JP5842692B2 - 電気音響変換装置 - Google Patents

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この発明は、ドーム型スピーカ装置等、ドーム型の振動板を有する電気音響装置に関する。
ドーム型スピーカ装置の振動板は、外力が加えられると、破損し、または変形して元の形状に戻らなくなる可能性がある。このように振動板の破損または変形が生じると、スピーカ装置の音響特性に影響を及ぼす。そこで、振動板に外力が加えられるのを防止するため、振動板の外側(表面側)に金網などの保護構造体を設置することが一般に行われる。しかし、振動板の外側に保護構造体を設置すると、振動板から放射される放射音が保護構造体によって遮られるので、スピーカ装置から放音される音の音響特性に少なからず影響を及ぼす。また、保護構造体に制約されて自由な外観デザインをスピーカ装置に施すことができない。そこで、保護構造体を振動板の内側に設置することで振動板に外力が印加されても振動板の破損等を防止する技術が特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されているスピーカ装置は、ドーム形状の保護構造体を磁気回路のトッププレートに設けられた支持用の穴に嵌合固定した構造を有している。この特許文献1に開示された構造によれば、振動板に与えられる外力を振動板の内側に設置された保護構造体が支えることにより振動板の破損等を防止することができる。
特開2010−34988号公報
しかし、特許文献1の構造では、磁気回路の中央に保護構造体を支持する嵌合穴を設けることが必要である。従って、この特許文献1の構造は、磁気回路の中央に空気抜きのための中心穴を必要とするスピーカ装置には適用することができない。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、磁気回路の中央に空気抜きのための中心穴を有するドーム型スピーカ装置等に適用することができ、振動板を外力から保護することができる技術的手段を提供することを目的としている。
この発明は、ドーム形状の振動板と、中心穴を有し、前記振動板に作用する磁界を発生する磁気回路と、前記磁気回路と前記振動板の内表面との間の空間に収容され、前記振動板の内表面と空隙を挟んで対向するドーム形状の包絡面を有するメッシュ形状の保護構造体であって、外周端部が前記磁気回路の天面における前記中心穴の外側の領域に固定された保護構造体とを具備することを特徴とする電気音響変換装置を提供する。
この発明において、保護構造体は、その外周端部が磁気回路の天面における中心穴の外側の領域に固定される。従って、この発明は、磁気回路に空気抜きの中心穴を有する電気音響変換装置に適用することが可能である。そして、この発明によれば、振動板に外力が印加されたとき、振動板の内側に設置されている保護構造体が外力を支え振動板の変形量を少なくし、外力が印加されなくなったときに、振動板は元のドーム形状に戻る。これにより、外力が振動板に印加されたとしても振動板が破損されることおよび元の形状に戻らない変形がなされることを防止することができる。また、保護構造体は振動板の内側に設置されるため、自由に外観デザインを施すことができ、振動板からの直接放射音に影響を与えない。
この発明の一実施形態であるスピーカ装置1の構成を示す側面図である。 同実施形態におけるスピーカ装置1の保護構造体40を斜め上からみた斜視図である。 同実施形態におけるスピーカ装置1について、保護構造体40がない場合と保護構造体40を設置した場合の音圧周波数特性および電気インピーダンス曲線を周波数軸を揃えて併記した図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態であるスピーカ装置1の構成を示す図である。なお、図1では、スピーカ装置1全体の構成の理解を容易にするために、保護構造体40については側面図を示し、保護構造体40以外の部分については断面図を示している。図1に示すように、スピーカ装置1は、振動体20と、この振動体20を駆動する磁力を発生する磁気回路10と、振動体20を保護する保護構造体40と、振動体20、磁気回路10および保護構造体40を支持するフレーム30とを有する。
磁気回路10は、ヨーク11、磁石12、トッププレート13およびアウタープレート14を有する。ヨーク11は、底面部11a、側面部11b、上面部11cからなる一体成型された金属体である。磁石12は、円筒形をなしており、ヨーク11の底面に固定されている。トッププレート13は、金属製の平板であり、磁石12の天面に固定されている。また、アウタープレート14も金属製の平板であり、ヨーク11の上面部11c上に固定されている。そして、ヨーク11、磁石12およびトッププレート13を同心同径の中心穴Hが貫通している。この中心穴Hは、スピーカ装置1の内部(振動板21と磁気回路10に囲まれた部分)の空気を外部へ抜くために設けられている。そして、トッププレート13とアウタープレート14との間には磁気ギャップが形成されている。
振動体20は、振動板21、エッジ22、ボイスコイルボビン23、ボイスコイル24を有する。振動板21は、綿、絹、化繊などの布類にフェノール樹脂を塗布して形成したソフトドーム型の振動板である。この振動体20の外周端部はエッジ22を介してフレーム30に支持される。振動板21とエッジ22は一体として形成されても良い。振動板21のドーム外周端部にはボイスコイルボビン23が接合されている。ボイスコイルボビン23にはボイスコイル24が巻かれ、トッププレート13とアウタープレート14の間に設けられた磁気ギャップに挿入されている。ボイスコイル24にはスピーカ装置1の外部から音声信号が通電される。これによりボイスコイル24と磁気ギャップの間に振動板21を振動させる駆動力が発生する。
図2は、本実施形態における保護構造体40を斜め上からみた斜視図である。図2に示すように、保護構造体40は、ドーム中心部42からドーム外周端部41へ向かう複数の径方向部43とドーム中心部42を共通の中心とする同心円をなす複数の円周方向部44とからなるメッシュ形状を有しており、一体成型されている。保護構造体40のドーム形状の曲率は、振動板21のドーム形状の曲率とほぼ同様(あるいは保護構造体40のドーム形状の曲率が振動板21のドーム形状の曲率より僅かに大きい)である。なお、保護構造体40の形成材料は、例えば、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、PS(ポリスチレン)などの剛性と耐熱に優れる合成樹脂やアルミ等の金属(非磁性体)が好適である。
そして、保護構造体40は、振動板21の内表面よりもひとまわり小さなドーム形状の包絡面を有しており、図1に示すように、振動板21の内表面と磁気回路10のトッププレート13との間の空間内に収容されている。そして、保護構造体40は、振動板21の内表面と空隙を挟んで対向している。また、保護構造体40は、そのドーム中心部42を振動板21の中心に位置させた状態で、ドーム外周端部41がトッププレート13の天面の中心穴Hの外側の領域に接着材等により固定されている。
保護構造体40と振動板21の間隔は、振動板21の振動に影響を及ぼさないように振動板21の振動の最大振幅よりも大きいことが好ましい。また、保護構造体40と振動板21の間隔は、外力により振動板21のドーム形状が変形した場合でも、外力が開放されたとき元のドーム形状に戻る(自己復元)ことができるように極力小さいことが好ましい。これらを考慮して本実施形態では、保護構造体40と振動板21の間隔を3mmとした。
保護構造体40のメッシュ形状の開口部45の開口寸法を決定するに当たって、振動板21に対して外力を及ぼす可能性のある物体の大きさを考慮する必要がある。より具体的には、ユーザが指で振動板21を押すことにより振動板21に外力が印加されることを想定し、指先の寸法よりメッシュ形状の開口寸法を小さくする必要がある。それとともに、保護構造体40が振動板21のドーム形状内の空気の流れを抑制し保護構造体40を設置したことがスピーカ装置1の音響特性に影響を及ぼすということがないようにメッシュ形状の開口部45の開口寸法を決定する必要がある。本実施形態では、以上の点を考慮して、開口率は約60%とし、体積占有率は約6.5%とした。ここで、開口率は、保護構造体40の包絡面の面積に対するメッシュ形状の開口部45の開口面積が占める割合であり、体積占有率は、振動板21の内表面とトッププレート13との間の空間の体積に対する保護構造体40の体積が占める割合である。このように、保護構造体40をメッシュ形状としその構造を詳細に設計することで、振動板21のドーム形状内の空気の流れを抑制することなく、外力に対する剛性を確保することができる。
次に、以上説明したスピーカ装置1において保護構造体40がない場合の音圧周波数特性FRQ1および電気インピーダンスIMP1と保護構造体40を設置した場合の音圧周波数特性FRQ2および電気インピーダンスIMP2の測定結果を示す。図3は、音圧周波数特性FRQ1、FRQ2および電気インピーダンスIMP1、IMP2を周波数軸を共通にして併記した図である。横軸は周波数(Hz)であり、縦軸は、音圧周波数特性はdB、電気インピーダンスはΩである。図3から明らかなように、保護構造体40がない場合と保護構造体40を設置した場合とで、音圧周波数特性および電気インピーダンスはそれぞれほぼ一致している。このため、本実施形態の保護構造体40を振動板21の内側に設置してもスピーカ装置1の音響特性に影響はない。
以上説明した本実施形態によれば、外力がドーム形状の振動板21に与えられると、保護構造体40が外力を支え、振動板21は保護構造体40より内側に変形せず外力が印加されなくなったときに元のドーム形状に戻る。このため、外力による振動板21が破損されることおよび元の形状に戻らない変形がなされることを防止することができる。
また、本実施形態では、保護構造体40の外周端部41が固定された磁気回路10のトッププレート13が保護構造体40全体を支持する。従って、磁気回路10が中心に空気を抜くための穴を有していても、この磁気回路10により保護構造体40を支持することができる。そして、保護構造体40は、磁気回路10と振動板21の間の空気を十分移動させることができる開口率および体積占有率を有しているため、スピーカ装置1の音響特性に影響を及ぼすことはない。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記実施形態では、ソフトドーム型スピーカ装置に保護構造体40を適用した。しかし、振動板21がアルミニウム、チタン、ベリリウムなどの金属材料などからなるハードドーム型スピーカ装置に上記実施形態の保護構造体40を適用しても良い。このとき、振動板21の振幅および材料を考慮して、振動板21と保護構造体40の間隔を決定することが好ましい。
(2)上記実施形態では、スピーカ装置に保護構造体40を適用する態様について説明したが、振動板の振動を電気信号に変換するマイクに対し、同様な保護構造体40を振動板を保護するために適用しても良い。
1…スピーカ装置、10…磁気回路、11…ヨーク、12…磁石、13…トッププレート、14…アウタープレート、20…振動体、21…振動板、22…エッジ、23…ボイスコイルボビン、24…ボイスコイル、30…フレーム、40…保護構造体、41…ドーム外周端部、42…ドーム中心部、43…径方向部、44…円周方向部、45…開口部、H…中心穴。

Claims (4)

  1. ドーム形状の振動板と、
    中心穴を有し、前記振動板に作用する磁界を発生する磁気回路と、
    前記磁気回路と前記振動板の内表面との間の空間に収容され、前記振動板の内表面と空隙を挟んで対向するドーム形状の包絡面を有するメッシュ形状の保護構造体であって、その外周端部が前記磁気回路の天面における前記中心穴の外側の領域に固定された保護構造体と
    を具備することを特徴とする電気音響変換装置。
  2. 前記保護構造体のメッシュ形状の開口部は指先が通過しない開口寸法であることを特徴とする請求項1に記載の電気音響変換装置。
  3. 前記保護構造体は、合成樹脂からなることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1の請求項に記載の電気音響変換装置。
  4. 前記振動板は、ソフトドーム型振動板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の請求項に記載の電気音響変換装置。
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