JP5845752B2 - 音響効果付与装置およびピアノ - Google Patents
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本発明は、アコースティックピアノの自然な感じを残しつつ、その発音に音響効果を付与することを目的とする。
[全体構成]
図1は、本発明の実施形態におけるグランドピアノ1の外観を示す斜視図である。グランドピアノ1は、その前面に演奏者によって演奏操作がなされる鍵2が複数配列された鍵盤、およびペダル3を有する。また、グランドピアノ1は、前面部分に操作パネル13を有する音源装置10、および譜面台部分に設けられたタッチパネル60を有する。ユーザの指示は、操作パネル13およびタッチパネル60が操作されることにより、音源装置10に対して入力可能になっている。
図2は、本発明の実施形態におけるグランドピアノ1の内部構造を説明する図である。この図においては、各鍵2に対応して設けられている構成については、1つの鍵2に着目して示し、他の鍵2に対応して設けられている部分については記載を省略している。
また、響板7には、振動部50が接続されている。振動部50は、響板7に対して振動を伝達するアクチュエータと、アクチュエータを駆動する駆動回路とを有する。この駆動回路は、音源装置10から出力される駆動波形信号を増幅してアクチュエータに供給することにより、アクチュエータを駆動波形信号が示す波形で振動させる。また、振動部50は、直支柱9に接続された支持部55によって支持されて、響板7に接続されている。なお、振動部50は、支持部55を用いずに響板7によって支持されるようにしてもよい。この場合には、振動部50は、駆動波形信号に応じた振動を慣性力によって響板7に伝達する。
図4は、本発明の実施形態における音源装置10の構成を示すブロック図である。音源装置10は、制御部11、記憶部12、操作パネル13、通信部14、信号発生部15、およびインターフェイス16を有する。これらの各構成はバスを介して接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などの記憶装置を有する。制御部11は、記録装置に記憶されている制御プログラムに基づいて、音源装置10の各部およびインターフェイス16に接続された各構成を制御する。この例においては、制御部11は、制御プログラムを実行することにより、音源装置10および音源装置10に接続された構成の一部を、音響効果付与装置100(図5参照)として機能させる。
インターフェイス16は、音源装置10と外部の各構成とを接続するインターフェイスである。インターフェイス16に接続される各構成は、この例においては、鍵センサ22、ペダルセンサ23、ハンマセンサ24、鍵駆動部30、ストッパ40、振動部50およびタッチパネル60である。インターフェイス16は、鍵センサ22、ペダルセンサ23、ハンマセンサ24から出力される検出信号、およびタッチパネル60から出力される操作信号を、制御部11に出力する。また、インターフェイス16は、制御部11から出力された制御信号を鍵駆動部30およびストッパ40に出力し、信号発生部15から出力された駆動波形信号を振動部50に出力する。
続いて、制御部11が制御プログラムを実行することにより機能する音響効果付与装置100について説明する。なお、この制御プログラムは、発音モードが音響効果付与モードであるときに実行されるプログラムである。
図5は、本発明の実施形態における音響効果付与装置100の機能構成を示すブロック図である。音響効果付与装置100は、特定部110、検出部120、信号出力部130、信号伝達部140および設定部200を有する。図5に示すように、鍵2が操作されると、ハンマ4が弦5を打撃し、弦5が振動する。また、鍵2の操作、ペダル3の操作によりダンパ8が動作する。ダンパ8の動作により、弦5の振動の抑制状態が変化する。
続いて、信号出力部130における詳細な機能構成について図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施形態における信号出力部130の機能構成を示すブロック図である。信号出力部130は、制御部11によって実現される発音制御部131、信号発生部15により実現される正弦波発生部132、エンベロープ調整部133、および合成部134を有する。この例においては、正弦波発生部132は、基音OSC(Oscillator)、2倍音OSC、3倍音OSCおよび4倍音OSCを有する。基音OSC、2倍音OSC、3倍音OSCおよび4倍音OSCは、それぞれ、発音制御部131の制御にしたがって正弦波信号を出力する。
発音制御部131は、特定部110によって特定された設定情報、および検出部120によって出力された楽音制御情報に基づいて、正弦波発生部132およびエンベロープ調整部133の動作を制御する。すなわち、発音制御部131によってエンベロープ調整部133から出力される正弦波信号の周波数、振幅などが制御される。
なお、このパラメータは、ずれ量を周波数で表したものであってもよいし、ピッチの周波数そのものによって定められていてもよい。
ベロシティ調整については、適用されるベロシティカーブを示すパラメータ(va1、va2、・・・)として定められている。
倍数については、基音OSCにおいて発生させる正弦波信号の周波数と、上記基音ピッチとの関係とを定めるパラメータ(mp1、mp2、・・・)として定められている。通常は、基音OSC鍵テーブルにおいては、全てのキーナンバに対して「1倍」として定められ、2倍音OSC鍵テーブル、3倍音OSC鍵テーブル、4倍音OSC鍵テーブルにおいては「2倍」、「3倍」、「4倍」として定められる。
ピッチについては、基音OSCにおいて発生させる正弦波信号の周波数を、基本特性鍵テーブルによって決められる周波数からシフトさせるパラメータ(ps1、ps2、・・・)として定められている。
なお、基音OSC鍵テーブルにより規定される基音OSCから出力される正弦波信号は、これらのパラメータの組み合わせで定められる場合に限らず、様々な態様で定めることができる。
なお、基音AEG鍵テーブルにより規定されるエンベロープは、これらのパラメータの組み合わせで定められる場合に限らず、様々な態様で定めることができる。
以上が、音響効果付与装置100の機能構成についての説明である。
続いて、本発明の実施形態におけるグランドピアノ1の動作例について説明する。まず、ユーザは、タッチパネル60を操作して、演奏モードを通常演奏モードとし、発音モードを音響効果付与モードとして設定する。また、ユーザは、タッチパネル60を操作して、記憶部12に記憶された複数の設定情報のうち、ユーザが所望する内容が規定された設定情報を選択する。
まず、ユーザは、音響効果付与装置100によって付与される音響効果を設定する指示を入力する。ここでは、基本特性鍵テーブルにおける主音量(volume)を設定する指示が行われた場合について説明する。ユーザにより主音量を設定する指示が行われると、設定部200は、制御部11によりタッチパネル60に図11に示す設定画面を表示させる。
設定部200は、このようにして設定されたキーナンバと主音量との関係になるように、ユーザによって選択された設定情報に規定されたパラメータを更新して記憶部12に記憶させる。なお、設定部200は、このようにパラメータが更新された設定情報を新たな設定情報として記憶部12に記憶させてもよい。
この駆動波形信号は、ハンマ4によって打撃された弦5についての基本周波数、およびインハーモニシティを考慮した2倍音の周波数、3倍音の周波数、および4倍音の周波数の正弦波信号を合成した信号である。
さらに、ユーザの指示に応じて、駆動波形信号に含まれる正弦波信号の特徴を様々に設定して記憶させることができるから、様々な音響効果を付与するテンプレートを作っておくことができる。また、響板7の振動特性、弦5の基本周波数などが異なるグランドピアノ1において音響効果付与装置100が用いられたとしても、これらの諸特性に応じて設定情報の内容を変更することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は以下のように、さまざまな態様で実施可能である。
[変形例1]
上述した実施形態においては、設定部200は、ユーザがタッチパネル60を操作して、設定情報におけるキーナンバと主音量との関係を設定していたが、別の態様により設定されるようにしてもよい。一つの態様としては、ユーザによって入力された指示(自動設定指示)により、設定部200が測定信号を発生させ、信号伝達部140を介して弦5に測定信号を伝達させ、測定信号による弦5の振動態様に基づいて、キーナンバと主音量との関係を設定する。この場合の構成について、図12、図13を用いて説明する。
ペダル駆動部31は、インターフェイス16を介して音源装置10と接続され、音源装置10からの制御信号に応じてペダル3を押下させる駆動をする。これにより音源装置10は、ダンパ8と弦5との接触状態を制御する。なお、ダンパ8と弦5との接触状態を制御できればよいから、ペダル3を介さずにダンパ8を直接駆動する構成であってもよい。以下に説明する変形例3においても同様である。
なお、本変形例におけるマイクロフォン80およびペダル駆動部31を含む構成について、実施形態における図4に対応するブロック図については記載を省略する。
設定部200Aは、ユーザによって入力された指示(自動設定指示)により、信号発生部15により測定信号を発生させて振動部50に出力し、振動部50を測定信号により振動させる。測定信号は、この例においては、ホワイトノイズである。このとき、設定部200Aは、ダンパ8と弦5とが非接触状態になるように、ペダル3を駆動させる。設定部200Aは、弦5の振動による発音をマイクロフォン80により収音し、収音信号の周波数分布に基づいて信号伝達部140における周波数特性を、制御部11によって算出する。そして、設定部200Aは、この周波数特性の逆特性に対応するように、設定情報におけるキーナンバと主音量との関係を、制御部11によって設定する。このとき、周波数特性における周波数値は、キーナンバに対応する弦5の基本周波数に対応するようにして設定する。このように設定することにより、実施形態の動作例において示した態様(図11(b))に相当する設定情報とすることができる。
上述した図12に示す構成を有するグランドピアノ1Aにおいて、変形例1における音響効果付与装置100Aとは異なる態様でキーナンバと主音量との関係を設定する音響効果付与装置100Bについて説明する。
また、設定部200Bは、信号出力部130において用いられる測定信号用の設定情報を特定部110に特定させる。この測定信号用の設定情報とは、信号出力部130において出力される駆動波形信号(測定信号)が、駆動された鍵2に対応する弦5の基本周波数の正弦波信号であり、どの鍵2が駆動されても、その正弦波信号の振幅の最大値が一定値になるように規定された設定情報である。すなわち、この例においては、駆動波形信号(測定信号)には、2倍音OSC、3倍音OSC、4倍音OSCからの正弦波信号は含まれない。
上述した図12に示す構成を有するグランドピアノ1Aにおいて、変形例1における音響効果付与装置100A、変形例2における音響効果付与装置100Bとは異なる態様でキーナンバと主音量との関係を設定する音響効果付与装置100Cについて説明する。
変形例3については、変形例2における場合と、楽音制御情報が、鍵2を駆動した結果として検出部120から出力されるか、設定部200Cから出力されるかの違いであるため、設定部200Cについての他の機能について説明を省略する。
上述した実施形態、変形例においては、信号伝達部140における周波数特性の影響を補正するために、設定情報の基本特性鍵テーブルにおける主音量の値を設定していたが、駆動波形信号の振幅を調整するパラメータ(振幅調整値)であれば、他のパラメータにより設定してもよい。例えば、基音OSC鍵テーブル、2倍音OSC鍵テーブル、3倍音OSC鍵テーブル、および4倍音OSC鍵テーブルにおける従音量(level)であってもよい。このようにすれば、基音OSC、2倍音OSC、3倍音OSC、4倍音OSCのそれぞれから出力される正弦波信号のそれぞれに対して音量調整をすることもできる。
上述した実施形態において、設定部200は、音響効果の設定内容については、タッチパネル60において設定画面として表示していたが、鍵2を用いて設定内容が表されるようにしてもよい。例えば、キーナンバに対応した主音量に応じて鍵2を駆動して、鍵2の位置(レスト位置からエンド位置までのいずれかの位置)を変化させればよい。
なお、鍵2に限らず、別の可動部分を設定内容を表す部分として用いてもよい。例えば、ペダル3を駆動するペダル駆動部(不図示)を設け、設定部200は、ペダルに関する設定内容に応じてペダル3の位置を変化させることにより、設定内容を表すようにしてもよい。
上述した実施形態においては、ユーザがタッチパネル60を操作して、付与する音響効果の設定を行っていたが、鍵2を操作して設定するようにしてもよい。この場合には、設定部200は、鍵センサ22からの検出信号に基づいて鍵2の深さ(レスト位置からの移動量)を特定し、操作された鍵2に対応するキーナンバに対応したパラメータを、深さに応じた値に設定すればよい。どのタイミングにおける鍵2の深さを特定するかについては、例えば、ユーザによる操作パネル13の操作のタイミング、ペダル3を踏み込んだタイミング、鍵2の操作後一定時間経過したタイミングなど、予め決められたタイミングとすればよい。
上述した実施形態においては、音響効果付与装置100をグランドピアノに用いた例を説明したが、アップライトピアノに用いてもよい。
このように、音響効果付与装置100については、グランドピアノ、アップライトピアノなどのアコースティックピアノにおいて用いることができる。
上述した実施形態においては、駆動波形信号を弦5に伝達する信号伝達部140は、振動部50、響板7および駒6により構成していたが、別の態様で構成してもよい。例えば、振動部50を駒6に取り付け、駒6を振動させて弦5に駆動波形信号を伝達してもよい。この場合には、信号伝達部140は、振動部50と駒6により構成されることになる。
また、駆動波形信号が直接弦5に伝達されるようにしてもよい。この場合には、以下の構成にすればよい。
上述した実施形態においては、記憶部12には設定情報が複数種類記憶されていたが、1種類の設定情報のみが記憶されていてもよい。この場合には、記憶部12に記憶された設定情報を信号出力部130において用いればよいから、特定部110は不要である。
上述した実施形態において、記憶部12に記憶されている複数種類の設定情報は、音律が対応付けられていてもよい。例えば、平均律用の設定情報、純正律用の設定情報として記憶されていればよい。純正律用の設定情報については、基本音毎に存在するようにすればよい。このようにすれば、ユーザは、ピアノを調律した場合には、調律後の音律に対応する設定情報を選択するようにすればよい。
上述した実施形態においては、正弦波発生部132は、基音OSC、2倍音OSC、3倍音OSCおよび4倍音OSCを有していたが、より多くのOSCを有していていてもよいし、より少ないOSCを有していてもよい。すなわち、正弦波発生部132は、n倍音OSC(nは1以上の整数)を有する構成であればよい。また、基音OSCのみであってもよい。基音OSCのみの場合には、駆動波形信号は弦5の基本周波数の正弦波信号となるが、駆動波形信号が伝達された弦5は、基本周波数の振動成分のみが増加するのではなく、駆動波形信号のエネルギにより倍音成分についても増加する。
上述した実施形態においては、動作例の説明において選択された設定情報は、弦5の基本周波数の正弦波信号、およびインハーモニシティを考慮した2倍音、3倍音、4倍音の周波数の正弦波信号を発生させるものであった。設定情報は、このような態様で正弦波信号を発生させるものに限られない。これによっては、実施形態における動作例で説明した音響効果とは異なる効果が付与されることになるが、ユーザは所望の音響効果に応じて適宜設定情報を選択すればよい。以下、設定情報により発生させる正弦波信号について例示する。
第2の例として、各正弦波信号の周波数を全体的に数セントシフトさせたものであってもよい。
第3の例として、基音OSCからの正弦波信号の出力をせず、2倍音OSC、3倍音OSCおよび4倍音OSCからの正弦波信号の出力のみとしてもよい。この場合には、ハンマ4に打撃された弦5に伝達される駆動波形信号は、基本周波数の正弦波信号は含まれない。なお、2倍音OSC、3倍音OSCおよび4倍音OSCから出力される正弦波信号の周波数については、第1の例のように、インハーモニシティを考慮しない周波数であってもよい。
上述した実施形態においては、複数設けられた振動部50は、それぞれ同じ駆動波形信号により振動するように構成されていたが、異なる駆動波形信号により振動するように構成されてもよい。例えば、複数の振動部50は、振動特性の周波数依存性が互いに異なるアクチュエータを有する構成にする。そして、信号出力部130は、正弦波発生部132から出力される正弦波信号を、その正弦波信号の周波数において効率的に振動するアクチュエータを有する振動部50に出力するようにすればよい。
上述した実施形態においては、エンベロープ調整部133は、基音OSC、2倍音OSC、3倍音OSCおよび4倍音OSCに対応した基音AEG、2倍音AEG、3倍音AEGおよび4倍音AEGを有し、各周波数の正弦波信号に対応してエンベロープの調整が可能であったが、各AEGが同じエンベロープの調整を行うようにしてもよい。この場合には、エンベロープ調整部133を用いず、合成部134から出力される駆動波形信号のエンベロープを調整する構成を設けてもよい。
上述した実施形態においては、設定情報は、テーブルの形式で正弦波信号の周波数などの各パラメータを規定していたが、キーナンバを変数とした演算式など他の形式でパラメータを規定するものであってもよい。設定部200によってキーナンバとパラメータとの関係が設定された場合においては、例えば、図11に示す線VCをn次関数として近似し、その近似された関数を演算式として規定する設定情報が記憶部12に記憶されるようにすればよい。
上述した実施形態においては、検出部120は、鍵2またはハンマ4の挙動を検出して、ハンマ4による弦5の打撃タイミングを特定していたが、別の態様により検出してもよい。例えば、検出部120は、ハンマ4の打撃による弦5の振動を、各弦5に対応して設けたピエゾピックアップ、マグネティックピックアップなどにより検出し、振動が検出された弦5に対応する鍵2の番号を特定し、検出されたタイミングを弦5の打撃タイミングとして特定すればよい。また、検出部120は、マイクロフォンなどにより弦5の振動による音を検出し、その音の周波数分布を解析することにより振動した弦5を特定し、鍵2の番号および打撃タイミングを特定してもよい。
上述した実施形態における各プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、グランドピアノ1は、各プログラムをネットワーク経由でダウンロードしてもよい。
Claims (5)
- 複数の鍵、前記鍵に対応して設けられた弦、および前記鍵の操作により当該鍵に対応する弦を打撃するハンマを有するピアノに用いられる音響効果付与装置であって、
前記ハンマによる前記弦への打撃を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記打撃された弦の基本周波数に対応する周波数の正弦波信号を出力する信号出力手段と、
前記出力された正弦波信号を前記弦に伝達する信号伝達手段と、
前記信号出力手段から出力される正弦波信号の振幅を決定するための振幅調整値を、前記弦ごとに設定する設定手段と
を具備し、
前記信号出力手段は、前記設定手段によって設定された振幅調整値に基づいて前記正弦波信号の振幅を制御する
ことを特徴とする音響効果付与装置。 - 前記設定手段は、
ユーザの操作を受け付ける操作手段を有し、
前記受け付けられた操作に応じて前記振幅調整値を設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の音響効果付与装置。 - 前記設定手段は、
前記弦の振動を検出する振動検出手段を有し、
前記弦に対応する測定信号を前記信号伝達手段により当該弦に伝達させ、
前記振動検出手段によって検出された当該弦の振動の態様に基づいて当該弦ごとの前記振幅調整値を設定する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響効果付与装置。 - 前記測定信号は、前記信号出力手段によって出力される正弦波信号であり、
前記設定手段は、前記測定信号の振幅と前記弦の振動の振幅との関係に基づいて、前記振幅調整値を設定する
ことを特徴とする請求項3に記載の音響効果付与装置。 - 複数の鍵と、
前記鍵に対応して設けられた弦と、
前記鍵の操作により当該鍵に対応する弦を打撃するハンマと、
前記ハンマによる前記弦への打撃を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて、前記打撃された弦の基本周波数に対応する周波数の正弦波信号を出力する信号出力手段と、
前記出力された正弦波信号を前記弦に伝達する信号伝達手段と、
前記信号出力手段から出力される正弦波信号の振幅を決定するための振幅調整値を、前記弦ごとに設定する設定手段と
を具備し、
前記信号出力手段は、前記設定手段によって設定された振幅調整値に基づいて前記正弦波信号の振幅を制御する
ことを特徴とするピアノ。
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