信側デバイスの識別情報を備えていない場合、この情報は、最も直近に伝送されたデータフレームのSOFデリミタ内の宛先端末装置識別子(DTEI:destination terminal equipment identifier)フィールドから、推測可能である。これは、確認応答フレームは、通例、受信側デバイスがペイロードを受信するとすぐに送信されるためである。
[0057]ある実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、SOFデリミタ内のビットローディング推定値(BLE:bit loading estimate)フィールドに基づいて、(たとえば、隣接ネットワークの伝送の)データ伝送速度を推測することができる。BLEフィールドは、チャネルにおけるマイクロ秒当たりの伝送可能データビット数を表す8ビットフィールドであり得る。データビット数には、サイクリックプレフィックスおよび前方誤り訂正(FEC:forward error correction)によりもたらされるオーバーヘッドを考慮し得るが、PPDUフレームフォーマット(たとえば、デリミタ)と関連付けられたオーバーヘッドについては考慮しないことになる。少なくとも部分的には、伝送データ速度および伝送データ速度とSINRとの関係についての知見に基づき、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク内の送信側デバイスと受信側デバイスとのチャネル状態を推定することができる。また、ローカル機能対応デバイス104は、データ伝送フィードバックを、確認応答(たとえば、SACK)フレームから抽出することもできる。PLCシステムの例では、データ伝送フィードバックは、SACKフレームの所定のフィールドにて送信され得る。ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク内の送信側デバイスにより送信された各PPDUの伝送状態を決定するために、SACKフレームを復号することができる。データ伝送フィードバックは、送信側デバイスにより用いられる伝送速度が、通信チャネルに適切であるかどうかを確認するために、利用され得る。たとえば、データ伝送フィードバックが、高いPPDU失敗数(たとえば、受信側デバイスが、送信側デバイスにより送信されたPPDUを、多数受信してはいなかったこと)を示す場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108内の送信側デバイスと受信側デバイスとのチャネル状態を推測しつつ、負の調整を適用し得る。一方、データ伝送フィードバックがPPDUの失敗がないことを示す場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108内の送信側デバイスと受信側デバイスとのチャネル状態を推測しつつ、正の調整を適用し得る。ある実装例では、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク内の一対のネットワークデバイス間のチャネル状態を推定するために、少なくとも所定数のサンプルが必要となり得る(たとえば、チャネル適応プロセスの制約により、伝送の衝突、ノイズ、干渉などがある)。チャネル再利用決定ユニット116は、不正確なチャネル推定値をフィルタリングして除外するために、適切な情報処理技術を適用し得る。レガシーデバイスでのチャネルの性能の測定値を推定する動作例につき、図2〜図8を参照してさらに説明する。
[0058]ステージCでは、チャネル再利用決定ユニット116は、推定されたチャネルの性能の測定値に基づき、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかまたは共用するか決定する。ある実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116は、チャネルの性能の測定値(ステージBで取得)に基づき、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するかまたは共用するか決定し得る。チャネルの性能の測定値は、データ伝送速度、エラーレート、受信信号強度指標、およびチャネルの性能を表す他の適切な測定値を含み得る。図2〜図8を参照してさらに説明するように、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接レガシーデバイス112と関連付けられたチャネルの性能の測定値(たとえば、受信信号強度)を決定することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、チャネルの性能の測定値を、対応する性能閾値と比較することができる。すべてのレガシーデバイス106および112と関連付けられた性能の測定値が、対応する性能閾値に適合している場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワークとチャネルを再利用すると決定することができる。一方、少なくとも1台のレガシーデバイス(ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108)の性能の測定値が、対応する性能閾値に適合していない場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108とチャネルを共用すると決定することができる。
[0059]図2は、ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間のチャネル再利用を示す例示的タイミング図200である。図2は、隣接ネットワーク内の送信側デバイス202、隣接ネットワーク内の受信側デバイス204、およびローカルネットワーク内の送信側機能対応デバイス(「ローカル送信側機能対応デバイス」)の動作を示す。図2において、送信側デバイス202は、フレームの送信を決定する。送信側デバイス202は、優先度解決策(PRS:priority resolution)スロット208内の1つまたは複数の優先度シンボルを送信することができる。優先度シンボルは、送信側デバイスの未処理データフレームの送信優先度を示す。CSMAプロトコルに従い、送信優先度の低い別のネットワークデバイスは、送信優先度の高いネットワークデバイスに、チャネルを譲ることになる。2つのPRSスロット208の後、送信側デバイス202は、送信優先度による(隣接ネットワーク内の)チャネル競合に勝ち、ランダムに選択された多数の競合スロットの送信を遅延させることによって(図2にバックオフ期間210として図示)、ランダムバックオフ手順を開始する。バックオフ期間210終了後にチャネルがまだ空いていて非占有である場合、送信側デバイス202は、自身のデータフレームの送信を開始することができる。ある実施形態では、データフレームは、フレーム開始(SOF)デリミタ212と称されるMACレイヤヘッダによりカプセル化されてもよい。ある実施形態では、MACレイヤからの各データパケットについて、物理(PHY)レイヤは、電力線媒体上の伝送のために、パケットをビットストリームデータユニット(たとえば、PHYプロトコルデータユニット(PPDU))に編成することができる。一例では、PPDUは、プリアンブルと、フレーム制御部と、ペイロードとを備え得る。この例では、プリアンブルとフレーム制御とは、ともに、おそらく「SOFデリミタ」。プリアンブルは、PPDUの開始を示す所定のパターンであってもよい。PPDUのフレーム制御部は、PPDUの送信元および宛先アドレス、送信側デバイスが属するネットワーク、PPDUペイロードを復調するのに必要な情報(たとえば、変調およびコーディング情報)、送信時刻/ペイロード長に関する情報、および他のチャネルアクセス情報など、MACおよびPHY関連の制御情報を含み得る。ペイロードは、アプリケーションデータと、管理メッセージと、NULL情報(たとえば、ペイロード無し)とを備え得る。受信機デバイス204がフレームの受信に成功した場合、受信機デバイス204は、選択的確認応答(SACK)フレームを送信することができる。図2では、隣接ネットワーク内の送信側デバイス202は、SOFデリミタ212とペイロード214とを送信する。隣接ネットワーク内の受信側デバイス204は、プリアンブル検出のために、シンボル相関テストを実行することができる。相関度(シンボル相関テストにより取得)は、プリアンブルのパターンが受信信号において検出されたかどうか決定するために利用可能である。受信側デバイス204がペイロード214の受信に成功した場合、受信側デバイス204は、選択的確認応答(SACK)フレーム216を、送信側デバイス202へ送信する。
[0060]図2において、デリミタの送信のロバスト性により(たとえば、SOFデリミタ212、SACKフレーム216など)、ローカルネットワーク内のネットワークデバイス(たとえば、ローカル送信側機能対応デバイス206)は、隣接ネットワーク内の送信側デバイス202により送信されたSOFデリミタ212を検出し得る。図2では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の機能対応デバイスは、チャネルの再利用を決定する。図2に示すように、ローカル送信側機能対応デバイス206は、PRSスロット218内の優先度シンボルをも送信する(たとえば、隣接ネットワーク内の送信側デバイス202と同時に)。ローカル送信側機能対応デバイス206は、バックオフ時間間隔220を開始する(たとえば、上記のCSMAチャネル競合手順に従う)。バックオフ時間間隔220中に、ローカル送信側機能対応デバイス206は、隣接ネットワークにて送信されたSOFデリミタ212を検出する。しかしながら、ローカル送信側機能対応デバイス206は隣接ネットワークとのチャネルの再利用を決定したので、ローカル送信側機能対応デバイス206は、SOFデリミタ212を無視することができる。バックオフ時間間隔220経過後、ローカル送信側機能対応デバイス206は、SOFデリミタ222とペイロード224とを送信してチャネルを隣接ネットワークと再利用することによって、自身のフレーム送信を開始することができる。図2に示すように、ローカルネットワークでのローカル送信側機能対応デバイス206の送信は、隣接ネットワーク内の送信側デバイス202および受信側デバイス204の送信と重複する。なお、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の機能対応デバイスが通信チャネルを共用すると決定する場合、隣接ネットワーク内でSOFデリミタ212を検出したことに応じて、隣接ネットワークにより開始されたSOFデリミタ212およびペイロード214の送信が完了するまで、ローカル送信側デバイス206は、チャネルアクセスを延期(およびSOFデリミタ222およびペイロード224の送信を延期)し得る。
[0061]図3、図4および図5は、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかどうか決定するための動作例を示すフローチャート(「フロー」)300である。フロー300は、図3のブロック302から開始する。
[0062]ブロック302では、ローカルネットワークのローカル機能対応デバイスは、同一の通信チャネル上の1つまたは複数の隣接ネットワークを、ローカルネットワークとして識別する。図1の例を参照し、ローカル機能対応デバイス104(たとえば、チャネル再利用決定ユニット116)は、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかまたは共用するか(「チャネル再利用決定」)決定して、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の他のネットワークデバイスとチャネル再利用決定を調整するために、各隣接ネットワークについて、図3〜図5のブロック304〜332に示す動作を実行することができる。フローは、ブロック304へと続く。
[0063]ブロック304では、共用通信チャネル上の1つまたは複数の隣接ネットワークの各々について、ループを開始する。たとえば、チャネル再利用決定ユニット116は、分析のための隣接ネットワークを選択することができ、隣接ネットワークとのチャネル再利用決定を決定して調整するために、図3〜図5のブロック304〜332の動作を実行することができる。フローは、ブロック306へと続く。
[0064]ブロック306では、ローカル機能対応デバイスは、隣接ネットワークと通信チャネルを再利用するかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定する。たとえば、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク内の各ネットワークデバイスについての信号強度情報を決定し得る。上述のように、チャネル再利用決定ユニット116は、フレーム開始(SOF)デリミタを検出することができ、フレームが受信側デバイスへと送信されるデータ伝送速度などの情報を決定することができる。そして、チャネル再利用決定ユニット116は、受信側デバイスから確認応答フレームを受信することができ、パケット/ビットエラーレート、送信成功/失敗数などの情報を決定することができる。この情報に基づき、チャネル再利用決定ユニット116は、チャネル品質を推測することができ、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するかどうか決定することができる。また、チャネル再利用決定ユニット116は、ネットワーク間減衰(たとえば、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108間の減衰)、ネットワーク内減衰(たとえば、ローカルネットワーク102内のネットワークデバイス104および106間の減衰ならびに/または隣接ネットワーク108内のネットワークデバイス110および112間の減衰)などに応じて、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するか共用するか決定することもできる。たとえば、ネットワーク内減衰が小さく(たとえば、30dB)ネットワーク間減衰が大きい(たとえば、60dB)場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用すると決定することができる。別の例として、ネットワーク内減衰がネットワーク間減衰よりも大きいかまたは両者がほぼ同じである場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108とチャネルを共用すると決定することができる。フローは、ブロック308へと続く。
[0065]ブロック308では、ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワークがレガシーデバイスを備えているかどうか決定される。レガシーデバイスは、隣接ネットワークと通信チャネルを再利用する機能に対応していないことがあり、この機能を実行しないことがある。図1のステージAを参照して上述したように、ローカル機能対応デバイス104は、レガシーデバイスがあることを検出するために、ローカルネットワーク102内に1個もしくは複数個のメッセージをブロードキャストすることができ、および/または1個もしくは複数個のマルチネットワークメッセージをブロードキャストすることができる。ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108がレガシーデバイスを備えると決定される場合、フローはブロック310へ続く。一方、ローカルネットワーク102も隣接ネットワーク108もレガシーデバイスを備えていないと決定される場合、フローはブロック312へ続く。
[0066]ブロック310では、隣接ネットワークは、ネットワーク検査リストに追加される。チャネル再利用決定ユニット116が、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108がレガシーデバイスを備えると決定した場合、フロー300は、ブロック308からブロック310へ移行する。ある実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワークの表示(たとえば、ネットワーク識別子)を、ネットワーク検査リスト(たとえば、テーブル、所定のメモリ位置など)に記録することができる。隣接ネットワーク108をネットワーク検査リストに追加することは、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とがチャネルを再利用する場合に、(ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108内の)レガシーデバイスの性能が性能閾値に適合しているままであることを保障するために、チャネル再利用決定ユニット116が、隣接ネットワークと関連付けられたチャネル再利用決定を再評価すべきことを示し得る。フローは、ブロック312へと続く。
[0067]ブロック312では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の他の機能対応デバイスと関連付けられたローカルチャネル再利用決定が、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために分析される。たとえば、チャネル再利用決定ユニット116は、ローカルネットワーク102内の他の機能対応デバイスおよび隣接ネットワーク108内の機能対応デバイス110により決定されたローカルチャネル再利用決定を受信することができる。受信されたローカルチャネル再利用決定、およびブロック306で決定されたローカルチャネル再利用決定の分析に基づき、チャネル再利用決定ユニット116は、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定することができる。ネットワーク間チャネル再利用決定は、ローカルおよび隣接ネットワーク内のすべての機能対応デバイス間で調整されて一貫性のあるものであり得る。ある実施形態では、ネットワーク間チャネル再利用決定は、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内のすべての機能対応デバイスがチャネルを再利用することを独立して決定する場合にのみ、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108が、チャネルを再利用すべきであることを示し得る。ある実施形態では、少なくとも1台の機能対応デバイスがチャネルを共用することを決定した場合、ネットワーク間チャネル再利用決定は、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とがチャネルを共用すべきことを示し得る。なお、チャネル再利用決定ユニット116は、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内の他の機能対応デバイスがネットワーク間チャネル再利用決定を決定できるように、(たとえば、ブロック306で決定された)ローカルチャネル再利用決定の表示を、他の機能対応デバイスへ(たとえば、マルチネットワークブロードキャストメッセージまたは他の適切なメッセージ内にて)送信することもできる。フローは、図4のブロック314へと続く。
[0068]ブロック314では、ネットワーク間チャネル再利用決定がローカルおよび隣接ネットワーク間でのチャネル再利用を示しているかどうか、ならびに隣接ネットワークがネットワーク検査リスト内にあるかどうか決定される。上述のように、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108がレガシーデバイスを備えている場合、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内の機能対応デバイスがチャネルを再利用すると、レガシーデバイスの性能に悪影響を与え得る。ネットワーク間チャネル再利用決定が、チャネル再利用を示していない場合、および/または隣接ネットワークがネットワーク検査リストにない場合、フローは、ブロック316へと続く。ネットワーク間チャネル再利用決定がチャネル再利用を示しており、かつ、レガシーデバイスの存在が検出された場合、フローは、ブロック318へと続く。チャネル再利用決定ユニット116は、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108内の各レガシーデバイスの性能に基づいて(ローカルおよび隣接ネットワークがチャネルを再利用すべき旨の)ネットワーク間チャネル再利用決定を再評価するため、および、チャネル再利用の際にもレガシーデバイスの性能が性能閾値に適合しているままであることを保障するために、図4および図5のブロック318〜332に示す動作を実行することができる。最後のネットワーク間チャネル再利用決定は、再評価手順が完了した後に、決定され得る。
[0069]ブロック316では、ローカルネットワークの機能対応デバイスは、ネットワーク間チャネル再利用決定に応じて動作する。たとえば、ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とがチャネルを共用すべきことを示す場合、機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108内で開始された伝送(たとえば、SOFデリミタなど)を検出したことに応じて、送信を延期し得る。別の例では、ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とがチャネルを再利用すべきことを示す場合、機能対応デバイス104は、伝送(たとえば、SOFデリミタなど)が隣接ネットワーク108内で検出されたとしても、送信(つまり、その送信を開始することができる)を延期し得ない。ブロック316から、フローは図5のブロック334へと続き、そこで次の隣接ネットワーク(もし有れば)が識別されて解析される。
[0070]ブロック318では、ローカルネットワークのレガシーデバイスが識別され、機能対応デバイスと関連付けられたデバイス検査リストに追加される。ネットワーク間チャネル再利用決定が、ローカルおよび隣接ネットワーク間のチャネル再利用を示すと決定される場合、および隣接ネットワークがネットワーク検査リストにある場合(すなわち、隣接ネットワークおよび/またはローカルネットワークがレガシーデバイスを備えている場合)、フロー300は、ブロック314からブロック318へと移行する。ある実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116は、ローカルネットワーク102内の各レガシーデバイスの表示(たとえば、デバイス識別子)を、デバイス検査リスト(たとえば、テーブル、所定のメモリ位置など)に記録することができる。レガシーデバイスをデバイス検査リストに追加することは、チャネル再利用決定ユニット116が、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108がチャネルを再利用していても、レガシーデバイス106の性能が性能閾値に適合しているままであることを保障するために、レガシーデバイス106のチャネル状態を評価すべきことを示し得る。フローは、ブロック320へと続く。
[0071]ブロック320では、隣接ネットワークが少なくとも1台の機能対応デバイスを備えているかどうか決定される。ある実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116は、チャネル再利用決定ユニット116が(機能対応デバイスの存在を示す)1個または複数個のメッセージを隣接ネットワーク108から検出した場合、隣接ネットワーク108が機能対応デバイス110を備えると決定することができる。別の実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、要求メッセージを受信した機能対応デバイスに対して識別情報を要求する要求メッセージを、ブロードキャストすることができる。ローカル機能対応デバイス104が、隣接ネットワーク108から、適切な識別情報を有する応答メッセージを受信した場合、隣接ネットワーク108が機能対応デバイス110を備えると推測することができる。ローカル機能対応デバイス104が隣接ネットワーク108から応答メッセージを受信しない場合、またはローカル機能対応デバイス104が隣接ネットワーク108から不正確な情報の応答メッセージを受信した場合、隣接ネットワーク108が機能対応デバイスを備えていないと推測することができる。隣接ネットワーク108が少なくとも1台の機能対応デバイスを備えている場合、フローはブロック324へと続く。一方、隣接ネットワーク108が機能対応デバイスを備えていない場合、フローはブロック322へと続く。
[0072]ブロック322では、隣接ネットワークのレガシーデバイスが、ローカル機能対応デバイスと関連付けられたデバイス検査リストに追加される。隣接ネットワーク108が機能対応デバイスを備えていない場合、フロー300は、ブロック320からブロック322へと移行する。隣接ネットワーク108が機能対応デバイスを備えていない場合には、1)隣接ネットワーク108は、レガシーデバイスのみを備えており、2)隣接ネットワーク108は、隣接ネットワークのレガシーデバイスのチャネル状態を評価するとともにレガシーデバイスの性能がチャネル再利用による影響を受けるかどうかを決定するための機能対応デバイスを、備えていない。したがって、ローカル機能対応デバイス104(たとえば、チャネル再利用決定ユニット116)は、隣接ネットワーク108内の各レガシーデバイス112の表示(たとえば、デバイス識別子)を、デバイス検査リストに記録し得る。レガシーデバイス112をデバイス検査リストに追加することは、チャネル再利用決定ユニット116が、ローカルネットワーク102が隣接ネットワーク108とチャネルを再利用していても、隣接ネットワーク108の性能が性能閾値に適合しているままであることを保障するために、隣接ネットワーク108のレガシーデバイス112のチャネル状態を評価すべきことを示し得る。なお、隣接ネットワーク108が少なくとも1台の機能対応デバイス110を備えている場合、隣接ネットワーク108内の機能対応デバイス110が、隣接ネットワーク108のレガシーデバイスについて、ブロック324〜334に記載された動作を実行することが、想定され得る。フローは、ブロック324へと続く。
[0073]ブロック324では、チャネルの性能の測定値が、デバイス検査リスト内の各レガシーデバイスについて推定される。チャネルの性能の測定値は、データ伝送速度と、そのチャネルについて決定されたビットエラーレート(BER)と、そのチャネルについて決定されたパケットエラーレート(PER)と、減衰レベルと、他の適切なチャネルの性能の測定値とを備え得る。たとえば、デバイス検査リスト内の各レガシーデバイスについて、チャネル再利用決定ユニット116は、レガシーデバイスにより送信/受信されたSOFデリミタおよびSACKフレームの各々を検査することによって、レガシーデバイスでのチャネル状態を、推定することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、検出されたSOFデリミタとSACKフレームとから、ビットローディング推定値(BLE)情報と確認応答情報とを、それぞれ抽出することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、送信側デバイスにより用いられている変調およびコーディング方式を判別し、受信側デバイスでの送信成功/失敗統計を取得することができる。この情報に基づき、チャネル再利用決定ユニット116は、レガシーデバイスでのチャネルの性能の測定値を推定することができる。ある実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116は、レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定するために、所定の検査時間間隔を割り振ることができる。検査時間間隔の長さは、チャネル再利用決定ユニット116が、各レガシーデバイスでのチャネルの性能の測定値を(高い信頼度で)推定するのに充分なサンプル数のデリミタを収集可能となることを保障するように選択され得る。また、検査時間間隔の長さは、送信側および受信側デバイスの対について、チャネル適応モジュールが変調およびコーディング方式を調整するのに充分な時間を得ることを保障するようにも選択され得る。
[0074]上述のように、隣接ネットワーク内のすべてのネットワークデバイスがレガシーデバイスである場合、ローカル機能対応デバイス104(たとえば、チャネル再利用決定ユニット116)は、隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスのチャネルの性能を評価することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108から検出されたSOFデリミタとSACKフレームとを検査し、隣接ネットワーク108内の対応するレガシーデバイスのチャネルの性能を推定し、ローカルおよび隣接ネットワーク間でチャネルが再利用されている場合に隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスの性能が著しく影響を受けているかどうか決定することができる。一実施形態では、ローカルおよび隣接ネットワークが、チャネルアクセスを同期させている場合、チャネル再利用決定ユニット116は、検査時間間隔内では、不十分な数のSOFデリミタおよび/またはSACKフレームを検出することができる。本実施形態では、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108内の各レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能を推定するのに充分な数のデリミタ(すなわち、SOFデリミタおよびSACKフレーム)を検出するために、より長い検査時間間隔を割り振り得る。
[0075]ある実装例では、チャネル再利用決定ユニット116は、検査時間間隔を、チャネル再利用時間間隔とチャネル共用時間間隔とに分割することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、チャネル再利用時間間隔中は、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用することができ、チャネル共用時間間隔中は、隣接ネットワーク108とチャネルを共用することができる。チャネル共用時間間隔中は、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108から検出されたSOFデリミタのBLE情報を抽出することができ、送信側および受信側デバイスの対の伝送速度の変化をトラッキングすることができる。伝送速度が著しく変化したのでない場合(たとえば、変化が変化速度が閾値からの偏差よりも小さい場合)、チャネル再利用決定ユニット116は、受信側(レガシー)デバイスがチャネル再利用に影響されていないと推測し得る。ローカルおよび隣接ネットワークのチャネルアクセスが、チャネル共用時間間隔中は同期し得るので、チャネル再利用決定ユニット116が隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスから十分な数のサンプルを収集するのに要する時間は、より少なくなり得る。レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が決定された後、フローは図5のブロック326へと続く。
[0076]ブロック326では、各レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定される。デバイス検査リスト内の各レガシーデバイスについて、チャネル再利用決定ユニット116は、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とがチャネルを再利用すると、レガシーデバイスの性能が低下するかどうか(レガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値に基づき)決定することができる。たとえば、検査時間間隔中に(たとえば、SACKフレーム内の確認応答情報から)特定された、データ送信が連続して失敗した数が、送信失敗の最大許容数を超えた場合、チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108からの強い干渉により、レガシーデバイスのチャネルの性能が貧弱であると、推測することができる。別の例では、平均伝送速度(たとえば、検出された各SOFデリミタ内のBLE情報に基づき取得)と、送信成功数(たとえば、検出された各SACKフレーム内のデータ伝送フィードバックに基づき取得)とが、レガシーデバイスでのチャネルの性能を評価するために利用可能である。別の例では、チャネル適応情報は、レガシーデバイスのチャネル情報を評価するために利用可能である。この例では、ローカル機能対応デバイス104(たとえば、チャネル再利用決定ユニット116)は、レガシーデバイスにより受信されたチャネル適応指示管理メッセージを、「漏れ聞く」ことができる。ローカル機能対応デバイス104は、管理メッセージから、トーンマップ情報を抽出することができ、レガシーデバイスでのチャネルの性能を推定することができる。すべてのレガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、フローはブロック328へと続く。一方、少なくとも1台のレガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、フローはブロック328へと続く。
[0077]ブロック328では、ローカル機能対応デバイスは、ローカルネットワークと隣接ネットワークとが、通信チャネルを再利用すべきであると決定する。(ローカルおよび隣接ネットワーク内の)すべてのレガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、フロー300は、ブロック326からブロック328へ移行する。チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108とのチャネルの再利用が、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108内のどのレガシーデバイス106および112の性能をも低下させないと決定することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するために、ローカル機能対応デバイス104の他の処理構成要素に通知することができる。フローはブロック334へと続き、そこで次の隣接ネットワーク(もし有れば)が識別されて解析される。
[0078]ブロック330では、ローカル機能対応デバイスは、ローカルネットワークと隣接ネットワークとが、通信チャネルを共用すべきであると決定する。(ローカルおよび/または隣接ネットワーク内の)少なくとも1台のレガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、フロー300は、ブロック326からブロック330へ移行する。チャネル再利用決定ユニット116は、隣接ネットワーク108とのチャネルの再利用が、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108内の少なくとも1台のレガシーデバイスの性能をウィズ低下させると決定することができる。チャネル再利用決定ユニット116は、ブロック312で決定された(たとえば、チャネル再利用のための)ネットワーク間チャネル再利用決定を無効とし、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とが通信チャネルを(たとえば、従来のCSMAプロトコルに従って)共用すべきであると決定することができる。フローは、ブロック332へと続く。
[0079]ブロック332では、ローカルネットワークおよび隣接ネットワーク内の他の機能対応デバイスは、通信チャネルを共用すべきであると通知される。ローカル機能対応デバイス104は、ローカルネットワークおよび隣接ネットワークにおいて一貫性のあるネットワーク間チャネル再利用決定が得られるように、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内の他の機能対応デバイスとの、更新されたチャネル再利用決定を調整することができる(すなわち、隣接ネットワークとチャネルを共用)。フローは、ブロック334へと続く。
[0080]ブロック334では、さらに別の隣接ネットワークが分析されるかどうか決定する。さらに別の隣接ネットワークが分析されると決定された場合、フローは図3のブロック304へと続き、ここで(ローカルネットワークについての)次の隣接ネットワークが識別され、ローカルネットワークが次の隣接ネットワークとチャネルを共用するか再利用するか決定するために、図3〜図5のブロック306〜332で説明された動作が実行される。すべての隣接ネットワークが分析され、ネットワーク間チャネル再利用決定がすべての隣接ネットワークについてなされると、フローは終了する。
[0081]図6〜図7は、ローカル機能対応デバイス104が、レガシーデバイスのチャネルの性能を、ローカルおよび隣接ネットワーク内のネットワークデバイスの種類に応じてどのように効率的に推定できるのかを示す。具体的には、図6は、ローカルネットワーク102が機能対応デバイスのみを備え、隣接ネットワーク108がレガシーデバイスのみを備えたシナリオを示す。図7は、ローカルネットワークが機能対応デバイスとレガシーデバイスの両方を備え、隣接ネットワークがレガシーデバイスのみを備え、隣接ネットワーク内のレガシーデバイスがパケットバーストを送信するように構成されたシナリオを示す。
[0082]ある実施形態では、図6に示すように、ローカルネットワーク102が機能対応デバイスのみを備え、隣接ネットワークがレガシーデバイスのみを備えることがある。この実施形態では、ローカルネットワーク102内の機能対応デバイス(「ローカル機能対応デバイス」)は、図6に示すように、ローカル通信用にチャネルを利用するとともに隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスの性能を評価するために、「整合チャネル再利用」動作を実行することができる。言い換えれば、ローカル機能対応デバイス104が(隣接ネットワークとチャネルを再利用するための)現在のチャネル再利用決定を評価している一方で、図6を参照して説明する動作が実行され得る。図6では、タイミング図600は、隣接ネットワーク108内の送信側レガシーデバイスと受信側レガシーデバイスとの通信を示す。タイミング図650は、ローカルネットワーク102内の送信側機能対応デバイスと受信側機能対応デバイスとの伝送を示す。隣接ネットワーク108内の送信側レガシーデバイスは、PRSスロット602で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔604を開始して、フレーム開始(SOF)デリミタ606とペイロード608とを含むフレームを送信する。また、ローカルネットワーク102内の送信側機能対応デバイスは、ローカルネットワーク102内の受信側機能対応デバイスへとフレームを送信するように決定する。送信側機能対応デバイスは、PRSスロット652で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔654を開始する。バックオフ時間間隔654中に、送信側機能対応デバイスは、隣接ネットワーク内のSOFデリミタ606を検出する(ステージA参照)。送信側機能対応デバイスは、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するために、(図4のブロック314で決定された)現在のチャネル再利用決定に従って動作することができ、そのデータ伝送656を、隣接ネットワーク108のデータ伝送と整合させることができる。特に、送信側機能対応デバイスは、隣接ネットワーク伝送の長さを、検出されたSOFデリミタ606内の情報に基づいて決定することができる。送信側機能対応デバイスは、その伝送期間が隣接ネットワークのデータ伝送の伝送期間よりも短くなるように、データ伝送656の伝送期間を制御することによって、整合チャネル再利用動作を実行することができる。送信側機能対応デバイスは、隣接ネットワーク内の受信側レガシーデバイスがSACKフレーム610を送信する前に、SOFデリミタ658とペイロード660とを送信して、SACKフレーム662を(受信側機能対応デバイスから)受信することを、保障することができる(ステージB参照)。ステージCに示すように、SACKフレーム610が隣接ネットワーク102内のレガシーデバイス間で交換される前に、ローカルネットワーク102内の機能対応デバイス間のデータ伝送656が完了することを保障することによって、(ローカルネットワーク内の)機能対応デバイスは、SACKフレーム610を漏れ聞いて、SACKフレーム610から確認応答情報を抽出することができ、(SACKフレーム610を送信した)レガシーデバイスでのチャネルの性能を推定することができる。隣接ネットワークについての情報をSACKフレーム610から抽出することに加えて、機能対応デバイスはまた、SOFデリミタ606を漏れ聞き、SOFフレーム610からBLE情報を抽出し、(SACKフレーム610を送信した)レガシーデバイスでのチャネルの性能を推定するためにこの情報を用いることができる。
[0083]ある実施形態では、図7に示すように、ローカルネットワーク102が(少なくとも1台の機能対応デバイスに加えて)少なくとも1台のレガシーデバイスを備え、隣接ネットワーク108がレガシーデバイスのみを備えることがある。さらに、隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスは、SACKフレームを決定する(または受信する)前に、複数のパケットをパケットバーストで送信するように構成されていてもよい。言い換えれば、隣接ネットワーク108内の送信側レガシーデバイスは、複数のパケットを受信側レガシーデバイスへ送信することがあり、受信側レガシーデバイスは、所定数のパケットを受信した後に確認応答を送信することがある。たとえば、10パケットのパケットバーストで通信する場合、受信側レガシーデバイスは、10パケットを受信した後に1個の確認応答メッセージを送信することがある(対応する10パケットに対して10個の確認応答メッセージを送信するのではなく)。この実施形態では、図7に示すように、隣接ネットワークがパケットバーストを送信する場合、ローカルネットワーク102内の機能対応デバイス104は、ローカル通信用にチャネルを利用するとともに隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスの性能を評価するために、「整合チャネル再利用」動作を実行することができる。ローカル機能対応デバイス104が(隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するための)現在のチャネル再利用決定を評価している一方で、図7を参照して説明する動作が実行され得る。
[0084]図7では、タイミング図700は、隣接ネットワーク108内の送信側レガシーデバイスと受信側レガシーデバイスとの通信を示す。タイミング図750は、ローカルネットワーク102内の送信側ローカル機能対応デバイス104の送信を示す。タイミング図780は、ローカルネットワーク102内のローカルレガシーデバイス106の送信を示す。隣接ネットワーク108内の送信側レガシーデバイスは、PRSスロット702で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔704を開始して、データパケットバースト706を送信する。データパケットバースト706は、任意の適切な個数のパケットを備え得る。図7の本例では、データパケットバーストは、第1のSOFデリミタ708と、第1のペイロード710と、第2のSOFデリミタ712と、第2のペイロード714と、第3のSOFデリミタ716と、第3のペイロード718とを含む3個のパケットを備える。そして、送信側レガシーデバイスは、SACKフレーム720を、隣接ネットワーク108内の受信側レガシーデバイスから受信する。タイミング図750を参照すると、ローカル機能対応デバイス104は、PRSスロット752で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔754を開始する。バックオフ時間間隔754中に、ローカル送信側機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108にて送信された第1のSOFデリミタ706を検出する。同様に、タイミング図780を参照すると、ローカルレガシーデバイス106は、PRSスロット782で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔784を開始する。バックオフ時間間隔784中に、ローカルレガシーデバイス106は、隣接ネットワーク108内の第1のSOFデリミタ706を検出する。ローカルレガシーデバイス106は、従来のCSMA手順に従って動作し、仮想搬送波検知動作を実行し、第1のペイロード608が隣接ネットワーク108内で伝送される期間786中はチャネルアクセス動作を延期する(ステージA参照)。ローカル機能対応デバイス104がローカルレガシーデバイス106と通信するようにスケジューリングされているため、およびローカルレガシーデバイス106がチャネルアクセス動作を既に延期しているため、ローカル機能対応デバイス104は、チャネル再利用を、第1のペイロード608が隣接ネットワーク108内で伝送される期間786中、延期することができる(ステージB参照)。
[0085]図7に示したある実施形態では、第1のデータパケット(たとえば、第1のSOFデリミタ708および第1のペイロード710)の伝送が隣接ネットワーク108内で完了した後、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するために、ローカル機能対応デバイス104は、現在のチャネル再利用決定(図4のブロック314にて決定)に従って動作することができる。ある実施形態では、図7に示すように、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルSOFデリミタ756を送信して双方向バーストを許容することによって、データ伝送を、ローカルレガシーデバイス106に要求することができる。ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワークにおける第2のSOFデリミタ712の伝送と同時に、ローカルSOFデリミタ756を送信することができる(ステージC参照)。ローカルレガシーデバイス106は、(たとえば、隣接ネットワーク108内の第2のSOFデリミタ712と比較して、より強い信号強度であるため)ローカル機能対応デバイス104により送信されたローカルSOFデリミタ756を検出することができ、ローカル機能対応デバイス104の送信を追跡することができる。ローカルレガシーデバイス106は、そのデータを逆のチャネルへ送信することができる。図7に示すように、ローカルレガシーデバイス106は、逆フレーム開始(RSOF)デリミタ788とペイロード790とを送信することができる(ステージD参照)。隣接ネットワーク108内のデータパケットバースト706が終了するまでに、ローカルネットワーク102内の双方向バーストが数回発生し得る。言い換えれば、ローカルレガシーデバイス106は、(RSOFとペイロードを備えた)複数のパケットを、ローカル機能対応デバイス104へ送信し、および/またはデータパケットバースト706が隣接ネットワーク108内で伝送されている間、ローカル機能対応デバイス104から複数のパケットを受信することができる。なお、他の実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルレガシーデバイス106にデータパケットを要求し得ない。その代わりに、ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108がデータパケットバースト706を送信している間に、1個または複数個のデータパケットを、ローカルレガシーデバイス106へ送信することができる。ローカル機能対応デバイス104が、(たとえば、パケットバースト中の最後のパケットの送信が終了する直前に)隣接ネットワーク108がデータパケットバースト706を完了すると決定した場合、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルレガシーデバイス106にチャネルアクセスを中断させるように、NULLデリミタ758(たとえば、別の適切な「送信中止」パケット)を送信することができる。ある実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、少なくとも部分的には第1のSOFデリミタ708内の情報に基づき、隣接ネットワーク108において(パケットバーストで)伝送されるパケット数と、伝送時間と、隣接ネットワーク108内の送信側レガシーデバイスが最後のパケット718の送信を完了する時刻とを、決定することができる。したがって、データパケットバースト706内の最後のパケット718が隣接ネットワーク108内で伝送されるよりも所定時間間隔前に、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルネットワーク102内にNULLデリミタ758をブロードキャストすることができる(ステージE参照)。レガシーデバイス106は、NULLデリミタ758を受信し、そのデータ伝送を中断し、チャネルアクセス動作を中止し、共用通信媒体上のデリミタを探すことによって、チャネルとの同期を試みることができる。
[0086]ローカルネットワーク102内のローカルレガシーデバイス106とローカル機能対応デバイス104とは、隣接ネットワーク内のSACKフレーム720を取得することができる(ステージF参照)。(隣接ネットワーク108内で送信された)SACKフレーム720をローカルネットワーク102内で受信することによって、ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108との整合チャネル再利用動作が終了し得る。SACKフレーム720が隣接ネットワーク内で伝送される前に、ローカルレガシーデバイス106のデータ送信が完了/中断することを保障することによって、ローカル機能対応デバイス104は、SACKフレーム720を漏れ聞き、データ伝送フィードバックをSACKフレーム720から抽出し、(SACKフレーム720を送信した)レガシーデバイスでのチャネルの性能を推定することができる。さらに、機能対応デバイスは、BLE情報を第1のSOFデリミタ(および/または後続のSOFデリミタ712および716)から抽出し、(SACKフレーム720を送信した)レガシーデバイスでのチャネルの性能を推定するためにこの情報を用いることができる。
[0087]ある実施形態では、図8Aに示すように、ローカルネットワークは、複数の隣接ネットワークと関連付けられてもよい。これらの隣接ネットワークは、チャネルを同時に再利用しようとするものである。たとえば、機能対応ローカルネットワーク802は、機能対応デバイス804および806のみを備えていることもある。ローカルネットワーク802は、2つの隣接ネットワークを有していてもよい。すなわち、機能対応隣接ネットワーク808と、レガシー隣接ネットワーク814とである。機能対応隣接ネットワーク808が、機能対応デバイス810および812のみを備え、一方、レガシー隣接ネットワーク814が、レガシーデバイス816および818のみを備えていることがある。図3〜図5を参照して上述したように、機能対応ローカルネットワーク802と機能対応隣接ネットワーク808とは、各々、相互に、およびレガシー隣接ネットワーク814とも、チャネルを再利用するように決定することができる。図4〜図5のブロック324〜332を参照して上述したように、機能対応ローカルネットワーク802と機能対応隣接ネットワーク808とは、レガシーデバイス816および818の性能がチャネル再利用中に性能閾値に適合しているままであること保障するために、レガシー隣接ネットワーク814のレガシーデバイスのチャネルの性能を分析することができる。たとえば、ローカル機能対応デバイス804が、対象となるレガシーデバイス818に関して、現在のチャネル再利用決定を評価し、対象となるレガシーデバイス818の性能がチャネル再利用により著しく影響を受けていると考えられる場合、ローカル機能対応デバイス804は、対象となるレガシーデバイス818の性能低下が、ローカル機能対応デバイス804による伝送によるのか、または機能対応隣接ネットワーク808内の伝送によるのか判別する必要があることもある。図8Aに示すように、機能対応ネットワーク802とレガシーネットワーク814との間の減衰が60dBであり、一方、機能対応ネットワーク808とレガシーネットワーク814との間の減衰が40dBである。したがって、機能対応ローカルネットワーク802および機能対応隣接ネットワーク808内の機能対応デバイス804および810がそれぞれ、レガシーデバイス816と(図6および図7に示す)整合チャネル再利用動作を同時に実行した場合、ローカル機能対応デバイス804からよりも、機能対応デバイス810からの干渉により、レガシーデバイス816と関連付けられたSINRは非常に低い可能性がある(たとえば、ネットワーク間減衰の差に基づく)。しかしながら、機能対応デバイス804は、レガシーデバイス816により受信/送信されたSOF/SACKを検査することにより、レガシーデバイス816の送信性能が低いことも検出するので、機能対応デバイス804は、レガシー隣接ネットワーク814とチャネルを共用するように決定し得る。このため、すべての3つのネットワーク802、808および814は、チャネルを共用することになり、ローカル機能対応ネットワーク802がレガシー隣接ネットワーク814とチャネルを再利用するとともに機能対応隣接ネットワーク808とチャネルを共用する場合よりも、性能の最適性は劣る結果となる。
[0088]ある実施形態では、機能対応デバイス804、806、810および812は、レガシーデバイス(ネットワーク内レガシーデバイスおよび隣接ネットワーク内のレガシーデバイス)にて干渉を起こさないことを保障するために、相互に調整することができる。機能対応デバイス804、806、810および812は、整合チャネル再利用動作を実行し、レガシーデバイス816および818とのそれぞれのローカルチャネル再利用決定を検査して、機能対応隣接ネットワークと同時にチャネルを再利用すること(「重複チャネル再利用」)を防止するために、スケジューリングに従い得る。次に、図8Bに戻って、機能対応デバイス804および810は、レガシーデバイス818の性能を(チャネル再利用中に)同時に評価せずに、整合チャネル再利用動作を同時に実行しないように、スケジューリングに従い得る。したがって、機能対応デバイス804および810は、レガシーネットワーク814とそれぞれの機能対応ネットワーク802および808との間でチャネルが再利用される場合に、レガシーデバイス818でのチャネル状態が影響を受けるかどうか決定することができる。
[0089]ある実施形態では、スケジュール(それにより機能対応デバイス804、806、810および812がレガシーデバイス816および818の性能を分析する)は、事前に決定されて、機能対応デバイス804、806、810および812に割り当てられてもよい(たとえば、ネットワーク管理者による、1台または複数台の調整デバイスによるなど)。ある実施形態では、機能対応デバイス804、806、810および812は、分散スケジュールを動的に生成することができる。分散スケジュールは、少なくとも部分的には、レガシーデバイス(たとえば、レガシーデバイス818)から機能対応デバイス(たとえば、機能対応デバイス804)への測定された信号強度と、レガシーデバイス818での期待SINRとに基づいて、生成され得る。ある実施形態では、期待SINRと測定信号強度との差が大きい(たとえば、所定の閾値よりも大きい)場合、機能対応デバイス804は、レガシーデバイス818との整合チャネル再利用動作を、より少ない頻度(たとえば、検査時間間隔中により少ない回数)で実行することになり得る。一方、期待SINRと測定信号強度との差が小さい(たとえば、所定の閾値よりも小さい)場合、機能対応デバイス804は、より高い頻度(たとえば、検査時間間隔中に、より多い回数)で、整合チャネル再利用動作を実行し、レガシーデバイス818の性能を評価することになり得る。機能対応デバイス804が、チャネル再利用についてのレガシーデバイス818の性能をいつ評価するか、およびどれだけ頻繁に評価するかを決定できない場合、機能対応デバイス804は、デフォルトのスケジュールに従ってレガシーデバイス818の性能を評価することができる(たとえば、1度または複数度のデフォルト時刻、デフォルト時間間隔後などに)。
[0090]ある実施形態では、機能対応ネットワーク802内の機能対応デバイス804および806が、隣接ネットワーク808内の別の機能対応デバイスにより送信されたSOFデリミタを検出した場合、機能対応デバイス804および806は、レガシー隣接ネットワーク814からの次のデータ伝送が検出されるまで、チャネルをレガシー隣接ネットワーク814と再利用し得ない。図8Bに示すように、レガシーデバイス818は、(SOFデリミタ850と第1のペイロード852とを含む)第1のデータ送信を開始し、対応するSACKフレーム854を受信する。機能対応ネットワーク802および808内の機能対応デバイスは、レガシーネットワーク814にて伝送されたSOFデリミタ850を検出する。機能対応デバイス804は、レガシーデバイス818との整合チャネル再利用を実行し、レガシーデバイス818がその第1のペイロード852の送信を開始した時またはそれ以後に、機能対応デバイス804が送信を開始するように、(SOFデリミタ860とペイロード862とを含む)データ伝送を開始する。機能対応デバイス804は、レガシーデバイス818が第1のペイロード852の送信を完了する前に、送信(および、図8Bには図示しないが、場合によるとSACKフレームの受信)が終了することを、保障することができる。このことは、機能対応デバイス804が、レガシーネットワーク814にて伝送されたSACKフレーム854を受信し、レガシーデバイス818の性能を、SOFデリミタ850およびSACKフレーム854内の情報に基づき(チャネル再利用について)評価することを保障し得る。そして、レガシーデバイス818は、(第2のペイロード856を含む)別のデータ伝送を開始し、対応するSACKフレーム858を受信する。図8Bは、レガシーデバイス818が第2のペイロード856を送信する前に第2のSOFデリミタを送信しないことを示すが、他の実施形態では、第2のペイロード856を送信するのに先立って、レガシーデバイス818は第2のSOFデリミタを送信し得る。第2の送信中、(機能対応ネットワーク808の)機能対応デバイス810は、レガシーデバイス818との整合チャネル再利用を実行し、レガシーデバイス818が第2のペイロード856の送信を開始した時またはそれ以後に、機能対応デバイス810が送信を開始するように、(SOFデリミタ870とペイロード872とを含む)データ伝送を開始することができる。機能対応デバイス810は、レガシーデバイス818がその第2のペイロード856の送信を完了する前に、自身からの送信(および、図8Bには図示しないが、場合によるとSACKフレームの受信)が終了することを、保障することができる。このことにより、機能対応デバイス810が、レガシーネットワーク814にて伝送されたSACKフレーム858を受信し、レガシーデバイス818の性能を、SOFデリミタ850およびSACKフレーム858内の情報に基づき(チャネル再利用について)評価することを保障することができる。このように、機能対応デバイス804、806、810および812は、所定のまたは動的に決定されたスケジュールに従って、整合チャネル再利用動作を実行し、レガシー隣接ネットワーク814内のレガシーデバイスについて充分な情報を収集し、レガシーデバイスの性能がチャネル再利用により影響を受けることになるかどうか評価することができる。
[0091]ある実施形態では、図1〜図8Bにて説明したように、2つのネットワークのみが、任意の時間にチャネルを再利用し得る。他の実施形態では、任意の適切な数のネットワークが、同時にチャネルを再利用することしてもよい。チャネルを再利用可能なネットワーク数は、各ネットワーク間の空間的独立性、チャネルおよびネットワークの性能(たとえば、トラフィック、減衰など)、ならびに他の適切な考慮要素に応じて決まることになり得る。図3〜図8Bを参照して上述したように、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルおよび隣接ネットワーク内のレガシーデバイスのチャネル性能を分析することができ、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用すると決定することができる。しかしながら、レガシーデバイス(たとえば、ローカルネットワーク102内のレガシーデバイス106)が適応チャネル再利用動作に対応していないので、レガシーデバイス106は、隣接ネットワーク108からのSOFデリミタの検出に応じたそれぞれの未処理の送信を、常に延期することになる。したがって、たとえば、機能対応デバイス104が隣接ネットワーク108とチャネルを再利用すると決定した場合、機能対応デバイス104およびレガシーデバイス106のチャネルアクセス作用に、隣接ネットワーク108との不整合があり得る。具体的には、機能対応デバイス104が隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するとともに、レガシーデバイス106が隣接ネットワーク108とチャネルを共用することがある。このような不整合がシステム全体の性能に影響するので、機能対応デバイス104は、レガシーデバイス106に、ネットワーク内機能対応デバイスと同期させて、隣接ネットワーク108との同期から外し、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用させるために、図9のタイミング図を参照して上述した動作を実行し得る。
[0092]図9では、タイミング図900は、隣接ネットワーク108内のネットワークデバイス間の通信を示す。タイミング図950は、ローカルネットワーク102内の送信側ローカル機能対応デバイス104の送信を示す。タイミング図980は、ローカルネットワーク102内のローカルレガシーデバイス106の送信を示す。隣接ネットワーク108内の送信側デバイスは、PRSスロット902で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔904を開始して、第1のSOFデリミタ906とペイロード908とを含むデータフレームを送信する。そして、送信側デバイスは、SACKフレーム910を、隣接ネットワーク108内の受信側デバイスから受信する。タイミング図950を参照すると、ローカル機能対応デバイス104は、PRSスロット952で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔954を開始する。バックオフ時間間隔954中に、ローカル送信側機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108にて送信された第1のSOFデリミタ906を検出する。同様に、タイミング図980を参照すると、ローカルレガシーデバイス106は、PRSスロット982で優先度情報を送信し、バックオフ時間間隔984を開始する。バックオフ時間間隔984中に、ローカルレガシーデバイス106は、隣接ネットワーク108内の第1のSOFデリミタ906を検出する。ローカルレガシーデバイス106は、従来のCSMA動作に従って動作し、仮想搬送波検知動作を実行し、第1のペイロード908が隣接ネットワーク108内で伝送される期間986中はチャネルアクセス動作を延期する(ステージA参照)。チャネルアクセスを延期している際に、ローカルレガシーデバイス106は、通信チャネル上の送信をリスンし得ない。ローカルレガシーデバイス106は、隣接ネットワーク108がペイロード908を送信する時間間隔を(たとえば、第1のSOFデリミタ906内の情報に基づき)算出し、この時間間隔が経過した後に(たとえば、ペイロード908の送信が完了した後に)搬送波検知(およびチャネルアクセス)動作を再開することができる。ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108からのSOFデリミタ906を検出するとともに、ローカルネットワーク102内のローカルレガシーデバイス106を検出する。ローカル機能対応デバイス104がローカルレガシーデバイス106と通信するようにスケジューリングされているため、およびローカルレガシーデバイス106がチャネルアクセス動作を既に延期しているため、ローカル機能対応デバイス104は、チャネル再利用を、第1のペイロード908が隣接ネットワーク108内で伝送される期間986中、延期し得る(ステージB参照)。
[0093]ある実施形態では、図9に示すように、隣接ネットワーク108内で第1のペイロード908が送信された後に、ローカルレガシーデバイス106は、通信媒体上で別のデバイスが通信中であるかどうかを決定するために、共用通信媒体上でデリミタを検索することができる(ステージC参照)。ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用するために、(図4のブロック314で決定された)現在のチャネル再利用決定に従って動作することができる。ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108内で送信されたSACKフレーム910と送信が整合したデータをブロードキャストすることにより、隣接ネットワーク108とチャネルを再利用することができる。図9では、ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108におけるSACKフレーム910の伝送と同時に、ローカルネットワーク102内でローカルSOFデリミタ956を送信することができる(ステージD参照)。ある実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108内での(ペイロード908の)伝送時間を推定することができ、SACKフレーム910が隣接ネットワーク108内で送信される時刻を推定することができ、ローカルSOF956を同時刻に送信することができる。ローカルレガシーデバイス106は、(たとえば、SACKフレーム910と比較すると強い信号強度であるため)ローカル機能対応デバイス104により送信されたローカルSOFデリミタ956を検出することができ、ローカル機能対応デバイス104の送信を追跡することができる(ステージE参照)。そして、ローカル機能対応デバイス104は、(ローカルSOF956を送信した後に)ペイロード958を送信することができる。ローカルレガシーデバイス106は、ローカル機能対応デバイス104と同期しているので、ローカルレガシーデバイス106は、ローカル機能対応デバイス104により送信されたペイロード958を、受信することができる(ステージE参照)。図9に示すように、隣接ネットワーク108内のネットワークデバイスが、第2のSOFデリミタ912と第2のペイロード914を送信するとともに、ローカル機能対応デバイス104が、そのペイロード958を送信する。しかしながら、ローカルレガシーデバイス106がローカル機能対応デバイス104と同期しているので、ローカルレガシーデバイス106は、SOFデリミタ912と、隣接ネットワーク108内の他の送信とを検出し得ない。ローカルレガシーデバイス106を隣接ネットワーク108との同期から外すことにより、ローカルレガシーデバイス106が隣接ネットワーク108内の送信を検出して追跡する確率を低減し得る。このことにより、ローカルレガシーデバイス106がチャネル再利用動作に対応していなくとも、ローカルレガシーデバイス106は、隣接ネットワーク108と受動的にチャネルを再利用することが可能になる。ローカルネットワーク102と隣接ネットワーク108とが相互にチャネルを再利用することを開始した(すなわち、同期から外れた)後、ローカルレガシーデバイス106が隣接ネットワーク内で送信を検出する確率は非常に低くなる(ステージF参照)。
[0094]なお、ある実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、(図9に上述したように)ローカルレガシーデバイス106と、周期的時間間隔で動作を実行することができる。他の実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルレガシーデバイス106が隣接ネットワーク108と同期しているときに、(図9に上述したように)ローカルレガシーデバイス106と動作を実行することができる。たとえば、ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク108の通信を検出するとともに、隣接ネットワーク108からの送信に応答してローカルレガシーデバイス106がチャネルアクセスを延期したと決定し得る。したがって、ローカル機能対応デバイス104は、ローカルレガシーデバイス106を隣接ネットワーク108との同期から外してローカル機能対応デバイス104と同期させるために、以下に説明する動作を実行することができる。
[0095]ある実施形態では、図10に説明するように、隣接ネットワーク内のすべての機能対応デバイスが一貫したチャネル再利用決定となることを保障するために、階層型チャネル再利用決定調整機構が、用いられ得る。図10は、3つの隣接ネットワーク1002、1010および1018を有するシステム1000を示す。ネットワーク1002は、3台の機能対応デバイス1004、1006および1008を備え、ネットワーク1010は、3台の機能対応デバイス1012、1014および1016を備え、ネットワーク1018は、3台の機能対応デバイス1020、1022および1024を備える。各ネットワーク内の1台の機能対応デバイスは、(たとえば、ネットワーク内の他の機能対応デバイスにより)ローカル決定コーディネータとして選択され得る。図10を参照すると、機能対応デバイス1008は、ネットワーク1002のローカル決定コーディネータとして選択され得る。機能対応デバイス1016は、ネットワーク1010のローカル決定コーディネータとして選択され得る。機能対応デバイス1024は、ネットワーク1018のローカル決定コーディネータとして選択され得る。各ローカル決定コーディネータ(たとえば、ローカル決定コーディネータ1008)は、ネットワーク1002内の他の機能対応デバイス1004および1006からのチャネル再利用決定を収集し、ネットワーク1002についてのネットワーク内チャネル再利用決定を決定することを担当し得る。隣接ネットワークチャネル全体について再利用決定を調整するために、(たとえば、各隣接ネットワーク内の)各ローカル決定コーディネータ同士が通信し、それぞれのネットワーク内チャネル再利用決定を交換し、グローバルチャネル再利用決定(ここでは「ネットワーク間チャネル再利用決定」とも称する)を決定することができる。ある実施形態では、ローカルチャネル再利用決定は、ローカル機能対応デバイス1004および1006からローカルネットワーク1002内のローカル決定コーディネータ1008へと、ユニキャストパケットで通信可能である。ローカル決定コーディネータ1008は、応答確認メッセージをローカル機能対応デバイス1004および1006へとユニキャストパケットで送信し得る。隣接ネットワーク間のローカル決定コーディネータ間の通信(たとえば、ローカル決定コーディネータ1008および1016)については、各ローカル決定コーディネータは、ネットワーク内チャネル再利用決定を、マルチネットワークブロードキャストパケットを用いて送信することができる。(別の隣接ネットワークの)受信側ローカル決定コーディネータは、応答として、確認応答メッセージを送信することもあり、しないこともある。ある実施形態では、隣接ネットワーク内のネットワークデバイスが相互にチャネルを再利用するため、それらのチャネルアクセスは同期しているわけではない。このように、たとえば、第1のネットワーク1002内のローカル決定コーディネータ1008が、そのネットワーク内チャネル再利用決定を、第2のネットワーク1010内のローカル決定コーディネータ1016へ送ると、第2のネットワーク1010内のローカル決定コーディネータ1016は、送信または受信状態になるので、第1のネットワーク1002内のローカル決定コーディネータ1008により送信されたネットワーク内チャネル再利用決定を受信し得ない。したがって、各ローカルコーディネータ1016がマルチネットワークブロードキャストメッセージを、他のローカルコーディネータ1008から受信することを保障するために、(ネットワーク内チャネル再利用決定を備える)マルチネットワークブロードキャストメッセージは、ビーコン期間の開始時に送信され得る。ビーコン期間は、AC線サイクルの零点と、または、他の適切な時間基準(たとえば、送信された各ビーコン内に示されたビーコン送信オフセット)と同期し得る。ある実施形態では、ローカル決定コーディネータ1008が、そのローカルネットワーク1002の中央コーディネータでもある場合、ローカル決定コーディネータ1008は、各ビーコン期間の開始時に送信されたビーコンフレーム上に、ネットワーク内のネットワークチャネル再利用決定をピギーバックし得る。ローカル決定コーディネータ1008がそのローカルネットワーク1002の中央コーディネータではない場合、ローカル決定コーディネータ1008は、中央コーディネータがビーコンフレームを送信した後、ネットワーク内のネットワークチャネル再利用決定を含む発見ビーコンフレームを送信し得る。
[0096]なお、図1〜図10およびここに説明する動作は、実施形態を理解しやすくすることを意図した例であり、実施形態を限定したり、特許請求の範囲を限定するために用いられるべきではないことを理解されたい。実施形態は、さらに別の動作、より少ない動作、異なる順序での動作、並行動作、および同一の動作が異なる方式で実行されてもよい。レガシーデバイス106に、上述のように強制的に通信チャネルを再利用させるのではなく、たとえば、ローカル機能対応デバイス104が隣接ネットワーク108とチャネルを共用し得るとともに、レガシーデバイス106が、(たとえば、チャネルを共用することにより)従来のCSMA手順に従って動作することが認められてもよい。このようなチャネル再利用決定における不整合は、ローカルネットワーク102および隣接ネットワーク108内のレガシーデバイスについて性能低下という結果にならないのであれば、許容され得る。ある実施形態では、各隣接ネットワーク108間でチャネルを再利用するかまたは共用するか決定するために、各機能対応デバイスは、図3〜図5に説明した動作を周期的に実行することができる。他の実施形態では、ローカルネットワーク102および/または隣接ネットワーク108内で変更が検出された場合(たとえば、ローカルネットワークに新規のネットワークが追加されるなどの場合)、機能対応デバイスは、動作を実行することができる。
[0097]なお、ある実施形態では、チャネルの性能の測定値(たとえば、受信信号強度情報)は、ネットワークデバイス単位で測定されてもよい。たとえば、チャネルの性能の測定値は、ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワーク内の各ネットワークデバイス(たとえば、レガシーデバイスおよび/または機能対応デバイス)について、決定されてもよい。しかしながら、ある実施形態では、適応チャネル再利用動作は、各機能対応デバイスが、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかまたは共用するか高度に自動的に決定可能となるように、拡張されてもよい。この実施形態では、チャネルの再利用が両デバイス間に著しい干渉を発生させる場合にのみ、ローカル機能対応デバイス104は、隣接ネットワーク102内のネットワークデバイスとチャネルを共用し得る。(第1の送信側デバイスと第1の受信側デバイスとの間の)第1の通信リンクと、(第2の送信側デバイスと第2の受信側デバイスとの間の)第2の通信リンクとは、CSMAシステム内の隣接通信リンクであるとする。この例では、第1および第2の受信側デバイスにて結果として得られるSINRが充分に高い(たとえば、所定のSINRより高い)場合に、両隣接通信リンクは、チャネルを再利用することができる。隣接ネットワークについて同様に上述したように、チャネル再利用決定は、隣接通信リンクについて決定され、チャネル再利用決定は、隣接通信リンクのすべてのエンドデバイスにわたって調整され得る。ある実施形態では、チャネル再利用決定は、フレームデリミタ内にある予備フィールド内の情報を交換することにより、エンドデバイス間で調整され得る。別の実施形態では、エンドデバイスは、それぞれのローカルチャネル再利用決定を(チャネル再利用決定を調整するために)データまたは管理フィールドのペイロードの部分にて、交換することができる。通信リンクが2台の機能対応エンドデバイスを備える場合、各エンドデバイスは、そのローカルチャネル再利用決定を、他の機能対応エンドデバイスから受信されたローカルチャネル再利用決定と組み合わせることができる。チャネル再利用決定を隣接通信リンクと調整するために、各通信リンクの機能対応エンドデバイスは、通信リンクのチャネル再利用決定を、その隣接通信リンクへ(たとえば、管理メッセージにて)周期的に送信/ブロードキャストすることができる。隣接通信リンクの対に関し、一方の通信リンクが、チャネルを他方の通信リンクと共用すると決定した場合、両通信リンクは、チャネルを相互に共用することになる。具体的には、両隣接通信リンクは、両通信リンクがチャネルを再利用すると決定した場合にのみ、チャネルを相互に再利用し得る。上述のように、通信リンクの一方のエンドデバイス(または両エンドデバイス)がレガシーデバイスである場合、通信リンクの機能対応エンドデバイス(または隣接通信リンクの機能対応エンドデバイス)は、レガシーエンドデバイスとチャネル再利用を開始し得る。
[0098]実施形態はCSMAシステムにおける適応チャネル再利用の動作を開示しているが、実施形態はそのように限定されるものではない。他の実施形態では、適応チャネル再利用の動作は、時分割多重アクセス(TDMA)システムにも拡張可能である。TDMAシステム内の各ネットワークには、1個または複数個の特定のタイムスロットが割り当てられ、その間、ネットワークデバイスは1台または複数台の他のネットワークデバイスへデータを送信可能である。ある実施形態では、TDMAネットワークの機能対応デバイスは、中央コントローラとして指定され得る。中央コントローラは、TDMAシステム内のすべてのネットワークの送信スケジュールを決定することができる。上述の適応チャネル再利用動作は、各タイムスロット内にどのネットワークデバイスがチャネルを再利用可能であるか決定するために用いられ得る。たとえば、各レガシーデバイスでの予測されたチャネル状態と、各機能対応デバイスにより測定されたチャネルの性能の測定値(たとえば、信号強度情報)とに基づき、(各機能対応デバイスおよびレガシーデバイスについての)送信スケジュールは、システム性能を最適化するために決定され得る。ある実施形態では、TDMAシステム内のネットワークデバイスについてチャネル再利用の範囲を広げることにより、TDMAの性能ゲインは、さらに向上可能である。より具体的には、TDMAシステムにおいて、両受信側ネットワークデバイスで結果として得られるSINRが充分に高い(たとえば、所定のSINR閾値よりも高い)場合、(たとえば、各々が送信側および受信側ネットワークデバイスの別々の組を有する)2つの隣接通信リンクは、チャネルを再利用し得る。図1を参照すると、ネットワーク102および108は、TDMAシステムの一部であり、ネットワークデバイス104および110は、データをネットワークデバイス106および112へそれぞれ、同じタイムスロットにて送信し得る。ある実施形態では、ローカル機能対応デバイス104は、適応チャネル再利用をTDMAシステムに実装するために、送信電力管理機構を実行することができる。たとえば、図1では、ネットワークデバイス110および112間の強い干渉のため、ネットワークデバイス104および106間の伝送と、ネットワークデバイス110および112間の伝送とが、同一のタイムスロット内にスケジュールされ得ない。しかしながら、送信電力管理が適用されると、これらのデータ送信が同じタイムスロット内にスケジュール可能となる。たとえば、送信側デバイス104および110は、チャネルを隣接ネットワークと同じタイムスロットで再利用するために、受信側デバイス106および112とのそれぞれ通信に、送信電力(たとえば、力率で)を低減し得る。したがって、受信側デバイス106および112でのSINRは、高い伝送データ速度に対応するのに充分に高い。
[0099]当業者に理解されるように、本発明の主題の各側面は、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品として実施され得る。したがって、本発明の主題の各側面は、全体的にハードウェアの実施形態、ソフトウェアの実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、またはソフトウェアの側面とハードウェアの側面とを組み合わせた実施形態の形態をとることもあり、ここで「回路」、「モジュール」または「システム」としてすべて一般的に称することがある。さらに発明の主題の各側面は、実装されたコンピュータ可読プログラムコードを有する1つまたは複数のコンピュータ可読媒体内に実装されたコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。
[00100]コンピュータ可読媒体の1つまたは複数の任意の組み合わせが、利用され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、またはコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、電子、磁気、光学、電磁気、赤外もしくは半導体システム、装置もしくはデバイス、またはこれらの適切な任意の組み合わせであり得るが、それに限定されるものではない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(網羅的ではない一覧)は、以下を含み得る。すなわち、1本または複数本の電気接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消却・プログラム可能型読取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光学ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、またはこれらの適切な任意の組み合わせである。本文書の文脈において、コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによりまたはこれらと関連して用いられるプログラムを格納または記憶した任意の有体媒体であり得る。
[00101]コンピュータ可読信号媒体は、たとえば、ベースバンド内にまたは搬送波の一部として、コンピュータ可読プログラムコードが実装された伝播データ信号を含み得る。このような電播信号は、電磁気、光学、またはそれらの任意の組み合わせを含むがそれに限定されるのではない様々な形態のうちの任意のものであってもよい。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体ではなくて、命令実行システム、装置、またはデバイスによりまたはこれらと関連して用いられるプログラムを通信、伝播、または転送可能な任意のコンピュータ可読媒体であってもよい。
[00102]コンピュータ可読媒体上に実装されたプログラムコードは、ワイヤレス、有線、光学ファイバケーブル、無線周波数(RF)など、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むがそれに限定されるものではない任意の適切な媒体を用いて、送信され得る。
[00103]本発明の主題の各側面の動作を実行するコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語、およびプログラミング言語「C」または同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語を含む、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせとして記述され得る。プログラムコードは、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、すべてが利用者のコンピュータで実行されてもよく、部分的に利用者のコンピュータで実行されてもよく、あるいは、部分的に利用者のコンピュータで実行されるとともに部分的にリモートコンピュータで実行されてもよく、あるいは完全にリモートコンピュータもしくはサーバで実行されてもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)もしくはワイドエリアネットワーク(WAN)などの任意の種類のネットワークを介して利用者のコンピュータと接続されてもよく、または外部のコンピュータと(たとえば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して)接続されてもよい。
[00104]本発明の主題の各側面は、本発明の主題の実施形態による方法、装置(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャート図、および/またはブロック図を参照して説明される。フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャート図および/またはブロック図の各ブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムの命令により実装され得ることが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラムの命令が、マシンを作製するために、汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、または他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに提供されて、コンピュータまたは他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサを通して実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定される機能/動作を実装するための手段を作成するようになり得る。
[00105]これらのコンピュータプログラムの命令は、特定の様式で機能するために、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置または他のデバイスに対して指令可能なコンピュータ可読媒体内に格納されて、コンピュータ可読媒体内に格納された命令が、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにて指定された機能/動作を実装する命令を含む製造物の製品を製造するようになる。
[00106]コンピュータプログラムの命令は、一連の動作ステップがコンピュータ、他のプログラム可能装置または他のデバイス上で実行されるようにして、コンピュータまたは他のプログラム可能装置上で実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにて指定された機能/動作を実装する処理を提供するように、コンピュータ、他のプログラム可能データ処理装置または他のデバイス上にロードされてもよい。
[00107]図11は、適応チャネル再利用のための機構を含む電子デバイス1100の一実施形態のブロック図である。ある実施形態では、電子デバイス1100は、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、ネットブック、携帯電話、スマート機器、ゲームコンソール、デスクトップコンピュータ、または通信機能を備えた他の適切な電子デバイスなどの電子デバイスであり得る。電子デバイス1100は、プロセッサユニット1102(マルチプロセッサ、マルチコア、マルチノード、および/またはマルチスレッドの実装などでありうる)を含む。電子デバイス1100は、メモリユニット1106を含む。メモリユニット1106は、システムメモリ(たとえば、キャッシュ、SRAM、DRAM、ゼロキャパシタRAM、ツイントランジスタRAM、eDRAM、EDO RAM、DDR RAM、EEPROM(登録商標)、NRAM、RRAM(登録商標)、SONOS、PRAMなどの1つまたは複数)、またはコンピュータ可読記憶媒体の既に上述した可能な実現例の任意の1つまたは複数であり得る。また、電子デバイス1100は、バス1110(たとえば、PCI、ISA、PCI−Express、HyperTransport(登録商標)、InfiniBand(登録商標)、NuBus、AHB、AXIなど)と、ワイヤレスネットワークインターフェース(たとえば、WLANインターフェース、ブルートゥース(登録商標)インターフェース、WiMAX(登録商標)インターフェース、ZigBee(登録商標)インターフェース、ワイヤレスUSBインターフェースなど)および有線ネットワークインターフェース(たとえば、電力線通信インターフェース、イーサネット(登録商標)インターフェースなど)の少なくとも1つを含むネットワークインターフェース1104とをさらに含む。
[00108]また、電子デバイス1100は、通信ユニット1108をさらに含む。通信ユニット1108は、チャネル再利用決定ユニット1112を備える。通信ユニット1208は、隣接ネットワークとチャネルを再利用するかまたは共用するかを決定すべく、(電子デバイス1100を備える)ローカルネットワークおよび/または隣接ネットワーク内のレガシーデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を分析するために、図1〜図10を参照して上述した機能を実行することができる。これらの機能のうちのいずれかは、部分的に(または全体が)ハードウェア内に、および/またはプロセッサユニット1102上に実装され得る。たとえば、機能は、特定用途向け集積回路で、プロセッサユニット1102内に実装されたロジック内に、周辺機器またはカードなどのコプロセッサ内に、実装されてもよい。さらに、実現例は、より少ないかまたは図11に図示せぬ追加の構成要素(たとえば、ビデオカード、オーディオカード、追加のネットワークインターフェース、周辺デバイスなど)を含んでもよい。たとえば、通信ユニット1108は、バス1110と接続されたプロセッサユニット1102とは別の1個または複数個の追加のプロセッサを備えてもよい。プロセッサユニット1102と、メモリユニット1106と、ネットワークインターフェース1104とは、バス1110と接続されている。バス1110と接続されたものとして図示されているが、メモリユニット1106は、プロセッサユニット1102と接続されてもよい。ある実装例では、電子デバイス1100は、PHYデジタル信号プロセッサ(DSP)、アナログフロントエンド(AFE)ユニット、および他の適切な処理ユニットを、さらに備えてもよい。ある実施形態では、メモリユニット1106は、媒体アクセス制御(MAC)モジュールと、オペレーションシステムモジュールと、他のサポートモジュールとを備えてもよい。ある実施形態では、MACモジュールは、図1〜図10で説明した適応チャネル再利用動作を実行するための1つまたは複数の命令を、備えてもよい。プロセッサユニット1102は、図1〜図10で上述した1つまたは複数の動作を実行するために、メモリユニット1106内に格納された命令を実行し得る。PHY DSPユニットは、PPDUの送受信機能を、様々な変調およびコーディング方式で実施してもよい。PHY DSPユニットは、PPDUを適切な時に送信するために、MACモジュールの制御下で動作し得る。AFEユニットは、ベースバンド信号を特定の無線周波数で送受信する機能を備え得る。
[00109]実施形態は、様々な実装例および利用例とともに説明されるが、これらの実施形態は例示であり、発明の主題の範囲は、そこに限定されるものではないことが、理解されるであろう。一般に、ここに説明した通信ネットワークでの適応チャネル再利用技術は、任意の1つまたは複数のハードウェアシステムと一貫した機能で実装され得る。様々な変形例、修正例、追加例、および改良例があり得る。
[00110]ここに単一の例として説明される構成要素、動作または構造に対して、複数の例が提供され得る。最後に、様々な構成要素、動作、およびデータ記憶の境界は、ある程度任意であり、特定の動作が特定の説明用の構成という文脈で説明されている。別のかたちで機能を割り振ることが、想定されており、発明の主題の範囲内となり得る。一般に、例示的な構成中に、個別の構成要素として提示された構造および機能は、組み合わされた構造または構成として実装されてもよい。同様に、単一の構成要素として提示された構造および機能は、個別の構成要素として実装されてもよい。これらのおよび他の変形例、修正例、追加例、および改良例が、発明の主題の範囲に入り得る。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ローカルネットワークの複数のネットワークデバイスのうちの第1のネットワークデバイスにて隣接ネットワークを識別することと、ここにおいて、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとは、各々、共通の通信チャネルを介して通信し、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプに属する、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することと、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えるかどうかを決定することと、ここにおいて、前記第2のデバイスタイプに属する前記ネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、前記ネットワーク間チャネル再利用決定が、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用することを示している場合、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、前記第2のデバイスタイプに属する前記1台または複数台のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することと、
前記第2のデバイスタイプに属する各ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を、対応する性能測定閾値と比較することに少なくとも部分的に基づいて、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定することとを備える、方法。
[C2]
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を前記決定することは、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記第1のネットワークデバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定を、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの一方内の対応する1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信することと、ここにおいて、前記第1のデバイスタイプに属する前記1台または複数台のネットワークデバイスの各々は、前記第1のデバイスタイプに属する、
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用するかどうかを示す前記ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために、前記第1のネットワークデバイスにより決定された前記ローカルチャネル再利用決定と、前記1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信された前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とを組み合わせることとを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のネットワークデバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示す前記ローカルチャネル再利用決定を前記決定することは、
前記ローカルネットワーク内のネットワークデバイスの各対間のネットワーク内減衰と、
前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスと前記隣接ネットワーク内のネットワークデバイスとの間のネットワーク間減衰との少なくとも一方に基づく、C2に記載の方法。
[C4]
前記ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために、前記第1のネットワークデバイスにより決定された前記ローカルチャネル再利用決定と、前記1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信された前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とを前記組み合わせることは、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの1台または複数台の対応するネットワークデバイスと関連付けられた前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定の各々が、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用することを示すかどうか決定することと、
前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定のすべてが、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用することを示す場合、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用することを示す、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することと、
前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定の少なくとも1つが、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを共用することを示す場合、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で共用することを示す、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することを備える、C2に記載の方法。
[C5]
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、前記ネットワーク間チャネル再利用決定が、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用することを示している場合、前記方法は、
前記ローカルネットワーク内の1台または複数台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを識別することと、
前記隣接ネットワークが、少なくとも1台の前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えるかどうかを決定することと、
前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていないと決定することに応じて、前記隣接ネットワーク内の1台または複数台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを識別することと、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方内の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスの各々について、
前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージに基づき、データ伝送情報を決定することとを備え、
前記チャネルの性能の測定値を前記決定することは、前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記データ伝送情報に少なくとも部分的に基づき、前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することを備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージに基づき、データ伝送情報を前記決定することは、
前記ネットワークデバイスへと通信された開始デリミタ(SOF)に少なくとも部分的に基づき、データ伝送速度およびビットローディング推定値の1つまたは複数を決定することと、
選択的確認応答(SACK)デリミタにて前記ネットワークデバイスにより通信されたデータ伝送フィードバックに少なくとも部分的に基づき、パケットエラーレート、ビットエラーレート、および伝送成功レートの1つまたは複数を決定することとを備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを前記決定することは、
前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定することと、
前記第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを再利用するための前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持すると決定することと、
少なくとも前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると決定することとを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると前記決定することは、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスに対し、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとが、前記通信チャネルを共用すべきことを示すための通知を、送信することを備える、C7に記載の方法。
[C9]
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えるかどうかを前記決定することは、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスについての情報を要求する要求メッセージを、前記共通の通信チャネルにブロードキャストすることと、
所定時間間隔中に、応答メッセージが受信されなかったと決定した場合、
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとが、前記第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスを備えていないと、決定することと、
前記所定時間間隔中に、1つまたは複数の応答メッセージが受信されたと決定した場合、
前記受信された1つまたは複数の応答メッセージに少なくとも部分的に基づき、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の1台または複数台の前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを、識別することとを備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えるかどうかを前記決定することは、
前記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスから、前記隣接ネットワーク内の1台または複数台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスの表示を受信することを備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えると決定した場合、前記方法は、
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用する前記ネットワーク間チャネル再利用決定をさらに評価するために、前記通信チャネルを再利用することが、前記1台または複数台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスの性能に影響を与えるかどうか決定することを備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとが、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていないと決定した場合、前記方法は、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用する、前記ネットワーク間チャネル再利用決定に従って動作することを、決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C13]
前記ローカルネットワークが、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、および前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、前記チャネルの性能の測定値を前記決定することは、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、
前記第1の送信に対する応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内で送信される時刻を決定することと、
前記ローカルネットワークにおける前記第1のネットワークデバイスから前記第1のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへの前記ローカルネットワーク内の第2の送信を開始することと、ここにおいて、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻以前に、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信が完了する、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の前記応答メッセージを検出することと、
前記検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも基づき、前記隣接ネットワーク内の少なくとも1台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C14]
前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、前記チャネルの性能の測定値を前記決定することは、
前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスとデータ通信を交換することを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、ここにおいて、前記第1の送信が、所定数のデータパケットを備えるデータパケットバーストである、
前記データパケットバーストの第1のデータパケットの送信が終了する時刻と、前記データパケットバーストの第2のデータパケットの送信が開始する時刻と、前記データパケットバーストに対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻とを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記データ通信を、前記隣接ネットワーク内で前記第2のデータパケットの送信が開始する時刻に、開始することと、ここにおいて、前記ローカルネットワーク内の前記データ通信は、前記データパケットバーストに対する前記応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内で送信される時刻より以前に完了する、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の前記応答メッセージを検出することと、
前記検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも基づき、前記隣接ネットワーク内の少なくとも1台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C15]
前記チャネルの性能の測定値を前記決定することは、
前記チャネルの性能の測定値を前記決定するために割り振られた検査時間間隔を、チャネル再利用部分間隔とチャネル共用部分間隔とに分割することと、
前記チャネル再利用部分間隔中に、前記ローカルネットワーク内の通信を交換するために、前記隣接ネットワークと、前記共通の通信チャネルを再利用することと、
前記チャネル共用部分間隔中に、前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージを検出するため、および、前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を決定するために、前記隣接ネットワークと前記共通の通信チャネルを共用することとを備える、C1に記載の方法。
[C16]
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を前記決定することは、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記第1のネットワークデバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定することと、
前記第1のネットワークデバイスが、前記ローカルネットワークの調整デバイスであるかどうか決定することと、
前記第1のネットワークデバイスが、前記ローカルネットワークの前記調整デバイスではないと決定された場合、前記第1のネットワークデバイスと関連付けられた前記ローカルチャネル再利用決定を、前記ローカルネットワークの前記調整デバイスへ送信することと、
前記第1のネットワークデバイスが、前記ローカルネットワークの前記調整デバイスではないと決定された場合、
1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定を、前記ローカルネットワーク内の対応する1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信することと、ここにおいて、前記1台または複数台のネットワークデバイスの各々は、前記第1のデバイスタイプに属する、
前記第1のネットワークデバイスと関連付けられた前記ローカルチャネル再利用決定と、前記ローカルネットワーク内の前記1台または複数台の前記第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスから受信された前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とに、少なくとも部分的に基づき、前記ローカルネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定を、決定することと、
前記ローカルネットワークのための前記ネットワーク内チャネル再利用決定を、前記隣接ネットワークの調整デバイスへブロードキャストし、前記隣接ネットワークのためのネットワーク内チャネル再利用決定を受信することと、
前記ローカルネットワークのための前記ネットワーク内チャネル再利用決定と、前記隣接ネットワークのための前記ネットワーク内チャネル再利用決定とに、少なくとも部分的に基づき、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用するかどうかを示す前記ネットワーク間チャネル再利用決定を、決定することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C17]
前記チャネルの性能の測定値は、データ伝送速度、エラーレート、受信信号強度指標、および減衰レベルの1つまたは複数を備える、C1に記載の方法。
[C18]
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記チャネルを再利用すると決定した場合、前記方法は、
前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の送信を検出することと、
前記隣接ネットワーク内の送信を無視し、前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから前記第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C19]
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記チャネルを再利用すると決定した場合、前記方法は、
前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の送信を検出することと、
前記隣接ネットワーク内の送信に対する応答メッセージが送信される時刻を決定することと、
前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスが、前記第1のネットワークデバイスと同期して、前記隣接ネットワークとの同期が外れるようにするために、前記第1のネットワークデバイスからの前記データ送信を開始することとを備え、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスからの前記データ送信は、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻に開始する、C1に記載の方法。
[C20]
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記チャネルを共用すると決定した場合、前記方法は、
前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の送信を検出することと、
前記第1のネットワークデバイスからの前記データ送信を、前記隣接ネットワーク内の前記送信の期間、延期することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C21]
通信デバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサと接続された通信ユニットとを備え、前記通信ユニットは、
前記通信デバイスが属するローカルネットワークの隣接ネットワークを識別し、ここにおいて、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとは、各々、共通の通信チャネルを介して通信し、ここにおいて、前記通信デバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプに属する、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定し、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えるかどうかを決定し、ここにおいて、前記第2のデバイスタイプに属する前記ネットワークデバイスが、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、前記ネットワーク間チャネル再利用決定が、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用することを示している場合、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、前記第2のデバイスタイプに属する前記1台または複数台のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定し、
前記第2のデバイスタイプに属する各ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を、対応する性能測定閾値と比較することに少なくとも部分的に基づいて、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定するように動作可能である、通信デバイス。
[C22]
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するように動作可能な前記通信ユニットは、
前記通信デバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示すローカルチャネル再利用決定を決定し、
1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定を、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの一方内の対応する1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信し、ここにおいて、前記1台または複数台のネットワークデバイスの各々は、前記第1のデバイスタイプに属する、
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用するかどうかを示す前記ネットワーク間チャネル再利用決定を決定するために、前記通信ユニットにより決定された前記ローカルチャネル再利用決定と、前記1台または複数台の他のネットワークデバイスから受信された前記1つまたは複数のローカルチャネル再利用決定とを組み合わせるように、動作可能な通信ユニットを備える、C21に記載のネットワークデバイス。
[C23]
前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうか決定するように動作可能な前記通信ユニットは、
前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定し、
前記第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを再利用するための前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持すると決定し、
少なくとも前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると決定するように、動作可能な通信ユニットを備える、C21に記載のネットワークデバイス。
[C24]
前記ローカルネットワークが、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、および前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、前記チャネルの性能の測定値を決定するように動作可能な前記通信ユニットは、
前記隣接ネットワーク内の第1の送信を検出し、
前記第1の送信に対する応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内で送信される時刻を決定し、
前記ローカルネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの宛先デバイスへの前記ローカルネットワーク内の第2の送信を開始し、ここにおいて、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻以前に、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信が完了する、
前記隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出し、
前記検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも基づき、前記隣接ネットワーク内の少なくとも1台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を推定するように動作可能な、通信ユニットをさらに備える、C21に記載の通信デバイス。
[C25]
前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、前記チャネルの性能の測定値を決定するように動作可能な前記通信ユニットは、
前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスとデータ通信を交換することを検出し、
前記隣接ネットワーク内の第1の送信を検出し、ここにおいて、前記第1の送信が、所定数のデータパケットを備えるデータパケットバーストである、
前記データパケットバーストの第1のデータパケットの送信が終了する時刻と、前記データパケットバーストの第2のデータパケットの送信が開始する時刻と、前記データパケットバーストに対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻とを検出し、
前記ローカルネットワーク内の前記データ通信を、前記隣接ネットワーク内で前記第2のデータパケットの送信が開始する時刻に開始し、ここにおいて、前記ローカルネットワーク内の前記データ通信は、前記データパケットバーストに対する前記応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内で送信される時刻より以前に完了し、
前記隣接ネットワーク内の応答メッセージを検出する、
前記検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも基づき、前記隣接ネットワーク内の少なくとも1台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を推定するように動作可能な、通信ユニットをさらに備える、C21に記載の通信デバイス。
[C26]
前記チャネルの性能の測定値を決定するように動作可能な前記通信ユニットは、
前記チャネルの性能の測定値を決定するために割り振られた検査時間間隔を、チャネル再利用部分間隔とチャネル共用部分間隔とに分割し、
前記チャネル再利用部分間隔中に、前記ローカルネットワーク内の通信を交換するために、前記隣接ネットワークと、前記共通の通信チャネルを再利用し、
前記チャネル共用部分間隔中に、前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスにより送信および受信された1つまたは複数のメッセージを検出するため、および、前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を決定するために、前記隣接ネットワークと前記共通の通信チャネルを共用するように動作可能な、通信ユニットをさらに備える、C21に記載の通信デバイス。
[C27]
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記チャネルを再利用すると決定した場合、前記通信ユニットは、
前記ローカルネットワーク内の前記通信デバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの宛先ネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定し、
前記隣接ネットワーク内の送信を検出し、
前記隣接ネットワーク内の送信に対する応答メッセージが送信される時刻を決定し、
前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの前記宛先ネットワークデバイスが、前記通信デバイスと同期して、前記隣接ネットワークとの同期が外れるようにするために、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻に、前記データ送信を開始するようにさらに動作可能な、C21に記載の通信デバイス。
[C28]
1つまたは複数の機械可読記憶媒体に格納された命令は、1つまたは複数のプロセッサユニットにより実行されたときに、前記1つまたは複数のプロセッサユニットに動作を実行させ、前記動作は、
ローカルネットワークの第1のネットワークデバイスにて隣接ネットワークを識別することと、ここにおいて、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとは、各々、共通の通信チャネルを介して通信し、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプに属する、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用するかどうかを示す、ネットワーク間チャネル再利用決定を決定することと、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えるかどうかを決定することと、ここにおいて、前記第2のデバイスタイプに属する前記ネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない、
前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、前記第2のデバイスタイプに属するネットワークデバイスを備えると決定した場合、および、前記ネットワーク間チャネル再利用決定が、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用することを示している場合、
前記通信チャネルを、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプに属する1台または複数台のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、前記第2のデバイスタイプに属する前記1台または複数台のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することと、
前記第2のデバイスタイプに属する各ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を、対応する性能測定閾値と比較することに少なくとも部分的に基づいて、前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定することとを備える、機械可読記憶媒体。
[C29]
前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持するかどうかを決定する前記動作は、
前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、前記対応する性能測定閾値に適合しているかどうか決定することと、
前記第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、前記対応する性能測定閾値に適合していると決定された場合、
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを再利用するための前記ネットワーク間チャネル再利用決定を維持すると決定することと、
少なくとも前記第2のデバイスタイプの前記ネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値が、前記対応する性能測定閾値に適合していないと決定された場合、
前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると決定することとを備える、C28に記載の機械可読記憶媒体。
[C30]
前記ローカルネットワークが、前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、および前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、前記チャネルの性能の測定値を決定する前記動作は、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、
前記第1の送信に対する応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内で送信される時刻を決定することと、
前記ローカルネットワークにおける前記第1のネットワークデバイスから、前記第1のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへの前記ローカルネットワーク内の第2の送信を開始することと、ここにおいて、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻以前に、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信が完了する、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の前記応答メッセージを検出することと、
前記検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも基づき、前記隣接ネットワーク内の少なくとも1台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える、C28に記載の機械可読記憶媒体。
[C31]
前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのネットワークデバイスを備えていない場合、前記チャネルの性能の測定値を決定する前記動作は、
前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスとデータ通信を交換することを、検出することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の第1の送信を検出することと、ここにおいて、前記第1の送信が、所定数のデータパケットを備えるデータパケットバーストである、
前記データパケットバーストの第1のデータパケットの送信が終了する時刻と、前記データパケットバーストの第2のデータパケットの送信が開始する時刻と、前記データパケットバーストに対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻とを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記データ通信を、前記隣接ネットワーク内で前記第2のデータパケットの送信が開始する時刻に、開始することと、ここにおいて、前記ローカルネットワーク内の前記データ通信は、前記データパケットバーストに対する前記応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内で送信される時刻より以前に完了する、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の前記応答メッセージを検出することと、
前記検出された応答メッセージ内の情報に少なくとも基づき、前記隣接ネットワーク内の少なくとも1台の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を推定することとをさらに備える、C28に記載の機械可読記憶媒体。
[C32]
前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記チャネルを再利用すると決定した場合、前記動作は、
前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスへのデータ送信を開始することを、決定することと、
前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワーク内の送信を検出することと、
前記隣接ネットワーク内の送信に対する応答メッセージが送信される時刻を決定することと、
前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスが、前記第1のネットワークデバイスと同期して、前記隣接ネットワークとの同期が外れるようにするために、前記第1のネットワークデバイスからの前記データ送信を開始することとをさらに備え、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスからの前記データ送信は、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される時刻に開始する、C28に記載の機械可読記憶媒体。

Claims (32)

  1. ネットワーク間チャネル再利用指標に、少なくとも部分的に基づいて、ローカルネットワーク隣接ネットワークとの間の通信チャネルを再利用するかどうかを、前記ローカルネットワークの第1のネットワークデバイスにて、決定することと、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプのものであ
    前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークのうちの少なくとも一方がネット間チャネル再利用に対応していない第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスを含むと決定することと、
    記通信チャネルを、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で再利用すると決定することに応じて、
    記通信チャネルを、前記第2のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、前記第2のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することと、
    前記第2のネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値に少なくとも部分的に基づいて、前記通信チャネル再利用し続けるかどうかを決定することとを備える、チャネル再利用のための方法。
  2. 記第1のネットワークデバイスにて、前記第1のネットワークデバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示す第1のローカルチャネル再利用指標を決定することと、
    前記第1のネットワークデバイスにて、少なくとも第2のローカルチャネル再利用指標を、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方内の前記第1のデバイスタイプの少なくともつの他のネットワークデバイスから受信することと、
    前記第1のローカルチャネル再利用指標および前記第2のローカルチャネル再利用指標に少なくとも部分的に基づいて、前記ネットワーク間チャネル再利用指標を決定することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のローカルチャネル再利用指標は、
    前記ローカルネットワーク内のネットワークデバイスの対間のネットワーク内減衰と、ここにおいて、前記ネットワークデバイスの対は、前記第1のネットワークデバイスを含む、
    前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスと前記隣接ネットワーク内の第3のネットワークデバイスとの間のネットワーク間減衰とから成るグループの少なくとも1つのメンバに基づいて決定される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ローカルネットワーク内の第3のネットワークデバイスと関連付けられた第1のローカルチャネル再利用指標と、前記隣接ネットワーク内の第4のネットワークデバイスと関連付けられた第2のローカルチャネル再利用指標とを受信することと、ここにおいて、前記第3のネットワークデバイスと前記第4のネットワークデバイスとは、前記第1のデバイスタイプのものである
    前記第1のローカルチャネル再利用指標と前記第2のローカルチャネル再利用指標の各々が、前記通信チャネルを再利用することを示すかどうか決定することと、
    前記第1のローカルチャネル再利用指標および前記第2のローカルチャネル再利用指標の各々、前記通信チャネルを再利用することを示すと決定することに応じて
    前記通信チャネルを再利用することを示す、前記ネットワーク間チャネル再利用指標を、生成することと、
    前記第1のローカルチャネル再利用指標または記第2のローカルチャネル再利用指標、前記通信チャネルを共用することを示すと決定することに応じて
    前記通信チャネルを共用することを示す、前記ネットワーク間チャネル再利用指標を、生成することさらに備える、請求項に記載の方法。
  5. 前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスが前記ローカルネットワークの一部であると決定することと
    前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定することに応じて、前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの第3のネットワークデバイスを識別することと
    記第2のネットワークデバイスと前記第3のネットワークデバイスの各々について、
    対応するネットワークデバイスにより通信された1つまたは複数のメッセージに少なくとも部分的に基づき、データ伝送情報を決定することと、
    対応するネットワークデバイスと関連付けられた前記データ伝送情報に少なくとも部分的に基づき、前対応するネットワークデバイスと関連付けられた1つまたは複数のチャネルの性能の測定値を決定することさらに備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2のネットワークデバイスおよび前記第3のネットワークデバイスの各々について、前記データ伝送情報を決定することは、
    前記対応するネットワークデバイスへと通信されたフレーム開始(SOF)デリミタに少なくとも部分的に基づき、データ伝送速度およびビットローディング推定値から成るグループ少なくとも1つのメンバを決定することと、
    選択的確認応答(SACK)デリミタにて前記対応するネットワークデバイスにより通信されたデータ伝送フィードバックに少なくとも部分的に基づき、パケットエラーレート、ビットエラーレート、および伝送成功レートから成るグループの少なくとも1つのメンバを決定することとを備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記通信チャネル再利用し続けるかどうかを決定することは、
    前記ローカルネットワーク内と前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの各ネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、性能測定閾値を満たすと決定することに応じて
    前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを再利用し続けると決定することと
    記第2のデバイスタイプの少なくとも1つのネットワークデバイスと関連付けられた少なくとも1つのチャネルの性能の測定値が、前記性能測定閾値を満たさないと決定することに応じて
    前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると決定することとを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスに対し、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとが、前記通信チャネルを共用すべきことを示すための通知を、送信することをさらに備える、請求項7に記載の方法。
  9. 記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスについての情報を要求する要求メッセージを、前記通信チャネルにブロードキャストすることと
    間間隔中に、応答メッセージが受信されなかったと決定することに応じて
    前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとが、前記第1のデバイスタイプの他のネットワークデバイスを含まないと、決定することと、
    記時間間隔中に、少なくとも1つの応答メッセージが受信されたと決定することに応じて
    前記第1のネットワークデバイスにて受信された前記少なくともつの応答メッセージに少なくとも部分的に基づき、前記第1のデバイスタイプの少なくとも1つの他のネットワークデバイスを、識別することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 記隣接ネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの第3のネットワークデバイスから、前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの少なくとも1つのネットワークデバイスの指標を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 記通信チャネルを再利用することが前記第2のネットワークデバイスの性能に影響を与えるかどうか決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  12. 記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークが前記第2のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定することに応じて、前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用すると、決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 前記ローカルネットワークが、前記第2のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まず、前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定すること
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第1の送信を検出することと、
    前記第1の送信を検出することに応じて、前記第1の送信に対する応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内でいつ送信されるを決定することと
    記第1のネットワークデバイスから前記第1のデバイスタイプの第のネットワークデバイスへの前記ローカルネットワーク内の第2の送信を開始することとをさらに備え、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される以前に、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信が完了する、請求項1に記載の方法。
  14. 前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定すること
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第1の送信を検出することと、
    前記第1の送信の第1のデータパケットの送信が完了する第1の時刻と、前記第1の送信の第2のデータパケットが送信される第2の時刻と、前記第1の送信に対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される第3の時刻とを、決定することと、
    前記第2の時刻にて前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから第2の送開始することとをさらに備え、前記第2の送信は、前記第3の時刻より以前に完了する、請求項1に記載の方法。
  15. 前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスが前記隣接ネットワークの一部であると決定することをさらに備え、前記チャネルの性能の測定値を決定することは、
    前記チャネルの性能の測定値を決定するために割り振られた検査時間間隔を、チャネル再利用部分間隔とチャネル共用部分間隔とに分割することと、
    前記チャネル再利用部分間隔中に、前記ローカルネットワーク内の通信を交換するために、前記隣接ネットワークと、前記通信チャネルを再利用することと、
    前記チャネル共用部分間隔中に、前記第2のネットワークデバイスにより通信された1つまたは複数のメッセージを検出するため、および、前記第2のネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を決定するために、前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  16. 記第1のネットワークデバイスにて、前記第1のネットワークデバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示す第1のローカルチャネル再利用指標を決定することと、
    前記第1のネットワークデバイスが、前記ローカルネットワークの第1の調整デバイスである決定することと
    記ローカルネットワーク前記第1のデバイスタイプの第3のネットワークデバイスから第2のローカルチャネル再利用指標を受信することと
    第1のローカルチャネル再利用指標と前記第2のローカルチャネル再利用指標とに、少なくとも部分的に基づき、前記ローカルネットワークのための第1のネットワーク内チャネル再利用指標を、決定することと、
    前記ローカルネットワークのための前記第1のネットワーク内チャネル再利用指標を、前記隣接ネットワークの第2の調整デバイスへブロードキャストすることと
    記隣接ネットワークから受信された前記第1のネットワーク内チャネル再利用指標と第2のネットワーク内チャネル再利用指標とに、少なくとも部分的に基づき、前記ネットワーク間チャネル再利用指標を、決定することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  17. 前記チャネルの性能の測定値は、データ伝送速度、エラーレート、受信信号強度指標、および減衰レベルから成るグループの少なくとも1つのメンバを含む、請求項1に記載の方法。
  18. 前記通信チャネルを再利用すると決定することは、
    前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第1のデバイスタイプの第のネットワークデバイスへの第1の送信を開始することを、決定することと、
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第2の送信を検出することと、
    前記第2の送信を無視し、前記ローカルネットワーク内の前記第1の送信を開始することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  19. 通信チャネルを再利用すると決定することは、
    前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスへの第1の送信を開始することを、決定することと、
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第2の送信を検出することと、
    前記第2の送信に対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される第1の時刻を決定することと
    記第2のネットワークデバイス、前記第1のネットワークデバイスと同期させ、前記隣接ネットワークとの同期が外れるようにさせるために、前記第1の時刻にて前記ローカルネットワーク内で前記第1の送信を開始することとをさらにえる、請求項1に記載の方法。
  20. 通信チャネルを共用すると決定することに応じて、前記方法は、
    前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の第のネットワークデバイスへの第1の送信を開始することを、決定することと、
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第2の送信を検出することと、
    前記第1のネットワークデバイスからの前記第1の送信を、前記隣接ネットワーク内の前記第2の送信の期間、延期することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  21. ローカルネットワークの第1のネットワークデバイスであって、
    プロセッサと、
    命令を記憶するメモリとを備え、前記命令は、前記プロセッサによって実行されたときに、前記第1のネットワークデバイスに
    ネットワーク間チャネル再利用指標に少なくとも部分的に基づいて、前記ローカルネットワーク隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用するかどうかを決定させ、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプのものであ
    記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークのうちの少なくとも1つがネットワーク間チャネル再利用に対応しない第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスを含むと決定させ
    前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの間で前記通信チャネルを再利用すると決定することに応じて
    前記通信チャネルを、前記第2ネットワークのデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、前記第2のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定させ
    前記第2のネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値に少なくとも部分的に基づいて、前記通信チャネル再利用し続けるかどうかを決定させる、第1のネットワークデバイス。
  22. 前記プロセッサによって実行されたときに、前記命令はさらに、前記第1のネットワークデバイスに
    前記第1のネットワークデバイスが前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用すべきかどうかを示す第1のローカルチャネル再利用指標を決定させ
    少なくとも第2のローカルチャネル再利用指標を、前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方内の前記第1のデバイスタイプの少なくとも1つの他のネットワークデバイスから受信させ
    前記第1のローカルチャネル再利用指標と、前記第2のローカルチャネル再利用指標に少なくとも部分的に基づき、前記ネットワーク間チャネル再利用指標を決定させる、請求項21に記載の第1のネットワークデバイス。
  23. 前記第1のネットワークデバイスに前記通信チャネルを再利用し続けるかどうか決定させることは、前記第1のネットワークデバイスに
    前記ローカルネットワークと前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、性能測定閾値を満たすと決定することに応じて
    前記通信チャネルを前記隣接ネットワークと再利用し続けると決定させ
    前記第2のデバイスタイプの少なくとも1つのネットワークデバイスと関連付けられた少なくとも1つのチャネルの性能の測定値が前記性能測定閾値を満たさないと決定することに応じて
    前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると決定させることを備える、請求項21に記載の第1のネットワークデバイス。
  24. 前記命令はさらに、前記プロセッサによって実行されたときに、前記第1のネットワークデバイス
    前記ローカルネットワークが前記第2のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まず、前記隣接ネットワークが前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定させ
    前記隣接ネットワークから生じる第1の送信を検出させ、
    前記第1の送信を検出することに応じて、前記第1の送信に対する応答メッセージが、いつ前記隣接ネットワーク内で送信されるを決定させ
    記第1のデバイスタイプの第3のネットワークデバイスに対して前記ローカルネットワーク内の第2の送信を開始させ、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される以前に、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信が完了する、請求項21に記載の第1のネットワークデバイス。
  25. 前記命令はさらに、前記プロセッサによって実行されたときに、前記第1のネットワークデバイス
    前記隣接ネットワークが前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定させ
    前記隣接ネットワークから生じる第1の送信を検出させ
    前記第1の送信の第1のデータパケットの送信が完了する第1の時刻と、前記第1の送信の第2のデータパケットが送信される第2の時刻と、前記第1の送信に対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される第3の時刻とを決定させ、
    記第2の時刻にて前記ローカルネットワーク内で第2の送信開始させ、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信は、前記第3の時刻より以前に完了る、請求項21に記載の第1のネットワークデバイス。
  26. 前記命令はさらに、前記プロセッサによって実行されたときに、前記第1のネットワークデバイスに
    前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスが前記隣接ネットワークの一部であると決定させ、
    前記チャネルの性能の測定値を決定するために割り振られた検査時間間隔を、チャネル再利用部分間隔とチャネル共用部分間隔とに分割させ
    前記チャネル再利用部分間隔中に、前記ローカルネットワーク内の通信を交換するために、前記隣接ネットワークと、前記通信チャネルを再利用させ
    前記チャネル共用部分間隔中に、前記第2のネットワークデバイスにより通信された1つまたは複数のメッセージを検出、前記第2のネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値を決定するために、前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用させる、請求項21に記載の第1のネットワークデバイス。
  27. 前記通信チャネルを再利用すると決定することに応じて、前記命令はさらに、前記プロセッサによって実行されたときに、前記第1のネットワークデバイスに
    前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスへの第1の送信を開始することを、決定させ
    前記隣接ネットワークから生じる第2の送信を検出させ
    前記隣接ネットワーク内で前記第2の送信に対する応答メッセージが送信される第1の時刻を決定させ
    前記第2のネットワークデバイスに、前記第1のネットワークデバイスと同期させ、前記隣接ネットワークとの同期が外れるようにさせるために、前記第1の時刻に、前記ローカルネットワーク内で前記第1の送信を開始させる、請求項21に記載の第1のネットワークデバイス。
  28. 非一時的機械可読記憶媒体に格納された命令は、プロセッサにより実行されたときに、前記プロセッサに動作を実行させ、前記動作は、
    ローカルネットワークの第1のネットワークデバイスにて、ネットワーク間チャネル再利用指標に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワークと隣接ネットワークとの間で通信チャネルを再利用するかどうかを決定することと、ここにおいて、前記第1のネットワークデバイスは、ネットワーク間チャネル再利用に対応した第1のデバイスタイプのものである
    前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワークの少なくとも一方が、ネットワーク間チャネル再利用に対応していない第2のデバイスタイプの第2のネットワークデバイスを含むと決定することと、
    記ローカルネットワークと前記隣接ネットワークとの間で前記通信チャネルを再利用すると決定することに応じて
    前記通信チャネルを、前記第2のネットワークデバイスと再利用することに少なくとも部分的に基づき、前記第2のネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値を決定することと、
    前記第2のネットワークデバイスと関連付けられた前記チャネルの性能の測定値に少なくとも部分的に基づいて、前記通信チャネルを再利用し続けるかどうかを決定することとを備える、非一時的機械可読記憶媒体。
  29. 前記通信チャネルを再利用し続けるかどうかを決定する前記動作は、
    前記ローカルネットワークおよび前記隣接ネットワーク内の前記第2のデバイスタイプのネットワークデバイスと関連付けられたチャネルの性能の測定値が、性能測定閾値を満たすと決定することに応じて、
    記隣接ネットワークと前記通信チャネルを再利用し続けると決定することと
    記第2のデバイスタイプの少なくとも1つのネットワークデバイスと関連付けられた少なくとも1つのチャネルの性能の測定値が、前記性能測定閾値を満たさないと決定することに応じて
    前記隣接ネットワークと前記通信チャネルを共用すると決定することとを備える、請求項28に記載の非一時的機械可読記憶媒体。
  30. 前記動作が、
    前記ローカルネットワークが、前記第2のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まず、前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定することと
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第1の送信を検出することと、
    前記第1の送信を検出することに応じて、前記第1の送信に対する応答メッセージが、前記隣接ネットワーク内でいつ送信されるを決定することと
    記第1のネットワークデバイスから、前記第1のデバイスタイプの第のネットワークデバイスへの前記ローカルネットワーク内の第2の送信を開始することとをさらに備え、前記応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される以前に、前記ローカルネットワーク内の前記第2の送信が完了する、請求項28に記載の非一時的機械可読記憶媒体。
  31. 前記動作は、
    前記隣接ネットワークが、前記第1のデバイスタイプのいずれのネットワークデバイスも含まないと決定することと
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第1の送信を検出することと、
    前記第1の送信の第1のデータパケットの送信が完了する第1の時刻と、前記第1の送信の第2のデータパケットが送信される第2の時刻と、前記第1の送信に対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される第3の時刻とを、決定することと、
    前記第2の時刻にて、前記ローカルネットワーク内の第2の送信開始することとをさらに備え、前記第2の送信は、前記第3の時刻より以前に完了する、請求項28に記載の非一時的機械可読記憶媒体。
  32. 前記通信チャネルを再利用すると決定することに応じて、前記動作は、
    前記ローカルネットワーク内の前記第1のネットワークデバイスから、前記ローカルネットワーク内の前記第2のデバイスタイプの前記第2のネットワークデバイスへの第1の送信を開始することを、決定することと、
    前記第1のネットワークデバイスにて、前記隣接ネットワークから生じる第2の送信を検出することと、
    前記第2の送信に対する応答メッセージが前記隣接ネットワーク内で送信される第1の時刻を決定することと、
    前記第2のネットワークデバイスに、前記第1のネットワークデバイスと同期させ、前記隣接ネットワークとの同期が外れるようにさせるために、前記第1の時刻にて前記ローカルネットワーク内で前記第1の送信を開始することとをさらに備える、請求項28に記載の非一時的機械可読記憶媒体。
JP2015547385A 2012-12-13 2013-11-22 通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構 Expired - Fee Related JP5859716B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/713,672 US9025527B2 (en) 2012-12-13 2012-12-13 Adaptive channel reuse mechanism in communication networks
US13/713,672 2012-12-13
PCT/US2013/071513 WO2014092982A2 (en) 2012-12-13 2013-11-22 Adaptive channel reuse mechanism in communication networks

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5859716B1 true JP5859716B1 (ja) 2016-02-10
JP2016509383A JP2016509383A (ja) 2016-03-24

Family

ID=49759583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015547385A Expired - Fee Related JP5859716B1 (ja) 2012-12-13 2013-11-22 通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9025527B2 (ja)
EP (1) EP2932613B1 (ja)
JP (1) JP5859716B1 (ja)
CN (1) CN104838597B (ja)
WO (1) WO2014092982A2 (ja)

Families Citing this family (171)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130347083A1 (en) * 2012-06-26 2013-12-26 Texas Instruments Incorporated Length modulated over-the-air network setup
US10009065B2 (en) 2012-12-05 2018-06-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Backhaul link for distributed antenna system
US9113347B2 (en) 2012-12-05 2015-08-18 At&T Intellectual Property I, Lp Backhaul link for distributed antenna system
US9525524B2 (en) 2013-05-31 2016-12-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Remote distributed antenna system
US9999038B2 (en) 2013-05-31 2018-06-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Remote distributed antenna system
US8897697B1 (en) 2013-11-06 2014-11-25 At&T Intellectual Property I, Lp Millimeter-wave surface-wave communications
US10097329B2 (en) * 2013-11-08 2018-10-09 Spidercloud Wireless, Inc. Fractional frequency reuse schemes assigned to radio nodes in an LTE network
US9209902B2 (en) 2013-12-10 2015-12-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Quasi-optical coupler
US10686709B2 (en) 2014-07-14 2020-06-16 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for channel usage indication
US9692101B2 (en) 2014-08-26 2017-06-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Guided wave couplers for coupling electromagnetic waves between a waveguide surface and a surface of a wire
US9768833B2 (en) 2014-09-15 2017-09-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for sensing a condition in a transmission medium of electromagnetic waves
US10063280B2 (en) 2014-09-17 2018-08-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Monitoring and mitigating conditions in a communication network
US9628854B2 (en) 2014-09-29 2017-04-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for distributing content in a communication network
US9615269B2 (en) 2014-10-02 2017-04-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus that provides fault tolerance in a communication network
US9685992B2 (en) 2014-10-03 2017-06-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Circuit panel network and methods thereof
US9503189B2 (en) * 2014-10-10 2016-11-22 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for arranging communication sessions in a communication system
US9762289B2 (en) 2014-10-14 2017-09-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for transmitting or receiving signals in a transportation system
US9973299B2 (en) 2014-10-14 2018-05-15 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for adjusting a mode of communication in a communication network
US9627768B2 (en) 2014-10-21 2017-04-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Guided-wave transmission device with non-fundamental mode propagation and methods for use therewith
US9577306B2 (en) 2014-10-21 2017-02-21 At&T Intellectual Property I, L.P. Guided-wave transmission device and methods for use therewith
US9312919B1 (en) 2014-10-21 2016-04-12 At&T Intellectual Property I, Lp Transmission device with impairment compensation and methods for use therewith
US9653770B2 (en) 2014-10-21 2017-05-16 At&T Intellectual Property I, L.P. Guided wave coupler, coupling module and methods for use therewith
US9769020B2 (en) 2014-10-21 2017-09-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for responding to events affecting communications in a communication network
US9564947B2 (en) 2014-10-21 2017-02-07 At&T Intellectual Property I, L.P. Guided-wave transmission device with diversity and methods for use therewith
US9780834B2 (en) 2014-10-21 2017-10-03 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for transmitting electromagnetic waves
US9520945B2 (en) 2014-10-21 2016-12-13 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus for providing communication services and methods thereof
US9461706B1 (en) 2015-07-31 2016-10-04 At&T Intellectual Property I, Lp Method and apparatus for exchanging communication signals
US9954287B2 (en) 2014-11-20 2018-04-24 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus for converting wireless signals and electromagnetic waves and methods thereof
US10009067B2 (en) 2014-12-04 2018-06-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for configuring a communication interface
US9997819B2 (en) 2015-06-09 2018-06-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission medium and method for facilitating propagation of electromagnetic waves via a core
US9654173B2 (en) 2014-11-20 2017-05-16 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus for powering a communication device and methods thereof
US9800327B2 (en) 2014-11-20 2017-10-24 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus for controlling operations of a communication device and methods thereof
US9544006B2 (en) 2014-11-20 2017-01-10 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission device with mode division multiplexing and methods for use therewith
US10340573B2 (en) 2016-10-26 2019-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Launcher with cylindrical coupling device and methods for use therewith
US10243784B2 (en) 2014-11-20 2019-03-26 At&T Intellectual Property I, L.P. System for generating topology information and methods thereof
US9742462B2 (en) 2014-12-04 2017-08-22 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission medium and communication interfaces and methods for use therewith
US9680670B2 (en) 2014-11-20 2017-06-13 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission device with channel equalization and control and methods for use therewith
US10108339B2 (en) * 2014-12-17 2018-10-23 Intel Corporation Reduction of intermingling of input and output operations in solid state drives
US10144036B2 (en) 2015-01-30 2018-12-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for mitigating interference affecting a propagation of electromagnetic waves guided by a transmission medium
US9876570B2 (en) 2015-02-20 2018-01-23 At&T Intellectual Property I, Lp Guided-wave transmission device with non-fundamental mode propagation and methods for use therewith
US9749013B2 (en) 2015-03-17 2017-08-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for reducing attenuation of electromagnetic waves guided by a transmission medium
US10224981B2 (en) 2015-04-24 2019-03-05 At&T Intellectual Property I, Lp Passive electrical coupling device and methods for use therewith
US9705561B2 (en) 2015-04-24 2017-07-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Directional coupling device and methods for use therewith
US9793954B2 (en) 2015-04-28 2017-10-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Magnetic coupling device and methods for use therewith
US9948354B2 (en) 2015-04-28 2018-04-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Magnetic coupling device with reflective plate and methods for use therewith
US9490869B1 (en) 2015-05-14 2016-11-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission medium having multiple cores and methods for use therewith
US9748626B2 (en) 2015-05-14 2017-08-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Plurality of cables having different cross-sectional shapes which are bundled together to form a transmission medium
US9871282B2 (en) 2015-05-14 2018-01-16 At&T Intellectual Property I, L.P. At least one transmission medium having a dielectric surface that is covered at least in part by a second dielectric
US10650940B2 (en) 2015-05-15 2020-05-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission medium having a conductive material and methods for use therewith
US10679767B2 (en) 2015-05-15 2020-06-09 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission medium having a conductive material and methods for use therewith
US9917341B2 (en) 2015-05-27 2018-03-13 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and method for launching electromagnetic waves and for modifying radial dimensions of the propagating electromagnetic waves
US10154493B2 (en) 2015-06-03 2018-12-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Network termination and methods for use therewith
US10812174B2 (en) 2015-06-03 2020-10-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Client node device and methods for use therewith
US10348391B2 (en) 2015-06-03 2019-07-09 At&T Intellectual Property I, L.P. Client node device with frequency conversion and methods for use therewith
US10103801B2 (en) 2015-06-03 2018-10-16 At&T Intellectual Property I, L.P. Host node device and methods for use therewith
US9866309B2 (en) 2015-06-03 2018-01-09 At&T Intellectual Property I, Lp Host node device and methods for use therewith
US9912381B2 (en) 2015-06-03 2018-03-06 At&T Intellectual Property I, Lp Network termination and methods for use therewith
US9913139B2 (en) 2015-06-09 2018-03-06 At&T Intellectual Property I, L.P. Signal fingerprinting for authentication of communicating devices
US9608692B2 (en) 2015-06-11 2017-03-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Repeater and methods for use therewith
US10142086B2 (en) 2015-06-11 2018-11-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Repeater and methods for use therewith
US9820146B2 (en) 2015-06-12 2017-11-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for authentication and identity management of communicating devices
US9667317B2 (en) 2015-06-15 2017-05-30 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for providing security using network traffic adjustments
US9640850B2 (en) 2015-06-25 2017-05-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Methods and apparatus for inducing a non-fundamental wave mode on a transmission medium
US9865911B2 (en) 2015-06-25 2018-01-09 At&T Intellectual Property I, L.P. Waveguide system for slot radiating first electromagnetic waves that are combined into a non-fundamental wave mode second electromagnetic wave on a transmission medium
US9509415B1 (en) 2015-06-25 2016-11-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Methods and apparatus for inducing a fundamental wave mode on a transmission medium
US9836957B2 (en) 2015-07-14 2017-12-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for communicating with premises equipment
US9628116B2 (en) 2015-07-14 2017-04-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for transmitting wireless signals
US9847566B2 (en) 2015-07-14 2017-12-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for adjusting a field of a signal to mitigate interference
US10341142B2 (en) 2015-07-14 2019-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for generating non-interfering electromagnetic waves on an uninsulated conductor
US10044409B2 (en) 2015-07-14 2018-08-07 At&T Intellectual Property I, L.P. Transmission medium and methods for use therewith
US10170840B2 (en) 2015-07-14 2019-01-01 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for sending or receiving electromagnetic signals
US10148016B2 (en) 2015-07-14 2018-12-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for communicating utilizing an antenna array
US10320586B2 (en) 2015-07-14 2019-06-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for generating non-interfering electromagnetic waves on an insulated transmission medium
US9853342B2 (en) 2015-07-14 2017-12-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Dielectric transmission medium connector and methods for use therewith
US10033107B2 (en) 2015-07-14 2018-07-24 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for coupling an antenna to a device
US9722318B2 (en) 2015-07-14 2017-08-01 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for coupling an antenna to a device
US9882257B2 (en) 2015-07-14 2018-01-30 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for launching a wave mode that mitigates interference
US10205655B2 (en) 2015-07-14 2019-02-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for communicating utilizing an antenna array and multiple communication paths
US10033108B2 (en) 2015-07-14 2018-07-24 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for generating an electromagnetic wave having a wave mode that mitigates interference
US10090606B2 (en) 2015-07-15 2018-10-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Antenna system with dielectric array and methods for use therewith
US9793951B2 (en) 2015-07-15 2017-10-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for launching a wave mode that mitigates interference
US9608740B2 (en) 2015-07-15 2017-03-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for launching a wave mode that mitigates interference
US9948333B2 (en) 2015-07-23 2018-04-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for wireless communications to mitigate interference
US9749053B2 (en) 2015-07-23 2017-08-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Node device, repeater and methods for use therewith
US9912027B2 (en) 2015-07-23 2018-03-06 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for exchanging communication signals
US10784670B2 (en) 2015-07-23 2020-09-22 At&T Intellectual Property I, L.P. Antenna support for aligning an antenna
US9871283B2 (en) 2015-07-23 2018-01-16 At&T Intellectual Property I, Lp Transmission medium having a dielectric core comprised of plural members connected by a ball and socket configuration
US10020587B2 (en) 2015-07-31 2018-07-10 At&T Intellectual Property I, L.P. Radial antenna and methods for use therewith
US9967173B2 (en) 2015-07-31 2018-05-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for authentication and identity management of communicating devices
US9735833B2 (en) 2015-07-31 2017-08-15 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for communications management in a neighborhood network
US10356816B2 (en) * 2015-08-19 2019-07-16 Qualcomm Incorporated Re-contention-based co-existence on a shared communication medium
US9904535B2 (en) 2015-09-14 2018-02-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for distributing software
US9705571B2 (en) 2015-09-16 2017-07-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for use with a radio distributed antenna system
US10079661B2 (en) 2015-09-16 2018-09-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for use with a radio distributed antenna system having a clock reference
US10009901B2 (en) 2015-09-16 2018-06-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Method, apparatus, and computer-readable storage medium for managing utilization of wireless resources between base stations
US10009063B2 (en) 2015-09-16 2018-06-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for use with a radio distributed antenna system having an out-of-band reference signal
US10136434B2 (en) 2015-09-16 2018-11-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for use with a radio distributed antenna system having an ultra-wideband control channel
US10051629B2 (en) 2015-09-16 2018-08-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for use with a radio distributed antenna system having an in-band reference signal
US9769128B2 (en) 2015-09-28 2017-09-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for encryption of communications over a network
US9729197B2 (en) 2015-10-01 2017-08-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for communicating network management traffic over a network
US9876264B2 (en) 2015-10-02 2018-01-23 At&T Intellectual Property I, Lp Communication system, guided wave switch and methods for use therewith
US10074890B2 (en) 2015-10-02 2018-09-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Communication device and antenna with integrated light assembly
US9882277B2 (en) 2015-10-02 2018-01-30 At&T Intellectual Property I, Lp Communication device and antenna assembly with actuated gimbal mount
US10665942B2 (en) 2015-10-16 2020-05-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for adjusting wireless communications
US10355367B2 (en) 2015-10-16 2019-07-16 At&T Intellectual Property I, L.P. Antenna structure for exchanging wireless signals
US10051483B2 (en) 2015-10-16 2018-08-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for directing wireless signals
US9912419B1 (en) 2016-08-24 2018-03-06 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for managing a fault in a distributed antenna system
US9860075B1 (en) 2016-08-26 2018-01-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and communication node for broadband distribution
US10291311B2 (en) 2016-09-09 2019-05-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for mitigating a fault in a distributed antenna system
US11032819B2 (en) 2016-09-15 2021-06-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for use with a radio distributed antenna system having a control channel reference signal
US10340600B2 (en) 2016-10-18 2019-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for launching guided waves via plural waveguide systems
US10135147B2 (en) 2016-10-18 2018-11-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for launching guided waves via an antenna
US10135146B2 (en) 2016-10-18 2018-11-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for launching guided waves via circuits
US9876605B1 (en) 2016-10-21 2018-01-23 At&T Intellectual Property I, L.P. Launcher and coupling system to support desired guided wave mode
US10811767B2 (en) 2016-10-21 2020-10-20 At&T Intellectual Property I, L.P. System and dielectric antenna with convex dielectric radome
US10374316B2 (en) 2016-10-21 2019-08-06 At&T Intellectual Property I, L.P. System and dielectric antenna with non-uniform dielectric
US9991580B2 (en) 2016-10-21 2018-06-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Launcher and coupling system for guided wave mode cancellation
US10312567B2 (en) 2016-10-26 2019-06-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Launcher with planar strip antenna and methods for use therewith
US10224634B2 (en) 2016-11-03 2019-03-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Methods and apparatus for adjusting an operational characteristic of an antenna
US10498044B2 (en) 2016-11-03 2019-12-03 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus for configuring a surface of an antenna
US10291334B2 (en) 2016-11-03 2019-05-14 At&T Intellectual Property I, L.P. System for detecting a fault in a communication system
US10225025B2 (en) 2016-11-03 2019-03-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for detecting a fault in a communication system
US10535928B2 (en) 2016-11-23 2020-01-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Antenna system and methods for use therewith
US10340603B2 (en) 2016-11-23 2019-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Antenna system having shielded structural configurations for assembly
US10090594B2 (en) 2016-11-23 2018-10-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Antenna system having structural configurations for assembly
US10178445B2 (en) 2016-11-23 2019-01-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Methods, devices, and systems for load balancing between a plurality of waveguides
US10340601B2 (en) 2016-11-23 2019-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Multi-antenna system and methods for use therewith
US10361489B2 (en) 2016-12-01 2019-07-23 At&T Intellectual Property I, L.P. Dielectric dish antenna system and methods for use therewith
US10305190B2 (en) 2016-12-01 2019-05-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Reflecting dielectric antenna system and methods for use therewith
US10755542B2 (en) 2016-12-06 2020-08-25 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for surveillance via guided wave communication
US9927517B1 (en) 2016-12-06 2018-03-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for sensing rainfall
US10819035B2 (en) 2016-12-06 2020-10-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Launcher with helical antenna and methods for use therewith
US10637149B2 (en) 2016-12-06 2020-04-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Injection molded dielectric antenna and methods for use therewith
US10439675B2 (en) 2016-12-06 2019-10-08 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for repeating guided wave communication signals
US10727599B2 (en) 2016-12-06 2020-07-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Launcher with slot antenna and methods for use therewith
US10020844B2 (en) 2016-12-06 2018-07-10 T&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for broadcast communication via guided waves
US10694379B2 (en) 2016-12-06 2020-06-23 At&T Intellectual Property I, L.P. Waveguide system with device-based authentication and methods for use therewith
US10135145B2 (en) 2016-12-06 2018-11-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for generating an electromagnetic wave along a transmission medium
US10382976B2 (en) 2016-12-06 2019-08-13 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for managing wireless communications based on communication paths and network device positions
US10326494B2 (en) 2016-12-06 2019-06-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus for measurement de-embedding and methods for use therewith
US10547348B2 (en) 2016-12-07 2020-01-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for switching transmission mediums in a communication system
US10168695B2 (en) 2016-12-07 2019-01-01 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for controlling an unmanned aircraft
US10389029B2 (en) 2016-12-07 2019-08-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Multi-feed dielectric antenna system with core selection and methods for use therewith
US10446936B2 (en) 2016-12-07 2019-10-15 At&T Intellectual Property I, L.P. Multi-feed dielectric antenna system and methods for use therewith
US10027397B2 (en) 2016-12-07 2018-07-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Distributed antenna system and methods for use therewith
US9893795B1 (en) 2016-12-07 2018-02-13 At&T Intellectual Property I, Lp Method and repeater for broadband distribution
US10139820B2 (en) 2016-12-07 2018-11-27 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for deploying equipment of a communication system
US10359749B2 (en) 2016-12-07 2019-07-23 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for utilities management via guided wave communication
US10243270B2 (en) 2016-12-07 2019-03-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Beam adaptive multi-feed dielectric antenna system and methods for use therewith
US9998870B1 (en) 2016-12-08 2018-06-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for proximity sensing
US10103422B2 (en) 2016-12-08 2018-10-16 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for mounting network devices
US9911020B1 (en) 2016-12-08 2018-03-06 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for tracking via a radio frequency identification device
US10601494B2 (en) 2016-12-08 2020-03-24 At&T Intellectual Property I, L.P. Dual-band communication device and method for use therewith
US10530505B2 (en) 2016-12-08 2020-01-07 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for launching electromagnetic waves along a transmission medium
US10069535B2 (en) 2016-12-08 2018-09-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for launching electromagnetic waves having a certain electric field structure
US10411356B2 (en) 2016-12-08 2019-09-10 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for selectively targeting communication devices with an antenna array
US10777873B2 (en) 2016-12-08 2020-09-15 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for mounting network devices
US10938108B2 (en) 2016-12-08 2021-03-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Frequency selective multi-feed dielectric antenna system and methods for use therewith
US10389037B2 (en) 2016-12-08 2019-08-20 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for selecting sections of an antenna array and use therewith
US10326689B2 (en) 2016-12-08 2019-06-18 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and system for providing alternative communication paths
US10916969B2 (en) 2016-12-08 2021-02-09 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for providing power using an inductive coupling
US10264586B2 (en) 2016-12-09 2019-04-16 At&T Mobility Ii Llc Cloud-based packet controller and methods for use therewith
US10340983B2 (en) 2016-12-09 2019-07-02 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for surveying remote sites via guided wave communications
US9838896B1 (en) 2016-12-09 2017-12-05 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for assessing network coverage
US20180176789A1 (en) * 2016-12-16 2018-06-21 Avago Technologies General Ip( Singapore) Pte Ltd. Spatial reuse ppdu indication
ES2824539T3 (es) * 2017-02-21 2021-05-12 Siemens Ag Procedimiento y sistema para la transmisión de datos a través de una línea de alta o media tensión
ES2865798T3 (es) * 2017-02-21 2021-10-18 Siemens Ag Procedimiento y sistema para la transmisión de datos mediante una línea de alta o media tensión
US9973940B1 (en) 2017-02-27 2018-05-15 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus and methods for dynamic impedance matching of a guided wave launcher
US10298293B2 (en) 2017-03-13 2019-05-21 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatus of communication utilizing wireless network devices
CN109391455B (zh) 2017-08-14 2022-07-26 华为技术有限公司 信息传输方法及网络设备
US10856331B1 (en) * 2019-09-10 2020-12-01 Cypress Semiconductor Corporation Devices, systems, and methods for mitigating aggressive medium reservations

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018170A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Toshiba Corp 無線通信装置
US20110014910A1 (en) * 2009-07-20 2011-01-20 Intellon Corporation Channel reuse in communication systems
JP2013545365A (ja) * 2010-10-12 2013-12-19 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド テレビジョンホワイトスペースネットワークのチャネル選択およびネットワーク構成に対するサービスベースの手法
JP2015512166A (ja) * 2011-12-28 2015-04-23 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated マルチアクセス通知システムにおける動的チャネル再利用

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007516662A (ja) 2003-11-07 2007-06-21 シャープ株式会社 ネットワークチャンネルの特性値の測定およびネットワーク管理のシステムおよび方法
US8432797B2 (en) * 2007-10-24 2013-04-30 Motorola Solutions, Inc. Method and system for distributed admission control in mobile ad hoc networks (MANETs)
ES2436025T3 (es) 2008-01-04 2013-12-26 Panasonic Corporation Método, sistema, circuito integrado, módulo de comunicación y soporte informático de lectura para conseguir una compartición de recursos que incluye reutilización de espacio y tiempo dentro de un sistema de comunicación por línea eléctrica
ES2616501T3 (es) 2008-06-16 2017-06-13 Panasonic Corporation La administración de la coexistencia entre los protocolos de señalización en un medio compartido
US9226300B2 (en) * 2008-07-11 2015-12-29 Qualcomm Incorporated Hierarchical control channel structure for wireless communication
KR20110127080A (ko) * 2010-05-18 2011-11-24 한국전자통신연구원 단말간 직접 연결 통신 및 단말 릴레이를 위한 단말간 직접 데이터 송수신 방법
US8843148B2 (en) * 2010-09-04 2014-09-23 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus of communications
US8665692B2 (en) * 2010-12-16 2014-03-04 Nokia Corporation Method and apparatus providing interference measurement in a coordinated multi-point transmission environment
EP2666330A4 (en) * 2011-01-21 2014-08-13 Research In Motion Ltd MOBILE GUIDED DOWNLINK LINK INTERFERENCE MANAGEMENT PROVISION
EP2533569B1 (en) * 2011-06-07 2013-08-21 Newfield Wireless Method for identifying missing neighbors and for updating current neighbors in wireless networks
US20140140295A1 (en) * 2011-07-13 2014-05-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Apparatus and Method for Proactive Inter-Cell Interference Coordination
US8934930B2 (en) * 2011-10-27 2015-01-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Adaptation of parameters in a communication network
CN102497615A (zh) * 2011-11-30 2012-06-13 清华大学 基于定位信息辅助的节点移动网络的分簇方法
US9143984B2 (en) * 2012-04-13 2015-09-22 Intel Corporation Mapping of enhanced physical downlink control channels in a wireless communication network
US9100835B2 (en) * 2012-05-22 2015-08-04 Alcatel Lucent Method and apparatus of wireless communication using directional antennas
US8737375B2 (en) * 2012-07-25 2014-05-27 At&T Mobility Ii Llc Code planning for wireless communications
GB2506136B (en) * 2012-09-20 2015-03-25 Broadcom Corp Interference detection
US9253740B2 (en) * 2012-11-29 2016-02-02 Blinq Wireless Inc. Method and apparatus for coordinated power-zone-assignment in wireless backhaul networks

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003018170A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Toshiba Corp 無線通信装置
US20110014910A1 (en) * 2009-07-20 2011-01-20 Intellon Corporation Channel reuse in communication systems
JP2013545365A (ja) * 2010-10-12 2013-12-19 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド テレビジョンホワイトスペースネットワークのチャネル選択およびネットワーク構成に対するサービスベースの手法
JP2015512166A (ja) * 2011-12-28 2015-04-23 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated マルチアクセス通知システムにおける動的チャネル再利用

Also Published As

Publication number Publication date
CN104838597A (zh) 2015-08-12
JP2016509383A (ja) 2016-03-24
US20140169186A1 (en) 2014-06-19
WO2014092982A3 (en) 2014-08-07
EP2932613A2 (en) 2015-10-21
CN104838597B (zh) 2017-11-07
WO2014092982A2 (en) 2014-06-19
US9025527B2 (en) 2015-05-05
EP2932613B1 (en) 2016-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5859716B1 (ja) 通信ネットワークでの適応チャネル再利用機構
JP6651632B2 (ja) チャネルアウェアリソース割り振り
JP6392338B2 (ja) ワイヤレスネットワークにおいて応答インジケーション延期を動的に設定するためのシステム、方法、及びデバイス
JP5819542B2 (ja) マルチアクセス通知システムにおける動的チャネル再利用
JP6301491B2 (ja) ネイバーアウェアネスネットワークのための拡張されたトリガフレームに基づく発見
JP6275252B2 (ja) D2d信号の伝送方法及び装置
JP6306147B2 (ja) ワイヤレス通信システムにおいてndpcf_end制御フレームを生成し送信するための方法およびデバイス
KR101936149B1 (ko) Wlan 802.11에서의 고속 연관
US9386423B2 (en) Apparatus and methods for access identifier based multicast communication
US8107481B2 (en) Methods and apparatus for identifying and/or selecting a connection identifier
US20130124937A1 (en) Method and apparatus for transmitting data in device-to-device service system
US20150055563A1 (en) Adaptive transmit power control in a communication network
JP2012503360A (ja) 無線通信ネットワークにおける高速なローカルアドレス割り当て
JP5847943B2 (ja) 低電力媒体アクセスのためのシステムおよび方法
US20160255473A1 (en) Proxy-based ranging in a wireless communication system
US20170150475A1 (en) Positioning method and apparatus and communication system
JP5784831B2 (ja) アドホックワイヤレスネットワークにおける管理情報の通信のためのデバイスおよび方法
EP3047687A1 (en) Methods and apparatus for wireless device synchronization
US20160359572A1 (en) Enabling hidden node protection procedure
WO2016041420A1 (zh) 一种时隙选择的方法及装置
JP6275741B2 (ja) ワイヤレスメッセージ中の遅延指示のためのシステムおよび方法
JP2018523367A (ja) データ確認信号のためのカラーコーディングに基づく通信延期
WO2015113204A1 (zh) 一种数据传输方法及站点
KR20120032153A (ko) 멀티 라디오를 이용한 통신 방법 및 통신 장치
JP2015537411A (ja) 通信チャネルを共有する通信ネットワークの間のチャネル再利用

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5859716

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees