JP5851902B2 - 電動式オイルポンプの制御装置 - Google Patents

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本発明は、電動式オイルポンプの制御装置に関する。
車両には、冷却・潤滑の対象となるクラッチなどの可動体を冷却・潤滑したオイルが貯留されるオイル貯留部が設けられ、このオイル貯留部から貯留されたオイルを吸い上げて可動体へ供給するオイルポンプを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−172439号公報
しかし、オイル貯留部には、貯留されたオイルを攪拌する変速機の歯車などの攪拌体が浸漬している場合があり、貯留されたオイルの攪拌によりオイルに気泡が混入する可能性がある。また、可動体の冷却・潤滑によってもオイルに気泡が混入してしまうことが考えられる。
このため、オイルポンプによる可動体へのオイル供給量が実質的に低下してしまい、可動体の冷却・潤滑を十分に行うことができないおそれがある。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、オイルに気泡が混入している場合であっても、冷却・潤滑に必要なオイルの供給量を確保できる電動式オイルポンプの制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明に係る電動式オイルポンプの制御装置は、車両において、冷却又は潤滑の対象となる可動体を冷却又は潤滑するオイルを貯留し、かつ、貯留されたオイルを攪拌する攪拌体の少なくとも一部が浸漬する貯留部から、オイルを可動体に供給する電動式オイルポンプを制御するものであって、車両の速度に基づいて、オイルに気泡が混入しているか否か、又は気泡が混入している可能性が高いか否かを判定し、気泡が混入している、又は気泡が混入している可能性が高いと判定された場合には、車両の速度及びオイルの油温に基づいて、オイルに混入する気泡の混入率を推定し、気泡の混入率の上昇に応じて電動式オイルポンプの操作量を増大補正する。また、車両の速度に基づいて、オイルに気泡が混入しているか否か、又は気泡が混入している可能性が高いか否かを判定し、気泡が混入していない、又は気泡が混入している可能性が低いと判定された場合には、エンジン回転速度に基づいて、オイルに気泡が混入しているか否か、又は気泡が混入している可能性が高いか否かを判定し、その結果、気泡が混入している、又は気泡が混入している可能性が高いと判定された場合には、エンジン回転速度及びオイルの油温に基づいて、オイルに混入する気泡の混入率を推定し、気泡の混入率の上昇に応じて電動式オイルポンプの操作量を増大補正する。ここで、可動体及び撹拌体の少なくとも一部は、車両のエンジン出力を伝達している。
本発明の電動式オイルポンプの制御装置によれば、オイルに気泡が混入している、又は気泡が混入している可能性高いと判定された場合であっても、冷却・潤滑に必要なオイルの供給量を確保できる。
電動式オイルポンプの制御装置を含む車両駆動系の構成図 電動式オイルポンプを制御するための制御ブロック図 電動式オイルポンプの制御処理の第1実施形態を示すフローチャート 車速と気泡混入率との関係を油温に応じて示した説明図 気泡混入率と容積効率との関係を油温に応じて示した説明図 容積効率と電動モータの回転速度補正量との関係を示した説明図 電動式オイルポンプの制御処理の内容を示すフローチャート 電動式オイルポンプの制御処理の第2実施形態を示すフローチャート
以下、添付された図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は、第1実施形態に係る電動式オイルポンプの制御装置を含む、車両駆動系の一例を示す。
動力源としてのエンジン10の出力は変速機構12を通して出力軸14に伝達され、差動装置16を介して車両の駆動輪18を回転駆動させる。変速機構12に組み合わされる動力源は、エンジン10のほか、電動モータであってもよく、更に、エンジンと電動モータとの組み合わせとすることもできる。
変速機構12は、エンジン10の出力を断接する発進クラッチ20(例えば、湿式多板クラッチなど)を備える。また、変速機構12は、発進クラッチ20の締結によるエンジン10の出力を入力として、変速した出力を出力軸14に伝達するために、複数の変速比を有する歯車の組み合わせを備えた変速機22(例えば、常時噛合式歯車機構や遊星歯車機構など)を内蔵する。
変速機22は、例えば、常時噛合する歯車の組み合わせから1つを選択して、その出力回転を出力軸14に伝達するクラッチ機構(図示省略)を有し、作動油としてのオイルが供給されることで変速比の変更及び保持を行っている。なお、変速機22は、有段歯車式変速機に限られず、無段変速機CVT(Continuously Variable Transmission)であってもよい。
変速機構12には、例えば、発進クラッチ20及び変速機22など変速機構12における可動部を冷却・潤滑するオイルを供給するオイル循環システム24が接続される。オイル循環システム24は、オイルクーラー26と、オイルパン28と、電動式オイルポンプ30と、電動モータ32と、電動式オイルポンプ30の制御装置を構成する2つの装置、すなわち変速機制御装置34及びオイルポンプ制御装置36と、オイルパン28に配設されてオイルの温度(以下、「油温」という)を検出する油温センサ38と、変速機22などに配設されて出力軸14の回転速度すなわち車速信号を検出する車速センサ40と、を備えている。
変速機構12の可動部で熱せられたオイルは回収されてオイルクーラー26で冷却された後、オイルパン28に貯留される。オイルパン28に貯留されたオイルは、ブラシレスモータなどの各種の電動モータ32により回転駆動される電動式オイルポンプ30により吸い上げられて変速機構12の可動部へ供給されて循環する。オイルポンプ制御装置36は、上位の制御装置である変速機制御装置34からCAN(Controller Area Network)などの車載ネットワークを介して指示を受けて電動モータ32を駆動制御する。変速機制御装置34は、変速機制御装置34に電気的に接続された油温センサ38及び車速センサ40からの入力信号に基づいて、オイルポンプ制御装置36に対して指示信号を送信する。
ここで、オイルパン28に貯留されたオイルには、例えば、変速機22におけるクラッチ機構の作動油としてのオイルを供給する機械式オイルポンプ(図示省略)にエンジン10の出力を伝達するチェーンや、変速機22の歯車などが少なくとも一部浸漬している。また、前輪駆動車などにおいて、変速機構12と差動装置16とが一体となって、オイルパン28が差動装置16のオイル貯留部としても共用される場合には、差動装置16の歯車もオイルパンに28に貯留されたオイルに浸漬し得る。これらの歯車やチェーンは、その動作に伴って潤滑されるとともに、オイルパン28に貯留されたオイルを攪拌する攪拌体をなす。
オイル循環システム24で循環するオイルには、変速機構12における可動部(可動体)の冷却・潤滑、及びオイルパン28における攪拌体による貯留オイルの攪拌に起因して、気泡が混入する。オイルへの気泡混入は、電動式オイルポンプ30による実質的なオイル供給量を減少させてしまうため、変速機構12における可動部の冷却・潤滑に必要なオイル供給量を確保することが求められる。
図2は、電動式オイルポンプ30を制御するための制御ブロックを示す。
変速機制御装置34は、コンピュータを内蔵し、目標回転速度演算部34Aと、車速判定部34Bと、気泡混入率演算部34Cと、容積効率演算部34Dと、補正量演算部34Eと、補正回転速度演算部34Fと、指示回転速度設定部34Gと、を備えている。
目標回転速度演算部34Aは、変速機制御装置34に入力された油温信号に基づいて、変速機構12の冷却・潤滑に必要なオイルの供給量を演算し、この供給量に基づいて電動モータ32の目標回転速度を演算する。
車速判定部34Bは、変速機制御装置34に入力された車速信号に基づいて所定速度との大小比較を行い、オイルに気泡が混入している(気泡が混入している可能性が高いことを含む。以下、同様。)か否かを判定する判定手段をなす。
気泡混入率演算部34Cは、車速判定部34Bの判定結果に応じて、オイル循環システム24で循環するオイルに混入していると推定される気泡の混入率(以下、「推定気泡混入率」という)を、変速機制御装置34に入力された油温信号及び車速信号に基づいて演算する。
容積効率演算部34Dは、変速機制御装置34に入力された油温信号と、気泡混入率演算部34Cで演算された推定気泡混入率とに基づいて、電動式オイルポンプ30の理論吐出量に対して、実際に吐出していると推定される吐出量の比率(以下、「推定容積効率」という)を演算する。
補正量演算部34Eは、容積効率演算部34Dで演算された推定容積効率に基づいて、目標回転速度演算部34Aで演算された目標回転速度に対する補正量を演算する。より詳しくは、補正量演算部34Eは、オイルへの気泡混入による容積効率低下に起因したオイル供給量不足を補填できるように、目標回転速度を補正するための補正量を演算する。
補正回転速度演算部34Fは、目標回転速度演算部34Aで演算された目標回転速度と、補正量演算部34Eで演算された補正量とに基づいて補正回転速度を演算する。なお、補正回転速度演算部34F、前述の気泡混入率演算部34C、容積効率演算部34D及び補正量演算部34Eは、車速判定部34Bにより気泡が混入していると判定された場合に、電動モータ32ひいては電動式オイルポンプ30の操作量を変更する操作量変更手段をなす。
指示回転速度設定部34Gは、車速判定部34Bの判定結果に応じて、目標回転速度演算部34Aで演算された目標回転速度と補正回転速度演算部34Fで演算された補正回転速度とのいずれか一方を、オイルポンプ制御装置36に対する電動モータ32の指示回転速度として設定し、オイルポンプ制御装置36に送信する。
また、オイルポンプ制御装置36は、コンピュータを内蔵し、モータ回転速度演算部36Aと、回転フィードバック(F/B)制御部36Bと、モータ操作量演算部36Cと、を備えている。
モータ回転速度演算部36Aは、例えば、電動モータ32に併設されたホール素子からの出力信号に基づいて、電動モータ32の実際の回転速度(実回転速度)を演算する。
回転フィードバック制御部36Bは、変速機制御装置34から受信した指示回転速度とモータ回転速度演算部36Aで演算された実回転速度との偏差(回転偏差)を演算し、この回転偏差に応じた信号をモータ操作量演算部36Cに出力する。
モータ操作量演算部36Cは、回転フィードバック制御部36Bから出力された信号に基づいて、電動モータ32を指示回転速度で作動させるための操作量を演算し、駆動回路42を介して電動モータ32を制御する。
なお、本実施形態では、前述のように、変速機制御装置34の一部を含んで電動式オイルポンプ30の制御装置を構成しているが、かかる電動式オイルポンプ30の制御装置は、オイルポンプ制御装置36に集約して構成してもよい。
図3は、変速機制御装置34が、所定時間Δtごとに繰り返し実行する電動式オイルポンプ30の制御処理内容を示す。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様。)では、目標回転速度演算部34Aが、変速機制御装置34に入力された油温信号が示す油温Tに基づいて、油温に対してオイルの必要供給量を予め定めたマップや演算式からオイルの必要供給量を演算する。そして、電動オイルポンプ30によるオイルの供給量と電動モータ32の回転速度とが略比例関係にあることを考慮して、演算されたオイルの必要供給量から電動モータ32の目標回転速度Naを演算する。なお、油温に対して電動モータ32の回転速度を予め定めたマップや演算式から、目標回転速度Naを直接演算してもよい。
ステップ2では、車速判定部34Bにおいて、変速機制御装置34に入力された車速信号が示す実際の車速Vが所定速度V0以上であるか否かにより、オイルに気泡が混入しているか否かを判定する。所定速度V0は、可動部及び攪拌体の動作が速いためにオイル循環システム24で循環するオイルに気泡が混入していると推定され、かつ、目標回転速度Naの補正が必要な車速Vの下限値である。そして、車速Vが所定速度V0以上である場合には、オイルに気泡が混入していると推定され目標回転速度Naの補正が必要であるのでステップ3へと進む(Yes)。一方、車速Vが所定速度V0未満である場合には、気泡の混入を考慮する必要がないので、目標回転速度Naの補正を行わないようにステップ5へ進む(No)。
ステップ3では、次のように、目標回転速度Naの補正量ΔNを演算する。
まず、気泡混入率演算部34Cにおいて、オイル循環システム24で循環するオイルの気泡混入率を油温及び車速について予め定めたマップ又は演算式を用いることにより、油温T及び車速Vに応じた推定気泡混入率Mestを演算する。
図4に示すように、気泡混入率演算部34Cで用いるマップなどは、油温、車速及び気泡混入率の間に成立する一定の関係から定められる。すなわち、油温が一定であれば、車速が所定速度V0から増大するにつれて変速機構12の可動部や攪拌体の動作が速くなるため、オイルへの気泡の混入率が増大する。一方、車速が一定であれば、油温がT2からT1へ低下するにつれてオイルの粘度が高くなるため、オイルへの気泡の混入率が増大する。
次に、容積効率演算部34Dにおいて、容積効率を油温及び気泡混入率について予め定めたマップ又は演算式を用いることにより、油温Tと気泡混入率演算部34Cで演算された推定気泡混入率Mestとに応じた電動式オイルポンプ30の推定容積効率Eestを演算する。
図5に示すように、容積効率演算部34Dで用いるマップなどは、油温、気泡混入率及び容積効率の間に成立する一定の関係から定められる。すなわち、気泡混入率が一定であれば、油温がT2からT1へ低下するにつれてオイルの粘度が高くなり、電動式オイルポンプ30からのオイル漏れが減少するため、容積効率は増大する。一方、油温が一定であれば、気泡混入率が低下すると、電動式オイルポンプ30が実際に吐出するオイルに混入する気泡が減少した分、容積効率は増大する。
そして、補正量演算部34Eにおいて、目標回転速度Naに対する補正量を容積効率について予め定めたマップ又は演算式を用いることにより、容積効率演算部34Dで演算された推定容積効率Eestに応じた補正量ΔNを演算する。
図6に示すように、補正量演算部34Eで用いるマップなどは、補正量が油温の大小によらず容積効率に依存して変化する一定の関係から定められる。なお、電動式オイルポンプ30の動作が可能な最低油温でオイルの気泡混入率が0のときの最大容積効率Emaxの場合には、補正量ΔNは0である。
ステップ4では、補正回転速度演算部34Fにおいて、ステップ1で演算した目標回転速度Naにステップ3で演算した補正量ΔNを加えて補正回転速度Nbを演算する。
ステップ5では、指示回転速度設定部34Gにおいて、オイルポンプ制御装置36に対して指示すべき電動モータ32の指示回転速度Ntを設定する。指示回転速度Ntは、ステップ2において車速Vが所定速度V0以上であると判定された場合には補正回転速度Nbに設定される一方、ステップ2において車速Vが所定速度V0未満であると判定された場合には目標回転速度Naに設定される。そして、指示回転速度Ntをオイルポンプ制御装置36に送信する。
図7は、オイルポンプ制御装置36が、変速機制御装置34から指示回転速度Ntを受信した場合に実行する電動式オイルポンプ30の制御処理内容を示す。
ステップ11では、モータ回転速度演算部36Aにおいて、電動モータ32の実回転速度を演算する。
ステップ12では、回転フィードバック制御部36Bにおいて、オイルポンプ制御装置36が受信した指示回転速度Ntとステップ11で演算された実回転速度との回転偏差を演算する。
ステップ13では、モータ操作量演算部36Cにおいて、ステップ12で演算された回転偏差に基づいて、電動モータ32を指示回転速度Ntで作動させるための操作量を演算し、駆動回路42に出力する。
このような電動式オイルポンプの制御装置によれば、オイル循環システム24で循環するオイルに気泡が混入していると判定された場合には、気泡混入による電動式オイルポンプ30の容積効率低下に起因したオイル供給量不足を補填できるように電動モータ32の目標回転速度を補正している。したがって、車両の運転中において、変速機22における発進クラッチ20などの可動部の冷却・潤滑や、機械式オイルポンプを駆動するチェーンや変速機22の歯車などの攪拌体によるオイルパン28のオイル攪拌に起因してオイルへの気泡混入が逐次発生しても、変速機構12の可動部の冷却・潤滑に必要なオイル供給量を確保することが可能となる。
次に、電動式オイルポンプの制御装置の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、同一符号を付すことでその説明を省略又は簡潔にする。
本実施形態において、変速機制御装置34にはエンジン回転速度信号が更に入力される。また、変速機制御装置34は、これに入力されたエンジン回転速度信号に基づいて所定回転速度との大小比較を行ってオイルに気泡が混入しているか否かを判定するエンジン回転速度判定部を更に備えている。さらに、気泡混入率演算部34Cでは、変速器制御装置34に入力された油温信号及びエンジン回転速度信号に基づいても推定気泡混入率Mestを演算できるように構成される。
図8は、変速機制御装置34が、所定時間Δtごとに繰り返し実行する電動式オイルポンプ30の制御処理内容を示す。
ステップ101では、油温Tに応じた電動モータ32の目標回転速度Naを演算する。
ステップ102では、車速Vが所定速度V0以上であるか否かにより、オイルに気泡が混入しているか否かを判定する。そして、車速Vが所定速度V0以上である場合には、オイルに気泡が混入していると推定されるので、目標回転速度Naの補正をすべくステップ104へと進む(Yes)。一方、車速Vが所定速度V0未満である場合にはステップ103へと進む(No)。
ステップ103では、エンジン回転速度判定部において、エンジン回転速度Rが所定回転速度R0以上であるか否かを判定する。所定回転速度R0は、車速Vが所定速度V0未満である場合においてエンジン10の回転速度が上昇したとき(例えば、変速機22をニュートラル状態にしてエンジン10の回転速度を上昇させる、いわゆる空ぶかしを行ったときや、変速機22の変速比が高いとき)に、可動部及び攪拌体の動作が速いためにオイル循環システム24で循環するオイルに気泡が混入していると推定され、かつ目標回転速度Naの補正が必要なエンジン回転速度Rの下限値である。そして、エンジン回転速度Rが所定回転速度R0以上である場合には、オイルに気泡が混入していると推定されるので、目標回転速度Naを補正すべくステップ104へと進む(Yes)。一方、エンジン回転速度Rが所定回転速度R0未満である場合には、オイルには目標回転速度Naの補正が必要な程度の気泡が混入していない(気泡が混入している可能性が低いことを含む。以下、同様。)と推定されるので、目標回転速度Naの補正を行わないようにステップ106へと進む(No)。
ステップ104では、目標回転速度Naの補正量ΔNを演算する。ステップ103においてエンジン回転速度Rが所定回転速度R0以上であると判定された場合、補正量ΔNの演算に必要な推定気泡混入率Mestは、気泡混入率を油温及びエンジン回転速度について予め定めたマップ又は演算式を用いて、油温T及びエンジン回転速度Rに基づいて演算される。
ステップ105では、ステップ101で演算した目標回転速度Naにステップ104で演算した補正量ΔNを加えて補正回転速度Nbを演算する。
ステップ106では、ステップ102において車速Vが所定速度V0以上であると判定された場合又はステップ103においてエンジン回転速度Rが所定回転速度R0以上であると判定された場合には補正回転速度Nbを指示回転速度Ntに設定する。一方、ステップ103においてエンジン回転速度Rが所定回転速度R0未満であると判定された場合には目標回転速度Naを指示回転速度Ntに設定する。そして、指示回転速度Ntをオイルポンプ制御装置36に送信する。
第2実施形態に係る電動式オイルポンプの制御装置によれば、車速Vが所定速度V0未満においてエンジン10の回転速度が上昇したとき(例えば、変速機22をニュートラル状態にしてエンジン10の回転速度を上昇させる、いわゆる空ぶかしを行ったときや、変速機22の変速比が高いときなど)に、エンジン回転速度の影響によるオイルへの気泡混入も対象にして目標回転速度Naの補正を行っているので、冷却・潤滑に必要なオイルの供給量を第1実施形態に係る電動式オイルポンプの制御装置以上に正確に確保できる。
なお、第1及び第2実施形態において、電動式オイルポンプの制御装置による制御処理には、車速Vが所定速度V0以上となった場合あるいはエンジン回転速度Rが所定回転速度R0以上となった場合(以下、「推定気泡混入時」という)からの経過時間が第1の所定時間に達したときに目標回転速度Naの補正を開始する第1の補正開始条件が付加されてもよい。推定気泡混入時からの経過時間は、例えば、コンピュータに内蔵された計時機構としてのタイマーにより計時される。
オイルパン28のオイルの貯留容量や粘性などによっては、推定気泡混入時から一定時間経過しなければ、目標回転速度Naの補正を必要とするほど顕著な気泡混入率の上昇が起こらないこともある。しかし、第1の補正開始条件において、第1の所定時間を、推定気泡混入時から気泡混入率が顕著に上昇すると推定されるときまでの時間と定めれば、気泡混入率が顕著に上昇するタイミングで目標回転速度Naの補正を開始することができ、電動モータ32における消費電力の低減ひいては燃費の向上を図ることが可能となる。
また、電動式オイルポンプの制御装置による制御処理には、前述の第1の補正開始条件に代えて、推定気泡混入時からの車速V(車速Vが所定速度V0未満の場合にはエンジン回転速度R)の履歴に基づいて目標回転速度Naの補正を行う第2の補正開始条件が付加されてもよい。例えば、推定気泡混入時からの車速Vの時間積分値が第1の所定値となったか否かにより、目標回転速度Naの補正を開始するか否かを判定してもよい。ここで、第1の所定値は、オイルへの気泡混入率が顕著に上昇すると推定される、車速Vの時間積分値である。これにより、前述の第1の所定時間で気泡混入率が顕著に上昇するタイミングを推定するよりも推定精度が高くなり、気泡混入率が顕著に上昇するタイミングにより近づけて目標回転速度Naの補正を開始することができる。
さらに、電動式オイルポンプの制御装置による制御処理には、前述の第1及び第2の補正開始条件に加えて、又はこれらに代えて、オイル循環システム24で循環するオイルの油温Tが所定温度T0より大きい場合に目標回転速度Naの補正を開始する第3の補正開始条件が付加されてもよい。ここで、所定温度T0は、その温度におけるオイルの粘度により電動式オイルポンプ30の吸入負圧が増大するために、目標回転速度Naの補正を行って電動モータ32の回転速度を上昇させると、電動式オイルポンプ30内に発生する気泡が増加し、かえって気泡混入率を上昇させてしまう油温の上限値である。所定温度T0は、例えば、−30℃であるが、オイルの有する粘性の温度依存性を考慮して適宜設定される。
オイル循環システム24で循環するオイルの油温Tが所定温度T0以下の場合、油温Tが所定温度T0より大きくなるまでの間、車両の走行が可能な範囲で変速機22の変速比を高速側に固定してエンジン回転速度Rを下げることや、発進クラッチ20の摺動を避けるため車両の発進を禁止することによりオイルへの気泡混入を抑制してもよい。
第1及び第2実施形態において、電動式オイルポンプの制御装置による制御処理には、車速判定部34B又はエンジン回転速度判定部により、オイルに気泡が混入していないと判定された非推定気泡混入時からの経過時間が第2の所定時間に達したときに目標回転速度Naの補正を終了する補正終了条件が付加されてもよい。
推定気泡混入時から非推定気泡混入時までの経過時間やその間の車速・エンジン回転速度によっては、非推定気泡混入時からも暫くの間は多くの気泡が残留し、目標回転速度Naの補正を終了させてよいほどの顕著な気泡混入率の低下が起こらないこともある。しかし、補正終了条件において、第2の所定時間を、推定気泡混入時から非推定気泡混入時までの経過時間又はその間における車速・エンジン回転速度の履歴に基づいて気泡混入率が顕著に低下すると推定される時間と定めれば、冷却・潤滑に必要なオイル供給量の確保という観点から適切なタイミングで目標回転速度Naの補正を終了することができる。
第1及び第2実施形態において、電動式オイルポンプの制御装置は、目標回転速度Naの補正により冷却・潤滑に必要なオイル供給量が確保できているか否かを判定する補正適否判定部を更に備えてもよい。補正適否判定部は、V0以上の所定車速又はR0以上の所定エンジン回転速度における車両の運転状態で、一定時間経過後の油温の上昇率が所定比率未満であるか否かにより目標回転速度Naの補正の適否を判定する。ここで、所定比率は、冷却・潤滑に必要なオイル供給量が確保できている場合の油温の上昇率であり、各初期油温に対して、所定車速又は所定エンジン回転速度により一定時間経過後に到達する油温に基づいて予め定められている。補正適否判定部は、油温の上昇率が所定比率未満である場合には、目標回転速度Naの補正が適切でないと判定する。補正適否判定部により、目標回転速度Naの補正が適切でないと判定された場合には、その判定結果を運転者に対し通報するように構成してもよい。
第1及び第2実施形態において、気泡混入率演算部34Cは、推定気泡混入率Mestを演算するためのパラメータとして油温T及び車速V(第2実施形態ではエンジン回転速度Rも含む)を用いたが、これに加えて、車両に加わる旋回加速度及び増速・制動加速度や車両の傾きを用いてもよい。また、オイルへの気泡混入の有無を判定する判定基準として、車速V(第2実施形態ではエンジン回転速度Rも含む)に加えて、車両に加わる旋回加速度及び増速・制動加速度や車両の傾きを更に用いてもよい。
オイルパン28に貯留されたオイルの油面レベルは、車両に加わる種々の加速度や車両の傾きにより変化するため、チェーンや歯車などの攪拌体の貯留オイルに対する浸漬深さが増す場合なども考えられる。しかし、車両に加わる旋回加速度及び増速・制動加速度や車両の傾きを用いて、オイルへの気泡混入の判定や推定気泡混入率Mestの演算を行えば、オイルに気泡が混入しているか否かをより正確に検知でき、また、推定気泡混入率Mestの演算精度を高めることも可能である。
ここで、前記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)前記可動体及び前記攪拌体が車速に応じて動作が速くなる車両の構成部である場合において、前記操作量変更手段は、前記オイルの油温と前記車速とに基づいて、前記オイルに混入される気泡の混入率を推定することを特徴とする請求項3に記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、油温と車速とに基づいて、オイルに混入される気泡の混入率を推定できる。
(ロ)前記車速が所定速度以下である場合に、前記可動体及び前記攪拌体がエンジンの出力を伝達しているときには、前記操作量変更手段は、前記オイルの油温と前記エンジンの回転速度とに基づいて、前記オイルに混入される気泡の混入率を推定することを特徴とする(イ)に記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、車両が停止している場合であっても、油温とエンジン回転速度に基づいて、オイルに混入される気泡の混入率を推定できる。
(ハ)前記可動体及び前記攪拌体が車速に応じて動作が速くなる車両の構成部である場合において、前記判定手段は、前記車速が所定速度以上であるか否かに基づいて、前記オイルに気泡が混入しているか否かを判定することを特徴とする請求項1〜請求項3、(イ)及び(ロ)のいずれか1つに記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、可動体及び攪拌体の動作が緩やかでオイルへの気泡混入が殆どないと推定される低車速領域において電動式オイルポンプの操作量を補正する必要がなくなるので、電動式オイルポンプの制御装置による制御処理負担が軽減される。また、操作量補正手段が電動式オイルポンプの目標操作量を増大補正する構成の場合には、このような増大補正が不要となるので、電動式オイルポンプを余分に駆動させるためのエネルギーを削減でき燃費の向上に貢献する。
(ニ)前記車速が所定速度未満である場合に、前記可動体及び前記攪拌体がエンジンの出力を伝達しているときには、前記判定手段は、前記エンジンの回転速度が所定回転速度以上であるか否かに基づいて、前記オイルに気泡が混入しているか否かを判定することを特徴とする(ハ)に記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、(ハ)のように電動式オイルポンプの操作量を補正しない低車速領域でエンジンの回転速度が上昇した場合(例えば、変速機をニュートラル状態にしてエンジン回転速度を上昇させる、いわゆる空ぶかしを行った場合や変速機の変速比が高い場合)においてもオイルに気泡が混入しているか否かの判定を行うことができる。
(ホ)前記判定手段は、前記車両に加わる加速度が所定加速度以上であるか否か、又は前記車両の傾斜が所定傾斜以上であるか否かに基づいて、前記オイルに気泡が混入しているか否かを更に判定することを特徴とする(ハ)又は(ニ)に記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、オイル貯留部の油面レベルの変化により引き起こされるオイルへの気泡混入も考慮されるので、オイルに気泡が混入しているか否かをより正確に判定できる。
(ヘ)前記操作量変更手段は、オイルに気泡が混入していると判定されてから第1の所定時間が経過したときに、電動式オイルポンプの操作量の変更を開始することを特徴とする請求項1〜請求項3及び(イ)〜(ホ)のいずれか1つに記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、実際にオイルに混入する気泡の混入率が顕著に上昇すると推定されるタイミングで電動式オイルポンプの操作量の変更を開始することが可能となるので、電動式オイルポンプを駆動させるためのエネルギーを削減でき燃費の向上に貢献する。
(ト)前記操作量変更手段は、前記判定手段により、最初にオイルに気泡が混入されていると判定され、後にオイルに気泡が混入していないと判定された場合、該判定から第2の所定時間が経過したときに、電動式オイルポンプの操作量の変更を終了することを特徴とする請求項1〜請求項3及び(イ)〜(へ)のいずれか1つに記載の電動式オイルポンプの制御装置。
このようにすれば、判定手段による判定が、オイルに気泡が混入しているというものからオイルに気泡が混入していないというものへ移行した場合であっても、実際にはまだオイルに気泡が多く混入していると推定される時間内では、電動式オイルポンプの操作量の変更を終了しないので、可動部の冷却・潤滑に必要なオイル供給量を確保することができる。
12 変速機構
16 差動装置
20 発進クラッチ
22 変速機
24 オイル循環システム
28 オイルパン
30 電動式オイルポンプ
32 電動モータ
34 変速機制御装置
34A 目標回転速度演算部
34B 車速判定部
34C 気泡混入率演算部
34D 容積効率演算部
34E 補正量演算部
34F 補正回転速度演算部
34G 指示回転速度設定部
36 オイルポンプ制御装置

Claims (2)

  1. 車両において、冷却又は潤滑の対象となる可動体を冷却又は潤滑するオイルを貯留し、かつ、貯留されたオイルを攪拌する攪拌体の少なくとも一部が浸漬する貯留部から、前記オイルを前記可動体に供給する電動式オイルポンプの制御装置であって、
    前記車両の速度に基づいて、前記オイルに気泡が混入しているか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段により前記オイルに気泡が混入していないと判定された場合に、前記車両のエンジン回転速度に基づいて、前記オイルに気泡が混入しているか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の判定手段により気泡が混入していると判定された場合に、前記車両の速度及び前記オイルの油温に基づいて、前記オイルに混入する気泡の混入率を推定する一方、前記第2の判定手段により気泡が混入していると判定された場合に、前記車両のエンジン回転速度及び前記オイルの油温に基づいて、前記オイルに混入する気泡の混入率を推定し、前記混入率の上昇に応じて前記電動式オイルポンプの操作量を増大補正する操作量変更手段と、
    を含んで構成され、
    前記可動体及び前記撹拌体の少なくとも一部は、前記車両のエンジン出力を伝達していることを特徴とする電動式オイルポンプの制御装置。
  2. 前記操作量変更手段は、前記第1の判定手段又は前記第2の判定手段により前記オイルに気泡が混入していると判定されてから所定時間が経過したときに、前記混入率の上昇に応じて前記電動式オイルポンプの操作量を増大補正することを特徴とする請求項1に記載の電動式オイルポンプの制御装置。
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