JP5849840B2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5849840B2
JP5849840B2 JP2012093209A JP2012093209A JP5849840B2 JP 5849840 B2 JP5849840 B2 JP 5849840B2 JP 2012093209 A JP2012093209 A JP 2012093209A JP 2012093209 A JP2012093209 A JP 2012093209A JP 5849840 B2 JP5849840 B2 JP 5849840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
width direction
vehicle width
suspension tower
body structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012093209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013220722A (ja
Inventor
大示 加藤
大示 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012093209A priority Critical patent/JP5849840B2/ja
Publication of JP2013220722A publication Critical patent/JP2013220722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5849840B2 publication Critical patent/JP5849840B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車体構造に関する。
従来から、車体構造においては、衝突による車体の変形を抑制するための様々な工夫がなされている。例えば、特開2006−193023号公報に記載の車体の前部構造では、ドア開口部よりも前方に、ショックアブソーバを支持するためのサスペンションタワーが設けられている。このサスペンションメンバよりも後方には、車体の骨格部材の一部であるフロントピラーやダッシュクロスメンバが配置されている。また、サスペンションメンバよりも車幅方向内側には、サスペンションメンバの前方から後方に向けて、車体の骨格部材の一部であるフロントサイドメンバが延在している。これらの骨格部材とサスペンションメンバとは、サスペンションタワー支持部材等を介して連結されている。そして、車両が前方側から障害物と衝突し、サスペンションタワーに対して前方から荷重が作用すると、この荷重をサスペンションタワー支持部材等によって骨格部材に分散することにより、ドア開口部付近の車体の変形を抑制している。
特開2006−193023号公報
ところで、車両が前方側から障害物と衝突する際、フロントサイドメンバよりも車幅方向外側の部分において車両と障害物とが衝突する、いわゆる微小ラップ衝突が発生する場合がある。上述のような車体構造においては、微小ラップ衝突時に、フロントサイドメンバよりも車幅方向外側のサスペンションタワーに障害物が衝突する可能性がある。障害物がサスペンションタワーに衝突すると、フロントサイドメンバにより衝撃を直接吸収することができなくなるため、その分、ドア開口部周辺の変形等を抑制することが難しくなる。従って、上述のような車体構造においては、微小ラップ衝突時においても車体の変形を好適に抑制すべく、改善の余地がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、車体の変形を好適に抑制できる車体構造を提供することを目的とする。
本発明に係る車体構造は、車両の車体構造であって、フロントサイドメンバよりも車幅方向外側に配置されたサスペンションタワーを備え、サスペンションタワーの車幅方向外側の一部には、車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜した傾斜面が設けられており、傾斜面の形成されている車幅方向における長さは、サスペンションタワーの車幅方向における長さの半分以上である。
本発明に係る車体構造では、サスペンションタワーの車幅方向外側の部分に、車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜した傾斜面が設けられている。これにより、微小ラップ衝突時に障害物とサスペンションタワーとが衝突すると、サスペンションタワーには、車両後方かつ車幅方向内側へと向かう荷重が作用する。このように、本発明に係る車体構造では、微小ラップ衝突による荷重が車幅方向内側へと向かって車両と障害物とを遠ざけるように作用するため、車体の変形を好適に抑制できる。
本発明によれば、車体の変形を好適に抑制できる車体構造を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車体構造を有する車両を示す概略平面図である。 図1の車両が障害物と微小ラップ衝突した状態を示す概略平面図である。 従来の車体構造を有する車両を示す概略平面図である。 図3の車両が障害物と微小ラップ衝突した状態を示す概略平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態に係る車体構造について詳細に説明する。なお、同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る車体構造を有する車両を示す概略平面図である。なお、図1は、車両の前部について、車幅方向における一方側(ドライバから見て左側)のみを示しており、他方側も略同様な構造となっている(図2〜図4についても同様)。図1に示すように、車体構造10は、例えば乗用車等の車両100に適用されている。車両100は、バンパーリインフォースメント(以下、バンパーR/Fという)2、フロントサイドメンバ(以下、Frサイドメンバという)3、カウル4、フロントピラー(以下、Aピラーという)5及びサスペンションタワー6を備えている。
バンパーR/F2は、正面衝突等の際に衝撃を吸収する部材であり、車両100の前端部に設けられている。バンパーR/F2は、車幅方向に沿って延在している。
Frサイドメンバ3は、車両100の骨格をなす部材の一つであり、バンパーR/F2の後面に連結されている。Frサイドメンバ3は、バンパーR/F2の後面から後方に向けて延在し、不図示のダッシュパネルに連結されている。Frサイドメンバ3は、車体の強度や剛性を向上させ、正面衝突等の際には、バンパーR/F2で吸収しきれなかった衝撃を吸収する。Frサイドメンバ3は、実験やシミュレーション等に基づいて設定された所定の変形荷重を有しており、衝突時に変形荷重以上の荷重が加わると、変形して荷重を吸収する。
カウル4は、フロントガラスを下方から支持すると共に、エアコンへの空気の供給経路として利用されるものであり、上述のダッシュパネルの上部に配置されている。カウル4は車幅方向に沿って延在しており、カウル4の後方はキャビン(乗員室)Cとなっている。
Aピラー5は、車両100の骨格をなす部材の一つであり、カウル4の端部に連結されている。Aピラー5は、車高方向に沿って延在しており、キャビンCのドア開口部付近を画設している。
サスペンションタワー6は、ショックアブソーバSの上方を支持すると共に、ショックアブソーバSを覆うためのものであり、Frサイドメンバ3よりも車幅方向外側に設けられている。サスペンションタワー6には、車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜した傾斜面61が設けられている。具体的には、サスペンションタワー6は、車高方向に沿って延在しており、その上部は、平面視した場合の断面が例えば中空三角形状とされている。なお、中空三角形状は、略中空三角形状であってもよい。この中空三角形状の断面を構成する面のうち、ショックアブソーバSを外側から覆う面は、平面視した場合に、カウル4の端部とFrサイドメンバ3の外側の面とを直線的に結ぶように設けられており、車幅方向に対して傾斜した傾斜面61とされている。ここで、傾斜面61が車幅方向に対してなす角度αは、45°以上であることが好ましい。また、角度αは、Frサイドメンバの前端部とカウル4の端部とを結ぶ線が車幅方向に対してなす角度以内にされていると、バンパーR/F2とカウル4との間隔を拡げることなく、サスペンションタワー6を好適に設けることができる。
次に、車体構造10を有する車両100の動作について説明する。
図1に示すように、車両100と電柱等の障害物Oとが微小ラップ衝突を起こす場合、障害物Oは、車両100に対して、例えば、バンパーR/F2の一方側の端部付近に接触するように前方から接近する。
図2は、図1の車両が障害物と微小ラップ衝突した状態を示す概略平面図である。図2に示すように、障害物Oは、バンパーR/F2を抜けて、サスペンションタワー6の傾斜面61と衝突する。この際、本実施形態に係る車体構造10においては、傾斜面61が車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜しているため、サスペンションタワー6には、車両後方かつ車幅方向内側へと向かう荷重F1が作用する。すなわち、微小ラップ衝突による荷重F1は、車幅方向内側へと向かって車両100と障害物Oとを遠ざけるように車両100に対して作用する。このため、障害物OがキャビンCに進入することが抑制され、ドア開口部周辺の車体の変形が好適に抑制される。
この際、角度αが45°以上であると、荷重F1の成分のうち、車幅方向内側へと向かう成分が車両後方へと向かう成分以上になるため、車体の変形が好適に抑制される。
以上、本実施形態に係る車体構造10では、サスペンションタワー6の車幅方向外側の部分に、車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜した傾斜面61が設けられているため、微小ラップ衝突時に障害物Oとサスペンションタワー6とが衝突すると、サスペンションタワー6には、車両後方かつ車幅方向内側へと向かう荷重F1が作用する。
ここで、図3は従来の車体構造を有する車両を示す概略平面図、図4は図3の車両が障害物と微小ラップ衝突した状態を示す概略平面図である。図3に示すように、従来の車体構造20を有する車両200においては、サスペンションタワー7は、ショックアブソーバSを前側から覆う前面71と、車幅方向外側から覆う側面72とを有している。前面71は車幅方向に対して略平行に設けられており、側面72は車幅方向に対して略直角に設けられている。
図4に示すように、このような車両200が微小ラップ衝突を起こすと、障害物Oは、バンパーR/F2を抜けて、サスペンションタワー7の前面71と衝突する。前面71は車幅方向に対して略平行であるため、車両200には、車両後方へと向かう荷重F2が作用する。この際、Frサイドメンバ3により衝撃を直接吸収できないため、キャビンCのドア開口部付近を画設するAピラー5が変形し、障害物OがキャビンCに進入してしまう。
これに対し、本実施形態に係る車体構造10では、上述のように、微小ラップ衝突による荷重F1が車幅方向内側へと向かって車両100と障害物Oとを遠ざけるように作用するため(図2参照)、障害物OがキャビンCに進入することが抑制され、車体の変形を好適に抑制できる。
以上、本発明に係る車体構造について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態においては、サスペンションタワー6を車幅方向外側から覆う面が全面的に傾斜面61とされているが、サスペンションタワー6を車幅方向外側から覆う面の一部が傾斜面とされていてもよい。この場合、傾斜面の形成されている車幅方向における長さ(幅)は、サスペンションタワー6の車幅方向における長さ(幅)の半分以上であることが好ましい。こうすると、微小ラップ衝突時に、車幅方向内側へと向かう荷重成分を十分確保できる。また、上記実施形態においては、傾斜面61は略平面状を呈しているが、曲面状を呈していてもよい。要は、障害物Oがサスペンションタワー6と衝突した際、車幅方向内側へと向かって車両と障害物とを遠ざけるように作用する荷重を発生させて、ドア開口部周辺の変形を抑制できる程度に、サスペンションタワー6の車幅方向外側の部分に、車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜した傾斜面が設けられていればよい。
3…フロントサイドメンバ、6…サスペンションタワー、10…車体構造、61…傾斜面、100…車両。

Claims (1)

  1. 車両の車体構造であって、
    フロントサイドメンバよりも車幅方向外側に配置されたサスペンションタワーを備え、
    前記サスペンションタワーの車幅方向外側の一部には、車幅方向内側から車幅方向外側に向けて車両後方に傾斜した傾斜面が設けられており、
    前記傾斜面の形成されている車幅方向における長さは、前記サスペンションタワーの前記車幅方向における長さの半分以上である、
    車体構造。
JP2012093209A 2012-04-16 2012-04-16 車体構造 Active JP5849840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012093209A JP5849840B2 (ja) 2012-04-16 2012-04-16 車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012093209A JP5849840B2 (ja) 2012-04-16 2012-04-16 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013220722A JP2013220722A (ja) 2013-10-28
JP5849840B2 true JP5849840B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=49592022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012093209A Active JP5849840B2 (ja) 2012-04-16 2012-04-16 車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5849840B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4449404B2 (ja) * 2003-10-17 2010-04-14 トヨタ自動車株式会社 車両の前部車体構造
JP4923406B2 (ja) * 2005-01-12 2012-04-25 トヨタ自動車株式会社 車体の前部構造
JP5291360B2 (ja) * 2008-02-28 2013-09-18 ダイハツ工業株式会社 車両のエンジンマウント構造
JP2010083188A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Mazda Motor Corp 車体前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013220722A (ja) 2013-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5907126B2 (ja) 自動車の車体前部構造
JP6090128B2 (ja) 車両の前部車体構造
US8764096B2 (en) Bumper assembly for vehicle
JP5880320B2 (ja) 車体前部構造
JP2014141179A (ja) 衝撃吸収部材
US9446795B2 (en) Structure for reinforcing front vehicle body
JP2016052834A (ja) 自動車のピラーとサイドシルとの結合部構造
JP4923406B2 (ja) 車体の前部構造
JP6022598B2 (ja) バルクヘッド上部クロスビームを備える自動車車両
JP5761453B2 (ja) 車体下部構造
JP6900768B2 (ja) 車両前部構造
WO2015119106A1 (ja) 車体前部構造
JP5831246B2 (ja) 車体前部構造
JP2015202761A (ja) 自動車のフロントピラーの構造
JP5849840B2 (ja) 車体構造
JP2013111990A (ja) 車両用ニーボルスター
JP2017088127A (ja) 車両前部構造
JP2015113026A (ja) 車両下部構造
KR101316110B1 (ko) 글로브박스 결합형 카울크로스맴버
JP2015521970A (ja) 側面衝突の場合にセンターピラー構造の変形をガイドすることが可能な、追加補強部を備える自動車
JP2014201167A (ja) 吹出口装置
JP2006199172A (ja) 車体構造
JP2016030500A (ja) 車両下部構造
JP6231329B2 (ja) 車両の前部構造
US9039072B2 (en) Motor vehicle body with wheel installation strut

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5849840

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151