JP5857286B2 - 遊技装置及び遊技システム - Google Patents

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Description

本発明は、所定の入力操作に基づいて機内に貯留された貯留遊技媒体を外部に払い出す遊技装置と、これを備える遊技システムに関し、特に、貯留遊技媒体の有無を検出するセンサを備える遊技装置と、遊技システムに関する。
遊技場(ホール)には、機内に貯留された遊技球や遊技メダルなどの遊技媒体を機外に払い出す遊技装置が設置されている。
このような遊技装置として、例えば、パチンコ機やスロットマシンなどの遊技機はもとより、遊技機ごとに併設されたメダル又は遊技球を貸し出す遊技媒体貸出装置、遊技者が予め遊技場に預け入れた貯遊技媒体(貯玉、貯メダル)を払い戻す再プレイ用の遊技媒体貸出装置(例えば、貯玉貸出装置、貯メダル貸出装置)などがある。
遊技機は、所定の入賞口への遊技球の入賞や、所定の小役の成立によって、遊技媒体を払い出すように構成され、遊技媒体貸出装置は、紙幣などの現金、有価価値を有する記録媒体(ICコイン、プリペードカードなど)又は会員カードなどの挿入に基づいて、ある一定数量の遊技媒体を払い出すように構成されている。
このような遊技装置は、マイコンを備える制御部からの指令に基づいて遊技媒体を払い出す払出装置を内部に備えている。
払出装置には、遊技媒体を貯留する貯留部と、この貯留部から流入する遊技媒体をモータなどの動力を用いて機外に送出する送出部とが設けられ、このような払出装置では、遊技媒体の払い出しに伴って貯留部に貯留された貯留遊技媒体が不足したときには、遊技場の店員等により遊技媒体の補給が行われるようになっている。
また、近年では、貯留部に貯留されている貯留遊技媒体の有無を検出する検出センサを備える払出装置も登場し、例えば、特許文献1記載の遊技媒体貸出装置は、その払出装置に設けられた貯留部に複数の検出センサが配置され、それぞれの検出センサからの信号にもとづいて最適な補給タイミングを判定するとともにその旨を報知するように構成されている。
特開2007−75357号公報
本発明は、補給タイミングを報知する遊技装置と、この遊技装置を備える遊技システムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の遊技装置は、遊技媒体を貯留する貯留部と、前記貯留部から流入する遊技媒体を所定の動力を用いて機外に送出する送出部と、前記貯留部に貯留されている遊技媒体の有無を検出するための検出部と、を備え、前記検出部から前記送出部に至るまでの間において前記検出部によって検出不能な所定数の遊技媒体を貯留可能な空間が形成される遊技装置であって、前記送出部から送出される遊技媒体数を計数するとともに、前記検出部から入力される検出信号に基づいて前記貯留部における遊技媒体の有無識別する制御手段と、前記所定数を超えない遊技媒体数を示す規定数を記憶する記憶手段と、貯留されている遊技媒体に関する情報を、所定の表示態様で表す表示手段と、を備え、前記制御手段は、前記検出信号が検出有りから検出無しに変化した後、前記規定数の遊技媒体が前記送出部から送出されたときに、貯留不足状態と判定するとともに、所定の報知制御を行い、前記表示手段は、前記制御手段によって識別される貯留部における遊技媒体の有無に応じて前記表示態様を変化させるとともに、遊技媒体有りから無しに変化した後においては、前記送出部から送出される遊技媒体数に応じて前記表示態様を変化させる構成としてある。
また、本発明の遊技システムは、上記の遊技装置と、この遊技装置と通信可能に接続される所定の管理装置と、を備える遊技システムであって、前記遊技装置は、前記管理装置において入力された前記規定数を受信して記憶する構成としてある。
遊技システムの構成を模式的に示す説明図である。 貯メダル貸出装置を示す図であり、(a)は、外観斜視図であり、(b)は、断面図である。 メダル払出装置の断面図である。 貯メダル貸出装置の制御部を中心とした制御構成を示すブロック図である。 貯メダル貸出装置に設定される設定項目別の設定値を示す図表であり、(a)は、メダルAに関する図表であり、(b)は、メダルBに関する図表である。 ホールコンピュータで実行される設定値入力処理を示すフローチャートである。 貯メダル貸出装置の表示部における表示例を示し、(a)は、上限払出数200を示す例図であり、(b)は、上限払出数150を示す例図である。 貯メダル貸出装置で実行されるメダル貸出処理を示すフローチャートである。 貯メダル貸出装置で実行されるメダル払出処理を示すフローチャートである。 貯メダル貸出装置で実行されるメダル詰まり判定処理を示すフローチャートである。 (a)は、貯メダル貸出装置で実行される貯留数判定処理を示すフローチャートであり、(b)は、貯メダル貸出装置の表示部における貯留数メーターの表示例を示す図である。 貯メダル貸出装置で実行される規定数設定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る遊技装置とこの遊技装置を備える遊技システムの好ましい実施形態について図1〜図12を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る遊技システムSは、複数の遊技機100(100a,100b)が設置される遊技場(ホール)に設けられ、遊技媒体貸出装置20(20a,20b)、台コンピュータ30、島コンピュータ40、ホールコンピュータ50、景品交換装置60、会員管理装置70、再プレイ用の貯遊技媒体貸出装置1、などで構成され、これらは所定のネットワーク(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク)を介してデータ通信可能に接続されている。
遊技機100は、遊技球やメダル等の遊技媒体を用いて遊技を行う、パチンコ機100a、スロットマシン100bで構成され、各遊技機100からは、遊技状態を示す遊技信号として、所定の大当り状態を示す大当り信号(ボーナス信号)、遊技媒体の出入数を示す遊技信号として、遊技機100への遊技媒体の投入数を示すアウト信号、遊技機100からの遊技媒体の払出数を示すセーフ信号等が出力される。これらの遊技信号は、台コンピュータ30と島コンピュータ40を介してホールコンピュータ50に入力されるようになっている。
遊技媒体貸出装置20(20a,20b)は、遊技球を貸し出す遊技球貸出装置20a、メダルを貸し出すメダル貸出装置20で構成され、コンピュータ制御により、紙幣等の現金を投入することで、投入金額に応じた所定数の遊技媒体を払い出す払出手段として動作する。
台コンピュータ30及び島コンピュータ40は、それぞれ遊技機100毎及び複数の遊技機100が取り付けられた遊技機島毎に設けられる情報中継処理装置であり、遊技機100とホールコンピュータ50の間で送受される情報を中継する。
ホールコンピュータ50は、所定の遊技データを集計する情報処理装置であって、遊技機100及び遊技媒体貸出装置20からの遊技信号(例えば、大当り信号、アウト信号、セーフ信号、売上信号など)を収集して、遊技機100毎、遊技機100の特定の機種毎、遊技機島毎、遊技場全体における所定の遊技データ(例えば、総アウト数、総セーフ数、大当り確率、売上げ、粗利、割数など)を集計する。
また、ホールコンピュータ50は、キーボードやマウス等の入力手段を備え、後述するメダルの種類ごとの、空間貯留数、上限払出数、規定数などの各種設定値を入力可能に構成されている。これらの各種設定値は、ネットワークを介して会員管理装置70に送信される。
景品交換装置60は、遊技者の獲得した遊技媒体をその数量に応じた景品との交換処理を行う情報処理装置であって、付設された所定のリーダ(例えば、ICコインリーダ)を介して遊技者の獲得した遊技媒体数を所定の記録媒体(例えば、ICコイン)から読み込み、この遊技媒体数とほぼ等価な価値を有する景品との決済処理を行う。
会員管理装置70は、遊技者が遊技場に予め預け入れたメダルや遊技球等の貯遊技媒体(貯玉、貯メダル)を遊技者(貯玉会員)毎に管理する情報処理装置であって、本実施形態では貯メダル貸出装置1と通信を行い、貯遊技媒体からの引き出し数に応じた遊技媒体数を預け入れた貯遊技媒体数から減算する。
また、会員管理装置70は、ホールコンピュータ50から受信したメダルの種類ごとの、空間貯留数、上限払出数、規定数などの各種設定値を記憶し、貯メダル貸出装置1からの要求に基づいてこれらを貯メダル貸出装置1に送信する。
貯メダル貸出装置1は、遊技機島などの島端に設けられ、会員カードの挿入及びパスワード等の入力を条件に、会員管理装置70と通信を行い、会員管理装置70の管理する当該会員の貯メダル数を上限として、内設されたメダル払出装置10を制御することにより、所望する数量のメダルを払い出し(引き出し)可能な貸出装置として構成されている。
このような遊技システムSにおいて、貯メダル貸出装置1が本発明に係る遊技装置として動作し、検出センサから送出部に至るまでの空間に存在する貯留メダル数を的確に把握し、最適な補給タイミングを報知するようになっている。
また、貯メダル貸出装置1は、電源投入時に会員管理装置70から、メダルの種類ごとの、空間貯留数、上限払出数、規定数などの各種設定値を取得し、これらに基づいて、最適な補給タイミングの判定を行うようになっている。
以下、貯メダル貸出装置1について詳述する。
貯メダル貸出装置1は、図2に示すように、前面側が開口した筐体1bと、この前面側を開閉可能に覆う前扉1aとから構成され、筐体1bには、メダル払出装置10、このメダル払出装置10をはじめ、各部を制御する制御部15などが配置され、前扉1aには遊技者の操作を受け付ける複数の操作手段が配設されている。
例えば、操作手段として、指触位置を検出可能なタッチパネルからなる表示部2、所定のカード(例えば、会員カード)を挿入/返却可能なカード挿入部3、メダル払出装置10の送出口と連通されメダルを排出するメダル排出口4、排出されたメダルを受入れる受け皿4a等が設けられている。
メダル払出装置10は、メダルを貯留する貯留部12(12a,12b)と、動力を用いてメダルを外部に送出する送出部13とから構成されている。
貯留部12は、着脱可能に形成された上タンク12aと、下タンク12bとに区分され、上タンク12aには、メダルを上方から補給可能に開口された開口部と、貯留メダルの有無を検出する二つの検出センサ11(11a,11b)とが設けられている。
検出センサ11(11a,11b)は、近接センサ、光センサ、導電センサなどのメダルを検出可能なセンサからなり、検出センサ11aは、上タンク12aの上部に配置され、検出センサ11bは、上タンク12aの下部に配置されている。
下タンク12bは、検出センサ11bから送出部13に至るまでの間において検出センサ11bによって検出不能な所定数のメダルを貯留可能な空間として形成され、この下タンク12bに貯留されている貯留メダルがそのまま送出部13に流入することになる。
この空間に貯留可能なメダル数を示す空間貯留数は、メダルの大きさ(メダル径)によって異なり、例えば、メダル径φ25のメダルAの場合は、1000枚、メダル径φ30のメダルBの場合は、700枚となっている(図5参照)。これらの空間貯留数は、予め実験的に求められた平均値である。
送出部13は、図3に示すように、貯留部12(12b)からの貯留メダルが流入可能に上方に開口されるとともに、メダル排出口4と連通する送出口13cと、送出口13cから送出されるメダルを一枚ずつ検出する計数センサ13aと、所定のモータ13bにより駆動され、回転軸を中心に回転する送出ロータ13dと、を備え、制御部15によってモータ13bが駆動制御されることで、送出ロータ13dが回転するとともに、送出ロータ13dに形成された貫通孔から取り込まれたメダルを一枚ずつ計数しながら、送出口13cから外部に送出するように構成されている。
制御部15は、図4に示すように、メダル払出装置10をはじめ、表示部2、挿入されたカードからID等を読み込むカードリーダ3a、ホールコンピュータ50及び会員管理装置70と通信を行う通信部14等をコンピュータ制御する制御手段として構成され、CPU15a、ROM15b、RAM15cを備えている。
制御部15には、同図に示すように、検出センサ11からの検出信号及び計数センサ13aからの計数信号が入力され、この検出信号を監視することにより、貯留部12における貯留メダルの有無を識別するとともに、計数信号を計数することで、送出部13から送出される貯留メダルの払出数及び、貯留部12における貯留メダル数(残量)を認識できるようになっている。
ROM15bには、会員カードを受け付けて貯メダルを貸し出す(引き出す)処理を行うメダル貸出処理、メダル貸出処理から呼び出されてメダルを払い出す処理を行うメダル払出処理、メダル払出処理から呼び出されてメダル詰まりを判定するメダル詰まり判定処理、貯留部12に貯留されている貯留メダル数を検出センサ11からの検出信号にもとづいて監視ながら、貯留メダル数を図形化して表示部2に表示させる処理を行う貯留数判定処理(いずれも後述)など、各種処理に係る制御プログラム及びデータが記憶され、CPU15aが各処理を実行することで、貯メダル貸出装置1が本発明に係る遊技装置として動作するようになっている。
また、RAM15c(本発明に係る記憶部)には、各制御プログラムで使用する引数を記憶するワーク領域であり、例えば、電源投入時に会員管理装置70から取得する、メダル種別情報、空間貯留数、上限払出数などの各種設定値を記憶する。
ここで、RAM15cに記憶される設定値について図5を参照しながら説明する。
図5は、RAM15cに記憶される設定項目別の設定値を示す図表であり、(a)は、メダルAに関する設定値を示す図表であり、(b)は、メダルBに関する設定値を示す図表である。
設定項目には、空間貯留数と、上限払出数と、規定数とがあり、それぞれメダルの種類別に定められている。
空間貯留数は、前述したように、下タンク12bに貯留可能な貯留メダル数を示すもので、この空間貯留数を示すメダルが、検出センサ11bが検出状態(以下、オンという)から未検出状態(以下、オフという)に変化したとき(上タンク12aが空の状態で下タンク12bがほぼ満杯の状態)からすべて払い出されると、貯留部12は貯留メダルのない、ほぼ空の状態となる。
また、空間貯留数は、メダルの大きさ(メダル径)によって異なり、例えば、メダルA(メダル径φ25)では、1000枚、メダルB(メダル径φ30)では、700枚となっている。
上限払出数は、一回の貯メダル引き出し操作で、払い出し(引き出し)可能な最大払出数を示すものである。
この上限払出数は、遊技場の管理者の権限によって変更可能な値であり、例えば、各図に示すように、100枚、150枚、200枚のいずれかの値に指定することができる。
規定数は、空間貯留数を超えない値として設定され、検出センサ11bがオンからオフに変化したときから計数されるメダル数がこの規定数に達すると、貯留部12が貯留不足状態にあることを外部に報知するとともに、この規定数を超えると、新たな引き出し操作が禁止される判定値となっている。
さらに、規定数は、空間貯留数から上限払出数を減じた値となっている。
例えば、図5(a)において、上限払出数を100枚(番号1)としたときの規定数は、空間貯留数1000枚から上限払出数100枚を減じた900枚となり、上限払出数を150枚(番号2)としたときの規定数は、空間貯留数1000枚から上限払出数150枚を減じた850枚となり、上限払出数を200枚(番号3)としたときの規定数は、空間貯留数1000枚から上限払出数200枚を減じた800枚となる。
このように規定数を空間貯留数から上限払出数を減じた値としたのは、検出センサ11bがオンからオフに変化した後、すなわち、上タンク12aが空の状態となり下タンク12bからの払い出しに移行した状態において、払い出し動作の途中で、規定数に達して規定数分のメダルが払い出されたとしても、この引き出し操作に係る払出数を最低限確保し、メダルの払い出し中に貯留メダルがなくなることを防ぐためである。
すなわち、規定数に達したタイミングでは、不足状態にあることが外部に報知されるものの、このタイミングでは、上限払出数分の貯留メダルが下タンク12bに確保されていることから、現時点での払い出し動作は継続させても、遊技者の所望する数のメダルを払い出すことができるからである。しかしながら、現引き出し操作に係る払い出し動作により規定数を超えて、空間貯留数に近づくと、上限払出数分の貯留メダルが下タンク12bに確保されている保障はないため、新たな引き出し操作を禁止するものである。
なお、上記のタイミングの判定、不足状態にあることの外部への報知、新たな引き出し操作の禁止に係る各動作は、後述のメダル貸出処理において実行される。
このような各設定項目に対応する設定値は、いずれか一の番号に対応する設定値が、制御部15で実行される電源投入処理において会員管理装置70から取得されるとともに、RAM15cに記憶されるようになっている。
例えば、貯メダル貸出装置1において使用するメダルがメダルA(メダル径φ25)であり、上限払出数が100枚と指定された場合には、図5(a)の番号1に対応する各設定値(空間貯留数1000枚、上限払出数100枚、規定数900枚)が、会員管理装置70から取得されるとともに、RAM15cに記憶されることになる。
また、規定数は、空間貯留数と上限払出数とが分かれば、制御部15で減算処理を実行することにより求められることから、空間貯留数と上限払出数のみを会員管理装置70から取得するとともに、これらから規定数を求めてRAM15cに記憶することもできる。
さらに、貯メダル貸出装置1としては、上限払出数と規定数が分かれば足りるので、上限払出数と規定数を会員管理装置70から取得し、これらをRAM15cに記憶させることもできる。
このようにRAM15cに記憶される各設定値は、ネットワークを介して取得される。
本実施形態では、ホールコンピュータ50で入力された各設定値が、会員管理装置70を介して取得されるようになっている。
具体的には、各設定値は、図6に示すように、ホールコンピュータ50で実行される設定値入力処理において設定されるとともに、この設定値が会員管理装置70に送信されるようになっている。
この設定値入力処理は、ホールコンピュータ50に備える所定の入力手段(例えば、キーボードやマウスなど)を用いて行われ、まず、設定項目ごとの設定値をメダルの種類別に入力するとともに、ホールコンピュータ50の記憶部に記憶する(S1)。このときには、図5に示すメダルA設定データとメダルB設定データのすべての設定値が記憶される。
さらに、ホールコンピュータ50において、貯メダル貸出装置1で使用するメダルの種類と、上限払出数とを指定する入力操作を行うことで、該当する一の番号(例えば、メダルAの番号1)の各設定値が会員管理装置70に送信されるようになっている(S2)。
これにより、制御部15が電源投入時に電源投入処理を実行することにより、一の番号(例えば、メダルAの番号1)の各設定値(空間貯留数1000枚、上限払出数100枚、規定数900枚)が会員管理装置70から取得されるとともに、RAM15cに記憶され、これらの各設定値に基づいて以下に示す各種動作や処理が実行可能となる。
例えば、上限払出数に基づいて、制御部15が表示部2を制御することにより、図7に示すような表示が可能となる。
具体的には、表示領域204に、RAM15cに記憶された上限払出数が表示され、表示領域201〜203には、上限払出数に基づいて算出される、上限払出数に満たない一回の引き出し操作で払出可能な貯メダル数が表示される。
例えば、図7(a)は、メダルA設定データの番号3に関する設定値がRAM15cに記憶された例を示したもので、この場合、上限払出数「200」が表示され、図7(b)は、メダルA設定データの番号2に関する設定値がRAM15cに記憶された例を示したもので、この場合、上限払出数「150」が表示されることになる。
また、この例では、表示領域200に、会員カードの挿入及びパスワード等の入力を条件に、会員管理装置70から取得した当該会員の貯メダル数(例えば、9800枚)が表示されている。
そして、貯メダル会員(遊技者)が、表示領域201〜204のいずれかの表示領域をタッチ操作することにより、制御部15にタッチ位置を示す信号が伝送されるとともに、制御部15がメダル払出装置10を制御することで、所望する数量の貯メダルが払い出されることになる。
この会員カードの挿入から表示領域201〜204のいずれかの表示領域をタッチ操作するまでが、本実施形態における貯メダル引き出しに係る一回の入力操作となっている。
また、取り消し操作に係る表示領域205をタッチ操作することにより、貯メダルが払い出されることなく、会員カードがそのまま返却されることになる。
また、会員カードを受け付けて貯メダルを貸し出す(引き出す)処理を行うメダル貸出処理おいては、記憶した規定数に基づいて、本発明の特徴的な動作となる、貯留不足状態の判定、不足状態にあることの外部への報知、新たな引き出し操作の禁止に係る各動作を実行する。
なお、本実施形態では、図8に示すメダル貸出処理がメインルーチンとなり、これに図9に示すメダル払出処理がサブルーチンとして呼び出され、さらに、図10に示すメダル詰まり判定処理がメダル払出処理から呼び出されるサブルーチンとして構成されているので、以下の説明では、この順番に従って説明する。
図8に示すメダル貸出処理では、カード挿入部3から挿入された会員カードに基づいて当該会員の貯メダル数を会員管理装置70から取得するとともに、タッチ操作により指定された払出数の貯メダルを、メダル払出装置10を制御することで払い出させるとともに、規定数を監視することで、貯留不足状態の判定、不足状態にあることの外部への報知、新たな引き出し操作の禁止に係る各動作を実行する。
なお、メダル払出装置10の制御に関しては、メダル払出処理を呼び出すことで実行され、このメダル払出処理では、検出センサ11を監視することで、検出センサ11bのオンからオフへの変化を検出するとともに、記憶した規定数から計数センサ13aの検出するメダル数を減算して、規定数を更新する処理を実行し、更新した規定数を引数としてメダル貸出処理に引き渡すようになっている。
メダル貸出処理では、図8に示すように、まず、会員カード挿入部3への会員カードの挿入を監視し(S11−No)、会員カードの挿入があれば(S11−Yes)、会員カードから読み込んだ会員IDと、表示部2に表示される所定の入力画面より入力されるパスワードとに基づいて会員管理装置70と相互通信を行い、正規な貯メダル会員か否かの照合を行う(S12)。
照合一致でなければ(S12−No)、会員カードを排出して(S16)、処理を終了し、照合一致であれば(S12−Yes)、その会員の貯メダル数を照会し、一時的に記憶する(S13)。
次いで、払出数(引出数)を指定するタッチ操作待ちとなり(S14−No、S15−No)、取り消し操作に係る表示領域205がタッチ操作されると(S15−Yes)、会員カードを排出して(S16)、処理を終了する。
一方、払出数を指定する表示領域201〜204のいずれかの表示領域がタッチ操作されると(S14−Yes)、会員カードを排出するとともに(S17)、後述のメダル払出処理を実行して(S18)、更新された更新規定数を引数として取得する。
なお、本実施形態では、貯メダルの一回の引き出しごとに、会員カードの挿入を要求するように構成されている。
続いて、更新された規定数を判定する(S19)。
後述のメダル払出処理において、規定数は、検出センサ11bがオンからオフに変化したタイミングでRAM15cの所定領域にセットされるとともに、計数センサ13aがメダルを検出する度に−1更新される値となっているので、引数として取得した規定数が「0」である場合は、検出センサ11bがオンからオフに変化したときから計数されたメダル数が規定数に達したことを意味し、貯留部12(12b)には、上限払出数分の貯留メダルが貯留されていることになる。
そこで、S19では、更新された規定数がマイナス(上限払出数分の貯留メダルを払い出しつつある状態)を含め「0」以下であるか否かの判定を行う。
規定数が「0」を超える値(規定数>0)のときは(S19−No)、未だ規定数に達していないものとみなして、処理を終了する。
一方、規定数が「0」以下であるときには(S19−Yes)、以下のような処理を行う。
規定数が「0」未満(マイナス)であるときには、上限払出数分の貯留メダルを払い出しつつあり、空間貯留数に近づきつつあるので、カード挿入部3からの新たな会員カードの挿入を禁止する(S20)。これは、例えば、挿入された会員カードを直ちに排出することで実現できる。また、会員カードの挿入を許可したとしても、払出数を指定する表示領域201〜204のいずれかの表示領域のタッチ操作を無効化することや、タッチ操作後にメダル払出処理を実行させないことでも、新たな引き出し操作に係る払い出しを禁止することができる。
また、規定数が「0」となったときには、貯留部12への補給を促す補給報知を行う(S21)。例えば、表示部2を制御して、「メダルを補給してください。」などのメッセージを表示させることや、通信部14からネットワークを介してホールコンピュータ50に補給を促す補給情報を送信するなどの、報知制御を行うこともできる。
その後、検出センサ11を監視してオン待ち状態となり(S22−No)、検出センサ11がオン、すなわちメダルの補給がなされれば、新たな会員カードの挿入の禁止を解除するとともに(S23)、補給を促す補給報知を解除する(S24)。すなわち、通常どおり会員カードを受け付け、貯メダルからのメダル引き出し可能な状態とする。
このように、規定数にもとづいて貯留部12に貯留されている貯留メダル数を判定することで、現引き出し操作に係る払出数を確保しながら、新たな引き出し操作に係る払い出しを禁止するとともに、空の状態に近いタイミングで補給を促す報知を行うので、補給回数を極力減らし、補給作業の効率化を図ることができる。また、メダルの送出中に貯留メダルがなくなることを防ぐことができる。
次に、図9に示すメダル払出処理は、メダル払出装置10の制御に関する処理で、この処理では、検出センサ11を監視することで、検出センサ11bのオンからオフへの変化から、上タンク12aが空の状態になって、下タンク12bからの払い出しに移行するタイミングを検出するとともに、このタイミング後、記憶した規定数から計数センサ13aの検出するメダル数を減算しながら規定数を更新し、更新した規定数を引数としてメダル貸出処理に引き渡すようになっている。また、計数センサ13aを監視することで、後述のメダル詰まり判定処理を呼び出して、メダル詰まりを検出させる。
具体的には、メダル払出処理では、図9に示すように、まず、送出モータ13bを駆動させ(S31)、送出ロータ13dを回転させる払い出し動作を行う。貯留部12に貯留メダルが貯留されているときには、この送出ロータ13dの回転に伴い計数センサ13aがメダルを検出するはずなので、次いで、メダルの払い出しが検出されたか否かの判定を行う(S32)。メダルが検出されないときには(S32−No)、メダル詰まりの可能性があるものとみなして、メダル詰まり判定処理を行う(S33)。
一方、メダルが検出されたときには(S32−Yes)、払出数を+1更新すると同時に(S34)、検出センサ11(11a,11b)が両方ともオフになったか否かの判定を行う(S35)。
検出センサ11(11a,11b)が両方ともオフでないときには、貯留部12にメダルが補給されたものとみなして、規定値を初期化(S36)、すなわち、更新した規定値を初期値に戻す(例えば、図5(a)において、番号1ならば、規定数800)。
また、検出センサ11(11a,11b)が両方ともオフとなったときには、検出センサ11bが初めてオンからオフに変化し、上タンク12aが空の状態になり、下タンク12bからの払い出しに移行したタイミングとみなして、規定数(初期値)をRAM15cの所定領域にセットするとともに、規定数を−1更新する(S37,S38)。
続いて、指定された払出数が払出済みか、すなわち、S34で更新した払出数がタッチ操作された表示領域201〜204のいずれかの表示領域に示された払出数となったか否かの判定を行う(S39)。
払出済みでなければ(S39−No)、指定された払出数となるまで、再び送出モータ13bを駆動させ、貯留メダルを払い出す払い出し動作を行う(S31)。
払出済みであれば(S39−Yes)、後述のメダル詰まり判定処理において判定されるメダル詰まりの有無を示すメダル詰まりフラグがオン(メダル詰まり発生)ならば、オフ(メダル詰まり解消)に戻す。
このように、メダル払出処理では、検出センサ11bが初めてオンからオフに変化するタイミングを検出するとともに、このタイミング後、規定数から計数センサ13aの検出するメダル数を減算しながら規定数を更新し、更新した規定数を引数としてメダル貸出処理に引き渡すようになっているので、検出センサ11bから送出部13に至るまでの空間に存在する貯留メダル数が的確に把握されるとともに、メダル貸出処理においては、適切な補給タイミングを報知することできる。
次に、図10に示すメダル詰まり判定処理は、メダル払出処理において、送出モータ13bを駆動させたにもかかわらず、計数センサ13aがメダルを検出しなかったときに呼び出され、貯留部12におけるメダル詰まりを検出する処理ある。なお、メダル詰まりとは、メダル同士が絡み合って流下不能に滞留するブリッジ現象の発生により、メダルが貯留されているにもかかわらず払い出せなくなる状態をいう。
具体的には、メダル詰まり判定処理では、図10に示すように、既に、メダル払出処理において、送出モータ13bを駆動(例えば、3秒間正転)させたか否かの判定を行う(S51)。送出モータ13bを駆動させていないときには、メダル詰まりと判定するまでの払い出し動作回数を示すリトライカウンタを初期化(クリア)する(S52)。
一方、既に、メダル払出処理において、送出モータ13bを駆動させたにもかかわらず、計数センサ13aがメダルを検出しなかったときには、リトライカウンタを+1更新する(S53)。
次いで、リトライカウンタの値を判定し(S54)、3回未満であれば(S54−No)、さらに、送出モータ13bを駆動させ、払い出し動作を行わせるために処理を終了させる。
リトライカウンタの値が3回以上であれば(S54−Yes)、送出モータ13bの駆動制御を停止させる(S55)。
続いて、メダル詰まりフラグ成立の有無を判定する(S56)。既にメダル詰まりフラグがオン(メダル詰まり発生を検出:S60)しているとき(S56−Yes)、すなわち、リトライカウンタが3回を超えているようなときには、メダル詰まり以外のエラー(例えば、断線、ショートなど)が検出されたものとし(S57)、エラーを報知(例えば、表示部2においてメッセージ表示又はホールコンピュータ50にエラー情報を出力)する(S58)。その後、エラー復旧待ちとなる(例えば、電源再投入など)。
一方、既にメダル詰まりフラグがオンしていないときは(S56−No)、検出センサ11(11a,11b)の検出状態によって、以下のように処理が分岐する。
検出センサ11(11a,11b)のいずれか一方がメダルを検出している(オン)ときには(S59−Yes)、貯留部12に貯留メダルがあるにもかかわらず、送出モータ13bを駆動させても計数センサ13aがメダルを検出できない、メダル詰まり状態にあると判定し、メダル詰まりを検出する(S60)。
このときには、メダル詰まりを報知する(例えば、表示部2においてメッセージ表示又はホールコンピュータ50にメダル詰まり情報を出力)とともに(S61)、メダル詰まりフラグをオンする(S62)。
このように、検出センサ11が貯留メダルを検出している場合において、送出モータ13bを駆動させたにもかかわらず、メダルが計数されないときに、メダル詰まりと判定することは、必要十分な条件で効率良くメダル詰まりを判定していることになる。
その後、前扉1aの開放を検出する扉スイッチのオン(開放)待ちとなり(S63−No)、扉スイッチのオン(S63−Yes)により、さらに、所定の復帰ボタンの操作待ちとなる(S64−No)。復帰ボタンの操作を検出すると(S64−Yes)、処理を終了する。
一方、検出センサ11(11a,11b)のいずれもメダルを検出していない(両方ともオフ)ときには(S59−No)、貯留部12に貯留メダルがない状態と判定し、貯留メダルなしを検出する(S65)。
このときには、貯留メダルなしを報知する(例えば、表示部2においてメッセージ表示又はホールコンピュータ50に貯留メダルなし情報を出力)とともに(S66)、その後、検出センサ11を監視する補給待ちとなり(S67−No)、検出センサ11のいずれか又は両方のオン検出(S67−Yes)により、さらに、所定の再開ボタンの操作待ちとなる(S68−No)。再開ボタンの操作を検出すると(S68−Yes)、貯留メダルなし報知を解除し(S69)、処理を終了する。
続いて、表示部2を制御することで、貯留部12における貯留メダル数を、所定の表示態様で表す処理について、図11を参照しつつ説明する。
この処理では、検出センサ11(11a,11b)の検出状態(オン/オフ)と、検出センサ11bが初めてオンからオフに変化したときから払い出されたメダル数とに応じて、貯留部12に貯留されている貯留メダル数を判定しながら、これに応じて、表示態様として所定の図形の形態を変化させるように、表示部2を制御するようになっている。
表示態様としての図形は、貯留メダル数をその長さに比例させて表示するメータ表示を採用し、図11(b)に示す貯留数メータ206がこれに相当する。
貯留数メータ206は、貯留メダル数を貯留レベルとして表したもので、貯留メダル数の少ない方から多くなるにつれ、レベル1、レベル2、レベル3、レベル4のように、図形の長さ(高さ)を変化させるようになっている。
このような処理は、図11(a)に示す貯留数判定処理において、以下のように実行される。
貯留数判定処理では、まず、検出センサ11aがオフか否かの判定を行い(S71)、検出センサ11aがオフでないとき(S71−No)、すなわち、検出センサ11aがオンで、上タンク12aの上部までメダルが貯留されているときには、貯留レベルを、ほぼ満杯状態を示すレベル4として表示する(S72)。
検出センサ11aがオフのときは(S71−Yes)、続いて、検出センサ11bがオフか否かの判定を行う(S73)。
検出センサ11bがオフでないとき(S73−No)、すなわち、検出センサ11bがオンで、上タンク12aの下部までメダルが貯留されているときには、貯留レベルをレベル3として表示する(S74)。
一方、検出センサ11bがオフのときは(S73−Yes)、検出センサ11bがオンからオフに変化した後からの累計払出数に応じて、貯留レベル(レベル1又はレベル2のいずれか)の判定を行う(S75)。
具体的には、検出センサ11bがオンからオフに変化した後からの累計払出数が所定数(例えば、400枚)に満たないときには(S75−No)、貯留レベルをレベル2として表示し(S76)、累計払出数が所定数(例えば、400枚)に達した後は(S75−Yes)、貯留レベルをレベル1として表示する(S77)。
このように、貯留数判定処理では、検出センサ11における貯留メダルの検出の有無に応じて貯留数メータ206の形態を変化させるとともに、検出センサ11bがオンからオフに変化した後においては、送出部13から送出されるメダル数に応じて貯留数メータ206の形態を変化させるようになっている。
これにより、検出センサ11によって検出可能な貯留メダルのみならず、検出センサ11によって検出不能な貯留メダルであって、下タンク12bに貯留されている貯留メダルの残量までも識別することができる。
次に、規定数を自動的に設定する規定数設定処理について、図12を参照しながら説明する。
前述したように、図5に示す各設定項目に対応する設定値は、いずれか一の番号に対応する設定値が、制御部15で実行される電源投入処理において会員管理装置70から取得されるとともに、RAM15cに記憶されるようすることもできるが、図5に示すメダルA設定データとメダルB設定データのすべての設定値を予めROM15bに記憶しておき、使用するメダルの種類と、上限払出数とを入力するとともに、以下の規定数設定処理を実行することで、規定数をRAM15cに自動的に記憶させることもできる。
具体的には、図12に示すように、まず、入力されたメダルの種類、すなわち、使用するメダルがメダルAかそれ以外(メダルB)か判定を行う(S81)。
入力されたメダルの種類がメダルAの場合は、さらに、入力された上限払出数を判定し(S82,S84)、上限払出数に応じて規定数を決定する(S83,S85,S86)。
一方、入力されたメダルの種類がメダルAでない場合は、すなわち、メダルの種類はメダルBとなることから、メダルAの場合と同様に、入力された上限払出数を判定し(S87,S89)、上限払出数に応じて規定数を決定する(S88,S90,S91)。
そして、決定された規定数がRAM15cに記憶されることになる。
これにより、会員管理装置70から取得しなくとも、規定数を設定することができる。なお、使用するメダルの種類と、上限払出数の入力は、表示部2に表示させる所定の設定画面を見ながらタッチ操作により入力させることもできるし、制御部15で実行される電源投入処理において会員管理装置70から取得することもできる。
なお、図5に示すメダルA設定データとメダルB設定データのすべての規定数を予めROM15bに記憶しておき、上記のタッチ操作や、会員管理装置70(又はホールコンピュータ50など)からの指令に応じて、判定に用いる規定数を直接決定することもできる。
以上説明したように、本実施形態の貯メダル貸出装置1及びこれを備える遊技システムSによれば、検出センサ11bから送出部13に至るまでの空間(下タンク12b)に存在する貯留メダル数を的確に把握し、最適な補給タイミングを報知することで、補給回数を極力減らし、補給作業の効率化を図ることができる。
以上、本発明の遊技装置及びこれを備える遊技システムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技装置及びこれを備える遊技システムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、空間貯留数から上限払出数を減算した値を規定数としたが、空間貯留数に満たない任意の値を規定数とすることもできる。
また、本実施形態では、再プレイ用の貯メダル貸出装置を遊技装置としたが、遊技機ごとに併設される遊技媒体貸出装置20(20a,20b)を遊技装置とすることもできるし、スロットマシン100bを遊技装置とすることもできる。
これらの遊技装置においても、空間貯留数は実験的に求めることができるので、空間貯留数を超えない規定数を予め設定するとともに(RAMやROMに記憶する)、検出センサがオンからオフに変化した後、送出部から送出される遊技媒体数が規定数に達したときに、貯留不足状態と判定することができる。
また、遊技球貸出装置20a及びメダル貸出装置20bにおいては、一の操作によりまとめて払い出される遊技媒体の上限払出数も設定されているので(例えば、貸出料金20円/枚のメダル貸出装置では、1000円の投入操作でメダル50枚)、空間貯留数から上限払出数を減算して規定数を求めることができる。
また、本実施形態では、各設定項目の設定値をホールコンピュータ50から入力したが、景品交換装置60、会員管理装置70、貯メダル貸出装置1に備えるに所定の入力手段から入力することもできる。
また、貯メダル貸出装置1において、RAM15cを電源断によっても記憶内容保持可能に構成することで(例えば、バックアップ電源の供給や不揮発性メモリの採用)、更新される規定数を翌営業日まで持ち越すこともきる。
これにより、検出センサから送出部に至るまでの空間に存在する貯留メダル数を常に把握することができる。
なお、電源断によって規定数をクリアする構成としても、電源投入時において、検出センサ11による貯留メダルの検出状態にかかわらず、貯留不足状態に係る報知を必ず行わせることで、貯留メダル数を安定的に把握することができる。
また、設定項目には、空間貯留数と、上限払出数と、規定数とが定められているが、規定数のみを定めて(記憶して)検出センサ11bがオフ状態になってから規定数を払い出したときに貯留不足を報知するようにしても良い。
この場合、規定数は、予めROM15bに記憶しておくこともできるし、ネットワークを介して取得してRAM15cに記憶させることもできる。
また、本実施形態では、貯留メダル数を、貯留数メータ206を用いて、図形の形態の変化として表したが、貯留レベルに応じて、20%、40%、60%、80%のように数字などの表示態様の変化で表すこともできる。
1 貯メダル貸出装置(遊技装置)
2 表示部(操作部)
206 貯留数メータ(図形)
10 メダル払出装置
11 検出センサ(検出部)
12 貯留部
12a 上タンク
12b 下タンク(空間)
13 送出部
13a 計数センサ
13b 送出モータ(動力)
15 制御部
15c RAM(記憶部)
30 台コンピュータ
40 島コンピュータ
50 ホールコンピュータ
60 景品交換装置
70 会員管理装置
S 遊技システム

Claims (6)

  1. 遊技媒体を貯留する貯留部と、前記貯留部から流入する遊技媒体を所定の動力を用いて機外に送出する送出部と、前記貯留部に貯留されている遊技媒体の有無を検出するための検出部と、を備え、前記検出部から前記送出部に至るまでの間において前記検出部によって検出不能な所定数の遊技媒体を貯留可能な空間が形成される遊技装置であって、
    前記送出部から送出される遊技媒体数を計数するとともに、前記検出部から入力される検出信号に基づいて前記貯留部における遊技媒体の有無識別する制御手段と、
    前記所定数を超えない遊技媒体数を示す規定数を記憶する記憶手段と、
    貯留されている遊技媒体に関する情報を、所定の表示態様で表す表示手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記検出信号が検出有りから検出無しに変化した後、前記規定数の遊技媒体が前記送出部から送出されたときに、貯留不足状態と判定するとともに、所定の報知制御を行い、
    前記表示手段は、
    前記制御手段によって識別される貯留部における遊技媒体の有無に応じて前記表示態様を変化させるとともに、遊技媒体有りから無しに変化した後においては、前記送出部から送出される遊技媒体数に応じて前記表示態様を変化させる
    ことを特徴とする遊技装置。
  2. 遊技機に併設される
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技装置。
  3. 遊技者によって投入された金額の範囲内で遊技媒体を払い出す
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技装置。
  4. 遊技者の操作を受け付ける、タッチパネルによって構成される操作手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技装置。
  5. 遊技者が遊技場に予め預け入れた遊技媒体数の範囲内で遊技媒体を払い出す
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技装置と、この遊技装置と通信可能に接続される所定の管理装置と、を備える遊技システムであって、
    前記遊技装置は、
    前記管理装置において入力された前記規定数を受信して記憶する
    ことを特徴とする遊技システム。
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