JP5859496B2 - 表面欠陥密度が少ないsos基板の製造方法 - Google Patents

表面欠陥密度が少ないsos基板の製造方法 Download PDF

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本発明は、表面欠陥密度が少ないSOS基板に関する。
従来、高い絶縁性・低誘電損失・高熱伝導率を兼ね備えたサファイアをハンドル基板とするSilicon on Sapphire(SOS)基板が、1960年代より実用化され、現在まで使用されている。SOS基板は最古のSilicon on Insulator(SOI)基板であり、サファイアのR面(1012)にシリコンをヘテロエピ成長させることで、SOI構造を実現化している。
しかし、近年はSIMOX法や貼り合わせ法などを用いたSOIが主流となり、SOS基板はサファイア基板がシリコンであるSOIでは対応できないもの、例えば低い誘電損失が必要となる高周波デバイスなどにのみ使用されている。ヘテロエピSOSは格子定数が12%異なるサファイア上にシリコンをヘテロエピ成長させるため、格子の大きさのミスマッチに起因する欠陥が多数発生することが知られている(例えば、非特許文献1を参照)。
近年、携帯電話に代表される移動体通信の利用が広まることで高周波デバイスの需要は高まっているが、この分野でのSOSの利用が考えられている。しかし、ヘテロエピSOSでは、欠陥密度が高く、小さな個別部品(スイッチ等)に使用が限られているのが現実である。
ヘテロエピSOSの表面欠陥密度はSecco(セコ)欠陥検出法(KCrもしくはCrとHFの混合溶液)や選択エッチング欠陥検出法(HFとKIとIとCHOHの混合溶液)などでは、10個/cm程度であることが報告されている(例えば、非特許文献1を参照)。
このヘテロエピSOSの欠陥を低減するため、Si膜とサファイア基板の界面近傍に高濃度Siをイオン注入しSi表面を残してアモルファスに変質させ、600℃近くでアニールを施し、欠陥が少ない表面側からアモルファス層を徐々に再結晶化させる方法が提案されており、単一固相成長と呼ばれている。またこの処理を二回繰り返し、更なる欠陥低減を試みる方法(二重固相成長法)も提案されている(例えば、非特許文献1を参照)。
しかしながら、二重固相成長法を用いても欠陥密度は10〜10個/cm程度であり、近年の微細化が進んだ先端デバイスを作りこむことは難しい。また多くの機能を盛り込んだシステムチップのような比較的大きなサイズのデバイスを作ることも困難である。これは、ヘテロエピ成長のもつ本質的な問題(格子定数の異なる材料のエピ成長)に根ざしているといえる。
Yoshii et al. Japanese Journal of Applied Physics, Vol 21(1982) Supplement 21−1, pp.175−179 リアライズ社 「SOIの科学」第2章第2節第2項
本発明は、上記現状に鑑み、シリコンとサファイアとの格子定数の不適合に起因して欠陥密度が増大する問題を克服し、欠陥密度が小さいSOS基板を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために以下のような作製法を考案した。
すなわち、本発明は、サファイア基板(ハンドル)の表面に単結晶シリコン層を形成してSOS基板を製造する方法であって、シリコン基板もしくは酸化膜付きシリコン基板にイオンを注入してイオン注入層を形成する工程、前記サファイア基板の前記表面、および、前記イオンを注入したシリコン基板もしくは酸化膜付きシリコン基板の前記表面の少なくとも一方の面に表面活性化処理を施す工程、前記シリコン基板もしくは酸化膜付きシリコン基板と前記サファイア基板とを貼り合わせた後に200℃以上350℃以下の熱処理を加え、接合体を得る工程、ならびに、前記接合体のサファイア基板側から前記シリコン基板もしくは酸化膜付きシリコン基板のイオン注入層に向けて可視光を照射して前記イオン注入層の界面を脆化し、シリコン薄膜をサファイア基板に転写する工程をこの順に含むSOS基板の製造方法である。
本発明により、欠陥密度が貼り合わせSOIと同等(10個/cm程度:非特許文献2参照)となり、集積化されたデバイスを実現できる。
本発明の貼り合わせSOSの製造工程の一態様を示す模式図である。 本発明の貼り合わせSOSの(a)全体平面図、および、(b)外周部の拡大平面図である。 本発明の貼り合わせSOSの欠陥検出箇所(ウエーハ外周部/ウエーハ中心部)および欠陥検出方法(セコ/選択的エッチング)をかえて測定した欠陥密度を示すグラフである。 本発明の貼り合わせSOSの(a)ウエーハ中心部、および、(b)ウエーハ外周部における断面図である。
本発明に係るSOS基板は、サファイア基板に単結晶シリコン薄膜を備え、Secco(セコ)欠陥検出法および選択エッチング欠陥検出法により測定される前記単結晶シリコン薄膜の表面の欠陥密度が、10個/cm以下であるものである。
Secco(セコ)欠陥検出法および選択エッチング欠陥検出法は当業者に公知の検出技術であり、ここでは説明を割愛する。これらの検出法は、CMP研磨によって単結晶シリコン薄膜を所定の厚さにした後、行うのが一般的である。
本発明に係るSOS基板においては、単結晶シリコン薄膜の厚さは、100nmを超える値とすることができる。厚さを上記範囲とすることにより、バルク部の欠陥密度は、シリコン薄膜とサファイア基板との界面近傍と比較し、それほど高くなく、界面近傍の欠陥の影響を受けにくいという利点がある。また、シリコン薄膜が厚いと、厚さバラツキに電気特性が比較的鈍感であるので扱いやすいという利点がある。厚さの上限としては、例えば、500nmとすることができる。
本発明に係るSOS基板は、単結晶シリコン薄膜の厚さバラツキを、20nm以下とすることができる。シリコン薄膜が厚いと、厚さバラツキに電気特性が比較的鈍感であるので扱いやすいという利点があるが、本発明にかかるSOS基板は、厚さバラツキが小さいことにより、電気特性をさらに向上することができる。後述の本発明にかかるSOS基板の製造方法によれば、剥離・転写はイオン注入界面で規定されるので、転写後の膜厚バラツキを上記範囲内にすることが容易となる。
単結晶シリコン薄膜の膜厚は、光干渉式膜厚計で測定され、測定ビーム光のスポット径である直径約1mm内において平均化された値である。厚さバラツキは、測定点を放射状に361点設け、平均値からの膜厚変位の二乗和の平方根によって定義される値である。
本発明に係るSOS基板は、上記単結晶シリコン薄膜と前記サファイア基板との間に、シリコン酸化膜が挟まれているものが好ましい。注入イオンのチャネリングを抑制する効果が得られるからである。このようなSOS基板は、例えば、後述の貼り合わせ法においては、イオン注入工程に先立ち、シリコンウエーハの表面にシリコン酸化膜等の絶縁膜を形成することで得られる。
本発明に係るSOS基板は、SOI層が部分空乏として機能することが許容される各種デバイスの作製に特に好適に用いることができる。
かかる半導体デバイスとしては、例えば、多くの演算処理機能を盛り込んだCPUやシステムチップ;誘電損失が少ないことが要求されるマイクロ波デバイス、ミリ波デバイス等の高周波デバイス;液晶装置等の電気工学装置用基板等が挙げられる。
本発明に係るSOS基板は、直径が100mm以上であっても欠陥密度が上記範囲内であるものである。直径は、上記範囲内であれば、上限を例えば、300mmとすることができる。
上記SOS基板は、貼り合わせ法によって製造されたものであることが好ましい。貼り合わせ法を採用することにより、エピ成長法に比べて、サファイア/シリコン界面近傍における欠陥密度と、バルク部における欠陥密度との相関を小さくすることができる利点がある。
貼り合わせ法としては、例えば、接合体を不活性ガス雰囲気下500℃程度で熱処理を行い、結晶の再配列効果と注入した水素の気泡の凝集効果により熱剥離を行う方法;貼り合わせ基板の両面間で温度差をつけることにより、水素イオン注入界面で剥離を行う方法等を採用してもよいが、本発明にかかるSOS基板の製造方法を採用することが好適である。
以下、本発明にかかるSOS基板の製造方法について図1に基づいて詳細に説明する。
まず、半導体基板として、例えば、シリコン基板もしくは酸化膜付きシリコン基板1(以下、区別しない限り単にシリコンウェーハと称する)にイオンを注入してイオン注入層2を形成する。
イオン注入層2は、シリコンウエーハ中に形成する。この際、その表面から所望の深さにイオン注入層を形成できるような注入エネルギーで、所定の線量の水素イオン(H)または水素分子イオン(H )を注入する。このときの条件として、例えば、注入エネルギーは30〜100keVとできる。
前記シリコンウェーハに注入する水素イオン(H)のドーズ量は、1.0×1016atom/cm〜1.0×1017atom/cmであることが好ましい。1.0×1016atom/cm未満であると、界面の脆化が起こらない場合があり、1.0×1017atom/cmを超えると、貼り合わせ後の熱処理中に気泡となり転写不良となる場合がある。より好ましいドーズ量は、6.0×1016atom/cmである。
注入イオンとして水素分子イオン(H )を用いる場合、そのドーズ量は5.0×1015atoms/cm〜5.0×1016atoms/cmであることが好ましい。5.0×1015atoms/cm未満であると、界面の脆化が起こらない場合があり、5.0×1016atoms/cmを超えると、貼り合わせ後の熱処理中に気泡となり転写不良となる場合がある。より好ましいドーズ量は、2.5×1016atom/cmである。
また、シリコンウエーハの表面にあらかじめ数nm〜500nm程度のシリコン酸化膜等の絶縁膜を形成しておき、それを通して水素イオンまたは水素分子イオンの注入を行えば、注入イオンのチャネリングを抑制する効果が得られる。
次に、シリコンウェーハ1の表面及び/又はサファイア基板3の表面を活性化処理する。表面活性化処理の方法としては、プラズマ処理、オゾン水処理、UVオゾン処理、イオンビーム処理等が挙げられる。
プラズマで処理をする場合、真空チャンバ中にRCA洗浄等の洗浄をしたシリコンウエーハ及び/又はサファイア基板を載置し、プラズマ用ガスを減圧下で導入した後、100W程度の高周波プラズマに5〜10秒程度さらし、表面をプラズマ処理する。プラズマ用ガスとしては、シリコンウエーハを処理する場合、表面を酸化する場合には酸素ガスのプラズマ、酸化しない場合には水素ガス、アルゴンガス、又はこれらの混合ガスあるいは水素ガスとヘリウムガスの混合ガスを用いることができる。サファイア基板を処理する場合はいずれのガスでもよい。
プラズマで処理することにより、シリコンウエーハおよび/又はサファイア基板の表面の有機物が酸化して除去され、さらに表面のOH基が増加し、活性化する。処理はシリコンウエーハのイオン注入した表面、および、サファイア基板の貼り合わせ面の両方について行うのがより好ましいが、いずれか一方だけ行ってもよい。
オゾンで処理をする場合は、純水中にオゾンガスを導入し、活性なオゾンでウェーハ表面を活性化することを特徴とする方法である。
UVオゾン処理をする場合、大気もしくは酸素ガスに短波長のUV光(波長195nm程度)を当て、活性なオゾンを発生させることで表面を活性化することを特徴とする。
イオンビーム処理をする場合、高真空中(<1x10−6Torr)でArなどのイオンビームをウェーハ表面に当てることで、活性度の高いダングリングボンドを露出させることで行う表面活性化である。
シリコンウエーハの表面活性化処理を行う表面は、イオン注入を行った表面であることが好ましい。
本発明においては、シリコンウエーハの厚さは、特に限定されないが、通常のSEMI/JEIDA規格近傍のものがハンドリングの関係から扱いやすい。
サファイア基板は、可視光領域(波長400nm〜700nm)の光が貼り合わせたシリコンウェーハのイオン注入層に到達するまでに、エネルギー損失が少ないものであることが望ましく、上記可視光領域の透過率が70%以上の基板であれば特に限定されないが、なかでも絶縁性・透明性にすぐれる点で、石英、ガラスまたはサファイアのいずれかであることが好ましい。
本発明においては、サファイア基板の厚さは、特に限定されないが、通常のSEMI/JEIDA規格近傍のものがハンドリングの関係から扱いやすい。
次に、このシリコンウエーハ1の表面およびサファイア基板3のプラズマ及び/又はオゾンで処理をした表面を接合面として貼り合わせる。
次いで、貼り合わせた基板に最高温度として200℃以上350℃以下の熱処理を施し、接合体6を得る。熱処理を行う理由は、後工程の可視光照射で貼り合わせ界面9が高温となった際に急激な温度上昇で貼り合わせ界面9がずれることによる結晶欠陥導入を防ぐためである。最高温度を200℃以上350℃以下とする理由は、200℃未満では結合強度が上がらない為で、350℃を超えると貼り合わせた基板が破損する可能性が出るためである。
熱処理時間としては、温度にもある程度依存するが12時間〜72時間が好ましい。
次いで、可視光照射に先立ち、前記接合体6の終端部の貼り合わせ界面9の近傍に機械的衝撃を加えてもよい。貼り合わせ界面近傍に機械的衝撃を加えることにより、可視光照射した際に剥離開始点が一箇所となり、そこから剥離がウェーハ全面にひろがるため薄膜が転写し易くなるという利点がある。
続いて、所望により基板を室温まで冷却し、前記接合体6のサファイア基板3側または半導体基板1側からシリコンウエーハ5のイオン注入層2に向けて可視光を照射し、アニールを施す。
本明細書において、「可視光」とは、400〜700nmの範囲に極大波長を有する光をいう。可視光は、コヒーレント光またはインコヒーレント光のいずれであってもよい。
可視光照射時の接合体6の温度は、貼り合わせ時の温度よりも30℃から100℃高温であることが好ましい。
光照射を高温下で行うことが望ましい理由は、本発明の技術的範囲を何ら制約するものではないが、以下のように説明が出来る。すなわち、高温で貼り合わせた基板は加熱し充分な結合強度が得られた後に室温に戻した際に、両基板の膨張率の差から基板が反ってしまう。この基板に光を照射すると薄膜転写の際に急激に応力が開放され、基板が平坦な状態に戻ろうとすることで、転写される半導体薄膜に欠陥が導入されることや、場合によっては基板そのものが破損してしまうことがあることが本発明者らの実験により判明したからである。
光照射を高温下で行うことにより、かかる基板破損を回避することができる。
基板を平坦な状態で光照射をするためには、貼り合わせ時と同じ温度近くまで加温するのが望ましい。重要な点は、照射時にウェーハが加熱されている点にある。
可視光の一例として、レーザー光を用いてアニールを行った場合、レーザー光はサファイア基板3を通過しほとんど吸収されないので、サファイア基板3を熱することなくシリコン基板1に到達する。到達したレーザー光はシリコンの貼り合わせ界面9の近傍のみ(含:貼り合わせ界面)、特に水素イオン注入によりアモルファス化した部分を選択的に加熱し、イオン注入箇所の脆化を促す。
またシリコン基板1のごく一部(貼り合わせ界面9の近傍のシリコンのみ)を瞬間的に加熱することで、基板の割れ、冷却後の反りも生じないという特徴を有する。
ここで用いるレーザーの波長であるが、シリコンに比較的吸収されやすい波長であって(700nm以下)、且つ、水素イオン注入によりアモルファス化した部分を選択的に加熱することができるように、アモルファスシリコンに吸収され、単結晶シリコン部分に吸収されにくい波長であることが望ましい。適した波長領域は400nm以上700nm以下程度であり、望ましくは500nm以上600nm以下である。この波長域に合致するレーザーとしては、Nd:YAGレーザーの第二次高調波(波長λ=532nm)、YVOレーザーの第二次高調波(波長λ=532nm)などがあるが、限定されるものではない。
ここで気をつけなければならないことはレーザーの照射によりイオン注入部分2を加熱しすぎると、部分的に熱剥離が発生し、ブリスターと呼ばれる膨れ欠陥が発生する。これは、貼り合わせSOS基板のサファイア基板側より目視で観察される。このブリスターによって一度剥離が始まると、貼り合わせSOS基板に応力が局在化し、貼り合わせSOS基板の破壊を生じる。よって、熱剥離を発生させない程度にレーザーを照射し、然る後に機械剥離を行うことが肝要である。或いは、レーザーの照射に先立ち、貼り合わせSOS基板の端部、貼り合わせ界面9の近傍に機械的衝撃を与えておき、レーザー照射による熱の衝撃が端部の機械的衝撃の起点部から貼り合わせSOS基板全面にわたってイオン注入界面の破壊を生ぜしめることが肝要となる。
レーザーの照射条件としては、出力50W〜100Wで発振周波数が25mJ@3kHzのものを用いる場合、面積当たりの照射エネルギーが、経験上5J/cm〜30J/cmであることが望ましい。5J/cm未満であるとイオン注入界面での脆化が起こらない可能性があり、30J/cmを超えると脆化が強すぎて基板が破損する可能性があるためである。照射はスポット状のレーザー光をウェーハ上で走査するために、時間で規定することは難しいが、処理後の照射エネルギーが上記の範囲に入っていることが望ましい。
また上述のようなレーザーアニールに代えてスパイクアニールを含むRTA(Rapid Thermal Anneal)を施すことも可能である。RTAとは、ハロゲンランプを光源とし、対象であるウエーハを、30℃/秒〜200℃/秒という非常に早い速度で目的温度に到達させ、加熱することが可能な装置である。この時のハロゲンランプが発する波長は、黒体放射に従い、可視光領域で高い発光強度を有する。スパイクアニールとは、特に線引きがあるわけではなく、RTAの中でも特に昇温速度が早いもの(例えば、100℃/秒以上)をいう。非常に早い速度で昇温する、かつサファイアはこの波長帯では(放射によっては)加熱されないので、サファイアよりもシリコンが先に温まり、イオン注入界面の脆化に好適である。RTAの場合は、サファイアに充分熱が伝わる頃にはプロセスが終了している。
さらに、上述のようなレーザーアニールに代えてフラッシュランプアニールを施すことも可能である。ここで用いるフラッシュランプの波長としては、ランプである以上、ある程度の波長域があるのは避けられないが、400nm以上700nm以下の波長域で(シリコンに効率よく吸収される波長域)ピーク強度を有するものが望ましい。400nm未満では単結晶シリコンでも高い吸収係数を有することと、700nmを超えると、アモルファスシリコンでも吸収係数が低くなってしまうためである。適した波長領域は400nm以上700nm以下程度である。この波長域に合致するランプ光源としては、キセノンランプによる加熱が一般的である。キセノンランプのピーク強度(700nm以下で)は500nm近傍であり、本発明の目的に合致している。
なお、キセノンランプ光を用いる場合、可視光域外の光をカットする波長フィルタを介して照射を行ってもよい。また、単結晶シリコンでの吸収係数の高い、450nm以下の可視光を遮るフィルタなどもプロセスの安定化のために有効である。前述のブリスターの発生を抑えるためには、本キセノンランプ光で貼り合わせSOS基板全面の一括照射を行うことが望ましい。一括照射により、貼り合わせSOS基板の応力局在化を防ぎ、貼り合わせSOS基板の破壊を防ぐことが容易となる。よって、熱剥離を発生させない程度にキセノンランプ光を照射し、然る後に機械剥離を行うことが肝要である。或いは、キセノンランプ光の照射に先立ち、機械的衝撃を貼り合わせSOS基板の端部、貼り合わせ面近傍に与えておき、キセノンランプ光照射による熱の衝撃が端部の機械的衝撃の起点部から貼り合わせSOS基板全面にわたってイオン注入界面に破壊を生ぜしめることが肝要となる。
レーザー光照射、RTAまたはフラッシュランプ照射後に、シリコン薄膜のサファイア基板への転写が確認できない場合は、イオン注入層の界面に機械的衝撃を与えることで該界面に沿って剥離を行い、単結晶シリコン薄膜をサファイア基板に転写する薄膜転写を行う。
イオン注入層の界面に機械的衝撃を与えるためには、例えばガスや液体等の流体のジェットを接合したウエーハの側面から連続的または断続的に吹き付ければよいが、衝撃により機械的剥離が生じる方法であれば特に限定はされない。
上記剥離工程により、サファイア基板3上に単結晶シリコン薄膜4が形成された本発明のSOS基板8が得られる。
上記剥離直後の単結晶シリコン薄膜の表面には、150nm程度のダメージ層が残存するので、CMP研磨を施すことが好ましい。ダメージ層全てを研磨で取り除くことは膜厚バラツキを増大させることになるので、実際のプロセスでは、大部分を化学的なエッチング方法で除去し、然る後に鏡面仕上げ研磨で表面を鏡面化するという方法が合理的である。
上記化学的なエッチングに用いるエッチング溶液としては、アンモニア過水、アンモニア、KOH、NaOH、CsOH、TMAH、EDPおよびヒドラジンからなる群より選択される1種または2種以上の組み合わせであることが好ましい。一般に有機溶剤はアルカリ溶液を比較するとエッチング速度が遅いので、正確なエッチング量制御が必要な際には適している。
CMP研磨は、表面を鏡面化するために行うので、通常は30nm以上の研磨を行うのが一般的である。
上記CMP研磨および鏡面仕上げ研磨の後、RCA洗浄やスピン洗浄等のウェットプロセスによる洗浄;および/または、UV/オゾン洗浄やHFベーパー洗浄等のドライプロセスによる洗浄を施してもよい。
予め酸化膜を200nm成長させた直径150mmのシリコン基板(厚さ625um)に57 keV、ドーズ量6.0×1016 atoms / cmで水素イオンを注
入し、サファイア基板双方の表面にイオンビーム活性化処理を行い150℃で貼り合わせた。基板を225℃で24時間熱処理を行い仮接合をした後に、200℃でサファイア基板側から波長532 nmのグリーンレーザーを照射した。この時のレーザー条件は、20J/cmである。基板全面を照射した後に、貼り合わせ界面に機械的衝撃を加え剥離をすることで、シリコン薄膜をサファイアに転写した。基板全面へのシリコン薄膜の転写が確認できた。この基板のシリコン層をCMP研磨で厚さを200nmとし、基板中心部および外周部についてセコ欠陥検出法・選択エッチング法で欠陥数をカウントしたところ、光学顕微鏡で確認できたピットは3x10個/cmから5x10個/cm程度であった。この方法で作製した貼り合わせSOSの外観写真を図2に示す。また剥離・転写はイオン注入界面で規定されるため、転写後の膜厚バラツキは抑えられ、5nm以下であった。鏡面仕上げ(CMP)後の膜厚バラツキは20nm以下であった。
予め酸化膜を200nm成長させた直径150mmのシリコン基板(厚さ625um)に57 keV、ドーズ量6.0×1016 atoms / cmで水素イオンを注入し、サファイア基板双方の表面にプラズマ活性化処理を行い200℃で貼り合わせた。基板を225℃で24時間熱処理を行い仮接合をした後に、250℃でサファイア基板側からキセノンフラッシュランプを照射した。基板全面を照射した後に、貼り合わせ界面に機械的衝撃を加え剥離をすることで、シリコン薄膜をサファイアに転写した。基板全面へのシリコン薄膜の転写が確認できた。この基板のシリコン層をエッチング(アンモニア過水溶液)とCMP研磨で厚さを200nmとし、基板中心部および外周部についてセコ欠陥検出法・選択エッチング法で欠陥数をカウントしたところ、4x10個/cmから8x10個/cm程度であった。実施例1の結果と併せて、欠陥密度をまとめたものを表1および図3に示す。
また全サンプルについて剥離・転写はイオン注入界面で規定されるので、転写後の膜厚バラツキは抑えられ、5nm以下であった。鏡面仕上げ(CMP)後の膜厚バラツキは20nm以下であった。
予め酸化膜を200nm成長させた直径150mmのシリコン基板(厚さ625um)に57 keV、ドーズ量6.0×1016 atoms / cmで水素イオンを注入し、サファイア基板双方の表面にUVオゾン活性化処理を行い100℃で貼り合わせた。基板を225℃で24時間熱処理を行い仮接合をした後に、175℃でサファイア基板側からキセノンフラッシュランプを照射した。基板全面を照射した後に、貼り合わせ界面に機械的衝撃を加え剥離をすることで、シリコン薄膜をサファイアに転写した。EDPとCMP研磨を行い、膜厚を250nm程度とした。剥離・転写はイオン注入界面で規定されるので、転写後の膜厚バラツキは抑えられ、5nm以下であった。鏡面仕上げ(CMP)後の膜厚バラツキは20nm以下であった。この基板の断面TEM(透過型電子顕微鏡)写真を中心、外周の二箇所で撮った。TEMレベルの狭い視野では、欠陥は全く観察されなかった。この写真を図4に示す。
予め酸化膜を200nm成長させた直径150mmのシリコン基板(厚さ625um)に57 keV、ドーズ量6.0×1016 atoms / cmで水素イオンを注
入し、サファイア基板双方の表面にUVオゾン活性化処理を行い100℃で貼り合わせた。基板を225℃で24時間熱処理を行い仮接合をした後に、175℃でサファイア基板側からRTA処理を施した。昇温速度を50℃/秒とし、シリコン層が800℃に到達した時点で温度を降下させた。貼り合わせ界面に機械的衝撃を加え剥離をすることで、シリコン薄膜をサファイアに転写した。EDPとCMP研磨を行い、膜厚を250nm程度とした。剥離・転写はイオン注入界面で規定されるので、転写後の膜厚バラツキは抑えられ、5nm以下であった。鏡面仕上げ(CMP)後の膜厚バラツキは20nm以下であった。
予め酸化膜を200nm成長させた直径150mmのシリコン基板(厚さ625um)に57 keV、ドーズ量6.0×1016 atoms / cmで水素イオンを注入し、サファイア基板双方の表面にUVオゾン活性化処理を行い貼り合わせた。基板を225℃で24時間熱処理を行い仮接合をした後に、サファイア基板側からハロゲンランプを照射し、100℃/秒でスパイクアニールした。基板全面を照射した後に、貼り合わせ界面に機械的衝撃を加え剥離をすることで、シリコン薄膜をサファイアに転写した。CMP研磨を行い、膜厚を250nm程度とした。剥離・転写はイオン注入界面で規定されるので、転写後の膜厚バラツキは抑えられ、5nm以下であった。鏡面仕上げ(CMP)後膜厚バラツキは20nm以下であった。
原出願(特願2009−130969号)の出願当初の特許請求の範囲は以下の通りである。
[請求項1]サファイア基板上に単結晶シリコン薄膜を備え、Secco(セコ)欠陥検出法および選択エッチング欠陥検出法により測定される前記単結晶シリコン薄膜の表面の欠陥密度が、10個/cm以下であるシリコン・オン・サファイア(SOS)基板。
[請求項2]前記単結晶シリコン薄膜の厚さが、100nmを超えることを特徴とする請求項1に記載のSOS基板。
[請求項3]前記単結晶シリコン薄膜と前記サファイア基板との間に、シリコン酸化膜が挟まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のSOS基板。
[請求項4]前記単結晶シリコン薄膜の厚さバラツキが、20nm以下であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のSOS基板。
[請求項5]貼り合わせ法により得られたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のSOS基板。
[請求項6]サファイア基板の表面に半導体薄膜を備えた貼り合わせSOS基板であって、
前記サファイア基板と半導体基板を提供する工程と、
前記半導体基板の表面からイオンを注入してイオン注入層を形成する工程、
前記サファイア基板の前記表面、および、前記イオンを注入した半導体基板の前記表面の少なくとも一方の面に表面活性化処理を施す工程、
前記半導体基板の前記表面と前記サファイア基板の前記表面とを50℃以上350℃以下で貼り合わせる工程、
前記貼り合わせた基板に、最高温度として200℃以上350℃以下の熱処理を加え、接合体を得る工程、
前記接合体を前記貼り合わせ温度より高温状態に設置し、サファイア基板側または半導体基板側から前記半導体基板のイオン注入層に向けて可視光を照射して前記イオン注入層の界面を脆化し、前記半導体薄膜を転写する工程により得られた貼り合わせSOS基板。
[請求項7]前記表面活性化処理が、オゾン水処理、UVオゾン処理、イオンビーム処理、プラズマ処理のいずれか、または、これらの2種以上の組み合わせで行われることを特徴とする請求項6に記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項8]前記可視光照射時の基板温度が、貼り合わせ時の温度よりも30℃から100℃高温であることを特徴とする請求項6または7に記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項9]前記可視光照射の後、イオン注入層の界面に機械的衝撃を加え、該界面に沿って貼り合わせた基板を剥離する工程を含むことを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項10]前記可視光照射に先立ち、前記接合体の終端部の貼り合わせ界面近傍に機械的衝撃を加える工程を含むことを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項11]前記半導体基板が、単結晶シリコンもしくは酸化膜を成長させたシリコンであることを特徴とする請求項6ないし10のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項12]前記可視光が、レーザー光であることを特徴とする請求項6ないし11のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項13]前記可視光が、スパイクアニールを含むRTA(Rapid Thermal Anneal)であることを特徴とする請求項6ないし11のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項14]前記可視光が、フラッシュランプ光であることを特徴とする請求項6ないし11のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項15]前記注入イオンが、水素原子イオン(H)であり、ドーズ量が1×1016atoms/cm以上1×1017atoms/cm以下であることを特徴とする請求項6ないし14のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項16]前記注入イオンが、水素原分子イオン(H )であり、ドーズ量が5×1015atoms/cm以上5×1016atoms/cm以下であることを特徴とする請求項6ないし14のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項17]前記転写する工程の後、さらに前記半導体薄膜のケミカルエッチング、及び/又は、研磨を行う工程により得られた請求項6ないし16のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板。
[請求項18]請求項1ないし17のいずれかに記載のSOS基板を含む半導体デバイス。
1 半導体基板(シリコンウェーハ)
2 イオン注入層
3 サファイア基板
4 薄膜層
5 シリコンウエーハ
6 接合体
7 酸化膜
8 貼り合わせSOS基板
9 貼り合わせ界面

Claims (10)

  1. サファイア基板の表面に半導体薄膜を備えた貼り合わせSOS基板の製造方法であって、
    前記サファイア基板と半導体基板を提供する工程と、
    前記半導体基板の表面からイオンを注入してイオン注入層を形成する工程と、
    前記サファイア基板の前記表面、および、前記イオンを注入した半導体基板の前記表面の少なくとも一方の面に表面活性化処理を施す工程と、
    前記半導体基板の前記表面と前記サファイア基板の前記表面とを50℃以上350℃以下で貼り合わせる工程と、
    前記貼り合わせた基板に、最高温度として200℃以上350℃以下の熱処理を加え、接合体を得る工程と、
    前記接合体を前記貼り合わせ温度より高温状態に設置し、サファイア基板側または半導体基板側から前記半導体基板のイオン注入層に向けて可視光を照射して前記イオン注入層の界面を脆化し、前記半導体薄膜を転写する工程であって、前記可視光照射時の基板温度が、貼り合わせ時の温度よりも30℃から100℃高温である工程と
    前記転写する工程の後、さらに前記半導体薄膜のケミカルエッチング、及び/又は、研磨を行う工程と
    を用いる貼り合わせSOS基板の製造方法。
  2. 前記表面活性化処理が、オゾン水処理、UVオゾン処理、イオンビーム処理、プラズマ処理のいずれか、または、これらの2種以上の組み合わせで行われることを特徴とする請求項1に記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  3. 前記可視光照射の後、イオン注入層の界面に機械的衝撃を加え、該界面に沿って貼り合わせた基板を剥離する工程を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  4. 前記可視光照射に先立ち、前記接合体の終端部の貼り合わせ界面近傍に機械的衝撃を加える工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  5. 前記半導体基板が、単結晶シリコンもしくは酸化膜を成長させたシリコンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  6. 前記可視光が、レーザー光であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  7. 前記可視光が、スパイクアニールを含むRTA(Rapid Thermal Anneal)であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  8. 前記可視光が、フラッシュランプ光であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  9. 前記注入イオンが、水素原子イオン(H)であり、ドーズ量が1×1016atoms/cm以上1×1017atoms/cm以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
  10. 前記注入イオンが、水素原分子イオン(H )であり、ドーズ量が5×1015atoms/cm以上5×1016atoms/cm以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の貼り合わせSOS基板の製造方法。
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