JP5849244B2 - Deflection control structure of curtain in cabinet - Google Patents
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Description
本発明は、洗面化粧台や厨房装置などに備え付けられるキャビネットにおける幕板の変形抑制構造に関する。 The present invention relates to a structure for suppressing deformation of a curtain plate in a cabinet provided in a vanity table or a kitchen device.
洗面化粧台や厨房装置などに備え付けられる各種のキャビネットは、上方に開口する箱体であり、その上端に、洗面ボウルやシンクなどが取り付けられたカウンターが、天板として取り付けられる。このようなキャビネットでは、カウンターの直下に、キャビネットの前面上端部を形成する化粧用の幕板が取り付けられている。 Various cabinets provided in a bathroom vanity, a kitchen device, and the like are boxes that open upward, and a counter to which a bathroom bowl, a sink, and the like are attached is attached as a top plate to the upper end. In such a cabinet, a decorative curtain that forms the upper end of the front surface of the cabinet is attached immediately below the counter.
この幕板の取付構造として、本出願人は、たとえば、下記特許文献1に記載したものを提案している。
For example, the present applicant has proposed a curtain plate mounting structure described in
特許文献1に記載した埋め込み式手洗いキャビネットでは、本体キャビネットの上部前面に取り付けられる幕板は、その左右裏面の端部上部に取り付けた被挟持手段と、本体キャビネットの左右側板の裏面前方上部に設けた弾性挟持手段とによって着脱自在としている。また、幕板は、本体キャビネット前方上部に取り付けた前桟の左右両端下部に穿設した挿通孔を介してネジ留めされる。
In the embedded hand-washing cabinet described in
このような埋め込み式手洗いキャビネットにおける幕板の取付構造は、幕板を本体キャビネットの左右側板にL字型金具により固定する構造と比較して、幕板の簡単な取付けと取外しを実現するものである。 Compared with the structure in which the curtain plate is fixed to the left and right side panels of the main body cabinet with L-shaped brackets, the curtain plate mounting structure in such an embedded hand-washing cabinet realizes simple installation and removal of the curtain plate. is there.
一方、洗面化粧台や厨房装置などでは、最近、横幅のモジュールが1000mmを超える寸法にまで拡大されることが多く、そのような洗面化粧台や厨房装置に備え付けられるキャビネットでは、幕板の長尺化をともなうことになる。 On the other hand, in the bathroom vanity and kitchen equipment, recently, the width module is often expanded to a size exceeding 1000 mm, and the cabinet installed in such a bathroom vanity or kitchen equipment has a long length of curtain. Will be accompanied.
上記特許文献1に記載した幕板の取付構造では、幕板は、上記のとおり、左右両端部においてのみキャビネットの左右側板や前桟に固定される。このため、木質材料が多く適用される幕板については、長尺となる場合、その前方に立って作業をする人がもたれかかるなどの外力が加わると、幕板が後方にたわむように変形することが懸念される。この幕板のたわみ変形は、洗面化粧台や厨房装置などの使用者に構造上の弱さという印象を与え、不安感や低品質感などをもよおさせる心配がある。
In the curtain plate mounting structure described in
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、幕板が長尺化した場合にも幕板のたわみ変形を抑制することのできる、キャビネットにおける幕板の変形抑制構造を提供することを課題としている。 The present invention has been made in view of the circumstances as described above, and provides a curtain plate deformation suppressing structure in a cabinet capable of suppressing the deflection deformation of the curtain plate even when the curtain plate is elongated. The challenge is to do.
上記の課題を解決するために、本発明のキャビネットにおける幕板の変形抑制構造は、上方に開口する箱状のキャビネットの上端にカウンターが天板として取り付けられ、カウンターの直下にキャビネットの前面上端部を形成する幕板が設けられたキャビネットにおける幕板の変形抑制構造であって、前記幕板の上端面部には、略円錐状の突起を所定間隔で備えた帯状の部品または前記突起の進入が可能であり、略円形の開口を有する凹部が所定間隔で設けられ、前記カウンターの前端側の裏面部には、前記突起または前記凹部に対向する位置に、前記突起の進入が可能であり、略円形の開口を有する凹部または略円錐状の突起を所定間隔で備えた帯状の部品が設けられ、前記各突起が対向する前記凹部の一つに入り込み、係合し、幕板のたわみ変形が抑制されることを特徴とする。 In order to solve the above problems, the curtain plate deformation suppressing structure in the cabinet of the present invention is such that a counter is attached as a top plate to the upper end of a box-shaped cabinet that opens upward, and the front upper end of the cabinet is directly below the counter. a deformation suppressing structure curtain plate of cabinet curtain plate is provided which forms a, an upper end face of the curtain plate, the entry of the strip parts or the protrusions having a substantially conical projections at predetermined intervals are possible, the recess having a substantially circular opening provided at predetermined intervals on the back surface portion of the front side of the counter, at a position opposite to the projection or the recess, it is possible to enter the projection, substantially strip part having a recess or a substantially conical protrusion having a circular opening at a predetermined interval are provided, it enters into one of the recesses in which the respective projections are opposed, engages and the curtain plate Wherein the observed deformation is suppressed.
このキャビネットにおける幕板の変形抑制構造においては、前記突起を一定間隔で備えた前記帯状の部品が、前記幕板の前記上端面またはこれに対向する前記カウンターの前記前端側の裏面に取り付けられていることが好ましい。 In a variation suppressing structure curtain plate in the cabinet, part of the strip having the projections at regular intervals, attached to the rear surface of the front end of the counter to the upper surface or facing the said curtain plate Preferably it is.
本発明のキャビネットにおける幕板の変形抑制構造によれば、幕板の上端面部またはカウンターの前側の裏面部に設けられた円錐状の突起が、これに対向するカウンターの前側の裏面部または幕板の上端面部に設けられた、略円形の開口を有する凹部に入り込み、係合する。このため、幕板のたわみ変形が抑制され、この幕板のたわみ変形の抑制は、幕板が長尺化した場合にも有効となる。 According to the curtain plate deformation suppressing structure in the cabinet of the present invention, the conical protrusion provided on the upper end surface portion of the curtain plate or on the front back surface portion of the counter has the back surface portion or curtain plate on the front side of the counter facing this. It enters and engages with a recess having a substantially circular opening provided on the upper end surface. For this reason, the deformation of the curtain is suppressed, and the suppression of the deflection of the curtain is effective even when the curtain is elongated.
上記のとおり、図1は、本発明のキャビネットにおける幕板の変形抑制構造の一実施形態と、この実施形態が適用された洗面化粧台を示した正面図である。図2は、図1に示した洗面化粧台の斜視図である。図3は、図1に示した洗面化粧台のA−A断面であり、図1に示したキャビネットにおける幕板の変形抑制構造の拡大断面図である。図4(a)は、図1に示した洗面化粧台のカウンターの裏面側を示した斜視図であり、図4(b)は、図1に示した洗面化粧台の幕板の上端面に設けられる、突起を備えた帯状の部品を示した斜視図である。 As described above, FIG. 1 is a front view showing an embodiment of a deformation suppressing structure for a curtain plate in a cabinet of the present invention and a vanity to which this embodiment is applied. FIG. 2 is a perspective view of the vanity table shown in FIG. 3 is an AA cross-section of the vanity shown in FIG. 1, and is an enlarged cross-sectional view of the curtain plate deformation suppressing structure in the cabinet shown in FIG. 4 (a) is a perspective view showing the back side of the counter of the vanity shown in FIG. 1, and FIG. 4 (b) is a diagram showing the upper face of the curtain of the vanity shown in FIG. It is the perspective view which showed the strip | belt-shaped components provided with the protrusion provided.
図1および図3に示したように、洗面化粧台1は、略直方体状の箱体であるキャビネット2が備え付けられたものであり、奥行寸法に対して横幅の寸法が大きく、1000mmを超える横幅のモジュールに対応可能とされている。
As shown in FIGS. 1 and 3, the vanity table 1 is provided with a
キャビネット2の前面3は、その上端部を形成している化粧用の幕板4と、幕板4の直下に設けられた引き出し5の前板5aと、引き出し5の直下に設けられた引き出し6の前板6aとによって形成されている。引き出し6の深さは、引き出し5の深さより深く、引き出し6の収納量は、引き出し5の収納量より大きくなっている。
The
前面3に対向して位置するキャビネット2の背面は背板7によって形成され、前面3の左右両端部には、キャビネット2の左側面8を形成する左側板9と、キャビネット2の右側面10を形成する右側板11とが設けられている。背板7は、洗面化粧台1の横幅に対応する横長長方形状の形状を有し、一方、左側板9および右側板11は、縦長長方形状の形状を有している。幕板4、背板7、左側板9および右側板11には、いずれも木質の板材が採用されている。
The back surface of the
また、キャビネット2は、上方に開口しており、その上端、すなわち、幕板4、背板7、左側板9および右側板11の上端に、これらによって囲まれる横長長方形状の開口にちょうど納まる大きさを有するカウンター12が、キャビネット2の天板13として設けられている。カウンター12は、合成樹脂製であり、いわゆる人工大理石などからも形成可能である。また、カウンター12では、その略中央部に、洗面ボウル14が、左右両側に位置する平板部15、16と一体に形成されている。洗面ボウル14の底面には、その奥側に、上下に貫通する排水口17が形成されている。
The
さらに、カウンター12では、横長長方形状の形状を有する立ち上がり壁部18が、後端部において上方に立設されている。立ち上がり壁部18には、水栓金具を取り付けるための取付口19が、前後に貫通して形成されている。立ち上がり壁部18も、カウンター12において、洗面ボウル14および平板部15、16と一体に形成することができる。
Further, in the
また、キャビネット2では、その下端に、略矩形の形状を有する筒状の台輪20が取り付けられている。台輪20の前面20aは、キャビネット2の前面3よりも後方に配置され、洗面化粧台1では、前面3の直下に、手洗いや洗面などを行う人の足の指先が入り込む大きさの蹴込み21が形成されている。
Moreover, in the
上記のとおりの洗面化粧台1に備え付けられたキャビネット2では、幕板4は、カウンター12の直下に配置され、カウンター12に一体に形成された洗面ボウル14をその前方から覆い隠し、洗面化粧台1の外観を良好にしている。幕板4は、図1に示したように、左右両端部の裏面に、ビスなどの固着具によって取り付けられたL字型金具22によって左側板9と右側板11の前端部に固定されている。L字型金具22は、左側板9および右側板11にもビスなどの固着具によって取り付けられている。
In the
また、幕板4は、その下端部と、引き出し5の前板5aの上端部とにわたって配置された前桟23にも、そのやや中央寄りの2箇所において固着具24によって固定されている。前桟23は、キャビネット2の前端部において、左側板9と右側板11の間に架設されている。前桟23は、幕板4の固定用であるばかりでなく、下端部が、引き出し5の前板5aの背面に接触可能であり、戸当りとしての機能も有している。
Further, the
このような幕板4の固定は、十分な強度を有し、不意の脱落などを抑制することができる。
Such fixing of the
一方、洗面化粧台1の横幅のモジュールが1000mmを超える寸法にまで拡大される場合には、幕板4は長尺となり、洗面化粧台1の前方に立って作業をする人がもたれかかるなどの外力が加わると、幕板4が後方にたわむように変形することが懸念される。このたわみ変形を抑制するために、キャビネット2では、図3および図4(a)(b)に示したように、幕板4の上端面部25には、上方に突出する略円錐状の突起26が一定間隔で設けられている。また、カウンター12の前端側の裏面部27には、突起26に対向する位置に、突起26の進入が可能であり、略円形の開口28を有し、上方にくぼむ凹部29が設けられている。
On the other hand, when the width module of the
各突起26は、キャビネット2の上端にカウンター12を取り付ける際に、対向する凹部29の一つに入り込み、係合する。このような突起26と凹部29の係合は、幕板4およびカウンター12の横幅全体に及ぶため、洗面化粧台1の前方に立って作業をする人がもたれかかるなどの外力が幕板4に加わっても、幕板4が後方にたわむように変形するのを抑制することができる。各突起26と凹部29の係合それ自体は部分的なものではあるが、長尺化した幕板4のたわみ変形は十分に抑制される。
When the
また、凹部29は、略円形の開口28を有する一つ一つが独立したものであるので、たとえば線状の溝のように連続したものに比べ、カウンター12の強度の低下を抑制することができる。
Further, since each of the
なお、突起26は、各一つを個別に作製し、ダボのように、下端部を幕板4の上端面部25に埋め込んで取り付けることもできるが、取付作業を考慮すると、図4(b)に示したように、複数の突起26を一定間隔で備えた帯状の部品30を採用することが好ましい。帯状の部品30を幕板4の上端面に取り付けることによって、突起26は、一定間隔で幕板4の上端面部25に簡便かつ容易に取り付けることができる。
In addition, each protrusion 26 can be produced individually and can be attached by embedding the lower end portion in the upper
帯状の部品30では、幕板4の厚みに略一致する幅を有する、薄い帯状の基材31に複数の突起26が一定間隔で設けられ、各突起26は基材31と一体に形成されている。基材31には、たとえば、木口テープなどを利用することができ、この場合、木口テープの裏面に設けられた粘着剤によって幕板4の上端面に貼り付けて固定することができる。突起26の取付作業はより簡便かつ容易になる。
In the band-shaped
また、突起26は、熱可塑性樹脂から形成することが好ましい。熱可塑性樹脂から形成された突起26は、弾性変形が可能であり、幕板4にたわみ変形が起こるような外力が加わる際に、突起26に加わる荷重負荷を軽減することができる。幕板4のたわみ変形の抑制を安定して実現することができる。
Further, the protrusion 26 is preferably formed from a thermoplastic resin. The protrusions 26 formed from the thermoplastic resin can be elastically deformed, and the load applied to the protrusions 26 can be reduced when an external force is applied to the
さらに、凹部29については、内周面32の形状を、突起26の側面33である円錐面をその外側から包み込むことができるような間口の大きい紡錘形状とすることが好ましい。このようにすることによって、突起26を凹部29に挿入する際に、幕板4とカウンター12の配置位置などに起因する寸法公差を吸収することができ、突起26の凹部29への挿入が容易となり、しかも挿入を確実に行うことが可能となる。また、凹部29の形成に高い加工精度が要求されずにすむ。凹部29の形成は、カウンター12の成形と同時に行っても、成形後に行ってもどちらでもよい。
Further, it is preferable that the
また、本発明のキャビネットにおける幕板の変形抑制構造では、突起26を、カウンター12の前端側の裏面部27に設け、凹部29を幕板4の上端面部25に設けることもできる。この場合、突起26は、カウンター12の前端側の裏面部27から下方に突出し、凹部29は、幕板4の上端面部25の下方にくぼむように設けられる。このようにしても、幕板4のたわみ変形を上記実施形態と同様に抑制することが可能である。
In the curtain plate deformation suppressing structure in the cabinet of the present invention, the protrusion 26 can be provided on the
さらに、本発明のキャビネットにおける幕板の変形抑制構造では、突起26や凹部29を一定間隔に設けるばかりでなく、幕板4の上端面部25に設ける間隔と、カウンター12の前端側の裏面部27に設ける間隔とが同じであれば、突起26同士の間隔および凹部29同士の間隔は一定ではなく、任意とすることもできる。
Further, in the curtain plate deformation suppressing structure in the cabinet of the present invention, not only the projections 26 and the
そして、本発明のキャビネットにおける幕板の変形抑制構造は、洗面化粧台ばかりでなく、厨房装置などに備え付けられるキャビネットに対しても同様に適用することが可能である。 And the deformation | transformation suppression structure of the curtain in the cabinet of this invention can be similarly applied not only to a vanity but also to the cabinet with which a kitchen apparatus etc. are equipped.
2 キャビネット
3 前面
4 幕板
12 カウンター
13 天板
25 上端面部
26 突起
27 カウンターの前端側の裏面部
28 開口
29 凹部
30 帯状の部品
2
Claims (2)
前記幕板の上端面部には、略円錐状の突起を所定間隔で備えた帯状の部品または前記突起の進入が可能であり、略円形の開口を有する凹部が所定間隔で設けられ、前記カウンターの前端側の裏面部には、前記突起または前記凹部に対向する位置に、前記突起の進入が可能であり、略円形の開口を有する凹部または略円錐状の突起を所定間隔で備えた帯状の部品が設けられ、前記各突起が対向する前記凹部の一つに入り込み、係合し、幕板のたわみ変形が抑制される
ことを特徴とするキャビネットにおける幕板の変形抑制構造。 A counter is attached to the upper end of a box-shaped cabinet that opens upward as a top plate, and a curtain plate deformation suppressing structure in a cabinet provided with a curtain plate that forms a front upper end of the cabinet directly below the counter,
The upper end face of the curtain plate is capable of strip-like parts or ingress of said projections having a substantially conical projections at predetermined intervals, the recess having a substantially circular opening provided at predetermined intervals, the counter the back surface of the front end side, at a position opposite to the projection or the recess, it is possible to enter the projection, a strip-shaped part provided with a recess or a substantially conical protrusion having a substantially circular opening at predetermined intervals are provided, enters into one of the recesses in which the respective projections are opposed, engaging, deformation suppressing structure curtain plate in the cabinet, characterized in that the bending deformation of the curtain plate is suppressed.
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