JP5859642B2 - 組織を固定する装置および方法 - Google Patents

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Description

I.発明の分野
本出願は、概して、組織を固定する装置(又はデバイス)および方法に関する。
II.発明の背景
さまざまな理由で、体内組織を合わせて固定しなければならない場合がある。例として、憩室症は、腸の一部位が腹腔内に突出して「憩室」と呼ばれる嚢を形成する、不都合にも一般的な症状である。上述した特許は、憩室を反転させ、リングを用いて対向する漿膜面を合わせて固定し、それにより、腹膜炎の危険を軽減するために影響を受けた組織を緊くにかつ確実に閉鎖することにより憩室を消散させる、生理的開口部(natural orifice)法を想定している。
特許を取得した手法は有効であるが、現原理では、さらに、一旦組織の上に配置されるとリングの滑りが発生する可能性があることが理解される。結腸および腸では、たとえば、著しい蠕動および圧力が組織壁を引き伸ばす可能性があり、それによりリングが組織から外れる可能性があり、リングの治療効果を喪失させる。
発明の要旨
組織と係合するリングは、組織を受け入れるように構成された軸方向貫通開口部を規定する円形の弾力のある(又は弾性の)本体を有している。少なくとも1つの細長い軸方向に剛性の把持部材(グリップ部材(gripping member))が、貫通開口部を直径方向に横切って延在している。把持部材は、リングに埋め込まれた(又は嵌め込まれた)第1端部と、第1端部から距離が空けられかつリングに埋め込まれていない(又は嵌め込まれていない)第2端部とを有している。把持部材は、貫通開口部を実質的に完全に横切って延在している。
一実施態様では、把持部材は、貫通開口部の把持部材がリングに埋め込まれている場所とは反対側の部分に取り付けられたフランジ上に載る。別の例では、把持部材は第1把持部材であり、リングは、リングの把持部材がリングに埋め込まれている場所とは反対側の部分から貫通開口部を直径方向に横切って延在する第2把持部材を備えている。各把持部材に、他方の把持部材から離れる方向に延在するそれぞれのかかり(又はトゲ)(barb)を形成することができるという点で、各把持部材をかかり付き(又はトゲ付き)とすることができる。また、第1把持部材を、平坦とすることができ、かつ第1把持部材は、湾曲部を形成するフックセグメントを備えることができ、一方で、第2把持部材は、長軸を規定することができ、かつ長軸を中心にねじれていることが可能である。第2把持部材は同様に、湾曲部を形成するフックを備え、それら把持部材の湾曲部は互いに面している。
さらにまた、別の実施形態では、第1把持部材は、第2把持部材に形成された穴(eye)を介して(又は通して)組織によって付勢可能である。または、第1把持部材を、第2把持部材より幅広くすることができ、それら把持部材は、それらの長さにわたって、互いに同一平面上に配置されている。この最後の実施形態では、第1安定化要素および第2安定化要素を、把持部材と直交する関係でリングに形成することができ、それらは貫通開口部内に延在している。
別の態様では、組織と係合するリングは、組織を受け入れるように構成された軸方向貫通開口部を規定する円形の弾力のある(又は弾性の)本体と、貫通開口部内に配置された可撓性ケージ構造体とを備えている。
別の態様では、組織把持リングを製造する方法は、円形支持体に少なくとも1つの釘状物(又はスパイク(spike))を形成するステップ(又は工程)であって、釘状物が円形支持体に対して内側に延在する、ステップ(又は工程)を含む。本方法は、釘状物にトロイド状の弾力のある(又は弾性の)リングをオーバーモールドするステップ(又は工程)と、円形支持体から釘状物およびリングを取り除くステップ(又は工程)と、釘状物から余分なリング材料を除去するステップ(又は工程)とを含む。
別の態様では、弾力のあるリングを、リングが患者内の組織を周囲から把持するように患者内に配置されるように構成する方法は、リングをエキスパンダの第1端部と係合させるステップ(又は工程)を含む。エキスパンダは、第1端部から円柱状セグメントまで半径方向外側にテーパ状(又は先細り)になっており、第1端部の直径は、リングが弛緩状態にあるときのリングの直径と実質的に等しい。本方法は、リングが円柱状セグメントを包囲するまで、リングをエキスパンダに沿って押し出して、リングを半径方向に引き伸ばすステップ(又は工程)を企図する。円柱状セグメントは、円柱状セグメントと直径が実質的に同じである送達装置の支持部分と並置され、その後、リングは、円柱状セグメントから支持部分の上に押し出され、それによりリングが組織に送達されるために伸張状態で装填される。
本発明の構造および動作の両方に関する詳細を、同様の参照数字が同様の部分を指す添付図面を参照して最もよく理解することができる。
本組織リングの第1実施形態の上面図である。 本組織リングの第2実施形態の斜視図である。 本組織リングの第3実施形態の斜視図である。 製造中の把持部材の中間形態を示す本組織リングの第3実施形態の上面図である。 リングの第4実施形態およびそれを患者に取り付ける段階の図である。 リングの第4実施形態およびそれを患者に取り付ける段階の図である。 リングの第4実施形態およびそれを患者に取り付ける段階の図である。 リングの第4実施形態およびそれを患者に取り付ける段階の図である。 リングの第4実施形態およびそれを患者に取り付ける段階の図である。 リングの第4実施形態およびそれを患者に取り付ける段階の図である。 リングの第5実施形態の斜視図である。 リングの第5実施形態の断面図である。 リングの第6実施形態の側断面図である。 リングの第6実施形態の側断面図である。 リングの第6実施形態の側断面図である。 製造前の3つの代替釘状物構造を示す。 本原理によりリングを製造する方法例を示す、製造中の一連のリング構造を示す。 リングを送達装置に装填するさまざまな段階のうちの1つを示す。 リングを送達装置に装填するさまざまな段階のうちの1つを示す。 リングを送達装置に装填するさまざまな段階のうちの1つを示す。 リングを送達装置に装填するさまざまな段階のうちの1つを示す。 リングを製造する方法をさらに示す、中に例としてのリングがある例としての型(又はモールド)を示す断面図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
最初に図1を参照すると、全体として10で示すリングが示されており、リングは、シリコーンまたは他の生体適合性の弾力のある(又は弾性の)材料等の弾力のある(又は弾性の)材料から作製された、ディスク状またはより好ましくはトロイド状本体12を有している。概して本体は円形であって中心開口部を有するが、下の非限定的な例は、トロイド状本体を開示していることに留意されたい。図示する弛緩状態では、リング10は、半径方向に小さくなる形態を呈しており、後にさらに説明するように、半径方向に拡大した状態まで伸張することにより送達装置上に嵌合することができるように弾力がある(又は弾性的である)。リングは、送達装置から滑り出て、限定されないが組織を包囲し圧迫する憩室等の組織と係合する。上述した特許に開示されているような反転した憩室の場合、それは、その反転状態でリング10によって圧迫され、そのため漿膜同士が閉鎖される。
図1に示すように、リング10は、一旦取り付けられると組織から出るように後退するのを防止するように、かかり要素を有する釘状物設計も有している。より詳細には、本体12は、組織を受け入れるように構成された軸方向貫通開口部14を規定しており、例として示すように釘状物として構成することができる1つまたは複数の(図示する実施形態では2つの)細長い軸方向剛性把持部材16が、貫通開口部を直径方向に横切って、互いに平行にかつ並列に延在し、すなわち、本体によって規定される半径寸法において互いにずれている。1つの例示的な実施形態では、把持部材はステンレス鋼から作製される。
図示するように、各把持部材16は、リングに埋め込まれたそれぞれの第1端部18と、第1端部から距離が空けられかつリングに埋め込まれていない第2端部20とを有している。図示する例では、自由端である第2端部20は、尖っており、略本体12まで延在しているが、本体12に完全には達しておらず、したがって、実質的に完全に貫通開口部14を横切って延在している。いくつかの例では、各把持部材16は、少なくとも本体12によって規定される長手方向軸を越えて延在し、好ましくは、貫通開口部14の直径を横切って80パーセント(80%)まで延在している。さらにより好ましくは、各把持部材16は、貫通開口部14の直径を横切って少なくとも90パーセント(90%)まで延在している。
図1の例では、各把持部材16はかかり付きであり、それは、各把持部材に、他の把持部材から離れる方向に延在するそれぞれのかかり22が形成されているためである。特に、例としてのかかりについて述べると、各把持部材16は、直線状の内側縁24および反対側の外側縁26を有することができ、かかり22は、把持部材16の第2端部20において拡張部によって確立され、その拡張部は、外側縁26からそれに対して鋭角に外側に延在し、かつかかり先端部32まで先細りになっている、対向する2つのかかり面28、30を有している。把持部材の内側縁24は、図示するように互いに面している。
図2を参照すると、かかり付き釘状物が示されており、そこでは、かかり構造体は、互いに係合しかつ合わせて係止する。より詳細には、トロイド状リング本体36を備えるリング34が、貫通開口部38を規定し、第1把持部材40および第2把持部材42が、並列して開口部38を直径方向に横切って延在し、すなわち、本体によって規定される半径寸法において互いにずれている。把持部材40、42には、それらのそれぞれの自由端においてそれぞれのフックセグメント44、46が形成され、各フックセグメント44、46は、把持部材の残りの部分と一斉にそれぞれの湾曲部48、50を形成している。第1把持部材40は、図示するように平坦であり、一方で、第2把持部材は、長軸を規定し、長軸を中心にねじれている。把持部材40、42の湾曲部48、50は、組織が把持部材40、42を押し合わせる際に、フックセグメントが互いに係合しかつ組織力の下で互いに係止するように、互いに面している。
ここで図3を考慮すると、入れ子構造を有する釘状物設計が示されている。さらに詳細に簡単に説明するように、一方の把持部材が突起(prong)状構造を確立し、反対側の把持部材が、対向する部材を受け入れるように設計された受入構造を有している。組織にリングがあてがわれるとき、リングはまず引き伸ばされ、釘状物がリングの中心軸に対して平行に外側に回転する。リングが組織上に放出されると、釘状物は、成形されたエラストマー材料の休止位置まで内側に自発的に回転する。リングは、最終的に、可能な最も堅く締め付けられた直径まで圧縮し、そうしている間、釘状物は互いに係合して噛み合う。噛み合うと、釘状物が解除して組織から滑り落ちるのを可能にする、リングを拡大するような組織からの十分な拡張力はない。これらの釘状物設計は、組織にあてがわれる前に開くように引き伸ばさなければならないリングを利用する。リングが放出されると、釘状物は、合わせて係止し、それらを係止解除する唯一の方法はリングを再度拡張することである(それは、一旦体内に植え込まれると可能ではない)。
より詳細には、トロイド状リング本体54を備えるリング52は、貫通開口部56を規定し、第1把持部材58および第2把持部材60は、並列に開口部56を直径方向に横切って延在し、すなわち、本体によって規定される半径寸法において互いにずれている。第1把持部材58は、図示するように末端先端部62において終端し、第1把持部材を、組織により、第1把持部材60に形成された穴64に強制的に通すことができる。図3に示すように、第1把持部材58は、リングの直径からずれて形成されており、本体54を把持部材上に成形した後に、第1把持部材が組織によって上記のように付勢されたときに穴64内に摺動することができるように貫通開口部56を直径方向に横切って延在する形態まで、まっすぐに伸ばされる。
図4〜図9は、オーバーラップする構造を備えた釘状物設計が示されているさらに別の実施形態のさまざまな面を示す。後にさらに考察する2つのオーバーラップする釘状物は、互いが外側に回転しないようにする。外側釘状物が内側に回転するためには、内側釘状物が、逐次外側釘状物の先端を通すように内側に完全に回転しなければならず、外側釘状物先端が内側釘状物に対して内側釘状物が邪魔にならないように回転するのに十分な力を有していないため、上述した状態は、釘状物に捕捉された組織が釘状物に対して作用させるものではないため、外側釘状物は、直径を横切って係留されたままである。外側釘状物が移動することができない場合、内側釘状物は最初に移動して場所を空けることができず、それにより、直径を横切って位置する各釘状物が、移動しないようにかつ滑らないように、有効に互いに対抗する、噛合い機能を確立する。
より詳細に、かつまず図4、図5および図7を参照すると、トロイド状リング本体72を備えるリング70は、貫通開口部74を規定し、軸方向剛性の第1把持部材76および第2把持部材78が、上下に重なって開口部56を直径方向に横切って延在しており、すなわち、本体によって規定される軸方向寸法において互いからずれている。すなわち、先の実施形態のようにリングの軸に沿って同じ位置にあるのではなく、図4および図5では、把持部材は軸に沿って異なる位置にある。上記例の場合のように、図4、図5および図7に示す把持部材76、78は、各々、本体72に埋め込まれた固定端と、固定端から貫通開口部74を横切って実質的に直径方向に配置される自由端とを有している。
恐らくは図7に最もよく示すように、第1把持部材76は第2把持部材78より幅が広く、第2把持部材78は、第1把持部材76に対して同一平面に位置することができる。いくつかの例では、対向する短い三角形安定化釘状物80が、本体72に埋め込まれたそれぞれの固定端と、貫通孔74の中心の近くで把持部材76、78と近接して並置されたそれぞれの尖った自由端とを有することができる。安定化釘状物80は、把持部材76、78と直交する関係でリング70に形成され、貫通開口部74内に延在している。
図6〜図9は、ここでは、リング70を患者に取り付けるために装填する専用の装填装置82を示すように対応している。図7に示す静止状態では、オーバーラップしている把持部材76、78は互いにぶつかっているため、装填手続きを容易にするために、第1部材76は第2部材78より幅が広い(または他の何らかの際立った特徴を有している)。特に、図8および図9の相互参照において、装填装置82が、まず、幅の広い方の把持部材76と係合し、それを邪魔にならないように回転させるように構成され(図8は、リング本体72によって規定された平面から出るように回転した第1部材76を示す)、次いで、細い方の第2把持部材78を、本体72の平面から外側に回転させることができる(図9)。リング70はまた同時に、装填装置82の先細り部分84に対して乗り上がる際に送達システムの上に嵌合するように拡張され、このとき、把持部材はリングの平面から出るように回転し、それにより、把持部材は、本体72が拡張(伸張)形態で装置82のより大きい円柱状部分86の上に配置されるまで、装置82に対して乗ることができる。
一例では、装置82に、まず幅の広い方の部材76と係合し、その後、幅の狭い方の部材78と係合するように配置された、ずれている傾斜部分を形成することができる。図6に最もよく示す別の例では、装置82に、第2部材78より幅が広いが、幅の広い方の部材76より幅が狭い、複数の軸方向に向けられた溝穴(又はスロット)88が形成されている。したがって、装置82の遠位端90は、リング70が装置82に対して近位方向に装置82の上に摺動する際に、幅の広い方の部材76と当接してそれを押し、一方で幅の狭い方の部材78は、溝穴88のうちの1つを通って進み、図8に示す位置のままであることが、容易に理解されよう。リング70が装置82上にさらに押されると、最終的に、幅の狭い方の部材78は溝穴端部92と当接する。そこからの連続した相対運動により、溝穴端部92は、図9に示すように、幅の狭い方の部材78を外側に押す。
ここで図10Aおよび図10Bを参照すると、釘状物およびタブ構造が示されている。リング100は、貫通開口部104を規定するトロイド状リング本体102を有し、単一の軸方向に剛性の把持部材106が、開口部104を直径方向に横切って延在している。図示するように、把持部材106は、リングの直径を横切って達するのに十分に長い。部材106はまた、図11に示すように、リング本体102によって規定される平面に対して鋭角に付勢され、かつ/または組織を貫通する際にそのように湾曲し、それは、常に、部材106の固定端とは反対側の、本体102に埋め込まれている係止タブ108の外側になる。その後、リングを引き離すように試みるあらゆる組織移動により、細長い把持部材106の自由端がタブ108と接触し、それにより、リングの組織からのいかなる滑りも防止される。
図11〜図13は、上に開示した装置のように貫通開口部を規定するリング本体122を備えたトロイド状リング120を示すが、ただし、図11〜図13では、貫通開口部には、互いに反対側の端部126が本体122に埋め込まれている、図示するように貫通開口部内に配置された可撓性の拡張可能なケージ構造体124が直径方向にかかっている。ケージ構造体124は、中に組織が伸びることができる複数の開口部128を規定し、好ましくは、後述する送達装置の周囲に拡張することができる中心貫通開口部を有している。ウェブ付きケージ構造体を、レーザを使用して限定されないがニチノールチューブ等のチューブの一部を切り取るステントと同様に作製することができ、または、ワイヤをコーン状構造に配置することによって形成することができる。図13Bはケージ131を示し、ケージ131は、頂点に向かって先細りになっており、したがって円錐台状、場合によっては完全に円錐状としてみなすことができ、平坦なストックニチノールまたは鋼をレーザ切断またはフォトエッチングすることによって形成し、その後、図13Cに示す所望の略円錐形状133を形成するように丸めることも可能である。図13Dは、その後、シリコーンゴムがケージの上にオーバーモールドされて本体122を形成することを示す。ケージは、組織に対して偏った(又は斜めの)角度で三角形釘状物を配置する。言い換えれば、ケージの釘状物は、ケージによって規定される長軸に向かうように向けられている。組織の排斥力により、これらの釘状物はさらに組織と係合し、より堅く締め付けられることによりリングの滑りを防止する。
図12および図13Aは、組織130を締め付けるリング120の送達動作を示す。リング120は、図12に示す拡張形態で送達装置132の上で引き伸ばされる。そして、送達装置132が取り除かれ、一方で、リング120は、適所に保持されているかまたは残って、図13Aに示すように組織130の周囲で潰れ、組織を締め付ける。ケージ構造体124が組織130を把持しかつ/または組織130に突っ込み、組織130からリング120が滑り落ちるのを防止する。
図14および図15は、上述したリングのいずれか等のリングを製造する製造ステップ(又は工程)を示す。図14に示すように、上述したものに加えて、さまざまな把持部材構造を使用することができる。たとえば、140に示すように、3つの把持部材が半径方向内側に延在して、120°半径方向に間隔が空けられて、互いに略接触することができる。または、142および144に示すように、4つの把持部材を90°間隔で配置することができ、それらは、中心点において互いに向かって延在することができ、2つの対向する部材の端部は互いにわずかにオーバーラップし(142)、または4つの部材すべての端部は中心点において互いに略接触している(144)。
使用する特定の把持部材構造に関らず、図14を参照して、すべての把持部材が、円形支持体146に配置されたそれぞれの固定端を有し、把持部材が円形支持体146に対して半径方向内側に延在していることが容易に理解されよう。円形支持体および把持部材は、たとえばレーザ切断原理またはフォトエッチング原理を採用することにより、材料、たとえばステンレス鋼の単一片から作製される。
次に、図15の第2例示に示すように、トロイド状の弾力のある(又は弾性の)リング148が、支持/把持部材アセンブリの上にオーバーモールドされる。したがって、支持/把持部材アセンブリを、内部にトロイド状キャビティが形成されている型(又はモールド)内に配置し、その後、流体シリコーンゴムまたは他の適切なリング材料をキャビティ内に注入し、本体148を形成するように熱硬化させることができる。そして、図15において第3例示および第4例示に示すように、円形支持体146から把持部材およびリングを取り除き、本組織把持リングのうちの1つが確立される。そして、把持部材から余分なリング材料を除去することができる。
簡単に図20を参照すると、一実施形態では、オーバーモールドステップ(又は工程)は、互いに面すると、リング148を形成する材料が向けられるトロイド状空隙を規定する、第1部品152および第2部品154を有する型(又はモールド)150で行われる。型にはまた、釘状物チャネルが形成され、その中に、釘状物または把持部材156がオーバーモールドの前に配置され、その際、円形支持体は、部品152、154の間に挟装される。成形の後、第1部品152が第2部品154から間隔が空けられることにより、リング148および釘状物156が露出する。
図20に示す例では、望ましい場合、型(又はモールド)の部品のうちの一方にエジェクタピン160を設けることができる。第1部品152を第2部品154から間隔を空けた後、エジェクタピン160をリングに対して往復運動させてリングを型から押し出すことにより、リングを第2部品154から取り除くことができる。
図16〜図19は、送達装置170を含むアセンブリを示し、送達装置170の上に、リング172をエキスパンダ器具174の上に、後に送達装置170の上に、場合によっては細長い軸方向剛性プッシャ器具175を用いて押すことにより、リング172が配置される。送達装置170に配置されると、リングは、半径方向に拡大した形態まで引き伸ばされ、それにより、送達装置170から組織の上に押し出されたとき、リングは、組織の周囲で、弛緩した半径方向に小さい形態まで潰れる。
図17に最もよく示すように、エキスパンダ174は、エキスパンダの第1端部176から半径方向に拡大した円柱状セグメント178まで半径方向外側に先細りになっており、円柱状セグメント178は、リング172が配置される送達装置170の端部セグメント180と実質的に直径が同じである。対照的に、端部176の直径は、リングが弛緩状態にあるときのリング172の直径と実質的に等しい。リング172は、第1端部176から円柱状セグメント178に向かって押される際、拡張し、その際、釘状物は、エキスパンダ174の先細り部分に対して乗る際にリング本体によって規定される平面から出て回転する。
エキスパンダ174の円柱状セグメント178は、図示するように送達装置179の支持部分180と並置され、その後、リング172が、円柱状セグメント178から支持部分180の上に押されることにより(図18)、リング172が組織に送達されるために伸張状態で装填される。エキスパンダ174は取り除かれ、リング172は、この時点では送達装置170上に装填されている(図19)。その後、リング172を送達装置から押し出すために、カラー182をリングに向かって押すことにより、または支持部分180をカラーに向かって後退させることにより、カラー182がリングに対して移動して、リングが送達装置から外れるようにする。
図17は、プッシャ器具175を使用してリングをエキスパンダおよび送達装置上に押すことが望まれる場合に、プッシャ器具175に、端部セグメント184を形成することができ、それにより、端部セグメント184に長手方向の溝穴(又はスロット)186が形成されることを最もよく示している。溝穴186により、端部セグメント184がエキスパンダの第1端部176からエキスパンダの円柱状部分178に向かってエキスパンダ174の上に乗る際、端部セグメント184が半径方向に拡張することができる。
本明細書では、組織を固定する特定の装置および方法を詳細に示し説明したが、本発明によって包含される主題は、特許請求の範囲によってのみ限定されることが理解されるべきである。
本明細書の開示内容は、以下の態様を含み得る。
(態様1)
組織と係合するリング(10、34、52、70、100)であって、
前記組織を受け入れるように構成された軸方向貫通開口部(14、38、56、74、104)を規定する円形の弾力のある本体(12、36、54、72、102)と、
前記貫通開口部を直径方向に横切って延在する少なくとも1つの細長い軸方向剛性把持部材(16、40、58、76、106)であって、前記リングに埋め込まれた第1端部と、前記第1端部から距離が空けられかつ前記リングに埋め込まれていない第2端部とを有し、前記貫通開口部を実質的に完全に横切って延在する、把持部材と、
を具備するリング。
(態様2)
前記把持部材(106)が、前記貫通開口部の前記把持部材が前記リングに埋め込まれている場所とは反対側の部分に取り付けられたフランジ(108)上に載る、態様1に記載のリング。
(態様3)
前記把持部材が第1把持部材であり、前記リングが、前記リングの前記把持部材が前記リングに埋め込まれている場所とは反対側の部分から前記貫通開口部を直径方向に横切って延在する第2把持部材(42、60、78)を備える、態様1に記載のリング。
(態様4)
各把持部材(16、40、42)が、かかり付きである、態様3に記載のリング。
(態様5)
各把持部材(16)に、前記他方の把持部材から離れる方向に延在するそれぞれのかかり(28、30)が形成される、態様4に記載のリング。
(態様6)
前記第1把持部材(40)が、平坦であり、かつ湾曲部(48)を形成するフックセグメント(44)を備え、前記第2把持部材(42)が、長軸を規定し、かつ前記長軸を中心にねじれており、前記第2把持部材が、湾曲部(50)を形成するフック(46)を備え、前記把持部材の前記湾曲部が互いに面している、態様3に記載のリング。
(態様7)
前記第1把持部材(58)が、前記第2把持部材(60)に形成された穴(64)を介して組織によって付勢可能である、態様3に記載のリング。
(態様8)
前記第1把持部材(76)が、前記第2把持部材(78)より幅が広く、前記把持部材が、それらの長さにわたって、互いに同一平面上に配置される、態様3に記載のリング。
(態様9)
前記把持部材(76、78)と直交する関係で前記リングに形成されかつ前記貫通開口部(74)内に延在している第1および第2の安定化要素(80)を具備する、態様8に記載のリング。
(態様10)
組織と係合するリング(120)であって、
前記組織を受け入れるように構成された軸方向貫通開口部を規定する円形の弾力のある本体(122)と、
前記貫通開口部内に配置された可撓性ケージ(124)構造体と、
を具備するリング。
(態様11)
前記ケージ構造体が、組織がその内部に伸びることができる複数の開口部(128)を規定する、態様10に記載のリング。
(態様12)
組織把持リングを製造する方法であって、
円形支持体(146)に少なくとも1つの釘状物(140、142、144)を形成するステップであって、前記釘状物が前記円形支持体に対して内側に延在する、ステップと、
前記釘状物に弾力のあるリング(148)をオーバーモールドするステップと、
前記円形支持体から前記釘状物および前記リングを取り除くステップと、
を含む方法。
(態様13)
互いに面しているときに前記リングを形成する材料(148)が向けられるトロイド状空隙を規定する第1部品(152)および第2部品(154)を有する型(150)で、前記オーバーモールドステップを行うステップを含み、前記第2部品から前記第1部品の間隔を空けることにより前記リングおよび前記釘状物を露出させるステップをさらに含む、態様12に記載の方法。
(態様14)
少なくとも1つのエジェクタピン(160)を用いて前記リングを前記型から押し出すことにより、前記型の前記第1部品から前記リングを取り除くステップを含む、態様13に記載の方法。
(態様15)
弾力のあるリング(172)が対象物を周囲から把持するように前記リングを構成する方法であって、
前記リングをエキスパンダ(174)の第1端部(176)と係合させるステップであって、前記エキスパンダが、前記第1端部から円柱状セグメント(178)まで半径方向外側にテーパ状になり、前記第1端部の直径が、前記リングが弛緩状態にあるときの前記リングの直径と実質的に等しい、ステップと、
前記リングが前記円柱状セグメント(178)を包囲するまで、前記リングを前記エキスパンダに沿って押し出して、前記リングを半径方向に引き伸ばすステップと、
前記円柱状セグメント(178)を、前記円柱状セグメントと直径が実質的に同じである送達装置(170)の支持部分(180)と並置するステップと、
前記リングを前記円柱状セグメントから前記支持部分に押して、前記対象物に送達するために前記リングを伸張状態で装填するステップと、
を含む方法。
(態様16)
前記押す行為が、細長い軸方向剛性プッシャ器具(175)を使用して行われる、態様15に記載の方法。
(態様17)
前記プッシャ器具(175)が端部セグメントを有し、前記端部セグメントが、前記エキスパンダ(174)の前記第1端部(176)から前記エキスパンダの前記円柱状部分(178)に向かって前記エキスパンダの上に乗る際に、前記端部セグメントが半径方向に拡張することができるように、前記端部セグメントに長手方向の溝穴(186)が形成される、態様16に記載の方法。
(態様18)
前記送達装置(170)が、伸張状態にあるときのリングより半径が大きい押しカラー(182)を備え、前記押しカラーが、前記リングを前記支持部分から前記組織上に押し出すように前記リングに対して軸方向に移動可能である、態様15に記載の方法。
(態様19)
前記ケージ構造体(124)が、前記ケージ構造体の軸に対して斜めの角度に向けられた釘状物を備える、態様10に記載のリング。
(態様20)
組織把持リングを製造する方法であって、
円錐状ケージ構造(124)に少なくとも1つの釘状物を形成するステップと、
前記ケージに弾力のあるリング(122)をオーバーモールドするステップと、
を含む方法。
(態様21)
前記釘状物から余分なリング材料を除去するステップを含む、態様20に記載の方法。
(態様22)
前記釘状物から余分なリング材料を除去するステップを含む、態様12に記載の方法。

Claims (4)

  1. 組織と係合するリングであって、
    前記組織を受け入れるように構成された軸方向貫通開口部を規定する円形の弾力のある本体であって、前記貫通開口部がと、前記軸に垂直な平面とを規定する、円形の弾力のある本体と、
    なくとも1つのまっすぐで細長い把持部材
    を含み、
    前記まっすぐで細長い把持部材が、細長い形状と、前記細長い形状に沿う把持部材の軸とを規定し、
    前記円形の弾力のある本体が組織と係合していないとき、前記把持部材の軸と前記貫通開口部の軸との間において斜めの角度が規定されるように、前記まっすぐで細長い把持部材は、前記貫通開口部に延在していて、
    前記把持部材が、前記リングに埋め込まれた第1端部と、前記第1端部から距離が空けられかつ前記リングに埋め込まれていない第2端部とを有する
    ング。
  2. 複数の前記把持部材が前記貫通開口部に延在し、各把持部材が、前記貫通開口部の軸に対して、斜めの角度で前記貫通開口部に延在している、請求項1に記載のリング。
  3. 複数の前記把持部材によって円錐台状の構造物が形成され、前記構造物は、前記本体とは別途に作製されて前記本体に結合されている、請求項1に記載のリング。
  4. 前記円錐台状の構造物において、複数の開口部が規定され、前記開口部内に組織が伸長することができる、請求項3に記載のリング。
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