JP5851894B2 - 中継装置及び中継システム - Google Patents

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本発明は、L2網の冗長区間におけるマルチキャスト配信の効率的な帯域分散を実現するための技術に関する。
近年、L2(レイヤ2)装置の大容量化によるL2ネットワークの広域化と、映像等のIPマルチキャストサービスの拡大により、L2装置、IPマルチキャストに注目が集まっている。
図8に、コア網に接続されたエッジルータからユーザ宅内に配置された宅内装置までのアクセス網(広域L2網)の例を示す。各ユーザの宅内装置はL2装置に接続され、L2装置とエッジルータ間は複数の通信経路を設けて冗長化されている。L2網ではVLANを利用して通信経路を設定している。具体的には、エッジルータがコア網から受信したパケットにユーザ毎に設定されたVLAN−IDを付与し、そのVLAN−IDに基づいて通信経路が決まり、パケットが宅内装置に転送される。
本願に関連する先行技術としては、特許文献1には、ユーザ単位でVLAN−IDを付与し、帯域割り当ての公平性を確保する技術が記載されている。また、特許文献2には、マルチキャストパケットを必要に応じてコピーして転送する方式であるMCB(Multiple Copy Broadcast)方式では視聴要求をしたユーザのVLAN−IDをマルチキャストパケットに付与し、マルチキャストパケットをコピーせずに転送する方式であるSCB(Single Copy Broadcast)方式では予めマルチキャストコンテンツそれぞれに放送用のVLAN−IDを設定しておく技術が記載されている。
特開2003−204343号公報 特許第4850215号公報
ユーザ視点では、品質確保のためユーザ毎での通信帯域の公平性確保が望まれる。そのため、ユーザ毎のユニキャストと複数ユーザが共用するマルチキャストを混在させるときに、図8の冗長区間のいずれの通信経路を用いてマルチキャストパケットを転送するかが問題となる。マルチキャストパケットが転送される通信経路をユニキャスト通信で利用するユーザにとっては、マルチキャストパケットにより帯域が逼迫されて不公平となる。
特許文献1では、マルチキャストパケットにもユーザ毎のVLAN−IDを付与するが、異なるユーザが同一のマルチキャストコンテンツを視聴する場合、同じマルチキャストパケットがユーザの数だけ転送されて何倍もの帯域が必要となる問題がある。
特許文献2の予めマルチキャストコンテンツそれぞれにVLAN−IDを設定しておく方法では、視聴されるマルチキャストコンテンツの組み合わせによっては通信経路の偏りが発生し、帯域が逼迫される可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ユニキャストとマルチキャストが混在するレイヤ2ネットワークにおいてユーザ毎の通信帯域の公平性を確保することを目的とする。
第1の本発明に係る中継装置は、ユニキャストパケットとマルチキャストで配信されるコンテンツのマルチキャストパケットを転送する際に、端末毎に前記ユニパケットの通信量と前記マルチパケットの通信量を合計した値が端末間で公平となるようにユニキャストパケットの通信量を調節するネットワーク装置と複数の通信経路で接続され、転送された前記マルチキャストパケットを端末に送信する中継装置であって、前記複数の通信経路のそれぞれには識別子が付与されており、通信経路と当該通信経路を流れるマルチキャストパケットの通信量とを対応付けて格納した管理手段と、前記端末からコンテンツの視聴要求信号を受信したときに、前記管理手段を参照して通信経路毎に前記通信量の合計値を算出し、合計値が小さい通信経路を前記コンテンツのマルチキャストパケットを流す通信経路と判定する判定手段と、前記判定手段が判定した前記通信経路を前記視聴要求信号で要求された前記コンテンツのマルチキャストパケットが流れるように前記通信経路の識別子を通知して前記ネットワーク装置を制御する制御手段と、前記端末が視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットの通信量を前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
第2の本発明に係る中継システムは、マルチキャストで配信されるコンテンツのマルチキャストパケットを転送するネットワーク装置と、当該ネットワーク装置と複数の通信経路で接続され、転送された前記マルチキャストパケットを端末に送信する中継装置を備えた中継システムであって、当該中継システムは、前記マルチキャストパケットに加えて前記端末それぞれに送信されるユニキャストパケットを転送し、前記中継装置は、通信経路と当該通信経路を流れるマルチキャストパケットの通信量とを対応付けて格納した管理手段と、前記端末からコンテンツの視聴要求信号を受信したときに、前記管理手段を参照して通信経路毎に前記通信量の合計値を算出し、合計値が小さい通信経路を前記コンテンツのマルチキャストパケットを流す通信経路と判定する判定手段と、前記判定手段が判定した前記通信経路を前記視聴要求信号で要求された前記コンテンツのマルチキャストパケットが流れるように前記ネットワーク装置を制御する制御手段と、前記端末が視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットの通信量を前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、を有し、前記ネットワーク装置は、前記端末に送信されるユニキャストパケットの通信量を端末毎に格納したユニキャスト通信量管理手段と、前記中継装置から通知された前記端末が視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットの通信量を端末毎に格納したマルチキャスト通信量管理手段と、前記ユニキャスト通信量管理手段と前記マルチキャスト通信量管理手段を参照し、端末毎に前記ユニキャストパケットの通信量と前記マルチキャストパケットの通信量を合計した値が端末間で公平となるように前記端末それぞれに送信されるユニキャストパケットの通信量を調節する転送手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユニキャストとマルチキャストが混在するレイヤ2ネットワークにおいてユーザ毎の通信帯域の公平性を確保できる。
本実施の形態におけるL2装置を含む全体構成図である。 L2装置が蓄積するデータの例を示す図である。 エッジルータが蓄積するデータの例を示す図である。 ユーザがマルチキャスト視聴要求信号を送信したときの処理の流れを示すシーケンス図である。 判定処理の流れを示すフローチャートである。 エッジルータ側の制御処理の流れを示すフローチャートである。 宅内装置側の制御処理の流れを示すフローチャートである。 広域L2網の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態におけるL2装置を含む全体構成図である。図1では、L2装置1、エッジルータ2、各ユーザ宅内に配置された宅内装置3A〜3C、マルチキャストでコンテンツを配信するサーバ4、および宅内装置3A〜3Cとユニキャストで通信する例としてインターネット5を示している。L2装置1、エッジルータ2、および宅内装置3A〜3C間は、レイヤ2のデータでパケットの行き先を判断してパケットの転送を行うL2網であり、L2装置1とエッジルータ2間は、複数の通信経路で接続された冗長区間である。
エッジルータ2は、サーバ4やインターネット5から受信したパケットにVLAN−IDを付与してL2装置1にパケットを転送し、L2装置1はエッジルータ2から受信したパケットを宅内装置3A〜3Cに転送する。VLAN−IDとは、どの宅内装置3A〜3Cが送受信するパケットであるのかをエッジルータ2、L2装置1、宅内装置3A〜3Cが識別できるようにするものであり、予め、宅内装置3A〜3C毎に固有のVLAN−IDが割り振られている。また、パケットに付与されたVLAN−IDによって冗長区間のいずれの経路を通るのか決定される。図1に示す例では、VLAN UC1,VLAN UC2,VLAN MC1が付与されたパケットはIF#1に接続された通信経路を通り、VLAN UC3, VLAN MC2が付与されたパケットはIF#2に接続された通信経路を通るように設定されている。VLAN UC1〜UC3は、宅内装置3A〜3Cにユニキャストで送信されたパケットに付与されるVLAN−IDであり、VLAN MC1〜MC2は、マルチキャストで送信されたパケットに付与されるVLAN−IDである。以下、各装置について説明する。
L2装置1は、判定部11、制御部12、および蓄積部13を備え、IF#1,#2はエッジルータ2に接続され、IF#3は宅内装置3A〜3Cに接続される。
判定部11は、宅内装置3A〜3Cから受信した信号がマルチキャスト視聴要求信号であるか否か、視聴要求されたコンテンツが本L2装置1で通信経路を管理するマルチキャストコンテンツであるか否かを判定する。
制御部12は、通信経路を管理するマルチキャストコンテンツが視聴要求されたときに、マルチキャストコンテンツを伝送する通信経路を決定してエッジルータ2を制御するとともに、マルチキャストコンテンツが受信できるように宅内装置3A〜3Cを制御する。
蓄積部13は、通信経路管理対象のマルチキャストコンテンツを記載した対象テーブル、マルチキャストコンテンツを送出するIFの情報を記載したIF管理テーブル、および宅内装置3A〜3Cのマルチキャストコンテンツの視聴状況を記載した視聴管理テーブルを蓄積する。
図2に、蓄積部13に蓄積されるデータの例を示す。図2(a)は対象テーブルの例を示す図である。対象テーブルは、マルチキャストコンテンツの名称と管理対象であるか否かの情報を対応付けている。図2(b)はIF管理テーブルの例を示す図である。IF管理テーブルは、IF名、送信元MACアドレス、VLAN−ID、マルチキャストグループアドレス、およびマルチキャストコンテンツの重みを対応付けている。送信元MACアドレスとは、それぞれのVLAN−IDに紐づいたMACアドレスである。マルチキャストグループアドレスは、マルチキャスト制御信号としてIPマルチキャスト通信で一般的に普及しているIGMP(Internet Group Management Protocol)やMLD(Multicast Listener Discovery)の中の視聴要求するグループアドレスを指す。本マルチキャストグループアドレスを本文では1ch、2chとchで表記する。マルチキャストコンテンツの重みはマルチキャストコンテンツを配信するのに必要な帯域で決められる。図2(c)は視聴管理テーブルの例を示す図である。視聴管理テーブルは、マルチキャストグループアドレスに、マルチキャストコンテンツの重みと各ユーザが視聴している否かの情報を関連付けている。図2(c)ではVLAN−IDでユーザを識別している。また、各ユーザの閾値を蓄積している。
エッジルータ2は、スケジューラ21、キュー22、および蓄積部23を備え、IF#1,#2はL2装置1に接続され、IF#3はサーバ4、インターネット5に接続される。
スケジューラ21は、ユーザ間の帯域公平性を判断して転送するパケットをキュー22から取得し、パケットに付与されたVLAN−IDに従ってパケットを転送する。具体的には、ユーザ毎のユニキャストパケットの転送量とユーザ毎のマルチキャストパケットの転送量の合計値がユーザ間で公平となるように、ユニキャストパケットの転送量を決定する。ユーザ毎のマルチキャストパケットの転送量は、L2装置1から通知されるユーザが視聴しているマルチキャストコンテンツの重みから求める。
キュー22は、サーバ4やインターネット5から受信したパケットを一時的に保持する。キュー22には、ユニキャストパケットをユーザ毎に保持するUCキューとマルチキャストパケットを保持するMCキューが存在する。
蓄積部23は、スケジューラ21が帯域公平性を判断するためのUC受信カウンタとMC受信カウンタを蓄積する。
図3に蓄積部23に蓄積されるデータの例を示す。図3(a)はUC受信カウンタの例を示す図である。UC受信カウンタは、ユーザ(VLAN−ID)毎のユニキャストパケットの通信量を示し、ユーザ毎に、キュー22に到着したユニキャストパケットが使用する帯域を記載する。図3(b)はMC受信カウンタの例を示す図である。MC受信カウンタは、ユーザ(VLAN−ID)毎のマルチキャストパケットの通信量を示し、ユーザ毎に、ユーザが視聴しているマルチキャストコンテンツのマルチキャストパケットが使用する帯域を記載する。
宅内装置3A〜3Cには、フィルタFが備えられ、フィルタを開閉することでマルチキャストコンテンツの受信が制御される。
次に、ユーザがマルチキャスト視聴要求信号を送信したときの処理の流れについて説明する。
図4は、ユーザがマルチキャスト視聴要求信号を送信したときの処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、宅内装置3Aがマルチキャスト1chの視聴要求信号を送信する(ステップS10)。視聴要求信号としては、例えば、MLD(マルチキャストリスナ検出プロトコル)を用いる。もちろんMLDに限るものではなくIGMP等他の方法を用いてもよい。
L2装置1は、視聴要求信号を受信すると、視聴要求されたコンテンツが通信経路を管理する対象であるか否か判定する(ステップS11)。この判定処理の詳細については後述する。ここでは視聴要求されたコンテンツが通信経路を管理する対象であったとする。
続いて、宅内装置3Aの制御処理、エッジルータ2の制御処理を行う(ステップS12)。具体的には、宅内装置3Aについてフィルタを開放するか否か判定し、さらに、視聴要求されたコンテンツのマルチキャスト1chのパケットがエッジルータ2のどのIFから転送されるのか、つまりマルチキャスト1chのパケットに付与するVLAN−IDを決定する。なお、制御処理の詳細については後述する。
L2装置1は、マルチキャスト1chのパケットが宅内装置3Aで受信されるように宅内装置3Aのフィルタを開放制御する(ステップS13)。
また、L2装置1は、ステップS12の制御処理で決定したIF(ここではIF#1)からマルチキャスト1chのパケットが転送されるようにエッジルータ2のVLAN変換・ポート選択を制御し(ステップS14)、ユーザがマルチキャストコンテンツの受信のために利用する帯域を把握するための情報をエッジルータ2に通知する(ステップS15)。ステップS15で通知する内容としては、宅内装置3Aが所属するVLAN情報とユーザが視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットが使用する帯域情報がある。エッジルータ2は、ステップS15の通知を受けてMC受信カウンタの情報を更新する。
サーバ4は、マルチキャスト1chの視聴要求を受けると、マルチキャスト1chをエッジルータ2に送信し(ステップS16)、エッジルータ2は、ユーザ間の使用帯域が公平となるように公平制御処理をしつつ(ステップS17)、マルチキャスト1chのパケットをステップS12の制御処理で決定したIF#1からL2装置1に転送し、各宅内装置3A〜3Cに送信する(ステップS18)。なお、ステップS17の公平制御処理は、図示したタイミングのみで行われるのではなく、エッジルータ2が転送処理を行う間はずっと行われる。公平制御処理の詳細については後述する。また、マルチキャスト1chのパケットは各宅内装置3A〜3Cに送信されるが、この例では宅内装置3Aのフィルタのみが開放されているので、宅内装置3Aのみで受信される。
以上の処理で、マルチキャスト1chが宅内装置3Aに配信されてユーザは視聴することが可能となる。
続いて、宅内装置3Cがマルチキャスト1chの視聴要求信号を送信すると(ステップS19)、L2装置1は、ステップS11,S12と同様に判定処理、制御処理を行う(ステップS20,S21)。ステップS21の制御処理では、マルチキャスト1chのパケットの通信経路はすでに決定しているので、宅内装置3Cについてフィルタを開放するか否かの判定を行う。
そして、マルチキャスト1chのパケットが宅内装置3Cで受信されるように宅内装置3Cのフィルタを開放制御し(ステップS22)、ユーザがマルチキャストコンテンツの受信のために利用する帯域を把握するための情報をエッジルータ2に通知する(ステップS23)。この後、宅内装置3Cへ送信されるマルチキャスト1chのデータ量も加味されて公平制御処理が行われる(ステップS24)。
マルチキャスト1chのパケットは、エッジルータ2、L2装置1がすでに転送しているので、宅内装置3Cのフィルタを開放することで宅内装置3Cに配信されてユーザは視聴可能となる。
続いて、宅内装置3Aがマルチキャスト2chの視聴要求信号を送信すると(ステップS25)、L2装置1は、ステップS11,S12と同様に判定処理、制御処理を行う(ステップS26,S27)。
L2装置1は、宅内装置3Aのマルチキャスト2chのフィルタを開放するとともに(ステップS28)、ステップS27の制御処理で決定したIF(ここではIF#2)からマルチキャスト2chのパケットが転送されるようにエッジルータ2のVLAN変換・ポート選択を制御し(ステップS29)、ユーザがマルチキャストコンテンツの受信のために利用する帯域を把握するための情報をエッジルータ2に通知する(ステップS30)。
サーバ4は、マルチキャスト2chの視聴要求を受けると、マルチキャスト2chをエッジルータ2に送信する(ステップS31)。エッジルータ2は、ユーザ間の使用帯域が公平となるように公平制御処理をしつつ(ステップS32)、マルチキャスト2chのパケットをIF#2からL2装置1に転送し、各宅内装置3A〜3Cに送信する(ステップS33)。
以上の処理で、マルチキャスト2chが宅内装置3Aに配信されてユーザは視聴することが可能となる。
次に、判定処理について説明する。
図5は、判定部11による判定処理の流れを示すフローチャートである。
まず、宅内装置3A〜3Cから信号を受信すると、受信した信号がMLD、つまりマルチキャストの視聴要求であるか否か判定する(ステップS101)。
MLDである場合、要求されたマルチキャストコンテンツが管理対象であるか否か判定する(ステップS102)。管理対象であるか否かは、蓄積部13に蓄積された対象テーブルを参照し、対象テーブルに要求されたマルチキャストコンテンツが管理対象であると記載されている場合は管理対象であると判定する。
受信した信号がMLDでない場合、あるいは管理対象のマルチキャストコンテンツでない場合は、受信した信号を信号の宛先に転送する(ステップS103)。
受信した信号がMLDであって、管理対象のマルチキャストコンテンツである場合は、制御部12による制御処理が行われる(ステップS104)。
次に、制御処理について説明する。制御処理は、エッジルータ2側の処理と宅内装置3A〜3C側の処理がある。
まず、エッジルータ2側の処理について説明する。
図6は、制御部12によるエッジルータ2側の制御処理の流れを示すフローチャートである。なお、すでに通信経路が決まっているマルチキャストコンテンツが視聴要求された場合は、図6の制御処理は行わない。
まず、視聴要求されたマルチキャストコンテンツの通信経路、つまりエッジルータ2のどのIFから出力されるのかを判定する(ステップS201)。制御部12は、IF管理テーブルを参照して、IF毎の重みを合計し、重みの合計が最も小さいIFを視聴要求されたマルチキャストコンテンツを送出するIFとして判定する。
続いて、ステップS201で決定したIF、視聴要求元の情報、VLAN−ID、マルチキャストのチャネル、重みを記載したデータをIF管理テーブルに追加する(ステップS202)。VLAN−IDは、送出IFが決定すると一意に決められる。
そして、制御部12は、視聴要求されたマルチキャストコンテンツがステップS201で決定したIFから送出されるように、エッジルータ2を制御して付与するVLAN−IDを設定する(ステップS203)。なお、特定のVLAN−IDに係るフローにQoSを設定したい場合などは、ここで優先度の設定を行い、フローの優先度を変更することも可能である。
以上説明した図6に示す処理により、エッジルータ2とL2装置1間の冗長区間において、いずれかの通信経路に偏ることなくマルチキャストのパケットが分散して伝送される。
続いて、宅内装置3A〜3C側の処理について説明する。
図7は、制御部12による宅内装置3A〜3C側の制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、マルチキャストコンテンツの視聴を要求したユーザが現在視聴中のマルチキャストコンテンツの重みを合計し、さらに視聴要求されたマルチキャストコンテンツの重みを加えてユーザ毎に決められた閾値と比較する(ステップS301)。合計した重みが閾値を超える場合は、処理を終了する。
合計した重みが閾値を超えない場合は、視聴管理テーブルの該当箇所を視聴中に書き換え(ステップS302)、視聴要求信号を送信した宅内装置3A〜3Cのフィルタ制御を行う(ステップS303)。宅内装置3A〜3Cのフィルタを開放にすることで、視聴要求されたマルチキャストコンテンツのパケットが宅内装置3A〜3Cで受信され、ユーザはコンテンツの視聴が可能となる。
次に、エッジルータ2がユーザ毎の帯域公平性を判断してパケットを送出する処理について説明する。
エッジルータ2がパケットを受信すると、ユニキャストパケットはユーザ毎に設定されたUCキューに割り振られ、マルチキャストパケットはMCキューに割り振られる。
ここで、各UCキュー、MCキューから順番にパケットを取得して転送した場合、つまり、ユニキャストパケットを均等に転送しつつ、マルチキャストパケットも転送した場合、マルチキャストコンテンツを視聴していないユーザはマルチキャストコンテンツを視聴しているユーザよりも実質的に利用する帯域が少なくなり、不公平が生じる。
そこで、本実施の形態では、マルチキャストコンテンツを視聴しているユーザのユニキャストパケットの転送量を減らして実質的に利用する帯域を等しくし、公平性を保つ。
具体的には、スケジューラ21が蓄積部23のUC受信カウンタとMC受信カウンタを参照し、ユーザ毎のユニキャストパケットの転送量とマルチキャストパケット転送量を合計した値が等しくなるように、各ユーザのUCキューからパケットを取得する。つまり、マルチキャストコンテンツを視聴しているユーザのユニキャストパケットの転送量を少なくする。例えば、ユーザAがマルチキャストコンテンツを視聴し、ユーザBが視聴していないときに、ユーザA,Bのユニキャストパケットの転送に使用する帯域をそれぞれユーザA(UC),ユーザB(UC)とし、ユーザAが視聴しているマルチキャストコンテンツの使用帯域をユーザA(MC)とすると、ユーザA(UC)+ユーザA(MC)=ユーザB(UC)となるように、ユーザA,Bのユニキャストパケットの使用帯域を決定する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、L2装置1が宅内装置3A〜3Cからマルチキャストコンテンツの視聴要求を受信したときに、マルチキャストパケットの通信量が少ない通信経路を経由するように視聴要求されたマルチキャストコンテンツのパケットに付与するVLAN−IDを設定することにより、通信経路間でのマルチキャストパケットの通信量の公平性が動的に確保できる。
本実施の形態によれば、エッジルータ2が、ユーザが視聴中のマルチキャストコンテンツの通信量とユーザのユニキャストパケットの通信量の合計がユーザ間で公平となるように、ユーザのユニキャストパケットの通信量を調整してパケットを転送することにより、ユーザ間の通信量の公平性が確保できる。
なお、L2装置1、エッジルータ2が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムはL2装置1、エッジルータ2が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
1…L2装置
11…判定部
12…制御部
13…蓄積部
2…エッジルータ
21…スケジューラ
22…キュー
23…蓄積部
3A〜3C…宅内装置
4…サーバ
5…インターネット

Claims (2)

  1. ユニキャストパケットとマルチキャストで配信されるコンテンツのマルチキャストパケットを転送する際に、端末毎に前記ユニキャストパケットの通信量と前記マルチキャストパケットの通信量を合計した値が端末間で公平となるようにユニキャストパケットの通信量を調節するネットワーク装置と複数の通信経路で接続され、転送された前記マルチキャストパケットを端末に送信する中継装置であって、
    前記複数の通信経路のそれぞれには識別子が付与されており、
    通信経路と当該通信経路を流れるマルチキャストパケットの通信量とを対応付けて格納した管理手段と、
    前記端末からコンテンツの視聴要求信号を受信したときに、前記管理手段を参照して通信経路毎に前記通信量の合計値を算出し、合計値が小さい通信経路を前記コンテンツのマルチキャストパケットを流す通信経路と判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した前記通信経路を前記視聴要求信号で要求された前記コンテンツのマルチキャストパケットが流れるように前記通信経路の識別子を通知して前記ネットワーク装置を制御する制御手段と、
    前記端末が視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットの通信量を前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする中継装置。
  2. マルチキャストで配信されるコンテンツのマルチキャストパケットを転送するネットワーク装置と、当該ネットワーク装置と複数の通信経路で接続され、転送された前記マルチキャストパケットを端末に送信する中継装置を備えた中継システムであって、
    当該中継システムは、前記マルチキャストパケットに加えて前記端末それぞれに送信されるユニキャストパケットを転送し、
    前記中継装置は、
    通信経路と当該通信経路を流れるマルチキャストパケットの通信量とを対応付けて格納した管理手段と、
    前記端末からコンテンツの視聴要求信号を受信したときに、前記管理手段を参照して通信経路毎に前記通信量の合計値を算出し、合計値が小さい通信経路を前記コンテンツのマルチキャストパケットを流す通信経路と判定する判定手段と、
    前記判定手段が判定した前記通信経路を前記視聴要求信号で要求された前記コンテンツのマルチキャストパケットが流れるように前記ネットワーク装置を制御する制御手段と、
    前記端末が視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットの通信量を前記ネットワーク装置に通知する通知手段と、を有し、
    前記ネットワーク装置は、
    前記端末に送信されるユニキャストパケットの通信量を端末毎に格納したユニキャスト通信量管理手段と、
    前記中継装置から通知された前記端末が視聴要求したコンテンツのマルチキャストパケットの通信量を端末毎に格納したマルチキャスト通信量管理手段と、
    前記ユニキャスト通信量管理手段と前記マルチキャスト通信量管理手段を参照し、端末毎に前記ユニキャストパケットの通信量と前記マルチキャストパケットの通信量を合計した値が端末間で公平となるように前記端末それぞれに送信されるユニキャストパケットの通信量を調節する転送手段と、を有すること
    を特徴とする中継システム。
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