JP5832968B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技者が操作可能な演出用操作手段を備えた遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機では、遊技の興趣を高めるために、遊技者が操作可能な演出用操作手段(操作ボタン)を備え、操作ボタンの操作に伴って、遊技者にとって有利な特典が付与されることへの期待度を報知するための演出内容を複数段階に跨って変化させている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のパチンコ遊技機では、遊技者が操作ボタンを操作することによってその操作回数が所定回数に達している場合に、図柄変動ゲームが大当りとなる期待度を報知する操作演出を実行している。具体的には、図柄変動ゲーム中に設定される操作有効期間内に操作された操作ボタンの操作回数をカウントし、そのカウント値をもとに報知を行っている。
特開2006−197971号公報
しかしながら、操作演出において、操作ボタンの操作に失敗した場合(つまり、必要な操作回数のボタン操作を行うことができなかった場合)、報知が行われなかったり、大当り期待度が低いことを示す内容で報知が実行されたりすることになる。従って、操作ボタンを素早く操作できない遊技者にとっては、必要な操作回数のボタン操作を行う前に(つまり、最終的な演出結果が表示される前に)、操作有効期間が終了してしまい、操作演出を十分に楽しめない場合があった。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、演出用操作手段の操作を求める操作演出において、演出用操作手段を素早く操作できない遊技者に対しても、遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種類の図柄を変動表示させる図柄変動ゲームを表示する表示装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定められた大当り結果が表示された場合には、遊技者に有利となる特別遊技が付与される遊技機において、予め決められた演出内容の特定演出を実行させるか否かを判定する実行判定手段と、前記実行判定手段の判定結果が肯定の場合、特定演出を実行させる演出制御手段と、操作有効期間中に前記演出用操作手段が操作されていた累積時間を計測する計測手段と、を備え、前記実行判定手段は、前記計測手段が計測した累積時間に応じて、特定演出の実行確率を変更するように構成されていると共に、前記計測手段が計測した累積時間が、下限値と上限値を除く予め決められた特定範囲内である場合には、特定演出の実行確率を最も高くする一方、前記特定範囲外においては、前記特定範囲における実行確率から段階的に特定演出の実行確率を低くするように構成されていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記特定範囲が、複数設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記操作有効期間の長さは、大当り期待度により変更されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1請求項3のうちいずれか一項に記載の発明において、前記計測手段は、前記操作有効期間中に前記演出用操作手段が継続して操作されていた時間を累積時間として計測することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記計測手段が計測した累積時間が、表示されないことを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の発明において、前記計測手段が計測した累積時間を報知する報知手段を備えたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の発明において、前記演出用操作手段を振動させる振動手段を備え、前記振動手段は、前記累積時間が前記特定範囲内である場合、前記演出用操作手段を振動させることを要旨とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の発明において、前記演出用操作手段を振動させる振動手段を備え、前記振動手段は、前記操作有効期間である場合、前記演出用操作手段を振動させることを要旨とする。
本発明によれば、演出用操作手段の操作を求める操作演出において、演出用操作手段を素早く操作できない遊技者に対しても、遊技の興趣を向上させることができる。
パチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 変動パターンと、大当り期待度との関係を示す相関図。 (a)〜(c)は、ボタン演出の表示態様を示す模式図。 (a)〜(e)は、押下操作の累積時間と、予告演出の実行確率の関係性を示す相関図。 (a)〜(e)は、ボタン演出の表示態様を示す模式図。
(第1実施形態)
以下、本発明をパチンコ遊技機に具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤10のほぼ中央には、液晶ディスプレイ型の画像表示部GHを有する表示装置としての演出表示装置11が配設されている。演出表示装置11では、複数列(本実施形態では、3列)の図柄を変動させて行う図柄変動ゲームと、該ゲームに関連して実行される各種の表示演出が実行される。本実施形態の図柄変動ゲームでは、複数列(本実施形態では、3列)の図柄からなる図柄組み合わせを導出する。なお、演出表示装置11で実行される図柄変動ゲームでは、表示演出を多様化するための飾り図柄を用いて行われる。
また、演出表示装置11の右下には、7セグメント型の特図表示装置12が配設されている。特図表示装置12では、複数種類の特別図柄(特図)を変動させて表示する図柄変動ゲームが行われる。特別図柄は、大当りか否か(大当り抽選)などの内部抽選の結果を示す報知用の図柄である。
本実施形態において特図表示装置12には、複数種類(本実施形態では、101種類)の特図の中から、大当り抽選の抽選結果に対応する1つの特図が選択され、その選択された特図が確定停止表示される。101種類の特図は、大当りを認識し得る図柄となる100種類の大当り図柄と、はずれを認識し得る図柄となる1種類のはずれ図柄と、に分類される。また、大当り図柄が確定停止表示された場合、遊技者には、大当り遊技が付与される。
また、本実施形態において演出表示装置11には、各列に[1]〜[8]の8種類の数字が飾り図柄として表示されるようになっている。そして、演出表示装置11には、特図表示装置12の表示結果に応じた表示結果が表示される。具体的には、特図表示装置12に大当り図柄が確定停止表示される場合、原則として、演出表示装置11にも大当り図柄(大当りの図柄組み合わせ)が確定停止表示されるようになっている。本実施形態の大当りの図柄組み合わせは、全列の飾り図柄が同一の図柄組み合わせ([222][777]など)である。また、特図表示装置12にはずれ図柄が確定停止表示される場合、原則として、演出表示装置11にもはずれ図柄(はずれの図柄組み合わせ)が確定停止表示されるようになっている。本実施形態のはずれの図柄組み合わせは、全列の飾り図柄が異なる図柄組み合わせ([123]など)、又は1列の飾り図柄が他の2列の飾り図柄と異なる図柄組み合わせ([122][767]など)である。
また、本実施形態において、演出表示装置11における各列の飾り図柄は、図柄変動ゲームが開始すると、予め定めた変動方向(縦スクロール方向)に沿って変動表示されるようになっている。そして、図柄変動ゲームが開始すると(各列の飾り図柄が変動を開始すると)、演出表示装置11において遊技者側から見て左列(左図柄)→右列(右図柄)→中列(中図柄)の順に、変動表示された飾り図柄が一旦停止表示されるようになっている。そして、一旦停止表示された左図柄と右図柄が同一の場合には、その図柄組み合わせ([1↓1]など、「↓」は変動中を示す)からリーチ状態を認識できる。リーチ状態は、複数列のうち、特定列(本実施形態では、左列と右列)の飾り図柄が同一となって一旦停止表示され、かつ前記特定列以外の列(本実施形態では、中列)の飾り図柄が変動表示されている状態である。このリーチ状態を認識できる図柄組み合わせが飾り図柄によるリーチの図柄組み合わせとなる。
なお、「変動表示」とは、演出表示装置11と、特図表示装置12に定める表示領域内において表示される図柄の種類が変化している状態である。一方で、「一旦停止表示」とは、前記表示領域内において図柄が再び変動表示される可能性があることを示す状態、例えば、ゆれ変動状態で表示されている状態である。また、「確定停止表示」とは、前記表示領域内において図柄が確定停止している状態(図柄変動ゲーム終了時に表示されている図柄で停止した状態)である。そして、特図表示装置12における図柄変動ゲームと、演出表示装置11における図柄変動ゲームは、その図柄変動ゲームに係る表示演出が同時に開始されるとともに、同時に終了する(すなわち、同時に特別図柄と飾り図柄が確定停止表示される)。
また、本実施形態のパチンコ遊技機には、発射装置としての発射ハンドルが装備されている(図示しない)。この発射ハンドルは、パチンコ遊技機において遊技者が操作可能な位置に配置されている。そして、遊技者が発射ハンドルを操作することにより、遊技球が、遊技領域16に発射されるようになっている。
また、演出表示装置11の下方には、遊技球の入賞口としての入賞口18を有する始動入賞口19が配設されている。そして、始動入賞口19の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口スイッチSW1が配設されている。本実施形態では、始動口スイッチSW1(図2に示す)で、始動入賞口19に入賞した遊技球を検知することにより、図柄変動ゲームの始動条件と予め定めた個数(本実施形態では、3個)の賞球としての遊技球の払出条件を付与し得る。なお、本実施形態において、遊技盤10の左側より発射された遊技球が、符号Y1に示すように遊技盤10の上方から右側に(演出表示装置11の上方から右側に)転動するときには、符号Y2で示すように遊技盤10の左側(演出表示装置11の左側)から転動するときよりも、始動入賞口19に遊技球が入賞し難くなるように、障害釘等が配設されている。
また、始動入賞口19の右方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉23を備えた特別入賞手段としての大入賞口24が配設されている。大入賞口24の奥方には、入賞した遊技球を検知するカウントスイッチSW2(図2に示す)が配設されている。大入賞口24は、入賞した遊技球を検知することにより、予め定めた個数(例えば、13個)の賞球としての遊技球の払出条件を付与し得る。大入賞口24は、大当り遊技中に大入賞口扉23の開動作によって開放されることで遊技球の入賞が許容される。このため、大当り遊技中、遊技者は、賞球を獲得できるチャンスを得ることができる。なお、本実施形態において、遊技盤10の左側より発射された遊技球が、符号Yに示すように遊技盤10の右側から転動するときには、遊技盤10の左側から転動するときよりも、大入賞口24に遊技球が入賞し易くなるように、障害釘等が配設されている。
また、特図表示装置12の下方には、複数個の特図保留発光部を備えた特図保留記憶表示装置13が配設されている。特図保留記憶表示装置13は、機内部で記憶した特別図柄用の始動保留球の記憶数(以下、「保留記憶数」と示す)を遊技者に報知する。保留記憶数は、遊技盤10に配設した始動入賞口19に遊技球が入球(入賞)することで1加算される一方で、図柄変動ゲームの開始により1減算される。したがって、図柄変動ゲーム中に始動入賞口19へ遊技球が入球すると、保留記憶数は更に加算されるとともに、所定の上限数(本実施形態では、4個)まで累積される。そして、本実施形態における特図保留発光部は、保留記憶数に応じて点灯又は消灯する。
また、パチンコ遊技機の遊技盤10の下方には、遊技者により操作可能な演出用操作手段としての操作ボタン50が配設されている。操作ボタン50は、押しボタン式であり、操作されると、操作ボタン50に接続されている演出制御基板31(図2に示す)に操作信号が出力される。
次に、本実施形態のパチンコ遊技機に規定する大当り遊技について説明する。
大当り遊技は、図柄変動ゲームにて、特図表示装置12に大当り図柄が確定停止表示され、該図柄変動ゲームの終了後に開始される。大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、大入賞口24が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(本実施形態では、15ラウンド)として複数回行われる。1回のラウンド遊技中に大入賞口24は、規定個数(入球上限個数(本実施形態では、8個))の遊技球が入賞するまでの間、又は規定時間(ラウンド遊技時間)が経過するまでの間、開放される。また、ラウンド遊技では、ラウンド演出が行われる。そして、予め定めた規定ラウンド数のラウンド遊技の終了後には、大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われ、大当り遊技は終了される。
次に、パチンコ遊技機の制御構成を図2にしたがって説明する。
機裏側には、パチンコ遊技機全体を制御する主制御基板30が装着されている。主制御基板30は、パチンコ遊技機全体を制御するための各種処理を実行するとともに、該処理結果に応じた各種の制御指令(制御コマンド)を出力する。また、機裏側には、演出制御基板31が装着されている。演出制御基板31は、主制御基板30が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、演出表示装置11の表示態様(図柄、背景、文字などの表示画像など)や各種の演出装置を制御する。
以下、主制御基板30及び演出制御基板31の具体的構成を説明する。
主制御基板30には、制御動作を所定の手順で実行する主制御用CPU30aと、主制御用CPU30aの制御プログラムを格納する主制御用ROM30bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM30cが設けられている。そして、主制御用CPU30aには、各種スイッチ(例えば、始動口スイッチSW1,カウントスイッチSW2)が遊技球を検知して出力する検知信号を入力可能に接続されている。また、主制御用CPU30aには、特図表示装置12、特図保留記憶表示装置13が接続されている。
また、主制御用CPU30aは、当り判定用乱数、特図振分用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン振分用乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に更新する乱数更新処理(乱数生成処理)を実行する。当り判定用乱数は、大当り抽選(大当り判定)で用いる乱数である。特図振分用乱数は、大当り抽選に当選した場合に、付与する大当り遊技の種類を決定する際に用いる乱数である。リーチ判定用乱数は、大当り抽選で非当選の場合に、図柄変動ゲームにてリーチ演出を実行するか否かを決定するためのリーチ抽選(リーチ判定)で用いる乱数である。変動パターン振分用乱数は、変動パターンを選択する際に用いる乱数である。また、主制御用RAM30cには、パチンコ遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)される。
主制御用ROM30bには、メイン制御プログラム、各種の判定値(大当り判定値など)や、複数種類の変動パターンが記憶されている。変動パターンは、図柄変動ゲームが開始してから図柄変動ゲームが終了するまでの間の演出(表示演出、発光演出、音声演出)のベースとなるパターンであって、図柄変動ゲームの演出時間(変動時間)を特定し得る。
変動パターンには、大当りのときに決定される大当り演出用の変動パターンと、はずれのときに決定されるはずれ演出用の変動パターンがある。また、はずれ演出用の変動パターンには、リーチ演出を演出内容に含むはずれリーチ演出用の変動パターンと、リーチ演出を演出内容に含まないはずれ通常演出用の変動パターンと、がある。
また、リーチ演出は、演出表示装置11の飾り図柄による図柄変動ゲームにおいて、リーチの図柄組み合わせが表示されてから、最終的に図柄組み合わせ(大当り、はずれの図柄組み合わせ)が導出されるまでの間に行われる演出である。なお、はずれ通常演出用の変動パターンに基づいて行われる図柄変動ゲームでは、リーチ演出を経ることなく最終的にはずれの図柄組み合わせが確定停止表示させるように展開される。また、はずれリーチ演出用の変動パターンに基づいて行われる図柄変動ゲームでは、リーチ演出を経て、最終的にはずれの図柄組み合わせが確定停止表示させるように展開される。また、大当り演出用の変動パターンに基づいて行われる図柄変動ゲームでは、リーチ演出を経て、最終的に大当りの図柄組み合わせが確定停止表示させるように展開される。
図3に示すように、本実施形態では、変動パターン毎に(より詳しくは変動パターンにより特定される演出内容毎に)、大当り期待度が設定されている。詳しく説明すると、変動パターンにより特定される演出内容の遊技演出が、大当りのときに実行される高確率に実行され、はずれのときに実行される低確率に実行されるとき、又はいずれか一方であるとき、当該演出内容の大当り期待度が高く設定される。なお、同じ演出内容とは、最終的な結果を導出する前まで同じという意味である。このため、大当り演出用の変動パターンにより特定される演出内容と、はずれリーチ演出用の変動パターンにより特定される演出内容が同じ演出内容、同じ大当り期待度であることがあり得る。例えば、本実施形態では、大当り演出用の変動パターンP1により特定される演出内容E1と、はずれリーチ演出用の変動パターンP11により特定される演出内容E1が同じ内容、同じ大当り期待度となっている。この場合、大当り演出用の変動パターンの中では、大当り演出用の変動パターンP1が決定されやすく、はずれリーチ演出用の変動パターンの中では、はずれリーチ演出用の変動パターンP11が決定されにくくなっていることとなる。
主制御用ROM30bには、大当り判定値が記憶されている。大当り判定値は、大当りか否かの内部抽選で用いる判定値であり、当り判定用乱数の取り得る数値の中から定められている。また、主制御用ROM30bには、リーチ判定値が記憶されている。リーチ判定値は、リーチ抽選で用いる判定値であり、リーチ判定用乱数の取り得る数値の中から定められている。
次に、図2に示す演出制御基板31について説明する。
演出制御基板31には、制御動作を所定の手順で実行する演出制御用CPU31aと、演出制御用CPU31aの制御プログラムを格納する演出制御用ROM31bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる演出制御用RAM31cが設けられている。演出制御用CPU31aは、各種乱数の値を所定の周期毎に更新する乱数更新処理(乱数生成処理)を実行する。また、演出制御用CPU31aには、演出表示装置11が接続されている。また、演出制御用CPU31aには、操作ボタン50が接続されており、操作ボタン50から出力された操作信号が入力される。また、演出制御用ROM31bには、各種の画像表示用データ(図柄、背景、文字、キャラクタなどの画像データ)が記憶されている。また、演出制御用RAM31cには、パチンコ遊技機の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数値、タイマ値、フラグなど)が記憶(設定)される。
以下、主制御基板30及び演出制御基板31が実行する制御内容を説明する。
まず、主制御基板30の主制御用CPU30aが、メイン制御プログラムに基づき実行する特別図柄入力処理や特別図柄開始処理などの各種処理について説明する。本実施形態において主制御用CPU30aは、所定の制御周期(例えば、4ms)毎に特別図柄入力処理や特別図柄開始処理などの各種処理を実行する。
最初に、特別図柄入力処理について説明する。
主制御用CPU30aは、始動入賞口19へ遊技球が入球し、該遊技球を検知した始動口スイッチSW1が出力する検知信号を入力すると、主制御用RAM30cに記憶されている保留記憶数が上限数(本実施形態では、「4」)未満であるか否かの保留判定を行う。保留判定の判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、保留記憶数を1加算(+1)し、保留記憶数を書き換える。また、保留判定を肯定判定した主制御用CPU30aは、各種乱数の値を主制御用RAM30cから取得し、その値を保留記憶数に対応付けて主制御用RAM30cの所定の記憶領域に格納する。なお、主制御用CPU30aは、保留判定の判定結果が否定の場合、上限数を超える保留記憶数の書き換えを行わないとともに、前述した各乱数の値も取得しない。
次に、特別図柄開始処理について説明する。
主制御用CPU30aは、図柄変動ゲームの実行中、又は大当り遊技中か否かの実行条件判定を実行する。この実行条件判定の判定結果が肯定の場合、つまり、図柄変動ゲームの実行中、又は大当り遊技中である場合、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。一方、実行条件判定の判定結果が否定(図柄変動ゲーム中ではなく、且つ大当り遊技ではない)の場合、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に特別図柄入力処理において取得された各種乱数の値が設定されているか否か(つまり、保留記憶数が1以上であるか否か)を判定する。当該判定結果が否定の場合、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理を終了する。一方、判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている当り判定用乱数の値を読み出す。
続いて、主制御用CPU30aは、当り判定用乱数の値が、主制御用ROM30bに記憶されている大当り判定値と一致するか否かの大当り判定をする。この大当り判定の判定結果が肯定の場合、つまり、大当りの場合、主制御用CPU30aは、大当りとなる図柄変動ゲームを実行させるための大当り変動処理を実行する。大当り変動処理において主制御用CPU30aは、特別図柄表示装置12に確定停止表示させる特別図柄として大当り図柄を決定する。このとき主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている特図振分用乱数の値に基づいて、特図を決定する。
また、大当り変動処理において主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている変動パターン振分用乱数の値を読み出す。そして、主制御用CPU30aは、読み出した変動パターン振分用乱数の値と、付与する大当り遊技の種類に基づいて、複数種類の大当り演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。そして、主制御用CPU30aは、大当り変動処理において変動パターンを決定すると、特別図柄開始処理を終了する。以上により、本実施形態の主制御用CPU30aは、大当り判定手段となる。
一方、上記大当り判定の判定結果が否定の場合、主制御用CPU30aは、当り判定用乱数の値が大当りとなる値ではないことからはずれを認識する。そして、主制御用CPU30aは、リーチ判定用乱数の値を読み出すとともに、リーチ判定用乱数の値とリーチ判定値を比較し、当該リーチ判定値と一致するか否かのリーチ判定(リーチ抽選)を行う。このリーチ判定の判定結果が肯定の場合、主制御用CPU30aは、リーチ抽選に当選したことから、リーチ演出が行われてはずれとなる図柄変動ゲームを実行させるためのリーチ変動処理を実行する。リーチ変動処理において主制御用CPU30aは、特別図柄表示装置12に確定停止表示させる特別図柄としてはずれ図柄を決定する。また、はずれ図柄を決定した主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている変動パターン振分用乱数の値を読み出し、当該変動パターン振分用乱数の値に基づいて、複数種類のはずれリーチ演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。そして、主制御用CPU30aは、リーチ変動処理において変動パターンを決定すると、特別図柄開始処理を終了する。
一方、リーチ判定の判定結果が否定の場合、主制御用CPU30aは、リーチ演出が行われないではずれとなる図柄変動ゲームを実行させるためのはずれ変動処理を実行する。はずれ変動処理において主制御用CPU30aは、特別図柄表示装置12に確定停止表示させる特別図柄としてはずれ図柄を決定する。また、はずれ図柄を決定した主制御用CPU30aは、主制御用RAM30cの所定の記憶領域に記憶されている変動パターン振分用乱数の値を読み出し、当該変動パターン振分用乱数の値に基づいて、複数種類のはずれ通常演出用の変動パターンの中から変動パターンを決定する。そして、主制御用CPU30aは、はずれ変動処理において変動パターンを決定すると、特別図柄開始処理を終了する。
また、特別図柄開始処理において特別図柄及び変動パターンを決定した主制御用CPU30aは、決定した内容にしたがって生成した制御コマンドを所定のタイミングで演出制御基板31(演出制御用CPU31a)に出力する。具体的に言えば、主制御用CPU30aは、変動パターンを指示するとともに図柄変動ゲームの開始を指示する変動パターン指定コマンドを図柄変動ゲームの開始に際して最初に出力するとともに、特別図柄を変動表示させるように特別図柄表示装置12の表示内容を制御する。同時に、主制御用CPU30aは、特別図柄開始処理にて決定した特別図柄を指定する特別図柄指定コマンドを演出制御用CPU31aに出力する。そして、主制御用CPU30aは、指示した変動パターンに定められている変動時間の経過時に図柄変動ゲームの終了(飾り図柄の確定停止表示)を指示する全図柄停止コマンドを前記変動時間の経過に伴って出力するとともに、決定した特別図柄を確定停止表示させるように特別図柄表示装置12の表示内容を制御する。
次に、大当り抽選に当選した場合に主制御用CPU30aが実行する当り遊技処理を説明する。
当り遊技処理において主制御用CPU30aは、最初にオープニング演出の実行を指示するオープニングコマンドを演出制御用CPU31aに出力する。次に、主制御用CPU30aは、大当り抽選に当選した場合には、オープニング演出の終了後、各ラウンド遊技を制御する。すなわち、主制御用CPU30aは、各ラウンド遊技の開始時にラウンド遊技の開始を指示するラウンドコマンドを演出制御用CPU31aに出力するとともに、大入賞口24の開放及び閉鎖を制御する。そして、主制御用CPU30aは、最終回のラウンド遊技が終了すると、エンディング演出の実行を指示するエンディングコマンドを演出制御用CPU31aに出力する。その後、主制御用CPU30aは、エンディング演出の終了によって大当り遊技を終了させる。
次に、演出制御基板31の演出制御用CPU31aが制御プログラムに基づき実行する各種の処理について説明する。
演出制御基板31の演出制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンド及び特別図柄指定コマンドを入力すると、当該コマンドの指示内容に応じて演出表示装置11に確定停止表示させる飾り図柄を決定する。以下、演出表示装置11に確定停止表示させる飾り図柄の決定について説明する。
演出制御用CPU31aは、大当り演出用の変動パターンが指定された場合、数字図柄によって構成される大当りの図柄組み合わせ([111]〜[888])の中から確定停止表示させる飾り図柄を決定する。また、演出制御用CPU31aは、はずれ図柄が指定されるとともに、はずれリーチ演出用の変動パターンが指定された場合、リーチの図柄組み合わせを含むはずれの図柄組み合わせ(例えば、[323])の中から確定停止表示させる飾り図柄を決定する。また、演出制御用CPU31aは、はずれ図柄が指定されるとともに、はずれ通常演出用の変動パターンが指定された場合、リーチの図柄組み合わせを含まないはずれの図柄組み合わせ(例えば、[426]や[211])の中から確定停止表示させる飾り図柄を決定する。
また、演出制御用CPU31aは、変動パターン指定コマンドを入力すると、各列の飾り図柄を変動表示させて図柄変動ゲームを開始するように、演出表示装置11の表示内容を制御する。そして、演出制御用CPU31aは、全図柄停止コマンドを入力すると、確定停止表示させると決定した飾り図柄の図柄組み合わせを演出表示装置11に確定停止表示させる。
そして、本実施形態では、図柄変動ゲームが大当りとなる可能性を示唆する予告演出(特定演出)が実行可能に構成されている。本実施形態の予告演出には、操作ボタン50の操作に応じて、表示画像を変化させる予告演出が用意されている。なお、表示画像を変化させるとは、例えば、図4に示すように、画像表示部GHに表示された期待値メーターM1のメーター値を、大当り期待度に応じた値まで増加させることをいう。以下、予告演出を行うための制御、及びその演出態様について詳しく説明する。
演出制御用CPU31aは、指定された変動パターンに基づき、操作有効期間を設定するか否かを決定する。なお、変動パターン毎に(つまり、演出内容毎に)操作有効期間を設定するか否かが予め定められている。
この判定結果が肯定の場合、演出制御用CPU31aは、変動パターンに基づき、操作ボタン50の操作有効期間を設定する。また、演出制御用CPU31aは、操作有効期間を設定すると、操作有効期間であることを報知すると共に、遊技者に操作ボタン50の操作を促す指示画像Iを図4(a)に示すように表示させる。
そして、演出制御用CPU31aは、操作有効期間中に操作ボタン50が操作されると、操作ボタン50が操作されている累積時間を計測する。なお、本実施形態では、操作有効期間中における操作ボタン50が操作されている時間を単純に累積するようになっており、一旦操作ボタン50が中断されたとしても、中断された累積時間から加算を継続するようになっている。また、演出制御用CPU31aは、図4(b)に示すように、累積時間を報知する計測メーターM2を、指示画像Iの下に表示する。この計測メーターM2により、累積時間を視認できるようになっている。このため、本実施形態の演出制御用CPU31aは、計測手段となる。また、画像表示部GHは、累積時間を報知する報知手段となる。
そして、演出制御用CPU31aは、操作有効期間が終了すると、計測した累積時間に応じて、予告演出の実行確率を設定する。本実施形態においては、図5(a)に示すように、累積時間に比例して、予告演出の実行確率を高確率に設定するようになっている。なお、累積時間と、予告演出の実行確率の関係は、任意設定可能であり、図5(b)又は図5(c)に示すような2次関数や3次関数などの任意の関数で表わされても良いし、図5(d)に示すような段階的に実行確率を高くなるようにしても良い。そして、演出制御用CPU31aは、設定した実行確率で、予告演出を実行させるか否かを判定する。このため、本実施形態の演出制御用CPU31aは、特定演出を実行させるか否かを判定する実行判定手段となる。
この判定結果が肯定の場合、演出制御用CPU31aは、予告演出を実行させる。詳しくは、演出制御用CPU31aは、期待値メーターM1を画像表示部GHに表示する。そして、演出制御用CPU31aは、変動パターンに応じて設定された大当り期待度を特定し、図4(c)に示すように、期待値メーターM1のメーター値を、特定した大当り期待度に応じた値まで増加させる。一方、判定結果が否定の場合には、予告演出を実行させることなく終了する。このため、本実施形態において、演出制御用CPU31aは、特定演出を実行させる演出制御手段となる。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)操作ボタン50が操作されていた累積時間を計測し、累積時間に応じて、特定演出の実行確率を変更する。このため、操作ボタン50を素早く操作できない遊技者であっても、操作を行った時間に応じて特定演出の実行確率を変更することができる。このため、どのような遊技者でも、特定演出が実行されるか否かについて注目させ、遊技の興趣を向上することができる。
(2)継続して操作されていた累積時間により、特定演出の実行確率を変化させることができる。このため、遊技者は、どれだけ継続して操作することができるかについてより注目することとなる。
(3)計測メーターM2が表示されるようになっており、累積時間を確認できる。そして、累積時間と、実行確率は、比例関係にあるため、確認した累積時間から実行確率を予想することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明をパチンコ遊技機に具体化した第2実施形態を説明する。尚、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
本実施形態における予告演出を行うための制御について説明する。
演出制御用CPU31aは、指定された変動パターンに基づき、操作有効期間を設定するか否かを決定する。なお、変動パターン毎に(つまり、演出内容毎に)操作有効期間を設定するか否かが予め定められている。
この判定結果が肯定の場合、演出制御用CPU31aは、変動パターンに基づき、操作ボタン50の操作有効期間を設定する。また、演出制御用CPU31aは、操作有効期間を設定すると、操作有効期間であることを報知すると共に、遊技者に操作ボタン50の操作を促す指示画像Iを図6(a)に示すように表示させる。
そして、演出制御用CPU31aは、操作有効期間中に操作ボタン50が操作されると、操作ボタン50が操作されている累積時間を計測する。また、演出制御用CPU31aは、図6(b)に示すように、累積時間を報知する計測メーターM2を、指示画像Iの下に表示する。この計測メーターM2により、累積時間を視認できるようになっている。なお、本実施形態では、操作有効期間中において操作ボタン50が一旦操作されなくなると(操作が中断すると)、図6(c)に示すように、累積時間が初期値(本実施形態においては「0」)となるようになっている。なお、再び操作が行われると、演出制御用CPU31aは、図6(d)に示すように、初期値から累積時間が再び計測するようになっている。
そして、演出制御用CPU31aは、操作有効期間が終了すると、計測した累積時間に応じて、予告演出の実行確率を設定する。本実施形態においては、図5(e)に示すように、累積時間が予め決められた範囲内である場合に、予告演出の実行確率が最も高く設定するようになっている。予告演出の実行確率が最も高くなる累積時間の範囲は、累積時間の初期値と上限値を除く、任意の範囲R1となっている。本実施形態においては、予告演出の実行確率が最も高くなる累積時間の範囲R1は、1つだけ設定したが、複数設定してもよい。
演出制御用CPU31aは、設定した実行確率で予告演出を実行させるか否かを判定する。この判定結果が肯定の場合、演出制御用CPU31aは、予告演出を実行させる。詳しくは、演出制御用CPU31aは、期待値メーターM1を画像表示部GHに表示する。そして、演出制御用CPU31aは、変動パターンに応じて設定された大当り期待度を特定し、図6(e)に示すように、期待値メーターM1のメーター値を、特定した大当り期待度に応じた値まで増加させる。一方、判定結果が否定の場合には、予告演出を実行させることなく終了する。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(4)操作有効期間中において、操作ボタン50の操作が中断した場合には、それまでの累積時間がリセットされて、初期値に戻る。このため、操作を再開したときに累積時間が継続する場合と比較して、操作ボタン50の操作に対して緊張感を持たせ、どれだけ継続して操作できるかについて、より注目させることができる。
(5)累積時間が、予め決められた範囲R1内である場合には、予告演出の実行確率が高確率となる。このため、遊技者は、累積時間を予め決められた範囲R1内となるか否かに注目し、また、累積時間が範囲R1内にように操作を調整することとなる。また、予め決められた範囲R1は、累積時間の初期値でも上限値でない、中間の値であるため、操作有効期間中、操作ボタン50を単純に操作し続ける、又は操作しないだけでは範囲R1内に設定することはできず、累積時間を調整するように、操作ボタン50を操作したり、中断したりする必要がある。従って、タイミングよく操作を開始又は中断できるかについて興味を持たせることができ、単調に増加する場合と比較して、興趣を向上させることができる。また、累積時間を範囲R1に設定することは、特別な操作技術を必要とされず、タイミングだけで行うことができるので、どのような遊技者でも繰り返し実行すれば、設定することが可能となっている。従って、どのような遊技者にも挑戦意欲を持たせることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明をパチンコ遊技機に具体化した第3実施形態を説明する。尚、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1実施形態及び第2実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
本実施形態における予告演出を行うための制御について説明する。
演出制御用CPU31aは、指定された変動パターンに基づき、操作有効期間を設定するか否かを決定する。なお、変動パターン毎に(つまり、演出内容毎に)操作有効期間を設定するか否かが予め定められている。
この判定結果が肯定の場合、演出制御用CPU31aは、変動パターンに基づき、操作ボタン50の操作有効期間を設定する。なお、本実施形態では、演出制御用CPU31aは、操作有効期間を設定した場合であっても、操作有効期間であることを報知すると共に、遊技者に操作ボタン50の操作を促す指示画像Iを表示させることはない。つまり、遊技者は、操作有効期間が設定されても、操作有効期間であることを見た目から判断できないようになっている。
そして、演出制御用CPU31aは、操作有効期間中に操作ボタン50が操作されると、操作ボタン50が操作されている累積時間を計測する。なお、演出制御用CPU31aは、累積時間を報知する計測メーターM2を、指示画像Iの下に表示することはない。従って、遊技者は、累積時間を視認できないようになっている。また、本実施形態では、操作有効期間中において操作ボタン50が一旦操作されなくなると(操作が中断すると)、累積時間を予め決められた単位時間当り所定時間ずつ減算する。つまり、演出制御用CPU31aは、操作ボタン50が操作されなくなると、累積時間を徐々に減らす。その一方で、演出制御用CPU31aは、操作が再開された場合には、記憶されている累積時間から計測を再開する。
そして、演出制御用CPU31aは、操作有効期間が終了すると、計測した累積時間に応じて、予告演出の実行確率を設定する。本実施形態においては、図5(e)に示すように、累積時間が予め決められた範囲R1内である場合に、予告演出の実行確率が最も高く設定するようになっている。予告演出の実行確率が最も高くなる累積時間の範囲R1は、累積時間の初期値と上限値を除く、任意の範囲となっている。
演出制御用CPU31aは、設定した実行確率で予告演出を実行させるか否かを判定する。この判定結果が肯定の場合、演出制御用CPU31aは、予告演出を実行させる。詳しくは、演出制御用CPU31aは、期待値メーターM1を画像表示部GHに表示する。そして、演出制御用CPU31aは、変動パターンに応じて設定された大当り期待度を特定し、期待値メーターM1のメーター値を、特定した大当り期待度に応じた値まで増加させる。一方、判定結果が否定の場合には、予告演出を実行させることなく終了する。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(6)指示画像Iなどにより、操作有効期間が報知されないため、遊技者は、いつ操作有効期間が設定されるかについて注目し、操作有効期間でないときも、操作有効期間が設定されているかも知れないと思わせることができる。このため、遊技者に、操作ボタン50を頻繁に操作させることができる。
(7)計測メーターM2などにより、累積時間が報知されないため、遊技者は、どれだけ操作ボタン50を操作したかを認識できない。これにより、累積時間に基づく実行確率の予想を行うことができない。従って、予告演出が実行されるか否かにより注目させることができる。
(8)操作ボタン50の操作が中断された場合、演出制御用CPU31aは、徐々に累積時間を減算する。このため、一旦中断した場合であっても、すぐに再開すれば、それまでの操作を無駄にすることがなく、累積時間を継続することができる。その一方で、操作ボタン50の操作がされなくなると、累積時間は、単位時間毎に、その値が徐々に減算されるため、操作の再開をすぐに促すことができる。
本発明は、第1実施形態〜第3実施形態以外の実施形態を含む。以下、本発明のその他の実施形態としての各実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。また、各実施形態をそれぞれ組み合わせてもよい。また、以下の変形例と各実施形態を互いに組み合わせても良い。
・上記第1実施形態及び第2実施形態では、指示画像Iなどにより操作有効期間が設定されている期間を報知していたが、報知しなくても良い。同様に、計測メーターM2などにより累積時間を報知しなくても良い。その一方で、操作有効期間と、累積時間のどちらか一方だけを報知しても良い。
・上記実施形態において、計測メーターM2などにより累積時間を画像で模式的に報知したが、累積時間を時間で表示しても良い。
・上記実施形態において、押しボタン式の操作ボタン50を採用したが、タッチセンサ式の操作ボタンなど、他の形式の操作ボタンを採用しても良い。
・上記第2実施形態において、操作有効期間中に、操作ボタン50の操作が中断された際、累積時間として初期値を設定したが、設定しなくてもよい。初期値を設定してもよいし、累積時間を継続しても良い。
・上記第3実施形態において、操作有効期間中に、操作ボタン50の操作が中断された際、徐々に減算したが、減算しなくても良い。初期値を設定してもよいし、累積時間を継続しても良い。
・上記実施形態において、操作ボタン50を振動させる振動手段としての振動機構を内蔵しても良い。なお、振動機構は、演出制御用CPU31aに接続されており、演出制御用CPU31aの制御により、操作ボタン50を振動させることができるように構成されている。そして、この場合において、操作有効期間中であるときには、振動機構により、操作ボタン50を振動させても良い。また、操作有効期間中に操作ボタン50が操作された場合(すなわち、有効に操作された場合)、振動機構により、操作ボタン50を振動させても良い。これにより、遊技者を驚かすと共に、操作が有効であることを容易に理解させることができる。この場合、操作有効期間が秘匿されることにより、振動の効果がより一層効果的となる。また、累積時間が、所定の範囲内、例えば、予告演出の実行確率が最も高くなる範囲内に存在する場合に、振動機構により、操作ボタン50を振動させても良い。なお、振動機構は、操作ボタン50以外の部材を振動させるようにしてもよい。例えば、遊技球の発射を制御する操作ハンドルを振動させても良い。
・上記実施形態では、累積時間に応じて、予告演出の実行確率を設定したが、それ以外の実行確率を変更しても良い。例えば、大当り確率が通常よりも高確率となる確変状態が付与されている可能性を示す確変示唆演出(特定演出)の実行確率を変更しても良い。また、図柄変動ゲームにおいて予め決められた表示結果が表示される可能性を予め示す示唆演出(特定演出)の実行確率を変更しても良い。また、複数段階に発展するリーチ演出が実行中又は実行される場合において、リーチ演出が発展する可能性を示唆する発展予告(特定演出)の実行確率を変更しても良い。また、遊技者への有利度が異なる演出内容の遊技が複数種類備えられた遊技機において、特別遊技の種類を示唆する予告演出(特定演出)の実行確率を変更しても良い。
・上記実施形態において、操作有効期間は、抽選又は大当り期待度に応じてその長さを変更するようにしても良い。これにより、遊技者は、操作有効期間の長さを予想しにくくなると共に、累積可能な時間を変更することができる。よって、より累積時間に対して注目させることができ、遊技の興趣を向上できる。
・上記実施形態において、操作有効期間中における操作ボタン50が操作された累積時間に応じて、予告演出の演出内容を変化させても良い。例えば、累積時間が長い場合には、短い場合には出現しないキャラクタを出現させても良い。このように、累積時間に応じて特定演出の内容が変化するため、遊技者に累積時間について注目させることができる。
・上記実施形態において、予告演出の実行確率を報知しても良い。例えば、実行確率が高くなったときには、計測メーターM2の表示を青色から赤色に変更させるようにしてもよい。
・上記実施形態において、予告演出は、操作有効期間の終了後に1回の抽選で決定していたが、操作有効期間中に決定しても良く、また、複数回の抽選契機を設けても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)操作有効期間は、秘匿されることを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ロ)前記特定演出は、図柄変動ゲームにおいて予め決められた表示結果が表示される可能性を予め示す予告演出であることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ハ)前記特定演出は、図柄変動ゲームにおいて大当り結果が表示される可能性を示す大当り予告であることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ニ)前記特定演出は、大当り確率が通常よりも高確率となる確変状態が付与されている可能性を示す確変示唆演出であることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ホ)前記特定演出は、複数段階に発展するリーチ演出が実行中又は実行される場合において、リーチ演出が発展する可能性を示唆する発展予告であることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ヘ)特別遊技として、遊技者への有利度が異なる特別遊技が複数種類備えられ、前記特定演出は、特別遊技の種類を示唆する予告演出であることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(チ)前記操作有効期間は、抽選によりその長さが変更されることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(リ)前記演出用操作手段を振動させる振動手段を備え、前記振動手段は、前記操作有効期間である場合に前記演出用操作手段が操作されたときには、前記演出用操作手段を振動させることを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ヌ)前記演出用操作手段を振動させる振動手段を備え、前記振動手段は、累積時間に応じて前記演出用操作手段を振動させることを特徴とする請求項1〜請求項7のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ル)累積時間に応じて特定演出の内容を変化させることを特徴とする請求項1〜請求項8のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ヲ)複数種類の図柄を変動表示させる図柄変動ゲームを表示する表示装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定められた大当り結果が表示された場合には、遊技者に有利となる特別遊技が付与される遊技機において、特定演出の演出内容を決定する演出内容決定手段と、前記演出内容決定手段が決定した演出内容で、特定演出を実行させる演出制御手段と、操作有効期間中に前記演出用操作手段が操作されていた累積時間を計測する計測手段と、を備え、前記演出内容決定手段は、前記計測手段が計測した累積時間に応じて、特定演出の演出内容を変更することを特徴とする遊技機。
GH…画像表示部、11…演出表示装置、12…特図表示装置、13…特図保留記憶表示装置、19…始動入賞口、24…大入賞口、30…主制御基板、30a…主制御用CPU、30b…主制御用ROM、30c…主制御用RAM、31…演出制御基板、31a…演出制御用CPU、31b…演出制御用ROM、31c…演出制御用RAM、50…操作ボタン。

Claims (8)

  1. 複数種類の図柄を変動表示させる図柄変動ゲームを表示する表示装置と、遊技者が操作可能な演出用操作手段を備え、前記図柄変動ゲームにおいて予め定められた大当り結果が表示された場合には、遊技者に有利となる特別遊技が付与される遊技機において、
    予め決められた演出内容の特定演出を実行させるか否かを判定する実行判定手段と、
    前記実行判定手段の判定結果が肯定の場合、特定演出を実行させる演出制御手段と、
    操作有効期間中に前記演出用操作手段が操作されていた累積時間を計測する計測手段と、を備え、
    前記実行判定手段は、前記計測手段が計測した累積時間に応じて、特定演出の実行確率を変更するように構成されていると共に、前記計測手段が計測した累積時間が、下限値と上限値を除く予め決められた特定範囲内である場合には、特定演出の実行確率を最も高くする一方、前記特定範囲外においては、前記特定範囲における実行確率から段階的に特定演出の実行確率を低くするように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定範囲が、複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記操作有効期間の長さは、大当り期待度により変更されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記計測手段は、前記操作有効期間中に前記演出用操作手段が継続して操作されていた時間を累積時間として計測することを特徴とする請求項1請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  5. 前記計測手段が計測した累積時間が、表示されないことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  6. 前記計測手段が計測した累積時間を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 前記演出用操作手段を振動させる振動手段を備え、
    前記振動手段は、前記累積時間が前記特定範囲内である場合、前記演出用操作手段を振動させることを特徴とする請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  8. 前記演出用操作手段を振動させる振動手段を備え、
    前記振動手段は、前記操作有効期間である場合、前記演出用操作手段を振動させることを特徴とする請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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