JP5840814B1 - アンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入を遮断し、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止するアンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明を適用したアンカーボルトの防錆構造は、ベースプレート3にアンカーボルト4が挿通可能な空洞部6が形成されている。また、ベースプレート3の基礎部1への設置面であって、空洞部6の外周にはスポンジ材13が配置されている。ベースプレート3を基礎部1に対して設置し、ナット9でベースプレート3を基礎部1の方向に締め付け、スポンジ材13を圧潰させるとともに、空洞部6に充填材を注入する。空洞部6に注入された充填材は、空洞部6の外周に配置されたスポンジ材13に浸透し、時間の経過とともに硬化するため、アンカーボルト4の付根部周縁への外気や雨水の浸入が遮断される。【選択図】図1

Description

本発明は、アンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法に関する。詳しくは、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入を遮断し、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止するアンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法に係るものである。
従来より、防護柵、照明灯、及び信号機などの各種柱状構造物を基礎部に立設する場合には、基礎部上面よりアンカーボルトのボルト部分が突設する状態でアンカーボルトを埋設し、各種柱状構造物の柱脚に固設されたベースプレートに形成されたボルト挿通孔にアンカーボルトを挿通して締結用ナットで締め付け、各種柱状構造物を基礎部に立設する工法が主に使用されている。
前述した工法においては、例えば、ベースプレートと基礎部の隙間から雨水などが浸入し、常にアンカーボルトの付根部周縁が空気と水に晒されるため、アンカーボルトの付根部周縁に錆が発生するという問題がある。
このような問題を解決するために、本出願人が出願した特許文献1には、アンカーボルトの付根部周縁に充填材としての合成樹脂材を充填し、ベースプレートと基礎部の隙間より浸入する外気や雨水からアンカーボルトを保護し、アンカーボルトの錆の発生を防止する防錆構造が開示されている。
具体的には、図9に示すように、基礎部101の上面にボルト部分が突設した状態で埋設されるアンカーボルト102の付根部周縁に空間部103を形成し、この空間部103にボルト挿通孔104から充填材を充填した後に、座金105、スプリングワッシャー106を介してナット107で締め付ける。
また、ナット107にナットキャップ108を冠着し、ナット107の劣化を防止している。
空間部103に充填された充填材は時間の経過とともに硬化し、アンカーボルト102の付根部周縁を保護する。従って、アンカーボルト102の付根部周縁に雨水が浸入しても、アンカーボルト102は硬化した樹脂で保護されているため、外気や雨水に晒されることはなく、アンカーボルト102の錆の発生を未然に防止することができる。
特開2002−97646号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防錆構造では、例えば、基礎部の表面が凹凸形状となっている場合には、凹凸部分をベースプレートで吸収できず、ベースプレートを基礎部に設置した場合にベースプレートと基礎部との間に想定以上の隙間が発生してしまう。
このような隙間が、アンカーボルトの付根部周縁に形成されると、充填された充填材が空間部から隙間を通じて外に漏れ出し、アンカーボルトの付根部周縁の一部が充填材で保護されず、結果としアンカーボルトが外気や雨水に晒されてしまい、アンカーボルトに錆が発生するという新たな課題が生じた。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入を遮断し、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止するアンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明のアンカーボルトの防錆構造は、ボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されたアンカーボルトと、該アンカーボルトに螺嵌されたナットと、一側に前記アンカーボルトが挿通されるとともに他側に充填材が注入され、前記ナットの外径よりも大きい空洞部が穿設されたベースプレートと、該ベースプレートの前記基礎部への設置面であって、前記空洞部の外周に配置された多孔質の変形可能部材とを備えている。
ここで、ボルト部分が基礎部に突設した状態でアンカーボルトが埋設されているとともに、ベースプレートにアンカーボルトが挿通可能な空洞部が穿設されていることにより、この空洞部からアンカーボルトの位置を確認できるため、基礎部へのベースプレートの設置が容易となる。
また、ベースプレートに充填材が注入される空洞部が穿設されていることにより、空洞部に注入された充填材がアンカーボルトの付根部周縁に充填され、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入が遮断されるため、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができる。
また、ベースプレートの基礎部への設置面に多孔質の変形可能部材が配置されていることにより、基礎部の表面が凹凸形状であっても、多孔質の変形可能部材でその凹凸形状を吸収することができる。
また、空洞部の外周に多孔質の変形可能部材が配置されていることにより、空洞部に注入された充填材は多孔質の変形可能部材に浸透して硬化し、コーキングとしての機能を有し、ベースプレートの周囲に別途コーキング処理をする必要がなく、基礎部へのベースプレートの設置が容易となる。
また、空洞部はナットの外径よりも大きいため、ナットでベースプレートを締め付け、多孔質の変形可能部材を圧潰させた後に充填材を空洞部に注入することができる。
即ち、多孔質の変形可能部材が圧潰されていることにより、基礎部の表面の凹凸形状を吸収し、基礎部とベースプレートの隙間を最小限に抑えた状態で充填材を注入することができるため、充填材の使用量を抑えることができるとともに、注入した充填材が空洞部から漏れ出す虞もない。
前記の目的を達成するために、本発明のアンカーボルトの防錆構造は、ボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されたアンカーボルトと、該アンカーボルトに螺嵌されたナットと、一側に前記ナットの外径と略同じ大きさで前記アンカーボルトが挿通可能な挿通孔部が穿設され、他側に該挿通孔部に連接され充填材が注入される注入部が凹設された空洞部を有するベースプレートと、該ベースプレートの前記基礎部への設置面であって、前記挿通孔部の外周に配置された多孔質の変形可能部材とを備える。
ここで、ボルト部分が基礎部に突設した状態でアンカーボルトが埋設されているとともに、ベースプレートにアンカーボルトが挿通される挿通孔部が穿設されていることにより、挿通孔部からアンカーボルトの位置を確認できるため、基礎部へのベースプレートの設置が容易となる。
また、ベースプレートに、挿通孔部に連接して充填材が注入される注入部が凹設されていることにより、注入部に注入した充填材を挿通孔部に浸入させることができる。
その結果、アンカーボルトの付根部周縁に充填材が充填され、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入が遮断されるため、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができる。
また、ナットの外径と略同じ大きさの挿通孔部が穿設され、他側に挿通孔部に連接し、充填材が注入される注入部が凹設されていることにより、ナットでベースプレートを締め付け、多孔質の変形可能部材を圧潰させた後に充填材を空洞部に注入することができる。
即ち、多孔質の変形可能部材が圧潰されることにより、基礎部の表面の凹凸形状を吸収し、基礎部とベースプレートの隙間を最小限に抑えた状態で充填材を注入することができるため、充填材の使用量を抑えることができるとともに、注入した充填材が空洞部から漏れ出す虞もない。
また、ベースプレートの基礎部への設置面に多孔質の変形可能部材が配置されていることにより、基礎部の表面が凹凸形状であっても、多孔質の変形可能部材でその凹凸形状を吸収することができる。
また、挿通孔部の外周に多孔質の変形可能部材が配置されていることにより、挿通孔部に浸入した充填材は多孔質の変形可能部材に浸透して硬化し、コーキングとしての機能を有する。従って、ベースプレートの周囲に別途コーキング処理をする必要がなく、基礎部へのベースプレートの設置が容易となる。
更に、アンカーボルトの付根部周縁に充填材が集中して充填されるため、アンカーボルトの付根部周縁に隙間が発生せず、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入が遮断されるため、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができる。
また、ベースプレートとナットとの間に介装され、空洞部に充填材が注入される注入口が形成された座金を備える場合には、ナットでベースプレートを締め付け、多孔質の変形可能部材を圧潰させた後に充填材を注入することができる。
即ち、多孔質の変形可能部材が圧潰されることにより、基礎部の表面の凹凸形状を吸収し、基礎部とベースプレートの隙間を最小限に抑えた状態で充填材を注入することができるため、充填材の使用量を抑えることができるとともに、注入した充填材が空洞部から漏れ出す虞もない。
また、多孔質の変形可能部材がスポンジ材である場合には、ナットでベースプレートを締め付けることで容易に圧潰させることができる。
また、スポンジ材の吸液性により、充填した充填材をスポンジに容易に浸透させることができるとともに、通気性がよく、充填した充填材の内部まで短時間で硬化させることができる。
前記の目的を達成するために、本発明のアンカーボルトの防錆方法は、ナットが螺嵌されるボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されるまでアンカーボルトを打設する打設工程と、該ナットの外径よりも大きい空洞部が穿設されたベースプレートの前記空洞部の外周に多孔質の変形可能部材を配置する配置工程と、前記ベースプレートに穿設された前記空洞部の一側を前記アンカーボルトに通して、前記ベースプレートの前記多孔質の変形可能部材を設置した面を前記基礎部に対して設置する設置工程と、前記アンカーボルトのボルト部分に前記ナットを螺嵌して、該ナットを前記基礎部に向けて締め付け、前記多孔質の変形可能部材を圧潰する圧潰工程と、前記空洞部の他側から前記充填材を注入する注入工程とを備える。
ここで、打設工程にて、ボルト部分が基礎部に突設した状態でアンカーボルトが埋設され、ベースプレートにアンカーボルトが挿通可能な空洞部が穿設されていることにより、設置工程においては、ベースプレートに形成された空洞部からアンカーボルトの位置を確認できるため、基礎部へのベースプレートの設置が容易となる。
また、配置工程にて、ベースプレートに穿設された空洞部の外周に多孔質の変形可能部材を配置し、設置工程にて、ベースプレートの多孔質の変形可能部材を配置した面を基礎部に対して設置することで、基礎部の表面が凹凸形状であっても、多孔質の変形可能部材でその凹凸形状を吸収することができる。
また、圧潰工程にて、アンカーボルトのボルト部分にナットを螺嵌して、ナットを基礎部に向けて締め付け、多孔質の変形可能部材を圧潰することで、基礎部の表面の凹凸形状を吸収し、基礎部とベースプレートの隙間を最小限に抑えることができるため、注入工程で注入する充填材の使用量を抑えることができるとともに、注入した充填材が空洞部から漏れ出す虞もない。
また、注入工程にて、空洞部に注入した充填材は、多孔質の変形可能部材に浸透して硬化し、コーキングとしての機能を有し、ベースプレートの周囲に別途コーキング処理をすることなく、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができる。
前記の目的を達成するために、本発明のアンカーボルトの防錆方法は、ナットが螺嵌されるボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されるまでアンカーボルトを打設する打設工程と、該ナットの外径と略同じ大きさの挿通孔部が穿設されたベースプレートの前記挿通孔部の外周に多孔質の変形可能部材を配置する配置工程と、前記ベースプレートに穿設された前記挿通孔部を前記アンカーボルトに通して、前記ベースプレートの前記多孔質の変形可能部材を設置した面を前記基礎部に対して設置する設置工程と、前記アンカーボルトのボルト部分に前記ナットを螺嵌して、該ナットを前記基礎部に向けて締め付け、前記多孔質の変形可能部材を圧潰する圧潰工程と、前記挿通孔部に連接された注入部に前記充填材を注入する注入工程とを備える。
ここで、打設工程にて、ボルト部分が基礎部に突設した状態でアンカーボルトが埋設され、ベースプレートにアンカーボルトが挿通可能な挿通孔部が穿設されていることにより、設置工程においては、ベースプレートに形成された挿通孔部からアンカーボルトの位置を確認できるため、基礎部へのベースプレートの設置が容易となる。
また、配置工程にて、ベースプレートに穿設された挿通孔部の外周に多孔質の変形可能部材を配置し、設置工程にて、ベースプレートの多孔質の変形可能部材を配置した面を基礎部に対して設置することで、基礎部の表面が凹凸形状であっても、多孔質の変形可能部材でその凹凸形状を吸収することができる。
また、圧潰工程にて、アンカーボルトのボルト部分にナットを螺嵌して、ナットを基礎部に向けて締め付け、多孔質の変形可能部材を圧潰することで、基礎部の表面の凹凸形状を吸収し、基礎部とベースプレートの隙間を最小限に抑えることができるため、注入工程で注入する充填材の使用量を抑えることができるとともに、注入した充填材が空洞部から漏れ出す虞もない。
また、注入工程にて、空洞部に注入した充填材は、多孔質の変形可能部材に浸透して硬化し、コーキングとしての機能を有し、ベースプレートの周囲に別途コーキング処理をすることなく、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができる。
また、座金に充填材を注入する注入口が形成されていることにより、ナットでベースプレートを締め付け、多孔質の変形可能部材を圧潰させた後に充填材を注入することができる。
ここで、多孔質の変形可能部材が圧潰されることにより、基礎部の表面の凹凸形状を吸収し、基礎部とベースプレートの隙間を最小限に抑えた状態で充填材を注入することができるため、充填材の使用量を抑えることができるとともに、注入した充填材が空洞部から漏れ出す虞もない。
本発明に係るアンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法は、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入を遮断し、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができる。
アンカーボルトとベースプレートの取り付け状態を示す斜視図である。 ベースプレート裏面(基礎部への設置面側)の平面図である。 ベースプレート表面(ナット締結側)の平面図である。 アンカーボルトとベースプレートの取り付け状態を示す要部断面図である。 ベースプレートに形成された空洞部の形状を示す図である。 ベースプレートに配置されるスポンジ材の形状を示す図である。 アンカーボルトとベースプレートの取り付け順序を説明する図である。 本発明の第二の実施形態に係るアンカーボルトとベースプレートの取り付け状態を示す要部断面図である。 従来のアンカーボルトとベースプレートの取り付け状態を示す図である。
以下、アンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法に関する本発明の第一の実施形態について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
まず、図1は、本発明を適用したアンカーボルトを用いて柱状構造物を基礎部に設置した状態を示す斜視図である。
基礎部1の長手方向に立設される橋梁用防護柵などの柱状構造物は、例えば断面略H型の柱脚2の端部に固設されたベースプレート3を備えている。
このベースプレート3には、基礎部1に埋設されたアンカーボルト4のボルト部分5が挿通可能な空洞部6が形成されている。
ここで、必ずしも、柱脚2はH型である必要はない。例えば、丸型、角型であってもよい。
アンカーボルト4は、基礎部1の上面よりボルト部分5が突設する状態で埋設されており、このアンカーボルト4のボルト部分5がベースプレート3に形成した空洞部6に挿通され、座金7、及びスプリングワッシャー8を介してナット9が螺嵌されている。
更に、ナット9が外気や雨水に晒されて劣化することを防止するため、内部に充填材(例えばシリコーン材等)が注入されたナットキャップ10がナット9を覆うように冠着されている。
ここで、必ずしも、基礎部1に対してベースプレート3を締め付ける際に、座金7、及びスプリングワッシャー8を介する必要はない。但し、座金7を介することで、空洞部6を塞ぎ、空洞部6への雨水や外気の浸入を遮断することができる。
また、スプリングワッシャー8を介することで、ベースプレート3をナット9で締めつける際の面圧を低くし、ナット9の緩みを防止することができる。
また、必ずしも、充填材を注入したナットキャップ10を取り付ける必要はない。例えば、ナット9の外気や雨水に晒される部分に直接充填材を塗ることもできる。また、ナットキャップ10内に充填材を注入しない状態でナット9に冠着させることもできる。但し、充填材を注入したナットキャップ10をナット9に冠着した方が、より確実にナット9の錆の発生を防止することができる。
次に、ベースプレート3の詳細な形状について図2、又は図3を用いて説明する。
まず、ベースプレート3に形成された空洞部6は、その一側にアンカーボルト4が挿通可能な丸形の挿通孔部12が穿設され、他側に充填材を注入するための、いわゆる鍵孔状の注入部11が挿通孔部12に連設して穿設されている。
この空洞部6はベースプレート3の所定の位置に四か所形成されている。
具体的には、基礎部1の長手方向に沿った位置に配置された空洞部6と、長手方向に沿ってハの字に配置された空洞部6が二個それぞれに形成されている。
ここで、必ずしも、ベースプレート3に形成される空洞部6は四か所である必要はない。少なくとも一か所以上に形成されていればよく、基礎部1に立設される柱状構造物に要求される設置強度に応じて、例えば、五か所以上、又は三か所以下に形成されていてもよい。
また、必ずしも、空洞部6は、図2、及び図3に示すような配置の組み合わせである必要はない。例えば、全ての空洞部6を基礎部1の長手方向、又は短手方向に沿って配置してもよく、また、全ての空洞部6を基礎部1の長手方向、又は短手方向に沿ってハの字に配置するようにしてもよい。
また、必ずしも、注入部11は鍵孔状の長孔形状である必要はない。例えば、図5(a)に示すように、丸形の挿通孔部12よりも幅狭の長孔形状、図5(b)に示すように丸形の挿通孔部12と同じ幅の長孔形状であってもよい。
また、図5(c)から図5(e)に示すように、注入部11の各長孔形状が曲線的に湾曲していてもよい。
更に、必ずしも、注入部11は長孔形状である必要ない。例えば、コの字形状、十字形状等であってもよい。但し、長孔とすることで、柱状構造物の取り付け強度を確保することができるため、例えば、柱状構造物に自動車等が衝突した場合に、柱状構造物の変形を最小限に抑えることができるという観点からも、注入部11は長孔形状とすることが好ましい。
次に、図2に示すように、ベースプレート3の基礎部1への設置面であって、空洞部6の外周には多孔質の変形可能部材としてのスポンジ材13が接着剤等により連接して取り付けられている。
ここで、必ずしも、多孔質の変形可能部材はスポンジ材である必要はない。例えば、不織布、編布、織布等の有機繊維や無機繊維からなる布、又は発砲体等であってもよい。
但し、基礎部1の凹凸面の形状吸収性、充填材の吸液性、及び加工性という観点からも、スポンジ材を使用することが好ましい。
また、必ずしも、スポンジ材13は、連接して取り付けられている必要はない。注入した充填材がスポンジ材14の隙間から漏れ出さなければ、例えば、隣り合うスポンジ材の両端が近接するように、切れ目が設けられていてもよい。
スポンジ材13は、例えば図6(a)又は図6(b)に示すように、周囲にベースプレート3への取り付け面14が確保され、各空洞部6に沿った形の長孔15が中空にくり貫かれている。
このようなスポンジ材13をベースプレート3に取り付ける際には、取り付け面14に接着材を塗り、スポンジ材13の一部をくり貫いて形成した長孔15と、空洞部6が対応するようにベースプレート3に取り付ける。
また、スポンジ材13は、図6(c)に示すように、ベースプレート3の基礎部1への設置面積と略同じ大きさのスポンジ材13を準備し、各空洞部6に対応する位置であって、各空洞部6に沿った形の長孔15を中空にくり貫くこともできる。
この場合、スポンジ材13のベースプレート3への設置面積が大きいため、スポンジ材13を取り付けた状態で、ベースプレート3を基礎部1へ設置する際にも、スポンジ材13が外れる虞もない。
なお、スポンジ材13のベースプレート3への取り付け作業を容易にするため、図6(c)の矢印で示す方向にスポンジ材13を半分に切り、切り取ったスポンジ材13をベースプレート3にそれぞれ取り付けることもできる。
次に、ベースプレート3の基礎部1への設置面側にスポンジ材13を取り付けた状態で、ベースプレート3を基礎部1に設置し、図3、又は図4に示すように座金7を介してナット9で締め付けると、スポンジ材13は圧潰される。この時、基礎部1の表面が凹凸形状であっても、圧潰されたスポンジ材13により基礎部1の表面凹凸形状を吸収する。
一方、圧潰されたスポンジ材13の厚みだけ、ベースプレート3と基礎部1の間に僅かな隙間hが生じることになる。この隙間hから、スポンジ材13に向けて外気が流入し、後述するように、スポンジ材13に浸透した充填材の硬化を促進させることができる。
図3、又は図4に示すように、空洞部6を覆う座金7の一側はアンカーボルト4が挿通可能であり、他側には空洞部6に充填材を注入するための注入口16が形成されている。空洞部6に充填材を注入する場合には、例えば、充填材が充填されたカートリッジをコーキングガンにセットし、カートリッジのノズル部分を座金7に形成された注入口16に差し込み、コーキングガンを操作して充填材を注入していく。
ここで、必ずしも、空洞部6への充填材の注入はコーキングガンを使用する必要はない。ゲル状の流体物を強制的に圧力の応用によって押し出すことができれば、どのような器具であっても構わない。
注入口16から空洞部6に注入された充填材は、アンカーボルト4の付根部周縁に流れ込むとともに、空洞部6の周囲に配置され、基礎部1とベースプレート3により圧潰されたスポンジ材13に徐々に浸透していく。
この時、前述したように、圧潰されたスポンジ材13の厚みだけ、基礎部1とベースプレート3との間に僅かな隙間hが生じる。この隙間hから外気が流れ込み、スポンジ材13に浸透した充填材の硬化が促進される。
更に、スポンジ材13の通気性により、アンカーボルト4の付根部周縁に充填された充填材も、内部まで早期に硬化することができる。
このように、スポンジ材13に浸透した充填材が硬化すると、スポンジ材13がコーキングとしての機能を有することになるため、たとえ基礎部1とベースプレート3の間に隙間hが生じていても、この隙間から浸入する外気や雨水は、アンカーボルト4の付根部周縁への浸入が遮断される。従って、アンカーボルト4の付根部周縁の錆の発生を充分に防止することができる。
次に、本発明を適用した防錆方法について図7を用いて説明する。
先ず、図7(a)に示すように、アンカーボルト4のボルト部分5が地上に突設するように、アンカーボルト4を基礎部1に対して打設する。
そして、図7(b)に示すよう、ベースプレート3の基礎部1への設置面であって、空洞部6の外周にスポンジ材13を配置し、柱状構造物の柱脚2が固設されたベースプレート3を基礎部1に対して設置する。
ベースプレート3を基礎部1に設置した段階で、座金7、スプリングワッシャー8を介してナット9でベースプレート3を基礎部1の方向に締め付ける。このナット9の締め付けにより、ベースプレート3に配置したスポンジ材13は、基礎部1に対して押圧され圧潰される。この時、基礎部1の表面が凹凸形状であっても、その凹凸形状をスポンジ材13で吸収することができる。
その後、図7(c)に示すように、充填材が充填されたカートリッジ17を、例えばコーキングガン等の器具にセットし、カートリッジ17のノズル部分18を座金7に形成された注入口16に差し込み、コーキングガンを操作して充填材を空洞部6に注入していく。
また同様に、ナット9に冠着するナットキャップ10の内部に充填材を充填させる。空洞部6に充填された充填材は、挿通孔部12に浸入し、アンカーボルト4の付根部周縁に充填されるとともに、空洞部6の外周に配置したスポンジ材13に浸透していく。
ここで、充填材の注入を継続し、空洞部6内に充分な量の充填材が充填されると、注入された充填材の一部が逆流し、挿通孔部12を通じて座金7、及びスプリングワッシャー8の周囲に充填材が染み出すことになる。即ち、充填材が座金7、及びスプリングワッシャー8の周囲に染み出すことを充填材の注入完了の一つの目安とすることができる。
最後に、図7(d)に示すように、注入部11への充填材の注入が完了したら、充填材を充填させたナットキャップ10をナット9に冠着させ、ベースプレート3の基礎部1への設置が完了する。この状態で、一定時間が経過すると、充填された充填材が硬化することになる。
このとき、圧潰されたスポンジ材13の厚みだけ、基礎部1とベースプレート3との間に僅かな隙間hが生じるが、この隙間hから外気が流れ込み、スポンジ材13に浸透した充填材の硬化が促進される。
更に、スポンジ材13の通気性により、アンカーボルト4の付根部周縁に充填された充填材も、内部まで早期に硬化することができる。
次に、本発明の第二の実施形態に係るアンカーボルトの防錆構造について説明する。
なお、以下の説明において、前述の第一の実施形態に係るアンカーボルトの防錆構造と実質的に同一の部材等については、図中に同一の符号を付すことで説明を省略する。
図8は、本発明の第二の実施形態に係るアンカーボルトの防錆構造を適用した、ベースプレート3の基礎部1への取り付け状態を示す断面図である。
第二の実施形態における空洞部6aは、アンカーボルト4が挿通可能な挿通孔部12aがベースプレート3に穿設されるとともに、この挿通孔部12に連設して注入部11aが形成されている。
ここで、第二の実施形態における注入部11aは、ベースプレート3の基礎部1への設置面側とは反対側に凹設されている点で、第一の実施形態の注入部11と異なる。
この場合、ベースプレート3の基礎部1への設置面に取り付けるスポンジ材13は、挿通孔部12aの外周にのみ配置すればよいため、第一の実施形態に比べて、スポンジ材13の使用量を減らすことができる。
また、充填材は挿通孔部12aにのみ充填させればよいため、充填材の使用量も減らすことができる。
更に、充填材の使用量が減るため、充填材の硬化を早めることができる。
以上のように、本発明を適用したアンカーボルトの防錆構造、及びアンカーボルトの防錆方法は、アンカーボルトの付根部周縁への外気や雨水の浸入を遮断し、アンカーボルトの錆の発生を充分に防止することができるものとなっている。
1 基礎部
2 柱脚
3 ベースプレート
4 アンカーボルト
5 アンカーボルトのボルト部分
6、6a 空洞部
7 座金
8 スプリングワッシャー
9 ナット
10 ナットキャップ
11、11a 注入部
12、12a 挿通孔部
13 スポンジ材
14 ベースプレートへの取り付け面
15 長孔
16 注入口
17 カートリッジ
18 ノズル部分
h 隙間

Claims (5)

  1. ボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されたアンカーボルトと、
    該アンカーボルトに螺嵌されたナットと、
    一側に前記アンカーボルトが挿通されるとともに他側に充填材が注入され、前記ナットの外径よりも大きい空洞部が穿設されたベースプレートと、
    該ベースプレートの前記基礎部への設置面であって、前記空洞部の外周に配置された多孔質の変形可能部材と
    前記ベースプレートと前記ナットとの間に介装され、前記空洞部に前記充填材を注入する注入口が形成された座金とを備える
    アンカーボルトの防錆構造。
  2. ボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されたアンカーボルトと、
    該アンカーボルトに螺嵌されたナットと、
    一側に前記アンカーボルトが挿通可能な挿通孔部が穿設され、他側に該挿通孔部に連接され充填材が注入される注入部が凹設された空洞部を有するベースプレートと、
    該ベースプレートの前記基礎部への設置面であって、前記挿通孔部の外周に配置された多孔質の変形可能部材と
    前記ベースプレートと前記ナットとの間に介装され、前記空洞部に前記充填材を注入する注入口が形成された座金とを備える
    アンカーボルトの防錆構造。
  3. 前記多孔質の変形可能部材は、
    スポンジ材である
    請求項1又は請求項2に記載のアンカーボルトの防錆構造。
  4. ナットが螺嵌されるボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されるまでアンカーボルトを打設する打設工程と、
    前記ナットの外径よりも大きい空洞部が穿設されたベースプレートの前記空洞部の外周に多孔質の変形可能部材を配置する配置工程と、
    前記空洞部の一側に前記アンカーボルトを通して、前記ベースプレートの前記多孔質の変形可能部材を設置した面を前記基礎部に対して設置する設置工程と、
    注入口が形成された座金を前記ナットと前記ベースプレートとの間に介装する介装工程と、
    前記アンカーボルトのボルト部分に前記ナットを螺嵌して、該ナットを前記基礎部に向けて締め付け、前記多孔質の変形可能部材を圧潰する圧潰工程と、
    前記注入口から前記空洞部の他側に充填材を注入する注入工程とを備える
    アンカーボルトの防錆方法。
  5. ナットが螺嵌されるボルト部分が基礎部から突出した状態で埋設されるまでアンカーボルトを打設する打設工程と、
    一側に挿通孔部が穿設され、他側に挿通孔部に連接し注入部が凹設された空洞部を有するベースプレートの前記挿通孔部の外周に多孔質の変形可能部材を配置する配置工程と、
    前記挿通孔部を前記アンカーボルトに通して、前記ベースプレートの前記多孔質の変形可能部材を設置した面を前記基礎部に対して設置する設置工程と、
    注入口が形成された座金を前記ナットと前記ベースプレートとの間に介装する介装工程と、
    前記アンカーボルトのボルト部分に前記ナットを螺嵌して、該ナットを前記基礎部に向けて締め付け、前記多孔質の変形可能部材を圧潰する圧潰工程と、
    前記注入口から前記注入部に充填材を注入する注入工程とを備える
    アンカーボルトの防錆方法。
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