JP5858574B2 - 地盤補強構造の形成方法 - Google Patents

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本発明は、先端近傍に螺旋羽根を有する回転貫入管を地盤に打設し、その周囲にグラウトによる地盤改良体を造成して地盤を補強する地盤補強構造の形成方法に関する。
従来、先端近傍に螺旋羽根を有する回転貫入管を地盤に打設し、その周囲にグラウトによる地盤改良体を造成することにより、螺旋羽根による先端支持力と地盤改良体の摩擦抵抗による支持力によって、支持力の増大を図るようにした地盤補強構造が知られている(特許文献1、2参照)。
このような地盤補強構造の例を図11に示す。図11の例では、回転貫入管110が下部補強管120と上部補強管130と接続管140とで構成され、地盤160に打設されている。下部補強管120には、管本体121の先端に螺旋羽根122が形成されていると共に、その外周に長手方向に間隔を開けて円周状の節突起123が形成され、更に、節突起123とは異なる位置に長手方向に間隔を開けて逆止弁付きのグラウト吐出孔124が形成されている。下部補強管120の後端部には図省略するネジ構造の継ぎ手が設けられている。
上部補強管130には、管本体131の先端部に図時省略するネジ構造の継ぎ手が設けられている。また、接続管140は、本体141の外周に螺旋羽根142が設けられ、その両端にネジ構造の継ぎ手が形成されているものであり、本体141の両端に下部補強管120の継ぎ手と上部補強管130の継ぎ手がそれぞれ接続され、下部補強管120と上部補強管130が接続されるようになっている。接続管140の螺旋羽根142は、下部補強管120の先端の螺旋羽根122よりも大径に形成されている。
そして、地盤160に打設された回転貫入管110の周囲には、下部補強管120の先端の螺旋羽根122と接続管140の螺旋羽根142との間に、地盤改良体150が形成されている。この地盤改良体150は、回転貫入管110を地盤に回転圧入後、或いは地盤に回転圧入しながらグラウトを加圧注入し、グラウト吐出孔124から周囲の地盤にグラウトを吐出して形成されている。地盤改良体150が形成されている下部補強管120の先端の螺旋羽根122と接続管140の螺旋羽根142との間は定着長領域、接続管140の螺旋羽根142と地表面161との間は自由長領域である。
特開2008−57113号公報 特開2011−26910号公報
しかしながら、上記地盤補強構造では、回転貫入管110の先端が開放されている場合、回転貫入管110の先端近傍の内部に土砂が入り込み、先端部周囲の地盤領域Rにグラウトを十分に注入できなくなり、地盤領域Rに必要な支持力を発揮する地盤改良体を形成できないことがある。また、回転貫入管110の先端が閉塞されている場合にも、回転貫入管110の打設時に回転貫入管110の先端部周囲の地盤領域Rがかなり圧密となり、先端部周囲の地盤領域Rにグラウトを十分に注入できなくなり、地盤領域Rに必要な支持力を発揮する地盤改良体を形成することが難しい場合がある。
即ち、図11例は、螺旋羽根142より下の回転貫入管110の周囲全体に同一径で均質なグラウトによる定着長領域を形成し、摩擦力により杭支持力を得るものであるにもかかわらず、定着長領域のグラウト径や密度にムラが生じている可能性がある。この種の地盤補強構造では、所定長の回転貫入管110に対し、グラウトによって最も効果的な地盤改良体が形成され、且つその地盤改良体と回転貫入管110自体が最も的確に一体をなしていることが肝要であるのに、地盤に対するグラウト状態が不安定では安定的な地盤補強構造が得られない。
本発明は上記課題を解決するために提案するものであり、回転貫入管の先端部周囲の地盤領域に必要な支持力を発揮する地盤改良体を確実に形成し、延いては地盤補強構造全体として最も効果的な支持力を確実に且つ安定して発揮することができる地盤補強構造の形成方法を提供することを目的とする。
本発明の地盤補強構造の形成方法は、管本体の先端に土砂侵入防止部が設けられ、前記管本体の先端外周面に螺旋羽根が設けられ且つ前記管本体の中間部位の外周面に前記螺旋羽根より大径の別の螺旋羽根が設けられていると共に、前記管本体の周壁にグラウト吐出孔が形成されている回転貫入管を用い、前記回転貫入管を地盤に回転貫入して打設する第1工程と、前記回転貫入管を長手方向に前後動させ、前記管本体の先端部の周囲の前記グラウト吐出孔からグラウトを吐出して、前記地盤の土粒子と前記グラウトを混合し、前記管本体の先端部の周囲に第1の地盤改良体を形成する第2工程と、前記回転貫入管を前記地盤の孔奥まで挿入して定置した状態で、前記管本体の周囲の前記先端部より後方の前記グラウト吐出孔から前記第1の地盤改良体の後端側に前記グラウトを吐出し、前記別の螺旋羽根に対して前記管本体の先端側と後端側に位置し且つ前記第1の地盤改良体と略隣接するように第2の地盤改良体を形成する第3工程とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、回転貫入管の先端部周囲の地盤領域に地盤の土粒子とグラウトが混合された第1の地盤改良体を簡易且つ効率的に形成することができると共に、回転貫入管の先端部周囲の地盤領域に必要な支持力を発揮する第1の地盤改良体を確実に形成することができる。また、先端部周囲の地盤領域に形成された第1の地盤改良体は、先端外周面の螺旋羽根の変形を抑制することが可能であり、この螺旋羽根によって所要の先端支持力を得ることができる。また、先端外周面の螺旋羽根の形状維持により、第1、第2の地盤改良体に集中的な応力が伝播することを低減することが可能であり、第1、第2の地盤改良体の破壊を防止することができる。また、第1、第2の地盤改良体安定して存置することができるので、第1、第2の地盤改良体により大きな周面摩擦力とその支持力を安定して得ることができる。また、第1、第2の地盤改良体が略隣接することにより、第1、第2の地盤改良体で応力の分散を図ることができる。従って、回転貫入管、及びその先端外周面の螺旋羽根、第1、第2の地盤改良体を一体的に機能させ、地盤補強構造全体として最も効果的な支持力を確実に且つ安定して発揮することができる。また、第2の地盤改良体の中間付近に別の螺旋羽根が位置することになり、大径の別の螺旋羽根が回転貫入管の押込支持力と引抜抵抗力を増大させることができると共に、グラウトによって形成された第2の地盤改良体が別の螺旋羽根の変形を防止するため、別の螺旋羽根の変形により極限支持力が低下してしまうことが防止され、別の螺旋羽根と第2の地盤改良体が相互的に補完し合って高い支持力を発現することが出来る。また、回転貫入管の前後動時における別の螺旋羽根の前後移動で周囲の地盤土壌が掻き乱されると共にその外側の土壌に地盤圧密が生じ、周辺地盤が圧密された分だけ管本体の周囲の地盤密度が低く空疎になることによって第2の地盤改良体のグラウト密度を第1の地盤改良体のグラウト密度より高く圧縮強度やせん断強度が高いものとすることができ、地盤補強構造全体としての強度、支持力をより一層高めることができる。また、この別の螺旋羽根による周囲の地盤土壌の掻き乱しと圧密により、別の螺旋羽根に対して管本体の先端側の第2の地盤改良体には第1の地盤改良体に接続するようにテーパ部が形成され、このテーパ部により周面摩擦力を一層増大させ、地盤補強構造の支持力を増大することができる。
本発明の地盤補強構造の形成方法によれば、回転貫入管の先端部周囲の地盤領域に必要な支持力を発揮する地盤改良体を確実に形成し、延いては地盤補強構造全体として最も効果的な支持力を確実に且つ安定して発揮することができる地盤補強構造とすることができる。
実施形態の地盤補強構造の断面説明図。 実施形態の地盤補強構造における回転貫入管を示す正面図。 (a)〜(c)は回転貫入管の接続を説明する説明図。 (a)は図2の回転貫入管の螺旋羽根近傍を示す正面図、(b)はその回転貫入管先端の爪状部の配置を示す底面図、(c)は同図(b)のA−A線矢視図、(d)は同図(b)のB−B線矢視図。 (a)〜(f)は実施形態の地盤補強構造の形成方法における施工手順を示す説明図。 (a)は口元バルブ方式による第2の地盤改良体の形成を示す説明図、(b)はシングルパッカー方式による第2の地盤改良体の形成を示す説明図、(c)はダブルパッカー方式による第2の地盤改良体の形成を示す説明図。 (a)は第1変形例における回転貫入管の螺旋羽根近傍を示す正面図、(b)はその回転貫入管先端の爪状部の配置を示す底面図、(c)は第1の爪状部の正面図、(d)は第2の爪状部の正面図。 (a)は第2変形例における回転貫入管の螺旋羽根近傍を示す正面図、(b)はその断面図、(c)はその底面図。 (a)は実施形態及び変形例の地盤補強構造に発生する垂直応力の応力分布図、(b)はそのせん断応力の応力分布図。 実施形態及び変形例の地盤補強構造と従来例の地盤補強構造の荷重−変位量曲線を示す図。 従来例の地盤補強構造を示す断面説明図。
〔実施形態の地盤補強構造及びその形成方法〕
本実施形態の地盤補強構造は、図1に示すように、地表面101から地盤100に回転貫入して打設されている回転貫入管10と、回転貫入管10の先端部の周囲に設けられる第1の地盤改良体50、第1の地盤改良体50の後端側の位置で、回転貫入管10の周囲に設けられる第2の地盤改良体60とから構成される。
図1及び図2の例の回転貫入管10は、図3(a)の先端補強管20と図3(b)の後続補強管30とが接続されているものであるが、更に、地盤補強に必要な打込み深さが深い場合等の必要に応じて、後続補強管30の後側に別の後続補強管40を接続して、回転貫入管10を構成することが可能である。後続補強管30の後側に接続する別の後続補強管40は、単数或いは複数とすることが可能である。また、別の後続補強管40を接続する位置は、地盤によって後続補強管30の前側に接続して使用することもできる。
先端補強管20は、図1〜図4に示すように、管本体21の先端近傍に螺旋羽根22が形成されていると共に、その先端には、回転貫入管10の管本体の土砂侵入防止部に相当する閉塞面23が設けられている。更に、閉塞面23には爪状部24が設けられており、爪状部24は先端補強管20の先端面である閉塞面23から突出形成されている。本例の各爪状部24は、その先端面がスロープ状の傾斜面で底面視では直線状になっており、略円周方向に所定間隔を開けて複数個(本例では4個)設けられ、周方向に山と谷を有する形状で配置されている。
先端補強管20の外周には、地盤100と先端補強管20との荷重伝達性能を高めるため、長手方向に間隔を開けて円周状の節突起25が形成されている。更に、節突起25とは異なる位置に長手方向に間隔を開けて逆止弁付きのグラウト吐出孔26が形成され、回転貫入管10の管本体周壁のグラウト吐出孔を構成している。先端補強管20の後端部には、雄ねじの継ぎ手27が形成されている。
更に、先端補強管20の閉塞面23には、その略中央に逆止弁付きのグラウト吐出孔28が形成されていると共に、先端補強管20の先端部内にはグラウト吐出孔28の逆止弁であるバネ式逆止弁281が設けられており、先端補強管20の閉塞面23より先端側にもグラウトを吐出可能になっている。
後続補強管30は、管本体31の先端部に雌ねじの継ぎ手32が形成されていると共に、その後端部に雄ねじの継ぎ手33が形成されており、周壁にはグラウト吐出孔34が形成されている。後続補強管30の管本体31の外周には螺旋羽根35が設けられており、螺旋羽根35は先端補強管20の先端補強管20の先端の螺旋羽根22よりも大径に形成されている。管本体31の長手方向における螺旋羽根35の取付位置は任意であり、螺旋羽根35は管本体31の所要位置に工場で加工して取り付けられる。尚、必要に応じて後続補強管30に接続される別の後続補強管40は、管本体41の先端部に雌ねじの継ぎ手42、その後端部に雄ねじの継ぎ手43が形成され、周壁にはグラウト吐出孔44が形成されている。
そして、先端補強管20の継ぎ手27と後続補強管30の継ぎ手32とを螺合して接続することにより、或いは、先端補強管20の継ぎ手27と後続補強管30の継ぎ手32とを螺合して接続し、且つ後続補強管30の継ぎ手33と別の後続補強管40の継ぎ手42とを螺合して接続することにより、先端補強管20と後続補強管30、或いは先端補強管20と後続補強管30、40が地盤100に打設される。打設された回転貫入管10において後続補強管30の螺旋羽根35は、回転貫入管10の管本体の中間部位に配置される。
第1の地盤改良体50は、回転貫入管10の管本体の先端部の周囲に設けられ、図示例では先端補強管20の略先端側の半分程度の長さで先端補強管20の周囲に設けられ、更に先端補強管20の先端側にも設けられている。第1の地盤改良体50は、地盤100の土粒子とグラウトが混合されるようにグラウトを吐出して形成されている。
第2の地盤改良体60は、回転貫入管10の管本体の周囲における第1の地盤改良体50の後端側に第1の地盤改良体50と略隣接して設けられており、地盤100にグラウトを吐出して形成されている。第2の地盤改良体60は、別の螺旋羽根に相当する螺旋羽根35に対して、回転貫入管10の管本体の先端側と後端側に形成されており、第1の地盤改良体50と隣接する箇所から螺旋羽根35に略対応する箇所まで、後端側に向かって略テーパ状に拡径するテーパ部61と、テーパ部61の後側に設けられる略筒状若しくは螺旋羽根35に略対応する箇所から後端側に向かって略テーパ状に縮径する後部62とから構成される。
第2の地盤改良体60において、回転貫入管10の長手方向への前後動時における螺旋羽根35の前後動により周囲の地盤土壌の掻き乱しと圧密が生じ、その掻き乱しと地盤圧密分だけ回転貫入管10の周囲の地盤密度が低下して空疎になったところにグラウトされていることにより、少なくとも螺旋羽根35に対して管本体の先端側に形成されている部分、即ちテーパ部61のグラウト密度は、第1の地盤改良体50のグラウト密度より高くなるようにして形成されており、少なくとも第2の地盤改良体60におけるテーパ部61の強度は、第1の地盤改良体50の強度より高くなっている。
本実施形態の地盤補強構造を形成する際には、図5(a)、(b)に示すように、回転貫入管10を地盤100に回転貫入する。回転貫入管10の回転貫入では、図示省略する削孔機に先端補強管20を取り付けて地盤100に回転貫入し、先端補強管20を所定深さまで貫入した後に後続補強管30を接続し、後続補強管30を削孔機に取り付け、更に、先端補強管20、後続補強管30を所定深さまで回転貫入する。尚、後続補強管30の後側に別の後続補強管40を接続する場合には、前述の工程を繰り返して回転貫入する。
その後、図5(c)、(d)に示すように、回転貫入した回転貫入管10の内部にグラウトの注入管71を接続しながら挿入し、接続した注入管71の先端が回転貫入管10の先端部近くになるまで挿入して配置する。
そして、図5(e)、(f)に示すように、グラウト注入装置(図示省略)から注入管71を介してグラウトを注入し、注入管71の先端近傍の吐出孔と回転貫入管10のグラウト吐出孔26、28を介して先端補強管20の周囲と先端側の地盤100にグラウトを吐出すると共に、このグラウトの吐出と合わせて回転貫入管10を長手方向に前後動させる。このグラウトの地盤100への吐出と回転貫入管10の前後動により、地盤100の土粒子とグラウトが混合されるようにして、回転貫入管10の管本体の先端部の周囲に第1の地盤改良体50を形成し、更に、本例では回転貫入管10の先端側にも第1の地盤改良体50を形成する。
第1の地盤改良体50を形成する際のグラウトは、グラウトを回転貫入管10の先端部近傍で確実に吐出させると共に地盤100の土粒子とグラウトをより均質に混合して均質な第1の地盤改良体50を形成するため、例えば0.2MPa〜1MPa程度の注入圧で加圧注入とすると好適である。更に、この際に、回転貫入管10の長手方向の前後動距離を0.5〜1.5m程度とすると、グラウトを良好に砂と混合することができる。
第1の地盤改良体50の形成後、回転貫入管10を地盤100の孔奥まで挿入して定置した状態で該回転貫入管10の管本体の周囲における第1の地盤改良体50の後端側の地盤100に、グラウトを吐出して第2の地盤改良体60を形成する。第2の地盤改良体60を形成する際には、注入管71の吐出孔を所定位置に配置すると共に、図示省略するグラウト注入装置と後続補強管30の口元に閉塞するように設けたバルブによってグラウトを注入する口元バルブ方式により(図6(a)参照)、地盤100の所定領域にグラウトを吐出して形成する構成、或いは注入管71を回転貫入管10の管本体内の注入すべき箇所までおろし、その吐出孔より上側にパッカー72をセットして順次グラウトしながら注入管71を引き上げてくるシングルパッカー方式(図6(b)参照)、或いは注入管71の所定領域の先後にパッカー72で隔壁を形成して隔壁間の領域にグラウトを注入するダブルパッカー方式により(図6(c)参照)、地盤100の所定領域にグラウトを吐出して形成する構成等とすることが可能である。尚、図6の太線矢印は注入されるグラウトを示している。
第2の地盤改良体60を形成する際のグラウトは、地盤100の所定領域にグラウトを行き渡らせるため、例えば0.2MPa〜1MPa程度の注入圧で加圧注入すると好適である。
また、第2の地盤改良体60を、グラウトを加圧注入、吐出して形成することにより、第1の地盤改良体50と隣接する箇所から螺旋羽根35に略対応する箇所まで、後端側に向かって略テーパ状に拡径するテーパ部61と、テーパ部61の後側に設けられる後部62を有する形状で、第2の地盤改良体60が形成される。これは、回転貫入管10の長手方向への前後動時における螺旋羽根35の前後動により周囲の地盤土壌の掻き乱しと圧密が生じ、その掻き乱しとその外側の地盤圧密分だけ回転貫入管10の周囲の地盤密度が低下して空疎になったところにグラウトされ、そのグラウトが既に形成されて第2の地盤改良体より小径の第1の地盤改良体に接続されるように形成されることよる形状である。更に、第2の地盤改良体60は、大径の螺旋羽根35により十分掻き乱しと外側への土壌圧密が行われた後に回転貫入管10を定置状態にしてグラウトされることにより、グラウト密度が高く形成され、特にテーパ部61は先に形成されている第1の地盤改良体50と後部62に挟まれることによってグラウト自体も圧密されるため、テーパ部61のグラウト密度は第1の地盤改良体50のグラウト密度より高くなるように形成される。
本実施形態によれば、回転貫入管10の先端部周囲の地盤100の領域に地盤100の土粒子とグラウトが混合された第1の地盤改良体50を簡易且つ効率的に形成することができると共に、回転貫入管10の先端部周囲の地盤100の領域に、必要な支持力を発揮する第1の地盤改良体50を確実に形成することができる。
また、第1の地盤改良体50は、引抜力等に対して先端外周面の螺旋羽根22の変形を抑制することが可能であり、螺旋羽根22によって所要の先端支持力を得ることができる。また、先端外周面の螺旋羽根22の形状維持により、第1、第2の地盤改良体50、60に集中的な応力が伝播することを低減することが可能であり、第1、第2の地盤改良体50、60の破壊を防止することができる。また、第1、第2の地盤改良体50、60を安定して存置することができるので、第1、第2の地盤改良体50、60による大きな周面摩擦力とその支持力を安定して得ることができる。また、第1、第2の地盤改良体50、60を略隣接して設けることにより、第1、第2の地盤改良体50、60で応力の分散を図ることができる。従って、回転貫入管10、及びその先端外周面の螺旋羽根22、第1、第2の地盤改良体50、60が一体的に機能して大きな支持力が得られ、形成された地盤補強構造は全体として最も効果的な支持力を確実に且つ安定して発揮することができ、回転貫入管10が降伏するまで支持することも可能となる。
また、第2の地盤改良体60のテーパ部61により、周面摩擦力を一層増大させ、地盤補強構造の支持力を増大することができる。また、第2の地盤改良体60の先端側の部分に相当するテーパ部61を螺旋羽根35で押圧し、第1、第2の地盤改良体50、60に対する押込力を高めることができる。また、第2の地盤改良体60の後端側の部分に相当する後部62で螺旋羽根35を押圧し、第1、第2の地盤改良体50、60及び回転貫入管10の押込力を一層高めることができる。
また、第2の地盤改良体60のうち少なくともテーパ部61のグラウト密度が第1の地盤改良体50のグラウト密度より高いことから、比較的大きな応力が負荷されやすい第2の地盤改良体60の先端側の部分について(図9参照)、圧縮強度やせん断強度を高くすることができ、地盤補強構造全体としての強度、支持力をより一層高めることができる。また、回転貫入管10の先端で突出する爪状部24と第1の地盤改良体50等が相俟って、地盤100の支持層への荷重伝達性能が一層良好となり(図10参照)、地盤補強構造全体としての強度、支持力をより一層高めることができる。
〔実施形態の地盤補強構造の変形例〕
次に、上記実施形態の地盤補強構造の変形例について説明する。図7は第1変形例、図8は第2変形例に関する図である。
第1変形例では、図7に示すように、先端補強管20の先端近傍或いは先端には、円形板である閉塞面231が設けられ、閉塞面231から複数(本例では4個)の弧状板233が突出するように立設されている。各弧状板233は、閉塞面231の内側から外側に延びて外側端部が他の弧状板233の内側端部の外側に位置するように渦巻状に配置され、弧状板233・233相互の間には間隙234が設けられている。弧状板233の先端には円形板である保護板232が固定して設けられ、保護板232には、第1の爪状部24a、第2の爪状部24bが設けられている。本例では、閉塞面231と渦巻配置の複数の弧状板233と保護板232、或いは閉塞面231が、回転貫入管10の回転時に土砂の侵入を防止する土砂侵入防止部に相当する。
第1変形例は、上記実施形態の地盤補強構造に対して、回転貫入管10の爪状部の形状が異なるものであり、第1の爪状部24aは、先端面がスロープ状の傾斜面であり、底面視では弓状に若干湾曲した形状になっている。また、第2の爪状部24bは、先端面が山形の傾斜面であり、底面視では弓状に若干湾曲した形状になっている。
爪状部24a、24bは先端補強管20の先端から突出して形成され、その突出量は上記実施形態の爪状部24よりも大きくなっている。この爪状部24a、24bの閉塞面231或いは保護板232からの突出量は、例えば平均で20mm〜100mm程度とすると好適である。また、爪状部24a、24bは略円周方向に所定間隔を開けて複数個(本例では各2個)設けられ、爪状部24aと爪状部24bが交互に配置されていると共に、爪状部24a、24bは保護板232の中心から放射状に延びて設けられ、爪状部24aは先端の傾斜面の高い方を外側にして配置されている。
更に、第1変形例の先端補強管20の先端部内では、閉塞面231に逆止弁であるゴム式逆止弁付きのグラウト吐出孔28aが複数形成され、先端補強管20の閉塞面231より先端側にグラウトを吐出可能になっている。グラウト吐出孔28aから吐出されたグラウトは弧状板233・233相互間の間隙234を介して地盤100に注入される。
第1変形例では、上記実施形態と同様の効果を奏することに加え、突出量の大きい爪状部24a、24bにより、上記実施形態よりも、荷重伝達性能を一層良好にして支持力を強化することが可能であり(図10参照)、地盤補強構造全体としての強度、支持力をより一層高めることができる。
また、第2変形例は、上記実施形態の地盤補強構造に対して、図8に示すように回転貫入管10の先端補強管80の構成が異なる。先端補強管80は、管本体81の先端近傍に螺旋羽根82を有し、外周に長手方向に間隔を開けて円周状の節突起83が形成され、更に、節突起83とは異なる位置に長手方向に間隔を開けて逆止弁付きのグラウト吐出孔84が形成されている。先端補強管80の後端部には、図示省略する雄ねじの継ぎ手が形成され、上記実施形態と同様に後続補強管30が接続可能になっている。
更に、先端補強管80は、内管85と、内管85と一体的に形成された蓋部86とを有する。蓋部86の外周縁は先端補強管80の管本体81と溶接等で固着され、管本体81と内管85との間に形成される円筒形の隙間87の先端が蓋部86で閉塞されており、蓋部86は土砂侵入防止部に相当し、回転貫入時に発生する土砂は内管85内に取り込まれるようになっている。また、内管85と管本体81とを同心円状に保持して隙間87を維持するために、先端補強管80の後部における内管85と管本体81との間には図示省略するスペーサーが設けられている。
蓋部86には、回転貫入管10の先端からもグラウトを地盤100に注入可能にするため、円周方向に間隔を開けて隙間87に貫通する複数個(本例では4個)のグラウト吐出孔861が形成されている。また、蓋部86には、各グラウト吐出孔861を覆うように防護板862が溶接等により取り付けられている。防護板862は、その内側領域で蓋部86との間に空間ができるように取り付けられ、回転貫入時に土砂がグラウト吐出孔861から隙間87に侵入することを防止可能であると共に、グラウトを前記空間を介して地盤100に吐出可能になっている。
第2変形例において第1の地盤改良体50を形成する際には、図示省略するグラウト注入装置から注入管を介して隙間87に入るようにグラウトを注入する。そして、先端補強管80の隙間87、グラウト吐出孔84、861を介して周囲の地盤100と先端補強管80の先端側の地盤100とにグラウトを吐出すると共に、このグラウトの吐出と合わせて回転貫入管10を長手方向に前後動させる。このグラウトの地盤100への吐出と回転貫入管10の前後動により、地盤100の土粒子とグラウトが混合されるようにして、回転貫入管10の管本体の先端部の周囲と先端側の地盤100に第1の地盤改良体50を形成する。この場合のグラウトの注入圧も、例えば0.2MPa〜1MPa程度の注入圧で加圧注入とすると好適である。その後は上記実施形態と同様に口元バルブ方式等により第2の地盤改良体60を形成する。
第2変形例では、上記実施形態と同様の効果を奏することに加え、回転貫入管10の貫入抵抗を低減することができる。
〔実施形態及び変形例の地盤補強構造の性能評価〕
上記実施形態及び変形例の地盤補強構造において、第1の地盤改良体50、第2の地盤改良体60に、管頭変位が螺旋羽根22の外径の10%に到達する荷重を管頭荷重として載荷したときに発生する応力分布の解析結果を図9に示す。図9に示すように、第1の地盤改良体50と、第2の地盤改良体60の後部62では、垂直応力とせん断応力がともに小さく、第2の地盤改良体60のテーパ部61では垂直応力、せん断応力がともに最大になっている。また、第1の地盤改良体50には螺旋羽根22の隙間から比較的高い応力が伝播している。
ここで第1の地盤改良体50、第2の地盤改良体60の後部62の破壊応力を垂直応力:5,000kN/m程度、最大せん断応力:2,500kN/m程度を目安とし、第2の地盤改良体60のテーパ部61の破壊応力を60,000kN/m程度、最大せん断応力:30,000kN/m程度を目安とすると、発生する最大の垂直応力は、例えば第1の地盤改良体50に螺旋羽根22の隙間から最大2,500kN/m程度、第2の地盤改良体60のテーパ部61に最大3,500kN/m程度であり、いずれも破壊応力に達する垂直応力ではない。更に、発生する最大せん断応力は、例えば第1の地盤改良体50に螺旋羽根22の隙間から最大1,500kN/m程度、第2の地盤改良体60のテーパ部61に最大75kN/m程度であり、いずれも破壊応力に達する最大せん断応力ではない。
また、回転貫入管10の先端近傍の螺旋羽根22の隙間部分から第1の地盤改良体50に垂直応力、最大せん断応力を伝達している応力分布から、螺旋羽根22が第1の地盤改良体50、第2の地盤改良体60への集中的な応力伝播を抑制していることが分かる。
次に、図10に実施形態及び変形例の地盤補強構造と従来例の地盤補強構造の荷重−変位量曲線を示す。図10において、1点鎖線は図11の従来例の地盤補強構造、点線は上記実施形態の地盤補強構造、実線は第1変形例の地盤補強構造の押込み試験の荷重と変位量の関係である。押込み試験は、静的載荷方式とし、載荷方法は連続載荷、反力装置は反力アンカーで引き抜き抵抗力を用いた。
図10に示すように、実施形態及び第1変形例の地盤補強構造では、従来例の地盤補強構造に比べて、同じ荷重に対する変位が小さく、従来例の2.7〜4.9倍程度の極限支持力(管頭変位が螺旋羽根22の外径の10%に到達する荷重)が得られる。また、爪状部24a、24bの突出量が大きい第1変形例の地盤補強構造の方が、実施形態の地盤補強構造よりも、同じ荷重に対する変位が小さく、非常に高い極限支持力を得ることができる。
〔その他の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明、実施形態、第1、第2変形例の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
例えば上記実施形態では、第1の地盤改良体50の先端と第2の地盤改良体60の後端との間を定着長領域、第2の地盤改良体60と地表面101との間を自由長領域としたが、地盤100における第1の地盤改良体50と第2の地盤改良体60の形成領域は適宜であり、例えば第2の地盤改良体60を地表面101に達するまで或いは近接するまで形成し、全体を定着長領域とする地盤補強構造等としてもよい。
また、爪状部の形状、配置は爪状部24、24a、24bとその配置以外にも適宜であるが、爪状部或いは一体的な形状等の爪状部の部分が、略円周方向に所定間隔を開けて配置される構成とすることが好ましい
本発明は、螺旋羽根を有する回転貫入管を地盤に打設し、その周囲にグラウトによる地盤改良体を造成して地盤を補強する際に利用することができる。
10、110…回転貫入管 20、80…先端補強管 21、31、41、81、121、131…管本体 22、35、82、122、142…螺旋羽根 23…閉塞面 231…閉塞面 232…保護板 233…弧状板 234…間隙 24、24a、24b…爪状部 25、83、123…節突起 26、28、28a、34、44、84、861、124…グラウト吐出孔 27、32、33、42、43…継ぎ手 281…バネ式逆止弁 30…後続補強管 40…後続補強管 50…第1の地盤改良体 60…第2の地盤改良体 61…テーパ部 62…後部 71…注入管 72…パッカー 85…内管 86…蓋部 862…防護板 87…隙間 100、160…地盤 101、161…地表面 120…下部補強管 130…上部補強管 140…接続管 141…本体 150…地盤改良体

Claims (1)

  1. 管本体の先端に土砂侵入防止部が設けられ、前記管本体の先端外周面に螺旋羽根が設けられ且つ前記管本体の中間部位の外周面に前記螺旋羽根より大径の別の螺旋羽根が設けられていると共に、前記管本体の周壁にグラウト吐出孔が形成されている回転貫入管を用い、前記回転貫入管を地盤に回転貫入して打設する第1工程と、
    前記回転貫入管を長手方向に前後動させ、前記管本体の先端部の周囲の前記グラウト吐出孔からグラウトを吐出して、前記地盤の土粒子と前記グラウトを混合し、前記管本体の先端部の周囲に第1の地盤改良体を形成する第2工程と、
    前記回転貫入管を前記地盤の孔奥まで挿入して定置した状態で、前記管本体の周囲の前記先端部より後方の前記グラウト吐出孔から前記第1の地盤改良体の後端側に前記グラウトを吐出し、前記別の螺旋羽根に対して前記管本体の先端側と後端側に位置し且つ前記第1の地盤改良体と略隣接するように第2の地盤改良体を形成する第3工程と、
    を備えることを特徴とする地盤補強構造の形成方法。
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