JP5856635B2 - 画面表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークの状況を画面表示する技術に関する。
通信事業者のネットワークには、転送装置や制御装置など様々な装置が用いられている。ネットワーク構成を表示する場合、その方法の一つに、装置の地理的な位置情報を用いて、地図上の対応箇所に装置(下位サービス装置101,102,103、転送装置121,122、制御装置141、上位サービス装置161)を描画する方法がある(図1、非特許文献1)。この方法では、装置の位置や、装置がカバーする地理的な範囲を認識しやすくなる利点がある。
ネットワーク構成を表示する他の方法には、地理的な情報を全く考慮せずに、装置(図2では四角形表示)間の論理的な接続関係(論理トポロジ)のみに基づいた表示方法(図2、非特許文献2)がある。さらに、その派生形として同じ機能と役割のものを同じ階層に配置する方法がある(図3、非特許文献1)。図3に示すように、階層の上下関係については、ネットワークの末端に位置する装置(下位サービス装置101,102,103)の階層(破線で囲んだ部分)を最下位として、末端の装置から経由する装置の数(ホップ数)を基に定義する。同じ機能と役割を備える装置群を「階梯」として定義することもできる。図3の方法では、装置の役割やネットワークの論理構成を認識しやすい利点がある。
図1〜3に示す画面表示方法においては、ネットワーク全体表示のほかに、ネットワークの一部のみを切り出して表示することが可能である。切り出し方としては、例えば、一部の装置周辺の構成のみを切り出す方法、一部地域の装置構成のみを切り出す方法、ある特定の機能を持つ装置群と階梯のみを切り出す方法、ある特定のサービスに関する階梯のみを切り出す方法、がある。
例えば、特定の制御系機能を持つ装置群と階梯(制御プレーン)のみを切り出す例を、図4Bに示す。図4Bは、図4Aの構成から制御系機能を持つ制御装置141とサービス装置(下位サービス装置101,102,103、上位サービス装置161)のみを切り出して表示した場合を表している。制御プレーンに属する制御装置141と下位サービス装置101,102,103および上位サービス装置161との間には、物理的には転送装置121,122や転送リンクが介在する。そこで、この表示方法においては、制御系装置相互の接続状況を明確にするために、制御系装置間に介在する転送装置や転送リンクなど物理的な接続状況を抽象化して制御リンク151(図4Bでは破線)として表示する。これにより装置間の制御系機能の動作状況を認識しやすくする利点がある。
また、ある特定のサービスに係る階梯のみ切り出す例として、ユーザが相互に通信を行う場合に、ユーザが接続する装置(サービスプレーン)が属する階梯のみ切り出して表示する場合を、図5Bに示す。図5Bは、図5Aの構成から上位サービス装置161と下位サービス装置101,102,103のみを切り出して表示した場合を表している。上位サービス装置161と下位サービス装置101,102,103との間には転送装置や転送リンクが介在し、サービスを実現するために制御プレーンに属する制御系装置が協調動作している。そこで、この表示方法においては、これら装置やリンクの動作状況を抽象化してサービスリンク152(図5Bでは破線)として表示する。これにより装置間のサービス提供状況を認識しやすくする利点がある。
これらの表示方法においては、ネットワーク異常発生時にその原因となった箇所や影響範囲を認識しやすくするため、装置やリンクなどから何らかの警報が発出された場合や、装置の応答がないなどの異常が疑われる場合は、構成図上の該当する装置やリンクに対して付加記号を重畳したり、装置やリンクの色を変えたりするなどして該当する箇所を閲覧者に明示する。例えば、図1の表示に警報を付した場合を図6(非特許文献1)に示す。また、図3の表示に警報を付し場合を図7(非特許文献1)に示す。
しかしながら、図6や図7に示す表示方法は、ネットワークの異常発生時における、各階梯単位の動作正常性確認および原因装置特定や、ある装置の異常による他の装置への影響確認、さらには影響を被った地域やユーザ数(り障範囲)の把握などの業務において、次のような問題がある。図6に示す地理的な配置に基づいた平面表示方法では、階梯構成を表現することは難しく、重要な装置か末端の装置かを一目で認識できないため、故障の重要度を把握することが難しい。また、図7に示す各階梯の接続状況を一括表示する方法では、地理的な位置関係が表現されないため、影響を受けた地域の把握が難しい。
上記の問題を解決する手法として、空間軸(X,Y,Z軸の3次元)を用いた3次元画面表示方法(図8)が考えられる。3次元のうちXY平面には地図を重畳し、実世界で装置が配置されている箇所の緯度経度などの地理情報を用いて、XY平面に重畳した地図上の対応するポイントに装置を配置する。さらに、Z軸(高さ)を利用して階梯を表現する。ある高さのXY平面に同じ階梯(同じ属性)の装置を配置し、異なる階梯の装置は異なる高さに配置する。これら配置した装置について、実際のネットワーク接続情報を基に、接続関係にある装置を線(リンク)で結ぶ。また、末端階梯より上の階梯の装置が存在する箇所(下位サービス装置102、転送装置122および上位サービス装置161)は、これらの装置群を重要ビル155として立方体で囲む。このようにすることで、閲覧者は、各装置の階梯を視認しやすくなる。さらに、複数の装置で、現用系・待機系を組む装置については、画面上において、これら装置群を線で囲むなどしてグループを明示する。例えば、図8では、同じグループの装置群を楕円154で囲む。これにより、現用系・待機系を組む装置群を、閲覧者が画面上で認識しやすくなる。よって、ある装置の障害発生時における、サービスの影響度を、閲覧者が画面上で推測しやすくなる。
この3次元画面表示方法では、図9Aに示すように、視点(図9Aの第1の視点、第2の視点)の位置や向きを自由に設定して、任意の装置およびリンクの状況にフォーカスしたネットワークの状況を確認できるようにしてもよい。すなわち、視点は、カメラに相当している。
例えば、図9Bは、図9Aの第1の視点から見た表示画面例であり、装置およびリンクを、XY平面に投影した平面図を表している。また、図9Cは、図9Aの第2の視点から見た表示画面例であり、装置およびリンクを、YZ平面に投影した立面図を表している。
立石直規、他3名、「大規模ネットワークの情報可視化方式に関する検討」、電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、巻112号、492(ICM2012 59-80)、pp.89-94、(2013年3月) ITU-T Z.352, Z.361,Z.371, Z.372、[online]、[平成26年2月6日検索]、インターネット<URL: http://www.itu.int/ITU-T/recommendations/index.aspx?ser=Z[Z.352,Z.361,Z371,Z.372]> Giuseppe Di Battista, et al.,"Graph Drawing: Algorithms for the Visualization of Graphs", Prentice Hall,1999
しかしながら、図9Aに示す視点を用いた方法では、ネットワークのある要素に近接した視点(以降、カメラとも称す。)を設定した場合、カメラの視野角が一定範囲に限られるため、ネットワークの表示したい部分が視野外になってしまうという問題がある。
例えば、比較例として、図10Aに示すように第3の視点を設定した場合で説明する。この第3の視点によって、図10Bのような画面表示が得られることになる。
図10Bの画面表示では、次の(1)〜(3)のような問題がある。
問題(1):一目見ただけでは現在見ている階層を認識し難い。例えば、1階梯のみ表示されている場合には、現在注目している階層名を明示的に表示していないことから、どの階梯に注目しているかが分かり難くなるケースがある。
問題(2):他の階層の様子を認識することが難しい。例えば、1階梯のみ表示されている場合には、他の階層の警報などの情報が表示されていないことから、他の階層での障害発生などを認識できないケースがある。
問題(3):カメラが近接する分、装置は拡大表示され画面に占める割合が大きくなる。そのため、装置の密集地では拡大表示された装置に隠れるリンクが多くなり、視認性が阻害されるケースがある。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を生成する画面表示装置を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明の画面表示装置は、複数の装置それぞれの表示位置をXY平面に表示した地図上の座標と高さ方向のZ軸の座標とを用いて、ネットワークの状況の三次元表示画面を生成する画面表示装置であって、カメラの画角に関する情報を記憶する記憶部と、入力装置からカメラの設定位置の座標および向きの入力を受け付け、生成された前記ネットワークの状況の三次元表示画面を表示装置に出力する入出力部と、前記三次元表示画面を生成する処理部とを備え、前記処理部が、(1)前記入出力部によって受け付けられた前記カメラの設定位置の座標および向きと前記装置の表示位置の座標とを用いて、前記カメラの撮影範囲に入る装置の中で前記カメラに最も近い装置と前記カメラとの間の距離を計算し、(2)前記カメラに最も近い装置と前記カメラとの間の距離および前記カメラの画角を参照して、前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離を計算し、(3)前記三次元表示画面に表示する前記複数の装置間の高さ方向の距離を取得し、(4)前記表示する装置間の高さ方向の距離と前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離とを比較し、(5)前記表示する装置間の高さ方向の距離が前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離より大きい場合、前記表示する装置間の高さ方向の距離を前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離に縮小するように、前記Z軸方向の座標を変更することを特徴とする。
このような構成によれば、画面表示装置は、高さ(Z軸)方向の座標を変換することによって、高さ方向の表示範囲を変えることができる。したがって、画面表示装置は、現在見ている階層を認識しやすくするとともに、他の階層の様子を認識しやすくなるように、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を生成することができる。
また、前記画面表示装置は、前記記憶部には、さらに、予め決められた第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値が記憶されており、前記処理部が、前記Z軸方向の座標を変換後の前記カメラの撮影範囲に入る装置について、当該装置の中でカメラ位置に最も近い装置と前記カメラとの間の距離が前記第1の閾値以下となり、かつ当該装置の数が前記第2の閾値以下となり、かつ高さが同じ同一XY平面上に位置する当該装置間の距離が前記第3の閾値以下となる場合、前記カメラ位置に最も近い装置と前記カメラとの間の距離を前記第1の閾値で除算した値を算出し、前記算出した値を当該装置の表示の辺の長さに乗算して、当該装置の表示の辺の長さを縮小することを特徴とする。
このような構成によれば、画面表示装置は、装置の表示の辺の長さを小さくすることができる。したがって、画面表示装置は、装置の密集地においても装置を認識しやすくなるように、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を生成することができる。
また、前記画面表示装置は、前記記憶部には、さらに、予め決められた第4の閾値が記憶されており、前記処理部が、前記Z軸方向の座標を変換後の前記カメラの撮影範囲に入る装置に対して、当該装置の中でカメラ位置に最も近い装置と前記カメラとの間の距離が前記第1の閾値以下となり、かつ当該装置の数が前記第2の閾値以下となり、かつ高さが同じ同一XY平面上に位置する当該装置間の距離が前記第3の閾値以下となる場合、当該装置の中で同じ機能と役割のものを同じ高さのXY平面内に配置したとき、同じ高さのXY平面内に配置される当該装置間について間隔補正計算を実施し、補正計算後の位置を取得し当該装置の表示位置とすることを特徴とする。
このような構成によれば、画面表示装置は、装置間に一定以上の距離が設定されて、装置でリンクが隠れることを抑制することができる。したがって、画面表示装置は、装置の密集地においてもリンクを認識しやすくなるように、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を生成することができる。
本発明によれば、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を生成することができる。
ネットワークの状況を地理的な配置に基づき表示した例を示す図である。 ネットワークの状況を論理トポロジに基づき表示した例を示す図である。 ネットワークの各階梯の接続状況を一括表示した例を示す図である。 図3に示したネットワークの各階梯の接続状況の例を示す図である。 図4Aに対して、制御系装置間に介在する転送装置、転送リンクなど物理的な接続状況を制御リンクに抽象化して表示した例を示す図である。 図3に示したネットワークの各階梯の接続状況の例を示す図である。 図5Aに対して、サービス系装置間に介在する転送装置、制御装置などの構成をサービスリンクに抽象化して表示した例を示す図である。 図1の表示方法において、警報を併せて表示した例を示す図である。 図3の表示方法において、警報を併せて表示した例を示す図である。 3次元表示した例を示す図である。 視点の位置および向きを設定した場合の表示画面例を示す図である。 図9Aに示す第1の視点から見た表示画面例を示す図である。 図9Aに示す第2の視点から見た表示画面例を示す図である。 比較例において第3の視点を設定した場合の表示画面例を示す図である。 比較例において図10Aに示す第3の視点から見た表示画面例を示す図である。 本実施形態の画面表示装置の表示画面例を示す図である。 カメラの視野角内にZ軸方向が納まらない場合の一例を示す図である。 Z軸方向が納まらない場合の補正例(第1視野補正)を示す図である。 本実施形態の画面表示装置の機能例を示す図である。 装置属性情報、装置間接続情報および装置配置設定情報の一例を示す図である。 視野補正設定情報およびカメラ現況情報の一例を示す図である。 画面表示装置の処理フロー例を示す図である。 視野補正処理のフロー例を示す図である。
本発明を実施するための形態(以降、「本実施形態」と称す。)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
はじめに、発明が解決しようとする課題において説明した問題(1)〜(3)を解決するために、本実施形態における画面表示装置が実行する視野補正処理の概要について、図11を用いて説明する。
(第1視野補正処理)
視野補正部227(後記)は、問題(1),(2)を解決するために、Z軸方向の表示したい範囲を表示するように、装置間の距離1101(Z軸の各階層間の距離)を縮小する処理を実行する。この処理によって、他の階層の状況も視認可能となる。
ここで、カメラの視野角内にZ軸方向が納まらない場合の一例について、図12を用いて説明する。
図12に示すように、視野角内のZ軸方向の距離(カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離)は、2×Zvで表される。そして、階層1から階層4までの範囲を表示したい場合には、少なくとも、Zhの距離分がはみ出していることになる。したがって、階層1〜階層4までの範囲を表示する場合には、(Zh+2×Zv)の距離(表示する装置間の高さ方向の距離)を(2×Zv)の距離に縮小するように座標を変換すればよい。
つまり、Z軸の座標に2×Zv/(Zh+2×Zv)の係数を乗算して、Z軸方向の高さを補正すると、図13に示すように、全体の高さが表示できることになる。
(第2視野補正処理)
図11へ戻って、第2視野補正処理では、問題(3)を解決するために、装置の大きさ1102を小さくする処理が実行される。
具体的には、視野補正部227(後記)は、装置箱(装置を表す四角柱)を調整するための係数を乗算して、装置箱辺の長さを補正する。第2視野補正処理の詳細については後記する。
(第3視野補正処理)
第3視野補正処理では、問題(3)を解決するために、装置間のリンクを表示できるように、装置間の距離1103を調整(拡大、短縮)する処理が実行される。
具体的には、視野補正部227(後記)は、装置間のXY平面上の距離を、力学モデル(ばね理論、非特許文献3)などを用いて調整する。
ここで、一例として、ばね理論を用いて装置間の距離を調整する場合について説明する。装置を質量mで体積0の物体と仮定し、装置間に所定の長さのばねが接続されているものとする。装置には、斥力f(x軸成分をf1x、y軸成分をf1yで表す。)または引力f(x軸成分をf2x、y軸成分をf2yで表す。)が作用する。
時刻kにおいて、第1の装置の座標を(x1k,y1k)、第2の装置の座標を(x2k,y2k)と定義すると、第1の装置に作用する斥力は、次の式(1)で表される。
また、第1の装置に作用する引力は、次の式(2)で表される。
ただし、v(k)は、時刻kにおける第1の装置の速度を表す。また、vはx軸成分を表し、vはy軸成分を表す。
ここで、式(1)に示す斥力、式(2)に示す引力について、オイラー法による加速度、速度、位置の近似計算式を用いて、演算を行う。加速度、速度、位置を次の式(3)に示す。ただし、式(3)では、x軸成分、y軸成分の記載を省略しているので、斥力および引力を演算する場合には、x軸成分、y軸成分に分けて計算を行う。
ただし、Δt(k)は、時刻kにおける微小の時間変化量を表す。
視野補正部227(図14参照)は、式(1)〜(3)を用いて、同じ高さのXY平面内に配置されている装置間に、所定の長さのばねがフルメッシュ状に接続されている条件下で時刻kを更新しつつ演算を実行する。そして、視野補正部227は、各装置の運動エネルギE=mv/2の全装置分の総和が所定値R(第4の閾値)以下となったときに、演算を終了する。そして、演算終了時の位置が、各装置の表示位置に相当することになる。なお、式(1)中のσ、式(2)中のμ、式(3)中のm、および所定値Rは、目的に合わせて設定される。また、σ、μ、m、Rの値は、図16の視野補正設定情報の計算係数情報に記憶される。
(画面表示装置)
本実施形態では、表示画面が、図12に示すように、ネットワークのサーバなどの上位サービス装置161、ネットワークの末端の装置である下位サービス装置101,102,103、各装置間のデータ転送を行う転送装置121,122およびこの転送装置121,122や下位サービス装置101〜103の制御を行う制御装置141と、これらの装置間を接続するリンク(実線)とを表す場合を例に説明する。以下に示す表示画面例では、説明のため図中に三次元空間のXYZ軸を示すが、このXYZ軸の表示は必須ではない。
画面表示装置200(図14参照)は、図12に例示したように、ネットワークの装置の階梯や装置間の接続関係、現用系・待機系(楕円154で表示)でペアとなる装置群などを表示する三次元表示画面を生成する。そして、画面表示装置200は、障害発生時には、この三次元表示画面上に警報を表示することもできる。
画面表示装置200は、図12に例示するように、XYZ軸で表される三次元空間のうち、XY平面に地図を重畳する。そして、画面表示装置200は、各装置の設置される位置の緯度経度などの地理情報を用いて、各装置の地図上の配置位置を表現する。これにより、画面表示装置200の画面の閲覧者は、画面上で、障害発生時に障害の影響を受けた地域や影響ユーザ数を推測しやすくなる。また、画面表示装置200は、装置間接続情報(図15参照)を基に、接続関係にある装置間を線(リンク)で結ぶ。これにより、閲覧者は、画面上で、装置間の接続関係を把握し、障害発生時における、り障範囲を推測しやすくなる。
さらに、画面表示装置200は、画面上で、三次元空間のZ軸(高さ)を利用して、各装置の属性を階梯で表現する。ここでの属性は、各装置を、上位サービス装置161、下位サービス装置101〜103、転送装置121,122および制御装置141のいずれかに分類したものである。図12に示した例では、各属性のうち、上位サービス装置161の階梯を最上位の階梯とし、下位サービス装置101〜103の階梯を最下位の階梯としている。また、転送装置121,122の階梯を下から二番目の階梯とし、制御装置141の階梯を下から三番目の階梯としている。
画面表示装置200は、画面上において、同じ階梯(属性)の装置群を同じ高さのXY平面に配置し、異なる階梯の装置群をそれぞれ異なる高さのXY平面に配置する。例えば、図12に示すように、装置の属する各階梯をそれぞれ階層1〜階層4の高さのXY平面に配置する。これにより、閲覧者は、障害発生時に、画面上で、異常の発生した装置がどの階梯(属性)の装置なのかを把握しやすくなる。また、画面表示装置200は、末端階梯より上の階梯の装置が存在する箇所(下位サービス装置102、転送装置122および上位サービス装置161)について、これらの装置群を重要ビル155として立方体で囲むことができる。このようにすることで、閲覧者は、各装置の階梯を視認しやすくなる。
また、本実施形態の画面表示装置200は、視野補正部227(図14参照)を備えることによって、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を生成する機能を有している。
<画面表示装置の構成>
次に、図14を用いて、画面表示装置200の構成を説明する。画面表示装置200は、ネットワークの装置の階梯や装置間の接続関係、複数系(現用系・待機系)を組む箇所の情報、各種警報や障害の発生状況を示した三次元表示画面を生成する。この画面表示装置200は、ネットワークを構成する各装置(例えば、図12に示す転送装置121,122、制御装置141、上位サービス装置161、下位サービス装置101〜103)と接続されており、これらの装置から、ネットワークに関する警報やフローの流量情報を受信する。また、画面表示装置200は、閲覧者から画面表示に関する各種指示入力を受け付けるキーボードやマウスなどの入力装置320を接続している。また、画面表示装置200は、画面表示を行う液晶ディスプレイなどの表示装置310を接続している。画面表示装置200は、入力装置320からの指示入力と、各装置から受信した情報とに基づき、ネットワークの状況を表す三次元表示画面を生成し、表示装置310に出力表示する。閲覧者は、この三次元表示画面を見ることでネットワークの状況を確認する。
画面表示装置200の機能は、記憶部210、処理部220および入出力部230を有する。
記憶部210は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリなどの記憶媒体から構成される。記憶部210には、ネットワークを構成する各装置の接続関係や、ネットワークに関する警報やフローの流量情報など、処理部220の表示画面生成時に参照される各種データなどが記憶される。
処理部220は、入出力部230から入力された指示入力に基づき、記憶部210の各種情報を参照して、表示画面を生成し、入出力部230経由で表示装置310に表示する機能を有する。また、処理部220は、この画面表示装置200が備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路などにより実現される。なお、処理部220の機能をプログラム実行処理により実現する場合、記憶部210には、この処理部220の機能を実現するためのプログラムが格納される。
入出力部230は、インターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワーク経由で他の装置と通信を行うための通信インタフェースや入出力インタフェースを備える。入出力部230は、入力装置320からの各種指示入力を受け付け、処理部220へ出力する。また、入出力部230は、処理部220で生成された表示画面を、表示装置310に出力表示する。
記憶部210は、装置情報保存部211、警報保存部212、流量情報保存部213および設定保存部214を備える。
装置情報保存部211は、さらに装置属性情報保存部2111と装置接続関係保存部2112とを備える。
装置属性情報保存部2111は、装置属性情報(図15参照)を記憶している。この装置属性情報は、各時刻における、ネットワークの各装置の属性(階梯)と、当該装置の地図上の座標位置(緯度、経度の組み合わせ)と、当該装置に現用系または待機系のペアとなる装置(複数系装置)がある場合のペアとなる装置とを示した情報である。図15に例示する装置属性情報は、装置番号(装置の識別情報)ごとに、その装置の装置名と、階梯と、階梯の番号(階梯番号)と、経度および緯度と、複数系装置とを関連付けて記憶している。
図14に戻って、装置接続関係保存部2112は、各時刻における装置間接続情報(図15参照)を記憶している。この装置間接続情報は、ネットワークにおける各装置の接続関係を示した情報である。図15に例示する装置間接続情報は、接続番号ごとに、装置の番号(装置番号)と、装置名と、その装置にリンク接続される装置の装置番号と、装置名とを関連付けて示している。また、この装置間接続情報は、図15に例示するように、物理的な接続情報(接続関係情報1)の他に、制御プレーンにおける接続情報(接続関係情報2)と、サービスプレーンにおける接続情報(接続関係情報3)とを含んでいてもよい。
図14に戻って、警報保存部212は、各時刻における、ネットワークの各装置やリンクの警報に関する警報情報を記憶している。この警報情報は、警報解析部223(後記)により作成される。
流量情報保存部213は、各時刻における、解析済みフロー情報を記憶している。この解析済みフロー情報は、各フローの経由装置を示した情報であり、流量情報解析部224(後記)により作成される。
設定保存部214は、装置配置設定情報(図15参照)を記憶している。図15に例示したように、装置配置設定情報は、属性階層設定情報と、階層座標設定情報と、重要ビル情報とを記憶している。属性階層設定情報は、設定番号ごとに、装置の属する階梯、階梯番号(ホップ数)、その階梯の表示階層を表している。また、階層座標設定情報は、表示階層ごとに、その表示階層の高さ座標を表している。各装置の高さ座標は、ネットワークの末端に位置する属性の装置ほど低い座標としている。重要ビル情報は、処理部220が、末端階梯以外の装置が配置される箇所に、立方体形状の重要ビル155で高さを示す目印(図12参照)を画面上に表示するときに参照される情報である。
また、設定保存部214は、図16に示す視野補正設定情報およびカメラ現況情報も記憶している。視野補正設定情報は、カメラの画角に関するカメラ視野設定情報(視野広さ(Zv)、カメラからの距離(Xv))、装置を箱(四角柱)で表示した場合の箱間の近接限界に関する装置箱間距離パラメータ、補正処理を実行する場合のカメラからの距離に関する補正開始判断パラメータ、補正処理の対象とする装置数の限界に関する補正限界視野内装置数パラメータ、第3視野補正処理に用いる係数に関する計算係数情報を記憶している。また、カメラ現況情報は、カメラの現在位置に関するカメラ位置情報、カメラの視野中心の位置に関するカメラ視野中心座標を記憶している。
次に、処理部220について、図14を用いて説明する。処理部220は、装置属性情報解析部221、装置接続関係解析部222、警報解析部223、流量情報解析部224、座標計算部225、表示用情報生成部226、視野補正部227および視点決定部228を備える。
装置属性情報解析部221は、入出力部230経由で入力された時刻(表示時刻)に対応する装置属性情報を装置属性情報保存部2111から読み出す。
装置接続関係解析部222は、入出力部230経由で入力された時刻における装置間接続情報を装置接続関係保存部2112から読み出し、2つの装置間の装置間接続情報をつなぎあわせてネットワークの装置間接続構造を求める。
警報解析部223は、警報受信部231(後記)経由でネットワークの各装置からの警報を取得し、警報の対象であるリンクや装置と、警報の発生時刻とを対応付けた警報情報を作成し、警報保存部212に記憶する。
流量情報解析部224は、流量情報受信部232(後記)経由でネットワークの各装置からの通過フロー情報を受信する。そして、流量情報解析部224は、受信した通過フロー情報をつなぎあわせて、各フローが経由する装置を割り出し、各フローが経由する装置と、通過フロー情報の受信時刻とを対応付けた解析済みフロー情報を作成する。流量情報解析部224は、作成した解析済みフロー情報を流量情報保存部213に記憶する。
座標計算部225は、入出力部230経由で入力された時刻における各種情報を記憶部210から取得し、三次元表示画面における各装置、リンク、警報、フローなどの座標位置(配置データ)を決定する。この座標計算部225の詳細は後記する。
表示用情報生成部226は、座標計算部225から取得した配置データに基づき各装置、各装置間を接続するリンク、リンクを経由するフローおよび警報を重畳して配置した三次元表示画面データを生成し、その生成結果を視野補正部227へ出力する。
視野補正部227は、視点決定部228(後記)からカメラ位置情報(図16参照)を受信し、表示用情報生成部226から三次元表示画面データを受信し、設定保存部214から視野補正情報(カメラ視野設定情報、装置箱間距離パラメータ)を取得する。そして、視野補正部227は、受信した三次元表示画面データを補正し、表示用座標データを生成する。視野補正部227は、生成した表示用座標データを表示部233に出力する。この視野補正部227の詳細は後記する。
視野決定部228は、入出力部230経由で入力されたカメラの位置や方向(図12に示す視点)を取得し、設定保存部214に、カメラ現況情報(図16参照)として記憶する。また、視野決定部228は、カメラ現況情報を視野補正部227に出力する。
入出力部230は、表示装置310、入力装置320、ネットワークの各装置との入出力インタフェースを備える。この入出力部230は、警報受信部231と、流量情報受信部232と、表示部233と、操作部234とを備える。
警報受信部231は、ネットワークの各装置から警報を受信し、受信した警報に関する情報を警報解析部223へ出力する。
流量情報受信部232は、ネットワークの各装置からのフロー情報を受信し、受信したフロー情報を流量情報解析部224へ出力する。
表示部233は、視野補正部227で生成された三次元表示画面データを表示装置310へ出力する。
操作部234は、入力装置320経由で入力された時刻の情報を座標計算部225へ出力し、入力装置320経由で入力されたカメラの位置や方向に関する情報を視野決定部228へ出力する。
次に、座標計算部225を詳細に説明する。座標計算部225は、装置属性情報解析部221から装置属性情報(図15参照)を取得し、装置接続関係解析部222から装置間接続情報(図15参照)を取得し、設定保存部214から装置配置設定情報(図15参照)を取得する。また、座標計算部225は、警報保存部212から各装置やリンクに紐づけられた警報情報を取得し、流量情報保存部213から解析済フロー情報を取得する。
そして、座標計算部225は、装置間接続情報(図15参照)を参照して、選択された時刻における装置および装置間のリンクを特定する。また、座標計算部225は、装置属性情報(図15参照)および装置配置設定情報(図15参照)を参照して、特定した装置および装置間のリンクの、三次元表示画面上のXY軸の座標位置と、各装置の属する階梯に対応するZ軸の座標位置とを決定する。さらに、座標計算部225は、装置属性情報を参照して、ある装置と現用系・待機系のペアとなる装置が存在するとき、三次元表示画面上に、このペアとなる装置群をペアとなる装置群であることを示す表示とともに配置する。例えば、図12の表示画面例では、ペアとなる装置群付近にこれらの装置を囲む楕円154を配置する。さらに、座標計算部225は、三次元表示画面上での装置間の接続関係の交差や、各階層内での装置重なりを低減するよう配置位置を調整する。
また、座標計算部225は、警報保存部212の警報情報を参照して、選択された表示時刻に警報があれば、その警報を、三次元表示画面上の警報を発出している装置およびリンクの近傍に配置する。さらに、座標計算部225は、解析済みフロー情報を参照して、選択された表示時刻におけるフローを、三次元表示画面上のフローの経由するリンクに配置する。そして、座標計算部225は、三次元表示画面上に、装置、リンク、フローおよび警報を重畳して配置したデータ(配置データ)を生成し、その生成した配置データを表示用情報生成部226へ出力する。
次に、視野補正部227によって実行される、前記した第1視野補正処理、第2視野補正処理および第3視野補正処理の詳細について、図11、図12、図13を用いて説明する。
第1視野補正処理では、Z軸方向の表示範囲を表示できるようにするために、図11に示す装置間の距離1101(Z軸の各階層間の距離)を縮小する処理が、視野補正部227によって実行される。
例えば、図12に示すように、階層1〜階層4までのZ軸方向の範囲がカメラの視野角内に納まらず、Zh分がはみ出している場合には、視野補正部227は、視野角内のZ軸方向の距離(カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離)2×Zvを用いて、Z軸の座標に2×Zv/(Zh+2×Zv)の係数を乗算して、Z軸方向の高さを補正する。このようにして、図13に示すように、Z軸方向の範囲を表示できることになる。
この場合、視野補正部227は、カメラ位置情報(図16参照)からカメラ位置の座標を取得し、カメラ視野中心座標(図16参照)を参照して、カメラ視野中心に最も近い装置との距離dist_cent_cam(不図示)を計算する。次に、視野補正部227は、カメラ視野設定情報(図16参照)を参照し、カメラからの距離に応じた視野広さを取得する。図16の例では、カメラからの距離(Xv)=30、視野広さ(Zv)=10である。
視野補正部227は、カメラの視野に含まれるZ軸の長さlength_zaxis_camを計算する。前記したように、カメラからの距離(Xv)=30、視野広さ(Zv)=10であるので、仮にdist_cent_cam=120の場合、カメラの視野に含まれるZ軸の長さlength_zaxis_cam=40(=10×120÷30)である。したがって、dist_cent_camが120の場合の場合のZvは、20(=length_zaxis_cam÷2=40÷2)となる。
ここで、Zh=160の場合、2×Zv/(Zh+2×Zv)=2×20/(160+2×20)=0.2となる。この0.2は、元のZ軸の座標を補正する係数である。
また、第1視野補正処理の変形例について説明する。視野補正部227は、階層座標設定情報(図15参照)から、表示しようとしているZ軸座標の最大値と最小値とを取得する。例えば、最大値が200で最小値が0の場合、表示しようとしているZ軸の長さz_allは、200(=200−0)となる。つまり、z_all=Zh+2×Zvである。そして、カメラのZ軸方向の視野は、2×Zv=40であるので、Z軸の座標を補正する係数は、2×Zv÷z_all=40÷200=0.2として計算することもできる。
次に、第2視野補正処理では、図11に示す装置の大きさ1102を小さくする処理が、視野補正部227によって実行される。
まず、視野補正部227は、カメラ位置情報(図16参照)およびカメラ視野中心座標(図16参照)からカメラ位置の座標を取得し、装置属性情報(図15参照)および装置配置設定情報(図15参照)から装置の座標を取得し、第1視野補正処理後にカメラの視野(撮影範囲)に入っている装置の中で、カメラ位置に最も近い装置とカメラとの間の距離(min_dist)を算出する。そして、視野補正部227は、第1視野補正処理後にカメラの視野(撮影範囲)に入っている装置箱の辺の長さに、距離min_dist÷補正開始判断パラメータ(dist_lim_cam)の値を乗算し、装置箱辺の長さをX,Y,Z軸方向に縮小する。ここで、補正開始判断パラメータ(dist_lim_cam)は、第2視野補正処理を実行するか否かを判定する値であり、予め決められている。なお、Z軸方向については、2×Zv/(Zh+2×Zv)の係数を乗算して縮小しても構わない。
ただし、第2視野補正処理は、大規模ネットワークを構成する多数の装置を計算対象とした場合、計算量が大きくなるため表示遅延を招く虞がある。距離min_distが補正開始判断パラメータdist_lim_cam(第1の閾値)以下となり、かつ第1視野補正処理後に視野内に入っている装置数が補正限界視野内装置数パラメータlim_num_eqp(第2の閾値)以下となり、かつ第1視野補正処理後にカメラの視野(撮影範囲)に入っている高さが同じ同一XY平面上の装置間の距離が装置箱間距離パラメータdist_eqp_close(第3の閾値)以下となる場合に、第2補正処理を実行することで表示遅延を抑制することが好ましい。
次に、第3視野補正処理では、装置間の距離1103を調整する処理が実行される。
具体的には、視野補正部227(図14参照)は、第1視野補正処理後にカメラの視野(撮影範囲)に入っている装置の中でカメラ位置に最も近い装置とカメラとの間の距離(min_dist)が図16に示す装置箱間近接限界パラメータdist_eqp_close(第3の閾値)よりも小さい場合には、力学モデル(ばね理論)などを用いXY平面上の距離を調整する(間隔補正計算を実行する)。
ただし、力学モデルの計算量は、計算対象装置数nに対し最小でもnlog(n)に比例することとなり、大規模ネットワークを構成する多数の装置を計算対象とした場合、計算量が大きくなるため表示遅延を招く虞がある。そのため、カメラと装置との距離についてカメラ位置情報(図16参照)、装置属性情報(図15参照)および装置配置設定情報(図15参照)を参照して計算し、第1視野補正処理後にカメラの視野(撮影範囲)に入っている装置の中でカメラ位置に最も近い装置とカメラとの間の距離(min_dist)を算出する。距離min_distが補正開始判断パラメータdist_lim_cam(第1の閾値)以下となり、かつ第1視野補正処理後に視野内に入っている装置数が補正限界視野内装置数パラメータlim_num_eqp(第2の閾値)以下となり、かつ第1視野補正処理後にカメラの視野(撮影範囲)に入っている高さが同じ同一XY平面上の装置間の距離が装置箱間距離パラメータdist_eqp_close(第3の閾値)以下となる場合に、同階層(同一平面上)の装置群ごとに力学モデルを適用することによって、計算量を削減し表示遅延を抑制することが好ましい。
<処理フロー>
次に、画面表示装置200の処理フローについて、図17を用いて説明する(適宜、図14、図15参照)
ステップS1では、操作部234が入力装置320から時刻の入力を受け付けると、装置属性情報解析部221は、装置属性情報保存部2111から、この選択された時刻に対応する装置属性情報を取得する。これにより、各装置の属性(階梯)と、各装置のXY軸の座標とが分かる。
ステップS2では、装置接続関係解析部222は、装置接続関係保存部2112から、選択された時刻に対応する装置間接続情報を取得する。これにより、ネットワーク全体の装置間接続構造が分かる。
ステップS3では、座標計算部225は、設定保存部214から、選択された時刻に対応する装置配置設定情報を取得する。これにより、各装置の属する階梯に対応するZ軸の座標が分かる。
ステップS4では、座標計算部225は、S1で取得した装置属性情報、S2で取得した装置間接続構造およびS3で取得した装置配置設定情報から、装置および装置間のリンクの、三次元表示画面上のXY軸の座標と、各装置の属する階梯に対応するZ軸の座標とを決定する。このとき、座標計算部225は、装置属性情報を参照して、ある装置と現用系・待機系のペアとなる装置がある場合、ペアとなる装置群を囲む表示(楕円154など)を三次元表示画面上に配置する(図12参照)。さらに、複数階梯にまたがる装置群が設置される箇所に、ビルなどの目印を配置する場合には、座標計算部225は、装置配置設定情報に含まれる重要ビル情報を参照して、三次元表示画面上に重要ビル155(立方体)などの目印を配置する(図12参照)。
ステップS5では、座標計算部225は、三次元表示画面上での装置間の接続関係の交差や、各階層内での装置の重なりを低減するよう各装置およびリンクの座標位置を調整する。
ステップS6では、警報解析部223は、警報受信部231が既に受信している警報を取得する。そして、警報解析部223は、装置属性情報解析部221から装置属性情報を取得し、警報の対象となる装置およびリンクを特定する。次に、警報解析部223は、この警報の対象となるリンクおよび装置と、警報発生時刻とを紐づけた警報情報を作成し、警報保存部212に出力する。これにより、警報保存部212に最新の警報情報が保存される。
ステップS7では、座標計算部225は、警報保存部212に保存された警報情報のうち、S1で選択された時刻における警報情報に記載の装置と、S5で調整した各装置およびリンクの座標とを参照して、三次元表示画面上での警報情報の座標を決定する。
ステップS8では、座標計算部225は、S1で選択された時刻における流量情報保存部213に記憶されている解析済みフロー情報を参照して、三次元表示画面上に、各フローを当該フローの経由するリンクに配置する。そして、座標計算部225は、三次元表示画面上に、ネットワークの装置、リンクおよび警報を重畳して配置した座標位置(配置データ)を表示用情報生成部226へ出力する。なお、配置データには、フローの情報が含まれていても構わない。
ステップS9では、視点決定部228は、操作部234経由で視点の位置および向きの入力を受け付けると、この視点(カメラ)に対応する三次元表示画面上のカメラ座標位置および方向を決定する。そして、視点決定部228は、表示用情報生成部226へ、カメラ座標位置および方向を出力する。
ステップS10では、表示用情報生成部226は、S9で取得したカメラ座標位置および方向と、S8で取得した配置データとに基づいて、三次元表示画面上に、装置、リンク、フローおよび警報を重畳して配置した三次元表示画面を生成する。つまり、表示用情報生成部226は、S8で生成した配置データを、S9で選択された視点から見た三次元表示画面データを生成する。そして、表示用情報生成部226は、生成した三次元表示画面データを、視野補正部227へ出力する。
ステップS11では、視野補正部227は、視野補正処理を実行し、補正後の表示画面を生成する。なお、この視野補正処理の詳細については、後記する。
ステップS12では、視野補正部227は、S11で生成した補正後の表示画面を、表示部233を経由して、表示装置310に出力する。
次に、ステップS11の視野補正処理の処理フロー例について、図18を用いて説明する(適宜、図14、図16参照)。
ステップS21では、視野補正部227は、装置の中で、カメラ位置に最も近い装置との間の距離を計算する。具体的には、視野補正部227は、カメラ位置情報(図16参照)からカメラ位置の座標を取得し、カメラ視野中心座標(図16参照)を参照して、カメラ視野中心に最も近い装置との距離を計算する。
ステップS22では、視野補正部227は、Z軸のはみ出しがあるかを判定する。具体的には、視野補正部227は、カメラ視野設定情報(図16参照)を参照し、カメラからの距離に応じた視野広さを取得する。そして、視野補正部227は、表示すべきZ軸方向の範囲の距離(例えば、階層4から階層1までの距離)とカメラの視野とを比較する。視野補正部227は、表示すべきZ軸方向の範囲の距離がカメラの視野より大きい場合、Z軸のはみ出しがあると判定する。
はみ出しがあると判定した場合(ステップS22でYes)、処理はステップS23へ進み、はみ出しがないと判定した場合(ステップS22でNo)、処理は終了する。
ステップS23では、視野補正部227は、前記した第1視野補正処理を実行する。
ステップS24では、視野補正部227は、S21で算出したカメラと装置との最短距離が第1の閾値以下かを判定する。ここで、第1の閾値は、図16に示す補正開始判断パラメータdist_lim_camである。
第1の閾値以下であると判定した場合(ステップS24でYes)、処理はステップS25へ進み、第1の閾値より大きいと判定した場合(ステップS24でNo)、処理は終了する。
ステップS25では、視野補正部227は、カメラの視野内に入っている装置数が第2の閾値以下かを判定する。ここで、第2の閾値は、図16に示す補正限界視野内装置数パラメータlim_num_eqpである。また、カメラの視野内の入る装置数とは、第1視野補正処理を実行した後に、カメラの視野内に存在する装置の数である。
第2の閾値以下であると判定した場合(ステップS25でYes)、処理はステップS26へ進み、第2の閾値より大きいと判定した場合(ステップS25でNo)、処理は終了する。
ステップS26では、視野補正部227は、カメラの視野内に入っている高さが同じ同一XY平面上の装置間の距離が第3の閾値以下かを判定する。ここで、第3の閾値は、図16に示す装置箱間近接限界パラメータdist_eqp_closeである。
第3の閾値以下であると判定した場合(ステップS26でYes)、処理はステップS27へ進み、第3の閾値より大きいと判定した場合(ステップS26でNo)、処理は終了する。
ステップS27では、視野補正部227は、前記した第2視野補正処理を実行する。
ステップS28では、視野補正部227は、前記した第3視野補正処理を実行する。そして、処理は終了する。
以上、画面表示装置200は、視点(カメラ)の位置および方向に合わせて、複数階梯によって構成される装置、現用系・待機系のペアとなる装置群、フロー、警報などが表示された三次元表示画面を表示装置310に表示することができる。このような表示画面によれば、カメラ位置に合わせたネットワークの状況を示す画面を表示できるため、ネットワークの障害の発生ポイントや、原因箇所や、階梯や、り障範囲などを画面の閲覧者が把握しやすくなる。
101,102,103 下位サービス装置(末端の装置)
121,122 転送装置
141 制御装置
161 上位サービス装置(サーバ装置)
200 画面表示装置
210 記憶部
211 装置情報保存部
212 警報保存部
213 流量情報保存部
214 設定保存部
220 処理部
221 装置属性情報解析部
222 装置接続関係解析部
223 警報解析部
224 流量情報解析部
225 座標計算部
226 表示用情報生成部
227 視野補正部
228 視点決定部
230 入出力部
231 警報受信部
232 流量情報受信部
233 表示部
234 操作部
310 表示装置
320 入力装置
2111 装置属性情報保存部
2112 装置接続関係保存部

Claims (3)

  1. 複数の装置それぞれの表示位置をXY平面に表示した地図上の座標と高さ方向のZ軸の座標とを用いて、ネットワークの状況の三次元表示画面を生成する画面表示装置であって、
    カメラの画角に関する情報を記憶する記憶部と、
    入力装置からカメラの設定位置の座標および向きの入力を受け付け、生成された前記ネットワークの状況の三次元表示画面を表示装置に出力する入出力部と、
    前記三次元表示画面を生成する処理部とを備え、
    前記処理部は、
    (1)前記入出力部によって受け付けられた前記カメラの設定位置の座標および向きと前記装置の表示位置の座標とを用いて、前記カメラの撮影範囲に入る装置の中で前記カメラに最も近い装置と前記カメラとの間の距離を計算し、(2)前記カメラに最も近い装置と前記カメラとの間の距離および前記カメラの画角を参照して、前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離を計算し、(3)前記三次元表示画面に表示する前記複数の装置間の高さ方向の距離を取得し、(4)前記表示する装置間の高さ方向の距離と前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離とを比較し、(5)前記表示する装置間の高さ方向の距離が前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離より大きい場合、前記表示する装置間の高さ方向の距離を前記カメラの撮影範囲に入るZ軸方向の距離に縮小するように、前記Z軸方向の座標を変更する
    ことを特徴とする画面表示装置。
  2. 前記記憶部には、さらに、予め決められた第1の閾値、第2の閾値および第3の閾値が記憶されており、
    前記処理部は、
    前記Z軸方向の座標を変換後の前記カメラの撮影範囲に入る装置について、当該装置の中でカメラ位置に最も近い装置と前記カメラとの間の距離が前記第1の閾値以下となり、かつ当該装置の数が前記第2の閾値以下となり、かつ高さが同じ同一XY平面上に位置する当該装置間の距離が前記第3の閾値以下となる場合、
    前記カメラ位置に最も近い装置と前記カメラとの間の距離を前記第1の閾値で除算した値を算出し、前記算出した値を当該装置の表示の辺の長さに乗算して、当該装置の表示の辺の長さを縮小する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画面表示装置。
  3. 前記記憶部には、さらに、予め決められた第4の閾値が記憶されており、
    前記処理部は、
    前記Z軸方向の座標を変換後の前記カメラの撮影範囲に入る装置に対して、当該装置の中でカメラ位置に最も近い装置と前記カメラとの間の距離が前記第1の閾値以下となり、かつ当該装置の数が前記第2の閾値以下となり、かつ高さが同じ同一XY平面上に位置する当該装置間の距離が前記第3の閾値以下となる場合、
    当該装置の中で同じ機能と役割のものを同じ高さのXY平面内に配置したとき、同じ高さのXY平面内に配置される当該装置間について間隔補正計算を実施し、補正計算後の位置を取得し当該装置の表示位置とする
    ことを特徴とする請求項2に記載の画面表示装置。
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