JP5842633B2 - 信号伝送装置および信号伝送方法 - Google Patents

信号伝送装置および信号伝送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5842633B2
JP5842633B2 JP2012014021A JP2012014021A JP5842633B2 JP 5842633 B2 JP5842633 B2 JP 5842633B2 JP 2012014021 A JP2012014021 A JP 2012014021A JP 2012014021 A JP2012014021 A JP 2012014021A JP 5842633 B2 JP5842633 B2 JP 5842633B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flip
clock
signal transmission
supplied
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012014021A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013153384A (ja
Inventor
知一 所
知一 所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012014021A priority Critical patent/JP5842633B2/ja
Publication of JP2013153384A publication Critical patent/JP2013153384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5842633B2 publication Critical patent/JP5842633B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Description

本発明は信号伝送装置および信号伝送方法に関し、特に信号の伝送に起因して生じるノイズを低減することができる信号伝送装置および信号伝送方法に関する。
近年のコンピュータや携帯機器などの製品は、大量のデータを高速に処理することができるなど、その性能は飛躍的に向上している。大量のデータを高速に処理するには、LSI間において信号を高速に伝送する必要がある。このためには、LSI間における信号伝送を多ビット化(多チャンネル化)し、一度に送るデータ量を増やす必要がある。
特許文献1には、短時間で枝電源ラインに発生するノイズを抑制することができる半導体装置の回路設計方法が開示されている。また、特許文献2には、相互相関関数を用いることで、回路内でその性能に影響を与える電源ノイズの周波数成分を評価することができる電源ノイズ測定回路に関する技術が開示されている。
特開2000−285146号公報 特開2008−224255号公報
しかしながら、LSI間における信号伝送を高速化するためにLSI間における信号伝送を多ビット化し、これらの信号を同時に伝送すると、電源に発生するノイズが大きくなるという問題がある。
上記課題に鑑み本発明の目的は、電源に発生するノイズを低減しつつ、信号を高速で伝送することができる信号伝送装置および信号伝送方法を提供することである。
本発明にかかる信号伝送装置は、電源線から電源が供給されると共に、供給されたクロックに応じてデータを格納し出力する複数のフリップフロップと、前記複数のフリップフロップの各々に対応するように設けられると共に、当該フリップフロップの各々に供給されるクロックを遅延する遅延回路と、前記電源線の電圧と基準電圧とを比較する比較器と、前記電源線の電圧が前記基準電圧を超えた場合にカウントするカウンタと、を備え、前記各々の遅延回路は、前記カウンタのカウント値に応じて前記各々のフリップフロップに供給されるクロックを遅延する。
本発明にかかる信号伝送方法は、電源線から電源が供給されると共に、供給されたクロックに応じてデータを格納し出力する複数のフリップフロップを用いた信号伝送方法であって、前記電源線の電圧と基準電圧とを比較し、前記電源線の電圧が前記基準電圧を超えた場合にカウントし、前記カウント値に応じて前記各々のフリップフロップに供給されるクロックを遅延する。
本発明により、電源に発生するノイズを低減しつつ、信号を高速で伝送することができる信号伝送装置および信号伝送方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる信号伝送装置を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる信号伝送装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる信号伝送装置の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる信号伝送装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1にかかる信号伝送装置のクロック調整前の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態1にかかる信号伝送装置のクロック調整後の動作を示すタイミングチャートである。 信号伝送装置の比較例を示すブロック図である。 図5に示した信号伝送装置の動作を説明するためのタイミングチャートである(1ビット動作時)。 図5に示した信号伝送装置の動作を説明するためのタイミングチャートである(多ビット動作時)。 図5に示した信号伝送装置における受信波形を示す図である(ノイズが小さい場合)。 図5に示した信号伝送装置における受信波形を示す図である(ノイズが大きい場合)。 実施の形態2にかかる信号伝送装置を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる信号伝送装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2にかかる信号伝送装置の動作を説明するための図である。 実施の形態2にかかる信号伝送装置のクロック調整前の動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態2にかかる信号伝送装置のクロック調整後の動作を示すタイミングチャートである。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる信号伝送装置を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる信号伝送装置は、比較器COMP、カウンタCNT_A、フリップフロップFF1〜FFn、および遅延回路11_1〜11_nを有する。ここで、nは2以上の整数であるものとする。
フリップフロップFF1〜FFnは、電源線VDDから電源が供給されると共に、供給された各々のクロックCLK1〜CLKnに応じてデータDATA1〜DATAnを格納し出力する。例えば、各々のフリップフロップFF1〜FFnは、各々のクロックCLK1〜CLKnが立ち上がるタイミングにおいてデータDATA1〜DATAnを格納し、次にクロックCLK1〜CLKnが立ち上がるタイミングにおいてデータDATA1〜DATAnを出力することができる。
本実施の形態にかかる信号伝送装置は、送信側と受信側の両方に使用することができる。信号伝送装置を送信側に使用する場合は、例えばフリップフロップFF1〜FFnの後段にバッファを設けてもよい。また、信号伝送装置を受信側に用いる場合は、フリップフロップFF1〜FFnの前段にバッファを設けてもよい(図5参照)。
本実施の形態にかかる信号伝送装置では、フリップフロップFF1〜FFnの数に対応したビット数の信号を送受信することができる。例えば、n=8の場合は、フリップフロップFF1〜FF8の数が8つであるので、信号伝送装置は8ビットの信号を送受信することができる。
遅延回路11_1〜11_nは、フリップフロップFF1〜FFnの各々に対応するように設けられている。遅延回路11_1〜11_nはそれぞれ、供給された入力クロックCLKを遅延することで、フリップフロップFF1〜FFnの各々に供給されるクロックCLK1〜CLKnを生成する。各々の遅延回路11_1〜11_nは、遅延素子D1〜Dnと、セレクタSEL1〜SELnとを備える。各々の遅延素子D1〜Dnは、供給された入力クロックCLKを遅延し、遅延したクロックをセレクタSEL1〜SELnにそれぞれ出力する。各々のセレクタSEL1〜SELnは、一方の入力に入力クロックCLKを、他方の入力に遅延素子D1〜Dnで遅延したクロックを入力し、信号A1〜Anに応じて、入力クロックCLKまたは遅延したクロックを選択し、クロックCLK1〜CLKnとしてフリップフロップFF1〜FFnに出力する。
比較器COMPは、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較する。そして、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合に、カウンタCNT_Aに信号(例えば、ハイレベルの信号)を出力する。電源VDDに大きなノイズが含まれる場合、同一の電源線につながれているLSIが誤動作したり、ノイズが電磁波として空間に放射されて他の電子機器に影響を及ぼしたりする可能性がある。本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源VDDに所定の大きさ以上のノイズが含まれているかを、予め設定した基準電圧Vrefと電源線の電圧VDDとを比較することで検出することができる。ここで、予め設定する基準電圧Vrefは、例えば、電源に含まれるノイズがLSI等に悪影響を及ぼすおそれがある電圧よりも低い値に設定することができる。
カウンタCNT_Aは、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にカウントする。例えば、比較器COMPは、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にハイレベルの信号をカウンタCNT_Aに出力する。カウンタCNT_Aは、比較器COMPからハイレベルの信号が出力された場合にカウントアップする。そして、カウンタCNT_Aは、カウンタCNT_Aのカウント値に応じて、各々の遅延回路11_1〜11_nに対して信号A1〜Anを出力する。これにより、各々の遅延回路11_1〜11_nは、カウンタCNT_Aのカウント値に応じて各々のフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックを遅延することができる。
ここで、カウンタCNT_Aのビット数はフリップフロップFF1〜FFnの数と同一であり、カウンタCNT_Aの各々のビットは各々のフリップフロップFF1〜FFnに一対一で対応している。そして、遅延回路11_1〜11_nは、カウンタCNT_Aの各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応するフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックを遅延する。このとき、"1"の状態のビットに対応する遅延回路11_1〜11_nに、カウンタCNT_Aから信号A1〜Anが出力される。
具体的に説明すると、例えば、n=8の場合は、カウンタCNT_Aのビット数は8となる。このとき、例えば、カウンタCNT_Aの最下位ビットは遅延回路11_1に出力される信号A1に対応し、下位から2番目のビットは遅延回路11_2に出力される信号A2に対応し、以降、順番にカウンタCNT_Aのビットと遅延回路に出力される信号とが対応し、最上位ビットは遅延回路11_8に出力される信号A8に対応しているものとする。そして、例えばカウンタCNT_Aの値が"00000001"の場合(つまり、最下位ビットが"1"の場合)、カウンタCNT_Aは遅延回路11_1にハイレベルの信号A1を出力する。遅延回路11_1のセレクタSEL1は、信号A1としてハイレベルの信号が供給されたので、入力クロックCLKを遅延素子D1で遅延したクロックを選択して、フリップフロップFF1に出力する。よって、フリップフロップFF1には遅延したクロックCLK1が供給される。
また、例えば、カウンタCNT_Aの値が"00010001"の場合は、カウンタCNT_Aは遅延回路11_1、11_5にハイレベルの信号A1、A5をそれぞれ出力する。遅延回路11_1のセレクタSEL1は、信号A1としてハイレベルの信号が供給されたので、入力クロックCLKを遅延素子D1で遅延したクロックを選択して、フリップフロップFF1に出力する。同様に、遅延回路11_5のセレクタSEL5は、信号A5としてハイレベルの信号が供給されたので、入力クロックCLKを遅延素子D5で遅延したクロックを選択して、フリップフロップFF5に出力する。よって、フリップフロップFF1、F5には遅延したクロックCLK1、CLK5がそれぞれ供給される。
なお、本実施の形態にかかる信号伝送装置では、カウンタCNT_Aの各々のビットと各々のフリップフロップFF1〜FFnとの対応関係を、上記の場合と異なるようにしてもよい。すなわち、カウンタCNT_Aの各々のビットと各々のフリップフロップFF1〜FFnは一対一に対応していればよく、その組み合わせは任意に決定することができる。
次に、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作について説明する。まず、本実施の形態にかかる信号伝送装置の基本的な動作について説明する。図2A、図2Bは、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作を説明するための図である。比較器COMPは、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較し、図2Aの破線で示すように、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合に、カウンタCNT_Aにハイレベルの信号を出力する。カウンタCNT_Aは、比較器COMPからハイレベルの信号が出力されると、カウント値をカウントアップする。カウンタCNT_Aのカウント値がカウントアップされると、"1"の状態のビットに対応する遅延回路11_nにハイレベルの信号Anが出力される。これにより、遅延回路11_nのセレクタSELnは、遅延素子Dnで遅延したクロックを選択してフリップフロップFFnに出力する。よって、図2Bに示すように、信号Anがハイレベルの場合(An=1)にフリップフロップFFnに供給されるクロックCLKnは、信号Anがロウレベルの場合(An=0)にフリップフロップFFnに供給されるクロックCLKnよりも、遅延時間td1だけ遅延する。
本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にカウンタCNT_Aのカウント値をカウントアップし、このカウンタの値に応じて、フリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnを遅延している。このように、所定のクロックを遅延することで各クロックの位置が変更され、発生するノイズの重なりを変更することができる。そして、遅延するクロックの組み合わせを適正化することで(つまり、電源に発生するノイズが小さくなる遅延パターンとすることで)、電源に発生するノイズを抑制することができる。
以下で、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作について詳細に説明する。図3は、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作を説明するためのフローチャートである。
クロックを調整していない場合は、図4Aに示すように、同期している(つまり、遅延処理されていない)クロックCLK1〜CLKnがフリップフロップFF1〜FFnに供給されるため、電源線の電圧VDDに大きなノイズが含まれる場合がある。つまり、図4Aの破線で示すように、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超える場合がある。この場合、同一の電源線につながれているLSIが誤動作したり、ノイズが電磁波として空間に放射されて他の電子機器に影響を及ぼしたりする場合がある。なお、図4AではクロックCLK1〜CLKnが全て同期している例を示しているが、クロック調整前のクロックCLK1〜CLKnのタイミングは初期の設計で決定されるので、クロックCLK1〜CLKnのタイミングがそれぞれずれていてもよい。
本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDに大きなノイズが含まれることを抑制するために、まず、クロックの調整を開始する(ステップS1)。つまり、比較器COMPを用いて、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較することで電源線にノイズが含まれているか判定する(ステップS2)。そして、ノイズが検出された場合(ステップS2:Yes)、遅延回路を用いて、クロックCLK1〜CLKnのうちの所定のクロックを遅延する(ステップS3)。このときフリップフロップFF1〜FFnに供給されるデータDATA1〜DATAnは、例えば疑似ランダムパターン等であり、実際の動作と無関係なデータであってもよく、また実際の動作と関係するデータであってもよい。
例えば、n=8とすると、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えたことを比較器COMPが初めて検出した場合、カウンタCNT_Aのカウント値は"00000001"となる。このとき、カウント値の最下位ビットがフリップフロップFF1(遅延回路11_1)に対応しているとすると、カウンタCNT_AからセレクタSEL1に信号A1としてハイレベルの信号が出力される。よって、フリップフロップFF1には遅延したクロックCLK1が供給される。
そして、遅延したクロックCLK1がフリップフロップFF1に供給されている状態で、再度、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較し、電源線にノイズが含まれているかを判定する(ステップS2)。電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えたことを比較器COMPが再度検出した場合(ステップS2:Yes)、カウンタCNT_Aのカウント値は"00000010"となる。このとき、カウント値の下位から2番目のビットがフリップフロップFF2(遅延回路11_2)に対応しているとすると、カウンタCNT_AからセレクタSEL2に信号A2としてハイレベルの信号が出力される。よって、フリップフロップFF2には遅延したクロックCLK2が供給される。そして、遅延したクロックCLK2がフリップフロップFF2に供給されている状態で、再度、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較し、電源線にノイズが含まれているかを判定する(ステップS2)。以降、ステップS2においてノイズが検出されなくなるまで、上述した動作が繰り返される。
なお、例えば、カウンタCNT_Aのカウント値が"00000011"の場合は、フリップフロップFF1およびフリップフロップFF2にそれぞれ、遅延したクロックCLK1、CLK2が供給される。これ以外のフリップフロップFF3〜FF8には、遅延していないクロックCLK3〜CLK8が供給される。
本実施の形態にかかる信号伝送装置では、例えば、n=8の場合、カウンタCNT_Aのカウント値が"00000000"から"11111111"までカウントされるので、様々なパターンでクロックCLK1〜CLK8を遅延することができる。よって、電源に発生するノイズが小さくなる遅延パターンを自動的に決定することができる。
そして、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えていないと判断された場合、つまり電源線にノイズが含まれていない場合(ステップS2:No)、クロックの調整を終了し(ステップS4)、信号伝送装置は通常動作へと移行する(ステップS5)。クロックの調整が終了すると、遅延するクロックが固定される。
図4Bは、クロックの調整が終了した後における、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作を示すタイミングチャートである。図4Bに示すように、本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnのうち所定のクロックを遅延することで、電源VDDにノイズが発生することを抑制することができる。図4Bでは、クロックCLK2を入力クロックCLKに対してtd1だけ遅延することで、電源VDDに発生するノイズを抑制することができる例を示している。
近年のコンピュータや携帯機器などの製品は、大量のデータを高速に処理することができるなど、その性能は飛躍的に向上している。大量のデータを高速に処理するには、LSI間において信号を高速に伝送する必要がある。このためには、LSI間における信号伝送を多ビット化(多チャンネル化)し、一度に送るデータ量を増やす必要がある。図5は、信号伝送装置の比較例を示すブロック図であり、LSI間における信号伝送を多ビット化した信号伝送装置を示している。図5に示す信号伝送装置は、信号を送信する側のLSIに設けられた送信側の信号伝送装置41と、信号を受信する側のLSIに設けられた受信側の信号伝送装置42とを備える。
送信側の信号伝送装置41は、フリップフロップFF1_a〜FFn_aを備える。フリップフロップFF1_a〜FFn_aは、電源線VDD_aから電源が供給されると共に、供給された各々のクロックCLK1_a〜CLKn_aに応じてデータDATA1〜DATAnを格納し出力する。例えば、各々のフリップフロップFF1_a〜FFn_aは、各々のクロックCLK1_a〜CLKn_aが立ち上がるタイミングにおいてデータDATA1〜DATAnを格納し、次にクロックCLK1_a〜CLKn_aが立ち上がるタイミングにおいてデータDATA1〜DATAnを出力することができる。
各々のフリップフロップFF1_a〜FFn_aから出力された各々のデータDATA1〜DATAnは、バッファ51_1〜51_n、伝送路52_1〜52_n(プリント基板(PWB:printed wiring board)やケーブルなど)、バッファ53_1〜53_nを経由して、受信側の信号伝送装置42の各々のフリップフロップFF1_b〜FFn_bに供給される。
受信側の信号伝送装置42が備えるフリップフロップFF1_b〜FFn_bは、電源線VDD_bから電源が供給されると共に、供給された各々のクロックCLK1_b〜CLKn_bに応じて、送信側の信号伝送装置41から出力されたデータDATA1〜DATAnを格納し出力する。例えば、各々のフリップフロップFF1_b〜FFn_bは、各々のクロックCLK1_b〜CLKn_bが立ち上がるタイミングにおいてデータDATA1〜DATAnを格納し、次にクロックCLK1_b〜CLKn_bが立ち上がるタイミングにおいてデータDATA1〜DATAnを出力することができる。出力されたデータDATA1〜DATAnは、受信側のLSIに取り込まれる。
しかしながら、LSI間における信号伝送を高速化するためにLSI間における信号伝送を多ビット化し、これらの信号を同時に伝送すると、電源に発生するノイズが大きくなるという問題がある。すなわち、図5に示す送信側の信号伝送装置41において、同期したクロックCLK1_a〜CLKn_aを用いてフリップフロップFF1_a〜FFn_aを同時に動作させると、電源線の電圧VDD_aの電圧が大きく変動し、電源に発生するノイズが大きくなる場合がある。同様に、受信側の信号伝送装置42において、同期したクロックCLK1_b〜CLKn_bを用いてフリップフロップFF1_b〜FFn_bを同時に動作させると、電源線の電圧VDD_bの電圧が大きく変動し、電源に発生するノイズが大きくなる場合がある。
図6Aは、図5に示した信号伝送装置の動作(1ビット動作時)を説明するためのタイミングチャートである。図6Bは、図5に示した信号伝送装置の動作を説明するためのタイミングチャートである(多ビット動作時)。図6Aに示すように、信号伝送装置が1ビットのみの信号を伝送する場合は、動作するフリップフロップは送信側および受信側でそれぞれ1つであるので、電源線の電圧VDDの変動が小さく、電源に発生するノイズは小さい。これに対して、図6Bに示すように信号伝送装置が多ビット(nビット)の信号を伝送する場合は、同期して動作するフリップフロップは送信側および受信側でそれぞれn個となる。ここで、電源に発生するノイズは各クロックと各データの位置関係とその重なりで決定されるため、電源線の電圧VDDの変動が大きくなり、電源に発生するノイズが大きくなる場合がある(図6Bにおいて破線で示す)。
このように、電源に発生するノイズが大きくなると、LSIの動作マージンを削ることとなり、機器自身の誤動作の原因となる場合がある。つまり、発生するノイズが小さい場合は、図7Aに示すように受信波形の波形歪もなく、十分な動作マージンが確保されるため誤動作を起こすことはない。ここで、受信波形とは、バッファバッファ53_1〜53_nに供給される波形やフリップフロップFF1_b〜FFn_bが出力する波形である。また、符号60はLSIのスレッショルド電圧である。一方、発生するノイズが大きい場合は、図7Bに示すように受信波形の波形歪が大きく、動作マージンが確保されないため誤動作を起こす可能性が高くなる。近年のLSIは動作電圧の低電圧化が進んでおり、動作マージンは小さくなる傾向にあるため、許容できるノイズ量は小さくなってきている。
また、電源に発生するノイズはプリント基板やケーブルなどの伝送路を通じて空間へ電磁波として放射され、他の電子機器を誤動作させる原因となる場合がある。空間へ放射される電磁波の問題は、公的基準が設けられており、この基準を満たすことが製品の出荷条件となっている。この基準は年々強化される傾向にある。
このような問題を解決するために、本実施の形態にかかる信号伝送装置では、比較器COMPを用いて電源線の電圧VDDを監視し、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnのうち所定のクロックを遅延している。このように、所定のクロックを遅延することで各クロックの位置が変更され、発生するノイズの重なりを変更することができる。そして、遅延するクロックの組み合わせを適正化することで(つまり、電源に発生するノイズが小さくなる遅延パターンとすることで)、電源に発生するノイズを抑制することができる。
更に、本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超える度にカウンタCNT_Aを用いてカウントしている。このカウンタのビット数はフリップフロップの数と同一であり、カウンタの各々のビットは各々のフリップフロップに一対一で対応している。そして、カウンタの各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応するフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックを遅延しているので、電源にノイズが発生することを自動的に抑制することができる。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、電源に発生するノイズを低減しつつ、信号を高速で伝送することができる信号伝送装置および信号伝送方法を提供することができる。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図8は、本実施の形態にかかる信号伝送装置を示すブロック図である。本実施の形態にかかる信号伝送装置では、実施の形態1で説明した信号伝送装置(図1参照)と比較して、カウンタを2つ備える点、各遅延回路21_1〜21_nがそれぞれ2つの遅延素子と2つのセレクタを備えている点が異なる。これ以外は実施の形態1で説明した信号伝送装置と同様であるので、重複した説明は適宜省略する。
図8に示すように、本実施の形態にかかる信号伝送装置は、比較器COMP、カウンタCNT_A、CNT_B、フリップフロップFF1〜FFn、および遅延回路21_1〜21_nを有する。ここで、nは2以上の整数であるものとする。
フリップフロップFF1〜FFnは、実施の形態1で説明したフリップフロップFF1〜FFnと同様であるので、重複した説明は省略する。
遅延回路21_1〜21_nは、フリップフロップFF1〜FFnの各々に対応するように設けられている。遅延回路21_1〜21_nはそれぞれ、供給された入力クロックCLKを遅延することで、フリップフロップFF1〜FFnの各々に供給されるクロックCLK1〜CLKnを生成する。各々の遅延回路21_1〜21_nは、遅延素子D_A1〜D_An、D_B1〜D_Bnと、セレクタSEL_A1〜SEL_An、SEL_B1〜SEL_Bnとを備える。
各々の遅延素子D_A1〜D_Anは、供給された入力クロックCLKを遅延し、遅延したクロックをセレクタSEL_A1〜SEL_Anにそれぞれ出力する。各々のセレクタSEL_A1〜SEL_Anは、一方の入力に入力クロックCLKを、他方の入力に遅延素子D_A1〜D_Anで遅延したクロックを入力し、信号A1〜Anに応じて入力クロックCLKまたは遅延したクロックを選択する。
各々の遅延素子D_B1〜D_Bnは、セレクタSEL_A1〜SEL_Anで選択されたクロックを遅延し、遅延したクロックをセレクタSEL_B1〜SEL_Bnにそれぞれ出力する。各々のセレクタSEL_B1〜SEL_Bnは、一方の入力にセレクタSEL_A1〜SEL_Anで選択されたクロックを、他方の入力に遅延素子D_B1〜D_Bnで遅延したクロックを入力し、信号B1〜Bnに応じて、セレクタSEL_A1〜SEL_Anで選択されたクロックまたは遅延素子D_B1〜D_Bnで遅延したクロックを選択し、クロックCLK1〜CLKnとしてフリップフロップFF1〜FFnに出力する。
比較器COMPは、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較する。そして、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合に、カウンタCNT_AおよびカウンタCNT_Bに信号(例えば、ハイレベルの信号)を出力する。本実施の形態にかかる信号伝送装置では、まずカウンタCNT_Aを用いて、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にカウントする。そして、カウンタCNT_Aがオーバーフローした場合、カウンタCNT_Bを用いてカウントする。カウンタCNT_Bは、例えば、カウンタCNT_Aがオーバーフローしたことを通知する信号25をカウンタCNT_Aから入力した場合に、カウントを開始することができる。
例えば、比較器COMPは、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にハイレベルの信号を出力する。カウンタCNT_A、CNT_Bは、比較器COMPからハイレベルの信号が出力された場合にカウントアップする。そして、カウンタCNT_Aは、カウンタCNT_Aのカウント値に応じて、各々の遅延回路21_1〜21_nに対して信号A1〜Anを出力する。また、カウンタCNT_Bは、カウンタCNT_Bのカウント値に応じて、各々の遅延回路21_1〜21_nに対して信号B1〜Bnを出力する。これにより、各々の遅延回路21_1〜21_nは、カウンタCNT_A、CNT_Bのカウント値に応じて各々のフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnを遅延することができる。
ここで、カウンタCNT_Aのビット数はフリップフロップFF1〜FFnの数と同一であり、カウンタCNT_Aの各々のビットは各々のフリップフロップFF1〜FFnに一対一で対応している。そして、遅延回路21_1〜21_nは、遅延素子D_A1〜D_Anを用いて、カウンタCNT_Aのビットが"1"の状態であるビットに対応するフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnを遅延する。このとき、"1"の状態のビットに対応する遅延回路21_1〜21_nのセレクタSEL1_A1〜SEL1_Anに、カウンタCNT_Aから信号A1〜Anが出力される。
同様に、カウンタCNT_Bのビット数はフリップフロップFF1〜FFnの数と同一であり、カウンタCNT_Bの各々のビットは各々のフリップフロップFF1〜FFnに一対一で対応している。そして、遅延回路21_1〜21_nは、遅延素子D_B1〜D_Bnを用いて、カウンタCNT_Bのビットが"1"の状態であるビットに対応するフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnを遅延する。このとき、"1"の状態のビットに対応する遅延回路21_1〜21_nのセレクタSEL1_B1〜SEL1_Bnに、カウンタCNT_Bから信号B1〜Bnが出力される。
なお、本実施の形態にかかる信号伝送装置においても、カウンタCNT_Aの各々のビットと各々のフリップフロップFF1〜FFnは一対一に対応していればよく、その組み合わせは任意に決定することができる。同様に、カウンタCNT_Bの各々のビットと各々のフリップフロップFF1〜FFnは一対一に対応していればよく、その組み合わせは任意に決定することができる。
次に、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作について説明する。まず、本実施の形態にかかる信号伝送装置の基本的な動作について説明する。図9A、図9Bは、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作を説明するための図である。比較器COMPは、電源線の電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較し、図9Aの破線で示すように、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合に、カウンタCNT_A、CNT_Bにハイレベルの信号を出力する。
カウンタCNT_Aは、比較器COMPからハイレベルの信号が出力されると、カウント値をカウントアップする。カウンタCNT_Aは、カウント値の各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応する遅延回路21_nにハイレベルの信号Anを出力する。これにより、遅延回路21_nのセレクタSEL_Anは、遅延素子D_Anで遅延したクロックを選択してセレクタSEL_Bnに出力する。Bn=0の場合は、遅延素子D_Anで遅延したクロックがフリップフロップFFnに供給される。よって、図9Bに示すように、信号Anがハイレベル、信号Bnがロウレベルの場合(An=1、Bn=0)にフリップフロップFFnに供給されるクロックCLKnは、信号An、Bnがロウレベルの場合(An=0、Bn=0)にフリップフロップFFnに供給されるクロックCLKnよりも、遅延時間td1だけ遅延する。
また、カウンタCNT_Bは、比較器COMPからハイレベルの信号が出力されると、カウント値をカウントアップする。カウンタCNT_Bは、カウント値の各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応する遅延回路21_nにハイレベルの信号Bnを出力する。これにより、遅延回路21_nのセレクタSEL_Bnは、遅延素子D_Bnで遅延したクロックを選択してフリップフロップFFnに出力する。なお、カウンタCNT_Bがカウントしているということは、カウンタCNT_Aは既にオーバーフローしている状態である。よって、この場合は、カウンタCNT_Aから遅延回路21_1〜21_nの全てに信号Anとしてハイレベルの信号が出力されている。このため、全てのセレクタSEL_A1〜SEL_Anは、遅延素子D_A1〜D_Anで遅延したクロックを選択してセレクタSEL_B1〜SEL_Bnに出力している。したがって、図9Bに示すように、信号Anがハイレベル、信号Bnがハイレベルの場合(An=1、Bn=1)にフリップフロップFFnに供給されるクロックCLKnは、信号An、Bnがロウレベルの場合(An=0、Bn=0)にフリップフロップFFnに供給されるクロックCLKnよりも、遅延時間td1+td2だけ遅延する。
本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にカウンタCNT_A、CNT_Bのカウント値をカウントアップし、このカウンタの値に応じて、フリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnを遅延している。このように、所定のクロックを遅延することで各クロックの位置が変更され、発生するノイズの重なりを変更することができる。そして、遅延するクロックの組み合わせを適正化することで(つまり、電源に発生するノイズが小さくなる遅延パターンとすることで)、電源に発生するノイズを抑制することができる。
図10Aに示すように、クロックを調整していない場合は、同期している(つまり、遅延処理されていない)クロックCLK1〜CLKnがフリップフロップFF1〜FFnに供給されるため、電源線の電圧VDDに大きなノイズが含まれる場合がある。つまり、図10Aの破線で示すように、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超える場合がある。この場合、同一の電源線につながれているLSIが誤動作したり、ノイズが電磁波として空間に放射されて他の電子機器に影響を及ぼしたりする場合がある。
本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDに大きなノイズが含まれることを抑制するために、クロックを調整している。図10Bは、クロックの調整が終了した後における、本実施の形態にかかる信号伝送装置の動作を示すタイミングチャートである。図10Bに示すように、本実施の形態にかかる信号伝送装置では、電源線の電圧VDDが基準電圧Vrefを超えた場合にフリップフロップFF1〜FFnに供給されるクロックCLK1〜CLKnのうち所定のクロックを遅延することで、電源VDDにノイズが発生することを抑制することができる。図10Bでは、クロックCLK1を入力クロックCLKに対してtd1+td2だけ遅延し、更にクロックCLK2〜CLKnを入力クロックCLKに対してtd1だけ遅延することで、電源VDDに発生するノイズを抑制することができる例を示している。ここで、カウンタCNT_Bがカウントしているということは、カウンタCNT_Aは既にオーバーフローしている状態である。よって、カウンタCNT_Aから遅延回路21_1〜21_nの全てに信号Anとしてハイレベルの信号が出力されている。
また、例えば、n=8の場合、カウンタCNT_Aのカウント値が"00000000"から"11111111"までカウントされる。そして、カウンタCNT_Aがオーバーフローした後、カウンタCNT_Bのカウント値が"00000000"から"11111111"までカウントされる。
このように、本実施の形態にかかる信号伝送装置では、複数のカウンタCNT_A、CNT_Bを設け、更に各遅延回路21_1〜21_nにそれぞれ2つの遅延素子D_A1〜D_An、D_B1〜D_Bnと2つのセレクタSEL_A1〜SEL_An、SEL_B1〜SEL_Bnを設けている。よって、実施の形態1で説明した信号伝送装置よりも多くの遅延パターンの組み合わせを作成することができ、様々なパターンで遅延されたクロックCLK1〜CLKnを生成することができる。よって、実施の形態1にかかる信号伝送装置よりもより確実に電源に発生するノイズを抑制することができる。
以上で説明した本実施の形態にかかる発明により、電源に発生するノイズを低減しつつ、信号を高速で伝送することができる信号伝送装置および信号伝送方法を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、カウンタ、遅延素子、およびセレクタの数は、実施の形態1ではそれぞれ1つ、実施の形態2ではそれぞれ2つとしたが、カウンタ、遅延素子、およびセレクタの数を3つ以上としてもよい。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
11_1〜11_n、21_1〜21_n 遅延回路
41 送信側の信号伝送装置
42 受信側の信号伝送装置
51_1〜51_n バッファ
52_1〜52_n 伝送路
53_1〜53_n バッファ

Claims (3)

  1. 電源線から電源が供給されると共に、供給されたクロックに応じてデータを格納し出力する複数のフリップフロップと、
    前記複数のフリップフロップの各々に対応するように設けられると共に、当該フリップフロップの各々に供給されるクロックを遅延する遅延回路と、
    前記電源線の電圧と基準電圧とを比較する比較器と、
    前記電源線の電圧が前記基準電圧を超えた場合にカウントするカウンタと、を備え、
    前記カウンタは、第1のカウンタと、当該第1のカウンタのカウント値がオーバーフローした場合にカウントを開始する第2のカウンタと、を含み、
    前記第1および第2のカウンタのビット数はそれぞれ、前記フリップフロップの数と同一であり、
    前記第1および第2のカウンタの各々のビットはそれぞれ、前記各々のフリップフロップに対応しており、
    前記各々の遅延回路は、入力クロックを遅延する第1の遅延素子と、当該第1の遅延素子で遅延したクロックを更に遅延する第2の遅延素子と、を含み、
    前記第1の遅延素子は、前記第1のカウンタのカウント値に応じて前記各々のフリップフロップに供給されるクロックを遅延し、
    前記第2の遅延素子は、前記第2のカウンタのカウント値に応じて前記各々のフリップフロップに供給されるクロックを遅延し、
    前記第1のカウンタの各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応するフリップフロップに前記第1の遅延素子で遅延したクロックが供給され、
    前記第2のカウンタの各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応するフリップフロップに前記第2の遅延素子で遅延したクロックが供給される、
    信号伝送装置。
  2. 前記各々の遅延回路は、前記第1の遅延素子の後段に設けられた第1のセレクタと、前記第2の遅延素子の後段に設けられた第2のセレクタとさらに備え、
    前記第1のセレクタは、前記第1の遅延素子で遅延したクロックと前記入力クロックとを選択的に出力可能に構成されており、
    前記第2のセレクタは、前記第2の遅延素子で遅延したクロックと前記第1の遅延素子の出力クロックとを選択的に出力可能に構成されており、
    前記第1のカウンタは、"1"の状態のビットに対応する前記第1のセレクタに前記第1の遅延素子で遅延したクロックを選択させるための信号を出力
    前記第2のカウンタは、"1"の状態のビットに対応する前記第2のセレクタに前記第2の遅延素子で遅延したクロックを選択させるための信号を出力する
    請求項1に記載の信号伝送装置。
  3. 電源線から電源が供給されると共に、供給されたクロックに応じてデータを格納し出力する複数のフリップフロップを用いた信号伝送方法であって、
    前記電源線の電圧と基準電圧とを比較し、
    前記電源線の電圧が前記基準電圧を超えた場合にカウントし、
    前記カウントは、第1のカウント値と、当該第1のカウント値がオーバーフローした場合にカウントを開始する第2のカウント値と、を含み、
    前記第1および第2のカウント値のビット数はそれぞれ、前記フリップフロップの数と同一であり、
    前記第1および第2のカウント値の各々のビットはそれぞれ、前記各々のフリップフロップに対応しており、
    前記第1のカウント値に応じて前記各々のフリップフロップに供給されるクロックを第1の遅延時間遅延し、
    前記第1のカウント値の各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応するフリップフロップに前記第1の遅延時間遅延したクロックを供給し、
    前記第2のカウント値に応じて前記各々のフリップフロップに供給されるクロックを前記第1の遅延時間に加えて第2の遅延時間遅延し、
    前記第2のカウント値の各々のビットのうち"1"の状態のビットに対応するフリップフロップに前記第1の遅延時間に加えて前記第2の遅延時間遅延したクロックを供給する、
    信号伝送方法。
JP2012014021A 2012-01-26 2012-01-26 信号伝送装置および信号伝送方法 Expired - Fee Related JP5842633B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012014021A JP5842633B2 (ja) 2012-01-26 2012-01-26 信号伝送装置および信号伝送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012014021A JP5842633B2 (ja) 2012-01-26 2012-01-26 信号伝送装置および信号伝送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013153384A JP2013153384A (ja) 2013-08-08
JP5842633B2 true JP5842633B2 (ja) 2016-01-13

Family

ID=49049389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012014021A Expired - Fee Related JP5842633B2 (ja) 2012-01-26 2012-01-26 信号伝送装置および信号伝送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5842633B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016127308A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 ボッシュ株式会社 異常データ信号処理方法及び異常データ信号処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01190020A (ja) * 1988-01-25 1989-07-31 Fujitsu Ltd 出力バッフア回路
JP4000001B2 (ja) * 2002-04-22 2007-10-31 松下電器産業株式会社 クロック制御装置およびクロック制御方法
JP4652729B2 (ja) * 2004-06-28 2011-03-16 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置
JP2007173893A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Hitachi Ulsi Systems Co Ltd 半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013153384A (ja) 2013-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8564336B2 (en) Clock frequency divider circuit and clock frequency division method
CN107832246B (zh) 半导体装置
KR20080060227A (ko) 동기 클록 신호의 조정을 위한 장치 및 방법
US7859309B2 (en) Clock tree distributing method
US10389515B1 (en) Integrated circuit, multi-channel transmission apparatus and signal transmission method thereof
US10237053B2 (en) Semiconductor device and data synchronization method
JP2011061350A (ja) 受信装置及びその受信方法
KR100649881B1 (ko) 클락 신호들을 동기시키기 위한 반도체 장치 및 클락신호들을 동기시키는 방법
JP5842633B2 (ja) 信号伝送装置および信号伝送方法
US8311173B2 (en) Frame pulse signal latch circuit and phase adjustment method
US9473172B2 (en) Receiver deserializer latency trim
JP5116376B2 (ja) 電磁干渉を減少させる方法及びクロック管理回路、(コヒーレントな周波数クロックの生成及びノンコヒーレントな位相を用いるスペクトル管理)
US7660364B2 (en) Method of transmitting serial bit-stream and electronic transmitter for transmitting a serial bit-stream
JP2008191792A (ja) データ送信装置及びデータ転送装置
US10033525B2 (en) Transmission device and signal processing method
US9094183B2 (en) Circuits for receiving data
JP7059536B2 (ja) 信号伝送回路
JP5699780B2 (ja) 電子回路
JP5378765B2 (ja) データ転送システム
JP2011010178A (ja) 通信装置
KR100646333B1 (ko) 데이터 샘플링 장치 및 방법과 이를 이용한 고속 직렬수신기
CN111106922B (zh) 接收设备及其操作方法
JPWO2008056468A1 (ja) 半導体集積回路とそのレイアウト手法
KR102441579B1 (ko) 복수의 클락 도메인들을 포함하는 집적 회로
US20150195080A1 (en) Data transmission method and associated signal transmitter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5842633

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees