JP5847879B2 - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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本発明は、画像に生じるノイズを低減する技術に関し、特に画像の行毎に生じるノイズを低減する技術に関する。
従来、ガラス基板上に成膜、形成したアモルファスシリコンやポリシリコンを材料とした平面検出器を用いたX線画像撮影装置が知られている。この平面検出器で撮像された原画像データには、入射したX線から変換された純粋な信号成分に加えて、画像の行毎に発生するノイズ成分が含まれている。平面検出器では、同一画素行に存在する半導体スイッチをON/OFFすることにより画像信号として読み出す。この場合、ON/OFFするためのゲート信号の時間的な変動が、画像の行毎に発生するノイズの発生原因の一つと考えられている。
画像の行毎に発生する線状のノイズ(特許文献1では「横引きノイズ」と呼ばれている)の抑制方法に関しては、特許文献1(図3など)に開示されている。
特許文献1に記載されているノイズ抑制技術は画像の列方向にハイパスフィルタ処理を行い、行方向にローパスフィルタ処理を行い画像の行毎に発生するノイズ成分を抽出している。そして、抽出したノイズ成分を原画像データから減算している。
特開2003−204955号公報
しかしながら、特許文献1に開示される方法では、「横引きノイズ」だけでなく被写体を構成する信号成分を含んでいる。特に、前記被写体領域の画像上で、画素値の値が急峻に変化している領域で、被写体の信号成分を含んでいる。そのため、特許文献1に開示される「横引きノイズ」は撮影した被写体の影響を受ける。したがって、画像信号のS/N比を劣化させるという課題がある。
また、一般的に読み出し速度を上げるため、平面検出器を複数の領域に分割し、分割された領域毎に別々の増幅器で、画像信号を読み出す方法が取られている。しかし、増幅器に特性の違いがあるために、ノイズ量も増幅器毎に異なるという課題がある。
本発明に係る画像処理装置は、X線を原画像データに変換する平面検出器と、前記原画像データ対して列方向にハイパスフィルタ処理を実行して第1の画像データを得るフィルタ手段と、前記第1の画像データにおける同一画素行内の画素値の変動を示す統計量に基づいて前記変動が大きい画素に対して画素値を小さくする処理を行い該処理後の第1の画像データを前記原画像データの対応する各画素の値から減じて処理後画像データを得る処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像の行毎に発生するノイズを抑制でき、画像信号の劣化を低減できる。
画像処理システムのブロック図である。 画像処理装置の回路構成を示す図である。 第1実施形態の処理の流れを示す図である。 列方向フィルタの係数例を示す図である。 行方向フィルタの係数例を示す図である。 平面検出器を列方向に3分割した図である。 フィルタ画像データと統計値の関係を示す図である。 処理効果を説明するための図である。 平面検出器を列方向に3分割した図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像処理装置及び方法の好ましい実施形態について詳説する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されるものではない。
[第1実施形態]
図1に、画像処理システム1の機器構成例を示す。
X線発生部2は、曝射スイッチ3が押されるタイミングに基づいてX線を被験者4に曝射する。被験者4を透過したX線は平面検出器5で原画像データとして取得される。
平面検出器5は、マトリックス状に配列された複数の画素から構成される。そして各画素には、入射したX線量に比例した電荷を蓄積するコンデンサと、このコンデンサから電荷を読み出すための半導体スイッチとが設けられている。
平面検出器5は読出し回路を備え、読出し回路はマトリクス状に配置された画素の行毎に順次、前記半導体スイッチをON/OFFしていく。前記半導体スイッチのONにより取り出された電荷は,マトリクス状に配置された画素の行毎に読み出され、A/D変換することでディジタル化された画像信号として取り出される。この画像信号の値は画素値として、各画素の位置と関連付けた原画像データとして取得される。つまり、原画像データは、マトリクス状に配置された各画素に対応する画素値の値を含むデータある。
また、原画像データは各画素の位置と画素値を関連付けたデータであるため、画素が配置された位置に対応して画素値を前記画像データから選択できるものである。
平面検出器5で取得した原画像データに基づく画像を表示するための表示部6を画像処理システムは備える。また、画像処理システム1全体を制御する制御部7を備える。制御部7は図示しないCPU8及びメインメモリ9を備える。
CPU8は、主として画像処理システム1の各構成要素の動作を制御する。メインメモリ9は、CPU8が実行する制御プログラムを格納したり、CPU8によるプログラム実行時の作業領域を提供したりする。磁気ディスク10は、オペレーティングシステム(OS)、周辺機器のデバイスドライブ、後述する画像処理等を行うためのプログラムを含む各種アプリケーションソフト等を格納する。
図2は、画像処理装置11におけるデータの流れを示すブロック図である。
平面検出器5で取得した原画像データf(x、y)に対して、フィルタ手段としてのフィルタ回路12はフィルタ処理を実行してフィルタ画像データpf(x、y)を得る。
今後の説明で行方向(「同一画素行の方向」と呼ぶ場合もある。)とは、前記読出し回路が画素から画像信号を読み出すために、選択している画素が連なる画素行の方向である。一方、列方向とは画素行と直交する方向である。例えば、図3に示すように、M行、N列のマトリクス状に配置された画素であれば、画素の座標を(x、y)として、yの値を固定ymとして、xの値を変更した場合に選択されている座標が連なる方向を行方向とする。一方、xの値を固定として、yの値を変更した場合に選択されている座標が連なる方向を縦方向とする。f(x、y)は、座標(x、y)の画素に対応する画素値の値を示す。
そして、統計量計算手手段としての統計量計算回路13は、フィルタ画像データpf(x、y)から後述するノイズに関連する統計値Dv(x,y)を算出する。また、処理手段としての処理回路14は、後述するように第1の画像データpf(x、y)から統計値Dv(x,y)に基づいて算出したノイズの量を示すN1(x,y)を算出する。そして、原画像f(x、y)からノイズの量を示すN1(x,y)を減じて処理後画像データp(x、y)を得る。
次に、図3のフローチャートを用いて、制御部7がどのように画像処理システム1を制御しているかについて説明する。なお、図3に示される処理は、CPU8がメインメモリ9に格納されているプログラムを実行することにより実現される。
ステップS301において、CPU8は平面検出器5から原画像データf(x、y)を読み出す。或いは、CPU8は、画像処理システム1に接続された記憶装置、例えばFDD、CD−RWドライブ、MOドライブ、ZIPドライブ等の各種記憶媒体から原画像データを読み取る。
ステップS302において、CPU8はフィルタ回路12に原画像データf(x、y)を入力する処理を行う。そして、原画像データf(x、y)に対して、列方向にハイパスフィルタ処理処理を実行するように、フィルタ回路12を制御して第1の画像データpf(x、y)を得る。
ここで図4は列方向のハイパスフィルタのフィルタ係数、図5は行方向のローパスフィルタのフィルタ係数である。図4と図5において、縦方向のフィルタサイズと横方向のフィルタサイズは7であるが、これに限定されるものではない。また、縦方向のハイパスフィルタと横方向のローパスフィルタはFIR型フィルタであるが、これに限定されるものではなく、例えばIIR型フィルタでもよい。
前記画素行の方向に発生するノイズは、画素行毎で値が変動するため、縦方向のハイパスフィルタ処理を実行することで抽出される。
ステップS303において、CPU8は統計量計算回路13に第1の画像データpf(x、y)を入力する処理を行う。そして、各画素の座標(x、y)に対してそれぞれ統計値Dv(x,y)を得るように、統計量計算回路12を制御する。
ステップS204において、CPU8は処理手段としての処理回路14を制御して、処理後画像データp(x、y)を得る。
図6は処理後画像データp(x、y)を得るための説明図である。
図6において、200は第1の画像データpf(x、y)を示しており、原画像データの画像サイズがM行、N列であれば、第1の画像データpf(x、y)の画像サイズもM行、N列となる。また、Pf(x,y)は第1の画像データpf(x、y)の座標(x,y)の値、201はy行の値だけを取り出した図を示す。202はy行の統計値Dv(x,y)である。統計値Dv(x,y)は、例えば図5に示したように、Pf(x−2,y)からPf(x+2,y)の5個の値を用いて計算した分散値である。しかし、それに限定されるものではなく、平均値、標準偏差等の統計値でもよい。即ち、同一行内から算出される分散値、平均値、標準偏差であればよく、各画素の座標から一定範囲の画素の座標に対応する第1の画像データpf(x、y)に基づいて算出される。これにより、同一行内での画素値の値の変動が座標毎に統計量としてあらわされることになる。
そして、任意の座標(x,y)のノイズ成分N1(x,y)は、例えば下記の式で計算される。
Figure 0005847879
ここで、aは係数であり、Dmは予め測定して記憶しておいた平面検出器5のノイズに関する量である。予め測定して記憶したDmに関しては、後で説明する。また、通常、aの値は1程度であるが、aを小さくするとノイズ成分を示すN1(x,y)の値が小さくなる。a=1の場合で、Dv(x、y)つまりエッジ成分のない場合には、pf(x、y)が原画像データから減算されることになる。pf(x、y)は統計的にDmに近い値であるため、線状のノイズ成分が減算されることになる。
ただし、(1)式に限定されるものではなく、統計値Dv(x,y)の絶対値が大きくなるとノイズ成分の値N1(x,y)の絶対値が小さくなり、統計値Dv(x,y)の絶対値が小さくなるとノイズ成分の値N1(x,y)の絶対値が大きくなるいかなる算出方法を用いてもよい。
このような算出方法をもちいると、同一画素行内で画素値の変動が大きな領域(撮像された被写体の領域のエッジ部分に例えば相当する)ではノイズ成分の値N1(x,y)の絶対値が小さくなる。これにより、ノイズ成分の値N1(x,y)を原画像データf(x、y)から減算しても被写体領域のエッジ成分を壊さない効果を有する。逆に、同一画素行内で画素値の変動が小さな領域ではノイズ成分の値N1(x,y)の絶対値が大きくなる。
また、原画像データf(x、y)に対して、縦方向はハイパスフィルタ処理、横方向はローパスフィルタ処理を実行するように、フィルタ回路11を制御して第1の画像データpf(x、y)を得るように構成してもよい。この場合には、同一画素行内のノイズ成分の値を減衰できる。すなわち、同一画素行であっても各列におけるノイズの大きさは一様ではない。
上述したように、ここで図5は横方向のローパスフィルタのフィルタ係数の例である。
そして、原画像データf(x、y)からノイズ成分の値N1(x,y)を減じることにより処理後画像データp(x、y)が得られる。
次に、予め測定して記憶するDmについて説明する。予め測定して記憶するDmは、X線を曝射しない状態で平面検出器5から読み出した原画像データから計算した統計値である。ここで統計値は例えば、X線を曝射しないで平面検出器5から読み出した原画像データの行毎に横行方向の平均値を計算し、全ての平均値の分散を計算した値の係数倍である。
従って、X線を曝射しないで平面検出器5から読み出した画像の画素値をPd(x,y)とすると、任意のy行の平均値Av(y)は下記式で計算できる。
Figure 0005847879
また、予め測定して記憶する統計値Dmは下記式で計算できる。
Figure 0005847879
ここで、cは係数であり、
Figure 0005847879
はAv(y)の平均値である。ただし、Dmは分散値に限定されるものではなく、平均値や標準偏差等の統計値であればよい。また、記憶するDmを測定するタイミングは、例えば工場出荷時、機器の設置時等が考えられるが、これに限定されるものではなく、ノイズを抑制する前ならば何れのタイミングで行ってもよい。通常、cの値は3程度であるが、これに限定されるものではない。
Dmを記憶したおき、式(1)で示すようにノイズ成分の判断に用いているのが一つの特徴である。Dmは上述のように、平面検出器5では、同一画素行に存在する半導体スイッチをON/OFFすることにより画像信号として読み出す。この場合、ON/OFFするためのゲート信号の時間的な変動が、画像の行毎に発生するノイズの発生原因の一つと考えられている。
したがって、撮影物がない状態で線状ノイズからDmを算出しておくと、純粋にON/OFFするためのゲート信号の時間的な変動に起因する成分を抽出することができるものである。これにより、線状のノイズ成分のみを有為に抽出する効果を有する。また、上述のaは、X線の曝射時の線量を制御部7又はX線発生部2から取得しておき、決定するとより効果的である。
[第2実施形態]
次に、第1のノイズ成分の値N1(x,y)を変更して第2のノイズ成分の値N2(x,y)を得る場合について説明する。第2のノイズ成分の値N2(x,y)は第1のノイズ成分の値N1(x,y)を閾値処理したものであり、bを係数とすると、
Figure 0005847879
の式で表される。通常、bの値は1程度であるが、bを小さくすると第2のノイズ成分の値N2(x,y)が小さくなる。
図7に、第1のノイズ成分の値N1(x,y)と第2のノイズ成分の値N2(x,y)の関係を示す。図6に示す様に、第1のノイズ成分の値N1(x,y)の絶対値が所定値を超えると、第2のノイズ成分の値N2(x,y)の絶対値はそれ以上大きくならないように制限される。ただし、閾値処理はこれに限定されるものではなく、第1のノイズ成分の値N1(x,y)の絶対値が所定値を超えると、第2のノイズ成分の値N2(x,y)が制限されればよい。例えば、
Figure 0005847879
でも構わない。この場合、第2のノイズ成分の値は定数となる。
次に、図8を用いて処理の流れとともに処理効果を説明する。
原画像データを画像として表示した(a)は胃を撮影した原画像データの各画素値を図として表現したものであり、同一画素行内に線状のノイズが含まれている。この線状のノイズは行毎にランダムな位置に表れ、またノイズ成分の値もランダムに変化する。
フィルタ画像データfp(x、y)の値を表示した画像が(b)である。画像(b)は線状のノイズ成分を含むが、被写体の画像成分も含む。特に、被写体の横方向の輪郭成分が多く含まれる。
一般に、表示される画像データの画素値が10ビットの場合、線状のノイズ成分の値は±10以内なのに対して、フィルタ画像データ内の被写体のエッジ成分は±100以上になる場合もある。従って、オリジナル画像(1)からフィルタ画像(2)を減算すると、被写体の輪郭部分が影響を受けて画像が劣化してしまう。
第1のノイズ成分の値N1(x,y)を図表化した図が(c)である。第1のノイズ成分の値N1(x,y)は同じ行でほぼ同じ値であるのに対し、被写体の成分は被写体の輪郭部で大きく変化する。そのため、フィルタ画像データの分散値が小さい座標に対応する第1のノイズ成分の値がそのまま残り、被写体の輪郭部等でフィルタ画像データの分散値が大きく変化すると局所的な分散値が大きくなる。これにより、第1のノイズ成分の値が小さくなる。しかし、第1のノイズ成分の値にはそれでも被写体の成分が残ってしまう。
第2のノイズ成分の値N2(x,y)を図表化した図が(d)である。既に説明した様に、第1のノイズ量N1(x,y)が予め定まる値以上になると、第2のノイズ量N2(x,y)はそれ以上大きくならない様に制限される。従って、被写体の成分が殆ど無くなるが、線状のノイズ成分は残る。
処理後画像データp(x、y)の値を表示した画像が(e)である。減算する第2のノイズ成分は被写体の信号成分を減じられたものである。そのため、処理後画像データp(x、y)では被写体の画像信号を劣化を抑制でき、線状のノイズの抑制効果を高めることができる。そのため、原画像データよりもS/N比の改善された処理後画像データが得られる。
[第2実施形態]
第2実施形態を説明する。
図9は、読み出し速度を上げるため、図1の平面検出器5を列方向に3分割したものであり、領域41、領域42、領域43に分割している。そして、分割した領域41内の画素は増幅器61、分割した領域42内の画素は増幅器62、分割した領域43内の画素は増幅器63で増幅される。しかし、増幅器に特性の違いがある為に、線状のノイズ成分の値も増幅器毎に異なる増幅率で増幅される。そのため、第2実施例ではノイズ抑制処理を増幅器毎に行う。
ノイズ抑制処理を増幅器毎に行うためには、既に説明した図2のフローチャートにおいて、第2のノイズ成分の値N2(x,y)を増幅器単位に求めればよい。それ以外の処理は第1実施例と同じである。
図9において、領域41の第2のノイズ成分の値Nb2(x,y)は、係数をcとすると、N1(x,y)が−c・Dm以上、かつN1(x,y)がc・Dm以下を満たす場合のN1(x,y)を平均化した値である。
数式で表せば、下記式で表される。
Figure 0005847879
ここで、Avr(N1(x,y))はN1(x,y)の平均値を示す。また、Dmは第1実施例で説明した、予め測定して記憶した平面検出器から得られるDmである。
そして、これを領域42、領域43に対して同じ計算を行い、領域毎に計算したNb2(x,y)をオリジナル画像から減算することによりノイズ抑制処理を行う。
第2実施例では、平面検出器を3分割した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、2つに分割してもよいし、もっと多くの領域に分割してもよい。
また、予め測定して記憶するDmは、増幅器単位に測定して記憶していてもよい。
従って、第2実施例によれば、増幅器の特性の違いによって生じるノイズ成分の値の変動を、増幅器毎に計算して補正するために、X線画像を劣化させることなく、ノイズを抑制することができる。
[その他の実施形態]
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したコンピュータプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
コンピュータプログラムを供給するためのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。
5 平面検出器
11 画像処理装置
12 フィルタ回路
13 統計量計算回路
14 処理回路

Claims (13)

  1. X線を原画像データに変換する平面検出器と、
    前記原画像データに対して列方向にハイパスフィルタ処理を実行して第1の画像データを得るフィルタ手段と、
    前記第1の画像データにおける同一画素行内の画素値の変動を示す統計量に基づいて前記変動が大きい画素に対して画素値を小さくする処理を行い、該処理後の第1の画像データを前記原画像データの対応する各画素の値から減じて処理後画像データを得る処理手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記フィルタ手段は、前記処理手段が処理を実行する前に、前記原画像データの同一画素行の方向にローパスフィルタを実行して前記第1の画像データを得ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記処理手段は、前記統計量の大きさが大きくなるに従い、前記第1の画像データの画素値の値を小さくすることを特徴とする請求項1叉は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記統計量の値が、予め定まる値以上の場合は前記変動が大きい画素の画素値を定数とすることを特徴とする請求項1叉は2に記載の画像処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記統計量の値が、予め定まる値以上の場合は前記変動が大きい画素の画素値を0とすることを特徴とする請求項1叉は2に記載の画像処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記第1の画像データにおける同一画素行内の所定の範囲毎に統計量を算出する処理を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記平面検出器は、列単位で複数の増幅器を有し、前記統計量は読み出した増幅器単位で算出されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記統計は分散値、平均値、標準偏差のいずれか一つであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記平面検出器は、マトリックス状に配置された画素の行毎に順次信号を読み出す読出し回路を更に備え、
    前記読出し回路は画像信号を原画像データに変換するためのA/D変換手段を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. マトリックス状に配列された複数の画素から構成される平面検出器から行毎で読み出された原画像データに対する画像処理方法であって、
    前記原画像データに対して列方向にハイパスフィルタ処理を実行して第1の画像データを得るフィルタ工程と、
    前記第1の画像データにおける同一画素行内の画素値の変動を示す統計量に基づいて前記変動が大きい画素に対して画素値を小さくする処理を行い、該処理後の第1の画像データを前記原画像データの対応する各画素の値から減じて処理後画像データを得る処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  11. コンピュータに、マトリックス状に配列された複数の画素から構成される平面検出器から行毎で読み出された原画像データに対する画像処理方法を実行させるプログラムであって、
    前記原画像データの画素値に対して列方向にハイパスフィルタ処理を実行して第1の画像データを得るフィルタ工程と、
    前記第1の画像データにおける同一画素行内の画素値の変動を示す統計量に基づいて前記変動が大きい画素に対して画素値を小さくする処理を行い、該処理後の第1の画像データを前記原画像データの対応する各画素の画素値から減じて処理後画像データを得る処理工程と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  12. コンピュータに、マトリックス状に配列された複数の画素から構成される平面検出器から行毎に読み出された原画像の画素値に対する画像処理方法を実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記原画像データの画素値に対して列方向にハイパスフィルタ処理を実行して第1の画像データを得るフィルタ工程と、
    前記第1の画像データにおける同一画素行内の画素値の変動を示す統計量に基づいて前記変動が大きい画素に対して画素値を小さくする処理を行い、該処理後の第1の画像データを前記原画像データの対応する各画素の画素値から減じて処理後画像データを得る処理工程と、
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 入射したX線に基づく画像信号を、マトリックス状に配列された複数の画素から構成される平面検出器から行毎で読み出した原画像データf(x、y)に対する画像処理方法であって、
    X線が入射していないときに前記平面検出器から行毎で読み出された画像データから行毎に同一画素行内の画素値の変動を示す第1の統計量Dmを計算する工程と、
    前記原画像データf(x、y)の画素値に対して列方向にハイパスフィルタ処理を実行して第1の画像データPf(x,y)を得るフィルタ工程と、
    前記第1の画像データPf(x、y)における同一画素行内の画素値の変動を示し、同一画素行内の画素毎に算出した第2の統計量Dv(x、y)を算出する工程と、
    座標(x,y)、定数aをもって、線状ノイズに関する成分N1(x,y)を、下記の式で計算する工程と、
    Figure 0005847879

    前記原画像データf(x、y)の対応する各画素の値から線状ノイズに関する成分N1(x,y)を減じて処理後画像データp(x、y)を得る処理工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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