JP5854054B2 - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本技術は、情報処理装置及び方法に関し、特に、新たな形態のコミュニケーションツールを実現可能にする、情報処理装置及び方法に関する。
太古の昔から、人は、他者と共存しながら生きている。このため、コミュニケーションは、人類にとって欠くことのできない存在である。即ち、人類の歴史は、コミュニケーションの歴史といっても過言ではなく、コミュニケーションツールも時代と共に変化し続けている。
コミュニケーションツールは、従来、対面不可能な遠距離用のコミュニケーションで用いられていた。具体的には、コミュニケーションツールとして、大昔では、狼煙などが利用され、その後、有線の電話等が登場し、技術の発達した近年では、無線による携帯電話機等が利用されている。
さらに、対面可能な近距離でも、口頭以外のコミュニケーションを図るべく、赤外線機能を備えた携帯電話機がコミュニケーションツールとして利用されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。即ち、携帯電話機のユーザは、当該携帯電話機を他人の携帯電話機に近接させて赤外線通信を実行させることで、当該他人とメールアドレス等の情報を交換するといった、コミュニケーションを他人と図ることができる。
特開2007−221355号公報
しかしながら、特許文献1に記載の携帯電話機等の従来のコミュニケーションツールでは、コミュニケーションの目的は情報交換のみである。一方で、複数人がコミュニケーションツールを用いずに対面でコミュニケーションを図る場合、単なる情報交換の目的に留まらず、他者と一体感を覚える等各種各様の目的が取られる。
このため、近年では、単なる情報交換の目的に留まらず、他者と一体感を覚える等各種各様の目的でコミュニケーションを図ることが可能な、新たな形態のコミュニケーションツールの登場が要望されている。
さらに、他者と一体感を覚える等の目的では、必要以上に操作が困難であったり、当該目的に馴染まない操作が求められると、当該目的の達成の妨げになる。このため、容易かつ直観的な操作により、他者と一体感を覚える等各種各様の目的でコミュニケーションを図ることが可能な、新たな形態のコミュニケーションツールの登場が要望されている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、新たな形態のコミュニケーションツールを実現可能にできるようにしたものである。
本技術の一側面の情報処理装置は、発光の特徴を示す発光パラメータの組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光する発光部と、ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した発光のパターンにしたがって前記発光部を発光させるように制御する発光制御部と、ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化を検出するセンサ部とを備え、前記センサ部は、前記ユーザの動作に起因して生ずる加速度の変化を検出する加速度センサを含み、前記発光制御部は、前記加速度センサが所定の閾値以上の加速度を検出した場合、前記ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を、情報処理装置を衝突させる動作の第1の種類、又は、前記情報処理装置を継続的に振動させる動作の第2の種類と推定し、推定した当該第1の種類又は当該第2の種類に応じて発光パターンを選択する
振動の特徴を示す振動パラメータの組み合わせで特定される振動のパターンにしたがって振動する振動部と、前記物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の振動のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した振動のパターンにしたがって前記振動部を振動させるように制御する振動制御部とをさらに設けることができる。
前記発光制御部は、第1の発光色で前記発光部を発光させている状態で、前記第1の種類を推定した場合には、第1の時間をかけて前記第1の発光色から前記他の情報処理装置の第2の発光色に切り替えて、前記第1の発光色に戻すことを規定する第1の発光のパターンを選択することができる。
前記発光制御部は、前記第1の発光色で前記発光部を発光させている状態で、前記第2の種類を推定した場合には、前記第1の時間よりも長い第2の時間をかけて前記第1の発光色から前記第2の発光色に切り替えて、前記第1の発光色に戻すことを規定する第2の発光のパターンを選択することができる。
他の情報処理装置との間の無線通信を制御する通信制御部をさらに備え、前記通信制御部は、前記加速度センサが前記所定の閾値以上の加速度を検出した場合、所定の距離内の他の情報処理装置と前記情報処理装置との間で情報交換を行う際に用いる無線通信を制御する。
前記情報処理装置は、前記ユーザの腕に取り付けられるリング形状の部位を有し、前記部位は、その一部を開放または接続する連結部を設けることができる。
前記連結部は、前記部位の一部を接続するための磁石及び着磁板金を有することができる。
前記連結部は、素材の弾性変形により前記部位の一部を接続することができる。
本技術の一側面の情報処理方法は、上述した本技術の一側面の情報処理装置に対応する方法である。
本技術の一側面の情報処理装置及び方法においては、発光の特徴を示す発光パラメータの組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光され、ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から発光パターンが選択され、選択された発光のパターンにしたがって発光させるように制御され、ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化が検出される。ユーザの動作に起因して生ずる加速度の変化を検出する加速度センサにより、物理量は検出される。発光の制御は、加速度センサが所定の閾値以上の加速度を検出した場合、ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を、情報処理装置を衝突させる動作の第1の種類、又は、情報処理装置を継続的に振動させる動作の第2の種類と推定し、推定した当該第1の種類又は当該第2の種類に応じて発光パターンを選択することで行われる
以上のごとく、本技術によれば、新たな形態のコミュニケーションツールを実現可能にすることができる。
本技術が適用される情報処理システムの構成図である。 リングの概略構成を示す図である。 リングの斜視図である。 基板の概略構成を示す図である。 リングの断面図である。 リングの他の概略構成を示す図である。 基板の機能的構成を示す機能ブロック図である。 リングが発光及び振動する場合に取り得る各動作の状態の一例を示す状態遷移図である。 状態S2の詳細を示す図である。 状態S3の詳細を示す図である。 状態S4の詳細を示す図である。 状態S5の詳細を示す図である。 状態S6の詳細を示す図である。 状態S7の詳細を示す図である。 本技術が適用される情報処理装置が実行する発光パターン制御処理の流れを説明するフローチャートである。
[本技術の概略]
はじめに、本技術の理解を容易なものとすべく、本技術の概略について説明する。
本技術が適用される情報処理装置は、各種センサ、ワイヤレスモジュール、発光素子、振動体等が内蔵されたリストバンド、ブレスレット等のようにユーザの腕に装着するのに好適な径を有する、リング型の装置(以下、リングと略称する)であり、ユーザの腕に装着されるものである。リングの基本機能は発光と振動であるが、これらの発光や振動のパターンは多数(実質的には無限通り)あり、内蔵されるセンサにより得られる情報や、外部から通信の形態で得られる情報等各種情報に応じて選択的に切り替えることができる。
ユーザは、このようなリングを腕に装着するだけで、同種のリングが腕に装着された他のユーザとの間で、リングの発光や振動を通じて、従来存在しなかった新たなコミュニケーションを図ることができる。
具体的には例えば、ユーザは、他のユーザとの間で、握手や、顔よりも高い位置でお互いの手のひらを叩くハイタッチをすることで、お互いの情報、例えばSNS(Social Network Service)のアカウント情報を交換する、といったコミュニケーションを取ることができる。即ち、リングは、容易かつ直感的なユーザ間の情報交換を実現することができる。
また例えば、ユーザは、他のユーザとの間で、所定の音楽のリズムや、特定の人物の心拍の速度等に同期したパターンのリングの発光や振動を、同時に体感する、といったコミュニケーションを取ることができる。即ち、リングは、ユーザ同士が一体感を得られるような、効果的な演出を実現することができる。
このように、本技術が適用されたリングは、従来存在しなかった全く新たな形態のコミュニケーションツールを実現可能にするものである。以下、このような本技術が適用されたリングを構成要素に含む情報処理システム、即ち本技術が適用される情報処理システムの一実施形態について説明する。
[システム構成図]
図1は、本技術が適用される情報処理システムの構成図である。
情報処理システム1は、サーバ11、およびリング12−1乃至12−N(Nは2以上の任意の整数値)から構成されている。なお、以下、リング12−1乃至12−Nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめてリング12と称する。
サーバ11は、複数のリング12の各々との間で授受される各種情報を中継したり、所定のリング12との間で各種情報を授受する。
リング12は、発光及び振動を基本機能として、発光及び振動のパターンを各種条件に基づいて選択的に切り替える。例えば、リング12は、サーバ11から所定の信号を受信したことを条件に、所定のパターンで発光及び振動する。また、リング12は、一定の範囲内、例えば半径100メートル以内に存在する他のリング12との間で所定の信号を交換することを条件に、所定のパターンで発光及び振動する。
また、リング12は、さらに情報交換機能を有しており、交換すべき情報を保持するとともに、近接通信により、例えば30センチメートル以内に存在する他のリング12との間で、これらの情報を相互に送受信する。
以下、このようなリング12の構成について、図2乃至図6を参照して説明する。
[リングの概略構成]
図2は、本技術が適用される情報処理装置の一実施形態としてのリング12の概略構成を示す図である。図2のAの中央の図は、リング12の正面図である。ここで、正面は、リング12が装着された腕を手の指先側からみた場合における面とされている。図2のAの上側の図は、矢印aの方向にリング12を見た場合のリング12の上面図である。図2のAの右側の図は、矢印bの方向にリング12を見た場合のリング12の右側面図である。図2のAの下側の図は、矢印cの方向にリング12を見た場合のリング12の下面図である。図2のAの左側の図は、矢印dの方向にリング12を見た場合のリング12の左側面図である。また、図2のBは、リング12の背面図である。
図2に示されるように、リング形状のリング12の内周部12aには、基板21が埋設されている。詳細については図4を参照して後述するが、基板21には、各種センサ、ワイヤレスモジュール、発光素子、振動機構等が実装されている。また、基板21と対向する位置に、連結部22が設けられている。詳細については後述するが、連結部22は、リング12の側面を構成する周長部の両端部を開放したり接続したりする。即ち、ユーザは、連結部22における両端部を開放することで、リング12を腕に通したり取り外したりすることができ、連結部22における両端部を連結させることで、リング12を装着することができる。
正面又は背面からみて、リング12の外周部12bは円形となっているのに対して、内周部12aは楕円形となっている。リング12の外周部12bが円形であるのは、基板21に実装された発光素子からの光を均一に導光させるためである。リング12の内周部12aが楕円形であるのは、ユーザの腕の形状に合わせた形とすることで、リング12の装着感を向上させるためである。
[リングの斜視図]
図3は、リング12の斜視図である。図3のAは、基板21が視認できる方向からのリング12の斜視図である。図3のBは、連結部22が視認できる方向からのリング12の斜視図である。
[基板の概略構成]
図4は、リング12に実装される基板21の概略構成を示す図である。図4のAの中央の図は、基板21の正面図である。ここで、正面は、各種センサ、ワイヤレスモジュール、発光素子、振動機構等が実装されている面とされている。図4のAの上側の図は、矢印aの方向に基板21を見た場合の基板21の上面図である。図4のAの右側の図は、矢印bの方向に基板21を見た場合の基板21の右側面図である。図4のAの下側の図は、矢印cの方向に基板21を見た場合の基板21の下面図である。図4のAの左側の図は、矢印dの方向に基板21を見た場合の基板21の左側面図である。また、図4のBは、基板21の背面図である。また、図4のCは、基板21の斜視図である。
図4のAに示されるように、基板21の正面には、CPU(Central Processing Unit)31、ワイヤレスモジュール32、3軸加速度センサ33、及びLED(Light Emitting Diode)34が実装されている。
CPU31は、内蔵メモリ(後述の図7の記憶部86)に記録されているプログラム等に従って各種の処理を実行する。内蔵メモリには、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
ワイヤレスモジュール32は、サーバ11または他のリング12との間で各種情報を無線通信により授受する。
3軸加速度センサ33は、相互に略直交する3軸方向の加速度をそれぞれ検出し、その検出結果を示すセンサ情報をCPU31に供給する。すなわち、3軸加速度センサ33は、ユーザの動作に起因して生ずる物理量、すなわち加速度の変化を検出する。
LED34は、CPU31の制御に従って、複数のパターンで発光する。発光のパターンは、複数種類の発光パラメータのうち1以上の種類の組み合わせで特定される。ここで、発光パラメータとは、発光の特徴を示すパラメータをいい、例えば、光量、発光色、発光の間隔の時間、及び発光が継続する時間といった各種各様の種類が存在する。
なお、図示はしないが、基板21には、心拍センサ、血圧センサ、体温センサ等の生体情報を取得するセンサが備えられてもよい。また、基板21には、圧力センサ、気温センサ、湿度センサ、音センサ、映像センサ、紫外線センサ、放射能センサ等、環境情報を取得するセンサが備えられてもよい。
図4のBに示されるように、基板21の背面には、振動機構35が実装されている。振動機構35は、CPU31の制御に従って、複数のパターンで振動する。振動のパターンは、複数種類の振動パラメータのうち1以上の種類の組み合わせで特定される。ここで、振動パラメータとは、振動の特徴を示すパラメータをいい、例えば、振動回数、振動の間隔の時間、振動が継続する時間といった各種各様の種類が存在する。
なお、基板21は、リング12の表面に描かれるロゴやマークで隠せるサイズにすることで、リング12の本体が透明または半透明であっても、外観の美感を損なうことはない。
[リングの断面図]
図5は、リング12の断面図である。図5のAは、図2のAの左側の図の線m−m’におけるリング12の断面図である。図5のBは、図2のAの左側の図の線n−n’におけるリング12の断面図である。
図5のAに示されるように、リング12の本体20は内側の導光層41と、当該導光層41を挟み込む外側の反射層兼拡散層42の2層構造を有している。
導光層41は、基板21のLED34から発光される光を、光ファイバーケーブルと同様にリング12全体に導光させる。
反射層兼拡散層42は、基板21の導光層41により導光される光を、リング12全体に反射及び拡散させる。
図5のAに示されるように、複数のLED34の各々は、軸対称の位置に、遮蔽物がない状態で配置される。このように配置されたLED34から発光される光は、導光層41によりリング12の本体20の全体に導光され、反射層兼拡散層42によって、リング12の全体に拡散される。
図5のBに示されるように、リング12の連結部22の内側には溝20aが形成され、当該溝20aの底部には、磁石にくっつく鉄等の着磁板金43が複数(図5の例では4つ)設けられている。また、リング12の連結部22の外側には、着磁板金43よりも少数(図5の例では2つ)の磁石44が、連結部22の内側に設けられた溝20aに嵌まるサイズ及び形で設けられている。連結部22において、磁石44が、着磁板金43が設けられた溝20aに嵌め込まれて着磁されることにより、リング12の周長部の両端部が連結される。
このような連結部22の構造により、リング12は、細い腕から太い腕まで様々なサイズの腕に装着が可能となる。また、連結部22には、留め具等が設けられていないため、ユーザにとって、装着感がよく、また、着脱が容易であると共に、LED34からの光が遮られることなく、導光かつ拡散される。さらに、リング12の両端部の各々における光量は弱くなるが、当該両端部が連結部22で重ねられることから光量が加算される結果、ユーザの目には、リング12の何れの場所でも光が均一に導光されているように映るため、外観の美感が向上する。
また、図5に示されるように、基板21に設けられた振動機構35は、リング12の内周部から突起するように設けられている。これにより、振動機構35がユーザの腕に接触されるので、振動機構35の振動が、ユーザの腕に伝導しやすくなる。
リング12の本体20の素材として、例えばポリウレタンエラストマー(RU-842A-CLR)等の合成樹脂を採用することができる。連結部22の内側、外側はともに透明または半透明であるが、外側には光を拡散させる拡散材が例えば5%含有されている。
着磁板金43の素材として、例えばSUS430を採用することができる。また、磁石44の素材として、例えばネオジウムを採用することができる。
なお、図示はしないが、基板21をカバーで覆うことも可能である。この場合のカバーの素材として、例えばアルミニウムを採用することができる。また、図示はしないが、当該カバーと振動機構35との間にスペーサを装着することができ、そのスペーサの素材として、例えばPETを採用することができる。
[リングの他の概略構成]
図6は、リング12とは異なる構成のリング51の概略構成を示す図である。
図6に示されるリング51の基本的な構成は、リング12と同様である。したがって、以下、リング51について、リング12との一致点の説明は省略し、その差異点のみを説明する。
リング12が、導光層41と反射層兼拡散層42の2層構造を有しているのに対して、リング51は、導光層61のみの1層構造である。
リング12の連結部22には、磁石44と着磁板金43が設けられているのに対して、リング51の連結部62には、何も設けられていない。連結部62においては、リング51の本体60に力を加えないとき、内側の端部60aと外側の端部60bとが接触して重なるように加工されている。リング51を腕に装着するとき、本体60が形成する円の径が大きくなるように本体60が弾性変形される。円の中に腕を挿通した後、本体60に対する力を解除すると、本体60はその弾性力により元の位置に戻る。本体51の素材としては、本体20と同じポリウレタンエラストマーを採用することができる。
このような連結部62の構造により、リング51は、様々なサイズの腕に装着が可能となる。また、連結部62には、留め具等が設けられていないため、ユーザにとって、装着感がよく、また、着脱が容易であると共に、LED34からの光が遮られることなく、導光される。また、リング51の両端部の各々における光量は弱くなるが、当該両端部が連結部62で重ねられることから光量が加算される結果、ユーザの目には、リング51の何れの場所でも光が均一に導光されているように映るため、外観の美感が向上する。さらに、連結部62には、着磁板金43、磁石44、留め具等が設けられないため、製造コストを抑えることができる。
なお、リング51の本体60は、リング12と同様に2層構造でもよい。同様に、上述したリング12の本体20は、リング51の本体60と同様に1層構造でもよい。
[基板21の機能的構成例]
図7は、図4の基板21の機能的構成を示す機能ブロック図である。
基板21には、CPU31、ワイヤレスモジュール32、3軸加速度センサ33、LED34、及び振動機構35が備えられている。
ワイヤレスモジュール32、3軸加速度センサ33、LED34、振動機構35については図4を参照して説明済みなので、省略する。
CPU31は、機能的には、通信制御部81、センサ情報取得部82、制御信号生成部83、発光制御部84、振動制御部85、及び記憶部86を有している。
通信制御部81は、ワイヤレスモジュール32による無線通信の相手(サーバ11や他のリング12)を認証するための所定の認証処理を実行し、認証に成功すると、当該相手との無線通信を制御する。また、通信制御部81は、リング12の位置情報をワイヤレスモジュール32から周囲に無線送信し、かつ、所定の距離内の他のリング12の位置情報をワイヤレスモジュール32で受信するように適宜制御する。
センサ情報取得部82は、3軸加速度センサ33から出力されたセンサ情報を取得する。また、センサ情報取得部82は、基板21に実装されている図示せぬ各種センサから出力されたセンサ情報を取得する。
制御信号生成部83は、センサ情報取得部82により取得されたセンサ情報に基づいて、発光制御部84及び振動制御部85を制御する制御信号を生成する。具体的には、制御信号生成部83は、センサ情報取得部82により取得されたセンサ情報に基づいて、ユーザが他者とコミュニケーションを図るために行った動作の種類を推定し、推定した当該動作の種類に応じた制御信号を生成する。また、制御信号生成部83は、通信制御部81の制御によりサーバ11または他のリング12から受信された信号に基づいて、発光制御部84及び振動制御部85を制御する制御信号を生成する。この場合の制御信号は、発光及び振動の各種パターンに対応しているものであり、これらの各種パターンは、取得されたセンサ情報または受信された信号の種類に応じて設定される。
発光制御部84は、制御信号生成部83により生成された制御信号に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から1つを選択し、選択した発光のパターンにしたがって、LED34が発光するように制御する。
振動制御部85は、制御信号生成部83により生成された制御信号に基づいて、予め設定された複数の振動のパターンの中から1つを選択し、選択した振動のパターンにしたがって、振動機構35が振動するように制御する。
記憶部86は、CPU31内に設けられた記憶領域として構成され、各種情報を記憶する。例えば、記憶部86は、リング12,51のユーザのSNSのアカウント情報を記憶する。また、記憶部86は、他のリング12,51との近接通信により受信された、他のリング12,51のユーザのSNSのアカウント情報を記憶する。なお、リング12とリング51も相互に通信可能である。
このような構成のリング12による複数パターンの発光及び振動について、図8乃至図14を参照して説明する。なお、以下においてはリング12について説明するが、リング51にも適用されることは勿論である。
[状態遷移図]
図8は、リング12が発光及び振動する場合に取り得る各動作の状態の一例を示す状態遷移図である。
図8において、各状態は1つの角丸長方形の枠内に表されており、その枠に引かれた"S"を含む符号により識別される。1つの状態から他の1つの状態への状態遷移(同一の状態に留まる場合も含む)は、所定の条件(以下、状態遷移条件と称する)が満たされると実行される。このような状態遷移条件は、図8において1つの状態から他の1つの状態への遷移を表す矢印に、"C"を含む符号を付して表されている。
また、1つの枠内に図示されている2つの軸は、それぞれリング12の発光と振動の状態を模式的に表したものである。即ち、上側の軸は、LED34の発光の状態を模式的に表し、下側の軸は、振動機構35の振動の状態を模式的に表している。
本実施形態では状態S1が、基本状態であり、アイドリング状態S1とも称する。ユーザの腕にリング12が装着されていない場合等には、3軸加速度センサ33によって動きが検出されない。また、後述する信号B1、信号B2、信号B3のいずれもリング12に受信されず、かつ、所定の距離内の他のリング12から位置情報が受信されない場合、リング12の動作状態としては、アイドリング状態S1が維持される。アイドリング状態S1では、枠内の上側の軸に示されるように、発光制御部84はLED34を発光させず、かつ、枠内の下側の軸に示されるように、振動制御部85は振動機構35を振動させない。
アイドリング状態S1において、例えばユーザがリング12を腕に装着すると、3軸加速度センサ33によって動きが検出される。このような場合、センサ情報取得部82は、センサ情報として動き検出情報を取得し、状態遷移条件C1の動き検出が満たされたと判定し、リング12の動作状態を、状態S2に遷移させる。
状態S2に遷移すると、センサ情報に基づいて生成された制御信号に従ったパターンで、発光制御部84は、LED34を発光させ、かつ、振動制御部85は、振動機構35を振動させる。このように、センサ情報に基づいて生成された制御信号に従った発光及び振動パターンは、人の鼓動を模したパターンであるので、以下、「パターンA”鼓動”」と称する。
状態S2では、発光制御部84は、枠内の上側の軸の波形に示されるように、LED34を一定の低光量(即ち、低輝度)で発光させ、かつ、枠内の下側の軸の波形に示されるように、振動制御部85は振動機構35を一定のリズムで振動させる。状態S2における「パターンA”鼓動”」の詳細について、図9を参照して説明する。
[パターンA”鼓動”の詳細]
図9は、状態S2における「パターンA”鼓動”」の詳細を示す図である。図9において、横軸は時間を示し、縦軸は波形のレベルを示している。
図9の上側の軸の波形は、「Lighting」と示されているように、LED34の発光の状態を模式的に表している。すなわち、縦軸の波形のレベルは光量を示している。図9の下側の軸の波形は、「vibration」で示されているように、振動機構35の振動の状態を模式的に表している。すなわち、縦軸の波形のレベルは振動の強さを示している。
状態S2に遷移すると、発光制御部84は、開始時刻t1から終了時刻txまでの一定期間、LED34を一定の低光量で発光させる。なお、開始時刻t1から終了時刻txまでの期間は、例えば5分間とする。
一方、状態S2に遷移すると、振動制御部85は、振動機構35を一定の周期でパルス的なリズムで振動させる。なお、以下では、振動の継続時間を振動継続時間と称する。また、振動が開始されてから次の振動が開始されるまでの時間を振動間隔時間と称する。
具体的には、振動制御部85は、時刻t2から時刻t3までの振動継続時間T1の間、振動機構35の振動を継続させる。次に、振動制御部85は、時刻t2から振動間隔時間T2だけ経過した時刻t4になると、当該時刻t4から時刻t5までの振動継続時間T1の間、振動機構35の振動を継続させる。振動制御部85は、時刻t4から振動間隔時間T2だけ経過した時刻t6になると、当該時刻t6から時刻t7までの振動継続時間T1の間、振動機構35の振動を継続させる。このように、振動間隔時間T2を周期として、振動継続時間T1をパルス幅とするパルス的なリズムで、振動機構35が振動する。なお、振動継続時間T1は、特に限定されないが、本実施形態では0.5秒が採用されている。また、振動間隔時間T2は、特に限定されないが、本実施形態では1秒とする。
状態S2において、3軸加速度センサ33によって所定時間以上動きが検出されない場合、センサ情報取得部82は、所定時間経過の状態遷移条件C2が満たされたと判定して、リング12の状態を、状態S1に遷移させる。なお、本実施形態では図8に示されるように、所定時間は3分とされている。
また、状態が状態S2であるときに、ワイヤレスモジュール32が所定の距離内の他のリング12から位置情報を受信すると、通信制御部81は、近接距離が所定の範囲内であるとの状態遷移条件C11が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S3に遷移させる。なお、状態S3については後述する。
さらに、状態が状態S2であるときに、ワイヤレスモジュール32が後述する信号B1、信号B2、信号B3のいずれかを受信すると、通信制御部81は、それらの信号を受信したとの状態遷移条件C31,C41,C51のいずれかが満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S5(信号B1の場合),S6(信号B2の場合),S7(信号B3の場合)のいずれかに遷移させる。なお、状態S5,S6,S7については後述する。
図示はしないが、状態S2で、LED34の発光終了時刻txが経過した場合にも、センサ情報取得部82は、リング12の状態を、アイドリング状態S1に遷移させる。アイドリング状態S1に遷移すると、リング12は、発光及び振動を停止させる。
アイドリング状態S1で、ワイヤレスモジュール32が所定の距離内の他のリング12から信号を受信すると、通信制御部81は、近接距離が所定の範囲内であるとの状態遷移条件C11が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S3に遷移させる。なお、所定の距離内の他のリング12とは、他のリング12のうち、上述の認証が成功し、その認証後相互にやり取りされた位置情報に基づいて演算された距離が、所定の距離内になっているものをいう。
状態S3に遷移すると、他のリング12からの信号に基づいて生成された制御信号に従ったパターンで、発光制御部84はLED34を発光させる。なお、振動制御部85は振動機構35の振動機構を振動させない。また、このとき、センサ情報取得部82は、3軸加速度センサから出力されるセンサ情報の詳細なトラッキングを開始する。このように、他のリング12からの信号に基づいて生成された制御信号に従った、状態S3における発光及び振動パターンは、後述する状態S4に遷移するまでの待ち受け状態を表すパターンであるので、以下、「パターンC”待ち受け”」と称する。
状態S3では、発光制御部84は、枠内の上側の軸の波形に示されるように、LED34を一定の低光量で発光させ、かつ、枠内の下側の軸に示されるように、振動制御部85は振動機構35の振動機構を振動させない。状態S3における「パターンC”待ち受け”」の詳細について、図10を参照して説明する。
[パターンC”待ち受け”の詳細]
図10は、状態S3における「パターンC”待ち受け”」の詳細を示す図である。
図10においては、1つのリング12(以下、リング12−U1と称する)と、リング12から所定の距離内の他のリング12(以下、リング12−U2と称する)の発光及び振動の状態が模式的に表されている。
図10のAの上側の軸の波形は、「LightingU1」と示されているように、リング12−U1のLED34の発光の状態を模式的に表している。また、図10のAの下側の軸の波形は、「LightingU2」と示されているように、リング12−U2のLED34の発光の状態を模式的に表している。図10のBの上側の軸の波形は、「vibrationU1」で示されているように、リング12−U1の振動機構35の振動の状態を模式的に表している。また、図10のBの下側の軸の波形は、「vibrationU2」で示されているように、リング12−U2の振動機構35の振動の状態を模式的に表している。
状態S3に遷移すると、図10のAに示されるように、リング12−U1の発光制御部84は、開始時刻t11から終了時刻txまでの一定期間、LED34を一定の低光量で発光させる。また、リング12−U1の発光制御部84は、開始時刻t11から終了時刻txまでの一定期間、LED34を一定の低光量で発光させる。なお、図10においては説明を容易にするために、リング12−U1は淡色の光で発光し、リング12−U2は濃色の光で発光するものとする。
一方、状態S3に遷移すると、図10のBに示されるように、リング12−U1及びリング12−U2の振動制御部85は共に、振動機構35の振動機構を振動させない。
状態S3において、3軸加速度センサ33によってセンサ値を示すセンサ情報が出力されると、センサ情報取得部82は、当該センサ情報を取得し、そのセンサ値が閾値以上であることを検出すると、当該検出結果を衝撃検出として通信制御部81に通知する。通信制御部81は、通知された衝撃検出をワイヤレスモジュール32から他のリング12に無線送信する。このような一連の処理は、他のリング12においても同時期に並行して実行されている。例えば、リング12−U1とリング12−U2の2人のユーザがハイタッチすると、その衝撃が3軸加速度センサ33によりそれぞれ検出される。このため、他のリング12からも、衝撃検出がリング12に対して無線送信されてくる。通信制御部81は、他のリング12からの衝撃検出をワイヤレスモジュール32に受信させる。制御信号生成部83は、センサ情報取得部82により取得された自己のリング12からの衝撃検出と、通信制御部81の制御により受信された他のリング12からの衝撃検出とを受けると、衝撃検出の状態遷移条件C21が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S4に遷移させる。
状態S4に遷移すると、衝撃検出のセンサ情報に基づいて生成された制御信号に従ったパターンで、発光制御部84はLED34を発光させ、かつ、振動制御部85は、振動機構35を振動させる。また、衝撃検出直後に、通信制御部81は、他のリング12との間でそれぞれのユーザのSNSのアカウント情報を相互に送受信することにより情報を交換する。このように、センサ情報に基づいて生成された制御信号に従った発光及び振動パターンは、ユーザ同士の情報交換による交流を模したパターンであるので、以下、「パターンC”交流”」と称する。
状態S4では、発光制御部84は、枠内の上側の軸の波形に示されるように、LED34を一定の低光量で発光させた状態(状態S3の状態)から、衝撃検出時に瞬時に相手方のリング12の色で発光させ、その後、所定時間をかけて徐々に自身のリング12の色に戻す。また、振動制御部85は、枠内の下側の軸の波形に示されるように、振動機構35を衝撃検出時に複数回振動させる。状態S4における「パターンC”交流”」の詳細について、図11を参照して説明する。
[パターンC”交流”の詳細]
図11は、状態S4における「パターンC”交流”」の詳細を示す図である。
図11においては、リング12−U1と他のリング12であるリング12−U2の発光及び振動の状態が模式的に表されている。
図11のAの上側の軸の波形は、「LightingU1」と示されているように、リング12−U1のLED34の発光の状態を模式的に表している。また、図11のAの下側の軸の波形は、「LightingU2」と示されているように、リング12−U2のLED34の発光の状態を模式的に表している。図11のBの上側の軸の波形は、「vibrationU1」で示されているように、リング12−U1の振動機構35の振動の状態を模式的に表している。また、図11のBの下側の軸の波形は、「vibrationU2」で示されているように、リング12−U2の振動機構35の振動の状態を模式的に表している。
図11のAに示されるように、リング12−U1のLED34は、時刻t21から衝撃検出の時刻t22までは、状態S3の状態として一定の低光量で淡色に発光する。同様に、リング12−U2のLED34は、時刻t21から衝撃検出の時刻t22までは、状態S3の状態として一定の低光量で濃色に発光する。なお、図面では白黒表現されているため、リング12−U1とリング12−U2は淡色や濃色という使い分けをしているが、特に淡色と濃色で分類する必要もなく、任意の異なる色同士であればよい。
そして、衝撃が検出されると、状態S4の状態に遷移され、リング12−U1とリング12−U2の発光制御部84は共に、LED34を一定のパターンの光量と色で発光させる。なお、以下では、発光の継続時間を発光継続時間と称する。
具体的には、時刻t22において衝撃が検出されると、リング12−U1の発光制御部84は、LED34を、瞬時に高光量(即ち、高輝度)に変化させて相手方のリング12−U2の発光色、即ち濃色に発光させる。そして、リング12−U1の発光制御部84は、時刻t22から時刻t25までの発光継続時間T21の間に、高光量で、濃色から自身のリング12−U1の発光色である淡色の発光色に徐々に変化するように、LED34を発光させる。その後、時刻t25から終了時刻txまでの期間、LED34を一定の低光量で淡色に発光させる。なお、発光継続時間T21は、特に限定されないが、本実施形態では2秒が採用されている。
同様に、時刻t22において衝撃が検出されると、リング12−U2の発光制御部84は、瞬時にLED34を高光量に変化させて相手方のリング12−U1の発光色、即ち淡色に発光させる。そして、リング12−U2の発光制御部84は、時刻t22から時刻t25までの発光継続時間T21の間に、高光量で、淡色から自身のリング12−U2の発光色である濃色の発光色に徐々に変化するように、LED34を発光させる。その後、時刻t25から終了時刻txまでの期間、LED34を一定の低光量で濃色に発光させる。
このように、ハイタッチによる衝撃が検出されると、リング12−U1とリング12−U2のLED34の発光色は瞬時に入れ替わり、その後徐々に自身のリング12の色に戻るように発光する。
一方、図11のBに示されるように、リング12−U1とリング12−U2の振動機構35は共に、時刻t21から衝撃検出の時刻t22までは、状態S3の状態として振動しない。そして、衝撃が検出されると、状態S4の状態に遷移され、リング12−U1とリング12−U2の振動制御部85は共に、時刻t22から振動機構35を複数回振動させる。
具体的には、時刻t22において衝撃が検出されると、リング12−U1の振動制御部85は、時刻t22から時刻t23までの振動継続時間T22の間、振動機構35の振動を継続させる。そして、リング12−U1の振動制御部85は、時刻t23から時刻t24の振動継続時間T22の間、振動機構35の振動を継続させる。このように、振動継続時間T22をパルス幅として、振動検出時刻から複数回連続して、振動機構35が振動する。なお、振動継続時間T22は、特に限定されないが、本実施形態では0.2秒が採用されている。また、振動回数は、特に限定されないが、本実施形態では2回が採用されている。
同様に、時刻t22において衝撃が検出されると、リング12−U2の振動制御部85は、時刻t22から時刻t23までの振動継続時間T22の間、振動機構35の振動を継続させる。そして、リング12−U2の振動制御部85は、時刻t23から時刻t24の振動継続時間T22の間、振動機構35の振動を継続させる。このように、振動継続時間T22をパルス幅として、振動検出時刻から複数回連続して、振動機構35が振動する。
このように、ハイタッチによる衝撃が検出されると、リング12−U1とリング12−U2の振動制御部85は共に、振動機構35を複数回連続して振動させる。
さらに、状態S4において衝撃が検出されると、リング12−U1の通信制御部81は、記憶部86に記憶されているリング12−U1のユーザのSNSのアカウント情報を読み出して、ワイヤレスモジュール32による近接通信によりリング12−U2に送信する。そして、リング12−U1の通信制御部81は、リング12−U2のユーザのSNSのアカウント情報がリング12−U2から送信されてくるので、当該SNSのアカウント情報をワイヤレスモジュール32による近接通信により受信する。このようにして受信された、リング12−U2のユーザのSNSのアカウント情報は記憶部86に記憶される。
同様に、状態S4において衝撃が検出されると、リング12−U2の通信制御部81は、記憶部86に記憶されているリング12−U2のユーザのSNSのアカウント情報を読み出して、ワイヤレスモジュール32による近接通信によりリング12−U1に送信する。そして、リング12−U2の通信制御部81は、リング12−U1のユーザのSNSのアカウント情報がリング12−U1から送信されてくるので、当該SNSのアカウント情報をワイヤレスモジュール32による近接通信により受信する。このようにして受信された、リング12−U1のユーザのSNSのアカウント情報は記憶部86に記憶される。
このように、状態S4において衝撃が検出されると、リング12−U1とリング12−U2は、近接通信によってお互いのユーザのSNSのアカウント情報を交換して記憶する。
なお、リング12−U1の記憶部86に記憶されたSNSのアカウント情報は、図示せぬ他の情報処理装置に記憶させることができる。したがって、例えば、リング12−U1のユーザは、当該SNSのアカウント情報を用いてSNSにアクセスすることで、他のリング12−U2のユーザの名前、メールアドレス等の情報を知得することができる。
このように、リング12−U1のユーザは、他のリング12−U2のユーザとの間でハイタッチをする、という簡単な手法により、お互いの情報を容易に交換することができる。また、ハイタッチをした時に、リング12−U1とリング12−U2のLED34の発光色が瞬時に入れ替わることから、ユーザは、お互いの情報が交換されたことを直感的に理解することができる。
また、リング12−U1とリング12−U2のLED34の発光色が入れ替わった後に、徐々にそれぞれが自身のリング12の色に戻るように発光することから、ユーザは、情報が交換されて自身のリング12に記憶されるまでの処理の進行度合いを確認することができる。これにより、ユーザは、確実に情報が交換されたという安心感を得ることができる。
また、LED34の発光色が徐々に変化することから、ユーザは、情報交換をした余韻を楽しむことができる。さらに、他のリング12の色と混色する過程を見ることで、ユーザは、他のユーザとの一体感を得ることができる。
なお、上述の例では、発光継続時間T21として2秒が採用されているが、短期間に多数の他のリング12と情報交換を行う場合等には、発光継続時間T21を、さらに短縮させてもよい。
上述の例では、ユーザ同士の各リング12間で相互に情報が交換される要件としては、ユーザ同士による各リング12のハイタッチのようなリング12の瞬時的な衝突により生じた衝撃により、3軸加速度センサ33のセンサ値が閾値以上となる、という要件が採用されたが、特にこれに限定されない。例えば、ユーザ同士で握手がなされた際に各リング12が継続的な振動を繰り返すことによって、3軸加速度センサ33のセンサ値が継続的に閾値以上となる、という要件が採用されてもよい。
ハイタッチによる衝撃等により3軸加速度センサ33のセンサ値が閾値以上になった場合、リング12の発光及び振動のパターンとしては、ハイタッチの動作に応じたパターンが採用された。すなわち、ハイタッチの動きに連動して、リング12のLED34の発光色が、瞬時に他のリング12の発光色に変化した後に、徐々に自身の発光色に戻るというパターンが採用された。また、ハイタッチの動きに連動して、リング12の振動機構35が、短時間の振動を少数回繰り返すというパターンが採用された。
これに対して、握手による継続的な振動等により3軸加速度センサ33のセンサ値が閾値以上になった場合、リング12の発光及び振動のパターンとしては、握手の動作に応じたパターンが採用される。例えば、握手の動きに応じて、リング12のLED34の発光色は、一定時間をかけて徐々に他のリング12の発光色に変化した後に、徐々に自身の発光色に戻るというパターンが採用されてもよい。また、握手の動きに応じて、リング12の振動機構35は、長時間の振動を継続させるというパターンが採用されてもよい。
すなわち、制御信号生成部83は、3軸加速度センサ33が所定の閾値以上の加速度を検出した場合、その変化のパターンから、ユーザが他者とコミュニケーションを図るために行った動作が、ハイタッチの動作または握手の動作のいずれであるか推定し、推定した動作に応じた制御信号を生成する。
さらに、握手の動作に伴う振動の速度に応じて、リング12の発光及び振動のパターンを変えてもよい。例えば、高速の振動を伴う握手の場合には、リング12のLED34の発光色が他のリング12の発光色に変化する時間を短時間にして、振動機構35の振動も短時間継続させるようにする。一方、低速の振動を伴う握手の場合には、リング12のLED34の発光色が他のリング12の発光色に変化する時間を長時間にして、振動機構35の振動も長時間継続させる。
このように、リング12の発光及び振動のパターンを、3軸加速度センサ33によって検出される動きに応じたパターンとすることで、ユーザは、より直感的にユーザ間の情報交換をすることができる。
状態S4において、センサ情報としての衝撃検出が所定時間以上取得されなかった場合、センサ情報取得部82は、タイムアウトという状態遷移条件C22が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S3に遷移させる。
状態S3において、ワイヤレスモジュール32が所定時間以上、所定の距離内の他のリング12から衝撃検出を受信しなかった場合、通信制御部81は、タイムアウトという状態遷移条件C12が満たされたとして、リング12の状態を、アイドリング状態S1に遷移させる。アイドリング状態S1に遷移すると、リング12は、発光及び振動を停止させる。
アイドリング状態S1で、ワイヤレスモジュール32が信号B1をサーバ11から受信すると、通信制御部81は、信号B1の受信という状態遷移条件C31が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S5に遷移させる。また、アイドリング状態S1で、ワイヤレスモジュール32が信号B2をサーバ11から受信すると、通信制御部81は、信号B2の受信という状態遷移条件C41が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S6に遷移させる。また、アイドリング状態S1で、ワイヤレスモジュール32が信号B3をサーバ11から受信すると、通信制御部81は、信号B3の受信という状態遷移条件C51が満たされたと判定し、リング12の状態を、状態S7に遷移させる。
このような信号B1,B2,B3のそれぞれは、サーバ11から送信されて、複数のリング12に対して一斉に受信される。信号B1,B2,B3は、例えば、所定の音楽のリズム(例えば、スタジアムに流れる応援ソング)や、特定の人物(例えば、応援するチームの監督)の心拍の速度等に同期させた発光及び振動のパターンを、複数のリング12においてそれぞれ生成させる信号である。また、例えば、信号B1,B2,B3は、所定のグループ毎(応援するチームのサポーター毎)に特有の発光及び振動のパターンを、複数のリング12においてそれぞれ生成させる信号である。なお、信号B1,B2,B3に基づいて生成される制御信号に従った発光及び振動のパターンは、上記に挙げた各パターンに限らず、多数(実質的には無限通り)存在するので、任意の数の任意のパターンを予め用意しておき、サーバ11がパターンを選択的に切り替えて各リング12に対して送信する。本実施例では、3つのパターンについて説明する。
[パターンB1”絶頂”の詳細]
はじめに、状態S5について説明する。状態S5に遷移すると、信号B1に基づいて生成された制御信号に従ったパターンで、発光制御部84は、LED34を発光させ、かつ、振動制御部85は、振動機構35を振動させる。このように、信号B1に基づいて生成された制御信号に従った発光及び振動パターンは、高光量での発光と激しい振動を伴うパターンであるので、以下、「パターンB1”絶頂”」と称する。
状態S5では、発光制御部84は、枠内の上側の軸の波形に示されるように、LED34を一定の高光量で発光させ、かつ、枠内の下側の軸の波形に示されるように、振動制御部85は振動機構35を一定のリズムで振動させる。状態S5における「パターンB1”絶頂”」の詳細について、図12を参照して説明する。
図12は、状態S5における「パターンB1”絶頂”」の詳細を示す図である。
図12の上側の軸の波形は、「Lighting」と示されているように、LED34の発光の状態を模式的に表している。図12の下側の軸の波形は、「vibration」で示されているように、振動機構35の振動の状態を模式的に表している。
状態S5に遷移すると、発光制御部84は、開始時刻t31から終了時刻txまでの一定期間、LED34を一定の高光量で発光させる。なお、開始時刻t31から終了時刻txまでの期間は、例えば音楽の長さ等に対応する。
一方、状態S5に遷移すると、振動制御部85は、振動機構35を一定の周期でパルス的なリズムで振動させる。
具体的には、振動制御部85は、時刻t32から時刻t33までの振動継続時間T31の間、振動機構35の振動を継続させる。そして、振動制御部85は、時刻t33から時刻t34までの振動継続時間T31の間、振動機構35の振動を継続させる。次に、振動制御部85は、時刻t32から振動間隔時間T32だけ経過した時刻t35になると、当該時刻t35から時刻t36の振動継続時間T31の間、振動機構35の振動を継続させる。そして、振動制御部85は、時刻t36から時刻t37までの振動継続時間T31の間、振動機構35の振動を継続させる。次に、振動制御部85は、時刻t35から振動間隔時間T32だけ経過した時刻t38になると、当該時刻t38から時刻t39の振動継続時間T31の間、振動機構35の振動を継続させる。そして、振動制御部85は、時刻t39から時刻t40までの振動継続時間T31の間、振動機構35の振動を継続させる。
このように、振動間隔時間T32を周期として、振動継続時間T31をパルス幅とするパルス的なリズムで、振動機構35が振動する。なお、振動継続時間T31は、特に限定されないが、本実施形態では0.4秒が採用されている。また、振動間隔時間T32は、特に限定されないが、本実施形態では1秒とする。なお、振動制御部85は、振動機構35を一定の周期でパルス的なリズムで振動させたが、継続的に振動させてもよい。
状態S5において、停止信号が受信された場合、通信制御部81は、停止信号の受信という状態遷移条件C32が満たされたと判定し、リング12の状態を、アイドリング状態S1に遷移させる。停止信号としては、本実施形態においては、サーバ11から送信される動作の強制停止の信号、または信号B1に不備があった場合等のエラー信号が採用されている。アイドリング状態S1に遷移すると、リング12は、発光及び振動を停止させる。
[パターンB2”ウェーブ”の詳細]
次に、状態S6について説明する。状態S6に遷移すると、信号B2に基づいて生成された制御信号に従ったパターンで、発光制御部84は、LED34を発光させ、かつ、振動制御部85は、振動機構35を振動させない。このように、信号B2に基づいて生成された制御信号に従った発光及び振動パターンは、一定の周期でパルス的なリズムの発光と振動を伴わない波を模したパターンであるので、以下、「パターンB2”ウェーブ”」と称する。
状態S6では、発光制御部84は、枠内の上側の軸の波形に示されるように、LED34を一定の周期でパルス的なリズムの強い光量で発光させ、かつ、枠内の下側の軸に示されるように、振動制御部85は振動機構35を振動させない。状態S6における「パターンB2”ウェーブ”」の詳細について、図13を参照して説明する。
図13は、状態S6における「パターンB2”ウェーブ”」の詳細を示す図である。
図13の上側の軸の波形は、「Lighting」と示されているように、LED34の発光の状態を模式的に表している。図13の下側の軸の波形は、「vibration」で示されているように、振動機構35の振動の状態を模式的に表している。
状態S6に遷移すると、発光制御部84は、LED34を開始時刻t51から終了時刻txまで一定の周期でパルス的なリズムで発光させる。なお、開始時刻t51から終了時刻txまでの期間は、例えば音楽の長さ等に対応する。なお、以下では、発光が開始されてから次の発光が開始されるまでの時間を発光間隔時間と称する。また、LED34の光量が低光量から高光量まで増加する時間を発光立ち上がり時間と称する。また、LED34の光量が高光量から低光量まで減少する時間を発光立ち下がり時間と称する。
具体的には、発光制御部84は、開始時刻t51から時刻t52までは、LED34を一定の低光量で発光させる。そして、発光制御部84は、時刻t52から時刻t53までの発光立ち上がり時間T51の間、LED34の光量を一定の高光量まで漸次増加させながら発光させる。そして、発光制御部84は、時刻t53から時刻t54までの間、LED34を一定の高光量で発光させる。そして、発光制御部84は、時刻t54から時刻t55までの発光立ち下がり時間T52の間、LED34の光量を一定の低光量まで漸次減少させながら発光させる。このように、発光制御部84は、時刻t52から時刻t55までの発光継続時間T53の間、LED34の光量を一定のパターンで変化させて発光させる。そして、時刻t55から時刻t56までは、LED34を一定の低光量で発光させる。次に、発光制御部84は、時刻t52から発光間隔時間T54だけ経過した時刻t56になると、当該時刻t56から時刻t57までの発光継続時間T53の間、時刻t52から時刻t55までと同様のパターンでLED34の光量を変化させて発光させる。
一方、状態S6に遷移すると、振動制御部85は、振動機構35を振動させない。
このように、発光間隔時間T54を周期として、発光継続時間T53をパルス幅とするパルス的なリズムで、LED34が発光する。なお、発光立ち上がり時間T51及び発光立ち下がり時間T52は、特に限定されないが、本実施形態では0.5秒が採用されている。また、発光継続時間T53は、特に限定されないが、本実施形態では1.5秒が採用されている。また、発光間隔時間T54は、特に限定されないが、本実施形態では10秒が採用されている。なお、振動制御部85は、振動機構35を振動させないとしたが、LED34の発光のパターンと対応付けたパターンで振動させてもよい。即ち、LED34の発光立ち上がり時間T51の間は、LED34の光量が増加されるのと対応付けて、振動機構35の振動を徐々に強くしてもよい。また、LED34の発光立ち下がり時間T52の間は、LED34の光量が減少されるのと対応付けて、振動機構35の振動を徐々に弱くしてもよい。
状態S6において、停止信号が受信された場合、通信制御部81は、停止信号の受信という状態遷移条件C42が満たされたと判定し、リング12の状態を、アイドリング状態S1に遷移させる。停止信号としては、本実施形態においては、サーバ11から送信される動作の強制停止の信号、または信号B2に不備があった場合等のエラー信号が採用されている。アイドリング状態S1に遷移すると、リング12は、発光及び振動を停止させる。
[パターンB3”リズム”の詳細]
次に、状態S7について説明する。状態S7に遷移すると、信号B3に基づいて生成された制御信号に従ったパターンで、発光制御部84は、LED34を発光させ、かつ、振動制御部85は、振動機構35を振動させる。このように、信号B3に基づいて生成された制御信号に従った発光及び振動パターンは、一定の周期でパルス的なリズムの発光と当該発光と同じリズムの振動を伴うパターンであるので、以下、「パターンB3”リズム”」と称する。
状態S7では、発光制御部84は、枠内の上側の軸の波形に示されるように、LED34を一定の周期でパルス的なリズムの高光量で発光させ、かつ、枠内の下側の軸に示されるように、振動制御部85は振動機構35をLED34が発光するリズムと同じリズムで振動させる。状態S7における「パターンB3”リズム”」の詳細について、図14を参照して説明する。
図14は、状態S7における「パターンB3”リズム”」の詳細を示す図である。
図14の上側の軸の波形は、「Lighting」と示されているように、LED34の発光の状態を模式的に表している。図14の下側の軸の波形は、「vibration」で示されているように、振動機構35の振動の状態を模式的に表している。
状態S7に遷移すると、発光制御部84は、LED34を開始時刻t71から終了時刻txまで一定の周期でパルス的なリズムで発光させる。なお、開始時刻t71から終了時刻txまでの期間は、例えば音楽の長さ等に対応する。
具体的には、発光制御部84は、開始時刻t71から時刻t72までは、LED34を一定の低光量で発光させる。そして、発光制御部84は、時刻t72から時刻t73までの発光継続時間T71の間、LED34の光量を一定の高光量で発光させる。そして、時刻t73から時刻t74までは、LED34を一定の低光量で発光させる。次に、発光制御部84は、時刻t72から発光間隔時間T72だけ経過した時刻t74になると、当該時刻t74から時刻t75までの発光継続時間T71の間、LED34の光量を一定の高光量で発光させる。そして、時刻t75から時刻t76までは、LED34を一定の低光量で発光させる。次に、発光制御部84は、時刻t74から発光間隔時間T72だけ経過した時刻t76になると、当該時刻t76から時刻t77までの発光継続時間T71の間、LED34の光量を一定の高光量で発光させる。このように、発光間隔時間T72を周期として、発光継続時間T71をパルス幅とするパルス的なリズムで、LED34が発光する。なお、発光継続時間T71は、特に限定されないが、本実施形態では0.2秒が採用されている。また、振動間隔時間T72は、特に限定されないが、本実施形態では0.5秒とする。
一方、状態S7に遷移すると、振動制御部85は、振動機構35を開始時刻t71から終了時刻txまで、LED34の発光と同一の一定の周期でパルス的なリズムで振動させる。
具体的には、振動制御部85は、時刻t72から時刻t73の振動継続時間T71の間、振動機構35の振動を継続させる。次に、振動制御部85は、時刻t72から振動間隔時間T72だけ経過した時刻t74になると、当該時刻t74から時刻t75の振動継続時間T71の間、振動機構35の振動を継続させる。次に、振動制御部85は、時刻t74から振動間隔時間T72だけ経過した時刻t76になると、当該時刻t76から時刻t77の振動継続時間T71の間、振動機構35の振動を継続させる。このように、振動間隔時間T72を周期として、LED34の発光と同一の振動継続時間T71をパルス幅とするパルス的なリズムで、振動機構35が振動する。なお、振動継続時間T71は、特に限定されないが、本実施形態では0.2秒が採用されている。また、振動間隔時間T72は、特に限定されないが、本実施形態では0.5秒とする。
状態S7において、停止信号が受信された場合、通信制御部81は、停止信号の受信という状態遷移条件C52が満たされたと判定し、リング12の状態を、アイドリング状態S1に遷移させる。停止信号としては、本実施形態においては、サーバ11から送信される動作の強制停止の信号、または信号B3に不備があった場合等のエラー信号が採用されている。アイドリング状態S1に遷移すると、リング12は、発光及び振動を停止させる。
信号B1,B2,B3の生成源は、上述の例ではサーバ11が採用されたが、特にこれに限定されない。例えば、信号B1,B2,B3の生成源は、リング12の3軸加速度センサ33のセンサ情報であってもよい。即ち、当該センサ情報に基づいて生成された信号が、信号B1,B2,B3のうち少なくとも一種類として採用されてもよい。
例えば、信号B1,B2,B3の生成源は、リング12のユーザの動き、心拍、血圧、体温等を取得するセンサのセンサ情報(即ち、生体情報)であってもよい。即ち、当該センサ情報に基づいて生成された信号が、信号B1,B2,B3のうち少なくとも一種類として採用されてもよい。この場合、例えば、運動をしているリング12のユーザの生体の変化に合わせてリング12の状態が状態S5,S6,または状態S7に遷移する。したがって、ユーザは、自身の体調を直感的に認知することが可能となり、容易に体調管理をすることができる。
また、例えば、信号B1,B2,B3の生成源は、リング12の周囲の気温、湿度、音、映像等を取得するセンサのセンサ情報(即ち、環境情報)であってもよい。即ち、当該センサ情報に基づいて生成された信号が、信号B1,B2,B3のうち少なくとも一種類として採用されてもよい。この場合、例えば、リング12の環境に合わせてリング12の状態が状態S5,S6,または状態S7に遷移する。したがって、ユーザは、自身の周囲の環境を直感的に知ることが可能となり、環境に応じた各種行動を容易に取ることができる。
当然のことながら、複数のセンサを組み合わせて、当該複数のセンサの各センサ情報に基づいて生成された信号が、信号B1,B2,B3のうち少なくとも一種類として採用されてもよい。
なお、信号B1,B2,B3として、リング12のセンサ情報に基づいて生成された信号が採用される場合、停止信号は、例えば、各種センサのセンサ情報が適切に取得できなかった場合等に、センサ情報取得部82により生成されるエラー信号としてもよい。
さらに、信号B1,B2,B3としては、例えば、所定の距離内の他のリング12から送信される信号が採用されてもよい。
例えば、所定の距離内の他のリング12の3軸加速度センサ33により取得されたセンサ情報に基づいて生成された信号であって、当該他のリング12から送信されてきた信号が、信号B1,B2,B3のうち少なくとも一種類として採用されてもよい。この場合、例えば、リング12と他のリング12の動き情報が同一となった場合にのみ、リング12の状態が状態S5,S6,または状態S7に遷移する。または、リング12と他のリング12の動き情報が類似するにつれて、リング12の状態S5,S6,または状態S7における発光及び振動が強くなる。即ち、他のユーザと同じ動きをした場合にのみリング12が発光及び振動したり、他のユーザとの動きがそろった場合に発光及び振動が強くなる。したがって、例えば、ユーザは、応援ダンスやランニングの並走において、他のユーザと同じ動きをするように心がけるので、ユーザ同士が一体感を得ることができる。
[本技術の適用可能性]
以上、本技術が適用される情報処理装置として、リング12について説明してきたが、本技術が適用される情報処理装置は、特にリング12に限定されず、例えば次のような構成を有し、次のような処理を実行可能となるように、様々な実施の形態をとることができる。換言すると、次のような構成を有し、次のような処理を実行可能な情報処理装置の一例が、上述したリング12である。
すなわち、本技術が適用される情報処理装置は、発光部と、センサ部と、制御信号生成部と、発光制御部とを含むように構成される。発光部は、光量、発光色、発光間隔時間、及び発光継続時間といった複数種類の発光パラメータのうち1以上の種類の組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光する。なお、上述のリング12では、LED34が発光部に相当する。センサ部は、所定の物理量の変化を検出する。なお、上述のリング12では、3軸加速度センサ33がセンサ部に相当する。なお、センサ部が検出する物理量は、特に3軸加速度に限定されず、検出可能な物理量であれば任意の種類でよいし、検出する種類の数も任意でよい。制御信号生成部は、センサ部の検出結果に基づいて制御信号を生成する。上述のリング12では、CPU31の制御信号生成部83が制御信号生成部に相当する。発光制御部は、制御信号生成部により生成された制御信号に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から1つを選択し、選択した発光のパターンにしたがって発光部を発光させる制御を実行する。上述のリング12では、CPU31の発光制御部84が発光制御部に相当する。
[発光パターン制御処理]
次に、このような構成の情報処理装置が実行する処理のうち、発光部の発光のパターンを制御する処理(以下、発光パターン制御処理と称する)について説明する。
図15は、本技術が適用される情報処理装置が実行する発光パターン制御処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS1において、センサ部は、所定の物理量の変化を検出する。
ステップS2において、制御信号生成部は、センサ部の検出結果に基づいて制御信号を生成する。
ステップS3において、発光制御部は、制御信号生成部により生成された制御信号に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から1つを選択し、選択した発光のパターンにしたがって発光部を発光させる。これにより、発光パターン制御処理は終了となる。
なお、本技術が適用される情報処理装置として、本実施形態において説明した処理を実行可能なモバイル端末を採用することができる。この場合、ユーザがモバイル端末を手にとってコミュニケーションを図る形態が望ましい。
[本技術のプログラムへの適用]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
コンピュータ(図7のCPU31)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としての図示せぬリムーバブルメディアに記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。当然、プログラムは、サーバ11や他のリング12からも提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディアをサーバ11のドライブに装着し、無線の伝送媒体を介して、ワイヤレスモジュール32で受信し、記憶部86にインストールすることができる。その他、プログラムは、記憶部86に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述の例では、情報処理装置(リング12等)自体が、発光や振動といった効果表現を行っているが、効果表現の仕方は、特に上述の例に限定されない。すなわち、効果表現を行う対象は、上述の例のように、ユーザに身につけられた情報処理装置自体であってもよいし、当該情報処理装置の通信相手、例えばテレビジョン受像機、ビデオデッキ、ゲーム機器、照明、電動シェード等の電化製品、個人宅、店舗、ホール、スタジアム等の施設の設備であってもよい。また、効果表現の種類は、上述の例のように発光や振動でもよいし、それ以外のもの、例えば映像や音響でもよい。また、ソフトアクチュエータを備えた情報処理装置であれば、腕の締め付けの強度変化も、効果表現の一種として採用することもできる。さらに、この場合、任意の複数の種類を組み合わせてもよい。
また、上述の図6の状態遷移図において、状態S1乃至S7は例示に過ぎず、別の状態をさらに設けてもよいし、状態S1乃至S7の少なくとも1つを省略してもよい。また、各状態遷移条件についても、図6は例示に過ぎず、各種各様の条件を採用することができる。
例えば、状態S1から状態S2に遷移させる状態遷移条件C1としては、情報処理装置を身につけるときの振動が検出できれば、その検出結果に基づいて状態遷移条件を設定することができる。同様に、温度センサが搭載されている情報処理装置では、36度等人間の体温と判断できる温度が検出されたことを、状態遷移条件として採用することができる。また、心拍や静脈が検出できる情報処理装置では、心拍や静脈の検出結果に基づいて個人認証を行い、その認証に成功したことを状態遷移条件として採用することができる。また、状態S2から状態S1に遷移する状態遷移条件C2としては、上述の検出結果とは逆、例えば、振動が止まったり、温度が下がったことが検出されたことを状態S2から状態S1に遷移する状態遷移条件として採用することができる。
また、上述の状態遷移条件C11として、近接距離が所定の範囲内であるという条件が採用されたが、状態遷移条件C11は、特に上述の例に限定されない。例えば、サーバ11または他の情報処理装置から所定の信号を受信するという条件を採用することができる。また、素早く振る等の動きを条件として採用することができる。
また、状態S5,S6,S7の各々に遷移する状態遷移条件として、サーバ11からの信号B1,B2,B3の各々が割り当てられていたが、特にこれらに限定されない。例えば、情報処理装置を1回タップする擬音を「トン」と表現するならば、「トントントン」と情報処理装置を3回タップすると、情報処理装置の状態が、状態S5に遷移されるとしてもよい。また、例えば、情報処理装置を2回振った後で、「トントン」とタップすると、情報処理装置の状態が、状態S6に遷移されるとしてもよい。また、例えば、「トントン」と2回タップした後に1秒あけて、さらに「トントン」と2回タップすると、情報処理装置の状態が、状態S7に遷移されるとしてもよい。
他の状態に遷移する状態遷移条件として割り当てられる条件も、まったく同様に、図8の条件は例示であり、特にこれらに限定されない。例えば、状態S3から状態S4への状態遷移条件として、例えば、情報処理装置を、情報処理装置が装着されている手とは異なるもう一方の手で握るという条件を割り当ててもよい。
さらに、一つの状態に遷移する状態遷移条件として割り当てられる条件の種類は、1種類に限定されず、複数種類でもよい。例えば、状態S5に遷移する状態遷移条件として、図8の信号B1と、上述の情報処理装置を3回タップするという異なる2種類の条件が割り当てられていてもよい。この場合、信号B1が入力されるか、又は、情報処理装置が3回タップされると、情報処理装置の状態が状態S5に遷移される。
なお、状態遷移条件として情報処理装置のタップを割り当てる場合には、そのタップの回数や振動の回数は特に限定されないが、例えば、1回だけ「トン」といったあまりに単純な操作を状態遷移条件に割り当てると、むやみに状態が遷移してしまうおそれがあり、情報処理装置が誤動作を起こす可能性がある。そこで、ある程度非日常な操作を状態遷移条件に割り当てることが好適である。一方で、直感的な操作を目的としているため、あまりに複雑な操作を状態遷移条件に割り当てることは不適である。このように、状態遷移条件には相反する要求がなされるが、上述のタップを複数回組み合わせた操作はある程度この要求を満たすため、状態遷移条件に割り当てることは妥当である。
また、上述の例では、アイドリング状態S1に強制的に戻る状態遷移条件としては、上述の例では、サーバ11から送信される動作の強制停止の信号、または信号B3に不備があった場合等のエラー信号が採用されていたが、上述の例に特に限定されない。例えば、停止信号が一定時間以上受信または生成されない場合も状態遷移条件が満たされたとして、アイドリング状態S1に戻してもよい。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本技術は、以下のような構成もとることができる。
(1)
発光の特徴を示す発光パラメータの組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光する発光部と、
ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した発光のパターンにしたがって前記発光部を発光させるように制御する発光制御部と
を備える情報処理装置。
(2)
他の情報処理装置との間の無線通信を制御する通信制御部をさらに備え、
前記発光制御部は、
前記物理量の変化と前記通信制御部が受信した信号とに基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から発光パターンを選択するように制御する
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
振動の特徴を示す振動パラメータの組み合わせで特定される振動のパターンにしたがって振動する振動部と、
前記物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の振動のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した振動のパターンにしたがって前記振動部を振動させるように制御する振動制御部と
をさらに備える
前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化を検出するセンサ部をさらに備え、
前記発光制御部は前記センサ部により検出された物理量の変化に基づいて、前記ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を推定し、推定した当該動作の種類に応じて発光パターンを選択する
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記センサ部は、前記ユーザの動作に起因して生ずる加速度の変化を検出する加速度センサを含み、
前記発光制御部は、前記加速度センサにより検出された加速度の変化に基づいて、前記ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を推定し、当該動作の種類に応じて発光パターンを選択する
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記発光制御部は、前記加速度センサが所定の閾値以上の加速度を検出した場合、前記ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を、前記情報処理装置を衝突させる動作の第1の種類、又は、前記情報処理装置を継続的に振動させる動作の第2の種類と推定し、推定した当該第1の種類又は当該第2の種類に応じて発光パターンを選択する
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の情報処理装置。
(7)
前記発光制御部は、
第1の発光色で前記発光部を発光させている状態で、前記第1の種類を推定した場合には、第1の時間をかけて前記第1の発光色から前記他の情報処理装置の第2の発光色に切り替えて、前記第1の発光色に戻すことを規定する第1の発光のパターンを選択する
前記(1)乃至(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
前記発光制御部は、
前記第1の発光色で前記発光部を発光させている状態で、前記第2の種類を推定した場合には、前記第1の時間よりも長い第2の時間をかけて前記第1の発光色から前記第2の発光色に切り替えて、前記第1の発光色に戻すことを規定する第2の発光のパターンを選択する
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記通信制御部は、前記加速度センサが前記所定の閾値以上の加速度を検出した場合、所定の距離内の他の情報処理装置と前記情報処理装置との間で情報交換を行う際に用いる無線通信を制御する
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記情報処理装置は、前記ユーザの腕に取り付けられるリング形状の部位を有し、
前記部位は、その一部を開放または接続する連結部が設けられている
前記(1)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
前記連結部は、前記部位の一部を接続するための磁石及び着磁板金を有している
前記(1)乃至(10)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
前記連結部は、素材の弾性変形により前記部位の一部を接続する
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
本技術は、コミュニケーションツールとして用いられる情報処理装置に適用することができる。
1 情報処理システム, 11 サーバ, 12 リング, 21 基板, 22 連結部, 31 CPU, 32 ワイヤレスモジュール, 33 3軸加速度センサ, 34 LED, 35 振動機構, 81 通信制御部, 82 センサ情報取得部, 83 制御信号生成部, 84 発光制御部, 85 振動制御部, 86 記憶部

Claims (9)

  1. 発光の特徴を示す発光パラメータの組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光する発光部と、
    ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した発光のパターンにしたがって前記発光部を発光させるように制御する発光制御部と、
    ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化を検出するセンサ部と
    を備え、
    前記センサ部は、前記ユーザの動作に起因して生ずる加速度の変化を検出する加速度センサを含み、
    前記発光制御部は、前記加速度センサが所定の閾値以上の加速度を検出した場合、前記ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を、情報処理装置を衝突させる動作の第1の種類、又は、前記情報処理装置を継続的に振動させる動作の第2の種類と推定し、推定した当該第1の種類又は当該第2の種類に応じて発光パターンを選択する
    情報処理装置。
  2. 前記発光制御部は、
    第1の発光色で前記発光部を発光させている状態で、前記第1の種類を推定した場合には、第1の時間をかけて前記第1の発光色から他の情報処理装置の第2の発光色に切り替えて、前記第1の発光色に戻すことを規定する第1の発光のパターンを選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記発光制御部は、
    前記第1の発光色で前記発光部を発光させている状態で、前記第2の種類を推定した場合には、前記第1の時間よりも長い第2の時間をかけて前記第1の発光色から前記第2の発光色に切り替えて、前記第1の発光色に戻すことを規定する第2の発光のパターンを選択する
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 他の情報処理装置との間の無線通信を制御する通信制御部をさらに備え、
    前記通信制御部は、前記加速度センサが前記所定の閾値以上の加速度を検出した場合、所定の距離内の他の情報処理装置と前記情報処理装置との間で情報交換を行う際に用いる無線通信を制御する
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 振動の特徴を示す振動パラメータの組み合わせで特定される振動のパターンにしたがって振動する振動部と、
    前記物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の振動のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した振動のパターンにしたがって前記振動部を振動させるように制御する振動制御部と
    をさらに備える請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、前記ユーザの腕に取り付けられるリング形状の部位を有し、
    前記部位は、その一部を開放または接続する連結部が設けられている
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記連結部は、前記部位の一部を接続するための磁石及び着磁板金を有している
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記連結部は、素材の弾性変形により前記部位の一部を接続する
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. 発光の特徴を示す発光パラメータの組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光する発光部を有する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記情報処理装置が、
    前記発光パラメータの組み合わせで特定される発光のパターンにしたがって発光し、
    ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化に基づいて、予め設定された複数の発光のパターンの中から発光パターンを選択し、選択した発光のパターンにしたがって前記発光部を発光させるように制御し、
    センサ部により、ユーザの動作に起因して生ずる物理量の変化を検出する
    ステップを含み、
    前記センサ部は、前記ユーザの動作に起因して生ずる加速度の変化を検出する加速度センサを含み、
    前記発光の制御は、前記加速度センサが所定の閾値以上の加速度を検出した場合、前記ユーザが他者とコミュニケーションを図る際に行った動作の種類を、前記情報処理装置を衝突させる動作の第1の種類、又は、前記情報処理装置を継続的に振動させる動作の第2の種類と推定し、推定した当該第1の種類又は当該第2の種類に応じて発光パターンを選択する
    ステップを含む情報処理方法。
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