JP5858429B2 - 歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置 - Google Patents
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Description
(a)ワーク搭載
図6(a)はワーク搭載工程を示し、エアシリンダ22のロッド22rが伸び側シリンダエンドに到達し、ワーク搭載位置検出器51がその状態を検出した場合は、ワーク歯車Gはワーク搭載位置Pmにあると判断されるので、図示されないロボットまたはオートローダは、ワークキャリア14にワーク歯車Gを搭載する。
(b)歯合わせ不良の検出
図6(b)は歯合わせ不良の検出工程を示し、エアシリンダ22により、ワークキャリア14をワーク搭載位置Pmから、シェービングカッタSの真下に位置するワーク加工位置Psに向けて移送する。
(c)再試行
図6(c)は再試行工程を示し、上記(b)で歯合わせ不良信号がオンになると、エアシリンダ22のロッド22rは前進(右向き)方向に伸び動作する。
(d)ワーク加工位置Psでの歯合わせ完了
図6(d)はワーク加工位置Psでの歯合わせ完了状態を示し、エアシリンダ22が縮み側シリンダエンドに到達したとき、ワーク加工位置確認検出器52がその状態を検出し、かつ、歯合わせ不良検出器48が歯合わせ不良を検出しない場合は、ワーク歯車Gはワーク加工位置Psにあると判断される。
(e)ワーク歯車Gの固定
上記(d)で歯合わせが完了し、ワークキャリア14がワーク加工位置Psに停止したことをワーク加工位置確認検出器52と歯合わせ不良検出器48とにより検出されると、ワーク歯車Gを固定するためにワークアーバ63がワーク歯車G側に前進し、ワーク歯車Gの軸孔hに挿入される。
(ステップ1)
ワークキャリア14がワーク搭載位置Pmに移動すると、ワーク搬入指令オン信号が出力され、ロボットまたはオートローダによりワーク歯車Gがワークキャリア14に搭載される。
(ステップ2)
ワーク搭載完了信号がオンとなったか否かを判定しているので、この搭載完了信号がロボットまたはオートローダから出力された時点でステップ3に進む。
(ステップ3)
コントローラ55より制御弁56に後進指令を出力し、エアシリンダ22のロッド22rを縮み方向に動作させる。
(ステップ4)
ワーク歯車Gをワーク搭載位置Pmからワーク加工位置Psに移送する際に歯合わせ不良検出手段16がワーク歯車Gの歯とシェービングカッタSの歯との歯合わせ不良の発生、すなわち歯合わせ不良信号オンを検出したか否かを判定する。
(ステップ5)
ステップ4でYESの場合(歯合わせ不良信号オンを検出した場合)は、自動歯合わせ装置の制御弁56に前進指令を出力し、エアシリンダ22のロッド22rを伸び方向に動作させる。
(ステップ6)
エアシリンダ22のピストンが再試行前進位置まで前進動作すると、再試行位置検出器53が再試行前進位置信号オンを出力するので、この再試行前進位置信号オンが出力されたか否かを判定し、再試行前進位置信号オンが出力された場合(YES)は、ステップ3に戻り、再度、自動歯合わせ装置にエアシリンダ22のロッド22rを縮み方向に動作させる後進指令を出力し、エアシリンダ22を後進動作させる。
(ステップ7)
ステップ4でNOの場合(歯合わせ不良信号オンを検出しない場合すなわち歯合わせ良好の場合)は、ワーク加工位置確認検出器52が加工位置確認信号オンを出力しているか否かを判定する。
(ステップ8)
ステップ4でNOの場合(歯合わせ良好の場合)であって、かつ、ステップ7でワーク加工位置確認検出器52が加工位置確認信号オンを出力している場合は、ワーク歯車Gがワーク加工位置Psにあることが確認されたので、ワーククランプ手段61の一部を構成するワークアーバ63を前進させるワークアーバ前進指令を出力し、固定側クランプ部材62と可動側クランプ部材64とによりワーク歯車Gをクランプする。
(ステップ9)
ワークアーバ63がワーク歯車Gをクランプする状態まで前進したことを検出する図示しない検出器からの信号によりワークアーバ63の前進完了か否かを判定する。
(ステップ10)
ステップ9でワークアーバ63の前進完了が確認された場合は、シェービング加工室12の自動開閉扉13を閉じる指令信号を出力し、この自動開閉扉13を閉じる。
(ステップ11)
ステップ9でワークアーバ63の前進完了が確認された場合は、シェービングカッタSによるワーク歯車Gのシェービング加工を開始する。
(ステップ12)
シェービングカッタSによるワーク歯車Gのシェービング加工が終了する。
(ステップ13)
ワークアーバ後進指令を出力し、ワーク歯車Gをクランプしていたワークアーバ63を後進させて、固定側クランプ部材62と可動側クランプ部材64とによるワーク歯車Gのクランプを解除する。
(ステップ14)
ワークアーバ63が所定位置まで後進したことを検出する図示しない検出器からの信号によりワークアーバ後進完了か否かを判定する。
(ステップ15)
ステップ14でワークアーバ後進完了が確認された場合は、シェービング加工室12の自動開閉扉13を開く指令信号を出力し、この自動開閉扉13を開く。
(ステップ16)
ステップ14でワークアーバ後進完了が確認された場合は、自動歯合わせ装置の制御弁56に前進指令を出力し、エアシリンダ22のロッド22rを伸び方向に前進動作させ、ワーク歯車Gをシェービング加工室12から取り出す。
(ステップ17)
ワーク搭載位置検出器51によりワーク歯車Gがワーク搭載位置Pmまで前進したことを確認する前進位置確認信号オンが出力されたか否かが判定される。
(ステップ18)
ステップ17で前進位置確認信号オンが出力された場合(YES)は、ワーク歯車Gがワーク搭載位置Pmに取り出された状態にあるので、ワーク歯車Gをワークキャリア14から搬出するワーク搬出指令信号を、ロボットまたはオートローダに出力して、ロボットがワーク歯車Gを取り出し動作したり、オートローダがワーク歯車Gをアンローティング動作する。
(ステップ19)
ステップ18のワーク搬出動作が完了するとワーク搬出完了信号が出力(オン)されるので、この信号が出力されたか否かが判定され、ワーク搬出完了信号が出力された場合は、ステップ1に戻って、次にシェービング加工するワーク歯車Gに備える。
h 軸孔
S シェービングカッタ
Ps ワーク加工位置
Pm ワーク搭載位置
Pr 再試行位置
11 自動歯合わせ装置
14 ワークキャリア
15 ワーク移送手段
16 歯合わせ不良検出手段
17 歯合わせ再試行手段
22 エアシリンダ
24 スライダ
25 ワークキャリア受け部材
29 位置決めピン
31 キャリア本体
32 凹溝
33 位置決め穴
41,42 検出手段取付部材
45 付勢手段としてのコイルスプリング
46 被検出体
48 歯合わせ不良検出器
51 ワーク搭載位置検出器
52 ワーク加工位置確認検出器
53 再試行位置検出器
54 制御手段
61 ワーククランプ手段
62 固定側クランプ部材
63 ワークアーバ
64 可動側クランプ部材
Claims (5)
- ワーク歯車を歯車状のシェービングカッタによりワーク加工位置でシェービング加工するに当たりワーク加工位置とは別のワーク搭載位置でワーク歯車を搭載するワークキャリアと、
ワークキャリアを移送してワーク歯車をワーク搭載位置からワーク加工位置に移送するワーク移送手段と、
ワーク歯車をワーク搭載位置からワーク加工位置に移送する際にワーク歯車の歯とシェービングカッタの歯との歯合わせ不良の発生を検出する歯合わせ不良検出手段と、
ワーク歯車がワーク加工位置に移送されるまでの歯合わせ不良検出時にワーク歯車をワーク加工位置と異なる再試行位置に戻して歯合わせ作業を再試行する歯合わせ再試行手段と
を具備し、
歯合わせ不良検出手段は、
ワーク移送手段中に設けられたワーク移送方向に離間可能な2つの検出手段取付部材と、
2つの検出手段取付部材を接触する方向に付勢する付勢手段と、
一方の検出手段取付部材に設けられた被検出体と、
他方の検出手段取付部材に設けられて、ワーク歯車がワーク加工位置に位置するようにワーク移送手段を動作させたときの被検出体に対する離間状態から歯合わせ不良を検出する歯合わせ不良検出器とを具備した
ことを特徴とする歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置。 - ワーク移送手段は、
ワークキャリアを介してワーク歯車を直線的に移送するエアシリンダと、
エアシリンダにより直線的に往復移動可能に設けられたスライダと、
スライダに上下動可能かつ原位置へ弾力的に復元可能に設けられ、ワークキャリアを受けるワークキャリア受け部材と
を具備したことを特徴とする請求項1記載の歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置。 - ワーク移送手段は、
ワークキャリア受け部材上に突設された複数の位置決めピンを備え、
ワークキャリアは、
キャリア本体と、
キャリア本体の上面部に設けられた、ワーク歯車を嵌着する凹溝と、
ワークキャリア受け部材により支持されるキャリア本体の下面部に設けられた、上記複数の位置決めピンと嵌脱自在の複数の位置決め穴と
を具備したことを特徴とする請求項2記載の歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置。 - ワーク移送手段は、
ワーク歯車がワーク搭載位置に位置するようにワーク移送手段を動作させた状態を検出するワーク搭載位置検出器と、
ワーク歯車がワーク加工位置に位置するようにワーク移送手段を動作させた状態を検出するワーク加工位置確認検出器とを備え、
歯合わせ再試行手段は、
ワーク搭載位置検出器とワーク加工位置確認検出器との間の最適位置に配置されて、ワーク歯車が再試行位置に位置するようにワーク移送手段を動作させた状態を検出する再試行位置検出器と、
歯合わせ不良検出手段がワーク歯車の歯とシェービングカッタの歯との歯合わせ不良の発生を検出したときに、再試行位置検出器によりワーク移送手段の動作状態を検出するまでワーク移送手段を戻し制御してワーク歯車を再試行位置まで移送するとともに再試行位置検出器によりワーク移送手段の動作状態を検出した後はワーク移送手段を反対方向に制御してワーク歯車をワーク加工位置に移送する制御手段と
を具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置。 - ワーク加工位置でシェービングカッタと歯合わせされたワーク歯車の一側面および他側面をクランプして歯合わせ状態を固定するワーククランプ手段を備え、
ワーククランプ手段は、
ワーク加工位置にあるワーク歯車の一側面に近接して定位置に設置された回転可能で軸方向固定の固定側クランプ部材と、
ワーク加工位置にあるワーク歯車の軸孔に対して固定側クランプ部材とは反対側で回転可能かつ軸方向移動可能に設けられ軸方向動作してワーク歯車の軸孔に嵌脱自在のワークアーバと、
ワークアーバに一体的に嵌着されて固定側クランプ部材とは反対側からワーク歯車の側面を押圧する可動側クランプ部材と
を具備したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置。
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JP2012138089A JP5858429B2 (ja) | 2012-06-19 | 2012-06-19 | 歯車シェービング加工における自動歯合わせ装置 |
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