JP5855170B2 - 相対時間タイマーを備えた送信機 - Google Patents

相対時間タイマーを備えた送信機 Download PDF

Info

Publication number
JP5855170B2
JP5855170B2 JP2014129631A JP2014129631A JP5855170B2 JP 5855170 B2 JP5855170 B2 JP 5855170B2 JP 2014129631 A JP2014129631 A JP 2014129631A JP 2014129631 A JP2014129631 A JP 2014129631A JP 5855170 B2 JP5855170 B2 JP 5855170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
transmitter
data
relative
relative time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014129631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014209370A (ja
Inventor
ポール ジェイ. ヘイズ,
ポール ジェイ. ヘイズ,
Original Assignee
マイクロ モーション インコーポレイテッド
マイクロ モーション インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by マイクロ モーション インコーポレイテッド, マイクロ モーション インコーポレイテッド filed Critical マイクロ モーション インコーポレイテッド
Priority to JP2014129631A priority Critical patent/JP5855170B2/ja
Publication of JP2014209370A publication Critical patent/JP2014209370A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5855170B2 publication Critical patent/JP5855170B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)

Description

本発明は、データ送信機に関し、特に送信されたデータの相対時間タイムスタンプを生成する相対時間タイマーを備えたデータ送信機に関する。
送信機はさまざまな産業において用いられており、その用途は大きく異なっている。しかしながら、一の具体的な実施形態として、流量計のような測定装置との間で通信を行うことができる送信機が挙げられる。通常、流量計は配管などの内部に取り付けられているため、中央制御ステーションまたは他の処理システムから離れた位置にある。例えば、送信機は、流量計から信号を受信し、この信号を処理するために制御システムなどへ送信する。
ただし、大量の情報が制御システムへ送信されても、ユーザ/オペレータがそれらの情報を調べないこともある。また、制御システムへ送信されたデータが調べられるとしても、かなりの時間が経過した後であることもある。また、このデータは、流れに関して問題が検出されない限り調べられないこともある。しかしながら、一旦問題が検出されると、オペレータは、データを考察し、そのデータを特定の時間に生じた出来事と関連づけなければならない場合がある。したがって、送信機には通常、実時間時計が装備されており、制御システムへ送信される各データにはタイムスタンプが付され、後で調べることができる。
実時間時計の使用は、ある出来事が生じた時を正確に監視することができるという利点を有していることは間違いない。この出来事は、例えばある流れの状態に関するものであってもよい。実時間時計の使用に関する問題の1つは、正確な時間を記録するために、送信機を使用していない間や、送信機に電力が供給されていない間であっても、時計には電力を供給しなければならないことが挙げられる。したがって、実時間時計を備えた従来の送信機には、使用していない間も時計に電力を供給するためのバッテリーバックアップが必要となる。バッテリーバックアップの使用は、コストおよびスペースを含む複数の理由で実用的ではない場合もある。バッテリー装備を使用しないとすれば、送信機が制御システムへ情報を送信していない間も送信機に継続的に電力を供給するしかないが、この解決策は、さまざまな他の理由から実用的でない場合もある。例えば、流量計が電力の制約の下で動作しているのであれば、実時間時計を作動させるのに必要となる電力を常に入手できるわけではない。さらに、使用と使用との間、長期間にわたって電力を連続的に供給することが理にかなわない場合もある。実時間時計が一時的に電力を失った場合、不正確なタイムスタンプが付されたデータを送信機が送信してしまうおそれがある。このエラーは長期間にわたって発見されないおそれもある。例えば、この不正確なタイムスタンプによって、ユーザ/オペレータは流量計の問題を検出、診断することができなくなってしまう場合もある。このように、正確なタイムスタンプはユーザ/オペレータに対して重要な情報を提供することになる。
そこで、当該技術分野においては、送信機が実時間時計を有することで生じる欠点がなく、かつ、測定値に正確な実時間タイムスタンプを付することができるプロセス制御システムを提供する必要性がある。本発明によれば、この問題および他の問題が克服され、技術的な進歩が達成されることとなる。
本発明の一の態様によれば、送信機は、データを受信するための第一通信インターフェースと、相対時間を測定するためのタイマーと、前記データに相対時間タイムスタンプを付するための処理システムと、相対時間タイムスタンプが付されたデータを出力するための第二通信インターフェースとを備えている。
好ましくは、この送信機は、相対時間タイムスタンプと一緒にデータを格納するための送信機メモリーをさらに備えている。
好ましくは、データには流量測定情報が含まれている。
本発明の他の態様によれば、制御システムは、相対時間タイムスタンプを含むデータを受信するための通信インターフェースと、実時間を測定するための実時間時計と、相対時間タイムスタンプに基づいて実時間タイムスタンプを生成するための処理システムとを備えている。
好ましくは、この制御システムは、処理システムによって提供される実時間タイムスタンプと一緒に制御システムによって受信されたデータを格納するように構成された制御システムメモリーをさらに備えている。
好ましくは、データには流量測定情報が含まれる。
本発明の他の態様によれば、プロセス制御システムは、送信機と、送信機と通信可能な制御システムとを備えている。送信機は、データを受信するための第一通信インターフェース、相対時間を測定するためのタイマー、データに相対時間タイムスタンプを付するための処理システム、および相対時間タイムスタンプが付されたデータを出力するための第二通信インターフェースを有している。制御システムは、実時間を測定するための実時間時計、および相対時間タイムスタンプに基づいて実時間タイムスタンプを生成するための処理システムを有している。
好ましくは、このプロセス制御システムは、相対時間タイムスタンプと一緒にデータを格納するための送信機メモリーをさらに備えている。
好ましくは、プロセス制御システムは、制御システムへ送信されたデータを、プロセス制御システムによって提供される実時間タイムスタンプと一緒に格納するように構成された制御システムメモリーをさらに備えている。
好ましくは、このプロセス制御システムは、送信機と通信可能であるとともにデータを送信機へ送信するように構成された測定デバイスをさらに備えている。
本発明の他の態様によれば、データのタイムスタンプを生成するための方法は、相対時間を測定することと、データを受信することと、測定された相対時間に基づいて、前記データの相対時間タイムスタンプを生成することとを含んでいる。
好ましくは、相対時間を測定するステップは、タイマーに電力が供給された時、タイマーを基準時にリセットすることを含んでいる。
好ましくは、この方法は、相対時間タイムスタンプを含むデータを送信機のメモリー内に格納するステップをさらに含んでいる。
好ましくは、データを受信するステップは、流量測定情報を受信することを含んでいる。
好ましくは、この方法は、実時間を測定する制御システムへデータを送信するステップと、相対時間タイムスタンプに基づいて、実時間タイムスタンプを生成するステップとをさらに有している。
好ましくは、実時間タイムスタンプを生成するステップは、相対時間の実時間開始時間を記録し、当該実時間開始時間を相対時間タイムスタンプと比較することを含んでいる。
好ましくは、実時間タイムスタンプを生成するステップは、送信機に電力が供給されてからの時間の長さである現時点での経過時間を測定することと、現時点での経過時間を現時点の実時間と比較して実時間開始時間を生成することと、当該実時間開始時間を相対時間タイムスタンプと比較して実時間タイムスタンプを生成することとを含んでいる。
好ましくは、この方法は、実時間タイムスタンプを含んでいるデータを制御システムのメモリー内に格納するステップをさらに有している。
好ましくは、データを制御システムに送信するステップは、送信機からデータを送信することを含んでいる。
好ましくは、この方法は、実時間タイムスタンプを送信遅延に関して補償するステップをさらに有している。
本発明の実施形態に係るデータ処理システム100を示す図である。 本発明の実施形態に係るタイムスタンプ手順を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るタイムスタンプ手順を示す図である。
図1〜図3および下記の記載には、本発明の最良の形態を作成および利用する方法を当業者に教示するための具体的な実施形態が示されている。本発明の原理を教示するために、従来技術の一部が単純化または省略されている。当業者にとって明らかなように、これらの実施形態の変形例も本発明の技術範囲内に含まれる。当業者にとって明らかなように、下記の記載の構成要素をさまざまな方法で組み合わせて本発明の複数の変形例を形成することができる。したがって、本発明は、下記の特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲およびその均等物によりのみ限定される。
図1には、本発明のある実施形態に係るデータ処理システム100が示されている。図1に示されている実施形態に係るデータ処理システム100は、測定デバイス101と、送信機102と、制御システム106とを備えている。下記の説明は流量計101に関するものであるが、いうまでもなく、送信機102がさまざまな他のデバイスからの情報を受信するように構成されていてもよいし、また、流量計は例示のみを意図して示されているものである。したがって、本発明は流量計および流量測定に限定されるべきではない。
本発明のある実施形態によれば、送信機102は、流量計101および制御システム106と通信できるように構成されている。通信は、リード線によって行うように構成されていてもよいし、または、当該技術分野において一般的に知られているように装置が無線技術を用いて通信を行うように構成されていてもよい。本発明のある実施形態によれば、送信機102は、第一通信インターフェース112と、第二通信インターフェース105とを有している。本発明のある実施形態によれば、通信インターフェース112は、流量計101からの流量測定情報のようなデータを受信することができる。実施形態によっては、第一通信インターフェース112は、流量計101にも同様に情報を出力することができるように構成されていてもよい。本発明のある実施形態によれば、送信機102も第二通信インターフェース105を備えている。第二通信インターフェース105は、制御システム106または同様のデバイスへデータを送信してさらに処理および/または格納することができるように構成されていてもよい。
本発明のある実施形態によれば、流量計101は、質量流量、体積流量、流体密度、他の流れ特性などを測定するように構成されていてもよい。流量計101は、RTDのような温度測定デバイスをさらに備えるように構成されていてもよい。流量計101は、流れ特性を送信機102へ伝達することができる。流量計101は、流れ特性を、測定した後ほぼ直ぐに送信機102へ伝達するように構成されていてもよい。したがって、送信機102は、流量計101が流れ特性を測定しているときに、流れ特性を受信することができる。通信に用いられる構成部品に応じて、送信に遅延が生じるおそれがある。この遅延は、流量計101により引き起こされる場合もあれば、送信機102によって引き起こされる場合もある。また、遅延は、流量計101から送信機102まで情報を伝達するために必要となる時間に起因して引き起こされる場合もある。後の処理において送信遅延を考慮に入れなければいけないような場合もある。他の実施形態では、送信遅延がごくわずかであるとして、送信機102が流れ特性を受信した時を流量計101が測定を行った時であると考えてもよい場合もある。
本発明のある実施形態によれば、流量計101から得られるデータは、メモリー103などにいったん格納され、さらなる処理を施す場合に、制御システム106へ送信されるように構成されていてもよい。メモリー103はタイマー104を有していてもよい。タイマー104は「相対的」時間を測定することができる。例えば、相対時間には経過時間が含まれてもよい。本発明のある実施形態によれば、経過時間は、送信機102に電力が供給されてからの時間量を示すように構成されていてもよい。本発明の他の実施形態によれば、経過時間は、送信機102がデータを受信している時間量を示すように構成されていてもよい。例えば、相対時間タイマー104には水晶振動子が含まれるように構成されていてもよい。しかしながら、タイマー104に水晶振動子が含まれるように構成されている必要はない。本発明の目的にとって、タイマー104としてどのようなタイマーが用いられるかは重要なことではないので、それによって本発明の技術範囲が限定されるべきではない。本発明のある実施形態によれば、タイマー104は、電力が送信機102に供給されると、基準時がリセットされ、そこからカウントが開始されるように構成されている。この基準時は、ゼロであってもよいし、または、ある前もって決められた他の時間であってもよい。送信機102内の処理システム110は、受信されたデータに、タイマー104によって測定された相対時間タイムスタンプを付するように構成されていてもよい。本発明の実施形態によれば、相対時間は、タイマー104によって算出されるような電力が送信機102へ供給されてきた経過時間に基づくものである。実施形態によっては、タイマー104は、測定値が最初に受信された時ではなく、データがバッファメモリー103内に格納されている時にタイムスタンプを付するように構成されている場合もある。
本発明のある実施形態によれば、送信機102は、データ出力105を通じて相対時間タイムスタンプを含むデータを出力するように構成されていてもよい。第二通信インターフェース105は、送信機102と制御システム106との間でデータを送信するために適切ないかなるインターフェースであってもよい。実施形態によっては、第二通信インターフェース105は、制御システム106からも情報を受信することができるように構成されている場合もある。第二通信インターフェース105は、リード線を用いた通信インターフェースであってもよいし、または、無線式の通信インターフェースであってもよい。どのようなインターフェース105が用いられるかはどのような状況であるかに依存しうる。例えば、送信機102が制御システム106から遠く離れた位置に設けられている場合、リード線は高価すぎて実用的でないことは明白である。したがって、無線インターフェースがより実用的となりうる。
データは、相対時間タイムスタンプを使用して処理されてもよい。または、制御システム106のような制御システムは、データを処理し、相対時間タイムスタンプを実時間タイムスタンプに変換してもよい。
実施形態によっては、通信インターフェース105を介して、送信機102に通信と電力とを提供するように構成されている場合もある。例えば、通信インターフェース105には2線バスループなどが含まれてもよい。2線バスループの場合、通常、送信機102へ供給される電流の合計が約4−20mAの範囲で変わるように制限されているため、送信機102に本質的に安全な環境で作動させることが可能なように構成されている。制御システム106が送信機102へ電力を供給するような実施形態では、制御システム106は、いつタイマー104に電力が供給されたか、ひいてはいつタイマー104がカウントを開始したかを容易に判断することができる。制御システム106が送信機102に電力を供給するように構成されていない他の実施形態では、送信機102は、電力の供給後ほぼ直ぐに制御システム106へ信号を送信するように構成されている場合もある。制御システム106へ送信された信号は、制御システム106に基準時または開始時間を提供する。制御システム106内の処理システム111は、この基準時を用いて相対時間タイムスタンプを下記に記載のような実時間タイムスタンプへと変換することができる。
図1に示されている実施形態によれば、制御システム106は、通信インターフェース109と、処理システム111と、メモリー107と、実時間時計108とを備えている。制御システム106には、汎用コンピュータ、マイクロプロセッシングシステム、論理回路、デジタル信号プロセッサまたは他の汎用もしくはカスタム化された処理デバイスが含まれてもよい。制御システム106は、複数の処理デバイス間に分配されてもよい。制御システム106は、内部メモリー107のようないかなる一体式または独立した電子格納媒体を有していてもよい。いうまでもなく、制御システム106は、明細書を簡略にする目的で図面および説明には記載されていない他の複数の構成部品を有するように構成されていてもよい。
制御システム106に含まれている実時間時計108は、処理システムに通常含まれているような実時間時計であってもよい。実時間時計108は、下記に記載のようなタイムスタンプ手順200中に用いることができる。
図2には、本発明のある実施形態に係るタイムスタンプ手順200が示されている。タイムスタンプ手順200は、送信機102によって受信されたデータの相対時間タイムスタンプを付するために用いることができる。タイムスタンプ手順200は、相対時間を測定するステップ201から開始する。相対時間は、例えばタイマー104を用いて測定することができる。本発明のある実施形態によれば、タイマー104は、送信機102に電力が供給されるとすぐにカウントを開始することができる。本発明のある実施形態によれば、タイマー104は、送信機102から電力が取り除かれるまで相対時間を測定し続けることができる。したがって、タイマー104は、送信機102の「オン時間」の経過を記録することができる。
ステップ202では、送信機102はデータを受信することができる。送信機は、例えば第一通信インターフェース112を介してデータを受信するように構成されていてもよい。送信機102が流量計101のような流量計と通信する実施形態では、データが流量測定情報であってもよい。しかしながら、いうまでもなくデータがいかなるタイプのデータであってもよく、本発明が流量測定データに限定されるべきではない。
ステップ203では、送信機102、さらに詳細には処理システム110は、データの相対時間タイムスタンプを生成することができる。相対時間タイムスタンプは、ステップ201においてタイマー104により測定される相対時間に基づくものであってもよい。本発明のある実施形態によれば、データは、それがメモリー103内に格納されている時にタイムスタンプが付されるように構成されている。本発明のある実施形態によれば、タイムスタンプが絶対的な時間または「実」時間として測定されているわけではないので、ここでいう時間は「相対時間」と考えられている。いうまでもなく、「実時間」は、フィールド装置または他の関連装置において通常用いられている時間を意味し、データ処理システム100がどのタイムゾーンに設けられているかにより変わりうるものである。それに対して、「相対時間」は、ゼロのような基準時から生成された時間であって、ユーザ/オペレータによりフィールド装置または他の装置において通常用いられる時間のことではない。
相対時間タイムスタンプを含んでいる送信機102内のデータは実時間に変換することなく用いられてもよい。例えば、状況によっては、ある区分のデータが受信された実時間は、連続する複数区分のデータ間の時間ほど重要なものではない場合もある。したがって、実施形態によっては、相対時間タイムスタンプは、後処理を必要とすることなく十分な情報を提供する場合もある。しかしながら、実時間タイムスタンプが必要とされるまたは望まれる場合、タイムスタンプ手順200ではなくタイムスタンプ手順300が用いられるように構成されていてもよい。
図3には、本発明のある実施形態に係るタイムスタンプ手順300が示されている。タイムスタンプ手順300によれば、制御システム106が送信機102から受信したデータに実時間タイムスタンプを付することができる。タイムスタンプ手順300は、相対時間を測定するステップ301から開始される。相対時間は、例えばタイマー104を用いて測定することができる。本発明のある実施形態によれば、電力が送信機102に供給されると直ぐに、タイマー104はカウントを開始することができる。本発明のある実施形態によれば、タイマー104は、送信機102から電力が取り除かれるまで相対時間を測定し続けることができる。したがって、タイマー104は、送信機102の「オン時間」の経過を記録することができる。
ステップ302では、送信機102はデータを受信する。送信機は、例えば第一通信インターフェース112を通じてデータを受信するように構成されていてもよい。送信機102が流量計101のような流量計と通信するような実施形態では、データが流量測定情報であってもよい。しかしながら、いうまでもなくデータがいかなるタイプのデータであってもよく、本発明が流量測定データに限定されるべきではない。
ステップ303では、送信機102、さらに詳細には処理システム110は、データの相対時間タイムスタンプを生成することができる。相対時間タイムスタンプは、ステップ201においてタイマー104により測定される相対時間に基づくものであってもよい。本発明のある実施形態によれば、データは、それがメモリー103内に格納されている時にタイムスタンプが付されるように構成されている。
ステップ304では、送信機102に格納され、相対時間タイムスタンプが付されているデータを制御システム106へ送信することができる。本発明のある実施形態によれば、相対時間タイムスタンプが各区分のデータと一緒に送信されるように構成されている。
他の実施形態によれば、送信機102は、一定の時間をおいてデータにタイムスタンプを付することができる。換言すれば、すべてのデータがタイムスタンプを有するわけではない。このことは、例えば送信機102がほぼ一定の時間をおいてデータを受信する場合には実用的な場合もある。本発明のある実施形態によれば、送信機102は、タイマー104によって提供されるような現時点の経過時間を送信することができる。例えばデータがほぼ直ちに送信されない場合には、現時点の経過時間が有用となる場合もある。それに加えて、制御システム106が例えばタイマー104の開始時間を記録していないような場合には、現時点の経過時間が有用となる場合もある。
ステップ305では、制御システム106内の処理システム111は、受信されたデータの実時間タイムスタンプを生成することができる。本発明のある実施形態によれば、実時間タイムスタンプは、送信機102によって提供される現時点の経過時間および相対時間タイムスタンプに基づいている。本発明の他の実施形態によれば、実時間タイムスタンプは、タイマー104の相対時間タイムスタンプおよび実時間開始時間に基づいている。本発明のある実施形態によれば、データが送信機102から制御システム106へ送信される時、タイマー104は現時点の経過時間を提供する。本発明のある実施形態によれば、制御システム106内に含まれている実時間時計108は現時点の実時間を提供する。実時間時計108によって提供される現時点の実時間からタイマー104によって提供される現時点の経過時間を引くことにより、実時間タイムスタンプを算出することができる。この計算により、タイマー104の実時間開始時間を提供することができる。換言すれば、タイマー104がカウントを開始した時の実時間を求めることができる。タイマー104によって提供される開始時間および相対時間タイムスタンプ値に基づいて、実時間開始時間を相対時間タイムスタンプ値に加えることにより各測定値に対する実時間タイムスタンプ値を算出することができる。換言すれば、各測定値について、開始時間を経過時間に加えることにより実時間タイムスタンプ値を算出することができる。このことは、送信機102が、相対時間タイマー104しか備えていないにも関わらず、制御システム106内に含まれている実時間時計108のような実時間時計を備えているような印象を与える。
実施形態によっては、現時点の経過時間が入手できないような場合もある。例えば、現時点の経過時間が送信機102によって送信されるように構成されていない場合もある。したがって、上述のように、制御システム10は、タイマー104の実時間開始時間を記録するように構成されていてもよい。このようにして、制御システム106は、後で開始時間の計算を必要とすることなく実時間開始時間を把握することができる。この実施形態によれば、相対時間タイムスタンプおよび実時間開始時間に基づいて実時間タイムスタンプを算出することができる。制御システム106は、いったん相対時間タイムスタンプと共に送信機102からデータを受信すると、この相対時間タイムスタンプを、制御システム106によって記録されているような実時間開始時間と容易に比較することができる。この比較は、例えば実時間の開始時間を相対時間タイムスタンプに加えることを含んでいてもよい。しかしながら、比較がどのようなものかは、相対時間タイムスタンプの基準時がどのようなものかに依存するように構成されていてもよい。例えば、基準時が00:00:00ではなく24:00:00である場合、上記の比較は、相対時間タイムスタンプを実時間開始時間から減算することを含むように構成されていてもよい。したがって、送信機102は、実時間タイムスタンプを算出するにあたって現時点の経過時間を送信する必要はない。
本発明のある実施形態によれば、制御システム106は、流量計101から送信機102へデータを送信するのに必要となる送信時間および送信機102から制御システム106までデータを送信するのに必要となる送信時間を補償するように構成されていてもよい。この補償は、例えばタイマー104によって提供されるような現時点での経過時間から前もって決められている時間量を減算することを含んでいてもよい。本発明の他の実施形態によれば、補償は、実時間時計108から前もって決められている時間量を減算することを含んでいてもよい。
上述の方法および装置は、送信機によって受信されるデータに相対時間タイムスタンプを付するための効率的かつ経済的なアプローチを提供している。その際、本発明は、実施形態によっては、従来のシステムに付随する欠点を有することなく、制御システムに送信されているデータの実時間タイムスタンプを生成するように構成されている場合もある。本発明は流量計を含んでいると記載されているが、いうまでもなく本発明が他のデータ送信システムに同様に適用可能であり、したがって、提供されている特定の実施形態に限定されるべきではない。
いうまでもなく、例示されている特定の実施形態は送信機102が制御システム106と通信可能と構成されている旨記載しているが、他の構成も考えられており、それらもまた特許請求項の範囲内に含まれる。例えば、制御システム106は、送信機だけでなくさまざまな他の提供源からの相対時間タイムスタンプを含むデータを受信するように構成されていてもよい。さらに、送信機102は、制御システム106だけでなくさまざまな他の構成部品に相対時間タイムスタンプが付されたデータを出力してもよい。したがって、いうまでもなく上述の構成要素の各々を単独で用いてもよいしまたは互いに組み合わせて用いてもよい。
上述の実施形態の詳細な記載は、本発明の技術範囲内に含まれるものとして本発明者が考えているすべての実施形態を完全に網羅するものではない。さらに正確にいえば、当業者にとって明らかなように、上述の実施形態のうちの一部の構成要素をさまざまに組み合わせてまたは除去してさらなる実施形態を形成してもよいし、また、このようなさらなる実施形態も本発明の技術範囲内および教示範囲内に含まれる。また、当業者にとって明らかなように、本発明の技術および教示の範囲に含まれるさらなる実施形態を作成するために、上述の実施形態を全体的にまたは部分的に組み合わせてもよい。
以上のように、本発明の特定の実施形態または実施例が例示の目的で記載されているが、当業者にとって明らかなように、本発明の技術範囲内において、さまざまな変更が可能である。本明細書に記載の教示を上述のかつそれに対応する図に記載の実施形態のみでなく他の実施形態にも適用することができる。したがって、本発明の技術範囲は下記の請求項によって決められるものでる。

Claims (17)

  1. データを受信するための第一通信インターフェース(112)と、
    相対時間を測定するためのタイマー(104)と、
    前記データに相対時間タイムスタンプを付するための処理システム(110)と、
    前記相対時間タイムスタンプを付された前記データを出力するための第二通信インターフェース(105)と
    を備えている、送信機(102)であって、
    前記相対時間は前記送信機(102)のオン時間の経過であり、
    前記相対時間の測定では、前記送信機(102)に電源が供給されたときタイマー(104)を基準時にリセットし、当該基準時はゼロではない前もって決められた時間である、送信機(102)。
  2. 前記相対時間タイムスタンプと一緒に前記データを格納するための送信機メモリ(103)をさらに備えている、請求項1に記載の送信機(102)。
  3. 前記データには流量測定情報が含まれている、請求項1に記載の送信機(102)。
  4. 送信機(102)と、
    データを受信するための第一通信インターフェース(112)と、
    相対時間を測定するためのタイマー(104)と、
    前記データに相対時間タイムスタンプを付するための処理システム(110)と、
    前記相対時間タイムスタンプが付された前記データを出力するための第二通信インターフェース(105)と、
    前記送信機(102)と通信可能な制御システム(106)と、
    実時間を測定するための実時間時計(108)と、
    前記相対時間タイムスタンプに基づいて実時間タイムスタンプを生成するための処理システム(111)と
    を備えている、データ処理システム(100)であって、
    前記相対時間は前記送信機(102)のオン時間の経過であり、
    前記相対時間の測定では、前記送信機(102)に電源が供給されたときタイマー(104)を基準時にリセットし、当該基準時はゼロではない前もって決められた時間である、データ処理システム(100)。
  5. 前記相対時間タイムスタンプと一緒に前記データを格納するための送信機メモリ(103)をさらに備えている、請求項4に記載のデータ処理システム(100)。
  6. 前記制御システム(106)によって提供される前記実時間タイムスタンプと一緒に、前記制御システム(106)へ送信されたデータを格納するように構成された制御システムメモリ(107)をさらに備えている、請求項4に記載のデータ処理システム(100)。
  7. 前記送信機(102)と通信可能であるとともに前記データを前記送信機(102)へ送信するように構成された測定デバイス(101)をさらに備えている、請求項4に記載のデータ処理システム(100)。
  8. データのタイムスタンプを生成するための方法であって、
    相対時間を測定するステップと、
    前記データを受信するステップと、
    測定された前記相対時間に基づいて前記データの相対時間タイムスタンプを生成するステップと
    を有している、方法であって、
    前記相対時間は前記送信機(102)のオン時間の経過であり、
    前記相対時間の測定では、前記送信機(102)に電源が供給されたときタイマー(104)を基準時にリセットし、当該基準時はゼロではない前もって決められた時間である、方法。
  9. 前記相対時間を測定するステップには、前記タイマーに電力が供給された時にタイマーを基準時にリセットすることが含まれている、請求項8に記載の方法。
  10. 前記相対時間タイムスタンプを含む前記データを送信機のメモリー内に格納するステップをさらに有している、請求項8に記載の方法。
  11. 前記データを受信するステップには、流量測定情報を受信することが含まれている、請求項8に記載の方法。
  12. 実時間を測定する制御システムへ前記データを送信するステップと、前記相対時間タイムスタンプに基づいて実時間タイムスタンプを生成するステップとをさらに有している、請求項8に記載の方法。
  13. 前記実時間タイムスタンプを生成するステップには、前記相対時間の実時間開始時間を記録し、該実時間開始時間を前記相対時間タイムスタンプと比較することが含まれている、請求項12に記載の方法。
  14. 前記実時間タイムスタンプを生成するステップには、送信機に電力が供給されてからの時間の長さである現時点での経過時間を測定することと、前記現時点での経過時間を現時点の実時間と比較して実時間開始時間を生成することと、該実時間開始時間を前記相対時間タイムスタンプと比較して実時間タイムスタンプを生成することとが含まれている、請求項12に記載の方法。
  15. 前記実時間タイムスタンプを含んでいる前記データを制御システムのメモリー内に格納するステップをさらに有している、請求項12に記載の方法。
  16. 前記データを前記制御システムに送信するステップには、送信機から前記データを送信することが含まれている、請求項12に記載の方法。
  17. 前記実時間タイムスタンプを送信遅延に関して補償するステップをさらに有している、請求項12に記載の方法。
JP2014129631A 2014-06-24 2014-06-24 相対時間タイマーを備えた送信機 Active JP5855170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014129631A JP5855170B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 相対時間タイマーを備えた送信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014129631A JP5855170B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 相対時間タイマーを備えた送信機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011536294A Division JP2012508926A (ja) 2008-11-13 2008-11-13 相対時間タイマーを備えた送信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014209370A JP2014209370A (ja) 2014-11-06
JP5855170B2 true JP5855170B2 (ja) 2016-02-09

Family

ID=51903523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014129631A Active JP5855170B2 (ja) 2014-06-24 2014-06-24 相対時間タイマーを備えた送信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5855170B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000135458A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Tokico Ltd 塗装用ロボット装置
US6512990B1 (en) * 2000-01-05 2003-01-28 Agilent Technologies, Inc. Distributed trigger node
JP4327541B2 (ja) * 2002-09-24 2009-09-09 株式会社リコー 遠隔管理システムとその被管理装置,およびプログラム
JP2004272403A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Mitsubishi Electric Corp プロセス入出力装置及びこれを用いた監視制御システム
JP2007038326A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Toyota Motor Corp ロボット制御システム
JP4252071B2 (ja) * 2006-03-26 2009-04-08 株式会社タニタ 測定時間管理システム、データ送受信装置および測定時間管理方法
JP2008165649A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Yokogawa Electric Corp プラント異常診断支援システムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014209370A (ja) 2014-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012508926A (ja) 相対時間タイマーを備えた送信機
US10359766B2 (en) Measurement system, measurement management apparatus, measurement device, and measurement method
US9052240B2 (en) Industrial process temperature transmitter with sensor stress diagnostics
WO2011090894A4 (en) Portable articulated arm coordinate measuring machine and integrated environmental recorder
US9470568B2 (en) Density meter in electrical communication with a volumetric flow meter and both in electrical communication with a meter electronics that outputs a mass flow measurement
CY1117980T1 (el) Συστημα διαβιβασης δεδομενων απο αισθητηρα μετρησης για την εξ αποστασεως αναγνωση με χρονοσημανση
US20200025600A1 (en) Battery-operated field device with time transmission
CN102405446A (zh) 具有测量精度报告的现场设备
AU2017203529B2 (en) Volume flow sensor system comprising a mass flowmeter and a density meter
JP2012508926A5 (ja)
JP5855170B2 (ja) 相対時間タイマーを備えた送信機
RU2264603C2 (ru) Система и способ предотвращения незаконных манипуляций с формирователем сигналов, удаленным от главной системы
CN210375231U (zh) 现场设备和流量计
CN108885129B (zh) 用于监测超声流量计的方法
JP7134030B2 (ja) 通信システム及びスレーブ装置
JP2598352B2 (ja) 測定装置
KR200325005Y1 (ko) 다수의 저장소에 설치된 냉동/냉장장치의 네트워크를이용한 온도정보 관리장치
JP2017151689A5 (ja)
KR20170005202A (ko) Gps모듈을 이용한 시간 동기화 장치 및 그 방법
JP2019033400A (ja) 航空機データバスライン連接方法
JP2005233633A (ja) 流量計測監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5855170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250