JP5836841B2 - プラント機器交換支援システムおよびプラント機器交換演算処理方法 - Google Patents

プラント機器交換支援システムおよびプラント機器交換演算処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、プラント機器の交換計画を支援するシステムおよびにプラント機器交換の演算処理方法に関する。
発電プラントにおける機器交換は、従来は、定期点検中に機器を検査し、経年劣化等で消耗している機器に関して交換・保守を行うというような、時間基準保全であるが、近年は対象機器を直接監視し、その状態監視データに基づいて保全を行う運用方法が検討されている。このような運用方法により点検を行う事により、設備稼働率の向上やコスト削減が見込まれている。
設備機器のメンテナンスを効率的、経済的に行う手法は多数提案されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、プラント機器の駆動回数データと当該プラント機器に関する過去の故障データもしくは当該プラント機器に関する寿命回数データとを演算手段に入力し、これらの関係により、プラント機器の点検、交換に関する予測結果を出力する事を行っている。この予測結果は、具体的には、余寿命回数データまたは余寿命時間データであり、これによって、入力された機器データに関してはプラント機器に故障が発生する前に対処できる可能性がある。
特開2004−102847号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているような方法では、機器寿命の予測とアラームがプラント全体保全計画と結びついていないため、予期せずに大量の交換アラームが発生する可能性があり、その場合、機器交換時期の重複で、機器交換のピーク時においては多くの人手を要し、機器の交換・保守の負荷を分散できない。
また、故障率の考慮がないため、機器内部部品のロット不良等の事象に対応できず、水平展開等の対応遅れが発生し、緊急に対応しなくてはならず、プラント停止の可能性も考えられる。
上記の問題は、機器寿命予測結果が直接プラント全体計画へ反映されないこと、演算結果が所定のしきい値へ達しないとアラームが表示されないシステムになっていること、さらに故障率の考慮がないことが起因している。
そこで、本発明は、適切な機器寿命予測とその結果をプラント全体計画へ反映できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動指令を受けて動作するコントローラによって制御される複数の機器の動作情報と、ヒューマンマシーンインターフェイスからの入力情報とを受けて、前記機器に関する交換計画関連情報を自動的にヒューマンマシーンインターフェイスに出力するプラント機器交換支援システムにおいて、前記コントローラからの入力信号を受け入れて前記入力信号に基づいて前記コントローラの駆動ロジックの動作による前記機器の駆動回数をカウントし、駆動回数を出力するロジックカウント部と、前記駆動ロジックの動作の時刻を確定するために前記ロジックカウント部へ時刻情報を与えるタイムサーバと、前記複数の機器のそれぞれについての前記ロジックカウント部から受ける前記駆動回数を含む動作情報を格納するデータ保存部と、前記ヒューマンマシーンインターフェイスから出力されたプラントの運転計画情報、各機器の関連情報を受け入れ前記データ保存部が保存するためにこれらを出力する入出力部と、前記データ保存部に格納される前記駆動回数を含む複数の機器の動作情報および運転計画情報、各機器の関連情報に基づき各機器の予測寿命を算出し、算出した予測寿命情報を前記データ保存部および前記入出力部に出力する第1の演算処理機能部と、前記第1の演算処理機能部で算出された前記各機器の予測寿命に基づいて前記各機器の交換を必要とする交換時期を設定し、前記各機器の前記交換時期の情報を前記データ保存部および前記入出力部に出力する第2の演算処理機能部と、を有する演算処理部と、を備え、前記第2の演算処理機能部は、前記各機器の交換時期に基づいて期間ごとの交換予測機器数を算出しそれぞれの期間での機器交換可能な最大数を超えた場合は、予測寿命の速い機器の交換時期を前倒しに移動する第1のサブ機能と、前記運転計画情報に基づいて機器交換の実施が不可能な期間を摘出しこの期間分、前記交換時期を前倒しして運転計画に反映する第2のサブ機能と、各機器の関連情報のうちの納期の期間分、前記交換時期を前倒しして予備品の情報とする第3のサブ機能と、の少なくとも一つを有することを特徴とする。
また、本発明は、駆動指令を受けて動作するコントローラによって制御される複数の機器の動作情報と、ヒューマンマシーンインターフェイスからの入力情報とを受けて、前記機器に関する交換計画関連情報を自動的にヒューマンマシーンインターフェイスに出力するプラント機器交換演算処理方法において、ロジックカウント部が、前記コントローラからの入力信号を受け入れて前記入力信号に基づいて前記コントローラの駆動ロジックの動作による前記機器の駆動回数をカウントし、駆動回数を出力するカウントステップと、前記カウントステップに並行して、前記タイムサーバが前記駆動ロジックの動作の時刻を確定するために前記ロジックカウント部へ時刻情報を与える時刻情報付与ステップと、ヒューマンマシーンインターフェイスから出力されたプラントの運転計画情報および各機器の関連情報を入出力部が受け入れる外部情報取得ステップと、前記外部情報取得ステップで取得した前記プラントの運転計画情報および各機器の関連情報と、前記カウントステップで得られた実績情報および駆動回数をデータ保存部が受け入れてデータベースへ格納する格納ステップと、前記データベースに保存されたデータに基づいて第1の演算処理機能部が各機器の予測寿命を算出する第1の演算ステップと、前記データベースに保存されたデータに基づいて第2の演算処理機能部が各機器の交換時期を設定する第2の演算ステップと、を有し、前記第2の演算ステップは、前記各機器の交換時期に基づいて期間ごとの交換予測機器数を算出しそれぞれの期間での機器交換可能な最大数を超えた場合は、予測寿命の速い機器の交換時期を前倒しに移動する第1のサブステップと、前記運転計画情報に基づいて機器交換の実施が不可能な期間を摘出しこの期間分、前記交換時期を前倒しして運転計画に反映する第2のサブステップと、各機器の関連情報のうちの納期の期間分、前記交換時期を前倒しして予備品の情報とする第3のサブステップと、の少なくとも一つを有することを特徴とする。
本発明によれば、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映ができる。
本発明に係るプラント機器交換支援システムの実施形態の基本構成を示すブロック図。 第1の実施形態における第1の演算処理機能部の予測寿命演算内容を説明するブロック図。 第1の実施形態における第1の演算処理機能部の演算結果を示すテーブル。 第1の実施形態における機器交換時期調整結果による交換機器数の推移を示すグラフ。 第2の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図。 第2の実施形態における第2の演算処理機能部の機器交換時期調整結果による交換機器数の推移を示すグラフ。 第2の実施形態における第2の演算処理機能部の演算結果を示すテーブル。 第3の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図。 第3の実施形態における第2の演算処理機能部の演算結果を示すテーブル。 第3の実施形態における機器交換時期調整結果による交換機器数の推移を示すグラフ。 第4の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図。 第4の実施形態における第2の演算処理機能部の演算結果を示すテーブル。 第5の実施形態における交換時期の調整の演算内容を説明するブロック図。 第5の実施形態における演算結果によるアラーム表示と設計故障率との関係を示すグラフ。 第6の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図。
以下、図面を参照して本発明に係るプラント機器交換支援システムの実施形態について説明する。ここで、同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明に係るプラント機器交換支援システム12の実施形態の基本構成を示すブロック図である。
図1において、発電プラント11は駆動指令を受けて複数の対象機器113を制御するコントローラ112を有する。対象機器113は例えばポンプ駆動用の電動機やオンオフ弁である。
本実施形態に係るプラント機器交換支援システム12は、ロジックカウント部121と、タイムサーバ124と、データ保存部122と、演算処理部123と、入出力部125とを備える。
ロジックカウント部121は、コントローラ112から対象機器113への駆動指令の回数をコントローラ112のロジックの動作により数える機能を有する。
タイムサーバ124は、ロジックカウント部121に時刻情報を与える機能を有する。ロジックカウント部121は、この時刻情報を受けて、前記のロジックの動作発生の時刻として対応させる機能を有する。
データ保存部122は、各機器情報、ロジックカウント部121の処理結果、タイムサーバ124より与えられた時刻情報、演算処理部123の処理結果を相互に関連して記憶する。
演算処理部123は、データ保存部122に格納されるデータに基づき、各対象機器113の寿命情報に関する演算処理を行う第1の演算処理機能部123aと、各対象機器113の交換実施時期の調整処理に関する演算処理を行う第2の演算処理機能部123bとから構成されている。
第1の演算処理機能部123aと第2の演算処理機能部123bとはそれぞれの演算結果を、データ保存部122および入出力部125を介してヒューマンマシーンインターフェイス(以下HMI)13へ出力する。
HMI13は、例えばキーボード、タッチパネルなどの入力装置、および、例えばプリンタ、CRT、スクリーン、音声等の出力装置の両方を備えている。
図2は、この実施形態における第1の演算処理機能部123aの予測寿命演算内容を説明するブロック図である。図2は、第1の演算処理機能部123aを中心として図示しており、第1の演算処理機能部123aの演算手順を併せて示している。なお、第2の演算処理機能部123bについては図示を省略している。
データ保存部122には、ロジックカウント部121のカウントの結果である駆動回数と、タイムサーバ124から与えられた時刻情報を機器ごとに累積した稼働累積時間が記憶されている。
また、データ保存部122には、対象機器113のカタログ情報の寿命回数と、寿命時間も記憶されている。
演算処理部123において、下記式(1)より駆動平均間隔t1を算出し(S1)、式(2)により残り駆動回数kを算出し(S2)、式(3)により予測寿命T1を算出し(S3)、式(4)により予測寿命T2を算出する(S4)。
この結果を、データ保存部122に格納し、かつ入出力部125を介してHMI13へ出力する。
以上により、機器の予測寿命が算出でき、いつどの機器を交換すれば良いか、予め交換予測を立てることができる。
寿命回数および寿命時間は、ユーザがHMI13より入力する。
稼働累積時間/駆動回数=駆動平均間隔(t1) ・・・(1)
寿命回数−駆動回数=残り駆動回数(k1) ・・・(2)
駆動平均間隔(t1)×残り駆動回数(k1)=予測寿命(T1) ・・・(3)
寿命時間−稼働累積時間=予測寿命(T2) ・・・(4)
図3は、第1の実施形態における第1の演算処理機能部の演算結果を示すテーブルである。
このテーブルには、各対象機器113ごとの、機器種別、寿命回数、寿命時間、駆動回数、駆動時間、平均駆動間隔、予測寿命のデータが含まれている。
このテーブルの内容は、演算処理部123から、演算結果を格納するデータ保存部122およびHMI13へ出力される。
第2の演算処理機能部123bでは、第1の演算処理機能部123aの演算により得られた各対象機器113の寿命予測情報に基づき、その必要交換時期が設定される。
図4は、この実施形態における機器交換時期調整結果による交換機器数の推移を示すグラフであり、第2の演算処理機能部123bでの演算により得られた機器全体の交換必要時期を示している。
図4に示される交換機器数の情報は、図3に示すテーブルと同様に、データ保存部122内に格納され、併せてHMI13へ出力される。
この実施形態によれば、機器種別、寿命回数、寿命時間、駆動回数、駆動時間、平均駆動間隔、予測寿命という設計と実績に基づく寿命予測が得られ、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映ができる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図である。図5は、第2の演算処理機能部123bを中心として図示しており、第2の演算処理機能部123bの演算手順を併せて示している。なお、第1の演算処理機能部123aについては図示を省略している。
この実施形態の第2の演算処理機能部123bには、データ保存部122に、一定期間情報、機器交換最大しきい値情報を記憶させる機能を有する。
第2の演算処理機能部123bでは、交換予測された各機器をある期間で区切り、その期間内の交換予測機器の総数を算出し(S11)、更に、前記交換予測機器の総数と機器交換最大しきい値情報との比較を行う(S12)。この結果、交換予測機器の総数が機器交換最大しきい値を超えた場合は、機器の交換・保守の負荷分散の為、予測寿命が早く来る機器から、区切られたある期間の、前期間への移動を行う(S13)。
図6は、この実施形態における第2の演算処理機能部の機器交換時期調整結果による交換機器数の推移を示すグラフである。しきい値を超えた場合に、前の月に移動する例を示している。
図7は、この実施形態における第2の演算処理機能部の演算結果を示すテーブルである。前記の期間の移動の結果は、図6および図7の例のような形態でデータ保存部122内に格納され、併せてHMI13へ出力される。
例えば、ある期間内を1ヶ月とし、1ヶ月内に交換予測された機器数のしきい値が100台とする。たとえば、4月に寿命予測の結果交換時期を迎える機器が105台の場合、その期間内の寿命を迎える時期の早い最初の5台の機器を3月の交換期間へ移行する。12月分の115台についても同様に最初の15台を11月に移行する。という演算を随時行い、HMI13へ表示する。
一定期間情報および機器交換最大しきい値情報はユーザが定め、HMI13より入力する。
この実施形態によると、各期間をまたがって機器の交換・保守の負荷を分散し、例えば計画外の停止などにも即対応できるベースデータが整備され、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映ができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態における第2の演算処理機能部123bの交換時期の調整演算内容を説明するブロック図である。図8は、第2の演算処理機能部123bを中心として図示しており、第2の演算処理機能部123bの演算手順を併せて示している。なお、第1の演算処理機能部123aについては図示を省略している。
第3の実施形態では、データ保存部122にプラント運転計画を記憶させ、第2の演算処理機能部123bがプラント運転計画抽出を行い、機器交換不可期間を交換予測へ加算する機能を有する。
図9は、この実施形態における第2の演算処理機能部の演算結果を示すテーブルである。前記の結果は、図9の例のような形態でデータ保存部122に格納され、HMI13へ出力される。
例えば、プラント運転計画により、プラント常時運転につき、機器交換実施不可能な期間が存在し、その期間を、3ヶ月とすると、その機器交換実施不可能な期間に交換予測された機器に3ヶ月分加算し、図9のように運転計画へ表示する。
図10は、この実施形態における機器交換時期調整結果による交換機器数の推移を示すグラフである。
プラント運転計画はユーザが定め、HMI13より入力する。
この実施形態によれば、原子力プラントなど、連続して発電し続けなくてはならないプラントでも機器の交換・保守の負荷を分散し、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映ができる。
(第4の実施形態)
図11は、第4の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図である。図11は、第2の演算処理機能部123bを中心として図示しており、第2の演算処理機能部123bの演算手順を併せて示している。なお、第1の演算処理機能部123aについては図示を省略している。
第4の実施形態では、データ保存部122に、機器納期情報、予備品情報を記憶させ、第2の演算処理機能部123bが納期情報抽出(S31)、予備品情報抽出(S32)、交換予測への加算(S33)を行う。
例えば、納期が6ヶ月かかる機器に関しては、交換予測を6ヶ月分加算し、納期加算、予備品として格納する機能を有する。
図12は、この実施形態における第2の演算処理機能部の演算結果を示すテーブルである。
前記の演算の結果は、図12の例のような形態でデータ保存部122に格納され、HMI13へ出力される。
機器納期情報および予備品情報は、ユーザがHMI13より入力する。
この実施形態によれば、納期、予備品を考慮した最適な交換時期を算出することができ、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映を図ることができる。
(第5の実施形態)
図13は、第5の実施形態における交換時期の調整の演算内容を説明するブロック図である。図13は、第2の演算処理機能部123bを中心として図示しており、第2の演算処理機能部123bの演算手順を併せて示している。なお、第1の演算処理機能部123aについては図示を省略している。
また、図14は、この実施形態における演算結果によるアラーム表示と設計故障率との関係を示すグラフである。
この実施形態では、データ保存部122に、実故障情報、設計故障率情報λ2を記憶させ、第2の演算処理機能部123bが下記式(5)により、実故障率λ1を算出する(S41)。
実故障率(λ1)=実故障情報/駆動累積時間 〔Fit〕 ・・・(5)
続いて、設計故障率情報(λ2)との比較を行う(S42)。その結果、実故障率(λ1)が設計故障率情報(λ2)を超えている場合は、実故障率(λ1)に基づいて当該機器の通常の交換予測時期より早い時期に交換予測時期の交換機器の中に当該機器を加え、かつ「故障率高」等のアラーム用情報としてHMI13へ出力する(S43)。
実故障情報および設計故障率情報はユーザがHMI13より入力する。
この実施形態によれば、機器内部のロット不良等の事象に対応でき、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映ができる。
(第6の実施形態)
図15は、第6の実施形態における第2の演算処理機能部の交換時期の調整演算内容を説明するブロック図である。図15は、第2の演算処理機能部123bを中心として図示しており、第2の演算処理機能部123bの演算手順を併せて示している。なお、第1の演算処理機能部123aについては図示を省略している。
この実施形態では、データ保存部122に、異常ロジック検出しきい値、異常ロジック検出期間を記憶させ、演算処理部123が、異常ロジック検出期間内の駆動回数を算出(S51)、異常ロジック検出しきい値との比較を行い(S52)、結果として「機器異常」等のアラーム情報をHMI13へ表示用に出力する(S53)。
例えば、異常ロジック検出期間を1秒、異常ロジック検出しきい値を10回とし、1秒以内に11回、機器が駆動した場合は、しきい値を超えることからアラームを表示する。
以上により、ほとんど駆動しないような機器の故障の可能性や、機器が外部からの影響、例えばノイズ等を受けている可能性が考えられるが、その早期発見ができる。
異常ロジック検出しきい値、異常ロジック検出期間はユーザが定め、HMI13より入力する。
この実施形態によれば、機器の異常を早期に発見することにより、適切な機器寿命予測とその結果のプラント全体計画への反映ができる。
〔その他の実施形態〕
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、発電プラント以外でも同様の制御装置を有するプラントに適用できる。また、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
11… 発電プラント
12… 機器交換支援システム
13… ヒューマンマシーンインターフェイス(HMI)
112… コントローラ
113… 対象機器(機器)
121… ロジックカウント部
122… データ保存部
123… 演算処理部
123a… 第1の演算処理機能部
123b… 第2の演算処理機能部
124… タイムサーバ
125… 入出力部

Claims (9)

  1. 駆動指令を受けて動作するコントローラによって制御される複数の機器の動作情報と、ヒューマンマシーンインターフェイスからの入力情報とを受けて、前記機器に関する交換計画関連情報を自動的にヒューマンマシーンインターフェイスに出力するプラント機器交換支援システムにおいて、
    前記コントローラからの入力信号を受け入れて前記入力信号に基づいて前記コントローラの駆動ロジックの動作による前記機器の駆動回数をカウントし、駆動回数を出力するロジックカウント部と、
    前記駆動ロジックの動作の時刻を確定するために前記ロジックカウント部へ時刻情報を与えるタイムサーバと、
    前記複数の機器のそれぞれについての前記ロジックカウント部から受ける前記駆動回数を含む動作情報を格納するデータ保存部と、
    前記ヒューマンマシーンインターフェイスから出力されたプラントの運転計画情報、各機器の関連情報を受け入れ前記データ保存部が保存するためにこれらを出力する入出力部と、
    前記データ保存部に格納される前記駆動回数を含む複数の機器の動作情報および運転計画情報、各機器の関連情報に基づき各機器の予測寿命を算出し、算出した予測寿命情報を前記データ保存部および前記入出力部に出力する第1の演算処理機能部と、前記第1の演算処理機能部で算出された前記各機器の予測寿命に基づいて前記各機器の交換を必要とする交換時期を設定し、前記各機器の前記交換時期の情報を前記データ保存部および前記入出力部に出力する第2の演算処理機能部と、を有する演算処理部と、
    を備え
    前記第2の演算処理機能部は、
    前記各機器の交換時期に基づいて期間ごとの交換予測機器数を算出しそれぞれの期間での機器交換可能な最大数を超えた場合は、予測寿命の速い機器の交換時期を前倒しに移動する第1のサブ機能と、
    前記運転計画情報に基づいて機器交換の実施が不可能な期間を摘出しこの期間分、前記交換時期を前倒しして運転計画に反映する第2のサブ機能と、
    各機器の関連情報のうちの納期の期間分、前記交換時期を前倒しして予備品の情報とする第3のサブ機能と、
    の少なくとも一つを有することを特徴とするプラント機器交換支援システム。
  2. 前記第1の演算処理機能部は、
    前記データ保存部に保存された前記駆動回数、機器の寿命回数情報、機器の寿命時間情報、稼働累積時間情報およびプラントの運転計画情報に基づき、前記駆動回数と駆動時間から機器が駆動する時間間隔の平均値である駆動平均間隔を次式により算出し、
    (駆動平均間隔)=(稼働累積時間)/(駆動回数)
    前記駆動回数より次式により残り駆動回数を算出し、
    (残り駆動回数)=(寿命回数)―(駆動回数)
    前記機器の駆動平均間隔と残り駆動回数から次式により機器の第1の予測寿命を算出し、
    (第1の予測寿命)=(駆動平均間隔)×(残り駆動回数)
    前記稼働累積時間より次式により第2の予測寿命を算出する、
    (第2の予測寿命)=(寿命時間)−(稼働累積時間)
    ことを特徴とする請求項1記載のプラント機器交換支援システム。
  3. 前記第2の演算処理機能部は、
    記交換時期から一定期間毎の交換機器の総数を算出し、
    特定の期間において記総数が、所定の実施可能範囲条件を超える場合に、直前の前期間へ予測寿命が早い機器から順次変更し、再度調整する、
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のプラント機器交換支援システム。
  4. 記データ保存部にはプラントの運転計画が記憶されており、
    前記第2の演算処理機能部は、前記運転計画に従い、前記交換時期を補正する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載のプラント機器交換支援システム。
  5. 記データ保存部には予備品の在庫情報と用品手配時の納期情報とが記憶されており、
    前記第2の演算処理機能部は、前記予備品の在庫情報と、用品手配時の納期情報とを、前記交換時期の演算の条件として付加し、前記交換時期を補正する第2の交換時期補正部を含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載のプラント機器交換支援システム。
  6. 記データ保存部には機器の故障率基準値と現在までの故障回数とが記憶されており、
    前記第2の演算処理機能部は、同一機器の稼働時間と故障回数より現在の実機故障率を算出する処理部と、
    前記現在の実機故障率と故障率基準値とを比較する故障率比較部と、
    実機故障率が前記交換時期よりも早く故障率基準値を超えた場合、前記交換時期よりも早い時期の交換予測の対象に加えるとともに、アラームを出力する第3の交換時期補正部と、
    を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載のプラント機器交換支援システム。
  7. 前記ロジックカウント部が、一定期間にしきい値を超える駆動ロジックをカウントした場合、アラームを出力する処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載のプラント機器交換支援システム。
  8. 駆動指令を受けて動作するコントローラによって制御される複数の機器の動作情報と、ヒューマンマシーンインターフェイスからの入力情報とを受けて、前記機器に関する交換計画関連情報を自動的にヒューマンマシーンインターフェイスに出力するプラント機器交換演算処理方法において、
    ロジックカウント部が、前記コントローラからの入力信号を受け入れて前記入力信号に基づいて前記コントローラの駆動ロジックの動作による前記機器の駆動回数をカウントし、駆動回数を出力するカウントステップと、
    前記カウントステップに並行して、前記タイムサーバが前記駆動ロジックの動作の時刻を確定するために前記ロジックカウント部へ時刻情報を与える時刻情報付与ステップと、
    ヒューマンマシーンインターフェイスから出力されたプラントの運転計画情報および各機器の関連情報を入出力部が受け入れる外部情報取得ステップと、
    前記外部情報取得ステップで取得した前記プラントの運転計画情報および各機器の関連情報と、前記カウントステップで得られた実績情報および駆動回数をデータ保存部が受け入れてデータベースへ格納する格納ステップと、
    前記データベースに保存されたデータに基づいて第1の演算処理機能部が各機器の予測寿命を算出する第1の演算ステップと、
    前記データベースに保存されたデータに基づいて第2の演算処理機能部が各機器の交換時期を設定する第2の演算ステップと、
    有し、
    前記第2の演算ステップは、
    前記各機器の交換時期に基づいて期間ごとの交換予測機器数を算出しそれぞれの期間での機器交換可能な最大数を超えた場合は、予測寿命の速い機器の交換時期を前倒しに移動する第1のサブステップと、
    前記運転計画情報に基づいて機器交換の実施が不可能な期間を摘出しこの期間分、前記交換時期を前倒しして運転計画に反映する第2のサブステップと、
    各機器の関連情報のうちの納期の期間分、前記交換時期を前倒しして予備品の情報とする第3のサブステップと、
    の少なくとも一つを有することを特徴とするプラント機器交換演算処理方法。
  9. 前記第1の演算ステップは、
    前記データ保存部に保存された前記駆動回数、機器の寿命回数情報、機器の寿命時間情報、稼働累積時間情報およびプラント運転計画情報に基づき、前記駆動回数と駆動時間から機器が駆動する時間間隔の平均値である駆動平均間隔を次式により算出するステップと、
    (駆動平均間隔)=(稼働累積時間)/(駆動回数)
    前記駆動回数より次式により残り駆動回数を算出するステップと、
    (残り駆動回数)=(寿命回数)―(駆動回数)
    前記機器の駆動平均間隔と残り駆動回数から機器の第1の予測寿命を算出するステップと、
    (第1の予測寿命)=(駆動平均間隔)×(残り駆動回数)
    前記稼働累積時間より次式により第2の予測寿命を算出するステップと、
    (第2の予測寿命)=(寿命時間)−(稼働累積時間)
    を有することを特徴とする請求項8記載のプラント機器交換演算処理方法。
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