JP5844345B2 - 営業支援システム、営業支援方法、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

営業支援システム、営業支援方法、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、顧客へのサービスを向上させるための営業支援システム、営業支援方法、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
上記技術分野において、特許文献1には、種々の保険業務において、蓄積された顧客データおよび営業活動データを参照して、顧客をパターン分類して営業担当者に対しそれぞれのパターンに相応しい顧客とのコンタクト内容をアドバイスする技術が開示されている。また、特許文献2には、満期による更改予定期間を検索してカレンダーに出力し、満期の前後の所定期間に更改を完了したことを表わす契約更改フラグを使って管理する技術が開示されている。
特開2003-281354号公報 特開2012-018460号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、個別の案件処理、例えば満期の更改処理、についてスケジューリングあるいはアドバイスをするのみである。したがって、各案件処理時の複数タイミングにおける顧客とのコンタクトをあらかじめスケジューリングして、営業担当者による営業活動をきめ細かく支援することができなかった。その結果、顧客へのサービスが遅延したり滞ったりしてしまう。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を格納する顧客データベースと、
前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理手段と、
を備え、
前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を顧客データベースに格納する格納ステップと、
前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理ステップと、
を含み、
前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を顧客データベースに格納する格納ステップと、
前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラムであって、
前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る営業支援システムは、
顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を格納する顧客データベースと、
前記コンタクトスケジュールを営業担当者に報知する報知手段と、
前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理手段と、
を備え、
前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る営業支援方法は、
顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を顧客データベースに格納する格納ステップと、
前記コンタクトスケジュールを営業担当者に報知する報知ステップと、
前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理ステップと、
を含み、
前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む。
本発明によれば、満期の保険更改時に、複数タイミングにおけるコンタクトをスケジューリングして、営業担当者による営業活動をきめ細かく支援することにより、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの処理操作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの処理操作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの処理操作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの処理操作を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムのハードウェア構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの機能構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの各機能を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るコンタクトスケジュール制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る顧客データベースの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るコンタクトデータの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る各種テーブルの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るコンタクトルールデータベース506の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るスケジュール生成テーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るコンタクトスケジュール生成処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3実施形態に係るコンタクトスケジュール制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る顧客データベースの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。 本発明の第4実施形態に係るコンタクトスケジュール制御部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る顧客データベースの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るコンタクトデータの構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第5実施形態に係る顧客データベースの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るコンタクトデータの構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第6実施形態に係る顧客データベースの構成を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第7実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第7実施形態に係る顧客データベースの構成を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第8実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第8実施形態に係るソーティングデータの構成を示す図である。 本発明の第8実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第9実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第9実施形態に係るコンタクトテーブルの構成を示す図である。 本発明の第9実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第10実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。 本発明の第10実施形態に係るアラート処理ルールを示す図である。 本発明の第10実施形態に係るコンタクトデータの処理ルールを示す図である。 本発明の第10実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第11実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は単なる例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、以下の説明中、「保険」とは、損害保険、生命保険などあらゆる保険を含む概念である。また、「コンタクト」とは、担当者の顧客訪問、担当者と顧客との対面ばかりでなく、担当者から顧客への郵送、電話、FAX、メール、他のSNSを利用した連絡なども含む。そして、「コンタクトスケジュール」は、将来にコンタクトすべき予定であり、「コンタクト履歴」は、完了したコンタクト内容を蓄積した情報である。また、「コール」は、顧客からの、新規契約の申し込み、契約の変更、問い合わせ、苦情、お礼、その他の保険に関する電話を介した連絡を示し、コンタクトの一部に相当する。そして、「コール情報」は、コールにより取得した情報、コールに対して担当者あるいはコールセンターのオペレータが応答した情報を含む。また、「コール履歴」は、コール情報を顧客データベースに蓄積した情報でありコンタクト履歴の一部である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理装置100について、図1を用いて説明する。情報処理装置100は、顧客へのサービスを向上させるために営業担当者の営業活動を支援する装置である。
図1に示すように、情報処理装置100は、顧客データベース110と、スケジュール管理部120と、を含む。顧客データベース110は、顧客の属性情報111と、顧客に関連する保険の契約履歴情報112と、契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュール113とを、顧客ごとに格納する。スケジュール管理部120は、コンタクトスケジュール113を参照して、営業担当者130のスケジュールを管理する。ここで、コンタクトスケジュール113は、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける営業担当者130による顧客とのコンタクトを含む。
本実施形態によれば、満期の保険更改時に、複数タイミングにおけるコンタクトをスケジューリングして、営業担当者による営業活動をきめ細かく支援することにより、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態の情報処理装置は、保険において、顧客とのコンタクトスケジュールを算定して、営業担当者に報知する装置である。コンタクトスケジュールは、例えば、次の3つのタイミングのコンタクトを含む。すなわち、満期のほぼ2月前の満期通知発送によるコンタクトと、満期通知発送から1週間後の電話による対面予約のコンタクトと、対面予約に従う訪問によるコンタクトと、である。
《営業支援システム》
図2A乃至図4を参照して、本実施形態の情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。
(概要)
図2Aは、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。図2Aは、保険契約の満期前の更改に向けた営業担当者のコンタクトスケジュールを示している。
図2Aのコンタクトスケジュールは、保険の満期200の前に時系列に行なうべき、第1コンタクト210と、第2コンタクト220と、第3コンタクト230と、を含んでいる。第1コンタクト210は、保険の満期200から所定期間前(例えば2月前)の顧客への更改手続の通知案内発送である。第2コンタクト220は、第1コンタクト210後(例えば一週間後)の、顧客との対面予約のためのコールである。第3コンタクト230は、第2コンタクト220による対面予約に従う、顧客訪問による顧客との対面である。
本実施形態においては、今後2月間に満期を迎える保険を顧客データベース(以下、図面においては「DB」と略すこともある)から検索することにより、第1コンタクト210、第1コンタクト220および第3コンタクト230がスケジュールされて、顧客データベースの各顧客データに対応付けて格納される。そして、まず、第1コンタクト210が、営業担当者に対して表示画面211の行動予定212として通知される。営業担当者は、顧客への更改手続の通知案内発送を完了すると、コンタクト結果の履歴として顧客データベースに記録する(表示画面221の第1コンタクト223を参照)。なお、第1コンタクト210については、例えば、はがきなどによる満期通知/更改案内であり、営業担当者個人による処理でなくてよい。その場合、第1コンタクト210の完了結果履歴は、まとめて入力されても、あるいは、装置が自動的に設定してもよい。
第1コンタクト210の完了が登録されると、表示画面221のように、次の第2コンタクト220であるファーストコンタクト(満期時の手続きの最初のコンタクトを意味する:なお、図面においては「FC」と略す場合もある)が次のスケジュールとして行動予定222により、営業担当者に通知される。営業担当者は、顧客へのコールによる対面予約を完了すると、コンタクト結果の履歴として顧客データベースに記録する(表示画面231の第2コンタクト233を参照)。
第2コンタクト220の完了が登録されると、表示画面231のように、次の第3コンタクト220である訪問(対面予約)が次のスケジュールとして行動予定232により、営業担当者に通知される。営業担当者は、顧客の訪問と対面を完了すると、コンタクト結果の履歴として顧客データベースに記録する(不図示)。
以上のように、本実施形態において、装置により、顧客への更改手続の通知案内発送と、顧客との対面予約のためのコールと、顧客訪問による顧客との対面とのコンタクトがスケジュールされると共に、営業担当者の営業活動とコンタクト履歴とが管理される。
(処理操作)
図2B〜図2Eに従って、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの処理操作を、通信端末の表示および操作画面により説明する。なお、図2B〜図2Eには、本実施形態において関連する一部の処理操作例のみを示す。
図2Bは、本営業支援システムにおける満期案内発送登開始の操作を説明する図である。図2Bの表示フォーマットは一例であって、これに限定されるものではない。
図2Bにおいて、営業支援システムのメニュー240において、満期案内発送登録241が選択されると、満期案内発送進捗250が表示される。ここで、満期案内発送進捗250においては、満期案内発送が未完了の状態であることが破線で囲まれた領域251の空白によって示されている。
図2Cは、本営業支援システムにおける満期案内発送登録処理の操作を説明する図である。図2Cの表示フォーマットは一例であって、これに限定されるものではない。
図2Cにおいて、満期案内発送登録241が選択されると、満期案内送付登録画面252が開く。そして、満期案内送付登録画面252において、満期案内送付の完了とファーストコンタクト予定日とが入力されて登録253が選択されると、満期案内送付が顧客とのコンタクト履歴として顧客データベースに登録される。なお、図2Cにおいては、満期案内送付の完了とファーストコンタクト予定日とを入力する例を示しているが、本実施形態においては、図示しないが、満期案内送付やファーストコンタクト予定日は満期に対応して装置が算定して担当者にあらかじめ報知している。あるいは、満期案内送付やファーストコンタクト予定日は満期に対応して装置が算定して、担当者の操作に応答して自動的にセットされてもよい。
満期案内送付登録画面252により満期案内送付が登録された後、契約対応管理を選択して契約対応一覧画面260に案件一覧を表示して、該当案件261を選択すると、契約対応管理画面262により案件内容とコンタクト履歴との詳細が表示されて、担当者により参照できる。この契約対応管理画面262において、コンタクト新規263を選択すると、新規のコンタクト結果入力枠264が表示される。担当者は、コンタクト結果入力枠264から新規のコンタクト結果を入力する。
図2Dは、本営業支援システムにおける顧客データベース閲覧の操作を説明する図である。図2Dの表示フォーマットは一例であって、これに限定されるものではない。
顧客データベース閲覧画面270において、閲覧条件を入力して検索271を選択する。例えば、顧客を閲覧条件として検索すると、顧客データベースを検索して顧客詳細画面280が表示される。さらに、顧客詳細画面280において案件281が選択されると、各顧客の案件一覧282が表示される。担当者は、各顧客の案件一覧282から各案件の現状(ステータス)とコンタクト履歴の詳細を知ることができる。
図2Eは、本営業支援システムにおけるコンタクト結果設定の操作を説明する図である。図2Eの表示フォーマットは一例であって、これに限定されるものではない。
コンタクト情報画面290は、担当者がコンタクト結果を入力するための画面である。基本情報入力欄291には、コンタクト時の顧客に関する情報と、コンタクト種類とが入力される。コンタクト内容入力欄292には、コンタクト結果の内容が入力される。次回予定・期日入力欄293には、次のコンタクトの行動予定とその期日とが入力される。なお、かかる次のコンタクトの行動予定とその期日とは、担当者による入力ではなく装置がコンタクト結果から自動的に生成して設定することもできる。
(システム構成)
図3Aは、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システム300の構成を示す図である。なお、図3Aには、本営業支援システム300の各サブシステムがサーバに分散された構成例を示すが、これに限定されるものではない。
図3Aの営業支援システム300は、ネットワーク320によって接続された、各種の担当者端末309と各サブシステムを司るサーバ301〜308とを含む。各種の担当者端末309には、デスクトップ型PC(パーソナルコンピュータ)、ノート型の携帯用PC、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器、などが含まれる。なお、本営業支援システム300においては、顧客データベース330に格納された本実施形態の顧客情報を介して、各サブシステムが連携して営業支援を実現する。
ボックス用サーバ301は、ボックスサブシステムとして、顧客データベース330への格納、検索、読み出し、管理などを実行するコール用サーバ302は、コールサブシステムとして、顧客からのコール(契約の変更、新規契約の申し込み、問い合わせ、苦情、お礼など)をCTI(Computer Telephone Interpreter)により連携して、顧客データベース330に登録する。また、ネット連携用サーバ303は、ネット連携サブシステムとして、ネットワーク320を介して外部コンピュータ、例えば、保険各会社のホストコンピュータ310との連携をする。また、レコード用サーバ304は、レコードサブシステムとして、顧客とのコンタクトスケジュールとコンタクト履歴とを蓄積する顧客データベース330を利用して、例えば、保険契約の満期データに基づいて顧客としての契約者あるいはその関係者とのコンタクトをスケジュールし、コンタクト結果を登録記録して顧客とのコンタクトの進捗を管理する。また、ノート用サーバ304は、ノートサブシステムとして、顧客データベース330に顧客単位に整理して格納された顧客情報、保険契約情報、コンタクトスケジュールとコンタクト履歴とを含むコンタクト情報を参照して、支店や各営業担当者の営業スケジュールを管理すると共に、コンタクト履歴に基づいて各種帳票や営業日誌あるいは案件単位の営業履歴などを作成する。
また、ボイス用サーバ306は、ボイスサブシステムとして、コールセンター以外、例えば担当者からのコールや訪問時の対面における、顧客からの声を収集して、顧客データベース330に対し顧客単位に整理して登録する。また、ライン用サーバ307は、ラインサブシステムとして、顧客からのコールに応対するコールセンターにおけるバーチャルコールの制御と共に、コールへのオペレータの応対なども顧客データベース330に顧客単位に整理して登録する。活用サーバ308は、活用サブシステムとして、顧客データベース330に顧客単位に登録された、特に、顧客関連情報に基づいて、顧客とのコンタクトをスケジュールすると共に、コンタクト結果を履歴として登録する。
ホストコンピュータ310は、各保険会社が管理制御するコンピュータである。顧客データベース330は、ホストコンピュータ310からの保険契約情報(顧客データ、契約データ)を顧客単位に受けて、名寄せして取り込む。そして、本実施形態の顧客データベース330では、各顧客情報に顧客とのコンタクトデータであるコンタクトスケジュールとコンタクト完了結果であるコンタクト履歴とを付加して管理する。かかる顧客データベース330の蓄積データは、担当者端末309で担当者により登録あるいは参照される。
図3Bは、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システム300の機能構成を示す図である。図3Bは、本実施形態の主要構成、あるいは中心構成要素である顧客データベース330を中心とする、顧客サービスのための担当者の営業支援サブシステムの構成を図示している。なお、図3Bにおいて、図3Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、営業支援サブシステムは、図3Aにように、それぞれが顧客データベース330と通信可能な独立したサーバにより実現されても、それぞれがアプリケーションプログラムとして実現されて、複数のサーバに分散されてもよい。
なお、図3Cは、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システム300の各機能を説明する図であり、以下、図3Cにおける、各サブシステム351に対応する、入力352、処理353、出力354を参照しながら、サブシステムの概要を説明する。また、以下の説明では、顧客データベース330との関係を主に説明しており、他の機能については説明を省略している。
ボックスサブシステム301は、顧客データベース330の登録、検索と参照などを管理制御するサブシステムである。また、コールサブシステム302は、顧客からのコール(問い合わせ、苦情、お礼など)をCTI(Computer Telephone Interpreter)により連携して、顧客データベース330に登録するためのサブシステムである。また、ネット連携サブシステム303は、ネットワークを介して外部コンピュータ、例えば、図3Aのホストコンピュータ310との連携をするためのサブシステムである。
レコードサブシステム304とノートサブシステム305とは、本実施形態における処理である、顧客とのコンタクトスケジュールとコンタクト履歴とを蓄積する顧客データベース330を利用した、担当者の営業活動のスケジュール管理による顧客サービスを向上するためのサブシステムである。レコードサブシステム304は、例えば、保険契約の満期データに基づいて顧客としての契約者あるいはその関係者とのコンタクトをスケジュールし、コンタクト結果を登録記録して顧客とのコンタクトの進捗を管理する。なお、本例においては、コンタクトスケジュールとコンタクト履歴とは、満期の更改時に限定されず、顧客サービスの継続のために、他の種々の条件による顧客とのコンタクトがスケジュールされて、担当者に報知される。ノートサブシステム305は、顧客データベース330に顧客単位に整理して格納された顧客情報、保険契約情報、コンタクトスケジュールとコンタクト履歴とを含むコンタクト情報を参照して、支店や各営業担当者の営業スケジュールを管理すると共に、コンタクト履歴に基づいて各種帳票や営業日誌などを作成する。
ボイスサブシステム306は、コールセンター以外、例えば担当者からのコールや訪問時の対面における、顧客からの声を収集して、顧客データベース330に対し顧客単位に整理して登録するサブシステムである。また、ラインサブシステム307は、顧客からのコールに応対するコールセンターの制御と共に、コールへのオペレータの応対なども顧客データベース330に顧客単位に整理して登録するサブシステムである。
活用サブシステム308は、顧客データベース330に顧客単位に登録された、特に、顧客関連情報に基づいて、顧客とのコンタクトをスケジュールすると共に、コンタクト結果を履歴として登録するサブシステムである。顧客とのコンタクトとしては、各種情報に基づく新規契約案内や、お祝い時のコンタクト、災害などへのお見舞いコンタクトなどが含まれる。
担当者端末309は、顧客データベース330に各種情報を登録する場合、あるいは、顧客単位に登録された情報を検索して表示する場合の、表示部および操作部として使用される。なお、担当者には、各営業担当者および営業責任者、支店責任者を含み、担当者端末309は営業担当者用の端末も、営業責任者、支店責任者用の端末も含む。また、担当者端末309は、社内ではデスクトップやノートパソコンが望ましく、社外ではスマートフォンやタブレットあるいはノートパソコンが望ましい。
なお、各サブシステムに重なる機能もあり、各サブシステムの分け方は限定されるものではない。上記1つのサブシステムを機能単位に分割しても、複数のサブシステムを1つのサブシステムに統合しても、分割して他のサブシステムと統合してもよい。
(動作手順)
図4は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ネット連携サブシステム303と、レコードサブシステム304と、ノートサブシステム305との協働によって実現される。
ステップS401において、顧客データベース330は、担当者端末309、コールセンター関係(302、307)、または、ホストコンピュータ310のデータベースなどの顧客および保険契約情報取得部から顧客情報と保険契約情報とを取得する。そして、顧客データベース330は、ステップS403において、顧客単位に整理して上記顧客情報を蓄積する。この時に、顧客データベース330には各顧客あるいは各契約についてそのコンタクトデータを格納する領域が確保される。かかるステップS401とS403とが新規契約、更改、解約、他からの移管などの時点で繰り返される。
その後、担当者端末309から、ステップS405において、例えば、月初めなどのタイミングで、2月後までの満期を迎える契約の検索指示が入力されると、レコードサブシステム304とノートサブシステム305とを司る情報処理装置は、ステップS407において、満期検索を顧客データベース330に通知する。顧客データベース330を管理するボックスサブシステム301により、ステップS409において、満期検索が実行されて検索結果が情報処理装置および担当者端末309に通知される。
情報処理装置は、ステップS411において、取得した満期検索結果の各契約について、コンタクトスケジュールを算定する。コンタクトスケジュールとしては、例えば、検索日から数日以内の顧客への更改手続の通知によるコンタクトと、更改通知から1週間以内の顧客との対面予約のためのコールによるコンタクトと、対面予約すべき顧客との対面によるコンタクトと、を含む。そして、情報処理装置は、ステップS413において、算定したコンタクトスケジュールを、顧客データベース330と担当者端末309とに通知する。顧客データベース330は、受信したコンタクトスケジュールを顧客単位のコンタクトデータを格納する領域に記録する。一方、担当者端末309は、ステップS415において、受信したコンタクトスケジュールを担当者に報知するために表示する。
また、担当者端末309から、ステップS421において、コンタクト日時や内容、顧客からの声などを含むコンタクト完了が入力されると、コンタクト完了情報が情報処理装置に送信される。情報処理装置は、ステップS423において、受信したコンタクト完了情報をコンタクト履歴として、顧客データベース330の顧客単位のコンタクトデータを格納する領域に記録する。同時に、情報処理装置は、顧客データベース330から以前のコンタクトスケジュールを読み出して、ステップS525において、コンタクトスケジュールを更新する。すなわち、ステップS411において算定されたコンタクトスケジュールを完了したコンタクトの次のコンタクトに更新する。
更新したコンタクトスケジュールは、ステップS427において、情報処理装置から担当者端末309および顧客データベース330に通知される。そして、担当者端末309は、ステップS429において、更新したコンタクトスケジュールを担当者に次のコンタクトの内容と処理時期を報知するために表示する。一方、顧客データベース330は、更新したコンタクトスケジュールを格納する。
なお、満期時の更改のための顧客とのコンタクトにおいては、満期更改通知は一斉にあるいは装置により自動的に実施されて、その完了報告をコンタクトスケジュールのトリガとする制御であってもよい。
《情報処理装置の機能構成》
図5Aは、本実施形態に係る情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。なお、本実施形態の情報処理装置は、図3Bのレコードサブシステム304とノートサブシステム305とを司る装置として説明するが、これに限定されない。
情報処理装置は、ネットワークを介して外部装置と通信する通信制御部501を有する。保険契約情報取得部502は、通信制御部501を介して保険契約情報を取得する。顧客情報取得部503は、通信制御部501を介して顧客情報を取得する。保険情報格納部504は、各顧客単位に整理して、顧客データベース330に各顧客に対応付けて保険契約情報を格納すると共に、顧客データベース330に各顧客あるいは各契約に対応付けて、コンタクトスケジュールとコンタクト履歴とを含むコンタクトデータを記録する領域を確保する。顧客データベース330は、顧客単位に顧客情報と保険契約情報とコンタクトデータとを検索可能に格納する。コンタクトルールデータベース506は、顧客情報や保険契約情報、あるいはコンタクトデータなどを参照して、次のコンタクトスケジュールを算定するための条件や算定方法などを格納する(図7参照)。
コンタクトスケジュール制御部510は、営業担当者のコンタクトを支援するために、顧客データベース330に蓄積されたデータとコンタクトルールデータベース506に格納されたルールとに基づいて、コンタクトスケジュールを生成して通知すると共に、コンタクト完了報告を受信してコンタクト履歴を追加してコンタクトスケジュールを更新する。以下、図5Bに、コンタクトスケジュール制御部510の機能構成をさらに示す。
(コンタクトスケジュール制御部)
図5Bは、本実施形態に係るコンタクトスケジュール制御部510の機能構成を示すブロック図である。図5Bには、コンタクトスケジュール制御部510と接続する機能構成部も、図5Aと同じ参照番号を付して図示されているが、これらについては説明を省略する。
コンタクトスケジュール制御部510は、顧客データベース330に蓄積されたデータとコンタクトルールデータベース506に格納されたルールとに基づいて、コンタクトスケジュールを生成するコンタクトスケジュール生成部511を有する。コンタクトスケジュール生成部511は、コンタクトスケジュールを生成するために使用されるスケジュール生成テーブル511aを有する。また、コンタクトスケジュール制御部510は、通信制御部501を介してコンタクト完了情報を取得するコンタクト完了情報取得部512を有する。コンタクト履歴格納部513は、取得したコンタクト完了情報をコンタクト履歴として顧客データベース330に蓄積する。
コンタクトスケジュール制御部510は、顧客データベース330からコンタクトスケジュールを読み出して、コンタクト完了情報に基づいて、コンタクトスケジュール、特に次のコンタクトを更新するコンタクトスケジュール更新部514を有する。コンタクトスケジュール格納部515は、コンタクトスケジュール生成部511が生成したコンタクトスケジュールおよびコンタクトスケジュール更新部514が更新したコンタクトスケジュールを顧客データベース330のコンタクトデータを記録する領域に格納する。
コンタクトスケジュール制御部510は、通信制御部501を介して、コンタクトスケジュール要求を受信するコンタクトスケジュール要求受信部516を有する。コンタクトスケジュール送信部517は、コンタクトスケジュール生成部511が生成したコンタクトスケジュールまたはコンタクトスケジュール更新部514が更新したコンタクトスケジュールを、コンタクトスケジュール要求に応答して、担当者端末309に送信する。
なお、コンタクト完了情報取得部512と、コンタクトスケジュール更新部514と、コンタクトスケジュール送信部517とを含む構成は、コンタクト進捗状況管理部として機能する。あるいは、コンタクト進捗状況管理部に、顧客データベース330やコンタクト履歴格納部を含んでもよい。
(顧客データベース)
図6Aは、本実施形態に係る顧客データベース330Aの構成を示す図である。なお、顧客データベース330Aは、顧客データベース330の本実施形態における一具体例である。顧客データベース330Aの構成は図6Aに限定されない。
顧客データベース330Aは、顧客ID611に対応付けて各顧客の顧客情報612を格納する。顧客情報612は、顧客の氏名、住所、複数の連絡先を含む。
顧客データベース330Aは、各顧客ID611および顧客情報612に対応付けて、スケジュール管理の対象を示す、1つまたは複数の案件情報613を格納する。案件情報613は、保険情報に関連する、満期更改や年1回契約者に送付するDM(ダイレクトメール)、顧客からの契約の変更依頼、顧客からのコールなどを案件として格納する。また、案件情報613は、保険情報に関連する案件に限定されることなく、新規契約の勧誘をしている案件や、保険情報とは関連のない、顧客からのコールやその他の顧客とのコンタクトの管理を必要とする全ての事項を各案件情報として格納する。案件情報613の案件番号には、上記各案件情報の発生とともに識別可能な案件番号が付与される。また、案件情報613の案件区分には、その案件が、満期更改なのか、1年DMなのか、半年対面なのか、顧客からのコール対応なのか、新規契約案内なのか、などの案件種類を記憶する。案件情報613の案件ステータスには、案件がスケジュール中であるか、案件の処理が完了したか、アラートが必要かなどの各案件の現在のステータスを記憶する。また、顧客データベース330Aは、各案件情報613に対応付けて、保険情報614を格納する。なお、案件情報613において関連する保険情報614を持たない場合は、保険情報614はブランクである。また、例えば顧客の住所変更などの案件については、同じ案件情報613と複数の保険情報614とが関連する。また、複数の案件情報613が、同じ保険情報614と関連する場合も含まれる。保険情報614は、証券番号、保険種類、満期、ステータスを含む。そして、顧客データベース330Aは、各案件情報613に対応付けてコンタクトデータ615を格納する。コンタクトデータ615は、今後のコンタクトスケジュールと完了したコンタクト履歴とのデータを含む(詳細は、図6B参照)。さらに、顧客データベース330Aは、顧客あるいは保険を担当する担当者情報616を格納する。担当者情報616は、取り扱い部・支店と担当者とを含む。
図6Bは、本実施形態に係るコンタクトデータ615の構成を示す図である。なお、図6Bには、案件情報613と保険情報614とが参照のため付加されている。
コンタクトデータ615は、コンタクトスケジュールとして次の行動予定621を格納する。なお、コンタクトスケジュールとしては、次の行動予定621のみでなく、1つのイベントに対して複数タイミングのコンタクトからなるコンタクトスケジュールを格納する。
また、コンタクトデータ615は、コンタクト履歴として、第1コンタクト履歴622、第2コンタクト履歴623、…、第nコンタクト履歴624を、コンタクトの時系列に従って格納する。なお、本実施形態においては、コンタクトスケジュールおよび履歴として、保険の満期更改時の3回のコンタクトのスケジュールを管理する。しかし、コンタクトスケジュールおよび履歴は、保険の満期更改時に限定されない。ここで、各イベントに関連するコンタクトを独立して格納する構成であっても、全てのイベントの関連するコンタクトを時系列に一緒に格納する構成であってもよい。
(各種テーブル)
図6Cは、本実施形態に係る各種テーブル330Bの構成を示す図である。各種テーブル330Bは、顧客データベース330に格納される、上記顧客情報612、保険情報613およびコンタクトデータ614を含む各種情報の構成をテーブル形式で示したものである。かかる各種情報には、後述の実施形態で用いられる情報も含まれており、ここでまとめて説明する。なお、各種情報の構成は図6Cに限定されない。また、図6C中の、(aa:bb=1:n)との記載は、aaごとにn個の複数のbbを格納可能であることを示している。そして、図6Aおよび図6Bは、図6Cの各種テーブル330Bの関連結果を模式的に示したものであり、実際の顧客データベース330Aは、これら各種テーブル330Bをリンクすることで構成されている。
顧客基本テーブル631は、顧客情報612に相当する情報を記憶する。案件テーブル632は、部支店や担当者が抱える案件の状況を記憶する。コンタクトデーブル633は、コンタクトデータ614に相当する情報を記憶する。苦情テーブル634は、顧客からの苦情情報を記憶する。契約テーブル635は、保険情報613に相当する情報を記憶する。属性テーブル636は、顧客情報612のさらに詳細な情報を記憶する。家族テーブル637は、例えば、顧客本人とコンタクトできなかった場合の、連絡先として他の家族メンバーを記憶する。
(案件例)
図7は、本実施形態に係るコンタクトルールデータベース506の構成を示す図である。コンタクトルールデータベース506により、顧客との信頼関係を高めて営業活動の向上を図るための、顧客とコンタクトすべき案件を格納する。なおコンタクトルールデータベース506の構成は図6Cに限定されない。
コンタクトルールデータベース506は、各種案件701に対応付けて、それらの案件についてどんなルールでコンタクトスケジュールを生成するかを示す、選択例・生成方法702と、その詳細703とを格納する。
コンタクトルールデータベース506における本実施形態の案件701としては、次の11案件が含まれる。しかし、案件はこれに限定されない。また、コンタクトルールデータベース506には、以降の実施形態で処理される案件も含まれており、ここでまとめて説明する。
コンタクトルールデータベース506の案件としては、本実施形態の満期対応711と、年1DM(ダイレクトメール)対応712と、異動・解約713と、新規契約714とが含まれる。また、契約照会・問合せ715と、事故対応716と、お客声・不祥事等報告717と、お見舞いコール718とが含まれる。また、不着対応719と、新規見込み720と、その他721とが含まれる。
《情報処理装置のハードウェア構成》
図8は、本実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図8で、CPU810は演算制御用のプロセッサであり、CPU810がRAM840を使用しながらストレージ850に格納されたプログラムおよびモジュールを実行することで、図5Aおよび図5Bに示された情報処理装置の各機能構成部の機能が実現される。ROM820は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびプログラムを記憶する。また、通信制御部501は、ネットワークを介して担当者端末309または外部装置と通信する。なお、CPU810は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPUを含んでもよい。
RAM840は、CPU810が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM840には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。満期期間情報841は、保険が満期となる期間情報である。検索されたコンタクト対象顧客データ842は、満期期間情報841に基づいて検索されて、読み出されたコンタクト対象の顧客データである。スケジュール生成テーブル511aは、顧客データベース330の保険情報とコンタクトルールデータベース506のルールとに基づいてコンタクトスケジュールを生成するために使用されるテーブルである(図9参照)。コンタクトスケジュール表示データ844は、生成されたコンタクトスケジュールを担当者端末309に表示するためのデータである。送受信データ845は、通信制御部501を介して送受信される送受信データを示す。
ストレージ850には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。顧客データベース330は、顧客単位に顧客情報と保険情報とコンタクトスケジュールとを検索可能に格納する図6Aのデータベースである。コンタクトルールデータベース506は、保険情報からコンタクトスケジュールを生成するための種々の条件と生成方法などを格納する図7のデータベースである。
ストレージ850には、以下のプログラムが格納される。情報処理装置制御プログラム851は、本情報処理装置の全体を制御する制御プログラムである。顧客データベース管理モジュール852は、顧客データベース330への登録や検索などを管理するモジュールである。コンタクトスケジュール生成モジュール853は、顧客データベース330の保険情報とコンタクトルールデータベース506のルールとに基づいて、スケジュール生成テーブル511aを使用しながら、コンタクトスケジュールを生成するモジュールである。コンタクトスケジュール更新モジュール854は、コンタクト完了情報のコンタクト履歴としての登録に従って、コンタクトスケジュールを更新するモジュールである。コンタクトスケジュール通知モジュール855は、担当者端末309に生成あるいは更新されたコンタクトスケジュールを通知するためのモジュールである。
なお、図8のRAM840やストレージ850には、情報処理装置が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関連するプログラムやデータは図示されていない。
(スケジュール生成テーブル)
図9は、本実施形態に係るスケジュール生成テーブル511aの構成を示す図である。スケジュール生成テーブル511aは、顧客データベース330の保険情報とコンタクトルールデータベース506のルールとに基づいてコンタクトスケジュールを生成するために使用される。
スケジュール生成テーブル511aは、顧客ID901に対応付けて、スケジュール管理の対象を示す案件情報902を記憶する。なお、案件情報902の構成は、図6Aの案件情報613と同様であるが、本実施形態は契約保険の満期更改のスケジュールなので、契約保険と関連しない案件情報902は含まれない。また、スケジュール生成テーブル511aは、各案件情報902に対応して、保険種類903と、その保険の契約日と満期904とを記憶する。また、スケジュール生成テーブル511aは、保険種類903に対応するコンタクトスケジュールの生成ルール904を記憶する。そして、スケジュール生成テーブル511aは、生成されたコンタクトスケジュール906を記憶する。本実施形態においては、コンタクトスケジュール906として、第1コンタクト(満期更改通知)と、第2コンタクト(担当者による対面予約のファーストコンタクト)と、第3コンタクト(顧客との訪問対面)と、のスケジュールが生成される。
《情報処理装置の処理手順》
図10Aは、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、図5Aおよび図5Bの機能構成部を実現する。
情報処理装置は、ステップS1011において、担当者端末309からの満期検索指示の受信か否かを判定する。満期検索指示の受信でなければ、情報処理装置は、ステップS1021において、担当者端末309からのコンタクトスケジュール取得指示の受信か否かを判定する。満期検索指示の受信でもコンタクトスケジュール検索指示の受信でもなければ、情報処理装置は、ステップS1031において、担当者端末309からのコンタクト完了通知の受信か否かを判定する。いずれの受信でもなければ、情報処理装置は、ステップS1041において、他の処理を実行する。
担当者端末309からの満期検索指示の受信であれば、情報処理装置は、ステップS1013において、顧客データベース330から2ヶ月後までに満期となる保険契約を検索する。次に、情報処理装置は、ステップS1015において、検索された保険契約について満期更改のためのコンタクトスケジュールの生成処理を実行する(図10B参照)。続いて、情報処理装置は、ステップS1017において、生成したコンタクトスケジュールを顧客データベース330のコンタクトデータの領域に格納する。また、情報処理装置は、ステップS1019において、生成したコンタクトスケジュールを担当者端末309に送信する。
担当者端末309からのコンタクトスケジュール取得指示の受信であれば、情報処理装置は、ステップS1023において、現在対応中(コンタクトスケジュール中)のコンタクトスケジュールを顧客データベース330から取得する。次に、情報処理装置は、ステップS1025において、取得したコンタクトスケジュールを顧客単位にコンタクト時期でソーティングする。そして、情報処理装置は、ステップS1027において、顧客単位のコンタクトスケジュールをコンタクト時期の時系列順に担当者端末309に送信する。
担当者端末309からのコンタクト完了通知の受信であれば、情報処理装置は、ステップS1033において、受信したコンタクト完了情報をコンタクト履歴として格納する。次に、情報処理装置は、ステップS1035において、1つのコンタクト完了に伴い今までのコンタクトスケジュールを更新する。そして、情報処理装置は、ステップS1037において、更新したコンタクトスケジュールを顧客データベース330のコンタクトデータの領域に格納あるいは追記する。また、情報処理装置は、ステップS1039において、更新したコンタクトスケジュールを担当者端末309に送信する。
なお、図10Aにおいては、コンタクトスケジュール取得指示の応答として、顧客単位に、時系列にソーティングしたスケジュールを生成したが、これに限定されない。
(コンタクトスケジュール生成処理)
図10Bは、本実施形態に係るコンタクトスケジュール生成処理(S1015)の手順を示すフローチャートである。なお、図10Bのフローチャートは、満期通知をトリガとして以降のコンタクトスケジュールを生成する例を示すが、これに限定されない。
情報処理装置は、ステップS1051において、満期の2ヶ月前に満期通知を報知する。情報処理装置は、ステップS1053において、満期通知済みか否かを判定する。なお、満期通知済みの通知は、手作業配送であれば担当者端末309からの完了入力、あるいは、自動配送であれば装置により自動的に通知される。満期通知済みとなれば、情報処理装置は、ステップS1055において、コンタクトルールデータベース506を参照して、本例では、ファーストコンタクトおよび対面のコンタクトスケジュールを生成する。
本実施形態によれば、満期の更改時の複数タイミングにおけるコンタクトをあらかじめスケジューリングして顧客ごとに格納して、営業担当者による営業活動をきめ細かく支援することにより、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、コンタクト履歴に次のコンタクトスケジュールが埋め込まれており、コンタクトスケジュールは、コンタクト履歴を登録した時に次のコンタクトスケジュールにより算定されて報知される点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ネット連携サブシステム303と、レコードサブシステム304と、ノートサブシステム305との協働によって実現される。
《営業支援システム》
図11および図12を参照して、本実施形態の情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。
(概要)
図11は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。図11は、保険契約の満期前の更改に向けた営業担当者のコンタクトスケジュールを示している。本実施形態では、コンタクト完了報告に応答して、コンタクト履歴に埋め込まれた次のコンタクトスケジュールが報知される。なお、図2Aと同じ要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。
本実施形態においては、今後2月間に満期を迎える保険を顧客データベースから検索することにより、第1コンタクト210、第1コンタクト220および第3コンタクト230がスケジュールされて、顧客データベースのコンタクト完了の履歴に次のコンタクトスケジュールが埋め込まれて格納される。かかる次のコンタクトスケジュールの埋め込みは、例えば、コンタクト履歴の格納領域に次のコンタクトスケジュールを記憶して、履歴格納時に読み出すことで実現できる。また、ソフトウェアとしてコンタクト履歴の記録によりトリガされる次のコンタクトスケジュール生成または読み出しのプログラムにより実現しても、表計算アプリケーションを用いてコンタクトデータの格納を行ない、コンタクト履歴の格納セルに次のコンタクトスケジュール生成処理を埋め込んでもよい。次のコンタクトスケジュールの埋め込みは、かかる例に限定されない。
まず、コンタクト完了報告画面1111において、第1コンタクト210である満期案内の完了を保存指示すると、次の行動予定であるファーストコンタクトとその実施期間(通常、1週間以内)1112が報知される。次に、第2コンタクト220であるファーストコンタクトが完了して、コンタクト完了報告画面1121においてファーストコンタクト完了を対面予約と共に保存指示すると、次の行動予定である訪問とその日時1122が報知される。そして、訪問による対面が完了して、例えば、更改合意を、コンタクト完了報告画面1131において保存指示すると、内部における更改処理1132がスケジュールされる。
以上のように、本実施形態において、装置により、顧客への更改手続の通知案内発送と、顧客との対面予約のためのコールと、顧客訪問による顧客との対面とのコンタクトがスケジュールされると共に、営業担当者の営業活動をコンタクト履歴として格納すると、埋め込まれた次のコンタクトスケジュールが報知される。
(動作手順)
図12は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。図12では、図4における初期の顧客情報や保険契約情報の顧客データベースへの蓄積手順は省略されている。
ステップS1201において、担当者端末309から満期通知完了が入力されると、情報処理装置は、ステップS1203において、それを顧客データベース1230に記録する。同時に、ステップS1205において、情報処理装置は、顧客データベース1230のコンタクト履歴に関連付けて埋め込まれた次のコンタクトスケジュールであるファーストコンタクト予定を読み出して、担当者端末309に送信する。担当者端末309は、ステップS1207において、受信したファーストコンタクト予定を担当者に報知する。
また、ステップS1211において、担当者端末309からファーストコンタクト完了が対面予約と共に入力されると、情報処理装置は、ステップS1213において、それを顧客データベース1230に記録する。同時に、ステップS1215において、情報処理装置は、顧客データベース1230のコンタクト履歴に関連付けて埋め込まれた次のコンタクトスケジュールである対面予定を読み出して、担当者端末309に送信する。担当者端末309は、ステップS1217において、受信した対面予定を担当者に報知する。
また、ステップS1221において、担当者端末309から対面完了が入力されると、情報処理装置は、ステップS1223において、それを顧客データベース1230に記録する。そして、ステップS1225において、担当者端末309から契約更改/解約の情報が入力されると、情報処理装置は、ステップS1227において、それを顧客データベース1230に記録する。
《情報処理装置のコンタクトスケジュール制御部》
図13は、本実施形態に係るコンタクトスケジュール制御部1310の機能構成を示すブロック図である。なお、図13において図5Bと同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、情報処理装置の機能構成は、図5Aのコンタクトスケジュール制御部510および顧客データベース330を、図13のコンタクトスケジュール制御部1310および顧客データベース1230に置き換えた構成である。
コンタクトスケジュール制御部1310は、顧客データベース1230からコンタクトスケジュールを読み出し、コンタクト完了情報取得部512からのコンタクト完了情報に対応してコンタクトスケジュールを更新するコンタクトスケジュール読出/更新部1314を有する。また、コンタクトスケジュール制御部1310は、コンタクトスケジュール生成部511が生成したコンタクトスケジュールまたはコンタクトスケジュール読出/更新部1314が更新したコンタクトスケジュールを、顧客データベース1230のコンタクト履歴に関連して埋め込むコンタクトスケジュール埋込部1315を有する。そして、顧客データベース1230は、コンタクト履歴に関連して次のコンタクトスケジュールを埋め込む構成を有している。
(顧客データベース)
図14は、本実施形態に係る顧客データベース1230におけるコンタクトデータ1415の構成を示す図である。図14にはコンタクトデータ1415の詳細を図示するが、顧客データベース1230の他の構成は、図6Aの顧客データベース330の構成と同様である。また、図14において図6Bと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。なお、顧客データベース1230の構成は、図14に限定されない。
顧客データベース1230は、第1コンタクト履歴621に紐付けて、内容と期間とを含む次のコンタクト予定1401(第2コンタクト予定)を格納する。また、顧客データベース1230は、第2コンタクト履歴623に紐付けて、内容と期間とを含む次のコンタクト予定1402(第3コンタクト予定)を格納する。例えば、本実施形態における満期更改の場合は、第1コンタクト履歴への満期通知完了登録に紐付けられて、第2コンタクト予定としてファーストコンタクト予定が準備され、第2コンタクト履歴のファーストコンタクト実施完了登録に紐付けられて、第3コンタクト予定として訪問対面予定が準備される。このような構成により、営業担当者は、行き当たりばったりの営業活動でなく、営業スケジュールを把握しながら先のコンタクト手順を見通した営業活動ができる。
《情報処理装置の処理手順》
図15は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、図5Aおよび図13の機能構成部を実現する。なお、図15は本実施形態の特徴手順であるコンタクト完了通知の処理を図示しており、図10Aのコンタクト完了処理に置き換えられる。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS1031において、担当者端末309からコンタクト完了通知を受信したと判定すると、ステップS1533において、顧客データベース1230のコンタクト履歴に格納する。同時に、情報処理装置は、ステップS1535において、顧客データベース1230からコンタクト履歴の格納部に埋め込まれていた次のコンタクト予定を読み出す。情報処理装置は、ステップS1537において、読み出した次のコンタクト予定を担当者端末309に送信する。そして、読み出した次のコンタクト予定をアラートが可能な顧客データベース1230の行動予定に記憶する。
本実施形態によれば、複数タイミングにおけるコンタクトをあらかじめスケジューリングしてコンタクト結果に次のコンタクトスケジュールを埋め込んでおき、営業担当者による営業活動を営業担当者の余分な操作無しに支援することにより、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。特に、あらかじめ各案件についての顧客とのコンタクト手順が埋め込まれていることで、営業担当者は、行き当たりばったりの営業活動でなく、営業スケジュールを把握しながら先のコンタクト手順を見通した営業活動ができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、支店、部署、あるいは、特定の営業担当者に基づいて、顧客データベースのコンタクトスケジュールをソーティングすることにより、支店、部署、あるいは、特定の営業担当者のスケジュールを管理する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ネット連携サブシステム303と、レコードサブシステム304と、ノートサブシステム305との協働によって実現される。
《営業支援システム》
図16および図17を参照して、本実施形態の情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。
(概要)
図16は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。図16は、コンタクトスケジュールを支店単位で検索した結果の一覧表示画面1610と、コンタクトスケジュールを担当者単位で検索した結果の一覧表示画面1620と、を図示している。
支店単位の一覧表示画面1610においては、検索条件の部支店として「新宿支店」1611が設定されて、顧客データベースが検索される。その結果、全ての担当者を含む「新宿支店」が担当する満期通知スケジュール一覧が表示される。すなわち、担当者欄1612には異なる担当者を含んでいる。
担当者単位の一覧表示画面1620においては、検索条件の担当者として「A」1621が設定されて、顧客データベースが検索される。その結果、担当者Aが担当する満期通知スケジュール一覧が表示される。すなわち、担当者欄1612は担当者Aのみである。
以上のように、本実施形態において、コンタクトスケジュールが、支店単位に、あるいは、担当者単位に検索されて、それぞれの検索結果一覧が表示されることにより、担当者個人が自分のコンタクトスケジュールを確認管理できると共に、皆が支店全体の状況を把握することも可能となる。なお、支店単位や担当者単位に限定されず、課単位やグループ単位、あるいは、顧客の住所単位、あるいは、複数の支店を含む支部単位など、検索範囲は効果的な範囲にすることができる。
(動作手順)
図17は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの動作手順を示すシーケンス図である。図17では、図4における初期の顧客情報や保険契約情報の顧客データベースへの蓄積手順や、図4および図12のコンタクト完了報告の手順などは省略されている。
ステップS1701において、担当者端末309は、部支店単位のスケジュール検索入力を情報処理装置に送る。情報処理装置は、ステップS1703において、部支店をキーとして顧客データベース1730にスケジュール検索を指示する。顧客データベース1730は、ステップS1705において、部支店をキーにスケジュール検索をして、検索結果を情報処理装置に返す。情報処理装置は、ステップS1707において、顧客データベース1730から受け取った部支店全体のコンタクトスケジュールを担当者端末309に送信する。担当者端末309は、ステップS1709において、部支店のコンタクトスケジュール一覧を表示する。
一方、ステップS1711において、担当者端末309は、担当者単位のスケジュール検索入力を情報処理装置に送る。情報処理装置は、ステップS1713において、担当者をキーとして顧客データベース1730にスケジュール検索を指示する。顧客データベース1730は、ステップS1715において、担当者をキーにスケジュール検索をして、検索結果を情報処理装置に返す。情報処理装置は、ステップS1717において、顧客データベース1730から受け取った担当者個人のコンタクトスケジュールを担当者端末309に送信する。担当者端末309は、ステップS1719において、担当者のコンタクトスケジュール一覧を表示する。
なお、課単位やグループ単位、あるいは、顧客の住所単位、あるいは、複数の支店を含む支部単位などの検索と、コンタクトスケジュール一覧表示も同様である。
《情報処理装置のコンタクトスケジュール制御部》
図18は、本実施形態に係るコンタクトスケジュール制御部の機能構成を示すブロック図である。なお、図18において図5Bまたは図13と同様の機能構成部には同じ参照番号を付して、説明を省略する。また、情報処理装置の機能構成は、図5Aのコンタクトスケジュール制御部510および顧客データベース330を、図18のコンタクトスケジュール制御部1810および顧客データベース1730に置き換えた構成である。
検索キー取得部1817は、担当者端末309からコンタクトスケジュール要求受信部516が受信したコンタクトスケジュール要求から、検索キーを取得する。そして、コンタクトスケジュール検索部1818は、検索キー取得部1817が取得した検索キーに基づいて顧客データベース1730を検索して、検索結果のコンタクトスケジュール一覧を、コンタクトスケジュール送信部517により担当者端末309に送信する。
(顧客データベース)
図19Aは、本実施形態に係る顧客データベース1730の構成を示す図である。なお、図19Aにおいて、図6Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、図示を簡略化して説明を省略する。顧客データベース1730の構成は、図19Aに限定されない。
担当情報1915は、各保険情報613に対応付けて、その保険を担当する担当支店、担当部署、担当者などを格納する。なお、担当を顧客単位に記憶してもよい。そして、コンタクトデータ1915として、各コンタクトを実際に担当したコンタクト担当者を記録したコンタクト履歴が格納される。
図19Bは、本実施形態に係るコンタクトデータ1915の構成を示す図である。なお、図19Bにおいて、図6Bと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。コンタクトデータ1915の構成は、図19Bに限定されない。
第1コンタクト履歴1922、第2コンタクト履歴1923、および、第nコンタクト履歴1924には、実際に顧客のコンタクトを担当したコンタクト担当者が記録される。したがって、本実施形態の検索をコンタクト担当者も検索キーに含めて検索することができる。
《情報処理装置の処理手順》
図20は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、図5Aおよび図18の機能構成部を実現する。なお、図18は本実施形態の特徴手順であるコンタクトスケジュールの検索処理を図示しており、図10Aに追加される処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS2001において、コンタクトスケジュールの検索キーによる検索か否かを判定する。検索キーによる検索と判定すると、情報処理装置は、ステップS2003において、担当者端末309のコンタクトスケジュール要求から検索キーを取得する。
次に、情報処理装置は、ステップS2005において、検索キーに基づいて、部支店検索か担当者検索かを判定する。部支店検索であれば、情報処理装置は、ステップS2007において、顧客データベース1730に対して部支店を検索キーとするコンタクトスケジュール検索を指示する。そして、情報処理装置は、ステップS2009において、顧客データベース1730からの検索結果を、部支店のコンタクトスケジュール一覧にして担当者端末309に送信する。
一方、担当者検索であれば、情報処理装置は、ステップS2011において、顧客データベース1730に対して担当者を検索キーとするコンタクトスケジュール検索を指示する。そして、情報処理装置は、ステップS2013において、顧客データベース1730からの検索結果を、担当者のコンタクトスケジュール一覧にして担当者端末309に送信する。
なお、課単位やグループ単位、あるいは、顧客の住所単位、あるいは、複数の支店を含む支部単位などの検索と、コンタクトスケジュール一覧表示も同様である。
本実施形態によれば、上記実施形態の効果に加えて、支店、部署、あるいは、特定の営業担当者に対応して顧客とのコンタクトスケジューリングを管理することにより、営業担当者による営業活動に抜けがないように支援することにより、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、保険の満期が1年を超える場合の保険契約日から1年経過ごとに行われるべき顧客へのコールによるコンタクトをスケジュールする点で異なる。また、保険が解約された場合の顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき顧客へのコールによるコンタクトをスケジュールする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ネット連携サブシステム303と、レコードサブシステム304と、ノートサブシステム305との協働によって実現される。
《営業支援システムの概要》
図21Aおよび図12Bは、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。
図21Aにおいて、営業支援システムの初期メニュー2110で「年1DM発送確認」2111が選択されると、保険の満期が1年を超える場合の保険契約日から1年経過ごとに行われるべき顧客へのDM(ダイレクトメール)発送である年1DM発送のコンタクトスケジュール一覧2120が表示される。年1DM発送のコンタクトスケジュール一覧2120において、案件種類2121が年1DM対応であること、その行動予定2122および第1コンタクト履歴2123が表示される。
また、図21Bには、コンタクト一覧2130として、落ち(解約)確認入力画面2132と、落ち確認による次のお礼状発送のコンタクトスケジュール欄2131とが表示されている。そして、落ち確認入力があると、コンタクト一覧2140として、お礼状発送確認用画面2142と、お礼状発送のコンタクト履歴欄2141とが表示されている。
なお、契約中顧客への年1DM発送と、解約後のお礼状発送およびその後の年1案内発送とは、異なるものであるが、その処理は類似しているので、本実施形態により両方を説明する。
《情報処理装置の顧客データベース》
図22Aは、本実施形態に係る顧客データベース2230の構成を示す図である。なお、図22Aにおいて、図6Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、図示を簡略化して説明を省略する。顧客データベース2230の構成は、図22Aに限定されない。
満期2216は、各保険契約の満期を格納する。また、解約フラグ2217は、各保険契約のステータスとして、解約か継続かを記憶する。解約日2218は、解約された場合に、解約日を記憶する。図22Aにおいては、保険契約2231が、解約された保険のステータスおよびコンタクトデータ2215を示し、保険契約2232が、継続中で満期が1年を超える(図では3年)保険のステータスおよびコンタクトデータ2215を示している
図22Bは、本実施形態に係るコンタクトデータ2215の構成を示す図である。図22Bには、図22Aとの関連を明瞭にするため、満期2216は、解約フラグ2217、解約日2218も図示されている。なお、図22Bにおいて、図6Bと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、説明を省略する。コンタクトデータ2215の構成は、図22Bに限定されない。
解約された保険契約2231において、第1コンタクト履歴2222には、解約後のお礼状発送が記録され、第2コンタクト履歴2223には、解約1年後のメール発送が記録され、第nコンタクト履歴2224には、解約2年後のメール発送が記録されている。そして、次のコンタクトの行動予定621として、解約2年後のメール発送がスケジュールされている。3年満期の保険契約2232において、第1コンタクト履歴2222には、契約1年後のDM発送が記録されている。そして、次のコンタクトの行動予定621として、契約2年後のDM発送がスケジュールされている。
《情報処理装置の処理手順》
図23は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、本実施形態の情報処理装置の機能構成部(図示せず)を実現する。なお、図23は本実施形態の特徴手順である1年を超える満期契約における1年DM発送処理と、落ち(解約)契約に対する1年毎のコンタクト処理を図示しており、図10Aに追加される処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS2311において、契約中の保険の満期が1年を超えるか否かを判定する。満期が1年を超えれば、情報処理装置は、ステップS2313において、契約日から1年毎のDM発送予定を顧客データベース2230のコンタクトデータ2214に格納する。情報処理装置は、ステップS2315において、前回に格納したDM発送予約を顧客データベース2230から読み出す。そして、情報処理装置は、ステップS2317において、担当者端末309にDM発送予定を送信する。DM発送完了があれば、情報処理装置は、ステップS2319において、1年後のDM発送予約を次のコンタクトスケジュールとして顧客データベース2230に記憶する。
また、情報処理装置は、ステップS2321において、保険契約の落ちか否かを判定する。落ちであれば、情報処理装置は、ステップS2323において、お礼状送付予定を顧客データベース2230に格納して、担当者端末309に通知する。お礼状送付が完了すれば、情報処理装置は、ステップS2325において、解約日から1年毎のコンタクト予定を顧客データベース2230のコンタクトデータ2214に格納する。情報処理装置は、ステップS2327において、前回に格納したコンタクト予約を顧客データベース2230から読み出す。そして、情報処理装置は、ステップS2329において、担当者端末309にコンタクト予定を送信する。毎年のコンタクト完了があれば、情報処理装置は、ステップS2331において、1年後のコンタクト予約を次のコンタクトスケジュールとして顧客データベース2230に記憶する。
本実施形態によれば、満期の更改における顧客サービスに加えて、1年を超える契約期間の保険あるいは解約された場合に、1年毎の顧客コールあるいはダイレクトメールの継続を支援することにより、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記第2実施形態と比べると、顧客の他の保険契約情報あるいは顧客の家族の保険契約情報に基づいて、新たな保険契約を促すためのコンタクトをスケジュールする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ネット連携サブシステム303と、レコードサブシステム304と、ノートサブシステム305との協働によって実現される。
《営業支援システムの概要》
図24は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。
図24の顧客データベースの顧客関連情報一覧画面2400において、関連契約2401として、顧客Aに関連する関連案件番号、保険契約者、続柄などが表示される。また、これらの関連契約2401を参照して、顧客Aへの新規の保険契約案内のためのコンタクトスケジュール2402が生成されて表示される。コンタクトスケジュール2402としては、行動予定や案内案件、案内期間、案内完了フラグ、アラートフラグなどのデータを含む。
《情報処理装置の顧客データベース》
図25は、本実施形態に係る顧客データベース2530の構成を示す図である。なお、図25において、図6Aまたは図19Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、図示を簡略化して説明を省略する。顧客データベース2530の構成は、図25に限定されない。
他の契約情報2516は、本人の他の保険契約や、家族、親族、その他の保険契約などの関連情報を格納する。そして、その他の契約情報2516に基づく、新規の案内予約や訪問予約、およびコンタクト履歴がコンタクトデータ1915に格納される。なお、コンタクトデータの構成は、図25のコンタクトデータ1915に限定されない。図6Bや図13などのコンタクトデータの構成であってもよい。
《情報処理装置の処理手順》
図26は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、本実施形態の情報処理装置の機能構成部(図示せず)を実現する。なお、図26は本実施形態の特徴手順である他の関連契約に基づく新規契約案内処理を図示しており、図10Aに追加される処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS2601において、他の関連契約が有るか否かを判定する。他の関連契約が有れば、情報処理装置は、ステップS2603において、新規契約案内のためのコンタクトスケジュールを算定する。そして、情報処理装置は、ステップS2605において、算定したコンタクトスケジュールを顧客データベース2530のコンタクトデータ1914に格納する。情報処理装置は、ステップS2607において、顧客データベース2530のコンタクトデータ1914からコンタクトスケジュールを読み出して、ステップS2609において、担当者端末309に送信する。
本実施形態によれば、上記実施形態に加え、顧客の他の保険契約情報あるいは顧客の家族の保険契約情報に基づいて、新たな保険契約を促すことによって、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第7実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、顧客からの問い合わせのコール履歴、または、顧客からの苦情やお礼のコール履歴に基づく顧客とのコンタクトを支援する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ネット連携サブシステム303と、レコードサブシステム304と、ノートサブシステム305と、さらに、コールサブシステム302と、ボイスサブシステム306と、ラインサブシステム307との協働によって実現される。
《営業支援システムの概要》
図27は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。
図27の顧客データベースのコール一覧画面2700において、コール履歴2701として、顧客Aからのコール日付、コール時間、コール内容などが表示される。また、これらのコール履歴2701を参照して、顧客Aへの電話や訪問などのコンタクトスケジュール2702が生成されて表示される。コンタクトスケジュール2702としては、行動予定、行動期間、行動完了フラグ、アラートフラグなどのデータを含む。
なお、本実施形態では、顧客Aからのコールへの応答として、コンタクトスケジュールの生成と報知とを説明する。しかしながら、ボイスサブシステム306からの顧客と対応者とのコンタクト結果の履歴や、ラインサブシステム307からの顧客コールにおける顧客とオペレータとの会話の履歴などを顧客データベースに蓄積することで、さらに多彩なコンタクトがスケジュールされる。これらの処理は、本実施形態と類似なので、詳細な説明は省略する。
《情報処理装置の顧客データベース》
図28は、本実施形態に係る顧客データベース2830の構成を示す図である。なお、図28において、図6Aまたは図19Aと同様の構成要素には同じ参照番号を付して、図示を簡略化して説明を省略する。顧客データベース2830の構成は、図28に限定されない。
コール情報2816は、顧客からの問い合わせ、苦情、お礼、その他の情報を格納する。そして、コール情報2816に基づく、電話応答や訪問説明などの予定がコンタクトデータ1915に格納される。なお、コンタクトデータの構成は、図28のコンタクトデータ1915に限定されない。図6Bや図13などのコンタクトデータの構成であってもよい。
《情報処理装置の処理手順》
図29は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、本実施形態の情報処理装置の機能構成部(図示せず)を実現する。なお、図29は本実施形態の特徴手順であるコール情報に基づく対応処理を図示しており、図10Aに追加される処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS2901において、コール履歴からコンタクトが必要か否かを判定する。コンタクトが必要と判定すれば、情報処理装置は、ステップS2903において、コールへの応対のためのコンタクトスケジュールを算定する。そして、情報処理装置は、ステップS2905において、算定したコンタクトスケジュールを顧客データベース2830のコンタクトデータ1914に格納する。情報処理装置は、ステップS2907において、顧客データベース2830のコンタクトデータ1914からコンタクトスケジュールを読み出して、ステップS2909において、担当者端末309に送信する。なお、ステップS2901において、上記のようなコール履歴のみでなく、担当者が入力したコンタクト履歴の顧客からの問い合わせ、苦情、お礼、その他の情報に基づいても、同様のコンタクトスケジュール管理ができる。
本実施形態によれば、上記実施形態に加え、顧客からのコール情報に基づいてコンタクトスケジュールを生成することによって、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態に係る情報処理装置の処理手順について説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、コンタクト履歴に基づいて、営業活動を記録する営業日誌を生成する点、また、案件単位にまとめた履歴情報を生成する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。本実施形態は、図3Bのボックスサブシステム301と、ノートサブシステム305との協働によって実現される。
《営業支援システムの概要》
図30は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。
図30の担当者の営業日誌作成画面3010は、検索条件として、部支店3011として「新宿支店」が入力され、担当者3012として「A」が入力され、作成日誌の日付3013として「2013/11/20」が入力されている。その検索結果に基づき営業日誌フォーマットに従った営業日誌画面3014が表示される。この営業日誌画面3014は、プリンタにより印刷したり、ネットワークを介して他の端末に送信したりできる。
一方、図30の案件履歴作成画面3020は、検索条件として、部支店3021として「新宿支店」が入力され、案件番号2022として“A3852669”が入力され、検索期間3023として“契約〜(以降)”が入力されている。その検索結果として、案件番号に基づいて顧客データベースを検索して日時順にソーティングされ、案件履歴フォーマットに従った案件履歴画面3024が表示される。この営業日誌画面3014は、プリンタにより印刷したり、ネットワークを介して他の端末に送信したりできる。
なお、本実施形態では、営業日誌フォーマットや案件履歴フォーマットについて、図示や説明はしないが、他の表示画面フォーマットや印刷フォーマットなどと共に、フォーマットデータベースを設けて格納しておけばよい。
《ソーティングデータ》
図31は、本実施形態に係るソーティングデータの構成を示す図である。図31には、営業日誌生成のために、担当者ごとに(あるいは支店ごとに)顧客データベースを検索して日時順にソーティングしたソーティング結果3110と、案件ごとに顧客データベースを検索して日時順にソーティングしたソーティング結果3120と、が図示されている。なお、顧客データベースの構成は、図6Aの顧客データベース330の構成と同様である。
ソーティング結果3110は、各担当者ID(または支店ID)3311について、コンタクトの日付3112の順に、かつ、コンタクトの時刻の順にソーティングされた、コンタクト履歴3113を記憶する。さらに、今後のコンタクトスケジュール3114を記憶してもよい。また、ソーティング結果3120は、各案件番号3121について、コンタクトの日付3122の順に、かつ、コンタクトの時刻の順にソーティングされた、コンタクト履歴3123を記憶する。さらに、今後のコンタクトスケジュール3124を記憶してもよい。
なお、本実施形態の営業日誌のためには、第4実施形態の図19Aおよび図19Bの担当者の情報を使用することができる。
《情報処理装置の処理手順》
図32は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、本実施形態の情報処理装置の営業日誌生成部を含む機能構成部(図示せず)を実現する。なお、図32は本実施形態の特徴手順である営業日誌の作成処理と案件情報の作成処理とを図示しており、図10Aに追加される処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS3201において、営業日誌の作成か否かを判定する。営業日誌の作成と判定すれば、情報処理装置は、ステップS3203において、検索単位(部支店あるいは担当者)を検索キーとして顧客データベースのコンタクト履歴を検索する。そして、情報処理装置は、ステップS3205において、コンタクト日時順にソーティングする。そして、情報処理装置は、ステップS3207において、営業日誌フォーマットに従って営業日誌を作成して、ステップS3209において、担当者端末309に出力する。
情報処理装置は、ステップS3211において、案件情報の作成か否かを判定する。案件情報の作成と判定すれば、情報処理装置は、ステップS3213において、案件番号を検索キーとして顧客データベースのコンタクトスケジュールおよびコンタクト履歴を検索する。そして、情報処理装置は、ステップS3215において、コンタクト日時順にソーティングする。そして、情報処理装置は、ステップS3217において、案件履歴フォーマットに従って案件履歴を作成して、ステップS3219において、担当者端末309に出力する。
本実施形態によれば、コンタクト履歴に基づいて、営業活動を記録する営業日誌を生成することによって、支店、所属課あるいは営業担当者による営業日誌の入力操作や生成操作を無くして、営業担当者による入力や操作の負担を軽減することができる。また、コンタクト履歴に基づいて、案件単位の履歴をまとめた案件情報を生成することによって、各案件についての処理履歴を簡単に生成することができる。そのため、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第9実施形態]
次に、本発明の第9実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、各顧客についてコンタクト間隔が半年以上になることを避けるようにコンタクトスケジュールする点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《営業支援システムの概要》
図33は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。図33は、各顧客に対して、前のコンタクトから半年が経過しようとしている場合の、営業担当者のコンタクトスケジュールを示している。
図33のコンタクトスケジュールは、前のコンタクトから半年(3300)を経過する前に行なうべき、第1コンタクト3320と、第2コンタクト3330と、を含んでいる。第1コンタクト3320は、前のコンタクトから半年が過ぎる所定期間前(例えば1月前)の、顧客との対面予約のためのコールである。第2コンタクト3330は、第2コンタクト3220による対面予約に従う、顧客訪問による顧客との対面である。
本実施形態においては、今後1月間にコンタクトが半年間無くなる顧客を顧客データベースから検索することにより、第1コンタクト3320および第2コンタクト3330がスケジュールされて、顧客データベースの各顧客データに対応付けて格納される。そして、まず、第1コンタクト3320である対面予約のコールが次のスケジュールとして行動予定3322により、営業担当者に通知される。営業担当者は、顧客へのコールによる対面予約を完了すると、コンタクト結果の履歴として顧客データベースに記録する(表示画面3331の第コンタクト3333を参照)。
第2コンタク3330の完了が登録されると、表示画面3331のように、次の第2コンタクト3330である訪問(対面予約)が次のスケジュールとして行動予定3332により、営業担当者に通知される。営業担当者は、顧客の訪問と対面を完了すると、コンタクト結果の履歴として顧客データベースに記録する(不図示)。
以上のように、本実施形態において、装置により、顧客との対面予約のためのコールと、顧客訪問による顧客との対面とのコンタクトがスケジュールされると共に、営業担当者の営業活動とコンタクト履歴とが管理される。
(コンタクトデータ)
図34は、本実施形態に係るコンタクトテーブル3400の構成を示す図である。コンタクトテーブル3400は、顧客ID単位に、前のコンタクトから略半年の間、コンタクトが無い場合を検索して、コンタクトスケジュールを生成するためのテーブルである。
コンタクトテーブル3400は、顧客ID3401に対応付けて、前回のコンタクト日3402、今日の日付3403、経過日3404、そして、コンタクトスケジュール3405を記憶する。このコンタクトテーブル3400は、顧客データベースにコンタクトデータとして格納される。
《情報処理装置の処理手順》
図35は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、本実施形態の情報処理装置の半年対面スケジュール部を含む機能構成部(図示せず)を実現する。なお、図35は本実施形態の特徴手順である半年対面スケジュールの生成処理を図示しており、図10Aに追加される処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。
情報処理装置は、ステップS3501において、未コンタクトでの半年経過の検索か否かを判定する。未コンタクトでの半年経過の検索であれば、情報処理装置は、ステップS3503において、顧客データベース330から1ヶ月後に未コンタクトが半年になる顧客を検索する。次に、情報処理装置は、ステップS3505において、検索した顧客に対する対目予約と対面とのためのコンタクトスケジュールの生成処理を実行する。続いて、情報処理装置は、ステップS3507において、生成したコンタクトスケジュールを顧客データベース330のコンタクトデータの領域に格納する。また、情報処理装置は、ステップS3509において、生成したコンタクトスケジュールを担当者端末309に送信する。
本実施形態によれば、各顧客について、コンタクトのない期間が長くならないようにスケジュール管理することで、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第10実施形態]
次に、本発明の第10実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、コンタクトスケジュールに対応して各種アラートの設定がされ、また、他のコンタクト完了に基づき関連するスケジュールのアラート解除やスケジュール削除を行なう点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《営業支援システムの概要》
図36は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムの概要を説明する図である。なお、図36の上図は、図11のコンタクト完了報告画面1131と同様であるので、説明を省略する。
コンタクト完了報告が入力されると、本実施形態の情報処理装置は、完了したコンタクトに関連するコンタクトスケジュールを更新する。例えば、図36の下図のコンタクトスケジュール修正結果画面3631のように、アラート設定3632を解除に設定する。あるいは、コンタクトスケジュールそのものを削除してもよい。すなわち、スケジュールされたコンタクトが実行されない場合であっても、他のコンタクト完了により完了したと見なされる。もし、アラート解除が間違いであれば、担当者は修正して、顧客データベースへの保存3633を操作する。
(アラート処理ルール)
図37Aは、本実施形態に係るアラート処理ルール3710を示す図である。アラート処理ルール3710は、各コンタクトの原因となるスケジュール種類において、どんな条件でどんなアラートを設定するかを決定するためのルールである。このアラート処理ルール3710に従って、例えば、図21B、図27、図36などのアラートが設定されて、報知される。
アラート処理ルール3710は、コンタクトスケジュールの元となった処理の種類を示すスケジュール種類3711に対応付けて、それぞれのアラート条件3712に対応して、アラート内容3713を記憶する。
なお、アラートが図示されてない他の実施形態においても、アラートが設定されてよい。また、図37Aのアラート条件3712やアラート内容は、その一例であってこれらに限定されない。
(コンタクトデータの処理ルール)
図37Bは、本実施形態に係るコンタクトデータの処理ルール3720を示す図である。コンタクトデータの処理ルール3720は、コンタクト完了が担当者により入力された場合、あるいは、自動的に設定された場合に、他の関連するコンタクトスケジュールに対しても自動的に処理を行なって、担当者の操作の煩わしさを解消するために使用される。コンタクトデータの処理ルール3720に基づき、例えば、他のコンタクトスケジュールのアラート設定が解除されたり、コンタクトスケジュール自体が削除されたりする。
コンタクトデータの処理ルール3720は、担当者により入力された、あるいは、自動的に設定された完了スケジュール3721に対応つけて、それを他のコンタクトスケジュールの処理に波及させる条件3722に基づいて、波及させる処理および処理内容3723を記憶する。
なお、図37Bの条件3722や処理および処理内容3723は、その一例であってこれらに限定されない。
《情報処理装置の処理手順》
図38は、本実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図8のCPU810がRAM840を用いて実行し、本実施形態の情報処理装置のスケジュール自動更新部を含む機能構成部(図示せず)を実現する。なお、図38は本実施形態の特徴手順である他のコンタクト完了によるスケジュール処理を図示しており、図10AのステップS1031〜S1039に代替する処理手順である。そして、他の処理は図10Aの処理手順を援用する。図38において、図10Aと同様のステップには同じステップ番号を付して、説明を省略する。
情報処理装置は、コンタクト完了通知であれば、ステップS1033において、顧客データベース330のコンタクト履歴にコンタクト内容を格納した後、ステップS3834において、処理ルール3720の完了スケジュール3721および条件3722に対応するか否かを判定する。コンタクト完了通知が完了スケジュール3721および条件3722に対応していれば、波及処理を行なうべきスケジュールが有るので、情報処理装置は、ステップS3835において、波及させる処理および処理内容3723に基づいて、他のスケジュールに対応する処理を実行する。以降の処理は、図10Aと同様である。
本実施形態によれば、アラートの設定および他のコンタクト完了によるアラート解除やスケジュール削除を担当者の操作なしに実行することで、顧客へのサービスを向上させると共に、担当者によらず顧客への均質なサービスを提供することができる。また、顧客データベースにより顧客へのコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を一元管理することにより、誰でもコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[第11実施形態]
次に、本発明の第11実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システムについて説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、上記実施形態と比べると、集中して複数のサービスを提供する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
《営業支援システムの機能構成》
図39は、本実施形態に係る情報処理装置を含む営業支援システム3900の機能構成を示すブロック図である。
図39においては、ネットワーク3920を介して、図3Aおよび図3Bに図示した全ての機能を実現する1つの情報処理装置(サーバ)3910と、多数の担当者端末309が接続される。情報処理装置(サーバ)3910は、顧客データベース330と、各機能を実現するアプリケーションプログラム(以下、アプリ)とを有する。アプリには、ボックス制御アプリ3911、コール制御アプリ3912、ネット連携制御アプリ3913、レコード制御アプリ3914、ノート制御アプリ3915、ボイス制御アプリ3916、ライン制御アプリ3917、活用制御アプリ3918、を含む。
なお、顧客データベース330は、情報処理装置(サーバ)3910と独立してネットワーク3920に接続されてもよい。また、複数のアプリをグループ化して、複数の情報処理装置で構成してもよい。
本実施形態によれば、複数のアプリを、顧客データベース330を中心として統一的に制御可能となることにより、アプリ間の同期処理が簡略化される。また、担当者端末309を使用するどの担当者も、顧客データベース330に格納されたコンタクトスケジュールやコンタクト履歴を共有することができる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。

Claims (18)

  1. 顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を格納する顧客データベースと、
    前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理手段と、
    を備え、
    前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む、情報処理装置。
  2. 前記複数タイミングにおけるコンタクトは、前記保険の満期から所定期間前の前記顧客への更改手続の通知によるコンタクトと、前記顧客との対面予約のためのコールによるコンタクトと、前記対面予約に従う前記顧客との対面によるコンタクトと、を含む請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記顧客データベースは、さらに、前記顧客とのコンタクトの管理を必要とする事項を、前記顧客に対応付けてスケジュール管理の対象を示す案件情報として格納する、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記顧客データベースは、さらに、前記顧客あるいは前記保険を担当する担当者情報を格納する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記コンタクトスケジュールは、さらに、各顧客について、前回の顧客との対面から第2期間の経過ごとに行なわれるべき前記顧客との対面によるコンタクトを含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記コンタクトスケジュールは、さらに、前記顧客の他の保険契約情報あるいは前記顧客の家族の保険契約情報に基づいて、新たな保険契約を促すためのコンタクトを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記コンタクトスケジュールは、さらに、前記顧客の属性情報に基づいて定義されたタイミングに行なわれるべき前記顧客とのコンタクトを含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記スケジュール管理手段は、所定のコンタクトの完了報告に基づいて、関連するコンタクトスケジュールの完了処理を行なう請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記スケジュール管理手段は、支店、部署、あるいは、特定の営業担当者に基づいて前記コンタクトスケジュールをソーティングすることにより、前記支店、前記部署、あるいは、前記特定の営業担当者のスケジュールを管理する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記顧客データベースは、さらに、前記顧客とのコンタクト結果を記録したコンタクト履歴を格納し、
    前記コンタクトスケジュールは、さらに、前記コンタクト履歴に基づいて算定される、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記コンタクト履歴の格納に対して次のコンタクトスケジュールが紐付けられ、
    前記コンタクトスケジュールは、前記次のコンタクトスケジュールを含む、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記コンタクト履歴に基づいて、営業活動を記録する営業日誌を生成する営業日誌生成手段を、さらに備える請求項10または11に記載の情報処理装置。
  13. 前記コンタクト履歴は、前記顧客からの問い合わせの履歴、または、前記顧客からの苦情またはお礼の履歴を含み、
    前記コンタクトスケジュールは、さらに、前記問い合わせの履歴、または、前記苦情または前記お礼の履歴に基づいてスケジュールされた前記顧客とのコンタクトを含む、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記スケジュール管理手段は、支店、部署、あるいは、特定の営業担当者に基づいて前記コンタクトスケジュールおよび前記コンタクト履歴をソーティングすることにより、前記支店、前記部署、あるいは、前記特定の営業担当者のコンタクト進捗状況を管理する請求項11乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を顧客データベースに格納する格納ステップと、
    前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理ステップと、
    を含み、
    前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む、情報処理方法。
  16. 顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を顧客データベースに格納する格納ステップと、
    前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラムであって、
    前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む、情報処理プログラム。
  17. 顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を格納する顧客データベースと、
    前記コンタクトスケジュールを営業担当者に報知する報知手段と、
    前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理手段と、
    を備え、
    前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む、営業支援システム。
  18. 顧客の属性情報と、前記顧客に関連する保険の契約履歴情報と、前記契約履歴情報に基づき算定された前記顧客とのコンタクトスケジュールと、を顧客データベースに格納する格納ステップと、
    前記コンタクトスケジュールを営業担当者に報知する報知ステップと、
    前記コンタクトスケジュールを参照して、営業担当者のスケジュールを管理するスケジュール管理ステップと、
    を含み、
    前記コンタクトスケジュールは、前記保険の満期における更改手続のために行なわれるべき、複数タイミングにおける前記営業担当者による前記顧客とのコンタクトと、前記保険の満期が1年を超える場合には、保険契約日から1年経過ごとに行われるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、前記保険が解約された場合に、前記顧客への礼状の送付によるコンタクトと、解約日から1年ごとに行なわれるべき前記顧客へのコールによるコンタクトと、を含む、営業支援方法。
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