JP5843655B2 - 研磨装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ピン歯車式のサンギア及びインターナルギアを備えた研磨装置に関する。
ピン歯車式の研磨装置の従来技術としては、例えば、特許文献1(特開平09−239657号公報、発明の名称「研磨装置」)に記載の発明が知られている。特許文献1に記載の研磨装置は、その図3で示すように、サンギア3の歯部30を、周縁部に立設されたピン体31と、ピン体31に回転可能に嵌められたリング体32とで形成し、また、インターナルギア4の歯部40を、周縁部に立設されたピン体41と、ピン体41に回転可能に嵌められたリング体42と、で形成したものである。
このような研磨装置では、動作時におけるサンギア3及びインターナルギア4の摩耗を防止することで、各ギアの長寿化とワークの汚染防止とを図り、また、メインテナンスの簡略化を図っている。
また、ピン歯車式の研磨装置の他の従来技術としては、例えば、特許文献2(特開2006−212740号公報、発明の名称「研磨装置」)に記載の発明が知られている。特許文献2に記載の研磨装置は、その図2で示すように、外側ピン歯車の内歯と内側ピン歯車の外歯の少なくとも一方が、ピンリング11b、12bの上方に突出して固定されたピン体22と、下方に開放する有底円筒状をなし、ピン体22との間に嵌合部25を設けてピン体22に回転可能に外嵌されるカラー23とを有し、ピンリング11b、12bの周方向に一定間隔をおいて設けられた複数個の歯部20、30からなる。
このような研磨装置によれば、ピン体22とカラー23との間に異物が入りにくいので回転の自由度が保持でき、また、回転時での摩耗の進行も小さく抑えられる。また、カラー23の交換を簡単に行うことができる。
また、ピン歯車式の研磨装置の他の従来技術としては、例えば、特許文献3(特開2006−212739号公報、発明の名称「研磨装置」)に記載の発明が知られている。特許文献3に記載の研磨装置は、その図1で示すように、外側ピン歯車11の内歯と内側ピン歯車12の外歯の少なくとも一方が、ピンリング11b、12bの上方に突出して軸線を中心に回転可能に支持されたピン体22と、ピン体22に回転可能に外嵌される円筒状のカラー24とを有し、ピンリング11b、12bの周方向に一定間隔をおいて設けられた複数個の歯部20、30からなる。このピン体22は、軸受け27により回転可能に支持され、また、上側ではシール部材28により封止され、異物の混入を防止する。
このような研磨装置では、ギアの歯部の摩耗を防いで長寿命化を図ると共に、摩耗粉によるワークの傷を防止することができる。また、カラー回転時にピン体も同時に回転させて、相互の滑り摩耗を回避する。
また、ピン歯車式の研磨装置の他の従来技術としては、例えば、特許文献4(特開2006−043815号公報、発明の名称「研磨装置」)に記載の発明が知られている。特許文献4に記載の研磨装置は、その図1で示すように、インターナルギアの内歯と太陽ギアの外歯の少なくとも一方が、ギア本体に上方に突出して固定されたピン体22と、下方に開放する有底円筒状をなし、ピン体22に外嵌されるカラー24とを有する複数個の歯部20からなり、カラー24は、下部にツバ部を有し、ツバ部を挟み込むことにより、複数個のカラー24を保持するホルダー25が設けられ、ホルダー25をギア本体上に固定する固定手段が設けられている。
このような研磨装置では、カラー24とピン体22との間に異物が入りにくいので回転の自由度が保持され、回転時での摩耗の進行も小さく抑えられる。また、固定手段をはずし、ホルダー25をギア本体から取り外すことにより、複数個のカラー24を同時に各ピン体22から取り外すことができ、カラー24の交換を簡易に(まとめて)行うことができる。
特開平09−239657号公報 特開2006−212740号公報 特開2006−212739号公報 特開2006−043815号公報
しかしながら、上記した従来技術では何れも問題点を有するものであった。
例えば、引用文献1に記載の研磨装置では、ピン体31の上部にカラー32の抜け止め部材であるキャップ33aを取り付け、カラー32を回転自在に保持するという抜け止め構造を採用する。また、ピン保持ではピン体31の下側にナット31aを用いて固定するというピン保持構造を採用する。多数の歯部30を取り付けることを考慮すると、これら抜け止め構造およびピン保持構造を採用する歯部30の取り付けは、手間を要するものであった。
また、引用文献2に記載の研磨装置は、有底円筒状のカラー構造とし、ピン体との間に嵌合部を設けて抜け止め構造とするがピン保持構造は未記述である。
また、引用文献3に記載の研磨装置は、ピン体22の固定構造として、根元に軸受27を設けて回転自在とする。しかしながら、多数あるピン体22の固定構造として“シール構造+軸受け構造”を適用することは現実には多大なコストが掛かる。
また、引用文献4に記載の研磨装置は、有底円筒状ツバ付カラーを保持部材で固定するが、ピン保持構造は未記述である。
そこで、本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ピンの固定構造、および、保持構造を簡易化し、コストダウン、長期性能保持およびカラー交換とピン体交換が容易な固定構造の研磨装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、
ギア基体部に複数のピン状の歯部を設けたサンギアと、ギア基体部に複数のピン状の歯部を設けたインターナルギアと、の間に、複数の歯によるキャリア歯部が外周に形成されるワークキャリアを噛み合わせておき、このワークキャリアのワーク保持孔に挿入されたワークの表裏両面を下定盤と上定盤との間に挟み込んだ状態で、サンギアとインターナルギアとを回転させてワークキャリアを自転または公転させるとともに、上定盤または下定盤の少なくとも一方をワークキャリアに対して相対的に回転させてワークをラッピングまたはポリッシングする研磨装置であって、
歯部は、ギア基体部の嵌入孔に入れられるピン嵌入部、円柱体であるピン軸支部およびこのピン軸支部の先端から突出する細径部を有するピン体と、ピン軸支部の先端および細径部を突出させた状態でピン軸支部に遊挿される筒状のカラーと、ピン体の先端の細径部を軸支してカラーの抜け止めを行いつつピン体を嵌入孔側へ押さえる押さえ部と、押さえ部をギア基体部に固定する固定部と、を備えることを特徴とする研磨装置とした。
また、本発明の請求項2に係る発明は、
前記ピン体は、前記ピン軸支部と前記ピン嵌入部との間で外周側へ突出するツバ部をさらに備え、ツバ部の下面を前記ギア基体部に当接させるとともにツバ部の上面に前記カラーの下面を当接させることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置とした。
また、本発明の請求項3に係る発明は、
前記押さえ部は、複数の前記ピン体を一括して押さえる部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の研磨装置とした。
このような本発明によれば、ピンの固定構造、および、保持構造を簡易化し、コストダウン、長期性能保持およびカラー交換とピン体交換が容易な固定構造の研磨装置を提供することができる。
下定盤、サンギア、インターナルギアおよびワークキャリアを説明する平面図である。 本発明を実施するための第1の形態の研磨装置の歯部のA−A断面図である。 歯部の拡大平面図である。 サンギアおよびインターナルギアの歯部の平面図である。 本発明を実施するための第2の形態の断面図である。 本発明を実施するための第3の形態の断面図である。 本発明を実施するための第4の形態の断面図である。
続いて、本発明を実施するための第1の形態について、図1〜図4を参照しつつ説明する。研磨装置は、ウェーハ等のワークの表裏両面を同時に研磨する装置である。この研磨装置は、下定盤と上定盤とがそれぞれ独立して回転し、両者の間で、ワークを保持するワークキャリアを回転駆動することにより、上定盤と下定盤とによってワークの両面を同時に研磨する。この場合、上定盤または下定盤の一方が回転する3WAY方式、または、上定盤および下定盤の両方が回転する4WAY方式のいずれかが採用される。本形態では説明の具体化のため4WAY方式であるものとして説明する。図1は研磨装置から上定盤を取り去った平面図であり、下定盤1、サンギア2、インターナルギア3およびワークキャリア4を示す。
下定盤1は、図1で示すように、環状円板であり、上面にワーク100を研磨するラップ面/ポリッシュ面を有する。なお、図示しないが、下定盤1の上面に図示しない研磨布を貼り付け、研磨布によりワーク100を研磨することもある。この下定盤1は、下定盤回転駆動部(図示せず)により駆動力が付与され、回転駆動される。
そして、ワーク100は下定盤1と上定盤(図示せず)とにより挟まれる。上定盤は、環状円板であり、下面にワーク100を研磨するラップ面/ポリッシュ面を有する。なお、上定盤の下面に図示しない研磨布を貼り付け、研磨布によりワーク100を研磨することもある。この上定盤は、上定盤回転駆動部(図示せず)により駆動力が付与され、回転駆動される。
ここに下定盤1および上定盤は、共通回転軸を回転中心として回転するように支持される。
サンギア2は、図1で示すように、下定盤1の中心側に配置されている。サンギア2は、複数の歯部10、回転体であるギア基体部20を備える。サンギア2は、このギア基体部20に複数の歯部10を、円上に等角であり、周方向に一定間隔をおいて多数配置したピンギアである。ギア基体部20は、回動自在となるように機械的に支持されている。さらにギア基体部20は、下側のサンギア回転駆動部(図示せず)により駆動力が伝達されるようになされ、サンギア2は、所定回転方向・所定回転速度で回転する。なお、歯部10およびギア基体部20の詳細については後述する。
インターナルギア3は、図1で示すように、下定盤1の外周側に配置されている。インターナルギア3は、複数の歯部10、回転体であるギア基体部20を備える。インターナルギア3は、このギア基体部20に複数の歯部10を、円上に等角であり、周方向に一定間隔をおいて多数配置したピンギアである。ギア基体部20は、回動自在となるように機械的に支持されている。さらにギア基体部20は、下側のインターナルギア回転駆動部(図示せず)により駆動力が伝達されるようになされ、インターナルギア3は、所定回転方向・所定回転速度で回転する。なお、歯部10およびギア基体部20の詳細については後述する。
ワークキャリア4は、図1で示すように下定盤1上に配置されている。ワークキャリア4は、通常はワークよりも厚さの小さな薄板状のキャリアである。ワークキャリア4の外周には、サンギア2およびインターナルギア3の一の歯部10が入り込むような湾曲状の凹部を含むキャリア歯部41が形成されている。このようなワークキャリア4は、その外周のキャリア歯部41の凹部にサンギア2およびインターナルギア3の歯部10が入り込んで噛み合うようになされている。ワークキャリア4においては、ワーク100を保持するワーク保持孔42が形成されており、ワーク100が配置されている。
ワークキャリア4は、ワークに応じて各種用意されており、1個のワークキャリア4に1個のワーク保持孔が形成されるものであったり、または、複数個のワーク保持孔が形成されるものであったりする。本形態では図1でも明らかなように例示的に4個のワーク保持孔42を備えるワークキャリア4を用いるものとして説明する。そして、このようなワークキャリア4は、複数個(本形態では例示的に3個)配置されるものとして説明する。本形態ではワーク100は最大で12個配置されて研磨されることとなる。
各部構成はこのようなものである。
続いて研磨装置による動作について説明する。
このような研磨装置では、下定盤1、上定盤(図示せず)、サンギア2、および、インターナルギア3という四軸はそれぞれが独立して回転する。下定盤回転駆動部、上定盤回転駆動部、サンギア回転駆動部、および、インターナルギア回転駆動部は、いずれも回転制御管理装置に接続されて回転が制御されており、最適な回転方向・回転速度で回転する。この際に、ワークキャリア4は、公転のみ、自転のみ、または、公転および自転をともにしながら回転し、ワーク100は、上下定盤間に挟まれて両面が接しており、最適なラッピング・ポリッシングが行われる。
続いて本発明の特徴をなす歯部10およびギア基体部20の詳細について説明する。
歯部10は、図1で示すように、サンギア2、および、インターナルギア3に多数設けられている共通部材である。そこで、歯部10であるとして一括して説明する。
また、ギア基体部20もサンギア2では径が小さいリング体であり、また、インターナルギア3では径が大きいリング体であるが、断面としては、図2で示すような形状となるため、以下ともにギア基体部20であるとして一括して説明する。
続いて各構成について説明する。
歯部10は、図2で示すように、ギア基体部20上に形成されるものであり、ピン体11、カラー12、押さえ部13、スペーサ14、ねじ(本発明の固定部の具体例である)15を備えている。
ピン体11は、回転体であり、さらにピン軸支部111、ピン嵌入部112、ツバ部113、細径部114を備える。
ピン軸支部111は、円柱体であり、カラー12の内径よりも少し小さい径であり、カラー12を回転しやすくしている。
ピン嵌入部112は、円柱体であり、ギア基体部20の嵌入孔21に隙間なくかつ抵抗なく嵌め込まれるような径を有している。また、ピン嵌入部112は、その下面周囲の角部が面取りされている。
ツバ部113は、ピン体11の軸線方向の中途部に設けられており、ピン軸支部111とピン嵌入部112との境界部において、これらピン軸支部111とピン嵌入部112とからともに張り出すような大径で形成される。ツバ部113の下面がギア基体部20の上面に当接して位置が決定される。
細径部114は、ピン軸支部111よりも細い円柱体であり、押さえ部13の支持孔132に抵抗なく嵌め込まれるような径を有している。細径部114は、その上面周囲の角部が面取りされている。
ピン体11は、このようなものである。
カラー12は、図2に示されるように上下の両端で開口を有する円筒状の部材である。ピン軸支部111に対して容易に回転するようになされる。
押さえ部13は、詳しくは図3,図4の平面図で示すように、インターナルギア3においては円弧状櫛形構造の部材、サンギア2においては円弧状部材である。本形態では複数個(本形態では図4でも示すように例示的に7個としている)の突出部131が形成される。さらに1個の突出部131では細径部114を支持する1個の支持孔132が形成される。そして全ての突出部131にそれぞれ1個の支持孔132が形成される。また、押さえ部13は、図2の断面図で示すように、ねじ15用の座ぐり孔付き通し孔133を複数個(本形態では図4でも示すように例示的に3個としている)備える。なお、本発明をサンギア2へ適用した場合は、ワークキャリア4や修正キャリアは定盤の外側から下定盤1面に沿わせて挿入するので、各押さえ部間は切り欠く必要がなくなり、製作上は簡易となる。
スペーサ14は、押さえ部13を所定高さで取り付けるための部材であり、例えば肉厚筒体である。スペーサ14は、中心軸に沿って上下でめねじ部141が形成されている。このようなスペーサ14は、ねじ15と同じ数だけ配置される。
ねじ15は、図2,図3で示すように、汎用品である六角穴付ボルトを採用しており、コスト低減を図っている。ねじ15は一カ所の上下で二本用いており、一方はギア基体部20の座ぐり孔付き通し孔22に下側から挿通されてギア基体部20の上側にあるスペーサ14のめねじ部141に螺挿されてねじ締結部が形成され、ギア基体部20にスペーサ14が固定されている。そして他方は押さえ部13の座ぐり孔付き通し孔133に上側から挿通されて押さえ部13の下側にあるスペーサ14のめねじ部141に螺挿されてねじ締結部が形成され、スペーサ14に押さえ部13が固定されている。スペーサ14およびねじ15は、歯部10の突出部131が複数個(図4で2個)の間隔を空けた位置で設ければよい。
ギア基体部20は、先に説明したようにリング体であり、歯部10と同数であって円上に等角で形成される複数の嵌入孔21,スペーサ14と同数であって下面に座ぐりが形成される座ぐり孔付き通し孔22を備える。
上記構成からなる歯部10において、特にピン体11は、金属、合成樹脂等で形成され、また、カラー12は、金属、合成樹脂、セラミックス等で形成される。弾性を有する材料でカラー12を形成すると、カラー12のピン体11からの脱着が容易となる。例えば、ピン体11とカラー12とを同種の金属で形成したり、または、ピン体11を金属で形成するもカラー12を弾性を有する合成樹脂で形成する。もちろんこの他にも各種材料による組み合わせが選択される。
続いて、歯部10の組み立てについて説明する。なお、組み立てについてもサンギア2およびインターナルギア3ともに同じであり、一括して説明する。
まず、ギア基体部20にスペーサ14を固着する。ギア基体部20の座ぐり孔付き通し孔22とスペーサ14のめねじ部141とが対向して通貫する状態で、六角穴付ボルトであるねじ15をギア基体部20の座ぐり孔付き通し孔22に挿通させてからスペーサ14のめねじ部141に螺挿して締結し、ギア基体部20に対してスペーサ14を固定する。この作業ではギア基体部20に対して全てのスペーサ14を固定する。
ギア基体部20の嵌入孔21内に、ピン体11のピン嵌入部112を嵌める。なお、従来技術では圧入固定されていたため、このような挿入時では力を加える必要があったが、本発明では圧入方式を採用せず、嵌め合いをすきま嵌めとして容易に嵌めることができるようにし、この点で組み立て易くしている。また、ピン体の交換作業も容易に行うことができる。
そして、ピン体11のツバ部113の下面がギア基体部20の嵌入孔21の周囲で当接し、嵌入孔21に位置決めされる。ピン嵌入部112より上部側のツバ部113、ピン軸支部111、細径部114が上方へ突出した状態となっている。
そして、カラー12は、ピン体11のピン軸支部111に挿入される。カラー12は、その内壁面がピン体11の外壁面との間に若干隙間を有する状態であり、ピン体11に対して回転可能に支持される。このようなカラー12の底面は、ピン体11のツバ部113の上面に当接した状態となっている。
続いて押さえ部13が取り付けられる。ピン体11の細径部114を、押さえ部13の支持孔132に入れた状態とする。図4で示す本形態では7箇所の細径部114を、押さえ部13の支持孔132に入れた状態とする。そして六角穴付きボルトであるねじ15を、押さえ部13の座ぐり孔付き通し孔133に上側から挿通して押さえ部13の下側にあるスペーサ14のめねじ部141に螺挿して締結し、押さえ部13をスペーサ14上で固定する。なお、ボルト15を締め込んだ状態では、突出部131はピン軸支部111の上面を押さえ込んだ状態となっている。このような取り付けを全ての押さえ部13で行う。これにより、歯部10が形成される。
この場合に、カラー12は、押さえ部13の突出部131により抜け止めがなされている。さらに突出部131の下面とカラー12の上面との間には隙間が形成されており、カラー12が接触することなく確実に回転するようになされている。また、カラー12はツバ部113の上にあるため、カラー12の回転によりギア基体部20が削れるような事態は生じない。
続いて、歯部10の作用について説明する。研磨によりワークキャリア4のキャリア歯部41の凹部と、サンギア2やインターナルギア3の歯部10と、が順次噛み合っていき、ワークキャリア4が自転・公転する場合を考える。
ここで、ワーク100よりも厚さの小さな薄板状のワークキャリア4のキャリア歯部41の歯面が、サンギア2やインターナルギア3の歯部10のカラー12に、線状に接触している。このため、何ら対策を施さないと線状に接触する箇所では局部的な線状の摩耗が起きるおそれがあるが、本発明のように歯部10の外周に回転自在のカラー12を取り付けており、カラー12とワークキャリア4が噛み合って一緒に動いて生じる擦れによる磨耗がほとんど進行せず、カラー12の内面とピン軸支部111の外面との接触部で僅かづつ均等な磨耗が進行する状態となる。ワークキャリア4のキャリア歯部41との間で摩擦が生じないようにすることで、接触部での局部的な摩耗を回避している。
さらに、サンギア2およびインターナルギア3は上下方向に昇降するようになされており、ワークキャリア4のキャリア歯部41とカラー12との接触部をカラー12の長手方向(上下方向)で逐次移動させて、カラー12外周面での摩耗を長手方向(上下方向)に分散させるようにしている。ワークキャリア4のキャリア歯部41のカラー12への作用位置は、カラー12の上方から下方までとなる。
このような歯部10およびギア基体部20では以下のような構造上の特徴がある。
(1)押さえ部が、ピン体を上側から押さえ込み、ツバ部をギア基体部に強固に接するようにして、ピン体に緩みなどを生じさせることなく強固な固定を維持する。
引用文献2に記載のようにカラー回転時にピン体も同時に回転させることが好ましいが、コスト的に採用できない。よって、カラーは固定されたピン体を軸として回転するが、カラー内周面とピンとの間には回転方向の接触摩擦が生じ、摩耗が進行する。なお、ピンには回転方向の摩擦力が作用するとともに、主にピン配列の方向(実際にはやや外向き)へ負荷(ピン固定部からみて曲げモーメント)が作用する。従って、ピンの固定構造が不十分であればピンの緩みや抜けが生じる懸念がある。
そこで、本発明の押さえ部13は、ピン軸支部111の上面で下方へ押しつける力を付与しており、下方に設けたツバ部113はその反力を受けて強固に押圧する構造を採用しており、ピン体11の剛性を増大させると同時にピン体11の連れ回りを防止している。
(2)ピン体は上下の両端で支持される。
ピン体11は、下側でピン嵌入部112が嵌入孔21にはめ込まれて嵌入構造で固定され、また、上側で細径部114が押さえ部13の支持孔132にはめ込まれて嵌入構造で固定されるため、上下両側で支持される。このようなピン体11は強固な構造を有しており、ワークキャリア4の横方向からの負荷に対して剛性を著しく大きくし、横方向の負荷に対して強い構造としている。
(3)ピン体の上下の両端での支持は嵌め合いを緩くしている。
ピン体11もカラー12ほどではないが消耗品に順ずる部品であり、カラー12と同様に、取り外しの簡易化などに対する要望がある。ピン体の固定構造としてねじ込み式及び嵌入式がある。
ねじ込み式では、ピン体にねじ部を形成し、ギア基体部に締結するというものである。ねじ締結部への研磨スラリーの進入などにより、ピンを交換するときにピンを回すことが著しく困難となることが度々発生しているという報告がある。
嵌入式では、ピン体を嵌入孔へ押し込みあるいは打ち込んで嵌合する。しかしながら、嵌入式では、ピン体に作用する外力(回転力・曲げモーメントなど)に抗するために嵌合長を長くしたり、または、嵌合の度合いをきつくする(ガタの生じにくい嵌合精度とする)などの措置が必要となる。ピン体の交換時に容易に抜けなくなるといった弊害もあるため適用には注意が必要となっている。
一方本願発明では、ピン体11の上部ではその細径部114を押さえ部13の支持孔132に挿入しつつ押さえ部13がピン体11を下側へ押圧し、また、ピン体11の下部ではピン嵌入部112を嵌入孔21に挿通した構造となっており、上下両端で支持し、かつ下側へ押さえる力を加えるため、強固な構造となっている。そして、ピン体11の下方のピン嵌入部112のはめ合いをきつくしたり、ピン嵌入部112の嵌合長を大きくしたり、また、ねじを設けたりしなくても良く、ピン体11の交換時の取り外しが容易となる。
(4)押さえ部はカラーの抜け止めとしても機能する。
押さえ部13は、ピン体配列の円周方向へ円弧状に繋がった櫛形形状をしており、ピン体11の数個毎にねじ15により固定する。押さえ部13は、カラー12の上側を覆う構造であり、多数のカラー12の抜け留めを行う。
(5)ピン嵌入部の直上にツバ部を設けてツバ部の上面に回転自在のカラーを乗せる。
カラー12が回転してカラー12の下端でツバ部113の接触部を摩耗させるが、ギア基体部20の摩耗は回避される。また、ツバ部113の下面がギア基体部20に接触して摩擦力を付与することにより、ピン体11の上部から下方向への押し付け力を確保し、ピン体11の連れ周りを防止している。保守時にギア基体部20を交換する必要がなくなり、維持コスト低減に寄与する。
(6)カラーおよびピン体の取り付けや交換が容易な固定構造である。
カラー12は消耗品であり、任意の稼働期間毎に交換が必要となる。ピン体の固定構造として、従来は引用文献1のねじ締結方式が採用されている。この時、一本のカラーを一本のキャップ(ねじ)で取り付ける構造では交換時に多くの手間と時間を要する。本願発明では、円弧状の押さえ部13を外すことにより、複数個のカラー12およびピン体11の拘束を一斉に開放することができるというものであり、カラーおよびピン体の取り付けや交換が容易であり、短時間で作業を行える。
(7)カラーを回転自在としてカラー外周面とワークキャリアの歯との間の摩耗を低減することができる。
続いて本発明の第2の形態について図5を参照しつつ説明する。先に図1〜図4を用いて説明した第1の形態では特にピン体にツバ部を設けたピン構造を採用しているが、本形態ではツバ部を省略し、ピン嵌入部をピン軸支部より細径としたピン構造としている。
続いて本発明の特徴をなす歯部30の詳細について説明する。
本形態の研磨装置は、先の形態と比較すると、サンギア2、および、インターナルギア3のギア基体部20上に形成される歯部30の構造のみが相違している。そこで、歯部30のみ説明し、他の図1で示す下定盤1、上定盤(図示せず)については同じ構造・機能を有するものとし、重複する説明を省略する。また、サンギア2、および、インターナルギア3も歯部30以外の駆動系等やギア基体部20については同じ構造・機能を有するものとして重複する説明を省略する。
続いて歯部30の構成について説明する。
歯部30は、図5で示すように、先に説明したギア基体部20上に形成されるものであり、ピン体16、カラー12、押さえ部13、スぺーサ14、ねじ15を備えている。この歯部30の構成は、先に図2を用いて説明した歯部10の構成と比較すると、ピン体16の構造のみが相違し、他は同じ構成である。そこで、カラー12、押さえ部13、スぺーサ14、ねじ15については同じ符号を付すとともに、先の説明と同じであるものとして重複する説明を省略する。
ピン体16は、回転体であり、さらにピン軸支部161、ピン嵌入部162、細径部163を備える。
ピン軸支部161は、円柱体であり、カラー12の内径よりも少し小さい径であり、カラー12が回転しやすくなるような径を有している。また、ピン軸支部161は、ピン嵌入部162よりも大径で形成される。ピン軸支部161の下面がギア基体部20の上面に当接して位置が決定される。
ピン嵌入部162は、円柱体であり、ギア基体部20の嵌入孔21に隙間なくかつ抵抗なく嵌め込まれるような径を有している。また、ピン嵌入部162は、その下面周囲の角部が面取りされている。
細径部163は、ピン軸支部161よりも細い円柱体であり、押さえ部30の支持孔132に抵抗なく嵌め込まれるような径を有している。細径部163は、その上面周囲の角部が面取りされている。
ピン体16は、このようなものである。この場合、組み立てや作用については先の第1の形態と同様である。
このような歯部30では、上記の効果に加えてピン体16の構造を簡略化できるという利点がある。なお、ギア基体部20とカラー12が接触して摩耗するが、ギア基体部20も予め取り外し可能として保守の対象とすれば特に運用上では問題を生じない。また、特に図示しないが、カラー12とギア基体部20との間に平座金のような環状円板を配置してツバ部と同様の機能を待たせれば、ギア基体部20の摩耗を考慮しなくてもよくなり、このような構成とすることもできる。
続いて本発明の第3の形態について図6を参照しつつ説明する。先に図1〜図4を用いて説明した第1の形態では特にスペーサの高さ不足のため押さえ部で位置調節用の段部を形成した構造を採用しているが、本形態では押さえ部の構造を簡略化し、また、ねじの数を低減した構造としている。
続いて本発明の特徴をなす歯部の詳細について説明する。
本形態の研磨装置は、先の第1の形態と比較すると、サンギア2のギア基体部50、インターナルギア3のギア基体部50、および、これらのギア基体部50の円上に形成される複数の歯部40の構造が相違している。そこで、歯部40およびギア基体部50のみ説明し、他の図1で示す下定盤1、上定盤(図示せず)については同じ構造・機能を有するものとし、重複する説明を省略する。また、サンギア2およびインターナルギア3においても、歯部40およびギア基体部50以外の駆動系等は同じ構造・機能を有するものとして重複する説明を省略する。
続いて歯部40およびギア基体部50の構成について説明する。
歯部40は、図6で示すように、ギア基体部50上に形成されるものであり、ピン体11、カラー12、押さえ部17、スぺーサ18、ねじ15を備えている。この歯部40の構成は、先に説明した歯部10の構成と比較すると、押さえ部17、スぺーサ18の構造のみが相違し、他は同じ構成である。そこで、ピン体11、カラー12、ねじ15については同じ符号を付すとともに、先の説明と同じであるものとして重複する説明を省略する。
押さえ部17は、詳しくは図3,図4の上から見た図と同様に、円弧状櫛形構造の部材である。本形態では複数個(本形態では例示的に7個としている)の突出部171が形成される。さらに1個の突出部171では細径部114を支持する1個の支持孔172が形成される。そして全ての突出部171にそれぞれ1個の支持孔172が形成される。ねじ15用の孔173は複数個(本形態では例示的に3個としている)を備える。なお、押さえ部17は、図6で示すように、横から見ると板体として形成されている。このように構造を単純化することで、製造コストの低減を図っている。
スペーサ18は、押さえ部17を所定高さで取り付けるための部材であり、例えば肉厚の筒体である。スペーサ18は、ねじ15と同じ数だけ配置される。そして中心軸に沿って上下で貫通するねじ通し孔181が形成されている。
ギア基体部50は、リング体であり、ピン体11と同数であって円上に等角で形成される複数の嵌入孔51,複数であって上面に形成されるめねじ部52を備える。
歯部40およびギア基体部50は、このようなものである。続いて組み立てについて変更点を説明する。
まず、ギア基体部50の嵌入孔51内に、ピン体11のピン嵌入部112が嵌められていく。そして、カラー12は、ピン体11のピン軸支部111に挿入される。
続いて、ギア基体部50のねじ穴52とスペーサ18のねじ通し孔181とを合わせつつスペーサ18を配置する。続いて、ピン体11の細径部114を支持孔172に入れながら、押さえ部17の孔173とスペーサ18の挿通穴181とを合わせて押さえ部17を配置する。ギア基体部50のめねじ部52、スペーサ18のねじ通し孔181、および、押さえ部17の孔173が対向して通貫する状態で、六角穴付ボルトであるねじ15を押さえ部17孔173およびスペーサ18のねじ通し孔181に挿通させてからギア基体部50のめねじ部52に螺挿して締結し、ギア基体部50に対してスペーサ18および押さえ部17を固定する。この作業はギア基体部20に対して全てのスペーサ18および押さえ部17を固定する。このような取り付けを全ての押さえ部17で行う。これにより、歯部50が形成される。
このような歯部50では、上記の効果に加えて板体のみで形成できる押さえ部17および通常のねじ通し孔としたスペーサ18とし、また、めねじ部はギア基体部に上側からのみ形成するようにしたため、全体的の構造を簡略化できるという利点がある。
続いて本発明の第4の形態について図7を参照しつつ説明する。先に図1〜図4を用いて説明した第1の形態では特に押さえ部とスペーサとを用いるピン構造を採用しているが、本形態では押さえ部の構造を変えてスペーサを不要とした構造としている。
続いて本発明の特徴をなす歯部60の詳細について説明する。
本形態の研磨装置は、先の第3の形態と比較すると、サンギア2、および、インターナルギア3のギア基体部50の円上に形成される複数の歯部60の構造のみが相違している。そこで、歯部60のみ説明し、他の図5で示す下定盤1、上定盤については同じ構造・機能を有するものとし、重複する説明を省略する。また、サンギア2、および、インターナルギア3も歯部60以外のギア基体部50や駆動系等は同じ構造・機能を有するものとして重複する説明を省略する。
続いて歯部60の構成について説明する。
歯部60は、図7で示すように、ギア基体部50上に形成されるものであり、ピン体11、カラー12、押さえ部19、ねじ15を備えている。この歯部60の構成は、先に説明した歯部40の構成と比較すると、スペーサをなくし、押さえ部19の構造のみが相違し、他は同じ構成である。そこで、ピン体11、カラー12、ねじ15については同じ符号を付すとともに、先の説明と同じであるものとして重複する説明を省略する。
押さえ部19は、詳しくは図3,図4の上から見た図と同様に、円弧状櫛形構造の部材である。本形態では複数個(本形態では例示的に7個としている)の突出部191が形成される。さらに1個の突出部191では細径部114を支持する1個の支持孔192が形成される。そして全ての突出部191にそれぞれ1個の支持孔192が形成される。このそれぞれ突出部191には立設体193が接続されており、この立設体193にはベース部194が接続されている。このベース部194には複数個(本形態では例示的に3個としている)の孔195が形成される。ねじ15用の孔195は適数個を備える。
歯部60は、このようなものである。続いて組み立てについて変更点を説明する。
まず、ギア基体部50の嵌入孔51内に、ピン体11のピン嵌入部112が嵌められる。そして、カラー12は、ピン体11のピン軸支部111に挿入される。
続いて、ピン体11の細径部114を支持孔192に入れながら、ギア基体部50のめねじ部52と押さえ部19の孔195とを合わせつつ押さえ部19を配置する。ギア基体部50のめねじ部52と押さえ部19の孔195とが対向して通貫する状態で、六角穴付ボルトであるねじ15を押さえ部19の孔195に挿通させてからギア基体部50のめねじ部52に螺挿して締結し、ギア基体部50に対して押さえ部19を固定する。この作業はギア基体部20に対して全ての押さえ部19を固定する。これにより、歯部60が形成される。
このような歯部60では、上記の効果に加えて、部品点数を減らし、製造を容易としている。
なお、第1,第3,第4の形態では、さらにツバ部とピン嵌入部との境界部で1周に渡り溝を形成したり、また、ギア基体部の嵌入孔の端面に面取りを施すようにして、逃げ部の形成を施してもよい。これらは適宜選択される。
以上、第1〜第4の形態の研磨装置について説明した。これらのような研磨装置では、いずれもピン体の上下二カ所での固定構造、および、保持構造を簡易化しており、その結果として、コストダウン、長期性能保持およびカラー交換とピン体交換が容易な固定構造としている。
以上のような本発明に係る研磨装置は特にハードディスク用基板、シリコンウエハや透明ガラス基板というワークの研磨に適している。
1:下定盤
2:サンギア
3:インターナルギア
4:ワークキャリア
41:キャリア歯部
42:ワーク保持孔
100:ワーク

10,30,40,60:歯部
11:ピン体
111:ピン軸支部
112:ピン嵌入部
113:ツバ部
114:細径部
12:カラー
13:押さえ部
131:突出部
132:支持孔
133:座ぐり孔付き通し孔
14:スペーサ
141:めねじ部
15:ねじ
16:ピン体
161:ピン軸支部
162:ピン嵌入部
163:細径部
17:押さえ部
171:突出部
172:支持孔
173:孔
18:スペーサ
181:ねじ通し孔
19:押さえ部
191:突出部
192:支持孔
193:立設体
194:ベース部
195:孔
20,50:ギア基体部
21:嵌入孔
22:座ぐり孔付き通し孔
51:嵌入孔
52:めねじ部

Claims (3)

  1. ギア基体部に複数のピン状の歯部を設けたサンギアと、ギア基体部に複数のピン状の歯部を設けたインターナルギアと、の間に、複数の歯によるキャリア歯部が外周に形成されるワークキャリアを噛み合わせておき、このワークキャリアのワーク保持孔に挿入されたワークの表裏両面を下定盤と上定盤との間に挟み込んだ状態で、サンギアとインターナルギアとを回転させてワークキャリアを自転または公転させるとともに、上定盤または下定盤の少なくとも一方をワークキャリアに対して相対的に回転させてワークをラッピングまたはポリッシングする研磨装置であって、
    歯部は、ギア基体部の嵌入孔に入れられるピン嵌入部、円柱体であるピン軸支部およびこのピン軸支部の先端から突出する細径部を有するピン体と、ピン軸支部の先端および細径部を突出させた状態でピン軸支部に遊挿される筒状のカラーと、ピン体の先端の細径部を軸支してカラーの抜け止めを行いつつピン体を嵌入孔側へ押さえる押さえ部と、押さえ部をギア基体部に固定する固定部と、を備えることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記ピン体は、前記ピン軸支部と前記ピン嵌入部との間で外周側へ突出するツバ部をさらに備え、ツバ部の下面を前記ギア基体部に当接させるとともにツバ部の上面に前記カラーの下面を当接させることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記押さえ部は、複数の前記ピン体を一括して押さえる部材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の研磨装置。
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